(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2016-149348(P2016-149348A)
(43)【公開日】2016年8月18日
(54)【発明の名称】灯具用リフレクター構成
(51)【国際特許分類】
F21S 8/10 20060101AFI20160722BHJP
F21S 8/12 20060101ALI20160722BHJP
F21V 29/503 20150101ALI20160722BHJP
F21V 29/76 20150101ALI20160722BHJP
F21W 101/10 20060101ALN20160722BHJP
F21W 111/00 20060101ALN20160722BHJP
F21Y 115/10 20160101ALN20160722BHJP
【FI】
F21S8/10 180
F21S8/12 254
F21S8/12 268
F21S8/10 531
F21S8/10 410
F21V29/503
F21V29/76
F21W101:10
F21W111:00
F21Y101:02
【審査請求】未請求
【請求項の数】26
【出願形態】OL
【全頁数】26
(21)【出願番号】特願2016-14070(P2016-14070)
(22)【出願日】2016年1月28日
(31)【優先権主張番号】14/620,166
(32)【優先日】2015年2月11日
(33)【優先権主張国】US
(71)【出願人】
【識別番号】509111434
【氏名又は名称】和欣開発股▲ふん▼有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】100091683
【弁理士】
【氏名又は名称】▲吉▼川 俊雄
(74)【代理人】
【識別番号】100179316
【弁理士】
【氏名又は名称】市川 寛奈
(72)【発明者】
【氏名】彭嘉美
(72)【発明者】
【氏名】莊叶振
(72)【発明者】
【氏名】莊秉翰
【テーマコード(参考)】
3K243
【Fターム(参考)】
3K243AA08
3K243BB06
3K243BB11
3K243BB18
3K243CB08
3K243CC04
(57)【要約】
【課題】灯具用リフレクター構成を提供する。
【解決手段】光遮断板及びリフレクター本体を少なくとも備え、結合された光遮断板及びリフレクター本体の間に少なくとも1つの光源を装設させる。光遮断板には少なくとも1つの光反射面が成型されて光源により投射された光線を反射させ、反射された光線は外に向けて投射されるか、或いはリフレクター本体から外に向けて投射され、灯具の照明の幅及び長さが制御可能な範囲になる。これにより、前記灯具が特に車両のヘッドライトや道路照明を投射するための灯具に適用され、灯具の照明効率が大幅に高まるのみならず、車両のヘッドライトに運用される場合、光線が対向車のドライバーの目に照射されるのが回避され、道路照明に運用される場合、路肩のガードレールに装設されるのみであり、資源の浪費を有効的に減少させ、メンテナンスコストを低下させる。
【選択図】
図2B
【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも1つの光源と、
前記光源が内部に装設されて照明用光線を発生させ、少なくとも1つの光遮断板及びリフレクター本体が結合されることで形成される少なくとも1つのリフレクターであって、前記光遮断板の内表面には前記光源により投射される光線の光遮断面として設けられる少なくとも1つの平滑面を有し、且つ前記少なくとも1つの光遮断面には前記光遮断面に垂直になる光遮断板の外表面方向に向けて少なくとも1つの光反射面が成型され、前記光遮断板には少なくとも1つの位置決め構成が設けられ、前記リフレクター本体は上述の光遮断板の光遮断面に結合され、且つ前記光遮断板の光反射面により反射された光線及び前記光源により直接投射される光線を反射させる異なる傾斜角度を有する複数の光反射内表面が設けられ、前記リフレクター本体には少なくとも1つの位置決め構成が設けられることとを少なくとも備えることを特徴とする灯具用リフレクター構成。
【請求項2】
前記光遮断板の内表面は少なくとも1つの水平に設置される平滑光遮断面及び少なくとも1つの傾斜角度をつけて設置される平滑光遮断面を有することを特徴とする、請求項1に記載の灯具用リフレクター構成。
【請求項3】
前記光遮断板の少なくとも1つの光遮断面に成型される光反射面は少なくとも1つの弧状光反射面であることを特徴とする、請求項1に記載の灯具用リフレクター構成。
【請求項4】
前記光遮断板の少なくとも1つの光遮断面に成型される光反射面は少なくとも1つの曲面光反射面であることを特徴とする、請求項1に記載の灯具用リフレクター構成。
【請求項5】
前記光遮断板の少なくとも1つの光遮断面に成型される光反射面は少なくとも1つの弧状光反射面であり、且つ前記弧状光反射面の前方には同一の光遮断面に前記光遮断面に垂直になる光遮断板の外表面方向に向けて成型される少なくとも1つの錐状曲面光反射面がさらに設けられ、前記各錐状曲面光反射面には異なる傾斜角度を有する複数の弧状傾斜面が連接されることで曲面が構成され、前記各弧状傾斜面は縦方向の傾斜角度がリフレクターの底部から前記錐状曲面光反射面の錘状上部に向けて偏向しながらリフレクターの上部の内側に傾斜してゆくことを特徴とする、請求項1に記載の灯具用リフレクター構成。
【請求項6】
前記光遮断板の少なくとも1つの光遮断面に成型される光反射面は少なくとも1つの弧状光反射面であり、且つ前記弧状光反射面の前方には同一の光遮断面に前記光遮断面に垂直になる光遮断板の外表面方向に向けて成型される少なくとも1つの錐状曲面光反射面がさらに設けられ、前記各錐状曲面光反射面は光遮断板の中間の垂直平滑光遮断面の一側辺にのみ位置され、前記各錐状曲面光反射面には異なる傾斜角度を有する複数の弧状傾斜面が連接されることで曲面が構成され、前記各弧状傾斜面の縦方向の傾斜角度はリフレクターの底部から前記前記錐状曲面光反射面の錘状上部に向けて偏向しながらリフレクターの上部の内側に傾斜してゆくことを特徴とする、請求項1に記載の灯具用リフレクター構成。
【請求項7】
前記光遮断板の少なくとも1つの光遮断面に成型される光反射面は少なくとも1つの弧状光反射面であり、且つ前記弧状光反射面の前方には電磁石に連結される可動式光遮断面がさらに設けられ、前記可動式光遮断面には前記光遮断面に垂直になる光遮断板の外表面方向に向けて少なくとも1つの錐状曲面光反射面が成型され、前記各錐状曲面光反射面は異なる傾斜角度を有する複数の弧状傾斜面が連接されることで曲面が構成され、前記各弧状傾斜面の縦方向の傾斜角度はリフレクターの底部から前記前記錐状曲面光反射面の錘状上部に向けて偏向しながらリフレクターの上部の内側に傾斜してゆくことを特徴とする、請求項1に記載の灯具用リフレクター構成。
【請求項8】
前記リフレクター本体は少なくとも1つの錐状曲面光反射面で構成され、前記各錐状曲面光反射面には異なる傾斜角度を有する複数の弧状傾斜面が連接されることで曲面が構成され、前記各弧状傾斜面の縦方向の傾斜角度はリフレクターの底部から前記前記錐状曲面光反射面の錘状上部に向けて偏向しながらリフレクターの上部の内側に傾斜してゆき、前記リフレクター本体の上方の表面の二側辺は外側方向に向けて少なくとも1つの平面が各々延伸されることを特徴とする、請求項1に記載の灯具用リフレクター構成。
【請求項9】
前記リフレクター本体の底端にはリフレクター本体の底部の外側に向けて傾斜される中間半円傾斜面が延伸され、中間半円傾斜面の底端にはリフレクターの底部の内側に向けて傾斜される少なくとも1つの底部錐状曲面光反射面がさらに連接され、前記各底部錐状曲面光反射面には異なる傾斜角度を有する複数の弧状傾斜面が連接されることで曲面が構成され、前記各弧状傾斜面の縦方向の傾斜角度は前記中間半円傾斜面の底端から前記前記底部錐状曲面光反射面の錘状上部に向けて偏向しながらリフレクターの底部の内側に傾斜してゆき、前記リフレクター本体の上方の表面の二側辺は外側方向に向けて少なくとも1つの平面が各々延伸されることを特徴とする、請求項に記載の灯具用リフレクター構成。
【請求項10】
前記リフレクターの底部には外側辺に向けて少なくとも1つの装飾用パネルが成型され、且つ前記装飾用パネルには少なくとも1つの警告用光源がさらに増設されることを特徴とする、請求項1に記載の灯具用リフレクター構成。
【請求項11】
前記リフレクターは上下方向に180度回転され、且つ少なくとも1つの光透過板を有するダストカバー内部に装設されることを特徴とする、請求項1に記載の灯具用リフレクター構成。
【請求項12】
前記リフレクターの底部は中空円筒状ブラケットの一端面に構設され、前記中空円筒状ブラケットの他端面にはレンズがさらに構設されることを特徴とする、請求項11に記載の灯具用リフレクター構成。
【請求項13】
前記リフレクターの底部には少なくとも1つの光透過板が構設されることを特徴とする、請求項1に記載の灯具用リフレクター構成。
【請求項14】
前記リフレクターの底部には少なくとも1つの発光モジュールが構設されることを特徴とする、請求項1に記載の灯具用リフレクター構成。
【請求項15】
前記リフレクターの底部は高さが不均一な構造であることを特徴とする、請求項1に記載の灯具用リフレクター構成。
【請求項16】
前記リフレクターは少なくとも前記光遮断板の外側表面に複数の放熱用フィン状突起物がさらに設けられることを特徴とする、請求項1に記載の灯具用リフレクター構成。
【請求項17】
前記光遮断板の内表面には少なくとも1つの水平に設置される光遮断面及び少なくとも1つの垂直に設置される高さが不均一な光遮断面が設けられ、前記垂直に設置される高さが不均一な光遮断面は前記光遮断板の底部領域の内表面に位置されると共に上述の水平に設置される光遮断面の下方に垂直になることを特徴とする、請求項1に記載の灯具用リフレクター構成。
【請求項18】
少なくとも1つの光源と、
前記光源が内部に装設されて照明用光線を発生させ、複数の光反射面を有する少なくとも1つの光遮断板で構成される少なくとも1つのリフレクターであって、前記光遮断板は前記光源により投射される光線の光遮断面として設けられる少なくとも1つの平滑面を有し、且つ前記少なくとも1つの光遮断面には前記光遮断面に垂直になる上方及び下方に向けて少なくとも1つの錐状曲面光反射面が各々成型され、前記各錐状曲面光反射面には異なる傾斜角度を有する複数の弧状傾斜面が連接されることで曲面が各々構成され、前記各弧状傾斜面の縦方向の傾斜角度はリフレクターの底部から前記前記錐状曲面光反射面の錘状上部に向けて偏向しながらリフレクターの上部の内側に傾斜してゆき、前記光遮断面に上方及び下方に向けて各々成型される錐状曲面光反射面は非対称構造であり、前記リフレクターには少なくとも1つの位置決め構成が設けられることとを少なくとも備えることを特徴とする灯具用リフレクター構成。
【請求項19】
前記光遮断板は少なくとも1つの水平に設置される平滑光遮断面及び少なくとも1つの傾斜角度をつけて設置される平滑光遮断面を有することを特徴とする、請求項18に記載の灯具用リフレクター構成。
【請求項20】
前記光遮断板の光遮断面の上方の少なくとも1つの錐状曲面光反射面の錘状上部領域には互いに連接される少なくとも1つの弧状光反射面がさらに設けられることを特徴とする、請求項18に記載の灯具用リフレクター構成。
【請求項21】
前記光遮断板の光遮断面の下方の少なくとも1つの錐状曲面光反射面の錘状上部領域にはの互いに連接される少なくとも1つ弧状光反射面がさらに設けられることを特徴とする、請求項18に記載の灯具用リフレクター構成。
【請求項22】
前記リフレクターの底部には外側辺に向けて少なくとも1つの装飾用パネルが成型され、且つ前記装飾用パネルには少なくとも1つの警告用光源がさらに増設されることを特徴とする、請求項18に記載の灯具用リフレクター構成。
【請求項23】
前記リフレクターの底部は中空円筒状ブラケットの一端面に構設され、前記中空円筒状ブラケットの他端面にはレンズがさらに構設されると共に少なくとも1つの光透過板を有するダストカバー内部に装設されることを特徴とする、請求項18に記載の灯具用リフレクター構成。
【請求項24】
前記リフレクターの底部には少なくとも1つの光透過板が構設されることを特徴とする、請求項18に記載の灯具用リフレクター構成。
【請求項25】
前記リフレクターの底部には少なくとも1つの発光モジュールが構設されることを特徴とする、請求項18に記載の灯具用リフレクター構成。
【請求項26】
前記リフレクターの底部は高さが不均一な構造であることを特徴とする、請求項18に記載の灯具用リフレクター構成。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、灯具用リフレクター構成に関し、更に詳しくは、車両のヘッドライト及び道路照明を投射させる灯具に使用され、灯具照明の長さを制御可能範囲にし、全ての光線を照明が必要な領域範囲に反射させて照明効率を有効的に高める灯具用リフレクター構成に関する。
【背景技術】
【0002】
図1A及び
図1Bは、車両のヘッドライト照明に使用される従来の灯具用リフレクター構成の横断面図及び光線経路図を示す。リフレクター(01)の内表面は光反射面であり、円弧面(006)及び傾斜面(007)を有し、ランプ(002)はリフレクターに予め設けられる貫通孔内に装設され、遮光板(003)にはリフレクターの円弧面に固定されるブラケット(013)が連結される。前記遮光板(003)は、ランプ(002)が点灯する際の強い光を対向車のドライバーが直接目視してしまった場合に目が眩むのを回避させる作用を発揮させ、これによりハイビームを使用した際に強い光がドライバーの目に与える影響を解決する。
【0003】
図1Aに示すように、ランプ(002)が点灯するさいの発光中心(005)には360度の範囲の照明用光線が発生し、一部の角度の光線(009)が遮光板(003)に遮断され、これらの光線の一部の光線がリフレクターの他の領域に反射されてリフレクターの出射光面の照明領域に反射される。一部の光線は灯具に反射されず、他の部分の角度の光線(010)はリフレクターの上部弧状光反射面で反射された後に遮光板(003)により遮断される。このように、遮光板を有するリフレクターでは灯具の照明効率が大きく低下した。
【0004】
さらに、
図1Bはランプ(002)が点灯する際に、リフレクターにより灯具内部に反射される光線経路を示す。いくつかの光線(011)は水平線の下方に向けて照射される光線であり、いくつかの光線(012)は水平線の上方に向けて照射される光線である。これらの複数の水平線の上方に向けて照射される光線は、最終的には対向車のドライバーの目に直接照射される。即ち、前述の遮光板(003)の構造設計では、リフレクターはハイビームが対向車のドライバーの目を眩ませるという重大な問題を完全には解決できていないことを示し、従来の灯具用リフレクター構成は灯具の照明効率が低下する以外にも、重大な問題を完全には解決できない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】台湾特許第I378871号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
例えば、(特許文献1)に記載されている「リフレクターを有する反射光遮断板を有する車用ヘッドランプ構成」は、車用ライトに反射光遮断板、反射傘及びレンズが設置され、光源の光線は2回の反射と1回の屈折を経て照明領域に届くため、照明効率が理想とは言えないほか、水平線より上に照射される光線は、対向車とすれ違うさいに対向車に強い光が照射されてしまうといった問題が依然存在する。この種の欠点は前記特許案では光源及び光反射区の間に中空筒状の集光器を増設させることで改善させているが、ただし、機構全体が巨大化する上に照明効率がさらに低下し、理想的な解決方式とは言えなかった。
【0007】
そこで、本発明者は上記の欠点が改善可能と考え、鋭意検討を重ねた結果、合理的設計で上記の課題を効果的に改善する本発明の提案に到った。
【0008】
本発明は、このような従来の問題に鑑みてなされたものである。上記課題解決のため、本発明は、外に向けて投射される光線が対向車のドライバーに与える影響を回避できる灯具用リフレクター構成を提供することを目的の一とする。
【0009】
本発明の他の目的は、照明が必要な領域の範囲に対して灯具の照明の長さ及び幅を有効的に制御可能な灯具用リフレクター構成を提供することである。
【0010】
本発明のさらなる他の目的は、灯具の照明効率を有効的に高める灯具用リフレクター構成を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る灯具用リフレクター構成は、リフレクターの内部に装設されて照明用光線を発生させる少なくとも1つの光源を少なくとも備え、前記リフレクターは少なくとも1つの光遮断板及びリフレクター本体が結合されることで形成される。前記少なくとも1つの光遮断板の内側表面は、前記光源により投射される光線の光遮断面となる少なくとも1つの平滑面設を有し、前記少なくとも1つの光遮断面は水平に設置される平滑面、傾斜角度をつけて設置される平滑面或いは水平に設置されると共に傾斜角度をつけて設置される平滑面であり、前記傾斜角度は90度及び90度以下の傾斜幅を含む。前記光遮断板の少なくとも1つの光遮断面には前記光遮断面に垂直になる光遮断板の外側表面方向に向けて少なくとも1つの光反射面が成型され、前記光反射面は光源により投射された光線を前記光遮断板の内側に向けて反射させ、或いは光源により投射された光線をリフレクターの外部に向けて照射させる。前記光遮断板には少なくとも1つの位置決め構成が設けられて光源、リフレクター本体或いは外付け部材が構設される。前記リフレクター本体は上述の光遮断板の光遮断面に結合され、前記光遮断板光反射面により反射された光線及び光源により直接投射された光線を反射させる異なる傾斜角度を有する複数の光反射内表面が設けられ、前記光遮断板光反射面により反射された光線及び光源により直接投射された光線がリフレクターの外部に向けて反射されて所定の角度の照明用光線となり、前記リフレクター本体には少なくとも1つの位置決め構成が設けられて光源、光遮断板或いは外付け部材が構設される。前記光遮断板の光遮断面により前記光源がリフレクターの周辺に照射させる光線が遮断され、前記リフレクターに周辺360度の封鎖構造を形成させる。前記光遮断板の光遮断面に成型される光反射面及び前記リフレクター本体の光反射内表面は完全な対称構造ではない。
【0012】
本発明の好ましい実施形態では、前記光源は電球、ランプ或いは発光ダイオードである。
【0013】
本発明の好ましい実施形態では、前記光源は垂直、横方向或いは斜め方向に設置される。
【0014】
本発明の好ましい実施形態では、前記光遮断板の光遮断面に成型される光反射面は少なくとも1つの弧状面或いは少なくとも1つの曲面であり、前記曲面は円錐曲面、部分的な錘状曲面、放物線曲面、部分的な楕円曲面及び不規則曲面等を含み、複数の弧状面或いは曲面が連接されることで構成される。前記少なくとも1つの弧状面或いは少なくとも1つの曲面は光遮断板の内側或いはリフレクターの外部に向けて所定の角度で光線を反射させる。
【0015】
本発明の好ましい実施形態では、前記光遮断板の光遮断面に成型される光反射面は少なくとも1つの錐状曲面光反射面であり、前記各錐状曲面光反射面は異なる傾斜角度を有する複数の弧状傾斜面が連接されることで曲面が構成され、前記各弧状傾斜面の縦方向の傾斜角度はリフレクターの底部から前記前記錐状曲面光反射面の錘状上部に向けて偏向しながらリフレクターの上部の内側に傾斜される。前記錐状曲面光反射面はリフレクターの外部に向けて所定の角度で光線を反射させる。
【0016】
本発明の好ましい実施形態では、前記光遮断板の光遮断面に成型される光反射面は少なくとも1つの弧状面であり、且つ前記弧状面の前方には同一の光遮断面に同一の方向に少なくとも1つの錐状曲面光反射面がさらに成型され、前記弧状面及び錐状曲面光反射面は互いに連接されるか、或いは連接されない。前記各錐状曲面光反射面は異なる傾斜角度を有する複数の弧状傾斜面が連接されることで曲面が構成され、前記各弧状傾斜面の縦方向の傾斜角度はリフレクターの底部から前記前記錐状曲面光反射面の錘状上部に向けて偏向しながらリフレクターの上部の内側に傾斜される。前記弧状面は光遮断板の内側に向けて光線を反射させ、前記錐状曲面光反射面はリフレクターの外部に向けて所定の角度で光線を反射させる。
【0017】
本発明の好ましい実施形態では、前記光遮断板の光遮断面に成型される光反射面は少なくとも1つの弧状面であり、且つ前記弧状面の前方には同一の光遮断面に同一の方向に少なくとも1つの錐状曲面光反射面がさらに成型される。前記錐状曲面光反射面は光遮断板の中間の垂直平滑光遮断面の一側辺にのみ位置され、前記弧状面及び錐状曲面光反射面は互いに連接され、前記光遮断板の中間の垂直平滑光遮断面は前記錐状曲面光反射面の一端面に連接される。前記各錐状曲面光反射面は異なる傾斜角度を有する複数の弧状傾斜面が連接されることで曲面が構成され、前記各弧状傾斜面の縦方向の傾斜角度はリフレクターの底部から前記前記錐状曲面光反射面の錘状上部に向けて偏向しながらリフレクターの上部の内側に傾斜される。前記弧状面は光遮断板の内側に向けて光線を反射させ、前記錐状曲面光反射面はリフレクターの外部に向けて所定の角度で光線を反射させる。
【0018】
本発明の好ましい実施形態では、前記光遮断板の光遮断面に成型される光反射面は少なくとも1つの弧状面であり、且つ前記弧状面の前方には電磁石に連結される可動式光遮断面がさらに設けられ、前記可動式光遮断面には光遮断板の外側表面方向に向けて少なくとも1つの錐状曲面光反射面が成型される。前記各錐状曲面光反射面には異なる傾斜角度を有する複数の弧状傾斜面が連接されることで曲面が構成され、前記各弧状傾斜面は縦方向の傾斜角度がリフレクターの底部から前記錐状曲面光反射面の錘状上部に向けて偏向しながらリフレクターの上部の内側に傾斜される。前記弧状面は光遮断板の内側に向けて光線を反射させ、前記錐状曲面光反射面はリフレクターの外部に向けて所定の角度で光線を反射させる。
【0019】
本発明の好ましい実施形態では、前記リフレクター本体は少なくとも1つの錐状曲面光反射面で構成され、前記各錐状曲面光反射面には異なる傾斜角度を有する複数の弧状傾斜面が連接されることで曲面が構成され、前記各弧状傾斜面の縦方向の傾斜角度はリフレクターの底部から前記前記錐状曲面光反射面の錘状上部に向けて偏向しながらリフレクターの上部の内側に傾斜してゆき、前記リフレクター本体の上方の表面の二側辺は外側方向に向けて少なくとも1つの平面が各々延伸される。
【0020】
本発明の好ましい実施形態では、前記リフレクター本体は弧状面及び少なくとも1つの錐状曲面光反射面で構成され、前記弧状面はリフレクター本体の上部領域に位置し、前記錐状曲面光反射面は前記弧状面の前方に連接され、前記各錐状曲面光反射面は異なる傾斜角度を有する複数の弧状傾斜面が連接されることで曲面が構成される。前記各弧状傾斜面の縦方向の傾斜角度はリフレクターの底部から前記前記錐状曲面光反射面の錘状上部に向けて偏向しながらリフレクターの上部の内側に傾斜してゆき、前記リフレクター本体の上方の表面の二側辺は外側方向に向けて少なくとも1つの平面が各々延伸される。
【0021】
本発明の好ましい実施形態では、前記リフレクター本体は少なくとも1つの上部錐状曲面光反射面、中間半円傾斜面及び少なくとも1つの底部錐状曲面光反射面で構成される階段状光反射面である。前記上部錐状曲面光反射面の各錐状曲面光反射面は異なる傾斜角度を有する複数の弧状傾斜面が連接されることで曲面が構成され、前記各弧状傾斜面の縦方向の傾斜角度は前記中間半円傾斜面の上端から前記前記上部錐状曲面光反射面の錘状上部に向けて偏向しながらリフレクターの上部の内側に傾斜される。前記上部錐状曲面光反射面の底端にはリフレクター本体の底部の外側に向けて傾斜される中間半円傾斜面が延伸され、中間半円傾斜面の底端にはリフレクターの底部の内側に向けて傾斜される少なくとも1つの底部錐状曲面光反射面が連接され、前記各底部錐状曲面光反射面は異なる傾斜角度を有する複数の弧状傾斜面が連接されることで曲面が構成され、前記各弧状傾斜面の縦方向の傾斜角度は前記中間半円傾斜面の底端から前記前記底部錐状曲面光反射面の錘状上部に向けて偏向しながらリフレクターの底部の内側に向けて傾斜してゆき、前記リフレクター本体の上方の表面二側辺には外側方向に向けて少なくとも1つの平面が各々延伸される。
【0022】
本発明の好ましい実施形態では、前記リフレクターは少なくとも1つの光透過板を有するダストカバーの内部に装設される。
【0023】
本発明の好ましい実施形態では、前記リフレクターの外表面は平滑面であるか、或いは複数の放熱用フィン状突起物を有する。
【0024】
本発明の好ましい実施形態では、前記リフレクターは底部に外側辺に向けて少なくとも1つの装飾用パネルが成型され、装飾用パネルには少なくとも1つのターン警告、霧警告及び車幅警告等のランプ或いはLED光源がさらに増設される。
【0025】
本発明の好ましい実施形態では、前記リフレクターの光遮断板及びリフレクター本体の前記位置決め構成に構設される外付け部材は少なくとも1つの発光モジュール、光透過板、ダストカバー、格子或いはレンズである。
【0026】
本発明の好ましい実施形態では、前記リフレクターの光遮断板及びリフレクター本体の位置決め構成は貫通孔、凹型溝或いは突出状である少なくとも1つの位置決め部材と、貫通孔を有する凸部位置決め部材とを備える。
【0027】
本発明の好ましい実施形態では、前記リフレクターの底部は高さが不均一な構造に切断され、底部に傾斜面、弧状面或いは不規則面の切欠きが形成される。
【0028】
本発明の好ましい実施形態では、前記リフレクターは上下方向に180度回転され、且つ少なくとも1つの光透過板を有するダストカバー内部に装設される。
【0029】
本発明の好ましい実施形態では、前記前記リフレクターの底部は中空円筒状ブラケットの一端面に構設され、前記中空円筒状ブラケットの他端面にはレンズがさらに構設される。また、上下方向に180度回転され、且つ少なくとも1つの光透過板を有するダストカバー内部に装設される。前記レンズは平凸レンズ、凹凸レンズ、両凸レンズ或いは不規則レンズである。
【0030】
本発明の好ましい実施形態では、前記光遮断板の内表面には少なくとも1つの水平に設置される光遮断面及び少なくとも1つの垂直に設置される高さが不均一な光遮断面が設けられ、前記垂直に設置される高さが不均一な光遮断面は前記光遮断板の底部領域の内表面に位置されると共に上述の水平に設置される光遮断面の下方に垂直になる。
【0031】
本発明の好ましい実施形態では、本発明は灯具用リフレクター構成をさらに提供し、リフレクターの内部に装設されて照明用光線を発生させる少なくとも1つの光源を少なくとも備える。前記リフレクターは複数の光反射内表面を有する光遮断板で構成され、前記光遮断板は、前記光源により投射される光線の光遮断面として設けられる少なくとも1つの平滑表面を有し、且つ前記光遮断面には前記光遮断面に垂直になる上方及び下方に向けて少なくとも1つの錐状曲面光反射面が各々成型され、前記各錐状曲面光反射面には異なる傾斜角度を有する複数の弧状傾斜面が連接されることで曲面が各々構成される。前記各弧状傾斜面の縦方向の傾斜角度はリフレクターの底部から前記前記錐状曲面光反射面の錘状上部に向けて偏向しながらリフレクターの上部の内側に傾斜してゆき、前記光遮断面に上方及び下方に向けて各々成型される錐状曲面光反射面は非対称構造である。前記リフレクターの上端には貫通孔を有する凸部位置決め部材等の少なくとも1つの位置決め構成が設けられて前記光源が装設され、前記リフレクターには位置決め部材等の少なくとも1つの位置決め構成が設けられて外付け部材が構設される。前記光遮断板の光遮断面は前記光源によりリフレクターの周辺に照射される光線を遮断させ、前記リフレクターに周辺360度の封鎖構造が形成される。
【0032】
本発明の好ましい実施形態では、前記光遮断板は少なくとも1つの水平に設置される平滑光遮断面及び少なくとも1つの傾斜して設置される平滑光遮断面を有し、前記傾斜して設置される平滑光遮断面は90度及び90度以下の傾斜幅を含む。
【0033】
本発明の好ましい実施形態では、前記光遮断板の光遮断面の上方に向けて成型される少なくとも1つの錐状曲面光反射面の錘状上部領域には同一の光遮断面に上方に向けて成型される少なくとも1つの弧状光反射面がさらに設けられ、前記少なくとも1つの錐状曲面光反射面及び少なくとも1つの弧状光反射面は互いに連接される。
【0034】
本発明の好ましい実施形態では、前記光遮断板の光遮断面の上方及び下方に向けて各々成型される少なくとも1つの錐状曲面光反射面の錘状上部領域には同一の光遮断面に上方及び下方に向けて各々成型される少なくとも1つの弧状光反射面がさらに設けられ、前記光遮断面に上方及び下方に向けて各々成型される少なくとも1つの錐状曲面光反射面及び少なくとも1つの弧状光反射面は互いに連接される。
【0035】
本発明の好ましい実施形態では、前記リフレクターは少なくとも1つの光透過板を有するダストカバーの内部に装設される。さらに、前記リフレクターの底部は中空円筒状ブラケットの一端面に構設され、前記中空円筒状ブラケットの他端面にはレンズが構設され、前記レンズは平凸レンズ、凹凸レンズ、両凸レンズ或いは不規則レンズである。
【0036】
本発明の好ましい実施形態では、前記リフレクターは底部に外側辺に向けて少なくとも1つの装飾用パネルが成型され、装飾用パネルには少なくとも1つのターン警告、霧警告及び車幅警告等のランプ或いはLED光源がさらに増設される。
【0037】
本発明の好ましい実施形態では、前記リフレクターの少なくとも1つの位置決め構成に構設される外付け部材は少なくとも1つの発光モジュール、光透過板、ダストカバー、格子或いはレンズである。
【0038】
本発明の好ましい実施形態では、前記リフレクターの位置決め構成は貫通孔、凹型溝或いは突出状である少なくとも1つの位置決め部材と、貫通孔を有する凸部位置決め部材とを備える。
【0039】
本発明の好ましい実施形態では、前記リフレクターの底部は高さが不均一な構造に切断され、底部には傾斜面、弧状面或いは不規則面の切欠きが形成される。
【発明の効果】
【0040】
本発明に係る灯具リフレクターは、特に車やバイク等の自動車両のヘッドライトに適用される灯具リフレクターであり、前記光源により発せられた全ての光線を有効的な照明用光線に変換させ、灯具の光線が対向車のドライバーの目に直接照射されないようにする。道路照明に運用される場合、路肩のガードレールに装設されるのみであり、資源の浪費を有効的に減少させ、メンテナンスコストを低下させ、特殊な照明の予期される効果を確実に達成する。
【図面の簡単な説明】
【0041】
【
図1A】従来の車灯具用リフレクター及びランプを示す構成図である。
【
図1B】従来の車灯具用リフレクター及びランプを示す構成図である。
【
図2A】本発明の第1実施形態によるリフレクターである。
【
図2B】本発明の第1実施形態によるリフレクターである。
【
図3A】本発明の第2実施形態によるリフレクターである。
【
図3B】本発明の第2実施形態によるリフレクターである。
【
図4A】本発明の第3実施形態によるリフレクターである。
【
図4B】本発明の第3実施形態によるリフレクターである。
【
図5A】本発明の第4実施形態によるリフレクターである。
【
図5B】本発明の第4実施形態によるリフレクターである。
【
図6A】本発明の第5実施形態によるリフレクターである。
【
図6B】本発明の第6実施形態によるリフレクターである。
【
図6C】本発明の第7実施形態によるリフレクターである。
【
図6D】本発明の第8実施形態によるリフレクターである。
【
図7A】本発明の第9実施形態によるリフレクターである。
【
図7B】本発明の第9実施形態によるリフレクターである。
【
図8A】本発明の第1実施形態及び第9実施形態による光線経路図である。
【
図8B】本発明の第1実施形態及び第9実施形態による光線経路図である。
【
図9A】本発明の第10実施形態によるリフレクターである。
【
図9B】本発明の第10実施形態によるリフレクターである。
【
図10A】本発明の第11実施形態によるリフレクターである。
【
図10B】本発明の第12実施形態によるリフレクターである。
【
図10C】本発明の第13実施形態によるリフレクターである。
【
図10D】本発明の第14実施形態によるリフレクターである。
【
図11A】本発明の第15実施形態によるリフレクターである。
【
図11B】本発明の第16実施形態によるリフレクターである。
【
図12】本発明の第17実施形態によるリフレクターである。
【
図13A】本発明の第18実施形態によるリフレクターである。
【
図13B】本発明の第19実施形態によるリフレクターである。
【
図14A】本発明の灯具用リフレクター構成が第1実施形態及び第2実施形態に用いられる。
【
図14B】本発明の灯具用リフレクター構成が第1実施形態及び第2実施形態に用いられる状態図である。
【
図15】本発明の灯具用リフレクター構成が第3実施形態に用いられる状態図である。
【
図16】本発明の第20実施形態によるリフレクターである。
【発明を実施するための形態】
【0042】
本発明における好適な実施の形態について、添付図面を参照して説明する。尚、以下に説明する実施の形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を限定するものではない。また、以下に説明される構成の全てが、本発明の必須要件であるとは限らない。
【0043】
第1実施形態
図2A及び
図2Bは本発明の第1実施形態によるリフレクター構成であり、リフレクター(A01)の内表面は光反射面であり、リフレクター本体(201)及び光遮断板(202)の2つの部材で構成され、リフレクター(A01)の内部には電球、ランプ或いはLED等の光源(214)が装設され、光遮断板(202)は光線の光遮断面(209)となる少なくとも1つの平滑表面を有する。本実施形態では、前記光遮断面(209)は光遮断板(202)の内表面に位置されて水平に設置される平滑面となり、且つ光遮断面(209)には光遮断面(209)に垂直になる光遮断板の外表面方向に向けて弧状光反射面(210)が成型され、弧状光反射面(210)は光源(214)により投射される光線を光遮断板(202)の内側方向に向けて反射させ、光遮断面(209)は光源(214)の弧状光反射面(210)の辺縁の平面領域に照射される光線を遮断させる(即ち、リフレクターの周辺に照射される光線の遮断)。弧状光反射面(210)の一側辺には貫通孔を有する凸部位置決め部材(211)等の位置決め構成が設けられ、光遮断板(202)の二側辺には2つの位置決め部材(212)(213)等の位置決め構成が設けられてリフレクター本体(201)に構設され、図では2つの貫通孔であり、実際の運用では凹型溝或いは突出状等の形式でもよい。リフレクター本体(201)は光遮断板(202)の光遮断面(209)に装設され、少なくとも1つの錐状曲面光反射面(220)で構成され、異なる傾斜角度を有する複数の弧状傾斜面(220a)(220b)(220c)〜(220z)が連接されることで曲面が構成される。各弧状傾斜面の縦方向の傾斜角度はリフレクターの底部(弧状傾斜面220aを指す)から錐状曲面光反射面(220)の錘状上部(弧状傾斜面220zを指す)に向けて偏向しながらリフレクターの上部の内側に傾斜してゆき、上端には貫通孔を有する凸部位置決め部材(208)が設けられて光遮断板(202)の上端の凸部位置決め部材(211)と組み合わされて光源(214)の貫通及び固定に用いられる。また、上方の表面の二側辺は外側に向けて平面(222)(223)が各々延伸され、平面には2つの位置決め部材(203)(204)等の位置決め構成が設けられて光遮断板(202)に構設され、図では2つの貫通孔であり、実際の運用では凹型溝或いは突出状等の形式でもよく、且つ外側表面には貫通孔を有する凸部位置決め部材(206)(207)等の位置決め構成がさらに設けられてダストカバー等の外付け部材(図示せず)に構設される。本実施形態によると、前記光源(214)はランプであり、上述の弧状光反射面(210)の下方に横方向に装設され、リフレクター(A01)は製品の需要に基づいて上下に180度回転するように光透過板を有するダストカバー内部に装設されて使用される。
【0044】
第2実施形態
図3A及び
図3Bは本発明の第2実施形態によるリフレクター構成であり、リフレクター(A02)は複数の光反射面を有する光遮断板(302)で構成され、上方の表面は水平に設置される平滑面が光線光遮断面(309)として設けられ、且つ光遮断面(309)には光遮断面(309)に垂直になり上方に向けて少なくとも1つの錐状曲面光反射面(320)が成型され、下方に向けて少なくとも1つの錐状曲面光反射面(321)が成型される。錐状曲面光反射面(320)は異なる傾斜角度を有する複数の弧状傾斜面(320a)(320b)(320c)〜(320z)が連接されることで曲面が構成され、各弧状傾斜面の縦方向の傾斜角度はリフレクターの底部(弧状傾斜面320aを指す)から錐状曲面光反射面(320)の錘状上部(弧状傾斜面320zを指す)に向けて偏向しながらリフレクターの上部の内側に傾斜してゆき、錐状曲面光反射面(321)に構成される構造は
図2の錐状曲面光反射面(220)と同じであり、2つの錐状曲面光反射面(320)(321)は大きさが非対称な構造である。光遮断面(309)は2つの錐状曲面光反射面(320)(321)の二側辺の隙間に向けて照射される光線を遮断させ、リフレクター(A02)が周辺360度を全て封鎖させる構造となり、リフレクター(A02)の上端には貫通孔を有する凸部位置決め部材(308)が設けられて光源(314)の貫通及び固定に用いられ、且つ外側辺には貫通孔を有する凸部位置決め部材(306)(307)がさらに設けられて外付け部材(図示せず)が構設される。本実施形態によれば、前記光源(314)はランプであり、リフレクター(A02)の上端内部に横方向に装設され、製品の需要によっては斜め方向に装設されてもよい。
【0045】
第3実施形態
図4A及び
図4Bは本発明の第3実施形態によるリフレクター構成であり、リフレクター(A03)は複数の光反射面を有する光遮断板(402)で構成され、下方の表面は水平に設置される平滑面であり光線光遮断面(409)として設けられ、且つ光遮断面(409)には光遮断面(409)に垂直になり上方に向けて少なくとも1つの弧状光反射面(410)が成型される。弧状光反射面(410)は光源により投射される光線を光遮断板(402)の内側に向けて反射させ、弧状光反射面(410)の前方の同一の光遮断面(409)には上方に向けて連接される少なくとも1つの錐状曲面光反射面(420)がさらに成型され、
図3の錐状曲面光反射面(320)と同じ構造を構成させる。光遮断面(409)には光遮断面(409)に垂直になり下方に向けて少なくとも1つの錐状曲面光反射面(415)が成型されて
図2の錐状曲面光反射面(220)と同じ構造を構成させる。2つの錐状曲面光反射面(415)(420)は大きさが非対称な構造であり、光遮断面(409)は2つの錐状曲面光反射面(415)(420)の二側辺の隙間及び弧状光反射面(410)の辺縁の平面領域に向けて照射される光線を遮断させ、リフレクター(A03)が周辺360度を全て封鎖させる構造となる。リフレクター(A03)の上端には貫通孔を有する凸部位置決め部材(408)が設けられて光源(414)の貫通及び固定に用いられ、且つ外側辺には貫通孔を有する凸部位置決め部材(406)(407)がさらに設けられて外付け部材(図示せず)が構設される。本実施形態では、前記光源(414)はランプであり、リフレクター(A03)の上端内部に横方向に装設される。製品の需要に応じて光遮断面(409)に下方に向けて少なくとも1つの弧状光反射面及び少なくとも1つの錐状曲面光反射面が成型されてもよく、上方及び下方の弧状光反射面は対称或いは非対称な構造であり、ただし、上方及び下方の錐状曲面光反射面は非対称な構造でなければならない。
【0046】
第4実施形態
図5A及び
図5Bは本発明の第4実施形態によるリフレクター構成であり、リフレクター(A04)はリフレクター本体(501)及び光遮断板(502)の2つの部材で構成され、光遮断板(502)の内表面は水平に設置される平滑面であり光線光遮断面(509)として設けられ、且つ光遮断面(509)には上方(光遮断板の外表面を指す)の方向に向けて少なくとも1つの弧状光反射面(510)が成型される。弧状光反射面(510)は光源により投射される光線を光遮断板(502)の内側に向けて反射させ、一側辺には貫通孔を有する凸部位置決め部材(511)が設けられ、弧状光反射面(510)の前方の同一の光遮断面(509)の上辺の半分には向上方に向けて連接される少なくとも1つの錐状曲面光反射面(520)が成型され、光源により投射される光線をリフレクター(A04)の外部に向けて照射させる。本実施形態に係る錐状曲面光反射面(520)は光遮断板(502)の中間の辺の半分にのみ位置され、錐状曲面光反射面(520)により構成される構造は
図3の錐状曲面光反射面(320)と同じである。光遮断板(502)の中間には垂直平滑面(531)を有し、錐状曲面光反射面(520)の一端面が封鎖構造となる。垂直平滑面(531)の内表面は光遮断面(532)であり、光遮断板(502)には貫通孔である少なくとも1つの位置決め部材(512)(513)が設けられる。リフレクター本体(501)は光遮断板(502)の光遮断面(509)に構設され、2つの錐状曲面光反射面(515)(516)で構成され、各錐状曲面光反射面により
図2の錐状曲面光反射面(220)と同じ構造が構成される。リフレクター本体(501)の上端には貫通孔を有する凸部位置決め部材(508)が設けられて光源(514)の貫通及び固定に用いられ、且つ上方の表面の二側辺には外側辺に向けて平面(522)(523)が各々延伸され、平面には貫通孔である少なくとも1つの位置決め部材(503)(504)が設けられて光遮断板(502)に構設され、外側表面には貫通孔を有する凸部位置決め部材(506)(507)がさらに設けられて外付け部材(図示せず)が構設される。本実施形態によると、前記光源(514)はランプであり、リフレクター(A04)の上端内部に横方向に装設される。
【0047】
第5〜8実施形態
図6Aから
図6Dは本発明の第5実施形態から第8実施形態によるリフレクター構成であり、リフレクターは共に光遮断板及びリフレクター本体の2つの部材で構成される。
図6Aのリフレクター(A05)は光遮断板(601)を有し、内表面は水平に設置される平滑面が光線光遮断面(621)として設けられ、且つ光遮断面(621)には上方に向けて少なくとも1つの円錐曲面光反射面(605)が成型され、少なくとも1つの発光ダイオード光源(606)は円錐曲面光反射面(605)の上部内表面に装設され、円錐曲面光反射面(605)の上部には貫通孔が設けられてランプの光源或いは発光ダイオードモジュールを垂直方向に装設させる。光遮断板(601)の外表面には複数のフィン状突起物(631)が成型されて発光ダイオード光源(606)の放熱機能を担い、二側辺には貫通孔である少なくとも1つの位置決め部材(655)(656)が各々設けられ、リフレクター本体(651)は少なくとも1つの錐状曲面光反射面(662)で構成され、
図2の錐状曲面光反射面(220)と同じ構造が構成される。上方の表面の二側辺には平面が各々延伸されると共に貫通孔である少なくとも1つの位置決め部材(657)(658)が設けられ、外表面には貫通孔を有する凸部位置決め部材(659)(660)(661)がさらに設けられ、実際の運用では、リフレクター本体(651)の外表面には複数のフィン状放熱構造が成型されてもよい。
図6Bのリフレクター(A06)の光遮断板(602)を有する内表面は水平に設置される平滑面が光線光遮断面(622)として設けられ、且つ光遮断面(622)には少なくとも1つの弧状光反射面(607)が成型され、弧状光反射面(607)の上端には貫通孔を有する凸部位置決め部材(608)が設けられ、ランプ光源(610)は垂直方向にリフレクター(A06)の内部に装設され、リフレクター本体(652)が
図6Aのリフレクター本体(651)と同じ構造を構成させる。
図6Cのリフレクター(A07)は光遮断板(603)を有し、内表面は水平に設置される平滑面であり光線光遮断面(623)として設けられ、且つ光遮断面(623)には上方に向けて2つの弧状光反射面(612)(632)が成型され、同じ円心であるか、或いは同じ円心ではなく、本実施の図によると、1つの大きい同じ円心の弧状面及び1つの小さい同じ円心の弧状面であり、弧状光反射面(632)の一側辺には貫通孔を有する凸部位置決め部材(613)が設けられて光源(614)が横方向に貫通されると共に固定される。2つの弧状光反射面(612)(632)の上部には貫通孔を有する凸部位置決め部材が設けられてランプ光源が垂直方向に装設され、リフレクター本体(653)が
図6Aのリフレクター本体(651)と大方同じ構造を構成させ、差異は、上端に貫通孔を有する凸部位置決め部材(664)が設けられてランプ光源が装設される点である。
図6Dのリフレクター(A08)は光遮断板(604)を有し、内表面は水平に設置される平滑面であり光線光遮断面(624)として設けられ、且つ光遮断面(624)には上方に向けて曲面及び弧状面を有して構成される不規則光反射面(615)が成型され、少なくとも1つの曲面(616)及び2つの弧状光反射面(617)(620)で構成される。前記曲面(616)は異なる傾斜角度を有する複数の弧状傾斜面或いは曲面により曲面光反射面が構成され、曲面(616)の一側辺には貫通孔を有する凸部位置決め部材(618)が設けられて光源(619)が横方向に貫通されると共に固定され、リフレクター本体(654)が
図6Cのリフレクター本体(653)と同じ構造を構成させる。
【0048】
第9実施形態
図7A及び
図7Bは本発明の第9実施形態によるリフレクター構成であり、リフレクター(A09)はリフレクター本体(701)及び光遮断板(702)の2つの部材で構成され、光遮断板(702)の内表面は水平に設置される平滑面であり光線光遮断面(709)として設けられ、且つ光遮断面(709)には上方に向けて弧状光反射面(710)が成型され、弧状光反射面(710)の一側辺には貫通孔を有する凸部位置決め部材(711)が設けられる。弧状光反射面(710)は光源により投射される光線を光遮断板(702)の内側に向けて反射させ、弧状光反射面(710)の前方の同一の光遮断面(709)には上方に向けて連接される少なくとも1つの錐状曲面光反射面(720)がさらに成型される。本実施図に示すように、弧状光反射面(710)及び錐状曲面光反射面(720)が互いに連接され、製品の需要によっては互いに連接されない構造でもよく、錐状曲面光反射面(720)は光源により投射される光線をリフレクター(A09)の外部に向けて照射させ、錐状曲面光反射面(720)は
図4の錐状曲面光反射面(420)とほぼ同じ構造を構成させ、光遮断板(702)には貫通孔である少なくとも1つの位置決め部材(712)(713)が設けられる。リフレクター本体(701)は光遮断板(702)の光遮断面(709)に結合され、リフレクター本体(701)には上部錐状曲面光反射面(722)、底部錐状曲面光反射面(721)及び中間半円傾斜面(704)により階段状光反射面が構成される。上部錐状曲面光反射面(722)は異なる傾斜角度を有する複数の弧状傾斜面(722a)(722b)(722c)〜(722z)が連接されることで曲面が構成され、各弧状傾斜面の縦方向の傾斜角度は中間半円傾斜面(704)の上端(弧状傾斜面722aを指す)から上部錐状曲面光反射面(722)の錘状上部(弧状傾斜面722zを指す)に向けて偏向しながらリフレクターの上部の内側に傾斜してゆき、錘状上部には貫通孔を有する凸部位置決め部材(708)が設けられてランプ光源(714)の貫通及び固定に用いられる。中間半円傾斜面(704)は上部錐状曲面光反射面(722)の底端にリフレクターの底部の外側に向けて傾斜される半円傾斜面が延伸され、中間半円傾斜面(704)の底端は底部錐状曲面光反射面(721)の底端にさらに連接され、異なる傾斜角度を有する複数の弧状傾斜面(721a)(721b)(721c)〜(721z)が連接されることで曲面が構成され、前記各弧状傾斜面の縦方向の傾斜角度は中間半円傾斜面(704)の底端(弧状傾斜面721aを指す)から底部錐状曲面光反射面(721)の錘状上部(弧状傾斜面721zを指す)に向けて偏向しながらリフレクターの底部の内側に傾斜してゆく。リフレクター本体(701)の上方の表面は外側方向に向けて少なくとも1つの平面が各々延伸されると共に貫通孔である少なくとも1つの位置決め部材(751)(752)が設けられて光遮断板(702)に構設され、外側表面には貫通孔を有する凸部位置決め部材(706)(707)がさらに設けられて外付け部材が構設される(図示せず)。本実施形態によれば、前記光源(714)はランプであり、リフレクター(A09)の上端内部に横方向に装設される。
【0049】
図Aは本発明の第1実施形態のリフレクターの反射による光線経路図であり、リフレクター(A01)の上部に装設される光源(214)が上半部の180度の弧状光反射面(210)に光線(831)を照射させ、全ての光線が下方のリフレクター本体(201)に反射され、異なる角度で右側方向の照明領域にさらに反射される。光源により直射される光線(835)(839)、或いはリフレクター本体を経由して反射される光線(832)(833)(834)(836)(837)(838)はどちらも所定の角度で照射される。また、
図8Bは本発明の第9実施形態のリフレクターの反射による光線経路図であり、リフレクター(A09)の上部に装設される光源(714)の光線の内の上部錐状曲面光反射面(722)に照射される光線(841)(842)は、異なる角度でリフレクターの外部の照明領域に向けて反射され、底部錐状曲面光反射面(721)に照射される光線(843)(844)は、上方に向けて光遮断板(702)に成型される錐状曲面光反射面(720)に反射された後、照明領域に反射され、全ての光線が所定の角度で反射されて照射される。
【0050】
第10実施形態
図9A及び
図9Bは本発明の第10実施形態によるリフレクター構成であり、リフレクター(A10)の内表面は光反射面であり、本実施形態は
図7A及び
図7Bの構造に相似し、リフレクターは光遮断板(C01)及びリフレクター本体(C02)の2つの部材を備え、差異は、光遮断板(C01)に設けられる光遮断面(902)が可動式である点である。リフレクター本体(C02)が
図7のリフレクター本体(701)と完全に同じ構造を構成させ、光遮断板(C01)は水平に設置される平滑光遮断面(901)に不規則光反射面(903)が成型され、少なくとも2つの弧状面(904)(905)で構成される。実際の運用では、不規則光反射面(903)は少なくとも1つの曲面で構成されてもよく、弧状面(904)の一側辺は貫通孔を含む位置決め構成(906)を有すると共に光源、貫通孔を含む2つの柱状体(907)(908)及びブラケット(909)が装設され、ブラケット(909)の中央の内側には電磁石(910)が装設され、他の可動式光遮断面(902)には錐状曲面光反射面(911)が成型され、
図3の錐状曲面光反射面(320)と同じ構造が構成される。貫通孔を含む2つのL状柱状体(912)(913)及び錐状曲面光反射面(911)の外側には貫通孔を含む突起部(914)が成型され、光遮断面(902)の2つのL状柱状体(912)(913)は光遮断面(901)の2つの柱状体(907)(908)に可動に装設され、光遮断面(902)の錐状曲面光反射面(911)の外側に成型される突起部(914)は電磁石(910)の伸縮ロッド(915)に可動に装設される。これにより、構造は光遮断面(902)が仰角の角度が改変される可動装置となり、錐状曲面光反射面(911)を経て反射される光線は照射距離が任意で改変可能になり、リフレクターが車両のヘッドライトに運用される場合、ハイビーム或いはロービームの切換機能を達成させる。図によると、光遮断面(902)が可動装置であることを主に強調しており、より簡易な構造で同じ作用を達成するものも同じ効果を有する代替構造に属する。
【0051】
第11〜14実施形態
図10Aから
図10Dは本発明の第11実施形態から第14実施形態によるリフレクター構成であり、
図10Aのリフレクター(A11)は光遮断板(1002)及びリフレクター本体(1001)の2つの部材で構成され、内側光反射面は
図2のリフレクター(A01)と大方同じ構造を構成させ、差異は、上半部の部材の光遮断板(1002)の内表面に水平に設置される平滑光遮断面(1009a)及び傾斜角度をつけて設置される平滑光遮断面(1009b)を有し、2つの光遮断面(1009a)(1009b)の構造によりリフレクター(A11)の照明用光線は左辺半分が水平面を呈し、右辺半分がリフレクター(A11)の中心から右側にかけて水平線の上方に向けて角度をつけて高くなる傾斜面効果を呈する点である。
図10Bのリフレクター(A12)は傾斜角度をつけて設置される光遮断板(1012)を有し、上方の表面は傾斜角度をつけて設置される平滑光遮断面(1019)となり、且つ傾斜角度をつけて設置される平滑光遮断面(1019)には上方及び下方に向けて各々成型される互いに非対称な構造である少なくとも1つの錐状曲面光反射面(1041)(1042)が設けられる。リフレクター(A12)の照明用光線に対する作用は上述のリフレクター(A11)と比べると、左辺半分は幅が狭い水平面を呈し、右辺半分は明るさが増した傾斜面効果を呈する。
図10Cのリフレクター(A13)の内側光反射面は
図4のリフレクター(A03)とほぼ同じ構造を構成させ、差異は、光遮断板(1022)の内表面が水平に設置される平滑光遮断面(1029a)及び傾斜角度をつけて設置される平滑光遮断面(1029b)を有する点である。
図10Dのリフレクター(A14)は光遮断板(1032)及びリフレクター本体(1031)の2つの部材が結合され、
図5のリフレクター(A04)と大体同じ構造を構成させ、差異は、光遮断板(1032)が水平に設置される平滑光遮断面(1039a)及び傾斜角度をつけて設置される平滑光遮断面(1039b)を有する点である。
【0052】
第15及び16実施形態
図11A及び
図11Bは本発明の第15実施形態及び第16実施形態によるリフレクター構成であり、リフレクター(A15)の内側光反射面は
図4リフレクター(A03)と大方同じ構造を構成させ、差異は、リフレクター(A15)の底部に複数の凹型溝位置決め部材(1101)(1102)(1103)〜(1106)が設けられ、LED発光モジュール(1107)及び外付け部材を結合させると共に定位させる点である。リフレクター(A16)の内側光反射面は
図4のリフレクター(A03)とほぼ同じ構造を構成させ、差異は、リフレクター(A16)の底部の外側辺には凹型溝位置決め部材(1108)が設けられ、光透過板(1109)及び外付け部材を結合させると共に定位させ、前記外付け部材は格子、ダストカバー或いはレンズである点である。
【0053】
第17実施形態
図12は本発明の第17実施形態によるリフレクターを示す概略図である。リフレクター(A17)の底部は外側辺に向けて少なくとも1つの装飾用パネル(1201)が延伸され、且つ装飾用パネルには少なくとも1つのターン警告灯(1202)、霧警告灯(1203)及びLED車幅警告灯(1204)等の機能或いは警告用光源が増設される。本実施形態は図に示すように、リフレクターの主要構造の一部は
図2のリフレクター(A01)と同じであり、他の多くのリフレクターの構造では共に底部には外側辺に少なくとも1つの装飾用パネルが延伸される。
【0054】
第18及び19実施形態
図13A及び
図13Bは本発明の第18実施形態と第19実施形態によるリフレクターである。
図13Aでは、リフレクター(A18)の底部は左が高く右が低い高さが不均一な面(1301)であり、
図13Bでは、リフレクター(A19)の底部は左が低く右が高い高さが不均一な面(1302)である。この2つのリフレクターの底部の高さが不均一な面は鏡像対称様式を呈し、主に車の左右二辺の車用ライトの流線型の外観の装飾用パネル(図示せず)の設計に組み合わされるように切断される。前述の本発明の多くの構造では、リフレクターの底部は共に同じ高さであるが、実際の運用では高さが不均一な構造に、各種の装飾用パネル或いはダストカバーが装設されてもよい。
【0055】
図14A及び
図14Bは本発明の灯具用リフレクター構成が第1実施形態及び第2実施形態に用いられる。灯具(B01)はダストカバー(1401)を有し、ダストカバー(1401)の一側辺には少なくとも1つの光透過板(1402)が設置されて光線を貫通させる。本発明に係る灯具リフレクター(A01)は内部に装設され、灯具(B02)はダストカバー(1403)を有し、ダストカバー(1403)の一側辺には少なくとも1つの光透過板(1404)が設置されて光線を貫通させる。本発明に係る灯具リフレクター(A01)は上下に180度回転されるように内部に装設され、ダストカバー(1401)(1403)には少なくとも1つの貫通孔或いは可動式開閉構造(図示せず)が設けられて光源等の部材の装設及びメンテナンスに利用される。
【0056】
図15は本発明の灯具用リフレクター構成が第3実施形態に用いられる状態図である。灯具(B03)はダストカバー(1501)を有し、ダストカバー(1501)の一側辺には少なくとも1つの光透過板(1502)が設置されて光線を貫通させる。本発明に係る灯具リフレクター(A01)は上下に180度回転されるように内部に装設される。実際の運用では、リフレクター(A01)は180度回転されないように装設されてもよく、且つリフレクター(A01)の底部は中空円筒状ブラケット(1503)の一端面に構設され、中空円筒状ブラケット(1503)の他端面にはレンズ(1504)が構設され、ダストカバー(1501)には少なくとも1つの貫通孔或いは可動式開閉構造(図示せず)が設けられて光源等の部材の装設及びメンテナンスに利用される。
【0057】
第20実施形態
図16は本発明の第20実施形態によるリフレクターである。リフレクター(A20)はリフレクター本体(1601)及び光遮断板(1602)が組み合わされることで形成され、
図2のリフレクター(A01)と大体同じ構造を構成させ、差異は、光遮断板(1602)の内表面の水平に設置される光遮断面(1609)は光遮断板(1602)の底部の辺縁に下方に向けて光遮断面(1609)に垂直になる不均一な壁部(1618)がさらに設置され、前記不均一な壁部(1618)の内側表面は垂直に設置される第二光遮断面(1619)であり、前記第二光遮断面(1619)により前記リフレクター(A20)が反射させる光線が辺の半分が高く辺の半分が低い効果を呈する点である。
【0058】
上述の複数の実施形態は、図では、各弧状傾斜面は共に説明のために拡大サイズで表示されており、実際の運用では非常に微小な複数の弧状傾斜面が連接されて曲面が構造される。
【0059】
従って、本明細書に開示された実施形態は、本発明を限定するものではなく、説明するためのものであり、このような実施形態によって本発明の思想と範囲が限定されるものではない。本発明の範囲は特許請求の範囲により解釈すべきであり、それと同等の範囲内にある全ての技術は、本発明の権利範囲に含まれるものと解釈すべきである。
【符号の説明】
【0060】
(01) リフレクター
(005) 発光中心
(006) 円弧面
(007) 傾斜面
(009)(010)(011)(012) 光線
(002) ランプ
(003) 遮光板
(013) ブラケット
(A01) リフレクター
(201) リフレクター本体
(202) 光遮断板
(214) 光源
(209) 光遮断面
(210) 弧状光反射面
(20)(211)(206)(207) 凸部位置決め部材
(203)(204)(212)(213) 位置決め部材
(220) 錐状曲面光反射面
(220a)(220b)(220c)〜(220z) 弧状傾斜面
(222)(223) 平面
(A02) リフレクター
(302) 光遮断板
(309) 光遮断面
(320)(321) 錐状曲面光反射面
(320a)(320b)(320c)〜(320z) 弧状傾斜面
(314) 光源
(306)(307)(30) 凸部位置決め部材
(A03) リフレクター
(402) 光遮断板
(409) 光遮断面
(410) 弧状光反射面
(420)(415) 錐状曲面光反射面
(414) 光源
(406)(407)(40) 凸部位置決め部材
(A04) リフレクター
(501) リフレクター本体
(502) 光遮断板
(509)(532) 光遮断面
(510) 弧状光反射面
(520)(515)(516) 錐状曲面光反射面
(506)(507)(50)(511) 凸部位置決め部材
(503)(504)(512)(513) 位置決め部材
(514) 光源
(531) 垂直平滑面
(522)(523) 平面
(A05)(A06)(A07)(A0) リフレクター
(601)(602)(603)(604) 光遮断板
(621)(622)(623)(624) 光遮断面
(605) 円錐曲面光反射面
(606)(610)(614)(619) 光源
(631) フィン状突起物
(655)(656)(657)(65) 位置決め部材
(60)(613)(61)(659)(660)(661)(664) 凸部位置決め部材
(651)(652)(653)(654) リフレクター本体
(662) 錐状曲面光反射面
(607)(612)(632)(617)(620) 弧状光反射面
(615) 不規則光反射面
(616) 曲面
(A09) リフレクター
(701) リフレクター本体
(702) 光遮断板
(709) 光遮断面
(710) 弧状光反射面
(714) 光源
(706)(707)(70)(711) 凸部位置決め部材
(712)(713)(751)(752) 位置決め部材
(720) 錐状曲面光反射面
(722) 上部錐状曲面光反射面
(721) 底部錐状曲面光反射面
(704) 中間半円傾斜面
(722a)(722b)(722c)〜(722z)(721a)(721b)(721c)〜(721z) 弧状傾斜面
(A01)(A09) リフレクター
(214)(714) 光源
(31)(32)(33)(34)(35)(36)(37)(3)(39)(41)(42)(43)(44) 光線
(210) 弧状光反射面
(201) リフレクター本体
(702) 光遮断板
(722) 上部錐状曲面光反射面
(721) 底部錐状曲面光反射面
(720) 錐状曲面光反射面
(A10) リフレクター
(C01) 光遮断板
(C02) リフレクター本体
(901)(902) 光遮断面
(903) 不規則光反射面
(904)(905) 弧状面
(906) 位置決め構成
(907)(90) 柱状体
(909) ブラケット
(910) 電磁石
(911) 錐状曲面光反射面
(912)(913) L状柱状体
(914) 突起部
(915) 伸縮ロッド
(A11)(A12)(A13)(A14) リフレクター
(1002)(1012)(1022)(1032) 光遮断板
(1001)(1031) リフレクター本体
(1009a)(1029a)(1039a) 水平に設置される平滑光遮断面
(1009b)(1019)(1029b)(1039b) 傾斜角度をつけて設置される平滑光遮断面
(1041)(1042) 錐状曲面光反射面
(A15)(A16) リフレクター
(1101)(1102)(1103)(1104)(1105)(1106)(110) 位置決め部材
(1107) 発光モジュール
(1109) 光透過板
(A17) リフレクター
(1201) 装飾用パネル
(1202) ターン警告灯
(1203) 霧警告灯
(1204) 車幅警告灯
(A1)(A19) リフレクター
(1301)(1302) 高さが不均一な面
(B01)(B02) 灯具
(1401)(1403) ダストカバー
(1402)(1404) 光透過板
(A01) リフレクター
(B03) 灯具
(1501) ダストカバー
(1502) 光透過板
(A01) リフレクター
(1503) 中空円筒状ブラケット
(1504) レンズ
(A20) リフレクター
(1601) リフレクター本体
(1602) 光遮断板
(1609) 光遮断面
(161) 不均一な壁部
(1619) 第二光遮断面