【解決手段】本発明に係る歯間洗浄器に係ればユーザが両手でフロス供給用スティックとフロス回収用スティックを握ってフロスを使用することができて、衛生的であり、従来Y字型フロスホルダーとは異なり、フロスの長さと張力を容易に調節することができ、ユーザの手の感覚をそのまま活用することにより、様々なフロスの動作が可能である効果がある。
互いに結合された前記フロス回収側上部ケースと前記フロス回収側下部ケースの互いに対向する面の内、いずれか一方または両方に、回収されたフロスを前記フロス回収側の内部の柱に誘導するためのフロスの誘導溝が形成されたことを特徴とする、
請求項9に記載の両手で使用する歯間洗浄器。
前記フロス供給用スティックの下部または前記フロス回収用スティックの内、いずれか一方または両方に、歯間ブラシ、口腔スプレー、振動ユニットの内、いずれか1つが収納される収納スペースが形成されたことを特徴とする、
請求項2に記載の両手で使用する歯間洗浄器。
前記フロスを前記フロス回収用スティックの外部へ除去するために、前記フロスを切断するカット部が前記フロス回収用スティックまたは前記フロス供給用スティックに形成されたことを特徴とする、
請求項2に記載の両手で使用する歯間洗浄器。
前記フロス供給用スティックと前記フロス回収用スティックは保管ケースに着脱可能に嵌結合され、前記保管ケースの取っ手部の端部には、舌クリーナーが備えられることを特徴とする、
請求項2に記載の両手で使用する歯間洗浄器。
【発明を実施するための形態】
【0024】
以下、本発明の一部実施の形態を例示的な図面を介して詳細に説明する。各図面の構成要素に参照符号を付加するに当たって、同一の構成要素については、たとえ他の図面上に表示されても、可能な限り同一の符号を有するようにしていることに留意しなければならない。
【0025】
また、本発明を説明することにあたり、関連した公知の構成または機能に対する具体的な説明が本発明の要旨を曖昧にすることができると判断される場合には、その詳細な説明は省略する。
【0026】
また、本発明の構成要素を説明するにあたって、第1、第2、A、B、(a)、(b)などの用語を使用することができる。このような用語は、その構成要素を他の構成要素と区別するためのものだけ、その用語により当該構成要素の本質や順番や順序などが限定されない。
【0027】
いずれの構成要素が他の構成要素に「連結」、「結合」または「接続」と記載されている場合、その構成要素は、その異なる構成要素に直接連結されるか、または接続することができるが、各構成要素の間にまた、他の構成要素が「連結」、「結合」または「接続」することもできると理解すべきである。
【0028】
以下、
図1〜
図10を参照して、本発明の第1の実施の形態に係る両手で使用する歯間洗浄器について説明する。
【0029】
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る両手で使用する歯間洗浄器を示す斜視図である。
図2は、
図1の歯間洗浄器に適用が可能なフロス供給用スティックの第1の実施の形態を示す分解斜視図である。
図3は、
図2のフロス供給用スティックの結合断面図である。
【0030】
図4は、
図2のフロス供給用スティックの動作過程を示す図である。
図5は、
図1の歯間洗浄器に適用が可能なフロス供給用スティックの第2の実施の形態を示す分解斜視図である。
図6は、
図2のフロス供給用スティックの第1の変形実施の形態の動作過程を示す図である。
【0031】
図7は、
図2のフロス供給用スティックの第2の変形実施の形態の部分断面図である。
図8は、
図1の歯間洗浄器に適用が可能なフロス回収用スティックの第1の実施の形態
を示す分解斜視図である。
図9は、
図8のフロス回収用スティックの結合断面図である。
図10は、
図1の歯間洗浄器に適用が可能なフロス回収用スティックの第2の実施の形態を示す断面図である。
【0032】
これらの図に示すように、本発明の第1の実施の形態に係る両手で使用する歯間洗浄器100は、上部にフロス排出用開口101が形成され、内部にフロス103が保管される供給用フロス保管スペース301とフロス103の移動を制御する供給用フロス固定手段303が備えられたフロス供給用スティック105、と上部にフロス引込用開口107が形成され、内部にフロス103の移動を制御する回収用フロスの固定手段903が備えられたフロス回収用スティック109とを含み、供給用フロス保管スペースに備えられたフロス103は、フロス排出用開口101とフロス引込用開口107を経て、フロス回収用スティック109の内部に保管されることを特徴とする。
【0033】
以下、フロス供給用スティック105とフロス回収用スティック109に対して順次説明する。
【0034】
フロス供給用スティック105は、フロス103を供給する機能を実行するために、フロス供給用スティック105の上部には、フロス103を排出するためのフロス排出用開口101が形成さされており、フロス供給用スティック105の内部には、フロス103の供給のための供給用フロス103(フロスの束)が保管される供給用フロス保管スペース301が備えられる。
【0035】
また、フロス供給用スティック105の内部には、フロス103の移動を制御する供給用フロス固定手段303が備える。
【0036】
このようなフロス供給用スティック105は、ユーザが片手で握りやすく、長い棒形状で提供することができる。
【0037】
一方、フロス供給用スティック105の構造の一例をさらに具体的に説明すると、フロス供給用スティック105は、互いに結合または解除されるフロス供給側上部ケース111とフロス供給側下部ケース113を含むことができる。
【0038】
ここで、フロス供給側上部ケース111とフロス供給側下部ケース113は、ネジ山の結合手段、締り嵌め手段などの結合手段として、互いに結合または解除することができ、この他にも様々な結合手段で互いに結合されるかまたは解除することができる。
【0039】
もちろん、これとは異なりフロス供給用スティック105は、複数のカバーが上下あるいは左右に結合されて一体型に構成されるスティック形状を成すこともできる。
【0040】
フロス供給側の上部ケース111の上部には、フロス排出用開口101が形成され、フロス供給側の上部ケース111の下部は開放された形状になる。
【0041】
したがって、フロス供給側の上部ケース111がフロス供給側の下部ケース113と結合時、その内部に供給用フロス103(フロスの束)が保管される供給用フロス保管スペース301が形成され、また、供給用フロス103が移動する通路であるフロス移動路が形成されるようになっている。
【0042】
ここで、前述したフロス移動路はフロス103がフロス排出用開口101に向かって移動される通路を意味し、供給用フロス103(すなわち、未使用フロス)が外部に露出されない通路である。
【0043】
フロス供給側の下部ケース113は、フロス供給側の上部ケース111と互いに結合または解除されるが、フロス供給側の下部ケース113には、フロス供給側の上部ケース111内に引き込まれ、供給用フロス保管スペース301に保管されたフロス103の移動をガイドするフロス供給側の内部の柱201が設けられる。
【0044】
このとき、フロス供給側の内部の柱201は、
図3に示すようにフロス供給側の下部ケース113の内部から上側に向かって延長されたり、
図5に示すようにフロス供給側の下部ケース113の上端にキャップの形で結合された後、その中心から上側に向かって突出延長される形で提供することができる。
【0045】
もちろん、
図5に示されたフロス供給側の内部の柱201の場合、フロス供給側の下部ケース113の上端に支持されるボディ部501に凹溝形状のフロス通路溝503が形成されることができる。
【0046】
一方、フロス103の移動を制御する供給用フロス固定手段303は、一例として、フロス供給側の上部ケース111の内周面に形成された第1上部ケースのフロス固定部305と、第1上部ケースのフロス固定部305に結合または解除されフロス供給側の内部の柱201の外周面に形成された第1内部の柱のフロス固定部203を含むことができる。
【0047】
ここで、第1上部ケースのフロス固定部305と、第1内部の柱のフロス固定部203は、互いに噛み合って結合される凹凸構造で形成されることがあり、このような凹凸構造により、第1上部ケースのフロス固定部305と、第1内部の柱のフロス固定部203が互いに強固に密着され、結合されてフロス103を固定することができるようになる。
【0048】
また、第1上部ケースのフロス固定部305と、第1内部の柱のフロス固定部203の結合時に、第1内部の柱のフロス固定部203の上端(すなわち、フロス供給側の内部の柱201の上端)がフロス排出用開口101の内に挟まれながら、これを密閉させ、異物などがフロス供給用スティック105の内部に浸透することを防止することになる。
【0049】
そして、前述した第1内部の柱のフロス固定部203の上端(すなわち、フロス供給側の内部の柱201の上端)は、第1上部ケースのフロス固定部305と、第1内部の柱のフロス固定部203の結合時に、フロス供給側の上部ケース111の外部に突出することもあるが、この突出部位601の外周面には、
図6に示すように横に内入される溝603が形成され、使用時フロス供給用スティック105の外部に引き出されたフロス103が溝603に巻かれ、その長さが調整されることもある。
【0050】
もちろん、このような溝603の代わりにフロス排出用開口101の外周面に突起が形成されてフロス供給用スティック105とフロス回収用スティック109との間にかけられたフロス103が巻かれて、その長さが調節されることもある。
【0051】
また、前述した供給用フロス固定手段303は、前述したフロス供給側の上部ケース111とフロス供給側の下部ケース113を互いに結合または解除させる結合手段(ネジ結合手段または締り嵌め手段など)の機能を取り替えるとか、補助することもできる。
【0052】
すなわち、フロス供給側の上部ケース111とフロス供給側の下部ケース113を互いに結合または解除させる結合手段または供給用フロスの固定手段303の内、いずれか一箇所を強く結合させたり、あるいは緩く結合させたり、あるいは結合を解除すると、残りのも連動して強い結合あるいは緩い結合あるいは結合解除が行われます。
【0053】
また、供給用フロス固定手段303が解除されても結合手段が緩い結合を維持することにより、フロス供給側の上部ケース111とフロス供給側の下部ケース113が完全に分離されることを防止することもできるようにもなる。
【0054】
換言すれば、フロス供給側の上部ケース111とフロス供給側の下部ケース113を互いに結合または解除させる結合手段と供給用フロスの固定手段303は、
図7に示すように、それぞれネジ結合方式または締り嵌め方式で結合と解除が行われるが、互いに動作が連動されることによって結合手段を解除したり、強い結合から緩い結合に切り替えると、供給用フロス固定手段303の結合力が解除されたり、あるいは緩い結合に転換される。
【0055】
したがって、フロス103の移動が自由になることで供給用フロス保管スペース301に備えられたフロス103がフロス排出用開口101を介して外部に取り出されることがあり、再度結合手段を強く結合させると、供給用フロス固定手段303もまた強く結合されフロス103がフロス供給用スティック105にしっかりと固定されるようになる。
【0056】
または供給用フロス固定手段303がネジ結合方式の場合、供給用フロス固定手段303によってフロス103が固定さと同時にフロス供給側の上部ケース111とフロス供給側下部ケース113も結合されるから別々の結合手段を備えないようにすることもできる。
【0057】
一方、
図7の(a)は、結合手段と供給用フロス固定手段303がネジ結合方式である例を、
図7の(b)は、結合手段が締り嵌め方式であり、供給用フロス固定手段303がネジ結合方式である例を、
図7の(c)は、結合手段が締り嵌め方式であり、供給用フロス固定手段303が締り嵌め方式である例を示した。
【0058】
さらに、フロス供給用スティック105の下部には、収納スペース307が用意されることがあるが、この収納スペース307には、歯間ブラシ205が収納されて、ユーザの利便性を向上させることができる。
【0059】
フロス回収用スティック109は、フロス103を回収する機能を実行するが、フロス回収用スティック109の上部には、フロス103を引込するためのフロス引込み用開口107が形成さされており、フロス回収用スティック109の内部には、デンタルフロス103の回収のための回収用フロス103(フロスの束)が保管される回収用フロス保管スペース901が備えられることがある。
【0060】
また、フロス回収用スティック109の内部には、フロス103の移動を制御する回収用フロスの固定手段903が備える。
【0061】
このようなフロス回収用スティック109は、ユーザが片手で握りやすく、長い棒形状で提供することができる。
【0062】
一方、フロス回収用スティック109の構造の一例をさらに具体的に説明すると、フロス回収用スティック109は、互いに結合または解除されるフロス回収側の上部ケース115とフロス回収側の下部ケース117を含むことができる。
【0063】
ここで、フロス回収側の上部ケース115とフロス回収側の下部ケース117は、ネジ山の結合手段、締り嵌め手段などの結合手段として、互いに結合または解除することができ、この他にも様々な結合手段で互いに結合されるか、または解除されることがある。
【0064】
もちろん、これとは異なりフロス回収用スティック109は、複数のカバーが上下あるいは左右に結合されて一体型に構成されるスティック形状を成すこともできる。
【0065】
フロス回収側の上部ケース115の上部には、フロス引込用開口107が形成され、フロス回収側の上部ケース115の下部は開放された形状になる。
【0066】
したがって、フロス回収側の上部ケース115がフロス回収側の下部ケース117と結合時、その内部に回収用フロス103(フロスの束)が保管される回収用フロス保管スペース901が形成されることがあり、また、回収用フロス103が移動する通路であるフロス移動路が形成されるようになっている。
【0067】
ここで、前述した回収用フロス103が移動する通路であるフロス移動路はフロス引込用開口107を介して引込されたフロス103が移動される通路を意味し、回収用フロス103 (つまり、使用されたフロス)が外部に露出されない通路である。
【0068】
フロス回収側の下部ケース117は、フロス回収側の上部ケース115と互いに結合または解除されるように設けされ、フロス回収側の下部ケース117には、フロス回収側の上部ケース115内に引込され、フロス引込用開口107を介して引込されるデンタルフロス103の移動をガイドするフロス回収側の内部の柱801が設けられる。
【0069】
このとき、フロス回収側の内部の柱801は、
図9に示すように、フロス回収側の下部ケース117の底面を貫通した下端が巻きノブ803に結合される構造で提供なることもあり、
図10に示すように、フロス回収側の内部の柱801の下端がフロス回収側の下部ケース117の底面に結合される構造で提供されることもある。
【0070】
ここでフロス回収側の内部の柱801の下端がフロス回収側の下部ケース117の底面を貫通して巻きノブ803に結合される場合、フロス回収側の内部の柱801にフロス103が巻かれながら回収された後、フロス103を固定させるためにフロス回収側の上部ケース115とフロス回収側の下部ケース117を結合時、必要以上にフロス回収側の下部ケース117が回転されることにつれてフロス103の長さを正確に調節しにくいことを解決することができるようになる。
【0071】
そして、互いに結合されたフロス回収側の上部ケース115とフロス回収側の下部ケース117の互いに対向する面の内、いずれか一方または両方には、回収されたフロス103をフロス回収側の内部の柱801に誘導するためのフロス誘導溝807が形成されることがあるが、図では、フロス誘導溝807が、特にフロス回収側の上部ケース115に形成された例を示した。
【0072】
このように、フロス誘導溝807が形成されることにより、回収されるフロス103がフロス回収側の下部ケース117または巻きノブ803の回転動作に影響を受けずによじれず、フロス回収側の内部の柱801に巻き取られることができるようになる。
【0073】
一方、フロス103の移動を制御する回収用フロスの固定手段903は、一例として、フロス回収側の上部ケース115の内周面に形成された第2上部ケースのフロス固定部905と、第2上部ケースのフロス固定部905に結合または解除されフロス回収側の内部の柱801の外周面に形成された第2内部の柱のフロス固定部805を含むことができる。
【0074】
ここで、第2上部ケースのフロス固定部905と第2内部の柱のフロス固定部805は、互いに噛み合って結合される凹凸構造で形成されることがあり、このような凹凸構造により、第2上部ケースのフロス固定部905と第2内部の柱のフロス固定部805が互いに強固に密着され、結合されてフロス103を固定することができるようになる。
【0075】
また、第2上部ケースのフロス固定部905と第2内部の柱のフロス固定部805の結合時に、第2内部の柱のフロス固定部805の上端(すなわち、フロス回収側の内部の柱801の上端)がフロス引込用開口107内に挟まれながら、これを密閉させ、異物などがフロス回収用スティック109の内部に浸透することを防止することになる。
【0076】
そして、たとえ図面上には示されていないが、
図6に示された構造と類似に、前述した第2内部の柱のフロス固定部805の上端(すなわち、フロス回収側の内部の柱801の上端)は、第2上部ケースのフロス固定部905と第2内部の柱のフロス固定部805の結合時に、フロス回収側の上部ケース115の外部に突出することもあるが、この突出部位の外周面には、横に内入される溝が形成されて、使用時フロス回収用スティック109の内部に引き込まれたフロス103が溝に巻き付けられ、その長さが調整されることもある。
【0077】
もちろん、このような溝の代わりにフロス引込用開口107の外周面に突起が形成されてフロス回収用スティック109とフロス供給用スティック105との間にかけられたフロス103が巻き付けられ、その長さが調整されることもできる。
【0078】
また、前述した回収用フロスの固定手段903は、前述したフロス回収側の上部ケース115とフロス回収側の下部ケース117を互いに結合または解除させる結合手段(ネジ結合手段または締り嵌め手段など)の機能を代替させるとか、補助することもできる。
【0079】
すなわち、フロス回収側の上部ケース115とフロス回収側の下部ケース117を互いに結合または解除させる結合手段、あるいは回収用フロスの固定手段903の内、いずれか一箇所を強く結合させたり、あるいは緩い結合させたり、あるいは結合を解除すると、残りのも連動して強い結合あるいは緩い結合あるいは結合解除が行われる。
【0080】
また、回収用フロスの固定手段903が解除されても結合手段が緩い結合を維持することにより、フロス回収側の上部ケース115とフロス回収側の下部ケース117が完全に分離されることを防止することもできるようになる。
【0081】
換言すれば、フロス回収側の上部ケース115とフロス回収側の下部ケース117を互いに結合または解除させる結合手段と回収用フロスの固定手段903は、それぞれネジ結合方式または締り嵌め方式で結合と解除が行われるが、互いの動作が連動されることによって結合手段を解除したり、強い結合から緩い結合に切り替えると、回収用フロスの固定手段903の結合力が解除されたり、あるいは緩い結合に転換されて、フロス103の移動が自由になることにより、フロス103がフロス引込用開口107を介して回収用フロス保管スペース901引き込まれることがある。
【0082】
そして、結合手段を強く結合させると、回収用フロスの固定手段903もまた強く結合されてフロス103がフロス回収用スティック109にしっかりと固定されるようになる。
【0083】
または回収用フロスの固定手段903がネジ結合方式の場合、回収用フロスの固定手段903によってフロス103が固定されると同時にフロス回収側の上部ケース115とフロス回収側の下部ケース117も結合されるので別の結合手段を備えないようにすることもできる。
【0084】
以下、
図11〜
図16を参照して、本発明の第2の実施の形態に係る両手で使用する歯間洗浄器について説明する。
【0085】
図11は、本発明の第2の実施の形態に係る両手で使用する歯間洗浄器を示す斜視図である。
図12は、
図11の歯間洗浄器に適用が可能なフロス回収用スティックの第1の実施の形態を示す分解斜視図である。
図13は、
図12のフロス回収用スティックの一部が結合された状態の断面図である。
【0086】
図14は、
図11の歯間洗浄器に適用が可能なフロス回収用スティックの第2の実施の形態を示す分解斜視図である。
図15は、
図14の振動ユニットの使用例を示した斜視図である。
図16は、
図11の歯間洗浄器に適用が可能なフロス回収用スティックの第3の実施の形態を示す分解斜視図である。
【0087】
図1〜
図10に示す前述した第1の実施の形態に係る歯間洗浄器は、回収用フロス(つまり、使用されたフロス)がフロス回収用スティックの内部に設けられた回収用フロス保管スペースに保管される構造を有するが、第2の実施の形態に係る歯間洗浄器は、回収用フロスがフロス回収用スティックの内部に保管されず、除去された構造を有する。
【0088】
図11〜
図16に示すように、本発明の第2の実施の形態に係る両手で使用する歯間洗浄器は、前述した第1の実施の形態の歯間洗浄器に適用されたフロス供給用スティック105と、上部にフロス引込用開口107が形成され、内部にフロス103の移動を制御する回収用フロスの固定手段903が備えられたフロス回収用スティック109とを含む。
【0089】
前述のように、本実施の形態のフロス供給用スティック105は、前述した第1の実施の形態のフロス供給用スティックと同じなので、以下では、フロス回収用スティック109についてのみ説明する。
【0090】
フロス回収側の内部の柱1201は、上部が閉鎖されたフロス回収側の下部ケース117の上部面から上側に突出し延長された構造で提供され、フロス回収用スティック109の外面、一例としてフロス回収側の下部ケース117の外面には、回収用フロス(つまり、使用されたフロス)を切断するカット部1101が備えられる。
【0091】
そして、フロス回収側の下部ケース117には、フロス回収側の上部ケース115の内部に引き込まれたフロスをフロス回収用スティック109の外部に引き出すための切開部が形成される。
【0092】
したがって、回収用フロス(つまり、使用されたフロス)はフロス回収側の下部ケース117に形成された切開部を通してフロス回収用スティックの外部に引き出した状態でカット部1101を用いて簡単に切断することができる。
【0093】
さらに、フロス回収用スティック109の下部には、収納スペース1301が用意されることがあるが、この収納スペース1301には、歯間ブラシ205が収納されることができる。これとは異なり、デンタルフロス回収側の下部ケース117には、口腔スプレー1701または振動ユニット1501などが結合または収納することができ、振動ユニット1501には、歯間ブラシ1601を装着することができる溝1503が形成されることがある。
【0094】
以下、
図17〜
図22を参照して、本発明の第3の実施の形態に係る両手で使用する歯間洗浄器について説明する。
【0095】
図17は、本発明の第3の実施の形態に係る両手で使用する歯間洗浄器を示す斜視図である。
図18は、
図17の歯間洗浄器に適用が可能なフロス供給用スティックの第1の実施の形態を示す分解斜視図である。
図19は、
図17の歯間洗浄器に適用が可能なフロス回収用スティックの第1の実施の形態を示す分解斜視図である。
【0096】
図20は、
図19のフロス回収用スティックの動作過程を示す図である。
図21は、
図17の歯間洗浄器に適用が可能なフロス回収用スティックの第2の実施の形態を示す分解斜視図である。
図22は、
図21のフロス回収用スティックの動作過程を示す図である。
【0097】
図17〜
図22に示した歯間洗浄器は、回収用フロス(つまり、使用されたフロス)をフロス回収用スティックの内部空間に回収または保管するのではなく、前述した第2の実施の形態と同様に回収用フロスを除去するように構成される。
【0098】
まず、
図17〜
図20を参照すると、本発明の第3の実施の形態に係る両手で使用する歯間洗浄器は、デンタルフロス供給用スティッ2105とフロス回収用スティック2109を含む。
【0099】
フロス供給用スティック2105は、ネジ山の結合手段、締り嵌め手段などの様々な結合手段で互いに結合されるか、または解除されることができるフロス供給側の上部ケース2111とフロス供給側の下部ケース2113を備える。
【0100】
フロス供給側の上部ケース2111の上部には、フロス103を排出するためのフロス排出用開口2101が形成されており、フロス供給側の下部ケース2113には、供給用フロス2103(フロスの束)が保管される供給用フロス保管スペース2301が備えられる。
【0101】
そして、供給用フロス保管スペース2301に供給用フロス103を保管できるようにするとともに、フロス103をフロス排出用開口2101を介して引き出すことができるようにするために、フロス供給側の下部ケース2113には、切開部2119が備え、切開部2119と隣接するところにはフロス2103の移動を制御する第1内部の柱のフロス固定部2203を備えたフロス供給側の内部の柱2201が備えられる。
【0102】
したがって、フロス供給側の上部ケース2111がフロス供給側の下部ケース2113と結合すると、内部の柱2201がフロス供給側の上部ケース2111の内部に位置する。
【0103】
一方、示さないが、フロス供給側の上部ケース2111の内周面には、フロス供給側の内部の柱2201に形成された第1内部の柱のフロス固定部2203に結合または解除される第1上部ケースのフロス固定部(
図3の303参照)がさらに形成されることができる。
【0104】
第1内部の柱のフロス固定部2203と、第1上部ケースフロス固定部によるフロス固定及び解除動作は、前述した第1の実施の形態と同一乃至類似するので、詳細な説明は省略する。
【0105】
フロス回収用スティック2109は、ネジ山の結合手段、締り嵌め手段などの様々な結合手段で互いに結合されるか、または解除することができるフロス回収側の上部ケース2115とフロス回収側の下部ケース2117を含む。
【0106】
フロス回収側の上部ケース2115の上部には、開口2107が形成され、フロス回収側の上部ケース2115の下部は開放された形状でなされ、フロス回収側の上部ケース2115がフロス回収側の下部ケース2117との結合の時、その内部にフロス回収側の内部の柱2801が位置する。
【0107】
フロス回収側の内部の柱2801は、フロス回収側の下部ケース2117に結合され、フロス回収側の内部の柱2801とフロス回収側の下部ケース2117の結合状態を良好に維持するために、フロス回収側の内部の柱2801の下端と前記フロス回収側の内部の柱2801が結合される溝2118の形状は、多角形、一例として四角形で形成することができる。
【0108】
一方、フロス103の移動を制御する回収用フロスの固定手段は、一例として、フロス回収側の上部ケース2115の外周面に形成された第2上部ケースフロス固定部2905と、第2上部ケースのフロス固定部2905に結合または解除されフロス回収側の内部の柱2801に形成された第2内部の柱のフロス固定部2805を含むことができる。
【0109】
そして、第2内部の柱のフロス固定部2805には、フロスの穴2806が形成されてあり、フロス回収用スティック2109の外面、一例としてフロス回収側の下部ケース2117の外面には、回収用フロス(つまり、使用されたフロス)を切断するカット部1101が備えられる。
【0110】
したがって、回収用フロス(つまり、使用されたフロス)はカット部1101を用いて簡単に切断することができる。
【0111】
以下、
図21及び
図22を参照して、
図17の歯間洗浄器に適用が可能なフロス回収用スティックの第2の実施の形態を説明する。
【0112】
本実施の形態のフロス回収用スティック3109は、ネジ山の結合手段、締り嵌め手段などの様々な結合手段で互いに結合されるか、または解除されることができるフロス回収側の上部ケース3115とフロス回収側の下部ケース3117を含む。
【0113】
フロス回収側の上部ケース3115の上部には、縦方向開口3107及び横方向開口3108が形成され、フロス回収側の上部ケース3115の下部は開放された形状で構成され、フロス回収側の上部ケース3115がフロス回収側の下部ケース3117との結合の時、その内部にフロス回収側の内部の柱3801が位置する。
【0114】
フロス回収側の内部の柱3801は、フロス回収側の下部ケース3117に一体に形成されている。
【0115】
一方、フロス103の移動を制御する回収用フロス固定手段は、一例として、フロス回収側の上部ケース3115に形成された第2上部ケースのフロス固定部3905と、第2上部ケースのフロス固定部3905に結合または解除されフロス回収側の内部の柱3801に形成された第2内部の柱のフロス固定部3805を含むことができる。
【0116】
そして、フロス回収用スティック3109の外面、一例としてフロス回収側の下部ケース3117の外面には、回収用フロス(つまり、使用されたフロス)を切断するカット部1101が備えられる。
【0117】
したがって、回収用フロス(つまり、使用されたフロス)はカット部1101を用いて簡単に切断することができる。
【0118】
第3の実施の形態に係る歯間洗浄器に適用されるフロス供給用スティックは、前述した第1の実施の形態及び第2の実施の形態に係る歯間洗浄器のフロス供給用スティックの代わりに適用されることもあり、第3の実施の形態に係る歯間洗浄器に適用されるフロス回収用スティックは、前述した第1の実施の形態及び第2の実施の形態に係る歯間洗浄器のフロス回収用スティックの代わりに適用されることもある。
【0119】
一方、
図23に示すように、フロス供給用スティック(105、2105)とフロス回収用スティック(109、2109、3109)は、保管ケース1401に収納されて保管されることがあるが、このような保管ケース1401は、フロス供給用スティック(105、2105)とフロス回収用スティック(109、2109、3109)が嵌結合されるボディ部1403と、ボディ部1403から延長され、端部に舌クリーナー1405が形成されたハンドル部1407を含むことができる。
【0120】
ここで、舌クリーナー1405は、「T」形状または「O」形状に行われることがあり、舌クリーナー1405の端部には、横に一定の高さ突出されたこそげる部が形成されることができる。
【0121】
このような保管ケース1401を使用するようになると、フロス供給用スティック(105、2105)、フロス回収用スティック(109、2109、3109)及び露出されたフロス103を同時に衛生的に収納することができるだけでなく、独立して、舌クリーナー1405を使用することもできるようになり、さらに効果的な口腔管理が可能となる。
【0122】
以下、
図24〜
図26を参照して、本発明の第4の実施の形態に係る両手で使用する歯間洗浄器について説明する。
【0123】
図24は、本発明の第4の実施の形態に係る両手で使用する歯間洗浄器を示す一部分解斜視図である。
図25は、
図24の歯間洗浄器に適用が可能なフロス回収用スティックの動作過程を示す図である。
図26は、
図25の歯間洗浄器の保管状態を示す結合斜視図である。
【0124】
本実施の形態の歯間洗浄器は、第2の実施の形態に係る歯間洗浄器と同様に回収用フロス(つまり、使用されたフロス)がフロス回収用スティックの内部に保管されず、除去される構造を有する。
【0125】
第3の実施の形態に係る歯間洗浄器は、前述した第1の実施の形態の歯間洗浄器に適用されたフロス供給用スティック105または、前述した第2の実施の形態の歯間洗浄器に適用されたフロス供給用スティッ2105と、新しい構造のフロス回収用スティック4109を含む。
【0126】
フロス回収用スティック4109は、締り嵌め方式で互いに結合されるか、または解除されることができるフロス回収側の上部ケース4115とフロス回収側の下部ケース4117を含む。
【0127】
フロス回収側の上部ケース4115の下部は開放された形状でなされ、フロス回収側の上部ケース4115がフロス回収側の下部ケース4117との結合の時、その内部にフロス回収側の下部ケース4117の一部が位置する。
【0128】
フロス4103の移動を制御する回収用フロス固定手段は、一例として、フロス回収側の上部ケース4115に形成された第2上部ケースのフロス固定部4905と切開部4119を含むことができる。
【0129】
したがって、第2上部ケースのフロス固定部4905にフロスを1回〜2回巻いた後、フロスの一部を切開部4119に位置させた状態で、フロス回収側の下部ケース4117をフロス回収側の上部ケース4115に結合するとフロス4103が固定される。
【0130】
このような構成の歯間洗浄器は使用しないときフロス回収側の上部ケース4115をフロス供給用スティック(105、2105)に組み立てて、フロス回収側の上部ケース4115にフロス回収側の下部ケース4117を組み立てて保管することができる。
【0131】
そして、フロス供給用スティック(105、2105)の外面には、回収用フロス(つまり、使用されたフロス)を切断するカット部1101を備えることができる。
【0132】
このような構造と形状を有する本発明の実施の形態に係れば、ユーザが両手でフロス供給用スティックとフロス回収用スティックを握ってフロスを使用することができて、衛生的であり、従来Y字型のフロスホルダーとは異なり、フロスの長さと張力を容易に調節することができ、ユーザの手の感覚をそのまま活用することにより、様々なフロスの動作が可能な効果ができるようになる。
【0133】
また、フロス供給用スティック内に保管されたフロスの束から持続的にきれいなフロスが供給され、使用されたフロスは、フロス回収用スティック内に保管されたり、外部に排出された後、廃棄されるため、従来毎回フロスを切って指に巻きつけ使用するか、別のフロスホルダーに巻き使った後、切って廃棄しなければならなかった不便さを解消することができ、フロスの無駄を最小化することができるという効果があるようになる。
【0134】
また、フロス供給用スティックまたはフロス回収用スティックに別途の収納空間が形成され、この収納スペースに歯間ブラシ、口腔清潔スプレー、振動ユニットなどが収納されることにより、歯科衛生用品を一緒に保管して使用することができる効果があるようになる。
【0135】
以上で、本発明の実施の形態を構成するすべての構成要素が一つに結合されたり結合されて動作することで説明されたとしても、本発明は必ずしもこれらの実施の形態に限定されるものではない。
【0136】
すなわち、本発明の目的の範囲内であれば、そのすべての構成要素が一つ以上で選択的に結合して動作することもできる。
【0137】
また、以上の様に記載された「含む」、「構成する」または「有する」などの用語は、特に反対される記載がない限り、その構成要素が内在できるということを意味するので、他の構成要素を除外するものではなく、他の構成要素をさらに含むことができるものと解釈されるべきである。
【0138】
技術的または科学的な用語を含むすべての用語は、異なるように定義されない限り、本発明が属する技術分野において通常の知識を有する者によって一般的に理解されるものと同じ意味を有する。
【0139】
事前に定義された用語のように一般的に使用される用語は、関連技術の文脈上の意味と一致するものと解釈されるべきであり、本発明で明らかに定義しない限り、理想的であるか、または過度に形式的な意味で解釈されない。
【0140】
以上の説明は、本発明の技術思想を例示的に説明したことにすぎないものであって、本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者であれば、本発明の本質的な特性から逸脱しない範囲で様々な修正及び変形が可能ある。
【0141】
したがって、本発明に開示された実施の形態は、本発明の技術思想を限定するためのものではなく説明するためのものであり、このような実施の形態により、本発明の技術思想の範囲が限定されるものではない。
【0142】
本発明の保護範囲は、下記の特許請求の範囲によって解釈されるべきであり、その同等の範囲内にあるすべての技術思想は、本発明の権利範囲に含まれるものと解釈されるべきである。