特開2016-154818(P2016-154818A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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  • 特開2016154818-書見台 図000003
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2016-154818(P2016-154818A)
(43)【公開日】2016年9月1日
(54)【発明の名称】書見台
(51)【国際特許分類】
   A47B 23/04 20060101AFI20160805BHJP
【FI】
   A47B23/04 A
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】書面
【全頁数】4
(21)【出願番号】特願2015-47671(P2015-47671)
(22)【出願日】2015年2月23日
(71)【出願人】
【識別番号】592036793
【氏名又は名称】フジックス有限会社
(72)【発明者】
【氏名】太田 佳夫
【テーマコード(参考)】
3B053
【Fターム(参考)】
3B053TA03
3B053TC01
(57)【要約】
【課題】 書見台中央の下部に設けた支柱の頂部に、天秤型スティックの中央部を軸着する、そしてこのスティックの両端に鉤型の頁押え部を付ける、かかる書見台を提供する。
【解決手段】 書見台中央の下部に支柱を設けて、その支柱の頂部に天秤型スティックの中央部を軸着する、尚スティックの軸穴は縦長の楕円形とする、そしてスティックの両端に鉤型の頁押え部を付け、且つこのスティックは支柱に沿って上下に移動出来るし、また支柱の根元を軸として前後に回動も出来る様にする、かかる特徴をもった書見台である。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
書見台中央の下部に支柱を設けて、その支柱の頂部に天秤型スティックの中央部を軸着する、そしてスティックの両端を鉤型にして頁押え部とする、かかる特徴を持った書見台。
【請求項2】
請求項1のスティックの軸穴を縦長の楕円形とした書見台。
【請求項3】
請求項1のスティックが、支柱に沿って上下に移動出来る様にした書見台。
【請求項4】
請求項1のスティックが、支柱の根元を軸として回動出来る様にした書見台。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【001】
本発明は、書見台の頁押え部に関するものである。
【背景技術】
【002】
従来、書見台に蝶着された頁押えがあった。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
これには、次のような問題点があった。
【003】
頁嵩が増えると、頁の反発力で頁押えは開いてしまい、その役が果たせなかった。
【004】
これは厚手の本の場合は、当然に起こる事であった。
【005】
併し蝶番の締め付けを強くすると、差し込む時に頁紙が折れて頁押え部へ差し込めなくなってしまう。
【006】
また本を書見台に置く際、しばしば頁押え部が邪魔して本の設置に手間取った。
本発明は、これらの問題点を解決する為になされたものである。
【課題を解決するための手段】
【007】
両端に鉤型の頁押え部を付けた天秤型のスティックを作り、そのスティック中央部を書見台中央の下部に設けた支柱の頂部に軸着する。
【008】
天秤型のスティック中央の軸穴を縦長の楕円形とする。
【008】
また、このスティックは支柱に沿って上下に移動出来るようにする。
【009】
さらに、スティックは支柱の根元を軸として回動できるようにする。
以上を特徴とする書見台である。
【発明の効果】
【010】
頁の嵩が増えて反発力が大きくなり、頁が頁押え部を押し上げようとする力は、天秤型スティックの端側にあるもう一方の頁押え部が頁を押し下げる力と相対する、従って頁押え部は上へはあがれない。
【011】
また左右の頁嵩に差が出ても、天秤型スティックはその中央部を軸として左か右へ傾く事で、両端の頁押え部はバランスを保つ。
【012】
スティック中央の軸穴を縦長の楕円形として、頁押え部が多少上下に動ける様にする事で、頁押え部への頁の差し込みを容易にする。
【013】
頁を差し込む際、指で頁押え部の手前部分を少し押し下げると、頁は更にスムーズに頁押え部へ入って行く。
【014】
併し薄い紙質の時などは、逆に頁押え部を少し持ち上げる感じで頁を差し込むと頁は折れずに入る。
【015】
尤も、薄い紙質の時などは頁押え部を使わずに、支柱を手前に倒して頁を移動させる方法もある。
【016】
そして、書見台へ本を置く際は支柱を手前に倒して、スティックを下げる事で、頁押え部に邪魔されず本の設置が出来る。
【017】
書見台を収納する際は、支柱を奥へ倒してスティックを本置き台に接触させて動かない様にすると収まりが良い。
【発明を実施するための最良の形態】
【018】
以下、本発明の実施の形態について説明する。
(イ)鉤型にした頁押え部(4)を両端に付けた天秤型スティック(3)を作る。
(ロ)書見台(1)の本置き台(2)の中央の下部に、支柱軸受け台(10)に左右を囲まれた支柱(8)を建てる。
(ハ)そして支柱(8)の頂部にスティック(3)の中央部を軸着する。
(ニ)尚、スティックの軸穴(5)は縦長の楕円形として、頁押え部(4)に多少の上下動の遊びを持たせる。
(ホ)支柱(8)をチャンネル型として、スティックの軸板(5)がチャンネル内を上下に移動出来る様にする。
(ヘ)且つチャンネル中央部に縦長の溝穴を設け、これへスティックの軸板留めネ
ジ(7)を通して、スティックの軸板(6)がチャンネルから抜け出ない様にする。
(ト)この支柱(8)の根元を支柱軸受け台(10)に軸着して、支柱(8)が回動出来る様にする。
本発明は以上の様な構成である。
【図面の簡単な説明】
【019】
図1】 本発明の斜視図
図2】 本発明の支柱部分の斜視図
図3】 本発明の支柱部分の分解斜視図
図4】 本発明の実施例の斜視図
【符号の説明】
【020】
1 書見台
2 本置き台
3 スティック
4 頁押え部
5 スティックの軸穴
6 スティックの軸板
7 スティックの軸板留めネジ
8 支柱
9 支柱の軸
10 支柱軸受け台
図1
図2
図3
図4