特開2016-160716(P2016-160716A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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  • 特開2016160716-携帯移動式スロープ 図000003
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2016-160716(P2016-160716A)
(43)【公開日】2016年9月5日
(54)【発明の名称】携帯移動式スロープ
(51)【国際特許分類】
   E04F 11/00 20060101AFI20160808BHJP
   A61H 3/00 20060101ALI20160808BHJP
【FI】
   E04F11/00
   A61H3/00 Z
【審査請求】未請求
【請求項の数】2
【出願形態】OL
【全頁数】5
(21)【出願番号】特願2015-42949(P2015-42949)
(22)【出願日】2015年3月4日
(71)【出願人】
【識別番号】000100791
【氏名又は名称】アイシン軽金属株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100114074
【弁理士】
【氏名又は名称】大谷 嘉一
(72)【発明者】
【氏名】黒田 定信
(72)【発明者】
【氏名】川口 聡
【テーマコード(参考)】
2E301
【Fターム(参考)】
2E301AA01
2E301AA03
(57)【要約】
【課題】コンパクトで携帯及び移動がしやすい携帯移動式スロープの提供を目的とする。
【解決手段】ベーススロープと、当該ベーススロープからスライド伸縮するスライドスロープとを備え、前記ベーススロープは、スライドスロープ側の先端部付近の一方の側部に取手を有し、且つ、後端部付近の他方の側部にキャスターを有することを特徴とする。
【選択図】 図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ベーススロープと、当該ベーススロープからスライド伸縮するスライドスロープとを備え、
前記ベーススロープは、スライドスロープ側の先端部付近の一方の側部に取手を有し、且つ、後端部付近の他方の側部にキャスターを有することを特徴とする携帯移動式スロープ。
【請求項2】
前記ベーススロープからスライドスロープを伸長させた状態では、全体の重心が取手の位置の垂直線上に有することで前記取手で持ち上げた際にスロープ全体が略水平状態になることを特徴とする請求項1記載の携帯移動式スロープ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は段差部や隙間に架け渡し、スロープ面等を形成するための携帯移動式のスロープに関する。
【背景技術】
【0002】
必要に応じて建築物の段差部や車両の昇降口に架け渡してスロープ面を形成することで、車椅子の走行や人が歩行移動しやすいようにする移動式のスロープがある。
例えば特許文献1には、大型及び小型の二つの傾斜プレートを蝶番で連絡し、傾斜プレートの側面に複数のキャスターを設けたものを開示するが、側面の取手部より外側に突設したキャスター構造であり、しかも側面に突設したキャスターを複数有するためにスロープとして使用できる幅方向に大きな制限がある。
また、部品点数が多い。
特許文献2には、路面部材の両端部にそれぞれ踏み板を回動自在に連結したものを開示するが折り畳んで移動できるように複数のキャスターを有するものであるとともに、踏み板を展開する際に走行面を手で持つ必要があり、展開性が悪く手が汚れることもある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特許第2710031号公報
【特許文献2】実用新案登録第3045393号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、コンパクトで携帯及び移動がしやすい携帯移動式スロープの提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明に係る携帯移動式スロープは、ベーススロープと、当該ベーススロープからスライド伸縮するスライドスロープとを備え、前記ベーススロープは、スライドスロープ側の先端部付近の一方の側部に取手を有し、且つ、後端部付近の他方の側部にキャスターを有することを特徴とする。
本明細書では便宜上、ベーススロープからスライドスロープを伸縮させる側を先端方向、ベーススロープのその反対側を後端方向として説明する。
また、スロープ面を形成した際にスロープ面に沿った方向に延在する両側のサイド部分を側部と表現する。
このようにスロープを構成すると、スライドスロープをベーススロープ側に収納させた状態で取手を持ち、後端側のキャスターを路面や床面等に沿って走行移動させることができ、また、ベーススロープにスライドスロープをスライド収納させることができるので、全体としてコンパクトである。
【0006】
本発明において、前記ベーススロープからスライドスロープを伸長させた状態では、全体の重心が取手の位置の垂直線上に有することで前記取手で持ち上げた際にスロープ全体が略水平状態になるようにすることもできる。
このようにすると、キャスターを接地させた状態で片手で取手を持ち、もう一方の手でスライドスロープを引き出すことができ、しかもこのスライドスロープを引き出すことで、スロープ全体の重心が取手側に移動するので、スライドスロープの引き出し操作が容易である。
また、スライドスロープを伸長展開させた状態では取手を持つと、スロープ全体が略水平になるようにバランスがとれ、そのまま移動させることもできる。
【発明の効果】
【0007】
本発明に係る携帯移動式スロープは、スライドスロープをベーススロープ側にスライド収納でき、このベーススロープの先端側の一方の側部に取手を有し、この対角線上に位置する他方の側部にキャスターを有する、1つの取手と1つのキャスターからなる最小限の部品点数で構成できコンパクトである。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】(a)は本発明に係るスロープの伸長展開状態を示し、(b)はスライドスロープをベーススロープ側に収納させた状態を示す。
図2】スライドスロープをベーススロープに収納した状態で取手を持ち、キャスター走行により移動させている状態を示す。
図3】片手で取手を持ち、他方の手でスライドスロープを伸縮させる状態を示す。
図4】スライドスロープをスライド伸長させ、取手を持って運ぶ状態を示す。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明に係る携帯移動式スロープ(以下、単にスロープという。)10の構造例を示す。
スロープ10はベーススロープ11と、このベーススロープ11からスライド自在に連結したスライドスロープ12を有する。
ベーススロープ11は、スライドスロープ12側の先端部Fの付近であって、一方の側部に取手14を有し、且つ、後端部Rの付近であって、他方の側部にキャスター13を有する。
従って、キャスター13と取手14とは相互にベーススロープの対角線上に位置する。
【0010】
スライドスロープ12がベーススロープ11にスライド式に連結されていれば、その構造には制限がない。
本実施例ではパネル体11cの両サイド部にレール部材11a,11bを連結固定し、このレール部材11a,11bの内側に沿ってスライドスロープ12のスライドレール部材12a,12bがスライド嵌合されている。
スライドスロープ12もパネル体12cの両側にスライドレール部材12a,12bを連結固定した例になっている。
【0011】
本発明に係るスロープ10の連帯移動例を図2に示す。
ベーススロープ11の先端部の一方の側部に有する取手14を持つと、後端部の他方の側部に設けたキャスター13が接地走行する。
また、図3に示すように片手で取手14を持ち、他方の手でスライドスロープ12を伸縮操作できる。
図4に示すようにスライドスロープ12をベーススロープ11より伸長展開させた状態では、スロープ全体の重心が取手14の垂直線上に位置するように、ベーススロープ11とスライドスロープ12との重量及び長さ等が設定されている。
これにより、取手14を持つだけで略水平になるようにバランスがとれ、展開したままで持ち運ぶこともできる。
本発明に係るスロープ10は単独で用いてもよく、車椅子の車幅が広い場合には2本のスロープを並行に架け渡して使用することもできる。
【符号の説明】
【0012】
10 スロープ
11 ベーススロープ
12 スライドスロープ
13 キャスター
14 取手
F 前端部
R 後端部
図1
図2
図3
図4