【解決手段】 1以上のレイヤを含む第1カットを追加する信号を入力されるように制御するカット入力制御部と、1以上のレイヤに適用される第1エフェクトの種類を入力されるように制御するエフェクト入力制御部と、1以上のレイヤが、第1エフェクトをユーザからのユーザイベントと対応させて表現するように、第1最終カットを生成するカット生成部と、を含み、該エフェクト入力制御部は、第1エフェクトと対応し、第1エフェクトの演出開始位置及び演出終了位置を入力されるように制御し、カット生成部は、第1エフェクトの演出開始位置から演出終了位置までの領域を第1演出区間として設定し、第1エフェクトが、第1演出区間で演出されるように第1最終カットを生成する漫画データ生成装置である。
前記第1演出区間の長さと、カットの高さを基に設定された基準演出区間長とを比較し、前記第1演出区間の長さが前記基準演出区間長を超えている場合、前記第1演出区間の長さを前記基準演出区間長として設定する演出区間算出部をさらに含む、
ことを特徴とする請求項1ないし4のうちいずれか1項に記載の漫画データ生成装置。
【発明を実施するための形態】
【0008】
<実施形態の概要>
前記課題を解決するために、本発明は、1以上のレイヤを含む第1カットを追加する信号を入力されるように制御するカット入力制御部と、前記1以上のレイヤに適用される第1エフェクトの種類を入力されるように制御するエフェクト入力制御部と、前記1以上のレイヤが、前記第1エフェクトをユーザからのユーザイベントと対応させて表現するように、第1最終カットを生成するカット生成部と、を含み、前記エフェクト入力制御部は、前記第1エフェクトと対応し、前記第1エフェクトの演出開始位置及び演出終了位置を入力されるように制御し、前記カット生成部は、前記第1エフェクトの前記演出開始位置から前記演出終了位置までの領域を第1演出区間として設定し、前記第1エフェクトが、前記第1演出区間で演出されるように第1最終カットを生成する漫画データ生成装置を提供する。
【0009】
前記課題を解決するために、本発明は、入力部が漫画データに含まれ、1以上のレイヤを含む第1カットを追加する信号を入力される段階と、前記入力部が前記1以上のレイヤに適用される第1エフェクトの種類を入力される段階と、前記制御部が、前記1以上のレイヤが、前記第1エフェクトをユーザからのユーザイベントと対応させて表現するように、第1最終カットを生成する段階と、を含み、前記第1エフェクトの種類を入力される段階は、前記第1エフェクトと対応し、前記第1エフェクトの演出開始位置及び演出終了位置を入力され、前記第1最終カットを生成する段階は、前記第1エフェクトの前記演出開始位置から前記演出終了位置までの領域を第1演出区間として設定し、前記第1エフェクトが、前記第1演出区間で演出されるように第1最終カットを生成する漫画データ生成方法を提供する。
【0010】
前記課題を解決するために、本発明は、前記方法を実行させるために媒体に保存されたコンピュータプログラムを提供する。
【0011】
前記課題を解決するために、本発明は、漫画データの全部または一部である表示領域を表示する表示部と、前記表示領域に含まれたカットのエフェクトの演出開始位置及び演出終了位置を考慮し、演出区間を設定する演出区間算出部と、ユーザからユーザイベントを入力される入力部と、前記ユーザイベントと対応する移動距離を算出するイベント処理部と、前記移動距離ほど前記漫画データを移動させながら、前記エフェクトの演出開始位置が表示領域の基準演出線を通過するときから、前記エフェクトの演出終了位置が前記基準演出線を通過するまで、前記エフェクトが演出されるように制御する表示制御部と、を含む漫画データ表示装置を提供する。
【0012】
<実施形態の詳細>
本発明は、多様な変換を加えることができ、さまざまな実施形態を有することができるが、特定実施形態を図面に例示し、詳細な説明で詳細に説明する。本発明の効果、特徴、及びそれらを達成する方法は、図面と共に詳細に説明するる実施形態を参照すれば、明確になるであろう。しかし、本発明は、以下で開示される実施形態に限定されるものではなく、多様な形態によって具現される。
【0013】
以下、添付された図面を参照し、本発明の実施形態について詳細に説明するが、図面を参照して説明するとき、同一であるか、あるいは対応する構成要素は、同一図面符号を付し、それについての重複説明は省略する。
【0014】
以下の実施形態において、第1、第2のような用語は、限定的な意味ではなく、1つの構成要素を他の構成要素と区別する目的に使用された。
【0015】
以下の実施形態において、単数の表現は、文脈上明白に異なって意味しない限り、複数の表現を含む。
【0016】
以下の実施形態において、「含む」または「有する」というような用語は、明細書上に記載された特徴または構成要素が存在するということを意味するものであり、1以上の他の特徴または構成要素が付加される可能性をあらかじめ排除するものではない。
【0017】
ある実施形態が異なって具現可能な場合、特定の工程順序は、説明される順序と異なって遂行されもする。例えば、連続して説明される2工程が実質的に同時に遂行さてもよく、説明される順序と反対の順序で進められてもよい。
【0018】
ここで、漫画データは、漫画データ生成者、漫画作家によって作成されたデータであり、1つの漫画データは、1以上のカットを含んで構成される。ここで、カットは、1つの場面を含むデータであり、イメージまたはテキストを含む1以上のレイヤを含んでもよい。漫画データは、それぞれのカットをイメージファイルで個別的に含むか、含まれた1以上のカットを含む1つのイメージファイルを含んでもよい。
【0019】
ここで、表示領域は、漫画データにおいて、表示部を介してユーザに見られる領域、または前記領域に表示される漫画データをいう。漫画データは、ユーザによって入力されたユーザイベントと対応して移動し、かような漫画データの移動を介して表示領域は変更され、それによって表示される漫画データも変更される。
【0020】
ここで、エフェクトは、漫画データの全部または一部に含まれるアニメーション動作をいい、レイヤまたはカットに含まれるアニメーション動作をいう。さらに具体的には、レイヤの移動、分裂、下降、上昇、膨脹、ゆっくりとした移動、迅速移動または色変更を起こす動作またはカットの遠近感、時間差移動、回転、透明処理、スケール変更、クリッピング領域設定を含むが、それらに限定されるものではない。
【0021】
ここで、カットまたはレイヤは、属性情報を含んでもよく、ここで、カットまたはレイヤの属性情報は、位置情報、階層情報、演出開始位置または演出終了位置、演出区間、またはそれ以外のエフェクト情報を含んでもよい。
【0022】
さらに具体的には、位置情報は、移動エフェクトまたは時間差エフェクトのように、固定されずに移動するレイヤまたはカットと係わる情報であり、エフェクトが設定されたレイヤまたはカットが表示される位置をいう。前記位置情報は、カットの内部または外部に表示されなければならない位置をピクセル値またはパーセント値で指定することができる。例えば、第1レイヤを含む第1カットを仮定すれば、第1レイヤの最初の位置及び最終の位置は、第1カットでの位置に設定される。
【0023】
階層情報は、カットまたはレイヤなどに含まれた複数のレイヤの表示順序に係わる情報であり、最も上に表示されなければならないレイヤから、最も下に表示されなければならないレイヤまで、順次に増減する数字によって設定される。設定された階層情報によって、1つのカットまたはレイヤに含まれた複数のレイヤは、共に表示され、第1レイヤ及び第1レイヤの後に表示される第2レイヤは、全部の領域または一部領域が重なる。
【0024】
それ以外のエフェクト情報は、移動情報、速度情報、音楽情報、振動情報、色相情報、エフェクト表示開始時点などを含んでもよい。例えば、エフェクト情報は、レイヤまたはカットの最初の位置、最終の位置、開始時点、または終了時点や色変更される時点または地点に係わる情報を含んでもよく、エフェクト情報は、色が変化するエフェクトと係わり、最初の色情報である第1色、第1色から変更される色情報である第2色を含んでもよい。また、エフェクト情報は、2倍、3倍、1/2倍、1/3倍のように、移動速度を含んでもよい。
【0025】
図1は、本発明の実施形態による漫画データ提供システム10を示す図面である。
図1を参照すれば、本発明の実施形態による漫画データ提供システム10は、漫画データサーバ100、漫画データ生成装置200、通信網300、漫画データ表示装置400を含んでもよい。
【0026】
漫画データサーバ100は、ユーザ端末に、漫画データまたは漫画データ表示手段を提供することができる。漫画データサーバ100は、作家別、話数別、作品別、曜日別に区分して提供される漫画データを提供し、連載が終わった作品も提供することができる。漫画データサーバ100は、ユーザ端末からの要請により、選択的に漫画データを提供する。漫画データサーバ100は、ユーザ端末に、漫画データ表示装置400を1つのアプリケーション形態で、通信網300を介して伝送することができる。また、漫画データサーバ100は、漫画データ生成装置200から生成された漫画データを伝達されて保存することができる。
【0027】
漫画データ生成装置200は、漫画データ生成者(例えば、漫画作家)に、漫画データを生成することができる手段を提供する。漫画データ生成装置200は、二次元の漫画データを簡便に生成することができるユーザインターフェースを提供することができる。漫画データ生成装置200は、漫画データに含まれる1以上のカット生成機能、カットに含まれる1以上のレイヤ生成機能、またはレイヤにエフェクトを適用するエフェクト入力機能などを提供することができる。また、漫画データ生成装置200は、エフェクトを含むレイヤに対して、前記エフェクトがユーザに適切に提供されるように、レイヤを変更して生成する機能を提供することができる。
【0028】
また、漫画データ生成装置200は、カットまたはレイヤにエフェクトを設定しながら、エフェクトの演出区間を指定することができる手段を提供することができる。漫画データ生成装置200は、エフェクトの演出区間中、前記エフェクトが演出されるように、カットまたはレイヤを生成することができる。
【0029】
複数個の漫画データ生成装置200は、有線及び/又は無線通信環境においてウェブサービスを利用することができる通信端末を意味する。ここで、漫画データ生成装置200は、ユーザのパソコン201でもあり、またはユーザの携帯用端末(202)でもある。
図1では、携帯用端末202がスマートフォンとして図示されているが、本発明の思想は、それに制限されるものではなく、前述のように、ウェブブラウジングが可能なアプリケーションを搭載した端末であるならば、制限なしに利用される。
【0030】
それについてさらに詳細に説明すれば、漫画データ生成装置200は、コンピュータ(例えば、デスクトップ、ラップトップ、タブレットなど)、メディアコンピュータプラットホーム(例えば、ケーブル、衛星セットトップボックス、デジタルビデオレコーダ)、ハンドヘルドコンピュータデバイス(例えば、PDA(personal digital assistant)、電子メールクライアントなど)、携帯電話の任意の形態、または他種のコンピュータまたはコミュニケーションプラットホームの任意の形態を含んでもよいが、本発明は、それらに限定されるものではない。
【0031】
漫画データ表示装置400は、漫画データサーバ100から受信された漫画データ、または保存された漫画データをユーザイベントに対応させて表示する装置である。ここで、漫画データは、漫画データ生成装置400によって生成されたデータでもある。漫画データ表示装置400は、漫画データの初カットから最後のカットまでを1枚のページで表示したり、あるいは複数のページに分離して表示したりすることができる。漫画データ表示装置400は、ユーザイベントに対応させて漫画データを移動させながらユ、ーザ端末の表示部を介して表示される表示領域を変更しながら、漫画データを表示することができる。漫画データ表示装置400は、エフェクトと共に指定された演出区間中、前記エフェクトが演出されるように制御することができる。
【0032】
漫画データ表示装置400は、ユーザイベント、現在表示される第1領域に含まれたカットに係わる情報(エフェクトの種類及び数、レイヤの種類及び数、テキストの文字数など)、前記漫画データの平均読解速度、または前記ユーザの平均読解速度などによって、漫画データの移動速度を調整することができる。選択的実施形態において、漫画データ表示装置400は、ユーザイベント、及び現在表示される第1領域に含まれたカットに含まれた情報によって、漫画データの移動距離を調整することもできる。
【0033】
複数個の漫画データ表示装置400は、有線及び/又は無線通信環境において、ウェブサービスを利用することができる通信端末を意味する。ここで、漫画データ表示装置400は、ユーザのパソコン401でもあり、またはユーザの携帯用端末402でもある。
図1では、携帯用端末402がスマートフォンとして図示されたが、本発明の思想は、それに制限されるものではなく、前述のように、ウェブブラウジングが可能なアプリケーションを搭載した端末であるならば、制限なしに利用される。
【0034】
それについてさらに詳細に説明すれば、漫画データ表示装置400は、コンピュータ(例えば、デスクトップ、ラップトップ、タブレットなど)、メディアコンピュータプラットホーム(例えば、ケーブル、衛星セットトップボックス、デジタルビデオレコーダ)、ハンドヘルドコンピュータデバイス(例えば、PDA、電子メールクライアントなど)、携帯電話の任意の形態、または他種のコンピュータまたはコミュニケーションプラットホームの任意の形態を含んでもよいが、本発明は、それらに限定されるのではない。
【0035】
一方、通信網300は、複数個の漫画データ表示装置400と、漫画データサーバ100とを連結する役割を行う。すなわち、通信網300は、漫画データ表示装置400が漫画データサーバ100に接続された後、データを送受信することができるように、接続経路を提供する通信網を意味する。通信網300は、例えばLAN(local area network)、WAN(wide area network)、MAN(metropolitan area network)、ISDN(integrated service digital network)などの有線ネットワーク;あるいは無線LAN、CDMA、ブルートゥース(登録商標(Bluetooth))、衛星通信などの無線ネットワーク;を網羅することができるが、本発明の範囲は、それらに限定されるのではない。
【0036】
図2は、本発明の実施形態による漫画データ生成装置200を示すブロック図である。
図2を参照すれば、本発明の実施形態による漫画データ生成装置200は、制御部210、通信部220、保存部230、入力部240、表示部250を含んでもよい。
【0037】
制御部210は、入力部240を介して入力された1以上のイメージファイル(以下、レイヤ)を、入力されたエフェクト、エフェクトに係わる属性情報を考慮し、最終漫画データを生成することができる。制御部210は、ユーザによって入力された複数のレイヤが、ユーザによって設定されたエフェクトを含んで表現されるように、最終漫画データを生成することができる
通信部220は、漫画データ生成装置200と、漫画データサーバ100との通信を可能にする1以上の構成要素を含んでもよい。例えば、通信部220は、近距離通信部、移動通信部を含んでもよい。近距離通信部(short-range wireless communication nunit)は、ブルートゥース(Bluetooth)通信部、BLE(Bluetooth low energy)通信部、近距離無線通信部(near field communication unit)、WLAN(Wi−Fi(wireless fidelity))通信部、ジグビー(ZigBee)通信部、赤外線(IrDA:infrared data association)通信部、WFD(Wi−Fi direct)通信部、UWB(ultra wideband)通信部、Ant+通信部などを含んでもよいが、それらに限定されるものではない。移動通信部は、移動通信網上において、基地局、外部の端末、サーバのうち少なくとも一つと無線信号を送受信する。ここで、無線信号は、音声コール信号、画像通話コール信号、または文字/マルチメディアメッセージ送受信による多様な形態のデータを含んでもよい。通信部220は、漫画データサーバ100と通信して漫画データを獲得することができ、漫画データサーバ100から漫画データ表示のためのアプリケーションを獲得することもできる。
【0038】
保存部230は、通信部220を介して獲得された漫画データを保存することができる。
【0039】
入力部240は、ユーザが、漫画データ生成装置200を制御するためのイベント、またはデータを入力する手段を意味する。例えば、入力部240には、キーパッド、ドームスイッチ(dome switch)、タッチパッド(接触式静電容量方式、圧力式抵抗膜方式、赤外線感知方式、表面超音波伝導方式、積分式張力測定方式、ピエゾ効果方式など)、ジョグホイール、ジョグスイッチなどがあるが、それらに限定されるものではない。
【0040】
入力部240は、ユーザ入力を獲得することができる。例えば、入力部240は、漫画データに対するユーザイベント、スクロール入力、方向キー入力、所定の方向を有する動きがあるタッチ入力を獲得することができる。
【0041】
表示部250は、漫画データの生成のためのユーザインターフェースを表示することができる。表示部250は、入力部240を介して入力されたユーザイベント、及びユーザが追加したカット、レイヤなどを、ユーザインターフェースによって表示することができる。一方、表示部250及びタッチパッドがレイヤ構造をなし、タッチスクリーンとして構成される場合、表示部250は、出力装置以外に、入力装置としても使用される。表示部250は、液晶ディスプレイ(liquid crystal display)、薄膜トランジスタ液晶ディスプレイ(thin film transistor-liquid crystal display)、有機発光ダイオード(organic light-emitting diode)、フレキシブルディスプレイ(flexible display)、三次元ディスプレイ(3D display)、電気泳動ディスプレイ(electrophoretic display)のうち少なくとも一つを含んでもよい。
【0042】
図3は、制御部210を示すブロック図である。
図3を参照すれば、制御部210は、カット入力制御部211、エフェクト入力制御部213、カット生成部215、表示制御部216を含んでもよい。
【0043】
カット入力制御部211は、ユーザが生成した漫画データに追加する1以上のカットを入力するように制御する。ここで、カットは、漫画データに含まれるデータであり、漫画データのうち1つの場面を表現するように構成される。また、カットは、1以上のレイヤを含んでもよい。ここで、レイヤは、カットに含まれて表示される二次元データであり、イメージまたはテキストを含んでもよい。また、カットまたはレイヤは、何も含まず、そのような場合、前記カットまたはレイヤは、余白に表現されるように漫画データが生成される。
【0044】
他の実施形態において、カット入力制御部211は、ユーザが追加したり選択したりしたカットに含まれなければならない1以上のレイヤを入力するように制御するレイヤ入力制御部(図示せず)をさらに含んでもよい。カット入力制御部211は、ユーザによって生じたレイヤ追加イベントと対応させ、カットにレイヤが含まれるように制御することができる。
【0045】
また、カット入力制御部211は、1つの漫画データに含まれる1以上のカットを入力されるように制御することができる。すなわち、カット入力制御部211は、漫画データに含まれる第1カットと、前記第1カットの後続カットである第2カットとを入力される。
【0046】
エフェクト入力制御部213は、1つのカットに含まれた1以上のレイヤに含まれなければならないエフェクトの種類を入力するように制御する。ここで、エフェクトの種類は、レイヤに含まれるアニメーション動作をいい、レイヤの移動、遠近感、分裂、下降、上昇、膨脹、ゆっくりとした移動、迅速移動または色変更を起こす動作、回転、透明処理、スケール変更、クリッピング領域設定を含むが、それらに限定されるものではない。また、他の類型のエフェクトとして含まれてもよい。
【0047】
また、エフェクト入力制御部213は、エフェクトの演出開始位置または演出終了位置が入力されるように制御することができる。ここで、エフェクトの演出開始位置または演出終了位置は、前記エフェクトの演出時点を決定するための情報であり、カットの高さに対する比率のような相対的位置、またはピクセルのような絶対的位置として設定することができる。例えば、演出開始位置及び/または演出終了位置は、当該カットから上方へ10パーセント、当該カットから下方へ50パーセントのように設定される。演出開始位置が特定地点に入力され、演出終了位置は、前記演出開始位置からの距離で入力される。例えば、演出終了位置は、カットの高さに対して相対的な位置である200パーセント、または絶対的な位置である300ピクセルのように入力される。基本的には、演出開始位置及び/または演出終了位置は、カットの開始位置及び/または終了位置と同一に設定される。
【0048】
また、エフェクト入力制御部213は、第1カット及び/または第2カットに含まれた1以上のレイヤそれぞれまたは全部が、エフェクトを含むように入力され、エフェクトに係わる演出開始位置及び/または演出終了位置を入力される。
【0049】
カット生成部215は、前記入力されたエフェクトを、前記カットまたはレイヤに追加して最終カットを生成することができる。カット生成部215は、前記入力されたエフェクトが、演出開始位置及び/または演出終了位置の間で演出されるように、最終カットを生成することができる。カット生成部215は、第1エフェクトの演出開始位置が、表示領域の演出基準線を通過するとき、前記第1エフェクトが演出され始め、前記第1エフェクトの演出終了位置が表示領域の演出基準線を通過するとき、前記第1エフェクトの演出が終わるように、最終カットを生成することができる。ここで、演出基準線は、表示領域に含まれる漫画データと関係なく、絶対的に設定された線であり、表示領域の上端から所定のパーセントに該当する点を連結した線でもあり、漫画データの進行方向と垂直または水平でもある。
【0050】
また、カット生成部215は、カットに含まれたエフェクトの演出開始位置及び/または演出終了位置の間を演出区間として算出することができる。漫画データ生成者の意図によって、第1カットに含まれたエフェクトの演出区間、及び第2カットに含まれたエフェクトの演出区間は重畳されるが、そのような場合、カット生成部215は、前記第1カットに含まれたエフェクトの演出終了時点になる前、前記第2カットに含まれたエフェクトの演出が始まるように、最終カットを生成することができる。かような構成を介して、カット領域を超えて、カットに含まれたエフェクトの演出区間を設定することができる。
【0051】
他の実施形態において、カット生成部215は、演出区間長を調節する演出区間調整部(図示せず)を含んでもよい。演出区間調整部は、エフェクトの演出開始時点及び演出終了時点の間の演出区間長を調整することができる。演出区間調整部は、第1カットの高さを基に、基準演出区間長を算出し、前記基準演出区間長が、既設定の最大演出区間長を超えるか否かということを判断し、判断結果、前記基準演出区間長が、既設定の最大演出区間長を超えている場合、前記演出区間長を前記基準演出区間長として設定と、そうではない場合、前記演出区間長と最大演出区間長とを比較する。演出区間調整部は、前記演出区間長が最大演出区間長を超える場合、前記演出区間長を、前記最大演出区間長として設定し、そうではない場合、演出区間長を維持する。ここで、最大演出区間長は、カットの高さ、表示領域の長さを考慮して設定される。かような構成を介して、カットに含まれたエフェクトの演出区間が、ユーザに認識されないほど長くなることを防止し、エフェクトの演出区間が、エフェクトの演出を適切に表現することができるほど増大させることができる。
【0052】
表示制御部216は、表示部250を介して、漫画データの生成のためのユーザインターフェースが提供されるように制御する。表示制御部216は、漫画データの生成、カットの追加、レイヤの追加のためのユーザインターフェースを表示し、レイヤに含まれるエフェクト設定メニューを表示するように制御することができる。
【0053】
本発明の実施形態による漫画データ生成装置200は、カットに含まれた1以上のレイヤにエフェクトを設定することができるようにし、各レイヤがエフェクト通りに再生されるように変換し、変換されたレイヤを含む最終カットを生成することができる。
【0054】
図4は、本発明の実施形態による漫画データ表示装置400を示すブロック図である。
図4を参照すれば、漫画データ表示装置400は、制御部410、通信部420、表示部430、入力部440、保存部450、音響出力部460を含んでもよい。
【0055】
制御部410は、表示部430を介して漫画データが表示されるように制御する。制御部410は、漫画データ生成装置200によって生成された漫画データが適切に表示されるように制御する。すなわち、制御部410は、漫画データ生成装置200によって、漫画作家の設定通りに表示されるように生成された漫画データが表示されるように制御する。
【0056】
選択的実施形態において、制御部410は、漫画データに含まれた1以上のカット、前記カットに含まれた1以上のレイヤ、レイヤ単位やカット単位で適用されるエフェクトが適切に表示されるように、漫画データの移動速度または移動距離を制御する。
【0057】
また、制御部410は、表示領域に含まれたカットのエフェクトの演出区間中、前記エフェクトが演出されるように制御する。さらに具体的には、制御部410は、表示領域に含まれたカットのエフェクトの演出開始位置が、表示領域の基準演出線を通過するときから、前記エフェクトの演出終了位置が前記基準演出線を通過するまで、前記エフェクトが演出されるように制御する。
【0058】
通信部420は、漫画データ表示装置400と、漫画データサーバ100との通信を可能にする1以上の構成要素を含んでもよい。例えば、通信部420は、近距離通信部、移動通信部を含んでもよい。近距離通信部は、ブルートゥース(Bluetooth)通信部、BLE通信部、近距離無線通信部、WLAN(Wi−Fi)通信部、ジグビー(ZigBee)通信部、赤外線(IrDA)通信部、WFD通信部、UWB通信部、Ant+通信部などを含んでもよいが、それらに限定されるものではない。移動通信部は、移動通信網上において、基地局、外部の端末、サーバのうち少なくとも一つと無線信号を送受信する。ここで、無線信号は、音声コール信号、画像通話コール信号、または文字/マルチメディアメッセージ送受信による多様な形態のデータを含んでもよい。通信部420は、漫画データサーバ100と通信し、漫画データを獲得することができ、漫画データサーバ100から、漫画データ表示のためのアプリケーションを獲得することもできる。
【0059】
表示部430は、漫画データを表示し、漫画データに係わるユーザイベントと対応させ、前記漫画データを移動させながら表示することができる。表示部430は、ユーザイベント及び漫画データに含まれた属性情報を考慮した移動速度及び移動距離によって、漫画データを移動させながら表示することができる。一方、表示部430及びタッチパッドがレイヤ構造をなし、タッチスクリーンとして構成される場合、表示部430は、出力装置以外に、入力装置としても使用される。表示部430は、液晶ディスプレイ、薄膜トランジスタ液晶ディスプレイ、有機発光ダイオード、フレキシブルディスプレイ、三次元ディスプレイ、電気泳動ディスプレイのうち少なくとも一つを含んでもよい。
【0060】
入力部440は、ユーザが、漫画データ表示装置を制御するためのデータを入力する手段を意味する。例えば、入力部440には、キーパッド、ドームスイッチ、タッチパッド(接触式静電容量方式、圧力式抵抗膜方式、赤外線感知方式、表面超音波伝導方式、積分式張力測定方式、ピエゾ効果方式など)、ジョグホイール、ジョグスイッチなどがあるが、それらに限定されるものではない。
【0061】
入力部440は、ユーザ入力を獲得することができる。例えば、入力部440は、漫画データに係わるユーザイベント、スクロール入力、方向キー入力、所定の方向を有する動きがあるタッチ入力を獲得することができる。
【0062】
保存部450は、通信部420を介して獲得された漫画データを保存することができる。
【0063】
音響出力部460は、通信部から受信されたり、あるいはメモリに保存されたりするオーディオデータを出力する。また、音響出力部460は、漫画データに含まれた効果音、背景音と係わる音響信号を出力する。かような音響出力部460には、スピーカ、ブザーなどが含まれてもよい。
【0064】
また、音響出力部460は、振動モータ(図示せず)をさらに含んでもよい。振動モータは、振動信号を出力することができる。例えば、振動モータは、オーディオデータまたはイメージデータ(例えば漫画データに含まれた効果音、背景音)の出力に対応する振動信号を出力することができる。また、振動モータは、タッチスクリーンにタッチが入力される場合振動信号を出力することもできる。
【0065】
図5は、制御部410を示すブロック図である。
図5を参照すれば、制御部410は、イベント処理部411、表示制御部412、演出区間算出部413を含んでもよい。
【0066】
イベント処理部411は、入力部240を介して入力されたユーザイベントと対応する漫画データの移動距離または移動速度を算出したり、あるいは算出された移動距離データまたは移動速度データによってイベントを処理したりすることができる。イベント処理部411は、ユーザイベントに対応して表示領域に含まれたカットの移動速度または移動距離を算出することができる。イベント処理部411は、ユーザイベントに対応し漫画データの移動速度または移動距離を算出し、前記移動速度で漫画データが、前記移動距離ほど移動させる。イベント処理部411は、ユーザイベント、すなわち、スクロール入力、方向キー入力、動きがあるタッチ入力の入力時間及び方向を考慮し、移動速度または移動距離を算出することができる。
【0067】
演出区間算出部412は、表示部430を介して表示される表示領域に含まれたカットのエフェクトの演出開始位置及び演出終了位置を考慮し、前記エフェクトの演出区間を設定し、前記演出区間及び前記カットの高さを基に設定された基準演出区間を考慮し、前記演出区間を再設定することができる。ここで、基準演出区間は、カットの高さを基に設定される値であり、例えば、基準演出区間は、カットの高さと同一長さに設定される。
【0068】
さらに具体的に説明すれば、演出区間算出部412は、カットのエフェクトに対して設定された演出開始位置及び演出終了位置の間を演出区間として設定する。望ましくは、演出区間は、演出開始位置及び演出終了位置が進行方向と垂直である方向の任意の線に設定される。
【0069】
また、演出区間算出部412は、エフェクトの演出区間長を、カットの高さを基に設定された値である基準演出区間長と比較し、エフェクトの演出区間長が、前記基準演出区間長を超える場合、前記エフェクトの演出区間長を、前記基準演出区間長として再設定することができる。
【0070】
また、演出区間算出部412は、エフェクトの演出区間長を既設定の最大演出区間長と比較し、エフェクトの演出区間長が最大演出区間長を超える場合、前記エフェクトの演出区間長を前記最大演出区間長として再設定することができる。ここで、エフェクトの演出区間長を再設定すれば、演出区間算出部412は、エフェクトの演出開始位置及び/または演出終了位置を、前記演出区間長によって再調節する。例えば、演出区間長を狭める場合には、エフェクトの演出開始位置をカットの開始線と近く修正したり、エフェクトの演出終了位置をカットの終了線と近く修正したりすることができる。
【0071】
表示制御部413は、イベント処理部411によって算出された移動距離ほど前記漫画データを移動させながら、前記エフェクトの演出開始位置が表示領域の基準演出線を通過するときから、前記エフェクトの演出終了位置が前記基準演出線を通過するまで、前記エフェクトが演出されるように制御することができる。
【0072】
図6は、エフェクトに設定された演出区間について説明するための図面である。
図6(a)に図示されているように、本発明の実施形態による漫画データ生成装置200は、カットの高さと同一長を有する区間を演出区間として設定することができるが、
図6(b)に図示されているように、本発明の実施形態による漫画データ生成装置200は、カットの高さを超える長さを有する区間を演出区間として設定することができる。
図6(b)の場合、A2に含まれたエフェクトの演出開始位置は、601bであり、演出終了位置は602bになる。すなわち、A2に含まれたエフェクトは、演出開始位置601bが基準演出線を通過するときから、演出終了位置602bを通過するまで演出される。
【0073】
図7は、本発明の実施形態による漫画データ生成方法を示すフローチャートである。
図7を参照すれば、漫画データ生成方法は、カット追加信号入力段階(S110)、エフェクト種類及び属性情報の入力段階(S120)、演出区間算出段階(S130)、最終カット生成段階(S140)を含んでもよい。
【0074】
S110においては、漫画データ生成装置200は、ユーザが生成した漫画データに追加する1以上のカットを入力するように制御する。
【0075】
S120においては、漫画データ生成装置200は、1つのカットに含まれた1以上のレイヤに含まれなければならないエフェクトの種類及び/またはエフェクトの属性情報を入力するように制御する。ここで、属性情報は、エフェクトの演出区間を定義することができる演出開始位置及び/または演出終了位置を含んでもよい。
【0076】
S130においては、漫画データ生成装置200は、カットに含まれたエフェクトの演出開始位置及び/または演出終了位置の間を、前記エフェクトの演出区間として算出することができる。
【0077】
S140においては、漫画データ生成装置200は、前記入力されたエフェクトを前記カットまたはレイヤに追加し、最終カットを生成することができる。また、漫画データ生成装置200は、前記入力されたエフェクトが、演出開始位置及び/または演出終了位置の間で演出されるように、最終カットを生成することができる。
【0078】
図8は、演出区間算出段階(S130)の具体的な動作について説明するための図面である。
図8に図示された演出区間算出段階を介して、漫画データ生成装置200は、エフェクトの演出区間が過度に長くなることを防止し、カットの高さ及び漫画データ表示装置400の表示部を考慮し、ユーザに適切に表示されるように、エフェクトの演出区間長を再調整する。ここで、エフェクトの演出区間長は、演出区間の演出開始位置と演出終了位置と距離になり、ここで、距離は、進行方向と同一方向を基準にする最短距離にもなる。
【0079】
演出区間算出段階(S130)は、S131、S132、S133、S134、S135、S136の段階を含んでもよい。S131においては、漫画データ生成装置200は、エフェクトの演出区間を算出する過程のうち、エフェクトが設定されたカットの高さを基に、基準演出区間長を算出する。漫画データ生成装置200は、カットの高さに比例する基準演出区間長を算出する。
【0080】
S132においては、漫画データ生成装置200は、基準演出区間長と最大演出区間長とを比較する。ここで、最大演出区間長は、演出区間の最大臨界値であり、管理者によってあらかじめ設定された値である。
【0081】
S133においては、漫画データ生成装置200は、基準演出区間長が最大演出区間長を超える場合、前記エフェクトの演出区間長を基準演出区間長として設定する。
【0082】
S134においては、漫画データ生成装置200は、基準演出区間長が最大演出区間長を超えない場合、エフェクトの演出区間長と最大演出区間長とを比較する。
【0083】
S135においては、漫画データ生成装置200は、エフェクトの演出区間長が最大演出区間長を超える場合、演出区間長を最大演出区間長として設定する。
【0084】
S136においては、漫画データ生成装置200は、エフェクトの演出区間長が最大演出区間長を超えない場合、前記エフェクトの演出区間長を維持する。
【0085】
図9は、本発明の実施形態による漫画データ表示方法を示すフローチャートである。
【0086】
図9を参照すれば漫画データ表示方法は、表示領域表示段階(S210)、演出区間算出段階(S220)、ユーザイベント入力段階(S230)、漫画データ表示段階(S240)を含んでもよい。
【0087】
S210においては、漫画データ表示装置400は、保存されていたり、あるいは漫画データ提供サーバ100から受信したりする漫画データを表示する。漫画データ表示装置400は、漫画データの全部または一部である表示領域を表示部を介して表示する。漫画データの表示領域は、ユーザイベントと対応して移動する。
【0088】
S220においては、漫画データ表示装置400は、表示部を介して表示される表示領域に含まれたカットのエフェクトの演出開始位置及び/または演出終了位置を考慮し、前記エフェクトの演出区間を設定する。S220の詳細動作については、
図10に係わる説明で詳細に行う。
【0089】
S230においては、漫画データ表示装置400は、入力部410を介してユーザイベントを入力され、前記ユーザイベントと対応する漫画データの移動距離または移動速度を算出する。
【0090】
S240においては、漫画データ表示装置400は、漫画データを、前記算出された移動距離ほど移動させながら、前記エフェクトが、前記演出区間の間演出されるように制御する。
【0091】
図10は、演出区間算出段階(S220)の動作について説明するための図面である。
図10に図示された演出区間算出段階を介して、漫画データ表示装置400は、エフェクトの演出区間が過度に長くなることを防止し、カットの高さ及び表示部を考慮し、ユーザに適切に表示されるようにエフェクトの演出区間長を再調整する。
【0092】
演出区間算出段階(S220)は、S221、S222、S223、S224、S225、S226の段階を含んでもよい。S221においては、漫画データ表示装置400は、エフェクトの演出区間を算出する過程において、エフェクトが設定されたカットの高さを基に基準演出区間長を算出する。漫画データ表示装置400は、カットの高さに比例する基準演出区間長を算出する。
【0093】
S222においては、漫画データ表示装置400は、基準演出区間長と最大演出区間長とを比較する。ここで、最大演出区間長は、演出区間の最大臨界値であり、管理者によってあらかじめ設定された値である。
【0094】
S223においては、漫画データ表示装置400は、基準演出区間長が最大演出区間長を超える場合、前記エフェクトの演出区間長を基準演出区間長として設定する。
【0095】
S224においては、漫画データ表示装置400は、基準演出区間長が最大演出区間長を超えない場合、エフェクトの演出区間長と最大演出区間長とを比較する。
【0096】
S225においては、漫画データ表示装置400は、エフェクトの演出区間長が最大演出区間長を超える場合、演出区間長を最大演出区間長として設定する。
【0097】
S226においては、漫画データ表示装置400は、エフェクトの演出区間長が最大演出区間長を超えない場合、前記エフェクトの演出区間長を維持する。
【0098】
以上で説明した本発明による実施形態は、コンピュータ上において、多様な構成要素を介して実行されるコンピュータプログラムの形態によって具現され、かようなコンピュータプログラムは、コンピュータで読み取り可能な媒体に記録される。このとき、媒体は、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク及び磁気テープのような磁気媒体;CD(compact disc)−ROM(read only memory)及びDVD(digital versatile disc)のような光記録媒体;フロプティカルディスク(floptical disk)のような磁気−光媒体(magneto-optical medium);並びにROM、RAM(random access memory)、フラッシュメモリのような、プログラム命令語を保存して実行するように特別に構成されたハードウェア装置;を含んでもよい。さらに、媒体は、ネットワーク上で伝送可能な形態によって具現される無形の媒体を含んでもよく、例えば、ソフトウェア形態またはアプリケーション形態に具現され、ネットワークを介して伝送及び流通が可能な形態の媒体でもある。
【0099】
一方、前記コンピュータプログラムは、本発明のために特別に設計されて構成されたものであってもよく、コンピュータソフトウェア分野の当業者に公知されて使用可能なものでもあってもよい。コンピュータプログラムの例としては、コンパイラによって作われるような機械語コードだけではなく、インタープリタなどを使用してコンピュータによって実行される高級言語コードが含まれてもよい。
【0100】
本発明で説明する特定実行は、1つの実施形態であり、いかなる方法によっても本発明の範囲を限定するものではない。明細書の簡潔さのために、従来の電子的な構成、制御システム、ソフトウェア、前記システムの他の機能的な側面の記載は省略される。また、図面に図示された構成要素間の線の連結または連結部材は、機能的な連結及び/または物理的または回路的な連結を例示的に示したものであり、実際の装置では、代替可能であったり追加されたりする多様な機能的な連結、物理的な連結または回路的な連結として示される。また、「必須な」、「重要に」というように具体的な言及がなければ、本発明の適用のために、必ずしも必要な構成要素ではないことがある。
【0101】
本発明の明細書(特に、特許請求の範囲)において、「前記」の用語、及びそれと類似した指示用語の使用は、単数及び複数にいずれも該当するものである。また、本発明において、範囲(range)を記載した場合、前記範囲に属する個別的な値を適用した発明を含むものであり(それに反する記載がなければ)、発明の詳細な説明に、前記範囲を構成する各個別的な値を記載した通りである。最後に、本発明による方法を構成する段階について、明白に順序を記載したり、あるいはそれと反対になったりする記載がなければ、前記段階は、適当な順序で行われる。必ずしも前記段階の記載順序によって本発明が限定されるものではない。本発明において、あらゆる動作の例、または例示的な用語(例えば、など)の使用は、単に本発明について詳細に説明するためのものであり、特許請求の範囲によって限定されない以上、前記例または例示的な用語によって本発明の範囲が限定されるものではない。また、当業者は、多様な修正、組み合わせ及び変更が付加された特許請求範囲またはその均等物の範疇内で、設計条件及びファクタによって構成されるていることが分かるであろう。
【0102】
本発明の実施形態は、漫画データ生成者の意図通りに漫画データを生成する漫画データ生成装置、その方法及びコンピュータプログラムを提供する。
【0103】
本発明の実施形態はまた、ユーザイベントと対応させて生成者が指定した演出区間の間エフェクトが表示されるように制御する漫画データ表示装置を提供する。
【0104】
本発明の実施形態によれば、漫画データ生成者の意図通りに漫画データを生成することができる。
【0105】
また、漫画データに含まれたエフェクトの演出区間を生成者の指定区間として設定し、前記エフェクトが、前記演出区間中に演出されるように漫画データを生成することができる。
【0106】
また、ユーザイベントと対応させて生成者指定の演出区間の間エフェクトが表示されるように制御することができる。