【解決手段】 ユーザ端末上に表示されたメッセンジャー対話ウィンドウで入力された、収入または支出の内訳を含む第1データを受信する第1データ受信部と、受信された第1データから、既設定の所定形式の第2データを抽出し、第2データを保存する第2データ処理部と、第2データを反映させ、第2データの総計または一部の合計を含む第3データを抽出する第3データ抽出部と、第2データまたは第3データがユーザ端末上に表示されるように、第2データまたは第3データをユーザ端末に送信するデータ送信部と、を含む家計簿サービス提供装置である。
前記内訳抽出部は、前記第1データに基づいて前記内訳データを抽出し、抽出された内訳が属するカテゴリーを分類し、前記内訳データにカテゴリー情報を付加する、請求項2または3に記載の家計簿サービス提供装置。
前記第3データ抽出部は、所定時点になると、一定期間の収入または支出の総計または一部の合計を抽出し、前記の抽出された一定期間の収入または支出の総計または一部の合計を前記ユーザ端末に提供する、請求項1ないし6のうちいずれか1項に記載の家計簿サービス提供装置。
前記第3データ抽出部は、前記の抽出された一定期間の収入または支出の総計または一部の合計に対する評価データを共に提供する、請求項7に記載の家計簿サービス提供装置。
前記第1データと対応するクーポン情報、割引情報、イベント情報を含む付加情報を前記ユーザ端末に提供する付加情報提供部をさらに含む、請求項1ないし9のうちいずれか1項に記載の家計簿サービス提供装置。
前記メッセンジャー対話ウィンドウには、1人以上のユーザと仮想家計簿管理者とが含まれる、請求項1ないし11のうちいずれか1項に記載の家計簿サービス提供装置。
前記第3データを抽出する段階は、所定時点になると、一定期間の収入または支出の総計または一部の合計を抽出する段階を含む、請求項13ないし16のうちいずれか1項に記載の家計簿サービス提供方法。
付加情報提供部によって、前記第1データと対応するクーポン情報、割引情報、イベント情報を含む付加情報を、前記ユーザ端末に提供する段階をさらに含む、請求項13ないし18のうちいずれか1項に記載の家計簿サービス提供方法。
【発明を実施するための形態】
【0016】
本発明は、多様な変更を加えることができ、さまざまな実施形態を有することができるが、特定実施形態を図面に例示し詳細に説明する。本発明の効果、特徴、及びそれらを達成する方法は、図面と共に詳細に説明する実施形態を参照すれば明確になるであろう。しかし、本発明は、以下で開示される実施形態に限定されるものではなく、多様な形態によって具現化される。以下の実施形態において、第1、第2のような用語は、限定的な意味ではなく、1つの構成要素を他の構成要素と区別する目的で使用されている。また、単数の表現は、文脈上明白に異なって意味しない限り、複数の表現を含む。また、「含む」、「有する」というような用語は、明細書上に記載された特徴または構成要素が存在するということを意味することにより、1以上の他の特徴または構成要素が付加される可能性を事前に排除するものではない。また、図面では、説明の便宜のために、構成要素は、その大きさが誇張または縮小されてもいる。例えば、図面に示された各構成の大きさ及び厚みは、説明の便宜のために任意に示したので、本発明は、必ずしも図示されたところに限定されるものではない。
【0017】
以下、添付された図面を参照し、本発明の実施形態について詳細に説明するが、図面を参照して説明するとき、同一であるか、あるいは対応する構成要素は、同一符号を付し、それに係わる重複説明は省略する。
【0018】
図1は、本発明の一実施形態による家計簿サービス提供システムの構成を示した図面である。
【0019】
図1を参照すると、本発明の一実施形態による家計簿サービス提供システム1は、家計簿サービス提供装置100及びユーザ端末300を含む。また、家計簿サービス提供システム1は、複数のユーザ端末300と家計簿サービス提供装置100とを相互接続する通信網400を含む。
【0020】
本発明の一実施形態による家計簿サービス提供装置100は、メッセンジャーサービスにおいて、ユーザと仮想の家計簿管理者との対話ウィンドウにおいて、ユーザが収入または支出の内訳を簡単に対話形式で入力し、その内訳を家計簿サービス提供装置100に送信すれば、その内訳を自動的に適切な形式に変換して家計簿データベースに保存してアップデートし、当該月の累積支出内訳のような集計データを、ユーザと家計簿管理者との対話ウィンドウに表示し、ユーザが手軽に支出内訳を確認することができることを特徴とする。それについては、
図2以下でさらに詳細に説明する。
【0021】
ここで、本発明の家計簿サービス提供装置100は、メッセンジャーを利用した対話サービスを提供するサーバでもある。
図1には、1つのサーバが示されているが、接続量またはデータ量に応じて、複数のサーバが存在してもよい。
【0022】
家計簿サービス提供装置100は、対話サービスを提供する以外にも、一般的な検索サービス、及びその他ユーザの便宜を増進させる多様なサービスを提供することもできる。すなわち、家計簿サービス提供装置100は、対話サービス以外にも、検索、電子メール、ブログ、ソーシャルネットワークサービス(social network service)、ニュース、ショッピング情報提供のような多様なサービスを提供することができる。
【0023】
または、家計簿サービス提供装置100は、検索、電子メール、ニュース、ショッピングのようなポータル(portal)サービスを提供するサーバに接続され、ポータルサービスに情報提供を要求するユーザ端末300に、ポータルサービスが提供するウェブページを提供するサーバでもある。ここで、家計簿サービス提供装置100及びポータルサービス提供サーバは、物理的に分離された別個のサーバであってもよいし、概念的にのみ分離された同一のサーバであってもよい。
【0024】
家計簿サービス提供装置100は、ユーザ端末300間の対話内容を保存することができる。
図1では、ユーザ端末300間のデータ送受信が家計簿サービス提供装置100を経て行われるように図示されているが、ユーザ端末300間において、通信網400を介して直接的にデータを送受信することもできる。
【0025】
家計簿サービス提供装置100は、ユーザ端末300にメッセンジャーサービス及び家計簿サービスを提供する以外にも、一般的な検索サービス、及びその他ユーザの便宜を増進させる多様なサービスを提供することもできる。すなわち、本発明の家計簿サービス提供装置100は、検索、電子メール、ブログ、ニュース、ショッピング情報提供のような多様なサービスを提供することができる。
【0026】
複数のユーザ端末300は、有線/無線通信環境において、ウェブサービスを利用することができる通信端末を意味する。ここで、ユーザ端末300は、ユーザのパーソナルコンピュータ301でもあり、またはユーザの携帯用端末302でもある。
図1では、携帯用端末がスマートフォンとして図示されているが、本発明の思想は、それに制限されるものではなく、前述のように、ウェブブラウジングが可能なアプリケーションを搭載した端末であるならば、制限なしに使用することができる。
【0027】
それについてさらに詳細に説明すると、ユーザ端末300は、コンピュータ(例えば、デスクトップ、ラップトップ、タブレットなど)、メディアコンピュータプラットホーム(例えば、ケーブル、衛星セットトップボックス、デジタルビデオレコーダ)、ハンドヘルドコンピュータデバイス(例えば、PDA(personal digital assistant)、電子メールクライアントなど)、携帯電話の任意の形態、または他種のコンピュータまたはコミュニケーションプラットホームの任意の形態を含んでよいが、本発明は、それらに限定されるものではない。
【0028】
ユーザ端末300は、相互間でテキストなどを介する対話を行うことができる。そのとき、2人のユーザが対話を行うこともでき、3人以上のユーザが1つの対話ウィンドウ内で対話を行うこともできる。すなわち、ユーザ端末300は、互いにメッセージを取り交わすことができ、取り交わしたメッセージが、ユーザ端末300に表示される対話ウィンドウに表示される。
【0029】
一方、通信網400は、複数のユーザ端末300と家計簿サービス提供装置100とを接続する役割を行う。すなわち、通信網400は、ユーザ端末300が家計簿サービス提供装置100に接続した後、データを送受信することができるように、接続経路を提供する通信網を意味する。通信網400は、例えば、LAN(local area network)、WAN(wide area network)、MAN(metropolitan area network)、ISDN(integrated service digital network)などの有線ネットワークや、無線LAN、CDMA、ブルートゥース(Bluetooth)(登録商標)、衛星通信などの無線ネットワークを網羅することができるが、本発明の範囲は、それらに限定されるものではない。
【0030】
図2は、本発明の一実施形態による家計簿サービス提供システム1の内部構成を示したブロック図である。
【0031】
図2を参照すると、本発明の一実施形態による家計簿サービス提供システム1の家計簿サービス提供装置100は、通信部111、メモリ113、プログラム保存部115、制御部117、データベース(DB)119を含んでよい。また、家計簿サービス提供装置100は、第1データ受信部120、第2データ処理部130、第3データ抽出部140、データ送信部150、付加情報提供部160をさらに含んでよい。
【0032】
詳細には、通信部111は、通信網400を介して家計簿サービス提供装置100とユーザ端末300との間で制御信号またはデータ信号のような信号を送受信するために必要な通信インターフェースを提供する。ここで、通信部111は、他のネットワーク装置との間で、有線/無線接続を介して、制御信号またはデータ信号のような信号を送受信するために必要なハードウェア及びソフトウェアを含む装置でもある。
【0033】
メモリ113は、制御部117が処理するデータを、一時的または永久的に保存する機能を実行する。ここで、メモリ113は、磁気記録媒体またはフラッシュ記録媒体を含んでよいが、本発明の範囲は、それらに限定されるものではない。
【0034】
プログラム保存部115は、ユーザ端末300から第1データを受信する動作、第1データに基づいて第2データに変換する動作、第2データに基づいて第3データを抽出する動作などを行う制御ソフトウェアを保存している。
【0035】
制御部117は、一種の中央処理装置であり、ユーザ端末300から第1データを受信し、受信した第1データを既設定の所定形式の第2データに編集して保存し、第2データに基づいて第3データを抽出し、抽出した第3データをユーザ端末300に送信する全体過程を制御する。すなわち、制御部117は、プログラム保存部115に保存された制御ソフトウェアを駆動し、ユーザ端末300から収入/支出内訳を受信し、受信した収入/支出内訳を処理してデータベースに保存し、その処理内訳をユーザ端末300に送信するというような多様な機能を提供することができる。
【0036】
ここで、制御部117は、プロセッサのようにデータを処理することができる全ての種類の装置を含んでよい。ここで、「プロセッサ」は、例えば、プログラム内に含まれるコードまたは命令によって表現された機能を実行するために、物理的に構造化された回路を有する、ハードウェアに内蔵されたデータ処理装置を意味する。このようなハードウェアに内蔵されたデータ処理装置の例として、マイクロプロセッサ、中央処理装置(CPU:central processing unit)、プロセッサコア、マルチプロセッサ、ASIC(application-specific integrated circuit)、FPGA(field programmable gate array)のような処理装置を網羅することができるが、本発明の範囲は、それらに限定されるものではない。
【0037】
DB119は、家計簿サービス提供装置100が提供する家計簿データを保存する家計簿データベースを含む。家計簿データベースには、各収入または各支出の内訳が保存され、それぞれの内訳は、会計で仕分の基礎要素として使用される日付、金額、摘要、借方、貸方などの項目を含んでよい。さらに、DB119は、ユーザ情報を保存するユーザデータベースをさらに含んでよい。ここで、ユーザデータベースは、家計簿サービスを提供するユーザに係わるユーザ情報を保存することができる。ここで、ユーザ情報には、ユーザの氏名、所属、人的事項、性別、年齢などユーザに係わる基本的な情報や、ID(identification)及びパスワードなどログインに係わる情報、接続国・接続位置・接続に利用した装置に係わる情報、接続されたネットワーク環境など接続に係わる情報などが含まれてよい。
【0038】
また、図面には図示されていないが、本発明の一実施形態による家計簿サービス提供装置100は、入出力部などをさらに含んでよい。
【0039】
一方、家計簿サービス提供装置100は、第1データ受信部120、第2データ処理部130、第3データ抽出部140、データ送信部150、付加情報提供部160をさらに含んでよい。
【0040】
ここで、本発明の一実施形態は、メッセンジャーサービスにおいて、一種のボット(bot)概念の仮想家計簿管理者を設定し、ユーザと家計簿管理者との対話ウィンドウにおいて、ユーザが収入または支出の内訳を簡単に対話形式で入力し、その内訳を家計簿サービス提供装置100に送信すれば、家計簿サービス提供装置100では、その内訳を自動的に適切な形式に変換し、家計簿DB119に保存してアップデートし、当該月の累積支出内訳のような集計データを、ユーザと家計簿管理者との対話ウィンドウに表示し、ユーザが手軽に支出内訳を確認することができる家計簿サービスを提供することを一特徴とする。
【0041】
ここで、ボットとは、「ロボット」の略語であり、ユーザや、他のプログラムまたは人の行動をまねる代理者として動作するプログラムを意味する。インターネット上で最も普遍的に存在するボットは、スパイダー、クローラとも呼ばれるプログラムであり、ウェブサイトを周期的に訪問し、検索エンジン索引のためのコンテンツを集めてくる。本発明の一実施形態では、家計簿管理者の役割を行うボットを具備することを一特徴とする。
【0042】
例えば、
図3ないし
図7は、ユーザ端末300上に表示されたメッセンジャー対話ウィンドウにおいて、ユーザとボット概念の仮想家計簿管理者(図面には、「マネー管理秘書」として図示されている)とが対話を交わしながら、家計簿管理が行われるところを示す図面である。以下では、
図2、
図3ないし
図7を参照し、本発明の構成についてさらに詳細に説明する。
【0043】
第1データ受信部120は、ユーザ端末300上に表示されたメッセンジャー対話ウィンドウで入力された、収入または支出の内訳を含む第1データを受信する役割を行う。例えば、
図3に図示されているように、ユーザは、メッセンジャーサービスで提供する対話ウィンドウに、収入または支出の内訳を含む第1データを入力する。すなわち、メッセージ出力部31に図示されているように、ユーザは、「ジャガイモ3,500」のように、収入または支出の内訳を含む第1データを入力することができ、または、メッセージ出力部33に図示されているように、ユーザは、「3/25 スターバックス 5,000」のように、収入または支出の内訳を含む第1データを入力することができる。すなわち、ユーザは、形式にかかわらず、多様であって自由な形式で、第1データを入力し、第1データを家計簿サービス提供装置100に送信することができる。
【0044】
第2データ処理部130は、受信した第1データを、既設定の所定形式の第2データに編集する。詳細には、ユーザは、自由な形式で、家計簿項目の少なくとも一部を、第1データとして入力し、家計簿サービス提供装置100に送信することができる。かような第1データを受信した家計簿サービス提供装置100では、第1データを標準化されたフォーマットに変換し、データベースに保存しなければならない。そのために、第2データ処理部130は、日付抽出部131と、金額抽出部132と、内訳抽出部133とをさらに含んでよい。
【0045】
日付抽出部131は、第1データ受信部120が受信した文字列から日付データを抽出する。日付抽出部131は、文字列のうち数字データを参照して日付を抽出するか、日付を意味する文言を参照し、日付データを抽出することができる。
【0046】
さらに具体的には、本発明の日付抽出部131は、ユーザが「2013−08−24」のような方法で、数字を使用して直接日付を指定する以外に、「今日」、「明日」などであるか、「−1(1日前)」、「+3(3日後)」のような相対的に指定する方法を提供する。
【0047】
そのために、第一に、日付抽出部131は、まず事前に指定された文字、いわば、今日、明日、昨日、明後日、明々後日、一昨日のような単語があるか否かを第1データにおいて検索する。第1データにおいて同じ単語が発見されれば、当該文字列を抽出し、当該単語が示す加減日付を、既設定の変数値(例えば、明日であるならば、+1、昨日であるならば、−1などと設定されている)を介して入力される時点である今日を基準に絶対日付を計算する。計算された日付(すなわち、ユーザが入力する日付)は、日付データとして抽出されて設定される。
【0048】
第二に、前述のような方法で日付が指定されていなければ、日付抽出部131は、正規表現式を介して、−1、+1、−3のように日付を直接数値として指定したものがあるか否かを検索する。日付を直接数値として指定した文字列が発見されれば、同様に受信された文字列で入力される時点である今日を基準に、絶対日付を計算する。計算された日付(すなわち、ユーザが入力する日付)は、日付データとして抽出されて設定される。
【0049】
第三に、前述の第1または第2の過程を介して、日付抽出部131が何の日付データも得ることができない場合、絶対的な方法で直接日付を記入したものがあるか否かを正規式を介して見出す。yyyy−mm−ddまたはyy−mmのような日付記入、またはyyyy/mm/ddやmm/ddのような一般的に通用する方式を介して記入がなされているか否かを確認する。例えば、第1データが「2013−08−24 軽食店 のり巻き 現金 食 2,500」のようであるならば、ここで「2013−08−24」は、日付値として認識されて抽出され、「軽食店 のり巻き 現金 食 2,500」という文字列だけ残す過程になる。日付値から年度が除かれているのであれば、現在年度を指定し、最終的に計算された日付は、yyyy−mm−ddのような完全な日付値になるように調整することができる。日付抽出部131は、最終的な日付値を日付データとして抽出して設定する。すなわち、
図3のメッセージ出力部33に図示されているように、ユーザが「3/25 スターバックス 5,000」のように第1データを入力したのであるならば、日付抽出部131は、mm/dd形式で記載された「3月25日」の日付、または、yyyy−mm−dd形式で記載された「2015年3月25日」を日付データとして抽出して設定することができる。
【0050】
最後に、収集された文字列のどこにも、相対的にも絶対的にも日付が記入されていなければ、日付抽出部131は、現在時点の日付、すなわち、「今日」の日付を端末上で自ら計算して日付データとして抽出して設定する。すなわち、
図3のメッセージ出力部31に図示されているように、ユーザが、日付入力なしに、「ジャガイモ 3,500」のように、第1データを入力したのであるならば、日付抽出部131は、「今日」の日付(例えば、5月13日)を端末上で自ら計算し、日付データとして抽出して設定することができる。
【0051】
金額抽出部132は、受信した第1データから金額データを抽出する役割を行う。家計簿に使用される取り引き要素のうち、日付と同様に金額項目も、単独で使用される形式を有した場合がほとんどであるので、本発明では、日付データのように、金額データを他の項目(勘定項目及び摘要など)に先立ってまず抽出する。金額抽出部132が抽出する金額の値は、小数点を含んだ「23.99」の値になることもあるし、ユーザによって「2,000」のようにコンマが入れられることもある。前述のように入力された文字列値が「ジャガイモ 3,500」である場合、3,500が金額データとして抽出される。
【0052】
このとき、金額抽出部132は、ユーザ端末300の位置情報に基づいて、通貨を決定することができる。例えば、ユーザ端末300がメッセンジャーサービスに接続するとき、または、ユーザ端末300が第1データを送信するときなど多様な場合に、ユーザ端末300から家計簿サービス提供装置100にユーザ端末300の位置情報が送信される。そして、金額抽出部132は、受信した第1データから金額データを抽出する過程において、ユーザ端末300の位置情報を参照し、通貨を決定することができる。すなわち、ユーザ端末300の位置情報を分析した結果、ユーザ端末300が韓国に位置している場合、別途の通貨入力がなければ、ウォン(KRW)を通貨として決定することができ、ユーザ端末300が日本に位置している場合、別途の通貨入力がなければ、円(JPY)を通貨として決定することができる。また、第1データと共に、費用を出費した商号情報(例えば、スターバックス三清店など)が送信される場合、該商号情報に基づいて、ユーザ端末300の位置を抽出し、それに基づいて通貨を決定することもできる。
【0053】
内訳抽出部133は、第1データから日付データ及び金額データを除いた文字列から、収入または支出の内訳を抽出する。詳細には、第1データから日付データ及び金額データを抽出して残った文字列から抽出される取り引き要素は、摘要、借方、貸方などになり、内訳抽出部133は、そのように残った文字列から収入または支出の内訳を抽出する。
【0054】
また、内訳抽出部133は、第1データに基づいて、前記内訳データを抽出し、抽出した内訳が属するカテゴリーを分類し、内訳データにカテゴリー情報を付加することができる。例えば、「朝食」、「昼食」、「夕食」、「コーヒー」のような単語は、事前に「食費」カテゴリーに該当するように設定されており、ユーザが「朝食 3,500ウォン」と入力すれば、当該内訳のカテゴリーは、自動的に食費に分類されて保存されるのである。
【0055】
結果として、第2データ処理部130は、ユーザがメッセンジャーウィンドウに入力した第1データから、日付データ、金額データ、内訳データを適切なフォーマットで抽出する役割を行うのである。
【0056】
そして、家計簿データ保存部170は、第2データ処理部130で抽出された第2データを、DB119に保存する役割を行う。すなわち、家計簿データ保存部170は、第2データ処理部130で抽出された第2データをユーザと関連付けてDB119に保存するのである。
【0057】
例えば、ユーザが、メッセージ出力部31に図示されているように、「ジャガイモ 3,500」のように第1データを入力すれば、第2データ処理部130は、日付データとして今日の日付を抽出し、金額データとして3,500ウォンを抽出し、内訳データとして「ジャガイモ」を抽出し、家計簿データ保存部170は、それらをDB119に保存することができる。また、ユーザが、メッセージ出力部33に図示されているように、「3/25 スターバックス 5,000」のように第1データを入力すれば、第2データ処理部130は、日付データとして3月25日を抽出し、金額データとして5,000ウォンを抽出し、内訳データとして「スターバックス」を抽出することができる。そして、家計簿データ保存部170は、それらをDB119に保存することができる。そして、そのように抽出及び保存された第2データは、データ送信部150によってユーザ端末300に送信されて表示される。
【0058】
第3データ抽出部140は、第2データを反映させ、第2データの総計または一部の合計を含む第3データを抽出する。例えば、第2データ処理部130が、日付データとして今日の日付を抽出し、金額データとして3,500ウォンを抽出し、内訳データとして「ジャガイモ」を抽出し、家計簿データ保存部170が、それらをDB119に保存すれば、第3データ抽出部140は、今月の支出金額の既存の総計に、新たに追加された3,500ウォンを加えた金額を第3データとして抽出し、第3データをユーザ端末300に提供することができる。
【0059】
データ送信部150は、第2データまたは第3データがユーザ端末上に表示されるように、第2データまたは第3データをユーザ端末300に送信する。
【0060】
例えば、ユーザが、メッセージ出力部31のように、「ジャガイモ 3,500」のように、収入または支出の内訳を含む第1データを入力すれば、第2データ処理部130は、第1データから今日の日付(5月13日)を抽出し、金額データとして3,500ウォンを抽出し、内訳データとして「ジャガイモ」を抽出する。そして、第3データ抽出部140は、今月の支出金額の既存の総計に、新たに追加された3,500ウォンを加えた金額である58,252ウォンを第3データとして抽出して保存する。それにより、データ送信部150は、第2データと第3データとをユーザ端末300に送信し、ユーザ端末300のメッセージ出力部32には、「5月13日、ジャガイモ、3,500ウォン」という第2データと、5月現在の累積支出金額が58,252ウォンであるという第3データとが表示されるのである。
【0061】
同様に、ユーザが、メッセージ出力部33のように、「3/25 スターバックス 5,000」のように、収入または支出の内訳を含む第1データを入力すれば、第2データ処理部130は、第1データから、日付データとして3月25日を抽出し、金額データとして5,000ウォンを抽出し、内訳データとして「スターバックス」を抽出する。そして、第3データ抽出部140は、今月の支出金額の既存の総計を抽出するが、入力された金額は3月に出費された金額であるので、今月である5月の累積支出金額は、変化がないままである。そして、データ送信部150は、第2データと第3データとをユーザ端末300に送信し、ユーザ端末300のメッセージ出力部34には、「3月25日、スターバックス、5,000ウォン」という第2データと、5月現在の累積支出金額が58,252ウォンであるという第3データとが表示されるのである。
【0062】
一方、第1データ受信部120で受信した第1データが、既設定の所定識別子を含む場合、第3データ抽出部140は、一定期間の収入または支出の内訳をユーザ端末300に提供することができる。
【0063】
例えば、ユーザが、メッセージ出力部35のように、詳細内訳を意味する「1」を入力し、第1データ受信部120がそれを受信すれば、第2データ処理部130は、受信した第1データが、既設定の所定識別子であるか否かを判定し、受信した第1データが、詳細内訳を意味する「1」であると判定する。それにより、第3データ抽出部140は、当該月の収入または支出の内訳を抽出し、データ送信部150は、その内訳をユーザ端末300に送信し、ユーザ端末300のメッセージ出力部36には、5月現在の収入または支出の内訳が表示されるのである。
【0064】
一方、第1データ受信部120で受信した第1データに、金額データが含まれていない場合、第3データ抽出部140は、第1データから抽出された日付データまたは内訳データの関連データを、ユーザ端末300に提供することができる。
【0065】
例えば、ユーザが、単に「スターバックス」とのみ入力した場合、第3データ抽出部140は、内訳データが「スターバックス」である全体内訳、または一定期間の内訳を抽出し、その全体内訳または一定期間の内訳をユーザ端末に提供することができる。または、ユーザが「5月1日」とのみ入力した場合、第3データ抽出部140は、日付データが「5月1日」である全体内訳を抽出し、その全体内訳をユーザ端末に提供することができる。
【0066】
一方、本発明の一実施形態による家計簿サービス提供装置100は、受信した第1データと対応する付加情報を抽出し、その付加情報をユーザ端末300に提供する付加情報提供部160をさらに含んでよい。付加情報は、第1データと対応するクーポン情報、割引情報、イベント情報を含む付加情報を含んでよい。例えば、
図4に図示されているように、ユーザは、メッセンジャーサービスに提供する対話ウィンドウに、収入または支出の内訳を含む第1データを入力する。すなわち、メッセージ出力部41に図示されているように、ユーザは、「3/25 スターバックス 5,000」のように、収入または支出の内訳を含む第1データを入力することができる。それにより、前述の過程を経て、ユーザ端末300のメッセージ出力部42には、「3月25日、スターバックス、5,000ウォン」という第2データと、5月現在の累積支出金額が58,252ウォンであるという第3データとが表示される。それと共に、メッセージ出力部43には、内訳データである「スターバックス」に係わる付加情報、例えば、クーポン情報、割引情報、イベント情報などがさらに表示される。
【0067】
一方、本発明の一実施形態による家計簿サービス提供装置100において、第1データは、ユーザ端末300が受信したカード使用内訳に係わる文字メッセージでもある。例えば、
図4に図示されているように、メッセージ出力部44には、ユーザ端末300が受信したカード使用内訳に係わる文字メッセージが入力される。そのとき、ユーザ端末300が、カード使用文字メッセージを受信すれば、当該文字メッセージが自動的に入力され、またはユーザが当該文字メッセージをコピーして対話ウィンドウに貼り付けることもできる。そのように第1データが入力されれば、前述の過程を経て、ユーザ端末300のメッセージ出力部45には、第2データ及び第3データが表示される。
【0068】
一方、本発明の一実施形態による家計簿サービス提供装置100において、第1データは、複数個の収入または支出の内訳を含んでよい。例えば、
図5に図示されているように、メッセージ入力部51には、複数個の収入または支出の内訳が一度に入力され、第2データ処理部130においては、複数個の収入または支出の内訳を分離し、それぞれの日付、金額、内訳を別個の第2データとして抽出することができる。
【0069】
一方、本発明の一実施形態による家計簿サービス提供装置100の第3データ抽出部140は、所定時点になると、一定期間の収入または支出の総計または一部の合計を抽出し、その総計または一部の合計をユーザ端末300に提供することができる。そのとき、第3データ抽出部140は、抽出された一定期間の収入または支出の総計または一部の合計に係わる評価データを共に提供することもできる。
【0070】
図6には、週末になったとき、1週間の収入または支出の総計がユーザ端末300に表示された画面が図示されている。メッセージ入力部61には、1週間(例えば、5月2週目)の収入または支出の総計と、当該月の現在までの収入または支出の総計とが表示される。一方、メッセージ入力部62には、評価データとして、過去支出内訳と現在支出内訳とを対比するための比較資料が表示される。また、メッセージ入力部63には、今週の支出額に係わる評価データとして、今週の支出額の平素支出額に比べての大小に対する評価コメントが表示される。
【0071】
図7には、週末になったとき、1ヵ月間の収入または支出の総計がユーザ端末300に表示された画面が図示されている。メッセージ入力部71には、1ヵ月(例えば、5月)の間の収入または支出の総計が表示される。このとき、当該月の週別の収入または支出の総計が共に表示される。一方、メッセージ入力部72には、今月の支出額に係わる評価データとして、今月の支出額の平素支出額に比べての大小に対する評価コメントが表示される。
【0072】
一方、図面には図示されていないが、メッセンジャー対話ウィンドウには、複数のユーザが参加することができ、第3データ抽出部140は、メッセンジャー対話ウィンドウに参加した複数のユーザが、メッセンジャー対話ウィンドウ上で入力した第1データのみを反映させた別途の第3データを、メッセンジャー対話ウィンドウに提供することができる。すなわち、本発明の一実施形態による家計簿サービス提供装置100は、個人別に家計簿サービスを提供するだけではなく、対話ルーム別にも、家計簿サービスを提供することができる。例えば、メッセンジャー対話ウィンドウに、複数のユーザ及び仮想家計簿管理者が参加している状態で、各ユーザが第1データを入力する場合、各ユーザが入力した第1データは、当該メッセンジャー対話ウィンドウの識別子と共に、各ユーザの家計簿データベースに保存される。そして、第3データ抽出部140は、特定メッセンジャー対話ウィンドウ上で入力された第1データのみを反映させた別途の第3データを、前記メッセンジャー対話ウィンドウに提供することができる。
【0073】
本発明の実施形態によって、ユーザが方法及び順序にとらわれず、家計簿項目を入力するようにし、自由に入力された家計簿項目を基に、日付、金額、内訳を抽出し、それらを自動的に家計簿にアップデートすることにより、家計簿作成が容易になるという効果を得ることができる。また、本発明の実施形態によって、ユーザが入力した文字列値を基に、リアルタイムで整理された日付、金額、内訳を表示し、ユーザが最小の入力で意図した取り引き要素を入力するようにするという効果を得ることができる。また、本発明の実施形態によって、ユーザが入力した内訳と共に、一定期間の支出内訳の総計をユーザ端末上に表示するようにし、ユーザがさらに容易に支出管理を行うという効果を得ることができる。
【0074】
以下では、本発明の一実施形態によるユーザ端末300について説明する。
【0075】
続けて
図2を参照すると、本発明の一実施形態によるユーザ端末300は、通信部310、メモリ320、入出力部330、プログラム保存部340、制御部350、メッセンジャー対話ウィンドウ表示制御部360などを含む。
【0076】
詳細には、通信部310は、家計簿サービス提供装置100のような他のネットワーク装置との間で、有線/無線接続を介して、制御信号またはデータ信号のような信号を送受信するために必要なハードウェア及びソフトウェアを含む装置でもある。例えば、通信部310は、近距離通信部または移動通信部を含んでよい。近距離通信部は、ブルートゥース(Bluetooth)(登録商標)通信部、BLE(Bluetooth low energy)通信部、近距離無線通信部(near field communication unit)、WLAN(Wi−Fi(wireless fidelity)(登録商標))通信部、ジグビー(ZigBee)(登録商標)通信部、赤外線(IrDA:infrared data association)通信部、WFD(Wi−Fi Direct)通信部、UWB(ultra wideband)通信部、Ant+通信部などでもあるが、それらに限定されるものではない。移動通信部は、移動通信網上で、基地局、外部の端末、サーバのうち少なくとも一つとの間で無線信号を送受信する。ここで、無線信号は、音声コール信号、画像通話コール信号または文字/マルチメディアメッセージ送受信による多様な形態のデータを含んでよい。
【0077】
メモリ320は、制御部350が処理するデータを一時的または永久的に保存するか、あるいはユーザ端末300に送信されたコンテンツデータを一時的または永久的に保存する機能を実行する。ここで、メモリ320は、磁気記録媒体またはフラッシュ記録媒体を含んでよいが、本発明の範囲は、それらに限定されるものではない。
【0078】
入出力部330は、表示部と入力部とを含んでよい。
【0079】
ここで、表示部は、メッセンジャー対話ウィンドウを表示し、家計簿サービス提供装置100から受信した第2データ及び第3データを表示することができる。一方、表示部とタッチパッドとがレイヤ構造をなしてタッチスクリーンとして構成される場合、表示部は、出力装置以外に、入力装置としても使用される。表示部は、液晶ディスプレイ、薄膜トランジスタ液晶ディスプレイ、有機発光ダイオード、フレキシブルディスプレイ(flexible display)、三次元ディスプレイ(3D display)、電気泳動ディスプレイのうち少なくとも一つを含んでよい。
【0080】
入力部は、ユーザが第1データを入力する手段を意味する。例えば、入力部には、キーパッド、ドームスイッチ(dome switch)、タッチパッド(接触式静電容量方式、圧力式抵抗膜方式、赤外線感知方式、表面超音波伝導方式、積分式張力測定方式、ピエゾ効果方式など)、ジョグホイール、ジョグスイッチなどがあるが、それらに限定されるものではない。入力部は、ユーザ入力を取得することができる。例えば、入力部は、連載コンテンツデータに係わるユーザイベント、スクロール入力、方向キー入力、所定方向を有する動きがあるタッチ入力を取得することができる。
【0081】
プログラム保存部340は、家計簿サービス提供装置100に第1データを送信する動作、家計簿サービス提供装置100から第2データ及び第3データを受信し、それらを表示する動作、入出力部330から選択信号が入力される動作などを行う制御ソフトウェアを保存している。
【0082】
制御部350は、一種の中央処理装置であり、ユーザ端末300に家計簿サービスを提供する全体過程を制御する。すなわち、制御部350は、プログラム保存部340に保存された制御ソフトウェアを駆動し、メッセンジャー対話ウィンドウ表示制御部360を制御し、メッセンジャー対話ウィンドウに各種データを表示するというような多様な機能を提供する。
【0083】
ここで、制御部350は、プロセッサのようにデータを処理することができる全ての種類の装置を含んでよい。ここで、「プロセッサ」は、例えば、プログラム内に含まれるコードまたは命令によって表現された機能を実行するために、物理的に構造化された回路を有する、ハードウェアに内蔵されたデータ処理装置を意味する。そのようなハードウェアに内蔵されたデータ処理装置の例として、マイクロプロセッサ、中央処理装置(CPU)、プロセッサコア、マルチプロセッサ、ASIC、FPGAのような処理装置を網羅するが、本発明の範囲は、それらに限定されるものではない。
【0084】
メッセンジャー対話ウィンドウ表示制御部360は、制御部350の制御下で、ユーザ端末300の入出力部330、例えば、タッチパネルディスプレイ上にメッセンジャー対話ウィンドウが表示されるように制御することができる。
【0085】
以下では、本発明の一実施形態による家計簿サービス提供方法について説明する。
図8は、本発明の一実施形態による家計簿サービス提供方法のフローを示した図面である。
【0086】
図8を参照すると、本発明の一実施形態による家計簿サービス提供方法は、ユーザ端末上に表示されたメッセンジャー対話ウィンドウで第1データが入力される段階(S110段階)、ユーザ端末300から家計簿サービス提供装置100に第1データが送信される段階(S120段階)、受信された第1データから、既設定の所定形式の第2データを抽出し、第2データを保存する段階(S130段階)、第2データを反映させ、第2データの総計または一部の合計を含む第3データを抽出する段階(S140段階)、家計簿サービス提供装置100からユーザ端末300に第2データまたは第3データが送信される段階(S150段階)、ユーザ端末300において、第2データまたは第3データが表示される段階(S160段階)を含む。
【0087】
まず、ユーザ端末上に表示されたメッセンジャー対話ウィンドウで第1データが入力され(S110段階)、ユーザ端末300から家計簿サービス提供装置100に第1データが送信される(S120段階)。ここで、第1データは、収入または支出の内訳を含んでよい。そして、家計簿サービス提供装置100の第1データ受信部120は、ユーザ端末300上に表示されたメッセンジャー対話ウィンドウで入力された、収入または支出の内訳を含む第1データを受信する。
【0088】
次に、受信された第1データから、既設定の所定形式の第2データを抽出し、第2データを保存する(S130段階)。詳細には、自由な形式で入力された第1データを受信した家計簿サービス提供装置100においては、第1データを標準化されたフォーマットに変換してデータベースに保存しなければならない。そのために、第2データ処理部130は、日付抽出部131と、金額抽出部132と、内訳抽出部133とをさらに含み、第1データから、日付データ、金額データ及び内訳データをそれぞれ抽出することができる。そして、家計簿データ保存部170は、第2データ処理部130で抽出された第2データをDB119に保存することができる。
【0089】
次に、第2データを反映させ、第2データの総計または一部の合計を含む第3データを抽出する(S140段階)。例えば、第2データ処理部130が日付データとして今日の日付を抽出し、金額データとして3,500ウォンを抽出し、内訳データとして「ジャガイモ」を抽出し、それらをDB119に保存すれば、第3データ抽出部140は、今月の支出金額の既存の総計に、新たに追加された3,500ウォンを加えた金額を第3データとして抽出し、第3データをユーザ端末300に提供することができる。
【0090】
次に、家計簿サービス提供装置100からユーザ端末300に第2データまたは第3データが送信され(S150段階)、ユーザ端末300において、第2データまたは第3データが表示される(S160段階)。
【0091】
本発明の実施形態によって、ユーザが方法及び順序にとらわれず、家計簿項目を入力するようにし、自由に入力された家計簿項目を基に、日付、金額、内訳を抽出し、それらを自動的に家計簿にアップデートすることにより、家計簿作成が容易になるという効果を得ることができる。また、本発明の実施形態によって、ユーザが入力した内訳と共に、一定期間の支出内訳の総計をユーザ端末上に表示するようにし、ユーザがさらに容易に支出管理を行うという効果を得ることができる。
【0092】
以上で説明した本発明による実施形態は、コンピュータ上で多様な構成要素を介して実行されるコンピュータプログラムの形態によって具現化され、かようなコンピュータプログラムは、コンピュータで読み取り可能な媒体に記録される。該媒体は、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク及び磁気テープのような磁気媒体;CD(compact disc)−ROM(read only memory)及びDVD(digital versatile disk)のような光記録媒体;フロプティカルディスク(floptical disk)のような磁気・光媒体;及びROM、RAM(random access memory)、フラッシュメモリのような、プログラム命令語を保存して実行するように特別に構成されたハードウェア装置;を含んでよい。さらに、該媒体は、ネットワーク上で伝送可能な形態として具現化される無形の媒体を含むことができ、例えば、ソフトウェア形態またはアプリケーション形態として具現化され、ネットワークを介して伝送及び配信が可能な形態の媒体でもある。
【0093】
一方、コンピュータプログラムは、本発明のために特別に設計されて構成されたものでもあり、コンピュータソフトウェア分野の当業者に公知な使用可能なものでもある。コンピュータプログラムの例としては、コンパイラによって作成されるような機械語コードだけではなく、インタープリタなどを使用して、コンピュータによって実行される高級言語コードも含まれてよい。
【0094】
本発明で説明する特定の実行は、一実施例であり、いかなる方法によっても、本発明の範囲を限定するものではない。明細書の簡潔さのために、従来の電子的な構成、制御システム、ソフトウェア、前記システムの他の機能的な側面の記載は省略する。また、図面に図示された構成要素間の線の連結または連結部材は、機能的な連結、及び/または物理的または回路的な連結を例示的に示したものであり、実際の装置では、代替可能であったり追加されたりする多様な機能的な連結、物理的な連結または回路連結として示される。また、「必須な」、「重要に」というように具体的な言及がなければ、本発明の適用のために必ずしも必要な構成要素ではないこともある。
【0095】
従って、本発明の思想は、前述の実施形態に限って定められるものではなく、後述する特許請求の範囲だけではなく、特許請求の範囲と均等であるか、あるいはそこから等価的に変更された全ての範囲が、本発明の思想の範疇に属するものである。