(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2016-164080(P2016-164080A)
(43)【公開日】2016年9月8日
(54)【発明の名称】水素溶存水供給設備及び健康管理方法並びにソフトウェアプログラム
(51)【国際特許分類】
B67D 1/08 20060101AFI20160815BHJP
【FI】
B67D1/08 Z
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】OL
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2015-45372(P2015-45372)
(22)【出願日】2015年3月7日
(71)【出願人】
【識別番号】514235145
【氏名又は名称】パテントナビ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100149836
【弁理士】
【氏名又は名称】森定 勇二
(72)【発明者】
【氏名】浅田 健三
【テーマコード(参考)】
3E082
【Fターム(参考)】
3E082BB01
3E082CC03
3E082DD20
(57)【要約】
【課題】利用者の要求に応じていつでも水素溶存水が注出可能であるとともに、水素溶存水の注出量や注出日時等の情報も提供する水素溶存水供給設備を提供すること。
【解決手段】水素溶存水供給設備1は、注水部113及び制御部114を備える水素溶存水サーバ11と、前記水素溶存水サーバに接続されたICカードリーダライタ121と、前記ICカードリーダライタと接続する情報処理装置21と、前記情報処理装置上で作動するソフトウェアプログラム22と、を備える。なお、利用者はICカードで水素溶存水の注出回数、注出量、注出日時や健康情報などを総合的に管理・分析することもできる。
【選択図】
図5
【特許請求の範囲】
【請求項1】
利用者の要求に応じて水素溶存水を注出する水素溶存水供給設備であって、
少なくとも給水部、注水部及び制御部(114)を備える水素溶存水サーバ(11)と、
前記水素溶存水サーバと接続する情報取得機構(12)と、
で構成し、
前記情報取得機構を介して受信した利用者提供情報に基づいて前記制御部で水素溶存水の注出処理を行う水素溶存水供給設備。
【請求項2】
さらに、情報処理装置(21)を付加接続した請求項1に記載の水素溶存水供給設備。
【請求項3】
前記情報取得機構を介して利用者情報提供媒体から注出カウント情報又は個人識別情報を受信し前記制御部で水素溶存水の注出処理を行う工程と、
前記情報取得機構を介して注出処理後の注出関連情報を前記利用者情報提供媒体に書き込む工程と、
によって書き込まれた前記利用者情報提供媒体情報に基づいて前記利用者情報提供媒体で健康管理を行う方法。
【請求項4】
前記情報取得機構を介して利用者情報提供媒体から注出カウント情報又は個人識別情報を受信し前記制御部で水素溶存水の注出処理を行う工程と、
前記情報取得機構を介して注出処理後の注出関連情報を前記利用者情報提供媒体及び前記情報処理装置に書き込む工程と、
によって書き込まれた前記情報処理装置情報に基づいて前記情報処理装置で健康管理を行う方法。
【請求項5】
健康管理又は健康分析の処理を行う機能を具備し、前記情報処理装置上で作動するソフトウェアプログラム及び前記プログラムを格納したソフトウェアプログラム媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願発明は、水素を溶存した水(以下、「水素溶存水」と呼ぶ。)を利用者の要求に応じて注出する水素溶存水供給設備及び前記水素溶存水供給設備を利活用した健康管理方法並びに前記水素溶存水供給設備のソフトウェアプログラムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来から、アルコール飲料や清涼飲料等を注出する飲料用ディスペンサーあるいは飲料用サーバ等と呼ばれる装置が存在する。また、注出する飲料の種類を水に限定をした水サーバあるいは水供給装置等と呼ばれる装置も存在する。
【0003】
前記水供給装置等の中には、注出する水に特有の成分(水素等)を溶存又は添加する装置も存在する(例えば、特許文献1の水素水製造装置及び特許文献2の溶存水素飲料水の製造装置)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2013−94757号公報
【特許文献2】特開2010−94622号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
水素溶存水については、上述した特許文献1に記載されているように、人体の健康に対する害となる活性酸素を還元して除去する等、医学的見地から有用なものとされており、また、特許文献2に記載されているように、水素分子が人体の活性酸素を低減することが日本医科大学老人研究所から報告されている。
【0006】
前述したように、水素溶存水が人体に良い影響を与え得ることは知られていたものの、水素溶存水をどのくらいの期間でどのくらいの量を飲んでいるかなどを正確に把握・管理することは容易ではなかった。
【0007】
そこで、本願発明では、水素溶存水を利用者の要求に応じていつでも注出することができるだけでなく、利用者がどのくらいの期間でどのくらいの量を飲んだのか(注出したのか)あるいはどのくらいの間隔で飲んでいるのかという情報も提供可能な水素溶存水供給設備を提供することを課題とした。
【0008】
また、本願発明では、水素溶存水の利用者がどのくらいの期間でどのくらいの量を飲んだのか(注出したのか)あるいはどのくらいの間隔で飲んでいるのかという情報を有効に利活用し得る(管理や分析もし得る)水素溶存水供給設備及び健康管理方法並びにソフトウェアプログラムを提供することを課題とした。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本願発明は、上述の課題を解決するために、利用者の要求に応じて水素溶存水を注出する水素溶存水供給設備であって、少なくとも給水部、注水部及び制御部を備える水素溶存水サーバと、前記水素溶存水サーバと接続する情報取得機構と、で構成し、前記情報取得機構を介して受信した利用者提供情報に基づいて前記制御部で水素溶存水の注出処理を行う水素溶存水供給設備を提供する。
【0010】
また、本願発明は、上述の課題を解決するために、利用者の要求に応じて水素溶存水を注出する水素溶存水供給設備であって、少なくとも給水部、注水部及び制御部を備える水素溶存水サーバと、前記水素溶存水サーバと接続する情報取得機構と、前記情報取得機構などと接続する情報処理装置と、で構成し、前記情報取得機構を介して受信した利用者提供情報に基づいて前記制御部で水素溶存水の注出処理を行う水素溶存水供給設備を提供する。
【0011】
また、本願発明は、上述の課題を解決するために、前記情報取得機構を介して利用者情報提供媒体から注出カウント情報又は個人識別情報を受信し前記制御部で水素溶存水の注出処理を行う工程と、前記情報取得機構を介して注出処理後の注出関連情報を前記利用者情報提供媒体に書き込む工程と、によって書き込まれた前記利用者情報提供媒体情報に基づいて前記利用者情報提供媒体で健康管理を行う方法を提供する。
【0012】
また、本願発明は、上述の課題を解決するために、前記情報取得機構を介して利用者情報提供媒体から注出カウント情報又は個人識別情報を受信し前記制御部で水素溶存水の注出処理を行う工程と、前記情報取得機構を介して注出処理後の注出関連情報を前記利用者情報提供媒体及び前記情報処理装置に書き込む工程と、によって書き込まれた前記情報処理装置情報に基づいて前記情報処理装置で健康管理を行う方法を提供する。
【0013】
また、本願発明は、上述の課題を解決するために、健康管理又は健康分析の処理を行う機能を具備し、前記情報処理装置上で作動するソフトウェアプログラム及び前記プログラムを格納したソフトウェアプログラム媒体を提供する。
【発明の効果】
【0014】
本願発明の水素溶存水供給設備は、所定の制御部を備える水素溶存水サーバと前記水素溶存水サーバと接続する情報取得機構とで構成し、前記情報取得機構を介して受信した利用者提供情報に基づいて前記制御部で水素溶存水の注出処理を行うため、利用者の要求に応じていつでも水素溶存水を注出することができる。また、水素溶存水の注出量や注出日時等の情報も提供可能である。
【0015】
また、本願発明の水素溶存水供給設備は、情報処理装置を付加した水素溶存水供給設備であるため、水素溶存水の注出量や注出日時等の情報を、高度に分析や管理を行うことが可能となる。また、分析や管理を容易に行うことも可能となる。
【0016】
また、本願発明の健康管理方法は、ICカード等の利用者情報提供媒体に格納された情報に基づいて健康管理を行い得る方法であるため、健康管理が比較的容易である。
【0017】
また、本願発明の健康管理方法は、情報処理装置に格納された情報に基づいて健康管理を行い得る方法であるため、高度な分析や管理も可能となる。
【0018】
また、本願発明のソフトウェアプログラムは、健康管理又は健康分析の処理を行う機能を具備し、情報処理装置上で作動するソフトウェアプログラムであるため、高度な分析や健康管理が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【
図1】
図1は実施例1の水素溶存水供給設備の全体構成を示す説明図である。
【
図2】
図2は利用者情報供給媒体と情報取得機構及び水素溶存水サーバとの関係を示す説明図である。
【
図3】
図3は実施例1の水素溶存水供給設備の使用状態を示す説明図である。
【
図4】
図4は実施例1の水素溶存水供給設備の情報の流れを示す説明図である。
【
図5】
図5は実施例2の水素溶存水供給設備の全体構成を示す図である。
【
図6】
図6は実施例2の水素溶存水供給設備の変形例を示す図である。
【
図7】
図7は実施例2の水素溶存水供給設備の使用状態を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
調剤薬局等の施設内外に設置する水素溶存水供給設備として実施する。
【実施例1】
【0021】
まずは、実施例1の構成について、
図1及び
図2に従い説明する。
【0022】
水素溶存水供給設備(1)は、水素溶存水を注出する水素溶存水サーバ(11)と、前記水素溶存水サーバと接続する情報取得機構(12)と、で構成する(
図1)。
【0023】
前記水素溶存水サーバ(11)は、水道と直結し前記水素溶存水サーバ内に水道水を取得する給水部(111)と、前記給水部と連通し水道水から水素溶存水を製造する水素溶存水製造部(112)と、前記水素溶存水製造部で製造した水素溶存水を注出する注水部(113)と、前記情報取得機構(12)を介して受信した利用者提供情報に基づいて前記注水部の電磁弁を開放し前記注水部から水素溶存水の注出を行う注出処理などを実行する(行う)制御部(114)と、で構成する(
図1)。
【0024】
なお、前記給水部(111)について、水道直結式を採用しているが、水道直結式とガロンボトル式を併用することあるいはガロンボトル式を採用することも可能である。
【0025】
前記水素溶存水製造部(112)について、前記給水部(111)と前記注水部(113)との間に配設し、前記給水部から取得した水道水から水素溶存水を製造し、前記水素溶存水を前記注水部へ導水する機能を有していればいかなる構成、いかなる配置であっても許容し得る(
図1)。なお、利用者の人体へより良い影響を与えるためには、水素溶存量(濃度)が高い水素溶存水製造部を配設する方が好ましい。ちなみに、本実施例の水素溶存量は3.4ppm以上の超高濃度タイプを配設している。
【0026】
前記注水部(113)を配設する箇所及び個数について、本実施例では前記水素溶存水サーバ(11)の中段付近に1個としているが、前記水素溶存水製造部(112)で製造された水素溶存水を注出することができれば前記水素溶存水サーバのいかなる箇所でも、またいくつ設けても構わない(
図1)。
【0027】
前記制御部(114)について、前記情報取得機構(12)を介して受信した利用者提供情報(131aなど)に基づいて処理を行うハードウェアを指す。具体的には、前記情報取得機構を介して受信した利用者提供情報(例えば、水素溶存水の残存注出可能回数情報)を受信し、記憶部で一時的に保存した後に処理を行う制御部のことである(
図1及び
図2)。
【0028】
前記制御部(114)では、水素溶存水を注出した量や回数のカウントを行い、前記情報取得機構を介して前記利用者提供情報媒体(13)へ送信する注出カウント処理を行わせることも可能である。
【0029】
前記水素溶存水サーバ(11)と前記情報取得機構(12)との接続について、ミニ・クランプワイヤーマウントプラグを介在して接続している。
【0030】
前記情報取得機構(12)とは、利用者が携帯する利用者情報提供媒体(13)から利用者提供情報(131aなど)を受信(取得)するハードウェアを指し、非接触式であっても接触式であっても構わない。具体的には、本実施例ではICカードリーダライタ(121)を採用している(
図2)。
【0031】
また、前記利用者情報提供媒体(13)について、前記水素溶存水サーバ(11)から水素溶存水の注出を要求する利用者が携帯する媒体のことを指し、具体的には、本実施例ではICカード(131)を採用している(
図2)。
【0032】
利用者情報提供媒体(13)に格納する情報としては、例えば、水素溶存水の残存注出可能回数情報や残存使用期間情報などの注出カウント情報(131a)がある(
図2)。
【0033】
また、前記注出カウント情報に加えて、個人を識別するための個人識別情報(131b)や、体重、体脂肪、血圧、脈拍、歩数、服薬情報などの健康記録情報(131c)を格納することも想定しており、その場合はさらに高度な健康管理又は健康分析が可能となる(
図2)。
【0034】
次に、調剤薬局等の施設内に設置した場合の利用態様について、
図3及び
図4に従い説明する。
【0035】
利用者(A1)は、水素溶存サーバ(11)の上部に配設されたICカードリーダライタ(121)に、ICカード(131)をかざす(
図3)。
【0036】
前記操作により、前記ICカード(131)内に格納された注出カウント情報(131a)が、前記ICカードリーダライタ(121)を介して制御部(114)へ格納され当該格納情報に基づき前記制御部で水素溶存水の注出処理が実行される(
図4)。
【0037】
その後、前記ICカードリーダライタ(121)の近傍に並ぶ注出ボタンを押下すると、注水部(113)から水素溶存水が500ミリリットル又は1000ミリリットル注出されるので、保存容器(B)等に収納して持ち帰る(
図3)。
【0038】
前記の注出処理に続き、前記制御部(114)で注出カウント処理が行われる。
【0039】
本実施例での注出カウント処理とは、前記注出処理の際に前記制御部(114)へ格納された情報に基づいて、前記利用者情報提供媒体の前記注出カウント情報を上書き更新する処理を指す。
【0040】
具体的には、前記制御部(114)へ格納された情報(131a)に基づき演算処理をした後の注出関連情報(更新情報)を、前記ICカードリーダライタ(121)を介して前記ICカード(131)内に、上書きする(
図4)。
【0041】
なお、前記ICカード(131)内の情報に基づいて健康管理をすることも可能である。
【実施例2】
【0042】
実施例2は、情報処理装置を付加接続した水素溶存水供給設備であり、その構成について、実施例1と異なる部分のみを
図5及び
図6に従い説明する。
【0043】
水素溶存水供給設備(1)は、水素溶存水を注出する水素溶存水サーバ(11)と、前記水素溶存水サーバと接続する情報取得機構(12)と、前記情報取得機構と直接USBケーブルにて接続する情報処理装置(21)と、前記情報処理装置上で作動するソフトウェアプログラム(22)と、利用者の健康を増進させ得る拡張設備群(23)と、で構成する(
図5)。
【0044】
前記ソフトウェアプログラム(22)について、健康管理又は健康分析の処理を行う機能を具備しており、前記情報処理装置上で作動するソフトウェアを指す。
【0045】
本実施例では、前記情報処理装置(21)のハードディスクにインストールした後に稼働するソフトウェアプログラムであるが、前記情報処理装置のハードディスクにはインストールせず図示しない他の情報処理装置上にインストールをして前記情報処理装置で作動するソフトウェアプログラムも許容し得るものとする。
【0046】
前記拡張設備群(23)は、前記利用者情報提供媒体により利用を可能とする設備である。具体的には、遠赤外線で利用者の足を温めるドライ足湯装置(231)、前記水素溶存水サーバ(11)から注出した水素溶存水等を利用して水素気体の吸引が可能な水素気体吸引装置(232)、前記水素溶存水サーバから注出した水素溶存水等を利用してヘアパックが可能な水素気体ヘアパック装置(233)を準備しているが、その他の設備をさらに追加することも可能である(
図5)。
【0047】
前記情報処理装置(21)と前記情報取得機構(12)との接続手段について、USBケーブルで直接接続しているが、敷地内情報通信設備(24)や敷地外情報通信設備(25)を介して接続してもよく、前記情報取得機構を介して利用者提供情報を送受信できれば、その他の接続手段でも良い(
図5及び
図6)。
【0048】
なお、前記敷地内通信設備(24)とは、ローカルエリアネットワークを想定しているが、前記情報取得機構(12)と前記情報処理装置(21)とを電気的に接続し、情報通信可能な敷地内通信設備又は装置等であればいかなる設備又は装置であっても良いものとする。
【0049】
なお、図示していないが前記敷地内通信設備(24)等を介してPOS端末を接続することも許容し得るものとする。
【0050】
また、
図6に示すように、情報取得機構(12)にスマートフォンなどの携帯情報端末から情報を受信(取得)可能な装置(122)を付加する拡張も許容し得る。本構成の場合には、前記情報取得機構に携帯情報端末から情報を受信(取得)可能な装置を付加したことに伴い、利用者情報提供媒体としてはICカードに加えてスマートフォン等の携帯情報端末も利用可能となる(
図6)。
【0051】
なお、水素溶存水供給設備(1´)について、前記敷地外情報通信設備(25)を介して水素溶存水設備が異なる設置場所にも接続されていることを示すものであり、その構成については前記水素溶存水供給設備(1)と略同様である(
図6)。
【0052】
次に、調剤薬局等の施設内に設置したときの利用態様について、
図7に従い説明する。
【0053】
水素溶存水の注出処理に関しては実施例1と同様に、利用者(A1)はICカードリーダライタ(121)に携帯するICカード(131)をかざす。前記ICカード内に格納された注出カウント情報(131a)が、前記ICカードリーダライタ(121)を介して制御部(114)へ格納され前記格納情報に基づき前記制御部で注出処理が行われ、その後、注水部(113)から水素溶存水が500ミリリットル又は1000ミリリットル注出されるので、保存容器(B)等に収納して持ち帰る。
【0054】
また、前記ICカードリーダライタ(121)を介して受信した利用者提供情報(131a)は、USBケーブルなどを通じて前記情報処理装置(21)の記憶装置(ハードディスク又はメモリなど)にも格納される。
【0055】
その後、前記制御部(114)又は前記情報処理装置(21)で注出カウント処理が行われる。
【0056】
本実施例での注出カウント処理とは、前記注出処理の後に(際に)、前記制御部(114)又は前記情報処理装置(21)へ格納された情報に基づいて、前記利用者提供媒体又は前記情報処理装置の前記注出カウント情報を上書き更新する処理を指す。
【0057】
なお、前記ICカード(131)内の情報又は前記情報処理装置(21)内の情報に基づいて健康管理をすることも可能である。
【0058】
さらに、調剤薬局等の管理者(A2)は、前記情報処理装置(21)を操作し、前記ICカード(131)に格納された、個人識別情報(131b)又は健康記録情報(131c)を利活用して種々の健康管理又は健康分析の処理を行うことも可能である。
【産業上の利用可能性】
【0059】
本願発明の水素溶存水供給設備及び健康管理方法並びにソフトウェアプログラムは、利便性に優れた設備等であるので、産業上の利用可能性を有する。
【符号の説明】
【0060】
1 水素溶存水供給設備
11 水素溶存水サーバ
111 給水部
112 水素溶存水製造部
113 注水部
114 制御部
12 情報取得機構
121 ICカードリーダライタ
122 携帯情報端末から情報を取得可能な装置
13 利用者情報提供媒体
131 ICカード
131a 注出カウント情報
131b 個人識別情報
131c 健康記録情報
21 情報処理装置
22 ソフトウェアプログラム
23 拡張設備群
231 ドライ足湯装置
232 水素気体吸引装置
233 水素気体ヘアパック装置
24 敷地内情報通信設備
25 敷地外情報通信設備
A1 利用者
A2 管理者
B 保存容器