【解決手段】 有効焦点距離を有するレンズ、前記レンズを搭載して、駆動信号に基づいて前記レンズの位置を調整するモーター、前記画像キャプチャシステムの振動量を検知し、第1の検知信号を生成する第1の検知ユニット、および所定の情報と前記第1の検知信号に基づいて、駆動信号を提供する制御ユニットを含む画像キャプチャシステム。
前記制御ユニットは、前記第1の検知信号と前記有効焦点距離に基づいた前記モーターの前記補正ストロークを得て、次いで前記モーターの前記補正ストロークと前記所定の情報に基づいて、前記駆動信号を得る請求項3に記載の画像キャプチャシステム。
動作期間では、前記制御ユニットは、前記所定の情報および前記第1の検知信号と前記第2の検知信号に基づいて前記駆動信号を提供し、前記動作期間は前記初期期間より遅く生じる請求項5に記載の画像キャプチャシステム。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下の説明は、本発明を実施するベストモードが開示されている。この説明は、本発明の一般原理を例示する目的のためのもので本発明を限定するものではない。本発明の範囲は、添付の請求の範囲を参考にして決定される。
【0010】
図1は、画像キャプチャシステムの1つの例示的な実施形態を示している。
図1に示されるように、画像キャプチャシステム100は、レンズ110、モーター120、検知ユニット130、および制御ユニット140を含む。実施形態では、画像キャプチャシステム100は、スマートフォンのようなポータブル電子装置に用いられているが、本明細書における開示は、これに限定されるものではない。他の実施形態では、レンズを有するどのシステムも、画像キャプチャシステム100として構成されることができる。実施形態では、画像キャプチャシステム100は、防振機能を有する。
【0011】
レンズ110は、モーター120上に配置され、レンズ110に対応する光軸111を有する。実施形態では、撮像素子150とレンズ110の光学中心点の間に有効焦点距離(EFL)がある。撮像素子150は、レンズ110を通過する光線に基づいて画像信号S
Iを生成する。実施形態では、画像キャプチャシステム100は、画像信号S
Iに基づいてフレームを表示する表示ユニット160を更に含む。本発明は撮像素子150の種類を限定していない。実施形態では、撮像素子150は、電荷結合素子(CCD)または相補型金属酸化物半導体(CMOS)である。
【0012】
モーター120は、レンズ100を搭載して、駆動信号S
Dに基づいてレンズ110を移動させる。実施形態では、モーター120は、レンズ110を平面上で移動させる。レンズ110を移動させる平面は光軸111に垂直である。本発明はレンズが移動する方式を限定していない。いくつかの実施形態では、モーター120は、レンズ110を平面上のどの方向にでも移動するようにリードしている。実施形態では、駆動信号S
Dは、電流である。実施形態では、モーター120は、リニアモーターであり、レンズ110の移動はリニアモーターによって実施される。しかしながら、本発明はモーター120の構造を限定するものではない。レンズ110を平面上で移動させることができるモーターであれば、モーター120として構成されることができる。ある実施形態では、モーター120は、電磁モーターであり、レンズ110の移動は電磁モーターによって実施される。もう1つの実施形態では、レンズが重力(例えば引力)に影響されてシフトしたとき、シフトされたレンズの位置は、モーターの動作によって許容範囲内にある。許容範囲は、画像キャプチャシステム100を製造する製造元によって定義される。
【0013】
実施形態では、画像キャプチャシステム100が外力により振動したとき、モーター120は、レンズ110を相対的な方向へ移動させ、画像キャプチャシステム100の振動により生じた画像ずれを補正することができる。
図2に示すように、フレーム200は、表示ユニット160で表示されるフレームである。画像キャプチャシステム100が振動していないとき、画像210は、フレーム200のほぼ中心に配置される。画像キャプチャシステム100が外力により振動したとき(例えば、画像キャプチャシステム100が前方に傾斜する)、フレーム200内の画像は、
図2の点線に示されたように、上方にシフトする。この時、モーター120は、画像キャプチャシステム100の前方傾斜により生じた画像ずれを補正するように、レンズ110を上方に移動させる必要がある。
【0014】
検知ユニット130は、画像キャプチャシステム100の振動量を検知して第1の検知信号S
Wを生成する。本発明は、検知ユニット130の種類を限定していない。実施形態では、検知ユニット130は、少なくとも1つのジャイロセンサを含むが、本明細書の開示はこれを限定するものではない。もう1つの実施形態では、画像キャプチャシステム100の振動量を検出できるセンサが検知ユニット130に用いられることができる。
【0015】
制御ユニット140は、所定の情報141および第1の検知信号S
Wに基づいて駆動信号S
Dを提供する。実施形態では、所定の情報141は、モーター120の感度情報であり、モーター120がレンズ110を移動させる距離と電流との間の関係である。例えば、モーター120の感度情報が1.5um/mAである場合、1mAの電流が印加されたとき、モーター120がレンズ110を1.5um移動させたということを示している。
【0016】
制御ユニット140は、第1の検知信号S
Wに基づいてさまざまな方向への画像キャプチャシステム100の振動量を得ることができる。制御ユニット140は、画像キャプチャシステム100の振動量と有効焦点距離に対して演算を行い、補正ストロークを得る。即ち、画像キャプチャシステム100の振動量を補正するために、モーター120がレンズ110をどのぐらいの距離移動させる必要があるか、ということである。従って、電流値は、モーター120の補正ストロークをモーター120の感度情報で割ることで得られることができる。電流値に基づいて駆動信号S
Dをモーター120に提供することで、モーター120は、レンズ110を移動させて、画像キャプチャシステム100の振動量を補正することができる。例えば、制御ユニット140が画像キャプチャシステム100の振動量と有効焦点距離に対して演算を行い、30umの補正ストロークを得た場合、30um割る1.5um/mAは、20mAとなる。従って、20mAの電流がモーター120に提供されていれば、画像キャプチャシステム100の振動量は、補正されることができる。
【0017】
図3Aと
図3Bは、モーターの感度情報の1つの実施形態を示している。
図3Aに示すように、曲線310は、モーター120がレンズ110を第1の方向へ移動させたときに存在する補正ストローク−電流の関係を示している。曲線310の補正ストローク−電流の関係は、第1の方向への画像キャプチャシステム100の振動を補正するのに用いられる例えば、画像キャプチャシステム100がやや左側に向いた場合、電流A1がモーター120に提供されていれば、モーター120は、レンズ110を距離D1、右側に向けて移動させることができる。
【0018】
図3Bでは、曲線320は、モーター120がレンズ110を第2の方向へ移動させたときに存在する補正ストローク−電流の関係を示している。曲線320の補正ストローク−電流の関係は、第2の方向への画像キャプチャシステム100の振動を補正するのに用いられる。
図2の実施形態を例にとると、画像キャプチャシステム100がやや前方に向いたとき、点線で示されるように、画像210は上方にシフトする。この時、電流A2がモーター120に提供されていれば、モーター120は、レンズ110を距離D2、上方に移動させることができる。従って、上方にシフトされた画像は、画像210に示すようにフレーム200の右中心に引き寄せられる。
【0019】
曲線310と曲線320は、モーター120がレンズ110を異なる方向へ移動させたときに存在する補正ストローク−電流の関係を示している。本発明は、曲線310と曲線320との間の関係を制限していない。実施形態では、曲線310の傾斜は、曲線320の傾斜と同様であってもよく、または異なっていてもよい。
【0020】
実施形態では、制御ユニット140は、第1の検知信号S
Wと有効距離焦点に基づいて画像キャプチャシステム100の移動距離を得て、次いで、画像キャプチャシステム100の移動距離と所定の情報141に基づいて駆動信号S
Dを計算し、画像キャプチャシステム100の振動により生じた画像ずれを補正する。
図2の実施形態を例にとると、画像キャプチャシステム100が前方に向いたとき、画像210は上方にシフトする(点線で示されるように)。この時、制御ユニット140は、第1の検知信号S
Wと所定の情報141に基づいて、レンズ110を上方に移動させる。従って、画像はフレーム200の中心にシフトバックする(画像210に示すように)。同様に、画像キャプチャシステム100が右側に向いたとき、画像210は左側に向けてシフトする。この時、制御ユニット140は、第1の検知信号S
Wと所定の情報141に基づいて、レンズ110を左側に向けて移動させる。モーター120でレンズ110を平面上で移動させることによって、画像キャプチャシステム100が振動したときに生じる画像ずれを補正することができる。
【0021】
下記は、画像キャプチャシステム100が第1の方向へ振動したときにおけるモーター120の補正ストロークの計算を示している。
【0022】
stroke
Y=EFL・tanθ
X 式(1)
【0023】
θ
Xは、検知ユニット130によって検知された第1の検知信号S
Wに基づいて、制御ユニット140によって得られた計算結果であり、その計算結果は、画像キャプチャシステム100が第1の方向へ振動した角度である。EFLは、レンズ110の有効焦点距離である。stroke
Yは、モーター120の補正ストロークである。
【0024】
モーター120の補正ストロークstroke
Yは、式(1)に基づいて得られ、第1の方向への画像キャプチャシステム100の振動を補正する。制御ユニット140は、所定の情報(
図3Bに示されるように)に基づいて、補正ストロークstroke
Y(電流A2に示されるように)に対応する電流を得る。モーター120が電流A2を受けたとき、モーター120は、レンズ110を距離D2、第1の方向へ移動させ、第1の方向への画像キャプチャシステム100の振動を補正する。
【0025】
下記は、画像キャプチャシステム100が第2の方向へ振動したときにおけるモーター120の補正ストロークの計算を示している。
【0026】
stroke
X=EFL・tanθ
Y 式(2)
【0027】
θ
Yは、検知ユニット130によって検知された第1の検知信号S
Wに基づいて、制御ユニット140によって得られた計算結果であり、その計算結果は、画像キャプチャシステム100が第2の方向へ振動した角度である。EFLは、レンズ110の有効焦点距離である。stroke
Xは、モーター120の補正ストロークである。
【0028】
モーター120の補正ストロークstroke
Xは、式(2)に基づいて得られる。次いで、制御ユニット140は、所定の情報(
図3Aに示されるように)に基づいて、補正ストロークstroke
X(電流A1に示されるように)に対応する電流を得る。モーター120が電流A1を受けたとき、モーター120は、レンズ110を距離D1、第2の方向へ移動させ、第2の方向への画像キャプチャシステム100の振動を補正する。
【0029】
実施形態では、制御ユニット140は、所定の情報を事前に保存する。制御ユニット140は、検知ユニット130の検知結果に基づいて、適切な駆動信号をモーター120に提供し、画像キャプチャシステム100の振動によって生じた画像ぶれを補正する。従って、ホール素子がモーター120の周囲に配置される必要がなく、構成要素のコストとモーター120の体積を減少することができる。
【0030】
実施形態では、所定の情報は、制御ユニット140に事前に保存される。設計者は、さまざまなモーターの規格に対応する所定の情報を制御ユニット140に事前に保存する。例えば、設計者は、モーターの1.5um/mAの感度情報を制御ユニット140に事前に保存する。1.5um/mAの感度情報は、1mAの電流がモーター120に提供される度に、モーター120がレンズ110を1.5um移動させることを示している。したがって、制御ユニット140が第1の検知信号S
Wに基づいて、画像キャプチャシステム100が前方に傾斜し、これにより画像が上方にシフトしたとわかったとき、制御ユニット140は、20mAの電流をモーター120に提供し、レンズ110を30um上方に向けて移動させる。同様に、画像キャプチャシステム100が右側に向き、これにより画像が左側に向けてシフトしたとき、制御ユニット140は、20mAの電流をモーター120に提供し、レンズを30um左側に向けて移動させる。
【0031】
上述の実施形態では、20mAの電流がモーターに提供されているが、本明細書の開示は、これに限定されるものではない。複数の巻線がモーターに配置されるため、適切な電流が対応する巻線に提供されたとき、モーターがレンズ110を移動させる方向を制御することができる。実施形態では、モーターの構造は、限定されていない。レンズ110を平面上で移動させることができるモーターが本発明に用いられる。実施形態では、モーター120は、電磁モーターであり、レンズ110の移動は電磁モーターによって実施される。
【0032】
図4は、画像キャプチャシステムのもう1つの例示的な実施形態を示している。
図4の実施形態では、
図1の実施形態とほぼ類似している。
図1と
図4の実施形態とで異なるところは、
図4の画像キャプチャシステム100が検知ユニット470を更に含むところであり、これは、レンズ410が受けた重力の影響の程度を検知することができる。
図4に示されたレンズ410、モーター420、検知ユニット430、撮像素子450と、表示ユニット460は、
図1に示されたレンズ110、モーター120、検知ユニット130、撮像素子150と、表示ユニット160と同じであるため、関連した説明はここでは省略する。
【0033】
ユーザーがシャッターボタンを押したときに生じる振動を除き、画像キャプチャシステム400のレンズ410は、重力(例えば引力)に影響されてシフトする。レンズ410が受けた重力の影響は、例えば、天に向かう方向、地面に向かう方向、または使用者に向かう方向など、レンズ410の異なるシフト方向に応じて変わる。したがって、実施形態では、検知ユニット470は、レンズ410が受けた重力の影響の程度を検知し、制御ユニット140に第2の検知信号S
Pを生成し、重力の影響を補正する。検知ユニット470の種類は、本発明では特に限定されない。実施形態では、検知ユニット470は、重力センサ(Gセンサ)によって実施される。
【0034】
初期期間では、制御ユニット440は、検知信号S
Pとレンズ410の初期位置442との間の相違に基づいて、初期駆動信号S
Sを生成する。モーター420は、駆動信号S
Sに基づいてレンズ410を移動させ、重力の影響を補正する。実施形態では、レンズ410の初期位置442は、制御ユニット440に事前に保存される。次いで、動作期間では、制御ユニット440は、所定の情報441および第1の検知信号S
Wと第2の検知信号S
Pに基づいて駆動信号S
Dを提供し、画像キャプチャシステム400の振動により生じた画像ずれ、および重力の影響を補正する。
【0035】
実施形態では、重力の影響によりレンズ410がシフトしたとき、初期期間中にレンズ410が受けた重力の影響を制御ユニット440が補正しない場合、制御ユニット440は、画像キャプチャシステム400が受けた振動の影響だけを補正し、後の動作期間中に受けた重力の影響を補正しない。この実施形態では、モーター420は、モーター420のサポート動作により、レンズ410を位置許容範囲内でサポートすることができるので、制御ユニット440は、重力の影響の補正を行わなくてもよい。
【0036】
もう1つの実施形態では、制御ユニット440は、初期期間中にレンズ410が受けた重力の影響を補正する。動作期間中では、制御ユニット440は、所定の情報441と第1の検知信号S
Wだけでなく、検知信号S
Pにも基づいて駆動信号S
Dを生成して、重力の影響を補正する。実施形態では、制御ユニット440は、重力の影響と振動の影響を補正する。
【0037】
図5Aと
図5Bは、モーターの感度情報のもう1つの実施形態を示している。実施形態では、
図5Aは、モーター120がレンズ110を第1の方向へ移動させた場合の1つの補正ストローク−電流の関係を示している。曲線520は、レンズ410が重力によって影響されていないときに存在する補正ストローク−電流の関係を示している。曲線530は、レンズ410が方向1で重力によって影響されたときに存在する補正ストローク−電流の関係を示している。曲線510は、レンズ410が方向2で重力によって影響されたときに存在する補正ストローク−電流の関係を示している。
【0038】
実施形態では、レンズ410が重力によって影響されていないとき、制御ユニット440は、曲線520に基づいてレンズ410の光学中心点の位置を調整し、振動の影響を補正する。モーター420に印加される電流がないとき、レンズ410の光学中心点は、位置Oにある。レンズ410が重力によって影響され、且つ、重力の方向が方向1のとき、レンズ410は、位置Aに移動する。
【0039】
実施形態では、レンズ410が受けた重力の影響を制御ユニット440が補正しないとき、制御ユニット440は、曲線530に基づいて電流をモーター420に提供し、位置Aから矢印で示された2つの異なる方向の中の1つに移動させる。もう1つの実施形態では、レンズ410が受けた重力の影響の補正を制御ユニット440が行ったとき、制御ユニット440は、電流を印加し、レンズ410が位置Aから位置A’に移動される。その後、制御ユニット440は、曲線530に基づいて電流をモーター420に提供し、位置A’から矢印で示された2つの異なる方向の中の1つに移動させる。この場合、レンズ410が位置Oに配置されたときに存在する光学中心点は、レンズ410が位置A’に配置されたときに存在する光学中心点に対応する。しかしながら、レンズ410が位置Oに配置されたとき、レンズ410は、重力によって影響されず、レンズ410が位置A’に配置されたとき、重力によって影響され、制御ユニット440では、重力の影響の補正が行われている。
【0040】
図5Bは、重力の影響が存在するときのもう1つの補正ストローク−電流の関係を示している。曲線540は、レンズ410が重力によって影響されていない場合に、モーター420がレンズ410を第2の方向へ移動させたときに存在する補正ストローク−電流の関係を示している。曲線560は、レンズ410が方向3で重力によって影響されたときに存在する補正ストローク−電流の関係を示している。曲線550は、レンズ410が方向4で重力によって影響されたときに存在する補正ストローク−電流の関係を示している。
【0041】
実施形態では、レンズ410が重力によって影響されていないとき、制御ユニット440は、曲線540に基づいてレンズ410の光学中心点の位置を調整し、振動の影響を補正する。モーター420に印加される電流がないとき、レンズ410の光学中心点は、位置Oにある。レンズ410が重力によって影響され、且つ、重力の方向が方向3のとき、レンズ410は、位置Bに移動する。このとき、重力の影響が補正されないとき、制御ユニット440は、振動の影響を補正するために位置Bから矢印で示された2つの異なる方向の中の1つに、レンズ410を移動させる。
【0042】
もう1つの実施形態では、制御ユニット440が重力の影響の補正を行ったとき、制御ユニット440は、電流をモーター420に印加し、次いで、モーター420は、レンズ410を位置Bから位置B’に移動させる。次いで、制御ユニット440は、他の電流をモーター420に印加し、次いで、モーター420は、レンズ410を位置B’から矢印で示された2つの異なる方向の中の1つに移動させる。
【0043】
モーターの補正ストロークを適切に補正することによって、画像キャプチャシステム100が受けた振動の影響は、補正されることができるため、防振機能を得ることができる。また、モーターの感度情報を制御ユニットに事前に入力することによってのみ、制御信号は、画像キャプチャシステムの振動量に基づいて、モーターを介してレンズの移動距離と方向を制御することによってレンズの位置を調整することができる。従って、システムが振動したときに必要とされる補正量は、フィードバックされ、シフト画像を補正する。実施形態に基づいて、構成要素のコストが減少され、補正プロセスは簡易化される。
【0044】
特に定義されなければ、本明細書で使用される全ての用語(技術的および科学的用語を含む)は、この発明が属する技術分野の当業者によって一般的に理解されるのと同じ意味を有している。さらに理解されることであろうが、一般に使用される辞書で定義されているような用語は、関連した技術分野の文脈におけるその意味と一致した意味を持つものとして解釈されるべきであり、本明細書で明確にそのように定義されない限り、理想化された又は過度に形式的な意味で解釈されない。
【0045】
本発明は、実施例の方法及び望ましい実施の形態によって記述されているが、本発明は開示された実施形態に限定されるものではない。逆に、当業者には自明の種々の変更及び同様の配置をカバーするものである。よって、添付の請求の範囲は、最も広義な解釈が与えられ、全てのこのような変更及び同様の配置を含むべきである。