【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り 平成26年12月4日に http://blog.naver.com/nvsmartdiary/220200428958に掲載
【解決手段】コンピュータによって実現されるメールサービスシステムを用いたメールサービス方法であって、メールデータのフォーマットを構成する複数の項目のうち少なくとも1つの項目を含むカード項目を設定し、検索語を受信し、検索語を含むメールデータを検索し、設定されたカード項目に検索語が含まれているメールデータを選別してカード項目ごとに別途のメールリストを構成し、カード項目を意味するタグおよび構成された別途のメールリストへのリンクを少なくとも含むメールカードを生成し、および前記メールカードを含む検索結果を生成して提供することを含む。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施形態について添付の図面を参照しながら詳細に説明する。
【0011】
本発明の実施形態は、ユーザが、ユーザに関連付けられて格納および管理されているユーザのメールのうち、所望するメールに、より迅速にアクセス可能なサービスを提供するメールサービスシステムおよびメールサービス方法に関する。
【0012】
図1は、本発明の一実施形態において、メールサービスシステムの動作環境の例を示した図である。
図1は、ユーザ端末110およびメールサービスサーバ120を示している。
【0013】
ユーザ端末110は、ユーザが利用するスマートフォンのように、ネットワークを介してメールサービスサーバ120に接続してメールサービスの提供を受けることができる装置であってもよい。例えば、ユーザ端末110に、メールサービスサーバ120に関連するアプリケーション(以下、「メールアプリ」という。)がインストールされているとする。このとき、ユーザ端末110はメールアプリの制御にしたがってメールサービスサーバ120に接続してメールサービスの提供を受ける。
【0014】
メールサービスサーバ120は、ユーザ端末110にメールサービスを提供するサーバ装置、または互いに連携する複数のサーバ装置であってもよい。このようなメールサービスサーバ120は、ユーザに関連するメールデータを格納および管理する管理サーバ(またはデータベース)や、このような管理サーバ(またはデータベース)を含むサーバ、または管理サーバ(またはデータベース)と連携するサーバであってもよい。
【0015】
このとき、ユーザ端末110およびメールサービスサーバ120は、下記(1)〜(3)の例のように動作してもよい。
【0016】
(1)ユーザ端末110は、検索語を利用してメールサービスサーバ120にメール検索を要請してもよい。一例として、検索語は、ユーザ端末110の入力インタフェースにおいてユーザ端末110のユーザが入力したテキスト情報であってもよい。入力インタフェースは、上述したメールアプリの制御にしたがってユーザ端末110でユーザに提供されてもよく、ユーザ端末110は、ユーザが入力インタフェースにおいて入力した検索語をメールアプリの制御にしたがってネットワークを介してメールサービスサーバ120に送信してメール検索を要請してもよい。
【0017】
(2)メールサービスサーバ120は、検索結果を生成してもよい。このとき、検索結果は、条件が符合したときに生成されるメールカードを含んでもよい。メールカードとは、ユーザが所望するメールに、より迅速にアクセスできるように手助けするための手段であって、メールカードの生成および活用方法については後述する。
【0018】
(3)メールサービスサーバ120は、検索結果をユーザ端末110に提供してもよい。検索結果は、検索語によって検索されたメールデータに関する情報を含むように構成されてもよく、検索結果には上述したメールカードが含まれてもよい。このような検索結果は、ユーザ端末110のディスプレイに表示されることによってユーザに検索結果が提供されてもよい。
【0019】
図2は、本発明の一実施形態において、メールデータのフォーマットを構成する複数の項目を説明するための図である。
図2は、「新規メッセージ作成」のようにメールを作成する例示画面200を示している。このとき、例示画面200に示すように、一般的なメールデータのフォーマット(format)は、送信者、受信者、カーボンコピー(CC)、ブラインドカーボンコピー(BCC)、タイトル、内容(メール本文の内容)、および添付ファイルなどのような複数の項目からなることを示している。メールデータのフォーマットを構成する複数の項目の順序や名称、配置などは、メールサービスによって異なってもよい。
【0020】
このとき、メールサービスサーバ120は、メールデータのフォーマットを構成する複数の項目のうち、少なくとも1つの項目をカード項目として設定してもよい。例えば、メールサービスサーバ120は、送信者項目と受信者項目をそれぞれカード項目として設定してもよく、送信者項目と添付ファイル項目をそれぞれカード項目として設定してもよく、または必要に応じて多様な方式で少なくとも1つの項目をカード項目として設定してもよい。さらに、選択的に、このようなカード項目はユーザによって設定されてもよい。
【0021】
図3は、本発明の一実施形態において、検索語の入力によって検索結果が提供される例を示した図である。
図3は、検索語「abc」に対する検索結果が表示された例示画面300を示している。このとき、例示画面300には、点線310で表示された複数の検索結果の他に、メールカード320、330、340が示されている。「メールカード」とは、上述したカード項目の内容に検索語が含まれているメールデータの要約情報であってもよく、該当するメールデータのリストへのリンクを含んでもよい。
図3の例では、メールカード320、330、340は、送信者項目と受信者項目がカード項目として予め設定された状態であって、入力された検索語「abc」が送信者項目または受信者項目の内容のうち、送信者の名前または受信者の名前に含まれているメールデータのリストの要約情報であってもよい。このとき、例示画面300は、同じ名前「abc」に対して、メールアドレスごとに互いに異なるメールカードが生成される可能性があることを示している。このとき、メールアドレスごとに互いに異なるメールカードを生成する場合、ユーザが名前だけを検索語として利用して簡単に検索をしても、システムが同名異人のメールをメールカードごとに分類して表示するので、ユーザは所望するメールデータに容易にアクセスできるようになる。
【0022】
点線310で表示された複数の検索結果は、「メールカード」のカード項目として設定されていない残りの項目に検索語「abc」が含まれているメールデータの情報であってもよい。ここで、すべての項目がメールカードのカード項目として設定されている場合には、検索結果はメールカードのみで構成されることになる。
【0023】
このために、メールサービスサーバ120は、検索語を受信してもよい。
図3に示す実施形態において、ユーザ端末110の入力インタフェースに入力された検索語「abc」は、ネットワークを介してメールサービスサーバ120に送信されてもよく、メールサービスサーバ120は、このような検索語「abc」を受信してもよい。このとき、メールサービスサーバ120は、設定されたカード項目に検索語が含まれているメールデータを選別し、カード項目ごとに別途のメールリストを構成してもよい。
【0024】
また、メールサービスサーバ120は、少なくともカード項目を意味するタグおよび構成された別途のメールリストへのリンクを含むメールカードを生成してもよく、メールカードを含む検索結果を生成して提供してもよい。例示画面300は、このような検索結果がユーザ端末110のディスプレイに表示された例である。この場合、メールカード340は、設定されたカード項目を意味するタグとして、例示画面300に示すように「送信/受信者」350を含んで生成されてもよい。また、メールカード340は、構成された別途のメールリスト(送信者項目または受信者項目の内容として、送信者の名前または受信者の名前に検索語「abc」を含み、メールアドレス「ccc@ddd.com」を含むメールデータのリスト)へのリンクを含んでもよい。タグとして「受信者」360、370のみを含むメールカードは、名前「abc」とメールアドレス「aaa@bbb.com」および「bbb@ccc.com」とが送信者項目の内容に含まれているメールデータが存在しないことを意味してもよい。
【0025】
図4は、本発明の一実施形態において、メールデータのリストを提供する例を示した図である。
図4の例示画面400は、
図3の例示画面300でメールカード340がユーザによって選択された場合(一例として、モバイル環境のタッチスクリーン上のメールカード340が表示された領域をユーザが指でタップ(tap)してメールカード340が選択された場合)に提供されるメールデータのメールリストの例を示している。
【0026】
例示画面400に表示されたメールデータ410、420、430、440、450のうち、4つのメールデータ410、420、440、450は、名前「abc」が送信者項目の内容に含まれているメールデータであり、残り1つのメールデータ430は、名前「abc」が受信者項目の内容に含まれているメールデータを示している。言い換えれば、
図4の例示画面400の例は、メールカード340において、カード項目に送信者項目と受信者項目とが含まれている場合を示している。
【0027】
他の例として、カード項目に受信者項目のみが含まれる場合には、名前「abc」が受信者項目の内容に含まれているメールデータだけがメールリストとして構成される。
【0028】
図5は、本発明の一実施形態において、メールデータのリストを提供する他の例を示した図である。
図5の例示画面500は、
図3の例示画面300でメールカード330が選択された場合に提供されるメールデータのメールリストの例を示している。メールカード330は、カード項目に受信者項目のみを含み、名前が「abc」であり、メールアドレスが「bbb@ccc.com」であるメールデータ510、520、530に関するデータを示しており、例示画面500はこのようなメールデータ510、520、530のリストを示している。
【0029】
図4および
図5において、「カテゴリA」、「カテゴリB」、「送信済みフォルダ」、「カテゴリC」は、該当するメールデータが管理されるカテゴリ名を意味してもよい。例えば、「カテゴリA」は、受信フォルダの分類のうちの1つであってもよい。
【0030】
図6は、本発明の一実施形態において、検索語の入力によって検索結果が提供される他の例を示した図である。
図6の例示画面600は、検索語としてメールアドレス「eee@fff.com」が入力された場合、このメールアドレスが受信者項目または送信者項目の内容に含まれるメールデータの要約情報としてメールカード610が生成された例を示している。メールカード610がタグとして「送信/受信者」を含むということは、メールカード610に対応するカード項目に送信者項目と受信者項目とが含まれており、メールアドレス「eee@fff.com」を送信者項目の内容に含むメールデータと受信者項目の内容に含むメールデータとが存在することを意味してもよい。
【0031】
点線630で示された検索結果は、メールアドレス「eee@fff.com」が送信者項目と受信者項目を除いた残りの項目(カーボンコピー(CC)項目、ブラインドカーボンコピー(BCC)項目、タイトル項目、内容項目、添付ファイル項目など)に含まれているメールデータの情報であってもよい。
【0032】
図7は、本発明の一実施形態において、メールデータのリストを提供するさらに他の例を示した図である。
図7の例示画面700は、
図6のメールカード610がユーザによって選択されることにより、メールアドレス「eee@fff.com」が送信者項目に含まれているメールデータ710、730、750と受信者項目に含まれているメールデータ720、740のメールリストが表示された例を示している。
【0033】
このように、本の発明の実施形態によると、特定の人と交わしたメールを送信済みフォルダと受信フォルダからそれぞれ検索する必要がない上に、項目ごとに検索した検索結果からそれぞれ必要なメールデータを探す必要もなく、1つのリストで特定の人と交わしたメールの脈絡が一目で分かるように検索結果を提供することができる。
【0034】
図8は、本発明の一実施形態において、特定の人と交わしたメールを検索する過程の例を示したフローチャートである。
図8は、ユーザが所望するメールを検索する過程の例を示している。この過程は、ユーザがユーザ端末110でメールアプリを実行することによって開始する。本実施形態では、カード項目として送信者項目および受信者項目を含むように設定されたものと仮定する。
【0035】
ステップ810で、ユーザは検索語を入力してもよい。上述したように、ユーザ端末110は、メールアプリの制御にしたがって入力インタフェースを表示してもよく、このような入力インタフェースに入力される情報が検索語として活用されてもよい。
【0036】
ステップ820で、メールサービスシステムは、検索語が送信者項目または受信者項目の内容に含まれる名前またはメールアドレスと一致するか否かを判断してもよい。メールサービスシステムは、検索語が名前またはメールアドレスと一致する場合にはステップ830を、一致しない場合にはステップ860を実行してもよい。
【0037】
ステップ830で、メールサービスシステムは、メールアドレスごとにメールカードを生成してもよい。生成されたメールカードは検索結果に含まれ、ユーザ端末110を通じてユーザに提供されてもよい。検索語が送信者項目または受信者項目に含まれる名前またはメールアドレスと一致しない場合には、ステップ860のようにメールカードは生成されなくてもよく、一般的な検索結果がユーザ端末110を通じてユーザに提供されてもよい。この場合、ユーザは、ステップ870のように検索結果のリストから探したいメールを探索する。
【0038】
ステップ840で、メールサービスシステムは、ユーザがメールカードを選択したか否かを判断してもよい。ユーザがメールカードを選択しなかった場合、ユーザは、ステップ870のように検索結果のリストから探したいメールを探索する。
【0039】
ユーザがメールカードを選択した場合には、メールカードに対応するメールデータのメールリストがユーザに提供されてもよく、ユーザは特定の人(検索語の名前またはメールアドレスに対応する人)と交わしたメールデータのリストから探したいメールを探索できる。メールリストは、特定の人と交わしたメールデータのみを含むため、ユーザは所望するメールをより簡単に探すことができる。
【0040】
図9は、本発明の一実施形態において、メールサービスシステムの内部構成を説明するためのブロック図であり、
図10は、本発明の一実施形態において、メールサービス方法を示したフローチャートである。本実施形態におけるメールサービスシステム900は、上述したメールサービスサーバ120に対応してもよく、
図9に示すように、プロセッサ910、バス920、ネットワークインタフェース930、およびメモリ940を備えてもよい。メモリ940は、オペレーティングシステム941およびメールサービスルーチン942を備えてもよい。プロセッサ910は、カード項目設定部911、検索語受信部912、メールデータ検索部913、メールリスト構成部914、メールカード生成部915、および検索結果提供部916を備えてもよい。他の実施形態において、メールサービスシステム900は、
図9の構成要素よりもさら多くの構成要素を備えてもよい。ただし、大部分の従来技術的な構成要素については明確に図に示すことを省略する。例えば、メールサービスシステム900は、ディスプレイやトランシーバ(transceiver)のような他の構成要素をさらに備えてもよい。
【0041】
メモリ940は、コンピュータで読み取り可能な記録媒体であって、RAM(random access memory)、ROM(read only memory)、およびディスクドライブのような永久大容量記憶装置(permanent mass storage device)を含んでもよい。また、メモリ940には、オペレーティングシステム941とメールサービスルーチン942のためのプログラムコードが格納されてもよい。このようなソフトウェア構成要素は、ドライブメカニズム(drive mechanism)(図示せず)を利用してメモリ940とは別途のコンピュータで読み取り可能な記録媒体からローディングされてもよい。このような別途のコンピュータで読み取り可能な記録媒体は、フロッピー(登録商標)ドライブ、ディスク、テープ、DVD/CD−ROMドライブ、メモリカードなどのコンピュータで読み取り可能な記録媒体(図示せず)を含んでもよい。他の実施形態において、ソフトウェア構成要素は、コンピュータで読み取り可能な記録媒体ではない、ネットワークインタフェース930を利用してメモリ940にローディングされてもよい。例えば、メールサービスルーチン942は、開発者がネットワークを介して提供するファイルによってインストールされるプログラムに基づいてメモリ940にローディングされてもよい。
【0042】
バス920は、メールサービスシステム900の構成要素間の通信およびデータ送信を可能にしてもよい。バス920は、高速シリアルバス(high−speed serial bus)、並列バス(parallel bus)、SAN(Storage Area Network)、および/または他の適切な通信技術を利用して構成されてもよい。
【0043】
ネットワークインタフェース930は、メールサービスシステム900をコンピュータネットワークに接続するためのコンピュータハードウェア構成要素であってもよい。ネットワークインタフェース930は、メールサービスシステム900を無線または有線コネクションを介してコンピュータネットワークに接続させてもよい。
【0044】
プロセッサ910は、基本的な算術、ロジック、およびメールサービスシステム900の入出力演算を実行することにより、コンピュータプログラムの命令を処理するように構成されてもよい。命令は、メモリ940またはネットワークインタフェース930により、そしてバス920を介してプロセッサ910に提供されてもよい。プロセッサ910は、カード項目設定部911、検索語受信部912、メールデータ検索部913、メールリスト構成部914、メールカード生成部915、および検索結果提供部916のためのプログラムコードを実行するように構成されてもよい。このようなプログラムコードは、メモリ940のような記録装置に格納(一例として、メールサービスルーチン942)されてもよい。
【0045】
このとき、カード項目設定部911、検索語受信部912、メールデータ検索部913、メールリスト構成部914、メールカード生成部915、および検索結果提供部916は、
図10のステップ1010〜1060を実行するために構成されてもよい。
【0046】
ステップ1010において、カード項目設定部910は、メールデータのフォーマットを構成する複数の項目のうち少なくとも1つの項目を含むカード項目を設定してもよい。上述したように、メールデータのフォーマットを構成する複数の項目は、一例として、送信者項目、受信者項目、タイトル項目、内容(メール本文の内容)項目、添付ファイル項目、カーボンコピー(CC)項目、ブラインドカーボンコピー(BCC)項目のように多様であってもよく、カード項目設定部910は、多様な項目のうちの少なくとも1つの項目を含んで構成される少なくとも1つのカード項目を設定してもよい。選択的に、このようなカード項目の設定は、ユーザによって行われてもよい。例えば、カード項目設定部910は、複数の項目に関する情報をユーザ端末に提供し、複数の項目のうちユーザ端末が選択した項目をカード項目として設定してもよい。例えば、このようなカード項目の設定は、ユーザ端末にインストールされたメールアプリの環境設定機能を利用して行われてもよく、または検索ウィンドウと共に提供される別途の詳細設定機能を利用して行われてもよい。
【0047】
ステップ1020において、検索語受信部920は検索語を受信してもよい。ユーザ端末によって入力された検索語は、メールアプリの制御にしたがってユーザ端末からメールサービスシステム900に送信され、検索語受信部920はこのような検索語を受信する。
【0048】
ステップ1030において、メールデータ検索部930は、検索語を含むメールデータを検索してもよい。例えば、メールデータ検索部930は、メールデータを管理するデータベースから検索語を含むメールデータを検索してもよい。
【0049】
ステップ1040において、メールリスト構成部940は、設定されたカード項目に検索語が含まれているメールデータを選別してカード項目ごとに別途のメールリストを構成してもよい。例えば、カード項目が、メールデータの送信者項目および受信者項目のうち少なくとも1つの項目を含むとする。この場合、メールリスト構成部940は、送信者項目および受信者項目のうち少なくとも1つの項目に検索語が示す名前が含まれているメールデータを選別して別途のメールリストを構成する。名前と対応するメールアドレスが2つ以上ある場合、メールリスト構成部940は、メールアドレスごとに互いに異なるメールリストを生成してもよい。
【0050】
他の例として、メールリスト構成部940は、送信者項目および受信者項目のうち少なくとも1つの項目の内容に検索語が指すメールアドレスが含まれているメールデータを選別して別途のメールリストを構成するが、メールデータの送信日時またはメールデータの受信日時に基づいて整列して別途のメールリストを構成してもよい。
【0051】
さらに他の例として、カード項目として、メールデータの添付ファイル項目が含まれるとする。この場合、メールリスト構成部940は、添付ファイル項目に検索語が指すファイル名またはファイル名のハッシュ値が含まれているメールデータを選別して別途のメールリストを構成してもよい。
【0052】
このように、カード項目は、1つの項目または2つ以上の項目の組み合わせによって構成されてもよい。上述した実施形態においては説明していないが、カード項目は、送信者項目と添付ファイル項目または受信者項目とメール内容項目などのように多様な項目の組み合わせによって構成されてもよい。例えば、送信者項目と添付ファイル項目を含むカード項目が設定され、「名前+ファイル名」のような形態の検索語が入力される場合、この名前を送信者項目の内容に含み、かつ、このファイル名を添付ファイルの内容として含むメールデータが別途のメールリストとして構成される。
【0053】
ステップ1050で、メールカード生成部950は、少なくともカード項目を意味するタグおよび構成された別途のメールリストへのリンクを含むメールカードを生成してもよい。メールカードは、メール項目ごとまたはメールリストごとに生成されてもよい。例えば、1つの名前に対して互いに異なるメールアドレスを有するメールデータがメールアドレスごとに互いに異なるメールリストを構成する場合、互いに異なるメールカードが生成され、互いに異なるメールカードは、前記メールアドレスによって識別されてもよい。
【0054】
ステップ1060において、検索結果提供部960は、メールカードを含む検索結果を生成して提供してもよい。例えば、検索結果提供部960は、検索されたメールデータのうち選別されたメールデータを除いた残りのメールデータそれぞれに関する情報をさらに含むように検索結果を生成するが、メールカードが検索結果の上側に配置されるように検索結果を生成してもよい。すなわち、メールカードが他の検索結果よりも高い表示優先順位をもつように検索結果が生成されて提供される。
【0055】
検索結果は、検索語を送信したユーザ端末に提供され、ユーザ端末のディスプレイに表示されるように提供されてもよい。ユーザ端末のディスプレイに表示された検索結果からメールカードが選択されると、メールカードに含まれるリンクを通じて上述した別途のメールリストがユーザ端末に提供されてもよい。したがって、ユーザはこのようなメールリストを利用して所望するメールをより迅速に探索することができる。
【0056】
このように、本発明の実施形態によると、メールデータのフォーマットを構成する複数の項目のうち、特定の項目(例えば、送信者、受信者など)の内容に受信した検索語が含まれているメールデータのみを集めて見ることができる経路を提供することにより、ユーザが所望するメールに、より迅速にアクセス可能なサービスを提供することができる。
【0057】
上述した装置は、ハードウェア構成要素、ソフトウェア構成要素、および/またはハードウェア構成要素およびソフトウェア構成要素の組み合わせによって実現されてもよい。例えば、実施形態において説明された装置および構成要素は、例えば、プロセッサ、コントローラ、ALU(arithmetic logic unit)、デジタル信号プロセッサ(digital signal processor)、マイクロコンピュータ、FPA(field programmable array)、PLU(programmable logic unit)、マイクロプロセッサ、または命令(instruction)を実行して応答することができる異なる装置のように、1つ以上の汎用コンピュータまたは特殊目的コンピュータを利用して実現されてもよい。処理装置は、オペレーティングシステム(OS)およびオペレーティングシステム上で実行される1つ以上のソフトウェアアプリケーションを実行してもよい。また、処理装置は、ソフトウェアの実行に応答し、データをアクセス、保存、操作、処理、および生成してもよい。理解の便宜のために、1つの処理装置が使用されると説明される場合もあるが、該当する技術分野における通常の知識を有する者は、処理装置が複数の処理要素(processing element)および/または複数類型の処理要素を含んでもよいと理解する。例えば、処理装置は、複数のプロセッサまたは1つのプロセッサおよび1つのコントローラを含んでもよい。また、並列プロセッサ(parallel processor)のような、他の処理構成(processing configuration)も可能である。
【0058】
ソフトウェアは、コンピュータプログラム(computer program)、コード(code)、命令(instruction)、またはこれらのうちの1つ以上の組み合わせを含んでもよく、所望の動作をするように処理装置を構成したり、独立的または結合的に(collectively)処理装置を命令したりしてもよい。ソフトウェアおよび/またはデータは、処理装置によって解釈されたり処理装置に命令またはデータを提供したりするために、ある類型の機械、構成要素(component)、物理的装置、仮想装置(virtual equipment)、コンピュータ記録媒体または装置、または送信される信号波(signal wave)に永久的または一時的に具体化(embody)されてもよい。ソフトウェアは、ネットワークによって接続されたコンピュータシステム上に分散し、分散した方法によって格納されたり実行されたりしてもよい。ソフトウェアおよびデータは、1つ以上のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に格納されてもよい。
【0059】
実施形態に係る方法は、多様なコンピュータ手段によって実行が可能なプログラム命令形態で実現されてコンピュータで読み取り可能な媒体に記録されてもよい。コンピュータで読み取り可能な媒体は、プログラム命令、データファイル、データ構造などを単独または組み合わせて含んでもよい。媒体に記録されるプログラム命令は、実施形態のために特別に設計されて構成されたものであってもよく、コンピュータソフトウェア当業者に公知されて使用可能なものであってもよい。コンピュータで読み取り可能な記録媒体の例としては、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、および磁気テープのような磁気媒体(magnetic media)、CD−ROM、DVDのような光記録媒体(optical media)、フロプティカルディスク(floptical disk)のような磁気−光媒体(magneto−optical media)、およびROM、RAM、フラッシュメモリなどのようなプログラム命令を格納して実行するように特別に構成されたハードウェア装置が含まれる。プログラム命令の例としては、コンパイラによって生成されるもののような機械語コードだけではなく、インタプリタなどを使用してコンピュータによって実行される高級言語コードを含む。上述したハードウェア装置は、実施形態の動作を実行するために1つ以上のソフトウェアモジュールとして動作するように構成されてもよく、その逆も同じである。
【0060】
以上のように、実施形態を限定された実施形態と図面に基づいて説明したが、該当する技術分野において通常の知識を有する者であれば、上述した記載から多様な修正および変形が可能である。例えば、説明された技術が説明された方法とは異なる順序で実行されたり、および/または説明されたシステム、構造、装置、回路などの構成要素が説明された方法とは異なる形態で結合または組み合わされたり、他の構成要素または均等物によって対置されたり置換されたとしても、適切な結果を達成することができる。
【0061】
したがって、異なる実施形態であっても、特許請求の範囲と均等なものであれば、添付する特許請求の範囲に属する。