【解決手段】写真・動画用プログラムは、コンピュータを、異なる日時に撮影された撮影画像データと撮影時のカメラの状態を示す撮影情報とを含む複数の画像情報を受け付け、行動情報表に複数の画像情報を登録する受付手段と、受け付けられた画像情報のうち、撮影画像データから被写体名を取得し、撮影情報から撮影日時及び撮影場所を取得し、撮影場所を地名に変換し、被写体名、撮影日時及び地名を会員ごとの行動情報表に項目ごとに時系列的に登録する行動情報抽出手段と、指定された被写体を含む撮影画像データが含まない撮影画像データよりも高いポイントが規定されたポイント表を参照し、行動情報表に基づいて撮影画像データごとにポイントを算出するポイント算出手段として機能させるためのものである。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。なお、各図中、実質的に同一の機能を有する構成要素については、同一の符号を付してその重複した説明を省略する。
【0013】
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る写真管理システムの概略の構成例を示すブロック図である。この写真管理システム100は、会員から収集した写真データ等の会員に関する情報を管理するサーバ装置1と、会員が使用する複数のユーザ端末装置7とを備え、サーバ装置1及び各ユーザ端末装置7はネットワーク8を介して互いに接続可能に構成されている。なお、
図1ではユーザ端末装置7を2台図示しているが、2台に限られず3台以上でもよい。ここで、ユーザ端末装置7は、端末装置の一例である。また、写真データは、撮影画像データの一例である。撮影画像データとして動画データでもよい。また、写真管理システムは、撮影画像管理システムの一例である。
【0014】
本写真管理システム100は、会員がカメラ(図示せず)で撮影した写真データをユーザ端末装置7からネットワーク8を介してサーバ装置1に送信すると、写真情報から抽出された行動情報に応じて写真あるいは会員にポイントが付与されるように構成されている。本実施の形態では、サーバ装置1の運営主体(企業)が主に旅行会社の場合について説明する。
【0015】
ここで、「写真情報」とは、写真データ、撮影情報及びコメント情報を含む情報をいう。写真情報は、画像情報の一例である。「撮影情報」とは、カメラが取得して写真データに付随された情報であって、撮影時のカメラの状態(撮影日時、GPS情報(緯度、経度)、カメラのメーカ名、カメラの機種名等)を示す情報をいう。「コメント情報」とは、写真データに対して会員が付随させた情報であり、例えば写真データのタイトル、被写体名、写真を撮影した時期や場所、感想等が含まれる。「行動情報」とは、写真情報から抽出された抽出情報であって会員の行動に関する情報であり、会員の活動時期や活動場所、ドライブ、旅行等の会員の趣味の活動、散歩、演奏等の余暇の活動、ランチ、朝活等の日常行動、スカイダイビング等の非日常行動の情報を含み、キーワードで表現されてもよい。
【0016】
カメラは、デジタルカメラ、カメラ付き携帯電話機、多機能携帯電話機(スマートフォン)等を用いることができる。なお、カメラが通信機能を有している場合には、ユーザ端末装置7を兼ねてもよい。
【0017】
ネットワーク8は、有線通信(電気ケーブル、光ケーブル等)及び無線通信(電波、赤外線等)等によりデータの送受信を行うインターネット等の通信網である。
【0018】
(サーバ装置の構成)
サーバ装置1は、本装置1の各部を制御する制御部2と、各種の情報を記憶する記憶部3と、液晶ディスプレイ等で実現される表示部4と、キーボード、マウス等で実現される入力部5と、ネットワーク8を介してユーザ端末装置7、データベース等の外部装置と通信を行う通信部6とを有して概略構成されている。
【0019】
制御部2は、CPU(Central Processing Unit)等によって構成され、写真管理プログラム30を実行することにより、会員登録手段20、写真受付手段21、行動情報抽出手段22、ポイント算出手段23、案内情報提供手段24等として機能する。なお、制御部2の各手段20〜24は、全部又は一部がASIC(Application Specific Integrated Circuit)等のハードウエアによって実現されてもよい。
【0020】
記憶部3は、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、ハードディスク等から構成され、写真管理プログラム30、会員登録情報31、写真ポイント情報32、ポイント表33、顔画像情報34等を記憶する。会員登録情報31、写真ポイント情報32、ポイント表33の詳細については後述する。
【0021】
顔登録情報34には、顔画像の特徴情報と氏名とが関係付けられて登録されている。行動情報抽出手段22が有する顔認識機能により写真データから認識した顔画像の特徴情報に対して、例えばサーバ装置1の管理者が会員によって付加された写真データに対するコメント情報を参照して氏名を入力することにより、顔画像の特徴情報と氏名とを関係付けて顔登録情報34として登録してもよい。また、会員がfacebook(登録商標)、Twitter(登録商標)等のSNS(social networking service)を用いている場合には、管理者がSNSに掲載されている写真に付随する情報から氏名を取得してもよい。
【0022】
(会員登録手段の構成)
会員登録手段20は、ユーザ端末装置7から送信された会員登録申請書に基づいて会員登録を行う。また、会員登録手段20は、ユーザ端末装置7から送信された会員ID及びパスワードに基づいてユーザの認証を行う。会員IDは、会員を識別する会員識別情報の一例である。会員登録申請書には、例えば、氏名、住所、パスワード、メールアドレス、家族構成、SNSの使用の有無等が記載される。
【0023】
(写真受付手段の構成)
写真受付手段21は、ユーザ端末装置7から会員ID及びパスワードとともに送信された写真データと写真データに付随している場合には撮影時のカメラの状態を示す撮影情報及び写真データに対するコメント情報とを含む写真情報を受け付ける。また、写真受付手段21は、受け付けた写真情報を会員IDに関係付けて記憶部3の写真ポイント情報32に登録する。
【0024】
なお、カメラが撮影時のカメラの状態を示す撮影情報を写真データに付随させる機能を有していない場合には、撮影情報は写真情報に含まれない。また、写真情報は、コメント情報を含めずに写真データ及び撮影情報を含むものでもよく、写真データのみを含むものでもよい。また、複数の写真データとこれらの写真データに対して1つのコメント情報を含む写真情報をサーバ装置1に送信してもよい。
【0025】
写真データは、会員の行動情報を抽出するためのものであるから、例えば、観光、旅行、登山、ハイキング、キャンプ、花見、花火、釣り、スキー、ダイビング、ゴルフ、ツーリング、運動会、音楽会、食事会、記念行事(誕生日会、成人式、七五三、還暦祝い、入学式、卒業式等)等のイベントの写真や、動物園、水族館、遊園地、博物館、観光地等の行楽地や施設における写真、集合写真、記念写真、家族写真、趣味を示す写真等が好ましい。また、写真データは、サーバ装置1の運営主体が予め定めた写真の種類に限ってもよい。例えば、旅行会社がサーバ装置1の運営主体である場合は、旅先の写真に限ってもよい。
【0026】
写真データのフォーマットは、写真から会員の行動情報を抽出し易いことから、例えば日本電子工業振興協会(JEIDA)で規格化されたExif(Exchangeable image file format)が好ましい。Exifは、メタデータ(撮影情報)として撮影日時、GPS情報(緯度、経度)、カメラのメーカ名、カメラの機種名等が含まれる。
【0027】
コメント情報には、例えば写真データのタイトル、被写体名、写真を撮影した時期や場所、感想等が含まれる。
【0028】
(行動情報抽出手段の構成)
行動情報抽出手段22は、記憶部3の写真ポイント情報32に会員IDに関係付けて登録された写真情報から行動情報を抽出する。具体的には、写真受付手段21が受け付けた写真データのフォーマットがExifの場合は、行動情報抽出手段22は、撮影情報から撮影日時及びGPS情報を抽出し、GPS情報をネットワーク8上の図示しない地図データデータベースにアクセスして地名(撮影場所)に変換する。写真情報にコメント情報が含まれている場合には、行動情報抽出手段22は、ネットワーク8上の図示しない辞書データベースを参照してコメント情報から撮影日時、撮影場所、被写体名等のキーワードを抽出する。
【0029】
写真に人物の顔が含まれている場合には、行動情報抽出手段22が有する顔認識機能により人物の顔画像の特徴情報を認識し、その顔画像の特徴情報と記憶部3に登録されている顔登録情報34とを照合して同一性がある顔画像を検索できた場合には、顔登録情報34に登録されている氏名を抽出する。また、行動情報抽出手段22は、抽出した撮影日時、撮影場所、被写体名等を行動情報として記憶部3の写真ポイント情報32に登録する。
【0030】
また、行動情報抽出手段22は、写真情報から行動情報を抽出する際に、写真データから抽出される特徴情報と写真データに付されるラベル(自動車、花、犬、山、海、顔等)とを対にした学習コーパスを予め用意し、特徴情報とラベルとの関係について、例えば特徴情報を2つのグループに順次分岐するツリー構造の識別器を用いて予め機械学習を行っておく。写真受付手段22が受け付けた写真データから行動情報抽出手段22が特徴量を抽出し、その特徴量がどのラベルに所属するかを、学習したツリー構造の識別器を用いて識別し、そのラベルを行動情報として抽出してもよい。例えば、花の写真データが6つのカテゴリに分類される場合、識別器が6つ用いられる。各識別器は、それぞれに割り当てられたカテゴリの写真データの特徴量が入力されたときに、それぞれ最大のスコア値を出力するように構成されている。そして、写真データの特徴量が各識別器に入力されたとき、最も高いスコア値を出力した識別器に対応するカテゴリが識別結果とされる。なお、学習コーパスは、Web上に存在する画像及びタグを対の写真データ及びラベルとして取得してもよい。
【0031】
(ポイント算出手段の構成)
ポイント算出手段23は、記憶部3の写真ポイント情報32に登録された行動情報に基づいて、ポイント表33を参照して写真データごとにポイントを算出する。
【0032】
また、ポイント算出手段23は、算出したポイントを会員IDに関係付けて会員が利用可能に記憶部3が記憶する写真ポイント情報32に登録する。さらに、ポイント算出手段23は、同一の会員に対してポイントが複数登録された場合には、その都度累計ポイントを算出し、ポイントが使用されたときは、それをマイナスとして累計ポイントを算出し、写真ポイント情報32に登録する。
【0033】
(案内情報提供手段の構成)
管理者は、写真ポイント情報32に登録された行動情報に基づいて会員ごとの嗜好傾向を示す嗜好情報を会員登録情報31に登録する。ここで、嗜好情報とは、会員の行動情報から把握されるものであり、会員の商品又はサービスに対する嗜好傾向を示す情報をいう。案内情報提供手段24は、入力部5から入力された嗜好情報を示すキーワードを含む会員を会員登録情報31から検索し、表示部4に会員のリストを表示する。
【0034】
また、案内情報提供手段24は、表示した会員のリスト、又は表示部4に対して会員が追加又は削除された場合には、追加又は削除後の会員のリストに対して会員登録情報31のメールアドレスを参照して商品又はサービスの案内情報を電子メールで送信する。なお、案内情報は郵送でもよい。ここで、案内情報とは、会員の嗜好傾向にあった商品又はサービスの情報、例えば新商品、新サービスの情報である。また、写真ポイント情報32に登録されている写真データのうち会員により選択された写真データをアルバムにして会員に届ける案内情報でもいい。
【0035】
(ユーザ端末装置の構成)
ユーザ端末装置7は、例えば、パーソナルコンピュータ、携帯情報端末(PDA)、カメラ付き携帯電話機、多機能携帯電話機(スマートフォン)等を用いることができる。
【0036】
ユーザは、ユーザ端末装置7を操作して会員登録に必要な情報、例えば会員登録申請書(氏名、住所、パスワード、メールアドレス等を含む。)をネットワーク8を介してサーバ装置1に送信し、会員登録されると、サーバ装置1から会員IDがユーザ端末装置7に送信される。なお、会員IDは郵送により会員に通知されてもよい。
【0037】
ユーザ端末装置7は、会員ID及びパスワードをネットワーク8を介してサーバ装置1に送信し、認証が成立すると、写真データ、撮影時のカメラの状態を示す撮影情報、及び写真データに対するコメント情報を含む写真情報をネットワーク8を介してサーバ装置1に送信する。なお、カメラが撮影時のカメラの状態を示す撮影情報を写真データに付随させる機能を有していない場合には、写真情報として写真データ及びコメント情報をサーバ装置1に送信する。このとき、写真情報として写真データのみをサーバ装置1に送信してもよい。
【0038】
図2(a)は、会員登録情報31の一例を示す図、
図2(b)は、写真ポイント情報32の一例を示す図、
図2(c)は、ポイント表33の一例を示す図である。
【0039】
会員登録情報31は、
図2(a)に示すように、会員ID、氏名、住所、パスワード、メールアドレス、家族構成、嗜好情報の各項目から構成されている。氏名、住所、パスワード、メールアドレス、家族構成、SNSの使用の有無は、ユーザが会員登録申請書から得られる項目である。会員IDはユーザが会員になったときにユーザ(会員)に付与される項目である。嗜好情報は、管理者によって入力された項目である。なお、会員登録情報31は、
図2(a)に示す項目に限られず、他の項目を含んでもよい。
【0040】
写真ポイント情報32は、
図2(b)に示すように、受信日時又は利用日時、利用内容、写真データ、撮影日時(撮影情報)、撮影場所(撮影情報)、コメント情報、行動情報、ポイント、ポイント累計の各項目から構成されている。なお、写真ポイント情報32は、会員ID(0001)の場合を示しており、他の会員IDも同様の項目で構成されている。また、写真ポイント情報32は、
図2(b)に示す項目に限られず、他の項目を含んでもよい。写真データ、撮影情報及びコメント情報は、写真情報32aを構成する。
【0041】
ポイント表33は、
図2(c)に示すように、写真の内容、すなわち行動情報に応じてポイントが定められている。
図2(c)に示す場合は、写真のみでコメント情報がない場合は、1ポイント、撮影時期又は撮影場所を含む撮影情報には2ポイント、イベント名を含むコメント情報には5ポイントが与えられる。行動情報に対応するポイントは、
図2(c)のものに限られない。
【0042】
(写真管理システムの動作)
次に、写真管理システム100の動作の一例を説明する。
図3は、会員登録後の処理の一例を示すフローチャートである。
【0043】
(1)会員登録
ユーザは、ユーザ端末装置7を操作して会員登録申請書をネットワーク8を介してサーバ装置1に送信する。
【0044】
サーバ装置1は、ユーザ端末装置7から送信された会員登録申請書を通信部6を介して受信すると、会員登録手段20は、会員登録申請書が適式であるか否かを判断し、適式と判断すると、会員登録する。すなわち、会員登録手段20は、会員IDを生成し、会員ID及び会員登録申請書に記載されている内容を記憶部3が記憶する会員登録情報31に登録する。また、会員登録手段20は、会員登録の判断結果ととともに会員IDを通信部6及びネットワーク8を介してユーザ端末装置7に送信する。
【0045】
(2)会員登録後の処理
会員は、ユーザ端末装置7を操作して会員ID及びパスワードとともに、写真データ、撮影情報及びコメント情報を含む写真情報をネットワーク8を介してサーバ装置1に送信する。サーバ装置1の会員登録手段20は、ユーザ端末装置7から送信された会員ID及びパスワードが会員登録情報31に登録されているか否かを判断し、会員登録情報31に登録されている場合には、写真受付手段21は、会員ID及び写真情報を受け付けし、受け付けた写真情報を会員IDに関係付けて記憶部3の写真ポイント情報32に登録する(S1)。
【0046】
行動情報抽出手段22は、記憶部3の写真ポイント情報32に登録された写真情報から行動情報を抽出する(S2)。行動情報抽出手段22は、抽出した行動情報を記憶部3の写真ポイント情報32に登録する(S3)。行動情報抽出手段22は、写真データ及び抽出した行動情報を表示部4に表示する(S4)。行動情報抽出手段22は、入力部5から行動情報の入力があるか否かを判断する(S5)。入力部5から行動情報の入力があると(S5:Yes)、行動情報抽出手段22は、入力された行動情報を記憶部3の写真ポイント情報32に登録する(S6)。
【0047】
ポイント算出手段23は、写真ポイント情報32に登録された行動情報に基づいて、ポイント表33を参照して写真データごとにポイントを算出する(S7)。また、ポイント算出手段23は、算出したポイントを会員IDに関係付けて会員が利用可能に記憶部3が記憶する写真ポイント情報32に登録する(S8)。
【0048】
図2(b)に示す写真ポイント情報32は、会員ID(0001)の○○花子さんが、9月3日20:23に写真データ(D0001)をサーバ装置1に送信したことを示している。また、写真データ(D0001)の撮影情報には、撮影日時(8/20 10:10)、GPS情報(aa、bb)が含まれている。行動情報抽出手段22は、撮影日時から撮影時期として夏、GPS情報から撮影場所として「上海」を抽出している。ポイント算出手段23は、写真データ(D0001)については、写真データが送信されたことで1ポイント、撮影時期及び撮影場所を含む撮影情報が存在するので、4ポイントで合計5ポイントを登録している。写真データ(D0002)については、写真データが送信されたことで1ポイント、撮影時期及び撮影場所を含む撮影情報が存在するので、4ポイント、コメント情報にイベント名が含まれているので、5ポイントで合計10ポイントを登録している。
【0049】
(3)案内情報の提供
管理者は、写真ポイント情報32に登録された行動情報に基づいて会員ごとの嗜好傾向を示す嗜好情報を会員登録情報31に登録する。
図2(a)に示す場合は、会員ID(0001)については、
図2(b)に示す行動情報は、夏、上海、山梨、ワイン試飲という内容であるので、○○花子さんは、海外旅行、ワインが好きという嗜好情報を入力部5を操作して会員ID(0001)に関係付けて入力する。制御部2は、入力された海外旅行、ワインのキーワードを会員ID(0001)に対応して会員登録情報31に登録する。
【0050】
案内情報提供手段24は、入力部5から入力された嗜好情報を示すキーワード、例えば行楽地名を嗜好情報に含む会員を写真ポイント情報32からリストアップし、表示部4にその会員のリストを表示する。管理者は、表示部4に表示された会員のリストに対して必要に応じて会員の追加又は削除を行う。管理者は、送信すべき商品又はサービスの案内情報を入力部5を操作して入力し、送信指示を行うと、案内情報提供手段24は、表示した会員のリスト、又は表示部4に対して会員が追加又は削除された場合には、追加又は削除後の会員のリストに対して会員登録情報31のメールアドレスを参照して入力された商品又はサービスの案内情報を電子メールで送信する(S9)。
【0051】
(第1の実施の形態の効果)
第1の実施の形態によれば、以下の効果を奏する。
(a)写真データを送信した会員にポイントを付与することで、会員ごとに写真の収集が容易になる。
(b)写真情報から行動情報を抽出して会員ごとに登録し、行動情報の履歴情報から会員の商品又はサービスに対する嗜好傾向を把握することが可能になる。
(c)会員の嗜好傾向を把握することで、嗜好傾向に応じた案内情報を提供することができる。
(d)会員がアンケートに記載する場合と比べて写真データを送信するという簡単な方法により写真を収集することができるので、会員に大きな負担をかけずに会員の商品又はサービスに対する嗜好傾向を把握することが可能になる。
【0052】
[第2の実施の形態]
図4は、本発明の第2の実施の形態に係る写真管理システムの概略の構成例を示すブロック図である。第1の実施の形態は、サーバ装置1とユーザ端末装置7とをネットワーク8を介して接続したが、本実施の形態は、サーバ装置1と店舗端末装置9とユーザ端末装置7Aとをインターネット8Aを介して接続したものである。以下、第1の実施の形態と異なる点を中心に説明する。
【0053】
この写真管理システム100は、会員から収集した写真データ等の会員に関する情報を管理する第1の実施の形態と同様のサーバ装置1と、コンビニエンスストア、デパート等の店舗に設置された店舗端末装置9と、会員が使用する複数のユーザ端末装置7Aとを備え、サーバ装置1、店舗端末装置9及び各ユーザ端末装置7Aはインターネットによるネットワーク8Aを介して互いに接続可能に構成されている。なお、
図1では店舗端末装置9を1台図示しているが、1台に限られず、2台以上でもよい。また、
図1ではユーザ端末装置7Aを2台図示しているが、2台に限られず3台以上でもよい。ここで、ユーザ端末装置7Aは、端末装置の一例である。
【0054】
(サーバ装置の構成)
サーバ装置1は、本装置1の各部を制御する制御部2と、各種の情報を記憶する記憶部3と、液晶ディスプレイ等で実現される表示部4と、キーボード、マウス等で実現される入力部5と、ネットワーク8Aを介して店舗端末装置9、ユーザ端末装置7A、データベース等の外部装置と通信を行う通信部6とを有して概略構成されている。
【0055】
制御部2は、第1の実施の形態と同様に、CPU等によって構成され、写真管理プログラム30を実行することにより、会員登録手段20、写真受付手段21、行動情報抽出手段22、ポイント算出手段23、案内情報提供手段24等として機能し、本実施の形態ではさらにテーマ・ミッション提示手段25としても機能する。なお、制御部2の各手段20〜25は、全部又は一部がASIC等のハードウエアによって実現されてもよい。
【0056】
記憶部3は、第1の実施の形態と同様に、ROM、RAM、ハードディスク等から構成され、写真管理プログラム30、会員登録情報31、写真ポイント情報32、ポイント表33、顔画像情報34等を記憶する。
【0057】
会員登録手段20は、ユーザ端末装置7Aにおける後述する会員情報登録・修正画面に対する操作に基づいて会員登録を行う。また、ユーザ端末装置7A又は店舗端末装置9から送信された会員IDに基づいてユーザの認証を行う。なお、会員ID及びパスワードでユーザの認証を行ってもよい。
【0058】
写真受付手段21は、ユーザ端末装置7Aから後述するテーマ・ミッション検索画面が有する機能を用いて会員IDとともに送信された写真情報を受け付ける。
【0059】
行動情報抽出手段22は、第1の実施の形態と同様に、記憶部3の写真ポイント情報32に会員IDに関係付けて登録された写真情報から行動情報を抽出する。
【0060】
ポイント算出手段23は、第1の実施の形態と同様に、写真データごとにポイントを算出し、算出したポイントを会員IDに関係付けて会員が利用可能に記憶部3が記憶する写真ポイント情報32に登録する。
【0061】
案内情報提供手段24は、第1の実施の形態と同様に、商品又はサービスの案内情報を電子メールで送信する。
【0062】
テーマ・ミッション提示手段25は、複数のテーマ又はミッションをユーザ端末装置7Aに提示する。ここで、「テーマ」とは、風景写真、紅葉等の被写体やペット目線で撮影するなどの主題をいう。また、「ミッション」とは、北海道のツアーガイドに掲載されていない場所の写真を撮影するといった撮影場所、撮影時期、テーマ等を指定した任務や使命等をいう。
【0063】
(店舗端末装置の構成)
店舗端末装置9は、CPU等によって構成された制御部、各種の情報を記憶する記憶部、ネットワーク8Aを介してサーバ装置1と通信を行う通信部、会員コード読取部90等を有して概略構成されている。会員コード読取部90は、ユーザ端末装置7Aの表示操作部72に表示された後述する会員コード表示画面上の会員コード711を読み取り、会員コード711を会員IDに変換する。制御部は、会員コード読取部90が読み取って変換した会員IDをサーバ装置1に送信し、当該会員が現在登録されている会員であるかどうかを確認する。なお、会員コード711に会員ID及びパスワードが含まれている場合には、会員コード711から会員ID及びパスワードを読み取る。また、会員IDの代わりに会員コード711をサーバ装置1に送信してもよい。
【0064】
(ユーザ端末装置の構成)
図5は、ユーザ端末装置7Aの概略の構成例を示すブロック図である。ユーザ端末装置7Aは、例えば、カメラ付きパーソナルコンピュータ、カメラ付き携帯電話機、スマートフォン等を用いることができる。
【0065】
ユーザ端末装置7Aは、CPU等によって構成された制御部70と、各種の情報を記憶する記憶部71と、各種の情報を入力及び表示する表示操作部72と、ネットワーク8Aを介してサーバ装置1との間で無線通信を行う無線通信部73と、カメラ74と、マイク(MIC)75と、スピーカ(SP)76とを備える。
【0066】
ユーザは、ユーザ端末装置7Aにおいて後述する会員情報登録・修正画面に対して会員登録に必要な情報(氏名、住所、パスワード、メールアドレス等)を入力し、その情報をネットワーク8Aを介してサーバ装置1に送信し、会員登録されると、サーバ装置1から会員IDがユーザ端末装置7Aに送信される。
【0067】
記憶部71は、ROM、RAM、ハードディスク等から構成され、ウェブブラウザ等のプログラム710、会員コード711、写真情報等を記憶する。会員コード711は、例えば、バーコード等の一次元コード又はQR(登録商標)コード等の二次元コードからなる。
【0068】
表示操作部72は、液晶ディスプレイ等の表示部にタッチパネルを重ねて配置した構成を有する。
【0069】
制御部70は、会員IDをネットワーク8Aを介してサーバ装置1に送信し、認証が成立すると、写真データ、撮影時のカメラの状態を示す撮影情報、及び写真データに対するコメント情報を含む写真情報をネットワーク8Aを介してサーバ装置1に送信する。なお、サーバ装置1の会員登録手段20が会員ID及びパスワードを用いて認証を行ってもよい。
【0070】
また、制御部70は、ユーザ端末装置7Aが起動されると、表示操作部72に複数のアイコンからなるメインメニュー画面を表示し、メインメニュー画面に含まれるアイコンが選択されると、選択されたアイコンの画面を表示操作部72に表示し、表示した画面に対して必要な入力又は選択を受け付ける。
【0071】
上記メインメニュー画面には、ホームロゴ画面、会員コード表示画面、ポイント・特典照会画面、テーマ・ミッション検索画面、会員情報登録・修正画面、最新ニュース参照画面、提携先オンラインストアへのリンク、投稿画像ギャラリー等のアイコンが表示され、さらに、画像・コメントのSNS連携機能を有する。上記メインメニュー画面及び上記の各画面は、制御部70がサーバ装置1によって作成されたWebページを記憶部71に記憶されたウェブブラウザにより閲覧することで表示操作部72に表示される。
【0072】
ホームロゴ画面には、サーバ装置1の運営主体を表すハウスマーク、タイトル、現在のポイント・特典、テーマ・ミッションの達成状況を示すステータス等が表示される。
【0073】
会員コード表示画面には、会員コード711が例えばバーコードで表示される。会員コード表示画面は、制御部70が記憶部71から会員コード711を読み出して生成される。店舗端末装置の会員コード読取部90に会員コード表示画面をかざすことにより会員コード711が読み取られ、会員カードとして利用可能となる。
【0074】
ポイント・特典照会画面には、現在会員に付与されているポイント・特典、及びポイント・特典が利用できる現在地点の近郊の施設の一覧等が表示される。ポイント・特典が利用できる施設の一覧は、ユーザ端末装置7Aが有するGPS機能を利用することで実現することができる。
【0075】
テーマ・ミッション検索画面は、現在有効なポイント・特典付与の対象のテーマ・ミッションを検索表示する機能を有する。例えば、ユーザ端末装置7Aが有するGPS機能を利用して現在の地点の近郊で達成可能なテーマ・ミッションのリストをテーマ・ミッション検索画面に表示し、ユーザがテーマ・ミッションを選択すると、カメラが起動するように構成されている。
【0076】
また、テーマ・ミッション検索画面は、テーマ・ミッションに対して撮影した画像に対してコメントを入力する機能を有する。また、テーマ・ミッション検索画面は、会員IDとともに、テーマ・ミッション(例えばテーマ・ミッションID)と画像とを紐付けてサーバ装置1に送信する機能を有する。従来、個人のスマートフォンや携帯にカメラ機能は搭載されているが、メールなどの機能では送信が面倒であったが、本機能により撮影した画像の送信が容易になる。
【0077】
また、テーマ・ミッション検索画面は、過去の送信画像及びコメントを、テーマ・ミッション、付与されたポイント・特典単位で参照する機能を有する。選択したテーマ・ミッション達成の進捗状況に応じたステータスを称号(心優しきルーキー、至恩の覇者等)、パーセントで表示する機能を有する。テーマ・ミッションは、例えば撮影対象、撮影場所、撮影期間等からなる。テーマ・ミッション検索画面は、サーバ装置1によって作成されたWebページを閲覧することで表示操作部72に表示される。
【0078】
図6は、テーマ・ミッション検索画面の一例を示す図である。同図に示すテーマ・ミッション検索画面720には、上部に検索窓720aが設けられ、テーマ・ミッションに対する検索するためのキーワードを入力できるようになっている。検索窓720aの下には、「食べ物」、「ファッション」、「ペット」、「旅行」、「面白系」等のカテゴリーが表示されるカテゴリー欄720bが設けられている。カテゴリー欄720bの下には、新規ミッションや人気ミッションの一覧を表示する新規・人気一覧720cが設けられている。カテゴリー欄720bからカテゴリーを選択することにより、選択されたカテゴリーのテーマ・ミッションポップアップ画面が表示操作部72に表示されるように構成されている。
【0079】
図7は、
図6においてカテゴリーの「旅行」を選択した場合のテーマ・ミッションポップアップ画面の一例を示す図である。テーマ・ミッションポップアップ画面721には、上部にミッションの内容や条件を表示するミッション表示欄721aが設けられ、ミッション表示欄721aの下にはどのような写真を撮ったいいかを例示するためのサンプル写真721bが表示され、その下部にカメラアイコン721cが設けられている。カメラアイコン721cをダブルタップすることにより、表示操作部72の表示画面が撮影ボタンを表示画面の端部に表示したカメラ撮影モードに切り替わる。
【0080】
(テーマ・ミッションの付与例)
テーマ・ミッションは、各企業が自由に指定可能である。一般的な例を以下に示す。また、単体での達成・複数組み合わせ達成・全達成などで付与するポイント・特典を差別化することにより、顧客の意欲を促進させることも可能である。
・自社製品を利用している画像、利用シチュエーションの指定
・場所や背景の指定
・服装や装飾品の指定
・物や食べ物の種類の指定
・利用交通手段の指定
・天候や自然現象の指定
企画として達成困難なテーマ・ミッションを設定し、会員に高いポイント、特典や称号を付与することで、ゲームのレアアイテム感覚のような価値を持たせることができる。
【0081】
会員情報登録・修正画面は、新規会員登録機能を有しており、同画面には、氏名、住所、メールアドレス、性別、電話番号、テーマ・ミッションに対して投稿した画像の公開の可否、プッシュ情報送信の可否等を入力できるように構成されている。なお、同画面には、その他、サーバ装置1の運営主体たる企業が取得したい情報を追加してもよい。また、会員情報登録・修正画面は、登録されている会員情報を表示し、表示した登録内容を修正できる機能を有する。例えば、登録されているメールアドレスや住所を修正することができる。その他、サーバ装置1の運営主体たる企業の会員申し込み情報に応じて項目を追加してもよい。
【0082】
最新ニュース参照画面は、セールやキャンペーン等の配信情報を参照する機能を有する。ユーザ端末装置7Aが有するGPS機能を利用して現在地点の近郊の各運営主体が提携する企業のセールやキャンペーン情報が参照可能となる。また、会員のテーマ・ミッション達成の進捗状況や達成項目から会員の趣味、嗜好を判断して、会員の趣味、嗜好に対応したセールやキャンペーン情報を表示する機能を有する。これにより会員から取得した画像をCRM(Customer Relationship Management)で活用することが可能になる。
【0083】
自社・提携先オンラインストアへのリンクは、自社又は運営主体の提携先のオンラインショップEC(electronic commerce)サイト・企業ホームページ等へのリンク一覧を表示する。会員のテーマ・ミッション達成の進捗状況や達成項目から会員の趣味、嗜好を判断して、会員の趣味、嗜好に対応した商品やショップのECサイトを表示する機能を有する。これにより会員から取得した画像をCRMで活用することが可能になる。
【0084】
画像・コメントのSNS連携機能は、テーマ・ミッションに対して撮影された画像をSNS(facebook、Twitter等)に投稿する機能である。
【0085】
投稿画像ギャラリーは、画像公開を許可している他の会員のテーマ・ミッション別画像とコメントをギャラリーとして公開するものである。画像公開している会員同士のSNS連携が可能になる。
【0086】
(第2の実施の形態の効果)
第2の実施の形態によれば、上記第1の実施の形態による効果に加えて以下の効果を奏する。
(a)会員のメリット
・一般的会員ポイントは購入時にしか付与されないが、この仕組みは日常の行動内でポイント・特典を得ることが可能になる。
・テーマ・ミッションが提示されて、その内容に応じたポイント・特典や称号が付与されることにより、ゲーム感覚の楽しみを得ることができる。
・保持している会員カード(アプリケーション)の提携先の数や種類に応じて、利用できる場所(外出先・旅先)や特典内容が充実される。
・テーマ・ミッションに応じた写真・画像の管理ツールとして利用可能である。各種SNSへの写真投稿も簡易的に連携が可能になる。
・テーマ・ミッション達成の進捗状況と付与されたポイント・特典内容を利用できる企業や店舗の参照が可能になる。
・テーマ・ミッションの画像やコメントを公開することで、公開ギャラリーを通じて会員同士のコミュニケーションが生まれる。
(b)運営主体のメリット
・一般的な会員ポイントカードと差別化された内容でアピールできる。
・テーマ・ミッションを共有することにより、運営主体と顧客とのコミュニケーションが発生する。
・提携企業との双方誘導が可能になる。
・テーマ・ミッションを企業サイドで取得したい情報や誘導したい場所などで設定することにより、情報リーサーチだけでなく、店舗や商品やECサイトへの誘導として利用可能になる。
・画像分析・統計を行うことにより、CRM・マーケティングデータとして活用することが可能になる。
【0087】
なお、テーマ又はミッションに応じて送信された写真に対してテーマ又はミッションに合致しているものと合致していなものとでポイントに差を設けてもよい。例えば、合致しているものは2ポイント、合致しないものは1ポイント又は0ポイントとしてもよい。
【0088】
[第3の実施の形態]
上記第1及び第2の実施の形態は、撮影画像データとして写真データを対象としたが、本発明の第3の実施の形態は、撮影画像データとして動画データを対象としたものである。
【0089】
本実施の形態の撮影画像管理システムは、第1の実施の形態と同様に、サーバ装置と端末装置がネットワークを介して接続可能に構成されている。
【0090】
サーバ装置は、会員を識別する会員識別情報とともに、動画データと動画データに付随している場合には撮影時のカメラの状態を示す撮影情報及び動画データに対するコメント情報とを含む画像情報を受け付けし、画像情報を会員識別情報に関係付けて記憶手段に登録する受付手段と、画像情報から抽出された会員の行動に関する行動情報に基づいて、行動情報とポイントとの関係を示すポイント表を参照して撮影画像データごとにポイントを算出し、ポイントを会員識別情報に関係付けて会員が利用可能に記憶手段に登録するポイント算出手段とを備える。
【0091】
また、サーバ装置は、記憶手段に会員識別情報に関係付けて動画データごとに登録された画像情報から当該会員の行動情報を抽出して会員識別情報に関係付けて動画データごとに記憶手段に登録するとともに、抽出した行動情報を補完すべく行動情報が入力された場合には、入力された行動情報を会員識別情報に関係付けて動画データごとに記憶手段に登録する行動情報抽出手段をさらに備え、ポイント算出手段は、記憶手段に登録された前記行動情報に基づいて、動画データごとにポイントを算出するものとしてもよい。
【0092】
また、サーバ装置は、入力された行動情報に基づいて記憶手段の記憶内容を検索して対応する会員識別情報を取得し、取得した会員識別情報の会員に商品又はサービスの案内情報を提供する案内情報提供手段をさらに備えてもよい。
【0093】
また、サーバ装置は、第2の実施の形態と同様に、複数のテーマ又はミッションを端末装置に提示するテーマ・ミッション提示手段をさらに備え、受付手段は、テーマ・ミッション提示手段が提示した複数のテーマ又はミッションから選択されたテーマ又はミッションに応じた画像情報を端末装置から送信されて受け付けてもよい。
【0094】
[他の実施の形態]
なお、本発明の実施の形態は、上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を変更しない範囲内で種々に変形、実施が可能である。上記実施の形態では、主にサーバ装置1の運営主体が旅行会社の場合について説明したが、他の会社がサーバ装置1の運営主体の場合にも本発明は適用できる。例えば、自動車販売会社がサーバ装置1の運営主体の場合は、自動車に関する写真又は動画には自動車に無関係な写真又は動画よりも高いポイントを与えてもよい。
【0095】
上記第1及び第2の実施の形態では、行動情報抽出手段22が写真情報から行動情報を抽出したが、行動情報抽出手段22を用いずに管理者のみが写真情報から行動情報を抽出してもよい。これと同様に、行動情報抽出手段を用いずに管理者のみが画像情報から行動情報を抽出してもよい。
【0096】
上記実施の形態では、会員にポイントを付与することを中心に説明したが、会員が獲得したポイントに応じて割引やプレゼント等の特典を会員に付与してもよい。
【0097】
また、上記各実施の形態において、撮影画像データとして写真データと動画データの両方を対象としてもよい。
【0098】
また、本発明の要旨を変更しない範囲内で、上記実施の形態の構成要素の一部を省くことが可能であり、上記実施の形態のフローにおいて、ステップの追加、削除、変更、入替え等が可能である。また、上記実施の形態で用いたプログラムをCD−ROM等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して提供することもできる。