特開2016-185208IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

例えば車両内に設置されるシート部材及びこれを備えたシート

要約特許出願時に添付された[要約書]

【課題】変形性と拘束性とをバランス良く兼ね備え、座り心地のよいシート部材及びシートを提供すること。
【解決手段】空間部21を有するウレタン系樹脂発泡成形体からなるシート芯材2と、空間部21内に充填された発泡粒子31の粒子群3とを備えるシート部材1及びこれをシートクッション、シートバック等として備えたシートである。空間部21内には該粒子群3の流動区域4を有する。空間部21の全内部容積に対する粒子群3の嵩体積の比は0.2〜0.8であることが好ましい。
【選択図】図2

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

しかしながら、上述の発泡ポリウレタン等からなるクッション体は、ポアソン比が十分に高いとはいえず、乗員の体格等に十分に追従して変形させることができず、座り心地の観点から課題を残していた。 本発明は、かかる背景に鑑みてなされたものであり、変形性と拘束性とをバランス良く兼ね備え、座り心地のよいシート部材及びシートを提供しようとするものである。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明の一態様は、空間部を有するウレタン系樹脂発泡成形体からなるシート芯材と、 空間部内に充填された発泡粒子の粒子群とを備え、 空間部内には粒子群の流動領域を有することを特徴とするシート部材にある。
【発明の効果】
シート部材においては、発泡粒子成形体の空間部において、空間部内の粒子群と該粒子群が移動する流動区域とを有する。乗員がシート部材に着座すると、ウレタン系樹脂発泡成形体(以下、単に、発泡樹脂成形体、発泡成形体ということがある)が変形するとともに、流動区域により発泡粒子の粒子群が流動することによって、シート部材は、大きなポアソン比を示し、乗員の体格等に応じた変形が可能になる。変形後にさらに荷重がかかると、粒子群の流動がウレタン樹脂発泡成形体の空間部によって拘束されると共に、発泡粒子自体が圧縮される。そのため、ポアソン比が制限され、シート部材は拘束性を示すことができる。 したがって、シート部材及び該シート部材を備えるシートは、乗員の体格等に応じた変形性と、変形後の拘束性とをバランス良く兼ね備える。即ち、シート部材及びシートは、乗員の体格に応じて変形し、その変形形状を維持したままホールド感を発揮することができる。そのため、シート部材及びシートは、優れた座り心地を発揮することができる。また、発泡粒子の粒子群は、発泡樹脂成形体からなるシート芯材の空間部内に充填されているため、シート芯材の表面が破損しても発泡粒子が飛散し難い。

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】実施例1におけるシート部材の斜視図。

【図2】実施例1におけるシート部材の部分断面図。

【図3】実施例1における樹脂粒子の走査電子顕微鏡写真。

【図4】実施例1における樹脂粒子のDSC曲線を示す図。

【図5】実施例1における樹脂粒子のDSC曲線を示す図。

【図6】実施例1おける発泡粒子の走査電子顕微鏡写真。

【図7】実施例1における発泡粒子の断面の電子顕微鏡写真。

【図8】実施例1における発泡粒子のDSC曲線を示す図。

【図9】実施例1における多数の発泡粒子を袋体に注入する様子を示す説明図。

【図10】実施例1における発泡粒子を内包する袋体を示す説明図。

【図11】実施例1における発泡樹脂を内包する袋体をキャビティ内に配置した金型を示す説明図。

【図12】比較例1におけるシート部材の部分断面図。

【図13】比較例2におけるシート部材の部分断面図。

【図14】実施例1、比較例1、及び比較例2のシート部材における圧縮幅と圧縮荷重との関係を示す説明図。

【図15】実施例1、比較例1、及び比較例2のシート部材における圧縮時間と圧縮荷重との関係を示す説明図。

選択図 図2出願人が指定した本件の代表的な図

1 シート部材   2 シート芯材   21 空間部   3 粒子群   31 発泡粒子   4 空間

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