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特開2016-194296内燃エンジンのインジェクタのためのノズルを製造する方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2016-194296(P2016-194296A)
(43)【公開日】2016年11月17日
(54)【発明の名称】内燃エンジンのインジェクタのためのノズルを製造する方法
(51)【国際特許分類】
   F02M 61/16 20060101AFI20161021BHJP
   F02M 51/06 20060101ALI20161021BHJP
   F02M 61/18 20060101ALI20161021BHJP
【FI】
   F02M61/16 P
   F02M51/06 U
   F02M51/06 L
   F02M61/16 M
   F02M51/06 S
   F02M61/18 360D
   F02M61/18 360B
【審査請求】未請求
【請求項の数】9
【出願形態】OL
【外国語出願】
【全頁数】12
(21)【出願番号】特願2016-59496(P2016-59496)
(22)【出願日】2016年3月24日
(31)【優先権主張番号】102015000010383
(32)【優先日】2015年3月31日
(33)【優先権主張国】IT
(71)【出願人】
【識別番号】516087816
【氏名又は名称】オー.エム.ティー. オフィチネ メカニケ トリノ エス.ピー.エー.
(74)【代理人】
【識別番号】110000877
【氏名又は名称】龍華国際特許業務法人
(72)【発明者】
【氏名】ルフィーノ ジョルジオ
【テーマコード(参考)】
3G066
【Fターム(参考)】
3G066BA54
3G066BA61
3G066CC01
3G066CD04
3G066CD16
(57)【要約】      (修正有)
【課題】従来技術による方法より、より簡易でより安価であり、コーティングの厚さのより高い均一性を有する、腐食耐性のある材料による、コーティングが設けられた、インジェクタのノズルを製造する方法を提供する。
【解決手段】複数のノズルブランク14を機械加工により形成する段階と、複数のノズルブランクを封じ込めチューブ26へと挿入する段階と、ノズルのチップ20及び封じ込めチューブの内壁との間の空間を、金属粉末32で充填する段階と、金属粉末32を圧縮し、封じ込めチューブの第2の端部から、空気を抜き取る段階と、封じ込めチューブに熱間等方圧加圧処理を行う段階と、分離した複数の区分を形成すべく、複数の切断面44に沿って横方向に、上記封じ込めチューブを連続的に切断する段階と、上記ノズルチップ上に金属のコーティングを形成すべく、上記複数の区分を機械加工する段階と、を備える方法。
【選択図】図14
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の内燃エンジンの複数のインジェクタのためのノズルを製造する方法であって、
各々が円筒表面、前記円筒表面の第1の端部に平坦な基準面、及び、前記円筒表面の第2の端部から突出するノズルチップを有し、前記平坦な基準面に直交する縦軸を有する、複数のノズルブランクを機械加工により形成する段階と、
保護ディスクを前記平坦な基準面の上に乗るように適用する段階と、
第1の端部が閉じられた封じ込めチューブを提供する段階と、
順々に、前記複数のノズルブランクを前記封じ込めチューブへと挿入する段階と、
前記封じ込めチューブへ各ノズルブランクを挿入する前期段階の後に、前記ノズルチップと前記封じ込めチューブの内壁との間の空間を金属粉末で充填する段階と、
前記金属粉末を圧縮し、前記封じ込めチューブの第2の端部から空気を抜き取る段階と、
前記封じ込めチューブに熱間等方圧(HIP)加圧処理を行う段階と、
分離した複数の区分を形成すべく、複数の前記保護ディスクに位置合わせされた複数の切断面に沿って横方向に前記封じ込めチューブを連続的に切断する段階と、
前記ノズルチップ上に金属のコーティングを形成すべく、前記複数の区分を機械加工する段階と、を備える方法。
【請求項2】
前記保護ディスクは非金属材料による、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記保護ディスクは、接着剤層により前記平坦な基準面に固定される、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記保護ディスクはホウ素で作成される請求項2又は請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記ノズルブランクの前記円筒表面は、前記封じ込めチューブの内側円筒表面と接する、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記金属粉末は、隣接する複数のノズルブランクの間に複数の分離層を形成する、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記圧縮する段階は、プレス機及び前記封じ込めチューブへの複数の振動を加えることにより前記粉末を圧縮する段階を有する、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記封じ込めチューブの前記第2の端部に、前記粉末のフィルタを提供する段階を有する、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記空気を抜き取る段階の後に、前記封じ込めチューブの前記第2の端部を密閉する段階を有する、請求項1に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数の内燃エンジンの複数のインジェクタのためのノズルを製造する方法に関する。
【0002】
より正確には、本発明は、非常に腐食耐性のある材料の層でコーティングされた外部表面を有する、ノズルチップを有する、複数の内燃エンジンの複数のインジェクタのためのノズルを製造する方法に関する。
【背景技術】
【0003】
EP−A−2679323は、
ノズルチップ、及び、ノズルチップを取り囲み、中空の空間を形成する側壁を含む、中空の金属体を提供する段階と、
粉末の金属コーティング材料で中空の空間を充填する段階と、
チューブへと一列の複数の金属体を挿入する段階と、
チューブを閉じて、チューブの内部から空気を排出する段階と、
粉末のコーティング材料が、ノズルチップに固着される固体のコーティングを形成するよう、チューブに熱間等方圧(HIP)加圧を行う段階と、を備える、金属コーティングが設けられたノズルを製造する方法を説明する。
【0004】
その後、コーティング材料により覆われたノズルチップを有する筐体が、機械加工を受け、その間に、ノズルチップの周囲にコーティングの層を残すよう、側壁及びコーティング材料の一部が除去される。
【0005】
この方法は、中央コアと、粉末のコーティング材料で充填される内部空間を形成すべく、中央コアを取り囲む外壁と、を有する中空筐体の製造を必要とする。このタイプの中空筐体の製造は複雑で高コストである。また、EP−A−2679323に説明される方法は、コーティングされた筐体がその中心軸周りに確実に対称となるように、チューブと中空筐体との間の正確な連結を必要とする。
【発明の概要】
【0006】
本発明は、従来技術による方法より簡易でより低コストであり、コーティングの厚さのより高い均一性を提供する、腐食耐性のある材料のコーティングが設けられた内燃エンジンのノズルを製造する方法を提供する目的を有する。
【0007】
本発明によると、この目的は請求項1の主題を形成する特性を有する方法により実現される。
【0008】
請求項は、本発明に関連して提供される開示の不可欠な部分を形成する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
これより本発明は、単に非限定的な例として与えられる、添付の複数の図面を参照して、詳細に説明されるであろう。
【0010】
図1】本発明による方法の段階を図示する概略図である。
図2】本発明による方法の異なる段階を図示する概略図である。
図3】本発明による方法の異なる段階を図示する概略図である。
図4】本発明による方法の異なる段階を図示する概略図である。
図5】本発明による方法の異なる段階を図示する概略図である。
図6】本発明による方法の異なる段階を図示する概略図である。
図7】本発明による方法の異なる段階を図示する概略図である。
図8】本発明による方法の異なる段階を図示する概略図である。
図9】本発明による方法の異なる段階を図示する概略図である。
図10】本発明による方法の異なる段階を図示する概略図である。
図11】本発明による方法の異なる段階を図示する概略図である。
図12】本発明による方法の異なる段階を図示する概略図である。
図13】本発明による方法の異なる段階を図示する概略図である。
図14】本発明による方法の異なる段階を図示する概略図である。
図15】本発明による方法の異なる段階を図示する概略図である。
図16】本発明による方法の異なる段階を図示する概略図である。
図17】本発明による方法の異なる段階を図示する概略図である。
図18】本発明による方法の異なる段階を図示する概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
図1から図18は、腐食耐性のある材料のコーティングを設けられた複数の内燃エンジンの複数のインジェクタのためのノズルを製造する本発明による方法の複数の段階を概略的に図示する。
【0012】
図1を参照すると、方法の第1の段階は、典型的には鋼である円筒金属バー10を複数の円筒区分12へと切断する段階を含む。
【0013】
図2で示されるように、円筒表面16、円筒表面16の第1の端部の平坦な基準面18、及び、平坦な基準面18の反対側の円筒表面16の第2の端部から突出するノズルチップ20を各々が有する、複数のノズルブランク14を形成すべく、円筒区分12は、典型的には旋削加工によって機械加工される。ノズルチップ20は平坦な基準面18に完全に直交する縦方向の対称軸Aを有するように、表面18は複数の旋削加工処理について基準面として使用される。
【0014】
また、旋盤でバーを旋削加工し、切断を実行することにより、円筒バー10から直接に複数のノズルブランク14を得ることも可能である。平坦な基準面18は横断カットで形成され、ノズルチップ20の縦方向の対称軸Aに完全に直交する。
【0015】
図3を参照すると、各ノズルブランク14の平坦な基準面18上に、高い融点を有する、非金属材料の保護ディスク22が適用される。保護ディスク22は、例えば、ホウ素又は同様の複数の非金属材料で作成され得る。保護ディスク22は、平坦な基準面18と同一の直径を有する。保護ディスク22は、好ましくは接着剤層24により、平坦な基準面18に固定される。
【0016】
図4を参照すると、本発明による方法は、縦軸の方向に引き伸ばされた、金属の封じ込め(containment)チューブ26の提供を含む。封じ込めチューブ26の第1の端部は、溶接により封じ込めチューブ26に固定される金属キャップ28により閉じられる。封じ込めチューブ26の反対側の端部は開いたままとなる。
【0017】
図5を参照すると、封じ込めチューブ26は、閉じられた端部が下方を向いた状態で鉛直方向に向けられる。封じ込めチューブ26の底部に、金属粉末の層30が堆積させられる。粉末の層30は、31で概略的に示される制御された注入装置によって、封じ込めチューブ26の開口端を通じて注がれる。
【0018】
次に、図6に示されるように、第1のノズルブランク14が封じ込めチューブ26の内部に挿入される。ノズルブランク14の円筒表面16は、封じ込めチューブ26の内側円筒表面と接するが、これらの複数の表面間の正確な連結は不要である。第1のノズルブランク14の保護ディスク22は、封じ込めチューブ26の底部に加えられた粉末の層30の上に乗る。
【0019】
第1のノズルブランク14を封じ込めチューブ26の底部に乗るように挿入した後で、制御された量の金属粉末32が、封じ込めチューブ26の内部に注がれる。金属粉末は、例えば、ニッケル系合金による、腐食に対し高い耐性を有する焼結性の材料で形成される。封じ込めチューブ26の内壁と、ノズルチップ20の外側表面との間の空いている空間を充填し、また、ノズルチップ20より上に粉末の層を形成するよう、粉末32の量は、測定される。
【0020】
次に、図7に示されるように、後続の複数のノズルブランク14が、封じ込めチューブ26へと挿入され、各ノズルブランク14が挿入された後、制御された量の粉末32が、挿入されたばかりのノズルブランク14の上に注がれる。
【0021】
このように、金属粉末32の複数の層により離間される個別のノズルブランク14により、一列のノズルブランク14が形成され、封じ込めチューブ26内で位置合わせされる。各ノズルブランク14は、平坦な基準面18及び金属粉末32との間の接触を防止する、それぞれの保護ディスク22と共に、下部の粉末32の層上に置かれる。
【0022】
封じ込めチューブ26へと4つから5つの一式のノズルブランク14を挿入した後、粉末32の圧縮が、好ましくは封じ込めチューブ26の同時の振動とともに、プレス機34により実行される。
【0023】
図8を参照すると、封じ込めチューブ26内に所定の数のノズルブランク14を配置した後に、穴を開けられた閉ディスク36が粉末32の最後の層の上方に配置される。
【0024】
図9を参照すると、穴を開けられたディスク36を粉末32の最も高い層の上方に配置した後、追加の測定された量の粉末が、穴を開けられたディスク36上に注がれ、更なる圧縮する段階が、プレス機34により実行される。プレス機34によって、圧縮と同時に、封じ込めチューブ26へ複数の振動を加えることにより、粉末32のより良い圧縮が得られる。圧縮する段階の間に、封じ込めチューブ26を振動させる簡易で有効な方法は、封じ込めチューブ26の外側表面をハンマーで打つ段階からなる。
【0025】
図10を参照すると、圧縮する段階の後に、コットンフィルタ38が封じ込めチューブ26の上端内に配置され、穴を開けられたディスク36及びコットンフィルタ38を機械的に閉じ込めるべく、封じ込めチューブ26の上端が圧縮される。チューブの端部の変形は、封じ込めチューブ26の上端を完全に閉じないが、チャネル40を封じ込めチューブ26の元の直径より小さい直径とする。
【0026】
その後、封じ込めチューブ26のチャネル40は、図11に示されるように、吸引源に接続される。コットンフィルタ38は、粉末32が吸引されることを避ける。この段階において、封じ込めチューブ26の内部の空気が抜かれる。
【0027】
次に、図12に示されるように、チャネル40を閉じるべく、横方向の加圧が実行され、次に、図13に示されるように、溶接部42が形成され、これは封じ込めチューブ26の上端を密閉する。
【0028】
上に説明されるように、調製された封じ込めチューブ26は、熱間等方圧(HIP)の加圧を受け、その間、封じ込めチューブ26は、約1100から約1200℃の温度、及び、約100MPaの等方圧を、3から4時間にわたって受ける。
【0029】
熱間等方圧加圧の方法に続いて、図14に示されるように、封じ込めチューブ26が変形させられる。粉末32の塊は、焼結により固体になり、それぞれの複数のノズルチップ20の外側表面に結合させられる。保護ディスク22は、焼結された粉末が、ノズルブランク14の平坦な基準面18に結合した状態にされるのを防止する。封じ込めチューブ26の壁は、粉末の緻密化に起因して、ノズルチップ20に対応する領域で変形される。熱間等方圧加圧の方法の後に、アニーリングの段階が続き得る。
【0030】
その後、図15に示されるように、穴を開けられたディスク36、フィルタ38及び固体化された粉末の一部を含む封じ込めチューブ26の上部42は、切断され、廃棄される。図16に示されるように、封じ込めチューブ26の残りの部分は、複数の切断面44に沿って横方向に切断される。複数の切断面44は、それぞれの保護ディスク22に位置合わせされる。切断面44に沿った切断の間、保護ディスク22はそれぞれの平坦な基準面18から取り外される。
【0031】
切断面44に沿った横断カットに続いて、各々が図17に図示される構造を有する、複数の区分46が得られる。それぞれの区分46は、封じ込めチューブ26のそれぞれの部分で形成される外壁48を有する。外壁48内に、熱間等方圧加圧処理の間に焼結された粉末32により形成される筐体50でコーティングされた、ノズルチップ20を有するノズルブランク14が含まれる。筐体50はノズルチップ20、及び、外壁48の内側表面に結合される。熱間等方圧加圧処理の間に平坦な基準面18が保護ディスク22により覆われ、これが平坦な基準面18が粉末32に接触するのを防いでいたため、ノズルブランク14は、焼結されたコーティング材料のない平坦な基準面18を有する。このように、それぞれの区分46の平坦な基準面18は、それぞれのノズルチップ20の縦軸Aに完全に直交する。
【0032】
図18を参照すると、それぞれの区分46は、典型的には旋削加工処理である機械加工を受け、その過程の間に、外壁48、ノズルブランク14の円筒表面16の一部、コーティング筐体50の一部が除去される。図18は、機械加工の終了時のノズルブランク14を概略的に示す。ノズルブランク14は、ノズルチップ20の端部に、ノズルチップ20の外面に結合した、腐食に対し非常に耐性のある材料のコーティング52を有する。コーティング52は、機械加工後に残る、筐体部分50により形成される。ノズルブランク14の機械加工は、機械加工の基準面として、熱間等方圧加圧処理の前に実行される、ノズルブランク14の予備的な機械加工について基準面として使用されたものと同一の平坦な基準面18を用いて、実行される。これは、ノズルブランク14の縦軸Aに対する、平坦な基準面18の完全な直交性を確実にする。このおかげで、機械加工の間、ノズルチップ20の周囲のコーティング52の厚さの完全な均一性が得られる。
【0033】
中空部を有さないより単純な形状のノズルブランクを使用し、より簡易かつより迅速な複数の機械加工処理により生成されるため、本発明による方法は従来技術による複数の解決手段に対し有利である。本発明による方法は複数のノズルブランクと、封じ込めチューブの内側表面との間の正確な連結を必要としない。更に、全体の処理の間、複数のノズルブランクは、予備的な旋削加工、及び最終的な旋削加工の両方に使用される同一の基準面を維持するという事実のおかげで、より高い機械加工の精度が得られ、コーティングの厚さのより良い均一性が得られる。
【0034】
勿論、本発明の原理を損なうことなく、構造の複数の詳細及び複数の実施形態は、説明され、図示されるものに関し、以下の特許請求の範囲により定義される本発明の範囲をこれにより逸脱することなく、広く変化させられ得る。
図1
図2
図3
図16
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図17
図18
【外国語明細書】
2016194296000001.pdf