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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2016-206240(P2016-206240A)
(43)【公開日】2016年12月8日
(54)【発明の名称】表示装置及び遊技機
(51)【国際特許分類】
   G09F 9/00 20060101AFI20161111BHJP
   A63F 7/02 20060101ALI20161111BHJP
   G02B 6/00 20060101ALI20161111BHJP
   G02F 1/1333 20060101ALI20161111BHJP
   G02F 1/13357 20060101ALI20161111BHJP
   G09F 9/46 20060101ALI20161111BHJP
   F21S 2/00 20160101ALI20161111BHJP
   F21V 23/00 20150101ALI20161111BHJP
【FI】
   G09F9/00 324
   A63F7/02 304D
   A63F7/02 320
   G02B6/00 331
   G02F1/1333
   G02F1/13357
   G09F9/46 Z
   F21S2/00 435
   F21S2/00 444
   F21S2/00 438
   F21V23/00 140
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】OL
【全頁数】14
(21)【出願番号】特願2015-83631(P2015-83631)
(22)【出願日】2015年4月15日
(71)【出願人】
【識別番号】000002945
【氏名又は名称】オムロン株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100099759
【弁理士】
【氏名又は名称】青木 篤
(74)【代理人】
【識別番号】100092624
【弁理士】
【氏名又は名称】鶴田 準一
(74)【代理人】
【識別番号】100119987
【弁理士】
【氏名又は名称】伊坪 公一
(74)【代理人】
【識別番号】100133835
【弁理士】
【氏名又は名称】河野 努
(72)【発明者】
【氏名】藤田 純也
(72)【発明者】
【氏名】岸本 潤
(72)【発明者】
【氏名】広瀬 勇司
【テーマコード(参考)】
2C088
2C333
2H038
2H189
2H191
3K014
3K244
5C094
5G435
【Fターム(参考)】
2C088BC25
2C088DA07
2C088EB55
2C088EB78
2C333AA01
2C333AA11
2H038AA55
2H038BA06
2H189AA31
2H189HA16
2H189LA22
2H189MA15
2H191FA74Z
2H191FA81Z
2H191FD15
2H191LA40
3K014AA01
3K014AA02
3K244AA01
3K244BA02
3K244BA09
3K244BA21
3K244BA23
3K244BA24
3K244CA03
3K244DA01
3K244DA05
3K244EA02
3K244EA13
3K244EA14
3K244ED01
3K244ED03
3K244ED05
3K244ED13
3K244ED27
3K244ED29
3K244HA01
5C094AA01
5C094BA27
5C094BA43
5C094DA03
5C094ED01
5C094ED13
5C094HA07
5G435AA01
5G435AA06
5G435BB05
5G435BB12
5G435DD13
5G435EE27
5G435FF08
5G435GG03
(57)【要約】
【課題】可変な映像を他のパターンと重ね合わせて表示するか否かを切り替え可能な表示装置を提供する。
【解決手段】表示装置1は、映像表示領域を持つ表示パネル2と、表示パネル2の背面に配置される導光板3と、導光板3の第1の入射面と対向して配置される第1の光源4と、導光板3の第2の入射面と対向して配置される第2の光源5と、各光源の点灯及び消灯と、表示パネルに表示する映像とを制御する制御部7とを有する。そして導光板3は、表示パネル2の映像表示領域全体が照明されるように、第1の光源4から発して導光板3内に入射した光を表示パネル2と対向する出射面3dへ向けて反射する複数の第1のプリズム31と、表示パネル2の映像表示領域に第1のパターンを重畳するように、第1のパターンに沿って配列され、第2の光源から発して第2の入射面から導光板3内に入射した光を出射面3dへ向けて反射する複数の第2のプリズム32とを有する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
映像表示可能な映像表示領域を持つ表示パネルと、
前記液晶パネルの背面に配置され、透明な部材で形成され、かつ、第1の入射面及び第2の入射面を有する導光板と、
前記第1の入射面と対向するように配置される第1の光源と、
前記第2の入射面と対向するように配置される第2の光源と、
前記第1の光源及び前記第2の光源の点灯及び消灯と、前記表示パネルに表示する映像を制御する制御部と、
を有し、
前記導光板は、
前記表示パネルと対向する出射面と、
前記第1の光源から発して前記第1の入射面から前記導光板内に入射した光により前記表示パネルの前記映像表示領域全体が照明されるように、前記出射面と反対側の面の前記映像表示領域に応じた領域内に配列された、前記第1の光源から発して前記第1の入射面から前記導光板内に入射した光を前記出射面へ向けて反射する複数の第1のプリズムと、
前記第2の光源から発して前記第2の入射面から前記導光板内に入射した光による第1のパターンを前記表示パネルの前記映像表示領域に重畳するように、前記出射面と反対側の面において前記第1のパターンに沿って配列され、前記第2の光源から発して前記第2の入射面から前記導光板内に入射した光を前記出射面へ向けて反射する複数の第2のプリズムと、
を有する表示装置。
【請求項2】
前記導光板の背面側に配置され、前記導光板及び前記表示パネルを通して視認可能な映像を表示する第2の表示パネルをさらに有し、
前記制御部は、前記第2の表示パネルに表示する映像を制御する、請求項1に記載の表示装置。
【請求項3】
前記導光板の前記第1の入射面及び前記第2の入射面と異なる第3の入射面と対向するように配置される第3の光源をさらに有し、
前記導光板は、前記第3の光源から発して前記第3の入射面から前記導光板内に入射した光による、前記第1のパターンと異なる第2のパターンを前記表示パネルの前記映像表示領域に重畳するように、前記出射面と反対側の面において前記第2のパターンに沿って配列され、前記第3の光源から発して前記第3の入射面から前記導光板内に入射した光を前記出射面へ向けて反射する複数の第3のプリズムをさらに有し、
前記制御部は、前記第3の光源の点灯及び消灯を制御する、請求項1または2に記載の表示装置。
【請求項4】
遊技機本体と、
前記遊技機本体の遊技者と対向する側の面に設けられた請求項1〜3の何れか一項に記載の表示装置と、
を有する遊技機。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、映像にパターンを重畳して表示可能な表示装置、及びそのような表示装置を有する遊技機に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、演出効果を高めるために、層状に形成された複数の表示領域を持ち、その複数の表示領域の何れかに表示された文字、パターンまたは模様を切り替えて表示可能な表示装置が提案されている(例えば、特許文献1を参照)。
【0003】
例えば、特許文献1に開示された装飾表示装置は、光を拡散する模様を導光板に付した第1表示プレート及び第2表示プレートと、第1表示プレート及び第2表示プレートを着脱可能に支持する受け部材と、受け部材に装着された第1表示プレートの端面に光を照射する第1光源部及び第2表示プレートの端面に光を照射する第2光源部と、第1光源部及び第2光源部の点灯パターンを制御する制御部とを有する。そして第1表示プレートは第2表示プレートの前面側に位置し、第1表示プレート及び第2表示プレートの一部または全部が重なり合って所定の模様が形成される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2007−97799号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に開示された装飾表示装置は、二つの表示プレートに予め設けられたパターンの組み合わせの範囲内でしか、表示する模様を変えることはできない。そのため、より演出効果が高い表示装置が求められている。
【0006】
そこで、本発明は、可変な映像を他のパターンと重ね合わせて表示するか否かを切り替え可能な表示装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一つの形態として、表示装置が提供される。この表示装置は、映像表示可能な映像表示領域を持つ表示パネルと、液晶パネルの背面に配置され、透明な部材で形成され、第1の入射面及び第2の入射面を有する導光板と、第1の入射面と対向するように配置される第1の光源と、第2の入射面と対向するように配置される第2の光源と、第1の光源及び第2の光源の点灯及び消灯と、液晶パネルに表示する映像とを制御する制御部とを有する。そして導光板は、液晶パネルと対向する出射面と、第1の光源から発して第1の入射面から導光板内に入射した光により液晶パネルの映像表示領域全体が照明されるように、出射面と反対側の面に形成された、第1の光源から発して第1の入射面から導光板内に入射した光を出射面へ向けて反射する複数の第1のプリズムと、第1の光源から発して第1の入射面から導光板内に入射した光により液晶パネルの映像表示領域に第1のパターンを重畳するように、出射面と反対側の面に形成された、第1のパターンに沿って配列され、第2の光源から発して第2の入射面から導光板内に入射した光を出射面へ向けて反射する複数の第2のプリズムとを有する。
【0008】
この表示装置は、導光板の背面側に配置され、導光板及び表示パネルを通して視認可能な映像を表示する第2の表示パネルをさらに有することが好ましい。そして制御部は、第2の表示パネルに表示する映像を制御することが好ましい。
【0009】
またこの表示装置は、導光板の第3の入射面と対向するように配置される第3の光源をさらに有し、導光板は、第3の光源から発して第3の入射面から導光板内に入射した光により液晶パネルの映像表示領域に第1のパターンと異なる第2のパターンを重畳するように、出射面と反対側の面に形成された、第2のパターンに沿って配列され、第3の光源から発して第3の入射面から導光板内に入射した光を出射面へ向けて反射する複数の第3のプリズムをさらに有することが好ましい。そして制御部は、第3の光源の点灯及び消灯をさらに制御することが好ましい。
【0010】
本発明の他の形態によれば、遊技機が提供される。この遊技機は、遊技機本体と、遊技機本体の遊技者と対向する側の面に設けられた表示装置とを有する。そして表示装置は、上記の何れかの表示装置である。
【発明の効果】
【0011】
本発明に係る表示装置は、可変な映像を他のパターンと重ね合わせて表示するか否かを切り替えることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】本発明の一つの実施形態に係る表示装置の概略構成図である。
図2】導光板の概略正面図である。
図3図2の矢印AA’で示される線における、導光板の概略側面断面図である。
図4】(a)〜(c)は、それぞれ、第1の液晶パネル及び第2の液晶パネルの映像の表示の有無と第1の光源及び第2の光源の点灯/消灯の組み合わせと観察者が視認できる表示内容との関係の一例を示す図である。
図5】変形例による導光板の概略正面図である。
図6図5のBB’に示される線における、導光板の概略側面断面図である。
図7】(a)は、第1のプリズムとしてのみ機能するプリズムの側面図であり、(b)は、第1のプリズムと第2のプリズムの両方として機能するプリズムの側面図である。
図8】他の変形例による、導光板と各光源の配置を示す、導光板の概略正面図である。
図9】上記の実施形態または変形例による表示装置を有する弾球遊技機を遊技者側から見た、その弾球遊技機の概略斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本発明の実施形態による表示装置を、図を参照しつつ説明する。この表示装置は、映像を表示可能な表示パネルの背面側に、複数の光源のうちの点灯する光源に応じて全面照明するかあるいはパターン状の光を照明するかを切り替える導光板を有することで、映像そのもの、または映像とパターンが重畳されたものを観察者に視認できるようにする。さらにこの表示装置は、各光源を消灯することで、導光板よりもさらに背面側に配置された第2の表示パネルに表示された映像を、観察者が導光板及び表示パネルを通して視認できるようにする。
なお、以下では、説明の便宜上、表示装置のうちの観察者と対向する側を正面とし、その反対側を背面とする。
【0014】
図1は、本発明の一つの実施形態に係る表示装置の概略構成図である。表示装置1は、第1の液晶パネル2と、導光板3と、第1の光源4と、第2の光源5と、第2の液晶パネル6と、制御部7とを有する。そして正面側から背面側へ向けて、第1の液晶パネル2、導光板3、第2の液晶パネル6の順に配置される。また、第1の光源4及び第2の光源5は、それぞれ、導光板3の互いに異なる側壁に設けられた入射面と対向するように配置される。
【0015】
第1の液晶パネル2は、表示パネルの一例であり、映像を表示可能な表示領域を有し、制御部7からの映像信号に応じた映像をその表示領域に表示する。例えば、第1の液晶パネル2は、液晶分子が封入された液晶層と、液晶層を挟んで対向するように配置される、ITOなどで形成された2枚の透明電極と、液晶層及び透明電極を挟んで対向するように配置される、ガラスまたは透明樹脂といった透明な2枚の透明基板と、液晶層、透明電極及び透明基板を挟んで対向するように配置される2枚の偏光板を有する。さらに、液晶層と透明電極の間に、液晶分子の配向方向を規定するための配向膜が形成されてもよい。また透明電極のうちの一方は、映像信号に応じて画素単位で印加する電圧を調整可能なように、マトリクス状に形成される。さらに、第1の液晶パネル2がカラーの映像を表示できるようにするために、一方の透明電極と透明基板との間に、画素単位の所定のパターンで配置されたカラーフィルタが設けられてもよい。
【0016】
2枚の配向膜は、例えば、液晶層内の液晶分子を所定方向に配向させる。例えば、液晶層に含まれる液晶分子がツイストネマティック型に配列される場合、2枚の配向膜は、配向方向が互いに直交するように配置される。また、2枚の偏光板は、それぞれ、特定方向の偏光面を持つ偏光成分を透過させる素子であり、例えば、液晶パネル2がノーマリー・ホワイト・モードで動作するように、その透過軸が互いに直交するように配置される。この場合、液晶層を挟む2枚の透明電極間に電場が印加されなければ、すなわち、映像信号が入力されなければ、背面側に配置された偏光板を透過した光の偏光方向は、液晶層にて90°回転するので、その光は、正面側に配置された偏光板を透過できる。そのため、第1の液晶パネル2は透明となる。一方、液晶層を挟む2枚の透明電極間に、映像信号に応じた電場が印加されると、液晶層内の液晶分子の向きが電場の方向と平行な方向に近づくようになるので、電場の強度に応じて液晶層を透過する光の偏光面の回転角は減少する。そのため、映像信号による電圧が高くなるほど、すなわち、表示する映像が白に近いほど、背面側に配置された偏光板を透過した光のうち、正面側に配置された偏光板を透過できる光の量が減少するので、第1の液晶パネル2は不透明に近づく。
【0017】
なお、各偏光板は、第1の液晶パネル2がノーマリー・ブラック・モードで動作するように、その透過軸が互いに平行となるように配置されてもよい。この場合には、液晶層を挟む2枚の透明電極間に電場が印加されると、第1の液晶パネル2は透明となり、逆に、液晶層を挟む2枚の透明電極間に電場が印加されなければ、第1の液晶パネル2は不透明となる。
【0018】
また、第1の液晶パネル2は、上記の液晶パネルに限られず、制御部7からの映像信号に応じた映像を表示可能であり、かつ、印加される電圧に応じて透明度が変化する表示パネルであればよい。
【0019】
導光板3は、第1の光源4からの光、または、第2の光源5からの光で第1の液晶パネル2をその背面側から照明する。さらに、導光板3は、導光板3の背面側に配置された第2の液晶パネル6により表示された映像に応じた光を液晶パネル2側へ透過させる。そのために、導光板3は、第1の液晶パネル2の表示領域よりも大きい面積を持つシート状の部材であり、第1の液晶パネル2の背面と対向するように配置される。また導光板3は、例えば、ポリメチルメタクリレート(PMMA)、ポリカーボネート、シクロオレフィンポリマーといった、可視光に対して透明な樹脂を成型することで形成される。
【0020】
図2は、導光板3の概略正面図である。また図3は、図2の矢印AA’で示される線における、導光板3の概略側面断面図である。図2及び図3に示されるように、導光板3の側壁の一面に、第1の光源4と対向する入射面3aが形成される。また、入射面3aと直交する側壁の一面に、第2の光源5と対向する入射面3bが形成される。なお、入射面3bは、第2の光源5から入射する光の指向性を高めるようコリメートレンズとして動作するように、第2の光源5へ向けて凸面状に形成されてもよい。
【0021】
導光板3の背面側に位置する拡散面3cのうち、正面から見て第1の液晶パネル2の表示領域と重なる領域内に、複数の第1のプリズム31が所定のピッチで格子状に配置されている。なお、複数の第1のプリズム31は、所定のピッチで千鳥足状に配置されてもよい。複数の第1のプリズム31は、入射面3aから入射した、第1の光源4からの光により第1の液晶パネル2の表示領域全体が均一に照明されるように、その光を反射して、拡散面3cの反対側に位置し、かつ、第1の液晶パネル2の背面と対向する出射面3dに対して略垂直に出射させる。
【0022】
また、拡散面3cには、パターン33に沿って複数の第2のプリズム32が所定のピッチで千鳥足状に形成されている。なお、複数の第2のプリズム32は、所定のピッチで格子状に配置されてもよい。複数の第2のプリズム32は、入射面3bから入射した、第2の光源5からの光によってそのパターン33が第1の液晶パネル2の表示領域に表示される映像に重畳されるように、その光を反射して、出射面3dに対して略垂直に出射させる。なお、パターン33は、パターン33内に複数の第2のプリズム32を配置可能な任意のパターンとすることができる。
なお、図2及び図3において、図の見易さの向上のために、第1のプリズム31及び第2のプリズム32のサイズ及び導光板3の厚さは誇張されている点に留意されたい。
【0023】
複数の第1のプリズム31のそれぞれは、例えば、拡散面3cにおいて所定の長さを持つ略三角形状の溝として形成される。そして複数の第1のプリズム31のそれぞれは、拡散面3cに対して所定の角度をなし、かつ、第1の光源4と対向するように向けられた反射面31aを有する。同様に、複数の第2のプリズム32のそれぞれは、例えば、拡散面3cにおいて所定の長さを持つ略三角形状の溝として形成される。そして複数の第2のプリズム32のそれぞれは、拡散面3cに対して所定の角度をなし、かつ、第2の光源5と対向するように向けられた反射面32aを有する。本実施形態では、第1の光源4と第2の光源5とは、それぞれ、互いに直交する入射面3a、3bと対向するように配置されているので、第1の光源4の発光面と第2の光源5の発光面も互いに直交している。したがって、反射面31aと反射面32aも、拡散面3cと平行な面において互いに直交している。なお、所定の角度は、導光板3へ入射した第1の光源4または第2の光源5からの光を全反射させて、出射面3dへ向ける角度、例えば、拡散面3cに対して40°〜50°をなすように設定される。また所定の長さは、例えば、100μm〜数mm程度に設定される。
【0024】
上記のように、第1の光源4からの光は入射面3aから導光板3の内部に入射する。そして導光板3の内部を伝搬した光は、拡散面3cに形成された複数の第1のプリズム31のそれぞれにて全反射された後、出射面3dから出射する。したがって、第1の光源4が点灯している間、第1の液晶パネル2の表示領域全体が第1の光源4からの光により照明されるので、観察者は、第1の液晶パネル2に表示された映像全体を観察できる。
【0025】
一方、第2の光源5からの光は入射面3bから導光板3の内部に入射する。そして導光板3の内部を伝搬した光は、拡散面3cに形成された複数の第2のプリズム32にて全反射された後、出射面3dから出射する。複数の第2のプリズム32は、パターン33に沿って配列されているので、観察者は、第2の光源5が点灯している間、第1の液晶パネル2の表示領域において発光して見えるパターン33を観察できる。また、第1の液晶パネル2のうち、パターン33からの光が達する部分だけが照明されるので、第1の液晶パネル2に映像が表示されている場合には、観察者は、その映像のうち、パターン33と重なった部分を視認できる。
【0026】
さらに、拡散面3cの面積に占める、プリズム31及びプリズム32が形成された領域の面積の比である配置密度は、液晶パネル2が透明状態となり、かつ、第1の光源4及び第2の光源5が消灯しているときに、観察者が、導光板3の背後にある第2の液晶パネル6に表示された映像を、透明な部材を介して、あるいは、何もない空間を介して視認していると感じられる配置密度の上限以下となることが好ましい。そこで、例えば、配置密度が30.0%以下となるように各プリズム31及び32は形成されることが好ましい。
【0027】
あるいは、導光板3について、全透過光に対する拡散光の割合を表すヘイズ値が、液晶パネル2が透明状態となったときに、観察者が、導光板3の背後にある第2の液晶パネル6に表示された映像を、透明な部材を介して、あるいは、何もない空間を介して視認していると感じられるヘイズ値の上限以下となることが好ましい。例えば、ヘイズ値が28%以下となるように各プリズム31及び32は形成されることが好ましい。
【0028】
第1の光源4は、例えば、白色発光ダイオードまたは蛍光灯といった発光素子を有し、その発光面が導光板3の入射面3aと対向するように配置される。例えば、第1の光源4は、その発光強度が最も強い方向が入射面3aに対して直交するように配置される。なお、第1の光源4は、複数の発光素子を有してもよい。この場合、複数の発光素子は、例えば、入射面3aの長手方向に沿って、第1の液晶パネル2の表示領域の幅と略等しい範囲にわたって一列に並べて配置される。そして第1の光源4は、制御部7からの制御信号に応じて点灯または消灯する。
【0029】
第2の光源5は、例えば、白色発光ダイオードまたは蛍光灯といった発光素子を有し、その発光面が導光板3の入射面3bと対向するように配置される。例えば、第2の光源5は、その発光強度が最も強い方向が入射面3bに対して直交するように配置される。なお、第2の光源5も、第1の光源4と同様に、複数の発光素子を有してもよい。この場合、複数の発光素子は、例えば、入射面3bの長手方向に沿って、入射面3b側から見たパターン33の幅と略等しい範囲にわたって一列に並べて配置される。そして第2の光源5は、制御部7からの制御信号に応じて点灯または消灯する。
【0030】
第2の液晶パネル6は、第2の表示パネルの一例であり、導光板3の背面側に、導光板3の拡散面3cと表示面とが対向するように配置される。そして第2の液晶パネル6は、制御部7からの映像信号に応じた映像を表示する。なお、第2の液晶パネル6は、制御部7からの映像信号に応じた映像を表示可能な様々なバックライト型液晶パネルの何れかとすることができる。
【0031】
制御部7は、例えば、プロセッサと、メモリ回路と、第1の液晶パネル2の駆動回路と、第2の液晶パネル6の駆動回路とを有する。そして制御部7は、上位の制御装置(図示せず)からの制御信号に応じて、第1の液晶パネル2及び第2の液晶パネル6に対する映像の表示の有無、及び、表示する映像を制御する。また、制御部7は、第1の光源4及び第2の光源5の点灯/消灯の切替、あるいは、第1の光源4及び第2の光源5を点灯させる際の発光光量を調節する。例えば、制御部7は、第1の光源4及び第2の光源5の発光光量を、パルス幅変調方式に従って調節する。
制御部7は、第1の液晶パネル2に表示させる映像、第2の液晶パネル6に表示させる映像、第1の光源4及び第2の光源5の点灯/消灯を制御することで、観察者が視認できる映像及びパターンの組み合わせを様々に切り替えることができる。
【0032】
図4(a)〜図4(c)は、それぞれ、第1の液晶パネル2及び第2の液晶パネル6の映像の表示の有無と第1の光源4及び第2の光源5の点灯/消灯の組み合わせと観察者が視認できる表示内容との関係の一例を示す図である。
【0033】
図4(a)に示される例では、第1の液晶パネル2に映像が表示され、かつ、第1の光源4が点灯されている。一方、第2の光源5は消灯されている。なお、第2の液晶パネル6には、映像が表示されていてもよく、あるいは、映像が表示されていなくてもよい。
この場合には、第1の光源4からの光によって第1の液晶パネル2の表示領域全体が照明されているので、観察者は、第1の液晶パネル2に表示された映像401を視認できる。なお、第2の液晶パネル6に表示された映像は、第1の光源4の発光光量、及び、第1の液晶パネル2に表示される映像に応じた透過率によって見易さが変化する。すなわち、第1の光源4の発光光量が大きいほど、あるいは、第1の液晶パネル2の透過率が低くなるほど、第2の液晶パネル6に表示された映像は視認し難くなる。
【0034】
図4(b)に示される例では、第1の液晶パネル2には映像が表示されず、透明状態となっている。そして第1の光源4が消灯され、一方、第2の光源5は点灯されている。なお、第2の液晶パネル6には、映像が表示されていてもよく、あるいは、映像が表示されていなくてもよい。
この場合には、第2の光源5からの光により、導光板3に設けられたパターン33が観察者にとって視認可能となる。さらに、第2の液晶パネル6に映像402が表示されている場合には、観察者は、パターン33が重ね合わせられた映像402を視認できる。
【0035】
図4(c)に示される例では、第1の液晶パネル2に映像が表示されている。そして第1の光源4が消灯され、一方、第2の光源5は点灯されている。なお、第2の液晶パネル6には、映像が表示されていてもよく、あるいは、映像が表示されていなくてもよい。
この場合には、第1の液晶パネル2の表示領域は、パターン33に応じた光、または、第2の液晶パネル6の表示映像により照明されているので、観察者は、第1の液晶パネル2に表示された映像403を視認できる。さらに、第2の光源5からの光によって、導光板3に設けられたパターン33も観察者にとって視認可能となる。したがって、観察者は、パターン33が重ね合わせられた映像403を視認できる。さらに、第2の液晶パネル6にも映像404が表示され、かつ、映像403に応じた第1の液晶パネル2の透過率が、観察者が映像404を視認できる程度である場合には、観察者は、パターン33と、二つの映像403、404とが重ね合わせられた映像を視認できる。
【0036】
以上に説明してきたように、この表示装置は、発光させる光源を切り替えることで、観察者が視認できる表示内容を、液晶パネルに表示される映像そのものと、導光板に形成されたパターンと、液晶パネルに表示される映像に導光板に形成されたパターンを重ね合わせたものとの間で切り替えることができる。そのため、この表示装置は、多様な表示が可能となり、演出効果を高めることができる。
【0037】
なお、変形例によれば、第1の光源4と第2の光源5とは、導光板3を挟んで互いに対向するように配置されてもよい。
【0038】
図5は、この変形例による導光板300の概略正面図である。図6は、図5のBB’に示される線における、導光板300の概略側面断面図である。導光板300は、図2及び図3に示された導光板3と比較して、第2の光源5に対する入射面3bの位置と、第2の光源5からの光に対する各プリズム32の向きが異なる。そこで以下では、入射面3bとプリズム32について説明する。
【0039】
この変形例では、導光板300には、第1の光源4と対向する入射面3aが形成された側壁と対向する側の側壁に、第2の光源5と対向する入射面3bが形成される。この変形例でも、入射面3bは、第2の光源5から入射する光の指向性を高めるようコリメートレンズとして動作するように、第2の光源5へ向けて凸面状に形成されてもよい。
【0040】
導光板300の背面側に位置する拡散面3cには、上記の実施形態と同様に、第1の光源4からの光を第1の液晶パネル2へ向けて反射する複数の第1のプリズム31と、第2の光源5からの光を第1の液晶パネル2へ向けて反射する複数の第2のプリズム32とが形成される。
【0041】
複数の第2のプリズム32による反射光が出射面3dからパターン33をなして出射するように、複数の第2のプリズム32は、パターン33に沿って所定のピッチで千鳥足状に配置される。なお、複数の第2のプリズム32は、パターン33に沿って所定のピッチで格子状に配置されてもよい。そして反射面32aが第2の光源5を向くように、複数の第2のプリズム32のそれぞれは配置される。この変形例では、第1の光源4と第2の光源5とは、それぞれ、互いに対向するように配置されている。したがって、第1のプリズム31の反射面31aと第2のプリズム32の反射面32aも、拡散面3cと平行な面において互いに180°回転している。なお、この例では、複数の第1のプリズム31のそれぞれが、第2の光源5からの光を出射面3dへ向けて反射しないように、複数の第1のプリズム31のそれぞれについての第2の光源5と対向する側の面は、例えば、拡散面3cに対して70°〜90°をなすように形成される。同様に、複数の第2のプリズム32のそれぞれが、第1の光源4からの光を出射面3dへ向けて反射しないように、複数の第2のプリズム32のそれぞれについての第1の光源4と対向する側の面は、例えば、拡散面3cに対して70°〜90°をなすように形成される。
【0042】
この変形例でも、表示装置は、上記の実施形態と同様に、第1の光源4と第2の光源5の点灯/消灯の切替により、観察者が視認可能な表示内容を切り替えることができる。
【0043】
またこの変形例では、拡散面3c全体に対して所定のピッチで格子状または千鳥足状に複数のプリズムが設けられ、そのうち、パターン33に沿って配置されたプリズムが、第1のプリズム31と第2のプリズム32の両方として機能するように形成され、他のプリズムが、第1のプリズム31としてのみ機能するように形成されてもよい。
【0044】
図7(a)は、第1のプリズム31としてのみ機能するプリズム41の側面図であり、図7(b)は、第1のプリズム31と第2のプリズム32の両方として機能するプリズム42の側面図である。
【0045】
プリズム41の第1の光源4と対向する側の面は、拡散面3cに対して、導光板3へ入射した第1の光源4からの光を全反射させて、出射面3dへ向ける角度(例えば、40°〜50°)をなす反射面41aとして形成される。一方、プリズム41の第2の光源5と対向する側の面は、導光板3へ入射した第2の光源5からの光が出射面3d側へ向かわないように、例えば、拡散面3cに対して70°〜90°をなすように形成される。
【0046】
これに対して、プリズム42の第1の光源4と対向する側の面と、第2の光源5と対向する側の面の両方とも、反射面として機能するように、拡散面3cに対して、導光板3へ入射した各光源からの光を出射面3dへ向ける角度となるように形成される。
【0047】
この変形例では、パターンが形成される部分のプリズムの配置密度とパターンが形成されない部分のプリズムの配置密度とを略等しくすることができる。そのため、第1の光源4及び第2の光源5を消灯して、第2の液晶パネル6に表示された映像を導光板及び第1の液晶パネルと通して観察者に見せる場合に、そのパターンが形成された部分とパターン画形成されていない部分とで、映像の見え方が異なることを抑制できる。
【0048】
さらに他の変形例によれば、導光板は、2通り以上のパターンが形成されてもよい。この場合には、表示装置は、導光板に形成されたパターンごとの光源と、第1の液晶パネルの表示領域全体を照明するための光源とを有していることが好ましい。
【0049】
図8は、この変形例による導光板と各光源の配置を示す、導光板の概略正面図である。この変形例では、導光板301には、3個のパターン331〜333が形成されている。そして導光板301の周囲には、4個の光源801〜804が配置されている。すなわち、光源801は、導光板301の側壁の一つに形成された入射面311と対向するように配置され、光源802は、入射面311と対向する側壁に形成された入射面312と対向するように配置される。さらに、光源803は、入射面311と直交する導光板301の側壁の一つに形成された入射面313と対向するように配置され、光源804は、入射面313と対向する側壁に形成された入射面314と対向するように配置される。
【0050】
光源801から発して入射面311から導光板301内へ入射した光により、第1の液晶パネル2の表示領域全体を照明するために、光源801と対向する反射面を有する複数のプリズム321が、導光板301の背面側に形成される拡散面全体にわたって所定のピッチで格子状に配置されている。また、プリズム321のうち、パターン331に沿って配置されたものは、光源802からの光を第1の液晶パネル側へ向けて反射するように、光源402と対向する反射面を有する。
【0051】
さらに、拡散面には、入射面313から入射した、光源803からの光を反射して、出射面からパターン332をなして出射させるように、パターン332に沿って、光源803と対向する反射面を持つ複数のプリズム322が所定のピッチで千鳥足状に配置されている。さらにまた、拡散面には、入射面314から入射した、光源804からの光を反射して、出射面からパターン333をなして出射させるように、パターン333に沿って、光源804と対向する反射面を持つ複数のプリズム323が所定のピッチで千鳥足状に配置されている。
【0052】
この変形例では、制御部が、各光源の点灯/消灯を切り替えることにより、第1の液晶パネルに表示された映像、または第2の液晶パネルに表示された映像に重ね合わせるパターンを切り替えることができる。そのため、この変形例による表示装置は、演出効果をより高めることができる。
【0053】
さらに他の変形例によれば、表示装置は、第2の液晶パネルの代わりに、他のディスプレイ、例えば、有機ELディスプレイを有してもよい。あるいは、第2の液晶パネルの代わりに、立体映像を投影できる立体映像投影装置を有してもよい。表示装置は、そのような立体映像投影装置として、例えば、レンチキュラー方式を利用するもの、インテグラルフォトグラフィ―方式によるもの、あるいは、ホログラム方式によるものを用いることができる。この場合、立体映像装置は、例えば、導光板及び第1の液晶パネルを通して、第1の液晶パネルよりも観察者側に立体映像を投影することが好ましい。これにより、表示装置は、立体映像の投影により、臨場感を向上させて、演出効果をより高めることができる。
【0054】
上記の実施形態または変形例による表示装置は、弾球遊技機または回胴遊技機といった遊技機に搭載されてもよい。
図9は、上記の実施形態または変形例による表示装置を有する弾球遊技機を遊技者(観察者)側から見た、その弾球遊技機の概略斜視図である。備えた弾球遊技機100の概略斜視図である。図9に示すように、弾球遊技機100は、上部から中央部の大部分の領域に設けられ、遊技機本体である遊技盤101と、遊技盤101の下方に配設された球受け部102と、ハンドルを備えた操作部103と、遊技盤101の略中央に設けられた表示装置104とを有する。
【0055】
また弾球遊技機100は、遊技の演出のために、遊技盤101の前面において遊技盤101の下方に配置された固定役物部105と、遊技盤101と固定役物部105との間に配置された可動役物部106とを有する。また遊技盤101の側方にはレール107が配設されている。また遊技盤101上には多数の障害釘(図示せず)及び少なくとも一つの入賞装置108が設けられている。
【0056】
操作部103は、遊技者の操作によるハンドルの回動量に応じて図示しない発射装置より所定の力で遊技球を発射する。発射された遊技球は、レール107に沿って上方へ移動し、多数の障害釘の間を落下する。そして遊技球が何れかの入賞装置108に入ったことを、図示しないセンサにより検知すると、遊技盤101の背面に設けられた主制御回路(図示せず)は、遊技球が入った入賞装置108に応じた所定個の遊技球を玉払い出し装置(図示せず)を介して球受け部102へ払い出す。さらに主制御回路は、遊技盤101の背面に設けられた演出用CPU(図示せず)を介して表示装置104を駆動する。
【0057】
表示装置104は、上記の実施形態または変形例による表示装置の一例であり、第1の液晶パネルの正面側が遊技者へ向くように遊技盤101に取り付けられる。そして表示装置104の制御部は、遊技の状態に応じた、演出用CPUからの制御信号に応じて、表示装置104の各表示パネルに様々な映像を表示させたり、各光源の点灯及び消灯を制御する。
【0058】
このように、当業者は、本発明の範囲内で、実施される形態に合わせて様々な変更を行うことができる。
【符号の説明】
【0059】
1 表示装置
2 第1の液晶パネル
3 導光板
3a、3b 入射面
3c 拡散面
3d 出射面
31 第1のプリズム
32 第2のプリズム
33 パターン
4 第1の光源
5 第2の光源
6 第2の液晶パネル
7 制御部
300、301 導光板
331〜333 パターン
311〜314 入射面
321〜323 プリズム
801〜804 光源
100 弾球遊技機
101 遊技盤
102 球受け部
103 操作部
104 表示装置
105 固定役物部
106 可動役物部
107 レール
108 入賞装置
図2
図3
図5
図6
図7
図8
図9
図1
図4