【解決手段】配信装置100は、受付部131と、変更部133と、配信部134とを備える。受付部131は、端末装置が有する画面に関する情報を受け付ける。変更部133は、画面のサイズに応じて画面に表示される情報量が変動する第1コンテンツ中の表示領域であって、画面のサイズに応じてサイズが変動する表示領域に表示される第2コンテンツのサイズを、受付部131により受け付けられた端末装置の画面に関する情報に基づいて変更する。配信部110は、変更部133によりサイズが変更された第2コンテンツを端末装置へ配信する。
端末装置の画面のサイズに応じて前記画面に表示される情報量が変動する第1コンテンツ中の表示領域であって、前記画面のサイズに応じてサイズが変動する表示領域に表示される第2コンテンツのサイズを、前記画面に関する情報に基づいて変更する変更手順と、
前記変更手順によってサイズが変更された前記第2コンテンツを前記画面中の前記表示領域に表示する表示手順と、
を前記端末装置に実行させることを特徴とする変更プログラム。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、本願に係る配信装置、配信方法、配信プログラム、端末装置、変更方法、及び変更プログラムを実現するための形態(以下、「実施形態」と呼ぶ)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る配信装置、配信方法、配信プログラム、端末装置、変更方法、及び変更プログラムが限定されるものではない。また、以下の各実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する記載は省略される。
【0010】
〔1.配信処理〕
まず、
図1を用いて、実施形態に係る配信処理の一例について説明する。
図1に示すように、配信システム1は、端末装置10A,10Bと、配信装置100とが含まれる。端末装置10A,10Bと、配信装置100とは図示しない所定のネットワークを介して、有線または無線により通信可能に接続される。以下では、端末装置10A,10Bについて、特に区別なく説明する場合には、端末装置10と記載する。なお、
図1に示した配信システム1には、複数台の端末装置10や、複数台の配信装置100が含まれてもよい。
図1においては、端末装置10の画面に表示されたアプリケーション(以下、「アプリ」とする場合がある)中の表示領域に広告コンテンツを表示する場合を例に説明する。また、
図1では、第1コンテンツであるアプリAP11,AP12、及びアプリAP11,AP12中の表示領域AR11,AR12に、サイズが変更された第2コンテンツである広告コンテンツAC11,AC12が端末装置10A,10Bに表示される例を示す。
【0011】
端末装置10は、ユーザによって利用される情報処理装置である。端末装置10は、ユーザによる操作に従って、端末装置10にインストールされたアプリを起動したり、種々の処理を行わせたりする。
図1においては、端末装置10がスマートフォンである場合を例示する。なお、端末装置10は、例えば、タブレット型端末や、デスクトップ型PC(Personal Computer)や、ノート型PCや、携帯電話機や、PDA(Personal Digital Assistant)等、情報を表示する画面を有すればどのような情報処理装置であってもよい。また、端末装置10は、画面に関する情報に基づいてサイズが変更された広告コンテンツをアプリ中の表示領域に表示するが、詳細は後述する。
【0012】
端末装置10Aは、高さ(縦幅)がH11であり、幅(横幅)がW11である画面DP11を有する。
図1においては、端末装置10Aの画面DP11にアプリAP11が表示された場合を示す。以下では、アプリAP11が、端末装置10Aの画面DP11全体に表示される場合を例に説明する。
図1に示す例においては、アプリAP11の高さを高さH11とし、アプリAP11の幅を幅W11として説明する。なお、画面DP11の上部や下部にアプリAP11以外の情報が表示される場合、アプリAP11の高さは変動する。また、画面DP11の左右両端部に所定の余白を設ける場合、アプリAP11の幅は変動する。
【0013】
また、端末装置10Bは、高さがH21であり、幅がW21である画面DP21を有する。ここで、
図1に示す例において、端末装置10Bの画面DP21は、端末装置10Aの画面DP11よりもサイズが小さい。具体的には、画面DP21の高さH21は、画面DP11の高さH11よりも低く、画面DP21の幅W21は、画面DP11の幅W11よりも狭い。また、
図1においては、端末装置10Bの画面DP21にアプリAP12が表示された場合を示す。以下では、アプリAP12が、端末装置10Bの画面DP21全体に表示される場合を例に説明する。
図1に示す例においては、アプリAP12の高さを高さH21とし、アプリAP12の幅を幅W21として説明する。なお、画面DP21の上部や下部にアプリAP12以外の情報が表示される場合、アプリAP12の高さは変動する。
【0014】
図1に示す例においては、表示される情報量が異なるためアプリAP11,AP12と異なる符号を付するが、端末装置10Aの画面DP11に表示されるアプリAP11と端末装置10Bの画面DP21に表示されるアプリAP12は、同一のアプリ(以下、「表示アプリ」とする場合がある)である。つまり、表示アプリは、表示される画面のサイズに依存せず略そのまま表示される、すなわちサイズの異なる画面においても画像や文字情報等が略同じ大きさで表示されるアプリである。そのため、
図1に示すように、表示アプリは、端末装置10Bの画面DP21に比べて高さが高い端末装置10Aの画面DP11において、より多くの項目が表示される。すなわち、表示アプリは、端末装置10Bの画面DP21に表示される情報量に比べて、端末装置10Aの画面DP11に表示される情報量の方が多くなる。具体的には、端末装置10Aの画面DP11には、端末装置10Bの画面DP21に表示されていない「CCCC舞台…」と記載されたコンテンツ情報AI1が表示されるため、端末装置10Aの画面DP11に表示される情報量の方が多くなる。なお、端末装置10Bの画面DP21に表示されたアプリAP12においても、表示位置を下へ移動させることによりコンテンツ情報AI1が表示される。
【0015】
端末装置10Aの画面DP11に表示されるアプリAP11には、広告コンテンツを表示する表示領域AR11が含まれる。ここで、端末装置10Aの画面DP11に表示されるアプリAP11中の表示領域AR11は、高さがH12であり、幅がW11である。つまり、表示領域AR11の高さH12はアプリAP11の高さH11より低く、表示領域AR11の幅はアプリAP11の幅W11と同じである。このように、端末装置10Aの画面DP11に表示されるアプリAP11には、端末装置10Aの画面DP11におけるアプリAP11の横方向に表示できる幅と同じ幅W11を有する表示領域AR11が含まれる。
【0016】
また、端末装置10Bの画面DP21に表示されるアプリAP12には、広告コンテンツを表示する表示領域AR12が含まれる。ここで、端末装置10Bの画面DP21に表示されるアプリAP12中の表示領域AR12は、高さがH22であり、幅がW21である。つまり、表示領域AR12の高さH22はアプリAP12の高さH21より低く、表示領域AR12の幅はアプリAP12の幅W21と同じである。このように、端末装置10Bの画面DP21に表示されるアプリAP12には、端末装置10Bの画面DP21におけるアプリAP12の横方向に表示できる幅と同じ幅W21を有する表示領域AR12が含まれる。
【0017】
ここで、端末装置10Bの画面DP21に表示されるアプリAP12中の表示領域AR12の高さH22は、端末装置10Aの画面DP11に表示されるアプリAP11中の表示領域AR11の高さH12と等しい。また、アプリAP12中の表示領域AR12の幅W21は、アプリAP11中の表示領域AR11の幅W11よりも狭い。すなわち、アプリAP11,AP12中の表示領域AR11,AR12は、画面DP11,DP21のサイズに応じてサイズが変動する。具体的には、アプリAP11,AP12中の表示領域AR11,AR12は、画面DP11,DP21のサイズに応じて、幅W11,W21が変動することにより、アスペクト比(縦横比)が変動する。
【0018】
配信装置100は、端末装置10A,10Bから端末装置10A,10Bの画面DP11,DP21に関する情報を受け付ける。また、配信装置100は、端末装置10A,10Bが有する画面DP11,DP21のサイズに応じてサイズが変動する表示領域AR11,AR12に表示される広告コンテンツのサイズを、端末装置10A,10Bの画面DP11,DP21に関する情報に基づいて変更する。そして、配信装置100は、サイズが変更された広告コンテンツAC11,AC12を端末装置10A,10Bへ配信する。すなわち、配信装置100は、画面DP11,DP21のサイズに応じてサイズが変動する表示領域AR11,AR12に、適切に表示される広告コンテンツAC11,AC12を端末装置10A,10Bに配信する。この点について、
図1を用いて説明する。
図1に示した配信装置100は、端末装置10の画面のサイズに応じてサイズが変更された広告コンテンツを配信する配信サービスを提供する。
【0019】
図1に示すように、表示アプリ(アプリAP11)が起動された端末装置10Aは、配信装置100へ広告コンテンツの取得を要求する広告要求を送信する(ステップS11)。
図1に示す例において、端末装置10Aは、配信装置100へ広告要求として、端末装置10Aの画面DP11に関する情報を送信する。例えば、端末装置10Aは、画面DP11に関する情報として、画面DP11の高さと幅とに関する情報や横ピクセル数と縦ピクセル数とに関する情報や画面サイズと画面解像度とに関する情報等を送信する。
【0020】
端末装置10Aから広告要求を取得した配信装置100は、端末装置10Aの画面DP11に関する情報に基づいて、広告コンテンツの変更処理を行う(ステップS12)。配信装置100は、変更処理において、端末装置10Aに配信する広告コンテンツを抽出し、抽出した広告コンテンツを端末装置10Aの画面DP11に表示されるアプリAP11中の表示領域AR11に表示されるように変更する。
【0021】
例えば、配信装置100は、抽出した広告コンテンツに含まれる画像を表示領域AR11の幅W11と略同一となるように拡縮する。
図1に示す例においては、表示領域AR11の幅方向の両端に所定幅のマージンができるようにサイズが変更された画像GC11を示すが、広告コンテンツに含まれる画像は、表示領域AR11の幅W11と同一になるように拡縮されてもよい。配信装置100は、抽出した広告コンテンツに含まれる文字情報TC11を表示領域AR11内において画像GC11の下部に表示されるように行数を決定する。
図1に示す例においては、抽出した広告コンテンツに含まれる文字情報TC11の行数を2行に決定する。なお、画像の拡縮、及び文字情報の行数の決定についての詳細は後述する。
【0022】
その後、配信装置100は、変更処理された画像GC11及び文字情報TC11を含む広告コンテンツAC11を端末装置10Aへ配信する(ステップS13)。配信装置100から広告コンテンツAC11が配信された端末装置10Aは、広告コンテンツAC11を表示領域AR11に表示する(ステップS14)。これにより、端末装置10Aの画面DP11中の表示領域AR11には、画面DP11の幅方向に合わせてサイズが拡縮された画像GC11と、表示領域AR11のサイズ及び画像GC11のサイズ(高さ)に応じて行数等の表示態様が決定された文字情報TC11とを含む広告コンテンツAC11が表示される。
【0023】
また、
図1に示すように、表示アプリ(アプリAP12)が起動された端末装置10Bは、配信装置100へ広告コンテンツの取得を要求する広告要求を送信する(ステップS21)。
図1に示す例において、端末装置10Bは、配信装置100へ広告要求として、端末装置10Bの画面DP21に関する情報を送信する。
【0024】
端末装置10Bから広告要求を取得した配信装置100は、端末装置10Bの画面DP21に関する情報に基づいて、広告コンテンツの変更処理を行う(ステップS22)。配信装置100は、変更処理において、端末装置10Bに配信する広告コンテンツを抽出し、抽出した広告コンテンツを端末装置10Bの画面DP21に表示されるアプリAP12中の表示領域AR12に表示されるように変更する。
【0025】
例えば、配信装置100は、抽出した広告コンテンツに含まれる画像を表示領域AR12の幅W21と略同一となるように拡縮する。
図1に示す例においては、表示領域AR12の幅方向の両端に所定幅のマージンができるようにサイズが変更された画像GC12を示すが、広告コンテンツに含まれる画像は、表示領域AR12の幅W21と同一になるように拡縮されてもよい。配信装置100は、抽出した広告コンテンツに含まれる文字情報TC12を表示領域AR12内において画像GC12の下部に表示されるように行数を決定する。
図1に示す例においては、抽出した広告コンテンツに含まれる文字情報TC12の行数を3行に決定する。
【0026】
なお、
図1に示す例においては、表示されるサイズが異なるため画像GC11,GC12と異なる符号を付するが、端末装置10Aの画面DP11に表示される画像GC11と端末装置10Bの画面DP21に表示される画像GC12は、同一の内容を示す画像(以下、「表示画像」とする場合がある)である。また、表示される行数等の表示態様が異なるため文字情報TC11,TC12と異なる符号を付するが、端末装置10Aの画面DP11に表示される文字情報TC11と端末装置10Bの画面DP21に表示される文字情報TC12は、同一の内容を示す文字情報(以下、「表示文字情報」とする場合がある)である。
【0027】
その後、配信装置100は、変更処理された画像GC12及び文字情報TC12を含む広告コンテンツAC12を端末装置10Bへ配信する(ステップS23)。配信装置100から広告コンテンツAC12が配信された端末装置10Bは、広告コンテンツAC12を表示領域AR12に表示する(ステップS24)。これにより、端末装置10Bの画面DP21中の表示領域AR12には、画面DP21の幅方向に合わせてサイズが拡縮された画像GC12と、表示領域AR12のサイズ及び画像GC12のサイズ(高さ)に応じて行数等の表示態様が決定された文字情報TC12とを含む広告コンテンツAC12が表示される。
【0028】
これにより、実施形態に係る配信装置100は、端末装置10の画面のサイズに応じて、適切にサイズが変更された第2コンテンツ(広告コンテンツ)を端末装置10へ配信することができる。
図1に示す例においては、配信装置100は、表示領域の横幅に基づいて設定される横幅の最大値に第2コンテンツのサイズを変更して端末装置10へ配信することができる。したがって、
図1に示す例においては、配信装置100は、第2コンテンツの表示態様を崩すことなく、想定されない余白を幅方向に発生させずに第2コンテンツを端末装置10の画面に表示させることができる。これにより、配信装置100は、端末装置10が有する画面のサイズに応じてサイズが変動する表示領域に対して、適切にサイズが変更された第2コンテンツを配信することができる。つまり、ユーザは、自身の有する端末装置10に最適化された第2コンテンツの配信を受けることができる。すなわち、配信装置100は、画面サイズが異なる端末装置10において異なる表示態様で表示される第1コンテンツ中に違和感なく表示される第2コンテンツを配信することができるため、ユーザの満足度を高めることができる。また、配信装置100は、1つの第2コンテンツ(広告コンテンツ)のサイズを端末装置10の画面のサイズに応じて変更して、端末装置10に配信する。これにより、配信装置100は、端末装置10の画面のサイズに応じてサイズの異なる複数の第2コンテンツを用いることなく、適切なサイズの第2コンテンツを端末装置10へ配信することができる。すなわち、配信装置100は、各画面サイズに対応した第2コンテンツを用いることによるデータ量の増大を抑制しつつ、ユーザの満足度を高めることができる。
【0029】
また、実施形態に係る配信装置100は、端末装置10の画面のサイズに応じて、適切にサイズが変更された広告コンテンツを端末装置10へ配信する。これにより、配信装置100は、端末装置10が有する画面のサイズに応じてサイズが変動する表示領域に対して、適切にサイズが変更された広告コンテンツを配信することができる。つまり、ユーザは、自身の有する端末装置10に最適化された広告コンテンツの配信を受けることができる。すなわち、配信装置100は、よりユーザの関心を引きやすい表示態様において広告コンテンツを配信することができるため、広告効果を高めることができる。また、第1コンテンツがアプリである場合、第2コンテンツである広告コンテンツを表示する表示領域の高さが固定されることが多い。このような場合であっても、配信装置100は、端末装置10が有する画面のサイズに応じてサイズが変動する表示領域に対して、適切にサイズが変更された広告コンテンツを配信することができる。
【0030】
なお、配信装置100が予め端末装置10の画面に関する情報を有する場合、端末装置10は、ステップS11やステップS21において配信装置100にユーザエージェント等の端末装置10を識別する情報を配信装置100へ送信してもよい。この場合、配信装置100は、端末装置10を識別する情報に基づいて、端末装置10の画面に関する情報を抽出してもよい。また、配信装置100は、ステップS11やステップS21よりも前に端末装置10の画面に関する情報や端末装置10を識別する情報を、端末装置10から取得してもよい。この場合、端末装置10は、ステップS11やステップS21において、配信装置100に単に広告の配信を要求する情報を広告要求として送信してもよい。
【0031】
〔2.配信装置の構成〕
次に、
図2を用いて、実施形態に係る配信装置100の構成について説明する。
図2は、実施形態に係る配信装置の構成例を示す図である。
図2に示すように、配信装置100は、通信部110と、記憶部120と、制御部130とを有する。なお、配信装置100は、配信装置100の管理者等から各種操作を受け付ける入力部(例えば、キーボードやマウス等)や、各種情報を表示するための表示部(例えば、液晶ディスプレイ等)を有してもよい。
【0032】
(通信部110)
通信部110は、例えば、NIC(Network Interface Card)によって実現される。かかる通信部110は、図示しない所定のネットワークと有線または無線で接続される。そして、通信部110は、図示しない所定のネットワークを介して、端末装置10との間で情報の送受信を行う。
【0033】
(記憶部120)
記憶部120は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。実施形態に係る記憶部120は、
図2に示すように、広告情報記憶部121と、画像情報記憶部122と、文字情報記憶部123とを有する。
【0034】
(広告情報記憶部121)
実施形態に係る広告情報記憶部121は、配信する広告に関する情報を記憶する。例えば、広告情報記憶部121は、広告コンテンツに含まれる画像や文字情報に関する情報を記憶する。
図3は、実施形態に係る広告情報記憶部の一例を示す図である。
図3に示すように、広告情報記憶部121は、広告に関する情報として、「広告ID」、「画像ID」、「文字ID」・・・といった項目を有する。
【0035】
「広告ID」は、広告を識別するための識別情報を示す。「画像ID」は、広告IDにより識別される広告に含まれる画像を識別するための識別情報を示す。また、「文字ID」は、広告IDにより識別される広告に含まれる文字情報を識別するための識別情報を示す。例えば、広告ID「C1」により識別される広告(以下、「広告コンテンツC1」とする場合がある)には、画像ID「G1」により識別される画像(以下、「画像G1」とする場合がある)と、文字ID「T1」により識別される文字情報(以下、「文字情報T1」とする場合がある)とが含まれることを示す。
【0036】
例えば、
図1中の広告コンテンツAC11,AC12は、広告コンテンツC1に対応する。また、
図1中の画像GC11,GC12は、画像G1に対応する。また、
図1中の文字情報TC11,TC12は、文字情報T1に対応する。すなわち、
図1中の広告コンテンツAC11,AC12は、広告コンテンツC1に含まれる画像G1と、文字情報T1とが変更処理された広告コンテンツである。
【0037】
具体的には、画像GC11は、広告コンテンツC1に含まれる画像G1が変更処理された画像であり、文字情報TC11は、広告コンテンツC1に含まれる文字情報T1が変更処理された文字情報である。なお、
図3に示す例においては、各広告に画像と文字情報が各々1つ含まれる例を示すが、各広告には、複数の画像や複数の文字情報が含まれてもよい。
【0038】
また、広告情報記憶部121は、配信する広告を抽出したり、配信した広告に応じて広告主に課金したりするために必要な情報を記憶してもよい。例えば、広告情報記憶部121は、「広告主ID」、「入札価格」、「CTR(Click Through Rate)」、「配信順位」といった項目を有してもよい。
【0039】
(画像情報記憶部122)
実施形態に係る画像情報記憶部122は、配信する広告に関する情報を記憶する。例えば、画像情報記憶部122は、広告コンテンツとして配信する画像に関する情報を記憶する。
図4は、実施形態に係る画像情報記憶部の一例を示す図である。
図4に示すように、画像情報記憶部122は、画像に関する情報として、「画像ID」、「画像データ」、「横画素数」、「縦画素数」・・・といった項目を有する。
【0040】
「画像ID」は、画像を識別するための識別情報を示す。例えば、画像ID「G2」により識別される画像(以下、「画像G2」とする場合がある)は、広告ID「C2」(
図3参照)により識別される広告コンテンツ(以下、「広告コンテンツC2」とする場合がある)に含まれる。また、「画像データ」は、画像IDにより識別される画像データを示す。なお、
図4においては、画像データとして説明のため画像IDにより識別される画像を図示するが、「画像データ」としては、画像データ、または、これらの格納場所を示すファイルパス名などが格納される。「横画素数」は、画像IDにより識別される画像データの横画素数を示す。また、「縦画素数」は、画像IDにより識別される画像データの縦画素数を示す。例えば、画像ID「G3」により識別される画像は、横画素数が「960」であり、縦画素数が「300」であることを示す。
【0041】
(文字情報記憶部123)
実施形態に係る文字情報記憶部123は、配信する広告に関する情報を記憶する。例えば、文字情報記憶部123は、広告コンテンツとして配信する文字情報に関する情報を記憶する。
図5は、実施形態に係る文字情報記憶部の一例を示す図である。
図5に示すように、文字情報記憶部123は、文字情報に関する情報として、「文字ID」、「文字情報」・・・といった項目を有する。
【0042】
「文字ID」は、文字情報を識別するための識別情報を示す。例えば、文字情報T1は、広告コンテンツC1に含まれる。また、「文字情報」は、文字IDにより識別される文字情報を示す。例えば、文字ID「T3」により識別される文字情報は、「CCCCCCCCC・・・」であることを示す。
【0043】
(制御部130)
図2の説明に戻って、制御部130は、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、配信装置100内部の記憶装置に記憶されている各種プログラム(配信プログラムの一例に相当)がRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部130は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。
【0044】
図2に示すように、制御部130は、受付部131と、抽出部132と、変更部133と、配信部134とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部130の内部構成は、
図2に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。また、制御部130が有する各処理部の接続関係は、
図2に示した接続関係に限られず、他の接続関係であってもよい。
【0045】
(受付部131)
受付部131は、端末装置10から広告要求を受け付ける。例えば、受付部131は、広告要求として端末装置10が有する画面に関する情報を端末装置10から受け付ける。例えば、受付部131は、端末装置10の画面に関する情報として、画面の高さと幅とに関する情報や横ピクセル数と縦ピクセル数とに関する情報や画面サイズと画面解像度とに関する情報等を受け付ける。また、例えば、受付部131は、配信装置100が予め端末装置10の画面に関する情報を有する場合、ユーザエージェント等の端末装置10を識別する情報を端末装置10から受け付けてもよい。
【0046】
(抽出部132)
抽出部132は、受付部131により広告要求を受け付けた場合、変更処理の一部として端末装置10に配信する広告コンテンツを抽出する。例えば、抽出部132は、受付部131により広告要求を受け付けた場合、広告情報記憶部121から広告情報を抽出し、抽出した広告情報に含まれる画像IDや文字IDに対応する画像や文字情報等を画像情報記憶部122や文字情報記憶部123から抽出する。また、抽出部132は、抽出した画像や文字情報等を含む広告コンテンツを変更部133へ提供する。
【0047】
なお、抽出部132は、種々の従来技術を適宜用いて広告コンテンツを抽出する。例えば、抽出部132は、「CTR」等の種々の広告に関する指標に基づいて、広告コンテンツを抽出してもよい。また、例えば、抽出部132は、端末装置10を所有するユーザに関する情報等に基づいて、端末装置10に配信する広告コンテンツを抽出してもよい。なお、抽出部132は、端末装置10の画面のサイズに適合しない画像や文字情報を含む広告コンテンツを抽出しなくてもよい。例えば、抽出部132は、画像と文字情報との組合せが端末装置10の画面のサイズに適合しない広告コンテンツを抽出しなくてもよい。すなわち、抽出部132は、端末装置10の画面のサイズに適合する広告コンテンツを抽出してもよい。なお、抽出部132は、配信する広告を識別する広告IDを変更部133へ提供し、変更部133が、広告IDに基づいて、画像情報記憶部122や文字情報記憶部123から画像や文字情報等を含む広告コンテンツを取得してもよい。
【0048】
(変更部133)
変更部133は、端末装置10の画面のサイズに応じて画面に表示される情報量が変動する表示アプリ中の表示領域であって、端末装置10の画面のサイズに応じてサイズが変動する表示領域に表示される広告コンテンツのサイズを、端末装置10の画面に関する情報に基づいて変更する。具体的には、変更部133は、抽出部132により抽出された広告コンテンツを端末装置10の画面のサイズに応じて変更する。例えば、変更部133は、端末装置10の画面のサイズに応じて、抽出部132により抽出された広告コンテンツに含まれる画像のサイズを変更する。また、例えば、変更部133は、端末装置10の画面のサイズと変更された画像のサイズに応じて、抽出部132により抽出された広告コンテンツに含まれる文字情報の行数等の表示態様を変更する。変更部133は、抽出部132による広告コンテンツ抽出後の変更処理を行う。
【0049】
以下、
図6を用いて、変更部133が行う変更処理について説明する。
図6は、実施形態に係る表示領域に応じた広告表示の一例を示す図である。
図6に示す例においては、
図3〜
図5に示す広告コンテンツにおいて、広告コンテンツC2が抽出部132により抽出された場合に基づいて説明する。
図4に示すように、画像G2は、横画素数が「960」であり、縦画素数が「300」である。また、以下では、文字ID「T2」により識別される文字情報(以下、「文字情報T2」とする場合がある)は、「ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZ」の26文字である場合を例に示す。
【0050】
図6では、異なる2つの表示領域AR31,AR32に同じ広告コンテンツC2が表示される場合における画像G2及び文字情報T2の変更例を示す。表示領域AR31は、所定の端末装置10の画面に表示された表示アプリにおける表示領域を示す。また、表示領域AR31は、高さH31、幅W31であり、横ピクセル数が「960」であり、縦ピクセル数が「600」である表示領域とする。一方、表示領域AR32は、他の端末装置10の画面に表示された表示アプリにおける表示領域を示す。また、表示領域AR32は、高さH32(=高さH31)、幅W32であり、横ピクセル数が「640」であり、縦ピクセル数が「600」である表示領域とする。すなわち、表示領域AR31,AR32とは、高さH31と高さH32とが等しく、幅W31と幅W32とが異なる。すなわち、表示領域AR31と表示領域AR32とは、アスペクト比(縦横比)が異なる。変更部133は、このようなサイズの異なる表示領域AR31,AR32に応じて、同じ広告コンテンツC2のサイズを変更する。
【0051】
図6に示す例においては、変更部133は、表示領域AR31,AR32の幅W31,W32と同じ幅で表示されるように画像G2を変更する。
【0052】
まず、表示領域AR31に対する画像G2の変更について説明する。変更部133は、画像G2を表示領域AR31の幅W31に合わせて変更する(ステップS31)。
図6に示す例においては、表示領域AR31の横ピクセル数は「960」であり、画像G2の横画素数「960」と等しい。そのため、変更部133は、画像G2の縮尺を等倍に変更する。ここに、変更部133により等倍に縮尺を変更された画像GC21は、表示領域AR31において幅W31と同じ幅で表示される。
図6に示す表示領域AR31aは、画像GC21を配置した場合の表示領域AR31を示す。
図6中の表示領域AR31aに示すように、画像GC21は、高さH33、幅W31で表示される。
図6に示すように画像GC21が上端を揃えて表示領域AR31(表示領域AR31a)に配置された場合、表示領域AR31aにおける画像GC21の下部に文字情報T2が配置されるように行数を決定する(ステップS32)。具体的には、表示領域AR31aにおける画像GC21の下部における、高さH34(=H31−H33)、幅W31の領域に文字情報T2が配置されるように行数を決定する。例えば、変更部133は、所定のフォントサイズにおいて、文字情報T2を表示可能な行数を決定する。
図6に示す例においては、行数が2行に決定された文字情報TC21が画像GC21の下部に表示される。
図6に示す表示領域AR31bは、画像GC21及び文字情報TC21を配置した場合の表示領域AR31を示す。このように、変更部133は、表示領域AR31に適切に表示されるように広告コンテンツC2を変更する。
【0053】
次に、表示領域AR32に対する画像G2の変更について説明する。変更部133は、画像G2を表示領域AR32の幅W32に合わせて変更する(ステップS41)。
図6に示す例においては、表示領域AR32の横ピクセル数は「640」であり、画像G2の横画素数「960」と異なる。そのため、変更部133は、画像G2の縮尺を表示領域AR32の横ピクセル数に応じて変更する。例えば、変更部133は、表示領域AR32の横ピクセル数「640」と横画素数が等しくなるように画像G2の縮尺を変更する。具体的には、変更部133は、画像G2の縮尺を2/3(=640/960)倍する。なお、変更部133は、画像の縮尺を変更する拡縮処理においては、種々の従来技術を適宜用いる。
【0054】
ここに、変更部133により2/3倍に縮尺を変更された画像GC22は、表示領域AR32において幅W32と同じ幅で表示される。
図6に示す表示領域AR32aは、画像GC22を配置した場合の表示領域AR32を示す。
図6中の表示領域AR32aに示すように、画像GC22は、高さH35、幅W32で表示される。
図6に示すように画像GC22が上端を揃えて表示領域AR32(表示領域AR32a)に配置された場合、表示領域AR32aにおける画像GC22の下部に文字情報T2が配置されるように行数を決定する(ステップS42)。具体的には、表示領域AR32aにおける画像GC22の下部における、高さH36(=H32−H35)、幅W32の領域に文字情報T2が配置されるように行数を決定する。例えば、変更部133は、所定のフォントサイズにおいて、文字情報T2を表示可能な行数を決定する。
【0055】
ここで、表示領域AR32の幅W32は、表示領域AR31の幅W31よりも狭い。すなわち、同じフォントサイズで表示する場合、表示領域AR32において幅方向に配置可能な文字数は、表示領域AR31において幅方向に配置可能な文字数よりも少ない。一方、表示領域AR32(表示領域AR32a)における文字情報T2が配置される領域の高さH36は、表示領域AR31(表示領域AR31a)における文字情報T2が配置される領域の高さH34よりも高い。すなわち、同じフォントサイズで表示する場合、表示領域AR32(表示領域AR32a)における文字情報T2が配置される領域の高さ方向に配置可能な文字数(行数)は、表示領域AR31(表示領域AR31a)における文字情報T2が配置される領域の高さ方向に配置可能な文字数(行数)以上にすることができる。
図6に示す例においては、表示領域AR31(表示領域AR31a)における文字情報T2が配置される領域の高さ方向に配置可能な文字数(行数)は2行であるが、表示領域AR32(表示領域AR32a)における文字情報T2が配置される領域の高さ方向に配置可能な文字数(行数)は3行とすることができる。
図6に示す例においては、行数が3行に決定された文字情報TC22が画像GC22の下部に表示される。
図6に示す表示領域AR32bは、画像GC22及び文字情報TC22を配置した場合の表示領域AR32を示す。このように、変更部133は、表示領域AR32に適切に表示されるように広告コンテンツC2を変更する。
【0056】
ここで、高さH31、幅W31であり横ピクセル数が「1920」であり、縦ピクセル数が「1200」である表示領域AR31aについて説明する。この場合、表示領域AR31aは、高さ及び幅が表示領域AR31と等しく、横ピクセル数及び縦ピクセル数が表示領域AR31の2倍(つまり、画面解像度が表示領域AR31の2倍)であり、画像G2の横画素数「960」と異なる。そのため、変更部133は、画像G2の縮尺を表示領域AR31aの横ピクセル数に応じて変更する。例えば、変更部133は、表示領域AR31aの横ピクセル数「1920」と横画素数が等しくなるように画像G2の縮尺を変更する。具体的には、変更部133は、画像G2の縮尺を2(=1920/960)倍する。すなわち、変更部133は、端末装置10のサイズ、端末装置10のピクセル密度、画像の解像度(サイズ)、表示領域のサイズ、表示領域のピクセル数、デバイスピクセル比等に関わらず、端末装置10の画面のサイズに応じて画面のサイズを適切に変更することができる。つまり、変更部133は、種々の端末装置10に応じて適切に画像のサイズを変更することができる。なお、表示領域AR31と表示領域AR31aとは、高さ及び幅が等しいため画像G2は同様の大きさで表示される。また、変更部133は、文字情報の表示態様を変更する場合、行数に限らず、行間隔を変更してもよい。例えば、変更部133は、表示領域に収まるように文字情報の行間隔を狭くしてもよい。また、例えば、変更部133は、表示領域に収まるように文字情報のフォントサイズを小さくしてもよい。
【0057】
なお、
図6に示す例においては、画像G2のサイズを変更した後、文字情報T2の行数を変更したが、先に文字情報の行数を設定した後、画像のサイズを変更してもよい。例えば、変更部133は、端末装置10の画面に関する情報と、第2コンテンツに含まれる文字情報の行数であって所定の条件に基づいて設定される文字情報の行数と、に基づいて画像のサイズを変更してもよい。また、例えば、変更部133は、端末装置10の画面に関する情報に基づいて設定される文字情報の行数に基づいて、画像のサイズを変更する。例えば、変更部133は、予め規定される複数の行数のうち、1つの行数を選択してもよい。例えば、変更部133は、2行と3行との2つの行数が予め規定されている場合、1つの行数を選択する。この場合、変更部133は、選択した行数に基づいて文字情報の表示態様を変更し、表示態様を変更した文字情報と、端末装置10の画面に関する情報と、に基づいて画像のサイズを変更してもよい。例えば、変更部133は、端末装置10の画面に関する情報に基づいて、文字情報の行数を選択してもよい。
【0058】
(配信部134)
配信部134は、変更部133により変更処理がされた広告コンテンツを端末装置10へ配信する。例えば、
図1に示す例において、配信部134は、変更部133により変更処理がされた広告コンテンツAC11を端末装置10Aへ配信する。また、例えば、
図1に示す例において、配信部134は、変更部133により変更処理がされた広告コンテンツAC12を端末装置10Bへ配信する。すなわち、配信部134は、端末装置10の画面のサイズに応じて、変更部133によりサイズが変更された広告コンテンツを端末装置10へ配信する。
【0059】
〔3.端末装置の構成〕
次に、
図7を用いて、実施形態にかかる端末装置10について説明する。
図7は、実施形態にかかる端末装置の構成例を示す図である。
図7に示すように、端末装置10は、通信部11と、記憶部12と、入力部13と、出力部14と、制御部15とを有する。
【0060】
(通信部11)
通信部11は、例えば、通信回路等によって実現される。そして、通信部11は、図示しない所定の通信網を介して、配信装置100との間で情報の送受信を行う。
【0061】
(記憶部12)
記憶部12は、制御部15による各種処理に必要なデータ及びプログラムを格納する。また、記憶部12は、インストールされたアプリに関する情報など各種情報を格納する。なお、記憶部12とは、RAM、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリなどの半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスクなどの記憶装置である。
【0062】
(入力部13)
入力部13は、ユーザの操作が入力される。例えば、入力部13は、端末装置10がタッチパネルの機能を有する場合、端末装置10の表示画面を介してユーザから各種操作を受け付ける。また、入力部13は、音声認識の機能により端末装置10のマイクを介してユーザから各種操作を受け付けてもよい。
【0063】
(出力部14)
出力部14は、例えば液晶ディスプレイや有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイ等によって実現されるタブレット端末等の表示画面であり、各種情報を表示するための表示装置である。例えば、出力部14には、起動したアプリや、配信装置100から配信された広告コンテンツが表示される。すなわち、
図1に示す例において、端末装置10Aの出力部14には、画面DP11が対応し、端末装置10Bの出力部14には、画面DP21が対応する。
【0064】
(制御部15)
制御部15は、例えば、CPUやMPU等によって、アプリがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部15は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。制御部15は、要求部16と、受信部17と、表示部18とを有する。
【0065】
(要求部16)
要求部16は、アプリ中の表示領域に表示する広告コンテンツの取得を配信装置100に要求する。例えば、要求部16は、広告要求として端末装置10の画面に関する情報を配信装置100に送信する。また、要求部16は、広告要求を所定のタイミングで配信装置100に送信する。例えば、要求部16は、広告コンテンツを表示する表示領域を含むアプリが起動された場合、広告要求を配信装置100に送信する。また、例えば、要求部16は、起動されたアプリにおいて、広告コンテンツを表示する表示領域を含む画面に遷移した場合、広告要求を配信装置100に送信する。
【0066】
(受信部17)
受信部17は、通信部11を介して配信装置100から配信された広告コンテンツを受信する。具体的には、受信部17は、配信装置100からサイズが変更された広告コンテンツを受信する。なお、受信部17は、配信装置100から受信した広告コンテンツを記憶部12へ格納してもよい。すなわち、端末装置10は、予め広告コンテンツを取得し、端末装置10の画面(出力部14)に表示領域が表示された際に、予め取得した広告コンテンツをアプリ中の表示領域に表示してもよい。
【0067】
(表示部18)
表示部18は、受信部17により受信した広告コンテンツを出力部14に表示する。例えば、表示部18は、受信部17により受信した広告コンテンツを端末装置10の画面(出力部14)に表示されたアプリ中の表示領域に表示する。具体的には、
図1に示す例において、端末装置10Aは、広告コンテンツAC11を画面DP11に表示されたアプリAP11中の表示領域AR11に表示する。
【0068】
〔4.配信処理手順〕
次に、
図8及び
図9を用いて、実施形態に係る配信システム1による配信処理の手順について説明する。
図8は、実施形態に係る配信処理手順を示すシーケンス図である。また、
図9は、実施形態に係る変更処理を示すフローチャートである。
【0069】
図8に示すように、端末装置10Aは、配信装置100へ広告コンテンツの取得を要求する広告要求を送信する(ステップS101)。例えば、
図1に示す例において、表示アプリ(アプリAP11)が起動された端末装置10Aは、配信装置100へ広告コンテンツの取得を要求する広告要求として、端末装置10Aの画面DP11に関する情報を送信する。
【0070】
端末装置10Aから広告要求を取得した配信装置100は、端末装置10Aの画面DP11に関する情報に基づいて、広告コンテンツの変更処理を行う(ステップS102)。
【0071】
ここで、
図9を用いて、端末装置10が行う変更処理について説明する。まず、配信装置100は、変更処理において、端末装置10Aに配信する広告コンテンツを抽出する(ステップS201)。その後、配信装置100は、表示サイズを取得する(ステップS202)。例えば、配信装置100は、端末装置10から取得した画面に関する情報に基づいて、広告コンテンツの表示サイズを取得する。また、例えば、配信装置100は、端末装置10Aから取得した画面DP11に関する情報に基づいて、アプリAP11中の表示領域AR11のサイズを取得する。そして、配信装置100は、抽出した広告コンテンツに含まれる画像サイズを変更する(ステップS203)。例えば、配信装置100は、抽出した広告コンテンツに含まれる画像を端末装置10の画面に表示されるアプリ中の表示領域に表示されるように変更する。また、例えば、配信装置100は、抽出した広告コンテンツに含まれる画像を端末装置10Aの画面DP11に表示されるアプリAP11中の表示領域AR11に表示されるように変更する。その後、配信装置100は、テキストの行数を決定する(ステップS204)。例えば、配信装置100は、抽出した広告コンテンツに含まれる文字情報について、表示領域とサイズが変更された画像とに基づいて行数を決定する。また、例えば、配信装置100は、抽出した広告コンテンツに含まれる文字情報TC11を表示領域AR11内において画像GC11の下部に表示されるように行数を決定する。なお、変更処理には、広告コンテンツの抽出は含まれなくてもよい。この場合、例えば、配信装置100は、予め広告コンテンツに対して変更処理を行ってもよい。
【0072】
その後、配信装置100は、ステップS102において変更処理された広告コンテンツを端末装置10Aへ配信する(ステップS103)。例えば、配信装置100は、ステップS102において変更処理された画像GC11及び文字情報TC11を含む広告コンテンツAC11を端末装置10Aへ配信する。
【0073】
配信装置100から広告コンテンツが配信された端末装置10Aは、配信された広告コンテンツを表示領域に表示する(ステップS104)。例えば、配信装置100から広告コンテンツAC11が配信された端末装置10Aは、広告コンテンツAC11を表示領域AR11に表示する。
【0074】
また、
図8に示すように、端末装置10Bは、配信装置100へ広告コンテンツの取得を要求する広告要求を送信する(ステップS105)。例えば、
図1に示す例において、表示アプリ(アプリAP12)が起動された端末装置10Bは、配信装置100へ広告コンテンツの取得を要求する広告要求として、端末装置10Bの画面DP21に関する情報を送信する。
【0075】
端末装置10Bから広告要求を取得した配信装置100は、端末装置10Bの画面DP21に関する情報に基づいて、広告コンテンツの変更処理を行う(ステップS106)。配信装置100は、
図9に示すように、変更処理において、端末装置10Bに配信する広告コンテンツを抽出する(ステップS201)。その後、配信装置100は、表示サイズを取得する(ステップS202)。例えば、配信装置100は、端末装置10Bから取得した画面DP21に関する情報に基づいて、アプリAP12中の表示領域AR12のサイズを取得する。そして、配信装置100は、抽出した広告コンテンツに含まれる画像サイズを変更する(ステップS203)。また、例えば、配信装置100は、抽出した広告コンテンツに含まれる画像を端末装置10Bの画面DP21に表示されるアプリAP12中の表示領域AR12に表示されるように変更する。その後、配信装置100は、テキストの行数を決定する(ステップS204)。例えば、配信装置100は、抽出した広告コンテンツに含まれる文字情報TC12を表示領域AR12内において画像GC12の下部に表示されるように行数を決定する。
【0076】
その後、配信装置100は、ステップS106において変更処理された広告コンテンツを端末装置10Bへ配信する(ステップS107)。例えば、配信装置100は、ステップS106において変更処理された画像GC12及び文字情報TC12を含む広告コンテンツAC12を端末装置10Bへ配信する。
【0077】
配信装置100から広告コンテンツが配信された端末装置10Bは、配信された広告コンテンツを表示領域に表示する(ステップS108)。例えば、配信装置100から広告コンテンツAC12が配信された端末装置10Bは、広告コンテンツAC12を表示領域AR12に表示する。
【0078】
〔5.変形例〕
上述した実施形態に係る配信システム1は、上記実施形態以外にも様々な異なる形態にて実施されてよい。そこで、以下では、上記の配信システム1の他の実施形態について説明する。
【0079】
〔5−1.端末装置における変更処理〕
実施形態においては、配信装置100が第2コンテンツに対して変更処理を行い、サイズが変更された第2コンテンツを端末装置10へ配信する。しかしながら、変形例においては、第2コンテンツを受信した端末装置が第2コンテンツに対して変更処理を行う点において、実施形態にかかる配信システム1と相違する。この点について、
図10〜
図12を用いて説明する。なお、実施形態と同様の内容については、説明を適宜省略する。また、変形例における変更処理には、広告コンテンツの抽出は含まれない。
【0080】
〔5−1−1.配信処理〕
まず、
図10を用いて、変形例に係る配信処理の一例について説明する。
図10に示すように、配信システム2は、端末装置20A,20Bと、広告配信装置200とが含まれる。端末装置20A,20Bと、配信装置200とは図示しない所定のネットワークを介して、有線または無線により通信可能に接続される。以下では、端末装置20A,20Bについて、特に区別なく説明する場合には、端末装置20と記載する。なお、
図10に示した配信システム2には、複数台の端末装置20や、複数台の広告配信装置200が含まれてもよい。
図10においては、端末装置20の画面に表示されたアプリ中の表示領域に広告コンテンツを表示する場合を例に説明する。また、
図10では、第1コンテンツであるアプリAP111,AP112、及びアプリAP111,AP112中の表示領域AR111,AR112に、サイズが変更された第2コンテンツである広告コンテンツAC111,AC112が端末装置20A,20Bに表示される例を示す。
図10に示す例において、広告コンテンツAC111,AC112は、
図3中の広告コンテンツC1に対応する。また、
図10に示す例において、画像GC111,GC112は、
図4中の画像G1に対応する。また、
図10に示す例において、文字情報TC111,TC112は、
図5中の文字情報T1に対応する。すなわち、
図10中の広告コンテンツAC111,AC112は、広告コンテンツC1に含まれる画像G1と、文字情報T1とが変更処理された広告コンテンツである。
【0081】
端末装置20は、第2コンテンツのサイズを変更する変更処理を行う点において、端末装置10と相違する。端末装置20は、画面に関する情報に基づいて広告コンテンツのサイズを変更し、アプリ中の表示領域に表示するが、詳細は後述する。
【0082】
端末装置20Aは、高さ(縦幅)がH111であり、幅(横幅)がW111である画面DP111を有する。
図10においては、端末装置20Aの画面DP111にアプリAP111が表示された場合を示す。以下では、アプリAP111が、端末装置20Aの画面DP111全体に表示される場合を例に説明する。
図10に示す例においては、アプリAP111の高さを高さH111とし、アプリAP111の幅を幅W111として説明する。なお、画面DP111の上部や下部にアプリAP111以外の情報が表示される場合、アプリAP111の高さは変動する。また、画面DP111の左右両端部に所定の余白を設ける場合、アプリAP111の幅は変動する。
【0083】
また、端末装置20Bは、高さがH121であり、幅がW121である画面DP121を有する。ここで、
図10に示す例において、端末装置20Bの画面DP121は、端末装置20Aの画面DP111よりもサイズが小さい。具体的には、画面DP121の高さH121は、画面DP111の高さH111よりも低く、画面DP121の幅W121は、画面DP111の幅W111よりも狭い。また、
図10においては、端末装置20Bの画面DP121にアプリAP112が表示された場合を示す。以下では、アプリAP112が、端末装置20Bの画面DP121全体に表示される場合を例に説明する。
図10に示す例においては、アプリAP112の高さを高さH121とし、アプリAP112の幅を幅W121として説明する。なお、画面DP121の上部や下部にアプリAP112以外の情報が表示される場合、アプリAP112の高さは変動する。
【0084】
図10に示す例においては、表示される情報量が異なるためアプリAP111,AP112と異なる符号を付するが、端末装置20Aの画面DP111に表示されるアプリAP111と端末装置20Bの画面DP121に表示されるアプリAP112は、同一のアプリ(表示アプリ)である。
図10に示す例において、端末装置20Aの画面DP111には、端末装置20Bの画面DP121に表示されていない「CCCC舞台…」と記載されたコンテンツ情報AI11が表示されるため、端末装置20Aの画面DP111に表示される情報量の方が多くなる。なお、端末装置20Bの画面DP121に表示されたアプリAP112においても、表示位置を下へ移動させることによりコンテンツ情報AI11が表示される。
【0085】
端末装置20Aの画面DP111に表示されるアプリAP111には、広告コンテンツを表示する表示領域AR111が含まれる。ここで、端末装置20Aの画面DP111に表示されるアプリAP111中の表示領域AR111は、高さがH112であり、幅がW111である。つまり、表示領域AR111の高さH112はアプリAP111の高さH111より低く、表示領域AR111の幅はアプリAP111の幅W111と同じである。このように、端末装置20Aの画面DP111に表示されるアプリAP111には、端末装置20Aの画面DP111におけるアプリAP111の横方向に表示できる幅と同じ幅W111を有する表示領域AR111が含まれる。
【0086】
また、端末装置20Bの画面DP121に表示されるアプリAP112には、広告コンテンツを表示する表示領域AR112が含まれる。ここで、端末装置20Bの画面DP121に表示されるアプリAP112中の表示領域AR112は、高さがH122であり、幅がW121である。つまり、表示領域AR112の高さH122はアプリAP112の高さH121より低く、表示領域AR112の幅はアプリAP112の幅W121と同じである。このように、端末装置20Bの画面DP121に表示されるアプリAP112には、端末装置20Bの画面DP121におけるアプリAP112の横方向に表示できる幅と同じ幅W121を有する表示領域AR112が含まれる。
【0087】
ここで、端末装置20Bの画面DP121に表示されるアプリAP112中の表示領域AR112の高さH122は、端末装置20Aの画面DP111に表示されるアプリAP111中の表示領域AR111の高さH112と等しい。また、アプリAP112中の表示領域AR112の幅W121は、アプリAP111中の表示領域AR111の幅W111よりも狭い。すなわち、アプリAP111,AP112中の表示領域AR111,AR112は、画面DP111,DP121のサイズに応じてサイズが変動する。具体的には、アプリAP111,AP112中の表示領域AR111,AR112は、画面DP111,DP121のサイズに応じて、幅W111,W121が変動することにより、アスペクト比(縦横比)が変動する。
【0088】
広告配信装置200は、広告コンテンツを配信する情報処理装置である。例えば、広告配信装置200は、端末装置20A,20Bからの広告要求に応じて広告コンテンツを抽出し、抽出したコンテンツを端末装置20A,20Bに配信する。
【0089】
図10に示すように、表示アプリ(アプリAP111)が起動された端末装置20Aは、広告配信装置200へ広告コンテンツの取得を要求する広告要求を送信する(ステップS111)。
【0090】
端末装置20Aから広告要求を取得した広告配信装置200は、広告コンテンツを抽出し、抽出した広告コンテンツを端末装置20Aへ配信する(ステップS112)。例えば、広告配信装置200は、端末装置20Aを所有するユーザのユーザ情報に基づいて広告コンテンツを抽出し、抽出した広告コンテンツを端末装置20Aへ配信する。
【0091】
広告配信装置200から広告コンテンツの配信を受け付けた端末装置20Aは、端末装置20Aの画面DP111に関する情報に基づいて、広告コンテンツの変更処理を行う(ステップS113)。端末装置20Aは、変更処理において、受信した広告コンテンツを画面DP111に表示されるアプリAP111中の表示領域AR111に表示されるように変更する。
【0092】
例えば、端末装置20Aは、受信した広告コンテンツに含まれる画像を表示領域AR111の幅W111と略同一となるように拡縮する。
図10に示す例においては、表示領域AR111の幅方向の両端に所定幅のマージンができるようにサイズが変更された画像GC111を示すが、広告コンテンツに含まれる画像は、表示領域AR111の幅W111と同一になるように拡縮されてもよい。端末装置20Aは、抽出した広告コンテンツに含まれる文字情報TC111を表示領域AR111内において画像GC111の下部に表示されるように行数を決定する。
図10に示す例においては、受信した広告コンテンツに含まれる文字情報TC111の行数を2行に決定する。
【0093】
その後、端末装置20Aは、変更処理によりサイズが変更された広告コンテンツAC111を表示領域AR111に表示する(ステップS114)。これにより、端末装置20Aの画面DP111中の表示領域AR111には、画面DP111の幅方向に合わせてサイズが拡縮された画像GC111と、表示領域AR111のサイズ及び画像GC111のサイズ(高さ)に応じて行数等の表示態様が決定された文字情報TC111とを含む広告コンテンツAC111が表示される。
【0094】
また、
図10に示すように、表示アプリ(アプリAP112)が起動された端末装置20Bは、広告配信装置200へ広告コンテンツの取得を要求する広告要求を送信する(ステップS121)。
【0095】
端末装置20Bから広告要求を取得した広告配信装置200は、広告コンテンツを抽出し、抽出した広告コンテンツを端末装置20Bへ配信する(ステップS122)。例えば、広告配信装置200は、端末装置20Bを所有するユーザのユーザ情報に基づいて広告コンテンツを抽出し、抽出した広告コンテンツを端末装置20Bへ配信する。
【0096】
広告配信装置200から広告コンテンツの配信を受け付けた端末装置20Bは、端末装置20Bの画面DP121に関する情報に基づいて、広告コンテンツの変更処理を行う(ステップS123)。端末装置20Bは、変更処理において、受信した広告コンテンツを画面DP121に表示されるアプリAP112中の表示領域AR112に表示されるように変更する。
【0097】
例えば、端末装置20Bは、受信した広告コンテンツに含まれる画像を表示領域AR112の幅W121と略同一となるように拡縮する。
図10に示す例においては、表示領域AR112の幅方向の両端に所定幅のマージンができるようにサイズが変更された画像GC112を示すが、広告コンテンツに含まれる画像は、表示領域AR112の幅W121と同一になるように拡縮されてもよい。端末装置20Bは、受信した広告コンテンツに含まれる文字情報TC112を表示領域AR112内において画像GC112の下部に表示されるように行数を決定する。
図10に示す例においては、抽出した広告コンテンツに含まれる文字情報TC112の行数を3行に決定する。
【0098】
なお、
図10に示す例においては、表示されるサイズが異なるため画像GC111,GC112と異なる符号を付するが、端末装置20Aの画面DP111に表示される画像GC111と端末装置20Bの画面DP121に表示される画像GC112は、同一の内容を示す画像(表示画像)である。また、表示される行数等の表示態様が異なるため文字情報TC111,TC112と異なる符号を付するが、端末装置20Aの画面DP111に表示される文字情報TC111と端末装置20Bの画面DP121に表示される文字情報TC112は、同一の内容を示す文字情報(表示文字情報)である。
【0099】
その後、端末装置20Bは、変更処理によりサイズが変更された広告コンテンツAC112を表示領域AR112に表示する(ステップS124)。これにより、端末装置20Bの画面DP121中の表示領域AR112には、画面DP121の幅方向に合わせてサイズが拡縮された画像GC112と、表示領域AR112のサイズ及び画像GC112のサイズ(高さ)に応じて行数等の表示態様が決定された文字情報TC112とを含む広告コンテンツAC112が表示される。
【0100】
これにより、実施形態に係る端末装置20は、端末装置20の画面のサイズに応じて、適切にサイズが変更された第2コンテンツ(広告コンテンツ)を表示することができる。
図10に示す例においては、端末装置20は、表示領域の横幅に基づいて設定される横幅の最大値に第2コンテンツのサイズを変更して表示することができる。したがって、
図10に示す例においては、端末装置20は、第2コンテンツの表示態様を崩すことなく、想定されない余白を幅方向に発生させずに第2コンテンツを表示させることができる。つまり、ユーザは、自身の有する端末装置20に最適化された第2コンテンツを閲覧することができる。すなわち、端末装置20は、画面サイズが異なる端末装置20において異なる表示態様で表示される第1コンテンツ中に違和感なく第2コンテンツを表示することができるため、ユーザの満足度を高めることができる。また、各端末装置20は、同じサイズの第2コンテンツ(広告コンテンツ)を受信し、画面のサイズに応じて第2コンテンツのサイズを変更して表示する。これにより、広告配信装置200は、端末装置20の画面のサイズに応じてサイズの異なる複数の第2コンテンツを用いることなく、適切なサイズの第2コンテンツを端末装置20へ配信することができる。すなわち、配信システム2は、各画面サイズに対応した第2コンテンツを用いることによるデータ量の増大を抑制しつつ、ユーザの満足度を高めることができる。
【0101】
また、実施形態に係る端末装置20は、画面のサイズに応じて、適切にサイズを変更した広告コンテンツを表示する。これにより、端末装置20は、画面のサイズに応じてサイズが変動する表示領域に対して、適切にサイズを変更した広告コンテンツを表示することができる。つまり、ユーザは、自身の有する端末装置20に最適化された表示態様において広告コンテンツを閲覧することができる。すなわち、端末装置20は、よりユーザの関心を引きやすい表示態様において広告コンテンツを表示することができるため、広告効果を高めることができる。また、第1コンテンツがアプリである場合、第2コンテンツである広告コンテンツを表示する表示領域の高さが固定されることが多い。このような場合であっても、端末装置20は、画面のサイズに応じてサイズが変動する表示領域に対して、適切にサイズを変更した広告コンテンツを表示することができる。
【0102】
〔5−1−2.端末装置の構成〕
次に、
図11を用いて、変形例に係る端末装置20の構成について説明する。
図11は、変形例に係る端末装置の一例を示す図である。なお、端末装置20において、実施形態に係る端末装置10と同様の構成は、同一の符号を付して説明を省略する。
図11に示すように、端末装置20は、制御部15に変更部19を有する点において端末装置10と相違する。
【0103】
(変更部19)
変更部19は、端末装置20の画面のサイズに応じて画面に表示される情報量が変動する表示アプリ中の表示領域であって、画面のサイズに応じてサイズが変動する表示領域に表示される広告コンテンツのサイズを、画面に関する情報に基づいて変更する。具体的には、変更部19は、受信部17により受信した広告コンテンツを端末装置20の画面のサイズに応じて変更する。例えば、変更部19は、端末装置20の画面のサイズに応じて、受信部17により受信した広告コンテンツに含まれる画像のサイズを変更する。また、例えば、変更部19は、端末装置20の画面のサイズと変更された画像のサイズに応じて、受信部17により受信した広告コンテンツに含まれる文字情報の行数等の表示態様を変更する。なお、変更部19が行う変更処理は、
図6に示す配信装置100の変更部133が行う変更処理と同様である。
【0104】
また、変形例に係る受信部17は、通信部11を介して広告配信装置200から広告コンテンツを受信する。具体的には、受信部17は、変更処理前の広告コンテンツを広告配信装置200から受信する。また、変形例に係る表示部18は、変更部19によってサイズが変更された広告コンテンツを画面中の表示領域に表示する。例えば、表示部18は、変更部19によってサイズが変更された広告コンテンツを端末装置20の画面(出力部14)に表示されたアプリ中の表示領域に表示する。具体的には、
図10に示す例において、端末装置20Aは、広告コンテンツAC111を画面DP111に表示されたアプリAP111中の表示領域AR111に表示する。
【0105】
〔5−1−3.配信処理手順〕
次に、
図12及び
図13を用いて、変形例に係る配信システム2による配信処理の手順について説明する。
図12は、変形例に係る配信処理手順を示すシーケンス図である。また、
図13は、変形例に係る変更処理を示すフローチャートである。
【0106】
図12に示すように、端末装置20Aは、広告配信装置200へ広告コンテンツの取得を要求する広告要求を送信する(ステップS301)。
【0107】
端末装置20Aから広告要求を取得した広告配信装置200は、端末装置20Aに配信する広告コンテンツを抽出する(ステップS302)。その後、広告配信装置200は、ステップS302において抽出した広告コンテンツを端末装置20Aへ配信する(ステップS303)。例えば、広告配信装置200は、画像G1及び文字情報T1を含む広告コンテンツC1を端末装置20Aへ配信する。
【0108】
広告配信装置200から広告コンテンツを受信した端末装置20Aは、画面に関する情報に基づいて、広告コンテンツの変更処理を行う(ステップS304)。
【0109】
ここで、
図13を用いて、端末装置20が行う変更処理について説明する。まず、広告コンテンツを受信した端末装置20は、表示サイズを取得する(ステップS401)。例えば、端末装置20は、画面に関する情報に基づいて、広告コンテンツの表示サイズを取得する。具体的には、端末装置20Aは、画面DP111に関する情報に基づいて、アプリAP111中の表示領域AR111のサイズを取得する。そして、端末装置20は、受信した広告コンテンツに含まれる画像サイズを変更する(ステップS402)。例えば、端末装置20は、受信した広告コンテンツに含まれる画像を画面に表示されるアプリ中の表示領域に表示されるように変更する。具体的には、端末装置20Aは、受信した広告コンテンツに含まれる画像を画面DP111に表示されるアプリAP111中の表示領域AR111に表示されるように変更する。その後、端末装置20Aは、テキストの行数を決定する(ステップS403)。例えば、端末装置20Aは、受信した広告コンテンツに含まれる文字情報について、表示領域とサイズが変更された画像とに基づいて行数を決定する。具体的には、端末装置20Aは、抽出した広告コンテンツに含まれる文字情報TC111を表示領域AR111内において画像GC111の下部に表示されるように行数を決定する。
【0110】
その後、端末装置20Aは、変更処理を行った広告コンテンツを表示領域に表示する(ステップS305)。例えば、端末装置20Aは、受信した広告コンテンツC1に対する変更処理後の広告コンテンツAC111を表示領域AR111に表示する。
【0111】
また、
図12に示すように、端末装置20Bは、広告配信装置200へ広告コンテンツの取得を要求する広告要求を送信する(ステップS306)。
【0112】
端末装置20Bから広告要求を取得した広告配信装置200は、端末装置20Bに配信する広告コンテンツを抽出する(ステップS307)。その後、広告配信装置200は、ステップS307において抽出した広告コンテンツを端末装置20Bへ配信する(ステップS308)。例えば、広告配信装置200は、画像G1及び文字情報T1を含む広告コンテンツC1を端末装置20Bへ配信する。
【0113】
広告配信装置200から広告コンテンツを受信した端末装置20Bは、画面に関する情報に基づいて、広告コンテンツの変更処理を行う(ステップS309)。端末装置20Bは、
図13に示すように、変更処理において、表示サイズを取得する(ステップS401)。例えば、端末装置20Bは、画面DP121に関する情報に基づいて、アプリAP112中の表示領域AR112のサイズを取得する。そして、端末装置20Bは、受信した広告コンテンツに含まれる画像サイズを変更する(ステップS402)。また、例えば、端末装置20Bは、受信した広告コンテンツに含まれる画像を画面DP121に表示されるアプリAP112中の表示領域AR112に表示されるように変更する。その後、端末装置20Bは、テキストの行数を決定する(ステップS403)。例えば、端末装置20Bは、受信した広告コンテンツに含まれる文字情報TC112を表示領域AR112内において画像GC112の下部に表示されるように行数を決定する。
【0114】
その後、端末装置20Bは、変更処理を行った広告コンテンツを表示領域に表示する(ステップS310)。例えば、端末装置20Bは、受信した広告コンテンツC1に対する変更処理後の広告コンテンツAC112を表示領域AR112に表示する。
【0115】
〔5−2.広告コンテンツ〕
上記実施形態においては、画像と文字情報とを含む広告コンテンツを例に説明したが、広告コンテンツは画像のみを含んでもよい。また、広告コンテンツは、複数の画像情報の組合せでもよい。また、広告コンテンツは、複数の画像情報と複数の文字情報との組合せであってもよい。
【0116】
〔5−3.第2コンテンツ〕
上記実施形態においては、第2コンテンツとして広告コンテンツを配信する例を示したが、第2コンテンツは広告コンテンツに限らず、第1コンテンツ中の表示領域にサイズを変更して表示されるコンテンツであれば、どのようなコンテンツであってもよい。例えば、配信装置100は、ニュースアプリやキュレーションアプリ中の所定の表示領域に表示される第2コンテンツのサイズを変更して端末装置10へ配信してもよい。また、配信装置100は、第1コンテンツを配信してもよい。
【0117】
〔6.効果〕
上述してきたように、実施形態に係る配信装置100は、受付部131と、変更部133と、配信部134とを有する。受付部131は、端末装置10A,10Bが有する画面DP11,DP21に関する情報を受け付ける。画面DP11,DP21のサイズに応じて画面DP11,DP21に表示される情報量が変動する第1コンテンツ(実施形態においては、アプリAP11,AP12。以下同じ)中の表示領域AR11,AR12であって、画面DP11,DP21のサイズに応じてサイズが変動する表示領域AR11,AR12に表示される第2コンテンツ(実施形態においては、広告コンテンツ。以下同じ)のサイズを、受付部131により受け付けられた端末装置10A,10Bの画面DP11,DP21に関する情報に基づいて変更する。配信部134は、変更部133によりサイズが変更された第2コンテンツ(実施形態においては、広告コンテンツAC11,AC12。以下同じ)を端末装置10A,10Bへ配信する。
【0118】
これにより、実施形態に係る配信装置100は、端末装置10の画面のサイズに応じて、適切にサイズが変更された第2コンテンツを端末装置10へ配信する。これにより、配信装置100は、端末装置10が有する画面のサイズに応じてサイズが変動する表示領域に対して、適切にサイズが変更された第2コンテンツを配信することができる。つまり、ユーザは、自身の有する端末装置10に最適化された第2コンテンツの配信を受けることができる。すなわち、配信装置100は、画面サイズが異なる端末装置10において異なる表示態様で表示される第1コンテンツ中に違和感なく表示される第2コンテンツを配信することができるため、ユーザの満足度を高めることができる。
【0119】
また、実施形態に係る配信装置100において、変更部133は、画面DP11,DP21のサイズに応じて縦横比が変動する表示領域AR11,AR12に表示される第2コンテンツのサイズを、受付部131により受け付けられた端末装置10A,10Bの画面DP11,DP21に関する情報に基づいて変更する。
【0120】
これにより、実施形態に係る配信装置100は、端末装置10の画面のサイズに応じて表示領域のアスペクト比(縦横比)が変動する場合であっても、適切にサイズが変更された第2コンテンツを端末装置10へ配信することができる。
【0121】
また、実施形態に係る配信装置100において、変更部133は、画面DP11,DP21のサイズに応じて横幅が変動することにより縦横比が変動する表示領域AR11,AR12に表示される第2コンテンツのサイズを、受付部131により受け付けられた端末装置10A,10Bの画面DP11,DP21に関する情報に基づいて変更する。
【0122】
これにより、実施形態に係る配信装置100は、端末装置10の画面のサイズに応じて表示領域の横幅が変動することにより、表示領域のアスペクト比(縦横比)が変動する場合であっても、適切にサイズが変更された第2コンテンツを端末装置10へ配信することができる。
【0123】
また、実施形態に係る配信装置100において、変更部133は、受付部131により受け付けられた端末装置10A,10Bの画面DP11,DP21に関する情報に基づいて、第2コンテンツに含まれる画像のサイズを変更する。また、配信部134は、変更部133によりサイズが変更された画像GC11,GC12を含む第2コンテンツを端末装置10A,10Bへ配信する。
【0124】
これにより、実施形態に係る配信装置100は、端末装置10の画面のサイズに応じて、適切にサイズが変更された画像を含む第2コンテンツを端末装置10へ配信する。これにより、配信装置100は、端末装置10が有する画面のサイズに応じてサイズが変動する表示領域に対して、適切にサイズが変更された画像を含む第2コンテンツを配信することができる。つまり、ユーザは、自身の有する端末装置10に最適化された画像を含む第2コンテンツの配信を受けることができる。すなわち、配信装置100は、画面サイズが異なる端末装置10において異なる表示態様で表示される第1コンテンツ中に違和感なく表示される第2コンテンツを配信することができるため、ユーザの満足度を高めることができる。
【0125】
また、実施形態に係る配信装置100において、変更部133は、受付部131により受け付けられた端末装置10A,10Bの画面DP11,DP21に関する情報に基づく画像GC11,GC12のサイズの変更に応じて、第2コンテンツに含まれる文字情報の表示態様を変更する。また、配信部134は、変更部133によりサイズが変更された画像GC11,GC12と表示態様が変更された文字情報TC11,TC12とを含む第2コンテンツを端末装置10A,10Bへ配信する。
【0126】
これにより、実施形態に係る配信装置100は、端末装置10の画面のサイズに応じて、適切にサイズが変更された画像及び表示態様が変更された文字情報を含む第2コンテンツを端末装置10へ配信する。これにより、配信装置100は、端末装置10が有する画面のサイズに応じてサイズが変動する表示領域に対して、適切にサイズが変更された画像及び表示態様が変更された文字情報を含む第2コンテンツを配信することができる。つまり、ユーザは、自身の有する端末装置10に最適化された画像及び表示態様が変更された文字情報を含む第2コンテンツの配信を受けることができる。すなわち、配信装置100は、画面サイズが異なる端末装置10において異なる表示態様で表示される第1コンテンツ中に違和感なく表示される第2コンテンツを配信することができるため、ユーザの満足度を高めることができる。
【0127】
また、実施形態に係る配信装置100において、変更部133は、受付部131により受け付けられた端末装置10A,10Bの画面DP11,DP21に関する情報に基づく画像GC11,GC12のサイズの変更に応じて、文字情報の行数を変更する。また、配信部134は、変更部133によりサイズが変更された画像GC11,GC12と行数が変更された文字情報TC11,TC12とを含む第2コンテンツを端末装置10A,10Bへ配信する。
【0128】
これにより、実施形態に係る配信装置100は、端末装置10の画面のサイズに応じて、適切にサイズが変更された画像及び行数が変更された文字情報を含む第2コンテンツを端末装置10へ配信する。これにより、配信装置100は、端末装置10が有する画面のサイズに応じてサイズが変動する表示領域に対して、適切にサイズが変更された画像及び行数が変更された文字情報を含む第2コンテンツを配信することができる。つまり、ユーザは、自身の有する端末装置10に最適化された画像及び行数が変更された文字情報を含む第2コンテンツの配信を受けることができる。すなわち、配信装置100は、画面サイズが異なる端末装置10において異なる表示態様で表示される第1コンテンツ中に違和感なく表示される第2コンテンツを配信することができるため、ユーザの満足度を高めることができる。
【0129】
また、実施形態に係る配信装置100において、変更部133は、受付部131により受け付けられた端末装置10A,10Bの画面DP11,DP21に関する情報に基づく画像GC11,GC12のサイズの変更に応じて、文字情報の行間幅を変更する。また、配信部134は、変更部133によりサイズが変更された画像GC11,GC12と行間幅が変更された文字情報TC11,TC12とを含む第2コンテンツを端末装置10A,10Bへ配信する。
【0130】
これにより、実施形態に係る配信装置100は、端末装置10の画面のサイズに応じて、適切にサイズが変更された画像及び行間隔が変更された文字情報を含む第2コンテンツを端末装置10へ配信する。これにより、配信装置100は、端末装置10が有する画面のサイズに応じてサイズが変動する表示領域に対して、適切にサイズが変更された画像及び行間隔が変更された文字情報を含む第2コンテンツを配信することができる。つまり、ユーザは、自身の有する端末装置10に最適化された画像及び行間隔が変更された文字情報を含む第2コンテンツの配信を受けることができる。すなわち、配信装置100は、画面サイズが異なる端末装置10において異なる表示態様で表示される第1コンテンツ中に違和感なく表示される第2コンテンツを配信することができるため、ユーザの満足度を高めることができる。
【0131】
また、実施形態に係る配信装置100において、変更部133は、端末装置10A,10Bの画面DP11,DP21に関する情報と、第2コンテンツに含まれる文字情報の行数であって所定の条件に基づいて設定される文字情報の行数と、に基づいて画像のサイズを変更する。また、配信部134は、変更部133によりサイズが変更された画像と行数が設定された文字情報とを含む第2コンテンツを端末装置10A,10Bへ配信する。
【0132】
これにより、実施形態に係る配信装置100は、行数が設定された文字情報、及び端末装置10の画面のサイズと文字情報の行数に基づき適切にサイズが変更された画像を含む第2コンテンツを端末装置10へ配信する。これにより、配信装置100は、端末装置10が有する画面のサイズに応じてサイズが変動する表示領域に対して、適切にサイズが変更された画像及び行数が設定された文字情報を含む第2コンテンツを配信することができる。
【0133】
また、実施形態に係る配信装置100において、変更部133は、端末装置10A,10Bの画面DP11,DP21に関する情報に基づいて設定される文字情報の行数に基づいて、画像のサイズを変更する。
【0134】
これにより、実施形態に係る配信装置100は、端末装置10が有する画面のサイズに行数が設定された文字情報、及び端末装置10の画面のサイズと文字情報の行数に基づき適切にサイズが変更された画像を含む第2コンテンツを端末装置10へ配信する。これにより、配信装置100は、端末装置10が有する画面のサイズに応じてサイズが変動する表示領域に対して、適切にサイズが変更された画像及び行数が設定された文字情報を含む第2コンテンツを配信することができる。
【0135】
実施形態に係る配信装置100において、変更部133は、表示領域AR11,AR12に表示される第2コンテンツである広告コンテンツのサイズを、受付部131により受け付けられた端末装置10A,10Bの画面DP11,DP21に関する情報に基づいて変更する。また、配信部134は、変更部133によりサイズが変更された広告コンテンツAC11,AC12を端末装置10A,10Bへ配信する。
【0136】
これにより、実施形態に係る配信装置100は、端末装置10の画面のサイズに応じて、適切にサイズが変更された広告コンテンツを端末装置10へ配信する。これにより、配信装置100は、端末装置10が有する画面のサイズに応じてサイズが変動する表示領域に対して、適切にサイズが変更された広告コンテンツを配信することができる。つまり、ユーザは、自身の有する端末装置10に最適化された広告コンテンツの配信を受けることができる。すなわち、配信装置100は、よりユーザの関心を引きやすい表示態様において広告コンテンツを配信することができるため、広告効果を高めることができる。
【0137】
実施形態に係る端末装置10A,10Bは、受信部17と、表示部18とを有する。受信部17は、画面DP11,DP21のサイズに応じて画面DP11,DP21に表示される情報量が変動する第1コンテンツ中の表示領域AR11,AR12であって、画面DP11,DP21のサイズに応じてサイズが変動する表示領域AR11,AR12に、表示されるコンテンツであって、画面DP11,DP21に関する情報に基づいてサイズが変更されたコンテンツである第2コンテンツを受信する。表示部18は、受信部17によって受信された第2コンテンツを画面DP11,DP21に表示する。
【0138】
これにより、実施形態に係る端末装置10は、画面のサイズに応じて、適切にサイズが変更された第2コンテンツの配信を受けることができる。これにより、端末装置10は、画面のサイズに応じてサイズが変動する表示領域に対して、適切にサイズが変更された第2コンテンツの配信を受けることができる。つまり、ユーザは、自身の有する端末装置10に最適化された第2コンテンツの配信を受けることができる。すなわち、端末装置10は、画面サイズが異なる端末装置10において異なる表示態様で表示される第1コンテンツ中に違和感なく表示される第2コンテンツの配信を受けることができるため、端末装置10を有するユーザの満足度を高めることができる。
【0139】
変形例に係る端末装置20は、変更部19と、表示部18とを有する。変更部19は、端末装置20の画面のサイズに応じて画面に表示される情報量が変動する第1コンテンツ中の表示領域であって、画面のサイズに応じてサイズが変動する表示領域に表示される第2コンテンツのサイズを、画面に関する情報に基づいて変更する。表示部18は、変更部19によってサイズが変更された第2コンテンツを画面中の表示領域に表示する。
【0140】
これにより、変形例に係る端末装置20は、端末装置20の画面のサイズに応じて、適切にサイズを変更した第2コンテンツ表示することができる。これにより、端末装置20は、端末装置20が有する画面のサイズに応じてサイズが変動する表示領域に対して、適切にサイズを変更した第2コンテンツを表示することができる。つまり、ユーザは、自身の有する端末装置20に最適化された態様において第2コンテンツを閲覧することができる。すなわち、端末装置20は、画面サイズが異なる端末装置20において異なる表示態様で表示される第1コンテンツ中に違和感なく第2コンテンツを表示することができるため、ユーザの満足度を高めることができる。
【0141】
〔7.ハードウェア構成〕
上述してきた実施形態に係る配信装置100、携帯端末10、及び変形例に係る端末装置20は、例えば
図14に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。
図14は、配信装置及び端末装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ1000は、CPU1100、RAM1200、ROM1300、HDD1400、通信インターフェイス(I/F)1500、入出力インターフェイス(I/F)1600、及びメディアインターフェイス(I/F)1700を有する。
【0142】
CPU1100は、ROM1300またはHDD1400に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM1300は、コンピュータ1000の起動時にCPU1100によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ1000のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。
【0143】
HDD1400は、CPU1100によって実行されるプログラム、及び、かかるプログラムによって使用されるデータ等を格納する。通信インターフェイス1500は、所定のネットワークNを介して他の機器からデータを受信してCPU1100へ送り、CPU1100が生成したデータを所定のネットワークNを介して他の機器へ送信する。
【0144】
CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、ディスプレイやプリンタ等の出力装置、及び、キーボードやマウス等の入力装置を制御する。CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU1100は、生成したデータを入出力インターフェイス1600を介して出力装置へ出力する。
【0145】
メディアインターフェイス1700は、記録媒体1800に格納されたプログラムまたはデータを読み取り、RAM1200を介してCPU1100に提供する。CPU1100は、かかるプログラムを、メディアインターフェイス1700を介して記録媒体1800からRAM1200上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体1800は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等である。
【0146】
例えば、コンピュータ1000が実施形態に係る配信装置100として機能する場合、コンピュータ1000のCPU1100は、RAM1200上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部130の機能を実現する。コンピュータ1000のCPU1100は、これらのプログラムを記録媒体1800から読み取って実行するが、他の例として、他の装置から所定のネットワークNを介してこれらのプログラムを取得してもよい。
【0147】
以上、本願の実施形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の行に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
【0148】
〔8.その他〕
また、上記各実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
【0149】
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
【0150】
また、上述してきた各実施形態は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
【0151】
また、上述してきた「部(section、module、unit)」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、受付部は、受付手段や受付回路に読み替えることができる。