(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2016-206988(P2016-206988A)
(43)【公開日】2016年12月8日
(54)【発明の名称】自動車販売管理支援装置、自動車販売管理支援プログラムおよび記憶媒体
(51)【国際特許分類】
G06Q 10/00 20120101AFI20161111BHJP
G06Q 30/06 20120101ALI20161111BHJP
【FI】
G06Q10/00 120
G06Q30/06 210
【審査請求】未請求
【請求項の数】7
【出願形態】OL
【全頁数】11
(21)【出願番号】特願2015-88735(P2015-88735)
(22)【出願日】2015年4月23日
(71)【出願人】
【識別番号】515112791
【氏名又は名称】株式会社ダイナモ
(74)【代理人】
【識別番号】100113745
【弁理士】
【氏名又は名称】藤原 英治
(72)【発明者】
【氏名】坂崎 茂
(72)【発明者】
【氏名】早川 拓宏
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049AA02
5L049BB72
(57)【要約】 (修正有)
【課題】販売に関連する日付情報に基づき納車管理数値を計算する自動車販売管理支援装置、自動車販売管理支援プログラム及び記憶媒体を提供する。
【解決手段】自動車販売管理支援装置100は、車種名、販売担当者、購入者、顧客識別子、注文識別子、及び車台番号のうちの少なくとも1つに関連付けられた自動車販売に関する日付情報を取得する取得部ACQと、日付情報から納車管理数値を求めるための値、関数又は演算式の少なくとも1つを含む計算用情報を格納する記憶部120と、取得された日付情報に基づき、計算用情報を用いて、納車管理数値を計算する計算部CALと、取得された日付情報と、納車管理数値とを表形式で表示する表示部DISを含むものである。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
自動車販売管理支援装置であって、
車種名、販売担当者、購入者、顧客識別子、注文識別子、および車台番号のうちの少なくとも1つに関連付けられた自動車販売に関する日付情報を取得する取得部と、
日付情報から納車管理数値を求めるための値、関数、または演算式の少なくとも1つを含む計算用情報を格納する記憶部と、
前記取得された日付情報に基づき、前記計算用情報を用いて、納車管理数値を計算する計算部と、
前記取得された日付情報と、納車管理数値とを表形式で表示する表示部と、
を含む自動車販売管理支援装置。
【請求項2】
請求項1に記載の自動車販売管理支援装置において、
前記日付情報が、入庫予定日、工場発注日、または、受注日である、
ことを特徴とする自動車販売管理支援装置。
【請求項3】
請求項1または2に記載の自動車販売管理支援装置において、
前記納車管理数値が、登録予定日または納車予定日である、
ことを特徴とする自動車販売管理支援装置。
【請求項4】
請求項1〜3のいずれか1項に記載の自動車販売管理支援装置において、
前記記憶部に格納される計算用情報が、
車種名別、販売店別、季節別、月別、および、オプションの種類別、の少なくとも1つ毎に、規定されたものである、
ことを特徴とする自動車販売管理支援装置。
【請求項5】
請求項1に記載の自動車販売管理支援装置において、
前記日付情報が、入庫予定日であり、
前記納車管理数値が、納車予定日であり、
前記表示部が、前記納車管理数値について、所定の期間において、営業員別、車種名別または販売店別に集計したものを表またはグラフ形式でさらに表示する、
ことを特徴とする自動車販売管理支援装置。
【請求項6】
演算処理装置を請求項1〜5のいずれか1項に記載の自動車販売管理支援装置として機能させる自動車販売管理支援プログラム。
【請求項7】
請求項6に記載の自動車販売管理支援プログラムを格納したコンピュータ可読な記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、自動車販売管理支援装置、自動車販売管理支援プログラムおよび記憶媒体に関し、特に、販売に関連する日付情報に基づき納車管理数値を適正に計算する自動車販売管理支援装置、自動車販売管理支援プログラムおよび記憶媒体に関するものである。
【背景技術】
【0002】
自動車販売会社では、顧客に販売した自動車について、受注から発注、登録、納車までの日付やその数量などを車種別や店舗別で管理している。一般的な商品販売に関しては、汎用的な商品販売管理ソフトを利用することが可能である。しかしながら、自動車販売は商品在庫の単純な販売ではない。1台1台の注文販売の色彩が濃く、さらに自動車はその金額が大きく、納車までに複雑な仕組みがあり、通常の販売管理ソフトでは対応できないのが実情である。
【0003】
自動車の販売を支援するものとして、「生産販売管理方法」(特許文献1を参照されたい。)が提案されている。この従来技術は、「多品種の製品の販売状況に応じて迅速な補充を必要とする製品を決定し、生産計画をフレキシブルに変更でき、製品種別ごとの在庫量を生産直前の受注状況に応じて最適に調整できる管理方法を提供する」ものである。これは、直近の市場動向に基づき、設定された基準受注数と基準在庫日数の積として製品種別の安全在庫数を求めるステップと、生産計画の製品種別の見込み生産の台数と受注オーダーに基づき補充オーダーを求めるステップと、生産計画の製品種別の生産予定数に基づき、実際に販売可能な製品数との関係で製品種別の余裕指数(日足)を求めるステップと、この余裕指数に基づき補充オーダーに従って生産計画が変更され、複数の地区物流倉庫への製品種別の在庫補充量を決定するステップと、を含むものである。
【0004】
上記の従来技術は、自動車会社の生産の調整や適正化をすることには資するが、販売店での調整や適正化を図ることは困難である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2005−25529号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記のように、自動車の販売については川上の生産側のソフトや手法は存在したが、川下の販売側では、その手続きや処理の煩雑さにもかかわらず、その管理支援をするアプリケーションは殆ど存在せず、表計算ソフトなどで集計して、個別の営業員や販売店などが管理するのにとどまり、適正に数量や数値を管理することが困難であった。特に、販売店では月単位などでの自動車販売に関する数値、例えば、納車の予測や数量把握が重要であるが、それを実現する仕組みが殆どなかった。
【0007】
そこで、本発明の目的は、販売に関連する日付情報に基づき納車管理数値を計算する自動車販売管理支援装置、自動車販売管理支援プログラムおよび記憶媒体を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上述した諸課題を解決すべく、第1の発明による自動車販売管理支援装置は、
車種名、販売担当者、購入者、顧客識別子、注文識別子、および車台番号のうちの少なくとも1つに関連付けられた自動車販売に関する日付情報を取得する取得部と、
日付情報から納車管理数値を求めるための値、関数、または演算式の少なくとも1つを含む計算用情報を格納する記憶部と、
前記取得された日付情報に基づき、前記計算用情報を用いて、納車管理数値を計算する計算部と、
前記取得された日付情報と、納車管理数値とを表形式で表示する表示部と、
を含むものである。
【0009】
また、第2の発明による自動車販売管理支援装置は、
前記日付情報が、入庫予定日、工場発注日、または、受注日である、
ことを特徴とする。
【0010】
また、第3の発明による自動車販売管理支援装置は、
前記納車管理数値が、登録予定日または納車予定日である、
ことを特徴とする。
【0011】
また、第4の発明による自動車販売管理支援装置は、
前記記憶部に格納される計算用情報が、
車種名別、販売店別、季節別、月別、および、オプションの種類別、の少なくとも1つ毎に、規定されたものである、
ことを特徴とする。
【0012】
また、第5の発明による自動車販売管理支援装置は、
前記日付情報が、入庫予定日であり、
前記納車管理数値が、納車予定日であり、
前記表示部が、前記納車管理数値について、所定の期間において、営業員別、車種名別または販売店別に集計したものを表またはグラフ形式でさらに表示する、
ことを特徴とする。
【0013】
上述したように本発明の解決手段を装置として説明してきたが、本発明はこれらに実質的に相当する方法、プログラム、プログラムを記録した記憶媒体としても実現し得るものであり、本発明の範囲にはこれらも包含されるものと理解されたい。なお、下記の方法やプログラムの各ステップは、データの処理においては必要に応じて、CPU、DSPなどの演算処理装置を使用するものであり、入力したデータや加工・生成したデータなどを磁気テープ、HDD、メモリなどの記憶装置に格納するものである。
【0014】
例えば、本発明をプログラムとして実現させた、方法をコンピュータに実行させる第6の発明によるプログラムは、
演算処理装置を第1〜5のいずれかの発明に記載の自動車販売管理支援装置として機能させる自動車販売管理支援プログラムである。
【0015】
また、例えば、本発明をコンピュータ可読な記録媒体として実現させた、第7の発明による記憶媒体は、
第6の発明に記載の自動車販売管理支援プログラムを格納したコンピュータ可読な記憶媒体である。
【発明の効果】
【0016】
本発明によれば、販売に関連する日付情報に基づき納車管理数値を適正に計算することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【
図1】
図1は、本発明の一実施態様による自動車販売管理支援装置の概要を示すブロック図である。
【
図2】
図2は、
図1に示した装置で実行される処理の一例を示すフローチャートである。
【
図3】
図3は、
図2に示した処理で計算される納車管理数値のテーブルの一例を示す図である。
【
図4】
図4は、
図2に示した処理で計算される納車管理数値のテーブルの別の一例を示す図である。
【
図5】
図5は、
図1に示した装置より表示される画面インターフェイスの一例を示す図である。
【
図6】
図6は、
図1に示した装置より表示される画面インターフェイスの他の一例を示す図である。
【
図7】
図7は、
図1に示した装置より表示される画面インターフェイスの他の一例を示す図である。
【
図8】
図8は、
図1に示した装置より表示される画面インターフェイスの他の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以降、諸図面を参照しながら、本発明の実施態様を詳細に説明する。
【0019】
図1は、本発明の一実施態様による自動車販売管理支援装置の概要を示すブロック図である。図に示すように、自動車販売管理支援装置100(AMSMAD)は、制御部(CPU、演算処理装置、プロセッサ)110、入力部IN、出力部OUT、通信部COM、記憶部120、および、表示部DISを有する。制御部110は、取得部ACQ、計算部CALおよび表示制御部DCを含む。自動車販売管理支援装置100の取得部ACQは、通信部COM、ネットワークNETを介して、車種名、販売担当者、購入者、顧客識別子、注文識別子、および車台番号のうちの少なくとも1つに関連付けられた自動車販売に関する日付情報(販売日、入庫予定日、出荷予定日など)を格納・提供する工場サーバFS、自動車会社サーバAMSなどにアクセスし、当該日付情報などを取得する。また、販売員や営業員が持つ、或いは携帯する端末PC1,PC2、携帯端末MS1,MS2などと接続し、情報のやり取りが可能である。出力部OUTは、プリンタPRNに本装置に格納される情報や生成された情報を出力することができる。表示部DISも、本装置に格納される情報、取得した情報や、計算、生成された情報を表示することができる。入力部INは、マウスMUSやキーボードKBDを介して入力される操作指示や情報入力を受け付け、受け付けた情報やデータを取得部ACQに渡す。
【0020】
記憶部120は、日付情報から納車管理数値を求めるための値、関数、または演算式の少なくとも1つを含む計算用情報CFIを格納する。制御部110の計算部CALは、前記取得された日付情報に基づき、前記計算用情報を用いて、納車管理数値を計算する。そして、取得した情報や計算された情報は、記憶部120の納車管理テーブルSMT(販売情報管理テーブル)に格納される。表示制御部DCが、納車管理テーブルSMTを参照して、前記取得された日付情報と、納車管理数値とを表形式で表示部DISに表示するように制御する。
【0021】
日付情報は、入庫予定日、工場発注日、または、受注日とすることが好適である。また、納車管理数値は、登録予定日または納車予定日とすることが好適である。さらに、記憶部に格納される計算用情報は、車種名別、販売店別、季節別、月別、および、オプションの種類別、の少なくとも1つ毎に、規定しておくことが好適である。
【0022】
例えば、日付情報が入庫予定日であるときは、計算する納車管理数値は、納車予定日とすることができ表示部が、前記納車管理数値について、所定の期間において、営業員別、車種名別または販売店別に集計したものを表またはグラフ形式でさらに表示することが好適である。また、計算した納車管理数値などは、ネットワークを介して外部の営業員などの携帯端末に送信して、携帯端末に表示することも可能である。
【0023】
制御部に含まれる各機能部は、制御部のメモリ空間に読み込まれたプログラムモジュールによって実現することが好適である。通常は、記憶部或いはウェブサイトから、プロセッサを本装置の各部として機能させるソフトウェアをダウンロードして、PCにインストールして起動することで、PCが、本装置として動作する。なお、制御部に設けた各機能部は、機能上一定のまとまりのあるステップを1つにまとめたものに過ぎず、複数の機能部を1つの機能部にしたり、その一部を他の機能部に組み入れたり、他の独立した機能部に分割したりすることが可能である。
【0024】
このように、生成したり、計算したりした情報や中間データおよび取得したデータを外部に送信したり、表示部に表示したり、生成・抽出した情報や中間データおよび取得したデータなどを記憶部に格納したりすることは、後述する他の実態態様でも同様に可能であることに注意されたい。なお、本装置は、汎用コンピュータ、特定用途コンピュータ、サーバ、PC、スマートフォンなどの携帯端末などのコンピュータ、或いは、本装置の機能や処理手順(方法)をコンピュータ上で実現(実行)するプログラムモジュールをコンピュータが持つCPUや記憶部に保持したり、外部のサーバやストレージから読み込んだりすることで、コンピュータ上に本装置を構築することが好適であり、後続の各実施態様においても同様である。また、各機能部は、ネットワークで接続された別個のコンピュータや装置に分散させてもよい。また、複数の機能部を1つにしたり、処理ステップの一部を他の機能部にしたりするような形態でもよい。
【0025】
図2は、
図1に示した装置で実行される処理の一例を示すフローチャートである。図に示すように、ステップS11にて、取得部が、車種名に関連付けられた自動車販売に関する日付情報を取得する。次にステップS12にて、記憶部が、日付情報から納車管理数値を求めるための値、関数、または演算式の少なくとも1つを含む計算用情報を格納する。次にステップS13にて、計算部が、取得された日付情報に基づき、計算用情報を用いて、納車管理数値を計算する。最後にステップS14にて、取得された日付情報と、計算された納車管理数値とを表形式で表示する。ステップS12などの格納ステップは、一回実施しておけば、その情報が変更されるまでは再実施する必要はない。或いは、格納ステップは、当該情報を格納したROMやフラッシュメモリを装置やコンピュータに搭載することで不要となる。なお、このフローは、本発明の最もシンプルな実施態様である。
【0026】
図3は、
図2に示した処理で計算される納車管理数値のテーブルの一例を示す図である。図に示すように、納車管理テーブルSMT10には、取得または入力された、自動車の販売に関連する日付情報DT10(例えば、販売日、受注日、入庫日など)が挿入される。また、販売担当者情報SRのフィールドには、営業員の名前が取得また入力される。そして、本装置が計算処理をする前は納車管理数値SV10のフィールドは空欄である。本装置は、計算用情報CFI10(この場合には、納車管数値=日付情報+所定の日数という数式、即ち、日付情報を変数として納車管理数値である納車予定日を計算する関数f(日付情報))を用いて、納車管理数値SV11の数値を求めて、数値が挿入された納車管理テーブルSMT11に変換する。このようにして、日付情報を取得または入力するといった簡易な操作によって、納車管理数値を自動計算し、その統計情報、集計情報を計算、生成することが可能となる。このテーブルは、そのまま或いは項目を追加したり、変更したりして表示部に表示することが可能である。
【0027】
図4は、
図2に示した処理で計算される納車管理数値のテーブルの別の一例を示す図である。
図3と
図4の違いは、
図4では、車種情報MTの項目が追加され、計算用情報が車種情報を考慮に入れた関数、数式で納車管理数値を計算している点である。図に示すように、納車管理テーブルSMT20には、取得または入力された、自動車の販売に関連する日付情報DT20(例えば、販売日、受注日、入庫日など)が挿入される。また、販売担当者情報SRのフィールドには、営業員の名前が取得また入力される。さらに、この例では、車種情報MT20のフィールドが追加され、日付情報に関連付けられる。車種情報は車種識別子として車種コードが記載されているが、これは車種の名前など車種を識別できるものであれば任意のものでよい。
【0028】
そして、本装置が計算処理をする前は納車管理数値SV20のフィールドは空欄である。本装置は、計算用情報CFI20(この場合には、納車管理数値=日付情報+車種ごとに規定された所定の日数という数式、即ち、日付情報と車種情報を変数として納車管理数値である納車予定日を計算する関数f(日付情報、車種情報))を用いて、納車管理数値SV21の数値を求めて、数値が挿入された納車管理テーブルSMT21に変換する。このようにして、日付情報を取得または入力するといった簡易な操作によって、納車管理数値を自動計算し、その統計情報、集計情報を計算、生成することが可能となる。このテーブルは、そのまま或いは項目を追加したり、変更したりして表示部に表示することが可能である。この例では、車種によっては、入庫に時間がかかったり、ディーラーでの納車前の調整や装備品(オプション部品)の装着の所用日数がかかったり(人気車種は長めの日数を設定し、あまり人気がない車種は短めの日数に設定するなど、人気に応じて設定することができる。)などを考慮して、納車予定日を適正に予想し、その数値を管理することが可能となる。このように、本装置は、日付情報以外に他の要素を考慮した納車管理数値を把握することが可能である。他の要素としては、営業員、店舗、地域、工場からの距離、季節、時期、月、繁忙期、閑散期など様々な要素を規定した数式を用意して、より適正な納車管理(販売実績管理など)をすることが可能となる。また、この例では、計算用情報CFI20を関数としたが、オプションや整備に関するデータベースから必要な情報を取得して、その取得した情報をさらに考慮するような計算式を用いてもよい。
【0029】
図5は、
図1に示した装置より表示される画面インターフェイスの一例を示す図である。図に示すように、日付情報DT30には受注日が、日付情報DT31には入庫予定日が含まれる。本装置は、受注日でも、入庫予定日でも、納車管理数値SV30として納車予定日を計算して求めることが可能である。また、このようにして求めた納車管理数値また他の情報に基づき、集計情報CMIとして当月登録可能台数、同月登録予定台数などの集計、計算して表示することが可能である。また、この画面インターフェイスは、入力手段としても使用でき、ユーザは数値や情報などを入力することが可能であり、本装置は、入力された情報に基づき、計算した結果をこの画面に表示することが可能である。
【0030】
図6は、
図1に示した装置より表示される画面インターフェイスの他の一例を示す図である。図に示すように、拠点別(営業所ごと)に、納車管理数値SV40として多数の項目について情報を集計したり、計算したりして表示することが可能である。また、このようにして求めた納車管理数値また他の情報に基づき、集計情報CMIとして当月登録可能台数、同月登録予定台数などの集計、計算して表示することが可能である。
【0031】
図7は、
図1に示した装置より表示される画面インターフェイスの他の一例を示す図である。図に示すように、拠点別(営業所ごと)に、納車管理数値SV50として拠点別(あるいは店舗別)、および拠点別かつ月別(または期間別)の計画数値について情報を集計したり、計算したりして表示することが可能である。また、このようにして求めた納車管理数値また他の情報に基づき、集計情報CMIとして当月登録可能台数、同月登録予定台数などの集計、計算して表示することが可能である。このような計画数値と実数値との達成度を比較して表示することも可能である。
【0032】
図8は、
図1に示した装置より表示される画面インターフェイスの他の一例を示す図である。図に示すように、図中の(a)は、拠点別(営業所ごと)の当月受注進度表(目標達成度=実績/目標×100)であり、(b)は、拠点のスタッフ(営業員)別の当月受注進度表(目標達成度=実績/目標×100)である。このように、拠点別に或いはスタッフ別に、納車管理数値SV60、SV61としての計画数値や実績、その達成度について情報を集計したり、計算したりして表示することが可能である。これは棒グラフと、折れ線グラフで表示したが、表計算ソフトの表形式など別の形式でも表示したり、格納したりできることはもちろんである。なお、
図5−8の表やグラフの数値は、納車管理テーブルの情報を読み出したり、その数値から計算したりした情報を使用することが好適である。
【0033】
本発明を諸図面や実施例に基づき説明してきたが、当業者であれば本開示に基づき種々の変形や修正を行うことが容易であることに注意されたい。従って、これらの変形や修正は本発明の範囲に含まれることに留意されたい。例えば、各部、各ステップなどに含まれる処理や機能などは論理的に矛盾しないように再配置可能であり、複数の手段/部やステップなどを1つに組み合わせたり、或いは分割したりすることが可能である。或いは、本発明による装置、方法、プログラムなどの一部の構成要素、機能、処理、ステップなどを遠隔地のサーバなどに配置することも可能であることに注意されたい。
【符号の説明】
【0034】
100 自動車販売管理支援装置
110 制御部
120 記憶部
ACQ 取得部
AMS 自動車会社サーバ
CAL 計算部
CFI 計算用情報
CFI10 計算用情報
CFI20 計算用情報
CMI 集計情報
COM 通信部
DC 表示制御部
DIS 表示部
DT10 日付情報
DT20 日付情報
DT30 日付情報
DT31 日付情報
FS 工場サーバ
IN 入力部
KBD キーボード
MS1,MS2 携帯端末
MT 車種情報
MT20 車種情報
MUS マウス
NET ネットワーク
OUT 出力部
PC1,PC2 端末
PRN プリンタ
SMT 納車管理テーブル
SMT10 納車管理テーブル
SMT11 納車管理テーブル
SMT20 納車管理テーブル
SMT21 納車管理テーブル
SR 販売担当者情報
SV10 納車管理数値
SV11 納車管理数値
SV20 納車管理数値
SV21 納車管理数値
SV30 納車管理数値
SV40 納車管理数値
SV50 納車管理数値
SV60 納車管理数値