(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2016-207441(P2016-207441A)
(43)【公開日】2016年12月8日
(54)【発明の名称】車両搭載用タッチセンサ
(51)【国際特許分類】
H01H 36/00 20060101AFI20161111BHJP
G06F 3/02 20060101ALI20161111BHJP
【FI】
H01H36/00 J
G06F3/02 F
G06F3/02 310F
G06F3/02 310A
【審査請求】未請求
【請求項の数】3
【出願形態】OL
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2015-87431(P2015-87431)
(22)【出願日】2015年4月22日
(71)【出願人】
【識別番号】308013436
【氏名又は名称】小島プレス工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001210
【氏名又は名称】特許業務法人YKI国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】山本 英一
(72)【発明者】
【氏名】平岩 淳
【テーマコード(参考)】
5B020
5G046
【Fターム(参考)】
5B020AA11
5B020DD04
5B020DD33
5G046AB02
5G046AC25
5G046AD02
5G046AD06
5G046AD13
5G046AE05
(57)【要約】
【課題】車両搭載用タッチセンサの構造を単純化することを目的とする。
【解決手段】タッチセンサ14は、パネル部材としての光透過性のフロントカバー20と、車室側を前方としてフロントカバー20の後方に設けられた光透過性の導電膜30と、導電膜30の後面に付着させた導電層32と、導電膜30および導電層32を切り込むループ状ギャップ38によって導電膜30および導電層32に形成されたセンサ電極24とを備える。導電層32は、センサ電極24が形成される領域に穴空き部34を有する。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
光透過性のパネル部材と、
車室側を前方として前記パネル部材の後方に設けられた光透過性の第1導電層と、
前記第1導電層の後面に付着させた第2導電層と、
前記第1導電層および前記第2導電層を切り込むループ状ギャップによって前記第1導電層および第2導電層に形成されたセンサ電極と、を備え、
前記第2導電層は、
前記センサ電極が形成される領域に穴空き部を有することを特徴とする車両搭載用タッチセンサ。
【請求項2】
請求項1に記載の車両搭載用タッチセンサにおいて、
前記第1導電層および前記第2導電層を切り込み並んで伸びる一対の線状ギャップによって、前記第1導電層および第2導電層に形成された配線パターンを備え、
前記ループ状ギャップは、
前記一対の線状ギャップのうちの一方の先端から、前記一対の線状ギャップのうちの他方の先端に至り、
前記配線パターンが前記センサ電極に接続されていることを特徴とする車両搭載用タッチセンサ。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載の車両搭載用タッチセンサにおいて、
前記パネル部材は、曲面板状に形成されていることを特徴とする車両搭載用タッチセンサ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両搭載用タッチセンサに関し、特に光を透過するパネル部材を備えるタッチセンサに関する。
【背景技術】
【0002】
自動車には、空調装置、オーディオ装置、ルームライト、パワーウィンドウ、ウインカ等のアクセサリ機器が搭載される。アクセサリ機器の操作は、多くの場合、車室のコンソールに設けられた操作パネルによって行われる。従来、アクセサリ機器の操作パネルには、押しボタン式のスイッチや、回転つまみ式のロータリスイッチ、回転つまみ式のボリューム等が用いられていた。
【0003】
近年、車室の居住性を向上させるため、操作パネルには様々な工夫が凝らされている。例えば、乗員が軽く触れたり、パネルをなぞったりするだけでアクセサリ機器の操作が行われるスイッチが広く用いられている。特許文献1には、このようなスイッチとして、複数のセンサ電極が設けられ、各センサ電極の静電容量の変化に基づいてアクセサリ機器を操作するタッチスイッチ(タッチセンサを用いたスイッチ)が記載されている。特許文献1に記載のタッチスイッチでは、車室のコンソールに、乗員が触れる領域が設けられている。この領域の裏側には、センサ電極が固定されたフレキシブル基板が設けられている。各センサ電極は、フレキシブル基板に設けられた配線を介してアクセサリ機器の制御コントローラに接続されている。
【0004】
特許文献2にはタッチスイッチを構成するセンサパネルが記載されている。このセンサパネルは、弾力性があり折り曲げが可能なプラスチック樹脂で形成された絶縁体板、絶縁体板上に設けられたセンサ電極、および絶縁体板上に設けられた接地導体を備えている。絶縁体板が折り畳まれることで、センサ電極が属する層と、接地導体が属する層との間に絶縁体層が形成される。センサ電極は光を透過する材料で形成されている。接地導体においては、センサ電極の位置に対応する位置に、センサ電極に光を照射するための光穴が設けられている。引用文献2に記載のセンサパネルは、センサ電極がタッチスイッチの一部を構成する。すなわち、センサ電極にユーザが接近または接触すると、センサ電極の静電容量の変化が制御部によって検出される。制御部は、検出された容量変化に基づいてアクセサリ機器に対する制御を行う。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2009−43473号公報
【特許文献2】特開2014−7070号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1および2に記載されている従来技術では、フレキシブル基板等、弾力性があり折り曲げが可能なプラスチック樹脂で形成された絶縁体板に電極が形成されている。そして、この絶縁体板が、別の板状部材に重ねられている。しかし、このような絶縁体板を別の板状部材に重ねる場合、絶縁体板を固定するための構造が複雑となるという問題があった。
【0007】
本発明は、車両搭載用タッチセンサの構造を単純化することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、光透過性のパネル部材と、車室側を前方として前記パネル部材の後方に設けられた光透過性の第1導電層と、前記第1導電層の後面に付着させた第2導電層と、前記第1導電層および前記第2導電層を切り込むループ状ギャップによって前記第1導電層および第2導電層に形成されたセンサ電極と、を備え、前記第2導電層は、前記センサ電極が形成される領域に穴空き部を有することを特徴とする。
【0009】
望ましくは、前記第1導電層および前記第2導電層を切り込み並んで伸びる一対の線状ギャップによって、前記第1導電層および第2導電層に形成された配線パターンを備え、 前記ループ状ギャップは、前記一対の線状ギャップのうちの一方の先端から、前記一対の線状ギャップのうちの他方の先端に至り、前記配線パターンが前記センサ電極に接続されている。
【0010】
望ましくは、前記パネル部材は、曲面板状に形成されている。
【0011】
望ましくは、光透過性の曲面板状パネル部材の一方の面の側に第1導電層を形成するステップと、前記第1導電層に重ねて、欠損部分を有する第2導電層を形成するステップと、前記第1導電層および前記第2導電層を切り込むループ状ギャップを前記欠損部分の周りに形成し、前記第1導電層および第2導電層にセンサ電極を形成するステップと、を含む製造方法によって製造される。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【
図2】タッチセンサを後ろ斜め上方から見た斜視図である。
【
図3】描画層が形成されたフロントカバーを示す図である。
【
図4】描画層および導電膜が形成されたフロントカバーを示す図である。
【
図5】描画層、導電膜および導電層が形成されたフロントカバーを示す図である。
【
図6】描画層および導電性パターン層が形成されたフロントカバーを示す図である。
【
図8】変形例に係るタッチセンサの断面を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
図1には本発明の実施形態に係るアクセサリ操作装置10が示されている。アクセサリ操作装置10は、本体部12およびタッチセンサ14を備えている。タッチセンサ14は、アクセサリ装置10の前面を覆うと共に、ユーザが所定のタッチ位置に触れたか否かを検出する。タッチセンサ14には、操作対象のアクセサリ機器の機能を示すシンボルマーク16が描かれている。
図1に示された各シンボルマーク16は空調装置の各機能を示している。各シンボルマーク16にはアクセサリ機器の機能が割り当てられており、各シンボルマーク16は各機能を起動または停止する際にユーザが触れる位置としてのタッチ位置を示す。本体部12は筐体18と、それに収容された制御回路を備えている。制御回路は、ユーザがタッチ位置に触れたときに、そのタッチ位置に割り当てられた機能を起動または停止する。
【0014】
図1ではxyz座標系が定義されている。
図1のx軸正方向は、車室からタッチセンサ14に向かって右方向に対応する。y軸正方向は上方向に対応し、z軸正方向はタッチセンサ14から車室に向かう方向に対応する。以下の説明では、タッチセンサ14から車室に向かう方向を前方とし、車室からタッチセンサ14に向かう方向を後方とする。
【0015】
図2には、タッチセンサ14を後ろ斜め上方から見た斜視図が示されている。タッチセンサ14は、パネル部材としてのフロントカバー20を基材とする。フロントカバー20は、六面体形状の箱の後方を開口とした容器形状を有し、アクリル、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレート等、光を透過するプラスチック樹脂で形成されている。フロントカバー20の前面を構成するパネル部は、平板状であってもよいし曲面板状であってもよい。また、パネル部は、1つの断面(例えば、zx平面に対して平行な断面)において直線を描き、他の断面(例えば、yz平面に対して平行な断面)において曲線を描く2次元曲面板であってもよい。また、パネル部は、あらゆる断面において曲線を描く3次元曲面板であってもよい。
【0016】
フロントカバー20の後面には、シンボルマーク16を描く描画層と導電性パターン層22が重ねられている。導電性パターン層22には、シンボルマーク16に対応する領域に光を透過するセンサ電極24が形成されている。また、導電性パターン層22には、各センサ電極24から引き出された配線パターン36が形成されている。配線パターン36は、制御回路に接続されている。
【0017】
タッチセンサ14の後方には、発光ダイオード、電球等の光源26が配置される。複数のセンサ電極24に対応させて複数の光源26が配置されてもよいし、複数のセンサ電極24に対して1つの光源26が配置されてもよい。光源26から放射された光は、センサ電極24、シンボルマーク16およびフロントカバー20を通って前方に放射される。これによって、ユーザにシンボルマーク16が示されると共に、タッチ位置が示される。ユーザが、タッチセンサ14前面のタッチ位置に触れると、そのタッチ位置に対応するセンサ電極24の静電容量が変化する。制御回路は、この静電容量の変化に基づいてそのタッチ位置に割り当てられた機能を起動し、または停止する。
【0018】
これによって、例えば、空調装置のエアコンディショナ(冷房)の機能が停止しているときに、「A/C」のシンボルマークで示されたタッチ位置にユーザが触れると、エアコンディショナの機能が起動する。また、エアコンディショナの機能が起動しているときに、「A/C」のシンボルマークで示されたタッチ位置にユーザが触れると、エアコンディショナの機能が停止する。
【0019】
タッチセンサの製造方法について説明する。
図3に示されているように、フロントカバー20の後面には、シンボルマーク16を描く塗料によって描画層28が形成される。この塗料は、光を透過する塗料であってもよい。
図3において白抜きで描かれた各シンボルマーク16は、光を透過し、かつ、周囲と色が異なる塗料で描かれた領域である。シンボルマーク16は、塗料が欠損した領域であってもよい。
【0020】
描画層28が形成された後、
図4に示されているように、光を透過する導電膜30が描画層28の後面に形成される。導電膜30の厚さは、例えば、10nm〜50nmである。
図4では、導電膜30が白色の斜線によって概念的に示されている。導電膜30は、例えば、ITO(Indium Tin Oxide:酸化インジウムスズ)等の金属材料によって形成される。導電膜30は、蒸着、スパッタリング等の工法で金属材料を描画層28の後面に付着させることで形成してもよい。また、導電膜30は、PEDOT、ポリアニリン等の導電性ポリマーによって形成してもよい。この場合、導電膜30は、導電性ポリマーをスプレーによって塗布することで形成してもよい。
【0021】
導電膜30が形成された後、
図5に示されているように、導電膜30の後面に導電層32が形成される。導電層32は導電膜30よりも厚く、その厚さは、例えば、導電膜30の厚さの3倍から6倍とする。
図5では、導電層32が白色によって示されている。導電層32には、タッチ位置に対応する矩形の領域に穴が開けられている。この穴空き部34には導電膜30の後面が現れる。
【0022】
導電層32は、例えば、ITO等の金属材料によって形成される。導電層32は、蒸着、スパッタリング等の工法で金属材料を導電膜30の後面に付着させることで形成してもよい。また、導電膜30と同様、導電層32は、PEDOT、ポリアニリン等の導電性ポリマーによって形成してもよい。この場合、導電層32は、導電性ポリマーをスプレーによって塗布することで形成してもよい。
【0023】
導電層32を形成する際には、導電膜30の後面における穴空き部34が形成される領域が、プラスチック樹脂等のマスク材料によってマスクされる。そして、後面の一部がマスクされた導電膜30に導電層32を付着させた後にマスク材料が取り除かれる。これによって、導電層32に穴空き部34が形成される。
【0024】
導電層32が形成された後、
図6に示されるように、導電層32および導電膜30を切り込むギャップパターン35が形成される。ギャップパターン35の切れ込みは、導電層32の後面から描画層の後面に至る。ギャップパターン35は、例えば、レーザ光によって形成される。すなわち、レーザ光の照射によって、導電層32および導電膜30を形成する材料を溶融または蒸発させて、ギャップパターン35を形成する。
【0025】
また、フォトリソグラフィおよびエッチングによってギャップパターン35を形成してもよい。フォトリソグラフィでは、導電層32の後面にフォトレジストが塗布される。そして、フォトレジスト上にパターン状のマスクが描かれ、マスクを介してフォトレジストが露光される。フォトレジストのうち露光された部分が薬品等によって除去されることで、導電層32の後面にフォトレジストによるパターンが描かれる。エッチングでは、導電層32のうちフォトレジストで覆われていない部分が薬品等によって除去され、さらに、導電層32の除去によって後面に現れた導電膜30も除去される。導電層32および導電膜30から除去された線状の部分が、ギャップパターン35となる。
【0026】
ギャップパターン35は、穴空き部34をループ状に囲むループ状ギャップ38を含む。ループ状ギャップ38は閉じておらず、両端から一対の線状ギャップ40が伸びている。ループ状ギャップ38および一対の線状ギャップ40によって、センサ電極24、およびセンサ電極24に接続された配線パターン36が導電膜30および導電層32に形成される。
【0027】
このように、フロントカバー20のパネル部の後面には、ギャップパターン35が設けられた導電膜30および導電層32によって、導電性パターン層22が形成される。
【0028】
図7には、タッチ位置におけるタッチセンサ14の断面が示されている。タッチセンサ14は、フロントカバー20、描画層28、導電膜30および導電層32を含む。描画層28は、ベース塗料42およびシンボル塗料44−1〜44−3を含む。描画層28では、各シンボル塗料によってシンボルマークが描かれ、各シンボル塗料が塗布された領域外にベース塗料42が塗布されている。シンボル塗料44−1〜44−3には、異なる色彩の塗料、異なる透明度の塗料が用いられてもよい。また、各シンボル塗料は、塗料のない欠損領域に置き換えられてもよい。
【0029】
描画層28は、塗料による塗装、印刷または転写の他、プラスチック樹脂、紙等の描画シートで形成されてもよい。この場合、描画シートには、切り抜きによってシンボルマークが描かれてもよい。また、シンボルマーク周囲の色と異なる色の材料でシンボルマークが描かれてもよい。
【0030】
描画層28の後面には、導電膜30が重ねられ、さらに、導電膜30の後面には導電層32が重ねられている。導電層32には穴空き部34が設けられており、穴空き部34には導電膜30の後面が現れている。ループ状ギャップ38の切れ込みは、導電層32の後面から描画層28の後面まで至る。ループ状ギャップ38によって、センサ電極24は、その周辺の導電膜30および周辺の導電層32から絶縁される。
【0031】
タッチセンサ14の後方には光源26が配置されている。光源26から発せられた光は、センサ電極24における穴空き部34から導電膜30に入射し、導電膜30を透過してシンボル塗料44−1〜44−3に入射する。その光はシンボル塗料44−1〜44−3を透過してフロントカバー20に入射し、さらに、フロントカバー20を透過して、タッチセンサ14の前方に放射される。これによって、シンボルマーク形状の光がユーザに示される。
【0032】
このように、本実施形態に係るタッチセンサ14は、車両搭載用のタッチセンサを構成する。
図6に示されているように、タッチセンサ14は、パネル部材としての光透過性のフロントカバー20と、車室側を前面としてフロントカバー20の後方に設けられた光透過性の導電膜30(第1導電層)と、導電膜30の後面に付着させた導電層32(第2導電層)と、導電膜30および導電層32を切り込むループ状ギャップ38によって導電膜30および導電層32に形成されたセンサ電極24とを備える。導電層32は、センサ電極24が形成される領域に穴空き部34を有する。
【0033】
また、タッチセンサ14は、導電膜30および導電層32を切り込み並んで伸びる一対の線状ギャップ40によって、導電膜30および導電層32に形成された配線パターン36を備える。ループ状ギャップ38は、一対の線状ギャップ40のうちの一方の先端から、一対の線状ギャップ40のうちの他方の先端に至り、配線パターン36がセンサ電極24に接続されている。
【0034】
タッチセンサ14の変形例について
図8を参照して説明する。
図7に示されている構成要素と同一の構成要素については、同一の符号を付してその説明を省略する。上記では、フロントカバーの後面に描画層を形成し、描画層の後面に導電膜および導電層を形成する構成について説明した。このような構成の他、
図8に示されているように、描画層28をフロントカバー20の前面に設けてもよい。この場合、フロントカバー20の後面に導電膜30が直接形成され、導電膜30の後面に導電層32が形成される。
【0035】
また、描画層28をフロントカバー20の前面に設ける代わりに、描画層28を導電層32の後面に設けてもよい。
【0036】
各実施形態に係るタッチパネルでは、導電性パターン層22がフロントカバー20に一体的に形成される。これによって、導電性パターン層22を形成するための基板を別途設けなくてもよく、さらには、このような基板を固定するためのネジや、基板を支持する突起等の固定構造を採用しなくてもよい。したがって、タッチパネル14の構造が単純となる。また、フロントカバー20のパネル部を曲面板状に形成した場合であっても、タッチセンサ14の製造が容易である。
【符号の説明】
【0037】
10 アクセサリ操作装置、12 本体部、14 タッチセンサ、16 シンボルマーク、18 筐体、20 フロントカバー、22 導電性パターン層、24 センサ電極、26 光源、28 描画層、30 導電膜、32 導電層、34 穴空き部、35 ギャップパターン、36 配線パターン、38 ループ状ギャップ、40 線状ギャップ、42 ベース塗料、44−1〜44−3 シンボル塗料。