特開2016-207525(P2016-207525A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2016-207525(P2016-207525A)
(43)【公開日】2016年12月8日
(54)【発明の名称】コネクタ
(51)【国際特許分類】
   H01R 13/631 20060101AFI20161111BHJP
【FI】
   H01R13/631
【審査請求】未請求
【請求項の数】2
【出願形態】OL
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2015-89085(P2015-89085)
(22)【出願日】2015年4月24日
(71)【出願人】
【識別番号】000006895
【氏名又は名称】矢崎総業株式会社
(71)【出願人】
【識別番号】301065892
【氏名又は名称】株式会社アドヴィックス
(74)【代理人】
【識別番号】100083806
【弁理士】
【氏名又は名称】三好 秀和
(74)【代理人】
【識別番号】100100712
【弁理士】
【氏名又は名称】岩▲崎▼ 幸邦
(74)【代理人】
【識別番号】100101247
【弁理士】
【氏名又は名称】高橋 俊一
(74)【代理人】
【識別番号】100095500
【弁理士】
【氏名又は名称】伊藤 正和
(74)【代理人】
【識別番号】100098327
【弁理士】
【氏名又は名称】高松 俊雄
(72)【発明者】
【氏名】池田 幸由
(72)【発明者】
【氏名】勝山 智徳
(72)【発明者】
【氏名】古山 洋也
【テーマコード(参考)】
5E021
【Fターム(参考)】
5E021FA05
5E021FA09
5E021FA14
5E021FA16
5E021FC31
5E021FC32
5E021HA05
(57)【要約】
【課題】フレームに対するサブハウジングの組付性を向上し、フレームに安定してサブハウジングを保持することができるコネクタを提供する。
【解決手段】相手ハウジングに嵌合可能なサブハウジング3と、このサブハウジング3が内部に収容されるフレーム5と、このフレーム5に設けられサブハウジング3の相手ハウジングとの嵌合面7が移動可能に配置される嵌合開口部9とを備えたコネクタ1において、サブハウジング3に、相手ハウジングと嵌合する前の状態で、嵌合面7を閉塞するダストキャップ11を組付け、ダストキャップ11を、嵌合開口部9の内壁面と当接可能に配置した。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
相手ハウジングに嵌合可能なサブハウジングと、このサブハウジングが内部に収容されるフレームと、このフレームに設けられ前記サブハウジングの前記相手ハウジングとの嵌合面が移動可能に配置される嵌合開口部とを備えたコネクタであって、
前記サブハウジングには、前記相手ハウジングと嵌合する前の状態で、前記嵌合面を閉塞するダストキャップが組付けられ、
前記ダストキャップは、前記嵌合開口部の内壁面と当接可能に配置されていることを特徴とするコネクタ。
【請求項2】
請求項1記載のコネクタであって、
前記ダストキャップには、前記嵌合開口部から前記フレームの外部に露出する把持部が設けられていることを特徴とするコネクタ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コネクタに関する。詳細には、相手ハウジングとの調心機能を有するようにフレーム内にサブハウジングが移動可能に配置されたコネクタに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、コネクタとしては、相手ハウジングに嵌合可能なサブハウジングと、このサブハウジングが内部に収容されるフレームとしてのパネルと、このパネルに設けられサブハウジングの相手ハウジングとの嵌合面が移動可能に配置される嵌合開口部としてのコネクタ挿通孔とを備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
このコネクタでは、サブハウジングとパネルとにそれぞれ互いに直交するように長孔が設けられ、この長孔を重ね合わせた状態でそれぞれの長孔にボルトを挿通可能にサブハウジングとパネルを配置させ、それぞれの長孔にボルトを挿通して締結することによってサブハウジングとパネルとを仮固定している。
【0004】
このサブハウジングとパネルとの仮固定状態では、直交する2つの長孔とボルトとの係合により、サブハウジングがパネルの平面方向に対して移動可能に配置される。これにより、サブハウジングと相手ハウジングとの嵌合時に、相手ハウジングの位置ずれを吸収する調心機能を得ることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開平10−189156号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、上記特許文献1のようなコネクタでは、サブハウジングとフレームとを組付けるときに、それぞれに設けられた長孔の位置合わせを行い、この長孔の位置が合った状態を保持しながら、それぞれの長孔にボルトを挿通して締結しなければならない。
【0007】
このため、サブハウジングをフレームに組付ける作業が煩雑となり、フレームに対するサブハウジングの組付性が低下していた。
【0008】
また、サブハウジングをフレームに組付けた状態では、サブハウジングがフレームの嵌合開口部に対して移動可能に配置されているので、例えば、コネクタの搬送時などに、サブハウジングが嵌合開口部で移動すると、サブハウジングがフレームから脱落してしまう恐れがあった。
【0009】
そこで、この発明は、フレームに対するサブハウジングの組付性を向上し、フレームに安定してサブハウジングを保持することができるコネクタの提供を目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0010】
請求項1記載の発明は、相手ハウジングに嵌合可能なサブハウジングと、このサブハウジングが内部に収容されるフレームと、このフレームに設けられ前記サブハウジングの前記相手ハウジングとの嵌合面が配置される嵌合開口部とを備えたコネクタであって、前記サブハウジングには、前記相手ハウジングと嵌合する前の状態で、前記嵌合面を閉塞するダストキャップが組付けられ、前記ダストキャップは、前記嵌合開口部の内壁面と当接可能に配置されていることを特徴とする。
【0011】
このコネクタでは、サブハウジングの嵌合面を閉塞するダストキャップが、嵌合開口部の内壁面と当接可能に配置されているので、サブハウジングがフレームに組付けられた状態で、サブハウジングがフレームの嵌合開口部に対して移動することを規制することができる。
【0012】
このため、サブハウジングをフレームに対してボルトなどで仮固定するときに、フレームに対してサブハウジングの位置が合った状態を保持することができるので、容易にサブハウジングをフレームに仮固定することができ、フレームに対するサブハウジングの組付性を向上することができる。
【0013】
また、サブハウジングは、相手ハウジングと嵌合する前の状態で、ダストキャップによって嵌合開口部における移動が規制されるので、サブハウジングの移動によるフレームからの脱落を防止でき、フレームに安定してサブハウジングを保持することができる。
【0014】
さらに、サブハウジングは、相手ハウジングと嵌合する前の状態で、ダストキャップによって嵌合面が閉塞されるので、サブハウジング内への異物の侵入を防止でき、ショートなどの誤作動を防止することができる。
【0015】
従って、このようなコネクタでは、ダストキャップによってフレームに対するサブハウジングの移動を規制できるので、フレームに対するサブハウジングの組付性を向上し、フレームに安定してサブハウジングを保持することができる。
【0016】
請求項2記載の発明は、請求項1記載のコネクタであって、前記ダストキャップには、前記嵌合開口部から前記フレームの外部に露出する把持部が設けられていることを特徴とする。
【0017】
このコネクタでは、ダストキャップに、嵌合開口部からフレームの外部に露出する把持部が設けられているので、サブハウジングと相手ハウジングとを嵌合させるときに、サブハウジングの嵌合面からダストキャップを容易に取り外すことができる。
【発明の効果】
【0018】
本発明によれば、フレームに対するサブハウジングの組付性を向上し、フレームに安定してサブハウジングを保持することができるコネクタを提供することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0019】
図1】本発明の実施の形態に係るコネクタの断面図である。
図2】本発明の実施の形態に係るコネクタのフレームの一部を断面とした斜視図である。
図3】本発明の実施の形態に係るコネクタのダストキャップの斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
図1図3を用いて本発明の実施の形態に係るコネクタについて説明する。
【0021】
本実施の形態に係るコネクタ1は、相手ハウジングに嵌合可能なサブハウジング3と、このサブハウジング3が内部に収容されるフレーム5と、このフレーム5に設けられサブハウジング3の相手ハウジングとの嵌合面7が移動可能に配置される嵌合開口部9とを備えている。
【0022】
そして、サブハウジング3には、相手ハウジングと嵌合する前の状態で、嵌合面7を閉塞するダストキャップ11が組付けられ、ダストキャップ11は、嵌合開口部9の内壁面と当接可能に配置されている。
【0023】
また、ダストキャップ11には、嵌合開口部9からフレーム5の外部に露出する把持部13が設けられている。
【0024】
図1図2に示すように、サブハウジング3は、合成樹脂などの絶縁性材料からなり、筐体状に形成され、内部に電源や機器などに接続された電線(不図示)の端末部に接続された端子(不図示)が収容されている。
【0025】
このサブハウジング3は、一端側が相手ハウジング(不図示)と嵌合可能な嵌合面7となっており、相手ハウジングと嵌合することによって、内部に収容された端子と相手ハウジングに収容された相手端子(不図示)とが電気的に接続される。このようなサブハウジング3の他端側には、フランジ部15が設けられている。
【0026】
フランジ部15は、サブハウジング3の他端側の外周面にサブハウジング3と連続する一部材で、サブハウジング3の外周の周方向に連続して形成されている。このフランジ部15が設けられたサブハウジング3は、嵌合面7側からフレーム5内に収容される。
【0027】
フレーム5は、合成樹脂などの絶縁性材料からなり、筐体状に形成され、サブハウジング3を内部に収容させるための挿入開口部17と、サブハウジング3と相手ハウジングとを嵌合させるための嵌合開口部9とが設けられている。
【0028】
挿入開口部17は、フレーム5の上面に設けられ、フレーム5の内部と外部とを連通するように開口されている。
【0029】
この挿入開口部17には、サブハウジング3が嵌合面7側から挿入され、サブハウジング3の嵌合面7が嵌合開口部9と位置が合うように、サブハウジング3がフレーム5内に収容される。
【0030】
嵌合開口部9は、挿入開口部17と異なるフレーム5の側面に設けられ、フレーム5の内部と外部とを連通するように開口されている。
【0031】
この嵌合開口部9には、サブハウジング3がフレーム5内に収容された状態で、サブハウジング3の嵌合面7が開口面と平行となるように、サブハウジング3の嵌合面7が位置を合わせて配置される。
【0032】
このサブハウジング3の嵌合面7が配置された嵌合開口部9には、フレーム5の外部から嵌合開口部9に向けて相手ハウジングが挿入され、相手ハウジングとサブハウジング3とが嵌合し、相手ハウジングに収容された相手端子とサブハウジング3に収容された端子とが電気的に接続される。
【0033】
ここで、フレーム5内には、挿入開口部17から挿入されたサブハウジング3をフレーム5内で傾斜させ、サブハウジング3の嵌合面7と嵌合開口部9との位置を合わせるために、挿入開口部17と嵌合開口部9との間に、傾斜部19と、湾曲部21とが設けられている。
【0034】
傾斜部19は、上面に挿入開口部17が設けられたフレーム5の内壁面からフレーム5の内部に向けて突設され、挿入開口部17から嵌合開口部9側に向けて直線的に傾斜された傾斜面を有する。
【0035】
この傾斜部19のフレーム5の内壁面からの突出量は、サブハウジング3の外周面から突設されたフランジ部15の突出量と同等以下になるように設定されている。
【0036】
このような傾斜部19は、挿入開口部17から挿入されるサブハウジング3のフランジ部15と摺動し、サブハウジング3の嵌合面7が嵌合開口部9側を向くように、サブハウジング3をフレーム5内で傾斜させる。
【0037】
湾曲部21は、傾斜部19と対向して配置され、傾斜部19が設けられたフレーム5の内壁面からフレーム5の内部に向けて突設され、傾斜部19に向けて突出する円弧状に湾曲された湾曲面を有する。
【0038】
この湾曲部21のフレーム5の内壁面からの突出量は、傾斜部19と同様に、サブハウジング3の外周面から突設されたフランジ部15の突出量と同等以下になるように設定されている。
【0039】
このような湾曲部21は、サブハウジング3のフランジ部15と傾斜部19とが摺動し、サブハウジング3がある程度傾いたとき、サブハウジング3のフランジ部15と摺動し、サブハウジング3の嵌合面7と嵌合開口部9との位置が合うように、フレーム5内でのサブハウジング3の傾きを補正する。
【0040】
なお、傾斜部19と湾曲部21との間の底部には、収容溝23が設けられており、この収容溝23には、サブハウジング3の嵌合面7と嵌合開口部9との位置が合ったときに、サブハウジング3のフランジ部15が収容される。
【0041】
このようにフレーム5内に収容されたサブハウジング3は、嵌合面7側の外周面が嵌合開口部9の内壁面に対して離間して配置されており、サブハウジング3が相手ハウジングとの嵌合方向と直交する平面方向に対して僅かに移動可能なように、サブハウジング3がフレーム5に対して固定される。
【0042】
このようにサブハウジング3の嵌合面7側をフレーム5の嵌合開口部9内で僅かに移動可能に配置させることにより、サブハウジング3と相手ハウジングとが嵌合するときに、相手ハウジングの位置ずれに対してサブハウジング3が追従し、端子と相手端子との接続時における調心機能を持たせることができる。
【0043】
ところで、サブハウジング3に調心機能を持たせてフレーム5にサブハウジング3を固定する固定手段としては、サブハウジング3とフレーム5とにそれぞれ設けられた長孔を互いに合わせ、それぞれの長孔にボルトを挿通する構造がある。
【0044】
このような構造の固定手段を成す場合には、サブハウジング3の嵌合面7側がフレーム5の嵌合開口部9内で大きく移動することが可能であるので、サブハウジング3とフレーム5とにそれぞれ設けられた長孔を合わせた状態を保持しながら、それぞれの長孔にボルトを挿通する必要があり、組付性が低下していた。
【0045】
一方、サブハウジング3に調心機能を持たせてフレーム5にサブハウジング3を固定する他の固定手段としては、サブハウジング3とフレーム5とにそれぞれ互いに係合可能な係止手段を設け、この係止手段がサブハウジング3を移動可能となるように弾性を有する構造がある。
【0046】
このような構造の固定手段では、サブハウジング3がフレーム5に係止された状態で、サブハウジング3が移動可能であるので、搬送時などにサブハウジング3が移動し、互いの係合が外れ、サブハウジング3がフレーム5から脱落する恐れがあった。
【0047】
なお、長孔にボルトを挿通する固定手段であっても、サブハウジング3が移動可能であるので、同様に、サブハウジング3がフレーム5から脱落する恐れがあった。
【0048】
そこで、サブハウジング3には、相手ハウジングと嵌合する前の状態で、嵌合面7を閉塞するダストキャップ11が組付けられる。
【0049】
ダストキャップ11は、ゴムなどの弾性材料からなり、長方形状に形成され、大径に形成された閉塞部25と、この閉塞部25と連続する一部材で小径に形成された把持部13とを有する。
【0050】
閉塞部25は、一側面側がサブハウジング3の嵌合面7側の外径と同等、或いは僅かに小さな内径を有するように開口され、サブハウジング3の嵌合面7を閉塞するようにサブハウジング3に組付けられる。
【0051】
この閉塞部25は、サブハウジング3の嵌合面7を閉塞し、サブハウジング3の内部に水や金属片などの異物が侵入することを防止し、ショートなどの誤作動を防止する。
【0052】
このような閉塞部25は、サブハウジング3に組付けられた状態で、フレーム5の嵌合開口部9に配置されることにより、外周面が嵌合開口部9の内壁面と当接可能に配置される。
【0053】
なお、閉塞部25の外周面と嵌合開口部9の内壁面との間には、僅かな隙間が形成されている。この隙間は、ダストキャップ11を嵌合開口部9に組付け易く、或いは嵌合開口部9から取り外し易くするために設定されている。
【0054】
このような閉塞部25の外周面と嵌合開口部9の内壁面との隙間は、サブハウジング3を相手ハウジングとの嵌合方向と直交する平面方向に移動可能とする隙間より小さく設定されている。
【0055】
このため、サブハウジング3がフレーム5内に収容された状態で、サブハウジング3が相手ハウジングとの嵌合方向と直交する平面方向に移動としても、すぐに閉塞部25の外周面と嵌合開口部9の内壁面とが当接される。従って、閉塞部25の外周面は、嵌合開口部9の内壁面と当接可能に配置されていることになる。
【0056】
なお、閉塞部25の外周面と嵌合開口部9の内壁面との間に隙間を設けずに、閉塞部25の外周面が嵌合開口部9の内壁面に密着するように、ダストキャップ11を嵌合開口部9に組付けてもよい。
【0057】
このように閉塞部25の外周面を嵌合開口部9の内壁面と当接可能に配置させることにより、サブハウジング3が相手ハウジングとの嵌合方向と直交する平面方向に移動しようとしても、閉塞部25と嵌合開口部9の内壁面とが当接し、サブハウジング3の嵌合開口部9内における移動を規制することができる。
【0058】
このため、長孔にボルトを挿通する固定手段を適用する場合には、サブハウジング3とフレーム5とにそれぞれ設けられた長孔を合わせた状態を保持する必要がなく、容易にそれぞれの長孔にボルトを挿通することができる。
【0059】
一方、長孔にボルトを挿通した固定手段や弾性を有する係合による固定手段を適用してサブハウジング3をフレーム5に保持させている場合には、コネクタ1の搬送時などにサブハウジング3が移動しようとしても、閉塞部25と嵌合開口部9の内壁面との当接により、嵌合開口部9内におけるサブハウジング3の移動を規制でき、固定手段による固定が解除されることを防止できる。
【0060】
把持部13は、閉塞部25のサブハウジング3の嵌合面7を閉塞する側と反対側の面から閉塞部25より小径となるように突設されている。この把持部13は、閉塞部25がフレーム5の嵌合開口部9内に配置された状態で、嵌合開口部9からフレーム5の外部に露出される。
【0061】
このように把持部13をフレーム5の外部に露出させることにより、嵌合開口部9から相手ハウジングを挿入して相手ハウジングとサブハウジング3とを嵌合させる前に、把持部13を把持してフレーム5の外部方向に引っ張ることによって、容易にダストキャップ11をサブハウジング3から取り外すことができる。
【0062】
このダストキャップ11をフレーム5の外部方向に引っ張るときには、サブハウジング3のフランジ部15がフレーム5の収容溝23に収容されているので、サブハウジング3が嵌合開口部9から抜け出ることがない。
【0063】
なお、ダストキャップ11をサブハウジング3に組付けるタイミングとしては、フレーム5の挿入開口部17がダストキャップ11を挿入可能な大きさを有している場合、サブハウジング3をフレーム5に収容する前に、ダストキャップ11をサブハウジング3に組付けてもよい。
【0064】
加えて、フレーム5の挿入開口部17がどのような大きさを有しているかに関わらず、サブハウジング3をフレーム5に収容した後に、ダストキャップ11を嵌合開口部9から挿入して、ダストキャップ11をサブハウジング3に組付けてもよい。
【0065】
このようなコネクタ1では、サブハウジング3の嵌合面7を閉塞するダストキャップ11が、嵌合開口部9の内壁面と当接可能に配置されているので、サブハウジング3がフレーム5に組付けられた状態で、サブハウジング3がフレーム5の嵌合開口部9に対して移動することを規制することができる。
【0066】
このため、サブハウジング3をフレーム5に対してボルトなどで仮固定するときに、フレーム5に対してサブハウジング3の位置が合った状態を保持することができるので、容易にサブハウジング3をフレーム5に仮固定することができ、フレーム5に対するサブハウジング3の組付性を向上することができる。
【0067】
また、サブハウジング3は、相手ハウジングと嵌合する前の状態で、ダストキャップ11によって嵌合開口部9における移動が規制されるので、サブハウジング3の移動によるフレーム5からの脱落を防止でき、フレーム5に安定してサブハウジング3を保持することができる。
【0068】
さらに、サブハウジング3は、相手ハウジングと嵌合する前の状態で、ダストキャップ11によって嵌合面7が閉塞されるので、サブハウジング3内への異物の侵入を防止でき、ショートなどの誤作動を防止することができる。
【0069】
従って、このようなコネクタ1では、ダストキャップ11によってフレーム5に対するサブハウジング3の移動を規制できるので、フレーム5に対するサブハウジング3の組付性を向上し、フレーム5に安定してサブハウジング3を保持することができる。
【0070】
また、ダストキャップ11には、嵌合開口部9からフレーム5の外部に露出する把持部13が設けられているので、サブハウジング3と相手ハウジングとを嵌合させるときに、サブハウジング3の嵌合面7からダストキャップ11を容易に取り外すことができる。
【0071】
なお、本発明の実施の形態に係るコネクタでは、ダストキャップが弾性材料で形成されているが、これに限らず、合成樹脂などの絶縁性材料で形成してもよく、サブハウジングの嵌合面を閉塞し、嵌合開口部の内壁面と当接可能であれば、ダストキャップはどのような材料で形成してもよい。
【0072】
また、フレームの挿入開口部と嵌合開口部とは、互いに異なる方向に向けて開口されているが、これに限らず、挿入開口部と嵌合開口部とを同一方向に開口して挿入開口部と嵌合開口部とを共用化する、挿入開口部と嵌合開口部とを直線的に開口させるなど、挿入開口部と嵌合開口部との開口方向はどのようなものであってもよい。
【0073】
さらに、フレームは、筐体状に形成されているが、これに限らず、パネルなどのように壁面を有する板材などであってもよく、嵌合開口部に対して調心機能を持ってサブハウジングが配置されている構造であれば、本発明の構成を適用することができる。
【符号の説明】
【0074】
1…コネクタ
3…サブハウジング
5…フレーム
7…嵌合面
9…嵌合開口部
11…ダストキャップ
13…把持部
図1
図2
図3