特開2016-208917IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

フラビンアデニンジヌクレオチド依存型グルコース脱水素酵素活性を有するキメラタンパク質、該キメラタンパク質をコードする遺伝子、該遺伝子を含む組換えベクター、該遺伝子を含む形質転換体、遺伝子または形質転換体を用いたフラビンアデニンジヌクレオチド依存型グルコース脱水素酵素の製造方法、ならびに、キメラタンパク質を用いたグルコースセンサ、グルコース濃度測定方法およびバイオ燃料電池

要約特許出願時に添付された[要約書]

【課題】酵素活性および熱安定性の両方が従来より向上した、FADGDH酵素活性を有するタンパク質を提供すること。
【解決手段】フラビンアデニンジヌクレオチド依存型グルコース脱水素酵素活性を有する、Aspergillus terreus var. aureus由来タンパク質、または、Aspergillus oryzae由来タンパク質の特定のアミノ酸配列が、フラビンアデニンジヌクレオチド依存型グルコース脱水素酵素活性を有する好熱性糸状菌由来タンパク質の特定のアミノ酸配列に相当するアミノ酸配列で置換されてなるキメラタンパク質であって、特定のアミノ酸配列は、該好熱性糸状菌由来タンパク質をコードする該好熱性糸状菌由来のDNA塩基配列のエクソン2でコードされるポリペプチドに相当する第1のポリペプチドを含み、第1のポリペプチドが、好熱性糸状菌由来のエクソン2でコードされるポリペプチドで置換されていることを特徴とする。
【選択図】図9

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

特許文献1に開示される変異型FADGDHは、酵素活性に優れているものの、熱安定性は、特許文献2に開示される好熱性糸状菌由来FADGDH程高いとは言えない。一方、特許文献2に開示される好熱性糸状菌由来FADGDHは、極めて熱安定性が高いものの、酵素活性は、特許文献1に開示されるFADGDH等のAspergillus oryzae等の好熱性糸状菌以外の特定のAspergillus属糸状菌に由来するFADGDH程高いとは言えない。 本発明は、溶存酸素の影響を受けず、補酵素の添加も必要なく、そして、基質特異性にも優れているというFADGDHの優れた特性を保ちつつ、酵素活性および熱安定性の両方が従来より向上した、FADGDH酵素活性を有するタンパク質を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

〔1〕 フラビンアデニンジヌクレオチド依存型グルコース脱水素酵素活性を有する、Aspergillus terreus var. aureus由来タンパク質、または、Aspergillus oryzae由来タンパク質の特定のアミノ酸配列が、フラビンアデニンジヌクレオチド依存型グルコース脱水素酵素活性を有する好熱性糸状菌由来タンパク質の前記特定のアミノ酸配列に相当するアミノ酸配列で置換さ・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る
【発明の効果】
本発明によれば、溶存酸素の影響を受けず、補酵素の添加も必要なく、そして、基質特異性にも優れているというFADGDHの優れた特性を保ちつつ、酵素活性および熱安定性の両方が従来より向上した、FADGDH酵素活性を有するタンパク質を提供することができる。さらに、FADGDH酵素活性を有するタンパク質の基質親和性を高める(Km値を低下させる)ことができる。

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

知財ポータルサイト IP Force にログインして確認する (無料)

この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】参考例1での縮重PCR産物のアガロースゲル電気泳動の結果を示す写真である。

【図2】A.terreus var. aureus由来FADGDH遺伝子全領域を含むDNA断片の塩基配列を示す図である。

【図3】図2に示すAspergillus terreus var. aureus由来の塩基配列におけるエクソンの構成を示す模式図である。

【図4】A.terreus var. aureus由来FADGDH遺伝子のORFの塩基配列と、その塩基配列から類推されるアミノ酸配列を示す図である。

【図5】Ta.emersonii由来FADGDH遺伝子全領域を含むDNA断片の塩基配列を示す図である。

【図6】図5に示すTa.emersonii由来の塩基配列におけるエクソンの構成を示す模式図である。

【図7】Ta.emersonii由来FADGDH遺伝子のORFの塩基配列と、その塩基配列から類推されるアミノ酸配列を示す図である。

【図8】A.terreus var. aureus由来FADGDHのアミノ酸配列とTa.emersonii由来FADGDHのアミノ酸配列とを対比して示す図である。

【図9】試験例1のキメラタンパク質C1te〜C14teおよび比較例1、2のFADGDHの構造と、評価試験における酵素活性、Km、Tm等の測定結果を示す表である。

【図10】比較例1、2および試験例1のC1te〜C14teの確認試験におけるSDS−PAGEの結果を示す図である。

【図11】配列番号2に示すA.oryzae由来の塩基配列におけるエクソンの構成を示す模式図である。

【図12】A.oryzae由来FADGDH遺伝子のORFの塩基配列と、その塩基配列から類推されるアミノ酸配列を示す図である。

【図13】A.oryzae由来FADGDHのアミノ酸配列とTa.emersonii由来FADGDHのアミノ酸配列とを対比して示す図である。

【図14】評価試験におけるキメラタンパク質C3oe、C4oe、C7oeおよび比較例3、2の構造と、評価試験における酵素活性、Km、Tm等の測定結果を示す表である。

【図15】試験例2の確認試験における試験例2の一部(C3oe、C4oe、C7oe)、比較例3および比較例2のSDS−PAGEの結果を示す図である。

選択図 図9出願人が指定した本件の代表的な図

全ての図面はログインすると無料で閲覧できます。ログイン・ユーザー登録

[広告欄]

ログインすれば広告は減ります

ログインすれば広告は減ります