特開2016-210218IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

エアバッグを展開及び膨張させて乗員を衝撃から保護するエアバッグ装置

要約特許出願時に添付された[要約書]

【課題】基材のみにテアラインが設けられたエアバッグドアの表皮を安定して破断させる。
【解決手段】リテーナのうち、エアバッグを収容した筒状壁部のエアバッグドア13側の端部には、エアバッグにより押されて開いてエアバッグ開口36を開放する前ドア部43及び後ドア部46が並設される。エアバッグドア13は、基材と、その上にクッション層を介して積層された表皮26とを備え、エアバッグの展開方向前方において筒状壁部に隣接して配置される。エアバッグドアの構成部材のうち基材のみには、前ドア部43及び後ドア部46により押された際に破断の起点となるテアライン15が設けられる。前ドア部43及び後ドア部46の並設方向に直交する方向(左右方向)におけるテアライン15、前ドア部43及び後ドア部46のそれぞれの両側部分は、エアバッグ開口36の両外側領域に位置している。
【選択図】図2

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

ところで、クッション層にテアラインを設けるとなると、そのための工程が必要となり、また、基材にクッション層を積層する際に、基材のテアラインとクッション層のテアラインとが一致するようにこれらの位置合せを行なう必要があり、製造工程が手間のかかるものになる。 しかし、製造工程の簡略化等の観点から、クッション層にテアラインの設けられていないエアバッグドアを、構成の従来のエアバッグ装置に適用しようとすると、表皮を安定して破断させることが難しい場合がある。その理由としては、両ドア部の並列方向に直交する方向におけるテアライン及び両ドア部の長さが、エアバッグ開口の同方向の長さと同じに設定されていることが考えられる。 すなわち、展開及び膨張するエアバッグの押圧力が加わった両ドア部が開こうとするときには、両ドア部がエアバッグ開口と同程度かそれよりも小さな面で、基材を介してクッション層及び表皮を押圧することになる。そのため、両ドア部のエアバッグドアを押す力が、表皮を破断させるのに充分大きくない場合がある。この場合には、クッション層が破れて、両ドア部の押す力が表皮に加わりにくくなる。表皮がクッション層から剥がれて膨らみ、表皮が破断されにくい現象が起こる。 本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであって、その目的は、基材のみにテアラインが設けられたエアバッグドアの表皮を安定して破断させることのできるエアバッグ装置を提供することにある。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

課題を解決するエアバッグ装置は、エアバッグを収容し、かつ前記エアバッグが展開及び膨張する際に通過するエアバッグ開口を一端に有する筒状壁部が設けられたリテーナと、前記エアバッグの展開方向前方において前記筒状壁部に隣接して配置されたエアバッグドアとを備え、前記リテーナにおける前記筒状壁部のエアバッグドア側の端部には、前記エアバッグにより押されて開いて前記エアバッグ開口を開放する一対のドア部が・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る
【発明の効果】
エアバッグ装置によれば、基材のみにテアラインが設けられたエアバッグドアの表皮を安定して破断させることができる。

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】助手席用エアバッグ装置に具体化した一実施形態を示す図であり、同装置のエアバッグが展開及び膨張して助手席の乗員を保護する様子を示す概略平面図。

【図2】一実施形態におけるエアバッグドアを示す部分平面図。

【図3】図2の3−3線断面図。

【図4】図3におけるX部を拡大して示す部分断面図。

【図5】一実施形態におけるリテーナの斜視図。

【図6】(a)は図2の6−6線断面図、(b)は図6(a)の一部を拡大して示す部分断面図。

【図7】一実施形態におけるリテーナの平面図。

【図8】(a)は、一実施形態において、テアラインとエアバッグ開口との位置関係を説明する平面図、(b)は図8(a)の一部を拡大して示す部分平面図。

【図9】一実施形態の表皮における引張り強度の異方性を説明する模式図。

【図10】一実施形態を示す図であり、基材のテアラインと表皮における引張り強度の異方性との関係を説明する部分平面図。

【図11】図3の状態からエアバッグドアが開かれた助手席用エアバッグ装置を示す部分断面図。

選択図 図2出願人が指定した本件の代表的な図

10…インストルメントパネル、11…助手席用エアバッグ装置(エアバッグ装置)、12…エアバッグ、13…エアバッグドア、14…基材、15…テアライン、16…横ライン部(ライン部)、25…クッション層、26…表皮、31…リテーナ、32…筒状壁部、33…前壁部、34…後壁部、35…側壁部、36…エアバッグ開口、38…脆弱部、42…前ヒンジ部、43…前ドア部(ドア部)、45…後ヒンジ部、46…後ドア部(ドア部)、R1,R2…方向。

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