特開2016-212685IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

この発明は、缶入り飲料などの商品を加熱(ホット),冷却(コールド)状態に保存して販売する自動販売機であって、断熱筐体として形成された自動販売機本体の庫内に設置された庫内熱交換器と庫外に設置された凝縮器(庫外熱交換器)および圧縮機により冷凍サイクルを構成してなる自動販売機

要約特許出願時に添付された[要約書]

【課題】庫外熱交換器としてアルミニウム製庫外熱交換器を採用した場合にも簡単な構成により鋼板製の取付台に設置することが可能な自動販売機を提供する。
【解決手段】冷凍機のコンデンシングユニットを自動販売機本体の基台上に鋼板製の取付台を介して配設してなる自動販売機であって、前記庫外熱交換器をアルミニウム製とし、アルミニウム製庫外熱交換器12の下部側両サイドの外郭形状に対応する態様の収納部を有し、かつ、取付台50に係止固定される合成樹脂製の左右一対の保持部材60,60を設け、当該左右一対の保持部材60,60がそれぞれの収納部にアルミニウム製庫外熱交換器12の下部側両サイドを格納して保持した状態でアルミニウム製庫外熱交換器12と取付台50との間に隙間を形成してなることにより、アルミニウム製庫外熱交換器12を鋼板製の取付台50と離隔して設置することを可能とする。
【選択図】図5

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

従来のフィンアンドチューブ熱交換器のチューブが銅製からなる一方、端板が鋼板製になることから、異種金属同士の接触により電界腐食を生じるが、銅と鋼鉄のイオン化傾向の電気化学的ポテンシャルは銅のほうが鋼鉄よりもプラス側にあるために銅製のチューブが電解腐食することはなく、鋼板製の端板の電界腐食も凝縮器(庫外熱交換器)の仕様(耐用年数)を阻害するものではない。 ところで、軽量化および熱交換効率の向上のために凝縮器(庫外熱交換器)のチューブ,フィンをアルミニウム製としたアルミニウム製凝縮器(アルミニウム製庫外熱交換器)を採用した場合、従来と同様に鋼板製の端板により取付台に取付けると、異種金属同士の接触によりアルミニウム製のチューブが電解腐食により溶解して冷媒の漏洩を惹起してしまう。これは、アルミニウムと鋼鉄のイオン化傾向の電気化学的ポテンシャルはアルミニウムのほうが鋼鉄よりもマイナス側のため、アルミニウム側に電解腐食が生じるからである。したがって、アルミウム製凝縮器を採用した場合には鋼板製の端板を使用することができない、つまり、端板を利用して取付台に取付けることができず、また、取付台も鋼板製になることからアルミウム製凝縮器を取付台に接触することなく設置する必要があるという課題を有する。 本発明はの点に鑑みなされたものであり、その目的は前記課題を解決し、庫外熱交換器としてアルミニウム製庫外熱交換器を採用した場合にも簡単な構成により鋼板製の取付台に設置することが可能な自動販売機を提供することにある。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

目的を達成するために請求項1にかかる発明は、断熱筐体として形成された自動販売機本体の庫内の商品収納室に設置された庫内熱交換器と自動販売機本体の機械室に設置された庫外熱交換器および圧縮機により冷凍サイクルを構成してなる自動販売機であって、前記庫外熱交換器および圧縮機を自動販売機本体の基台上に鋼板製の取付台を介して配設してなる自動販売機において、前記庫外熱交換器をアルミニウム製とし、アルミニ・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る
【発明の効果】
本発明の請求項1に係る自動販売機によれば、断熱筐体として形成された自動販売機本体の庫内の商品収納室に設置された庫内熱交換器と自動販売機本体の機械室に設置された庫外熱交換器および圧縮機により冷凍サイクルを構成してなる自動販売機であって、前記庫外熱交換器および圧縮機を自動販売機本体の基台上に鋼板製の取付台を介して配設してなる自動販売機において、前記庫外熱交換器をアルミニウム製とし、アルミニウム製庫外熱交換器の下部側両サイドの外郭形状に対応する態様の収納部を有し、かつ、取付台に係止固定される合成樹脂製の左右一対の保持部材を備え、当該左右一対の保持部材はそれぞれの収納部にアルミニウム製庫外熱交換器の下部側両サイドを格納して保持した状態でアルミニウム製庫外熱交換器と取付台との間に隙間を形成してなることにより、合成樹脂製の左右一対の保持部材によりアルミニウム製庫外熱交換器を鋼板製の取付台と離隔して設置することができるので、異種金属同士の接触による電解腐食を防止しつつアルミニウム製庫外熱交換器を取付台に設置することが可能となる。また、保持部材を左右に分離された対のものとして形成したことにより、アルミニウム製庫外熱交換器と鋼板製の取付台とを離隔するための保持部材をアルミニウム製庫外熱交換器の底部の投影面積と同一の大きさとしたものに対して材料費を大幅に削減できるものであり、コストの上昇を最小限に抑えることができる。

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】本発明の実施の形態にかかる自動販売機の冷凍サイクルの構成図である。

【図2】図1のアルミニウム製庫外熱交換器の取付状態を示す斜視図である。

【図3】図2の分解図である。

【図4】図2に示すアルミニウム製庫外熱交換器の保持部材であり、(a)はその斜視図、(b)は保持部材を取付台に係止固定した要部斜視図である。

【図5】図1のアルミニウム製庫外熱交換器の取付台への設置状態を示す斜視図である。

【図6】図5のアルミニウム製庫外熱交換器に風洞を取付ける状態を示す分解図である。

【図7】本発明が対象とする自動販売機の外扉開放状態を示す斜視図である。

選択図 図5出願人が指定した本件の代表的な図

1…自動販売機本体、3,4,5…商品収納室、3A,4A,5A…庫内熱交換器、10…コンデンシングユニット、11…圧縮機、12…アルミニウム製凝縮器(アルミニウム製庫外熱交換器)、14…庫外ファン、20…風洞、50…取付台、60…保持部材、65…収納部、121…扁平状のチューブ、122…コルゲート状のフィン、123…入口ヘッダ、124…出口ヘッダ。

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