(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2016-212815(P2016-212815A)
(43)【公開日】2016年12月15日
(54)【発明の名称】映像データ自動転送機能付き携帯型防犯カメラ
(51)【国際特許分類】
G08B 25/04 20060101AFI20161118BHJP
G08B 21/02 20060101ALI20161118BHJP
【FI】
G08B25/04 K
G08B21/02
【審査請求】未請求
【請求項の数】1
【出願形態】書面
【全頁数】3
(21)【出願番号】特願2015-106833(P2015-106833)
(22)【出願日】2015年5月9日
(71)【出願人】
【識別番号】511088782
【氏名又は名称】辰巳 和正
(72)【発明者】
【氏名】辰巳 和正
【テーマコード(参考)】
5C086
5C087
【Fターム(参考)】
5C086AA22
5C086AA26
5C086CA28
5C086CB36
5C086DA08
5C086DA33
5C086FA02
5C086FA18
5C087AA02
5C087AA03
5C087AA09
5C087AA25
5C087AA42
5C087BB12
5C087BB20
5C087DD03
5C087DD05
5C087EE07
5C087EE18
5C087FF01
5C087FF02
5C087FF23
5C087GG02
5C087GG70
5C087GG83
(57)【要約】
【課題】 通学する児童等を不審者の不審行為から守るため、不審行為を抑制し、また不審者を特定出来るような携帯型防犯カメラを提供する。
【解決手段】 「撮影したデータを、データ通信機器等を経由してクラウド等にあるサーバーに自動的に転送し録画する機能のついた携帯型防犯カメラ」を持って通学等をすることで、声をかけらたりつきまわれたりする不審な行為、また通りがかりの瞬間的に発生する様々な不審な行為に巻き込まれる事を防ぎつつ、万一の場合は不審者を映像等で特定することで根源的な不安を取り除くことを可能とする。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
撮影したデータを、データ通信機器等を経由してクラウド等にあるサーバーに自動的に転送し録画する機能のついた携帯型防犯カメラ
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、通学途中の児童などが、不審者の不審行為に巻き込まれることを防ぎ、また、万一の場合は不審者や不審行為の特定に役立つ携帯型防犯カメラに関するものである。
【背景技術】
【0002】
不審者の不審行為を防ぐ手段として、携帯用の防犯ブザーなどの防犯グッズがあるが、これらは、犯罪にあうなどの緊急事態に陥った際に相手を威嚇したり危険を周りに伝え助けを求める機能はあるものの、声をかけられたり、つきまといを疑うような行為であったり、また通りがかりの瞬間的に発生するような様々な不審行為には、こんなことで使っていいのかという心理的、また使う前に不審行為が行われてしまうなどの物理的な制約などもあることから活用しにくく、不審行為の抑止効果には限界があった。
【0003】
また、防犯ブザーのような防犯グッズには、不審者や不審行為に関する情報を収集する機能はないことから、不審行為が行われても不審者や不審行為の特定にはつながらず、そのため、不審者を特定し対策を取るなど根本的に問題を解決することが出来ないことから、根源的な不安の解消にはつながらなかった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
通学中の児童などを狙った不審な行為への対策としての防犯ブザー等の防犯グッズは、犯罪にあうなどの緊急事態に陥った際に、音を鳴らして、相手を威嚇したり緊急事態を周りにしらせ、助けを求めて危機を脱するという用途のため、声をかけられたり、つきまといを疑うような行為など、緊急事態まではいたらないが不審だと感じるような様々な不審行為や、瞬間的に行われてしまうような様々な不審行為を抑制することができない。
【0005】
また、そのような不審行為が発生しても、目撃情報以外に不審者や不審行為を特定する情報が少ないことから、不審者や不審行為を特定することが困難であり、不審者を特定し対策を取るなどの根本的な問題解決には至らず、根源的な不安を解消することができない。
【課題を解決するための手段】
【0006】
「撮影したデータを、データ通信機器等を経由してクラウド等にあるサーバーに自動的に転送し録画する機能のついた携帯型防犯カメラ」を、例えば通学途中であればランドセルの肩掛け等にセットして通学途中の映像を撮影する。その撮影したデータをデータ通信機器等を経由してクラウド上のサーバー等に自動的に転送し録画する。
【0007】
このような「撮影したデータを、データ通信機器等を経由してクラウド等にあるサーバーに自動的に転送し録画する機能のついた携帯型防犯カメラ」を持って通学などを行うことで、不審者の不審な行為があれば、その行為をすべて映像として録画することができるうえ、もしその行為に不安を感じたのであれば、警察等に映像をもって相談することも可能となる。
【0008】
また、「撮影したデータを、データ通信機器等を経由してクラウド等にあるサーバーに自動的に転送し録画する機能のついた携帯型防犯カメラ」を持って通学等をしていることを不審者に見える状態にすることで、不審者が、不審行為を撮影されるリスクを考え、不審行為そのものを起こす事を抑制することにつながる。
【0009】
また、カメラが撮ったデータを携帯型防犯カメラ本体に録画せずに、データ通信機器を経由してクラウド等にあるサーバーに保存する仕組みとすることで、不審者に携帯型防犯カメラ自体を奪われるような危険な状態に巻き込まれることも回避できる。
【発明の効果】
【0010】
「撮影したデータを、データ通信機器等を経由してクラウド等にあるサーバーに自動的に転送し録画する機能のついた携帯型防犯カメラ」を持つことで、通学途中等に不審行為に巻き込まれる事を防ぐとともに、万一発生した際の不審者特定の可能性を高め安心して住める社会を実現する。
【発明を実施するための形態】
【0011】
撮影したデータを、データ通信機器等を経由してクラウド等にあるサーバーに自動的に転送し録画する機能のついた携帯型防犯カメラ