特開2016-214317(P2016-214317A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2015.5.11 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2016-214317(P2016-214317A)
(43)【公開日】2016年12月22日
(54)【発明の名称】スイッチユニットおよび遊技機
(51)【国際特許分類】
   A63F 5/04 20060101AFI20161125BHJP
【FI】
   A63F5/04 512A
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
【全頁数】12
(21)【出願番号】特願2015-99493(P2015-99493)
(22)【出願日】2015年5月14日
(71)【出願人】
【識別番号】000002945
【氏名又は名称】オムロン株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100155712
【弁理士】
【氏名又は名称】村上 尚
(72)【発明者】
【氏名】阿形 剛宏
(72)【発明者】
【氏名】鬼塚 浩之
(72)【発明者】
【氏名】小野山 太治
(72)【発明者】
【氏名】鷲見 昌昭
(72)【発明者】
【氏名】木村 雅孝
【テーマコード(参考)】
2C082
【Fターム(参考)】
2C082AA03
2C082AA06
2C082BB02
2C082BB78
2C082BB83
2C082BB93
2C082CA04
2C082CB07
2C082CB33
2C082CC01
2C082CC12
2C082CC37
2C082CD12
2C082CD20
2C082CD23
(57)【要約】      (修正有)
【課題】静電気による電子部品の故障を防ぐとともに、遊技者に対して強くアピールするスイッチユニットを提供する。
【解決手段】スイッチユニットは、縁部を除いて透明材料で構成されたボタンと、表示部の表示領域と対応する位置に、ボタンを位置決めするための開口部が形成された透明なボタンケースと、ボタンケースの下方に配設され、ボタンの縁部と対応する位置に電子部品が配置される透明基板104とを備え、ボタンは、ボタンケースの開口を介して、透明基板104の上に配置され、透明基板104におけるボタンの縁部の相当する位置の配線に、電子部品に並列な放電ギャップ131c,132c,122c〜124cが設けられている。
【選択図】図9
【特許請求の範囲】
【請求項1】
画像を表示する表示部と、
前記表示部上に積層して設けられる操作部と、を備えたスイッチユニットであって、
前記操作部は、
縁部を除いて透明材料で構成されたボタンと、
前記表示部の表示領域と対応する位置に、前記ボタンを位置決めするための開口部が形成された透明なボタンケースと、
前記ボタンケースの下方に配設され、前記ボタンの縁部と対応する位置に電子部品が配置される透明基板と、を備え、
前記ボタンは、前記ボタンケースの開口を介して、前記透明基板の上に配置され、
前記透明基板における前記ボタンの縁部の相当する位置の配線に、前記電子部品に並列な放電ギャップが設けられていることを特徴とするスイッチユニット。
【請求項2】
前記ボタンが複数であり、
前記ボタンケースは、互いに間を隔てた複数の前記開口部が形成されることを特徴とする請求項1に記載のスイッチユニット。
【請求項3】
前記放電ギャップの長さは、0.1〜0.2mmであることを特徴とする請求項1または2に記載のスイッチユニット。
【請求項4】
前記透明基板に対する前記ボタンの上面の高さは、12mm以下に構成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のスイッチユニット。
【請求項5】
前記電子部品は発光素子であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のスイッチユニット。
【請求項6】
請求項1〜5のいずれかに記載のスイッチユニットを備えることを特徴とする遊技機。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、スイッチユニットおよび遊技機に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、スロットマシンと呼ばれるゲーム機が知られており、スロットマシンは、複数種類のシンボルが表示された複数のリールが回転し、停止したときのシンボルの揃い方およびその揃っているシンボルにより役が決定し、その役およびベット数に応じて賞を付与する。
【0003】
ベット数の設定や、リール回転の開始等は、スロットマシンが備えるスイッチユニットに含まれるボタンが押下されることにより行われる。特許文献1には、遊技者にアピールすることにより集客できるよう、スイッチユニットにおいて画像を表示する技術が開示されている。具体的に、特許文献1のスイッチユニットは、表示部と、操作キーとの間にレンズを設けることで、操作キーに画像を表示させる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2012−200343号公報(2012年10月22日公開)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1の発明は、画像を表示する操作キーがスイッチユニット全体に占める割合が限られているので、アピール力が小さいという問題がある。より遊技者にアピールするには、操作キーの周囲のボタンケース等に透明な部材を用いた構成にすることで、表示部全体が利用できるようにすることが考えられる。
【0006】
この場合、レンズは不要となり、操作キーの厚みを薄くすることができるため、コストを抑えることが可能となるが、厚みが薄くなった分、帯電した指で操作キーが押下されると、指からボタンに伝わった電流によって、ボタンからボタンケースに沿面放電が生じてしまう。これにより、ボタン内部の回路に通常より大きな電流が流れ、電子部品が故障するといった問題が生じる。
【0007】
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、この発明の目的は、静電気による電子部品の故障を防ぐとともに、遊技者に対して強くアピールすることが可能なスイッチユニットおよび遊技機を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の課題を解決するために、本発明のスイッチユニットは、画像を表示する表示部と、前記表示部上に積層して設けられる操作部とを備えたスイッチユニットであって、前記操作部は、縁部を除いて透明材料で構成されたボタンと、前記表示部の表示領域と対応する位置に、前記ボタンを位置決めするための開口部が形成された透明なボタンケースと、前記ボタンケースの下方に配設され、前記ボタンの縁部と対応する位置に電子部品が配置される透明基板とを備え、前記ボタンは、前記ボタンケースの開口を介して、前記透明基板の上に配置され、前記透明基板における前記ボタンの縁部の相当する位置の配線に、前記電子部品に並列な放電ギャップが設けられている。
【0009】
上記構成によれば、透明なボタンケースの開口部に、縁部を除いて透明なボタンを配置することにより、ボタンの内部、および、ボタンの周囲において、表示部の表示画像を表示させることができ、画像を映し出せる範囲を広くすることができる。また、電子部品および放電ギャップは、前記ボタンの縁部の相当する位置に配置されているので、表示部による表示に影響を与えない。これにより、遊技者に対して強くアピールすることができる。
【0010】
また、遊技者の帯電した指によってボタンが押下された場合に、沿面放電が生じることがあるが、電子部品に並列な放電ギャップを設けたことにより、電子部品に通常より高い電流が流れるのを防ぐことができるので、電子部品の故障を未然に防ぐことができる。
【0011】
したがって、静電気による電子部品の故障を防ぐとともに、遊技者に対して強くアピールすることが可能なスイッチユニットおよび遊技機を提供することができる。
【0012】
また、本発明のスイッチユニットにおいて、前記ボタンが複数であり、前記ボタンケースは、互いに間を隔てた複数の前記開口部が形成されることが好ましい。
【0013】
上記構成によれば、ボタンとボタンとの間にも画像を表示させることができるので、遊技者により強くアピールすることが可能となる。
【0014】
また、本発明のスイッチユニットにおいて、前記放電ギャップの長さは、0.1〜0.2mmであることが好ましい。
【0015】
また、本発明のスイッチユニットにおいて、前記透明基板に対する前記ボタンの上面の高さは、12mm以下に構成されていることが好ましい。
【0016】
また、本発明のスイッチユニットにおいて、前記電子部品は発光素子であることが好ましい。
【0017】
上記構成によれば、ボタンの縁部において、発光素子による光演出を行うことができ、遊技者に対してより強くアピールすることができる。
【発明の効果】
【0018】
本発明は、静電気による電子部品の故障を防ぐとともに、遊技者に対して強くアピールすることができるといった効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0019】
図1】本実施の形態におけるスロットマシンの構成を示す図である。
図2】スイッチユニットを示す斜視図である。
図3】スイッチユニットの分解斜視図である。
図4】操作部の構成の一例を示す分解斜視図である。
図5】透明基板の一例を示す斜視図である。
図6】操作部が備えるボタンの一例を示す分解斜視図である。
図7】ボタンの断面を示す図である。
図8】沿面放電の経路が示されたボタンの断面を示す図である。
図9】透明基板に設けられたフォトセンサおよびLEDを示す平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
図1は、本実施の形態における遊技機としてのスロットマシンの構成を示す図である。図1に示されるように、スロットマシン1は、筐体の上部に配置されたリール部2と、紙幣投入口4と、チケット払出口5と、リール部2の近くに配置されたスイッチユニット6とを備える。スロットマシン1は、紙幣投入口4に紙幣が投入され、プレイ終了後、プレイ中に賞を受け取れる条件を満たした場合に、チケット払出口5からチケットを排出する。
【0021】
リール部2は、横方向に並べて設けられた複数のリールを含み、1プレイごとに回転と停止を繰り返す。リールには、複数種類のシンボルが示されており、すべてのリールが停止したときのシンボルの揃い方により特定される役に応じて、遊技者は賞を受けることができる。なお、リール部2は、リールそのものを含んでもよいし、リールに相当する画像が表示画面3に表示される構成であってもよい。
【0022】
スイッチユニット6は、遊技者からの操作を受け付ける。具体的に、プレイ時のベット数の増減を設定するためのボタン、プレイ開始の合図となるリールの回転(スピン)を指示するためのボタン等を含む。
【0023】
図2は、スイッチユニットを示す斜視図である。図3は、スイッチユニットの分解斜視図である。図3に示されるように、スイッチユニット6は、操作部100と、その下に設けられる表示部200と、トッププレート部300とを含む。
【0024】
表示部200は、液晶表示装置(LCD)等の表示装置であり、ゲームに関する画像データを表示する。例えば、表示部200は、その上方に配される操作部100の各ボタンの機能やゲームの演出やゲームに登場するキャラクター等の画像を表示することで、遊技者に自装置でプレイしてもらうようアピールすることが可能である。
【0025】
操作部100は、一部を除いて各部材が透明材料で構成される。これにより、遊技者は、表示部200により表示される画像を操作部100を通して視認することができる。また、操作部100は、各種ボタンを備える。具体的には、ベット数を入力するためのベットボタンと、ゲームの開始を指示するためのスピンボタンとを含む。
【0026】
トッププレート部300は、操作部100の上面に設けられるカバーであり、ボタンが上面に出るように、各ボタンの位置に対応して開口部301が設けられる。また、トッププレート部300は、周縁部を除いて透明材料で構成されている。
【0027】
図4は、操作部の構成の一例を示す分解斜視図である。図4に示されるように、操作部100は、縁部を除いて透明な材料で構成されたベットボタン108およびスピンボタン109と、ボタン108,109が配置されるボタン土台部とを備える。ボタン土台部は、例えば透明なプラスチック等で成形され、ベースフレーム101、スペーサ102、絶縁シート103、透明基板104、LED制御基板105、スイッチベース106が、この順に積層され、ビス等で固定される。
【0028】
スイッチベース106は、透明な材料からなり、表示部200の表示領域と対応する位置に、ベットボタン108、スピンボタン109の位置決めを行うための複数の開口部106a,106bが間を隔てて形成され、開口部106a,106bに、ベットボタン108、スピンボタン109が嵌められる。そして、ボタン108,109は、スイッチベース106の開口部106a,106bを介して(通して)、透明基板104上に配置される。このように、ボタン108,109のそれぞれは、互いに独立して透明基板104上に配置される。そのため、ボタン108,109のうちいずれか一つに故障や破損等が生じた場合であっても、当該ボタンのみを交換すればよく、メンテナンスがしやすい。また、スイッチベース106において複数の開口部106a,106bが間を隔てて形成されているため、ボタン108,109の間においても、表示部200の表示画像を遊技者が視認することができ、演出効果を高めることができる。
【0029】
このように、本実施形態では、透明材料のスイッチベース106の開口部106a,106bに、縁部を除いて透明なボタン108,109を配置することにより、ボタン108,109の内部、および、ボタン108,109の周囲(つまり、複数のボタン108,109の間)において、表示部200の表示画像を表示させることができ、より大きな画像を遊技者に視認させることができる。その結果、遊技者に対して強くアピールすることができる。
【0030】
図5は、透明基板の一例を示す斜視図である。図5に示されるように、透明基板104は、透明な材料であって、各ボタン108,109の周縁に沿った位置に合わせて、ボタン108,109が設けられる側の面に、電子部品として、フルカラーLED(Light-Emitting Diode)125と、フォトセンサ121とが搭載され、これら電子部品に電気を供給するための配線(図5では図示せず)が形成される。具体的に、ボタン108,109ごとに、その縁部(輪郭)に沿って複数のフルカラーLED125とフォトセンサ121とが設けられる。
【0031】
フルカラーLED125は、R(赤),G(緑),B(青)色それぞれの発光素子122〜124を備えている。本実施形態では16個のボタン108,109それぞれに対して、8個のフルカラーLED125が設けられる構成である。
【0032】
フォトセンサ121は、発光素子である発光部と、発光部から発せられる光を受光するフォトダイオードである受光部とから成り、発光部と受光部との間をセンシング対象が遮る構成により、操作部100のオン状態とオフ状態を判断する。
【0033】
図6は、操作部が備えるボタンの一例を示す分解斜視図である。図6に示されるように、ボタン108,109は、形状が矩形であり、演出部111、拡散部112、遮光片113、ボタン本体114およびカバー115が、この順に積層され、透明基板104上に配設される。
【0034】
カバー115は、開口部115aを有し、当該開口部115aにボタン本体114がはめ込まれる。ボタン本体114は、指により押下され、透明なキートップ部114bと、キートップ部114bを支持するための矩形枠状の支持部114cと、キートップ部114bと支持部114cとを連結するエラストマー部114dとを備えている。キートップ部114bに押圧力が加わると、エラストマーで構成されたエラストマー部114dが屈曲変形し、キートップ部114bのみが下方に押し下がる。また、キートップ部114bへの押圧力が取り除かれると、エラストマー部114dの弾性力により、キートップ部114bが上方へ押し上げられ、定位置に復元する。また、支持部114cの拡散部112が設けられる側の面(下面)には、遮光片113を取り付けるための取付部114aが形成されている。
【0035】
拡散部112は、枠体に遮光片113を配置するための切欠きを有した略C字形状であり、ボタン本体114の支持部114cの下面に沿って設けられる。また、拡散部112は、その下に設けられる演出部111からの光をボタン周囲に広げるように拡散する。
【0036】
演出部111は、矩形の枠状であり、拡散部112に沿って設けられる。演出部111は、透明基板104に搭載されたフルカラーLED125とフォトセンサ121との上方に設けられ、フルカラーLED125によって発せられた光を導く導光部としての機能を有する。ここでは、演出部111の各辺に2個ずつフルカラーLED125が設けられる場合が示されているが、この構成に限定するものではない。
【0037】
また、演出部111は、ボタン本体114が有する取付部114aに対向する位置に凹部111aが形成され、遮光片113は、取付部114aと凹部111aによって挟みこまれることにより、保持される。また、遮光片113は、略T字状であり、その縦方向部分を演出部111の内側に向けた状態で取り付けられる。
【0038】
また、演出部111は、凹部111aを有する部分と反対側の辺に、ボタン本体114を下方から支持するための突起部111bを有する。
【0039】
図7は、ボタンの断面を示す図である。図7の矢印に示されるように、ボタン108,109のキートップ部114bは、遊技者により上面から押下されたときに、突起部111bを有する側は押し下がらず、遮光片113を有する側がエラストマー部114dの屈曲変形によって押し下がる。このとき、キートップ部114bは、遮光片113に当接し、遮光片113を押し下げる。これにより、略T字状の遮光片113の縦方向部分がフォトセンサ121の発光部と受光部との間に侵入することにより、発光部から受光部に向かう光を遮って、ボタン本体114のオン状態を検出する。一方、ボタン本体114が押下されていないときは、発光部からの光を受光部が受光しており、オフ状態を検出する。
【0040】
図8は、ボタンの周縁の断面を示す図である。図8に示されるように、ボタン108,109は、透明なキートップ部114bの周縁に、カバー115、エラストマー部114d、支持部114c、演出部111、拡散部112が設けられる。これらカバー115、エラストマー部114d、支持部114c、演出部111および拡散部112が、ボタン108,109の縁部を構成する。そして、透明基板104の、ボタン108,109の縁部に対応する位置に、フルカラーLED125が配置される。これにより、ボタン108,109の縁部を様々な色で発光させることができ、演出効果を高めることができる。なお、ボタン108,109の縁部においては、フルカラーLED125の発光の演出を行うため、遊技者は、表示部200の画像を視認しないことになる。ただし、ボタン108,109の縁部は、表示部200の表示画面の僅かな領域を占めるものであり、表示部200の表示画像に影響を与えるものではない。
【0041】
また、図8中の太線は、沿面放電の伝わり方を示しており、沿面放電は、例えば遊技者の静電気を帯びた指が操作部100に触れたときに生じることがある。近年の操作部の構成によれば、操作部のボタンケースの材質は、金属であることが多いため、指からボタンに伝わる電流がボタンケースに伝わることで、ボタン内部の電子部品の故障を防いでいる。
【0042】
一方、本実施形態の操作部100の構成によれば、遊技者に対するアピール力を向上させるために、ボタンケースに相当する、操作部100のスイッチベース106およびトッププレート部300の材質を透明の樹脂等により構成したこと、操作部100の厚みを薄くしたこと(透明基板104に対するボタン108,109の上面の高さが12mm以下である)、ならびに、各ボタン108,109をスイッチベース106およびトッププレート部300の開口を介して透明基板104上に配置したことから、操作部100の上面に触れた指と透明基板104との間の最短の沿面距離は、図8の太線に示されるようにカバー115の内側と外側に沿った距離となる。その結果、指からボタンに伝わる電流が透明基板104に流れる可能性がある。これに対処するため、本実施形態では、ボタン本体114からフルカラーLED125やフォトセンサ121に、放電による過剰な電流が流れ込まない構成となっている。この構成について、図9を用いて説明する。
【0043】
図9は、透明基板上の配線を示す平面図である。図9に示されるように、電極131a,131b、132a,132bの上方にフォトセンサ121が配置される。本実施形態では、フォトセンサ121の発光部131の入力端子が電極131aと、発光部131の出力端子が電極131bと、受光部132の入力端子が電極132aと、受光部132の出力端子が電極132bと接続されるように、フォトセンサ121が透明基板104上に配置される。
【0044】
また、図9に示されるように、電極122a,122b、123a,123b,124a,124bの上方にフルカラーLED125が配置される。本実施形態では、R(赤)色の発光素子122の入力端子が電極122aと、発光素子122の出力端子が電極122bと、G(緑)色の発光素子123の入力端子が電極123aと、発光素子123の出力端子が電極123bと、B(青)色の発光素子124の入力端子が電極124aと、発光素子124の出力端子が電極124bと接続されるように、フルカラーLED125が透明基板104上に配置される。
【0045】
そして、本実施形態では、図9に示されるように、フォトセンサ121の受光部および発光部、ならびに発光素子122〜124それぞれに対して、透明基板104におけるボタン108,109の縁部の相当する位置の配線上に、放電ギャップ131c,132c,122c,123c,124cが並列に設けられる。具体的に、電極131aに接続された放電電極131dと電極131bに接続された放電電極131eとは、対向し、それら電極131d,131eの間に放電ギャップ131cが形成される。同様に、電極132aに接続された放電電極132dと電極132bに接続された放電電極132eとは、対向し、それら電極132d,132eの間に、放電ギャップ132cが形成される。
【0046】
また、発光素子122の入力端子と出力端子とのそれぞれに接続される電極122aと電極122bとは対向して設けられ、それら電極122a,122bの間に放電ギャップ122cが形成される。同様に、発光素子123の入力端子と出力端子とのそれぞれに接続される電極123aと電極123bとは対向して設けられ、それら電極123a,123bの間に放電ギャップ123cが形成される。同様に、発光素子124の入力端子と出力端子とのそれぞれに接続される電極124aと電極124bとは対向して設けられ、それら電極124a,124bの間に放電ギャップ124cが形成される。これら放電ギャップ131c,132c,122c〜124cが、フォトセンサ121および発光素子122〜124に流れ込まないよう静電気を放電するためのギャップであり、例えば放電ギャップ長は、0.1〜0.2mmである。放電ギャップ131c,132c,122c〜124cは、フォトセンサ121および発光素子122〜124を接続する配線に所定以上の電圧が印加されると、放電を促す。
【0047】
このように、放電ギャップ131c,132c,122c〜124cが設けられていることにより、その放電がフォトセンサ121の発光部131および受光部132、ならびに発光素子122〜124それぞれの入力側から出力側へと乗り越えるので、フォトセンサ121および発光素子122〜124に静電気が流れるのを防ぐことができる。これにより、フォトセンサ121および発光素子122〜124の故障を未然に防ぐことができる。
【0048】
また、放電ギャップ131c,132c,122c〜124cは、上述したように比較的幅の広い電極間に設けられる。このような電極が表示部200の表示領域の上に配置されると表示画像を視認しにくくする可能性があるが、本実施形態では、フルカラーLED125の発光演出を行う領域であるボタン108,109の縁部に放電ギャップ131c,132c,122c〜124cが設けられるので、表示部200による表示に影響を与えることなく、静電気対策を講じることができる。
【0049】
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
【産業上の利用可能性】
【0050】
本発明のスイッチユニットは、例えばスロットマシン等の遊技機に適用することができる。
【符号の説明】
【0051】
1 スロットマシン(遊技機)
6 スイッチユニット
100 操作部
104 透明基板
106 スイッチベース(ボタンケース)
106a,106b 開口部
121 フォトセンサ(電子部品)
125 フルカラーLED(電子部品)
122〜124 発光素子(電子部品)
122a〜124a、122b〜124b、131d,131e,132d、132e 電極
122c〜124c、131c、132c 放電ギャップ
200 表示部
300 トッププレート部(ボタンケース)
301 開口部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9