特開2016-214672(P2016-214672A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2015.5.11 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2016-214672(P2016-214672A)
(43)【公開日】2016年12月22日
(54)【発明の名称】遊技機
(51)【国際特許分類】
   A63F 7/02 20060101AFI20161125BHJP
【FI】
   A63F7/02 304D
【審査請求】未請求
【請求項の数】2
【出願形態】OL
【全頁数】13
(21)【出願番号】特願2015-104755(P2015-104755)
(22)【出願日】2015年5月22日
(71)【出願人】
【識別番号】000154679
【氏名又は名称】株式会社平和
(74)【代理人】
【識別番号】100080296
【弁理士】
【氏名又は名称】宮園 純一
(74)【代理人】
【識別番号】100141243
【弁理士】
【氏名又は名称】宮園 靖夫
(72)【発明者】
【氏名】高橋 義康
(72)【発明者】
【氏名】石井 敬一
(72)【発明者】
【氏名】佐藤 慎太朗
(72)【発明者】
【氏名】古屋 玲子
【テーマコード(参考)】
2C088
【Fターム(参考)】
2C088BC23
2C088BC25
(57)【要約】
【課題】前後幅寸法を小さくできて遊技機の限られた前後スペース内において配置レイアウトが容易になるとともに光飾効果も高い光飾装置を備えた遊技機を提供する。
【解決手段】光飾装置100を備えた遊技機であって、光飾装置100は、反射板110と、反射板110の前方に設けられた複数の導光板120,130と、各導光板の端面(上端面121,131)と対向するように配置されて導光板と反射板とに光を照射する発光体(LED140,150)とを備えたことを特徴とする。
【選択図】図5
【特許請求の範囲】
【請求項1】
光飾装置を備えた遊技機であって、
光飾装置は、反射板と、反射板の前方に設けられた複数の導光板と、各導光板の端面と対向するように配置されて導光板と反射板とに光を照射する発光体とを備えたことを特徴とする遊技機。
【請求項2】
前記複数の導光板として、前記反射板の前方に設けられて前記反射板と面対向するように配置された後側導光板と、当該後側導光板の前方に設けられて当該後側導光板と面対向するように配置された前側導光板とを備え、
前記前側導光板は、中央側面発光部と、当該中央側面発光部を囲んで当該中央側面発光部よりも強く面発光する縁取面発光部とを備え、
前記後側導光板は、光が当該後側導光板の後方から前記前側導光板に到達しないように当該光を遮る遮光部と、当該遮光部で囲まれた中央側面発光部とを備え、
前記前側導光板の端面と対向するように配置された発光体から出射した光によって前記前側導光板の中央側面発光部及び縁取面発光部が面発光するとともに、前記後側導光板の端面と対向するように配置された発光体から出射した光によって前記後側導光板の中央側面発光部が面発光するように構成され、
前方から見た場合に前記縁取面発光部が前記前側導光板の中央側面発光部及び前記後側導光板の中央側面発光部を囲むように配置され、かつ、前記遮光部が前記縁取面発光部の外側を囲むように配置されることによって、前記縁取面発光部が前記中央側面発光部よりも強く光って強調されたように視認され、かつ、前記遮光部が前記中央側面発光部よりも暗く視認されるように構成されたことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、光飾装置を備えた遊技機に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、光飾装置を備えた遊技機が知られている(特許文献1参照)。当該光飾装置は、LEDから出射する光によって導光板を面発光させる構成である。
【0003】
従来の光飾装置は、LEDを搭載した基板の面と導光板の面とが対向するように構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2014−113号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
遊技機は、限られた前後スペース内で様々な遊技部品が配置されて構成されている。このため、遊技部品の前後幅寸法をできるだけ小さくすることが好ましい。
しかしながら、従来の遊技部品としての上述した光飾装置は、LEDを搭載した基板の面と導光板の面とが対向するように構成されているため、前後幅寸法が大きくなってしまうという課題があった。
【0006】
本発明は上記課題を解決すべく、前後幅寸法を小さくできて遊技機の限られた前後スペース内において配置レイアウトが容易になるとともに光飾効果も高い光飾装置を備えた遊技機を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するための本発明に係る遊技機は、光飾装置を備えた遊技機であって、光飾装置は、反射板と、反射板の前方に設けられた複数の導光板と、各導光板の端面と対向するように配置されて導光板と反射板とに光を照射する発光体とを備えたことを特徴とする。
また、前記複数の導光板として、前記反射板の前方に設けられて前記反射板と面対向するように配置された後側導光板と、当該後側導光板の前方に設けられて当該後側導光板と面対向するように配置された前側導光板とを備え、前記前側導光板は、中央側面発光部と、当該中央側面発光部を囲んで当該中央側面発光部よりも強く面発光する縁取面発光部とを備え、前記後側導光板は、光が当該後側導光板の後方から前記前側導光板に到達しないように当該光を遮る遮光部と、当該遮光部で囲まれた中央側面発光部とを備え、前記前側導光板の端面と対向するように配置された発光体から出射した光によって前記前側導光板の中央側面発光部及び縁取面発光部が面発光するとともに、前記後側導光板の端面と対向するように配置された発光体から出射した光によって前記後側導光板の中央側面発光部が面発光するように構成され、前方から見た場合に前記縁取面発光部が前記前側導光板の中央側面発光部及び前記後側導光板の中央側面発光部を囲むように配置され、かつ、前記遮光部が前記縁取面発光部の外側を囲むように配置されることによって、前記縁取面発光部が前記中央側面発光部よりも強く光って強調されたように視認され、かつ、前記遮光部が前記中央側面発光部よりも暗く視認されるように構成されたことを特徴とする。
なお、上記発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではなく、特徴群を構成する個々の構成もまた発明となり得る。
【発明の効果】
【0008】
上記各構成に係る遊技機によれば、前後幅寸法を小さくできて遊技機の限られた前後スペース内において配置レイアウトが容易になるとともに光飾効果も高い光飾装置を備えた遊技機を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】パチンコ機の概略斜視図。
図2】遊技盤の正面図。
図3】遊技盤から光飾装置の導光板及びLED設置基板を分解して示した分解斜視図。
図4】光飾装置を示す斜視図。遊技盤を構成する複数の部品を示す分解斜視図。
図5】光飾装置の構成及び作用を示す断面図(ハッチングは省略している)。
図6】パチンコ機の制御ブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、実施形態を通じて本発明を詳説するが、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではなく、また実施形態の中で説明される特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
【0011】
図1に示すように、遊技機の一例としてのパチンコ機1は遊技場の島設備に設置される縦長方形状の機枠2と、この機枠2の一側部においてヒンジ機構により開閉自在に取付けられた本体枠3と、当該本体枠3内に収容された遊技盤30(図2参照)と、本体枠3の前方において開閉可能に軸着され、中央部に配設されたガラス窓4A及びガラス窓4Aの下方に設けられた受皿6を有するパネル枠4と、パネル枠4の下部一側部より前方に突設されたハンドルユニット7、及びパネル枠4の上部両側部に配設されたスピーカユニット8を主たる構成として備える。パネル枠4が本体枠3側に閉じられた状態において、パチンコ機1の前方に着座する遊技者からは、パネル枠4に配設されたガラス窓4Aを介して本体枠3内に収容された遊技盤30の遊技領域30A(図2図3参照)を視認することが可能である。
【0012】
受皿6の中央部には、遊技者の任意によって操作可能な操作手段としての操作機構9が配設される。操作機構9は、遊技者による押下操作が可能な円形のプッシュボタン9Aと、当該プッシュボタン9Aの周囲において遊技者による回動操作が可能なダイアル9Bとにより構成される。操作機構9は、後述する演出制御回路270と接続されており、プッシュボタン9A、及びダイアル9Bから出力される信号は、演出制御回路270側に入力する。受皿6には、この他、球貸ボタンや返却ボタン等が配設されており、これらのボタン操作によって図外のCRユニットに投入されたICカード等の記録媒体に記録された貸し球可能数に対応する遊技球の貸し出し動作、或いは記録媒体の返却動作が実行される。
【0013】
[遊技盤の構成について]
本体枠3内に収容される遊技盤30は、図2;図3に示すように、前面が遊技盤30の盤面30Fを形成する盤面構成体31Aと、盤面構成体31Aの後側に配置された例えば左右の役物装置200,200、及び、上下の演出表示装置210,210とを備えた構成である。
演出表示装置210は、例えば液晶表示画面等の演出表示画面215を備え、当該演出表示画面215に1〜8までの数字、及び特定のキャラクター等からなる演出図柄を変動表示可能な液晶表示装置である。
演出表示装置210の演出表示画面215には、演出図柄の他、演出図柄の変動表示に伴って予告演出やリーチ演出とも呼ばれる画像や動画によって表現される多様な変動演出が表示され、遊技者は一般に、演出表示画面215上に表示される変動表示、及び変動演出を視認しながら遊技を楽しむこととなる。
【0014】
図2図3に示すように、盤面構成体31Aの中央部には、遊技者が上下の演出表示画面215,215や左右の役物装置200,200を盤面構成体31Aの前方から目視可能とするための表示孔31Hが形成されている。盤面構成体31Aは、表示孔31Hの開口の面積と盤面30Fの面積との比が例えば1:1程度となるように形成されている。
【0015】
盤面構成体31Aの盤面30F側における表示孔31Hの周囲には、遊技球誘導壁部35が前方に向けて突設されている。遊技球誘導壁部35は、盤面構成体31Aの盤面30F側における表示孔31Hの上側開口縁、及び左右両側の開口縁を略円形状に取り囲むように延在する壁部である。上述のガラス窓4Aが閉じられた場合において、遊技球誘導壁部35の前端部とガラス窓4Aとは、遊技球の直径未満で接近し、遊技球誘導壁部35で囲まれた内側に遊技球が進入することは不可能とされる。
また、表示孔31Hの上側開口縁の下に位置されるように、表示孔31Hの上側開口縁を取り囲む遊技球誘導壁部35には光飾装置100が取付けられている。
【0016】
遊技盤30には、遊技盤30の盤面30Fと、遊技球誘導壁部35と、外ガイド部27及び内ガイド部28とによって区画された遊技領域30Aが形成される。遊技領域30Aは、遊技盤30の盤面30Fとガラス窓4Aの後面との間に形成された遊技球の流下可能な空間である。また、遊技盤30の盤面30Fには、多数の釘24や風車25が稙設されており、遊技者のハンドルユニット7の操作に応じて駆動する図外の発射機構により発射され、遊技領域30A内に到達した遊技球は、多数の釘24や風車25によって不規則に誘導されつつ遊技領域30A内を流下する。
【0017】
また、本実施形態において遊技領域30Aは、図2に示すように、概ね左打ち領域ELと右打ち領域ERとに区分けされている。左打ち領域ELは、遊技盤30の左右中心線CLよりも左側の領域であり、当該左打ち領域ELに到達した遊技球は遊技領域30A内を流下する。
一方、右打ち領域ERは、遊技領域30Aの左右中心線CLよりも右側の領域であり、当該右打ち領域ERに到達した遊技球は、遊技球の直径よりも僅かに広く、2個以上の遊技球が流下不能な右打ち通路36を通って遊技領域30A内を1個ずつ流下する。
【0018】
遊技盤30の遊技領域30A内には、第1始動部品50、第2始動部品52、大入賞装置60、一般入賞部品66等が配設されており、これらの入賞部品や入賞装置に遊技球が入球すると、各入賞部品等に対応した所定数の賞球が受皿6に払出される。
また、遊技球が第1始動部品50、又は第2始動部品52に入球すると、上記賞球の払出しの他、大入賞装置60を開放動作させ、遊技者にとって有利な状態を醸成する特別遊技の可否に関する抽選(特図当否抽選)や、当該特別遊技の態様を決定する抽選を始めとする各種の抽選が主制御回路240により実行される。即ち、第1始動部品50、又は第2始動部品52への遊技球の入球は、上記各種の抽選を受ける契機となるものである。
【0019】
以下、各入賞装置の構成について説明する。
第1始動部品50は、遊技領域30Aの左右方向略中央において、上記表示孔31Hの下側開口縁に沿って設けられたステージ47の下方に配設される。第1始動部品50は、遊技盤30の盤面30Fより前方に突出し、上方が開口した入賞部50Aと、第1始動口検出スイッチSW1(図6参照)とを備え、入賞部50Aの上方開口(第1始動口)より内部に取り込まれた遊技球は、内部に配設された第1始動口検出スイッチSW1によって検出される。
【0020】
図6に示すように、第1始動口検出スイッチSW1は、主制御回路240と接続されており、主制御回路240は第1始動口検出スイッチSW1からの検出信号に基づいて前述した各種の抽選処理や、賞球を例えば3個払い出す賞球払出処理を実行する。なお、本例において第1始動部品50の位置は、上述の左打ち領域ELを流下する遊技球のみが入球し得る位置に設定されている。
【0021】
第2始動部品52は、右打ち領域ER内において前述の第1始動部品50、大入賞装置60よりも上方に配設される。第2始動部品52は、遊技盤30の盤面30Fより前方に突出し、側部が開口した矩形状の入賞部52Aと、第2始動口検出スイッチSW2(図6参照)と、入賞部52Aの側部において開閉動作可能に設けられた開閉体53とを備える。図2図3に示すように、矩形状の入賞部52Aは例えば透明なケーシングにより形成されており、遊技者は入賞部52Aの側部開口(第2始動口)への遊技球の入球有無を視認可能である。入賞部52A内に入球した遊技球は、内部に配設された第2始動口検出スイッチSW2により検出される。
図6に示すように、第2始動口検出スイッチSW2は主制御回路240と接続されており、主制御回路240は第2始動口検出スイッチSW2からの検出信号に基づいて前述した各種の抽選処理や、賞球を例えば3個払い出す賞球払出処理を実行する。
【0022】
開閉体53は、盤面構成体31Aの後面側に配設されたソレノイドSOL1(図6参照)の駆動によって閉鎖状態と開放状態とを取り得る羽根状部材である。図2に示すように、開閉体53が直立した閉鎖状態においては、開閉体53の自由端部が、遊技盤30の盤面30Fより前方に突出し、上下方向に延在する流下阻止壁57の下端部と遊技球の直径未満の間隔で接近することから、遊技球は第2始動部品52の入賞部52Aに入球することはできない。一方、図3に示すように、開閉体53が左右方向に倒伏した開放状態においては、開閉体53の自由端部が流下阻止壁57の下端部と遊技球の直径以上の間隔を有して離間することから、遊技球は第2始動部品52の入賞部52Aに入球可能となる。なお、第2始動部品52の位置は、上述の右打ち領域ERに打ち出された遊技球のみが入球し得る位置に設定されており、遊技球が右打ち領域ERを流下し、かつ、開閉体53が開放動作中である場合に限って入球が可能となる。
【0023】
第2始動部品52の上方には、通過ゲート58が配設される。通過ゲート58は、上下が開放した門型の遊技部品であって、その内部にはゲート検出スイッチSW3(図6参照)が格納されている。通過ゲート58を通過した遊技球は、ゲート検出スイッチSW3によって検出される。主制御回路240は、ゲート検出スイッチSW3からの検出信号の入力を契機として前述の開閉体53の開放の可否に関する各種の抽選を実行する。
【0024】
次に、大入賞装置60について概説する。図2に示すように、大入賞装置60は、右打ち領域ERにおいて、第2始動部品52の下方に配設される入賞装置である。同図の破線に示すように、大入賞装置60は、上方開放の入球口として形成された大入賞口60Aと、当該大入賞口60Aを閉鎖状態又は開放状態とする開閉体65とを備える。開閉体65は、ソレノイドSOL2の駆動によって遊技盤30の前後方向に開閉動作する部材である。開閉体65が前方に突出して大入賞口60Aを閉鎖した状態において、遊技球は大入賞口60A内に入球することなく遊技領域30Aの下流に流下する。一方、後述の特別遊技が実行され、開閉体65が後方に没入して大入賞口60Aを開放した状態において、遊技球は大入賞口60A内に入球し、内部に配設された大入賞口検出スイッチSW4(図6参照)によって検出された後、機外に排出される。大入賞口検出スイッチSW4は、主制御回路240と接続されており、主制御回路240側では、当該大入賞口検出スイッチSW4からの検出信号の入力に基づいて賞球を例えば15個払い出す賞球払出処理を実行する。上記構成からなる大入賞装置60の位置は、右打ち領域ERに打ち出された遊技球のみが入球し得る位置とされており、遊技球が右打ち領域ERを流下し、かつ、特別遊技中において開閉体65が開放動作中である場合に限って大入賞口60Aへの入球が可能となる。
【0025】
一般入賞部品66は、遊技盤30の左下側部に配設された部材であって、上方開口の複数の一般入賞口66aと、一般入賞口検出スイッチSW5(図6参照)とを備えており一般入賞口66aから入球した遊技球は、内部に収容された一般入賞口検出スイッチSW5により検出される。当該一般入賞口検出スイッチSW5は主制御回路240と接続されており、主制御回路240は一般入賞口検出スイッチSW5からの検出信号に応じて賞球を例えば3個払い出す賞球払出処理を実行する。また、上述した各入賞装置のいずれにも入球しなかった遊技球は、遊技領域の複数箇所に開設された複数のアウト口69に入球し、当該アウト口69と連通する図外の排出通路を介して機外に排出される。
【0026】
[光飾装置100の構成について]
光飾装置100は、反射板(リフレクター)110と、反射板110の前方に設けられた2枚の導光板120,130と、各導光板120,130の上端面(端面)121,131と対向するように配置されて導光板120,130と反射板110とに光を照射する発光体(光源)としてのLED140,150と、反射板110、導光板120,130、LED140,150を所定の状態に取付けるための取付手段とを備える。
光飾装置100の取付手段は、表示孔31Hの上側開口縁を取り囲む遊技球誘導壁部35に取付けられた取付ベース170と、取付ベース170の前面に取付けられた板設置部材171と、板設置部材171の上端縁側後面に取付けられた基板板設置部材172とを備える。
光飾装置100は、反射板110が板設置部材171の前面に形成されるとともに、導光板120,130が板設置部材171の前面に取付けられ、かつ、LED140,150が各導光板120,130の上端面121,131と対向するようにLED140,150を搭載した基板160が基板板設置部材172に取付けられて構成される。
取付手段及び反射板110は、例えば、ABS樹脂等の合成樹脂により形成される。
【0027】
2枚の導光板120,130は、前側の導光板(以下、前側導光板という)120と後側の導光板(以下、後側導光板という)130である。
後側導光板130は、例えば、アクリル樹脂等の合成樹脂により形成され、反射板110の前方に設けられて板の後面が反射板110の前面と所定の間隔を隔てて対向するように配置される。
前側導光板120は、例えば、アクリル樹脂等の合成樹脂により形成され、後側導光板130の前方に設けられて板の後面が後側導光板130の前面と所定の間隔を隔てて対向するように配置される。
即ち、反射板110、後側導光板130、前側導光板120は、互いに面が所定の間隔を隔てて対向するように配置される。
【0028】
前側導光板120の前面は、基準となる平面により形成された基準前面122と、基準前面122より前側に隆起する隆起部123とを備える。当該隆起部123によって、前側導光板120の前面に文字や記号によるロゴマーク等の光意匠部が形成される。
隆起部123の前面である意匠部前面124(中央側面発光部)は、基準前面122と平行な平面に細かな凹凸が形成された光拡散部として機能する凹凸面により構成される。
隆起部123の周面である意匠部周面125(縁取面発光部)は、意匠部前面124の周縁から基準前面122に向けて傾斜する傾斜面により構成される。
意匠部前面124を挟んで対向する意匠部周面125の各傾斜面は、図5に示すように、意匠部前面124を挟む意匠部前面124との境界縁間の距離aよりも基準前面122との境界縁間の距離bが長くなるような傾斜面により形成される。即ち、当該各傾斜面は、前側において互いに接近し、後側において互いに離間するような傾斜面に形成される。
前側導光板120の後面は、基準前面122と平行な平面により形成された基準後面126と、基準後面126から前方に窪むように形成された凹溝により構成された光反射部127とを備える。
光反射部127は、意匠部周面125と対応する基準後面126の位置に形成される。当該光反射部127は、例えば断面三角形状(例えば正三角形の底辺と2つの頂角が基準後面126と同一平面上に位置して1つのの頂角が前方に位置する溝底を形成するような断面三角形状)の凹溝により形成される。
光意匠部が、例えば図4に示すように、「CATS」という文字の場合、意匠部前面124によって「CATS」という文字が形成され、意匠部周面125によって「CATS」という文字の周囲を縁取る前側文字縁取面発光部が形成され、前側文字縁取面発光部と対応するように基準後面126側において光反射部127により「CATS」という文字の周囲を後側で縁取る後側文字縁取面発光部が形成される。
【0029】
即ち、前側導光板120は、意匠部前面124と対応する板部分により中央側面発光部が形成されて、かつ、意匠部周面125及び光反射部127と対応する板部分により中央側面発光部よりも強く面発光する縁取面発光部が形成された構成である。
【0030】
後側導光板130の前面は、基準となる平面により形成された基準前面132と、基準前面132より前側に隆起した隆起部の前面に金属メッキ等が施されて形成され後方からの光が前方に透過しないように遮る遮光部133とを備える。
基準前面132のうち遮光部133で囲まれた内側部分134は、前側導光板120の光意匠部を形成する文字や記号等と同じ文字や記号等の光意匠部に形成されている。当該後側導光板130の光意匠部を形成する内側部分134の後面136は、光を前方に拡散させるための細かな凹凸が形成された光拡散部135として機能する凹凸面に形成されている。
【0031】
即ち、内側部分134と対応する板部分により後側導光板130の中央側面発光部が形成され、遮光部133が当該中央側面発光部の前面である内側部分134を取り囲むように形成されている。そして、後側導光板130の上端面131と対向するように配置されたLED150から出射した光が前側導光板120に到達しないように遮光部133で遮られる。
【0032】
反射板110は、前側導光板120の光意匠部と対向した当該光意匠部とほぼ同一外径寸法の光反射部111を備える。
光反射部111は前面に例えば金属メッキが施されて形成された構成であり、前側導光板120の意匠部前面124と平行に対向する光拡散反射面部112と、後側導光板130の後面136と平行な面を対象面として前側導光板120の意匠部周面125を形成する傾斜面とほぼ面対称に形成された反射傾斜面部113とを備えた構成である。
即ち、光拡散反射面部112は例えば金属メッキされた凹凸面により形成され、反射傾斜面部113は例えば金属メッキされた傾斜平面により形成されている。
【0033】
従って、図5に示すように、後側導光板130の上端面131と対向するように配置されたLED150から出射した光が後側導光板130中を進行して光拡散部135によって前方に拡散し、後側導光板130の光意匠部(内側部分134)及び前側導光板120の意匠部前面124の光拡散部を介して前側導光板120の前方に拡散される(二点鎖線x1参照)ため、前側導光板120の前方で遊技を行う遊技者には、前側導光板120の光意匠部における意匠部前面124が弱く(淡く)面発光しているように目視される。
さらに、前側導光板120の上端面121と対向するように配置されたLED140から出射した光が、前側導光板120中を進行して光反射部127の光反射作用で前側導光板120の前方に集中的に出射する(二点鎖線x2参照)。即ち、後側導光板130の遮光部133の前方において意匠部周面125及び光反射部127と対応する板部分により構成された前側導光板120の縁取面発光部が、光反射部127の光反射作用で集中的な面発光を行うので、前側導光板120の意匠部前面124を囲む意匠部周面125が意匠部前面124よりも強い光で縁取りされて強調される。
【0034】
また、後側導光板130の上端面131と対向するように配置されたLED150から出射した光が、二点鎖線x3で示すように光拡散反射面部112により前方に拡散して反射するとともに、反射傾斜面部113を反射して光拡散反射面部112に届いて光拡散反射面部112により前方に拡散して反射する。さらに、前側導光板120の上端面121と対向するように配置されたLED140から出射した光が、二点鎖線x4で示すように光拡散反射面部112により前方に拡散して反射するとともに、反射傾斜面部113を反射して光拡散反射面部112に届いて光拡散反射面部112により前方に拡散して反射する。
従って、LED150及びLED140から出射した光を無駄なく有効使用できて、前側導光板120の光意匠部(中央側面発光部)を透過する光量を増やすことができるので、光装飾効果を向上させることができる。
【0035】
また、光が当該遮光部133によって遮られて前側の遊技者に届かず、基準前面132のうち遮光部133で囲まれた内側部分134により形成された光意匠部を透過する光が強調されて前側の遊技者に届くようになるため、前側導光板120の光意匠部が強調されて遊技者に目視されるようになる。
【0036】
即ち、光飾装置100は、前側導光板120の上端面121と対向するように配置されたLED140から出射した光によって前側導光板120の中央側面発光部及び縁取面発光部が面発光するとともに、後側導光板130の上端面131と対向するように配置されたLED150から出射した光によって後側導光板130の中央側面発光部が面発光するように構成され、かつ、後側導光板130が遮光部133を備えるため、前側導光板120の中央側面発光部、縁取面発光部、後側導光板130の中央側面発光部による光装飾効果が強調されるように構成されている。
【0037】
実施形態の光飾装置100によれば、後側導光板130の上端面131と対向するようにLED150を配置するとともに、前側導光板120の上端面121と対向するようにLED140を配置した構成としたので、光飾装置100の前後の厚さ寸法を小さくできるため、パチンコ機1の限られた前後スペース内での配置レイアウトが容易になるとともに、光飾効果も高い光飾装置100を構成できる。
【0038】
また、光飾装置100は、前側導光板120の光意匠部における意匠部前面124を弱く光らせる中央側面発光部と、当該意匠部前面124を囲む意匠部周面125を意匠部前面124よりも強く光らせる縁取面発光部とを備え、さらに、後側導光板130の遮光部133が暗くなるように構成されているので、遊技者には、中央側面発光部によって弱く面発光する中央部と、中央部の周囲が縁取面発光部によって強く面発光する内側縁取面発光部と、内側縁取面発光部を囲んだ遮光部133によって暗くなる外側縁取面発光部とを備えた構成の光意匠部が視認されるようになり、明暗が強調されたメリハリのある光装飾効果を発揮する光飾装置100となる。
つまり、前方から見た場合に、意匠部側周面125(縁取面発光部)が前側導光板120の意匠部前面124(中央側面発光部)及び後側導光板130の内側部分134(中央側面発光部)を囲むように配置され、かつ、遮光部133が意匠部周面125の外側を囲むように配置されたことによって、意匠部周面125が前側導光板120の意匠部前面124及び後側導光板の内側部分134よりも強く光って強調されたように視認され、かつ、遮光部133が前側導光板120の意匠部前面124及び後側導光板130の内側部分134よりも暗く視認されるように構成されているため、明暗が強調されたメリハリのある光装飾効果を発揮する光飾装置100となる。
【0039】
また、光飾装置100は、複数のLED150が、後側導光板130の上端面131の延長方向に沿って上端面131と対向するように配置されるとともに、複数のLED140が、前側導光板120の上端面121の延長方向に沿って上端面131と対向するように基板160に配置され、これら複数のLED150及び複数のLED140が遊技盤30の前後方向で近接しないように、後側導光板130の上端面131及び前側導光板120の上端面121の延長方向に沿って千鳥状に配置されている構成としたので、LED150から出射する光とLED140から出射する光との干渉を少なくできる。
【0040】
[パチンコ機の内部構成について]
図6は、パチンコ機1の制御を担う制御手段の構成を示すブロック図である。同図に示すように、パチンコ機1は、主として遊技全般に係る基本動作を制御する主制御回路240と、主として賞球の払出動作を制御する払出制御回路250と、主として遊技球の発射を制御する発射制御回路260と、上下の演出表示装置210,210、左右の役物装置200,200、スピーカユニット8、発光体としての上述したLED140,150等を制御する演出制御回路270とを備える。
【0041】
主制御回路240は、(メイン)CPU240a、(メイン)ROM240b、及び(メイン)RAM240cを備えてなり、CPU240aが、各検出スイッチやタイマからの入力に対応してROM240bに予め格納されたプログラムを読み出して、当該プログラムに従った演算処理を行い、主制御回路240に接続された上述の各ソレノイドSOL1〜SOL2や、遊技盤30の遊技領域30Aの外方に配設された第1特別図柄表示装置35A、第2特別図柄表示装置35B、第1特別図柄保留表示装置36A、第2特別図柄保留表示装置36B、普通図柄表示装置37、及び普通図柄保留表示装置38といった各表示装置を直接的に制御したり、他の制御回路に多様なコマンドを送信する。また、このときRAM240cは、CPU240aの演算処理時におけるワークエリアとして機能し、演算に必要な各種のデータや、コマンドを一時的に保持する。
【0042】
主制御回路240には、払出制御回路250、及び演出制御回路270が接続されている。払出制御回路250は、主制御回路240と同様に不図示のCPU、ROM、RAMを備えたマイクロコンピュータであって、主制御回路240と一方向通信可能に接続されている。当該払出制御回路250には、外部情報出力端子板251が接続されている。外部情報出力端子板251は、主制御回路240(CPU240a)及び払出制御回路250(払出CPU)から出力された遊技の進行に関する種々の情報をパチンコ機1の設置店等に設けられたホストコンピュータ側に送信する。
【0043】
また、払出制御回路250には、遊技者に対して賞球を払い出すための払出モータ252、及び賞球数計数スイッチ253が接続されている。払出制御回路250は、主制御回路240から送信される払出コマンドに含まれる賞球数情報に基づいて所定の賞球数が払い出されるように払出モータ252を制御する。当該払出モータ252の駆動により払い出された賞球は、賞球数計数スイッチ253により検出され、払出制御回路250側において、適正な賞球数が払い出されたかが把握される。なお、払出制御回路250には、この他、受皿6に許容数以上の遊技球が貯留されていることを検知する皿満タン検出スイッチや、本体枠3の扉が開放していることを検知する扉開放検出スイッチ等の各種のスイッチが接続される。
【0044】
発射制御回路260には、ハンドルユニット7内に搭載されたタッチセンサ261、発射ボリューム262、図外の発射機構内に受皿6に貯留された遊技球を送り込む球送りモータ263、及び発射機構内に格納された球発射モータ264が接続されており、発射制御回路260は、払出制御回路250からの発射許可およびタッチセンサ261からの入力を条件として、遊技者によるハンドルユニット7の操作量に応じて変化する発射ボリューム262からの入力信号に基づいて球発射モータ264を制御し、受皿6に貯留された遊技球を所定の発射力により遊技領域30A内に打ち出す。
【0045】
演出制御回路270は、遊技進行中や待機中における各種の演出を制御する。
演出制御回路270は、(サブ)CPU270a、(サブ)ROM270b、(サブ)RAM270cを備えてなり、主制御回路240に対して、主制御回路240から演出制御回路270に対してのみ通信(一方向通信)が可能なように接続されている。当該演出制御回路270は、主制御回路240から送信される演出に関する各種のコマンドや内部タイマからの入力信号に基づいて、ROM270bに予め格納されたプログラムを読み出して、当該プログラムに従った演算処理を行い、上下の演出表示装置210,210の演出表示画面215,215の画像制御、左右の役物装置200,200の駆動制御、遊技進行中における楽曲や効果音などの音声をスピーカユニット8から出力させる音声出力制御や、光飾装置100のLED140,150を多様なパターンにより発行させる発光制御等を実行する。このときRAM270cは、CPU270aの演算処理時におけるワークエリアとして機能し、演算に必要な各種のデータや、コマンド等を一時的に保持する。
【0046】
また、演出制御回路270は、CPU270aと接続され、当該CPU270aより送信される画像表示に係る各種のコマンドを受信して演出表示画面105に多様な画像を表示するためのVDP、及び上記画像表示処理中に必要な各種のデータ等を一時的に保存するVRAM、音声制御のための音声合成LSI等、各種制御に必要なハードウェアを備えている。また、演出制御回路270には、遊技者の任意に操作可能な前述の操作機構9が接続されており、例えば当該操作機構9の操作タイミングに合せて前述の各制御を実行し、操作機構9の操作タイミングに従った所定の演出を表現することが可能である。
【0047】
以下、上記構成からなるパチンコ機1の遊技の流れについて概説する。
遊技者のハンドルユニット7の操作により遊技領域30A内を流下する遊技球が前述の第1始動部品50又は第2始動部品52に入球すると、主制御回路240では特別遊技(所謂大当り遊技)の実行可否に関する抽選、特別図柄の種類を決定する抽選、特別図柄の変動パターンを決定する抽選等の種々の抽選を実行する。
そして、上記抽選のうち、特図当否抽選の結果が「当り」である場合には、前述の大入賞装置60を開放動作させ、遊技球の入球を容易とする特別遊技が実行される。
【0048】
尚、実施形態1では、前側導光板120の上端面121及び後側導光板130の上端面131と対向するようにLED140,150を配置した構成を示したが、LEDは導光板の端面と対向するように配置されればよい。例えば、LEDを導光板の下端面と対向するように配置しても良いし、LEDを導光板の左端面と対向するように配置しても良いし、LEDを導光板の右端面と対向するように配置しても良い。
【0049】
以上、本発明を実施の形態に基づいて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に何ら限定されることはなく、実施形態を組み合わせて多様な変更、改良を行い得ることが当業者において明らかである。また、そのような多様な変更、改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが特許請求の範囲の記載から明らかである。
【符号の説明】
【0050】
1 パチンコ機(遊技機)、30 遊技盤、30F 盤面、100 光飾装置、
110 反射板、120 前側導光板、121 上端面(端面)、130 後側導光板、
131 上端面(端面)、133 遮光部、140,150 LED(発光体)。
図1
図2
図3
図4
図5
図6