特開2016-215092IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

例えば石炭焚き、原油焚き及び重油焚き等の発電プラントに適用される海水脱硫装置の排水処理に係り、特に、海水法を用いて脱硫する海水脱硫装置の海水脱硫排水(排海水)の水質を改質する海水脱硫排水の水質改質装置及び海水排煙脱硫システム

要約特許出願時に添付された[要約書]

【課題】例えば攪拌機等を用いることなく、液液混合を良好に行うことができる海水脱硫排水の水質改質装置及び海水排煙脱硫システムを提供する。
【解決手段】海水脱硫装置15により排ガス12中の硫黄酸化物を海水14により海水脱硫することで生成される酸性の海水脱硫排水21を、希釈海水14b及び空気71aにより水質回復処理を行う酸化・曝気部23を備えた水質改質装置であって、酸化・曝気部23の前流側に設けられ、希釈海水14bを供給して海水脱硫排水21と混合する入口側希釈部22を備え、該入口側希釈部22の底面22aから立設され少なくとも一つ以上の渦発生用の抵抗体31を有する。
【選択図】図1

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

しかしながら、海水を用いた脱硫塔からの使用済の海水脱硫排水は、水質改質装置に導入する前において、反応しやすいpHに調整するために、希釈用の海水を供給して、海水脱硫排水を希釈しているが、その両者の液液混合が不完全である、という問題がある。 特に、長い水路構造の水質改質装置での改質処理の場合には、水路入口部での混合が良好なことが要求されており、その対策が望まれている。 また、海水脱硫の排水の水質改質には膨大な海水量が必要となるので、一般の攪拌手段である例えば攪拌機等の設置は大幅な動力増加に繋がるという、問題がある。
また、使用済の脱硫排水とそれを希釈する希釈排水とが二方向から導入され、例えば直交流等となって混合する場合には、これらの二方向からの流れを十分に混合させるための対策が望まれている。 そこで、例えば攪拌機等の設置をすることなく、液液混合を良好に行う水質改質技術の出現が切望されている。 本発明は、前記問題に鑑み、例えば攪拌機等を用いることなく、液液混合を良好に行うことができる海水脱硫排水の水質改質装置及び海水排煙脱硫システムを提供することを課題とする。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

上述した課題を解決するための本発明の第1の発明は、海水脱硫装置により排ガス中の硫黄酸化物を海水により海水脱硫することで生成される酸性の海水脱硫排水を、希釈海水及び空気により水質回復処理を行う酸化・曝気部を備えた水質改質装置であって、前記酸化・曝気部の前流側に設けられ、前記希釈海水を供給して海水脱硫排水と混合する入口側希釈部を備え、該入口側希釈部に、少なくとも一つ以上の渦発生用の抵抗体を有する・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る
【発明の効果】
本発明によれば、入口側希釈部の底面から立設され少なくとも一つ以上の渦発生用の抵抗体を有するので、海水脱硫排水と希釈海水との液液混合が進み、よく混ざり合った希釈混合海水を生成することができる。

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】図1は、実施例1に係る海水脱硫排水の水質改質装置を備えた海水排煙脱硫システムの概略図である。

【図2】図2は、図1の要部の平面概略図である。

【図3】図3は、実施例1に係る海水脱硫排水の水質改質装置の概略図である。

【図4A】図4Aは、渦発生用の抵抗体の断面図である。

【図4B】図4Bは、渦発生用の抵抗体の断面図である。

【図4C】図4Cは、渦発生用の抵抗体の断面図である。

【図4D】図4Dは、渦発生用の抵抗体の断面図である。

【図4E】図4Eは、渦発生用の抵抗体の断面図である。

【図4F】図4Fは、渦発生用の抵抗体の断面図である。

【図4G】図4Gは、渦発生用の抵抗体の断面図である。

【図5】図5は、本実施例に係る他の渦発生用の抵抗体の斜視図である。

【図6】図6は、実施例1に係る他の海水脱硫排水の水質改質装置の概略図である。

【図7】図7は、実施例1に係る他の海水脱硫排水の水質改質装置の概略図である。

【図8A】図8Aは、渦発生用の抵抗体を流れ方向に同列に配置した図である。

【図8B】図8Bは、渦発生用の抵抗体を流れ方向に同列に配置した図である。

【図8C】図8Cは、渦発生用の抵抗体を流れ方向に同列に配置した図である。

【図8D】図8Dは、渦発生用の抵抗体を千鳥配列とした図である。

【図9】図9は、渦発生用の抵抗体を組み合わせた構造物の斜視図である。

【図10】図10は、実施例1に係る他の海水脱硫排水の水質改質装置の概略図である。

【図11】図11は、実施例1に係る他の海水脱硫排水の水質改質装置の概略図である。

【図12】図12は、実施例2に係る海水脱硫排水の水質改質装置の概略図である。

【図13】図13は、実施例2に係る他の海水脱硫排水の水質改質装置の概略図である。

【図14】図14は、実施例2に係る他の海水脱硫排水の水質改質装置の概略図である。

選択図 図1出願人が指定した本件の代表的な図

10 海水排煙脱硫システム   11 ボイラ   12 排ガス   13 除塵装置   14 海水   15 海水脱硫装置   15a 吸収塔   20、20A〜20H 海水脱硫排水の水質改質装置   21 海水脱硫排水   22 入口側希釈部   23 酸化・曝気部   24 出口側希釈部   25 希釈混合海水   26 水質改質海水   27 放流海水   31、51 渦発生用の抵抗体   32 攪拌渦   52、52a、52b 回転翼

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