特開2016-217080IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

建物の屋根に太陽電池モジュールなどの遮蔽板状部材を設置した屋根パネルユニットおよびびその屋根パネルユニットを設置して構築される建物の屋根構造に関するものである。

要約特許出願時に添付された[要約書]

【課題】生産効率の向上を図ることが可能であるとともに、吊り上げ可能な強度を確保可能な屋根パネルユニットおよびその屋根パネルユニットを提供すること。
【解決手段】側縁を形成するために略平行に配置される一対の屋根フレーム2,2と、屋根フレーム2,2間を塞ぐように配置された屋根ふき材4と、屋根ふき材4の上方を跨ぐように屋根フレーム2に固定された遮蔽板状部材としての太陽電池モジュール1と、を備えた屋根パネル10と、屋根フレーム2に直交する方向に並設された第1の屋根パネル10(a)および第2の屋根パネル10(b)に対して前記直交する方向の全幅に亘って設けられ、複数並設された屋根パネル10(a),10(b)を連結した連結梁120と、を備えたことを特徴とする屋根パネルユニットとした。
【選択図】図1

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

しかしながら、特許文献3−5のように、1枚の屋根パネルごとに、建物に設置する場合、屋根パネルの数に応じた設置時間を要し、生産工数の増加を招き、生産効率の悪化を招く。また、特許文献7−10のように、隣り合う屋根パネルのフレーム同士を締結した状態で建物に設置しようとした場合、屋根パネルの設置時や運搬時に、屋根パネルを吊り上げたり、架台に乗せたりするのに十分な強度を確保することが難しい。 そこで、本発明は、生産効率の向上を図ることが可能であるとともに、吊り上げ可能な強度を確保可能な屋根パネルユニットおよびその屋根パネルユニットを備えた建物の屋根構造を提供することを目的としている。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

前記目的を達成するために、本発明の屋根パネルユニットは、 側縁を形成するために略平行に配置される一対の屋根フレームと、前記屋根フレーム間を塞ぐように配置された屋根ふき材と、前記屋根ふき材の上方を跨ぐように前記屋根フレームに固定された遮蔽板状部材と、を備えた屋根パネルと、 前記屋根フレームに直交する方向に複数並設された前記屋根パネルに対して前記直交する方向の全幅に亘って設けられ、前記並設された・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る
【発明の効果】
このように構成された本発明の屋根パネルユニットは、複数の屋根パネルの全幅に亘って配置された連結梁に、屋根パネルを連結したため、単に、隣り合う屋根パネルの屋根フレーム同士を単に連結したものと比較して、屋根パネルの支持強度が向上する。
したがって、屋根パネルユニットを構成する複数の屋根パネルを1度に運搬および設置が可能となり、屋根パネルを1つ1つ運搬し、設置するものと比較して、運搬および設置の工数削減および時間短縮を図ることが可能となり、生産効率の向上が可能となる。
加えて、屋根パネルユニットにおける屋根パネル同士の連結強度が確保できるため、建物への設置時の強度も確保され、建物への設置状態での屋根パネルユニットの撓みなどを抑制できる。 さらに、屋根フレームと連結梁との連結を、連結部材を介して行った場合、連結梁への連結を、屋根フレームからずらした位置で行うことができ、屋根フレームを直接連結梁に連結するものと比較して、連結作業性に優れる。
また、連結部材に、直交する方向に隣り合う屋根フレーム同士を連結するフレーム連結部材が含まれるものでは、屋根フレーム同士をフレーム連結部材でも連結することで、屋根パネル同士の連結強度が向上する。しかも、このフレーム連結部材を、連結梁への連結にも用いることにより、それぞれの連結を独立して行うものと比較して、部品点数を削減することができる。
加えて、直交する方向に隣り合う屋根パネルの屋根フレームに跨って、屋根フレームの上面同士を連結する吊補強プレートをさらに備えるものでは、屋根パネルユニットの吊り上げ時に、隣り合う屋根フレーム上面同士の間隔が狭まるように屋根パネルユニットが撓むのを抑制できる。
したがって、屋根パネルユニットの吊り上げ時の強度を確保でき、運搬性、設置性を向上できる。
そして、遮蔽板状部材を太陽電池モジュールとしたものでは、複数の太陽電池モジュールを備えた屋根パネルユニットを提供することができる。特に、太陽電池モジュールは、重量を有するため、上述した屋根パネル同士の連結強度向上が、より有効となる。 さらに、屋根パネルユニットの連結梁の前記直交方向の両端部を建物に結合した建物の屋根構造では、屋根パネルユニットの建物への設置状態で、屋根パネルユニットが撓むのを連結梁により抑制できる。
また、屋根パネルユニットを、建物ユニット上に配置し、連結梁の両端部を、一対の梁の間に架け渡して前記梁に結合したものでは、工場において建物ユニットに屋根パネルユニットの設置が可能となる。したがって、建築現場において屋根パネルユニットを設置するものと比較して、施工性を向上できる。
加えて、屋根パネルユニットの前記直交方向の両側に配置された屋根フレームと梁とを結合する建物連結部材を備えた建物の屋根構造では、連結梁の両端部が、建物の梁に架け渡されることで、屋根パネルユニットの剛性を確保できる。
したがって、屋根フレームと梁とを結合しただけのものと比較して、屋根パネルユニットが撓むのを抑制することができる。

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】本発明の実施の形態1の屋根パネルユニットに用いる屋根パネルの概略構成を示した分解斜視図である。

【図2A】実施の形態1の屋根パネルユニットが設置されたユニット建物の全体の概略構成を示した平面図である。

【図2B】実施の形態1の屋根パネルユニットの全体の概略構成を示した平面図である。

【図3】実施の形態1の屋根パネルユニットを建物ユニットに設置する際の吊り上げ状態を示す斜視図である。

【図4】屋根フレームの構成を説明する図であって、(a)は勾配をつけて支持材を取り付ける工程を説明する説明図、(b)は軒先付近に取り付けられる支持金具を示した断面図、(c)は支持材が取り付けられた屋根フレームの構成を示した斜視図である。

【図5】屋根フレーム間を屋根ふき材で塞いだ状態を示した断面図である。

【図6】太陽電池モジュールを取り付ける工程を説明する斜視図である。

【図7】屋根パネルに吹上防止金具を取り付ける工程を説明する斜視図である。

【図8A】屋根パネルユニットにおける連結部材による屋根パネルの連結を説明する斜視図である。

【図8B】屋根パネルユニットにおける連結梁による屋根パネルの連結を説明する斜視図である。

【図9】屋根パネルユニットにおける屋根パネルの連結構造を説明する図であって、(a)は隣り合う屋根パネルの屋根フレーム同士を連結部材により連結する際の屋根フレームに継目が存在しない箇所での連結構造を示す斜視図、(b)は同様に隣り合う屋根パネルの屋根フレーム同士を連結部材により連結する際の屋根フレームに継目が存在する箇所での連結構造を示す斜視図、(c)は(a)(b)に示す連結構造の断面図、(d)は連結部材と連結梁との連結構造を示す断面図である。

【図10】連結梁を示す三面図であって、(a)は平面図、(b)は建物ユニットの長辺に沿う方向から見た正面図、(c)は建物ユニットの短辺に沿う方向から見た側面図である。

【図11】連結梁の断面図であって、図10(b)のS11−S11線に沿って切断した状態を示す。

【図12】図10(b)のK12の二点鎖線で囲んだ部位の三面図であって、(a)は平面図、(b)は前記長辺に沿う方向から見た正面図、(c)は前記短辺に沿う方向から見た側面図である。

【図13】屋根フレームと連結梁との連結構造を示す斜視図であって、(a)は屋根フレームに継目が無い場合の連結構造を示し、(b)は屋根フレームに継目がある場合の連結構造を示している。

【図14】吊補強プレートを示す図であって、(a)は平面図、(b)は側面図である。

【図15】吊補強プレートによる屋根フレームの連結構造を示す図であって、(a)は斜視図、(b)は(a)のS15−S15線の位置での断面図である。

【図16】建物ユニットへの屋根パネルユニットの結合に用いるガイドボルトの取付構造を示す斜視図である。

【図17】建物ユニットへの屋根パネルユニットの結合時のガイドボルト部分の結合状態を示す断面図である。

【図18】連結部材を示す図であって、(a)は平面図、(b)は建物ユニットの短辺に沿う方向から見た側面図、(c)は建物ユニットの長辺に沿う方向から見た正面図、(d)は(b)とは逆方向から見た側面図である。

【図19】屋根パネルユニットの屋根フレームと連結梁との結合状態および連結梁と建物ユニットの桁屋根梁との結合状態を示す断面図である。

【図20】屋根パネルユニットの屋根フレームと建物ユニットの桁屋根梁との結合状態を示す断面図である。

【図21】屋根パネルユニットの屋根フレームと建物ユニットの柱との結合状態を示す斜視図である。

【図22】実施の形態2の屋根パネルユニットの全体の概略構成を示した平面図である。

【図23】実施の形態2の屋根パネルユニットを設置する建物ユニットの骨格構造を示す斜視図である。

選択図 図1出願人が指定した本件の代表的な図

1 太陽電池モジュール(遮蔽板状部材)   2 屋根フレーム   4 屋根ふき材   10 屋根パネル   10(a) 第1の屋根パネル   10(b) 第2の屋根パネル   100 屋根パネルユニット   110 フレーム連結部材   120 連結梁   124 受部   127 接合ブラケット(連結部材)   130 吊補強プレート   140 第1L字金物(建物連結部材)   300 屋根パネルユニット   310 屋根パネル   H ユニット建物   H1〜H4 建物ユニット   H12 梁(桁屋根梁)

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