技術分野
磁性細線装置
要約特許出願時に添付された[要約書]
【課題】効率的に磁区を形成可能としつつも、磁区のシフト移動に必要となる印加電流量が少なくて済む磁性細線装置を提供する。
【解決手段】磁性細線11は、磁性膜が細線状に形成され、長手方向の一部に他の部分とは磁化方向の異なる磁区Dが形成される。磁気記録ヘッド30は、磁性細線11上の所定位置に設けられ、磁性細線11に磁区Dを形成する。パルス電流源20は、磁区Dを磁性細線11中でシフト移動させるための電子をパルス電流により供給する。そして、下地層16は、磁性細線11の下に設けられ、少なくとも一部がフェライトで形成されている。
【選択図】図3
発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋
しかし、磁性細線装置においては、前記のハードディスクドライブ装置のような高透磁率の下地層が設けられていなかった。そのため、磁気ヘッドが発する磁束が拡がり、効率的に磁区を形成できなかった。
そこで、磁性細線装置においてもハードディスクドライブ装置のような高透磁率の下地層を形成し、効率的に磁区を形成できるようにしたい。
しかしながら、ハードディスクドライブ装置に用いられているような高透磁率の下地層を、そのまま磁性細線装置に適用することはできない。なぜならば、磁性細線装置においては、磁区のシフト移動のために磁性細線に電流を流すようにしている。そして、ハードディスクドライブ装置に用いられているような高透磁率の下地層は一般に金属材料が使用されているため、これらの材料を磁性細線装置に適用すると、磁区のシフト移動のための電流が下地層にも分流されてしまい、磁区のシフト移動に必要となる印加電流量が増大してしまうという問題がある。
本発明は、効率的に磁区を形成可能としつつも、磁区のシフト移動に必要となる印加電流量が少なくて済む磁性細線装置を提供することを課題とする。
課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋
本発明に係る磁性細線装置は、磁性膜が細線状に形成され、長手方向の一部に他の部分とは磁化方向の異なる磁区が形成される磁性細線と、前記磁性細線上の所定位置に設けられ、前記磁性細線に前記磁区を形成する磁気記録ヘッドと、前記磁区を前記磁性細線中でシフト移動させるための電子をパルス電流により供給するパルス電流源と、前記磁性細線の下に設けられフェライトで形成された下地層とを備えたことを特徴とする。
【発明の効果】
本発明によれば、磁性細線装置において、効率的に磁区を形成可能としつつも、磁区のシフト移動に必要となる印加電流量が少なくて済むようにすることができる。
この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]
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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋
【図1】本発明の一磁性細線装置の磁気記録媒体について説明する説明図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】本発明の一磁性細線装置のパルス電流源及び磁気記録ヘッドを説明する説明図である。
【図4】比較例となる磁性細線装置について説明する説明図である。
【図5】従来のハードディスクドライブ装置の説明図である。
【図6】比較例となる磁性細線装置について説明する説明図である。
1 磁性細線装置
11 磁性細線
16 下地層
20 パルス電流源
30 磁気記録ヘッド
D 磁区
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