特開2016-220955IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

建築物の例えば壁や床、天井などの区画体に形成された貫通孔と、貫通孔に挿通される配管やケーブルなどの配管類(管体)との隙間から、火災時に火炎や熱の漏洩を防止するための防火カバー及び区画貫通孔の防火構造

要約特許出願時に添付された[要約書]

【課題】耐火パテを極力使用しなくても良好な防火性能を発現でき、かつ、建築物の区画体に形成された貫通孔への施工が簡易な防火カバー及び当該防火カバーを用いた防火構造を提供する。
【解決手段】防火カバー1は、建築物の区画体11に形成されかつ少なくとも1本の管体13が挿通される貫通孔12に設置され、貫通孔12の防火に用いられる。防火カバー1は、熱膨張性を有し、貫通孔12に挿通される筒状の本体部2を備える。本体部2は、軸方向の一端側に、本体部2の内周面から内側に向けて突き出た突出部4が設けられ、突出部4の表面40で本体部2の一端側の開口21から充填される耐火パテ5を受け止める。
【選択図】図1

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

しかし、特許文献1のように、耐火パテを貫通孔内に充填するパテ埋め作業は煩雑な作業であり、特に区画体の貫通孔が部屋の隅や天井近傍に形成されている場合には作業しにくく、作業者に多大な負担がかかっている。また、近年では作業者の高齢化が進んでおり、高齢の作業者にとっては、金属製のスリーブが重いことで、スリーブを貫通孔に設置する作業が、大きな負担となっている。一方で、作業者の熟練度によって施工状態にばらつきが見られ、区画体の貫通孔における防火性能に差が生じるおそれもある。 本発明は、課題に着目してなされたもので、耐火パテを極力使用しなくても良好な防火性能を発現でき、かつ、建築物の区画体に形成された貫通孔への施工が簡易な防火カバー、及び、当該防火カバーを用いた建築物の区画貫通孔の防火構造を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明の目的は、建築物の区画体に形成されかつ少なくとも1本の管体が挿通される貫通孔に設置され、前記貫通孔の防火に用いられる防火カバーであって、熱膨張性を有し、前記貫通孔に挿通される筒状の本体部を備え、前記本体部は、軸方向の一端側に、前記本体部の内周面から内側に向けて突き出た突出部が設けられ、前記突出部の表面で耐火パテを受け止めることを特徴とする第1の形態の防火カバーにより達成される。
【発明の効果】
本発明によれば、耐火パテを極力使用しなくても良好な防火性能を発現でき、かつ、建築物の区画体に形成された貫通孔に、簡易な作業で防火構造を施工できる。

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】本発明の一防火構造の断面図である。

【図2】本発明の一防火カバーの斜視図である。

【図3】図2の防火カバーの正面図である。

【図4】図1の防火構造の施工手順を示す断面図である。

【図5】図1の防火構造の施工手順を示す断面図である。

【図6】図2の防火カバーの変形例の斜視図である。

【図7】図1の防火構造の変形例の断面図である。

【図8】図2の防火カバーの変形例の正面図である。

【図9】本発明の他の防火構造の断面図である。

【図10】本発明の他の防火カバーの正面図である。

【図11】本発明の他の防火構造の断面図である。

【図12】本発明の他の防火カバーの斜視図である。

【図13】図1の防火構造の変形例の断面図である。

選択図 図1出願人が指定した本件の代表的な図

1 防火カバー   2 本体部   3 フランジ部   4 突出部   5 耐火パテ   6 凹部   7 切り込み   8 堰部   10 防火構造   11 区画体   12 貫通孔   13 管体

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