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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2016-221361(P2016-221361A)
(43)【公開日】2016年12月28日
(54)【発明の名称】美容システム
(51)【国際特許分類】
   A61N 1/30 20060101AFI20161205BHJP
【FI】
   A61N1/30
【審査請求】有
【請求項の数】5
【出願形態】OL
【全頁数】34
(21)【出願番号】特願2016-195489(P2016-195489)
(22)【出願日】2016年10月3日
(62)【分割の表示】特願2012-285270(P2012-285270)の分割
【原出願日】2012年12月27日
(71)【出願人】
【識別番号】000005810
【氏名又は名称】日立マクセル株式会社
(72)【発明者】
【氏名】長野 広信
(72)【発明者】
【氏名】坂田 栄二
(72)【発明者】
【氏名】吉村 雅志
(72)【発明者】
【氏名】桑畑 広幸
(72)【発明者】
【氏名】林田 真幸
【テーマコード(参考)】
4C053
【Fターム(参考)】
4C053BB32
4C053HH02
4C053HH04
(57)【要約】
【課題】 使用者に美容装置操作に係る案内情報を表示として視認可能に示して、使用者が適切な操作を行えるように誘導して、装置を効率よく用いて正しくスキンケアを実行でき、美容効果を最大限得ることを可能にする美容システムを提供する。
【解決手段】 美容装置10とは別体の表示端末を用いて、美容装置10の操作の案内表示を行わせると共に、美容装置10における例えばスイッチ操作やレベル調整操作等の操作内容に応じて表示端末の表示内容を変化させることにより、使用の状況に応じた適切な操作を使用者が表示端末の案内表示に従ってスムーズに行え、適切な美容効果の得られる操作を習熟なしに容易に実行でき、効率よく最大限の美容効果を発揮させられる。また、示端末に取り扱い方を表示することができるため、美容装置10の取扱説明書が不要となり、導入コストを抑えられる。
【選択図】 図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
使用者により把持される把持部、及び、当該把持部と一体に配設され、美容に係る所定の作動状態となるヘッド部、を少なくとも有して、ヘッド部から使用者の皮膚に対し所定の美容効果を付与可能とする美容装置と、
使用者の前記美容装置の取り扱いに係る案内情報を使用者が視認可能に表示する表示端末とを備え、
当該表示端末が、使用者の、美容装置のヘッド部の作動状態を変化させる操作、及び/又は、ヘッド部の使用者の皮膚に対する位置関係を変化させる操作に基づいた、美容装置の状態変化に係る情報を取得し、当該状態変化に応じて、案内情報の表示内容を変化させることを
特徴とする美容システム。
【請求項2】
前記請求項1に記載の美容システムにおいて、
前記表示端末で表示される案内情報が、前記美容装置のヘッド部を近付ける又は接触させる対象となる皮膚の具体的位置及び/又はヘッド部を向ける方向を示したものを含むことを
特徴とする美容システム。
【請求項3】
前記請求項2に記載の美容システムにおいて、
前記表示端末が、前記美容装置の状態変化に係る情報の一部として、使用者が直前にヘッド部を実際に移動させた箇所の位置情報及び/又はヘッド部を実際に向けた方向の情報を取得し、当該情報を反映して、美容装置のヘッド部を近付ける又は接触させる対象となる皮膚の具体的位置及び/又はヘッド部を向ける方向を新たに示す案内情報表示を行うことを
特徴とする美容システム。
【請求項4】
前記請求項1又は2に記載の美容システムにおいて、
前記表示端末が、前記美容装置の状態変化に係る情報の一部として、使用者が直前にヘッド部を実際に移動させた箇所の位置情報及び/又はヘッド部を実際に向けた方向の情報を取得し、当該情報を反映して、前記美容効果の付与対象となる所定範囲の皮膚を示す画像中における、美容装置のヘッド部を実際に移動させた皮膚の領域及び/又はヘッド部を実際に向けた方向における皮膚の領域を、皮膚を表す表示状態から皮膚と異なる表示状態へ、又は、皮膚と異なる表示状態から皮膚を表す表示状態へ変える案内情報表示を行うことを
特徴とする美容システム。
【請求項5】
前記請求項1ないし3のいずれかに記載の美容システムにおいて、
前記表示端末が、前記美容装置の状態変化に係る情報の一部として、使用者が直前にヘッド部を実際に移動させた箇所の位置情報及び/又はヘッド部を実際に向けた方向の情報を取得し、当該情報を反映した表示内容の変化を伴って案内情報表示を行い、且つ、
前記情報を反映した表示内容の変化の度合いが、使用者が直前にヘッド部を実際に移動させた皮膚の部位及び/又はヘッド部を実際に向けた方向における皮膚の部位により変わることを
特徴とする美容システム。
【請求項6】
前記請求項1ないし3のいずれかに記載の美容システムにおいて、
前記表示端末が、前記美容装置の状態変化に係る情報の一部として、使用者が直前にヘッド部を実際に移動させた箇所の位置情報及び/又はヘッド部を実際に向けた方向の情報を取得し、当該情報を反映した表示内容の変化を伴って案内情報表示を行い、且つ、
前記情報を反映した表示内容の変化の度合いが、使用者の皮膚の状態により変わることを
特徴とする美容システム。
【請求項7】
前記請求項1ないし3のいずれかに記載の美容システムにおいて、
前記表示端末が、前記美容装置の状態変化に係る情報の一部として、使用者が直前にヘッド部を実際に移動させた箇所の位置情報及び/又はヘッド部を実際に向けた方向の情報を取得し、当該情報を反映した表示内容の変化を伴って案内情報表示を行い、且つ、
前記情報を反映した表示内容の変化の度合いが、表示端末であらかじめ取得された皮膚に関わる使用者個人のデータの内容に基づいて変わることを
特徴とする美容システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、使用者の皮膚に対し所定の美容効果を与える美容装置を用いたシステムに関する。なお、本発明で美容効果を与える対象としての「皮膚」と共に用いる「肌」の語は、体表面のみでなく皮下脂肪等の皮下組織を含む体表層の「皮膚」と同義のものとして扱っている。
【背景技術】
【0002】
使用者の顔等の肌(皮膚)に対し所定の美容・美肌に係る各種動作を実行する美容装置は、家庭で用いられる簡易な単機能、低出力のものから、業務用として用いられる多機能、高出力のものまで、様々な種類のものが利用されている。こうした美容装置のうち、家庭等で用いられる簡易なものとしては、皮膚を冷したり加熱したりするもの、皮膚に対し吸引を行うもの、皮膚にスチームやミストを当てるもの、皮膚に光を照射するもの、皮膚に超音波による振動を伝えるもの、皮膚に微弱電流を流してイオン導入(イオントフォレーシス)を行うもの、あるいは、皮膚に微弱電流を流して微細な汚れを除去(クレンジング)するものなどが一般的に使用されている。
このような従来の美容装置の一例としては、特開2005−237545号公報や特開2005−245521号公報に開示されるものがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2005−237545号公報
【特許文献2】特開2005−245521号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の美容装置は前記各特許文献に示される構成となっており、こうしたイオン導入を行う装置をはじめとして、クレンジング用の装置や、皮膚の血行促進を図りマッサージ効果を与える装置、皮膚の引上げ(リフティング)効果を与える装置などでは、通常、装置本体部分から突出した作動部分(ヘッド部)を、直接又はコットンパフ等を介して顔など美容対象の皮膚に当てた上で、皮膚に対し通電したり、皮膚に熱や超音波振動を伝えたりする装置操作を使用者が行うことで、イオン導入等の美容効果が皮膚に付与されるようにしている。
【0005】
こういった装置の操作の方法については、あらかじめ使用者が取扱説明書を読んで操作の手順を把握した上で行うこととなるが、近年の美容装置は多機能化が進んだ分、操作がわかりにくくなっており、操作の習熟には困難な面が多かった。
【0006】
そのため、装置と一体に表示部を設けて、操作に応じた表示により操作の案内の一助とすることが考えられるものの、装置と一体の表示部はその大きさに制約があり、十分な情報を表示できない上、そもそも使用中は視認が困難で操作案内の助けにならないという課題を有していた。
【0007】
また、例えば、イオン導入やクレンジング用の装置では、皮膚に対し直接又は間接的に電極を当てて通電することとなるが、イオン導入等の効果は、通電の際の電圧や電流の大小により変化し、また、使用者が通電に伴って痛みとして感じる刺激も変化することから、有効な効果を得つつ刺激を抑えた、使用者にとって適したものとなるように調整する必要があった。
【0008】
しかしながら、こうした調整に係る操作は、一般の使用者にとってはわかりにくく、適切な調整が困難であり、誤って使用する人に合わない調整がなされた場合、効果の著しい低下を招いてしまうという課題を有していた。
【0009】
本発明は前記課題を解消するためになされたもので、使用者に美容装置操作に係る案内情報を表示として視認可能に示して、使用者が適切な操作を行えるように誘導して、装置を効率よく用いて正しくスキンケアを実行でき、美容効果を最大限得ることを可能にする美容システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明に係る美容システムは、使用者により把持される把持部、及び、当該把持部と一体に配設され、美容に係る所定の作動状態となるヘッド部、を少なくとも有して、ヘッド部から使用者の皮膚に対し所定の美容効果を付与可能とする美容装置と、使用者の前記美容装置の取り扱いに係る案内情報を使用者が視認可能に表示する表示端末とを備え、当該表示端末が、使用者の、美容装置のヘッド部の作動状態を変化させる操作、及び/又は、ヘッド部の使用者の皮膚に対する位置関係を変化させる操作に基づいた、美容装置の状態変化に係る情報を取得し、当該状態変化に応じて、案内情報の表示内容を変化させるものである。
【0011】
このように本発明によれば、美容装置とは別体の表示端末を用いて、美容装置の操作の案内表示を行わせると共に、美容装置における例えばスイッチ操作やレベル調整操作等の操作内容に応じて表示端末の表示内容を変化させることにより、使用の状況に応じた適切な操作を使用者が表示端末の案内表示に従ってスムーズに行え、適切な美容効果の得られる操作を習熟なしに容易に実行でき、効率よく最大限の美容効果を発揮させられる。また、表示端末に取り扱い方を表示することができるため、美容装置の取扱説明書が不要となり、導入コストを抑えられる。
【0012】
また、本発明に係る美容システムは必要に応じて、前記表示端末で表示される案内情報が、前記美容装置のヘッド部を近付ける又は接触させる対象となる皮膚の具体的位置及び/又はヘッド部を向ける方向を示したものを含むものである。
【0013】
このように本発明によれば、表示端末における案内表示として、美容装置のヘッド部を動かす先の位置や動かす方向を示して、使用者に対し案内を行うことで、美容装置を動かす操作をどのように行えばよいかを、使用者が容易に理解することができ、使用者の適切な操作を促して、より高い美容効果を得られることとなる。
【0014】
また、本発明に係る美容システムは必要に応じて、前記表示端末が、前記美容装置の状態変化に係る情報の一部として、使用者が直前にヘッド部を実際に移動させた箇所の位置情報及び/又はヘッド部を実際に向けた方向の情報を取得し、当該情報を反映して、美容装置のヘッド部を近付ける又は接触させる対象となる皮膚の具体的位置及び/又はヘッド部を向ける方向を新たに示す案内情報表示を行うものである。
【0015】
このように本発明によれば、表示端末で案内表示を行う際に、それまでにヘッド部を動かした位置や方向をそれ以降の表示に反映させて、その時点のヘッド部位置から新たにヘッド部を動かす目標となる位置や方向を、使用者に対し案内表示することにより、案内される新たな位置や方向の情報に従ってヘッド部を動かすようにすれば、ヘッド部を適切に動かす操作が容易に実行でき、仮に、ある時点でヘッド部が正しい対象位置を外れていた場合でも、ヘッド部の位置を踏まえて新たに表示された案内に従ってヘッド部を動かすことで、正しく美容効果が得られる状態に容易に復帰できる。
【0016】
また、本発明に係る美容システムは必要に応じて、前記表示端末が、前記美容装置の状態変化に係る情報の一部として、使用者が直前にヘッド部を実際に移動させた箇所の位置情報及び/又はヘッド部を実際に向けた方向の情報を取得し、当該情報を反映して、前記美容効果の付与対象となる所定範囲の皮膚を示す画像中における、美容装置のヘッド部を実際に移動させた皮膚の領域及び/又はヘッド部を実際に向けた方向における皮膚の領域を、皮膚を表す表示状態から皮膚と異なる表示状態へ、又は、皮膚と異なる表示状態から皮膚を表す表示状態へ変える案内情報表示を行うものである。
【0017】
このように本発明によれば、美容装置に係る案内情報の表示内容変化として、美容装置の状態変化としてのヘッド部の位置や向きの変化に応じて、美容効果付与対象の皮膚画像のうち、ヘッド部を実際に移動させたり向けたりした皮膚の領域の表示状態を、当初の表示状態から変えて明示する、具体的には、皮膚を表す表示状態から皮膚と異なる表示状態へ、又は、皮膚と異なる表示状態から皮膚を表す表示状態へ、変えるようにすることにより、既にヘッド部を近付け又は接触させる、あるいはヘッド部を向けて、所定の美容効果を付与された皮膚の領域が、表示から一目でわかることとなり、使用者は表示端末の案内表示を見ながら、表示がまだ変化していない部分にあたる皮膚に対し、ヘッド部を近付け又は接触させるか、ヘッド部を向けるようにして、効率的に美容装置を動かすことが極めて容易に行える。
【0018】
また、本発明に係る美容システムは必要に応じて、前記表示端末が、前記美容装置の状態変化に係る情報の一部として、使用者が直前にヘッド部を実際に移動させた箇所の位置情報及び/又はヘッド部を実際に向けた方向の情報を取得し、当該情報を反映した表示内容の変化を伴って案内情報表示を行い、且つ、前記情報を反映した表示内容の変化の度合いが、使用者が直前にヘッド部を実際に移動させた皮膚の部位及び/又はヘッド部を実際に向けた方向における皮膚の部位により変わるものである。
【0019】
このように本発明によれば、表示端末で案内表示を行う際に、それまでにヘッド部を動かした位置や方向をそれ以降の表示に反映させて、案内表示の内容を変化させる際に、その時点のヘッド部の位置や向きに対応する皮膚の部位に応じて、表示内容の変化の度合いを変えて、皮膚の部位によってヘッド部を動かした後の表示内容を異ならせることにより、案内表示を見た使用者がヘッド部を動かした後の表示内容を同様とするように部位ごとに頻度を変えてヘッド部を動かすことが見込め、皮膚の部位ごとに異なる美容効果の与えやすさや美容効果の要求度に対応させて、効果を得にくい部位や効果の要求度が高い部位ほど表示内容変化が小さくなるようにすれば、その分、使用者が他部位と同じような表示結果を得ようとして、効果を得にくい部位や効果の要求度が高い部位に対し頻繁にヘッド部を向かわせることとなり、使用者の部位ごとの適切なヘッド部操作を促して、美容装置を適用するいずれの部位にも適切な美容効果を与えられる。
【0020】
また、本発明に係る美容システムは必要に応じて、前記表示端末が、前記美容装置の状態変化に係る情報の一部として、使用者が直前にヘッド部を実際に移動させた箇所の位置情報及び/又はヘッド部を実際に向けた方向の情報を取得し、当該情報を反映した表示内容の変化を伴って案内情報表示を行い、且つ、前記情報を反映した表示内容の変化の度合いが、使用者の皮膚の状態により変わるものである。
【0021】
このように本発明によれば、表示端末で案内表示を行う際に、それまでにヘッド部を動かした位置や方向をそれ以降の表示に反映させて、案内表示の内容を変化させる際に、その時点のヘッド部の位置や向きに対応する皮膚の状態に応じて、表示内容の変化の度合いを変えて、皮膚の状態によってヘッド部を動かした後の表示内容を異ならせることにより、案内表示を見た使用者がヘッド部を動かした後の表示内容を一定とするように皮膚の状態の異なる箇所や時期ごとに頻度を変えてヘッド部を動かすことが見込め、皮膚の状態により変わる美容効果の与えやすさや美容効果の要求度に対応させて、効果を得にくい皮膚状態や効果の要求度が高い皮膚状態の場合ほど表示内容変化が小さくなるようにすれば、その分、使用者が他の皮膚状態である場合と同じような表示結果を得ようとして、効果を得にくい皮膚状態や効果の要求度が高い皮膚状態の場合に頻繁にヘッド部を皮膚に向かわせることとなり、使用者の皮膚の状態ごとの適切なヘッド部操作を促して、美容装置を適用する皮膚がどのような状態でも適切な美容効果を与えられる。
【0022】
また、本発明に係る美容システムは必要に応じて、前記表示端末が、前記美容装置の状態変化に係る情報の一部として、使用者が直前にヘッド部を実際に移動させた箇所の位置情報及び/又はヘッド部を実際に向けた方向の情報を取得し、当該情報を反映した表示内容の変化を伴って案内情報表示を行い、且つ、前記情報を反映した表示内容の変化の度合いが、表示端末であらかじめ取得された皮膚に関わる使用者個人のデータの内容に基づいて変わるものである。
【0023】
このように本発明によれば、表示端末で案内表示を行う際に、それまでにヘッド部を動かした位置や方向をそれ以降の表示に反映させて、案内表示の内容を変化させる際に、その時点の皮膚に関する個人データに応じて、表示内容の変化の度合いを変えて、個人データに基づく皮膚の性状によってヘッド部を動かした後の表示内容を異ならせることにより、案内表示を見た使用者がヘッド部を動かした後の表示内容を一般的な表示結果と同様となるように頻度を調整してヘッド部を動かすことが見込め、個人の特徴により変わる美容効果の与えやすさや美容効果の要求度に対応させて、効果を得にくかったり効果の要求度が高い皮膚性状である個人ほど表示内容変化が小さくなるようにすれば、その分、使用者が一般的な表示結果を得ようとして、効果を得にくかったり効果の要求度が高い皮膚性状の個人の場合に頻繁にヘッド部を皮膚に向かわせることとなり、使用者ごとの適切なヘッド部操作を促して、美容装置使用者の皮膚性状に関わりなく適切な美容効果を与えられる。
【図面の簡単な説明】
【0024】
図1】本発明の第1の実施形態に係る美容システムのブロック図である。
図2】本発明の第1の実施形態に係る美容システムの使用状態説明図である。
図3】本発明の第1の実施形態に係る美容システムにおける美容装置の概略斜視図 である。
図4】本発明の第1の実施形態に係る美容システムにおける携帯通信端末の概略正 面図である。
図5】本発明の第1の実施形態に係る美容システムにおける携帯通信端末での美容 装置作動開始操作の案内表示状態説明図である。
図6】本発明の第1の実施形態に係る美容システムにおける携帯通信端末による案 内表示でのアニメーション表示状態説明図である。
図7】本発明の第2の実施形態に係る美容システムにおける携帯通信端末による案 内表示状態説明図である。
図8】本発明の第3の実施形態に係る美容システムにおける携帯通信端末による案 内表示状態説明図である。
図9】本発明の第4の実施形態に係る美容システムにおける携帯通信端末による案 内表示状態説明図である。
図10】本発明の第4の実施形態に係る美容システムにおける携帯通信端末による 肌へのヘッド部第1回接触時の案内表示状態説明図である。
図11】本発明の第4の実施形態に係る美容システムにおける携帯通信端末による 肌へのヘッド部第2回接触時の案内表示状態説明図である。
図12】本発明の第5の実施形態に係る美容システムにおける美容装置の概略構成 説明図である。
図13】本発明の第5の実施形態に係る美容システムにおける携帯通信端末による 機能選択時の案内表示状態説明図である。
図14】本発明の第6の実施形態に係る美容システムのブロック図である。
図15】本発明の第6の実施形態に係る美容システムにおける携帯通信端末による 機能選択時の案内表示状態説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0025】
(本発明の第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態に係る美容システムを前記図1ないし図6に基づいて説明する。
前記各図において本実施形態に係る美容システム1は、使用者の手に保持され、作動部分から使用者の皮膚に対し所定の美容効果を付与可能とされる美容装置10と、この美容装置10の取り扱いに係る案内情報の表示を行う前記表示端末としての携帯通信端末90とを備える構成である。
【0026】
前記美容装置10は、使用者により保持される本体部11と、本体部11の端部寄りに配設されて肌(皮膚)70への美容に係る所定の作動状態となるヘッド部12と、本体部11における使用者による把持部分に配設される補助電極部14と、本体部11内に配設されてヘッド部12と補助電極部14間での使用者を介した通電状態を調整制御する制御部16と、外部の携帯通信端末90との通信のための通信手段17とを備える構成である。
【0027】
前記本体部11は、前記ヘッド部12が一端寄りに突出状態で配設される一方、他端側所定長さ範囲は使用者が使用時に手で把持して装置全体を保持するのに適した太さの把持部11aとされてなり、この把持部11aの長手方向とヘッド部12の正面方向とが所定角度分傾いた形状として形成され、内部には前記制御部16や通信手段17等の電気回路や電源としての電池(図示を省略)を配設される構成である。この把持部11aの長手方向末端となる本体部11の他端部には、携帯通信端末90との有線接続用のケーブルが連結される構成とすることもできる。
【0028】
また、本体部11における把持部11aのヘッド部12のある正面側には、使用者の入力操作を受けて美容動作のON、OFFや動作の種類、強弱等を切換える操作部11bが配設される。そして、本体部11における把持部11aの側面には、導電性部材からなり制御部16と接続された補助電極部14が配設され、使用者が把持部11aを把持するとその手指と補助電極部14とが接触することとなる。さらに、本体部11におけるヘッド部12の周囲には、ヘッド部12に対してコットンパフ等の多孔質被覆体を保持するリング状の保持部(図面を省略)が着脱可能とされる。この本体部11には、バイブレータ等の振動源を内蔵して、ヘッド部12への通電と共に肌70に振動を付加し、美容効果を高められるようにすることもできる。
【0029】
前記操作部11bには、使用者の入力操作を受けて、電源のON、OFFを切替える電源スイッチ15aの他、ヘッド部12の作動の種類を切替えるモード切替スイッチ15b、通電電流の強弱を切換える強弱切替スイッチ15c等が配設される。
【0030】
前記ヘッド部12は、金属等の導電性を有する材質からなり、凸形状、具体的には、肌70に面接触可能な緩やかな曲面からなる略楕円錐台形状とされ、頂面側を先端として本体部11の一端部正面側から突出させて配設される構成であり、肌70に直接、又は多孔質被覆体を介して当接し、肌70に対しイオン導入をはじめとする通電に係る美容動作を実行するものである。
このヘッド部12は、本体部11内で制御部16と電気的に接続されており、把持部11aにある補助電極部14との間で使用者の体を介して通電可能とされる構成である。
【0031】
通電については、制御部16によりヘッド部12と補助電極部14間に電圧が加えられて通電が起こり得る状態とされた上で、直接、又は、電解質成分を含む化粧水等の液剤が含浸した多孔質被覆体を介して、ヘッド部12が顔等の肌70に接触し、また補助電極部14が把持部11aを持つ掌や手の指等と接触すると、ヘッド部12と補助電極部14とが使用者の体を介して通電状態となる仕組みである。この場合、人体が導体をなすこととなる。ヘッド部12と補助電極部14は十分離れており、補助電極部14に触れた手等がヘッド部12に誤って接して、通電が生じるようなことはない。
【0032】
このヘッド部12の接する肌70への通電に伴って、あらかじめ肌表面に塗布したか、多孔質被覆体に染込ませたかした化粧水等の液剤中に含まれるイオン性の有効成分を、制御部16からの電流に基づくイオン移動によって肌内部に導入するイオン導入(イオントフォレーシス)を実行できる仕組みである。このイオン導入の手法自体は公知のものであり、詳細な説明を省略する。
【0033】
また、肌70のクレンジングとして、帯電した老廃物等の汚れ成分を通電により肌側からヘッド部12側に移行させ、ヘッド部表面に保持した多孔質被覆体に取込む状態を得ることもできる。
【0034】
このヘッド部12は、イオン導入等を行う関係上、チタン等の通電に対し安定した材質を用いるのが望ましい。また、チタン以外に金などの金属を用いる他、導電性樹脂や導電性ゴム、あるいはゴム等の弾性体表面に金属等の導体を貼付けたり導体の薄膜を配置して形成した構造とすることもできる。
【0035】
前記制御部16は、本体部11に内蔵され、使用者の操作部11bへの入力操作を受けて、ヘッド部12と補助電極部14間の通電を、それぞれ制御するものである。この制御部16は美容用途ごとに通電動作のモードを設定しており、例えば、皮膚の深部に化粧水等の有効成分を浸透させるイオン導入モード、皮膚に蓄積している有害成分や老廃物を除去するクレンジングモード、通電時の電極極性を切替えて皮膚の血行を促すマッサージモード等がある。
【0036】
これら通電動作のモードの切替えは、操作部11bのモード切替スイッチ15bに対する使用者の入力操作に基づいて行われる。美容装置10の電源投入直後、使用者が最初にモード切替スイッチ15bを操作すると、制御部16は複数のモードのいずれかを実行可能な状態となる。
【0037】
また、制御部16は、各動作モードに対応してヘッド部12と補助電極部14間を通電状態とする場合に、この通電により使用者の皮膚を流れる電流の強さの調整を行うようにしてもよい。この場合、調整は操作部11bに別途設けられる強弱切替スイッチ15cに対する使用者の入力操作に基づいて行われることとなる。
【0038】
この制御部16は、そのハードウェア構成として、CPUやメモリ、入出力インターフェース等を備えるコンピュータとなっており、メモリ等に格納されるプログラムにより、コンピュータを制御手段として動作させる仕組みである。この制御部16をなすコンピュータは、通常は、CPUやメモリ、ROM等を一体的に形成されたマイクロコンピュータとされて実装される。
【0039】
また、制御部16は、ヘッド部12が肌70に接してヘッド部12と補助電極部14間で体等を介して通電可能となった状態をパルスを用いて検出して、美容に係る通電を開始又は終了する機能を備える構成である。具体的には、ヘッド部12と補助電極部14の二つの電極のうち、いずれか一方から所定周波数のパルス信号を出力し、肌70とヘッド部12が接している場合には、人体を通ってパルス信号が他方に入力されることを利用し、他方の電極でのパルス信号の検出信号が誤検知排除用の所定の条件を満たす場合に、ヘッド部が肌に接したと判定するようにしている。このように、通電可能状態を判別するために、一方の電極から出力されたパルスが、他方の電極にて検出されていることで肌に各電極が当接されていると判断できるので、逆に、このパルスが他方の電極で検出されなくなった場合を通電不可能状態として判別できる。そして、通電不可能の場合に美容に係る通電を停止し、さらに、再び通電可能となった場合に通電を再開することとする。
【0040】
検出のためのパルスを、ヘッド部12に対して出力するのか、補助電極部14に対して出力するのかは、前記各モードにより異なるが、一方の電極から出力されたパルスが人体を介して他方の電極に通るように、パルスが出力されない側の電極の電位をGNDレベルに落とす必要がある。例えば、ヘッド部12からパルスを出力する場合には、補助電極部14の電位をGNDレベルに落としておく。一方、補助電極部14からパルスを出力する場合には、ヘッド部12の電位をGNDレベルに落としておく。
【0041】
この他、ヘッド部12と肌との接触検出について、本体部11にバイブレータを内蔵する場合、制御部16では、バイブレータの駆動状態、具体的にはバイブレータ駆動用のモータ又は圧電素子の駆動電圧、電流や、モータの回転数が、ヘッド部12と肌とが接している場合とそうでない場合とで異なることを利用して、接触状態の検知を行うようにしてもよい。
【0042】
また、制御部16は、使用者による操作部11bの操作で入力された作動指示に対応する基本的な操作制御に加えて、所定のデータを通信手段17により携帯通信端末90へ向け送信する通信制御も行う。
【0043】
携帯通信端末90で美容装置の操作案内用のプログラムを実行している中、美容装置10で操作部11bの操作に基づいて、ヘッド部12が作動する場合、制御部16は、ヘッド部12の状態を示すデータを通信手段17で携帯通信端末90に向け送信し、携帯通信端末90の表示デバイスでも美容装置10の状態に応じた案内表示を行えるようにする。
【0044】
前記通信手段17は、本体部11の内部に配設され、制御部16による制御に基づき、携帯通信端末90から送信された施療内容に係るデータや施療の実行に係るデータを受信する一方、美容装置10の状態に係るデータを携帯通信端末90に向け送信するものである。携帯通信端末90との通信は、例えばIEEE 802.11シリーズやIEEE 802.15シリーズの規格方式等による無線通信として行われる。
なお、携帯通信端末90との通信は、ケーブルを介した直接接続による有線通信とすることもできる。
【0045】
前記携帯通信端末90は、表示デバイス91及び入力デバイス92を備え、携帯電話網及び/又はデータ通信網と接続して通信する機能を有する携帯電話やいわゆるスマートフォン、PDA(携帯情報端末)などの公知の装置であり、このうち、端末上でアプリケーションプログラムを実行可能であり、携帯電話網及び/又はデータ通信網への接続用の無線通信手段93とは別の、通信対象(美容装置10)と直接無線通信又は有線接続で通信する通信接続手段94と、美容装置10の操作案内表示内容に係るデータを保持可能な記憶部95とを有するものである。この携帯通信端末90は、タッチパネル式の表示デバイス91を有して、表示デバイスが入力デバイス92を兼ねる構成である。
【0046】
携帯通信端末90は、美容装置10の操作案内表示用のアプリケーションプログラムの実行により、表示デバイス91で使用者が視認可能な状態で、美容装置10の使用者による操作の仕方に係る案内表示を行うと共に、必要に応じて美容装置からの情報を受け取り、美容装置の状態表示を実行する機能を有する。これについては、美容装置10において、ヘッド部12等の状態を示すデータを受取った制御部16が、通信手段17を介してデータを携帯通信端末90に送信し、そのデータを携帯通信端末90が受信して、データに基づく表示を行うことによる。なお、携帯通信端末90では、案内表示用のプログラムの実行により、表示デバイス91における表示領域の一部に、操作用のスイッチとなる画像、例えば、押しボタン状スイッチの画像、の表示を行うこともでき、この表示に対する使用者からの操作入力を受付けた場合には、表示状態の調整など携帯通信端末90に対する操作を行うことができる。
【0047】
携帯通信端末90の案内表示用のプログラムが起動すると、通信対象となる美容装置10からの送信を待つ状態となる。一方、美容装置10は、起動すると、通信対象となる携帯通信端末90に向けて送信を行う状態となる。これにより、携帯通信端末90のプログラムの起動と、美容装置10の起動を実行すると、起動の先後は関係なく相互間の通信が確立されて、携帯通信端末90の表示デバイス91で案内表示可能となる。
【0048】
携帯通信端末90による案内表示は、美容装置10の状況が使用者のスイッチ操作や装置を動かすことで変わるごとに、表示デバイス91に対応した内容を表示する。美容装置10で複数のモードをコースとして連続して実行する場合には、原則として各モードごとの基本の動作時間に表示は対応し、各モードの実行順に順次表示される。美容装置10においては、対象の肌70にヘッド部12が接触した状態を検出用信号の変化から制御部16で検出し、作動状態に移行する。この時、制御部16から状態変化に係る情報が通信手段17を通じて携帯通信端末90に送信され、携帯通信端末90ではこれをきっかけに表示デバイス91における表示状態を、美容装置10の状態変化に対応した案内表示画面に変化させる。
【0049】
なお、携帯通信端末90では、プログラムの実体を端末側に保存して実行するのとは異なるやり方での案内表示の実現を図る、すなわち、携帯通信端末90で外部のネットワーク100のウェブサイトにアクセスしている中で、美容装置の案内表示実行を選択すると、所定のサーバ101にアクセスして案内表示状態に移行し、美容装置側で状態変化が生じるとその都度サーバ101から案内情報を一時ファイルとしてダウンロードしながら案内表示するようにしてもよい。
【0050】
美容装置10が、例えば、クレンジングやイオン導入など、複数の機能(モード)を持っている場合、美容装置10に対する使用者の操作でいずれかの機能を作動させることが選択された時点で、選択された機能に係る情報が制御部16から携帯通信端末90に送られて、携帯通信端末90ではこれに基づいてあらかじめ記録された案内表示情報の中から、選択された機能についての案内表示に係る情報を読み出して、選択された機能についての操作の案内表示を順次行うようにしているが、この他、携帯通信端末90において機能選択画面を用意し、携帯通信端末側での使用者の入力操作で、美容装置10で選んだ機能と同じものを選択させて、その機能についての案内表示を行うようにしてもよい。また、携帯通信端末90に用意した機能選択画面に対し、美容機器10への操作に先立って使用者が入力操作により機能を選択するようにし、選択された機能に応じて、美容装置10側でのその機能を使用者が選択する操作の段階から、携帯通信端末90で案内表示を行うようにして、使用者の美容装置10へのスムーズな機能選択操作を可能とすることもできる。
【0051】
なお、携帯通信端末90における表示デバイス91での美容装置10の操作内容を案内する表示において、使用者の嗜好に対応する複数通りの表示デザインを選択可能に含むようにして、入力デバイス92で、いずれかの表示デザインを選択して表示デザインを実行指示することもでき、携帯通信端末90の案内機能をよりユーザーフレンドリーで使いやすいものにできる。
【0052】
携帯通信端末90の表示デバイス91における表示内容は、テキストや静止画、動画などで、状況に応じた操作の内容を解説して使用者が適切に操作できるよう案内するものとなる。特に、案内表示の内容としては、美容装置10のヘッド部12を近付ける又は接触させる対象となる皮膚の具体的位置や、ヘッド部12を向ける方向を、ヘッド部12を近付ける又は接触させる等の対象位置の周囲所定範囲の肌部分、できれば目や鼻等の特徴部分を含む領域、を背景とした画像中に、丸囲みや矢印等の図形を用いて模式的に示すのが、使用者にわかりやすく好ましい。また、美容装置をどのように動かすかをアニメーション等で使用者に見せるようにすることもできる(図6参照)。
【0053】
そして、携帯通信端末90では、内蔵された音声出力手段により案内用音声を出力するようにしてもよく、表示デバイス91における案内表示と合わせて、操作案内をよりわかりやすく効果的に行うことが可能となる。
【0054】
携帯通信端末90が、美容装置10により使用者を含む各種の状況に応じたケアが可能となるように、案内表示情報を変化させるきっかけとなる情報は、美容装置からの送信情報に基づく美容装置の状態変化に限らず、あらかじめ携帯通信端末90に対し入力設定された、皮膚の部位(頬、顎、額、こめかみ、鼻周りなど)や、使用者の皮膚の状態(キメ、シミの分布、肌の色、潤い状態など)、美容装置の使用状況(これまでの使用回数、使用出力レベル、使用したケアの種類などの履歴)、使用者の皮膚に関わる個人データ(年齢、性別、使用化粧料、直近の食事内容、使用コットンなど)、美容装置を使用する環境の情報(季節、気象状況、現在時間、場所)等も含んでおり、美容装置がこれらに対応した作動状態となる操作を、使用者が行うような案内表示となるようにする。ただし、美容装置側の実行内容は使用者が美容装置10の操作部11bで適宜調整可能である。
【0055】
具体例として、使用者が美容装置10を用いて通常より入念にケアを実行するように通常と変えて案内表示する場合、そのきっかけが皮膚の部位に基づくものであれば、例えば、「(効果が伝わりにくい部位なので)この部位は入念にケアしましょう」といった案内表示となる。また、皮膚の状態に基づくものであれば、例えば、「皮膚が乾燥気味なので、この部位は入念にケアしましょう」といった案内表示となる。また、個人データに基づくものであれば、例えば、「(加齢により効果が伝わりにくくなっているので)この部位は入念にケアしましょう」といった案内表示となる。また、使用履歴に基づくものであれば、例えば、「先回は省略したので、この部位は入念にケアしましょう」といった案内表示となる。さらに、環境に基づくものであれば、例えば、「空気がかなり乾燥しているので、この部位は入念にケアしましょう」といった案内表示となる。
【0056】
この他、美容装置10の制御部16は、当初出力電流で皮膚の状態を検出して、皮膚状態に係る情報を通信手段17を介して携帯通信端末90に送信することも可能であり、これを受けた携帯通信端末90では、案内表示について、皮膚状態に合わせた調整を経た表示、すなわち、美容装置10の通常の操作をなすように促す表示に代えて、より皮膚状態に適した美容装置操作を使用者が行えるようにする案内表示、を行うこともできる。
【0057】
次に、本実施形態に係る美容システムにおける携帯通信端末での美容装置の操作案内表示及び美容装置の作動について説明する。前提として、あらかじめ携帯通信端末90に案内表示用のプログラムが格納され、使用者の操作で携帯通信端末90上で起動、実行可能な状態となっているものとする。また、美容装置10が、単機能の場合に唯一備える機能、複数の機能を備える場合に複数の機能の中から使用者に選択される機能は、いずれもイオン導入であると仮定して説明する。そして、使用者を含む各種状況に係る情報は、美容装置10で発生するものを除き、既に携帯通信端末90で取得され、案内表示内容の変化に反映される状態となっているものとする。
加えて、美容装置10は、把持部11aを使用者が持ってヘッド部12を対象の肌部位に向けられる状態にあるものとする。
【0058】
使用者が携帯通信端末90を操作して美容装置10の操作案内表示用のプログラムを起動させ実行すると、まず、携帯通信端末90は操作案内表示の対象となる美容装置からの通信を待つ状態となる。一方、使用者が美容装置10の電源を投入すると、美容装置10の制御部16が通信手段17を介して通信可能な状態となり、通信手段17から美容装置10の機能に係るデータの識別情報等を含む所定の信号を送信する。待機中の携帯通信端末90が、美容装置10の通信手段17からの信号を受信すると、この信号を美容装置10の制御部16が通信を行おうとしているものと識別して、通信手段17と携帯通信端末90との通信を許可して通信接続を確立する。
【0059】
携帯通信端末90が接続を確立すると、携帯通信端末90の表示デバイス91に美容装置10との接続が確立された旨が表示され、使用者への操作の案内表示が実際に開始されることとなる。なお、ある携帯通信端末90と美容機器10との無線通信が確立されたら、その後は操作案内に係る処理が終了するまで、携帯通信端末90側では他の美容装置からの送信があっても受付けず、携帯通信端末90と通信を行う美容装置を一台に限定して混線を防止するようにしている。
【0060】
携帯通信端末90は、美容装置10の通信手段17からのデータ受入れを許可し、美容装置10の状態変化に係るデータ送信を待つ状態となる。
【0061】
携帯通信端末90は、最初の案内表示として、表示デバイス91に、最初に受信したデータから、美容装置10が複数の機能を有する場合には、使用者に対し使用する機能を選択するよう促す内容の案内画面を表示する(図4参照)。これに応じた使用者が、美容装置の操作部11bを操作して、使用する機能を選択すると、選択、使用機能決定という状態変化に伴って、制御部16から状態変化としての機能決定に係るデータが携帯通信端末90に対し送られる。
【0062】
このデータを携帯通信端末90が受信すると、携帯通信端末90は続いて、使用者に対し選択した美容の機能(ここではイオン導入)に係るヘッド部12の作動を開始するためにヘッド部12を対象となる肌70の所定箇所(スタート位置)に接触させる操作を行うよう促す内容の案内画面を表示する(図5参照)。
【0063】
なお、美容装置10が単一の機能のみを有する場合には、携帯通信端末90は、最初の案内表示として、表示デバイス91に、使用者に対し装置の有する美容の機能(ここではイオン導入)に係るヘッド部12の作動を開始するためにヘッド部12を対象となる肌70の所定箇所(スタート位置)に接触させる操作を行うよう促す内容の案内画面を表示する。
【0064】
なお、この時点で、制御部16は検出用のパルス信号を出力している。ただし、ヘッド部12を肌70から離している状態では、ヘッド部12と補助電極部14間が体を介して閉じた回路となっていないため、通電はない。
【0065】
使用者は、ヘッド部の作動を開始する操作を行うよう促す内容の携帯通信端末90の案内画面を視認して、これに応じて、把持していた美容装置10を移動させ、ヘッド部12を直接又は多孔質被覆体を介し肌70に接触させると、体及び化粧水を介した通電が可能となり、美容装置10では、パルス信号の受信に基づいてヘッド部12と肌との接触が制御部16により検出される。このヘッド部12と肌との接触という状態変化に伴って、制御部16から状態変化としての肌接触開始に係るデータが携帯通信端末90に対し送られる。制御部16は合わせて、ヘッド部12と補助電極部14間におけるイオン導入に係る通電状態に移行する。
【0066】
前記肌接触開始のデータを携帯通信端末90が受信すると、携帯通信端末90は、使用者に対し、肌に接触させたヘッド部を接触状態を維持しつつゆっくりと所定の位置まで動かし、それを顔各部に対し同様に実行する操作を行うよう促す内容の案内画面を表示する(図6参照)。
【0067】
使用者が本体部11を動かしてヘッド部12を肌70に密着させて動かす中、制御部16はイオン導入に係る通電をヘッド部12と補助電極部14間で実行し、電流で化粧水中のイオン性の有効成分(プロビタミンCなど)を肌側へ移行させ、電流によりイオンが浸透しやすい状態となっている肌内に、有効成分が速やかに浸透する。
【0068】
イオン導入を行う位置を大きく変えるための、使用者のヘッド部12を肌70から離す操作、あるいは使用者の操作とは異なる意図しない美容装置10の移動により、途中でヘッド部12が肌70から離れると、通電に伴うパルスが他方の電極で検出できなくなることで、制御部16は肌70からヘッド部12が離されたと判別し、イオン導入に係る通電を停止させる。この状態が携帯通信端末90にも送信され、携帯通信端末90では、ヘッド部12を肌70に付けたまま動かすように案内する。
【0069】
制御部16は、通電を停止している場合には、検出用の信号を再び出力する。そして、再び、使用者がヘッド部12を直接又は多孔質被覆体を介し肌70に密着させると、検出用の信号の受信により通電可能状態を検出することができ、制御部16はイオン導入に係る通電状態に移行し、通電を再開する。
【0070】
通電が再開されると、再びその状態が携帯通信端末90に送信され、携帯通信端末90では前と同様に、使用者に対し、肌70に接触させたヘッド部12を接触状態を維持しつつゆっくりと所定の位置まで動かし、それを顔各部に対し同様に実行する操作を行うよう促す内容の案内画面を表示する。
【0071】
イオン導入として設定された時間が過ぎると、美容装置10の制御部16はイオン導入に係る通電を停止させる。この状態が携帯通信端末90にも送信され、携帯通信端末90では、イオン導入の終了を表示により告知すると共に、次のモードを実行するか、電源をオフにするかの案内表示を行う。
【0072】
これに対応して、使用者が操作部11bで作動モードを他に切替えるか電源をOFF状態とすると、美容装置10ではイオン導入に係る作動状態から新たなモードに移行するか、電源オフ状態として新たに電源をON状態とする操作を待つ状態となる。なお、美容装置10が新たなモードに移行した場合は、その旨を示す情報が携帯通信端末90へ送信される。
【0073】
携帯通信端末90では、美容装置10で新たなモードに移行する操作がなされた場合、その変化に対応した案内表示としての新たな作動モードに係る操作案内の表示を、上記の場合と同様に行うこととなる。一方、美容装置10の電源がオフ状態となり、美容装置10との通信が停止すると、携帯通信端末90では、案内表示用のプログラムを終了するか否かの問い合わせ画面(スイッチ画像含む)を表示し、終了が選択された場合はプログラムを終了し、終了しない選択がなされた場合は、新たな美容装置との通信接続を待機する状態となる。
【0074】
このように、本実施形態に係る美容システムは、美容装置10とは別体の携帯通信端末90を用いて、美容装置10の操作の案内表示を行わせると共に、美容装置10における例えばスイッチ操作や強弱調整操作等の操作内容に応じて携帯通信端末90の表示内容を変化させることにより、使用の状況に応じた適切な操作を使用者が携帯通信端末90の案内表示に従ってスムーズに行え、適切な美容効果の得られる操作を習熟なしに容易に実行でき、効率よく最大限の美容効果を発揮させられる。また、携帯通信端末90に取り扱い方を表示することができるため、美容装置10の取扱説明書が不要となり、導入コストを抑えられる。
【0075】
なお、前記実施形態に係る美容システムにおいて、美容装置10としては、肌に微弱な直流電流を流して皮膚の奥深くまでイオン化した成分を浸透させるイオン導入の機能の他、プラスイオンで皮膚の汚れを落とすイオンクレンジングなど、複数の機能を備える装置の例について説明したが、この他、美容装置としては、LEDの光を当てることで皮膚の細胞の活性化と温熱効果を与えるLED光エステ、ゲルマニウム等が取り付けられたローラで肌に刺激を与え、マッサージ効果を有するローラエステ、肌を冷却して毛穴を引き締めるクールエステ、あるいは、超音波によりマッサージ効果と温熱効果を与える超音波エステ等をそれぞれ行う単機能の装置としたり、こうした美容に係る各種機能を複数備える装置とすることもできる。
【0076】
また、前記実施形態に係る美容システムにおいて、美容装置10の取り扱いに係る案内情報を表示する表示端末としては、いわゆるスマートフォン等の、美容装置10との通信機能とは別に、携帯電話網及び/又はデータ通信網と接続して通信する機能を有する携帯通信端末90を用いる構成としているが、これに限らず、LANを想定した、例えばIEEE 802.11シリーズやIEEE 802.15シリーズの規格方式等による無線通信機能のみ有する端末で、表示機能を備えたもの、例えば、携帯型ゲーム機、タブレット型端末、電子ブックリーダ等を用いてもかまわない。
【0077】
さらに、前記実施形態に係る美容システムにおいて、美容装置10は携帯通信端末90と通信を行うための通信手段17を当初から内蔵する構成としているが、これに限らず、美容装置が通信のための手段を内蔵という形では備えず、携帯通信端末90で案内表示を行う場合のように、携帯通信端末90と美容装置との通信が必要となった際に、通信手段を備えた通信用アダプタを美容装置に取り付けて美容装置の制御部と接続状態として、美容装置と携帯通信端末90との間で無線又は有線により通信を可能にする構成とすることもできる。
【0078】
この場合、通信のための手段を内蔵しない分、美容装置の構造を簡略化でき、美容装置を携帯通信端末90を併用せず単独で用いる場合、そもそも通信のための手段を必要としないことから、美容装置を簡略な構成として低コスト化しつつ、携帯通信端末90を用いた案内表示機能の追加による機能拡張には通信用アダプタの取り付けで対応でき、美容装置の導入のしやすさと将来の拡張性との両立が図れる。
【0079】
(本発明の第2の実施形態)
前記第1の実施形態に係る美容システムにおいて、携帯通信端末90における案内表示は、美容装置の状態変化が生じるごとにその状況に適した案内を行えるようにするものの、案内表示が変化するきっかけは使用者の美容装置10の操作部11bに対する操作となっており、案内に従って使用者が動かす美容装置10の位置変化によっては携帯通信端末90における案内表示の変化は特に生じない構成としているが、これに限らず、第2の実施形態として、美容装置10又は携帯通信端末90に、使用者の取り扱いによる美容装置10の動きで生じたヘッド部12の移動量とその移動の向きを検出する変位検出手段を設け、この変位検出手段で得られたヘッド部12の移動量及び移動の向きのデータを携帯通信端末90で解析して、美容装置10のヘッド部12の当初位置からの移動状態を携帯通信端末90で取得し、表示デバイス91における案内表示において、使用者の取り扱いによる美容装置10の動きを反映させた案内表示内容として、図7に示すように、ヘッド部12の現在位置を示し、使用者に対しヘッド部位置を適切に把握した上での装置取り扱いを促す構成とすることもできる。
【0080】
この場合、変位検出手段としては、移動する美容装置に設けた加速度センサやジャイロセンサを用いたり、光学式マウスのように美容装置側光源から出て肌で反射した光を同じく美容装置側の光センサで読み取り、移動量と移動の向きを取得する機構、あるいは、美容装置のヘッド部近傍に設けたカメラ等の撮像手段で肌を撮像し、得られる撮像画像の変化からヘッド部の移動量と移動の向きを取得する機構、等を用いることができる。また、携帯通信端末に設けたカメラ等の撮像手段で移動する美容装置を撮像し、撮像画像の画像解析により美容装置のヘッド部位置を取得するなど、様々な公知の変位検出の手法を利用できる。
【0081】
なお、携帯通信端末90における案内表示としては、美容装置の美容に係る作動の対象となる使用者の体の部位、例えば、顔、の模式図画像や撮像で得た実際の対象部位画像上に、ヘッド部の現在位置を示す画像を重ねて表示したものを用いることができる。合わせて、案内表示の画像上に、時間の経過と共に移動するヘッド部位置の軌跡を表示するようにしてもよく(図7参照)、使用者にそれまでの自身による美容装置を動かした過程の理解を促せる。このヘッド部の軌跡に係る情報は、必要に応じて携帯通信端末から外部の分析用装置に送信して分析を行い、分析で得られた情報を携帯通信端末で取得して、美容装置の使用における改善点や、よりよい使用についてのアドバイスとして表示することもできる。
【0082】
(本発明の第3の実施形態)
前記第2の実施形態に係る美容システムにおいては、美容装置10又は携帯通信端末90に設けた変位検出手段で、使用者の取り扱いによる美容装置10の動きで生じたヘッド部12の移動量とその移動の向きを検出し、得られたデータに基づいて、表示デバイス91における案内表示において、ヘッド部12の現在位置を示す構成としているが、この他、携帯通信端末90で単にヘッド部12の現在位置を表示するだけでなく、第3の実施形態として、ヘッド部12の位置や向きに係る情報を反映した新たな案内表示、具体的には、美容装置の美容に係る作動の対象部位とヘッド部の現状を踏まえて、図8に示すように、ヘッド部12を次に向かわせる位置やそこまでの経路、ヘッド部12を次に向けるべき方向等についての新たな表示を行い、使用者がそれに従って美容装置を動かすよう促すことで、美容に係る作動が実際に対象部位に正しくなされるようにする構成とすることもできる。
【0083】
より具体的には、携帯通信端末90において、美容装置10の美容に係る作動の対象となる使用者の体の部位、例えば、顔、を背景とし(この場合、撮像による実際の使用者の画像を用いるのが望ましい)、これに重ねてヘッド部12の現在位置と共に、次にヘッド部12を向かわせる位置、そこまでの経路や移動方向を示す画像を表示することとなる。現状のヘッド部位置の情報が反映されることで、仮に使用者がヘッド部を本来接触させるべき肌位置からずれた箇所に位置させていた場合、現状のずれた位置から、例えば本来の正しいヘッド部移動経路上の、現状位置に最も近い位置まで、ヘッド部を移動させるように目標点や移動方向といった画像を逐次表示して使用者を誘導でき、ヘッド部を本来の移動経路上に容易に戻すことができ、また、その後はそのまま使用者がヘッド部を本来の移動経路に沿って動かすことを可能にしている。
【0084】
このように、現在のヘッド部位置等の情報を反映して新たにヘッド部を適切に案内する表示を行うことで、使用者が、適切な美容効果が得られる正しい移動経路に沿ってヘッド部を動かすことが極めて容易になり、また誤って動かしていた場合の修正も容易且つ適切に行え、美容装置による美容効果をより効率よく発揮させることができる。
【0085】
(本発明の第4の実施形態)
前記第3の実施形態に係る美容システムにおいては、美容装置10の状態変化に係る情報としての、使用者による移動操作で変化する美容装置10のヘッド部12位置の情報を取得し、状態変化、すなわち位置変化に応じて、案内情報表示内容変化、具体的には、美容装置10のヘッド部12を接触させる対象位置及び/又はヘッド部12を向ける方向の新たな表示が順次なされる状態、を生じさせる構成としているが、これに限らず、第4の実施形態として、美容装置10の状態変化に応じた案内情報表示内容の変化として、美容装置10の状態変化としてのヘッド部12の位置変化に応じて、ヘッド部12を接触させる対象位置の周囲所定範囲の肌部分のうち、ヘッド部12を既に接触させた肌領域を明示して順次表示していく、より具体的には、図9に示すように、前記所定範囲の肌部分を当初は肌と異なる表示状態(例えば、単色塗りつぶし状態)に置き換えて表示したものについて、ヘッド部12を接触させた肌領域は、当初の置き換え表示から本来の肌を表す表示(例えば、肌の撮像画像やこれを加工、合成した画像、あるいは、単純化した肌色の表示など)に変えていく構成とすることもできる。
【0086】
この場合、既にヘッド部12を接触させて所定の美容効果を付与された肌部分が表示から一目でわかることから、使用者は携帯通信端末90の案内表示を見ながら、表示がまだ変化していない部分に対しヘッド部12を接触させるようにして、効率的に美容装置を動かすことが極めて容易に行える。
【0087】
なお、肌のうちヘッド部12を既に接触させた肌領域を明示して順次表示していく表示方法としては、当初の肌と異なる表示状態、例えば、単色塗りつぶし状態への置き換え表示、から本来の肌表示に変えるものに限らず、当初状態を通常の肌表示とし、ヘッド部12を接触させた肌領域について、肌と異なる表示状態(例えば、単色塗りつぶし状態)に置き換えて表示していくものとすることもできる。
【0088】
加えて、こうした肌を表す表示状態と肌とは異なる表示状態との間で変化させるものだけでなく、所定の第一の肌表示状態からこれと異なる第二の肌表示状態に変える、具体例としては、青白い肌を表示する状態から、美容効果を具現化したような血色の良い肌の表示状態に変える、といった表示方法を採用することもできる。
【0089】
また、ヘッド部12位置の情報を反映しての、ヘッド部12を接触させた部位の置き換え表示を肌表示に変える変化の度合いについては、ヘッド部12を接触させる皮膚の部位(頬、顎、額、こめかみ、鼻周りなど)や使用者の皮膚状態(キメ、シミの分布、皮膚の色、潤い状態など)、皮膚に関連する使用者の個人データ(年齢、性別、使用化粧料、直近の食事内容など)によって変えることもできる。例えば、置き換え表示を肌表示に変える変化の度合いを緩やかにする、すなわち、ヘッド部12を接触させた部位において、ヘッド部12の一回の接触で置き換え表示が肌表示に変わるのは全体の一部として、一回の接触のみでは置き換え表示が完全には肌表示に変わらず、複数回の接触を経て、置き換え表示が全て肌表示に変わるようにする(図10図11参照)。
【0090】
美容装置の作動による美容効果は、皮膚の部位や皮膚の状態、個人データからわかる使用者ごとの皮膚の違いによって変わるものであり、ヘッド部12を一回接触させて作動させただけでは美容効果が不十分で、複数回接触させることが必要な場合もある。このような場合、使用者に対しヘッド部12を対象部位に複数回接触させる行動を起こさせるような案内表示が望ましい。
【0091】
上記のような皮膚の部位や皮膚の状態、個人データから、適切な美容効果を得るためにはヘッド部の複数回の接触が必要と判明した場合、携帯通信端末90はヘッド部12を接触させた部位の置き換え表示を肌表示に変える変化を緩やかにして変わりにくくし、ヘッド部12の複数回の接触を経て、置き換え表示が全て肌表示に変わるようにすることで、案内表示に応じた使用者は自然に、置き換え表示が全て肌表示に変わるまでヘッド部12を肌に接触させる動作を繰り返すようになり、結果として、必要な部位にはヘッド部12を適切な回数分入念に接触させて確実に美容効果を発揮させる状態が得られる。加えて、置き換え表示が全て肌表示に変わった後は、それまでの案内表示変化の経緯から、使用者は自然に、全て肌表示に変わった部分を十分にヘッド部を接触させた部位と認識して、該当部位に対しそれ以上はヘッド部12を接触させないようになり、過度の接触によりかえって肌に悪影響を与えるような事態も回避でき、また不要な動作に時間が費やされるのを防止できる。
【0092】
こうしたヘッド部12を接触させた部位の置き換え表示を肌表示に変える変化の度合いについて、度合いの変化をもたらす他の要因としては、美容装置の使用履歴(これまでの使用回数、使用出力レベル、使用したケアの種類など)、環境(季節、気象状況、現在時間、場所)などもある。
【0093】
上記のように、美容装置10の美容に係る作動状態での、携帯通信端末90による案内表示として、ヘッド部12を既に接触させた肌領域を他部分に対し明示する表示を主とし、次にヘッド部12を向かわせる肌位置や、そこまでの経路、移動方向を、矢印等の画像で示すような、使用者のヘッド部操作を誘導する表示は一切行わない場合、必要十分で且つ過剰とならない美容効果を得るための操作を適切に使用者に行わせつつ、ヘッド部を接触させる順序や動かす向き等の制約に縛られない使用者の自由な装置操作を促すことができ、表示による誘導に従っての型通りの操作ではストレスを感じてしまうような使用者でも、思いのままにストレスなく操作が行え、美容装置10の使用に係る心理的な負担を小さくして、使用の習慣付けも容易となる。
【0094】
以上に示したような、ヘッド部12の複数回の接触等を経て、置き換え表示が肌表示に変わる過程については、図10図11に示すような、接触等の回数を重ねるごとに少しずつ表示を変化させていくものに限らず、ある規定回数までは接触等を繰り返しても表示を変えず、規定回数を超えて接触等させた際に表示を変化させるようにするものでもかまわない。
【0095】
この他、案内表示のうち、未だヘッド部を接触等させていない肌部分を表している、前記置き換え表示部分においては、一定の表示状態を維持させるだけでなく、ヘッド部12の現在位置を踏まえて、ヘッド部12を向かわせる目標の位置や、移動方向等を示す画像を重ねて表示して、使用者のヘッド部を移動等させる操作が適切となるような案内誘導を実行するようにしてもよい。
【0096】
(本発明の第5の実施形態)
前記第1の実施形態に係る美容システムにおいては、美容装置10のヘッド部12を本体部11と一体化した構成としているが、これに限らず、第5の実施形態として、図12に示すように、美容装置40を、ヘッド部42とそれ以外の本体部41の、二つの部分の組合せ構造とし、様々な機能ごとに形成された複数種類のヘッド部を、必要とする機能に合わせて本体部41に対し付け替えて用いる構成とすることもできる。この場合、新たな機能を利用する際、共通の本体部41はそのままで、欲しい機能のヘッド部のみを導入すればよくなり、必要最小限の買い増しで機能強化が図れることとなり、導入コストを抑制できる。
【0097】
そして、携帯通信端末90で使用者の操作案内表示を行う場合、ヘッド部42を本体部41に取り付ける以前の段階で、携帯通信端末90において美容装置40で用いたい機能の選択画面を表示して、使用者に選択入力させると共に、機能が選択されたら、該当する機能のヘッド部42を本体部41に取り付ける操作の案内表示を実行するようにすることもでき(図13参照)、ヘッド部42の本体部41への取付段階から適切に案内することで、使用者の美容装置40の正しい取り扱いを可能にする。
【0098】
この他、使用者が美容装置の本体部41にヘッド部42を取り付けたら、美容装置側から取り付けられたヘッド部42についての情報を携帯通信端末90に送信するようにし、これを受けた携帯通信端末90で、取り付けられたヘッド部42の機能に係る説明表示を行うようにすることもでき、使用者が各ヘッド部42の機能を完全には理解していない場合でも、携帯通信端末90の表示から、本体部41に取り付けたヘッド部42の機能を正しく把握でき、使用者の勘違いによる誤った使用とそれに伴うトラブルを未然に防ぐことができる。
【0099】
(本発明の第6の実施形態)
本発明の第6の実施形態に係る美容システムを前記図14及び図15に基づいて説明する。
前記各図において本実施形態に係る美容システム5は、前記第1の実施形態同様、美容装置50と、携帯通信端末90とを備える構成とされる一方、異なる点として、携帯通信端末90が、美容装置50の操作に係る使用者への案内表示に加えて、美容装置50を操作する使用者の入力を受付け、使用者の入力に基づいて美容装置50を作動させる制御データを美容装置50に送信するものである。
【0100】
前記美容装置50は、前記第1の実施形態同様、本体部51と、ヘッド部52と、補助電極部54と、制御部56と、通信手段57とを備える構成とされる一方、異なる点として、通信手段57が携帯通信端末90からの送信データを受信可能とされると共に、制御部56が通信手段57を介して携帯通信端末90から送信された制御用データを受け取り、この制御用データに基づいてヘッド部52の作動を制御する構成を有するものである。 なお、本体部51、ヘッド部52、及び補助電極部54の各構成については、前記第1の実施形態と同じであり、説明を省略する。
【0101】
前記制御部56は、前記第1の実施形態同様、使用者の操作部51bへの入力操作を受けて、ヘッド部52と補助電極部54間の通電を、それぞれ制御しつつ、所定のデータを通信手段57により携帯通信端末90へ向け送信することに加え、さらに、携帯通信端末90から送信された制御用データを通信手段57で受信する通信制御を行い、且つ制御用データの内容に応じた前記通電制御の処理を行うものである。
【0102】
前記通信手段57は、前記第1の実施形態同様、美容装置10の状態に係るデータを携帯通信端末90に向け送信することに加え、さらに、携帯通信端末90から送信された美容装置50の作動制御に係るデータを受信するものである。
【0103】
前記携帯通信端末90は、前記第1の実施形態同様、美容装置50の操作案内用のアプリケーションプログラムの実行により、表示デバイス91で使用者が視認可能な状態で、美容装置50の使用者による操作の仕方に係る案内表示を行うことに加え、必要に応じて使用者からの操作入力を入力デバイス92で受付け、この入力デバイス92で受付けた入力や、美容装置の使用状況等に対応する作動内容での作動実行指示に係る制御用データを、通信接続手段94から美容装置50の制御部56へ向けて送信するものである。
【0104】
この携帯通信端末90自体の構成は、前記第1の実施形態同様、表示デバイス91と、入力デバイス92と、無線通信手段93と、通信接続手段94とを備える、携帯電話網及び/又はデータ通信網と接続して通信する機能を有する携帯電話やスマートフォンなどの公知の装置であり、詳細な説明を省略する。
【0105】
携帯通信端末90は、美容装置操作用のアプリケーションプログラムの実行により、表示デバイス91で使用者の選択可能な美容装置50での美容に係る作動内容を表す所定の表示を行うと共に、この表示に対する使用者の指示操作入力を入力デバイス92で受付け、入力デバイス92で受付けた入力に対応する内容での作動実行指示に係る制御用データを美容装置50の制御部56に送信する各機能を有する。
【0106】
そして、携帯通信端末90から美容装置50の操作を行って、美容装置50が作動している間も、美容装置操作用のプログラムによって、携帯通信端末90からは美容装置50における通電の強度等の調整に係る操作を行うことができ、操作に基づく調整指示に係る制御用データが携帯通信端末90から制御部56に送信される。美容装置50の制御部56では、通信手段57を介して制御用データを受け取って、ヘッド部52の作動状態の調整が行われる。
【0107】
こうして美容装置操作用のプログラムが実行される中、使用者が携帯通信端末90から美容装置50の操作を行ったり、操作部51bのスイッチ操作を行って、ヘッド部52がこうした操作に応じた作動状態となっている場合、ヘッド部52の状態を検出した制御部56が、通信手段57からデータを携帯通信端末90に送信することに伴い、携帯通信端末90では、使用者に対する操作の案内表示の他に、作動中のヘッド部52の状態を表示デバイス91に表示して、使用者が操作し選択した内容やヘッド部52の状態を確認可能としている。
【0108】
携帯通信端末90から美容装置50に送信される制御用データは、この携帯通信端末90が美容装置50からのデータ収集、蓄積で得られた情報や、携帯通信端末90が外部のネットワークを通じて取得した情報、携帯通信端末90に設けられた各種センサから得られた情報等に基づいて生成される。そして、携帯通信端末90では、美容装置50の次の使用時までに、その前回使用時の状況及び/又は前回までの使用状況を踏まえた制御用データを、美容装置50の制御部56へ向けて送信する。
【0109】
特に、美容装置50を、これを用いる使用者を含む各種の状況に応じて作動させて使用者に対し最適なスキンケアを実現するよう、携帯通信端末90では、使用者の皮膚の状態(キメ、シミの分布、肌の色、潤い状態など)や美容装置の使用状況(これまでの使用回数、使用出力レベル、使用したケアの種類などの履歴)等を把握して、これらに合わせて制御用データを生成し、この制御用データに基づいて美容装置の制御部56が制御を行う仕組みとしている。この他、携帯通信端末90で制御用データを生成するための情報としては、使用者の皮膚に関わる個人データ(年齢、性別、使用化粧料、直近の食事内容、使用コットンなど)や、美容装置を使用する環境の情報(季節、気象状況、現在時間、場所)、化粧水(化粧料)の情報(成分、粘度)などがある。
【0110】
具体例としては、携帯通信端末90のGPSによる現在位置情報に基づいて、美容装置使用箇所の気象等環境情報を外部ネットワークを通じて携帯通信端末90が取得し、これら情報をふまえた制御用データを生成して美容装置50の制御に利用することとなる。より具体的には、携帯通信端末90で得た現在の環境の状況(日射、温度、湿度など)に対応した肌状態に近付けるよう肌70の手入れを実行する制御が美容装置50で行えるように、携帯通信端末90が制御用データを生成する。また、別の例として、携帯通信端末90で得た気象の予報をあらかじめ考慮して、所定時間後の状況(温度、湿度など)に対応した肌状態に近付けるような手入れを行う制御が行えるように、制御用データを生成することとなる。
【0111】
こうした制御用データを生成するための情報を携帯通信端末90で取得する方法としては、外部ネットワークを通じての収集やセンサによる検出の他に、使用者の携帯通信端末90への入力によってもよく、特に、使用者の肌のキメや色、食事内容など、画像から判別できる情報については、使用者による携帯通信端末90のカメラ機能を用いた撮像と、必要に応じた携帯通信端末90等での撮像画像の詳細な分析を経て、所望の情報を取得することができる。
【0112】
また、美容装置での肌状態検出の例として、美容装置50のイオン導入における通電状態で、出力電流の値を監視し、一般的な肌性質に合わせて設定された出力電流値に対し、実際の出力電流が増加又は減少する場合、肌性質が通電しやすい又は通電しにくい特性を有すると判定して、携帯通信端末90からこの肌性質に合わせて出力電流を下げる又は上げる調整を行ったり、イオン導入を行う時間を短縮又は延長する調整を行って、肌性質に対応したイオン導入を実行することができる。
【0113】
この他、例えばイオン導入を行う場合に重要となる、美容装置と合わせて用いられる、化粧水の粘度等の情報の取得については、化粧水の容器又はその包装パッケージに、携帯通信端末での化粧水情報ダウンロード用のURL等を包含した情報がコード化(例えば、バーコードやQRコード(登録商標)など)されたものを表示して、このコード情報を携帯通信端末で読み取るようにすれば、携帯通信端末が化粧水情報を外部ネットワークのサーバからダウンロードして取得できることとなり、化粧水についての詳細な情報を確実に得て、化粧水に対応した電流強さの調整など適切な美容装置制御が可能となる。同じように美容装置と共に用いるコットンパフの性質等の情報の取得についても同様である。
【0114】
また、携帯通信端末90で得られた情報は、制御用データの生成の他に、美容装置50の操作に係る案内表示に用いることもでき、例えば、湿度の情報を得た場合、「湿度が高いので、保湿を行う必要はありません」、「乾燥が激しいので、保湿の時間を長くした方が良いです」といった案内表示を行って、使用者の現在の状況により適した対応を促せることとなる。
【0115】
ただし、美容装置50におけるヘッド部52の作動の実行については、使用者が、携帯通信端末90からの入力操作や美容装置50の操作部51bからの入力操作で、使用者の好みに合うように調整することもでき、また、従来同様に携帯通信端末90からの制御用ータによらず、使用者の操作部51bにおける手動設定による運用も可能である。
【0116】
この携帯通信端末90から美容装置50を操作する場合、美容装置50を一方の手で持ちながら携帯通信端末90で他方の手を用いてスムーズに操作が行えるように、入力デバイスとしては、携帯通信端末90を置いた状態で使う場合は使用者に複数の指を使って操作させ、且つ、携帯通信端末90を手で持った状態で使う場合は使用者に親指のみで操作させるようなインターフェースを提供するのが好ましい。
【0117】
なお、携帯通信端末90で、操作に係る案内表示を受けた使用者の全ての操作を受け付けて、操作に応じた制御情報を美容装置50に送信するようにした場合、美容装置50の操作部を省略でき、構造を簡略化できる。また、携帯通信端末90で直接ヘッド部52を制御するようにしてもよく、その場合には制御部も省略でき、美容装置をより一層シンプルで低コストなものにできる。
【0118】
次に、本実施形態に係る美容システムにおける携帯通信端末での美容装置操作及び操作案内表示について説明する。前提として、あらかじめ携帯通信端末90に案内表示用のプログラム及び美容装置操作用のプログラムが導入され、使用者の操作で携帯通信端末90上で起動、実行可能な状態となっているものとする。また、携帯通信端末90で操作される美容装置50が、単機能の場合に唯一備える機能、複数の機能を備える場合に複数の機能の中から使用者に選択される機能は、いずれもイオン導入であると仮定して説明する。そして、使用者を含む各種状況に係る情報は、既に携帯通信端末90で取得され、制御用データの生成に利用できる状態となっているものとする。
【0119】
加えて、美容装置50は、把持部を使用者が持ってヘッド部52を対象の肌部位に向けられる状態にあり、こうした美容装置50に対し、原則として携帯通信端末90から電源のON、OFFを含む全ての操作を行うものとする。
【0120】
最初に、使用者が携帯通信端末90を操作して美容装置50の操作案内表示用のプログラム及び美容装置操作用のプログラムを起動させ実行すると、まず、携帯通信端末90が美容装置50の起動を指示する所定の信号を送信する。必要最小限の電力供給による待機状態にある美容装置50の通信手段57が、この携帯通信端末90からの信号を受信すると、制御部56は起動を指示されたと識別して、美容装置50を起動させ、正式な電源投入状態に移行させる(例えば、電源LED等を点灯させる)。そして、通信手段57から美容装置50が起動したことを示す所定の信号を送信する。携帯通信端末90が、美容装置50の通信手段57からの信号を受信すると、通信手段57と携帯通信端末90との通信を許可して通信接続を確立する。
【0121】
携帯通信端末90が通信接続を確立すると、携帯通信端末90の表示デバイス91に美容装置50との接続が確立された旨が表示され、使用者への操作の案内表示と、美容装置50に対する操作の受け付けが実際に開始されることとなる。また、美容装置50側では、制御部56が通信手段57を通じて携帯通信端末90から送信される制御用データを待受ける状態となる。なお、ある携帯通信端末90と美容装置50との通信接続が確立されたら、その後は操作及び案内表示に係る処理が終了するまで、携帯通信端末90及び美容装置50では、他からの通信があっても受付けず、携帯通信端末90と通信を行う美容装置50を一台に限定して混線を防止するようにしている。
【0122】
携帯通信端末90は、最初の案内表示として、表示デバイス91に、使用者に対し使用する機能を選択するよう促す内容の案内画面及び入力デバイスとしての操作用のスイッチの画像を表示する。これに応じた使用者が、携帯通信端末90を操作して、使用する機能を選択すると、携帯通信端末90から操作入力に対応する制御用データが送信される。この送信されたデータを通信手段57が受信すると、制御部56が、受信した制御用データに基づいて使用する機能を決定し、その実行を準備する。そして、この選択、使用機能決定という状態変化に伴うように、携帯通信端末90は、続いて使用者に対し選択した美容の機能(ここではイオン導入)に係るヘッド部52の作動を開始するためにヘッド部12を対象となる肌70の所定箇所(スタート位置)に接触させる操作を行うよう促す内容の案内画面を表示する(図15参照)。
【0123】
なお、この携帯通信端末90での機能選択の操作を受けて送信される制御用データは、使用者を含む各種の状況に係る情報に基づき、且つ前回使用時の状況を踏まえて生成され、使用者に対し最適なイオン導入を実現するよう美容装置50を作動させられるものとなっている。
【0124】
一方、美容装置50が単一の機能のみを有する場合には、携帯通信端末90は、最初の案内表示として、表示デバイス91に、使用者に対し装置の有する美容の機能(ここではイオン導入)に係るヘッド部52の作動を開始するためにヘッド部12を対象となる肌70の所定箇所(スタート位置)に接触させる操作を行うよう促す内容の案内画面を表示する。
【0125】
なお、この時点で、制御部56は検出用のパルス信号を出力している。ただし、ヘッド部52を肌70から離している状態では、ヘッド部52と補助電極部54間が体を介して閉じた回路となっていないため、通電はない。
【0126】
使用者は、こうしたヘッド部の作動を開始する操作を行うよう促す内容の携帯通信端末90の案内画面を視認して、これに応じて、把持している美容装置50を移動させ、ヘッド部52を直接又は多孔質被覆体を介し肌70に接触させると、前記第1の実施形態同様、美容装置50では、検出用のパルス信号の受信に基づいてヘッド部52と肌との接触が制御部56により検出される。このヘッド部52と肌との接触という状態変化に伴って、制御部56から状態変化としての肌接触開始に係るデータが携帯通信端末90に対し送られる。制御部56は合わせて、ヘッド部52と補助電極部54間におけるイオン導入に係る通電状態に移行する。
【0127】
前記肌接触開始のデータを携帯通信端末90が受信すると、携帯通信端末90は、使用者に対し、肌70に接触させたヘッド部52をその接触状態を維持しつつゆっくりと所定の位置まで動かし、それを顔各部に対し同様に実行する操作を行うよう促す内容の案内画面を表示する。
【0128】
使用者がヘッド部52を肌70に密着させて動かす中、制御部56はイオン導入に係る通電をヘッド部52と補助電極部54間で実行し、電流で化粧水中のイオン性の有効成分を肌側へ移行させ、電流によりイオンが浸透しやすい状態となっている肌内に、有効成分が速やかに浸透する。
【0129】
イオン導入を行う中で、ヘッド部52が肌70から離れると、通電に伴うパルスが他方の電極で検出できなくなることで、制御部56は肌70からヘッド部52が離されたと判別し、イオン導入に係る通電を停止させる。この状態が携帯通信端末90にも送信され、携帯通信端末90では、ヘッド部52を肌70に付けたまま動かすように案内する。
【0130】
制御部56は、通電を停止している場合には、検出用の信号を再び出力する。そして、再び、使用者がヘッド部52を直接又は多孔質被覆体を介し肌70に密着させると、検出用の信号の受信により通電可能状態を検出することができ、制御部56はイオン導入に係る通電状態に移行し、通電を再開する。
【0131】
通電が再開されると、再びその状態が携帯通信端末90に送信され、携帯通信端末90では前と同様に、使用者に対し、肌70に接触させたヘッド部52を接触状態を維持しつつゆっくりと所定の位置まで動かし、それを顔各部に対し同様に実行する操作を行うよう促す内容の案内画面を表示する。
【0132】
イオン導入として設定された時間が過ぎると、美容装置50の制御部56はイオン導入に係る通電を停止させる。また、携帯通信端末90では、イオン導入の終了を表示により告知すると共に、次のモードを実行するか、電源をOFFにするか問い合わせる案内画面と、操作用のスイッチの画像を表示する。
【0133】
これに対応して、使用者が携帯通信端末90を操作し、作動モードを他に切替えた場合、携帯通信端末90では、その変化に対応した案内表示としての新たな作動モードに係る操作案内の表示を、上記の場合と同様に制御用データの送信を伴いつつ実行することとなる。そして、美容装置50は、イオン導入に係る作動状態から新たなモードに移行する。
【0134】
一方、使用者が電源をOFF状態とする操作を行うと、携帯通信端末90から操作入力に対応する制御用データが送信され、この送信されたデータを通信手段57が受信すると、制御部56は美容装置50を電源OFF状態としての待機状態に移行させ、美容装置50は新たに電源をON状態とする制御用データの送信を待つ状態となる。そして、携帯通信端末90では、案内表示用及び操作用のプログラムを終了する。
【0135】
なお、携帯通信端末90による操作案内表示を伴って美容装置50を使用している場合に、携帯通信端末90に電話がかかってきた時は、まず、携帯通信端末90は電話の着信を表示画面における表示や着信音により使用者に通知する。使用者が携帯通信端末90の受話口を耳に近付けて通話を行う場合、美容装置50はそのまま作動状態とする一方、端末の表示画面上での操作案内表示は中断する。また、使用者が携帯通信端末から離れて、いわゆるハンズフリーで通話を行う場合には、美容装置50の作動及び操作案内表示はそのまま継続することとなる。
【0136】
この他、携帯通信端末90への電話の着信に対し使用者が通話を行ういずれの場合も、いったん美容装置を作動保留状態とするようにしてもよい。その場合、使用者が通話応答した時点で、美容装置の各機能の経過時間カウントは中断状態とし、使用者の通話が終了した際に、美容装置における経過時間カウントを再開するのが好ましい。
【0137】
また、前記実施形態に係る美容システムにおける携帯通信端末90では、美容装置の操作案内表示用のプログラムをネットワーク100上のサーバ101からのダウンロード等により導入し、携帯通信端末90からプログラムを利用して美容装置の操作内容の案内表示を実行するようにしているが、こうした美容装置の操作案内表示等に利用するプログラムの導入にあたっては、美容装置又はそのパッケージに、携帯通信端末でのプログラムダウンロード用のURL等を包含した情報がコード化(例えば、QRコード(登録商標)など)された状態で表示されるようにしてもよく、使用者はコード情報を携帯通信端末で読み取ることで容易に美容装置に対応した操作案内表示用や装置操作用等のプログラムを外部ネットワークのサーバからダウンロードして使用でき、自らの使用する装置に適したプログラムを探索してダウンロードする手間が省け、別の装置用のプログラムを誤って入手するようなこともなく、スムーズにプログラムを導入して案内表示等を活用できる。
【0138】
また、コード情報を携帯通信端末で読み取った際に携帯通信端末がアクセスするサーバでは、使用者に住所や職業、年齢、肌質等の情報を入力させるようにすれば、プログラムの提供に合わせて美容装置使用者の情報を入手できることとなり、美容装置の製造、販売者がこうした情報を開発やマーケティング等に活用することができる。
【0139】
さらに、前記実施形態に係る美容システムにおいて、美容装置に対し携帯通信端末から行える操作としては、美容に係るモード選択や作動の強度設定などを実行可能な構成としているが、こうした具体的な操作の他、あらかじめ製品情報を登録された化粧料やコットンパフ等の美容装置と併用するもののうち、実際に使用するものをメニューから選択させるようにすることもでき、こうした美容装置の使用状況に係る付加情報をより細かく設定することで、これら化粧料等を使用した状況に即した制御パラメータを設定して最適な制御用データを生成でき、美容装置50をより適切に作動させられる。
【符号の説明】
【0140】
1、5 美容システム
10、50 美容装置
11 本体部
11a 把持部
11b、51b 操作部
12、52 ヘッド部
14、54 補助電極部
15a、55a 電源スイッチ
15b、55b モード切替スイッチ
15c、55c 強弱切替スイッチ
16、56 制御部
17、57 通信手段
40 美容装置
41 本体部
42 ヘッド部
90 携帯通信端末
91 表示デバイス
92 入力デバイス
93 無線通信手段
94 通信接続手段
95 記憶部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
【手続補正書】
【提出日】2016年11月1日
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
使用者により把持される把持部、及び、当該把持部と一体に配設され、美容に係る所定の作動状態となるヘッド部、を少なくとも有して、ヘッド部から使用者の皮膚に対し所定の美容効果を付与可能とする美容装置と、
記美容装置の取り扱いに係る案内情報を使用者が視認可能に表示する表示端末とを備え、
当該表示端末が、使用者が直前にヘッド部を実際に移動させた箇所の位置情報及び/又はヘッド部を実際に向けた方向の情報を取得し、当該情報を反映して、前記美容効果の付与対象となる所定範囲の皮膚を示す画像中における、美容装置のヘッド部を実際に移動させた皮膚の領域及び/又はヘッド部を実際に向けた方向における皮膚の領域を、皮膚を表す表示状態から皮膚と異なる表示状態へ、又は、皮膚と異なる表示状態から皮膚を表す表示状態へ変える案内情報表示を行うことを特徴とする美容システム。
【請求項2】
前記請求項1に記載の美容システムにおいて、
前記情報を反映した表示内容の変化の度合いが、使用者が直前にヘッド部を実際に移動させた皮膚の部位及び/又はヘッド部を実際に向けた方向における皮膚の部位により変わることを特徴とする美容システム。
【請求項3】
前記請求項に記載の美容システムにおいて、
前記情報を反映した表示内容の変化の度合いが、使用者の皮膚の状態により変わることを特徴とする美容システム。
【請求項4】
前記請求項1に記載の美容システムにおいて、
前記情報を反映した表示内容の変化の度合いが、表示端末であらかじめ取得された皮膚に関わる使用者個人のデータの内容に基づいて変わることを特徴とする美容システム。
【請求項5】
前記請求項1に記載の美容システムにおいて、
前記情報を反映した表示内容の変化の度合いが、美容装置を使用する環境の情報に基づいて変わることを特徴とする美容システム。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0010】
本発明に係る美容システムは、使用者により把持される把持部、及び、当該把持部と一体に配設され、美容に係る所定の作動状態となるヘッド部、を少なくとも有して、ヘッド部から使用者の皮膚に対し所定の美容効果を付与可能とする美容装置と、記美容装置の取り扱いに係る案内情報を使用者が視認可能に表示する表示端末とを備え、当該表示端末が、使用者が直前にヘッド部を実際に移動させた箇所の位置情報及び/又はヘッド部を実際に向けた方向の情報を取得し、当該情報を反映して、前記美容効果の付与対象となる所定範囲の皮膚を示す画像中における、美容装置のヘッド部を実際に移動させた皮膚の領域及び/又はヘッド部を実際に向けた方向における皮膚の領域を、皮膚を表す表示状態から皮膚と異なる表示状態へ、又は、皮膚と異なる表示状態から皮膚を表す表示状態へ変える案内情報表示を行うものである。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0011】
このように本発明によれば、美容装置に係る案内情報の表示内容変化として、美容装置の状態変化としてのヘッド部の位置や向きの変化に応じて、美容効果付与対象の皮膚画像のうち、ヘッド部を実際に移動させたり向けたりした皮膚の領域の表示状態を、当初の表示状態から変えて明示する、具体的には、皮膚を表す表示状態から皮膚と異なる表示状態へ、又は、皮膚と異なる表示状態から皮膚を表す表示状態へ、変えるようにすることにより、既にヘッド部を近付け又は接触させる、あるいはヘッド部を向けて、所定の美容効果を付与された皮膚の領域が、表示から一目でわかることとなり、使用者は表示端末の案内表示を見ながら、表示がまだ変化していない部分にあたる皮膚に対し、ヘッド部を近付け又は接触させるか、ヘッド部を向けるようにして、効率的に美容装置を動かすことが極めて容易に行える。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0012】
また、本発明に係る美容システムは必要に応じて、前記情報を反映した表示内容の変化の度合いが、使用者が直前にヘッド部を実際に移動させた皮膚の部位及び/又はヘッド部を実際に向けた方向における皮膚の部位により変わるものである。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0013】
また、本発明に係る美容システムは必要に応じて、前記情報を反映した表示内容の変化の度合いが、使用者の皮膚の状態により変わるものである。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0014】
また、本発明に係る美容システムは必要に応じて、前記情報を反映した表示内容の変化の度合いが、表示端末であらかじめ取得された皮膚に関わる使用者個人のデータの内容に基づいて変わるものである。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0015】
また、本発明に係る美容システムは必要に応じて、前記情報を反映した表示内容の変化の度合いが、美容装置を使用する環境の情報に基づいて変わるものである。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0016】
その他、本発明に係る美容システムは、使用者により把持される把持部、及び、当該把持部と一体に配設され、美容に係る所定の作動状態となるヘッド部、を少なくとも有して、ヘッド部から使用者の皮膚に対し所定の美容効果を付与可能とする美容装置と、使用者の前記美容装置の取り扱いに係る案内情報を使用者が視認可能に表示する表示端末とを備え、当該表示端末が、使用者の、美容装置のヘッド部の作動状態を変化させる操作、及び/又は、ヘッド部の使用者の皮膚に対する位置関係を変化させる操作に基づいた、美容装置の状態変化に係る情報を取得し、当該状態変化に応じて、案内情報の表示内容を変化させるものである。
このように、美容装置とは別体の表示端末を用いて、美容装置の操作の案内表示を行わせると共に、美容装置における例えばスイッチ操作やレベル調整操作等の操作内容に応じて表示端末の表示内容を変化させることにより、使用の状況に応じた適切な操作を使用者が表示端末の案内表示に従ってスムーズに行え、適切な美容効果の得られる操作を習熟なしに容易に実行でき、効率よく最大限の美容効果を発揮させられる。また、表示端末に取り扱い方を表示することができるため、美容装置の取扱説明書が不要となり、導入コストを抑えられる。
また、本発明に係る美容システムは、前記表示端末で表示される案内情報が、前記美容装置のヘッド部を近付ける又は接触させる対象となる皮膚の具体的位置及び/又はヘッド部を向ける方向を示したものを含むものである。
このように、表示端末における案内表示として、美容装置のヘッド部を動かす先の位置や動かす方向を示して、使用者に対し案内を行うことで、美容装置を動かす操作をどのように行えばよいかを、使用者が容易に理解することができ、使用者の適切な操作を促して、より高い美容効果を得られることとなる。
また、本発明に係る美容システムは、前記表示端末が、前記美容装置の状態変化に係る情報の一部として、使用者が直前にヘッド部を実際に移動させた箇所の位置情報及び/又はヘッド部を実際に向けた方向の情報を取得し、当該情報を反映して、美容装置のヘッド部を近付ける又は接触させる対象となる皮膚の具体的位置及び/又はヘッド部を向ける方向を新たに示す案内情報表示を行うものである。
このように、表示端末で案内表示を行う際に、それまでにヘッド部を動かした位置や方向をそれ以降の表示に反映させて、その時点のヘッド部位置から新たにヘッド部を動かす目標となる位置や方向を、使用者に対し案内表示することにより、案内される新たな位置や方向の情報に従ってヘッド部を動かすようにすれば、ヘッド部を適切に動かす操作が容易に実行でき、仮に、ある時点でヘッド部が正しい対象位置を外れていた場合でも、ヘッド部の位置を踏まえて新たに表示された案内に従ってヘッド部を動かすことで、正しく美容効果が得られる状態に容易に復帰できる。
また、本発明に係る美容システムは、前記表示端末が、前記美容装置の状態変化に係る情報の一部として、使用者が直前にヘッド部を実際に移動させた箇所の位置情報及び/又はヘッド部を実際に向けた方向の情報を取得し、当該情報を反映して、前記美容効果の付与対象となる所定範囲の皮膚を示す画像中における、美容装置のヘッド部を実際に移動させた皮膚の領域及び/又はヘッド部を実際に向けた方向における皮膚の領域を、皮膚を表す表示状態から皮膚と異なる表示状態へ、又は、皮膚と異なる表示状態から皮膚を表す表示状態へ変える案内情報表示を行うものである。
このように、美容装置に係る案内情報の表示内容変化として、美容装置の状態変化としてのヘッド部の位置や向きの変化に応じて、美容効果付与対象の皮膚画像のうち、ヘッド部を実際に移動させたり向けたりした皮膚の領域の表示状態を、当初の表示状態から変えて明示する、具体的には、皮膚を表す表示状態から皮膚と異なる表示状態へ、又は、皮膚と異なる表示状態から皮膚を表す表示状態へ、変えるようにすることにより、既にヘッド部を近付け又は接触させる、あるいはヘッド部を向けて、所定の美容効果を付与された皮膚の領域が、表示から一目でわかることとなり、使用者は表示端末の案内表示を見ながら、表示がまだ変化していない部分にあたる皮膚に対し、ヘッド部を近付け又は接触させるか、ヘッド部を向けるようにして、効率的に美容装置を動かすことが極めて容易に行える。
また、本発明に係る美容システムは、前記表示端末が、前記美容装置の状態変化に係る情報の一部として、使用者が直前にヘッド部を実際に移動させた箇所の位置情報及び/又はヘッド部を実際に向けた方向の情報を取得し、当該情報を反映した表示内容の変化を伴って案内情報表示を行い、且つ、前記情報を反映した表示内容の変化の度合いが、使用者が直前にヘッド部を実際に移動させた皮膚の部位及び/又はヘッド部を実際に向けた方向における皮膚の部位により変わるものである。
このように、表示端末で案内表示を行う際に、それまでにヘッド部を動かした位置や方向をそれ以降の表示に反映させて、案内表示の内容を変化させる際に、その時点のヘッド部の位置や向きに対応する皮膚の部位に応じて、表示内容の変化の度合いを変えて、皮膚の部位によってヘッド部を動かした後の表示内容を異ならせることにより、案内表示を見た使用者がヘッド部を動かした後の表示内容を同様とするように部位ごとに頻度を変えてヘッド部を動かすことが見込め、皮膚の部位ごとに異なる美容効果の与えやすさや美容効果の要求度に対応させて、効果を得にくい部位や効果の要求度が高い部位ほど表示内容変化が小さくなるようにすれば、その分、使用者が他部位と同じような表示結果を得ようとして、効果を得にくい部位や効果の要求度が高い部位に対し頻繁にヘッド部を向かわせることとなり、使用者の部位ごとの適切なヘッド部操作を促して、美容装置を適用するいずれの部位にも適切な美容効果を与えられる。
また、本発明に係る美容システムは、前記表示端末が、前記美容装置の状態変化に係る情報の一部として、使用者が直前にヘッド部を実際に移動させた箇所の位置情報及び/又はヘッド部を実際に向けた方向の情報を取得し、当該情報を反映した表示内容の変化を伴って案内情報表示を行い、且つ、前記情報を反映した表示内容の変化の度合いが、使用者の皮膚の状態により変わるものである。
このように、表示端末で案内表示を行う際に、それまでにヘッド部を動かした位置や方向をそれ以降の表示に反映させて、案内表示の内容を変化させる際に、その時点のヘッド部の位置や向きに対応する皮膚の状態に応じて、表示内容の変化の度合いを変えて、皮膚の状態によってヘッド部を動かした後の表示内容を異ならせることにより、案内表示を見た使用者がヘッド部を動かした後の表示内容を一定とするように皮膚の状態の異なる箇所や時期ごとに頻度を変えてヘッド部を動かすことが見込め、皮膚の状態により変わる美容効果の与えやすさや美容効果の要求度に対応させて、効果を得にくい皮膚状態や効果の要求度が高い皮膚状態の場合ほど表示内容変化が小さくなるようにすれば、その分、使用者が他の皮膚状態である場合と同じような表示結果を得ようとして、効果を得にくい皮膚状態や効果の要求度が高い皮膚状態の場合に頻繁にヘッド部を皮膚に向かわせることとなり、使用者の皮膚の状態ごとの適切なヘッド部操作を促して、美容装置を適用する皮膚がどのような状態でも適切な美容効果を与えられる。
また、本発明に係る美容システムは、前記表示端末が、前記美容装置の状態変化に係る情報の一部として、使用者が直前にヘッド部を実際に移動させた箇所の位置情報及び/又はヘッド部を実際に向けた方向の情報を取得し、当該情報を反映した表示内容の変化を伴って案内情報表示を行い、且つ、前記情報を反映した表示内容の変化の度合いが、表示端末であらかじめ取得された皮膚に関わる使用者個人のデータの内容に基づいて変わるものである。
このように、表示端末で案内表示を行う際に、それまでにヘッド部を動かした位置や方向をそれ以降の表示に反映させて、案内表示の内容を変化させる際に、その時点の皮膚に関する個人データに応じて、表示内容の変化の度合いを変えて、個人データに基づく皮膚の性状によってヘッド部を動かした後の表示内容を異ならせることにより、案内表示を見た使用者がヘッド部を動かした後の表示内容を一般的な表示結果と同様となるように頻度を調整してヘッド部を動かすことが見込め、個人の特徴により変わる美容効果の与えやすさや美容効果の要求度に対応させて、効果を得にくかったり効果の要求度が高い皮膚性状である個人ほど表示内容変化が小さくなるようにすれば、その分、使用者が一般的な表示結果を得ようとして、効果を得にくかったり効果の要求度が高い皮膚性状の個人の場合に頻繁にヘッド部を皮膚に向かわせることとなり、使用者ごとの適切なヘッド部操作を促して、美容装置使用者の皮膚性状に関わりなく適切な美容効果を与えられる。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正15】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】削除
【補正の内容】