技術分野
過酸化水素分解触媒、および、車両などに搭載される燃料電池
要約特許出願時に添付された[要約書]
【課題】高い過酸化水素分解活性を得ることができながら、低コスト化を図ることができる過酸化水素分解触媒、および、高コスト化を抑制しつつ、副生した過酸化水素による劣化を防止することができる燃料電池を提供すること。 【解決手段】 電解質膜7、電解質膜7の一方面に形成されるアノード8、および、電解質膜7の他方面に形成されるカソード9を有する膜電極接合体2と、膜電極接合体2の一方側に配置されるアノード側セパレータ5と、膜電極接合体2の他方側に配置されるカソード側セパレータ6とを備える燃料電池1において、カソード9とカソード側セパレータ6との間に、鉄に配位子が配位したFe錯体、および、マンガンに配位子が配位したMn錯体の少なくともいずれか一方を含有する原料錯体の焼成体を含む多孔質層11(過酸化水素分解触媒層)を配置する。 【選択図】図1
発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋
しかし、非特許文献1に示されるような白金触媒は、貴金属であり、高価である。そのため、副生した過酸化水素を分解するために白金触媒を用いると、燃料電池の低コスト化を図ることが困難である。
そこで、本発明の目的は、白金触媒と同等の過酸化水素分解活性を得ることができながら、低コスト化を図ることができる過酸化水素分解触媒、および、高コスト化を抑制しつつ、副生した過酸化水素による劣化を防止することができる燃料電池を提供することにある。
課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋
本発明は、
[1]鉄に配位子が配位したFe錯体、および、マンガンに配位子が配位したMn錯体の少なくともいずれか一方を含有する原料錯体の焼成体を含むことを特徴とする、過酸化水素分解触媒、
[2]電解質膜、前記電解質膜の一方面に形成されるアノード、および、前記電解質膜の他方面に形成されるカソードを有する膜電極接合体と、前記膜電極接合体の一方側に配置されるアノード側セパレータと、前記膜電極接合体の・・・ 続きを
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【発明の効果】
本発明の過酸化水素分解触媒によれば、白金のような貴金属を使用することなく、鉄に配位子が配位したFe錯体、および、マンガンに配位子が配位したMn錯体の少なくともいずれか一方を含有する原料錯体の焼成体を含む。
そのため、白金触媒と同等の過酸化水素分解活性を得ることができながら、過酸化水素分解触媒の低コスト化を図ることができる。
また、本発明の燃料電池によれば、鉄に配位子が配位したFe錯体、および、マンガンに配位子が配位したMn錯体の少なくともいずれか一方を含有する原料錯体の焼成体を含む多孔質層(すなわち、過酸化水素分解触媒層)が、カソードとカソード側セパレータとの間に配置されている。
そのため、カソードにおいて副生した過酸化水素を、カソード側セパレータに作用する前に、多孔質層において効率よく分解することができる。
その結果、白金のような貴金属を過酸化水素分解触媒として使用する場合と比べて、高コスト化を抑制しつつ、副生した過酸化水素による劣化を防止することができる。
この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]
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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋
【図1】 図1は、本発明の燃料電池の一実施形態を示す概略構成図である。
【図2】 図2は、図1に示す燃料電池の分解斜視図である。
【図3】 図3は、実施例1、2および比較例1、2の過酸化水素分解活性を示すグラフである。
【図4】 図4は、実施例3および比較例3の開回路電圧を示すグラフである。
【図5】 図4は、実施例3および比較例3の過酸化水素発生量を示すグラフである。
1 燃料電池
2 膜電極接合体
5 アノード側セパレータ
6 カソード側セパレータ
7 電解質膜
8 アノード
9 カソード
11 多孔質層
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