(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2016-221938(P2016-221938A)
(43)【公開日】2016年12月28日
(54)【発明の名称】冊子状印刷物
(51)【国際特許分類】
B42D 1/00 20060101AFI20161205BHJP
【FI】
B42D1/00 Z
【審査請求】未請求
【請求項の数】1
【出願形態】書面
【全頁数】6
(21)【出願番号】特願2015-120624(P2015-120624)
(22)【出願日】2015年5月29日
(71)【出願人】
【識別番号】314014896
【氏名又は名称】中川 昌美
(72)【発明者】
【氏名】中川 昌美
(57)【要約】
【課題】 冊子状印刷物から必要となる情報が記載された単体の印刷物(頁)として容易に取り出しができず、単体の印刷物(頁)を保管できないことと、必要な該当頁を含む冊子状印刷物を保管するのに必要以上の保管場所を要する。さらに必要となる該当頁が探し辛い。本発明は、これらの課題を解消することにある。
【解決手段】本発明は冊子状印刷物から必要となる情報が記載された印刷面を容易に取り出し、使用もしくは保管できることを最も主要な特徴とし、単体印刷物(頁)の取り出し、保管場所の確保、さらには必要となる該当頁の検索を容易にする。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
冊子状印刷物から必要な単体の印刷物(頁)を、切れ目から切り離し、単体の印刷物(頁)に穴があいており、整理保存用具(ルーズリーフバインダー、2つ穴バインダー、バインダー、クリアファイル、リング、紐)で保管できる印刷物。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、冊子状印刷物から好きな印刷物(頁)を集められる好適な冊子状印刷物に関する。
【0002】
本発明は、冊子状印刷物から必要な単体の印刷物(頁)を、切れ目からなる折込部から取り外し、頁の穴を用いて整理保存用具(ルーズリーフバインダー、2つ穴バインダー、バインダー、クリアファイル、リング、紐)に、保管、着脱可能とする印刷物。
【0003】
従来の印刷物は、一般的に文字や写真が記載されており、これらは本として一体化しており、情報用の資料として閲覧するには実用上十分にあった。
【0004】
従来、多様な内容が同時に記載された、まとまった冊子状印刷物として、一体化しており、不必要な内容まで保管しておく必要があるため、保管場所が多く必要である。
【0005】
不必要な内容まで含まれた印刷物が多くあると、必要な部分の閲覧や取り出し等に多くの時間を要する。
【0006】
必要な頁を探し出すのに大変な作業を要する。
【0007】
必要な該当頁を付箋クリップなどで印を付ける必要を要する。
【0008】
必要な該当頁のコピーを実施する必要を要する。
【0009】
冊子状印刷物から必要な頁の切り取りを要する。
【0010】
保管するために穴あけ機で、単体の印刷物に穴をあける作業が必要を要する。
【0011】
単体の印刷物に記載された内容とは別に、単体の印刷物に利用者が記載する場合、多くの情報が記載されていることから、文字を記載するのが困難である。このため、別用紙を冊子状印刷物に貼り付けを行ったり、冊子状印刷物に別用紙の挟み込みをしている。更に別用紙を紛失する可能性が高い。
【0012】
単体の印刷物(冊子状印刷物の必要な頁)を取り出す際、冊子状印刷物に必要以上の傷をつけてしまい、単体の印刷物のみ綺麗に取り出す事が困難である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0013】
解決しようとする問題点は、冊子状印刷物から必要となる情報が記載された単体の印刷物(頁)として容易に取り出しができず、単体の印刷物(頁)を保管できないためである。
【0014】
必要な該当頁を含む冊子状印刷物を保管するのに必要以上の保管場所を要するために、必要なもののみして、保管スペースの確保を可能にする。
【0015】
利用者が、必要なものが記載されている頁を探しやすくする。
【課題を解決するための手段】
【0016】
上記目的を達成するために、本発明は冊子状印刷物から必要となる情報が記載された印刷面を容易に取り出し、使用もしくは保管できることを最も主要な特徴とする。
【0017】
冊子状印刷物に切れ目(ミシン目)を設け、単体の印刷物(頁)の取り外しを可能とする機能を有する。
【0018】
印刷物にルーズリーフ同様の穴を設けるため、取り出した単体印刷物と同様に、ルーズリーフをルーズリーフバインダーに同時に挟み込む事が可能になり、利用者が必要なメモを一緒に保管できる。
【0019】
単体の印刷物(頁)には、保管用のルーズリーフ同様の穴が開いており、必要とされる情報が記載された部分のみを冊子状印刷物から取り出した後、整理用保存用具(ルーズリーフバインダー、2つ穴バインダー、バインダー、クリアファイル、リング、紐)に装着、保管することを可能とする機能を有する。
【0020】
印刷物にルーズリーフ同様の穴を設けるため、冊子状印刷物から取り出した単体印刷物と同様に、市販されているルーズリーフを、整理保存用具(ルーズリーフバインダー、2つ穴バインダー、バインダー、クリアファイル、リング、紐)に同時に挟み込む事が可能になり、利用者が必要なメモを一緒に保管できる。
【発明の効果】
【0021】
本発明は、以上のような従来の欠点を、冊子状印刷物に切れ目(ミシン目)を設け、単体の印刷物(頁)の取り外しを可能とする機能を有する。
【0022】
単体の印刷物(頁)には保管用の穴が開いており、必要とされる情報が記載された部分のみを冊子状印刷物から取り出した後、整理保存用具(ルーズリーフバインダー、2つ穴バインダー、クリアファイル、リング、紐)に装着、保存することを可能とする機能を有する。
【0023】
単体の書物に防水加工し、単体の印刷物のみでの使用をしやくする。これは主にクッキングレシピ等が想定される。
【0024】
整理保存用具(ルーズリーフバインダー、2つ穴バインダー、バインダー、クリアファイル、リング、紐)にまとめられるため、印刷物の紛失および汚れを防ぐ効果を有する。
【0025】
単体の印刷物には、粘着部を設ける事が可能であり、利用者が必要とする印刷物を、必要とする場所、例えば、キッチン、壁、電化製品、家具などに、容易に貼り付ける機能を有する。
【0026】
単体の印刷物は、一枚の印刷物であるために、見やすい場所に、マグネットや磁石を用いて、電化製品、例えば冷蔵庫やレンジフードなどに貼り付け、作業の効率化を有する。
【図面の簡単な説明】
【0027】
【
図1】
図1は、印刷物の具体傾斜図を示した説明図である。
【
図2】
図2は、従来の印刷物の傾斜図を示した図である。
【
図3】
図3は、この発明の印刷物の主要部を示した説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0028】
以下、図面を引用して、本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の印刷物の具体例傾斜図を示す。図の印刷物は、冊子状印刷物▲1▼と、単体の印刷物▲2▼−1、単体の印刷物(ミシン目)又は▲2▼−2、単体の印刷物(糊付け)および切れ目(ミシン目)▲4▼−1、又は糊付け接合部▲4▼−2からなる切り込み部と整理保存用具粧着穴▲5▼(ルーズリーフ同様の穴)から構成される。
【0029】
冊子状印刷物▲1▼は、書物などの従来通りの構造のものである。
【0030】
切れ目(ミシン目)▲4▼−1は、印刷物の紙に切れ目(ミシン目)が入っており、紙を引っ張ることで、これらの切れ目から冊子状印刷物▲1▼から、切断機を用いることなく、容易に切り離しができるものである。
【0031】
切れ目からなる糊付け接合部▲4▼−2は、冊子状印刷物に単体の印刷物が糊付けによって、まとまっており、冊子状印刷物から紙を引っ張ることで、これらの接続部から単体の印刷物を取り出す事が容易にできる。
【0032】
冊子状印刷物▲1▼には、整理保存用具(ルーズリーフバインダー、2つ穴バインダー、バインダー、クリアファイル、リング、紐)から構成された紙を集められる保存用具である。
【0033】
冊子状印刷物▲1▼から必要となる情報が記載された単体の印刷物(ミシン目)▲2▼−1、又は単体の印刷物(糊付け)▲2▼−2を容易に取り出し使用もしくは、保管できることを最も主要な特徴とする。
【0034】
冊子状印刷物に切れ目▲4▼−1(ミシン目)又は▲4▼−2糊付けを設け、単体の印刷物(ミシン目)▲2▼−1又は単体の印刷物(糊付け)▲2▼−2の取り外しを可能とする機能を有する。
【0035】
印刷物▲2▼にルーズリーフ同様の整理用保存用具装着穴▲5▼を設けるため、取り出した単体の印刷物(ミシン目)▲2▼−1又は単体の印刷物(糊付け)▲2▼−2と同様にルーズリーフをルーズバインダーに同時に挟み込む事が可能になり、利用者が必要なメモを一緒に保管できる。
【0036】
単体の印刷物(ミシン目)▲2▼−1又はの単体の印刷物(糊付け)▲2▼−2には保管用のルーズ同様の整理保存用具装着穴▲5▼が開いており、必要とされる情報が記載された部分のみを冊子状印刷物▲1▼から取り出した後、整理保存用具(ルーズリーフバインダー、2つ穴バインダー、バインダー、リング、紐)に装着、保存することを可能とする機能を有する。
【0037】
印刷物にルーズリーフ同様の穴▲5▼を設けるため、取り出した単体の印刷物(ミシン目)▲2▼−1又は、単体の印刷物(糊付け)▲2▼−2と同様にルーズリーフをルーズリーフバインダーに同時に挟み込む事が可能になり、利用者が必要なメモを一緒に保管できる。
【産業上の利用可能性】
【0038】
本発明は、印刷物を製造、製版する産業で利用される。
【符号の説明】
【0039】
▲1▼:冊子状印刷物
▲2▼:本文
▲2▼−1:単体の本文印刷物(ミシン目)、▲2▼−2:単体の本文印刷物(糊付け)
▲3▼:表紙
▲4▼:切り取り部
▲4▼−1:切れ目(ミシン目)、▲4▼−2:糊付け接合部
▲5▼:整理用保存用具装着穴