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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2016-221990(P2016-221990A)
(43)【公開日】2016年12月28日
(54)【発明の名称】鞍乗り型車両
(51)【国際特許分類】
   B62J 35/00 20060101AFI20161205BHJP
   B62J 23/00 20060101ALI20161205BHJP
【FI】
   B62J35/00 F
   B62J23/00 G
【審査請求】有
【請求項の数】6
【出願形態】OL
【全頁数】18
(21)【出願番号】特願2015-106982(P2015-106982)
(22)【出願日】2015年5月27日
(71)【出願人】
【識別番号】000005326
【氏名又は名称】本田技研工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100064908
【弁理士】
【氏名又は名称】志賀 正武
(74)【代理人】
【識別番号】100146835
【弁理士】
【氏名又は名称】佐伯 義文
(74)【代理人】
【識別番号】100175802
【弁理士】
【氏名又は名称】寺本 光生
(74)【代理人】
【識別番号】100094400
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴木 三義
(74)【代理人】
【識別番号】100126664
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴木 慎吾
(72)【発明者】
【氏名】平野 浩平
(72)【発明者】
【氏名】井上 雄介
(72)【発明者】
【氏名】細谷 享平
(57)【要約】
【課題】複数のタンクカバーを相互に接合する締結部材から燃料タンクの表面への荷重の入力を規制することができる鞍乗り型車両を提供する。
【解決手段】第1のタンクカバーと第2のタンクカバーを接合する締結部材を燃料タンク50の表面に対向するように配置する。第1のタンクカバーと第2のタンクカバーの少なくともいずれか一方に、締結部材に近接した位置で燃料タンク50の表面に対向する凸部67を設ける。
【選択図】図10
【特許請求の範囲】
【請求項1】
燃料タンク(50)と、
前記燃料タンク(50)の一部を覆う第1のタンクカバー(53)と、
前記第1のタンクカバー(53)と接合されるとともに、前記燃料タンク(50)の他の部分を覆う第2のタンクカバー(54L,54R)と、を備え、
前記第1のタンクカバー(53)と前記第2のタンクカバー(54L,54R)を接合する締結部材(66)が、前記燃料タンク(50)の外表面に対向して配置されるとともに、
前記第1のタンクカバー(53)と前記第2のタンクカバー(54L,54R)の少なくともいずれか一方に、前記締結部材(66)に近接した位置で前記燃料タンク(50)の表面に対向する凸部(67)が設けられていることを特徴とする鞍乗り型車両。
【請求項2】
前記凸部(67)の少なくとも一部は、前記締結部材(66)よりも前記燃料タンク(50)の外表面に近接する位置に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の鞍乗り型車両。
【請求項3】
前記凸部(67)の少なくとも一部は、前記締結部材(66)の締結方向の延長位置に配置されていることを特徴とする請求項2に記載の鞍乗り型車両。
【請求項4】
前記第2のタンクカバー(54L,54R)は、前記第1のタンクカバー(53)の外側に重ねられて前記締結部材(66)によって結合され、
前記第1のタンクカバー(53)の前記締結部材(66)による接合部に隣接する部位には開口部(53b−3)が設けられ、
前記開口部(53b−3)の周縁の一部には、前記第2のタンクカバー(54L,54R)の内側面方向に突出する遮蔽壁(68)が設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の鞍乗り型車両。
【請求項5】
前記第2のタンクカバー(54L,54R)は、前記第1のタンクカバー(53)の外側に重ねられて前記締結部材(66)によって結合され、
前記第1のタンクカバー(53)の端縁には、前記締結部材(66)による接合位置よりも端末部側で前記第2のタンクカバー(54L,54R)の内側面方向に屈曲して、当該内側面に当接可能なフランジ部(69)が設けられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の鞍乗り型車両。
【請求項6】
前記燃料タンク(50)は、車幅方向外側に張り出す接合フランジ(52)を有し、
前記第1のタンクカバー(53)は、車両前後方向の端部に前記燃料タンク(50)に固定可能な固定部(53c,62)が設けられるとともに、車幅方向の端縁の一部に前記フランジ部(69)が設けられ、車幅方向の端縁の残余の部分に前記接合フランジ(52)を覆う屈曲部(70)が設けられていることを特徴とする請求項5に記載の鞍乗り型車両。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、燃料タンクの少なくとも一部がタンクカバーによって覆われる自動二輪車等の鞍乗り型車両に関するものである。
【背景技術】
【0002】
自動二輪車等の鞍乗り型車両として、燃料タンクの少なくとも一部が複数のタンクカバーによって覆われるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
特許文献1に記載の鞍乗り型車両は、燃料タンクの上部を覆うアッパータンクカバーと燃料タンクの側部を覆うサイドタンクカバーとが端縁同士でビス止めされ、アッパータンクカバーの一部がクッション部材を介して燃料タンクに浮動的に締結されている。
この鞍乗り型車両においては、相互に接合されたアッパータンクカバーとサイドタンクカバーが燃料タンクに浮動的に締結されることから、燃料タンクが膨潤した場合にも各タンクカバーに位置ずれが生じにくくなる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開平10−181658号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、特許文献1に記載の鞍乗り型車両においては、アッパータンクカバーとサイドタンクカバーを端縁同士で締結する締結部材であるビスが燃料タンクの表面に対向して配置されている。このため、例えば、運転者が膝でサイドタンクカバーを左右から強く締め付けたとき等に締結部材であるビスが燃料タンクの表面に近接し、ビスと燃料タンクの間の離間距離を所望距離以内に維持することが難しくなる。
【0006】
そこでこの発明は、複数のタンクカバーを相互に接合する締結部材から燃料タンクの表面への荷重の入力を規制することができる鞍乗り型車両を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
この発明に係る鞍乗り型車両は、上記課題を解決するために、燃料タンク(50)と、前記燃料タンク(50)の一部を覆う第1のタンクカバー(53)と、前記第1のタンクカバー(53)と接合されるとともに、前記燃料タンク(50)の他の部分を覆う第2のタンクカバー(54L,54R)と、を備え、前記第1のタンクカバー(53)と前記第2のタンクカバー(54L,54R)を接合する締結部材(66)が、前記燃料タンク(50)の外表面に対向して配置されるとともに、前記第1のタンクカバー(53)と前記第2のタンクカバー(54L,54R)の少なくともいずれか一方に、前記締結部材(66)に近接した位置で前記燃料タンク(50)の表面に対向する凸部(67)が設けられるようにした。
【0008】
この構成により、第1のタンクカバー(53)や第2のタンクカバー(54L,54R)に外力が加わる等して、締結部材(66)が燃料タンク(50)の外表面に近接する方向に第1のタンクカバー(53)や第2のタンクカバー(54L,54R)が変形すると、凸部(67)が燃料タンク(50)の表面に当接して締結部材(66)の変位が規制されるようになる。これにより、締結部材(66)から燃料タンク(50)に荷重が入力されるのを規制される。
【0009】
前記凸部(67)の少なくとも一部は、前記締結部材(66)よりも前記燃料タンク(50)の外表面に近接する位置に配置されることが望ましい。
この場合、締結部材(66)が燃料タンク(50)の表面に近接する方向に第1のタンクカバー(53)や第2のタンクカバー(54L,54R)が変形すると、凸部(67)が締結部材(66)よりも先に燃料タンク(50)の表面に当接するようになる。したがって、締結部材(66)から燃料タンク(50)には直接荷重が伝達されなくなる。
【0010】
前記凸部(67)の少なくとも一部は、前記締結部材(66)の締結方向の延長位置に配置されるようにしても良い。
この場合、第1のタンクカバー(53)や第2のタンクカバー(54L,54R)に誤って軸長の長い締結部材(66)が組み付けられると、締結部材(66)を締め込んでいったときに締結部材(66)の先端部が凸部(67)に突き当るようになる。このため、仕様の異なる締結部材(66)が誤って組み付けられようとしていることを作業者に気付かせることができる。
【0011】
前記第2のタンクカバー(54L,54R)は、前記第1のタンクカバー(53)の外側に重ねられて前記締結部材(66)によって結合され、前記第1のタンクカバー(53)の前記締結部材(66)による接合部に隣接する部位には開口部(53b−3)が設けられ、前記開口部(53b−3)の周縁の一部には、前記第2のタンクカバー(54L,54R)の内側面方向に突出する遮蔽壁(68)が設けられるようにしても良い。
この場合、遮蔽壁(68)が第1のタンクカバー(53)の開口部(53b−3)の周縁の一部から第2のタンクカバー(54L,54R)の内側面方向に突出しているため、第1のタンクカバー(53)と第2のタンクカバー(54L,54R)の接合隙間を覗き込んだときでも、その接合隙間を通して開口部(53b−3)が見えるのを遮蔽壁(68)によって阻止することができる。
【0012】
前記第2のタンクカバー(54L,54R)は、前記第1のタンクカバー(53)の外側に重ねられて前記締結部材(66)によって結合され、前記第1のタンクカバー(53)端縁には、前記締結部材(66)による接合位置よりも端末部側で前記第2のタンクカバー(54L,54R)の内側面方向に屈曲して、当該内側面に当接可能なフランジ部(69)が設けられるようにしても良い。
この場合、第1のタンクカバー(53)の端縁にフランジ部(69)が設けられることにより、第1のタンクカバー(53)の端縁の断面係数が増大し、第1のタンクカバー(53)の端縁の締結部材(66)の保持部の近傍が変形しにくくなる。このため、第1のタンクカバー(53)に外部から荷重が加わったときに締結部材(66)が燃料タンク(50)方向に変位しにくくなる。
【0013】
前記燃料タンク(50)は、車幅方向外側に張り出す接合フランジ(52)を有し、前記第1のタンクカバー(53)は、車両前後方向の端部に前記燃料タンク(50)に固定可能な固定部(53c,62)が設けられるとともに、車幅方向の端縁の一部に前記フランジ部(69)が設けられ、車幅方向の端縁の残余の部分に前記接合フランジ(52)を覆う屈曲部(70)が設けられるようにしても良い。
この場合、第1のタンクカバー(53)の車幅方向外側の端縁に屈曲部(70)が設けられているため、第1のタンクカバー(53)の車幅方向の端縁の断面係数が増大し、第1のタンクカバー(53)の端縁がより変形しにくくなる。また、第1のタンクカバー(53)を燃料タンク(50)に取り付ける場合には、車幅方向外側の端縁の屈曲部(70)で燃料タンク(50)の接合フランジ(52)を覆い、その状態で車体前後方向の端部を燃料タンク(50)に固定することができる。このため、簡単な構成でありながら、第1のタンクカバー(53)を容易に、かつ高い剛性をもって燃料タンク(50)に取り付けることができる。
【発明の効果】
【0014】
この発明によれば、第1のタンクカバーと第2のタンクカバーの少なくともいずれか一方に、締結部材に近接した位置で燃料タンクの表面に対向する凸部が設けられているので、第1のタンクカバーや第2のタンクカバーに外力が加わる等して第1のタンクカバーや第2のタンクカバーが変形することがあっても、締結部材から燃料タンクへの荷重の入力を規制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1】この発明の一実施形態に係る鞍乗り型車両の側面図である。
図2】この発明の一実施形態に係る鞍乗り型車両の上面図である。
図3】この発明の一実施形態に係る鞍乗り型車両の斜視図である。
図4】この発明の一実施形態に係る鞍乗り型車両の側面図である。
図5】この発明の一実施形態に係る鞍乗り型車両の燃料タンクの側面図である。
図6】この発明の一実施形態に係る鞍乗り型車両の第1のタンクカバーの斜視図である。
図7】この発明の一実施形態に係る鞍乗り型車両の第1のタンクカバーの斜視図である。
図8】この発明の一実施形態に係る鞍乗り型車両の上面図である。
図9】この発明の一実施形態に係る鞍乗り型車両を図8のIX−IX線に沿って切った断面図である。
図10】この発明の一実施形態に係る鞍乗り型車両を図8のX−X線に沿って切った断面図である。
図11】この発明の一実施形態に係る鞍乗り型車両を図8のXI−XI線に沿って切った断面図である。
図12】この発明の一実施形態に係る鞍乗り型車両を図8のXII−XII線に沿って切った断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、この発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の説明における前後左右等の向きは、特別に断らない限り車両における向きと同一とする。また、図中の矢印FRは車両の前方を指し、矢印UPは車両の上方を指し、矢印LHは車両の左側方を指すものとする。
【0017】
図1は、この実施形態に係る鞍乗り型車両を左側方から見た図であり、図2は、同鞍乗り型車両を上方から見た図である。
この実施形態に係る鞍乗り型車両は、エンジン2によって後輪WRが駆動されるオフロードタイプの自動二輪車である。以下、この実施形態の鞍乗り型車両については、「自動二輪車1」と呼ぶものとする。
【0018】
自動二輪車1の車体フレームFは、前端部に配置されるヘッドパイプ11と、ヘッドパイプ11から後斜め下方へ延出する左右一対のメインフレームパイプ12L,12Rと、ヘッドパイプ11上のメインフレームパイプ12L,12Rとの連結部の下方位置から下方に延出するダウンパイプ13と、メインフレームパイプ12L,12Rの後部領域から下方に湾曲して延出する一対のセンターパイプ14L,14Rと、を備えている。左右のメインフレームパイプ12L,12Rの前縁部間には両者を連結する連結ブロック15が結合されている。また、左右のセンターパイプ14L,14Rの適所は車幅方向に延出する図示しないクロスパイプによって結合されている。
【0019】
車体フレームFは、さらにメインフレームパイプ12L,12Rの後部から車体後方側に向かって延出する左右一対のシートレール16L,16Rと、センターパイプ14L,14Rとシートレール16L,16Rの後部領域とを連結するサポートパイプ17L,17Rと、を備えている。
なお、上記の部材のうち紙面前後で重なって隠れている部材(例えば、センターパイプ14R)は、図示都合上括弧書きで符号を付している。以下の説明では、紙面前後で重なって隠れている部材については同様に扱っている。
【0020】
ヘッドパイプ11には、図示しないステアリングステムが回動自在に軸支されている。ステアリングステムには操向ハンドル21と左右一対のフロントフォーク22L,22Rが結合されている。フロントフォーク22L,22Rの下端部には、前輪Wfが回転自在に軸支されている。
【0021】
左右のメインフレームパイプ12L,12Rには、一部がこれらの上方に膨出するように燃料タンク50が取り付けられている。燃料タンク50の後部側のシートレール16L,16R上には乗員が着座するためのシート51が取り付けられている。また、シートレール16L,16R、センターパイプ14L,14R、サポートパイプ17L,17Rによって囲まれる側面視が略三角形状の領域の車幅方向内側の空間には、エンジン2のシリンダ部で吸入する空気を濾過するための図示しないエアクリーナが配置されている。
【0022】
メインフレームパイプ12L,12Rの下方でダウンパイプ13とセンターパイプ14L,14Rに挟まれた領域には、エンジン2及び変速機23を主要素とするエンジンブロック24が設置されている。変速機23はエンジン2のクランクケースの後部に一体に結合されており、変速機23にはエンジン2の動力を外部に取り出すための出力軸28が設けられている。出力軸28は車幅方向の左側に突出しており、その突出端にドライブスプロケット29が一体に結合されている。
【0023】
また、左右のセンターパイプ14L,14Rの下縁部にはピボット軸35が取り付けられている。ピボット軸35は、エンジンブロック24が車体フレームFに搭載されたときに、エンジンブロック24の出力軸28(ドライブスプロケット29)の後方近傍となる位置に配置されている。ピボット軸35には、スイングアーム34の前端部が上下揺動可能に軸支されている。スイングアーム34の後端部には、後輪Wrの車軸36が回転可能に軸支されている。車軸36の車幅方向の左側にはドリブンスプロケット37が一体に取り付けられている。エンジンブロック24側のドライブスプロケット29とスイングアーム34の後部のドリブンスプロケット37には、エンジン2の動力を後輪Wrに伝達するためのドライブチェーン38が掛け渡されている。
なお、スイングアーム34は、図示しないクッションユニットを介して車体フレームFに支持されている。
【0024】
図3は、自動二輪車1の左側のメインフレームパイプ12L付近を後部左上方側から見た図であり、図4は、自動二輪車1の左側のメインフレームパイプ12L付近を左側方から見た図である。
これらの図にも示すように、燃料タンク50の前部側の上面の一部は、樹脂製のトップシェルター53(第1のタンクカバー)によって覆われており、燃料タンク50の左右の側面の一部は、樹脂製のタンクシュラウド54L,54R(第2のタンクカバー)によって覆われている。また、燃料タンク50の中央から後部側にかけての上面と左右の側面とは、シート51の上縁部によって覆われている。なお、図中符号55L,55Rは、左右のタンクシュラウド54L,54Rの後部において、図示しないエアクリーナの左右の側方を覆う樹脂製のサイドカバーである。
【0025】
図5は、燃料タンク50を左側方から見た図である。
この実施形態に係る燃料タンク50は、主要部がチタン合金等によって形成されている。燃料タンク50は、上側半体50aと下側半体50bが接合フランジ52で相互に接合されて、側面視が略矩形状に形成されている。接合フランジ52は、左右のメインフレームパイプ12L,12Rの上面に略沿うように後下がりに傾斜している。燃料タンク50は、図3図4に示すように、接合フランジ52の左右の後縁部が左右の各メインフレームパイプ12L,12Rの上面に図示しないステーを介してボルト56によって締結固定されるとともに、接合フランジ52の前縁部が連結ブロック15の上面にボルト57によって締結固定されている。
【0026】
燃料タンク50の上側半体50aの前部側上面には給油口50c(図9参照)が設けられており、その給油口50cには、給油キャップ58が脱着可能に取り付けられる。給油キャップ58は、給油口50cに螺合される軸部58aと、軸部58aの上端部に連設されて給油キャップ58の脱着時に作業者によって把持される把持部58bと、を有している。
また、上側半体50aの前後方向の略中央の上面には膨出部50a−1が設けられ、その膨出部50a−1の後方側の上面は段差状に下がって後下がりに傾斜している。膨出部50a−1の左右両側には、車幅方向内側に部分的に窪む窪み部50a−2が設けられている。また、上側半体50aの膨出部50a−1よりも後方側の上面には、ハット状の断面形状の係止ステー59が溶接等によって取り付けられている。係止ステー59は、上側半体50aに取り付けられた状態において、上側半体50aとの間に高さの低い略矩形状の空間を形成している。
【0027】
図6は、第1のタンクカバーであるトップシェルター53を前部左上方から見た図であり、図7は、同トップシェルター53を後部左下方から見た図である。また、図8は、自動二輪車1の燃料タンク50の直上部付近を上方から見た図であり、図9図12は、トップシェルター53、タンクシュラウド54L、燃料タンク50の組み付け部の断面を示す図である。
トップシェルター53は、図6図7に示すように、燃料タンク50の前部側上面を覆う上壁53aと、上壁53aの左右両側から外開きに斜め下方に屈曲して燃料タンク50の前部側の左右の側面を覆う一対の側壁53bと、を有している。また、上壁53aの前端部には、上方に屈曲して立ち上がる前部壁53cが延設され、上壁53aの後端部には下方に屈曲する後部壁53dが延設されている。
【0028】
左右のタンクシュラウド54L,54Rは、図3図4に示すように、前後方向の略中央領域から前方に向かって車幅方向外側に拡がって延出する前縁領域54fと、略中央領域から後方に向かってシート51の側部下端に略沿って延出する後縁領域54rと、を有している。前縁領域54fは上部側の辺が前部下方側に向かって傾斜し、前縁領域54fの前端部は前方に向かって鋭角状に収斂している。前縁領域54fの前端部付近は、図8に示すように、ステー40を介してダウンパイプ13に支持されている。前縁領域54fの後部上端側の縁部は、トップシュルター53の側壁53bの車幅方向外側を覆うように配置される。前縁領域54fの後部上端側の縁部には、トップシュルター53の側壁53bに、締結部材であるボルト66によって接合される接合部54f−1が設けられている。
なお、左右のタンクシュラウド54L,54Rの適宜位置は、センターパイプ14L,14Rやラジエータに支持された図示しないステーにボルト40によって締結固定されている。
【0029】
図6図7図9に示すように、トップシェルター53の前部壁53cの車幅方向中央にはボルト挿通孔60が設けられている。ボルト挿通孔60には、燃料タンク50の前縁部を連結ブロック15に固定するためのボルト57の軸部が前部壁53cの外側から挿通され、前部壁53cが、燃料タンク50の前縁部とともにボルト57によって連結ブロック15に共締め固定されるようになっている。
【0030】
また、後部壁53dの下端の車幅方向略中央位置には略矩形状の係止片62が延設されている。係止片62は、金属製のクリップナット63を取り付けた状態で燃料タンク50の係止ステー59の下方空間に前方側から差し込まれる。係止片62に取り付けられたクリップナット63には、ボルト64が係止ステー59の外側から締め込まれる。係止片62は、それによって係止ステー59に固定される。
なお、この実施形態においては、トップシェルター53の前後の前部壁53cと係止片62とが燃料タンク50に対する固定部とされている。
【0031】
トップシュルター53の上壁53aには、給油キャップ58の軸部58aが挿入される円形の開口53a−1が形成されている。また、トップシュルター53の左右の側壁53bは側面視が略三角形状に形成されるとともに、その略中央部に略三角形状の開口53b−1が形成されている。また、左右の側壁53bの開口53b−1の後部側に隣接する位置には、車幅方向内側に窪む略正方形状の接合部53b−2が設けられている。左右の側壁53bの接合部53b−2の後部側に隣接する位置には、略矩形状の開口部53b−3が設けられている。接合部53b−2には、後部側の開口部53b−3を通してクリップナット65が取り付けられている。接合部53b−2とクリップナット65には、タンクシュラウド54L,54Rをトップシェルター53に接合するための締結部材であるボルト66が挿入され、ボルト66の軸部がクリップナット65に螺合されるようになっている。
また、左右の側壁53bの開口部53b−3の上側の縁部と、その上側の縁部の後端から後方かつ下方に屈曲して延びる領域には、車幅方向外側に向かって突出する遮蔽壁68が設けられている。遮蔽壁68は、タンクシュラウド54L,54Rがトップシェルター53に取り付けられたときに、上面がタンクシュラウド54L,54Rの上縁部54f−1の上壁A(図3参照)の内側面に近接して対向するとともに、先端部がタンクシュラウド54L,54Rの上縁部54f−1の側壁の内側面に近接して対向する。
【0032】
図7図10に示すように、トップシュルター53の左右の側壁53bの内側面のうち、接合部53b−2の周縁領域には、断面略コ字状の凸部67が突設されている。凸部67は、略コ字状の断面の開口が車体後方側に向き、接合部53b−2の中央領域が凸部67に遮られることなく、開口部53b−3に隣接して配置されるようになっている。クリップナット65は、この凸部67の突設されない領域において接合部53b−2に被着される。また、凸部67の延出端は、燃料タンク50の窪み部50a−2の底壁部分に対し、車幅方向外側から対向する。ただし、凸部67は、接合部53b−2の内側面に対して略直角に突出するのではなく、図10に示すように、接合部53b−2の内側面と直交する方向に対して上下方向に所定角度傾斜している。
【0033】
この実施形態の場合、トップシェルター53は、図10に示すように、側壁53bが鉛直方向にも水平方向にも傾斜角をもつように燃料タンク50に取り付けられるが、凸部67は、トップシェルター53が燃料タンク50に取り付けられた状態において、略水平姿勢で燃料タンク50の窪み部50a−2の底壁部分に対向する。そして、凸部67の延出端は、締結部材であるボルト66の先端部よりも燃料タンク50の窪み部50a−2の底壁(外表面)に近接する位置に配置される(図10中のボルト66の先端部位置を示す仮想線P1と、凸部67の延出端位置を示す仮想線P2参照)。また、凸部67の延出端は、ボルト66の締結方向の延長位置に延在している。このため、軸長の長いボルト66が誤って用いられた場合には、図10中の仮想線aで示すようにボルト66の軸部が凸部67の延出端に当接する。
【0034】
また、トップシュルター53の左右の側壁53bの下辺部(接合部53b−2よりも下側の端末部側部分)には、車幅方向外側に屈曲した後に下方に屈曲する断面略L字状のフランジ部69が延設されている。このフランジ部69の下方に屈曲する部分は、図10図11に示すように、タンクシュラウド54L,54Rがトップシェルター53に取り付けられたときに、下方に屈曲する部分がタンクシュラウド54L,54Rの内側面に近接して対向する。
【0035】
トップシュルター53の左右の側壁53bのうちの、下辺の前方側に隣接する傾斜辺には、車幅方向内側に向かって屈曲する屈曲部70が設けられている。屈曲部70は傾斜辺に沿って連続して形成されている。左右の側壁53bの各屈曲部70は、トップシェルター53が燃料タンク50に取り付けられるときに、図12に示すように、略水平姿勢となり、車幅方向外側に張り出す燃料タンク50の接合フランジ52の下面に対向する。屈曲部70は、接合フランジ52の一部を下方側から覆う。
【0036】
以上のように、この実施形態に係る自動二輪車1においては、トップシュルター53の側壁53bの接合部53b−2に、タンクシュラウド54L,54Rの接合部54f−1を締結するボルト66の軸部が燃料タンク50の窪み部50a−2の底壁(外表面)に対向しているが、トップシュルター53の側壁53bの内側面には、接合部53b−2の周域部から燃料タンク50の窪み部50a−2の底壁に対向する凸部67が突設されている。このため、自動二輪車1の運転時等に、例えば運転者が両膝で左右のタンクシュラウド54L,54Rを強く挟み込むことにより、タンクシュラウド54L,54Rやトップシェルター53の側壁53bが燃料タンク50方向に変形することがあっても、ボルト66の軸部から燃料タンク50に大きな荷重が入力されるのを凸部67によって規制することができる。
【0037】
特に、この実施形態においては、凸部67の延出端がボルト66の軸部よりも燃料タンク50の外表面に近接する位置に配置されているため、タンクシュラウド54L,54Rやトップシェルター53が外力を受けて変形することがあっても、樹脂製のトップシェルター53の凸部67がボルト66の軸部よりも先に燃料タンク50の外表面に当接する。したがって、ボルト66の軸部と燃料タンク50の間の離間距離を一定距離以上に保つことができる。
【0038】
また、この実施形態に係る自動二輪車1では、トップシェルター53に設けられる凸部67の延出端がボルト66の締結方向の延長位置に延在している。このため、軸長の長いボルト66が誤って用いられた場合に、ボルト66の軸部が凸部67に当接することにより、仕様の異なるボルトが誤って用いられようとしていることを作業者に気付かせることができる。したがって、この構造を採用することにより、部品の誤組付けを防ぐことができる。
【0039】
さらに、この実施形態に係る自動二輪車1は、タンクシュラウド54L,54Rの上側の縁部が、トップシェルター53の側壁53bの外側に重ねられてボルト66によって結合され、トップシェルター53の側壁53bの接合部53b−2に隣接する部位に開口部53b−3が設けられるとともに、その開口部53b−3の上側の縁部と、その上側の縁部の後端から後方かつ下方に屈曲して延びる領域に、タンクシュラウド54L,54Rの内側面方向に突出する遮蔽壁68が設けられている。このため、左右のタンクシュラウド54L,54Rとトップシェルター53の突き合わせ部の隙間から内部を覗き込もうとしても、遮蔽壁68が内側方向の視界を遮り、隙間から開口部53b−3が見えてしまうのを阻止することができる。したがって、この構造を採用することにより、自動二輪車1の外観品質を高めることができる。
【0040】
また、この実施形態に係る自動二輪車1では、タンクシュラウド54L,54Rの上側の縁部が、トップシェルター53の側壁53bの外側に重ねられてボルト66によって結合され、トップシェルター53の側壁53bの下端に、タンクシュラウド54L,54Rの内側面に近接するように略L字状に屈曲したフランジ部69が設けられている。このため、フランジ部69によってトップシェルター53の側壁53bの下辺の断面係数が増大し、側壁53bの接合部53b−2の近傍部分が変形しにくくなる。したがって、この構造を採用することにより、外力を受けてタンクシュラウド54L,54Rやトップシェルター53が変形して、ボルト66の軸部が燃料タンク50の外表面に近接するのを抑制することができる。
【0041】
また、この実施形態に係る自動二輪車1においては、トップシェルター53の上壁53aの前後の各端部に、燃料タンク50に締結固定される前部壁53cと係止片62とが設けられ、トップシェルター53の側壁53bの下辺にフランジ部69が設けられ、側壁53bの前側の傾斜辺に、燃料タンク50の接合フランジ52を下方側から覆う屈曲部70が設けられている。このため、トップシェルター53の側壁53bの下辺の断面係数がフランジ部69によって高められるとともに、下辺に隣接する傾斜辺の断面係数が屈曲部70によって高められる。したがって、トップシェルター53の側壁53bの変形をより効果的に抑制することができる。
さらに、この構造を採用した場合には、トップシェルター53を燃料タンク50に取り付けるときに、側壁53bの傾斜辺の屈曲部70で燃料タンク50の接合フランジ52の下方を覆い、その状態で上壁53aの前端側の前部壁53cと後端側の係止片62を燃料タンク50に締結固定することができる。したがって、簡単な構成でありながら、トップシェルター53を燃料タンク50に対して容易に、かつ高い剛性をもって取り付けることができる。
【0042】
また、この実施形態においては、トップシェルター53に側壁53bの内側に突設される断面略コ字状の凸部67や屈曲部70が同方向を向いて傾斜している。このため、この構造を採用することにより、トップシェルター53の型成形時に、複雑な構造の型を用いることなく、容易に型抜きを行うことができる。
【0043】
なお、この発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更が可能である。例えば、上記の実施形態においては、ボルト66に近接した位置で燃料タンク50の表面に対向する凸部67がトップシェルター53に設けられているが、凸部はタンクシュラウド54L,54Rに設けるようにしても良い。また、凸部は、トップシェルター53とタンクシュラウド54L,54Rの両方に設けるようにしても良い。
また、この発明に係る鞍乗り型車両は、自動二輪車(原動機付自転車及びスクータ型車両を含む)に限らず、三輪(前一輪かつ後二輪の他に、前二輪かつ後一輪の車両も含む)又は四輪の小型車両も含まれる。
【符号の説明】
【0044】
1…自動二輪車(鞍乗り型車両)
50…燃料タンク
52…接合フランジ
53…トップシェルター(第1のタンクカバー)
53b−3…開口部
53c…前部壁(固定部)
54L,54R…タンクシュラウド(第2のタンクカバー)
62…係止片(固定部)
66…ボルト(締結部材)
67…凸部
68…遮蔽壁
69…フランジ部
70…屈曲部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
【手続補正書】
【提出日】2016年2月2日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0017】
図1は、この実施形態に係る鞍乗り型車両を左側方から見た図であり、図2は、同鞍乗り型車両を上方から見た図である。
この実施形態に係る鞍乗り型車両は、エンジン2によって後輪Wrが駆動されるオフロードタイプの自動二輪車である。以下、この実施形態の鞍乗り型車両については、「自動二輪車1」と呼ぶものとする。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0028
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0028】
左右のタンクシュラウド54L,54Rは、図3図4に示すように、前後方向の略中央領域から前方に向かって車幅方向外側に拡がって延出する前縁領域54fと、略中央領域から後方に向かってシート51の側部下端に略沿って延出する後縁領域54rと、を有している。前縁領域54fは上部側の辺が前部下方側に向かって傾斜し、前縁領域54fの前端部は前方に向かって鋭角状に収斂している。前縁領域54fの前端部付近は、図8に示すように、ステー71を介してダウンパイプ13に支持されている。前縁領域54fの後部上端側の縁部は、トップシェルター53の側壁53bの車幅方向外側を覆うように配置される。前縁領域54fの後部上端側の縁部には、トップシェルター53の側壁53bに、締結部材であるボルト66によって接合される接合部54f−1が設けられている。
なお、左右のタンクシュラウド54L,54Rの適宜位置は、センターパイプ14L,14Rやラジエータに支持された図示しないステーにボルト40によって締結固定されている。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0031
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0031】
トップシェルター53の上壁53aには、給油キャップ58の軸部58aが挿入される円形の開口53a−1が形成されている。また、トップシェルター53の左右の側壁53bは側面視が略三角形状に形成されるとともに、その略中央部に略三角形状の開口53b−1が形成されている。また、左右の側壁53bの開口53b−1の後部側に隣接する位置には、車幅方向内側に窪む略正方形状の接合部53b−2が設けられている。左右の側壁53bの接合部53b−2の後部側に隣接する位置には、略矩形状の開口部53b−3が設けられている。接合部53b−2には、後部側の開口部53b−3を通してクリップナット65が取り付けられている。接合部53b−2とクリップナット65には、タンクシュラウド54L,54Rをトップシェルター53に接合するための締結部材であるボルト66が挿入され、ボルト66の軸部がクリップナット65に螺合されるようになっている。
また、左右の側壁53bの開口部53b−3の上側の縁部と、その上側の縁部の後端から後方かつ下方に屈曲して延びる領域には、車幅方向外側に向かって突出する遮蔽壁68が設けられている。遮蔽壁68は、タンクシュラウド54L,54Rがトップシェルター53に取り付けられたときに、上面がタンクシュラウド54L,54Rの接合部54f−1の上壁A(図3参照)の内側面に近接して対向するとともに、先端部がタンクシュラウド54L,54Rの接合部54f−1の側壁の内側面に近接して対向する。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0032
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0032】
図7図10に示すように、トップシェルター53の左右の側壁53bの内側面のうち、接合部53b−2の周縁領域には、断面略コ字状の凸部67が突設されている。凸部67は、略コ字状の断面の開口が車体後方側に向き、接合部53b−2の中央領域が凸部67に遮られることなく、開口部53b−3に隣接して配置されるようになっている。クリップナット65は、この凸部67の突設されない領域において接合部53b−2に被着される。また、凸部67の延出端は、燃料タンク50の窪み部50a−2の底壁部分に対し、車幅方向外側から対向する。ただし、凸部67は、接合部53b−2の内側面に対して略直角に突出するのではなく、図10に示すように、接合部53b−2の内側面と直交する方向に対して上下方向に所定角度傾斜している。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0034
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0034】
また、トップシェルター53の左右の側壁53bの下辺部(接合部53b−2よりも下側の端末部側部分)には、車幅方向外側に屈曲した後に下方に屈曲する断面略L字状のフランジ部69が延設されている。このフランジ部69の下方に屈曲する部分は、図10図11に示すように、タンクシュラウド54L,54Rがトップシェルター53に取り付けられたときに、下方に屈曲する部分がタンクシュラウド54L,54Rの内側面に近接して対向する。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0035
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0035】
トップシェルター53の左右の側壁53bのうちの、下辺の前方側に隣接する傾斜辺には、車幅方向内側に向かって屈曲する屈曲部70が設けられている。屈曲部70は傾斜辺に沿って連続して形成されている。左右の側壁53bの各屈曲部70は、トップシェルター53が燃料タンク50に取り付けられるときに、図12に示すように、略水平姿勢となり、車幅方向外側に張り出す燃料タンク50の接合フランジ52の下面に対向する。屈曲部70は、接合フランジ52の一部を下方側から覆う。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0036
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0036】
以上のように、この実施形態に係る自動二輪車1においては、トップシェルター53の側壁53bの接合部53b−2に、タンクシュラウド54L,54Rの接合部54f−1を締結するボルト66の軸部が燃料タンク50の窪み部50a−2の底壁(外表面)に対向しているが、トップシェルター53の側壁53bの内側面には、接合部53b−2の周域部から燃料タンク50の窪み部50a−2の底壁に対向する凸部67が突設されている。このため、自動二輪車1の運転時等に、例えば運転者が両膝で左右のタンクシュラウド54L,54Rを強く挟み込むことにより、タンクシュラウド54L,54Rやトップシェルター53の側壁53bが燃料タンク50方向に変形することがあっても、ボルト66の軸部から燃料タンク50に大きな荷重が入力されるのを凸部67によって規制することができる。
【手続補正8】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図8
【補正方法】変更
【補正の内容】
図8