特開2016-222004(P2016-222004A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2015.5.11 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2016-222004(P2016-222004A)
(43)【公開日】2016年12月28日
(54)【発明の名称】イオン発生装置
(51)【国際特許分類】
   B60H 3/06 20060101AFI20161205BHJP
   H01T 23/00 20060101ALI20161205BHJP
   F24F 7/00 20060101ALI20161205BHJP
   A61L 9/22 20060101ALI20161205BHJP
【FI】
   B60H3/06 A
   H01T23/00
   B60H3/06 E
   F24F7/00 B
   A61L9/22
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】OL
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2015-107606(P2015-107606)
(22)【出願日】2015年5月27日
(71)【出願人】
【識別番号】000004260
【氏名又は名称】株式会社デンソー
(74)【代理人】
【識別番号】110001128
【氏名又は名称】特許業務法人ゆうあい特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】阿部 行孝
(72)【発明者】
【氏名】神尾 昌明
【テーマコード(参考)】
3L211
4C080
【Fターム(参考)】
3L211BA11
3L211BA55
3L211BA57
3L211DA73
3L211DA77
3L211DA96
4C080AA09
4C080BB01
4C080CC01
4C080KK02
4C080MM40
4C080QQ11
4C080QQ17
(57)【要約】
【課題】飲料容器ホルダーを占有せずに乗員が自ら容易に設置することが可能なイオン発生装置を提供する。
【解決手段】送風部20は、電源プラグ部18がシガーソケットに差し込まれることで電源プラグ部18を介してシガーソケットに対して保持される。そして、中継部24は、送風部20に連結された一端部24aとイオン発生部22に連結された他端部24bとを有している。従って、イオン発生部22を電源プラグ部18から或る程度遠ざけて配置することができ、シガーソケット周りでの干渉を避けるようにイオン発生装置10を構成することが可能である。そして、乗員は、シガーソケットに電源プラグ部18を差し込むことで、車室内にイオン発生装置10を容易に設置することができる。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
車室内に設けられた電源ソケットに差し込まれることで該電源ソケットに対して保持される電源プラグ部(18)と、
該電源プラグ部に連結されており且つ送風を行い、前記電源プラグ部が前記電源ソケットに差し込まれることで前記電源プラグ部を介して前記電源ソケットに対して保持される送風部(20)と、
該送風部から送られてきた空気の中に正イオンと負イオンとの一方または両方を発生させると共に、該発生させたイオンを含む空気を前記車室内へ吹き出すイオン発生部(22)と、
前記送風部に連結された一端部(24a)と前記イオン発生部に連結された他端部(24b)とを有し、前記送風部からの空気を前記イオン発生部へ導く導風路(24c)を形成する中継部(24)とを備えていることを特徴とするイオン発生装置。
【請求項2】
前記中継部は、可撓性を有し屈曲させられた形状を保持可能なフレキシブルチューブ(241)で構成されていることを特徴とする請求項1に記載のイオン発生装置。
【請求項3】
前記中継部はパイプ(242)で構成されていることを特徴とする請求項1に記載のイオン発生装置。
【請求項4】
前記中継部は中空構造の部材で構成され、
該中継部の内側には、前記イオン発生部へ電力を供給するための電線(26)が配線されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載のイオン発生装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、正イオンと負イオンとの少なくとも一方を含む空気を車室内へ供給するイオン発生装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、この種のイオン発生装置として、例えば特許文献1に記載されたものがある。このイオン発生装置は、特許文献1では、車載用空気浄化装置と呼ばれている。特許文献1に記載された車載用空気浄化装置は、車室内の座席空間内に取外し可能に設置される。具体的には、特許文献1の車載用空気浄化装置の本体は、車室内に設けられた飲料容器ホルダーに嵌るような円柱形状で構成されている。これにより、車載用空気浄化装置の本体を、飲料容器ホルダーに取外し可能に設置することができる。また、特許文献1の車載用空気浄化装置は電源接続コードを有しており、その車載用空気浄化装置を駆動するための電源は、その電源接続コードを介して車室内のシガレットライター用電源から引くことが可能になっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2005−96499号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の車載用空気浄化装置は飲料容器ホルダーに設置されるものであるので、その飲料容器ホルダーを占有するという課題があった。
【0005】
また、電源接続コードは、車載用空気浄化装置の本体からシガレットライター用電源までの間で車室内に配索されるので、その電源接続コードの配索経路によっては、乗員にとって邪魔であったり、見映えが悪いという問題が生じている。
【0006】
また、車載用空気浄化装置が飲料容器ホルダーを占有しないようにするために、例えば車載用空気浄化装置を車室の天井に搭載することが既になされている。しかし、車載用空気浄化装置の天井への搭載には、電気配線を含む取付け工事が伴うため、乗員が自ら車載用空気浄化装置を搭載することは困難である。
【0007】
本発明は上記点に鑑みて、飲料容器ホルダーを占有せずに乗員が自ら容易に設置することが可能なイオン発生装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するため、請求項1に記載のイオン発生装置の発明では、車室内に設けられた電源ソケットに差し込まれることでその電源ソケットに対して保持される電源プラグ部(18)と、
その電源プラグ部に連結されており且つ送風を行い、電源プラグ部が電源ソケットに差し込まれることで電源プラグ部を介して電源ソケットに対して保持される送風部(20)と、
その送風部から送られてきた空気の中に正イオンと負イオンとの一方または両方を発生させると共に、その発生させたイオンを含む空気を車室内へ吹き出すイオン発生部(22)と、
送風部に連結された一端部(24a)とイオン発生部に連結された他端部(24b)とを有し、送風部からの空気をイオン発生部へ導く導風路(24c)を形成する中継部(24)とを備えていることを特徴とする。
【0009】
上述の発明によれば、送風部は、電源プラグ部が電源ソケットに差し込まれることで電源プラグ部を介して電源ソケットに対して保持されるものであり、中継部は、送風部に連結された一端部とイオン発生部に連結された他端部とを有しているので、イオン発生部を電源プラグ部から或る程度遠ざけて配置することができ、電源ソケット周りでの干渉を避けるようにイオン発生装置を構成することが可能である。従って、乗員は、電源ソケットに電源プラグ部を差し込むことで、イオン発生装置を容易に設置することができる。
【0010】
そして、イオン発生装置は、それの電源プラグ部が電源ソケットに差し込まれることで設置されるので、飲料容器ホルダーを占有する必要がない。
【0011】
なお、特許請求の範囲およびこの欄で記載した括弧内の各符号は、後述する実施形態に記載の具体的内容との対応関係を示す一例である。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】第1実施形態におけるイオン発生装置10の外観を示した斜視図である。
図2図1のイオン発生装置10が車室内で使用されている状況を示した図である。
図3図1のイオン発生装置10の内部構造を示した断面図である。
図4】第2実施形態におけるイオン発生装置10の概略構成を示した正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、図中、同一符号を付してある。
【0014】
(第1実施形態)
図1は、本実施形態におけるイオン発生装置10の外観を示した斜視図である。図1に示すイオン発生装置10は、車室内に設けられたシガレットライター用の電源ソケット(以下、シガーソケットという)に差し込んで使用されるものである。例えば、そのシガーソケットは、車室内に固定された部材であるインストルメントパネル14に設けられている。そして、図2に示すように、イオン発生装置10を使用するユーザ12である乗員12は、インストルメントパネル14のシガーソケットにイオン発生装置10の電源プラグ部18(図1参照)を差し込むことで、イオン発生装置10をインストルメントパネル14に固定すると共にイオン発生装置10への給電を可能にする。そして、乗員12は、図2のようにイオン発生装置10をインストルメントパネル14に固定した状態で使用する。
【0015】
図3は、図1に示すイオン発生装置10の内部構造を示した断面図である。図1および図3に示すように、イオン発生装置10は、電源プラグ部18と送風部20とイオン発生部22と中継部24とを備えている。その電源プラグ部18、送風部20、中継部24、およびイオン発生部22は、電源プラグ部18、送風部20、中継部24、イオン発生部22の順に直列に連結されている。
【0016】
電源プラグ部18は円柱形状を成し、インストルメントパネル14のシガーソケットに嵌合するシガープラグである。そして、電源プラグ部18は、シガーソケットに差し込まれることでそのシガーソケットに電気的に接続される。
【0017】
具体的には、電源プラグ部18は、先端部に配置されたプラス極端子181と、外周側面に配置されたマイナス極端子182とを有している。そして、電源プラグ部18がシガーソケットに差し込まれることで、プラス極端子181およびマイナス極端子182は、それらに対応してシガーソケット内に設けられた各端子とそれぞれ接続される。
【0018】
送風部20は電源プラグ部18に連結されており、イオン発生装置10の外部から空気を吸い込むと共にその吸い込んだ空気をイオン発生部22へ向けて送風する。そして、送風部20の外殻を構成するケース201は、例えば樹脂製の成形部材であり、電源プラグ部18にまで延設されている。すなわち、ケース201は、送風部20の外殻および電源プラグ部18の外殻を構成している。要するに、送風部20は電源プラグ部18と一体に構成されている。そのため、電源プラグ部18がシガーソケットに差し込まれることで、電源プラグ部18および送風部20はインストルメントパネル14に対して保持される。詳細には、電源プラグ部18はそのインストルメントパネル14のシガーソケットに対して直接保持され、送風部20はシガーソケットに対し電源プラグ部18を介して保持される。
【0019】
具体的に、送風部20は遠心式の送風機202を有している。送風機202は、ケース201の側面に形成された吸気口201aから車室内の空気を吸い込む。この吸気口201aは2箇所に設けられている。その2つの吸気口201aのうちの一方が図1に示されている。他方の吸気口201aは、図1に示す一方の吸気口201aが設けられたケース201の側面に対する反対側の側面に形成されている。
【0020】
そして、送風機202の空気吹出口202aには、図3に示すように中継部24が接続されており、送風機202は、吸気口201aを介して吸い込んだ空気をその中継部24へと吹き出す。送風機202の電力は、電源プラグ部18から供給される。
【0021】
中継部24はフレキシブルチューブ241で構成されており、中継部24の一端部24aは送風部20に連結され、中継部24の他端部24bはイオン発生部22に連結されている。従って、中継部24は、送風部20から流出する空気を中継してイオン発生部22へと導くことができる。言い換えれば、中継部24は、中空構造を有するフレキシブルチューブ241の内側に、送風部20からの空気を矢印FLrのようにイオン発生部22へ導く導風路24cを形成している。
【0022】
具体的に、中継部24のフレキシブルチューブ241は公知の管状部材であり、例えば金属製である。フレキシブルチューブ241から成る中継部24は、そのフレキシブルチューブ241の機械的特性から可撓性を有しており、屈曲させられた形状を保持可能な構造を備えている。従って、乗員12は、この中継部24を屈曲させることでイオン発生部22の空気吹出口221aを所望の向きに向けることができる。
【0023】
また、イオン発生部22に対し電源プラグ部18から電力供給が為される必要があるので、中継部24の内側には、イオン発生部22へ電力を供給するための電線26が配線されている。例えば、その電線26は、導風路24c内を通って送風部20からイオン発生部22へと導かれている。なお、図3では、電線26は導風路24c内においては二点鎖線で示され、送風部20内での電線26の図示は省略されている。
【0024】
イオン発生部22は、送風部20から中継部24を介して送られてきた空気の中に正イオンと負イオンとの両方を発生させると共に、その発生させたイオンを含む空気を車室内へ矢印FLoutのように吹き出す。そのために、イオン発生部22は、ケース221とイオン発生デバイス222と導風部223と電子基板224とスイッチ部225とインジケータ226とを有している。
【0025】
そのイオン発生部22のケース221は、イオン発生部22の外殻を成す樹脂成形部材であり、イオン発生デバイス222と導風部223と電子基板224とを収容している。そして、イオン発生デバイス222、導風部223、電子基板224、スイッチ部225、およびインジケータ226は何れもケース221に対して固定されており、そのケース221は、中継部24の他端部24bに固定されている。
【0026】
電子基板224には、電源プラグ部18から中継部24を通って導かれた電線26が接続されている。それと共に、イオン発生デバイス222、スイッチ部225、およびインジケータ226も電子基板224に電気的に接続されている。これにより、例えばイオン発生部22に含まれる各電気機器222、225、226に電源プラグ部18からの電力が供給されるようになっている。
【0027】
導風部223は管状の構造を備え、その内側に空気通路223aを形成している。そして、その空気通路223aの一端は中継部24の導風路24cに接続され、空気通路223aの他端は、ケース221に通風孔として形成された空気吹出口221aに接続されている。
【0028】
イオン発生デバイス222は、導風部223の空気通路223a内へ露出し空気中で放電する放電部222aを有している。そして、イオン発生デバイス222は、その放電部222aでの放電により、正イオンおよび負イオンを、空気通路223aを流れる空気中に発生させる。すなわち、イオン発生部22では、中継部24から送られてきた空気は導風部223の空気通路223aを通って空気吹出口221aから吹き出され、空気吹出口221aよりも空気流れ上流側で正イオンおよび負イオンが空気中に発生させられる。なお、イオン発生デバイス222の具体的な構造は、例えば特許文献1に記載のイオン発生装置と同様である。
【0029】
スイッチ部225は、イオン発生装置10の起動および停止を切り替えるオンオフ切替スイッチである。具体的にスイッチ部225は静電容量スイッチで構成され、図1および図3に示すように円環状の形状を成しケース221表面に固定されている。例えば乗員12がスイッチ部225に触れる毎に、イオン発生装置10の起動と停止とが交互に切り替えられる。これによりイオン発生装置10が起動されると、送風部20が送風すると共に、イオン発生部22が放電により送風空気中に正イオンおよび負イオンを発生させる。一方で、イオン発生装置10が停止されると、送風部20が送風を停止し、イオン発生部22が放電を停止する。
【0030】
インジケータ226は、乗員12に対しイオン発生装置10の起動と停止とを視覚的に知らせる。インジケータ226は、例えば発光ダイオードで構成され、ケース201に内蔵されて固定されている。そして、インジケータ226の光は、インジケータ226が内蔵された空間とケース201の外部とを区切りケース201の一部を構成する透明なインジケータ窓227を透過してケース201外へと発せられる。例えば、インジケータ226は、イオン発生装置10の起動中においては点灯し、イオン発生装置10の停止中においては消灯する。
【0031】
上述したように、本実施形態によれば、送風部20は、電源プラグ部18がシガーソケットに差し込まれることで電源プラグ部18を介してシガーソケットに対して保持される。そして、中継部24は、送風部20に連結された一端部24aとイオン発生部22に連結された他端部24bとを有している。従って、イオン発生部22を電源プラグ部18から或る程度遠ざけて配置することができ、インストルメントパネル14(図2参照)のシガーソケット周りでの干渉を避けるようにイオン発生装置10を構成することが可能である。言い換えれば、イオン発生装置10のうちシガーソケットに直接固定される固定部位(具体的には電源プラグ部18および送風部20)の外形を小型化することが可能である。そして、その小型化により、シガーソケット周辺に対する干渉回避および張出し量の最小化に寄与できる。
【0032】
また、乗員12は、シガーソケットに電源プラグ部18を差し込むことで、車室内にイオン発生装置10を容易に設置することができる。すなわち、イオン発生装置10とシガーソケットとをつなぐ電気ケーブルの配線が不要になり、乗員12は、自らイオン発生装置10を車室内に搭載することができる。
【0033】
更に、イオン発生装置10は、電源プラグ部18がシガーソケットに差し込まれることで設置されるので、車室内にて飲料容器ホルダーを占有する必要がない。言い換えれば、乗員12は、その飲料容器ホルダー(カップホルダーとも呼ぶ)を使用できる。
【0034】
また、本実施形態によれば、中継部24は、可撓性を有し屈曲させられた形状を保持可能なフレキシブルチューブ241で構成されている。従って、乗員12は、中継部24を曲げることで、イオン発生部22の空気吹出口221aの向きであるイオン放出方向(すなわち、矢印FLoutの向き)を乗員12の好みに調整することが可能である。
【0035】
また、本実施形態によれば、中継部24の内側には、イオン発生部22へ電力を供給するための電線26が配線されている。従って、その電線26を乗員12が視認できないように配線でき、電線26に起因した見映えの悪化を防止することが可能である。
【0036】
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。本実施形態では、前述の第1実施形態と異なる点を主として説明し、第1実施形態と同一または均等な部分については省略または簡略化して説明する。
【0037】
図4は、本実施形態におけるイオン発生装置10の概略構成を示した正面図である。図4に示すように、本実施形態では中継部24は、第1実施形態のフレキシブルチューブ241(図3参照)に替えて、パイプ242で構成されている。
【0038】
詳細には、中継部24は、パイプ242のほかに、中継部24の一端部24aとしての第1接合部24aと、中継部24の他端部24bとしての第2接合部24bとを有している。
【0039】
中継部24のパイプ242は可撓性を有さず、例えば樹脂または金属で構成されている。パイプ242は直管形状を成し、そのパイプ242内に導風路24c(図3参照)を形成している。パイプ242は、第1接合部24aを介して送風部20に接続され、第2接合部24bを介してイオン発生部22に接続されている。
【0040】
中継部24の第1接合部24aは、一軸を中心として回動可能な回動構造を有している。その回動中心の軸方向すなわち上記一軸の軸方向は、例えば送風機202が有する羽根車の回転軸方向であるファン軸方向と平行になっている。第1接合部24aは、その回動構造により、送風部20に対してパイプ242が回動することを許容する。そして、第1接合部24aの回動構造は、その回動構造内での摩擦によって送風部20とパイプ242との間の相対角度を保持する機能も備えている。
【0041】
また、第1接合部24aの内部は、送風部20からの空気をパイプ242内の導風路24cへ通風可能となっている。
【0042】
第2接合部24bも第1接合部24aと同様の回動構造を備えている。そのため、第2接合部24bは、その回動構造により、イオン発生部22に対してパイプ242が回動することを許容する。そして、第2接合部24bの回動構造は、その回動構造内での摩擦によってイオン発生部22とパイプ242との間の相対角度を保持する機能も備えている。第2接合部24bの回動中心の軸方向は、例えば第1接合部24aのそれと平行になっている。
【0043】
また、第2接合部24bの内部は、パイプ242内の導風路24cからの空気をイオン発生部22の空気通路223a(図3参照)へ通風可能となっている。
【0044】
このような構成から、中継部24は、パイプ242を採用したことによるフレキシブル性の欠落を、第1および第2接合部24a、24bの回動構造、言い換えれば可動構造によって補っている。そして、第1および第2接合部24a、24bの通風可能な構造により、本実施形態の中継部24は、第1実施形態の中継部24と同様に、送風部20からの空気をイオン発生部22へ導くことができる。
【0045】
また、本実施形態のイオン発生装置10は、第1接合部24aと同様の回動構造を有する第3接合部28を備えている。この第3接合部28は、電源プラグ部18と送風部20との間に介装されており、送風部20に対して電源プラグ部18が回動することを許容する。従って、本実施形態の送風部20は、第1実施形態と異なり、電源プラグ部18と一体構成ではない。
【0046】
そして、第3接合部28の回動構造は、その回動構造内での摩擦によって電源プラグ部18と送風部20との間の相対角度を保持する機能も備えている。すなわち、送風部20は、インストルメントパネル14のシガーソケットに対し電源プラグ部18と第3接合部28とを介して保持される。なお、第3接合部28の回動中心の軸方向は、例えば第1接合部24aのそれと平行になっている。また、第3接合部28は、第1接合部24aとは異なり、通風可能な構造である必要はない。
【0047】
本実施形態では、前述の第1実施形態と共通の構成から奏される効果を第1実施形態と同様に得ることができる。なお、本実施形態の変形例として、第1〜3接合部24a、24b、28のうちの何れか又は全部が回動構造を備えずに固定構造となっていることも考えられる。また、中継部24を構成するパイプ242は、中継部24の長手方向DRr言い換えればパイプ242の長手方向DRrに伸縮可能な構造を備えていてもよい。
【0048】
(他の実施形態)
(1)上述の各実施形態において、イオン発生装置10の電源プラグ部18が差し込まれるシガーソケットはインストルメントパネル14に設けられているが、車室内の何れの箇所に設けられていてもよく、例えばコンソールボックスまたはトリム内に設置されていても差し支えない。
【0049】
(2)上述の各実施形態において、イオン発生装置10は通常、図2に示すように車室内で使用されるものであるが、その使用場所は車室内に限定されるわけではなく、例えばイオン発生装置10は屋内で使用されても差し支えない。その場合には例えば、シガーソケットを有するACアダプター付スタンドが用いられ、それにより、イオン発生装置10は家庭用電源から電力供給を受けることが可能となる。
【0050】
(3)上述の第1実施形態において、中継部24は、可撓性を有し屈曲させられた形状を保持可能なフレキシブルチューブ241で構成されているが、可撓性を有さないパイプで構成されていても差し支えない。
【0051】
また、中継部24を構成するフレキシブルチューブ241は、中継部24の長手方向DRr(図3参照)言い換えればフレキシブルチューブ241の長手方向DRrに伸縮可能な構造を備えていてもよい。中継部24が上記のようにフレキシブルチューブ241に替えてパイプで構成されている場合においても同様であり、そのパイプが伸縮可能な構造を備えていてもよい。
【0052】
(4)上述の各実施形態において、イオン発生部22は、送風部20から送られてきた空気の中に正イオンと負イオンとの両方を発生させるが、正イオンと負イオンとの一方を発生させるものであっても差し支えない。また、イオン発生部22は、正イオンの発生量と負イオンの発生量との間に差が生じるように両イオンを発生させてもよいし、互いが同じ発生量となるように両イオンを発生させてもよい。
【0053】
なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した範囲内において適宜変更が可能である。また、上記各実施形態において、実施形態を構成する要素は、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。また、上記各実施形態において、実施形態の構成要素の個数、数値、量、範囲等の数値が言及されている場合、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されるものではない。また、上記各実施形態において、構成要素等の材質、形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に特定の材質、形状、位置関係等に限定される場合等を除き、その材質、形状、位置関係等に限定されるものではない。
【符号の説明】
【0054】
10 イオン発生装置
18 電源プラグ部
20 送風部
22 イオン発生部
24 中継部
24a 中継部24の一端部
24b 中継部24の他端部
24c 中継部24の導風路
図1
図2
図3
図4