特開2016-222005IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

ウェビング巻取装置

要約特許出願時に添付された[要約書]

【課題】クラッチが回転力をスプールに伝達しない場合において、クラッチが回転されることを抑制する。
【解決手段】ウェビング巻取装置は、乗員に装着されるウェビングが巻取られるスプールと、回転力が伝達されることで回転される入力ギヤ200と、回転されることでスプールを回転させるスプールギヤ80と、入力ギヤ200とスプールギヤ80との間に設けられていると共に、入力ギヤ200により回転されることで、入力ギヤ200の回転力をスプールギヤ80に伝達する第2クラッチ116と、を備えている。また、ウェビング巻取装置は、入力ギヤ200と第2クラッチ116との間に設けられ、入力ギヤ200が一方側へ回転された際には、該入力ギヤ200の回転力を第2クラッチ116に伝達し、入力ギヤ200が他方側へ回転された際には、該入力ギヤ200の回転力のクラッチへの伝達を遮断するサブクラッチスプリング202を備えている。
【選択図】図6

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

しかしながら、特許文献1に記載されたウェビング巻取装置では、モータが回転すると、その回転方向に関わらずクラッチが回転される構成とされている。すなわち、クラッチが回転されなくても良い場合(モータが他方側へ回転する場合)においても、クラッチが回転される。そのため、モータが他方側へ回転する場合においては、クラッチが回転されることによるイナーシャが生じ、その結果、モータの作動ロスが生じる。 本発明は事実を考慮し、クラッチが回転力をスプールに伝達しない場合において、クラッチが回転されることを抑制することができるウェビング巻取装置を得ることが目的である。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

請求項1記載のウェビング巻取装置は、乗員に装着されるウェビングが巻取られるスプールと、回転力が伝達されることで回転される第1回転体と、回転されることで前記スプールを回転させる第2回転体と、前記第1回転体と前記第2回転体との間に設けられ、前記第1回転体により回転されることで、前記第1回転体の回転力を前記第2回転体に伝達するクラッチと、前記第1回転体と前記クラッチとの間に設けられ、前記第1回転体・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る
【発明の効果】
請求項1記載のウェビング巻取装置では、乗員に装着されるウェビングがスプールに巻取られており、ウェビングがスプールから引出されることで当該ウェビングを車両の乗員に装着させることが可能となっている。ここで、本発明では、第1回転体が一方側へ回転されると、当該第1回転体の回転力がサブクラッチを介してクラッチに伝達される。これにより、クラッチが回転されて、第1回転体の回転力が第2回転体に伝達されると共に、第2回転体がスプールを回転させる。一方、第1回転体が他方側へ回転されると、当該第1回転体の回転力はサブクラッチを介してクラッチに伝達されない。すなわち、クラッチが第1回転体によって回転されない。これにより、本発明では、クラッチが第1回転体の回転力を第2回転体を介してスプールに伝達しない場合において、クラッチが回転されることを抑制することができる。 請求項2記載のウェビング巻取装置では、第1回転体が一方側へ回転されると、サブクラッチスプリングの巻回部が第1回転体に圧着される。これにより、第1回転体の回転力がサブクラッチスプリングを介してクラッチに伝達されて、クラッチが回転される。これにより、第1回転体の回転力がクラッチを介して第2回転体に伝達されると共に、第2回転体がスプールを回転させる。一方、第1回転体が他方側へ回転されると、第1回転体がサブクラッチスプリングの巻回部に対して空回りする。これにより、第1回転体の回転力はサブクラッチスプリングを介してクラッチに伝達されない。すなわち、クラッチが第1回転体によって回転されない。これにより、本発明では、クラッチが第1回転体の回転力を第2回転体を介してスプールに伝達しない場合において、クラッチが回転されることを抑制することができる。 請求項3記載のウェビング巻取装置では、サブクラッチスプリングの巻回部の少なくとも一部を第1回転体のギヤ部の径方向内側に配置することにより、第1回転体とクラッチとの間におけるサブクラッチスプリングが配置されるスペースの省スペース化を図ることができる。これにより、ウェビング巻取装置の大型化を抑制することができる。

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】本ウェビング巻取装置を分解して示す分解斜視図である。

【図2】第1クラッチをフレームの脚片側から見た側面図であり、ロックバーがラチェットに係合された状態を示している。

【図3】第1クラッチをフレームの脚片側から見た図2に対応する側面図であり、ロックバーがラチェットに係合されていない状態を示している。

【図4】OLギヤを分解して示す分解斜視図である。

【図5】OLギヤを径方向に沿って切断した断面を示す断面図である。

【図6】第2クラッチを分解して示す分解斜視図である。

【図7】第2クラッチを分解して示す図6とは反対側から見た分解斜視図である。

【図8】第2クラッチを軸方向に沿って切断した断面を示す断面図である。

【図9】第2クラッチの部分的な構成を示し、(A)はクラッチスプリングの通常の状態を示す側面図であり、(B)はクラッチスプリングの巻回部の外径寸法が拡大された状態を示す側面図である。

【図10】入力ギヤを拡大して示す拡大斜視図である。

【図11】サブクラッチスプリングを拡大して示す拡大斜視図である。

【図12】サブクラッチスプリングが入力ギヤに組付けられた状態を示す拡大側面図である。

【図13】ロータ板を拡大して示す拡大斜視図である。

【図14】フィッティングアシスト時及びプリテンショナ時のモータの出力軸の回転の第1の伝達経路を説明するための説明図である。

【図15】巻取アシスト時のモータの出力軸の回転の第2の伝達経路を説明するための説明図である。

【図16】巻取アシスト時のモータの出力軸の回転の第1の伝達経路を説明するための説明図である。

【図17】第1変形例に係るサブクラッチスプリングを示す拡大正面図である。

【図18】第2変形例に係るサブクラッチスプリングを示す図13に対応する拡大正面図である。

選択図 図6出願人が指定した本件の代表的な図

10 ウェビング巻取装置   20 スプール   80 スプールギヤ(第2回転体)   116 第2クラッチ(クラッチ)   200 入力ギヤ(第1回転体)   202 サブクラッチスプリング(サブクラッチ)   204 軸部   206 ギヤ部   216 巻回部   220 サブクラッチスプリング(サブクラッチ)   222 サブクラッチスプリング(サブクラッチ)  

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