特開2016-222957IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

鉄鉱石等の酸化鉄源(「酸化鉄含有物質」とも記す)と、石炭等の炭素を含む炭素質還元剤と、を含む塊成物を加熱することにより、該塊成物中の酸化鉄を還元して還元鉄を製造する方法

要約特許出願時に添付された[要約書]

【課題】生産性が高い還元鉄の製造方法を提供する。
【解決手段】本発明の還元鉄の製造方法は、酸化鉄含有物質及び炭素質還元剤を含む混合物を塊成化することにより塊成物を作製する工程と、前記塊成物を加熱することにより、該塊成物中の酸化鉄を還元して還元鉄を作製する工程とを含み、前記塊成物中の酸化鉄に含まれる酸素量の質量率をOFeOとし、前記塊成物に含まれる全固定炭素量の質量率をCfixとし、前記炭素質還元剤を構成する粒子の全質量に対する、105μm以下の粒子径の粒子の質量率をXunder105とすると、下記の式(I)を満たすことを特徴とする。
Cfix×Xunder105/OFeO≦51 ・・・(I)
【選択図】図1

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

特許文献10に開示の塊成物は、400μm以上の粒子径の炭素質還元剤を含むことにより、粒子径の大きな還元鉄の歩留まりを向上させることができる。しかしながら、400μm以上の粒子径の炭素質還元剤を用いると、加熱前の塊成物を作製しにくくなることがある。 特許文献11に開示の塊成物は、2種の粒子径の炭素質還元剤を準備する必要があるため、炭素質還元剤の粉砕設備を2台準備する必要がある。これにより製造設備のコストが高くなるというデメリットがある。 本発明は、現状に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、生産性が高い還元鉄の製造方法を提供することである。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明者らは目的を達成するため、塊成物中の酸化鉄に含まれる酸素量と、塊成物中の炭素質還元剤の分量及び粒子径との関係を調べた。その結果、塊成物中の酸化鉄に含まれる酸素量に対して塊成物中の炭素質還元剤が過多である場合、つまり酸化鉄の還元に必要な炭素量を超えて固定炭素を含有する場合、還元鉄が十分に凝集せず、還元鉄の歩留まりが低下することが明らかとなった。
【発明の効果】
本発明によれば、生産性が高い還元鉄の製造方法を提供することができる。

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】各実施例及び各比較例のCfix×Xunder105/OFeOと鉄歩留まり(質量%)との相関を示すグラフであり、縦軸は鉄歩留まり(質量%)であり、横軸はCfix×Xunder105/OFeOである。

【図2】各実施例及び各比較例のCfix×Xunder105/OFeOと粉発生率(質量%)との相関を示すグラフであり、縦軸は粉発生率(質量%)であり、横軸はCfix×Xunder105/OFeOである。

【図3】実施例3(A−5)、比較例1(A−1)及び比較例2(A−4)で用いる石炭の粒径分布であり、縦軸は頻度(質量%)であり、横軸は粒子径(μm)である。

【図4】実施例4(A−7)、比較例3(A−6)及び比較例4(B−1)で用いる石炭の粒径分布であり、縦軸は頻度(質量%)であり、横軸は粒子径(μm)である。

【図5】実施例1(A−2)、実施例2(A−3)、実施例7(B−3)、実施例8(B−4)及び比較例5(B−2)で用いる石炭の粒径分布であり、縦軸は頻度(質量%)であり、横軸は粒子径(μm)である。

選択図 図1出願人が指定した本件の代表的な図

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