特開2016-223162IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

配線または配管が挿入される区画貫通孔の防火構造

要約特許出願時に添付された[要約書]

【課題】区画体の貫通孔の耐火処理を容易に実現可能であるとともに、区画体の貫通孔を通じて火災が伝搬することを確実に防止できる区画貫通孔の防火構造を提供する。
【解決手段】本発明の区画貫通孔の防火構造1は、区画体2と、発泡シート3とを備える。区画体2は、貫通孔4を有し、貫通孔4には配線5が内挿される。発泡シート3は、熱膨張性を有しており、貫通孔4に内挿された配線5の周囲に巻き付けられて、配線5の外周面と貫通孔4の内周面との間に配置される。
【選択図】図1

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

しかしながら特許文献1のように、スリーブと配線或いは配管との間に耐火パテを埋める作業は煩雑であり、区画体の貫通孔が部屋の隅や天井近傍等に形成される場合には、耐火パテを埋める作業が困難となり、多大な負担を要する。 また特許文献2〜4では、熱膨張性シートが配管の表面に接するように耐火材が配管に巻き付けられた場合、熱膨張性シートの柔軟性が低いことで、熱膨張性シートと配管との間に隙間が生じる虞れがある。そしてこの隙間が生じた場合には、当該隙間を通じて火災が伝搬したり、区画体を介する一方側の空間から他方側の空間に光が漏れて外観上好ましくない事態に陥る。 本発明は、課題を解決するためになされたものであり、その目的は、区画体の貫通孔の耐火処理を容易に実現可能であるとともに、区画体の貫通孔を通じて火災が伝搬することを確実に防止できる区画貫通孔の防火構造を提供することである。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明に係る防火構造は、貫通孔を有し、当該貫通孔に配線あるいは配管が内挿される区画体と、前記貫通孔に内挿された前記配線あるいは前記配管の周囲に巻き付けられて、前記配線あるいは前記配管の外周面と前記貫通孔の内周面との間に配置される発泡シートとを備え、前記発泡シートは、熱膨張性を有する。
【発明の効果】
本発明によれば、発泡シートが熱膨張性を有することで、区画体の貫通孔に内挿される配線あるいは配管に発泡シートを巻き付ける簡易な作業で耐火処理を実現でき、耐火パテを埋める煩雑な作業を要しない。このため、耐火処理を容易に実現できる。また、発泡シートが柔軟な発泡体であることから、配線あるいは配管の外周面と貫通孔の内周面との間を、隙間なく発泡シートで覆うことができる。このため、貫通孔の気密性を高めることができ、貫通孔を通じて火災が伝搬することを確実に防止できる。また、発泡シートによって貫通孔の空隙を隙間なく塞ぐことができるので、区画体を介する一方側の空間から他方側の空間に光が漏れることを防止できる。

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】本発明の区画貫通孔の防火構造を示す斜視図である。

【図2】本発明の区画貫通孔の防火構造を示す断面図である。

【図3】本発明の防火構造を構築する手順を示す斜視図である。

【図4】本発明の防火構造を構築する手順を示す斜視図である。

【図5】発泡シートの変形例を示す斜視図である。

【図6】図5に示す発泡シートを用いて防火構造を構築する手順を示す斜視図である。

選択図 図1出願人が指定した本件の代表的な図

1 防火構造   2 区画体   3,7 発泡シート   4 貫通孔   5 配線

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