特開2016-223185(P2016-223185A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ アイシン精機株式会社の特許一覧
<>
  • 特開2016223185-車両ドア用ロックノブ 図000003
  • 特開2016223185-車両ドア用ロックノブ 図000004
  • 特開2016223185-車両ドア用ロックノブ 図000005
  • 特開2016223185-車両ドア用ロックノブ 図000006
  • 特開2016223185-車両ドア用ロックノブ 図000007
  • 特開2016223185-車両ドア用ロックノブ 図000008
  • 特開2016223185-車両ドア用ロックノブ 図000009
  • 特開2016223185-車両ドア用ロックノブ 図000010
  • 特開2016223185-車両ドア用ロックノブ 図000011
  • 特開2016223185-車両ドア用ロックノブ 図000012
  • 特開2016223185-車両ドア用ロックノブ 図000013
  • 特開2016223185-車両ドア用ロックノブ 図000014
  • 特開2016223185-車両ドア用ロックノブ 図000015
  • 特開2016223185-車両ドア用ロックノブ 図000016
  • 特開2016223185-車両ドア用ロックノブ 図000017
  • 特開2016223185-車両ドア用ロックノブ 図000018
  • 特開2016223185-車両ドア用ロックノブ 図000019
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2016-223185(P2016-223185A)
(43)【公開日】2016年12月28日
(54)【発明の名称】車両ドア用ロックノブ
(51)【国際特許分類】
   E05B 85/08 20140101AFI20161205BHJP
   B60J 5/00 20060101ALN20161205BHJP
【FI】
   E05B85/08
   B60J5/00 M
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】OL
【全頁数】21
(21)【出願番号】特願2015-111375(P2015-111375)
(22)【出願日】2015年6月1日
(71)【出願人】
【識別番号】000000011
【氏名又は名称】アイシン精機株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000213
【氏名又は名称】特許業務法人プロスペック特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】岩田 将成
(72)【発明者】
【氏名】岡田 賢治
(72)【発明者】
【氏名】鈴村 淳
【テーマコード(参考)】
2E250
【Fターム(参考)】
2E250AA21
2E250HH01
2E250JJ43
2E250PP14
(57)【要約】
【課題】ロックノブの構成部材であるキャップ及び本体部をガタを除去した状態で容易に組み付け可能であり、しかも製造が容易である車両ドア用ロックノブを提供すること。
【解決手段】キャップ43の内周面に取付孔45が形成され、本体部30の外周面に、本体部の上端部がキャップの前記内部空間に挿入されたときに取付孔に対して嵌合しかつ自身の上下両端が取付孔の上下両端とそれぞれ係合する係合爪38が形成され、取付孔又は係合爪の上端及び下端のいずれか一方のみを水平面に対して傾斜する傾斜係合面39により構成し、かつ、取付孔及び係合爪の上端及び下端の傾斜係合面を除く部位を水平面38a、46により構成する。
【選択図】 図7
【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両ドアを車体に対しロック及びロック解除可能なロック装置を有する車両ドアのトリム又は該トリムの固定部材によって上下方向にスライド可能に支持され、スライドすることにより前記ロック装置を操作する本体部と、
前記本体部が前記トリムに対して所定位置に位置するときに前記トリムから上方に突出し、かつ、自身の内部空間に対して前記本体部の上端部が下方から挿入される筒状のキャップと、
を備え、
前記キャップの内周面に取付孔が形成され、
前記本体部の外周面に、前記本体部の上端部が前記キャップの前記内部空間に挿入されたときに、前記取付孔に対して嵌合しかつ自身の上下両端が前記取付孔の上下両端とそれぞれ係合する係合爪が形成され、
前記取付孔又は前記係合爪の上端及び下端のいずれか一方のみを水平面に対して傾斜する傾斜係合面により構成し、かつ、前記取付孔及び前記係合爪の上端及び下端の前記傾斜係合面を除く部位を水平面により構成した、車両ドア用ロックノブ。
【請求項2】
請求項1に記載の車両ドア用ロックノブにおいて、
前記取付孔又は前記係合爪の上端に形成した前記傾斜係合面を、前記本体部側から前記キャップの外周側に向かうにつれてより下方に位置する傾斜面により構成し、
前記取付孔及び前記係合爪の下端を、前記取付孔と前記係合爪が係合したときに互いに接触する水平面により構成した、車両ドア用ロックノブ。
【請求項3】
請求項2に記載の車両ドア用ロックノブにおいて、
前記キャップを、前記取付孔と前記係合爪が係合するときの弾性変形量が前記係合爪に比べて大きくなるように構成した、車両ドア用ロックノブ。
【請求項4】
請求項1に記載の車両ドア用ロックノブにおいて、
前記取付孔又は前記係合爪の下端に形成した前記傾斜係合面を、前記本体部側から前記キャップの外周側に向かうにつれてより上方に位置する傾斜面により構成し、
前記取付孔及び前記係合爪の上端を、前記取付孔と前記係合爪が係合したときに互いに接触する水平面により構成した、車両ドア用ロックノブ。
【請求項5】
請求項1乃至4のいずれか1項に記載の車両ドア用ロックノブにおいて、
前記本体部と前記ロック装置とに接続されかつ可撓性を有するケーブルを備え、
前記固定部材である上下方向に延びる筒状案内部材の内側に前記本体部が配設され、
前記キャップの少なくとも一部が前記筒状案内部材の内側に位置し、
前記キャップの外周部に、前記筒状案内部材の内周面に対して接触可能な環状突条が形成された、車両ドア用ロックノブ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両ドア用ロックノブに関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1は、車体に対して回転可能に装着されかつロック装置(ドアラッチ装置)を具備する車両用ドアを開示している。
このロック装置はロック状態とアンロック状態とに切り替わることが可能である。
【0003】
ドアが車体に形成された開口を閉じる閉位置に位置する場合にロック装置がロック状態になると、ロック装置が車体側に設けられたストライカをロックする。そのためドアは車体に対して開方向に回転不能となる。
一方、ロック装置がアンロック状態になると、ロック装置がストライカを解放可能な状態になる。従って、ドアは車体に対して回転可能となる。
【0004】
ドアの内面に設けられたインサイドハンドル及びドアの外面に設けられたアウトサイドハンドルは、ロック装置に連係されている。
さらにドアの内面を構成するトリムには、ロックノブが上下方向にスライド自在に支持されている。ロックノブは、ケーブル又はロッドを介してロック装置に連係されている。
ロックノブはトリムに対して、ロック保持位置とアンロック許容位置との間を上下方向にスライド可能である。ロックノブがアンロック許容位置に位置するとき、ロックノブの上端部はトリムの上端面から上方に突出する。アンロック許容位置に位置するロックノブを下方へ移動させると、ロックノブはロック保持位置へ移動する。そのためロックノブがロック保持位置へ移動すると、ロックノブの上端部のトリムの上端面からの上方への突出量は、アンロック許容位置に位置する場合と比べて小さくなる。
【0005】
ところでロックノブは、少なくともアンロック許容位置に位置するときには、その上端部がトリムの上端面から上方に突出する。即ち、ロックノブの上端部はドアの意匠性に影響を及ぼす。
そのためロックノブは、自身の上端部の意匠性を高めた上で製造する必要がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2009−275371号公報
【発明の概要】
【0007】
(発明が解決しようとする課題)
特許文献1のロックノブは一体成形品である。
しかしロックノブを、トリムの上端面から上方へ突出する上端部と、トリムによってスライド可能に支持される本体部と、の二部材によって構成した方が、ロックノブの上端部の設計の自由度が高くなる。換言すると、ロックノブを二部材に分けた場合は、ロックノブの上端部を本体部とは異なる材料や製法によって製造できるので、ロックノブを二部材に分けた方がロックノブの上端部の意匠性を向上させ易い。
【0008】
しかしながらロックノブを二部材に分けて構成する場合は、両者の接続構造を工夫しないと、両者の接続作業に長時間を要するおそれがある。即ち、ロックノブの生産性が低下するおそれがある。
【0009】
さらに二部材どうしを接続したときに、ロックノブの上端部と本体部との間にガタが発生するおそれがある。仮にガタが発生すると、例えばロックノブをロック保持位置に位置させたときのロックノブ上端部のトリム上端面からの突出量が一定にならず、その結果、ドアの意匠性が低下するおそれがある。なお、この問題はロックノブをアンロック許容位置に位置させた場合も同様に生じるおそれがある。
【0010】
本発明は、ロックノブの構成部材であるキャップ及び本体部をガタを除去した状態で容易に組み付け可能であり、しかも製造が容易である車両ドア用ロックノブを提供することを目的とする。
【0011】
(課題を解決するための手段)
本発明は、車両ドアを車体に対しロック及びロック解除可能なロック装置を有する車両ドアのトリム又は該トリムの固定部材によって上下方向にスライド可能に支持され、スライドすることにより前記ロック装置を操作する本体部と、前記本体部が前記トリムに対して所定位置に位置するときに前記トリムから上方に突出し、かつ、自身の内部空間に対して前記本体部の上端部が下方から挿入される筒状のキャップと、を備え、前記キャップの内周面に取付孔が形成され、前記本体部の外周面に、前記本体部の上端部が前記キャップの前記内部空間に挿入されたときに、前記取付孔に対して嵌合しかつ自身の上下両端が前記取付孔の上下両端とそれぞれ係合する係合爪が形成され、前記取付孔又は前記係合爪の上端及び下端のいずれか一方のみを水平面に対して傾斜する傾斜係合面により構成し、かつ、前記取付孔及び前記係合爪の上端及び下端の前記傾斜係合面を除く部位を水平面により構成した、車両ドア用ロックノブを提供する。
【0012】
なお、取付孔は、キャップを貫通する貫通孔と、キャップの外周面側が閉塞された有底孔と、のいずれであってもよい。
【0013】
さらに本明細書及び特許請求の範囲における「水平面」には、完全な水平面のみならず、水平面に対して僅かに傾斜した平面や、ほぼ水平で極めて緩やかに湾曲した曲面も含まれる。
【0014】
本発明のロックノブの構成部品である本体部とキャップは、キャップの内部空間に対して本体部の上端部を挿入し、本体部の外周面に形成された係合爪をキャップの内周面に形成された取付孔に対して嵌合することにより、容易に組み付けることが可能である。
【0015】
さらに本体部とキャップを組み付けると、取付孔と係合爪の上下両端どうしが互いに係合する。そのため、本体部とキャップを組み付けたときに、両者の間にガタが発生することがない。従って、ロックノブを所定位置に位置させたときのロックノブのトリムからの突出量を所定量にさせ易い。換言すると、ロックノブのトリムからの突出量が所定量とならず、その結果として車両ドアの意匠性が低下するおそれは小さい。
【0016】
さらに、仮に取付孔及び係合爪の上端及び下端のすべてを水平面により構成した場合は、取付孔及び係合爪の上下方向の設計寸法を同一にした上で、取付孔及び係合爪を設計寸法通りに製造する必要がある。換言すると、取付孔又は/及び係合爪の上下寸法が設計寸法から僅かでもずれると、取付孔に対して係合爪を嵌合できなくなったり、取付孔と係合爪の間にガタが生じたりするおそれがある。即ち、取付孔及び係合爪の上端及び下端のすべてを水平面により構成した場合は、本体部とキャップの製造が容易ではなくなる。
しかし本発明では、取付孔又は係合爪の上端及び下端のいずれか一方のみを、水平面に対して傾斜する傾斜係合面により構成している。そのため、例えば係合爪の上端に傾斜係合面を形成した場合は、取付孔及び係合爪の下端どうしを係合させたときに、係合爪の傾斜係合面のいずれかの部位に対して取付孔の上端が係合すれば、本体部とキャップを組み付けたときに両者の間にガタが発生することがなくなる。即ち、取付孔又は/及び係合爪の上下寸法が設計寸法から多少ずれても、本体部とキャップとをガタを発生させずに組み付けることが可能になる。従って、本体部とキャップを容易に製造することが可能である。
【0017】
前記取付孔又は前記係合爪の上端に形成した前記傾斜係合面を、前記本体部側から前記キャップの外周側に向かうにつれてより下方に位置する傾斜面により構成し、前記取付孔及び前記係合爪の下端を、前記取付孔と前記係合爪が係合したときに互いに接触する水平面により構成してもよい。
【0018】
このように構成すると、本体部の上端部に対してキャップを装着した状態でキャップに下向きの力を及ぼしたときに、取付孔と係合爪の一方の傾斜係合面と他方の上端との係合が維持される範囲で、キャップが本体部に対して下方へ移動可能となる。即ち、キャップに掛かった下向きの力を傾斜係合面を利用して吸収できるので、この場合にキャップが変形したり破損したりするおそれを小さくできる。
【0019】
前記キャップを、前記取付孔と前記係合爪が係合するときの弾性変形量が前記係合爪に比べて大きくなるように構成してもよい。
【0020】
キャップは係合爪に比べて弾性変形し易いものの筒状部材であるため、その構造上、大きく弾性変形することはできない。そのため、本体部とキャップとを一体化した状態では、キャップを本体部に対して下方へ軽く押しただけでは、キャップは本体部に対して下方へ移動しない。即ち、本体部とキャップは、両者を一体化したときにキャップが本体部に対して下方へ相対移動し難いように構成されている。
そのため、ロックノブを所定位置に位置させたときのロックノブのトリムからの突出量を所定量にさせ易い。従って、車両ドアの意匠性が低下するおそれをより小さくすることが可能である。
【0021】
前記取付孔又は前記係合爪の下端に形成した前記傾斜係合面を、前記本体部側から前記キャップの外周側に向かうにつれてより上方に位置する傾斜面により構成し、前記取付孔及び前記係合爪の上端を、前記取付孔と前記係合爪が係合したときに互いに接触する水平面により構成してもよい。
【0022】
取付孔及び係合爪の上端を水平面により構成しているので、本体部の上端部に対してキャップを装着した状態でキャップに下向きの力を及ぼしたときに、キャップの本体部に対する下方への移動を規制できる。
そのため、キャップの本体部及びトリムに対する上下方向位置が所定位置からずれることにより、ドアの意匠性が損なわれるおそれが小さい。
【0023】
前記本体部と前記ロック装置とに接続されかつ可撓性を有するケーブルを備え、前記固定部材である上下方向に延びる筒状案内部材の内側に前記本体部が配設され、前記キャップの少なくとも一部が前記筒状案内部材の内側に位置し、前記キャップの外周部に、前記筒状案内部材の内周面に対して接触可能な環状突条が形成されてもよい。
【0024】
本体部とロック装置とが可撓性を有するケーブルによって接続されているので、ドア内部におけるケーブルの配索態様やロックノブ操作に起因してケーブルが捩れた場合には、ケーブルの捩れ力がキャップに伝達される。
しかし、キャップの外周部に形成された環状突条が筒状案内部材の内周面に対して接触可能なので、前記捩れ力を受けた場合であってもキャップが筒状案内部材(トリム)に対して大きく傾斜することがない。そのため、ドアの意匠性が損なわれることがない。
【0025】
ところで一般的に、車両ドアにはロックノブが所定位置に位置するときに本体部を当該所定位置に保持するためのストッパ機構が設けられている。
しかしながら、ストッパ機構の製造誤差等に起因して、ストッパ機構が所期の機能を発揮できないことがある。そして、ロックノブを一体成形品とした場合は、ストッパ機構が所期の機能を果たせなくなると、本体部が上記所定位置に移動したときに、キャップのトリムに対する相対位置が設計位置からずれるおそれがある。また、ロックノブを二部材に分けた場合であっても、二部材の間に両者の上下方向の相対位置を調整する機構が設けられていない場合は、同様の問題が発生する。
このようにキャップのトリムに対する相対位置が設計位置からずれると、ドアの意匠性が低下してしまう。
【0026】
そこで本発明の別の態様では、車両ドアを車体に対しロック及びロック解除可能なロック装置を有する車両ドアのトリムに対して上下方向にスライド可能であり、スライドすることにより前記ロック装置を操作する本体部と、前記本体部が前記トリムに対して所定の位置に位置するときに前記トリムから上方に突出し、自身の内部空間に対して前記本体部の上端部が下方から挿入される筒状のキャップと、前記トリムに対して固定され、自身の内側に配設された前記本体部をスライド可能に支持しかつ上下方向に延びる筒状案内部材と、を備え、前記キャップの内周面に雌ネジ孔が形成され、前記本体部の上端部の外周面に、前記雌ねじ孔に螺合される雄ネジが形成され、前記本体部が、前記筒状案内部材の内周面と接触することにより該筒状案内部材に対する相対回転が規制される回転規制部を備える、車両ドア用ロックノブを提供する。
【0027】
このようにロックノブを本体部とキャップの二部材により構成した上で、本体部の筒状案内部材に対する相対回転を規制し、さらにキャップと本体部とをネジ機構を介して接続している。
そのためキャップを本体部に対して相対回転させることにより、キャップの本体部に対する上下位置を微調整できる。
従って、ストッパ機構が所期の機能を発揮できない場合であっても、キャップを本体部に対して相対回転させることにより、キャップのトリムに対する相対位置を設計位置通りにすることが可能になる。即ち、キャップのトリムに対する相対位置のずれにより、ドアの意匠性が低下することを防止できる。
【0028】
この態様において、前記筒状案内部材の内周面及び前記回転規制部の断面形状が、互いに同一の非円形形状であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【0029】
図1】本発明の第1実施形態のロックノブを備える車両ドアの車両内側から見た側面図である。
図2】ロックノブがアンロック許容位置に位置するときの図1のII−II矢線に沿う断面図である。
図3】ロックノブがロック保持位置に位置するときの図2と同様の断面図である。
図4】スライドユニットとキャップの分離状態の側面図である。
図5図4とは周方向に90°ずれた位置から見たときのスライドユニットとキャップの分離状態の側面図である。
図6】スライドユニット及びキャップの組付状態の側面図である。
図7図6のVII−VII矢線に沿う断面図である。
図8】本発明の第2実施形態のスライドユニットの上部とキャップの断面図である。
図9】本発明の第3実施形態の図8と同様の断面図である。
図10】本発明の第4実施形態のキャップの下部の断面図である。
図11】本発明の第5実施形態のキャップ及びスライドユニットの一方の側部の断面図である。
図12】本発明の第6実施形態の図11と同様の断面図である。
図13】本発明の第7実施形態の図8と同様の断面図である。
図14】本発明の第8実施形態の図2と同様の断面図である。
図15】第8実施形態の図3と同様の断面図である。
図16図14のXVI−XVI矢線に沿う断面図である。
図17】変形例の図11と同様の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0030】
以下、本発明の第1実施形態について図1図7を参照しながら説明する。
図1に示す車両の車両ドア10は、車体(図示略)に対して上下方向の回転軸まわりに回転可能として支持されており、車体の側面に形成した開口部を開閉可能である。
車両ドア10は、その下半部を構成するドア本体部11と、その上半部に設けられたドアサッシュ12と、を備えている。ドア本体部11は、ドア本体部11の外側面を構成するアウタパネル(図示略)と、アウタパネルの内側面に固定されたインナパネル(図示略)と、インナパネルの内側面に固定されかつドア本体部11の内側面を構成する樹脂製のトリム13と、を備えている。
【0031】
車両ドア10の内部には、その一部が車両ドア10の後端面において露出するロック装置15が設けられている。
このロック装置15は周知の構造であるため、その構造の詳細な説明は省略する。ロック装置15の構造を簡単に説明すると、ロック装置15は車体に固定されたストライカ(図示略)をロック可能かつ回転可能なラッチと、ラッチによるストライカのロック状態を保持又は解除可能にするポールと、を有するラッチ機構(図示略)を備えている。このラッチ機構は、車両ドア10を車体に対して閉じた状態で保持可能なラッチ状態にありかつポールがラッチを当該状態に保持する「ロック状態」と、ラッチがストライカを解放可能な位置へ回転するのをポールが許容する「アンロック状態」と、に移行可能である。さらにロック装置15は、ポールと連係しかつポールの動作を制御するロック機構(図示略)を備えている。
【0032】
アウタパネルにはアウトサイドハンドル17が回転可能に支持されており、トリム13にはインサイドハンドル18が回転可能に支持されている。アウトサイドハンドル17及びインサイドハンドル18は初期位置とロック解除位置との間を回転可能であり、共に付勢手段(図示略)によって初期位置に向けて回転付勢されている。
アウトサイドハンドル17及びインサイドハンドル18は、いずれもケーブル等の連係手段を介してロック装置15のロック機構に連係されている。
【0033】
図2及び図3に示すように、トリム13には筒状案内部材20(固定部材)が固定されている。この筒状案内部材20は、ベゼル21と支持部材24とを備えている。
樹脂製の上下方向に延びる筒状部材であるベゼル21の上部は、トリム13の上端部に穿設された固定用孔13aに嵌合されている。ベゼル21の上端部は取付部22により構成されており、取付部22がトリム13の上端面に対して固定されている。ベゼル21の互いに周方向に180°離間した二か所には、係止孔23がそれぞれ穿設されている。
【0034】
樹脂製部材である支持部材24は、上下方向に延びる筒状部25と、筒状部25の外周面の互いに周方向に180°離間した二か所にそれぞれ接続された一対のロックアーム26と、を備えている。各ロックアーム26には係止突起27aと当接突起27bが上下に並べて突設されている。各ロックアーム26と筒状部25との接続部は弾性変形可能である。そのため、ロックアーム26と筒状部25の接続部を弾性変形させることにより、ロックアーム26は当該接続部を中心に筒状部25に対して車内及び車外方向に揺動可能である。
【0035】
支持部材24の筒状部25の底面には、可撓性を有する材料によって構成された長尺の筒状部材であるアウターチューブ19の一端が同軸状態で固定されている。
【0036】
支持部材24は、筒状部25の上部をベゼル21の内部空間の下部に対して下方から嵌合し、一対のロックアーム26の係止突起27aを外周側から対応する係止孔23に対して嵌合し、さらに一対のロックアーム26の当接突起27bを筒状部25の外周面に対して接触させることにより、ベゼル21に対して固定される。このとき、ロックアーム26と筒状部25の接続部は自由状態から僅かに弾性変形している。即ち、各ロックアーム26の係止突起27aには対応する係止孔23へ嵌合する方向の回転付勢力が及んでいるので、意図的にロックアーム26の上部を外周側へ移動させない限り、各係止突起27aが対応する係止孔23から抜け出すことはない。さらに一対のロックアーム26の当接突起27bが前記回転付勢力を受けながら筒状部25の外周面に接触し、かつ、筒状部25の外周面がベゼル21の内周面に接触する。そのためベゼル21と支持部材24は互いの中心軸A1が一致する同軸状態に保持される。
【0037】
筒状案内部材20にはロックノブ28が上下方向にスライド自在に支持されている。
ロックノブ28は、互いに着脱可能なスライドユニット29とキャップ43とを備えている。
【0038】
スライドユニット29は、本体部30とケーブル40とを有している。
本体部30は、その下半部を構成する大径円柱部31と、大径円柱部31の上部から上方に延びる小径円柱部32と、小径円柱部32の上端に固定された頭部33と、大径円柱部31の上端に設けられた一対の係合部37と、を備える、樹脂製の一体成形品である。
大径円柱部31は円柱形状であり、小径円柱部32は大径円柱部31より小径かつ大径円柱部31と同軸をなす円柱形状である。
【0039】
頭部33の外周面の下部は、大径円柱部31と同径かつ同軸である環状接触面34により構成されている。さらに頭部33の外周面の上部は、本体部30の中心軸A2を中心としかつ上方に向かうにつれて徐々に小径となるテーパ面35により構成されている。さらに頭部33の上端部には、テーパ面35よりも小径の半球体からなるストッパ33aが固定されている。
【0040】
一対の係合部37は、互いに周方向に180°離間する態様で大径円柱部31の上端に固定されている。各係合部37の上端には本体部30の外周側に向かって突出する係合爪38が設けられている。
図示するように一対の係合爪38の上面(外側面)は、本体部30の外周方向に向かうにつれてより下方に位置する傾斜面からなる傾斜係合面39により構成されている。一方、一対の係合爪38の下面は水平面38aにより構成されている。
図4に示すように、係合爪38の外周側端部は大径円柱部31の外周面よりも外周側に位置している。さらに一対の係合部37の内周部と小径円柱部32は互いに連続している。換言すると、係合部37の内周部と小径円柱部32の外周部との間には隙間が存在しない。そのため、本体部30を構成する樹脂材料は弾性材料であるものの、係合部37は本体部30の径方向へ殆ど弾性変形することができない。
【0041】
ケーブル40は金属製のワイヤであり可撓性を有している。
本体部30は、図示を省略した成形型の内部にケーブル40の一端を配設した状態で行われるインサート成形により製造される。従って、本体部30を成形すると、図7に示すようにケーブル40の一端である上端部が大径円柱部31の内部に対して同軸状態で埋め込まれ、本体部30とケーブル40が固定状態で一体化される。
【0042】
キャップ43は、下面が開放しかつ上端が閉塞する、上下方向に延びる筒状部材である。
キャップ43の外周面の下端部には環状突条44が設けられている。
キャップ43の内周面の互いに周方向に180°離間した二か所には、キャップ43を径方向に貫通する取付孔45がそれぞれ穿設されている。図5図6に示すように、取付孔45の側面形状は長方形であり、その上面は水平面46により構成され下面は水平面47により構成されている。
図4図7に示すように、キャップ43が自由状態にあるときのキャップ43の内径は、大径円柱部31及び環状接触面34の外径より僅かに大きい。但し、キャップ43が自由状態にあるときのキャップ43の内径は、一対の係合爪38の外周側端部どうしを結びかつ本体部30の径方向(即ち、水平方向)に延びる直線よりも短い。
キャップ43は、環状突条44及び取付孔45が形成された樹脂製の一体成形品の外面にメッキを施した構造である。この樹脂材料は弾性材料であるため、キャップ43は径方向に弾性変形可能である。
【0043】
このようにスライドユニット29とキャップ43とからなる二部材により構成されたロックノブ28は、本体部30の上部をキャップ43の内部空間に対して下方から挿入することにより互いに一体化される。
即ち、一対の係合部37と一対の取付孔45の周方向位置を一致させかつ本体部30とキャップ43を同軸状態にしながら、キャップ43の下方に位置させた本体部30の上部をキャップ43に対して下方から接近させると、頭部33がキャップ43の内部空間に挿入する。なお、本体部30とキャップ43が同軸をなさない状態で頭部33をキャップ43に対して下方から接近させた場合は、頭部33のテーパ面35がキャップ43の下端開口の内周縁部に接触することにより、本体部30とキャップ43が自動的に同軸状態となる。即ち、頭部33のテーパ面35がセンタリング機能を発揮する。そのため、この場合も頭部33をキャップ43の内部空間に挿入可能である。
【0044】
頭部33がキャップ43の内部空間に挿入された後に本体部30をさらにキャップ43の奥側(上端部)側へ移動させると、一対の係合部37の傾斜係合面39がキャップ43の下端開口の内周縁部に対して接触する(図示略)。この状態で本体部30の上部をキャップ43の奥側に向けてさらに挿入すると、一対の傾斜係合面39によってキャップ43が拡径方向に僅かに弾性変形させられるので、一対の係合爪38がキャップ43の内部空間に進入する。そして一対の係合爪38の外周側端部をキャップ43の内周面に接触させたまま、本体部30の上部をキャップ43の奥側に向かってさらに挿入すると、一対の係合爪38と一対の取付孔45がキャップ43の径方向にそれぞれ対向したときにキャップ43が自由状態に弾性復帰し、一対の取付孔45に対して一対の係合爪38がそれぞれ内周側から嵌合する(図6図7参照)。その結果、スライドユニット29(本体部30)とキャップ43が互いに一体化されたロックノブ28が完成する。
【0045】
このようにしてスライドユニット29とキャップ43とを一体化すると、一対の係合爪38の水平面38aが対応する取付孔45の水平面47に面接触し、さらに一対の係合爪38の傾斜係合面39が対応する取付孔45の水平面46の内周側縁部に対して接触する。そのため、スライドユニット29(本体部30)とキャップ43は、互いに上下方向のガタが除去された状態となる。
さらに図7に示すように、頭部33の環状接触面34がキャップ43の内周面に対して面接触する。従って、キャップ43が本体部30に対して傾くことはない。
【0046】
図7に示すように、キャップ43の内面の天井面と本体部30のストッパ33aとが微小隙間を形成しながら上下方向に対向しており、かつ、一対の係合爪38の傾斜係合面39の一部のみに対して取付孔45の水平面46の内周側縁部が接触している。さらにキャップ43は、係合部37(係合爪38)に比べて弾性変形し易いように構成されている。そのためキャップ43を本体部30に対して下方へ押した場合には、水平面46の内周側縁部と傾斜係合面39との係合状態が維持されかつキャップ43の天井面と本体部30のストッパ33aとが接触しない範囲内で、キャップ43が取付孔45周辺部を拡径方向に弾性変形させながら本体部30に対して下方へ相対移動する。
但し、キャップ43は係合爪38に比べて弾性変形し易いものの筒状部材(環状部材)であるため、その構造上、大きく弾性変形することはできない。そのため、スライドユニット29とキャップ43とを一体化した状態では、キャップ43を本体部30に対して下方へ軽く押しただけでは、キャップ43は本体部30に対して下方へ移動しない。即ち、スライドユニット29とキャップ43は、両者を一体化したときにキャップ43が本体部30に対して下方へ相対移動し難いように構成されている。
さらにスライドユニット29とキャップ43とを一体化した状態でキャップ43を下方へ押し込んだ後にこの押し込み力を消失させると、キャップ43が自由状態に弾性復帰しようとする力によって、キャップ43が図6及び図7に示す状態に復帰する。
【0047】
図示するように大径円柱部31及びケーブル40の外径は筒状部25の内径より小さい。その一方で、キャップ43の外径は筒状部25の内径より大きくかつベゼル21の内径より小さい。そのためロックノブ28は、筒状案内部材20に対して上方から取り付けられる。
具体的には、ケーブル40の筒状部25と反対側の端部である下端部を、トリム13に固定されたベゼル21の取付部22の開口を介してベゼル21、筒状部25及びアウターチューブ19の内部空間に挿入し、アウターチューブ19の下端開口からアウターチューブ19の下方へ引き出す。そしてロックノブ28全体をさらにベゼル21、支持部材24及びアウターチューブ19に対して下方へ移動させて、図2及び図3に示すように大径円柱部31の下部を筒状部25に嵌合し、さらにキャップ43の下部をベゼル21の内部空間に挿入する。
このようにしてロックノブ28を筒状案内部材20に対して取付けると、キャップ43の環状突条44がベゼル21の内周面とほとんど隙間のない状態で対向する。換言すると、環状突条44とベゼル21の内周面とのクリアランスが、キャップ43の環状突条44より上方に位置する部位とベゼル21の内周面とのクリアランスより小さくなる。
【0048】
ロックノブ28を筒状案内部材20に対して装着したら、アウターチューブ19の下端開口から突出したケーブル40の下端部をロック装置15のロック機構に接続する。
【0049】
大径円柱部31を介して筒状案内部材20(支持部材24)に支持されたロックノブ28は、本体部30の大径円柱部31を支持部材24の筒状部25に対して上下方向に相対スライドさせることにより、トリム13及び筒状案内部材20に対して図2に示すアンロック許容位置と図3に示すロック保持位置との間を上下方向にスライド可能となる。
ロックノブ28がアンロック許容位置に位置するとき、キャップ43はベゼル21の取付部22から上方に大きく突出する。一方、ロックノブ28がロック保持位置に位置するときは、キャップ43の上端がベゼル21の取付部22とほぼ同じ高さに位置する。ロックノブ28が筒状案内部材20に対して上下方向にスライドするとき、キャップ43の環状突条44がベゼル21の内周面によってガイドされる。
【0050】
金属製のケーブル40はある程度の大きさの剛性を有しているため、ロックノブ28の移動力はケーブル40を介してロック装置15のロック機構に伝達され、同様に、ロック機構の動作に伴う移動力はケーブル40を介してロックノブ28に伝達される。
そのため、ロックノブ28が図2に示すアンロック許容位置に位置するとき、ケーブル40を介してロックノブ28と接続されているロック装置15のロック機構が「ハンドル操作有効状態」となる。一方、キャップ43が図3に示すロック保持位置に位置するとき、ケーブル40を介してロックノブ28と接続されているロック機構は「アウトサイドハンドル操作無効状態」となる。
さらにケーブル40がある程度の大きさの剛性を有しているため、ケーブル40及びロック機構は、ロックノブ28をアンロック許容位置とロック保持位置にそれぞれ保持するための機械的なストッパ機構として機能する。そのため、ロックノブ28がアンロック許容位置に位置するとき、ロックノブ28はケーブル40及びロック機構によってアンロック許容位置に保持される。同様に、ロックノブ28がロック保持位置に位置するとき、ロックノブ28はケーブル40及びロック機構によってロック保持位置に保持される。
【0051】
ロック装置のラッチ機構がロック状態にある場合にキャップ43がアンロック許容位置に位置するときは、アウトサイドハンドル17又はインサイドハンドル18を初期位置からロック解除位置へ回転操作すると、アウトサイドハンドル17又はインサイドハンドル18の回転力が伝達されたロック機構がラッチ機構をアンロック状態に移行させる。
一方、ロック装置のラッチ機構がロック状態にある場合に、例えばキャップ43を手でロック保持位置まで押し下げたときは、アウトサイドハンドル17を初期位置からロック解除位置へ回転操作しても、アウトサイドハンドル17の回転力が伝達されたロック機構は、ラッチ機構をアンロック状態に移行させない。
【0052】
その一方で、ロック装置のラッチ機構がロック状態にある場合にキャップ43がロック保持位置に位置するときに、インサイドハンドル18を初期位置からロック解除位置へ二回回転操作すると、ロック装置がアンロック状態になる。より具体的には、インサイドハンドル18のロック解除位置への1回目の回転操作により、「アウトサイドハンドル操作無効状態」にあったロック機構が「ハンドル操作有効状態」となり、さらにロックノブ28がアンロック許容位置へ移動する。そしてインサイドハンドル18のロック解除位置への2回目の回転操作(又はアウトサイドハンドル17の回転操作)により、インサイドハンドル18(又はアウトサイドハンドル17)の回転力が伝達されたロック機構がラッチ機構をアンロック状態に移行させる。
なお、ロック機構が「ハンドル操作有効状態」にある場合にインサイドハンドル18又はアウトサイドハンドル17を回転操作するとロック機構が動作するものの、このときのロック機構の動作に伴う移動力はケーブル40には伝達されない。従って、この場合はロックノブ28はアンロック許容位置に位置したままとなる。
【0053】
以上説明したように本実施形態のロックノブ28は、キャップ43の内部空間に対して本体部30を挿入しかつ本体部30の係合爪38をキャップ43の取付孔45に対して嵌合することにより、本体部30とキャップ43を容易に組み付けることが可能である。
ロックノブ28が互いに着脱可能な二部材(スライドユニット29、キャップ43)によって構成されているので、ロックノブを一体成形品とする場合と比べてキャップ43の設計の自由度が高く、そのためキャップ43の意匠性を向上させ易い。
【0054】
さらに本体部30とキャップ43を組み付けると、取付孔45の水平面46と係合部37の傾斜係合面39及び取付孔45の水平面47と係合部37の水平面38aが互いに係合する。そのため、本体部30とキャップ43を組み付けたときに、両者の間に上下方向のガタが発生することがない。
さらに上述したように、スライドユニット29とキャップ43は、両者を一体化したときにキャップ43が本体部30に対して下方へ相対移動し難いように構成されている。従って、スライドユニット29とキャップ43を一体化した後は、事実上、スライドユニット29とキャップ43の上下方向の相対位置は殆ど変化しない。
このように本体部30とキャップ43を組み付けたときに、両者の間に上下方向のガタが発生せずかつ両者の上下方向の相対位置が変化し難いため、ロックノブ28をロック保持位置に位置させたときのロックノブ28のトリム13の上端面からの突出量を所定量にさせ易い。換言すると、ロックノブ28のトリム13の上端面からの突出量が所定量とならず、その結果として車両ドア10の意匠性が低下するおそれは小さい。
【0055】
さらに、仮に取付孔45の上面及び下面並びに係合爪38の上面(外周面)及び下面のすべてを水平面により構成した場合は、取付孔45及び係合爪38の上下方向の設計寸法を互いに同一にした上で、取付孔45及び係合爪38を設計寸法通りに製造する必要がある。換言すると、取付孔45又は/及び係合爪38の上下寸法が設計寸法から僅かでもずれると、取付孔45に対して係合爪38を嵌合できなくなったり、取付孔45と係合爪38の間に上下方向のガタが生じたりするおそれがある。即ち、取付孔45及び係合爪38をこのように構成した場合は、取付孔45及び係合爪38の製造が容易ではなくなる。
しかし本実施形態では、係合爪38の上面(外周面)を傾斜係合面39により構成している。そのため、取付孔45及び係合爪38の下面どうしを係合させたときに、取付孔45の上面が係合爪38の傾斜係合面39のいずれかの部位と係合すれば、本体部30とキャップ43を組み付けたときに両者の間に上下方向のガタが発生することがなくなる。即ち、取付孔45又は/及び係合爪38の上下寸法が設計寸法から多少ずれても、本体部30とキャップ43とをガタを発生させずに組み付けることが可能になる。従って、本体部30とキャップ43を容易に製造することが可能である。
【0056】
本体部30とロック装置15とが可撓性を有するケーブル40によって接続されているので、ドア10内部におけるケーブル40の配索態様やロックノブ28に対する操作に起因してケーブル40が捩れた場合には、ケーブル40の捩れ力がキャップ43に伝達される。
しかしこの場合は、キャップ43の外周部に形成された環状突条44がベゼル21の内周面に対して接触する。そのため、キャップ43が前記捩れ力を受けた場合であっても、キャップ43がベゼル21(トリム13)に対して大きく傾斜することがない。そのため、ドア10の意匠性が損なわれることがない。
【0057】
続いて、本発明の第2実施形態について図8を参照しながら説明する。なお、第1実施形態と同じ部材には同じ符号を付すにとどめて、その詳細な説明は省略する。
本実施形態の特徴は、ロックノブ28の本体部30の係合爪50とキャップ43の取付孔51の形状にある。
本実施形態の本体部30の係合爪50は、各係合部37から外周側への突出量が、第1実施形態の係合爪38と比べて小さい。一対の係合爪50の外側面は傾斜係合面39により構成されており、係合爪50の下面は水平面38aにより構成されている。
本実施形態のキャップ43に形成された一対の取付孔51は、キャップ43の外周面が閉塞された有底孔である。
【0058】
このような構成である本実施形態も、第1実施形態と同様の手順により、スライドユニット29(本体部30)とキャップ43を互いに一体化してロックノブ28を組み立てることが可能である。
スライドユニット29とキャップ43とを一体化すると、一対の係合爪38の水平面38aが対応する取付孔51の水平面47に面接触し、さらに一対の係合爪38の傾斜係合面39が対応する取付孔51の水平面46の内周側縁部に対して接触する。そのため、スライドユニット29(本体部30)とキャップ43は、互いに上下方向のガタが除去された状態となる。
【0059】
さらにスライドユニット29とキャップ43とを一体化したときに、本体部30の一対の取付孔51がキャップ43の外周側に露出しない。そのため、例えばロックノブ28がアンロック許容位置に位置するときに、車両の乗客が斜め上方からキャップ43を見た場合であっても、ベゼル21とキャップ43の間の環状隙間を通じて取付孔51が乗客の目に触れることはない。
従って、第1実施形態よりも車両ドア10の意匠性を向上させることが可能である。
【0060】
続いて、本発明の第3実施形態について図9を参照しながら説明する。なお、従前の実施形態と同じ部材には同じ符号を付すにとどめて、その詳細な説明は省略する。
本実施形態の特徴は、ロックノブ28の本体部30の係合爪53の形状にある。
図示するように、一対の係合爪53の上面は水平面53aにより構成されている。
一方、一対の係合爪53の下面(外側面)は、本体部30の外周方向に向かうにつれてより上方に位置する傾斜面からなる傾斜係合面54により構成されている。
【0061】
このような構成である本実施形態も、第1実施形態と同様の手順により、スライドユニット29(本体部30)とキャップ43を互いに一体化してロックノブ28を組み立てることが可能である。
スライドユニット29とキャップ43とを一体化すると、一対の係合爪50の水平面53aが対応する取付孔45の水平面46に面接触し、さらに一対の係合爪53の傾斜係合面54が対応する取付孔45の水平面47の内周側縁部に対して接触する。そのため、スライドユニット29(本体部30)とキャップ43は、互いに上下方向のガタが除去された状態となる。
【0062】
さらに係合爪50の上面をなす水平面53aと取付孔45の上面をなす水平面46とが接触するので、キャップ43に下向きの力を及ぼしたときに、キャップ43の本体部30に対する下方への移動を規制できる。
そのため、キャップ43の本体部30及びトリム13に対する上下方向位置が所定位置からずれることにより、車両ドア10の意匠性が損なわれるおそれは小さい。
【0063】
続いて、本発明の第4実施形態について図10を参照しながら説明する。なお、従前の実施形態と同じ部材には同じ符号を付すにとどめて、その詳細な説明は省略する。
本実施形態の特徴は、キャップ43の下端開口の内周側縁部を、上方から下方に向かうにつれて徐々に拡径する下端テーパ面43aにより構成した点にある。
【0064】
本実施形態のキャップ43とキャップ43の下方に位置させた本体部30とが同軸状態にない場合に、キャップ43に対して本体部30を下方から接近させて両者を組み付けようとすると、頭部33のテーパ面35がキャップ43の下端テーパ面43aに接触することにより、本体部30とキャップ43が自動的に同軸状態となる。即ち、頭部33のテーパ面35及びキャップ43の下端テーパ面43aが協働してセンタリング機能を発揮する。
従って、頭部33のテーパ面35のみがセンタリング機能を有していた第1実施形態と比べて、キャップ43と本体部30の一体化作業をより容易に行うことが可能である。
【0065】
続いて、本発明の第5実施形態について図11を参照しながら説明する。なお、従前の実施形態と同じ部材には同じ符号を付すにとどめて、その詳細な説明は省略する。
本実施形態の特徴は、ロックノブ28の本体部30の係合爪57とキャップ43の取付孔61の形状にある。
本実施形態の本体部30の係合爪57は、その上下両面が共に水平面58、59により構成されている。
さらにキャップ43に形成された取付孔61は、その上面が本体部30の外周方向に向かうにつれてより下方に位置する傾斜面からなる傾斜係合面62により構成されている。一方、取付孔61の下面は水平面63により構成されている。
【0066】
このような構成である本実施形態も、第1実施形態と同様の手順により、スライドユニット29(本体部30)とキャップ43を互いに一体化してロックノブ28を組み立てることが可能である。
スライドユニット29とキャップ43とを一体化すると、一対の係合爪57の水平面59が対応する取付孔61の水平面63に面接触し、さらに一対の係合爪57の水平面58の外周側端部が対応する取付孔61の傾斜係合面62に対して接触する。そのため、スライドユニット29(本体部30)とキャップ43は、互いに上下方向のガタが除去された状態となる。
【0067】
このように本実施形態では、第1実施形態の係合爪38の傾斜係合面39に相当する傾斜係合面62を取付孔61側に設けて、取付孔45の水平面46に相当する水平面58を係合爪57側に設けている。
従って、第1実施形態と同様の効果を発揮可能である。
【0068】
続いて、本発明の第6実施形態について図12を参照しながら説明する。なお、従前の実施形態と同じ部材には同じ符号を付すにとどめて、その詳細な説明は省略する。
本実施形態の特徴は、ロックノブ28の本体部30の係合爪57とキャップ43の取付孔65の形状にある。
本実施形態のキャップ43に形成された取付孔65の上面は水平面66により構成されている。その一方で、取付孔65の下面は、本体部30の外周方向に向かうにつれてより上方に位置する傾斜面からなる傾斜係合面67により構成されている。
【0069】
このような構成である本実施形態も、第1実施形態と同様の手順により、スライドユニット29(本体部30)とキャップ43を互いに一体化してロックノブ28を組み立てることが可能である。
スライドユニット29とキャップ43とを一体化すると、一対の係合爪57の水平面58が対応する取付孔65の水平面66に面接触し、さらに一対の係合爪57の水平面59の外周側端部が対応する水平面66の傾斜係合面67に対して接触する。そのため、スライドユニット29(本体部30)とキャップ43は、互いに上下方向のガタが除去された状態となる。
【0070】
このように本実施形態では、第3実施形態の係合爪53の傾斜係合面54に相当する傾斜係合面67を取付孔65側に設けて、取付孔45の水平面47に相当する水平面59を係合爪57側に設けている。
従って、第3実施形態と同様の効果を発揮可能である。
【0071】
続いて、本発明の第7実施形態について図13を参照しながら説明する。なお、従前の実施形態と同じ部材には同じ符号を付すにとどめて、その詳細な説明は省略する。
本実施形態の本体部30の一対の係合部69と小径円柱部32の間にはスリット70が形成されている。即ち、係合部69と小径円柱部32は互いに非連続である。そのため、係合部69は従前の実施形態の係合部37と比べて本体部30の径方向へ大きく弾性変形することが可能である。換言すると、係合部69はキャップ43に比べて弾性変形し易いように構成されている。本体部30のその他の構造は第2実施形態と同じである。
一方、キャップ43は第1実施形態と同じ構造である。
【0072】
キャップ43に対して本体部30を下方から接近させて両者を組み付ける際に、一対の係合部69の傾斜係合面39がキャップ43の下端開口の内周縁部に対して接触した状態で本体部30の上部をキャップ43の奥側に向かって挿入すると、係合部69が小径円柱部32へ接近する方向に弾性変形する。従って、従前の実施形態と比べて、一対の係合部69(係合爪50)をキャップ43の内部空間へ容易に挿入させることが可能である。
さらに、本体部30の上部をキャップ43の奥側に向かってさらに挿入すると、一対の係合爪50と一対の取付孔45がキャップ43の径方向にそれぞれ対向したときに係合部69が速やかに自由状態に弾性復帰し、一対の取付孔45に対して一対の係合爪50がそれぞれ内周側から嵌合する。
従って、従前の実施形態と比べて、スライドユニット29(本体部30)とキャップ43の一体化作業を容易に行うことが可能である。
【0073】
最後に、本発明の第8実施形態について図14図16を参照しながら説明する。なお、従前の実施形態と同じ部材には同じ符号を付すにとどめて、その詳細な説明は省略する。
本実施形態のトリム13は、上端部の形状が第1実施形態とは異なる。即ち、トリム13の上端部の車両外側から車両内側へ向かう方向の傾斜角度が第1実施形態と比べて大きい。
ベゼル21の取付部22もトリム13の上端部の傾斜角度に合わせて、第1実施形態のものより傾斜角度が大きくなっている。さらに本実施形態のベゼル21の上下寸法は第1実施形態に比べて短く、さらにベゼル21は係止孔23に相当する孔を具備していない。
【0074】
本実施形態の筒状案内部材20はベゼル21と支持部材72とを備えている。
樹脂製の上下方向に延びる筒状部材である支持部材72はベゼル21より小径である。図示するように支持部材72の径は二段階で変化している。即ち、支持部材72の上部は大径部73により構成されており、支持部材72の下部は大径部73より小径の小径部74により構成されている。図16に示すように、大径部73に形成されかつ大径部73の中心部を上下方向に貫通する回転規制孔75の断面形状は正方形である。支持部材72の大径部73の上部が、ベゼル21の内部空間に固定状態で嵌合されている。
支持部材72の小径部74の底面にはアウターチューブ19の一端が同軸状態で固定されている。
【0075】
本実施形態のロックノブ28は、互いに着脱可能なスライドユニット77とキャップ85とを備えている。
スライドユニット77は、本体部79とケーブル40とを有している。
上下方向に延びる棒状部材である本体部79は、その下半部を構成する回転規制部80と、回転規制部80の上部から上方に延びる雄ネジ部81と、を備える、樹脂製の一体成形品である。
図16に示すように、回転規制部80の断面形状は大径部73の回転規制孔75と同一の正方形である。
一方、雄ネジ部81は円柱形状であり、その外周面には雄ネジ82が形成されている。
【0076】
本体部79は、図示を省略した成形型の内部にケーブル40の一端を配設した状態で行われるインサート成形により製造される。従って、本体部79を成形すると本体部79とケーブル40の一端が固定状態で一体化される。
【0077】
キャップ85は、下面が開放しかつ上端が閉塞する、上下方向に延びる筒状部材である。
さらに、キャップ85の底面には上方に向かって延びる雌ネジ孔86が形成されている。雌ネジ孔86の内周面には雌ネジ87が形成されている。
キャップ85は、環状突条44及び雌ネジ孔86が形成された樹脂製の一体成形品の外面にメッキを施した構造である。
【0078】
このようにスライドユニット77とキャップ85の二部材により構成されたロックノブ28は、本体部79の上部に形成された雄ネジ部81をキャップ85の雌ネジ孔86に対して下方から挿入して、雄ネジ82と雌ネジ87を螺合することにより互いに一体化される。
【0079】
図示するように回転規制部80の外径は、大径部73の内径より小さくかつ小径部74の内径より大きい。そのためロックノブ28は、筒状案内部材20に対して上方から取り付けられる。
具体的には、ケーブル40の本体部79と反対側の端部である下端部を、トリム13に固定されたベゼル21の取付部22の開口を介してベゼル21、支持部材72及びアウターチューブ19の内部空間に挿入し、アウターチューブ19の下端開口からアウターチューブ19の下方へ引き出す。そしてロックノブ28全体をさらにベゼル21、支持部材72及びアウターチューブ19に対して下方へ移動させて、図14及び図15に示すように回転規制部80の下部を大径部73の回転規制孔75に挿入し、さらにキャップ85の下部をベゼル21の内部空間に挿入する。回転規制部80の下部が大径部73の回転規制孔75に挿入されることにより、本体部79の中心軸A3まわりの支持部材72に対する相対回転が規制される。
ロックノブ28と筒状案内部材20はこのようにして互いに組み付けることができる。
【0080】
ロックノブ28を筒状案内部材20に対して装着したら、アウターチューブ19の下端開口から突出したケーブル40の下端部をロック装置15のロック機構に接続する。
【0081】
大径円柱部31を介して筒状案内部材20(支持部材72)に支持されたロックノブ28の本体部79は、回転規制部80を大径部73の回転規制孔75に対して上下方向に相対スライドさせることにより、トリム13及び筒状案内部材20に対して図14に示すアンロック許容位置と、図15に示すロック保持位置との間を上下方向にスライド可能となる。
【0082】
本体部79がロック保持位置に移動したときは、本来、キャップ85の上端は所定の位置、即ちベゼル21の取付部22とほぼ同じ高さに位置する。
しかしながら、例えばケーブル40が劣化したり損傷したりした場合は、ケーブル40がロックノブ28をアンロック許容位置とロック保持位置とに機械的に保持するストッパ機構としての機能を発揮できないことがある。そして、ロックノブ28を一体成形品とした場合は、ケーブル40がストッパ機構としての機能を果たせなくなると、本体部79がロック保持位置に移動したときにキャップ85の上端がベゼル21の取付部22から上方に突出する可能性がある。仮にキャップ85の上端がベゼル21の取付部22から上方に突出すると、車両ドア10の意匠性が低下するおそれがある。
また、ロックノブ28を二部材に分けた場合であっても、二部材の間に両者の上下方向の相対位置を調整する機構が設けられていない場合は、同様の問題が発生する。
【0083】
しかし本実施形態では、ロックノブ28をスライドユニット77とキャップ85の二部材により構成した上で、本体部79の支持部材72に対する相対回転を規制し、さらにキャップ85と本体部79とをネジ機構を介して接続している。
そのためキャップ85を本体部79の雄ネジ部81に対して相対回転させることにより、キャップ85の本体部79に対する上下位置を微調整できる。従って、ケーブル40及びロック機構がストッパ機構としての機能を発揮できない場合であっても、キャップ85を手で掴んで雄ネジ部81に対して相対回転させることにより、本体部79がロック保持位置に移動したときにキャップ85の上端をベゼル21の取付部22とほぼ高さに位置させることが可能である。
【0084】
なお、仮に本体部79と支持部材72の相対回転を規制していない場合は、キャップ85を手で掴んで回転させたときにキャップ85と一緒に本体部79が回転してしまい、キャップ85の本体部79に対する上下方向位置を調整できなくなるおそれがある。
さらに、ケーブル40は可撓性を有しているため、本体部79と支持部材72の相対回転を規制していない場合はキャップ85を回転させたときに車両ドア10の内部でケーブル40が捩れてしまうおそれがある。仮にケーブル40が大きく捩れると、キャップ85を上下方向に移動させたときにキャップ85の移動力がロック装置15に対して伝達されなくなったり、ケーブル40が破損したりするおそれがある。
しかし本実施形態では、本体部79と支持部材72の相対回転を規制しているので、このような不具合が発生するおそれがない。
【0085】
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるべきものではない。
例えば、第2実施形態と同様に、第1及び第3〜第7の実施形態の取付孔45、61、65を有底孔により構成してもよい。
第7実施形態の特徴点であるスリット70を、第1〜第6実施形態の本体部30に適用してもよい。
第1〜第7実施形態の本体部30とロック装置15を、可撓性を有さない金属製のロッドにより連係してもよい。この場合はロッド及びロック機構がストッパ機構として機能する。
第1〜第7実施形態の係合部37、69(係合爪38、50、53、57)及び取付孔45(取付孔51、61、65)の数は二つには限定されず、一つであったり、三つ以上であってもよい。
【0086】
第8実施形態の回転規制孔75及び回転規制部80の断面形状は、正方形以外の非円形形状であってもよい。例えば、回転規制孔75及び回転規制部80の断面形状を、正方形(四角形)以外の互いに同一形状である多角形にしてもよい。
さらに回転規制孔75及び回転規制部80の断面形状を、互いに形状が異なる非円形形状にしてもよい。例えば、回転規制孔75の断面形状を正六角形にした上で、回転規制部80の外周面形状を、回転規制孔75の一つおきに形成された三つの面にそれぞれ接触する互いに非連続な三つの接触平面と、この三つの接触平面どうしを接続しかつ回転規制孔75の内面とは非接触である三つの面と、により構成してもよい。
【0087】
トリム13に対して筒状案内部材20に相当する部位を一体的に形成し、この筒状案内部材20に相当する部位(即ち、トリム13の一部によって)本体部30、79をスライド可能に支持してもよい。
【0088】
さらに第1〜第7実施形態において、水平面38a、46、47、53a、58、59、63、66を、完全な水平面ではなく、水平面に対して僅かに傾斜した平面や、ほぼ水平で極めて緩やかに湾曲した曲面に変更してもよい。これらの傾斜平面及び曲面も特許請求の範囲の「水平面」に包含される。
例えば図17は第1実施形態の変形例であり、取付孔45の下面をほぼ水平で極めて緩やかに湾曲した曲面47aにより構成したものである。この曲面47aも特許請求の範囲の「水平面」に含まれる。
【符号の説明】
【0089】
10・・・車両ドア、13・・・トリム、20・・・筒状案内部材(固定部材)、21・・・ベゼル、24・・・支持部材、28・・・ロックノブ、29・・・スライドユニット、30・・・本体部、37・・・係合部、38・・・係合爪、38a・・・水平面、39・・・傾斜係合面、40・・・ワイヤ、43・・・キャップ、44・・・環状突条、45・・・取付孔、46、47・・・水平面、50・・・係合爪、51・・・取付孔、53・・・係合爪、53a・・・水平面、54・・・傾斜係合面、57・・・係合爪、58、59・・・水平面、61・・・取付孔、62・・・傾斜係合面、63・・・水平面、65・・・取付孔、66・・・水平面、67・・・傾斜係合面、69・・・係合部、70・・・スリット、72・・・支持部材、75・・・回転規制孔、77・・・スライドユニット、79・・・本体部、80・・・回転規制部、81・・・雄ネジ部、82・・・雄ネジ、85・・・キャップ、86・・・雌ネジ孔、87・・・雌ネジ。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17