技術分野
地表面冷却構造に関し、特に、例えば、スポーツ施設やレジャー施設などにおける地表面を冷却するための地表面冷却構造
要約特許出願時に添付された[要約書]
【課題】地表面にできるだけ不具合を生じさせることなく、熱伝導率が悪い地表面を十分にかつムラなく冷却することのできる地表面冷却構造を提供する。 【解決手段】本発明の地表面冷却構造は、地表面となる表層1と、表層1の直下に配置された冷却層2とを備える地表面冷却構造であって、表層1の熱伝導率が0.05〜0.5W/m・Kであり、冷却層2は、複数の冷却管10が一定の間隔で配設され、冷却管10内に冷媒液50を流すことによって表層1を冷却する作用を有するものであり、表層1の厚みをt[mm]とし、冷却層2において隣り合う冷却管10,10の間隔をd[mm]とするとき、 d≦−4t+205 (1) d≦5.9t+15.5 (2) の関係をともに満たす。 【選択図】図1
発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋
ところで、特に、スポーツ施設やレジャー施設などにおいては、足への負担軽減、転倒時の衝撃緩和などを目的として、地表面となる表層の素材には、エラストマー(ポリウレタン系樹脂層など)が用いられることが多いところ、このような素材は、アスファルト、コンクリート、モルタルなどに比して、熱伝導率が悪いのが一般的である。
そのため、地表面下にパイプを敷設してパイプ内に水を循環させるものとして従来適用されてきた技術を、エラストマーのような熱伝導率の悪い素材で表層が構成されたスポーツ施設やレジャー施設などに単に転用するだけでは、到底、所期した効果は得られないと考えられるため、従来、その検討すらされていなかった。
本発明は、従来検討すらされていなかった熱伝導率の悪い表層を備えたスポーツ施設やレジャー施設などにおいて、敢えて、地表面冷却構造を提供しようとするものであり、その際には、地表面の温度ムラ低減という観点も念頭に置いた。なぜなら、部分的に冷却効果が不十分であるなど、温度ムラがある場合には、スポーツ競技者にとっては感覚に違和感を生じさせ、集中力を低下させるおそれがあり、また、競技環境として各競技者に公平かつ平等な環境を提供すべきという要請にも反するおそれがあるし、さらには、冷却効果が十分に発揮されていると認識しているものにとって予期せず火傷を生じさせる危険性も排除できないからである。
さらに、地表面冷却構造によって地表面に不具合をできるだけ生じさせないということも課題として念頭に置いた。
従って、本発明は、地表面にできるだけ不具合を生じさせることなく、熱伝導率が悪い地表面を十分にかつムラなく冷却することのできる地表面冷却構造を提供することを課題とする。
課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋
本発明は、課題を解決するため、種々検討を行った。
具体的には、まず、冷却効果を確実にする為には、できるだけ冷却管を表層に近づけることが有利であると考えたが、表層がの如きエラストマーである場合、冷却管を表層内に設置したのでは地表面の感触に影響を与える問題点が生じるし、表層への衝撃が冷却管に負荷を与え、特に損傷に至ってしまうとなれば、表層そのものを全て取り替える必要を迫られることにな・・・ 続きを
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【発明の効果】
本発明によれば、熱伝導率の悪い表層を備えるものでありながら、当該表層が冷却層により十分にかつムラなく冷却される地表面冷却構造を提供することができる。しかも、地表面に不具合が発生することを可及的に回避することができる。
この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]
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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋
【図1】 本発明の一地表面冷却構造を示す断面図である。
【図2】 本発明の一地表面冷却構造の冷却管の配設状態を示す平面図である。
【図3】 本発明の一地表面冷却構造の冷却管の別の配設状態を示す平面図である。
【図4】 本発明の一地表面冷却構造の冷却管の別の配設状態を示す平面図である。
【図5】 本発明の一地表面冷却構造に適用できる固定治具を示す斜視図である。
【図6】 実施例5において、固定治具上に冷却管及びフライアッシュを並べた状態を表す斜視図である。
【図7】 実施例において、冷却効果に関する実測値(横軸)とシミュレーション値(縦軸)との関係を表すグラフである。
【図8】 実施例において、ムラに関する実測値(横軸)とシミュレーション値(縦軸)との関係を表すグラフである。
【図9】 表層の厚みt(横軸)及び冷却管間隔d(縦軸)と発明の効果との関係を表すグラフである。
【図10】 温度差(横軸)と被験者への影響(横軸)との関係を示すグラフである。
【図11】 ムラ(横軸)と被験者への影響(横軸)との関係を示すグラフである。
1 表層
2 冷却層
10 冷却管
20 固定治具
21 保持部
22 連結部
23 貫通孔
30 充填材
40 供給側ヘッダー管
50 排出側ヘッダー管
60 補強材
3 基盤
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