特開2016-223470IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

自動変速機などに用いられる摩擦クラッチ

要約特許出願時に添付された[要約書]

【課題】係合の際の応答時間を短縮でき、また、その応答のばらつきを低減できる、摩擦クラッチを提供する。
【解決手段】クラッチ油路31と潤滑油路32との間には、一方弁41が介在されている。この一方弁41の作用により、クラッチ油路31内の油圧が潤滑油路32内の油圧よりも高い状態では、クラッチ油路31と潤滑油路32とが遮断される。クラッチ油路31内の油圧が潤滑油路32内の油圧よりも所定以上に低下すると、一方弁41の作用により、クラッチ油路31と潤滑油路32とが連通し、潤滑油路32からクラッチ油路31に油が流れ込む。これにより、クラッチ油路31内の油圧が低下しても、クラッチ油路31内が空気で置換されることを抑制でき、クラッチ油路31に油が充填された状態を維持することができる。
【選択図】図1

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

摩擦クラッチ101が係合状態から解放状態に切り替えられる際、油圧の開放により、クラッチ油路110から作動油が抜け、クラッチ油路110内が空気と置換される。そのため、摩擦クラッチ101が解放状態から係合状態に切り替えられるときには、クラッチ油路110から圧縮性流体である空気が追い出されて、クラッチ油路110が作動油で満たされた後、油室109内の油圧が上昇し始める。その結果、クラッチ油路110内の空気の圧縮に要する時間(圧縮時間)およびクラッチ油路110への作動油の充填に要する時間(充填時間)分、摩擦クラッチ101の係合完了が遅れる(応答遅れ)。 また、クラッチ油路110に存在する空気の量の変動により、圧縮時間による応答遅れに変動が生じ、摩擦クラッチの係合開始から係合完了までに要する時間(応答時間)にばらつきが生じるという問題もある。 本発明の目的は、係合の際の応答時間を短縮でき、また、その応答のばらつきを低減できる、摩擦クラッチを提供することである。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

前記の目的を達成するため、本発明に係る摩擦クラッチは、回転軸線方向に並べて配置された複数のクラッチ板と、回転軸線方向に移動可能に設けられたピストンと、ピストンに対してクラッチ板側と反対側に形成され、ピストンに複数のクラッチ板を押圧させるための油圧が供給される油室と、油室と連通し、油室に油圧を供給するための油が流通する第1油路と、第1油路を流通する油とは別の系統で供給される油が流通する第2油路・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る
【発明の効果】
本発明によれば、摩擦クラッチの係合の際の応答時間を短縮することができ、また、その応答のばらつきを低減することができる。

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】本発明の一摩擦クラッチを回転軸線を含む平面で切断した断面図である。

【図2】一方弁の各部寸法について説明するための図である。

【図3】従来の摩擦クラッチの構成を示す断面図である。

選択図 図1出願人が指定した本件の代表的な図

1 摩擦クラッチ   15 クラッチ板   17 クラッチ板   18 ピストン   25 油室   31 クラッチ油路(第1油路)   32 潤滑油路(第2油路)   33 分岐油路(第1油路)   41 一方弁   C 回転軸線

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