特開2016-223583IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

シリンダブロックに形成されたシリンダ内に、ピストンリング、特にオイルリングを装着したピストンを摺動可能に配置した内燃機関

要約特許出願時に添付された[要約書]

【課題】ピストンとシリンダの壁面との間から燃焼室側に潤滑油が流れ込むオイル上がりを抑制する内燃機関を提供する。
【解決手段】内燃機関は、シリンダと、スカート部31及び周面に形成されたオイルリング溝13を有してシリンダ内に燃焼室を区画するピストン10と、オイルリング溝13に装着されてシリンダの壁面に付着する潤滑油の余剰分を掻き落とすオイルリングと、を備える。ピストン10は、オイルリングよりも下側の位置に溝部40を備える。溝部40は、燃焼圧によりシリンダの壁面に押し付けられる位相側であるスラスト側とその反対側の反スラスト側に設けられるとともに、スラスト側の溝部40の容積、及び反スラスト側の溝部40の容積はそれぞれ、スカート部31とシリンダの壁面との距離をL、スカート部の幅をW、ピストン10のストローク量をHとしたとき、「L×W×H」で表される容積以上である。
【選択図】図2

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

オイルリングの燃焼室側の面には燃焼圧などの圧力が作用し、オイルリングのクランクケース側の面には、シリンダの壁面に付着したエンジンオイルの抵抗による圧力などが作用する。ここで、例えば吸気行程において燃焼室の圧力が低下することなどによって、オイルリングを挟んでクランクケース側となる空間の圧力が燃焼室側の圧力よりも高くなると、クランクケース側に存在するエンジンオイルが圧力によって押されて、燃焼室側へと入り込み、エンジンオイルが燃焼されてオイル消費が発生してしまう。 尚、こうした課題は、1対のレール部とエキスパンダとを備えるオイルリングに限らず、他の構成のオイルリングにおいても概ね共通したものとなっている。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、ピストンとシリンダの壁面との間から燃焼室側に潤滑油が入り込む、いわゆるオイル上がりを抑制することのできる内燃機関を提供することにある。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

以下、課題を解決するための手段及びその作用効果について記載する。 課題を解決する内燃機関は、シリンダと、前記シリンダの壁面に摺接するスカート部及び周面に形成されたオイルリング溝を有して前記シリンダ内に燃焼室を区画するピストンと、前記オイルリング溝に装着されて前記シリンダの壁面に付着する潤滑油の余剰分を掻き落とすオイルリングと、を備える内燃機関において、前記ピストンのうちの前記オイ・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】本発明にかかる内燃機関の第1実施形態について、ピストンを中心とする概略構成を示す正面図。

【図2】同実施形態におけるピストンの概略構成を示す側面図。

【図3】同実施形態におけるピストンであって、図1中3−3線における断面構造を示す断面図。

【図4】同実施形態のピストンであって、オイルリングを中心とする断面構造を示す断面図。

【図5】オイルリング下側の圧力変化を示すグラフであって、(a)はスラスト側、(b)は反スラスト側のグラフを示す。

【図6】本発明にかかる内燃機関の第2実施形態について、ピストンを中心とする概略構成を示す正面図。

【図7】同実施形態のピストンであって、図6中7−7線における断面構造を示す断面図。

【図8】本発明にかかる内燃機関の第3実施形態について、ピストンを中心とする概略構成を示す正面図。

【図9】同実施形態のピストンであって、図8中9−9線における断面構造を示す断面図。

【図10】同実施形態のピストンであって、第3リング溝を中心とする断面構造を示す断面図。

【図11】ピストンの回転挙動を示す図であって、(a)は上死点付近の位置、(b)は上死点から下降した位置、(c)はさらに下降した位置での状態を示す。

【図12】本発明にかかる内燃機関の第4実施形態について、ピストンを中心とする概略構成を示す正面図。

【図13】(a)及び(b)は本発明にかかる内燃機関の他の実施形態のピストンであって、オイルリングを中心とする断面構造を示す断面図。

【図14】本発明にかかる内燃機関の他の実施形態であって、ピストンの断面構造を示す断面図。

【図15】本発明にかかる内燃機関の他の実施形態であって、ピストンを中心とする断面構造を示す断面図。

【図16】オイル戻し孔を有するピストンを備えた内燃機関と、オイル戻し孔がなく凹溝を備える他の実施形態の内燃機関とのオイル入れ替わり時間比を示すグラフ。

選択図 図2出願人が指定した本件の代表的な図

1…シリンダ、2…シリンダブロック、5…燃焼室、10…ピストン、11…第1リング溝、12…第2リング溝、13…第3リング溝、14…トップリング、15…セカンドリング、16…環状部、17…溝上面、18…溝下面、19…冠部、20…オイルリング、21…第1サイドレール、22…第2サイドレール、23…エキスパンダ、24,25…端部、26…溝上端、27…溝下端、28…空間、31,32…スカート部、35,36…ピンボス、37,38…ピン孔、39…ピストンピン、40…溝部、41…連通部、42…第1連通溝、43…第2連通溝、45…オイル戻し孔、47…凹溝、49…凹溝、100…オイルジェット部、D…奥行、W…スカート幅、X1…中心軸。

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