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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2016-224148(P2016-224148A)
(43)【公開日】2016年12月28日
(54)【発明の名称】用紙加湿装置及び画像形成システム
(51)【国際特許分類】
   G03G 21/00 20060101AFI20161205BHJP
   B65H 5/06 20060101ALI20161205BHJP
【FI】
   G03G21/00 530
   G03G21/00 370
   B65H5/06 F
【審査請求】有
【請求項の数】9
【出願形態】OL
【全頁数】16
(21)【出願番号】特願2015-108214(P2015-108214)
(22)【出願日】2015年5月28日
(71)【出願人】
【識別番号】000001270
【氏名又は名称】コニカミノルタ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001254
【氏名又は名称】特許業務法人光陽国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】内山 正明
【テーマコード(参考)】
2H270
3F049
【Fターム(参考)】
2H270KA41
2H270LC05
2H270LC10
2H270MC70
2H270MC78
2H270MD02
2H270SA14
2H270SA15
2H270SB30
2H270SC14
2H270ZC03
2H270ZC04
2H270ZC08
3F049AA05
3F049DA12
3F049EA24
3F049LA01
3F049LB01
(57)【要約】      (修正有)
【課題】水分を付与した用紙を安定して搬送することができる用紙加湿装置及び画像形成システムを提供する。
【解決手段】互いに圧着してニップ部を形成し、用紙Pを挟持搬送する際に当該用紙に水分を付与する加湿ローラー対231,231と、加湿ローラー対231,231を互いに離間又は圧着させる加湿ローラー駆動部と、加湿ローラー駆動部を制御する第2制御部と、を備え、第2制御部は、加湿ローラー駆動部を制御して加湿ローラー対231,231を互いに離間させた状態で用紙Pを受け入れる、用紙Pの先端部がニップ部に対応する位置を通過した後、加湿ローラー駆動部を制御して加湿ローラー対231,231を互いに圧着させて用紙Pに水分を付与する。
【選択図】図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
互いに圧着してニップ部を形成し、用紙を挟持搬送する際に当該用紙に水分を付与する加湿ローラー対と、
前記加湿ローラー対を互いに離間又は圧着させる駆動部と、
前記駆動部を制御する制御部と、
を備え、
前記制御部は、
前記駆動部を制御して前記加湿ローラー対を互いに離間させた状態で用紙を受け入れ、用紙の先端部が前記ニップ部に対応する位置を通過した後、前記駆動部を制御して前記加湿ローラー対を互いに圧着させて用紙に水分を付与することを特徴とする用紙加湿装置。
【請求項2】
前記加湿ローラー対の外周面に水分を供給する給水ローラーと、
前記加湿ローラー対の外周面の水分を拭う水切り部と、
前記給水ローラーを前記加湿ローラー対から離間又は当接させる第2駆動部と、
前記水切り部を前記加湿ローラー対から離間又は当接させる第3駆動部と、
を備え、
前記制御部は、
前記加湿ローラー対が用紙を受け入れる前、前記第2駆動部を制御して前記給水ローラーを前記加湿ローラー対から離間させると共に前記第3駆動部を制御して前記水切り部を前記加湿ローラー対に当接させて前記加湿ローラー対の水分を拭うことを特徴とする請求項1に記載の用紙加湿装置。
【請求項3】
前記制御部は、
前記第2駆動部を制御して前記給水ローラーを前記加湿ローラー対から離間させた後、前記駆動部を制御して前記加湿ローラー対を互いに離間させることを特徴とする請求項2に記載の用紙加湿装置。
【請求項4】
前記制御部は、用紙の先端部が前記ニップ部に対応する位置を所定量通過すると、前記駆動部を制御して前記加湿ローラー対を互いに圧着させることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の用紙加湿装置。
【請求項5】
前記制御部は、用紙条件に基づいて前記所定量を設定することを特徴とする請求項4に記載の用紙加湿装置。
【請求項6】
前記制御部は、前記用紙条件としての坪量が小さい程、前記所定量を長く設定することを特徴とする請求項5に記載の用紙加湿装置。
【請求項7】
前記水切り部は、前記加湿ローラー対の離間時において、当該加湿ローラー対に接触しないことを特徴とする請求項2又は3に記載の用紙加湿装置。
【請求項8】
前記加湿ローラー対の動作タイミングをユーザーが設定操作するため操作部を備えることを特徴とする請求項1〜7の何れか一項に記載の用紙加湿装置。
【請求項9】
用紙に対して画像を形成する画像形成部と、
前記画像形成部により画像が形成された用紙を加湿する請求項1〜8の何れか一項に記載の用紙加湿装置と、
を備えたことを特徴とする画像形成システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、用紙加湿装置及び画像形成システムに関する。
【背景技術】
【0002】
電子写真方式の画像形成装置における定着処理等、画像形成に際して用紙を加熱する工程が含まれる場合、加熱された用紙から水分が蒸発することで用紙の水含有率の分布に不均一が生じ、用紙に波打ち等の湾曲を生じさせる場合がある。
そこで、画像形成後の用紙に水分を付与する加湿部を備え、加湿部により水分を付与した用紙を波打ち状の凸凹部を通過させることで、用紙の湾曲を矯正させる用紙処理装置が知られている(例えば、特許文献1)。
【0003】
図10は、用紙処理装置における加湿部の構成の一例を示す図である。
加湿部500は、例えば、加湿ローラー対501,501、加湿ローラー対501,501の各々に水を運ぶ給水ローラー502,502、及び給水ローラー502,502に供給される水を貯留する貯留部503,503等を備えて構成され、外周面に水分を保持した状態の加湿ローラー対501,501により用紙Pを挟持搬送することで用紙Pに水分を付与することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2011−90243号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記した加湿部500においては、加湿ローラー対501,501により用紙Pを挟持搬送する際、用紙Pと加湿ローラー対501,501の密着性が高まることで、図10の破線で示すように加湿ローラー対501,501に用紙Pが巻き付き、安定した搬送が行えないおそれがあった。
【0006】
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであって、水分を付与した用紙を安定して搬送することのできる用紙加湿装置及び画像形成システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するため、
本発明の一の態様によれば、用紙加湿装置は、
互いに圧着してニップ部を形成し、用紙を挟持搬送する際に当該用紙に水分を付与する加湿ローラー対と、
前記加湿ローラー対を互いに離間又は圧着させる駆動部と、
前記駆動部を制御する制御部と、
を備え、
前記制御部は、
前記駆動部を制御して前記加湿ローラー対を互いに離間させた状態で用紙を受け入れ、用紙の先端部が前記ニップ部に対応する位置を通過した後、前記駆動部を制御して前記加湿ローラー対を互いに圧着させて用紙に水分を付与することを特徴とする。
【0008】
また、本発明の他の態様によれば、画像形成システムは、
用紙に対して画像を形成する画像形成部と、
前記画像形成部により画像が形成された用紙を加湿する前記一の態様の用紙加湿装置と、
を備えたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、水分を付与した用紙を安定して搬送することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】画像形成システムの全体構成を示す概略模式図である。
図2】画像形成システムの動作制御に係る主要構成を示すブロック図である。
図3】第1用紙処理装置の主要構成を示す図である。
図4】加湿部の構成を示す要部拡大図である。
図5】加湿処理において参照される用紙条件を設定する設定テーブルの一例である。
図6】加湿処理における加湿部の動作を示すフローチャートである。
図7】加湿処理における加湿部の動作を説明するための模式図である。
図8】加湿処理における加湿部の動作を説明するための模式図である。
図9】加湿処理における加湿部の動作を説明するための模式図である。
図10】従来の問題を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。但し、発明の範囲は、図示例に限定されない。
【0012】
[画像形成システム]
図1は、本実施の形態に係る画像形成システム1の全体構成を示す概略模式図であり、図2は、画像形成システム1の動作制御に係る主要構成を示すブロック図である。
図1、2に示すように、画像形成システム1は、画像形成装置100、第1用紙処理装置200、及び第2用紙処理装置300を備える。
画像形成装置100は、用紙Pに対して画像を形成する装置である。
第1用紙処理装置200は、画像形成装置100により画像が形成された用紙Pを加湿する加湿処理を行う用紙加湿装置である。
第2用紙処理装置300は、画像形成装置100により画像が形成された用紙Pに対して穿孔処理、綴じ処理、折り処理を行う装置である。
なお、以下の説明において、画像形成装置100、第1用紙処理装置200、及び第2用紙処理装置300が連結される方向をX方向、鉛直方向をZ方向、X方向及びZ方向に直交する方向をY方向とする。
【0013】
[画像形成装置]
先ず、画像形成装置100について説明する。
画像形成装置100は、図1、2に示すように、例えば、読取部110、給紙トレイ120、用紙搬送部130、画像形成部140、定着部150、第1制御部160、第1記憶部170、操作表示部(操作部)180、及び通信部190等を備える。
【0014】
読取部110は、原稿を光学的に読み取って画像データを生成する。
具体的には、読取部110は、例えば、CCD(charge-coupled device)イメージセンサーやCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサー等の撮像素子を具備して読み取った画像に応じた電気信号を出力するセンサー部111や、センサー部111から出力された電気信号に基づいて画像データを生成する図示しない生成部、センサー部111による原稿の読取方向側に設けられた光の透過性を有する板状の部材を具備して当該板状の部材上に原稿を載置可能に設けられた原稿台113、センサー部111に対して相対的に原稿を移動させるように搬送する自動原稿送り装置(ADF:Auto Document Feeder)114等を備える。センサー部111は、原稿台113に載置された原稿を読み取る。また、センサー部111は、自動原稿送り装置114によって搬送される原稿を読み取る。
【0015】
給紙トレイ120は、画像形成装置100の筐体に対する収納状態又は引出し状態を切り替え可能に設けられて用紙Pを備蓄可能に設けられた箱状の部材であり、画像形成装置100により画像が形成される前の用紙Pを備蓄する。図1に示すように、給紙トレイ120は複数設けられ、それぞれ異なるサイズの用紙Pを備蓄することができる。なお、複数の給紙トレイ120は同一のサイズの用紙Pを備蓄してもよい。
【0016】
用紙搬送部130は、給紙トレイ120、画像形成部140、定着部150等の各部間で用紙Pを搬送する。
具体的には、用紙搬送部130は、例えば、給紙トレイ120、画像形成部140、定着部150等の各部間及びその周囲において定められた所定の用紙搬送経路に沿って間欠的に設けられた複数のローラーや、各ローラーを駆動する図示しない駆動部等を有する。用紙搬送部130は、給紙トレイ120に備蓄された用紙Pを1枚ずつ引き出して画像形成部140に搬送し、画像形成部140により画像が形成された用紙Pを定着部150に搬送し、定着部150により画像が定着された用紙Pを第1用紙処理装置200側に設けられた排紙口から排出するように搬送する。また、両面印刷が行われる場合、用紙搬送部130は、定着部150と排紙口との間の搬送経路上に設けられた分岐点131から用紙Pの表裏を反転させて画像形成部140側に戻すよう動作する。
【0017】
画像形成部140は、用紙Pに画像を形成する。
具体的には、画像形成部140は、例えば、用紙搬送部130により搬送される用紙Pに対して外周面が当接するように設けられた感光体141や、感光体141に帯電処理を施す帯電部142、帯電された感光体141に画像データに応じた露光処理を施す露光部143、画像データに応じたトナー像を形成して感光体141に転写(一次転写)する現像部144、感光体141に転写されたトナー像を用紙Pに転写(二次転写)する転写部145、感光体141上に残留したトナーを感光体141から取り除くクリーニング部146等を備える。本実施の形態における画像形成部140は、上記の構成により電子写真方式による画像形成を行うが、一例であってこれに限られるものでない。画像形成部140は、例えば、インクジェット等、他の画像形成方法による画像形成を行うための構成を具備していてもよい。
また、図1に図示した画像形成部140は、一つの現像部144を備え、単色による画像形成を行う構成であるが、一例であってこれに限られるものでない。画像形成部140は、例えば、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)及びブラック(K)の各色に応じた現像部144を備え、これらの色の組み合わせによるカラー印刷を行うことができるように設けられていてもよい。
【0018】
定着部150は、画像形成部140によって用紙Pに形成された画像を定着させる。
具体的には、定着部150は、例えば、用紙Pの搬送経路を挟んで互いの外周面が当接するように設けられた定着ローラー対151、151や、定着ローラー対151、151のうち、画像形成部140により画像が形成された用紙Pの面側(例えば、図1の上側)のローラーを加熱する加熱部152等を備える。定着部150は、回転駆動される定着ローラー対151、151により用紙Pを挟み込むとともに加熱部152により加熱された一方のローラーで画像が形成された用紙Pを加熱しながら搬送することで、用紙Pに転写されたトナー像を用紙Pに定着させる。
【0019】
第1制御部160は、操作表示部180又は通信部190から入力される指示に応じて、画像形成システム1の各装置や各装置が備える各部を統括的に制御する。第1制御部160は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)等を備えており、CPUは、第1記憶部170に格納されたプログラムを読み出し、RAM内のワークエリアに展開し、プログラムとの協働によって各種処理を実行する。
例えば、第1制御部160は、読取部110を介して取得された画像データに基づいて、画像形成装置100による用紙Pに対する画像形成等を行う。
【0020】
第1記憶部170は、第1制御部160により実行されるプログラム、プログラムの実行に必要なデータを記憶している。
【0021】
操作表示部180は、画像形成システム1の動作に係る各種の情報を表示するとともに表示内容に応じてユーザーにより行われる各種の入力操作を検知するタッチパネルや、ユーザーにより行われる各種の入力操作のための複数のスイッチ等を備える。
操作表示部180は、例えば、第1用紙処理装置200の加湿部230の動作に関する用紙条件等を入力する際に利用される。
画像形成装置100、第1用紙処理装置200、及び第2用紙処理装置300のそれぞれの処理等に関し、操作表示部180を介してユーザーにより入力された各種設定は、それぞれの装置の記憶部(第1記憶部170、第2記憶部280、及び第3記憶部360)に記憶される。
【0022】
通信部190は、ネットワークインターフェースカード(Network Interface Card 、NIC)又はこれに相当する構成等を具備し、画像形成システム1と他のコンピューターとの間での通信を行う。第1制御部160は、通信部190を介して画像データを含む印刷ジョブが入力された場合、当該印刷ジョブに基づいて、画像形成等を行う。
【0023】
こうした画像形成装置100から排出された用紙Pは、第1用紙処理装置200に搬送される。
【0024】
[第1用紙処理装置]
次に、第1用紙処理装置200について説明する。
図3は、第1用紙処理装置200の主要構成を示す図である。
第1用紙処理装置200は、図2、3に示すように、例えば、導入部210、第1搬送部220、加湿部230、第2搬送部240、デカール部250、排出部260、第2制御部270、及び第2記憶部280等を備える。
なお、以下の説明において、X方向について右側及び左側を付して説明し、Z方向について上側及び下側を付して説明する。右側は、第1用紙処理装置200に対する画像形成装置100側であり、左側は、第1用紙処理装置200に対する第2用紙処理装置300側である。また、上側は、第1用紙処理装置200における排出部260側であり、下側は、第1用紙処理装置200における加湿部230側である。
【0025】
導入部210は、画像形成装置100から排出された用紙Pを、第1用紙処理装置200内部に受け入れる。
【0026】
第1搬送部220は、導入部210により第1用紙処理装置200内部に受け入れた用紙Pを、導入部210より下方に設けられた加湿部230に搬送する。第1搬送部220の途中には、用紙Pを第2搬送部240に導く際の搬送経路の分岐点となる分岐点Q1が設けられている。
【0027】
図4は、加湿部230の構成を示す要部拡大図である。
加湿部230は、第1搬送部220により搬送されてきた用紙Pを加湿するためのものであって、例えば、互いに圧着してニップ部を形成する加湿ローラー対231,231、加湿ローラー対231,231の各々に水を運ぶ給水ローラー232,232、給水ローラー232,232に付着した余分な水を拭う水切りローラー233,233、給水ローラー232,232に供給される水を貯留する貯留部234,234、水を備蓄するタンク235、加湿ローラー対231,231の上流側に設けられたセンサー236、及び加湿ローラー対231,231に付着した余分な水を拭うブレード237,237等を備えている。
【0028】
加湿ローラー対231,231は、用紙Pの幅方向(Y方向)に延在する長尺な2つのローラーであり、互いに圧着した状態で駆動モーターの駆動により回転し、用紙を挟持搬送する。なお、加湿ローラー対231,231の回転速度(用紙の搬送速度)は、一定となるように制御されている。
【0029】
加湿ローラー対231,231は、その外周面に水分を保持可能に構成される。具体的に、加湿ローラー対231,231は、水分を保持可能な親水性を有するゴム等により形成される。例えば、アクリロニトリル・ブタジエンゴム(NBR)等を好適に用いることができる。
加湿ローラー対231,231は、水分を保持した状態で用紙Pを挟持して回転した場合、用紙Pを下流に搬送しつつ当該用紙Pを加湿し、水分を保持していない状態で用紙Pを挟持して回転した場合、用紙Pを下流に搬送する通常の搬送ローラーとして機能する。
【0030】
また、本実施形態においては、加湿ローラー対231,231は、加湿ローラー駆動部(駆動部)231a(図2参照)の駆動により、X方向において圧着又は離間する位置に移動可能となっている。
加湿ローラー駆動部231aは、例えば、ステッピングモーター及び歯車を備え、ステッピングモーターの回転に歯車を噛み合わせて行う構成等を用いることができる。これ以外にも、例えば、ベルトの周回又は巻取りによりレールに沿って移動させたり、油圧変化などを用いて移動させるなどの周知の技術を適宜選択することができる。
【0031】
給水ローラー232,232は、加湿ローラー対231,231の各々に対して設けられ、加湿ローラー231の外周面及び貯留部234に貯留された水に当接した状態で回転することで貯留部234の水を外周面に保持し、加湿ローラー231に運ぶためのものである。
【0032】
給水ローラー232,232は、給水ローラー駆動部(第2駆動部)232a(図2参照)の駆動により、X方向において加湿ローラー対231,231に対して当接又は離間する位置に移動可能となっている。
給水ローラー駆動部232aは、例えば、ステッピングモーター及び歯車を備え、ステッピングモーターの回転に歯車を噛み合わせて行う構成等を用いることができる。これ以外にも、例えば、ベルトの周回又は巻取りによりレールに沿って移動させたり、油圧変化などを用いて移動させるなどの周知の技術を適宜選択することができる。
【0033】
水切りローラー233,233は、給水ローラー232,232の各々に対して給水ローラー232,232の外周面に接触可能な位置に設けられる。水切りローラー233,233は、給水ローラー232,232が回転した際にその外周面を擦ることで、加湿ローラー対231,231の外周面に保持された余分な水分を拭うことができる。これにより、給水ローラー232,232の外周面に保持された水分量が調整され、給水ローラー232,232から加湿ローラー対231,231に適切な水分を供給することができる。
【0034】
貯留部234,234は、給水ローラー232,232の外周面の弧に沿うように弧を描いた底面を有し、その弧状の底面上に水を貯留する。各給水ローラー232の外周面は、貯留部234に貯留された水の水面よりも下側であって、かつ、貯留部234の弧状の底面に当接しない位置となっている。これによって、各給水ローラー232は、回転に伴って貯留部234に貯留された水を外周面に纏わせる。また、貯留部234は、送出路234aにより下方のタンク235と連結されている。
【0035】
タンク235は、内部に水を備蓄する容器である。タンク235内の水は、図示しないポンプの動作によって送出路234aを経て貯留部234に送り出される。これにより、貯留部234に貯留される水の量を適切な量に保つことができる。
【0036】
ブレード237,237は、加湿ローラー対231,231の各々の下方(用紙搬送方向の上流側)において加湿ローラー対231,231のニップ部に対向するよう設けられ、Y方向において加湿ローラー対231,231と同一又はそれ以上の長さを有する一対の板体である。
ブレード237,237は、上端部側の間隙が下端部側の間隙より狭くなるよう、上端部が互いに近づく方向に傾斜した状態に設置されている。
ブレード237,237は、その下端部を回動軸として、ブレード駆動部(第3駆動部)237a(図2参照)の駆動により図4における矢印A方向に回動可能となっている。
従って、ブレード237,237は、水平な状態においては加湿ローラー対231,231から離間しているが、垂直な状態に近づくにつれ、その上端部が加湿ローラー対231,231に当接することとなる。
そして、ブレード237,237が加湿ローラー対231,231に当接する角度となった場合、即ち、ブレード237,237の上端部が加湿ローラー対231,231の外周面に接触した状態となった場合、ブレード237,237は、加湿ローラー対231,231の外周面に保持された水分を拭う水切り部として機能する。
【0037】
ブレード駆動部237aは、例えば、ステッピングモーターを備え、ステッピングモーターの回転によりブレード237,237の下端部の回動軸を回動させる構成等を用いることができる。なお、ブレード237,237を回動させ得るものであれば、ブレード駆動部237aの構成はこれに限定されない。
【0038】
センサー236は、加湿ローラー対231,231のニップ部よりも用紙Pの搬送方向の上流側の所定位置に設けられ、用紙Pが当該所定位置まで搬送されてきたことを検知して、第2制御部270に検知信号を出力する。
【0039】
本実施の形態では、上記した加湿部230において、第2制御部270の制御により、用紙条件に応じた加湿処理が実行される構成である。加湿処理の詳細については、後述する。
【0040】
図3に戻って、第2搬送部240は、導入部210により第1用紙処理装置200内部に受け入れた用紙Pを、加湿部230を経ることなく加湿部230の下流側に搬送する。即ち、第2搬送部240は、第1搬送部220の分岐点Q1を介して加湿部230に向かわず分岐して搬送された用紙Pを、加湿部230の下流側に設けられた合流点Q2に搬送する。
【0041】
デカール部250は、用紙Pを搬送しながら当該用紙Pのカールを矯正するための機構であって、第1デカール部10、第2デカール部20、及び第3デカール部30を備えている。
第1デカール部10及び第2デカール部20は、用紙Pの大きなカールを矯正するためのものである。第1デカール部10は、下方から搬送されてきた用紙Pを右方に向かって搬送し、第2デカール部20は、右方から搬送されてきた用紙Pを上方に向かって搬送する。
また、第3デカール部30は、用紙Pの微小なカールを矯正するためのものであり、用紙Pを下方から上方に向かって搬送しつつ、用紙Pに左右から交互に挟持力を付与する。
【0042】
排出部260は、デカール部250の第3デカール部30から搬送されてきた用紙Pを受け取って上方から下方に搬送した後に左方に搬送する湾曲搬送部を有し、当該湾曲搬送部を介して、用紙Pを第2用紙処理装置300まで搬送する。
【0043】
上述したように、第1用紙処理装置200においては、導入部210から排出部260に至るまで、装置内部に湾曲した搬送経路が形成されている。これは、用紙Pを一方の面側にカールすることを防止する目的で、湾曲方向が一方に偏らないようにしているためである。
【0044】
第2制御部270は、第1用紙処理装置200が備える各部を統括的に制御する。第2制御部270は、CPU、RAM等を備えており、CPUは、第2記憶部280に格納されたプログラムを読み出し、RAM内のワークエリアに展開し、プログラムとの協働によって各種処理を実行する。
例えば、第2制御部270は、予め設定された用紙条件に応じて、用紙Pに対する加湿処理を行う。
【0045】
第2記憶部280は、第2制御部270により実行されるプログラム、プログラムの実行に必要なデータを記憶している。
例えば、第2記憶部280は、第1用紙処理装置200の加湿部230の動作を制御するための用紙条件を記憶している。ユーザーによる操作表示部180の操作により、加湿部230の動作を制御するための用紙条件の設定がなされると、第2記憶部280には、この設定された用紙条件が記憶される。
【0046】
図5は、第2記憶部280に記憶された、用紙条件を設定する設定テーブルT1の一例である。
図5では、用紙条件としての用紙Pの坪量と、これに対応した用紙Pの先端部の水分を塗布しない部分の長さが設定されている。
具体的に、坪量が50〜60g/mの場合には、用紙Pの先端部の水分を塗布しない部分の長さが10mmであり、坪量が61〜70g/mの場合には、用紙Pの先端部の水分を塗布しない部分の長さが5mmであり、坪量が71g/m以上の場合には、用紙Pの先端部の水分を塗布しない部分の長さが0mm(用紙Pの先端から加湿すること)となっている。
なお、図5の設定はあくまで一例であって適宜設定変更されるものである。ユーザーは、操作表示部180を操作して設定テーブルT1の数値を設定変更することができる。設定テーブルT1の数値が設定変更された場合、これに応じて、加湿ローラー対231,231の動作タイミングが変更され、これに伴い給水ローラー232,232やブレード237,237の動作タイミングも変更される。
また、ユーザーの操作表示部180への操作により、給水ローラー232,232やブレード237,237の動作タイミングも適宜設定変更できる構成としても良いのは勿論である。
また、用紙条件としては、用紙Pの坪量以外にも、用紙Pの種類や厚さ等であってもよく、また、これらの組み合わせであっても良い。
【0047】
ここで、第1用紙処理装置200の加湿部230における加湿処理について説明する。
【0048】
図6は、加湿部230における加湿処理の動作を示すフローチャートである。
また、図7図9は、加湿処理中の加湿部230の状態を示す模式図である。
かかる処理の前提として、加湿ローラー対231,231は圧着している。また、加湿ローラー対231,231と給水ローラー232,232は圧着している。また、用紙Pは、予め定められた一定の搬送速度で下方から上方に搬送されてくることとする。
【0049】
先ず、第2制御部270は、ジョブ情報に含まれる用紙条件(用紙Pの坪量)を取得する(ステップS11)。
【0050】
次いで、第2制御部270は、給水ローラー駆動部232aの駆動により給水ローラー232,232を加湿ローラー対231,231から離間させると共に、ブレード駆動部237aの駆動によりブレード237,237を垂直状態に近づく方向に回動させ、ブレード237,237を加湿ローラー対231,231に当接させる(図7参照、ステップS12)。
これにより、給水ローラー232,232から加湿ローラー対231,231への水分の供給が断たれ、且つ加湿ローラー対231,231の外周面にブレード237,237の上端部が接触した状態となるので、加湿ローラー対231,231の外周面に保持された水分が拭われ、これを除去することができる。
【0051】
次いで、第2制御部270は、所定時間経過後、加湿ローラー駆動部231aの駆動により加湿ローラー対231,231の圧着を解除する(加湿ローラー対231,231を互いに離間させる)(図8参照、ステップS13)。
このとき、ブレード237,237は傾斜して設置されているため、加湿ローラー対231,231の圧着解除により、加湿ローラー対231,231とブレード237,237とが接触しない状態となり、加湿ローラー対231,231がブレード237,237との接触によって摩耗するのを防止することができる。
また、本実施形態によれば、上記したステップS12において給水ローラー232,232を加湿ローラー対231,231から離間させた後、ステップS13において加湿ローラー対231,231の圧着を解除する制御であり、個々のローラーの動作タイミングがずらされているため、加湿ローラー対231,231を離間させる際の水垂れを防止することができる。
【0052】
次いで、第2制御部270は、第2記憶部280に記憶された設定テーブルT1を参照し、ステップS11において取得した用紙条件(用紙Pの坪量)に基づいて、用紙Pの先端部の水分を塗布しない部分の長さを設定する(ステップS14)。
ここで、第2制御部270は、設定テーブルT1を参照して設定した長さの値と、予め設定されている用紙搬送速度に基づいて、用紙Pの先端部がセンサー236を通過してから加湿ローラー対231,231を再度圧着させるまでの時間を算出する。
【0053】
次いで、第2制御部270は、用紙Pの先端部がセンサー236を通過してから加湿ローラー対231,231を圧着させるタイミングに達したか否か、即ち、用紙Pの先端部が加湿ローラー対231,231のニップ部に対応する位置を所定量通過したか否かを判断し(ステップS15)、圧着させるタイミングに達していない場合(ステップS15:NO)、かかるステップS15の処理を繰り返す。
【0054】
一方、圧着させるタイミングに達したと判断した場合(ステップS15:YES)、第2制御部270は、加湿ローラー駆動部231aの駆動により加湿ローラー対231,231を圧着させ、給水ローラー駆動部232aの駆動により給水ローラー232,232を加湿ローラー対231,231に当接させ、更に、ブレード駆動部237aの駆動によりブレード237,237を水平状態に近づける方向に回動させ、ブレード237,237を加湿ローラー対231,231から離間させ(図9参照、ステップS16)、本処理を終了する。
これにより、給水ローラー232,232から加湿ローラー対231,231に水分が供給され、加湿ローラー対231,231から用紙Pに対する水分の付与が開始される。
このとき、ブレード237,237を水平状態に近づける方向に回動させているため、ブレード237,237が加湿ローラー対231,231に接触することがなく、加湿ローラー対231,231から用紙Pへの水分の付与が阻害されるのが防止される。
【0055】
以上の加湿処理により、用紙Pは、先端部を除いた他の部分に水分が付与された状態となって、加湿部230の下流側に搬送されることとなる。
【0056】
[第2用紙処理装置]
図1に戻って、第2用紙処理装置300は、例えば、第1の搬送路310、第2の搬送路320、切換部材330、排紙トレイ340A,340B、第3制御部350、及び第3記憶部360等を有する。
【0057】
第1の搬送路310は、ストレートパスとも呼ばれ、複数のローラーや、各ローラーを駆動する図示しない駆動部等を有し、用紙Pを搬送する。
第1の搬送路310には、例えば、用紙Pにパンチ穴を形成する穿孔部311等が配される。
【0058】
第2の搬送路320は、スタックパスとも呼ばれ、第1の搬送路310と同様に、複数のローラーや、各ローラーを駆動する図示しない駆動部等を有し、用紙Pを搬送する。
第2の搬送路320には、例えば、用紙Pを一時的に堆積させるスタッカー321、スタッカー321上の用紙Pの幅を揃える揃え部材322、スタッカー321上の用紙Pを針で綴じる綴じ部323、及びスタッカー321上の用紙Pを折り畳む折り部324等が配される。
【0059】
切換部材330は、用紙Pの搬送方向をガイドして、用紙Pを第1の搬送路310および第2の搬送路320のいずれに搬送するかを切り替える。
【0060】
排紙トレイ340Aは、第1の搬送路310から排出された用紙Pを堆積する。また、排紙トレイ340Bは、第2の搬送路320から排出された用紙Pを堆積する。
【0061】
第3制御部350は、第2用紙処理装置300が備える各部を統括的に制御する。第3制御部350は、CPU、RAM等を備えており、CPUは、第3記憶部360に格納されたプログラムを読み出し、RAM内のワークエリアに展開し、プログラムとの協働によって各種処理を実行する。
例えば、第3制御部350は、予め設定された設定条件に応じて、第2用紙処理装置300による用紙Pに対する用紙処理を行う。
【0062】
第3記憶部360は、第3制御部350により実行されるプログラム、プログラムの実行に必要なデータを記憶している。
例えば、第3記憶部360は、例えば、第2用紙処理装置300における用紙処理に関する設定条件等を記憶している。
【0063】
なお、第2用紙処理装置300は上記構成に限られるものでない。第2用紙処理装置300としては、これ以外にも、例えば、断裁等の用紙処理を行うための構成を具備していてもよい。
【0064】
以上のように、本実施形態によれば、互いに圧着してニップ部を形成し、用紙Pを挟持搬送する際に当該用紙に水分を付与する加湿ローラー対231,231と、加湿ローラー対231,231を互いに離間又は圧着させる加湿ローラー駆動部231aと、加湿ローラー駆動部231aを制御する第2制御部270と、を備え、第2制御部270は、加湿ローラー駆動部231aを制御して加湿ローラー対231,231を互いに離間させた状態で用紙Pを受け入れ、用紙Pの先端部がニップ部に対応する位置を通過した後、加湿ローラー駆動部231aを制御して加湿ローラー対231,231を互いに圧着させて用紙Pに水分を付与する。
このため、用紙Pの先端部に水分が付与されないので用紙Pが加湿ローラー対231,231に巻き付くのを防止することができる。また、用紙Pの先端部がめくれたり折れたりといった用紙ダメージが発生するのを防止することができる。
よって、水分を付与した用紙Pを安定して搬送することができる。
【0065】
また、本実施形態によれば、加湿ローラー対231,231の外周面に水分を供給する給水ローラー232,232と、加湿ローラー対231,231の外周面の水分を拭うブレード237,237と、給水ローラー232,232を加湿ローラー対231,231から離間又は当接させる給水ローラー駆動部232aと、ブレード237,237を加湿ローラー対231,231から離間又は当接させるブレード駆動部237aと、を備え、第2制御部270は、加湿ローラー対231,231が用紙Pを受け入れる前、給水ローラー駆動部232aを制御して給水ローラー232,232を加湿ローラー対231,231から離間させると共にブレード駆動部237aを制御してブレード237,237を加湿ローラー対231,231に当接させて加湿ローラー対231,231の水分を拭う。
このため、給水ローラー232,232から加湿ローラー対231,231への水分の供給が断たれ、且つ加湿ローラー対231,231の外周面にブレード237,237の上端部が接触した状態となるので、加湿ローラー対231,231の外周面に保持された水分が拭われ、これを除去することができる。
よって、互いに離間しているが水分を保持した状態の加湿ローラー対231,231に用紙Pの先端が接触することによる搬送不良を防止することができる。
【0066】
また、本実施形態によれば、第2制御部270は、給水ローラー駆動部232aを制御して給水ローラー232,232を加湿ローラー対231,231から離間させた後、加湿ローラー駆動部231aを制御して加湿ローラー対231,231を互いに離間させる。
このため、加湿ローラー対231,231を離間させる際の水垂れを防止することができる。
【0067】
また、本実施形態によれば、第2制御部270は、用紙Pの先端部がニップ部に対応する位置を所定量通過すると、加湿ローラー駆動部231aを制御して加湿ローラー対231,231を互いに圧着させる。
このため、用紙Pに適切な水分を付与することができる。
【0068】
また、本実施形態によれば、第2制御部270は、用紙条件に基づいて所定量を設定する。特に、第2制御部270は、用紙条件としての坪量が小さい程、所定量を長く設定する。
このため、加湿ローラー対231,231を用紙条件に応じた適切なタイミングで圧着させることができる。特に、坪量が小さい程、圧着タイミングが遅くなる。
よって、用紙Pが加湿ローラー対231,231に巻き付くのをより確実に防止することができる。
【0069】
また、本実施形態によれば、ブレード237,237は、加湿ローラー対231,231の離間時において、当該加湿ローラー対231,231に接触しない。
このため、加湿ローラー対231,231の摩耗を防止することができる。
【0070】
また、本実施形態によれば、加湿ローラー対231,231の動作タイミングをユーザーが設定操作するため操作表示部180を備える。
このため、加湿ローラー対231,231の動作タイミングを、ユーザーの任意で設定変更することができる。
【0071】
なお、上記実施形態においては、水切り部として加湿ローラー対231,231の下方に設置されたブレード237,237を例示して説明したが、加湿ローラー対231,231から水分を拭うことが可能なものであれば、水切り部の形状や設置位置はこれに限定されない。
【0072】
また、上記実施形態においては、ステップS13において、圧着していた加湿ローラー対231,231が互いに離間することでブレード237,237が加湿ローラー対231,231に接触しない状態となる構成を例示して説明したが、加湿ローラー対231,231が互いに離間するタイミングで、ブレード駆動部237aの制御によりブレード237,237を回動させてブレード237,237が加湿ローラー対231,231に接触しない状態にすることもできる。
【0073】
また、上記実施形態においては、画像形成装置100、第1用紙処理装置200、第2用紙処理装置300のそれぞれが、各装置内の制御を及び装置間の通信を行う制御部を備えた構成を例示して説明したが、画像形成システム1全体を統括的に制御する1つの制御部のみを備えた構成であっても良い。
また、本実施形態においては、画像形成装置100、第1用紙処理装置200、第2用紙処理装置300のそれぞれが、各装置の設定等を記憶する記憶部を備えた構成を例示して説明したが、画像形成システム1全体の設定を記憶する1つの記憶部のみを備えた構成であっても良い。
【符号の説明】
【0074】
1 画像形成システム
100 画像形成装置
140 画像形成部
160 第1制御部
180 操作表示部(操作部)
200 第1用紙処理装置(用紙加湿装置)
230 加湿部
231 加湿ローラー
231a 加湿ローラー駆動部(駆動部)
232 給水ローラー
232a 給水ローラー駆動部(第2駆動部)
237 ブレード(水切り部)
237a ブレード駆動部(第3駆動部)
260 排出部
270 第2制御部
280 第2記憶部
T1 設定テーブル
300 第2用紙処理装置
350 第3制御部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10