特開2016-224329IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

トナー、現像剤、及び画像形成装置

要約特許出願時に添付された[要約書]

【課題】フィルミングがなく、優れた低温定着性、耐高温オフセット性、高光沢、耐熱保存性、及び耐高温高湿保存性を満足することができるトナーを提供する。
【解決手段】少なくともポリエステル樹脂を含有するトナーであって、前記ポリエステル樹脂が、以下構造式1)〜3)のいずれかで表される構造を有する。1)R1−(NHCONH−R2)n−、2)R1−(NHCOO−R2)n−、3)R1−(OCONH−R2)n−、(式中、n≧3、R1:芳香族、又は脂肪族系の有機基、R2:ポリカルボン酸、及びポリオールの少なくともいずれかからなるポリエステル、並びにポリエステルがイソシアネート変性された変性ポリエステルのいずれかの樹脂に由来する基を表す)
【選択図】なし

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

特許文献6や7に記載の提案の技術は、結晶性ポリエステル樹脂が非晶質ポリエステル樹脂に比べて急速に溶融するため低温定着化を成し得る。しかし、海島状の相分離構造における島にあたる結晶性ポリエステル樹脂が融解しても、大部分の海にあたる非晶質ポリエステル樹脂は未だ融解しない。そうすると、結晶性ポリエステル樹脂、及び非晶質ポリエステル樹脂の双方がある程度融解しないと定着しないため、これらの提案の技術は、近年更に高まっている高いレベルの低温定着性を満足するものでない。
また、特許文献8に記載の提案の技術は、ガラス転移温度が非常に低いポリエステル樹脂が低温で変形する性質を利用し、定着時の加熱、及び加圧に対して変形し、より低温で紙などの記録媒体に接着しやすくなる性質を利用する。 また、反応性前駆体が非線状であることから、分子骨格中に分岐構造を有し、分子鎖が三次元的な網目構造となるため、低温で変形するが、流動しないというゴム的な性質を有する。 そのため、トナーの耐熱保存性、耐高温オフセット性の保持が可能となる。
しかし、この技術によると三次元的な網目構造は、ジオール、ジカルボン酸、多価アルコール、又は酸のエステル反応により得られるものであり、分岐構造となる多価アルコール又は酸が不均一に存在するため、網目構造が緩い部分と、緻密な部分が存在し、緩い部分は保存温度領域における貯蔵弾性率の低下に起因する耐熱保存性の悪化を招き、緻密な部分は定着温度領域における損失正接の低下に起因する低温定着性、画像光沢、画像濃度、色再現性の低下を招く。
また、分岐を形成している部分はエステル構造であり、樹脂の架橋点としては凝集力が弱く、従って緻密な網目構造を持たせないと耐熱保存性の保持は困難であり、それに伴って十分な低温定着性、画像光沢は得られない。近年更に高まっている高いレベルの低温定着性、画質を満足するものでない。 また、特に最近の少量印刷の傾向下では、より高いレベルの高画質、高画像安定性が求められている。
従って、フィルミングがなく、優れた低温定着性、耐高温オフセット性、高光沢、及び耐熱保存性を示し、これらの性能をより確実により高いレベルで満足するトナーであって、さらに耐高温高湿保存性をも満足できるトナーが求められているのが現状である。
そこで、本発明は、フィルミングがなく、優れた低温定着性、耐高温オフセット性、高光沢、耐熱保存性、及び耐高温高湿保存性を示し、これら全ての性能を、より確実により高いレベルで満足することができるトナーを提供することを目的とする。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

前記課題を解決するための手段としては、以下の通りである。即ち、 本発明のトナーは、少なくともポリエステル樹脂を含有するトナーであって、前記ポリエステル樹脂が、以下構造式1)〜3)のいずれかで表される構造を有しており、前記トナーの60℃における貯蔵弾性率G’(60)が2.0×106(Pa)<G’(60)<4.0×107(Pa)であり、かつ130℃における損失正接tanδ(130)が1.3<・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る
【発明の効果】
本発明によると、フィルミングがなく、優れた低温定着性、耐高温オフセット性、高光沢、耐熱保存性、及び耐高温高湿保存性を示し、これら全ての性能を、より確実により高いレベルで満足することができるトナーを提供することができる。

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】図1は、本発明の画像形成装置の一例を示す概略構成図である。

【図2】図2は、本発明の画像形成装置の他の一例を示す概略構成図である。

【図3】図3は、従来のポリエステル樹脂の分岐構造を説明するためのイメージ図である。

【図4】図4は、本発明で規定するポリエステル樹脂の分岐構造を説明するためのイメージ図である。

10 静電潜像担持体   21 露光装置   25 定着装置   61 現像装置   160 帯電装置

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