特開2016-225780(P2016-225780A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2015.5.11 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2016-225780(P2016-225780A)
(43)【公開日】2016年12月28日
(54)【発明の名称】撮像装置
(51)【国際特許分類】
   H04N 5/225 20060101AFI20161205BHJP
   G03B 17/14 20060101ALI20161205BHJP
   G03B 17/55 20060101ALI20161205BHJP
   G03B 17/02 20060101ALI20161205BHJP
【FI】
   H04N5/225 E
   H04N5/225 D
   G03B17/14
   G03B17/55
   G03B17/02
【審査請求】未請求
【請求項の数】20
【出願形態】OL
【全頁数】24
(21)【出願番号】特願2015-109606(P2015-109606)
(22)【出願日】2015年5月29日
(71)【出願人】
【識別番号】000002185
【氏名又は名称】ソニー株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100116942
【弁理士】
【氏名又は名称】岩田 雅信
(74)【代理人】
【識別番号】100167704
【弁理士】
【氏名又は名称】中川 裕人
(74)【代理人】
【識別番号】100114122
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴木 伸夫
(74)【代理人】
【識別番号】100086841
【弁理士】
【氏名又は名称】脇 篤夫
(72)【発明者】
【氏名】湯山 恭男
(72)【発明者】
【氏名】高木 紀明
(72)【発明者】
【氏名】志水 曜介
(72)【発明者】
【氏名】本石 拓也
(72)【発明者】
【氏名】鈴木 匠
(72)【発明者】
【氏名】山田 良憲
【テーマコード(参考)】
2H100
2H101
2H104
5C122
【Fターム(参考)】
2H100AA41
2H101EE08
2H104CC00
5C122EA03
5C122FB04
5C122GE03
5C122GE11
(57)【要約】
【課題】 構造の簡素化を確保した上で使用者の安全性の向上を図る。
【解決手段】 操作部が配置された装置本体を備え、装置本体の撮影時における被写体側の端面を前面とした場合に、撮像素子の駆動時に発生する熱を放出する放熱部が装置本体の前面より後側に位置され、装置本体に放熱部の少なくとも一部を覆うガード部が設けられた。これにより、放熱部が装置本体の前面より後側に位置された状態でガード部によって覆われるため、使用者の指の放熱部との接触がガード部によって防止され、構造の簡素化を確保した上で使用者の安全性の向上を図ることができる。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
操作部が配置された装置本体を備え、
前記装置本体の撮影時における被写体側の端面を前面とした場合に、
撮像素子の駆動時に発生する熱を放出する放熱部が前記装置本体の前記前面より後側に位置され、
前記装置本体に前記放熱部の少なくとも一部を覆うガード部が設けられた
撮像装置。
【請求項2】
前記放熱部と前記撮像素子を有する素子ブロックが設けられ、
前記素子ブロックが前記装置本体に着脱可能とされた
請求項1に記載の撮像装置。
【請求項3】
前記ガード部には前記素子ブロックの着脱時に前記素子ブロックが挿通される挿通孔が形成された
請求項2に記載の撮像装置。
【請求項4】
前記素子ブロックが前記装置本体に取り付けられた状態において前記素子ブロックの少なくとも一部が前記挿通孔に挿入され、
前記ガード部の内周面と前記素子ブロックの外周面との間に隙間が形成された
請求項3に記載の撮像装置。
【請求項5】
前記装置本体に前記放熱部から放出される熱を外部に排出する排出孔が形成された
請求項1に記載の撮像装置。
【請求項6】
前記装置本体に複数の前記排出孔が形成され、
前記排出孔が少なくとも前記素子ブロックを挟んで反対側に位置された
請求項5に記載の撮像装置。
【請求項7】
前記素子ブロックには内部に前記撮像素子を保持するホルダー部が設けられ、
前記放熱部が前記ホルダー部から離隔するに従って外形が小さくなる形状に形成された
請求項2に記載の撮像装置。
【請求項8】
前記放熱部が環状に形成され、
前記放熱部の周方向における全体に放熱フィンが設けられた
請求項1に記載の撮像装置。
【請求項9】
前記放熱部の外側に前記放熱部を覆う覆い部が設けられ、
前記放熱部と前記覆い部が非接触の状態で位置された
請求項1に記載の撮像装置。
【請求項10】
交換レンズが前記素子ブロックに着脱可能とされた
請求項2に記載の撮像装置。
【請求項11】
操作部が配置された装置本体と、
撮像素子と前記撮像素子の駆動時に発生する熱を放出する放熱部とを有する素子ブロックとを備え、
前記装置本体の撮影時における被写体側の端面を前面とした場合に、
前記放熱部が前記装置本体の前記前面より後側に位置され、
前記装置本体に前記放熱部の少なくとも一部を覆うガード部が設けられた
撮像装置。
【請求項12】
前記素子ブロックが前記装置本体に着脱可能とされた
請求項11に記載の撮像装置。
【請求項13】
前記ガード部には前記素子ブロックの着脱時に前記素子ブロックが挿通される挿通孔が形成された
請求項11に記載の撮像装置。
【請求項14】
前記素子ブロックが前記装置本体に取り付けられた状態において前記素子ブロックの少なくとも一部が前記挿通孔に挿入され、
前記ガード部の内周面と前記素子ブロックの外周面との間に隙間が形成された
請求項13に記載の撮像装置。
【請求項15】
前記装置本体に前記放熱部から放出される熱を外部に排出する排出孔が形成された
請求項11に記載の撮像装置。
【請求項16】
前記装置本体に複数の前記排出孔が形成され、
前記排出孔が少なくとも前記素子ブロックを挟んで反対側に位置された
請求項15に記載の撮像装置。
【請求項17】
前記素子ブロックには内部に前記撮像素子を保持するホルダー部が設けられ、
前記放熱部が前記ホルダー部から離隔するに従って外形が小さくなる形状に形成された
請求項11に記載の撮像装置。
【請求項18】
前記放熱部が環状に形成され、
前記放熱部の周方向における全体に放熱フィンが設けられた
請求項11に記載の撮像装置。
【請求項19】
前記放熱部の外側に前記放熱部を覆う覆い部が設けられ、
前記放熱部と前記覆い部が非接触の状態で位置された
請求項11に記載の撮像装置。
【請求項20】
交換レンズが前記素子ブロックに着脱可能とされた
請求項11に記載の撮像装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本技術は撮像素子の駆動時に発生する熱を放熱部から放出させる機能を有する撮像装置についての技術分野に関する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0002】
【特許文献1】特開2008−245144号公報
【背景技術】
【0003】
ビデオカメラやスチルカメラ等の各種の撮像装置は所定の操作部、例えば、シャッター釦やズーム摘子等が配置された装置本体を備えている。
【0004】
このような撮像装置においてシャッター釦が操作されると、レンズ等の撮像光学系を介して被写体の光学像が撮像素子に取り込まれ、取り込まれた光学像が撮像素子によって光電変換されて画像や映像が生成される。撮像素子は基板上に配置されており、撮像素子の駆動時には撮像素子や基板から熱が発生する。
【0005】
撮像素子の駆動時に撮像素子や基板から発生する熱は撮像素子の良好な駆動状態に支障を来すおそれがあるため、撮像装置には発生した熱を放出するための放熱部が設けられて撮像素子の温度上昇を抑制するようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
【0006】
特許文献1に記載された撮像装置にあっては、レンズユニット(交換レンズ)に基板の背面に接触される伝熱板と伝熱板を覆う伝熱板カバーとが設けられ、カメラ本体(装置本体)に放熱部として機能するヒートシンクとヒートシンクを覆うヒートシンクカバーとが設けられている。伝熱板には凸部が設けられ、伝熱カバーとヒートシンクにはそれぞれ挿入孔が形成され、伝熱カバーが光軸方向へ移動可能にされている。
【0007】
レンズユニットがカメラ本体から取り外された状態においては、凸部を含む伝熱板の全体が伝熱板カバーに覆われると共にヒートシンクがヒートシンクカバーに覆われている。
【0008】
レンズユニットがカメラ本体に取り付けられるときには、伝熱板カバーが伝熱板に近付く方向へ移動され、伝熱板の凸部が伝熱板カバーの挿入孔及びヒートシンクカバーの挿入孔に挿入されて凸部の先端面がヒートシンクに接触される。従って、撮像素子の駆動時に発生した熱は伝熱板の凸部からヒートシンクに伝達され、ヒートシンクから装置本体の内部に放出される。
【0009】
レンズユニットがカメラ本体から取り外されるときには、伝熱板カバーが伝熱板から離隔する方向へ移動されて伝熱板の凸部が各挿入孔から取り出され凸部を含む伝熱板の全体が伝熱板カバーに覆われる。
【0010】
このように特許文献1に記載された撮像装置にあっては、レンズユニットのカメラ本体への取付時にレンズユニットとカメラ本体の内部において伝熱板の凸部がヒートシンクに接触され、レンズユニットのカメラ本体への非取付時には凸部を含む伝熱板の全体が伝熱板カバーに覆われると共にヒートシンクがヒートシンクカバーに覆われる。
【0011】
従って、レンズユニットのカメラ本体に対する着脱状態に拘わらず使用者が伝熱板とヒートシンクに触れることがないため、使用者が安全な状態で撮像装置を取り扱うことができるようにされている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0012】
ところが、特許文献1に記載された撮像装置にあっては、上記のような使用者の安全性を確保するために、伝熱板カバーとヒートシンクカバーが設けられると共に伝熱板カバーを移動させるための移動機構が設けられている。
【0013】
従って、部品点数が多く撮像装置の構造が複雑になり、製造コストの高騰を来すおそれがある。
【0014】
そこで、本技術撮像装置は、上記した問題点を克服し、構造の簡素化を確保した上で使用者の安全性の向上を図ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0015】
第1に、本技術に係る撮像装置は、操作部が配置された装置本体を備え、前記装置本体の撮影時における被写体側の端面を前面とした場合に、撮像素子の駆動時に発生する熱を放出する放熱部が前記装置本体の前記前面より後側に位置され、前記装置本体に前記放熱部の少なくとも一部を覆うガード部が設けられたものである。
【0016】
これにより、放熱部が装置本体の前面より後側に位置された状態でガード部によって覆われる。
【0017】
第2に、上記した撮像装置においては、前記放熱部と前記撮像素子を有する素子ブロックが設けられ、前記素子ブロックが前記装置本体に着脱可能とされることが望ましい。
【0018】
これにより、被写体の種類や周囲環境等の撮影態様に応じて所望の種類の素子ブロックを装置本体に着脱して撮影を行うことが可能になる。
【0019】
第3に、上記した撮像装置においては、前記ガード部には前記素子ブロックの着脱時に前記素子ブロックが挿通される挿通孔が形成されることが望ましい。
【0020】
これにより、素子ブロックが挿通孔に挿通されて装置本体に着脱される。
【0021】
第4に、上記した撮像装置においては、前記素子ブロックが前記装置本体に取り付けられた状態において前記素子ブロックの少なくとも一部が前記挿通孔に挿入され、前記ガード部の内周面と前記素子ブロックの外周面との間に隙間が形成されることが望ましい。
【0022】
これにより、放熱部から放出された熱が隙間から装置本体の外部へ排出される。
【0023】
第5に、上記した撮像装置においては、前記装置本体に前記放熱部から放出される熱を外部に排出する排出孔が形成されることが望ましい。
【0024】
これにより、放熱部から放出される熱が排出孔から装置本体の外部へ排出され、装置本体に熱が伝達され難く装置本体が高温になることがない。
【0025】
第6に、上記した撮像装置においては、前記装置本体に複数の前記排出孔が形成され、前記排出孔が少なくとも前記素子ブロックを挟んで反対側に位置されることが望ましい。
【0026】
これにより、放熱部から放出された熱が素子ブロックの両側から装置本体の外部に排出される。
【0027】
第7に、上記した撮像装置においては、前記素子ブロックには内部に前記撮像素子を保持するホルダー部が設けられ、前記放熱部が前記ホルダー部から離隔するに従って外形が小さくなる形状に形成されることが望ましい。
【0028】
これにより、放熱部の外形の大きさが変化されているため、素子ブロックを把持したときに指が放熱部に接触し難い。
【0029】
第8に、上記した撮像装置においては、前記放熱部が環状に形成され、前記放熱部の周方向における全体に放熱フィンが設けられることが望ましい。
【0030】
これにより、放熱フィンから放熱部の外周側に熱が放出される。
【0031】
第9に、上記した撮像装置においては、前記放熱部の外側に前記放熱部を覆う覆い部が設けられ、前記放熱部と前記覆い部が非接触の状態で位置されることが望ましい。
【0032】
これにより、放熱部から放出される熱が覆い部に伝達され難い。
【0033】
第10に、上記した撮像装置においては、交換レンズが前記素子ブロックに着脱可能とされることが望ましい。
【0034】
これにより、被写体の種類や被写体の位置や周囲環境等の撮影態様に応じて所望の種類の交換レンズを素子ブロックに着脱して撮影を行うことが可能になる。
【0035】
第11に、別の本技術に係る撮像装置は、操作部が配置された装置本体と、撮像素子と前記撮像素子の駆動時に発生する熱を放出する放熱部とを有する素子ブロックとを備え、前記装置本体の撮影時における被写体側の端面を前面とした場合に、前記放熱部が前記装置本体の前記前面より後側に位置され、前記装置本体に前記放熱部の少なくとも一部を覆うガード部が設けられたものである。
【0036】
これにより、放熱部が装置本体の前面より後側に位置された状態でガード部によって覆われる。
【0037】
第12に、上記した撮像装置においては、前記素子ブロックが前記装置本体に着脱可能とされることが望ましい。
【0038】
これにより、被写体の種類や周囲環境等の撮影態様に応じて所望の種類の素子ブロックを装置本体に着脱して撮影を行うことが可能になる。
【0039】
第13に、上記した撮像装置においては、前記ガード部には前記素子ブロックの着脱時に前記素子ブロックが挿通される挿通孔が形成されることが望ましい。
【0040】
これにより、素子ブロックが挿通孔に挿通されて装置本体に着脱される。
【0041】
第14に、上記した撮像装置においては、前記素子ブロックが前記装置本体に取り付けられた状態において前記素子ブロックの少なくとも一部が前記挿通孔に挿入され、前記ガード部の内周面と前記素子ブロックの外周面との間に隙間が形成されることが望ましい。
【0042】
これにより、放熱部から放出された熱が隙間から装置本体の外部へ排出される。
【0043】
第15に、上記した撮像装置においては、前記装置本体に前記放熱部から放出される熱を外部に排出する排出孔が形成されることが望ましい。
【0044】
これにより、放熱部から放出される熱が排出孔から装置本体の外部へ排出され、装置本体に熱が伝達され難く装置本体が高温になることがない。
【0045】
第16に、上記した撮像装置においては、前記装置本体に複数の前記排出孔が形成され、前記排出孔が少なくとも前記素子ブロックを挟んで反対側に位置されることが望ましい。
【0046】
これにより、放熱部から放出された熱が素子ブロックの両側から装置本体の外部に排出される。
【0047】
第17に、上記した撮像装置においては、前記素子ブロックには内部に前記撮像素子を保持するホルダー部が設けられ、前記放熱部が前記ホルダー部から離隔するに従って外形が小さくなる形状に形成されることが望ましい。
【0048】
これにより、放熱部の外形の大きさが変化されているため、素子ブロックを把持したときに指が放熱部に接触し難い。
【0049】
第18に、上記した撮像装置においては、前記放熱部が環状に形成され、前記放熱部の周方向における全体に放熱フィンが設けられることが望ましい。
【0050】
これにより、放熱フィンから放熱部の外周側に熱が放出される。
【0051】
第19に、上記した撮像装置においては、前記放熱部の外側に前記放熱部を覆う覆い部が設けられ、前記放熱部と前記覆い部が非接触の状態で位置されることが望ましい。
【0052】
これにより、放熱部から放出される熱が覆い部に伝達され難い。
【0053】
第20に、上記した撮像装置においては、交換レンズが前記素子ブロックに着脱可能とされることが望ましい。
【0054】
これにより、被写体の種類や被写体の位置や周囲環境等の撮影態様に応じて所望の種類の交換レンズを素子ブロックに着脱して撮影を行うことが可能になる。
【発明の効果】
【0055】
本技術によれば、放熱部が装置本体の前面より後側に位置された状態でガード部によって覆われるため、使用者の指の放熱部との接触がガード部によって防止され、構造の簡素化を確保した上で使用者の安全性の向上を図ることができる。
【0056】
尚、本明細書に記載された効果はあくまでも例示であって限定されるものではなく、他の効果があってもよい。
【図面の簡単な説明】
【0057】
図1図2乃至図17と共に本技術撮像装置の実施の形態を示すものであり、本図は、装置本体と素子ブロックと交換レンズを示す分解斜視図である。
図2】装置本体に素子ブロックが取り付けられた状態を交換レンズとともに示す斜視図である。
図3】装置本体と素子ブロックと交換レンズを示す斜視図である。
図4】装置本体の背面図である。
図5】装置本体に素子ブロックが取り付けられた状態を示す側面図である。
図6】装置本体に素子ブロックが取り付けられた状態を示す正面図である。
図7】素子ブロックの側面図である。
図8】素子ブロックの斜視図である。
図9】覆い部が設けられた例を示す概略拡大断面図である。
図10図11乃至図14と共に素子ブロックの変形例を示すものであり、本図は、第1の変形例を示す斜視図である。
図11】第2の変形例を示す斜視図である。
図12】第3の変形例を示す斜視図である。
図13】第4の変形例を示す斜視図である。
図14】第5の変形例を示す斜視図である。
図15】撮像装置の第1の構成例を示す分解斜視図である。
図16】撮像装置の第2の構成例を示す側面図である。
図17】ブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0058】
以下に、本技術を実施するための形態を添付図面を参照して説明する。
【0059】
以下に示した実施の形態は、本技術撮像装置をスチルカメラに適用したものである。
【0060】
尚、本技術の適用範囲はスチルカメラに限られることはなく、例えば、ビデオカメラや他の機器に組み込まれるカメラモジュールを含む各種のカメラに広く適用することができる。
【0061】
以下の説明にあっては、撮影時において撮影者から見た方向で前後上下左右の方向を示すものとする。従って、被写体側が前方となり、撮影者側が後方となる。
【0062】
尚、以下に示す前後上下左右の方向は説明の便宜上のものであり、本技術の実施に関しては、これらの方向に限定されることはない。
【0063】
また、以下に示すレンズ群は、単数又は複数のレンズにより構成されたものの他、これらの単数又は複数のレンズと絞りやアイリス等の他の光学素子を含んでもよい。
【0064】
[撮像装置の構成]
撮像装置1は装置本体2と素子ブロック3によって構成されている(図1乃至図3参照)。尚、撮像装置1は装置本体2と素子ブロック3に加え、交換レンズ4を含めて構成されていてもよい。この場合に、交換レンズ4が素子ブロック3に着脱可能とされていてもよい。
【0065】
交換レンズ4が素子ブロック3に着脱可能とされることにより、被写体の種類や被写体の位置や周囲環境等の撮影態様に応じて所望の種類の交換レンズ4を素子ブロック3に着脱して撮影を行うことが可能になり、使い勝手の向上及び画質の向上を図ることができる。
【0066】
装置本体2は筐体5と筐体5の各部に配置された各種の操作部6、6、・・・とを有している。
【0067】
筐体5は横長の形状に形成された本体部7と本体部7の上側に設けられたフラッシュ取付部8と本体部7の前側に設けられたガード部9とを有している。
【0068】
本体部7は横長の扁平な略矩形状に形成されたベース部10とベース部10の右端部から前方に突出されたホールド部11とから成る。
【0069】
ベース部10の前面側における左方寄りの位置には素子ブロック3を取り付けるための取付部10aが設けられている。取付部10aは外形が円形状に形成され、取付部10aには素子ブロック3が、例えば、バヨネット結合により取り付けられる。ベース部10の後面には一部を除く位置にディスプレイ12が配置されている(図4参照)。ベース部10の一方の側面には開閉可能なカバー13が配置されている(図5参照)。カバー13の内側には図示しないイヤホンジャックや接続端子等の各部が設けられている。
【0070】
ホールド部11は撮影時に使用者が把持する部分であり、前側の部分から左右両側面に亘る外面が曲面状に形成されている(図1乃至図3参照)。ホールド部11の前側の部分から左右両側面に亘る外面が曲面状に形成されていることにより、使用者が撮影時に違和感なくホールド部11を把持することが可能であり、良好な把持性による安定した撮影状態を確保することができる。
【0071】
フラッシュ取付部8は前端部と後端部がベース部10からそれぞれ前方と後方に突出された状態で設けられている。フラッシュ取付部8には図示しない発光体(フラッシュユニット)が着脱可能とされている。フラッシュ取付部8の後面にはファインダー窓14が配置されている(図4参照)。
【0072】
ガード部9は、図1乃至図3に示すように、略円環状の環状部15と環状部15の下端部から後方に突出された連結部16とを有し、環状部15の上端部がフラッシュ取付部8の前端部に結合され、連結部16の後端部がベース部10の下端部に結合されている。
【0073】
環状部15の内側の空間は円形状の挿通孔15aとして形成され、挿通孔15aの中心が取付部10aの中心に前後方向において一致されている(図6参照)。環状部15の内径は取付部10aの外径より一回り大きくされている。環状部15の左右両側部とベース部10の間にはそれぞれ左右方向に貫通された空間が形成され、これらの各空間が排出孔15b、15bとされている(図1乃至図3参照)。
【0074】
操作部6、6、・・・としては、例えば、電源釦、シャッター釦、ズーム摘子、モード選択釦、モード切替釦等が設けられている。操作部6、6、・・・は、主として、本体部7の上面や後面に設けられている(図1乃至図4参照)。
【0075】
素子ブロック3はホルダー部17と着脱部18と撮像ユニット19と放熱部20を有している(図1図7及び図8参照)。
【0076】
ホルダー部17は外形が円形状に形成され、前方に開口された配置凹部17aを有している。ホルダー部17の前端部には交換レンズ4が取り付けられるマウント部17bが設けられている。ホルダー部17にはリリース摘子21が配置されている。
【0077】
着脱部18はホルダー部17の外周部を除く部分から後方に突出され、外形がホルダー部17の径より一回り小さい円形状に形成されている。
【0078】
撮像ユニット19はCCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor)等の撮像素子22と撮像素子22を駆動するための基板23とを有し、基板23の前面に撮像素子22が配置されている。撮像ユニット19はホルダー部17の配置凹部17aに挿入されて配置され、ホルダー部17によって保持されている。
【0079】
放熱部20は着脱部18の外周側に配置され環状に形成されている。放熱部20には撮像素子22の駆動時に発生する熱が伝達される。放熱部20は、円環状の前側結合部20aと、円環状の後側結合部20bと、前側結合部20aと後側結合部20bの間に設けられた複数の放熱フィン20c、20c、・・・とが一体に形成されて成り、ホルダー部17より放熱性の高い材料によって形成されていることが望ましい。
【0080】
前側結合部20aはホルダー部17の直ぐ後側に位置され、外径がホルダー部17の外径と略同じにされている。後側結合部20bの径は前側結合部20aの径より小さくされている。放熱フィン20c、20c、・・・は周方向において等間隔の状態で位置されている。
【0081】
上記のように、放熱部20は後側結合部20bの径が前側結合部20aより径が小さくされているため、ホルダー部17から離隔するに従って外形が小さくなる形状に形成されている。
【0082】
素子ブロック3は装置本体2に着脱可能とされている(図1乃至図3参照)。素子ブロック3は着脱部18が装置本体2の取付部10aに、例えば、バヨネット結合により取り付けられる。素子ブロック3の取付部10aに対する取付は、素子ブロック3をガード部9の挿通孔15aに挿入して着脱部18を取付部10aに押し付け、周方向における一方へ回転することにより行うことができる。素子ブロック3が装置本体2に取り付けられたときには、図示しないロック機構によって素子ブロック3が装置本体2にロックされる。
【0083】
素子ブロック3が装置本体2に取り付けられた状態においては、放熱部20がガード部9における環状部15の前面15cより後側に位置され、放熱部20の左右にそれぞれ排出孔15b、15bが位置される(図5参照)。また、素子ブロック3が装置本体2に取り付けられた状態においては、素子ブロック3はホルダー部17の少なくとも一部がガード部9から前方に突出されている。さらに、素子ブロック3が装置本体2に取り付けられた状態においては、素子ブロック3の外周面とガード部9における環状部15の内周面との間に隙間24が形成されている(図6参照)。
【0084】
素子ブロック3の装置本体2からの取り外しは、装置本体2に設けられた図示しないリリース釦を操作してロックを解除し、素子ブロック3を周方向における他方へ回転し、挿通孔15aから取り出すことにより行うことができる。
【0085】
このとき使用者はガード部9から前方に突出されたホルダー部17を把持して素子ブロック3を回転する。従って、使用者は放熱部20以外の部分を把持して素子ブロック3を回転するため、高温になり易い放熱部20に指が接触せず、安全な状態で素子ブロック3を装置本体2から取り外すことができる。
【0086】
上記したように、素子ブロック3が装置本体2に着脱可能とされることにより、被写体の種類や周囲環境等の撮影態様に応じて所望の種類の素子ブロック3を装置本体2に着脱して撮影を行うことが可能になり、使い勝手の向上及び画質の向上を図ることができる。特に、素子ブロック3として画素数の多い撮像素子22を有するものや感度の高い撮像素子22を有するもの等を用意することにより、被写体の種類に応じて高画質の画像を生成することが可能になる。
【0087】
尚、素子ブロック3は装置本体2の一部として装置本体2に一体に形成されていてもよく、この場合には素子ブロック3の各部であるホルダー部17、撮像ユニット19及び放熱部20が装置本体2の構成の一部とされる。
【0088】
交換レンズ4は筒状に形成された外筐25と外筐25の内部に配置されたレンズ群26とを有している(図1乃至図3参照)。交換レンズ4には外筐25にそれぞれ回転自在に支持されたズームリング27とフォーカスリング28が設けられている。ズームリング27が回転操作されることによりマニュアルズーミングが行われ、フォーカスリング28が回転操作されることによりマニュアルフォーカシングが行われる。
【0089】
交換レンズ4の後端部には、素子ブロック3のマウント部17bに、例えば、バヨネット結合されるレンズマウント29が設けられている。
【0090】
交換レンズ4の素子ブロック3におけるマウント部17bに対する取付は、レンズマウント29をマウント部17bに押し付け、交換レンズ4を周方向における一方へ回転することにより行うことができる。交換レンズ4が素子ブロック3に取り付けられたときには、図示しないロック部によって交換レンズ4が素子ブロック3にロックされる。
【0091】
一方、交換レンズ4の素子ブロック3からの取り外しは、素子ブロック3に設けられたリリース摘子21を操作してロックを解除し、交換レンズ4を周方向における他方へ回転し、交換レンズ4を素子ブロック3から引き離すことにより行うことができる。
【0092】
[撮像装置における放熱状態]
上記のように構成された撮像装置1において、静止画撮影モード又は動画撮影モードが設定されると被写体の撮影が可能とされる。撮影時には交換レンズ4のレンズ群26によって取り込まれた被写体の像が素子ブロック3の撮像素子22に入射され、撮像素子22によって光電変換(アナログ/デジタル変換)されて装置本体2の所定の処理部に入力されて画像又は映像が生成される。
【0093】
撮影時には撮像素子22の駆動が行われる。撮像素子22の駆動時には撮像素子22や基板23において熱が発生し、発生した熱は放熱部20に伝達されて放熱部20から放出される。
【0094】
このとき素子ブロック3は放熱部20が環状に形成され、放熱部20の周方向における全体に放熱フィン20c、20c、・・・が設けられているため、複数の放熱フィン20c、20c、・・・からそれぞれ外周側に熱が放出され、高い放熱性を確保して撮像素子22の良好な駆動状態を確保することができる。尚、撮像素子22の駆動時に発生した熱は、放熱フィン20c、20c、・・・に加え前側結合部20aと後側結合部20bからも放出される。
【0095】
また、放熱部20から放出される熱は、主に、装置本体2に形成された排出孔15b、15bから装置本体2の外部へ排出される。
【0096】
このように装置本体2には放熱部20から放出された熱を排出する排出孔15b、15bが形成されているため、放熱部20から放出された熱が排出孔15b、15bから装置本体2の外部に確実に排出される。従って、装置本体2に熱が伝達され難く装置本体2が高温になることがなく、撮像素子22及び装置本体2の温度上昇が抑制されて撮像素子22及び装置本体2の良好な動作状態を確保することができる。
【0097】
また、装置本体2には素子ブロック3を挟んで反対側に位置された排出孔15b、15bが形成されているため、放熱部20から放出された熱が素子ブロック3の両側から装置本体2の外部に排出され、撮像素子22及び装置本体2の温度上昇が一層抑制されて撮像素子22及び装置本体2の一層良好な動作状態を確保することができる。
【0098】
さらに、素子ブロック3が装置本体2に取り付けられた状態においては、素子ブロック3の外周面とガード部9における環状部15の内周面との間に隙間24が形成されている(図6参照)。従って、放熱部20から放出された熱が隙間24からも装置本体2の外部へ排出され、撮像素子22及び装置本体2の温度上昇がより一層抑制されて撮像素子22及び装置本体2のより一層良好な動作状態を確保することができる。
【0099】
尚、上記には、装置本体2に放熱部20の左右両側に位置される排出孔15b、15bが形成された例を示したが、排出孔15bは放熱部20の周囲の任意の位置に形成されていればよく、例えば、放熱部20の上方又は下方の少なくとも一方に位置されていてもよい。
【0100】
[まとめ]
以上に記載した通り、撮像装置1にあっては、撮像素子22の駆動時に発生する熱を放出する放熱部20が装置本体2の前面15cより後側に位置され、装置本体2に放熱部20の少なくとも一部を覆うガード部9が設けられている。
【0101】
従って、簡素な構造であるガード部9によって高温になる可能性のある放熱部20への指の接触が防止されるため、使用者が安全な状態で撮像装置1を取り扱うことができ、構造の簡素化を確保した上で使用者の安全性の向上を図ることができる。
【0102】
また、ガード部9には素子ブロック3の装置本体2に対する着脱時に素子ブロック3が挿通される挿通孔15aが形成されているため、素子ブロック3が挿通孔15aに挿通されて装置本体2に着脱される。従って、ガード部9が素子ブロック3を保護する保護部として機能すると共に素子ブロック3を案内する案内部として機能し、簡素な構成により機能性の向上を図ることができる。
【0103】
さらに、素子ブロック3には内部に撮像素子22を保持するホルダー部17が設けられ、放熱部20がホルダー部17から離隔するに従って外形が小さくなる形状に形成されている。
【0104】
従って、放熱部20の外形の大きさが変化されているため、素子ブロック3を把持したときに指が放熱部20に接触し難く、素子ブロック3の着脱等の撮像装置1の取り扱い時において使用者の安全性の向上を図ることができる。
【0105】
[その他]
上記には、素子ブロック3の表面に露出された放熱部20の例を示したが、例えば、図9に示すように、覆い部30の内側に位置された放熱部20Xを設けることも可能である。放熱部20Xの外側には覆い部30が位置され、覆い部30の内側に放熱部20Xが覆い部30と非接触の状態で位置されている。
【0106】
このように放熱部20Xの外側に覆い部30が放熱部20Xと非接触の状態で位置されることにより、放熱部20Xから放出される熱が覆い部30に伝達され難く、覆い部30に指が接触したときに熱さを感じ難く、素子ブロック3の着脱作業等の撮像装置1の取り扱い時において使用者の安全性を確保した上で良好な放熱性を確保することができる。
【0107】
[放熱部の変形例]
以下に、放熱部の各変形例について説明する(図10乃至図14参照)。
【0108】
第1の変形例に係る放熱部20Aは、図10に示すように、円環状の前側結合部20aと、円環状の後側結合部20bと、前側結合部20aと後側結合部20bの間に設けられた複数の放熱フィン20d、20d、・・・とが一体に形成されて成り、放熱フィン20d、20d、・・・が後方へ行くに従って周方向における一方に変位するように傾斜されている。
【0109】
このように放熱フィン20d、20d、・・・が周方向において変位するように傾斜されることにより、放熱フィン20d、20d、・・・の長さが長くなり、空気の良好な流動状態を確保した上で放熱面積を大きくすることが可能になるため、撮像素子22の駆動時における放熱性の向上を図ることができる。
【0110】
第2の変形例に係る放熱部20Bは、図11に示すように、前後に離隔して位置された円環状の放熱フィン20e、20e、・・・と放熱フィン20e、20e、・・・を連結する連結部20f、20f、・・・とから成り、放熱フィン20e、20e、・・・の径が後方に位置するほど小さくされている。
【0111】
このように円環状の放熱フィン20e、20e、・・・が設けられることにより、空気の良好な流動状態を確保した上で放熱面積を大きくすることが可能になるため、撮像素子22の駆動時における放熱性の向上を図ることができる。
【0112】
第3の変形例に係る放熱部20Cは、図12に示すように、前後方向における幅が広くされた環状かつ板状の放熱フィン20gを有している。放熱フィン20gの前後にはそれぞれホルダー部17と着脱部18の間にそれぞれ空気が流動される間隙31、31が形成されている。
【0113】
このように前後方向における幅が広くされた環状の放熱フィン20gが設けられることにより、簡素な構造により撮像素子22の駆動時における良好な放熱性を確保することができる。
【0114】
尚、第3の変形例に係る放熱部20Cにおいては、前後方向における幅が広くされた環状の一つの放熱フィン20gに代えて前後方向において分離された環状の複数の放熱フィンを用いることも可能である。
【0115】
第4の変形例に係る放熱部20Dは、図13に示すように、円環状の前側結合部20aと、円環状の後側結合部20bと、前側結合部20aと後側結合部20bの間に設けられた格子状の放熱フィン20hとが一体に形成されて成る。
【0116】
このように格子状の放熱フィン20hが設けられることにより、空気の良好な流動状態を確保した上で放熱面積を大きくすることが可能になるため、撮像素子22の駆動時における放熱性の向上を図ることができる。
【0117】
第5の変形例に係る放熱部20Eは、図14に示すように、円環状の前側結合部20aと、円環状の後側結合部20bと、前側結合部20aと後側結合部20bの間に設けられた網目状の放熱フィン20iとが一体に形成されて成る。
【0118】
このように網目状の放熱フィン20iが設けられることにより、空気の良好な流動状態を確保した上で放熱面積を大きくすることが可能になるため、撮像素子22の駆動時における放熱性の向上を図ることができる。
【0119】
尚、上記した放熱部20、20X、20A、20B、20C、20D、20Eは何れも着脱部18の外周側に位置されており、放熱部20、20X、20A、20B、20C、20D、20Eの裏面と着脱部18の表面との間に空間が存在していることが望ましい。
【0120】
放熱部20、20X、20A、20B、20C、20D、20Eの裏面と着脱部18の表面との間に空間が存在していることにより、放熱部20、20X、20A、20B、20C、20D、20Eの裏面も放熱面として機能すると共に空気の流動性が高くなり、放熱性の一層の向上を図ることができる。
【0121】
[撮像装置の他の構成例]
以下に、撮像装置の他の構成例について説明する。
【0122】
第1の構成例である撮像装置1Aは装置本体2Aと素子ブロック3によって構成されている(図15参照)。尚、撮像装置1Aは装置本体2Aと素子ブロック3に加え、交換レンズ4を含めて構成されていてもよい。この場合に、交換レンズ4が素子ブロック3に着脱可能とされていてもよい。また、撮像装置1Aは装置本体2Aに素子ブロック3が一体に形成されていてもよく、この場合には素子ブロック3の各部であるホルダー部17、撮像ユニット19及び放熱部20が装置本体2Aの構成の一部とされる。
【0123】
装置本体2Aは筐体5Aと筐体5Aの各部に配置された各種の操作部6、6、・・・とを有している。
【0124】
筐体5Aには環状のガード部9Aとガード部9Aの右端に連続されたホールド部11Aとを有している。
【0125】
ガード部9Aの内側の空間は円形状の挿通孔15aとして形成されている。筐体5Aには挿通孔15aの真後ろの位置に取付部10aが設けられている。筐体5Aには挿通孔15aより後側に上下方向に貫通された空間が形成され、これらの各空間が排出孔15b、15bとされている。
【0126】
素子ブロック3が装置本体2Aに取り付けられた状態においては、放熱部20がガード部9Aの前面15cより後側に位置され、放熱部20の上下にそれぞれ排出孔15b、15bが位置される。また、素子ブロック3が装置本体2Aに取り付けられた状態においては、素子ブロック3はホルダー部17の少なくとも一部がガード部9Aから前方に突出されている。
【0127】
上記のように構成された撮像装置1Aにおいて、撮像素子22の駆動時に発生し放熱部20から放出される熱は、主に、装置本体2Aに形成された排出孔15b、15bから装置本体2Aの外部へ排出される。
【0128】
このように装置本体2Aには放熱部20から放出された熱を排出する排出孔15b、15bが形成されているため、放熱部20から放出された熱が排出孔15b、15bから装置本体2Aの外部に確実に排出される。従って、装置本体2Aに熱が伝達され難く装置本体2Aが高温になることがなく、撮像素子22及び装置本体2Aの温度上昇が抑制されて撮像素子22及び装置本体2Aの良好な動作状態を確保することができる。
【0129】
また、装置本体2Aには素子ブロック3を挟んで反対側に位置された排出孔15b、15bが形成されているため、放熱部20から放出された熱が素子ブロック3の両側から装置本体2Aの外部に排出され、撮像素子22及び装置本体2Aの温度上昇が一層抑制されて撮像素子22及び装置本体2Aの一層良好な動作状態を確保することができる。
【0130】
特に、放熱部20から発生する熱は上方に移動され易いが、上記のように、一方の排出孔15bが放熱部20の上方に位置されていることにより、放熱部20から放出される熱の良好の排出性能を確保することができる。
【0131】
第2の構成例である撮像装置1Bは装置本体2Bと素子ブロック3によって構成されている(図16参照)。尚、撮像装置1Bは装置本体2Bと素子ブロック3に加え、交換レンズ4を含めて構成されていてもよい。この場合に、交換レンズ4が素子ブロック3に着脱可能とされていてもよい。また、撮像装置1Bは装置本体2Bに素子ブロック3が一体に形成されていてもよく、この場合には素子ブロック3の各部であるホルダー部17、撮像ユニット19及び放熱部20が装置本体2Bの構成の一部とされる。
【0132】
装置本体2Bは筐体5Bと筐体5Bの各部に配置された各種の操作部6、6、・・・とを有している。
【0133】
筐体5Bにはガード部9Bとガード部9Bから突出した状態で設けられたホールド部11Bとを有している。
【0134】
筐体5Bには素子ブロック3が挿通される図示しない円形状の挿通孔と素子ブロック3Bの放熱部20から放出される熱を排出する排出孔15b、15bが形成されている。排出孔15b、15bは左右に貫通され左右に離隔して位置されている。尚、排出孔15bは放熱部20の周囲の任意の位置に形成されていればよく、例えば、放熱部20の上方又は下方の少なくとも一方に位置されていてもよい。
【0135】
装置本体2Bにはアダプター32が着脱可能とされている。アダプター32には、例えば、各種の接続端子33、33、・・・が設けられている。接続端子33、33、・・・にそれぞれ所定の接続コードを接続することによりアダプター32を介して撮像装置1Bと表示装置等の外部機器との接続が可能とされている。
【0136】
アダプター32にはビューファインダー34が着脱可能とされている。ビューファインダー34によって使用者が撮影時に被写体を確実に視認することができる。このようなビューファインダー34を有する撮像装置1Bは、特に、動画撮影用のビデオカメラとして用いることが好適である。
【0137】
尚、アダプター32は撮影時等に必ずしも取り付けられて使用される必要はなく、アダプター32が使用されない場合には、例えば、ビューファインダー34が装置本体2Bに着脱可能とされていてもよい。
【0138】
素子ブロック3が装置本体2Bに取り付けられた状態においては、放熱部20がガード部9Bの前面15cより後側に位置され、放熱部20の左右にそれぞれ排出孔15b、15bが位置される。また、素子ブロック3が装置本体2Bに取り付けられた状態においては、素子ブロック3はホルダー部17の少なくとも一部がガード部9Bから前方に突出されている。
【0139】
上記のように構成された撮像装置1Bにおいて、撮像素子22の駆動時に発生し放熱部20から放出される熱は、主に、装置本体2Bに形成された排出孔15b、15bから装置本体2Bの外部へ排出される。
【0140】
このように装置本体2Bには放熱部20から放出された熱を排出する排出孔15b、15bが形成されているため、放熱部20から放出された熱が排出孔15b、15bから装置本体2Bの外部に確実に排出される。従って、装置本体2Bに熱が伝達され難く装置本体2Bが高温になることがなく、撮像素子22及び装置本体2Bの温度上昇が抑制されて撮像素子22及び装置本体2Bの良好な動作状態を確保することができる。
【0141】
また、装置本体2Bには素子ブロック3を挟んで反対側に位置された排出孔15b、15bが形成されているため、放熱部20から放出された熱が素子ブロック3の両側から装置本体2Bの外部に排出され、撮像素子22及び装置本体2Bの温度上昇が一層抑制されて撮像素子22及び装置本体2Bの一層良好な動作状態を確保することができる。
【0142】
[撮像装置の一実施形態]
図17に、本技術撮像装置の一実施形態のブロック図を示す。
【0143】
撮像装置1は、例えば、装置本体2と素子ブロック3を有し、素子ブロック3に交換レンズ4が取り付けられて使用される。
【0144】
装置本体2は所定の信号処理を行うカメラ信号処理部51と、画像信号の記録再生処理を行う画像処理部52とを有している。また、装置本体2は、撮影された画像等を表示する表示部53(ディスプレイ12)と、メモリー60への画像信号の書込及び読出を行うR/W(リーダ/ライタ)54と、撮像装置1の全体を制御するCPU(Central Processing Unit)55と、使用者によって所要の操作が行われる各種のスイッチ等の操作部56(操作部6)と、交換レンズ4に設けられたレンズ群26の駆動を制御するレンズ駆動制御部57とを有している。
【0145】
カメラ信号処理部51は、撮像素子22からの出力信号に対するノイズ除去、画質補正、輝度・色差信号への変換等の各種の信号処理を行う。
【0146】
画像処理部52は、所定の画像データフォーマットに基づく画像信号の圧縮符号化・伸張復号化処理や解像度等のデータ仕様の変換処理等を行う。
【0147】
表示部53は使用者の操作部56に対する操作状態や撮影した画像等の各種のデータを表示する機能を有している。
【0148】
R/W54は、画像処理部52によって符号化された画像データのメモリー60への書込及びメモリー60に記録された画像データの読出を行う。
【0149】
CPU55は、撮像装置1の各部を制御する制御処理部として機能し、操作部56からの指示入力信号等に基づいて各部を制御する。
【0150】
操作部56は使用者による操作に応じた指示入力信号をCPU55に対して出力する。
【0151】
レンズ駆動制御部57は、CPU55からの制御信号に基づいてレンズ群26の各レンズを駆動する駆動源を制御する。
【0152】
メモリー60は、例えば、R/W54に接続されたスロットに対して着脱可能な半導体メモリーである。
【0153】
以下に、撮像装置1における動作を説明する。
【0154】
撮影の待機状態では、CPU55による制御の下で、撮影された画像信号がカメラ信号処理部51を介して表示部53に出力され、カメラスルー画像として表示される。また、操作部56からのズーミングのための指示入力信号が入力されると、CPU55がレンズ駆動制御部57に制御信号を出力し、レンズ駆動制御部57の制御に基づいてレンズ群26の所定のレンズが移動される。
【0155】
操作部56からの指示入力信号により撮影が開始されると、撮影された画像信号がカメラ信号処理部51から画像処理部52に出力されて圧縮符号化処理され、所定のデータフォーマットのデジタルデータに変換される。変換されたデータはR/W54に出力され、メモリー60に書き込まれる。
【0156】
フォーカシングはCPU55からの制御信号に基づいてレンズ駆動制御部57がレンズ群26の所定のレンズを移動させることにより行われる。
【0157】
メモリー60に記録された画像データを再生する場合には、操作部56に対する操作に応じて、R/W54によってメモリー60から所定の画像データが読み出され、画像処理部52によって伸張復号化処理が行われた後に、再生画像信号が表示部53に出力されて再生画像が表示される。
【0158】
[本技術]
本技術は、以下のような構成にすることもできる。
【0159】
(1)
操作部が配置された装置本体を備え、
前記装置本体の撮影時における被写体側の端面を前面とした場合に、
撮像素子の駆動時に発生する熱を放出する放熱部が前記装置本体の前記前面より後側に位置され、
前記装置本体に前記放熱部の少なくとも一部を覆うガード部が設けられた
撮像装置。
【0160】
(2)
前記放熱部と前記撮像素子を有する素子ブロックが設けられ、
前記素子ブロックが前記装置本体に着脱可能とされた
前記(1)に記載の撮像装置。
【0161】
(3)
前記ガード部には前記素子ブロックの着脱時に前記素子ブロックが挿通される挿通孔が形成された
前記(2)に記載の撮像装置。
【0162】
(4)
前記素子ブロックが前記装置本体に取り付けられた状態において前記素子ブロックの少なくとも一部が前記挿通孔に挿入され、
前記ガード部の内周面と前記素子ブロックの外周面との間に隙間が形成された
前記(3)に記載の撮像装置。
【0163】
(5)
前記装置本体に前記放熱部から放出される熱を外部に排出する排出孔が形成された
前記(2)から前記(4)の何れかに記載の撮像装置。
【0164】
(6)
前記装置本体に複数の前記排出孔が形成され、
前記排出孔が少なくとも前記素子ブロックを挟んで反対側に位置された
前記(5)に記載の撮像装置。
【0165】
(7)
前記素子ブロックには内部に前記撮像素子を保持するホルダー部が設けられ、
前記放熱部が前記ホルダー部から離隔するに従って外形が小さくなる形状に形成された
前記(2)から前記(6)の何れかに記載の撮像装置。
【0166】
(8)
前記放熱部が環状に形成され、
前記放熱部の周方向における全体に放熱フィンが設けられた
前記(2)から前記(7)の何れかに記載の撮像装置。
【0167】
(9)
前記放熱部の外側に前記放熱部を覆う覆い部が設けられ、
前記放熱部と前記覆い部が非接触の状態で位置された
前記(2)から前記(8)の何れかに記載の撮像装置。
【0168】
(10)
交換レンズが前記素子ブロックに着脱可能とされた
前記(2)から前記(9)の何れかに記載の撮像装置。
【0169】
(11)
操作部が配置された装置本体と、
撮像素子と前記撮像素子の駆動時に発生する熱を放出する放熱部とを有する素子ブロックとを備え、
前記装置本体の撮影時における被写体側の端面を前面とした場合に、
前記放熱部が前記装置本体の前記前面より後側に位置され、
前記装置本体に前記放熱部の少なくとも一部を覆うガード部が設けられた
撮像装置。
【0170】
(12)
前記素子ブロックが前記装置本体に着脱可能とされた
前記(11)に記載の撮像装置。
【0171】
(13)
前記ガード部には前記素子ブロックの着脱時に前記素子ブロックが挿通される挿通孔が形成された
前記(11)又は前記(12)に記載の撮像装置。
【0172】
(14)
前記素子ブロックが前記装置本体に取り付けられた状態において前記素子ブロックの少なくとも一部が前記挿通孔に挿入され、
前記ガード部の内周面と前記素子ブロックの外周面との間に隙間が形成された
前記(13)に記載の撮像装置。
【0173】
(15)
前記装置本体に前記放熱部から放出される熱を外部に排出する排出孔が形成された
前記(11)から前記(14)の何れかに記載の撮像装置。
【0174】
(16)
前記装置本体に複数の前記排出孔が形成され、
前記排出孔が少なくとも前記素子ブロックを挟んで反対側に位置された
前記(15)に記載の撮像装置。
【0175】
(17)
前記素子ブロックには内部に前記撮像素子を保持するホルダー部が設けられ、
前記放熱部が前記ホルダー部から離隔するに従って外形が小さくなる形状に形成された
前記(11)から前記(16)の何れかに記載の撮像装置。
【0176】
(18)
前記放熱部が環状に形成され、
前記放熱部の周方向における全体に放熱フィンが設けられた
前記(11)から前記(17)の何れかに記載の撮像装置。
【0177】
(19)
前記放熱部の外側に前記放熱部を覆う覆い部が設けられ、
前記放熱部と前記覆い部が非接触の状態で位置された
前記(11)から前記(18)の何れかに記載の撮像装置。
【0178】
(20)
交換レンズが前記素子ブロックに着脱可能とされた
前記(11)から前記(19)の何れかに記載の撮像装置。
【0179】
(21)
操作部が配置された装置本体に着脱可能とされ、
撮像素子と前記撮像素子を保持するホルダー部と前記撮像素子の駆動時に発生する熱を放出する放熱部とを備えた
素子ブロック。
【0180】
(22)
操作部が配置された装置本体に一体に設けられ、
撮像素子と前記撮像素子を保持するホルダー部と前記撮像素子の駆動時に発生する熱を放出する放熱部とを備えた
素子ブロック。
【符号の説明】
【0181】
1…撮像装置、2…装置本体、3…素子ブロック、4…交換レンズ、6…操作部、9…ガード部、15a…挿通孔、15b…排出孔、15c…前面、17…ホルダー部、19…撮像ユニット、20…放熱部、20c…放熱フィン、22…撮像素子、24…隙間、20X…放熱部、30…覆い部、20A…放熱部、20d…放熱フィン、20B…放熱部、20e…放熱フィン、20C…放熱部、20g…放熱フィン、20D…放熱部、20h…放熱フィン、20E…放熱部、20i…放熱フィン、1A…撮像装置、2A…装置本体、9A…ガード部、1B…撮像装置、2B…装置本体、9B…ガード部、86…操作部、89…撮像素子
図1
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