(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2016-28739(P2016-28739A)
(43)【公開日】2016年3月3日
(54)【発明の名称】シャトルコック
(51)【国際特許分類】
A63B 67/19 20160101AFI20160205BHJP
【FI】
A63B67/18 E
【審査請求】有
【請求項の数】35
【出願形態】OL
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2015-204639(P2015-204639)
(22)【出願日】2015年10月16日
(62)【分割の表示】特願2012-525009(P2012-525009)の分割
【原出願日】2009年10月26日
(31)【優先権主張番号】200910044168.1
(32)【優先日】2009年8月21日
(33)【優先権主張国】CN
(71)【出願人】
【識別番号】512040347
【氏名又は名称】ダイ,ジアンリン
(74)【代理人】
【識別番号】100114775
【弁理士】
【氏名又は名称】高岡 亮一
(72)【発明者】
【氏名】ダイ,ジアンリン
(57)【要約】 (修正有)
【課題】シャトルコックの技術的性能が高く、品質が優れているような、機械化され、自動化され、標準化され、管理可能な、および産業化された製造の工程である製造工程を通してシャトルコックを提供する。
【解決手段】シャトルコックは、球頭部、羽サポート部2および任意の羽を含む。羽サポート部2および球頭部は、一体的に作られる、または、それぞれ作られた後に接続される。羽は、羽サポート部2のチューブの中へ挿入される。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
コックユニットと、羽サポート部と、一緒に接続される羽ユニットと、を含むシャトルコックであって、
前記コックユニットおよび前記羽サポート部を、一つのステップにおいて一体的に作って形成するか、別個のステップにおいて独立して作ってその後一緒に接続するかのいずれかが可能であり、
前記羽ユニットはそれぞれ、羽部材で画定される上部と、前記羽サポート部の中へ挿入されるシャフト部材で画定される底部と、を有する、
シャトルコック。
【請求項2】
成形によって作られる前記羽サポート部は、複数の羽接続部材および複数の裾補強部材を含む、請求項1に記載のシャトルコック。
【請求項3】
前記羽ユニットは、天然のガチョウの羽、アヒルの翼の初列風切羽および合成材料から選択されるグループから選択された羽で作られ、
前記羽ユニットは、内部を、外部を、または内部と外部とを補強材料で被覆された軸部をさらに有し、
前記軸部の内部を被覆するための前記補強材料は高分子ポリマーであり、前記軸部の外部を被覆するための前記補強材料は補強糊である、
請求項1に記載のシャトルコック。
【請求項4】
前記羽ユニットの前記底部の前記シャフト部材は、前記羽サポート部のそれぞれの前記羽接続部材の中へ挿入され、接着糊または魚の骨構造によって所定の位置に固定される、請求項1に記載のシャトルコック。
【請求項5】
前記コックユニットは、従来のコックであるか、またはそこへ提供される取り外し可能なキャップを有するコックである、請求項1に記載のシャトルコック。
【請求項6】
前記シャフト部材は、前記羽ユニットの長さの3分の1以下の長さである、請求項1に記載のシャトルコック。
【請求項7】
前記羽サポート部は、複数の羽接続部材を含み、
前記羽ユニットの前記シャフト部材は、それぞれ、前記羽接続部材に堅固に接続される、
請求項1に記載のシャトルコック。
【請求項8】
前記羽サポート部は、複数の羽接続部材を含み、
前記羽ユニットの前記シャフト部材は、それぞれ、前記羽接続部材に堅固に接続される、
請求項6に記載のシャトルコック。
【請求項9】
前記羽接続部材はそれぞれ管状端を有し、
前記羽ユニットの前記シャフト部材はそれぞれ、それぞれの前記羽接続部材の前記管状端に挿入されるように適合されたテーパ端を有する、
請求項7に記載のシャトルコック。
【請求項10】
前記羽接続部材はそれぞれ管状端を有し、
前記羽ユニットの前記シャフト部材はそれぞれ、それぞれの前記羽接続部材の前記管状端に挿入されるように適合されたテーパ端を有する、
請求項8に記載のシャトルコック。
【請求項11】
前記羽ユニットのそれぞれは、ちょうど39〜45mmの長さを有する天然の羽から作製される、請求項1に記載のシャトルコック。
【請求項12】
前記シャトルコックの直径の標準偏差は、0.5mmの値の範囲内に制御される、請求項1に記載のシャトルコック。
【請求項13】
前記シャトルコックの重量は、4.95〜5.05gである、請求項1に記載のシャトルコック。
【請求項14】
羽サポート部と、
前記羽サポート部の第1に提供されたコックユニットと、
前記コックユニットの第2の端に提供された複数の羽ユニットと、
を含むシャトルコックであって、前記羽ユニットのそれぞれが、39〜45mmの長さを有する天然の羽から作製される、シャトルコック。
【請求項15】
前記シャトルコックの直径の標準偏差は、0.5mmの値の範囲内に制御される、請求項14に記載のシャトルコック。
【請求項16】
前記シャトルコックの重量は、4.95〜5.05gである、請求項14に記載のシャトルコック。
【請求項17】
前記シャトルコックの重量は、4.95〜5.05gである、請求項15に記載のシャトルコック。
【請求項18】
前記羽ユニットはそれぞれ、羽部材およびシャフト部材を有し、
前記羽サポート部は複数の羽接続部材を備え、
前記羽接続部材はそれぞれ管状端を有し、
前記羽ユニットの前記シャフト部材はそれぞれ、それぞれの前記羽接続部材の前記管状端に挿入されるように適合されたテーパ端を有する、
請求項14に記載のシャトルコック。
【請求項19】
前記羽ユニットはそれぞれ、羽部材およびシャフト部材を有し、
前記羽サポート部は複数の羽接続部材を備え、
前記羽接続部材はそれぞれ管状端を有し、
前記羽ユニットの前記シャフト部材はそれぞれ、それぞれの前記羽接続部材の前記管状端に挿入されるように適合されたテーパ端を有する、
請求項16に記載のシャトルコック。
【請求項20】
前記羽ユニットはそれぞれ、羽部材およびシャフト部材を有し、
前記羽サポート部は複数の羽接続部材を備え、
前記羽接続部材はそれぞれ管状端を有し、
前記羽ユニットの前記シャフト部材はそれぞれ、それぞれの前記羽接続部材の前記管状端に挿入されるように適合されたテーパ端を有する、
請求項18に記載のシャトルコック。
【請求項21】
シャトルコックの製造方法であって、
(a)複数の羽ユニットを提供する工程であって、前記羽ユニットがそれぞれ、羽部材で画定される上部と、前記羽ユニットの長さの3分の1以下の長さであるシャフト部材で画定される底部と、を有する、提供する工程と、
(b)前記羽ユニットの前記シャフト部材をそれぞれ羽サポート部の複数の羽接続部材に挿入する工程と、
(c)前記羽サポート部をコックユニットに配置してシャトルコックを形成する工程と、
を含む方法。
【請求項22】
複数の羽接続部材および複数の裾補強部材を提供するように成形によって前記羽サポート部を作製する工程を工程(c)がさらに含む、請求項21に記載の方法。
【請求項23】
前記羽ユニットは、天然のガチョウの羽、アヒルの翼の初列風切羽および合成材料から選択されるグループから選択された羽で作られ、
前記羽ユニットは、内部を、外部を、または内部と外部とを補強材料で被覆された軸部をさらに有し、
前記軸部の内部を被覆するための前記補強材料は高分子ポリマーであり、前記軸部の外部を被覆するための前記補強材料は補強糊である、
請求項21に記載の方法。
【請求項24】
前記羽ユニットの前記底部の前記シャフト部材は、接着糊または魚の骨構造によって、前記羽サポート部のそれぞれの前記羽接続部材内の所定の位置に固定される、請求項21に記載の方法。
【請求項25】
前記コックユニットは、従来のコックであるか、またはそこへ提供される取り外し可能なキャップを有するコックである、請求項21に記載の方法。
【請求項26】
前記羽接続部材はそれぞれ管状端を有し、
前記羽ユニットの前記シャフト部材はそれぞれ、それぞれの前記羽接続部材の前記管状端に挿入されるように適合されたテーパ端を有する、
請求項21に記載の方法。
【請求項27】
前記羽ユニットのそれぞれは、ちょうど39〜45mmの長さを有する天然の羽から作製される、請求項21に記載の方法。
【請求項28】
前記シャトルコックの直径の標準偏差は、0.5mmの値の範囲内に制御される、請求項21に記載の方法。
【請求項29】
前記シャトルコックの重量は、4.95〜5.05gである、請求項21に記載の方法。
【請求項30】
シャトルコックの製造方法であって、
(a)複数の羽ユニットを提供する工程であって、前記羽ユニットがそれぞれ、羽部材で画定される上部と、シャフト部材で画定される底部と、を有し、前記羽ユニットのそれぞれが、39〜45mmの長さを有する天然の羽から作製される、提供する工程と、
(b)前記羽ユニットの前記シャフト部材をそれぞれ羽サポート部の複数の羽接続部材に挿入する工程と、
(c)前記羽サポート部をコックユニットに配置してシャトルコックを形成する工程と、
を含む方法。
【請求項31】
前記シャトルコックの直径の標準偏差は、0.5mmの値の範囲内に制御される、請求項30に記載の方法。
【請求項32】
前記シャトルコックの重量は、4.95〜5.05gである、請求項30に記載の方法。
【請求項33】
前記シャトルコックの重量は、4.95〜5.05gである、請求項31に記載の方法。
【請求項34】
前記羽接続部材はそれぞれ管状端を有し、
前記羽ユニットの前記シャフト部材はそれぞれ、それぞれの前記羽接続部材の前記管状端に挿入されるように適合されたテーパ端を有する、
請求項30に記載の方法。
【請求項35】
前記羽接続部材はそれぞれ管状端を有し、
前記羽ユニットの前記シャフト部材はそれぞれ、それぞれの前記羽接続部材の前記管状端に挿入されるように適合されたテーパ端を有する、
請求項33に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、スポーツの品物、より具体的には、シャトルコックに関する。
【背景技術】
【0002】
従来のシャトルコックは、天然の羽がコックの上に立てられる手作りの製造工程を含み、底部分は、そこで、加熱および乾燥される糊でコーティングされ、羽の軸は、二重の糸で編まれて、糊の層で適用され、加熱および乾燥した後、所定の場所に固定される。従来のシャトルコックのこの種の欠点は、以下の通りである。
【0003】
第一に、全体の工程は、約20日と、時間の消費および多くの労働力を要する多くのステップを必要とする。したがって、労働のコストが高くなる。
【0004】
第二に、天然の羽は、形状に大きなバラつきがある。重量、シャフトのテーパ端の角度、およびそれぞれ特有の羽の厚さは、お互いに異なっているので、それらの重心は、重複して、同心円状に作られることができない。したがって、その厚さに補足的な湾曲を有しているシャトルコックを作ることは、とても難しい。
【0005】
第三に、手作りの工程である、従来のシャトルコックの製造の工程は、任意の二つの特有の羽の二つのテーパ端の間の間隔が、標準化されておらず、糸の階層が、厳密に平行ではない、厳密で共通の標準の下で標準化することが難しい。生産としてのシャトルコックは、低い整合性を有しており、その品質は、シャトルコックの技術的機能が、悪い影響を与えることを制限することができない。
【発明の概要】
【0006】
したがって、本発明は、以下の問題に解決法を提供している。上記の技術的な問題を解決するために、本発明は、それぞれの特有の羽の軸の重量および厚さ、およびそれぞれの特有の羽のシャフトのテーパ端が、標準化され、さらに、真円度の階層が高く、重心が、シャトルコックの中心軸で重複し同心であり、それによって、シャトルコックの仕様が正確に続き、シャトルコックの技術的性能が高く、品質が優れているような、機械化され、自動化され、標準化され、管理可能な、および産業化された製造の工程である製造工程を通してシャトルコックを提供する。
【0007】
本発明のさらなる利点および特徴は、以下の説明から明らかになり、添付の請求項において特有の指摘の手段および組み合わせの方法によって理解されてもよい。
【0008】
本発明によれば、前述および他の目的および利点は、コックユニット、羽サポート部、および互いを接続する羽ユニットを含むシャトルコックによって達成される。ここで、コックユニットおよび羽サポート部は、一つのステップで一体的に形成されることができる。または、コックユニットおよび羽サポート部は、コックユニットおよび羽サポート部が別々のステップで作られた後、互いに繋がれて、そこで、羽ユニットは、羽サポート部の中へ挿入される。
【0009】
上述の実施形態によれば、羽サポート部は、成形によって作られ、複数の羽接続部材および複数の裾補強部材を含む。
【0010】
上述の実施形態によれば、羽ユニットは、天然のガチョウの羽、アヒルの翼の初列風切羽、または合成材料であって、羽ユニットは、羽部材を画定する上部分およびシャフト部材を画定する底部分を有する。
【0011】
上述の実施形態によれば、それぞれの特有の羽ユニットの羽サポート部の羽接続部材は、糊の等量を注入される、または、魚の骨構造を有するよう成形される。羽ユニットの底部分のシャフト部材は、羽サポート部の羽接続部材へ挿入され、接着糊または魚の骨構造によって所定の場所に固定される。
【0012】
上述の実施形態によれば、コックユニットは、従来のコックまたは取り外し可能なキャップを有するコックであってよく、それによって、シャトルコックの重量または等級は、人々に異なる選択肢を提供するよう適合される。したがって、シャトルコックは、コックユニットが保護されて、その弾性が維持されている間、屋内施設および屋外スポーツ施設での使用に対して適切である。
【0013】
上述の実施形態によれば、羽ユニットは、羽ユニットの軸部分が、内部、外部、または内部と外部とを補強材で覆われた、適合した天然の羽または合成材料で作られており、軸部分の内部を覆うための補強材は、高分子ポリマーであり、軸部分の外部を覆うための補強材は、補強糊であり、それによって、羽ユニットの剛性は、増加し、シャトルコックの打撃インパクト時の破壊の問題は、解決される。
【0014】
従来技術と比べて、本発明は、以下の特徴および改良を有する。
【0015】
1.構造:従来のシャトルコックは、羽ユニットおよびコックだけで構成されるが、本発明は、コックユニット、羽ユニット、および羽サポート部を含む。
【0016】
2.主な材料:従来のシャトルコックの羽は、75〜78mmの長さでなければならない天然のガチョウおよびアヒルの翼のより大きな部分から作られる。したがって、それぞれの特有のより大きい羽は、羽ユニットのために一つの羽部材を生成するためだけに押し付けられてよく、1羽のガチョウの全ての羽は、シャトルコックの0.8ユニットしか作ることができない。しかしながら、本発明は、約39〜45mmの長さを有する天然のガチョウおよびアヒルの翼の両方から羽を利用してもよく、そのそれぞれの特有の羽は、羽ユニットのための二つの羽部材を生成するために作られてよい。本発明の羽は、また、合成材料で作られてもよい。
【0017】
3.製造工程:従来のシャトルコックに対して、工程は、羽を仕立てること、コックの上に羽を植えること、羽の高さ、角度、および位置を調整すること、糊を注入すること、加熱および乾燥すること、羽の軸へ二重に装着された裏地を提供すること、縛ること、コイルの位置を調整すること、裏地のスレッドへ糊を塗布すること、加熱および乾燥すること、構造および位置を維持すること、検査を実施すること、および梱包すること、を含む。それは、本当に複雑である。
【0018】
本発明によると、製造工程は、羽を仕立てることまたは人工の羽を製造すること、羽を成形された羽サポート部の中に挿入すること、コックユニットの中へ羽サポート部を配置すること、3分間位置を固定すること、および梱包すること、を単に含む。工程は、単純であり、信頼性がある。
【0019】
4.時間効率:従来のシャトルコックの製造工程は、20日を必要とするが、本発明のシャトルコックの製造工程は、30分以上を必要としない。
【0020】
5.労働の有効性:40億の量のシャトルコックの世界的な生産に基づいて、従来の製造工程は、50万人の労働者を必要としているが、本発明の製造工程は、機械化され、自動化されているので、必要な労働者は、9千人だけである。
【0021】
6.製造工程および基準:従来のシャトルコックは、主に手作りであり、真に労働集約的であり、機械で補っている。したがって、標準化された特定の要件を有する厳しい規格を達成することは、難しく、生産の規模は小さく、生産場所は中央集中型ではなく、管理の難易度は高い。本発明のシャトルコックの製造工程は、機械化、自動化、標準化、および工業化されている。
【0023】
(1)一貫性:従来のシャトルコックにおいて、天然の羽のそれぞれ特有の羽は、互いに異なっており、それらの重心は、重複および同心ではなく、最も薄い端部と最も厚い端部との割合であり、それらの厚さは異なっている。本発明において、羽のそれぞれ特有の組は、所定の重量を有しており、それらの重心は、シャトルコックの中心軸で重複し同心であり、それぞれ特有の羽の厚さは、その短縮した長さに起因して同様に一致して作られることができる。
【0024】
(2)真円度:従来のシャトルコックのそれぞれ特有の羽のテーパ端部は、真円度において、より大きなバラつきを有しているが、本発明のシャトルコックのそれぞれ特有のテーパ端部は、真円度において、バラつきは少ない。
【0025】
(3)シャトルコックの直径‐真向いの位置にある2つの羽の2つのテーパ端部の距離:従来のシャトルコックは、固有の直径を保証することができず、最大の標準偏差は、約1.5mmである。本発明のシャトルコックの直径の標準偏差は、0.5mmの値の範囲内で制御することができる。
【0026】
(4)シャトルコックの重量制御:従来のシャトルコックの重量の生産要件が約5.0gであれば、実際の重量は、約4.7〜5.3gである。本発明のシャトルコックの重量の生産要件が約5.0gであれば、その実際の重量は、約4.95〜5.05gである。その偏差はとても低い。
【0027】
(5)シャトルコックの安定性:従来のシャトルコックの品質を制御することは、とても難しく、検査は、手動の検査および判定を含む。本発明によれば、シャトルコックは、高い安定性の工業工程によって生産され、検査のステップを省略することができる。
【0028】
(6)飛行速度および落下位置:従来のシャトルコックに対して、飛行速度および落下位置は、手動または機械の検査なしで決定することはできない。本発明によれば、各ロットの飛行速度および落下位置は、同じであり、検査のステップは、省略することができる。
【0029】
したがって、本発明のシャトルコックの製造工程は、重量、厚さ、テーパ端部の角度および真円度に関する標準的な生産要件に合うシャトルコックを保証し、単純であり、信頼性があり、機械化され、自動化され、標準化され、工業化された工程であり、シャトルコックの重心は、シャトルコックの中心軸で重複し同心に作られることができ、飛行速度および落下位置は、標準化できる。言い換えれば、シャトルコックの仕様は、精密であり、シャトルコックの製品の品質および技術的性能を大きく向上させる。
【0030】
さらなる目的および利点は、以下の説明および図面を考慮することから明らかになるだろう。
【0031】
本発明のこれらおよび他の目的、機能、および利点は、以下の詳細の説明、添付の図面、および添付の請求項から明らかになるだろう。
【図面の簡単な説明】
【0032】
【
図1】本発明の好適な実施形態に係るシャトルコックを示す図である。
【
図2】上記本発明の好適な実施形態に係るシャトルコックの上面図である。
【
図3】上記本発明の好適な実施形態に係るシャトルコックの羽サポート部を示す図である。
【
図5】上記本発明の好適な実施形態に係るシャトルコックの羽を示す図である。
【
図6】上記本発明の好適な実施形態に係るシャトルコックのコックユニットを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0033】
図面を参照すると、本発明の好適な実施形態に係るシャトルコックは、コックユニット1、羽サポート部2および互いに接続される羽ユニット3を含み、コックユニット1および羽サポート部2は、一つの単一ステップで一体に作られ形成されることができ、または、コックユニットおよび羽サポート部は、独立してそれぞれ別々のステップで作られ、その後、一緒に接続することもできる。次に、羽ユニット3は、羽サポート部2の中へ挿入される。成形により作られた、羽サポート部2は、複数の羽接続部材4および複数の裾補強部材5を含む。
【0034】
羽ユニット3は、天然のガチョウの羽、アヒルの翼の初列風切羽または合成材料で作られ、羽ユニット3は、羽部材で画定される上部およびシャフト部材で画定される底部を有する。
【0035】
羽ユニット3の底部のシャフト部材は、羽サポート部の羽接続部材へ挿入され、接着または魚の骨構造によって所定の位置に固定される。
【0036】
コックユニットは、コックユニットを保護し、弾性を維持し、重量および等級調整ができる、その上に提供される取り外し可能なキャップをさらに含んでもよく、したがって、異なる環境および気象条件の下でそのアプリケーションに合わせて人々へ選択肢を提供する。
【0037】
さらに、羽ユニットの軸部は、内部、外部または内部と外部との両方を補強材料で被覆することができる。軸部の内部を被覆するための補強材料は、高分子ポリマーであり、軸部の外部を被覆するための補強材料は、補強糊である。これにより、シャトルコックの寿命および耐久性を増やすために、シャトルコックが打撃およびインパクトを受ける時、破壊を防ぐ。
【0038】
図面および上記説明に示されるように本発明の実施形態は、一例であり、限定することを意図するのではないということを当業者は理解するだろう。
【0039】
したがって、本発明の目的は、十分におよび効果的に達成されたことが分かるだろう。実施形態は、本発明の機能的および構造的原理を示す目的のために示されて説明されてきて、そのような原理から逸脱することなしに変更される。したがって、この発明は、以下の請求項の精神および範囲内に含まれるすべての修正を含む。