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特開2016-41768イオンチャネルモジュレーターとしての縮合複素環式化合物
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2016-41768(P2016-41768A)
(43)【公開日】2016年3月31日
(54)【発明の名称】イオンチャネルモジュレーターとしての縮合複素環式化合物
(51)【国際特許分類】
   C07D 243/14 20060101AFI20160304BHJP
   A61K 31/5513 20060101ALI20160304BHJP
   A61K 31/553 20060101ALI20160304BHJP
   A61K 31/554 20060101ALI20160304BHJP
   A61P 3/10 20060101ALI20160304BHJP
   A61P 9/04 20060101ALI20160304BHJP
   A61P 9/06 20060101ALI20160304BHJP
   A61P 9/10 20060101ALI20160304BHJP
   A61P 9/12 20060101ALI20160304BHJP
   A61P 25/00 20060101ALI20160304BHJP
   A61P 25/04 20060101ALI20160304BHJP
   A61P 25/06 20060101ALI20160304BHJP
   A61P 25/08 20060101ALI20160304BHJP
   C07D 267/14 20060101ALI20160304BHJP
   C07D 291/08 20060101ALI20160304BHJP
   C07D 403/06 20060101ALI20160304BHJP
   C07D 413/06 20060101ALI20160304BHJP
   C07D 413/12 20060101ALI20160304BHJP
   C07D 413/14 20060101ALI20160304BHJP
   C07D 419/06 20060101ALI20160304BHJP
   C07D 471/04 20060101ALI20160304BHJP
   C07D 487/04 20060101ALI20160304BHJP
   C07D 498/04 20060101ALI20160304BHJP
【FI】
   C07D243/14CSP
   A61K31/5513
   A61K31/553
   A61K31/554
   A61P3/10
   A61P9/04
   A61P9/06
   A61P9/10
   A61P9/12
   A61P25/00
   A61P25/04
   A61P25/06
   A61P25/08
   C07D267/14
   C07D291/08
   C07D403/06
   C07D413/06
   C07D413/12
   C07D413/14
   C07D419/06
   C07D471/04 108A
   C07D487/04 144
   C07D498/04 116
【審査請求】有
【請求項の数】1
【出願形態】OL
【外国語出願】
【全頁数】424
(21)【出願番号】特願2015-255906(P2015-255906)
(22)【出願日】2015年12月28日
(62)【分割の表示】特願2014-519190(P2014-519190)の分割
【原出願日】2012年6月29日
(31)【優先権主張番号】61/503,980
(32)【優先日】2011年7月1日
(33)【優先権主張国】US
(31)【優先権主張番号】61/582,160
(32)【優先日】2011年12月30日
(33)【優先権主張国】US
(71)【出願人】
【識別番号】500029420
【氏名又は名称】ギリアード サイエンシーズ, インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100078282
【弁理士】
【氏名又は名称】山本 秀策
(74)【代理人】
【識別番号】100113413
【弁理士】
【氏名又は名称】森下 夏樹
(72)【発明者】
【氏名】ブリトン ケネス コーキー
(72)【発明者】
【氏名】エルファティー エルゼイン
(72)【発明者】
【氏名】チアン ロバート エイチ.
(72)【発明者】
【氏名】ラオ ブイ. カーラ
(72)【発明者】
【氏名】ドミトリー コルタン
(72)【発明者】
【氏名】リー シャオフェン
(72)【発明者】
【氏名】ルーベン マルティネス
(72)【発明者】
【氏名】エリック キュー. パークヒル
(72)【発明者】
【氏名】タオ ペリー
(72)【発明者】
【氏名】ジェフ ザブロッキ
(72)【発明者】
【氏名】チャンドラセカール ベンカタラマニ
(72)【発明者】
【氏名】ミカエル グラウプ
(72)【発明者】
【氏名】フアン ゲレロ
【テーマコード(参考)】
4C050
4C056
4C063
4C065
4C072
4C086
【Fターム(参考)】
4C050AA01
4C050BB05
4C050CC08
4C050EE03
4C050FF10
4C050GG01
4C050HH04
4C056AA03
4C056AB02
4C056AC03
4C056AD03
4C056AE03
4C056AF01
4C063AA01
4C063AA03
4C063BB01
4C063BB03
4C063BB08
4C063CC57
4C063CC68
4C063CC82
4C063CC92
4C063DD02
4C063DD03
4C063DD12
4C063DD14
4C063DD22
4C063DD25
4C063DD29
4C063DD34
4C063DD41
4C063DD42
4C063DD51
4C063DD52
4C063DD57
4C063DD58
4C063EE01
4C065AA03
4C065BB04
4C065CC01
4C065DD02
4C065EE02
4C065HH01
4C065JJ01
4C065KK05
4C065LL00
4C065PP16
4C065QQ05
4C072AA01
4C072BB02
4C072CC01
4C072CC02
4C072CC11
4C072EE09
4C072FF03
4C072FF07
4C072FF08
4C072GG07
4C072GG08
4C072HH02
4C086AA01
4C086AA02
4C086AA03
4C086BC56
4C086BC75
4C086BC92
4C086CB05
4C086CB22
4C086GA02
4C086GA04
4C086GA07
4C086GA08
4C086GA09
4C086GA12
4C086MA01
4C086MA04
4C086NA14
4C086ZA01
4C086ZA06
4C086ZA08
4C086ZA38
4C086ZA40
4C086ZA42
4C086ZC35
(57)【要約】
【課題】ナトリウムチャネルインヒビターを提供すること。
【解決手段】本開示は、ナトリウムチャネルインヒビターである化合物、ならびに心臓血管疾患および糖尿病が挙げられる種々の疾患状態の処置におけるこれらの化合物の使用に関する。特定の実施形態において、これらの化合物の構造は、式I:
[この文献は図面を表示できません]

により与えられ、式Iにおいて、Z、Z、Z、Z、X、Y、R、RおよびRは、本明細書中に記載されるとおりである。本開示はまた、これらの化合物の調製方法および使用方法、ならびにこれらの化合物を含有する薬学的組成物に関する。
【選択図】なし
【特許請求の範囲】
【請求項1】
明細書中に記載の発明。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の引用)
本願は、米国特許法第119条第(e)項のもとで、米国仮出願番号61/503,980(2011年7月1日出願)、および同61/582,160(2011年12月30日出願)に対する優先権を主張する。これらの米国仮出願の両方の全体は、本明細書中に参考として援用される。
【0002】
(分野)
本開示は、新規化合物、ならびに種々の疾患(心臓血管疾患および糖尿病が挙げられる)の処置におけるそれらの使用に関する。本開示はまた、これらの化合物を調製する方法、およびこのような化合物を含有する薬学的組成物に関する。
【背景技術】
【0003】
(背景)
遅延ナトリウム電流(INaL)は、心筋細胞およびニューロンの速いNa+電流の持続される成分である。多くの一般的な神経学的状態および心臓の状態は、異常な(INaL)増強に関連し、これは、哺乳動物における電気的機能不全と収縮性(contactile)の機能不全との両方の病因に寄与する。例えば、非特許文献1を参照のこと。従って、哺乳動物において(INaL)を選択的に阻害する化合物は、このような疾患状態を処置する際に有用である。
【0004】
(INaL)の選択的インヒビターの1つの例は、RANEXA(登録商標)であり、これは、慢性安定狭心症の胸の処置についてFDAにより認可された化合物である。RANEXA(登録商標)はまた、種々の心臓血管疾患(虚血再潅流傷害、不整脈および不安定狭心症が挙げられる)の処置、ならびにまた糖尿病の処置のために有用であることが示されている。哺乳動物において(INaL)を選択的に阻害し、そして心臓ナトリウムチャネルのピークINa阻害に対してRANEXA(登録商標)と類似であるかまたは改善された選択性を有する新規化合物を提供することが、望ましい。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0005】
【非特許文献1】「Pathophysiology and Pharmacology of the Cardiac ”Late Sodium Current”」,Pharmacology and Therapeutics 119(2008)326−339
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0006】
(要旨)
従って、本開示の代表的な実施形態は、遅延ナトリウムチャネル遮断薬として機能する新規化合物を提供する。1つの実施形態において、本開示は、式I:
【0007】
【化1】
[この文献は図面を表示できません]
【0008】
の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、エステル、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは互変異性体を提供し、式Iにおいて:
およびZは各々独立して、CRおよびNからなる群より選択され;
およびZは各々独立して、CR、C−Q−RおよびNからなる群より選択され、ただし、ZおよびZのうちの一方はC−Q−Rであり、そしてZおよびZのうちの他方はCRまたはNであり、さらに、Z、ZおよびZのうちの1つのみがNであり;
Xは、−O−または−NR−であり;
Yは、−C(O)−、−C(R11−または−S(O)−であり;
Qは、共有結合、−O−C0〜2アルキレン、−NR11−C0〜2アルキレン、Cアルキレン、CアルケニレンまたはCアルキニレンであり;
は、アリール、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールであり;
ここでこのアリール、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、独立してハロ、−NO、−CN、−SF、−Si(CH、−O−R20、−S−R20、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−N(R20)(R22)、−C(O)−N(R20)(R22)、−N(R20)−C(O)−R22、−N(R20)−C(O)−OR22、−N(R20)−S(O)−R26、−S(O)−R20、−O−S(O)−R20、−S(O)−N(R20)(R22)、C1〜6アルキル、C2〜4アルケニル、C2〜4アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールおよびヘテロシクリルからなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;そして
ここでこのC1〜6アルキル、C2〜4アルケニル、C2〜4アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルは、独立してハロ、−NO、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、C1〜6アルキル、C1〜3ハロアルキル、シクロアルキル、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;
は、−C1〜6アルキレン−R、−L−R、−L−C1〜6アルキレン−R、−C1〜6アルキレン−L−Rまたは−C1〜6アルキレン−L−C1〜6アルキレン−Rであり;
ここで各−C1〜6アルキレンは、独立してC2〜4アルキニル、ハロ、−NO、−CN、−O−R20、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR26、−C(O)−N(R20)(R22)、−N(R20)−S(O)−R20、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルからなる群より選択される1個の置換基によって必要に応じて置換されており;そして
ここでこのシクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルは、独立してC1〜6アルキル、C2〜4アルキニル、ハロ、−NO、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;
Lは、−O−、−S−、−C(O)−、−NHS(O)−、−S(O)NH−、−C(O)NH−、または−NHC(O)−であり;ただし Yが−C(R11−である場合、Rは、−L−R、−L−C1〜6アルキレン−R、−C1〜6アルキレン−L−Rまたは−C1〜6アルキレン−L−C1〜6アルキレン−Rであり、そしてLは−C(O)−ではなく;そして
が−L−Rまたは−L−C1〜6アルキレン−Rである場合、Lは、−O−でも、−S−でも、−NHS(O)−でも−NHC(O)−でもなく;
各Rは独立して、水素、ジュウテリウム、C1〜6アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルであり;
ここでこのC1〜6アルキルは、独立してハロ、−NO、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;
ここでこのシクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、独立してハロ、−NO、C1〜6アルキル、アラルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されており;そして
ここでこのC1〜6アルキル、アラルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、独立してハロ、−NO、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されているか;
あるいはYが−C(O)−である場合、Rの一方とRとは、これらが結合している原子と一緒になって、ヘテロシクリルを形成し得;
ここでこのヘテロシクリルは、独立してC1〜6アルキル、−O−R20、−N(R20)(R22)、−N(R20)−C(O)−OR20および−C(O)−OR20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;そして
ここでこのC1〜6アルキルは、独立してハロおよびヘテロアリールからなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;
各Rは独立して、水素、ジュウテリウム、C1〜6アルキル、−C(O)−OR26、−C(O)−N(R26)(R26)、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルであり;
ここでこのC1〜6アルキルは、独立してハロ、−NO、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;
ここでこのシクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、独立してハロ、−NO、C1〜6アルキル、アラルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されており;そして
ここでこのC1〜6アルキル、アラルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリールは、独立してヒドロキシル、ハロ、−NO、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されているか;
あるいは2個のRまたは2個のRは、これらが結合している炭素原子と一緒になって、オキソを形成し;
は、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルであり;
ここでこのシクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルは、独立してC1〜6アルキル、C2〜4アルキニル、ハロ、−NO、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−N(R20)−S(O)−R20、−N(R20)−C(O)−R22、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CN、オキソおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;
ここでこのC1〜6アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、独立してハロ、−NO、C1〜6アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されており;そして
ここでこのC1〜6アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、独立してハロ、アリール、−NO、−CF、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CN、−S(O)−R20および−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されており;
は、水素、C1〜6アルキルまたはシクロアルキルであり;
ここでこのC1〜6アルキルは、独立してハロ、−NO、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;
は、水素、ハロ、−O−R20またはC1〜6アルキルであり;
11は、水素またはC1〜4アルキルであり;
20およびR22は、各例において、独立して、水素、C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリールからなる群より選択され;
ここでこのC1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリールは、独立してヒドロキシル、ハロ、C1〜4アルキル、アシルアミノ、オキソ、−NO、−S(O)26、−CN、C1〜3アルコキシ、−CF、−OCF、−OCHCF、−C(O)−NH、アリール、シクロアルキルおよびヘテロアリールからなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;そして
ここでこのヘテロアリールは、C1〜4アルキルまたはシクロアルキルで必要に応じてさらに置換されているか;あるいは
20とR22とが共通の窒素原子に結合している場合、R20とR22は結合して、複素環式環またはヘテロアリール環を形成し得、この複素環式環またはヘテロアリール環は次いで、独立してヒドロキシル、ハロ、C1〜4アルキル、アラルキル、アリールオキシ、アラルキルオキシ、アシルアミノ、−NO、−S(O)26、−CN、C1〜3アルコキシ、−CF、−OCF、アリール、ヘテロアリールおよびシクロアルキルからなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;そして
各R26は独立して、水素、C1〜4アルキル、アリールおよびシクロアルキルからなる群より選択され;
ここでこのC1〜4アルキル、アリールおよびシクロアルキルは、独立してヒドロキシル、ハロ、C1〜4アルコキシ、−CFおよび−OCFからなる群より選択される1個〜3個の置換基でさらに置換され得;
ただし、Yが−C(O)−であり、Xが−O−であり、各Rが水素であり、RおよびRが、これらが結合している原子と一緒になって、tert−ブトキシカルボニルで必要に応じて置換されているピペラジンを形成しており、かつQが結合である場合、Rは、非置換のフェニルでもモルホリニルでもなく;そしてYが−S(O)−であり、Xが−O−であり、Rがベンジルであり、各Rが水素であり、ZがC−Q−Rであり、Qが結合であり、かつRがアリールまたはヘテロアリールである場合、両方のRは水素である。
【0009】
特定の実施形態において、本開示は、式IA:
【0010】
【化2】
[この文献は図面を表示できません]
【0011】
の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、エステル、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは互変異性体を提供し、式IAにおいて:
Cyは、アリール、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールであり;
Qは、共有結合、−O−C0〜2アルキレン、−NR11−C0〜2アルキレン、Cアルキレン、CアルケニレンまたはCアルキニレンであり;
mは、0、1、2または3であり;
nは、0、1、2、3、4または5であり;
各R10は独立して、ハロ、−NO、−CN、−SF、−Si(CH、−O−R20、−S−R20、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−N(R20)(R22)、−C(O)−N(R20)(R22)、−N(R20)−C(O)−R22、−N(R20)−C(O)−OR22、−N(R20)−S(O)−R26、−S(O)−R20、−O−S(O)−R20、−S(O)−N(R20)(R22)、C1〜6アルキル、C2〜4アルケニル、C2〜4アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールおよびヘテロシクリルからなる群より選択され;そして
ここでこのC1〜6アルキル、C2〜4アルケニル、C2〜4アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルは、独立してハロ、−NO、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、C1〜6アルキル、C1〜3ハロアルキル、シクロアルキル、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;
は、−C1〜6アルキレン−R、−L−R、−L−C1〜6アルキレン−R、−C1〜6アルキレン−L−Rまたは−C1〜6アルキレン−L−C1〜6アルキレン−Rであり;
ここで各−C1〜6アルキレンは、独立してC2〜4アルキニル、ハロ、−NO、−CN、−O−R20、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR26、−C(O)−N(R20)(R22)、−N(R20)−S(O)−R20、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルからなる群より選択される1個の置換基によって必要に応じて置換されており;そして
ここでこのシクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルは、独立してC1〜6アルキル、C2〜4アルキニル、ハロ、−NO、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;
Lは、−O−、−S−、−C(O)−、−NHS(O)−、−S(O)NH−、−C(O)NH−または−NHC(O)−であり;ただし、Rが−L−Rまたは−L−C1〜6アルキレン−Rである場合、Lは、−O−でも、−S−でも、−NHS(O)−でも−NHC(O)−でもなく;そして
各Rは独立して、水素、ジュウテリウム、C1〜6アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルであり;
ここでこのC1〜6アルキルは、独立してハロ、−NO、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;
ここでこのシクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、独立してハロ、−NO、C1〜6アルキル、アラルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されており;そして
ここでこのC1〜6アルキル、アラルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、独立してハロ、−NO、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されているか;
あるいはRの一方とRとは、これらが結合している原子と一緒になって、ヘテロシクリルを形成し得;
ここでこのヘテロシクリルは、独立してC1〜6アルキル、−O−R20、−N(R20)(R22)、−N(R20)−C(O)−OR20および−C(O)−OR20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;そして
ここでこのC1〜6アルキルは、独立してハロおよびヘテロアリールからなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;
各Rは独立して、水素、ジュウテリウム、C1〜6アルキル、−C(O)−OR26、−C(O)−N(R26)(R26)、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルであり;
ここでこのC1〜6アルキルは、独立してハロ、−NO、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;
ここでこのシクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、独立してハロ、−NO、C1〜6アルキル、アラルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されており;そして
ここでこのC1〜6アルキル、アラルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリールは、独立してヒドロキシル、ハロ、−NO、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されており;
は、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルであり;
ここでこのシクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルは、独立してC1〜6アルキル、C2〜4アルキニル、ハロ、−NO、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−N(R20)−S(O)−R20、−N(R20)−C(O)−R22、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CN、オキソおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;
ここでこのC1〜6アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、独立してハロ、−NO、C1〜6アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されており;そして
ここでこのC1〜6アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、独立してハロ、アリール、−NO、−CF、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CN、−S(O)−R20および−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されており;
17は、ハロ、−O−R20またはC1〜6アルキルであり;
20およびR22は、各例において、独立して、水素、C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリールからなる群より選択され;
ここでこのC1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリールは、独立してヒドロキシル、ハロ、C1〜4アルキル、アシルアミノ、オキソ、−NO、−S(O)26、−CN、C1〜3アルコキシ、−CF、−OCF、−OCHCF、−C(O)−NH、アリール、シクロアルキルおよびヘテロアリールからなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;そして
ここでこのヘテロアリールは、C1〜4アルキルまたはシクロアルキルで必要に応じてさらに置換されているか;あるいは
20とR22とが共通の窒素原子に結合している場合、R20とR22は結合して、複素環式環またはヘテロアリール環を形成し得、この複素環式環またはヘテロアリール環は次いで、独立してヒドロキシル、ハロ、C1〜4アルキル、アラルキル、アリールオキシ、アラルキルオキシ、アシルアミノ、−NO、−S(O)26、−CN、C1〜3アルコキシ、−CF、−OCF、アリール、ヘテロアリールおよびシクロアルキルからなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;そして
各R26は独立して、水素、C1〜4アルキル、アリールおよびシクロアルキルからなる群より選択され;
ここでこのC1〜4アルキル、アリールおよびシクロアルキルは、独立してヒドロキシル、ハロ、C1〜4アルコキシ、−CFおよび−OCFからなる群より選択される1個〜3個の置換基でさらに置換され得;
ただし、各Rが水素であり、RおよびRが、これらが結合している原子と一緒になって、tert−ブトキシカルボニルで必要に応じて置換されたピペラジンを形成しており、Qが結合であり、かつCyがフェニルまたはモルホリニルである場合、nは、1、2、3、4または5である。
【0012】
いくつかの実施形態は、哺乳動物において、遅延ナトリウムチャネル遮断薬による処置が可能である疾患または状態の処置において、式I、IA、IB、II、IIA、IIB、III、IIIA、IV、V、VI、VIII、VIIIA、IX、X、XIIもしくはXIII、または本明細書中全体に記載されるさらなる式の化合物を使用する方法を提供する。このような疾患としては、心房および心室の不整脈、心不全(うっ血性心不全、拡張期心不全、収縮期心不全、急性心不全が挙げられる)、プリンズメタル型(異型)狭心症、安定狭心症および不安定狭心症、運動誘発性狭心症、うっ血性心疾患、虚血、再発性虚血、再潅流傷害、心筋梗塞、急性冠状動脈症候群、末梢動脈疾患、ならびに間欠性跛行などの心臓血管疾患が挙げられる。このような疾患としてはまた、糖尿病および糖尿病に関連する状態(例えば、糖尿病性末梢神経障害)が挙げられ得る。このような疾患としてはまた、筋神経系に影響を与え、神経因性疼痛、癲癇、または麻痺をもたらす状態が挙げられ得る。従って、本開示の化合物ならびにそれらの薬学的に受容可能な塩、エステル、立体異性体、立体異性体の混合物および/または互変異性形態は、上記疾患の処置のための医薬として潜在的に有用ことが想定される。
【0013】
特定の実施形態において、本開示は、治療有効量の本開示の化合物(例えば、式Iまたは本明細書中全体に記載されるさらなる式の化合物)および少なくとも1種の薬学的に受容可能な賦形剤を含有する、薬学的組成物を提供する。
【0014】
特定の実施形態において、この化合物は:
4−((3−メチルオキセタン−3−イル)メチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−1);
4−(2−(ピロリジン−1−イル)エチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−3);
4−((5−シクロブチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)メチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−4);
4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−6−イル)メチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−5);
4−(キノリン−2−イルメチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−7);
(R)−2−(ピリミジン−2−イルメチル)−8−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−3,4,12,12a−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[f]ピラジノ[2,1−c][1,4]オキサゼピン−6(2H)−オン (II−8);
4−(シクロプロピルメチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−10);
(S)−3−メチル−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−7−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−12);
(R)−3−メチル−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−7−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−13);
6−((5−オキソ−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−2,3−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−4(5H)−イル)メチル)ピコリノニトリル (II−14);
7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−4−((6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)メチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−15);
7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−4−((6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)メチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−16);
4−((6−メチルピリジン−2−イル)メチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−17);
(2R,11aS)−2−アミノ−7−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−2,3,11,11a−テトラヒドロベンゾ[f]ピロロ[2,1−c][1,4]オキサゼピン−5(1H)−オン (II−21);
(R)−2−(2,2−ジフルオロエチル)−8−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−3,4,12,12a−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[f]ピラジノ[2,1−c][1,4]オキサゼピン−6(2H)−オン (II−22);
(R)−2−エチル−8−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−3,4,12,12a−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[f]ピラジノ[2,1−c][1,4]オキサゼピン−6(2H)−オン (II−23);
(S)−2−(2,2−ジフルオロエチル)−8−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−3,4,12,12a−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[f]ピラジノ[2,1−c][1,4]オキサゼピン−6(2H)−オン (II−24);
(S)−2−エチル−8−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−3,4,12,12a−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[f]ピラジノ[2,1−c][1,4]オキサゼピン−6(2H)−オン (II−25);
4−(ピラジン−2−イルメチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−31);
4−((5−メチルオキサゾール−2−イル)メチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−33);
7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−4−(2−(2,5,5−トリメチル−1,3−ジオキサン−2−イル)エチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−35);
(2R,11aR)−5−オキソ−7−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−1,2,3,5,11,11a−ヘキサヒドロベンゾ[f]ピロロ[2,1−c][1,4]オキサゼピン−2−イルカルバミン酸tert−ブチル (II−39);
4−((5−(ピリジン−2−イル)イソオキサゾール−3−イル)メチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−41);
4−((4,6−ジメトキシピリミジン−2−イル)メチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−42);
3−((5−オキソ−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−2,3−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−4(5H)−イル)メチル)安息香酸エチル (II−43);
4−(2−(ピリミジン−2−イル)エチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−44);
4−(3,4−ジフルオロベンジル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−45);
4−(2−クロロベンジル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−47);
4−(2,6−ジクロロベンジル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−48);
4−(2,6−ジフルオロベンジル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−49);
4−(2−(1H−ピラゾール−1−イル)エチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−50);
(2S,11aS)−2−アミノ−7−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−2,3,11,11a−テトラヒドロベンゾ[f]ピロロ[2,1−c][1,4]オキサゼピン−5(1H)−オン (II−51);
4−(2−(ピリジン−2−イル)エチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−54);
4−(2−フルオロベンジル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−57);
(R)−7−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−2,3,11,11a−テトラヒドロベンゾ[f]ピロロ[2,1−c][1,4]オキサゼピン−5(1H)−オン (II−59);
4−(ピリミジン−2−イルメチル)−7−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−61);
4−(4−フルオロベンジル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−62);
4−((1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)メチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−64);
4−((5−クロロピリミジン−2−イル)メチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−65);
4−(ピリジン−4−イルメチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−67);
4−((5−シクロプロピル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)メチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−68);
4−(2−(ピリミジン−2−イルオキシ)エチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−69);
4−(ピリジン−3−イルメチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−70);
4−(ピリジン−2−イルメチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−72);
4−(ピリミジン−2−イルメチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−73);
4−((3−メチルピリジン−2−イル)メチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−75);
(R)−2−(2,2,2−トリフルオロエチル)−8−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−3,4,12,12a−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[f]ピラジノ[2,1−c][1,4]オキサゼピン−6(2H)−オン (II−83);
4−(ピリミジン−2−イルメチル)−7−p−トリル−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−87);
7−(4−クロロフェニル)−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−88);
7−(4−イソプロピルフェニル)−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−89);
7−(4−エチルフェニル)−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−91);
7−(4−シクロプロピルフェニル)−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−92);
(R)−4−(1−(ピリミジン−2−イル)エチル)−7−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−95);
7−(4−イソブトキシフェニル)−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−97);
7−(4−tert−ブチルフェニル)−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−98);
7−(4−シクロプロポキシフェニル)−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−102);
7−(4−フルオロフェニル)−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−104);
7−(2−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−105);
7−(3−フルオロ−4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル)−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−106);
4−(ピリミジン−2−イルメチル)−7−(4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−107);
7−(2−クロロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−110);
7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−4−((4−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル)メチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−113);
7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−4−((5−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)ピリミジン−2−イル)メチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−115);
7−(4−クロロ−2−フルオロフェニル)−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−117);
1−(4−(5−オキソ−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−2,3,4,5−テトラヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−7−イル)フェニル)シクロペンタンカルボニトリル (II−122);
7−(4−エトキシフェニル)−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−123);
7−(4−(ジフルオロメチル)フェニル)−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−124);
4−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イルメチル)−7−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−129);
4−((4−モルホリノピリミジン−2−イル)メチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−133);
4−ベンジル−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−134);
4−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イルメチル)−7−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−135);
7−(3−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−136);
4−((4−メトキシピリミジン−2−イル)メチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−137);
4−((4−メチルピリミジン−2−イル)メチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−138);
4−((4−(ピペリジン−1−イル)ピリミジン−2−イル)メチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−139);
4−((4−(ジメチルアミノ)ピリミジン−2−イル)メチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−140);
4−ベンジル−7−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−141);
4−((3−メトキシピリジン−2−イル)メチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−143);
7−(4−(シクロブチルメトキシ)フェニル)−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−144);
7−(2−メチル−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−145);
7−(2−メチル−4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−146);
4−((1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−3−イル)メチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−147);
7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル)メチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−148);
4−(ピリミジン−2−イルメチル)−7−(4−(2,2,2−トリフルオロエチル)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−150);
4−(ピリジン−2−イルメチル)−7−(4−(2,2,2−トリフルオロエチル)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−151);
4−((1−シクロペンチル−1H−ピラゾール−3−イル)メチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−152);
4−((1−エチル−1H−ピラゾール−3−イル)メチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−153);
4−((1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)メチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−154);
4−((4−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−155);
4−((4−クロロ−1H−ピラゾール−1−イル)メチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−156);
7−(4−(ジフルオロメチル)フェニル)−4−(ピリジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−157);
7−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−4−(ピリジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−158);
7−(4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)−4−(ピリジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−159);
4−((1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)メチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−160);
4−(ピリミジン−2−イルメチル)−7−(2,3,4−トリフルオロフェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−162);
7−(3,4−ジフルオロフェニル)−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−163);
4−((3−フルオロピリジン−2−イル)メチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−164);
4−ベンジル−9−フルオロ−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−165);
4−ベンジル−9−フルオロ−7−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−166);
4−ベンジル−8−フルオロ−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−167);
4−ベンジル−8−フルオロ−7−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−168);
7−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−4−((3−フルオロピリジン−2−イル)メチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−169);
7−(2−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−4−((3−フルオロピリジン−2−イル)メチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−170);
トリフルオロメタンスルホン酸4−(5−オキソ−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−2,3,4,5−テトラヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−7−イル)フェニル (II−171);
4−((5−メチルピラジン−2−イル)メチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−172);
2,2,3,3−テトラジュウテロ−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−174);
4−((6−メチルピラジン−2−イル)メチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−175);
4−((3−フルオロピリジン−2−イル)メチル)−7−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−176);
N−(2−(5−オキソ−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−2,3−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−4(5H)−イル)エチル)ベンゼンスルホンアミド (II−177);
N−(2−(5−オキソ−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−2,3−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−4(5H)−イル)エチル)シクロプロパンスルホンアミド (II−179);
4−((1−メチル−1H−イミダゾール−2−イル)メチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−186);
4−((1−ベンジル−1H−イミダゾール−2−イル)メチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−187);
4−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イルメチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−189);
N−シクロプロピル−3−(5−オキソ−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−2,3−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−4(5H)−イル)プロパン−1−スルホンアミド (II−190);
N−(2−(5−オキソ−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−2,3−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−4(5H)−イル)エチル)ピリミジン−2−カルボキサミド (II−192);
7−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−193);
7−(4−フェノキシフェニル)−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−194);
7−(3−フェノキシフェニル)−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−195);
7−(4−tert−ブチルシクロヘキサ−1−エニル)−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (V−1);
7−シクロヘキセニル−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (V−3);
7−(4−メチルシクロヘキサ−1−エニル)−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (V−5);
7−(2−tert−ブトキシピリジン−4−イル)−4−(ピリジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (VI−4);
7−(1−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−4−イル)−4−(ピリジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (VI−12);
4−(ピリジン−2−イルメチル)−7−(5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (VI−26);
7−(2−イソプロピルチアゾール−4−イル)−4−(ピリジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (VI−30);
4−(ピリジン−2−イルメチル)−7−(5−(トリフルオロメチル)チオフェン−2−イル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (VI−31);
7−(5−シクロプロピルチオフェン−2−イル)−4−(ピリジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (VI−32);
7−(5−シクロプロピルチオフェン−2−イル)−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (VI−36);および 4−(ピリミジン−2−イルメチル)−7−(5−(トリフルオロメチル)チオフェン−2−イル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (VI−37);
4−(ピリミジン−2−イルメチル)−7−((4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)エチニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (VIII−4);
7−(フェニルエチニル)−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (VIII−5);
4−(ピリミジン−2−イルメチル)−7−((4−(トリフルオロメチル)フェニル)エチニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (VIII−6);
4−(ピリジン−2−イルメチル)−7−(4−(トリフルオロメチル)フェネチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (VIII−7);
4−(ピリミジン−2−イルメチル)−7−(4−(トリフルオロメチル)フェネチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (VIII−8);
4−((3−フルオロピリジン−2−イル)メチル)−7−(4−(トリフルオロメチル)フェネチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (VIII−9);
(E)−4−ベンジル−7−(4−(トリフルオロメチル)スチリル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (VIII−10);および 4−ベンジル−7−(4−(トリフルオロメチル)フェネチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (VIII−11);
2−((ピリミジン−2−イル)メチル)−8−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4,5]オキサチアゼピン−スルホン (IX−2);
2−((5−クロロピリミジン−2−イル)メチル)−8−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4,5]オキサチアゼピン−スルホン (IX−3);
4−(2−(ベンジルオキシ)エチル)−1−メチル−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロ−1H−ベンゾ[e][1,4]ジアゼピン−2,5−ジオン (X−7);
4−ベンジル−7−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−3,4−ジヒドロ−1H−ベンゾ[e][1,4]ジアゼピン−2,5−ジオン (X−8);
4−ベンジル−1−メチル−7−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−3,4−ジヒドロ−1H−ベンゾ[e][1,4]ジアゼピン−2,5−ジオン (X−11);
5−ベンジル−8−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−4H−ベンゾ[f]イミダゾ[1,2−a][1,4]ジアゼピン−6(5H)−オン (X−12);
4−ベンジル−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロピリド[4,3−f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (XII−1);
4−ベンジル−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロピリド[2,3−f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (XII−2);
4−ベンジル−7−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−3,4−ジヒドロピリド[2,3−f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (XII−3);
4−(ピリミジン−2−イルメチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロピリド[4,3−f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (XII−5);
4−((4−メチルピリミジン−2−イル)メチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロピリド[4,3−f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (XII−8);
4−(シクロプロピルメチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロピリド[4,3−f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (XII−9);
4−((3−メトキシピリジン−2−イル)メチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロピリド[4,3−f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (XII−10);
4−((3−フルオロピリジン−2−イル)メチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロピリド[4,3−f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (XII−11);
4−((4−メトキシピリミジン−2−イル)メチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロピリド[4,3−f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (XII−14);
4−(ピリミジン−2−イルメチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニルアミノ)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (XIII−1);
4−(ピリミジン−2−イルメチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェノキシ)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (XIII−2);
4−(ピリミジン−2−イルメチル)−7−(4−(トリフルオロメチル)フェニルアミノ)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (XIII−3);
4−(ピリジン−2−イルメチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニルアミノ)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (XIII−4);
4−(ピリジン−2−イルメチル)−7−(4−(トリフルオロメチル)フェニルアミノ)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (XIII−6);または 7−(メチル(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)アミノ)−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (XIII−10);またはその薬学的に受容可能な塩、エステル、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは互変異性体である。
【0015】
他の実施形態において、この化合物は:
4−(2,2−ジフルオロエチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−6);
4−(2−メトキシエチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−11);
(R)−3−メチル−7−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−19);
4−メチル−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−46);
(S)−3−イソプロピル−7−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−77);
3−(ピリジン−2−イルメチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−142);
N−(2−(5−オキソ−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−2,3−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−4(5H)−イル)エチル)エタンスルホンアミド (II−178);または 4−(3−(アゼチジン−1−イルスルホニル)プロピル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−191);またはその薬学的に受容可能な塩、エステル、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは互変異性体である。
【0016】
他の実施形態において、この化合物は:
ピリミジン−2−イル(7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−2,3−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−4(5H)−イル)メタノン (III−1);
フェニル(7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−2,3−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−4(5H)−イル)メタノン (III−4);
(1−メチルシクロプロピル)(7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−2,3−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−4(5H)−イル)メタノン (III−10);
(3,3−ジフルオロシクロブチル)(7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−2,3−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−4(5H)−イル)メタノン (III−11);
(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)(7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−2,3−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−4(5H)−イル)メタノン (III−12);
(1H−ピラゾール−3−イル)(7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−2,3−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−4(5H)−イル)メタノン (III−15);
ピラジン−2−イル(7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−2,3−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−4(5H)−イル)メタノン (III−23);
ピリダジン−3−イル(7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−2,3−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−4(5H)−イル)メタノン (III−24);
2−(ピリジン−2−イル)−1−(7−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−2,3−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−4(5H)−イル)エタノン (III−29);
2−(ピリミジン−2−イル)−1−(7−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−2,3−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−4(5H)−イル)エタノン (III−30);
(1−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)(7−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−2,3−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−4(5H)−イル)メタノン (III−32);
(1H−イミダゾール−2−イル)(7−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−2,3−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−4(5H)−イル)メタノン (III−33);
(1−メチル−1H−イミダゾール−2−イル)(7−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−2,3−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−4(5H)−イル)メタノン (III−37);
(R)−(2−メチル−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−2,3−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−4(5H)−イル)(ピリミジン−2−イル)メタノン (III−38);
2−(7−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−2,3,4,5−テトラヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−4−カルボニル)−5,6−ジヒドロイミダゾ[1,2−a]ピラジン−7(8H)−カルボン酸tert−ブチル (III−40);
(1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)(7−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−2,3−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−4(5H)−イル)メタノン (III−50);もしくは (1,5−ジメチル−1H−ピラゾール−3−イル)(7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−2,3−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−4(5H)−イル)メタノン (III−58);あるいはその薬学的に受容可能な塩、エステル、立体異性体、立体異性体の混合物または互変異性体である。
【0017】
本開示の発明が、本明細書中全体に記載される。さらに、本発明の特定の実施形態が、本明細書中に開示される。
本発明の好ましい実施形態において、例えば以下の項目が提供される。



(項目1)



式IA:
【化423】
[この文献は図面を表示できません]







の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、エステル、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは互変異性体であって、式IAにおいて:



Cyは、アリール、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールであり;



Qは、共有結合、−O−C0〜2アルキレン、−NR11−C0〜2アルキレン、Cアルキレン、CアルケニレンまたはCアルキニレンであり;



mは、0、1、2または3であり;



nは、0、1、2、3、4または5であり;



各R10は独立して、ハロ、−NO、−CN、−SF、−Si(CH、−O−R20、−S−R20、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−N(R20)(R22)、−C(O)−N(R20)(R22)、−N(R20)−C(O)−R22、−N(R20)−C(O)−OR22、−N(R20)−S(O)−R26、−S(O)−R20、−O−S(O)−R20、−S(O)−N(R20)(R22)、C1〜6アルキル、C2〜4アルケニル、C2〜4アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールおよびヘテロシクリルからなる群より選択され;



ここで該C1〜6アルキル、C2〜4アルケニル、C2〜4アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルは、独立してハロ、−NO、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、C1〜6アルキル、C1〜3ハロアルキル、シクロアルキル、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;



は、−C1〜6アルキレン−R、−L−R、−L−C1〜6アルキレン−R、−C1〜6アルキレン−L−Rまたは−C1〜6アルキレン−L−C1〜6アルキレン−Rであり;



Lは、−O−、−S−、−C(O)−、−NHS(O)−、−S(O)NH−、−C(O)NH−または−NHC(O)−であり;ただし、Rが−L−Rまたは−L−C1〜6アルキレン−Rである場合、Lは、−O−でも、−S−でも、−NHS(O)−でも−NHC(O)−でもなく;そして



各Rは独立して、水素、ジュウテリウム、C1〜6アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルであり;



ここで該C1〜6アルキルは、独立してハロ、−NO、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;



ここで該シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、独立してハロ、−NO、C1〜6アルキル、アラルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されており;そして
ここで該C1〜6アルキル、アラルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、独立してハロ、−NO、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されているか;



あるいはRの一方とRとは、これらが結合している原子と一緒になって、ヘテロシクリルを形成し得;



ここで該ヘテロシクリルは、独立してC1〜6アルキル、−O−R20、−N(R20)(R22)、−N(R20)−C(O)−OR20および−C(O)−OR20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;そして



ここで該C1〜6アルキルは、独立してハロおよびヘテロアリールからなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;



各Rは独立して、水素、ジュウテリウム、C1〜6アルキル、−C(O)−OR26、−C(O)−N(R26)(R26)、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルであり;



ここで該C1〜6アルキルは、独立してハロ、−NO、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;



ここで該シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、独立してハロ、−NO、C1〜6アルキル、アラルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されており;そして



ここで該C1〜6アルキル、アラルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリールは、独立してヒドロキシル、ハロ、−NO、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されており;



は、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルであり;



ここで該シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルは、独立してC1〜6アルキル、C2〜4アルキニル、ハロ、−NO、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−N(R20)−S(O)−R20、−N(R20)−C(O)−R22、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CN、オキソおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;



ここで該C1〜6アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、独立してハロ、−NO、C1〜6アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されており;そして



ここで該C1〜6アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、独立してハロ、アリール、−NO、−CF、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CN、−S(O)−R20および−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されており;



17は、ハロ、−O−R20またはC1〜6アルキルであり;



20およびR22は、各例において、独立して、水素、C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリールからなる群より選択され;



ここで該C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリールは、独立してヒドロキシル、ハロ、C1〜4アルキル、アシルアミノ、オキソ、−NO、−S(O)26、−CN、C1〜3アルコキシ、−CF、−OCF、−OCHCF、−C(O)−NH、アリール、シクロアルキルおよびヘテロアリールからなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;そして



ここで該ヘテロアリールは、C1〜4アルキルまたはシクロアルキルで必要に応じてさらに置換されているか;あるいは



20とR22とが共通の窒素原子に結合している場合、R20とR22は結合して、複素環式環またはヘテロアリール環を形成し得、該複素環式環またはヘテロアリール環は次いで、独立してヒドロキシル、ハロ、C1〜4アルキル、アラルキル、アリールオキシ、アラルキルオキシ、アシルアミノ、−NO、−S(O)26、−CN、C1〜3アルコキシ、−CF、−OCF、アリール、ヘテロアリールおよびシクロアルキルからなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;そして



各R26は独立して、水素、C1〜4アルキル、アリールおよびシクロアルキルからなる群より選択され;



ここで該C1〜4アルキル、アリールおよびシクロアルキルは、独立してヒドロキシル、ハロ、C1〜4アルコキシ、−CFおよび−OCFからなる群より選択される1個〜3個の置換基でさらに置換され得;



ただし、各Rが水素であり、RおよびRが、これらが結合している原子と一緒になって、tert−ブトキシカルボニルで必要に応じて置換されたピペラジンを形成しており、Qが結合であり、かつCyがフェニルまたはモルホリニルである場合、nは、1、2、3、4または5である、



化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、エステル、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは互変異性体。



(項目2)



式II:



【化424】
[この文献は図面を表示できません]







の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、エステル、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは互変異性体であって、式IIにおいて:



mは、0、1または2であり;



nは、0、1、2、3、4または5であり;



各R10は独立して、ハロ、−NO、−CN、−SF、−Si(CH、−O−R20、−S−R20、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−N(R20)(R22)、−C(O)−N(R20)(R22)、−N(R20)−C(O)−R22、−N(R20)−C(O)−OR22、−N(R20)−S(O)−R26、−S(O)−R20、−O−S(O)−R20、−S(O)−N(R20)(R22)、C1〜6アルキル、C2〜4アルケニル、C2〜4アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールおよびヘテロシクリルからなる群より選択され;



ここで該C1〜6アルキル、C2〜4アルケニル、C2〜4アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルは、独立してハロ、−NO、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、C1〜6アルキル、C1〜3ハロアルキル、シクロアルキル、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;



は、−C1〜6アルキレン−R、−L−R、−L−C1〜6アルキレン−R、−C1〜6アルキレン−L−Rまたは−C1〜6アルキレン−L−C1〜6アルキレン−Rであり;



Lは、−O−、−S−、−C(O)−、−NHS(O)−、−S(O)NH−、−C(O)NH−または−NHC(O)−であり、ただし、Rが−L−Rまたは−L−C1〜6アルキレン−Rである場合、Lは、−O−でも、−S−でも、−NHS(O)−でも−NHC(O)−でもなく;



各Rは独立して、水素、ジュウテリウム、または必要に応じてヘテロアリールで置換されたC1〜6アルキルであり;



各Rは独立して、水素、ジュウテリウム、または必要に応じてヘテロアリールで置換されたC1〜6アルキルであり;



は、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルであり;



ここで該シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルは、独立してC1〜6アルキル、C2〜4アルキニル、ハロ、−NO、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−N(R20)−S(O)−R20、−N(R20)−C(O)−R22、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CN、オキソおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;



ここで該C1〜6アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、独立してハロ、−NO、C1〜6アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されており;そして



ここで該C1〜6アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、独立してハロ、アリール、−NO、−CF、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CN、−S(O)−R20および−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されており;



17は、ハロ、−O−R20またはC1〜6アルキルであり;



20およびR22は、各例において、独立して、水素、C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリールからなる群より選択され;



ここで該C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリールは、独立してヒドロキシル、ハロ、C1〜4アルキル、アシルアミノ、オキソ、−NO、−S(O)26、−CN、C1〜3アルコキシ、−CF、−OCF、−OCHCF、−C(O)−NH、アリール、シクロアルキルおよびヘテロアリールからなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;そして



ここで該ヘテロアリールは、C1〜4アルキルまたはシクロアルキルで必要に応じてさらに置換されているか;あるいは



20とR22とが共通の窒素原子に結合している場合、R20とR22は結合して、複素環式環またはヘテロアリール環を形成し得、該複素環式環またはヘテロアリール環は次いで、独立してヒドロキシル、ハロ、C1〜4アルキル、アラルキル、アリールオキシ、アラルキルオキシ、アシルアミノ、−NO、−S(O)26、−CN、C1〜3アルコキシ、−CF、−OCF、アリール、ヘテロアリールおよびシクロアルキルからなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;そして



各R26は独立して、水素、C1〜4アルキル、アリールおよびシクロアルキルからなる群より選択され;



ここで該C1〜4アルキル、アリールおよびシクロアルキルは、独立してヒドロキシル、ハロ、C1〜4アルコキシ、−CFおよび−OCFからなる群より選択される1個〜3個の置換基でさらに置換され得る、



化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、エステル、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは互変異性体。



(項目3)



は、−C1〜6アルキレン−Rまたは−C1〜6アルキレン−L−Rである、項目1または2に記載の化合物。



(項目4)



は、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルであり;



ここで該シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルは、独立してC1〜6アルキル、ハロ、シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−C(O)−OR20、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;



ここで該C1〜6アルキルまたはヘテロアリールは、独立してハロ、C1〜6アルキルおよびアリールからなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されており;そして



ここで該C1〜6アルキルは、1個、2個または3個のハロで必要に応じてさらに置換されている、



項目1または2に記載の化合物。



(項目5)



の一方とRとは、これらが結合している原子と一緒になって、ヘテロシクリルを形成し得;



ここで該ヘテロシクリルは、独立してC1〜6アルキル、−O−R20、−N(R20)(R22)および−C(O)−OR20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;そして



ここで該C1〜6アルキルは、独立してハロおよびヘテロアリールからなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されている、



項目1に記載の化合物。



(項目6)



は、
【化425】
[この文献は図面を表示できません]



【化426】
[この文献は図面を表示できません]







であるか;あるいは



の一方とRとは、これらが結合している炭素原子と一緒になって、



【化427】
[この文献は図面を表示できません]







を形成する、項目1または2に記載の化合物。



(項目7)



nは、1、2または3であり;そして



各R10は独立して、ハロ、−O−R20、−O−S(O)−R20、C1〜4アルキルおよびシクロアルキルからなる群より選択され;そして



ここで該アルキルおよびシクロアルキルは、1個、2個または3個のハロまたは−CNで必要に応じて置換されており;そして



20は独立して、C1〜6アルキル、シクロアルキルおよびアリールからなる群より選択され;そして



ここで該アルキルおよびアリールは、1個、2個または3個のハロまたはシクロアルキルで必要に応じて置換されている、



項目2に記載の化合物。(項目8)



nは、1、2または3であり;そして各R10は独立して、2−フルオロ、3−フルオロ、4−フルオロ、2−クロロ、4−クロロ、2−メチル、4−メチル、4−エチル、4−イソプロピル、4−tert−ブチル、4−ジフルオロメチル、4−トリフルオロメチル、4−シクロプロピル、4−イソブトキシ、4−ジフルオロメトキシ、4−トリフルオロメトキシ、4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)、4−トリフルオロメチルスルホキシル、4−(2,2,2−トリフルオロエチル)、4−シクロプロポキシ、4−シクロブチルメトキシ、4−フルオロフェノキシ、4−フェノキシまたは3−フェノキシである、項目2に記載の化合物。



(項目9)



20およびR22は、各例において、独立して、水素、C1〜6アルキルおよびヘテロアリールからなる群より選択される、項目1または2に記載の化合物。



(項目10)



各Rは独立して、水素、ジュウテリウム、メチル、イソプロピルまたはピリジン−2−イルメチルであり;



mは、0または1であり;そして



17はハロである、



項目2に記載の化合物。



(項目11)



前記化合物が、式IIB:



【化428】
[この文献は図面を表示できません]







により表され、式IIBにおいて:



nは、0、1、2または3であり;



各R10は独立して、ハロ、−NO、−CN、−SF、−Si(CH、−O−R20、−S−R20、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−N(R20)(R22)、−C(O)−N(R20)(R22)、−N(R20)−C(O)−R22、−N(R20)−C(O)−OR22、−N(R20)−S(O)−R26、−S(O)−R20、−O−S(O)−R20、−S(O)−N(R20)(R22)、C1〜6アルキル、C2〜4アルケニル、C2〜4アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールおよびヘテロシクリルからなる群より選択され;



ここで該C1〜6アルキル、C2〜4アルケニル、C2〜4アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルは、独立してハロ、−NO、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、C1〜6アルキル、C1〜3ハロアルキル、シクロアルキル、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;



は、−C1〜6アルキレン−Rであり;



は、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルであり;



ここで該シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルは、独立してC1〜6アルキル、C2〜4アルキニル、ハロ、−NO、−N(R20)(R22)、−N(R20)−S(O)−R20、−N(R20)−C(O)−R22、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CN、オキソおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;そして



ここで該C1〜6アルキルは、独立してハロ、−NO、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されており;



20およびR22は、各例において、独立して、水素、C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリールからなる群より選択され;そして



ここで該C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリールは、独立してヒドロキシル、ハロ、C1〜4アルキル、アシルアミノ、オキソ、−NO、−S(O)26、−CN、C1〜3アルコキシ、−CF、−OCF、−OCHCFおよび−C(O)−NHからなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されているか;あるいは



20とR22とが共通の窒素原子に結合している場合、R20とR22は結合して、複素環式環またはヘテロアリール環を形成し得、該複素環式環またはヘテロアリール環は次いで、独立してヒドロキシル、ハロ、C1〜4アルキル、アラルキル、アリールオキシ、アラルキルオキシ、アシルアミノ、−NO、−−S(O)26、−CN、C1〜3アルコキシ、−CFおよび−OCFからなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;そして



各R26は独立して、水素、C1〜4アルキル、アリールおよびシクロアルキルからなる群より選択され;



ここで該C1〜4アルキル、アリールおよびシクロアルキルは、独立してヒドロキシル、ハロ、C1〜4アルコキシ、−CFおよび−OCFからなる群より選択される1個〜3個の置換基でさらに置換され得る、



項目1または2に記載の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、エステル、立体異



性体、立体異性体の混合物もしくは互変異性体。



(項目12)



4−((3−メチルオキセタン−3−イル)メチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−1);



4−(2−(ピロリジン−1−イル)エチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン



(II−3);



4−((5−シクロブチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)メチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−4);



4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−6−イル)メチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−5);



4−(キノリン−2−イルメチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−7);



(R)−2−(ピリミジン−2−イルメチル)−8−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−3,4,12,12a−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[f]ピラジノ[2,1−c][1,4]オキサゼピン−6(2H)−オン (II−8);



4−(シクロプロピルメチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−10);



(S)−3−メチル−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−7−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−12);



(R)−3−メチル−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−7−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−13);



6−((5−オキソ−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−2,3−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−4(5H)−イル)メチル)ピコリノニトリル (II−14);



7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−4−((6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)メチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−15);



7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−4−((6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)メチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−16);



4−((6−メチルピリジン−2−イル)メチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−17);



(2R,11aS)−2−アミノ−7−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−2,3,11,11a−テトラヒドロベンゾ[f]ピロロ[2,1−c][1,4]オキサゼピン−5(1H)−オン (II−21);



(R)−2−(2,2−ジフルオロエチル)−8−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−3,4,12,12a−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[f]ピラジノ[2,1−c][1,4]オキサゼピン−6(2H)−オン (II−22);



(R)−2−エチル−8−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−3,4,12,12a−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[f]ピラジノ[2,1−c][1,4]オキサゼピン−6(2H)−オン (II−23);



(S)−2−(2,2−ジフルオロエチル)−8−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−3,4,12,12a−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[f]ピラジノ[2,1−c][1,4]オキサゼピン−6(2H)−オン (II−24);



(S)−2−エチル−8−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−3,4,12,12a−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[f]ピラジノ[2,1−c][1,4]オキサゼピン−6(2H)−オン (II−25);



4−(ピラジン−2−イルメチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−31);



4−((5−メチルオキサゾール−2−イル)メチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−33);



7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−4−(2−(2,5,5−トリメチル−1,3−ジオキサン−2−イル)エチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−35);



(2R,11aR)−5−オキソ−7−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−1,2,3,5,11,11a−ヘキサヒドロベンゾ[f]ピロロ[2,1−c][1,4]オキサゼピン−2−イルカルバミン酸tert−ブチル (II−39);



4−((5−(ピリジン−2−イル)イソオキサゾール−3−イル)メチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−41);



4−((4,6−ジメトキシピリミジン−2−イル)メチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−42);
3−((5−オキソ−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−2,3−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−4(5H)−イル)メチル)安息香酸エチル



(II−43);



4−(2−(ピリミジン−2−イル)エチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン



(II−44);



4−(3,4−ジフルオロベンジル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−45);



4−(2−クロロベンジル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−47);



4−(2,6−ジクロロベンジル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−48);



4−(2,6−ジフルオロベンジル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−49);



4−(2−(1H−ピラゾール−1−イル)エチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−50);



(2S,11aS)−2−アミノ−7−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−2,3,11,11a−テトラヒドロベンゾ[f]ピロロ[2,1−c][1,4]オキサゼピン−5(1H)−オン (II−51);



4−(2−(ピリジン−2−イル)エチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−54);



4−(2−フルオロベンジル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−57);



(R)−7−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−2,3,11,11a−テトラヒドロベンゾ[f]ピロロ[2,1−c][1,4]オキサゼピン−5(1H)−オン



(II−59);



4−(ピリミジン−2−イルメチル)−7−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−61);



4−(4−フルオロベンジル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−62);



4−((1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)メチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−64);



4−((5−クロロピリミジン−2−イル)メチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−65);



4−(ピリジン−4−イルメチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−67);



4−((5−シクロプロピル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)メチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−68);



4−(2−(ピリミジン−2−イルオキシ)エチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−69);



4−(ピリジン−3−イルメチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−70);



4−(ピリジン−2−イルメチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−72);



4−(ピリミジン−2−イルメチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−73);



4−((3−メチルピリジン−2−イル)メチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−75);



(R)−2−(2,2,2−トリフルオロエチル)−8−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−3,4,12,12a−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[f]ピラジノ[2,1−c][1,4]オキサゼピン−6(2H)−オン (II−83);



4−(ピリミジン−2−イルメチル)−7−p−トリル−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−87);



7−(4−クロロフェニル)−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−88);



7−(4−イソプロピルフェニル)−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−89);



7−(4−エチルフェニル)−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−91);



7−(4−シクロプロピルフェニル)−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−92);



(R)−4−(1−(ピリミジン−2−イル)エチル)−7−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−95);



7−(4−イソブトキシフェニル)−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−97);



7−(4−tert−ブチルフェニル)−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−98);



7−(4−シクロプロポキシフェニル)−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−102);



7−(4−フルオロフェニル)−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−104);



7−(2−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−105);



7−(3−フルオロ−4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル)−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−106);



4−(ピリミジン−2−イルメチル)−7−(4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−107);



7−(2−クロロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−110);



7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−4−((4−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル)メチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−113);



7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−4−((5−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)ピリミジン−2−イル)メチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−115);



7−(4−クロロ−2−フルオロフェニル)−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−117);



1−(4−(5−オキソ−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−2,3,4,5−テトラヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−7−イル)フェニル)シクロペンタンカルボニトリル (II−122);



7−(4−エトキシフェニル)−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−123);



7−(4−(ジフルオロメチル)フェニル)−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−124);



4−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イルメチル)−7−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−129);



4−((4−モルホリノピリミジン−2−イル)メチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−133);



4−ベンジル−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−134);



4−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イルメチル)−7−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−135);



7−(3−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−136);



4−((4−メトキシピリミジン−2−イル)メチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−137);



4−((4−メチルピリミジン−2−イル)メチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−138);



4−((4−(ピペリジン−1−イル)ピリミジン−2−イル)メチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−139);



4−((4−(ジメチルアミノ)ピリミジン−2−イル)メチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−140);



4−ベンジル−7−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−141);



4−((3−メトキシピリジン−2−イル)メチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−143);



7−(4−(シクロブチルメトキシ)フェニル)−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−144);



7−(2−メチル−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−145);



7−(2−メチル−4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−146);



4−((1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−3−イル)メチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−147);



7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル)メチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−148);



4−(ピリミジン−2−イルメチル)−7−(4−(2,2,2−トリフルオロエチル)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−150);



4−(ピリジン−2−イルメチル)−7−(4−(2,2,2−トリフルオロエチル)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン



(II−151);



4−((1−シクロペンチル−1H−ピラゾール−3−イル)メチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−152);



4−((1−エチル−1H−ピラゾール−3−イル)メチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−153);



4−((1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)メチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−154);



4−((4−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−155);



4−((4−クロロ−1H−ピラゾール−1−イル)メチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−156);



7−(4−(ジフルオロメチル)フェニル)−4−(ピリジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−157);



7−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−4−(ピリジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−158);



7−(4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)−4−(ピリジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−159);



4−((1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)メチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−160);
4−(ピリミジン−2−イルメチル)−7−(2,3,4−トリフルオロフェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−162);



7−(3,4−ジフルオロフェニル)−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−163);



4−((3−フルオロピリジン−2−イル)メチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−164);



4−ベンジル−9−フルオロ−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−165);



4−ベンジル−9−フルオロ−7−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−166);



4−ベンジル−8−フルオロ−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−167);



4−ベンジル−8−フルオロ−7−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−168);



7−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−4−((3−フルオロピリジン−2−イル)メチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−169);



7−(2−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−4−((3−フルオロピリジン−2−イル)メチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−170);



トリフルオロメタンスルホン酸4−(5−オキソ−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−2,3,4,5−テトラヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−7−イル)フェニル (II−171);



4−((5−メチルピラジン−2−イル)メチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−172);



2,2,3,3−テトラジュウテロ−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−174);



4−((6−メチルピラジン−2−イル)メチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−175);



4−((3−フルオロピリジン−2−イル)メチル)−7−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−176);



N−(2−(5−オキソ−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−2,3−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−4(5H)−イル)エチル)ベンゼンスルホンアミド (II−177);



N−(2−(5−オキソ−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−2,3−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−4(5H)−イル)エチル)シクロプロパンスルホンアミド (II−179);



4−((1−メチル−1H−イミダゾール−2−イル)メチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−186);



4−((1−ベンジル−1H−イミダゾール−2−イル)メチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−187);



4−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イルメチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−189);



N−シクロプロピル−3−(5−オキソ−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−2,3−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−4(5H)−イル)プロパン−1−スルホンアミド (II−190);



N−(2−(5−オキソ−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−2,3−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−4(5H)−イル)エチル)ピリミジン−2−カルボキサミド (II−192);



7−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−193);



7−(4−フェノキシフェニル)−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−194);および



7−(3−フェノキシフェニル)−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−195)



からなる群より選択される化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、エステル、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは互変異性体。



(項目13)



式V:



【化429】
[この文献は図面を表示できません]







の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、エステル、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは互変異性体であって、式Vにおいて:



Aはシクロアルケニルであり;



nは、0、1、2、3、4または5であり;



各R10は独立して、ハロ、−NO、−CN、−SF、−Si(CH、−O−R20、−S−R20、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−N(R20)(R22)、−C(O)−N(R20)(R22)、−N(R20)−C(O)−R22、−N(R20)−C(O)−OR22、−N(R20)−S(O)−R26、−S(O)−R20、−O−S(O)−R20、−S(O)−N(R20)(R22)、C1〜6アルキル、C2〜4アルケニル、C2〜4アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールおよびヘテロシクリルからなる群より選択され;そして



ここで該C1〜6アルキル、C2〜4アルケニル、C2〜4アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルは、独立してハロ、−NO、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、C1〜6アルキル、C1〜3ハロアルキル、シクロアルキル、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;
は、−C1〜6アルキレン−R、−L−R、−L−C1〜6アルキレン−R、−C1〜6アルキレン−L−Rまたは−C1〜6アルキレン−L−C1〜6アルキレン−Rであり;



Lは、−O−、−S−、−C(O)−、−NHS(O)−、−S(O)NH−、−C(O)NH−または−NHC(O)−であり、ただし、Rが−L−Rまたは−L−C1〜6アルキレン−Rである場合、Lは、−O−でも、−S−でも、−NHS(O)−でも−NHC(O)−でもなく;



は、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルであり;



ここで該シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルは、独立してC1〜6アルキル、C2〜4アルキニル、ハロ、−NO、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−N(R20)−S(O)−R20、−N(R20)−C(O)−R22、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CN、オキソおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;



ここで該C1〜6アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、独立してハロ、−NO、C1〜6アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されており;そして



ここで該C1〜6アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、独立してハロ、アリール、−NO、−CF、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CN、−S(O)−R20および−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されており;



20およびR22は、各例において、独立して、水素、C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリールからなる群より選択され;



ここで該C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリールは、独立してヒドロキシル、ハロ、C1〜4アルキル、アシルアミノ、オキソ、−NO、−S(O)26、−CN、C1〜3アルコキシ、−CF、−OCF、−OCHCF、−C(O)−NH、アリール、シクロアルキルおよびヘテロアリールからなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;そして



ここで該ヘテロアリールは、C1〜4アルキルまたはシクロアルキルで必要に応じてさらに置換されているか;あるいは



20とR22とが共通の窒素原子に結合している場合、R20とR22は結合して、複素環式環またはヘテロアリール環を形成し得、該複素環式環またはヘテロアリール環は次いで、独立してヒドロキシル、ハロ、C1〜4アルキル、アラルキル、アリールオキシ、アラルキルオキシ、アシルアミノ、−NO、−S(O)26、−CN、C1〜3アルコキシ、−CF、−OCF、アリール、ヘテロアリールおよびシクロアルキルからなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;そして



各R26は独立して、水素、C1〜4アルキル、アリールおよびシクロアルキルからなる群より選択され;



ここで該C1〜4アルキル、アリールおよびシクロアルキルは、独立してヒドロキシル、ハロ、C1〜4アルコキシ、−CFおよび−OCFからなる群より選択される1個〜3個の置換基でさらに置換され得る、



化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、エステル、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは互変異性体。



(項目14)







【化430】
[この文献は図面を表示できません]











である、項目13に記載の化合物。



(項目15)



Aはシクロヘキサ−1−エニルであり;



nは、0または1であり;そして



10は、4−メチルまたは4−tert−ブチルである、



項目13に記載の化合物。



(項目16)



7−(4−tert−ブチルシクロヘキサ−1−エニル)−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン



(V−1);



7−シクロヘキセニル−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (V−3);および



7−(4−メチルシクロヘキサ−1−エニル)−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (V−5)



からなる群より選択される化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、エステル、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは互変異性体。



(項目17)



式VI:



【化431】
[この文献は図面を表示できません]







の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、エステル、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは互変異性体であって、式VIにおいて:



Bは、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールであり;



nは、0、1、2、3、4または5であり;



各R10は独立して、ハロ、−NO、−CN、−SF、−Si(CH、−O−R20、−S−R20、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−N(R20)(R22)、−C(O)−N(R20)(R22)、−N(R20)−C(O)−R22、−N(R20)−C(O)−OR22、−N(R20)−S(O)−R26、−S(O)−R20、−O−S(O)−R20、−S(O)−N(R20)(R22)、C1〜6アルキル、C2〜4アルケニル、C2〜4アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールおよびヘテロシクリルからなる群より選択され;そして



ここで該C1〜6アルキル、C2〜4アルケニル、C2〜4アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルは、独立してハロ、−NO、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、C1〜6アルキル、C1〜3ハロアルキル、シクロアルキル、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;



は、−C1〜6アルキレン−R、−L−R、−L−C1〜6アルキレン−R、−C1〜6アルキレン−L−Rまたは−C1〜6アルキレン−L−C1〜6アルキレン−Rであり;



Lは、−O−、−S−、−C(O)−、−NHS(O)−、−S(O)NH−、−C(O)NH−または−NHC(O)−であり、ただし、Rが−L−Rまたは−L−C1〜6アルキレン−Rである場合、Lは、−O−でも、−S−でも、−NHS(O)−でも−NHC(O)−でもなく;



は、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルであり;



ここで該シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルは、独立してC1〜6アルキル、C2〜4アルキニル、ハロ、−NO、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−N(R20)−S(O)−R20、−N(R20)−C(O)−R22、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CN、オキソおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;



ここで該C1〜6アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、独立してハロ、−NO、C1〜6アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されており;そして



ここで該C1〜6アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、独立してハロ、アリール、−NO、−CF、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CN、−S(O)−R20および−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されており;



20およびR22は、各例において、独立して、水素、C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリールからなる群より選択され;



ここで該C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリールは、独立してヒドロキシル、ハロ、C1〜4アルキル、アシルアミノ、オキソ、−NO、−S(O)26、−CN、C1〜3アルコキシ、−CF、−OCF、−OCHCF、−C(O)−NH、アリール、シクロアルキルおよびヘテロアリールからなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;そして



ここで該ヘテロアリールは、C1〜4アルキルまたはシクロアルキルで必要に応じてさらに置換されているか;あるいは



20とR22とが共通の窒素原子に結合している場合、R20とR22は結合して、複素環式環またはヘテロアリール環を形成し得、該複素環式環またはヘテロアリール環は次いで、独立してヒドロキシル、ハロ、C1〜4アルキル、アラルキル、アリールオキシ、アラルキルオキシ、アシルアミノ、−NO、−S(O)26、−CN、C1〜3アルコキシ、−CF、−OCF、アリール、ヘテロアリールおよびシクロアルキルからなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;そして



各R26は独立して、水素、C1〜4アルキル、アリールおよびシクロアルキルからなる群より選択され;



ここで該C1〜4アルキル、アリールおよびシクロアルキルは、独立してヒドロキシル、ハロ、C1〜4アルコキシ、−CFおよび−OCFからなる群より選択される1個〜3個の置換基でさらに置換され得る、



化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、エステル、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは互変異性体。



(項目18)



Bはヘテロアリールである、項目17に記載の化合物。



(項目19)



Bは、2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−4−イル、ピリジン−4−イル、ピリジン−2−イル、チアゾール−4−イルまたはチオフェン−2−イルである、項目17



に記載の化合物。



(項目20)







【化432】
[この文献は図面を表示できません]











である、項目17に記載の化合物。



(項目21)



nは1であり;



10は、シクロアルキル、−O−R20またはC1〜4アルキルであり;



ここで該C1〜4アルキルは、1個、2個または3個のハロで必要に応じて置換されており;そして



20はC1〜6アルキルである、



項目17に記載の化合物。



(項目22)



Bは、2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−4−イル、ピリジン−4−イル、5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル、2−イソプロピルチアゾール−4−イル、5−(トリフルオロメチル)チオフェン−2−イルまたは5−シクロプロピルチオフェン−2−イルである、項目17に記載の化合物。



(項目23)



7−(2−tert−ブトキシピリジン−4−イル)−4−(ピリジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (VI−4);



7−(1−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−4−イル)−4−(ピリジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (VI−12);



4−(ピリジン−2−イルメチル)−7−(5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (VI−26);



7−(2−イソプロピルチアゾール−4−イル)−4−(ピリジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (VI−30);



4−(ピリジン−2−イルメチル)−7−(5−(トリフルオロメチル)チオフェン−2−イル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン



(VI−31);



7−(5−シクロプロピルチオフェン−2−イル)−4−(ピリジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (VI−32);
7−(5−シクロプロピルチオフェン−2−イル)−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (VI−36);および



4−(ピリミジン−2−イルメチル)−7−(5−(トリフルオロメチル)チオフェン−2−イル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (VI−37)



からなる群より選択される化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、エステル、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは互変異性体。



(項目24)



式VIII:



【化433】
[この文献は図面を表示できません]







の化合物またはその薬学的に受容可能な塩、エステル、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは互変異性体であって、式VIIIにおいて:



nは、0、1、2、3、4または5であり;



【化434】
[この文献は図面を表示できません]







は、単結合、二重結合または三重結合を表し;



各R10は独立して、ハロ、−NO、−CN、−SF、−Si(CH、−O−R20、−S−R20、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−N(R20)(R22)、−C(O)−N(R20)(R22)、−N(R20)−C(O)−R22、−N(R20)−C(O)−OR22、−N(R20)−S(O)−R26、−S(O)−R20、−O−S(O)−R20、−S(O)−N(R20)(R22)、C1〜6アルキル、C2〜4アルケニル、C2〜4アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールおよびヘテロシクリルからなる群より選択され;そして



ここで該C1〜6アルキル、C2〜4アルケニル、C2〜4アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルは、独立してハロ、−NO、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、C1〜6アルキル、C1〜3ハロアルキル、シクロアルキル、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;



は、−C1〜6アルキレン−R、−L−R、−L−C1〜6アルキレン−R、−C1〜6アルキレン−L−Rまたは−C1〜6アルキレン−L−C1〜6アルキレン−Rであり;



Lは、−O−、−S−、−C(O)−、−NHS(O)−、−S(O)NH−、−C(O)NH−または−NHC(O)−であり、ただし、Rが−L−Rまたは−L−C1〜6アルキレン−Rである場合、Lは、−O−でも、−S−でも、−NHS(O)−でも−NHC(O)−でもなく;



は、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルであり;



ここで該シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルは、独立してC1〜6アルキル、C2〜4アルキニル、ハロ、−NO、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−N(R20)−S(O)−R20、−N(R20)−C(O)−R22、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CN、オキソおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;



ここで該C1〜6アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、独立してハロ、−NO、C1〜6アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されており;そして



ここで該C1〜6アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、独立してハロ、アリール、−NO、−CF、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CN、−S(O)−R20および−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されており;



20およびR22は、各例において、独立して、水素、C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリールからなる群より選択され;



ここで該C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリールは、独立してヒドロキシル、ハロ、C1〜4アルキル、アシルアミノ、オキソ、−NO、−S(O)26、−CN、C1〜3アルコキシ、−CF、−OCF、−OCHCF、−C(O)−NH、アリール、シクロアルキルおよびヘテロアリールからなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;そして



ここで該ヘテロアリールは、C1〜4アルキルまたはシクロアルキルで必要に応じてさらに置換されているか;あるいは



20とR22とが共通の窒素原子に結合している場合、R20とR22は結合して、複素環式環またはヘテロアリール環を形成し得、該複素環式環またはヘテロアリール環は次いで、独立してヒドロキシル、ハロ、C1〜4アルキル、アラルキル、アリールオキシ、アラルキルオキシ、アシルアミノ、−NO、−S(O)26、−CN、C1〜3アルコキシ、−CF、−OCF、アリール、ヘテロアリールおよびシクロアルキルからなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;そして



各R26は独立して、水素、C1〜4アルキル、アリールおよびシクロアルキルからなる群より選択され;



ここで該C1〜4アルキル、アリールおよびシクロアルキルは、独立してヒドロキシル、ハロ、C1〜4アルコキシ、−CFおよび−OCFからなる群より選択される1個〜3個の置換基でさらに置換され得る、



化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、エステル、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは互変異性体。



(項目25)







【化435】
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である、項目24に記載の化合物。



(項目26)



nは、0または1であり;そしてR10は、4−トリフルオロメチルまたは4−トリフルオロメトキシである、項目24に記載の化合物。



(項目27)



4−(ピリミジン−2−イルメチル)−7−((4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)エチニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (VIII−4);



7−(フェニルエチニル)−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (VIII−5);



4−(ピリミジン−2−イルメチル)−7−((4−(トリフルオロメチル)フェニル)エチニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (VIII−6);



4−(ピリジン−2−イルメチル)−7−(4−(トリフルオロメチル)フェネチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (VIII−7);



4−(ピリミジン−2−イルメチル)−7−(4−(トリフルオロメチル)フェネチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (VIII−8);



4−((3−フルオロピリジン−2−イル)メチル)−7−(4−(トリフルオロメチル)フェネチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (VIII−9);



(E)−4−ベンジル−7−(4−(トリフルオロメチル)スチリル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (VIII−10);および



4−ベンジル−7−(4−(トリフルオロメチル)フェネチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (VIII−11)



からなる群より選択される化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、エステル、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは互変異性体。



(項目28)



式X:



【化436】
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の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、エステル、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは互変異性体であって、式Xにおいて:



nは、0、1、2、3、4または5であり;



10は独立して、ハロ、−NO、−CN、−SF、−Si(CH、−O−R20、−S−R20、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−N(R20)(R22)、−C(O)−N(R20)(R22)、−N(R20)−C(O)−R22、−N(R20)−C(O)−OR22、−N(R20)−S(O)−R26、−S(O)−R20、−O−S(O)−R20、−S(O)−N(R20)(R22)、C1〜6アルキル、C2〜4アルケニル、C2〜4アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールおよびヘテロシクリルからなる群より選択され;そして
ここで該C1〜6アルキル、C2〜4アルケニル、C2〜4アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルは、独立してハロ、−NO、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、C1〜6アルキル、C1〜3ハロアルキル、シクロアルキル、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;



は、−C1〜6アルキレン−R、−L−R、−L−C1〜6アルキレン−R、−C1〜6アルキレン−L−Rまたは−C1〜6アルキレン−L−C1〜6アルキレン−Rであり;



Lは、−O−、−S−、−C(O)−、−NHS(O)−、−S(O)NH−、−C(O)NH−または−NHC(O)−であり、ただし、Rが−L−Rまたは−L−C1〜6アルキレン−Rである場合、Lは、−O−でも、−S−でも、−NHS(O)−でも−NHC(O)−でもなく;



各Rは独立して、水素、ジュウテリウム、C1〜6アルキル、−C(O)−OR26、−C(O)−N(R26)(R26)、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルであり;



ここで該C1〜6アルキルは、独立してハロ、−NO、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;



ここで該シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、独立してハロ、−NO、C1〜6アルキル、アラルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されており;そして



ここで該C1〜6アルキル、アラルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリールは、独立してヒドロキシル、ハロ、−NO、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されているか;



あるいは2個のRは、これらが結合している炭素原子と一緒になって、オキソを形成し;



は、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルであり;



ここで該シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルは、独立してC1〜6アルキル、C2〜4アルキニル、ハロ、−NO、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−N(R20)−S(O)−R20、−N(R20)−C(O)−R22、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CN、オキソおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;



ここで該C1〜6アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、独立してハロ、−NO、C1〜6アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されており;そして



ここで該C1〜6アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、独立してハロ、アリール、−NO、−CF、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CN、−S(O)−R20および−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されており;



は、水素またはC1〜6アルキルであり;



20およびR22は、各例において、独立して、水素、C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリールからなる群より選択され;



ここで該C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリールは、独立してヒドロキシル、ハロ、C1〜4アルキル、アシルアミノ、オキソ、−NO、−S(O)26、−CN、C1〜3アルコキシ、−CF、−OCF、−OCHCF、−C(O)−NH、アリール、シクロアルキルおよびヘテロアリールからなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;そして



ここで該ヘテロアリールは、C1〜4アルキルまたはシクロアルキルで必要に応じてさらに置換されているか;あるいは



20とR22とが共通の窒素原子に結合している場合、R20とR22は結合して、複素環式環またはヘテロアリール環を形成し得、該複素環式環またはヘテロアリール環は次いで、独立してヒドロキシル、ハロ、C1〜4アルキル、アラルキル、アリールオキシ、アラルキルオキシ、アシルアミノ、−NO、−S(O)26、−CN、C1〜3アルコキシ、−CF、−OCF、アリール、ヘテロアリールおよびシクロアルキルからなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;そして



各R26は独立して、水素、C1〜4アルキル、アリールおよびシクロアルキルからなる群より選択され;



ここで該C1〜4アルキル、アリールおよびシクロアルキルは、独立してヒドロキシル、ハロ、C1〜4アルコキシ、−CFおよび−OCFからなる群より選択される1個〜3個の置換基でさらに置換され得る、



化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、エステル、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは互変異性体。



(項目29)







【化437】
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である、項目28に記載の化合物。



(項目30)



10は、4−トリフルオロメチルまたは4−トリフルオロメトキシである、項目2



8に記載の化合物。



(項目31)



各Rは独立して、水素、ジュウテリウム、またはヘテロアリールで必要に応じて置換されたC1〜6アルキルであるか、あるいは2個のRは、これらが結合している炭素原子と一緒になって、オキソを形成する、項目28に記載の化合物。



(項目32)



は、水素またはメチルである、項目28に記載の化合物。



(項目33)



4−(2−(ベンジルオキシ)エチル)−1−メチル−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロ−1H−ベンゾ[e][1,4]ジアゼピン−2,5−ジオン (X−7);



4−ベンジル−7−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−3,4−ジヒドロ−1H−ベンゾ[e][1,4]ジアゼピン−2,5−ジオン (X−8);



4−ベンジル−1−メチル−7−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−3,4−ジヒドロ−1H−ベンゾ[e][1,4]ジアゼピン−2,5−ジオン (X−11);および



5−ベンジル−8−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−4H−ベンゾ[f]イミダゾ[1,2−a][1,4]ジアゼピン−6(5H)−オン (X−12)



からなる群より選択される化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、エステル、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは互変異性体。



(項目34)



式XIII:



【化438】
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の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、エステル、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは互変異性体であって、式XIIIにおいて:



Qは、−O−C0〜2アルキレン−または−NR11−C0〜2アルキレン−であり;



nは、0、1、2、3、4または5であり;



10は、ハロ、−NO、−CN、−SF、−Si(CH、−O−R20、−S−R20、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−N(R20)(R22)、−C(O)−N(R20)(R22)、−N(R20)−C(O)−R22、−N(R20)−C(O)−OR22、−N(R20)−S(O)−R26、−S(O)−R20、−O−S(O)−R20、−S(O)−N(R20)(R22)、C1〜6アルキル、C2〜4アルケニル、C2〜4アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールおよびヘテロシクリルであり;そして



ここで該C1〜6アルキル、C2〜4アルケニル、C2〜4アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルは、独立してハロ、−NO、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、C1〜6アルキル、C1〜3ハロアルキル、シクロアルキル、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;



は、−C1〜6アルキレン−R、−L−R、−L−C1〜6アルキレン−R、−C1〜6アルキレン−L−Rまたは−C1〜6アルキレン−L−C1〜6アルキレン−Rであり;



Lは、−O−、−S−、−C(O)−、−NHS(O)−、−S(O)NH−、−C(O)NH−または−NHC(O)−であり、ただし、Rが−L−Rまたは−L−C1〜6アルキレン−Rである場合、Lは、−O−でも、−S−でも、−NHS(O)−でも−NHC(O)−でもなく;



は、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルであり;



ここで該シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルは、独立してC1〜6アルキル、C2〜4アルキニル、ハロ、−NO、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−N(R20)−S(O)−R20、−N(R20)−C(O)−R22、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CN、オキソおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;



ここで該C1〜6アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、独立してハロ、−NO、C1〜6アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されており;そして



ここで該C1〜6アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、独立してハロ、アリール、−NO、−CF、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CN、−S(O)−R20および−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されており;



11は、水素またはC1〜4アルキルであり;



20およびR22は、各例において、独立して、水素、C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリールからなる群より選択され;



ここで該C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリールは、独立してヒドロキシル、ハロ、C1〜4アルキル、アシルアミノ、オキソ、−NO、−S(O)26、−CN、C1〜3アルコキシ、−CF、−OCF、−OCHCF、−C(O)−NH、アリール、シクロアルキルおよびヘテロアリールからなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;そして



ここで該ヘテロアリールは、C1〜4アルキルまたはシクロアルキルで必要に応じてさらに置換されているか;あるいは



20とR22とが共通の窒素原子に結合している場合、R20とR22は結合して、複素環式環またはヘテロアリール環を形成し得、該複素環式環またはヘテロアリール環は次いで、独立してヒドロキシル、ハロ、C1〜4アルキル、アラルキル、アリールオキシ、アラルキルオキシ、アシルアミノ、−NO、−S(O)26、−CN、C1〜3アルコキシ、−CF、−OCF、アリール、ヘテロアリールおよびシクロアルキルからなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;そして



各R26は独立して、水素、C1〜4アルキル、アリールおよびシクロアルキルからなる群より選択され;



ここで該C1〜4アルキル、アリールおよびシクロアルキルは、独立してヒドロキシル、ハロ、C1〜4アルコキシ、−CFおよび−OCFからなる群より選択される1個〜3個の置換基でさらに置換され得る、



化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、エステル、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは互変異性体。



(項目35)







【化439】
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である、項目34に記載の化合物。



(項目36) R10は4−トリフルオロメトキシである、項目34に記載の化合物。



(項目37)



4−(ピリミジン−2−イルメチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニルアミノ)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (XIII−1);



4−(ピリミジン−2−イルメチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェノキシ)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (XIII−2);



4−(ピリミジン−2−イルメチル)−7−(4−(トリフルオロメチル)フェニルアミノ)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (XIII−3);



4−(ピリジン−2−イルメチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニルアミノ)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (XIII−4);



4−(ピリジン−2−イルメチル)−7−(4−(トリフルオロメチル)フェニルアミノ)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (XIII−6);および



7−(メチル(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)アミノ)−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (XIII−10)



からなる群より選択される化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、エステル、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは互変異性体。



(項目38)



4−(2,2−ジフルオロエチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−6);



4−(2−メトキシエチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−11);



(R)−3−メチル−7−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−19);



4−メチル−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−46);



(S)−3−イソプロピル−7−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−77);



3−(ピリジン−2−イルメチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−142);



N−(2−(5−オキソ−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−2,3−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−4(5H)−イル)エチル)エタンスルホンアミド (II−178);および



4−(3−(アゼチジン−1−イルスルホニル)プロピル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−191)



からなる群より選択される化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、エステル、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは互変異性体。



(項目39)



式I:
【化440】
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の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、エステル、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは互変異性体であって、式Iにおいて:



およびZは各々独立して、CRおよびNからなる群より選択され;



およびZは各々独立して、CR、C−Q−RおよびNからなる群より選択され、ただし、ZおよびZのうちの一方はC−Q−Rであり、そしてZおよびZのうちの他方はCRまたはNであり、さらに、Z、ZおよびZのうちの1つのみがNであり;



Xは、−O−または−NR−であり;



Yは、−C(O)−であり;



Qは、共有結合、−O−C0〜2アルキレン−、−NR11−C0〜2アルキレン−、Cアルキレン−、Cアルケニレン−またはCアルキニレンであり;



は、アリール、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールであり;



ここで該アリール、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、独立してハロ、−NO、−CN、−SF、−Si(CH、−O−R20、−S−R20、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−N(R20)(R22)、−C(O)−N(R20)(R22)、−N(R20)−C(O)−R22、−N(R20)−C(O)−OR22、−N(R20)−S(O)−R26、−S(O)−R20、−O−S(O)−R20、−S(O)−N(R20)(R22)、C1〜6アルキル、C2〜4アルケニル、C2〜4アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールおよびヘテロシクリルからなる群より選択される1個、2個、3個、4個または5個の置換基で必要に応じて置換されており;そして



ここで該C1〜6アルキル、C2〜4アルケニル、C2〜4アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルは、独立してハロ、−NO、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、C1〜6アルキル、シクロアルキル、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;



は、−C1〜6アルキレン−R、−L−R、−L−C1〜6アルキレン−R、−C1〜6アルキレン−L−Rまたは−C1〜6アルキレン−L−C1〜6アルキレン−Rであり;



ここで各−C1〜6アルキレンは、独立してC2〜4アルキニル、ハロ、−NO、−CN、−O−R20、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR26、−C(O)−N(R20)(R22)、−N(R20)−S(O)−R20、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルからなる群より選択される1個の置換基によって必要に応じて置換されており;そして



ここで該シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルは、独立してC1〜6アルキル、C2〜4アルキニル、ハロ、−NO、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;



Lは、−O−、−S−、−C(O)−、−NHS(O)−、−S(O)NH−、−C(O)NH−または−NHC(O)−であり;ただし、Rが−L−Rまたは−L−C1〜6アルキレン−Rである場合、Lは、−O−でも、−S−でも、−NHS(O)−でも−NHC(O)−でもなく;そして



各Rは独立して、水素、ジュウテリウム、C1〜6アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルであり;



ここで該C1〜6アルキルは、独立してハロ、−NO、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;



ここで該シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、独立してハロ、−NO、C1〜6アルキル、アラルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されており;そして



ここで該C1〜6アルキル、アラルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、独立してハロ、−NO、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されているか;



あるいはRの一方とRとは、これらが結合している原子と一緒になって、ヘテロシクリルを形成し得;



ここで該ヘテロシクリルは、独立してC1〜6アルキル、−O−R20、−N(R20)(R22)、−N(R20)−C(O)−OR20および−C(O)−OR20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;そして



ここで該C1〜6アルキルは、独立してハロおよびヘテロアリールからなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;



各Rは独立して、水素、ジュウテリウム、C1〜6アルキル、−C(O)−OR26、−C(O)−N(R26)(R26)、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルであり;



ここで該C1〜6アルキルは、独立してハロ、−NO、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;



ここで該シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、独立してハロ、−NO、C1〜6アルキル、アラルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されており;そして



ここで該C1〜6アルキル、アラルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリールは、独立してヒドロキシル、ハロ、−NO、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されているか;



あるいは2個のRまたは2個のRは、これらが結合している炭素原子と一緒になって、オキソを形成し;



は、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルであり;



ここで該シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルは、独立してC1〜6アルキル、C2〜4アルキニル、ハロ、−NO、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−N(R20)−S(O)−R20、−N(R20)−C(O)−R22、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CN、オキソおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;



ここで該C1〜6アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、独立してハロ、−NO、C1〜6アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されており;そして



ここで該C1〜6アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、独立してハロ、アリール、−NO、−CF、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CN、−S(O)−R20および−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されており;



は、水素、C1〜6アルキルまたはシクロアルキルであり;



ここで該C1〜6アルキルは、独立してハロ、−NO、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;



は、水素、ハロ、−O−R20またはC1〜6アルキルであり;



20およびR22は、各例において、独立して、水素、C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリールからなる群より選択され;



ここで該C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリールは、独立してヒドロキシル、ハロ、C1〜4アルキル、アシルアミノ、オキソ、−NO、−S(O)26、−CN、C1〜3アルコキシ、−CF、−OCF、−OCHCF、−C(O)−NH、アリール、シクロアルキルおよびヘテロアリールからなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;そして



ここで該ヘテロアリールは、C1〜4アルキルまたはシクロアルキルで必要に応じてさらに置換されているか;あるいは



20とR22とが共通の窒素原子に結合している場合、R20とR22は結合して、複素環式環またはヘテロアリール環を形成し得、該複素環式環またはヘテロアリール環は次いで、独立してヒドロキシル、ハロ、C1〜4アルキル、アラルキル、アリールオキシ、アラルキルオキシ、アシルアミノ、−NO、−S(O)26、−CN、C1〜3アルコキシ、−CF、−OCF、アリール、ヘテロアリールおよびシクロアルキルからなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;そして



各R26は独立して、水素、C1〜4アルキル、アリールおよびシクロアルキルからなる群より選択され;



ここで該C1〜4アルキル、アリールおよびシクロアルキルは、独立してヒドロキシル、ハロ、C1〜4アルコキシ、−CFおよび−OCFからなる群より選択される1個〜3個の置換基でさらに置換され得、



ただし、Xが−O−であり、各Rが水素であり、RおよびRが、これらが結合している原子と一緒になって、tert−ブトキシカルボニルで必要に応じて置換されているピペラジンを形成しており、かつQが結合である場合、Rは、非置換のフェニルでもモルホリニルでもない、化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、エステル、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは互変異性体。



(項目40)



は、アリール、シクロアルキル、シクロアルケニルまたはヘテロアリールであり;



ここで該アリール、シクロアルケニルまたはヘテロアリールは、独立してハロ、−O−R20、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−N(R20)(R22)、−N(R20)−C(O)−R22、−N(R20)−C(O)−OR22、−S(O)−R20、−O−S(O)−R20、C1〜6アルキル、シクロアルキルおよびヘテロシクリルからなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;そして



ここで該C1〜6アルキルまたはシクロアルキルは、独立してハロ、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されている、



項目39に記載の化合物。



(項目41)



各Rは独立して、水素、ジュウテリウム、またはC1〜6アルキルである、項目3



9に記載の化合物。



(項目42)



各Rは独立して、水素、ジュウテリウム、またはC1〜6アルキルである、項目3



9に記載の化合物。



(項目43)



は、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルであり;



ここで該シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルは、独立してC1〜6アルキル、ハロ、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CN、オキソおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;



ここで該C1〜6アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、独立してハロ、C1〜6アルキル、アリール、ヘテロシクリルおよびヘテロアリールからなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されており;そして



ここで該C1〜6アルキルは、1個、2個または3個のハロで必要に応じてさらに置換されている、



項目39に記載の化合物。



(項目44)



の一方とRとは、これらが結合している原子と一緒になって、ヘテロシクリルを形成し得;



ここで該ヘテロシクリルは、独立してC1〜6アルキル、−O−R20、−N(R20)(R22)および−C(O)−OR20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;そして



ここで該C1〜6アルキルは、独立してハロおよびヘテロアリールからなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されている、



項目39に記載の化合物。



(項目45)



式I:
【化441】
[この文献は図面を表示できません]







の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、エステル、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは互変異性体であって、式Iにおいて:



およびZは各々独立して、CRおよびNからなる群より選択され;



およびZは各々独立して、CR、C−Q−RおよびNからなる群より選択され、ただし、ZおよびZのうちの一方はC−Q−Rであり、そしてZおよびZのうちの他方はCRまたはNであり、さらに、Z、ZおよびZのうちの1つのみがNであり;



Xは、−O−または−NR−であり;



Yは、−C(O)−、−C(R11−または−S(O)−であり;



Qは、共有結合、−O−C0〜2アルキレン、−NR11−C0〜2アルキレン、Cアルキレン、CアルケニレンまたはCアルキニレンであり;



は、アリール、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールであり;



ここで該アリール、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、独立してハロ、−NO、−CN、−SF、−Si(CH、−O−R20、−S−R20、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−N(R20)(R22)、−C(O)−N(R20)(R22)、−N(R20)−C(O)−R22、−N(R20)−C(O)−OR22、−N(R20)−S(O)−R26、−S(O)−R20、−O−S(O)−R20、−S(O)−N(R20)(R22)、C1〜6アルキル、C2〜4アルケニル、C2〜4アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールおよびヘテロシクリルからなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;そして



ここで該C1〜6アルキル、C2〜4アルケニル、C2〜4アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルは、独立してハロ、−NO、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、C1〜6アルキル、C1〜3ハロアルキル、シクロアルキル、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;



は、−C1〜6アルキレン−R、−L−R、−L−C1〜6アルキレン−R、−C1〜6アルキレン−L−Rまたは−C1〜6アルキレン−L−C1〜6アルキレン−Rであり;



ここで各−C1〜6アルキレンは、独立してC2〜4アルキニル、ハロ、−NO、−CN、−O−R20、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR26、−C(O)−N(R20)(R22)、−N(R20)−S(O)−R20、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルからなる群より選択される1個の置換基によって必要に応じて置換されており;そして



ここで該シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルは、独立してC1〜6アルキル、C2〜4アルキニル、ハロ、−NO、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;



Lは、−O−、−S−、−C(O)−、−NHS(O)−、−S(O)NH−、−C(O)NH−、または−NHC(O)−であり;ただし



Yが−C(R11−である場合、Rは、−L−R、−L−C1〜6アルキレン−R、−C1〜6アルキレン−L−Rまたは−C1〜6アルキレン−L−C1〜6アルキレン−Rであり、そしてLは−C(O)−ではなく;そして



が−L−Rまたは−L−C1〜6アルキレン−Rである場合、Lは、−O−でも、−S−でも、−NHS(O)−でも−NHC(O)−でもなく;



各Rは独立して、水素、ジュウテリウム、C1〜6アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルであり;



ここで該C1〜6アルキルは、独立してハロ、−NO、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;



ここで該シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、独立してハロ、−NO、C1〜6アルキル、アラルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されており;そして



ここで該C1〜6アルキル、アラルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、独立してハロ、−NO、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されているか;



あるいはYが−C(O)−である場合、Rの一方とRとは、これらが結合している原子と一緒になって、ヘテロシクリルを形成し得;



ここで該ヘテロシクリルは、独立してC1〜6アルキル、−O−R20、−N(R20)(R22)、−N(R20)−C(O)−OR20および−C(O)−OR20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;そして



ここで該C1〜6アルキルは、独立してハロおよびヘテロアリールからなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;



各Rは独立して、水素、ジュウテリウム、C1〜6アルキル、−C(O)−OR26、−C(O)−N(R26)(R26)、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルであり;



ここで該C1〜6アルキルは、独立してハロ、−NO、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;



ここで該シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、独立してハロ、−NO、C1〜6アルキル、アラルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されており;そして



ここで該C1〜6アルキル、アラルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリールは、独立してヒドロキシル、ハロ、−NO、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されているか;



あるいは2個のRまたは2個のRは、これらが結合している炭素原子と一緒になって、オキソを形成し;



は、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルであり;



ここで該シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルは、独立してC1〜6アルキル、C2〜4アルキニル、ハロ、−NO、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−N(R20)−S(O)−R20、−N(R20)−C(O)−R22、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CN、オキソおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;



ここで該C1〜6アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、独立してハロ、−NO、C1〜6アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されており;そして



ここで該C1〜6アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、独立してハロ、アリール、−NO、−CF、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CN、−S(O)−R20および−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されており;



は、水素、C1〜6アルキルまたはシクロアルキルであり;



ここで該C1〜6アルキルは、独立してハロ、−NO、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;



は、水素、ハロ、−O−R20またはC1〜6アルキルであり;



11は、水素またはC1〜4アルキルであり;



20およびR22は、各例において、独立して、水素、C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリールからなる群より選択され;



ここで該C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリールは、独立してヒドロキシル、ハロ、C1〜4アルキル、アシルアミノ、オキソ、−NO、−S(O)26、−CN、C1〜3アルコキシ、−CF、−OCF、−OCHCF、−C(O)−NH、アリール、シクロアルキルおよびヘテロアリールからなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;そして



ここで該ヘテロアリールは、C1〜4アルキルまたはシクロアルキルで必要に応じてさらに置換されているか;あるいは



20とR22とが共通の窒素原子に結合している場合、R20とR22は結合して、複素環式環またはヘテロアリール環を形成し得、該複素環式環またはヘテロアリール環は次いで、独立してヒドロキシル、ハロ、C1〜4アルキル、アラルキル、アリールオキシ、アラルキルオキシ、アシルアミノ、−NO、−S(O)26、−CN、C1〜3アルコキシ、−CF、−OCF、アリール、ヘテロアリールおよびシクロアルキルからなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;そして
各R26は独立して、水素、C1〜4アルキル、アリールおよびシクロアルキルからなる群より選択され;



ここで該C1〜4アルキル、アリールおよびシクロアルキルは、独立してヒドロキシル、ハロ、C1〜4アルコキシ、−CFおよび−OCFからなる群より選択される1個〜3個の置換基でさらに置換され得、



ただし、Yが−C(O)−であり、Xが−O−であり、各Rが水素であり、RおよびRが、これらが結合している原子と一緒になって、tert−ブトキシカルボニルで必要に応じて置換されているピペラジンを形成しており、かつQが結合である場合、Rは、非置換のフェニルでもモルホリニルでもなく;そしてYが−S(O)−であり、Xが−O−であり、Rがベンジルであり、各Rが水素であり、ZがC−Q−Rであり、Qが結合であり、かつRがアリールまたはヘテロアリールである場合、両方のRが水素である、化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、エステル、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは互変異性体。



(項目46)



式Iの化合物が式II:



【化442】
[この文献は図面を表示できません]







により表され、



mは、0、1、2または3であり;



nは、0、1、2、3、4または5であり;



各R10は独立して、ハロ、−NO、−CN、−SF、−Si(CH、−O−R20、−S−R20、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−N(R20)(R22)、−C(O)−N(R20)(R22)、−N(R20)−C(O)−R22、−N(R20)−C(O)−OR22、−N(R20)−S(O)−R26、−S(O)−R20、−O−S(O)−R20、−S(O)−N(R20)(R22)、C1〜6アルキル、C2〜4アルケニル、C2〜4アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールおよびヘテロシクリルからなる群より選択され;



ここで該C1〜6アルキル、C2〜4アルケニル、C2〜4アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルは、独立してハロ、−NO、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、C1〜6アルキル、C1〜3ハロアルキル、シクロアルキル、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;



17は、ハロ、−O−R20またはC1〜6アルキルであり;



20およびR22は、各例において、独立して、水素、C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリールからなる群より選択され;



ここで該C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリールは、独立してヒドロキシル、ハロ、C1〜4アルキル、アシルアミノ、オキソ、−NO、−S(O)26、−CN、C1〜3アルコキシ、−CF、−OCF、−OCHCF、−C(O)−NH、アリール、シクロアルキルおよびヘテロアリールからなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;そして
ここで該ヘテロアリールは、C1〜4アルキルまたはシクロアルキルで必要に応じてさらに置換されているか;あるいは



20とR22とが共通の窒素原子に結合している場合、R20とR22は結合して、複素環式環またはヘテロアリール環を形成し得、該複素環式環またはヘテロアリール環は次いで、独立してヒドロキシル、ハロ、C1〜4アルキル、アラルキル、アリールオキシ、アラルキルオキシ、アシルアミノ、−NO、−S(O)26、−CN、C1〜3アルコキシ、−CF、−OCF、アリール、ヘテロアリールおよびシクロアルキルからなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;そして



各R26は独立して、水素、C1〜4アルキル、アリールおよびシクロアルキルからなる群より選択され;



ここで該C1〜4アルキル、アリールおよびシクロアルキルは、独立してヒドロキシル、ハロ、C1〜4アルコキシ、−CFおよび−OCFからなる群より選択される1個〜3個の置換基でさらに置換され得る、



項目45に記載の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、エステル、立体異性体、



立体異性体の混合物もしくは互変異性体。



(項目47)



式Iの化合物が式III:



【化443】
[この文献は図面を表示できません]







により表され、



は、−L−R、−L−C1〜6アルキレン−R、−C1〜6アルキレン−L−Rまたは−C1〜6アルキレン−L−C1〜6アルキレン−Rであり;



ここで各−C1〜6アルキレンは、独立してC2〜4アルキニル、ハロ、−NO、−CN、−O−R20、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR26、−C(O)−N(R20)(R22)、−N(R20)−S(O)−R20、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルからなる群より選択される1個の置換基によって必要に応じて置換されており;そして



ここで該シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルは、独立してC1〜6アルキル、C2〜4アルキニル、ハロ、−NO、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;



Lは、−O−、−S−、−NHS(O)−、−S(O)NH−、−C(O)NH−または−NHC(O)−であり、ただし、Rが−L−Rまたは−L−C1〜6アルキレン−Rである場合、Lは、−O−でも、−S−でも、−NHS(O)−でも−NHC(O)−でもなく;



は、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルであり;



ここで該シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルは、独立してC1〜6アルキル、C2〜4アルキニル、ハロ、−NO、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−N(R20)−S(O)−R20、−N(R20)−C(O)−R22、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;



ここで該C1〜6アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、独立してハロ、−NO、C1〜6アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されており;そして



ここで該C1〜6アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、独立してハロ、アリール、−NO、−CF、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CN、−S(O)−R20および−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されており;



nは、0、1、2、3、4または5であり;



各R10は独立して、ハロ、−NO、−CN、−SF、−Si(CH、−O−R20、−S−R20、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−N(R20)(R22)、−C(O)−N(R20)(R22)、−N(R20)−C(O)−R22、−N(R20)−C(O)−OR22、−N(R20)−S(O)−R26、−S(O)−R20、−O−S(O)−R20、−S(O)−N(R20)(R22)、C1〜6アルキル、C2〜4アルケニル、C2〜4アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールおよびヘテロシクリルからなる群より選択され;そして



ここで該C1〜6アルキル、C2〜4アルケニル、C2〜4アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルは、独立してハロ、−NO、フェニル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、C1〜6アルキル、C1〜3ハロアルキル、シクロアルキル、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;



20およびR22は、各例において、独立して、水素、C1〜15アルキル、C2〜15アルケニル、C2〜15アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリールからなる群より選択され;



ここで該C1〜15アルキル、C2〜15アルケニル、C2〜15アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリールは、独立してヒドロキシル、ハロ、C1〜4アルキル、アシルアミノ、オキソ、−NO、−S(O)26、−CN、C1〜3アルコキシ、−CF、−OCF、−OCHCF、−C(O)−NH、アリール、シクロアルキルおよびヘテロアリールからなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;そして



ここで該ヘテロアリールは、C1〜4アルキルまたはシクロアルキルで必要に応じてさらに置換されているか;あるいは



20とR22とが共通の窒素原子に結合している場合、R20とR22は結合して、複素環式環またはヘテロアリール環を形成し得、該複素環式環またはヘテロアリール環は次いで、独立してヒドロキシル、ハロ、C1〜4アルキル、アラルキル、アリールオキシ、アラルキルオキシ、アシルアミノ、−NO、−S(O)26、−CN、C1〜3アルコキシ、−CF、−OCF、アリール、ヘテロアリールおよびシクロアルキルからなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;そして



各R26は独立して、水素、C1〜4アルキル、アリールおよびシクロアルキルからなる群より選択され;そして



ここで該C1〜4アルキル、アリールおよびシクロアルキルは、独立してヒドロキシル、ハロ、C1〜4アルコキシ、−CFおよび−OCFからなる群より選択される1個〜3個の置換基でさらに置換され得る、項目45に記載の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、エステル、立体異性体、



立体異性体の混合物もしくは互変異性体。



(項目48)



ピリミジン−2−イル(7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−2,3−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−4(5H)−イル)メタノン (III−1);



フェニル(7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−2,3−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−4(5H)−イル)メタノン (III−4);



(1−メチルシクロプロピル)(7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−2,3−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−4(5H)−イル)メタノン (III−10);



(3,3−ジフルオロシクロブチル)(7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−2,3−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−4(5H)−イル)メタノン (III−11);



(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)(7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−2,3−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−4(5H)−イル)メタノン (III−12);



(1H−ピラゾール−3−イル)(7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−2,3−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−4(5H)−イル)メタノン (III−15);



ピラジン−2−イル(7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−2,3−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−4(5H)−イル)メタノン (III−23);



ピリダジン−3−イル(7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−2,3−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−4(5H)−イル)メタノン (III−24);



2−(ピリジン−2−イル)−1−(7−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−2,3−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−4(5H)−イル)エタノン (III−29);



2−(ピリミジン−2−イル)−1−(7−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−2,3−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−4(5H)−イル)エタノン



(III−30);



(1−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)(7−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−2,3−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−4(5H)−イル)メタノン (III−32);



(1H−イミダゾール−2−イル)(7−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−2,3−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−4(5H)−イル)メタノン (III−33);



(1−メチル−1H−イミダゾール−2−イル)(7−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−2,3−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−4(5H)−イル)メタノン (III−37);



(R)−(2−メチル−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−2,3−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−4(5H)−イル)(ピリミジン−2−イル)メタノン (III−38);



2−(7−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−2,3,4,5−テトラヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−4−カルボニル)−5,6−ジヒドロイミダゾ[1,2−a]ピラジン−7(8H)−カルボン酸tert−ブチル (III−40);



(1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)(7−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−2,3−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−4(5H)−イル)メタノン (III−50);および (1,5−ジメチル−1H−ピラゾール−3−イル)(7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−2,3−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−4(5H)−イル)メタノン (III−58)



からなる群より選択される化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、エステル、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは互変異性体。



(項目49)



式Iの化合物が式V:



【化444】
[この文献は図面を表示できません]







により表され、



Aはシクロアルケニルであり;



nは、0、1、2、3、4または5であり;



各R10は独立して、ハロ、−NO、−CN、−SF、−Si(CH、−O−R20、−S−R20、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−N(R20)(R22)、−C(O)−N(R20)(R22)、−N(R20)−C(O)−R22、−N(R20)−C(O)−OR22、−N(R20)−S(O)−R26、−S(O)−R20、−O−S(O)−R20、−S(O)−N(R20)(R22)、C1〜6アルキル、C2〜4アルケニル、C2〜4アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールおよびヘテロシクリルからなる群より選択され;



ここで該C1〜6アルキル、C2〜4アルケニル、C2〜4アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルは、独立してハロ、−NO、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、C1〜6アルキル、C1〜3ハロアルキル、シクロアルキル、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;



20およびR22は、各例において、独立して、水素、C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリールからなる群より選択され;



ここで該C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリールは、独立してヒドロキシル、ハロ、C1〜4アルキル、アシルアミノ、オキソ、−NO、−S(O)26、−CN、C1〜3アルコキシ、−CF、−OCF、−OCHCF、−C(O)−NH、アリール、シクロアルキルおよびヘテロアリールからなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;そして



ここで該ヘテロアリールは、C1〜4アルキルまたはシクロアルキルで必要に応じてさらに置換されているか;あるいは



20とR22とが共通の窒素原子に結合している場合、R20とR22は結合して、複素環式環またはヘテロアリール環を形成し得、該複素環式環またはヘテロアリール環は次いで、独立してヒドロキシル、ハロ、C1〜4アルキル、アラルキル、アリールオキシ、アラルキルオキシ、アシルアミノ、−NO、−S(O)26、−CN、C1〜3アルコキシ、−CF、−OCF、アリール、ヘテロアリールおよびシクロアルキルからなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;そして



各R26は独立して、水素、C1〜4アルキル、アリールおよびシクロアルキルからなる群より選択され;



ここで該C1〜4アルキル、アリールおよびシクロアルキルは、独立してヒドロキシル、ハロ、C1〜4アルコキシ、−CFおよび−OCFからなる群より選択される1個〜3個の置換基でさらに置換され得る、



項目45に記載の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、エステル、立体異性体、



立体異性体の混合物もしくは互変異性体。



(項目50)



式Iの化合物が式VI:



【化445】
[この文献は図面を表示できません]







により表され、



Bは、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールであり;



nは、0、1、2、3、4または5であり;



各R10は独立して、ハロ、−NO、−CN、−SF、−Si(CH、−O−R20、−S−R20、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−N(R20)(R22)、−C(O)−N(R20)(R22)、−N(R20)−C(O)−R22、−N(R20)−C(O)−OR22、−N(R20)−S(O)−R26、−S(O)−R20、−O−S(O)−R20、−S(O)−N(R20)(R22)、C1〜6アルキル、C2〜4アルケニル、C2〜4アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールおよびヘテロシクリルからなる群より選択され;



ここで該C1〜6アルキル、C2〜4アルケニル、C2〜4アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルは、独立してハロ、−NO、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、C1〜6アルキル、C1〜3ハロアルキル、シクロアルキル、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;



20およびR22は、各例において、独立して、水素、C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリールからなる群より選択され;



ここで該C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリールは、独立してヒドロキシル、ハロ、C1〜4アルキル、アシルアミノ、オキソ、−NO、−S(O)26、−CN、C1〜3アルコキシ、−CF、−OCF、−OCHCF、−C(O)−NH、アリール、シクロアルキルおよびヘテロアリールからなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;そして



ここで該ヘテロアリールは、C1〜4アルキルまたはシクロアルキルで必要に応じてさらに置換されているか;あるいは



20とR22とが共通の窒素原子に結合している場合、R20とR22は結合して、複素環式環またはヘテロアリール環を形成し得、該複素環式環またはヘテロアリール環は次いで、独立してヒドロキシル、ハロ、C1〜4アルキル、アラルキル、アリールオキシ、アラルキルオキシ、アシルアミノ、−NO、−S(O)26、−CN、C1〜3アルコキシ、−CF、−OCF、アリール、ヘテロアリールおよびシクロアルキルからなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;そして
各R26は独立して、水素、C1〜4アルキル、アリールおよびシクロアルキルからなる群より選択され;



ここで該C1〜4アルキル、アリールおよびシクロアルキルは、独立してヒドロキシル、ハロ、C1〜4アルコキシ、−CFおよび−OCFからなる群より選択される1個〜3個の置換基でさらに置換され得る、



項目45に記載の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、エステル、立体異性体、



立体異性体の混合物もしくは互変異性体。



(項目51)



式Iの化合物が式VIII:



【化446】
[この文献は図面を表示できません]







により表され、



【化447】
[この文献は図面を表示できません]







は、単結合、二重結合または三重結合を表し;



nは、0、1、2、3、4または5であり;



各R10は独立して、ハロ、−NO、−CN、−SF、−Si(CH、−O−R20、−S−R20、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−N(R20)(R22)、−C(O)−N(R20)(R22)、−N(R20)−C(O)−R22、−N(R20)−C(O)−OR22、−N(R20)−S(O)−R26、−S(O)−R20、−O−S(O)−R20、−S(O)−N(R20)(R22)、C1〜6アルキル、C2〜4アルケニル、C2〜4アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールおよびヘテロシクリルからなる群より選択され;



ここで該C1〜6アルキル、C2〜4アルケニル、C2〜4アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルは、独立してハロ、−NO、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、C1〜6アルキル、C1〜3ハロアルキル、シクロアルキル、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;



20およびR22は、各例において、独立して、水素、C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリールからなる群より選択され;



ここで該C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリールは、独立してヒドロキシル、ハロ、C1〜4アルキル、アシルアミノ、オキソ、−NO、−S(O)26、−CN、C1〜3アルコキシ、−CF、−OCF、−OCHCF、−C(O)−NH、アリール、シクロアルキルおよびヘテロアリールからなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;そして



ここで該ヘテロアリールは、C1〜4アルキルまたはシクロアルキルで必要に応じてさらに置換されているか;あるいは



20とR22とが共通の窒素原子に結合している場合、R20とR22は結合して、複素環式環またはヘテロアリール環を形成し得、該複素環式環またはヘテロアリール環は次いで、独立してヒドロキシル、ハロ、C1〜4アルキル、アラルキル、アリールオキシ、アラルキルオキシ、アシルアミノ、−NO、−S(O)26、−CN、C1〜3アルコキシ、−CF、−OCF、アリール、ヘテロアリールおよびシクロアルキルからなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;そして



各R26は独立して、水素、C1〜4アルキル、アリールおよびシクロアルキルからなる群より選択され;



ここで該C1〜4アルキル、アリールおよびシクロアルキルは、独立してヒドロキシル、ハロ、C1〜4アルコキシ、−CFおよび−OCFからなる群より選択される1個〜3個の置換基でさらに置換され得る、



項目45に記載の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、エステル、立体異性体、



立体異性体の混合物もしくは互変異性体。



(項目52)



2−((ピリミジン−2−イル)メチル)−8−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4,5]オキサチアゼピン−スルホン (IX−2);および



2−((5−クロロピリミジン−2−イル)メチル)−8−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4,5]オキサチアゼピン−スルホン (IX−3)



からなる群より選択される化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、エステル、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは互変異性体。



(項目53)



式Iの化合物が式X:



【化448】
[この文献は図面を表示できません]







により表され、



nは、0、1、2、3、4または5であり;



各R10は独立して、ハロ、−NO、−CN、−SF、−Si(CH、−O−R20、−S−R20、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−N(R20)(R22)、−C(O)−N(R20)(R22)、−N(R20)−C(O)−R22、−N(R20)−C(O)−OR22、−N(R20)−S(O)−R26、−S(O)−R20、−O−S(O)−R20、−S(O)−N(R20)(R22)、C1〜6アルキル、C2〜4アルケニル、C2〜4アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールおよびヘテロシクリルからなる群より選択され;



ここで該C1〜6アルキル、C2〜4アルケニル、C2〜4アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルは、独立してハロ、−NO、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、C1〜6アルキル、C1〜3ハロアルキル、シクロアルキル、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;



20およびR22は、各例において、独立して、水素、C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリールからなる群より選択され;



ここで該C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリールは、独立してヒドロキシル、ハロ、C1〜4アルキル、アシルアミノ、オキソ、−NO、−S(O)26、−CN、C1〜3アルコキシ、−CF、−OCF、−OCHCF、−C(O)−NH、アリール、シクロアルキルおよびヘテロアリールからなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;そして



ここで該ヘテロアリールは、C1〜4アルキルまたはシクロアルキルで必要に応じてさらに置換されているか;あるいは



20とR22とが共通の窒素原子に結合している場合、R20とR22は結合して、複素環式環またはヘテロアリール環を形成し得、該複素環式環またはヘテロアリール環は次いで、独立してヒドロキシル、ハロ、C1〜4アルキル、アラルキル、アリールオキシ、アラルキルオキシ、アシルアミノ、−NO、−S(O)26、−CN、C1〜3アルコキシ、−CF、−OCF、アリール、ヘテロアリールおよびシクロアルキルからなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;そして



各R26は独立して、水素、C1〜4アルキル、アリールおよびシクロアルキルからなる群より選択され;



ここで該C1〜4アルキル、アリールおよびシクロアルキルは、独立してヒドロキシル、ハロ、C1〜4アルコキシ、−CFおよび−OCFからなる群より選択される1個〜3個の置換基でさらに置換され得る、



項目45に記載の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、エステル、立体異性体、



立体異性体の混合物もしくは互変異性体。



(項目54)



式Iの化合物が式XII:



【化449】
[この文献は図面を表示できません]







により表され、



およびZは各々独立して、CRおよびNからなる群より選択され;



は、CRまたはNであり;ただし、Z、ZおよびZのうちの1つのみがNであり;



nは、0、1、2、3、4または5であり;



各R10は独立して、ハロ、−NO、−CN、−SF、−Si(CH、−O−R20、−S−R20、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−N(R20)(R22)、−C(O)−N(R20)(R22)、−N(R20)−C(O)−R22、−N(R20)−C(O)−OR22、−N(R20)−S(O)−R26、−S(O)−R20、−O−S(O)−R20、−S(O)−N(R20)(R22)、C1〜6アルキル、C2〜4アルケニル、C2〜4アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールおよびヘテロシクリルからなる群より選択され;そして



ここで該C1〜6アルキル、C2〜4アルケニル、C2〜4アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルは、独立してハロ、−NO、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、C1〜3ハロアルキル、C1〜6アルキル、シクロアルキル、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;



は、水素、ハロまたはC1〜6アルキルであり;



20およびR22は、各例において、独立して、水素、C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリールからなる群より選択され;



ここで該C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリールは、独立してヒドロキシル、ハロ、C1〜4アルキル、アシルアミノ、オキソ、−NO、−S(O)26、−CN、C1〜3アルコキシ、−CF、−OCF、−OCHCF、−C(O)−NH、アリール、シクロアルキルおよびヘテロアリールからなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;そして



ここで該ヘテロアリールは、C1〜4アルキルまたはシクロアルキルで必要に応じてさらに置換されているか;あるいは



20とR22とが共通の窒素原子に結合している場合、R20とR22は結合して、複素環式環またはヘテロアリール環を形成し得、該複素環式環またはヘテロアリール環は次いで、独立してヒドロキシル、ハロ、C1〜4アルキル、アラルキル、アリールオキシ、アラルキルオキシ、アシルアミノ、−NO、−S(O)26、−CN、C1〜3アルコキシ、−CF、−OCF、アリール、ヘテロアリールおよびシクロアルキルからなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;そして



各R26は独立して、水素、C1〜4アルキル、アリールおよびシクロアルキルからなる群より選択され;



ここで該C1〜4アルキル、アリールおよびシクロアルキルは、独立してヒドロキシル、ハロ、C1〜4アルコキシ、−CFおよび−OCFからなる群より選択される1個〜3個の置換基でさらに置換され得る、



項目45に記載の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、エステル、立体異性体、



立体異性体の混合物もしくは互変異性体。



(項目55)







【化450】
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である、項目54に記載の化合物。



(項目56)



nは、0または1であり;そしてR10は、4−トリフルオロメチルまたは4−トリフルオロメトキシである、項目54に記載の化合物。



(項目57)



4−ベンジル−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロピリド[4,3−f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (XII−1);



4−ベンジル−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロピリド[2,3−f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (XII−2);



4−ベンジル−7−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−3,4−ジヒドロピリド[2,3−f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (XII−3);
4−(ピリミジン−2−イルメチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロピリド[4,3−f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン



(XII−5);



4−((4−メチルピリミジン−2−イル)メチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロピリド[4,3−f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (XII−8);



4−(シクロプロピルメチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロピリド[4,3−f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (XII−9);



4−((3−メトキシピリジン−2−イル)メチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロピリド[4,3−f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (XII−10);



4−((3−フルオロピリジン−2−イル)メチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロピリド[4,3−f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (XII−11);および



4−((4−メトキシピリミジン−2−イル)メチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロピリド[4,3−f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (XII−14)



からなる群より選択される化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、エステル、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは互変異性体。



(項目58)



式Iの化合物が式XIII:



【化451】
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により表され、



Qは、−O−C0〜2アルキレンまたは−NR11−C0〜2アルキレンであり;



nは、0、1、2、3、4または5であり;



各R10は独立して、ハロ、−NO、−CN、−SF、−Si(CH、−O−R20、−S−R20、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−N(R20)(R22)、−C(O)−N(R20)(R22)、−N(R20)−C(O)−R22、−N(R20)−C(O)−OR22、−N(R20)−S(O)−R26、−S(O)−R20、−O−S(O)−R20、−S(O)−N(R20)(R22)、C1〜6アルキル、C2〜4アルケニル、C2〜4アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールおよびヘテロシクリルからなる群より選択され;



ここで該C1〜6アルキル、C2〜4アルケニル、C2〜4アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルは、独立してハロ、−NO、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、C1〜6アルキル、C1〜3ハロアルキル、シクロアルキル、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;



20およびR22は、各例において、独立して、水素、C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリールからなる群より選択され;



ここで該C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリールは、独立してヒドロキシル、ハロ、C1〜4アルキル、アシルアミノ、オキソ、−NO、−S(O)26、−CN、C1〜3アルコキシ、−CF、−OCF、−OCHCF、−C(O)−NH、アリール、シクロアルキルおよびヘテロアリールからなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;そして



ここで該ヘテロアリールは、C1〜4アルキルまたはシクロアルキルで必要に応じてさらに置換されているか;あるいは



20とR22とが共通の窒素原子に結合している場合、R20とR22は結合して、複素環式環またはヘテロアリール環を形成し得、該複素環式環またはヘテロアリール環は次いで、独立してヒドロキシル、ハロ、C1〜4アルキル、アラルキル、アリールオキシ、アラルキルオキシ、アシルアミノ、−NO、−S(O)26、−CN、C1〜3アルコキシ、−CF、−OCF、アリール、ヘテロアリールおよびシクロアルキルからなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;そして



各R26は独立して、水素、C1〜4アルキル、アリールおよびシクロアルキルからなる群より選択され;



ここで該C1〜4アルキル、アリールおよびシクロアルキルは、独立してヒドロキシル、ハロ、C1〜4アルコキシ、−CFおよび−OCFからなる群より選択される1個〜3個の置換基でさらに置換され得る、



項目45に記載の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、エステル、立体異性体、



立体異性体の混合物もしくは互変異性体。



(項目59)



式IB:



【化452】
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の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、エステル、水和物、溶媒和物、立体異性体、立体異性体の混合物、互変異性体、多形および/もしくはプロドラッグであって、式IBにおいて:



は、アリール、シクロアルケニル、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールであり;



ここで該アリール、シクロアルケニル、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、独立してハロ、−NO、−CN、−SF、−Si(CH、−O−R20、−S−R20、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−N(R20)(R22)、−C(O)−N(R20)(R22)、−N(R20)−C(O)−R22、−N(R20)−C(O)−OR22、−N(R20)−S(O)−R26、−S(O)−R20、−S(O)−N(R20)(R22)、C1〜6アルキル、C2〜4アルケニル、C2〜4アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールおよびヘテロシクリルからなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;そして



ここで該C1〜6アルキル、C2〜4アルケニル、C2〜4アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルは、独立してハロ、−NO、フェニル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、C1〜6アルキル、シクロアルキル、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;
は、水素、C1〜15アルキル、−C(O)−R20、−C(O)−OR26、−C(O)−N(R26)(R28)、−N(R20)−S(O)−R20、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルであり;



ここで該C1〜15アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルは、独立してC1〜6アルキル、C2〜4アルキニル、ハロ、−NO、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;



ここで該C1〜6アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、独立してハロ、−NO、C1〜6アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されており;そして



ここで該C1〜6アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、独立してハロ、−NO、−CF、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CN、−S(O)−R20および−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されており;



Qは、共有結合またはCアルキニレンであり;



Yは、−C(O)−、−CH−、−C(NR)−または−S(O)−であり;



Xは、−O−または−NR−であり;



各Rは独立して、水素、C1〜15アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルであり;



ここで該C1〜15アルキルは、独立してハロ、−NO、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;



ここで該シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、独立してハロ、−NO、C1〜6アルキル、アラルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されており;そして



ここで該C1〜6アルキル、アラルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、独立してハロ、−NO、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されているか;



あるいはRの一方とRとは、これらが結合している原子と一緒になって、ヘテロシクリルを形成し得;



ここで該ヘテロシクリルは、独立してC1〜15アルキル、−O−R20、−N(R20)(R22)、−N(R20)−C(O)−OR20および−C(O)−OR20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;そして



ここで該C1〜15アルキルは、独立してハロおよびヘテロアリールからなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;



各Rは独立して、水素、C1〜15アルキル、C1〜4アルコキシ、−C(O)−OR26、−C(O)−N(R26)(R28)、−N(R20)−S(O)−R20、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルであり;



ここで該C1〜15アルキルは、独立してハロ、−NO、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;



ここで該シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、独立してハロ、−NO、C1〜6アルキル、アラルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されており;そして



ここで該C1〜6アルキル、アラルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリールは、独立してヒドロキシル、ハロ、−NO、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されているか;



あるいは2個のRまたは2個のRは、これらが結合している炭素原子と一緒になって、オキソを形成し;



は、水素、C1〜15アルキル、C1〜4アルコキシ、−C(O)−O−R26、−C(O)−N(R26)(R28)、−N(R20)−S(O)−R20、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルであり;



ここで該C1〜15アルキルは、独立してハロ、−NO、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;



ここで該シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、独立してハロ、−NO、C1〜6アルキル、アラルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されており;そして



ここで該C1〜6アルキル、アラルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、独立してヒドロキシル、ハロ、−NO、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されているか;



あるいはRおよびRは、これらが結合している原子と一緒になって、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールを形成し得;



ここで該ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、独立してC1〜15アルキル、シクロアルキル、ヘテロアリール、−O−R20、−N(R20)(R22)、−N(R20)−C(O)−OR20および−C(O)−OR20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;そして



ここで該C1〜15アルキルは、独立してハロおよびヘテロアリールからなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;



は、水素、C1〜15アルキル、−C(O)−R20、−C(O)−OR26、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルであり;



ここで該C1〜15アルキルは、独立してハロ、−NO、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;



ここで該シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、独立してハロ、−NO、C1〜6アルキル、アラルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されており;そして



ここで該C1〜6アルキル、アラルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、独立してハロ、−NO、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されており;



20およびR22は、各例において、独立して、水素、C1〜15アルキル、C2〜15アルケニル、C2〜15アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリールからなる群より選択され;



ここで該C1〜15アルキル、C2〜15アルケニル、C2〜15アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリールは、独立してヒドロキシル、ハロ、C1〜4アルキル、アシルアミノ、−NO、−S(O)26、−CN、C1〜3アルコキシ、−CF、−OCF、−OCHCF、−C(O)−NH、アリール、シクロアルキルおよびヘテロアリールからなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;そして



ここで該ヘテロアリールは、C1〜4アルキルまたはシクロアルキルで必要に応じてさらに置換されているか;あるいは



20とR22とが共通の窒素原子に結合している場合、R20とR22は結合して、複素環式環またはヘテロアリール環を形成し得、該複素環式環またはヘテロアリール環は次いで、独立してヒドロキシル、ハロ、C1〜4アルキル、アラルキル、アリール、アリールオキシ、アラルキルオキシ、アシルアミノ、−NO、−S(O)26、−CN、C1〜3アルコキシ、−CF、−OCF、アリール、ヘテロアリールおよびシクロアルキルからなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;そして



26およびR28は、各例において、独立して、水素、C1〜4アルキル、アリールおよびシクロアルキルからなる群より選択され;そして



ここで該C1〜4アルキル、アリールおよびシクロアルキルは、独立してヒドロキシル、ハロ、C1〜4アルコキシ、−CFおよび−OCFからなる群より選択される1個〜3個の置換基でさらに置換され得る、



化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、エステル、水和物、溶媒和物、立体異性体、立体異性体の混合物、互変異性体、多形および/もしくはプロドラッグ。



(項目60)



Yが−C(O)−であり、Xが−O−であり、各Rが水素であり、RおよびRが、これらが結合している原子と一緒になって、tert−ブトキシカルボニルで必要に応じて置換されているピペラジンを形成しており、かつQが結合である場合、Rは、非置換のフェニルでもモルホリニルでもなく;そしてYが−S(O)−であり、Xが−O−であり、Rがベンジルであり、各Rが水素であり、ZがC−Q−Rであり、Qが結合であり、かつRがアリールまたはヘテロアリールである場合、両方のRが水素である、項目59に記載の化合物。



(項目61)



薬学的に受容可能な賦形剤、および治療有効量の項目1〜60のいずれか1項に記載の化合物またはその薬学的に受容可能な塩を含有する、薬学的組成物。



(項目62)



哺乳動物において、遅延ナトリウム電流を減少させることが可能な剤での処置により軽減可能な疾患状態を処置する方法であって、その必要がある哺乳動物に、治療有効用量の項目1〜60のいずれか1項に記載の化合物を投与する工程を包含する、方法。



(項目63)



前記疾患状態が、心房の不整脈、心室の不整脈、心不全(うっ血性心不全、拡張期心不全、収縮期心不全、急性心不全が挙げられる)、プリンズメタル型(異型)狭心症、安定狭心症、不安定狭心症、運動誘発性狭心症、うっ血性心疾患、虚血、再発性虚血、再潅流傷害、心筋梗塞、急性冠状動脈症候群、末梢動脈疾患、肺高血圧症、および間欠性跛行のうちの1つ以上から選択される心臓血管疾患である、項目62に記載の方法。



(項目64)



前記疾患状態が、糖尿病または糖尿病性末梢神経障害である、項目62に記載の方法







(項目65)



前記疾患状態が、神経因性疼痛、癲癇、片頭痛、発作、または麻痺のうちの1つ以上をもたらす、項目62に記載の方法。



(項目66)



治療における項目1〜60のいずれか1項に記載の化合物の使用。



(項目67)



心房の不整脈、心室の不整脈、心不全(うっ血性心不全、拡張期心不全、収縮期心不全、急性心不全が挙げられる)、プリンズメタル型(異型)狭心症、安定狭心症、不安定狭心症、運動誘発性狭心症、うっ血性心疾患、虚血、再発性虚血、再潅流傷害、心筋梗塞、急性冠状動脈症候群、末梢動脈疾患、肺高血圧症、および間欠性跛行から選択される1つ以上の疾患を処置するための医薬の製造における、項目1〜60のいずれか1項に記載



の化合物の使用。
【発明を実施するための形態】
【0018】
(詳細な説明)
(1.定義および一般パラメータ)
本明細書中で使用される場合、以下の用語および語句は、それらが使用される文脈がそうではないことを示す範囲を除いて、一般に以下に記載されるような意味を有することが意図される。
【0019】
用語「アルキル」とは、一価の、分枝鎖または非分枝鎖の、1個〜20個の炭素原子、または1個〜15個の炭素原子、または1個〜10個の炭素原子、または1個〜8個の炭素原子、または1個〜6個の炭素原子、または1個〜4個の炭素原子を有する、飽和炭化水素鎖をいう。この用語は、例えば、メチル、エチル、n−プロピル、イソ−プロピル、n−ブチル、イソ−ブチル、t−ブチル、n−ヘキシル、n−デシル、およびテトラデシルなどの基によって例示される。
【0020】
用語「置換アルキル」とは、以下のものをいう:
1)アルケニル、アルキニル、アルコキシ、シクロアルキル、シクロアルケニル、シクロアルコキシ、シクロアルケニルオキシ、アシル、アシルアミノ、アシルオキシ、アミノ、置換アミノ、アミノカルボニル、アルコキシカルボニルアミノ、アジド、シアノ、ハロゲン、ヒドロキシ、ケト、チオカルボニル、カルボキシ、カルボキシアルキル、アリールチオ、ヘテロアリールチオ、ヘテロシクリルチオ、チオール、アルキルチオ、アリール、アリールオキシ、ヘテロアリール、アミノスルホニル、アミノカルボニルアミノ、ヘテロアリールオキシ、ヘテロシクリル、ヘテロシクロオキシ、ヒドロキシアミノ、アルコキシアミノ、ニトロ、−S(O)−アルキル、−S(O)−シクロアルキル、−S(O)−ヘテロシクリル、−S(O)−アリール、−S(O)−ヘテロアリール、−S(O)−アルキル、−S(O)−シクロアルキル、−S(O)−ヘテロシクリル、−S(O)−アリールおよび−S(O)−ヘテロアリールからなる群より選択される、1個、2個、3個、4個または5個の置換基(いくつかの実施形態において、1個、2個または3個の置換基)を有する、上で定義されたようなアルキル基。その定義により他に制限されない限り、全ての置換基は、アルキル、アルケニル、アルキニル、カルボキシ、カルボキシアルキル、アミノカルボニル、ヒドロキシ、アルコキシ、ハロゲン、CF、アミノ、置換アミノ、シアノ、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、および−S(O)(ここでRは、アルキル、アリールまたはヘテロアリールであり、そしてnは、0、1または2である)から選択される1個、2個または3個の置換基によって必要に応じてさらに置換され得る;あるいは
2)独立して酸素、硫黄およびNR(ここでRは、水素、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、シクロアルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロアリールおよびヘテロシクリルから選択される)から選択される1個〜10個の原子(例えば、1個、2個、3個、4個または5個の原子)によって分断された、上で定義されたようなアルキル基。全ての置換基は、アルキル、アルケニル、アルキニル、カルボキシ、カルボキシアルキル、アミノカルボニル、ヒドロキシ、アルコキシ、ハロゲン、CF、アミノ、置換アミノ、シアノ、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、および−S(O)(ここでRは、アルキル、アリールまたはヘテロアリールであり、そしてnは、0、1または2である)によって必要に応じてさらに置換され得る;あるいは
3)上で定義されたような1個、2個、3個、4個または5個の置換基を有し、かつまた、上で定義されたような1個〜10個の原子(例えば、1個、2個、3個、4個または5個の原子)により介在されている、上に定義されるようなアルキル基。
【0021】
用語「低級アルキル」とは、一価の、分枝鎖または非分枝鎖の、1個、2個、3個、4個、5個または6個の炭素原子を有する飽和炭化水素鎖をいう。この用語は、例えば、メチル、エチル、n−プロピル、イソ−プロピル、n−ブチル、イソ−ブチル、t−ブチル、およびn−ヘキシルなどの基によって例示される。
【0022】
用語「置換低級アルキル」とは、置換アルキルについて定義されたような1個〜5個の置換基(いくつかの実施形態においては、1個、2個または3個の置換基)を有する、上で定義されたような低級アルキル、あるいは置換アルキルについて定義されたような、1個、2個、3個、4個または5個の原子により介在された、上で定義されたような低級アルキル基、あるいは上で定義されたような1個、2個、3個、4個または5個の置換基を有し、かつまた、上で定義されたような1個、2個、3個、4個または5個の原子により介在された、上で定義されたような低級アルキル基をいう。
【0023】
用語「アルキレン」とは、いくつかの実施形態において1個〜20個の炭素原子(例えば、1個〜10個の炭素原子または1個、2個、3個、4個、5個もしくは6個の炭素原子)を有する、分枝鎖または非分枝鎖の飽和炭化水素鎖のジラジカルをいう。この用語は、例えば、メチレン(−CH−)、エチレン(−CHCH−)、ならびにプロピレン異性体(例えば、−CHCHCH−および−CH(CH)CH−)などの基によって例示される。
【0024】
用語「低級アルキレン」とは、いくつかの場合において1個、2個、3個、4個、5個または6個の炭素原子を有する、分枝鎖または非分枝鎖の飽和炭化水素鎖のジラジカルをいう。
【0025】
用語「置換アルキレン」とは、置換アルキルについて定義されたような1個〜5個の置換基(いくつかの実施形態において、1個、2個または3個の置換基)を有する、上で定義されたようなアルキレン基をいう。
【0026】
用語「アラルキル」とは、アルキレン基に共有結合したアリール基をいい、ここでアリールおよびアルキレンは、本明細書中で定義されるとおりである。「必要に応じて置換されたアラルキル」とは、必要に応じて置換されたアルキレン基に共有結合した必要に応じて置換されたアリール基をいう。このようなアラルキル基は、ベンジル、フェニルエチル、および3−(4−メトキシフェニル)プロピルなどにより例示される。
【0027】
用語「アラルキルオキシ」とは、基−O−アラルキルをいう。「必要に応じて置換されたアラルキルオキシ」とは、必要に応じて置換されたアルキレン基に共有結合した必要に応じて置換されたアラルキル基をいう。このようなアラルキル基は、ベンジルオキシ、およびフェニルエチルオキシなどにより例示される。
【0028】
用語「アルケニル」とは、2個〜20個の炭素原子(いくつかの実施形態においては、2個〜10個の炭素原子、例えば、2個〜6個の炭素原子)を有し、そして1個〜6個の炭素−炭素二重結合(例えば、1個、2個または3個の炭素−炭素二重結合)を有する、分枝鎖または非分枝鎖の不飽和炭化水素基のモノラジカルをいう。いくつかの実施形態において、アルケニル基としては、エテニル(またはビニル、すなわち−CH=CH)、1−プロピレン(またはアリル、すなわち−CHCH=CH)、イソプロピレン(−C(CH)=CH)などが挙げられる。
【0029】
用語「低級アルケニル」とは、2個〜6個の炭素原子を有する、上で定義されたようなアルケニルをいう。
【0030】
用語「置換アルケニル」とは、置換アルキルについて定義されたような1個〜5個の置換基(いくつかの実施形態において、1個、2個または3個の置換基)を有する、上で定義されたようなアルケニル基をいう。
【0031】
用語「アルケニレン」とは、2個〜20個の炭素原子(いくつかの実施形態において、2個〜10個の炭素原子、例えば、2個〜6個の炭素原子)を有し、そして1個〜6個の炭素−炭素二重結合(例えば、1個、2個または3個の炭素−炭素二重結合)を有する、分枝鎖または非分枝鎖の不飽和炭化水素基のジラジカルをいう。
【0032】
用語「アルキニル」とは、いくつかの実施形態においては2個〜20個の炭素原子(いくつかの実施形態においては、2個〜10個の炭素原子、例えば、2個〜6個の炭素原子)を有し、そして1個〜6個の炭素−炭素三重結合(例えば、1個、2個または3個の炭素−炭素三重結合)を有する、不飽和炭化水素のモノラジカルをいう。いくつかの実施形態において、アルキニル基としては、エチニル(−C≡CH)、およびプロパルギル(またはプロピニル、すなわち−C≡CCH)などが挙げられる。
【0033】
用語「置換アルキニル」とは、置換アルキルについて定義されたような1個〜5個の置換基(いくつかの実施形態において、1個、2個または3個の置換基)を有する、上で定義されたようなアルキニル基をいう。
【0034】
用語「アルキニレン」とは、いくつかの実施形態において、2個〜20個の炭素原子(いくつかの実施形態において、2個〜10個の炭素原子、例えば、2個〜6個の炭素原子)を有し、そして1個〜6個の炭素−炭素三重結合(例えば、1個、2個または3個の炭素−炭素三重結合)を有する、不飽和炭化水素のジラジカルをいう。
【0035】
用語「ヒドロキシ」または「ヒドロキシル」とは、基−OHをいう。
【0036】
用語「アルコキシ」とは、基R−O−をいい、ここでRは、アルキルまたは−Y−Zであり、ここでYはアルキレンであり、そしてZは、アルケニルまたはアルキニルであり、ここでアルキル、アルケニルおよびアルキニルは、本明細書中で定義されるとおりである。いくつかの実施形態において、アルコキシ基は、アルキル−O−であり、そして例えば、メトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、イソ−プロポキシ、n−ブトキシ、tert−ブトキシ、sec−ブトキシ、n−ペントキシ、n−ヘキソキシ、および1,2−ジメチルブトキシなどを包含する。
【0037】
用語「低級アルコキシ」とは、基R−O−をいい、ここでRは、必要に応じて置換された低級アルキルである。この用語は、例えば、メトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、イソ−プロポキシ、n−ブトキシ、イソ−ブトキシ、t−ブトキシ、およびn−ヘキシルオキシなどの基によって例示される。
【0038】
用語「置換アルコキシ」とは、基R−O−をいい、ここでRは、置換アルキルまたは−Y−Zであり、ここでYは置換アルキレンであり、そしてZは、置換アルケニルまたは置換アルキニルであり、ここで置換アルキル、置換アルケニルおよび置換アルキニルは、本明細書中で定義されるとおりである。
【0039】
用語「C1〜3ハロアルキル」とは、1個〜7個、または1個〜6個、または1個〜3個のハロゲンに共有結合している、1個〜3個の炭素原子を有するアルキル基をいい、ここでアルキルおよびハロゲンは、本明細書中で定義される。いくつかの実施形態において、C1〜3ハロアルキルとしては、例えば、トリフルオロメチル、ジフルオロメチル、フルオロメチル、2,2,2−トリフルオロエチル、2,2−ジフルオロエチル、2−フルオロエチル、3,3,3−トリフルオロプロピル、3,3−ジフルオロプロピル、3−フルオロプロピルが挙げられる。
【0040】
用語「シクロアルキル」とは、単環式環または複数の縮合した環を有する、3個〜20個の炭素原子、または3個〜10個の炭素原子の環状アルキル基をいう。このようなシクロアルキル基としては、例として、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、およびシクロオクチルなどのような単環構造、またはアダマンタニルおよびビシクロ[2.2.1]ヘプタンのような多環構造、またはアリール基が縮合している環状アルキル基(例えば、インダンなど)が挙げられ、ただし、結合の点は、環状アルキル基を通してである。
【0041】
用語「シクロアルケニル」とは、単環式環または複数の縮合した環を有し、そして少なくとも1つの二重結合、いくつかの実施形態においては1個〜2個の二重結合を有する、3個〜20個の炭素原子の環状アルキル基をいう。
【0042】
用語「置換シクロアルキル」および「置換シクロアルケニル」とはアルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、シクロアルキル、シクロアルケニル、シクロアルコキシ、シクロアルケニルオキシ、アシル、アシルアミノ、アシルオキシ、アミノ、置換アミノ、アミノカルボニル、アルコキシカルボニルアミノ、アジド、シアノ、ハロゲン、ヒドロキシ、ケト、チオカルボニル、カルボキシ、カルボキシアルキル、アリールチオ、ヘテロアリールチオ、ヘテロシクリルチオ、チオール、アルキルチオ、アリール、アリールオキシ、ヘテロアリール、アミノスルホニル、アミノカルボニルアミノ、ヘテロアリールオキシ、ヘテロシクリル、ヘテロシクロオキシ、ヒドロキシアミノ、アルコキシアミノ、ニトロ、−S(O)−アルキル、−S(O)−シクロアルキル、−S(O)−ヘテロシクリル、−S(O)−アリール、−S(O)−ヘテロアリール、−S(O)−アルキル、−S(O)−シクロアルキル、−S(O)−ヘテロシクリル、S(O)−アリールおよび−S(O)−ヘテロアリールからなる群より選択される1個、2個、3個、4個または5個の置換基(いくつかの実施形態においては、1個、2個または3個の置換基)を有する、シクロアルキル基またはシクロアルケニル基をいう。用語「置換シクロアルキル」はまた、そのシクロアルキル基の環炭素原子のうちの1つ以上が、それに結合したオキソ基を有し、シクロアルキル基を包含する。さらに、シクロアルキル上またはシクロアルケニル上の置換基は、この置換されたシクロアルキルまたはシクロアルケニルの、6,7−環系への結合と同じ炭素に結合し得る。すなわち、この炭素に対してジェミナルである。その定義により他に制限されない限り、全ての置換基は、アルキル、アルケニル、アルキニル、カルボキシ、カルボキシアルキル、アミノカルボニル、ヒドロキシ、アルコキシ、ハロゲン、CF、アミノ、置換アミノ、シアノ、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、および−S(O)(ここでRは、アルキル、アリールまたはヘテロアリールであり、そしてnは、0、1または2である)から選択される1個、2個または3個の置換基によって必要に応じてさらに置換され得る。
【0043】
用語「シクロアルコキシ」とは、基シクロアルキル−O−をいう。
【0044】
用語「置換シクロアルコキシ」とは、基置換シクロアルキル−O−をいう。
【0045】
用語「シクロアルケニルオキシ」とは、基シクロアルケニル−O−をいう。
【0046】
用語「置換シクロアルケニルオキシ」とは、基置換シクロアルケニル−O−をいう。
【0047】
用語「アリール」とは、1個の環(例えば、フェニル)または複数の環(例えば、ビフェニル)、または複数の縮合した環(例えば、ナフチル、フルオレニルおよびアントリル)を有する、6個〜20個の炭素原子の芳香族炭素環式基をいう。いくつかの実施形態において、アリールとしては、フェニル、フルオレニル、ナフチル、およびアントリルなどが挙げられる。
【0048】
アリール置換基についての定義により他に制限されない限り、このようなアリール基は、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、シクロアルキル、シクロアルケニル、シクロアルコキシ、シクロアルケニルオキシ、アシル、アシルアミノ、アシルオキシ、アミノ、置換アミノ、アミノカルボニル、アルコキシカルボニルアミノ、アジド、シアノ、ハロゲン、ヒドロキシ、ケト、チオカルボニル、カルボキシ、カルボキシアルキル、アリールチオ、ヘテロアリールチオ、ヘテロシクリルチオ、チオール、アルキルチオ、アリール、アリールオキシ、ヘテロアリール、アミノスルホニル、アミノカルボニルアミノ、ヘテロアリールオキシ、ヘテロシクリル、ヘテロシクロオキシ、ヒドロキシアミノ、アルコキシアミノ、ニトロ、−S(O)−アルキル、−S(O)−シクロアルキル、−S(O)−ヘテロシクリル、−S(O)−アリール、−S(O)−ヘテロアリール、−S(O)−アルキル、−S(O)−シクロアルキル、−S(O)−ヘテロシクリル、−S(O)−アリールおよび−S(O)−ヘテロアリールからなる群より選択される1個、2個、3個、4個または5個の置換基(いくつかの実施形態においては、1個、2個または3個の置換基)で必要に応じて置換され得る。その定義により他に制限されない限り、全ての置換基は、アルキル、アルケニル、アルキニル、カルボキシ、カルボキシアルキル、アミノカルボニル、ヒドロキシ、アルコキシ、ハロゲン、CF、アミノ、置換アミノ、シアノ、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、および−S(O)(ここでRは、アルキル、アリールまたはヘテロアリールであり、そしてnは、0、1または2である)から選択される1個、2個または3個の置換基によって必要に応じてさらに置換され得る。
【0049】
用語「アリールオキシ」とは、基アリール−O−をいい、ここでこのアリール基は、上で定義されたとおりであり、そして必要に応じて置換されたアリール基(これもまた上で定義された)を含む。用語「アリールチオ」とは、基R−S−をいい、ここでRは、アリールについて定義されたとおりである。
【0050】
用語「ヘテロシクリル」、「複素環」または「複素環式」とは、単環または複数の縮合した環を有し、1個〜40個の炭素原子、ならびに窒素、硫黄、リン、および/または酸素から選択される1個〜10個のヘテロ原子、および1個〜4個のヘテロ原子をその環内に有する、モノラジカル飽和基をいう。いくつかの実施形態において、「ヘテロシクリル」基、「複素環」基、または「複素環式」基は、その環内のヘテロ原子のうちの1つを介して、分子の残部に結合する。
【0051】
複素環式置換基についての定義により他に制限されない限り、このような複素環式基は、1個〜5個の置換基(いくつかの実施形態においては、1個、2個または3個の置換基)で必要に応じて置換され得、この置換基は、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、シクロアルキル、シクロアルケニル、シクロアルコキシ、シクロアルケニルオキシ、アシル、アシルアミノ、アシルオキシ、アミノ、置換アミノ、アミノカルボニル、アルコキシカルボニルアミノ、アジド、シアノ、ハロゲン、ヒドロキシ、ケト、チオカルボニル、カルボキシ、カルボキシアルキル、アリールチオ、ヘテロアリールチオ、ヘテロシクリルチオ、チオール、アルキルチオ、アリール、アリールオキシ、ヘテロアリール、アミノスルホニル、アミノカルボニルアミノ、ヘテロアリールオキシ、ヘテロシクリル、ヘテロシクロオキシ、ヒドロキシアミノ、アルコキシアミノ、ニトロ、−S(O)−アルキル、−S(O)−シクロアルキル、−S(O)−ヘテロシクリル、−S(O)−アリール、−S(O)−ヘテロアリール、−S(O)−アルキル、−S(O)−シクロアルキル、−S(O)−ヘテロシクリル、−S(O)−アリールおよび−S(O)−ヘテロアリールからなる群より選択される。複素環式基上の置換基は、この置換されたシクロアルキルまたはシクロアルケニルの、6,7−環系への結合と同じ炭素に結合し得る。すなわち、この炭素に対してジェミナルである。その定義により他に制限されない限り、全ての置換基は、アルキル、アルケニル、アルキニル、カルボキシ、カルボキシアルキル、アミノカルボニル、ヒドロキシ、アルコキシ、ハロゲン、CF、アミノ、置換アミノ、シアノ、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、および−S(O)(ここでRは、アルキル、アリールまたはヘテロアリールであり、そしてnは、0、1または2である)から選択される1個、2個または3個の置換基によって必要に応じてさらに置換され得る。複素環式の例としては、テトラヒドロフラニル、モルホリノ、およびピペリジニルなどが挙げられる。
【0052】
用語「ヘテロシクロオキシ」とは、基−O−ヘテロシクリルをいう。
【0053】
用語「ヘテロアリール」とは、1個〜15個の炭素原子、ならびに酸素、窒素および硫黄から選択される1個〜4個のヘテロ原子を少なくとも1つの環内に含む、単環または多環を含む基をいう。用語「ヘテロアリール」は、用語「芳香族ヘテロアリール」および「部分飽和ヘテロアリール」に対して総称的である。用語「芳香族ヘテロアリール」とは、結合点とは無関係に、少なくとも1つの環が芳香族である、ヘテロアリールをいう。芳香族ヘテロアリールの例としては、ピロール、チオフェン、ピリジン、キノリン、プテリジンが挙げられる。
【0054】
用語「部分飽和ヘテロアリール」とは、基礎となる芳香族ヘテロアリールの芳香族環中の1つ以上の二重結合が飽和している、基礎となる芳香族ヘテロアリールと等価な構造を有するヘテロアリールをいう。部分飽和ヘテロアリールの例としては、ジヒドロピロール、ジヒドロピリジン、クロマン、および2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−4−イルなどが挙げられる。
【0055】
ヘテロアリール置換基についての定義により他に制限されない限り、このようなヘテロアリール基は、1個〜5個の置換基(いくつかの実施形態においては、1個、2個または3個の置換基)で必要に応じて置換され得、この置換基は、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、シクロアルキル、シクロアルケニル、シクロアルコキシ、シクロアルケニルオキシ、アシル、アシルアミノ、アシルオキシ、アミノ、置換アミノ、アミノカルボニル、アルコキシカルボニルアミノ、アジド、シアノ、ハロゲン、ヒドロキシ、ケト、チオカルボニル、カルボキシ、カルボキシアルキル、アリールチオ、ヘテロアリール、ヘテロシクリルチオ、チオール、アルキルチオ、アリール、アリールオキシ、ヘテロアリール、アミノスルホニル、アミノカルボニルアミノ、ヘテロアリールオキシ、ヘテロシクリル、ヘテロシクロオキシ、ヒドロキシアミノ、アルコキシアミノ、ニトロ、−S(O)−アルキル、−S(O)−シクロアルキル、−S(O)−ヘテロシクリル、−S(O)−アリール、−S(O)−ヘテロアリール、−S(O)−アルキル、−S(O)−シクロアルキル、−S(O)−ヘテロシクリル、−S(O)−アリールおよび−S(O)−ヘテロアリールからなる群より選択される。その定義により他に制限されない限り、全ての置換基は、アルキル、アルケニル、アルキニル、カルボキシ、カルボキシアルキル、アミノカルボニル、ヒドロキシ、アルコキシ、ハロゲン、CF、アミノ、置換アミノ、シアノ、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、および−S(O)(ここでRは、アルキル、アリールまたはヘテロアリールであり、そしてnは、0、1または2である)から選択される1個、2個または3個の置換基によって必要に応じてさらに置換され得る。このようなヘテロアリール基は、単環(例えば、ピリジルもしくはフリル)または複数の縮合した環(例えば、インドリジニル、ベンゾチアゾールもしくはベンゾチエニル)を有し得る。窒素複素環および窒素ヘテロアリールの例としては、ピロール、イミダゾール、ピラゾール、ピリジン、ピラジン、ピリミジン、ピリダジン、インドリジン、イソインドール、インドール、インダゾール、プリン、キノリジン、イソキノリン、キノリン、フタラジン、ナフチルピリジン、キノキサリン、キナゾリン、シンノリン、プテリジン、カルバゾール、カルボリン、フェナントリジン、アクリジン、フェナントロリン、イソチアゾール、フェナジン、イソオキサゾール、フェノキサジン、フェノチアジン、イミダゾリジン、およびイミダゾリンなど、ならびにN−アルコキシ窒素含有ヘテロアリール化合物が挙げられるが、これらに限定されない。
【0056】
用語「ヘテロアリールオキシ」とは、基ヘテロアリール−O−をいう。
【0057】
用語「アミノ」とは、基−NHをいう。
【0058】
用語「置換アミノ」とは、基−NRRをいい、ここで各Rは独立して、水素、アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールおよびヘテロシクリルからなる群より選択され、ただし、両方のR基が水素にはならず、またはRは基−Y−Zであり、ここでYは、必要に応じて置換されたアルキレンであり、そしてZは、アルケニル、シクロアルケニルもしくはアルキニルである。その定義により他に制限されない限り、全ての置換基は、アルキル、アルケニル、アルキニル、カルボキシ、カルボキシアルキル、アミノカルボニル、ヒドロキシ、アルコキシ、ハロゲン、CF、アミノ、置換アミノ、シアノ、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、および−S(O)(ここでRは、アルキル、アリールまたはヘテロアリールであり、そしてnは、0、1または2である)から選択される1個、2個または3個の置換基によって必要に応じてさらに置換され得る。
【0059】
用語「アルキルアミン」とは、R−NHをいい、ここでRは、必要に応じて置換されたアルキルである。
【0060】
用語「ジアルキルアミン」とは、R−NHRをいい、ここで各Rは独立して、必要に応じて置換されたアルキルである。
【0061】
用語「トリアルキルアミン」とは、NRをいい、ここで各Rは独立して、必要に応じて置換されたアルキルである。
【0062】
用語「シアノ」とは、基−CNをいう。
【0063】
用語「アジド」とは、基
【0064】
【化3】
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【0065】
をいう。
【0066】
用語「ケト」または「オキソ」とは、基=Oをいう。
【0067】
用語「カルボキシ」とは、基−C(O)−OHをいう。
【0068】
用語「エステル」または「カルボキシエステル」とは、基−C(O)ORをいい、ここでRは、アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルであり、これは必要に応じて、アルキル、アルコキシ、ハロゲン、CF、アミノ、置換アミノ、シアノまたは−S(O)(ここでRは、アルキル、アリールまたはヘテロアリールであり、そしてnは、0、1または2である)によりさらに置換され得る。
【0069】
用語「アシル」とは、基−C(O)Rを表し、ここでRは、水素、アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールまたはヘテロアリールである。その定義により他に制限されない限り、全ての置換基は、アルキル、アルケニル、アルキニル、カルボキシ、カルボキシアルキル、アミノカルボニル、ヒドロキシ、アルコキシ、ハロゲン、CF、アミノ、置換アミノ、シアノ、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、および−S(O)(ここでRは、アルキル、アリールまたはヘテロアリールであり、そしてnは、0、1または2である)からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基によって必要に応じてさらに置換され得る。
【0070】
用語「カルボキシアルキル」とは、基−C(O)O−アルキルまたは−C(O)O−シクロアルキルをいい、ここでアルキルおよびシクロアルキルは、本明細書中で定義されるとおりであり、そして必要に応じて、アルキル、アルケニル、アルキニル、カルボキシ、カルボキシアルキル、アミノカルボニル、ヒドロキシ、アルコキシ、ハロゲン、CF、アミノ、置換アミノ、シアノ、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、および−S(O)(ここでRは、アルキル、アリールまたはヘテロアリールであり、そしてnは、0、1または2である)によりさらに置換され得る。
【0071】
用語「アミノカルボニル」とは、基−C(O)NRRをいい、ここで各Rは独立して、水素、アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、もしくはヘテロシクリルであるか、または両方のR基が結合して、複素環式基(例えば、モルホリノ)を形成する。その定義により他に制限されない限り、全ての置換基は、アルキル、アルケニル、アルキニル、カルボキシ、カルボキシアルキル、アミノカルボニル、ヒドロキシ、アルコキシ、ハロゲン、CF、アミノ、置換アミノ、シアノ、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、および−S(O)(ここでRは、アルキル、アリールまたはヘテロアリールであり、そしてnは、0、1または2である)からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基によって必要に応じてさらに置換され得る。
【0072】
用語「アシルオキシ」とは、基−OC(O)−Rをいい、ここでRは、アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールまたはヘテロアリールである。その定義により他に制限されない限り、全ての置換基は、アルキル、アルケニル、アルキニル、カルボキシ、カルボキシアルキル、アミノカルボニル、ヒドロキシ、アルコキシ、ハロゲン、CF、アミノ、置換アミノ、シアノ、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、および−S(O)(ここでRは、アルキル、アリールまたはヘテロアリールであり、そしてnは、0、1または2である)からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基によって必要に応じてさらに置換され得る。
【0073】
用語「アシルアミノ」とは、基−NRC(O)Rをいい、ここで各Rは独立して、水素、アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルであるその定義により他に制限されない限り、全ての置換基は、アルキル、アルケニル、アルキニル、カルボキシ、カルボキシアルキル、アミノカルボニル、ヒドロキシ、アルコキシ、ハロゲン、CF、アミノ、置換アミノ、シアノ、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、および−S(O)(ここでRは、アルキル、アリールまたはヘテロアリールであり、そしてnは、0、1または2である)からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基によって必要に応じてさらに置換され得る。
【0074】
用語「アルコキシカルボニルアミノ」とは、基−N(R)C(O)ORをいい、ここでRはアルキルであり、そしてRは、水素またはアルキルである。その定義により他に制限されない限り、各アルキルは、アルキル、アルケニル、アルキニル、カルボキシ、カルボキシアルキル、アミノカルボニル、ヒドロキシ、アルコキシ、ハロゲン、CF、アミノ、置換アミノ、シアノ、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、および−S(O)(ここでRは、アルキル、アリールまたはヘテロアリールであり、そしてnは、0、1または2である)からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基によって必要に応じてさらに置換され得る。
【0075】
用語「アミノカルボニルアミノ」とは、基−NRC(O)NRRをいい、ここでRは、水素またはアルキルであり、そして各Rは、水素、アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルである。その定義により他に制限されない限り、全ての置換基は、アルキル、アルケニル、アルキニル、カルボキシ、カルボキシアルキル、アミノカルボニル、ヒドロキシ、アルコキシ、ハロゲン、CF、アミノ、置換アミノ、シアノ、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、および−S(O)(ここでRは、アルキル、アリールまたはヘテロアリールであり、そしてnは、0、1または2である)からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基によって必要に応じてさらに置換され得る。
【0076】
用語「チオール」とは、基−SHをいう。
【0077】
用語「チオカルボニル」とは、基=Sをいう。
【0078】
用語「アルキルチオ」とは、基−S−アルキルをいう。
【0079】
用語「置換アルキルチオ」とは、基−S−置換アルキルをいう。
【0080】
用語「ヘテロシクリルチオ」とは、基−S−ヘテロシクリルをいう。
【0081】
用語「アリールチオ」とは、基−S−アリールをいう。
【0082】
用語「ヘテロアリールチオール」とは、基−S−ヘテロアリールをいい、ここでこのヘテロアリール基は、上で定義されたとおりであり、必要に応じて置換されたヘテロアリール基(これもまた上で定義された)が挙げられる。
【0083】
用語「スルホキシド」とは、基−S(O)Rをいい、ここでRは、アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、またはヘテロアリールである。「置換スルホキシド」とは、基−S(O)Rをいい、ここでRは、本明細書中で定義されるような、置換アルキル、置換シクロアルキル、置換ヘテロシクリル、置換アリールまたは置換ヘテロアリールである。
【0084】
用語「スルホン」とは、基−S(O)Rをいい、ここでRは、アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールまたはヘテロアリールである。「置換スルホン」とは、基−S(O)Rをいい、ここでRは、本明細書中で定義されるような、置換アルキル、置換シクロアルキル、置換ヘテロシクリル、置換アリールまたは置換ヘテロアリールである。
【0085】
用語「アミノスルホニル」とは、基−S(O)NRRをいい、ここで各Rは独立して、水素、アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルである。その定義により他に制限されない限り、全ての置換基は、アルキル、アルケニル、アルキニル、カルボキシ、カルボキシアルキル、アミノカルボニル、ヒドロキシ、アルコキシ、ハロゲン、CF、アミノ、置換アミノ、シアノ、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、および−S(O)(ここでRは、アルキル、アリールまたはヘテロアリールであり、そしてnは、0、1または2である)からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基によって必要に応じてさらに置換され得る。
【0086】
用語「ヒドロキシアミノ」とは、基−NHOHをいう。
【0087】
用語「アルコキシアミノ」とは、基−NHORをいい、ここでRは、必要に応じて置換されたアルキルである。
【0088】
用語「ハロゲン」または「ハロ」とは、フルオロ、ブロモ、クロロ、およびヨードをいう。
【0089】
「任意の」または「必要に応じて」とは、その後に記載される事象または状況が起っても起こらなくてもよいことを意味し、そしてこの記載は、その事象または状況が起こる状況および起こらない状況を包含することを意味する。
【0090】
「置換された」基は、置換される基の1つの原子にモノラジカル置換基が結合している(例えば、分枝を形成している)実施形態を包含し、そしてまた、その置換基が、置換される基の2個の隣接原子に結合し、これによって、この置換される基に縮合環を形成する、ジラジカルの架橋基であり得る実施形態を包含する。
【0091】
所定の基(部分)が第二の基に結合しており、その結合部位が明白ではないように本明細書中で記載される場合、この所定の基は、この所定の基の任意の利用可能な部位において、この第二の基の任意の利用可能な部位に結合し得る。例えば、結合部位が明白ではない「低級アルキル置換フェニル」は、このフェニル基の任意の利用可能な部位に結合した、この低級アルキル基の任意の利用可能な部位を有し得る。この点に関して、「利用可能な部位」とは、ある基の水素が置換基で置き換えられ得るその基の部位である。
【0092】
上で定義される全ての置換される基において、さらなる置換基での置換基を定義することによりもたらされるポリマー(例えば、置換アリール基を置換基として有する置換アリールであって、この置換基自体が置換アリール基で置換されているものなど)は、本明細書に包含されることを意図されないことが理解される。置換基が同一であっても異なっていても、無限数の置換基もまた、包含されない。このような場合、このような置換基の最大数は、3である。従って、上記定義の各々は、例えば、置換アリール基が−置換アリール−(置換アリール)−置換アリールに限定されるという限定により、制限される。
【0093】
与えられる式の化合物(例えば、式Iの化合物であり、これはまた、式IA、IB、II、IIA、III、IIIA、IV、V、VI、VIII、VIIIA、IX、X、XIおよびXIIIを包含する)は、本開示の化合物、ならびにこのような化合物の薬学的に受容可能な塩、薬学的に受容可能なエステル、異性体、互変異性体、溶媒和物、同位体、水和物、多形、およびプロドラッグを包含することを意図される。さらに、本開示の化合物は、1つ以上の不斉中心を有し得、そしてラセミ混合物として、または個々のエナンチオマーもしくはジアステレオマーとして、生成され得る。与えられる式の任意の与えられる化合物に存在する立体異性体の数は、存在する不正中心の数に依存する(2個の可能な立体異性体が存在し、ここでnは、不斉中心の数である)。個々の立体異性体は、中間体のラセミ混合物または非ラセミ混合物を、合成のいずれかの適切な段階で分割することによって、あるいは従来の手段による化合物の分割によって、得られ得る。個々の立体異性体(個々のエナンチオマーおよびジアステレオマーが挙げられる)、ならびに立体異性体のラセミ混合物および非ラセミ混合物は、本開示の範囲内に包含され、これらの全ては、そうでないことが具体的に示されない限り、本明細書の構造によって図示されることが意図される。
【0094】
「異性体」とは、同じ分子式を有する異なる化合物である。異性体としては、立体異性体、エナンチオマーおよびジアステレオマーが挙げられる。
【0095】
「立体異性体」とは、原子が空間中で配置される方法のみが異なる異性体である。
【0096】
「エナンチオマー」とは、互いに重なり合わない鏡像である1対の立体異性体である。1対のエナンチオマーの1:1の混合物は、「ラセミ」混合物である。用語「(±)」が、適切である場合、ラセミ混合物を示すために使用される。
【0097】
「ジアステレオ異性体」とは、少なくとも2個の不斉原子を有するが、互いに鏡像ではない、立体異性体である。
【0098】
絶対立体化学は、カーン−インゴールド−プレローグのRS系に従って特定される。ある化合物が純粋なエナンチオマーである場合、各キラル炭素における立体化学は、RまたはSのいずれかによって特定され得る。絶対配置が未知である分割された化合物は、ナトリウムD線の波長の偏光面を回転させる方向(右旋性または左旋性)に依存して、(+)または(−)で表わされる。
【0099】
これらの化合物のうちのいくつかは、互変異性体として存在する。互変異性体は、互いに平衡状態にある。例えば、アミド含有化合物は、イミド酸互変異性体の平衡状態で存在し得る。いずれの互変異性体が示されるかにかかわらず、そして互変異性体間の平衡の性質とは無関係に、これらの化合物は、アミドとイミド酸との両方の互変異性体を包含することが、当業者により理解される。従って、アミド含有化合物は、それらのイミド酸互変異性体を包含すると理解される。同様に、イミド酸含有化合物は、それらのアミド互変異性体を包含すると理解される。アミド含有互変異性体およびイミド酸含有互変異性体の非限定的な例を、以下に示す:
【0100】
【化4】
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【0101】
用語「治療有効量」とは、以下に定義されるような処置を必要とする哺乳動物に投与される場合に、そのような処置を行うために充分な量をいう。治療有効量は、処置される被験体および疾患状態、被験体の体重および年齢、疾患状態の重篤度、ならびに投与様式などに依存して変化し、これは、当業者により容易に決定され得る。
【0102】
用語「多形」とは、結晶性化合物の異なる結晶構造をいう。異なる多形は、結晶充填の違い(充填多形)または同じ分子の異なる配座異性体間の充填の違い(配座多形)から生じ得る。
【0103】
用語「溶媒和物」とは、式I、IA、IB、II、IIA、IIB、III、IIIA、IV、V、VI、VIII、VIIIA、IX、X、XIIまたはXIIIの化合物と、溶媒との組み合わせにより形成される複合体をいう。
【0104】
用語「水和物」とは、式I、IA、IB、II、IIA、IIB、III、IIIA、IV、V、VI、VIII、VIIIA、IX、X、XIIまたはXIIIの化合物と、水との組み合わせにより形成される複合体をいう。
【0105】
用語「プロドラッグ」とは、インビボで、活性薬物、その薬学的に受容可能な塩、またはその生物活性代謝産物に転換され得、そして/あるいは分子の残部から分裂して活性薬物、その薬学的に受容可能な塩、またはその生物活性代謝産物を提供し得る、化学基を含む、式I、IA、IB、II、IIA、IIB、III、IIIA、IV、V、VI、VIII、VIIIA、IX、X、XIIまたはXIIIの化合物をいう。
【0106】
本明細書中に与えられる任意の式または構造(式I、IA、IB、II、IIA、IIB、III、IIIA、IV、V、VI、VIII、VIIIA、IX、X、XIIまたはXIIIの化合物を含む)はまた、この化合物の非標識形態および同位体標識された形態を表わすことを意図される。同位体標識された化合物は、1つ以上の原子が選択された原子量または質量数を有する原子により置き換えられていることを除いて、本明細書中に与えられる式により表される構造を有する。本開示の化合物に組み込まれ得る同位体の例としては、水素、炭素、窒素、酸素、リン、フッ素、および塩素の同位体が挙げられ、例えば、H(ジュウテリウム、D)、H(トリチウム)、11C、13C、14C、15N、18F、31P、32P、35S、36Cl、および125Iであるが、これらに限定されない。本開示の種々の同位体標識された化合物は、例えば、H、13Cおよび14Cなどの放射性同位体が組み込まれた化合物である。このような同位体標識された化合物は、代謝研究、反応動力学研究、検出または画像化の技術(例えば、薬物または物質の組織分布アッセイが挙げられる、陽電子断層撮影法(PET)またはシングルフォトンエミッションコンピュータ断層撮影法(SPECT))、あるいは患者の放射性処置において、有用であり得る。
【0107】
本開示はまた、炭素原子に結合している1個〜n個の水素がジュウテリウムにより置き換えられている、式I、IA、IB、II、IIA、IIB、III、IIIA、IV、V、VI、VIII、VIIIA、IX、X、XIIまたはXIIIの化合物を包含し、ここでnは、その分子中の水素の数である。このような化合物は、増大した代謝抵抗性を示し、従って、哺乳動物に投与される場合、式Iの任意の化合物の半減期を増大させるために有用である。例えば、Foster,「Deuterium Isotope Effects in Studies of Drug Metabolism」,Trends Pharmacol.Sci.5(12):524−527(1984)を参照のこと。このような化合物は、当該分野において周知である手段によって、例えば、1個以上の水素がジュウテリウムによって置き換えられている出発物質を使用することによって、合成される。
【0108】
ジュウテリウムで標識または置換された、本開示の治療用化合物は、分布、代謝、および排出(ADME)に関連する、改善されたDMPK(薬物の代謝および薬物速度論)特性を有し得る。ジュウテリウムなどのより重い異性体での置換は、より大きい代謝安定性からもたらされる特定の治療的利点(例えば、増大したインビボ半減期、減少した投薬量要求および/または治療指数の改善)を与え得る。18Fで標識された化合物は、PETまたはSPECT研究のために有用であり得る。同位体標識された本開示の化合物およびそのプロドラッグは一般に、容易入手可能な同位体標識された試薬を、同位体で標識されていない試薬の代わりに用いることにより、以下に記載されるスキームまたは実施例および調製に開示される手順を行うことによって、調製され得る。この文脈において、ジュウテリウムは、式Iの化合物における置換基とみなされることが理解される。
【0109】
このようなより重い同位体、特にジュウテリウムの濃縮は、同位体富化因子(isotopic enrichment factor)により規定され得る。本開示の化合物において、特定の同位体であると具体的に指定されない任意の原子は、その原子の任意の安定な同位体を表わすことを意味する。他に記載されない限り、ある位置が「H」または「水素」と具体的に指定される場合、この位置は、水素をその自然界で豊富な同位体組成で有すると理解される。従って、本開示の化合物において、ジュウテリウム(D)であると具体的に指定される任意の原子は、ジュウテリウムを表わすことを意味する。
【0110】
用語「処置」または「処置する」とは、資格のある医療提供者によるか、または資格のある医療提供者の指導の下での、以下のものが挙げられる目的での、疾患を有する哺乳動物への、本発明の化合物の投与を意味する:
(i)疾患を予防すること、すなわち、その疾患の臨床症状が発症しないようにすること;
(ii)疾患を阻害すること、すなわち、臨床症状の発症を止めること;および/または
(iii)疾患を軽減すること、すなわち、臨床症状の後退を引き起こすこと。
【0111】
多くの場合、本開示の化合物は、アミノ基および/またはカルボキシル基、あるいはこれらに類似の基の存在によって、酸塩および/または塩基塩を形成し得る。
【0112】
用語所定の化合物の「薬学的に受容可能な塩」とは、所定の化合物の生物学的有効性および特性を保持し、そして生物学的にもその他の点でも望ましくないことがない、塩をいう。薬学的に受容可能な塩基付加塩は、無機塩基および有機塩基から調製され得る。無機塩基から誘導される塩としては、例のみとして、ナトリウム塩、カリウム塩、リチウム塩、アンモニウム塩、カルシウム塩、およびマグネシウム塩が挙げられる。有機塩基から誘導される塩としては、第一級アミン、第二級アミンおよび第三級アミン(例えば、アルキルアミン、ジアルキルアミン、トリアルキルアミン、置換アルキルアミン、ジ(置換アルキル)アミン、トリ(置換アルキル)アミン、アルケニルアミン、ジアルケニルアミン、トリアルケニルアミン、置換アルケニルアミン、ジ(置換アルケニル)アミン、トリ(置換アルケニル)アミン、シクロアルキルアミン、ジ(シクロアルキル)アミン、トリ(シクロアルキル)アミン、置換シクロアルキルアミン、ジ置換シクロアルキルアミン、トリ置換シクロアルキルアミン、シクロアルケニルアミン、ジ(シクロアルケニル)アミン、トリ(シクロアルケニル)アミン、置換シクロアルケニルアミン、ジ置換シクロアルケニルアミン、トリ置換シクロアルケニルアミン、アリールアミン、ジアリールアミン、トリアリールアミン、ヘテロアリールアミン、ジヘテロアリールアミン、トリヘテロアリールアミン、複素環式アミン、ジ複素環式アミン、トリ複素環式アミン、混合ジアミンおよびトリアミン(ここでこのアミンの置換基のうちの少なくとも2つは異なり、そしてアルキル、置換アルキル、アルケニル、置換アルケニル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、シクロアルケニル、置換シクロアルケニル、アリール、ヘテロアリール、複素環式などからなる群より選択される))の塩が挙げられるが、これらに限定されない。2個または3個の置換基が、アミノ窒素と一緒になって、複素環式基またはヘテロアリール基を形成しているアミンもまた、含まれる。アミンは、一般構造N(R30)(R31)(R32)のものであり、ここでモノ置換アミンは、窒素上の3つの置換基(R30、R31およびR32)のうちの2個を水素として有し、ジ置換アミンは、窒素上の3つの置換基(R30、R31およびR32)のうちの1個を水素として有し、一方で、トリ置換アミンは、窒素上の3つの置換基(R30、R31およびR32)のいずれも水素として有さない。R30、R31およびR32は、水素、必要に応じて置換されたアルキル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、シクロアルケニルおよびヘテロシクリルなどの種々の置換基から選択される。上記アミンは、窒素上の1個2個または3個の置換基のいずれかが名称で列挙されるとおりである化合物をいう。例えば、用語「シクロアルケニルアミン」とは、シクロアルケニル−NHをいい、ここで「シクロアルケニル」は、本明細書中で定義されるとおりである。用語「ジヘテロアリールアミン」とは、NH(ヘテロアリール)をいい、ここで「ヘテロアリール」は、本明細書中で定義されるとおりである、などである。
【0113】
適切なアミンの具体例としては、例のみとして、イソプロピルアミン、トリメチルアミン、ジエチルアミン、トリ(イソ−プロピル)アミン、トリ(n−プロピル)アミン、エタノールアミン、2−ジメチルアミノエタノール、トロメタミン、リジン、アルギニン、ヒスチジン、カフェイン、プロカイン、ヒドラバミン、クロリン、ベタイン、エチレンジアミン、グルコサミン、N−アルキルグルカミン、テオブロミン、プリン、ピペラジン、ピペリジン、モルホリン、およびN−エチルピペリジンなどが挙げられる。
【0114】
薬学的に受容可能な酸付加塩は、無機酸および有機酸から調製され得る。無機酸から誘導される塩としては、塩酸、臭化水素酸、硫酸、硝酸、およびリン酸などが挙げられる。有機酸から誘導される塩としては、酢酸、プロピオン酸、グリコール酸、ピルビン酸、シュウ酸、リンゴ酸、マロン酸、コハク酸、マレイン酸、フマル酸、酒石酸、クエン酸、安息香酸、ケイ皮酸、マンデル酸、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、p−トルエン−スルホン酸、およびサリチル酸などが挙げられる。
【0115】
本明細書中で使用される場合、「薬学的に受容可能なキャリア」または「薬学的に受容可能な賦形剤」は、任意の全ての溶媒、分散媒、コーティング、抗菌剤および抗真菌剤、等張剤および吸収遅延剤などを包含する。薬学的に活性な物質のためのこのような媒体および剤の使用は、当該分野において周知である。いずれかの従来の媒体または剤が活性成分と非適合性である場合を除いて、治療用組成物におけるその使用が想定される。補助的な活性成分もまた、これらの組成物に組み込まれ得る。
【0116】
「冠状血管疾患」または「心臓血管疾患」とは、例えば、心不全(うっ血性心不全、拡張期心不全および収縮期心不全が挙げられる)、急性心不全、虚血、再発性虚血、心筋梗塞、不整脈、狭心症(運動誘発性狭心症、異型狭心症、安定狭心症、不安定狭心症が挙げられる)、急性冠状動脈症候群、糖尿病、ならびに間欠性跛行のうちのいずれか1つ以上から生じる、心臓血管の疾患をいう。
【0117】
「間欠性跛行」とは、末梢動脈疾患に関連する疼痛を意味する。「末梢動脈疾患」またはPADは、閉塞性末梢脈管疾患(PVD)の1つの型である。PADは、心臓および脳の外側の動脈に影響を与える。PADの最も一般的な症状は、歩行、階段上り、または運動の際の、股関節部、大腿、または腓部における疼痛性痙攣である。この疼痛は、間欠性跛行と呼ばれる。間欠性跛行の症状を列挙する際に、PADとPVDとの両方を含めることが意図される。
【0118】
不整脈とは、任意の異常な心拍数をいう。徐脈とは、異常に遅い心拍数をいい、一方で、心頻拍とは、異常に速い心拍数をいう。本明細書中で使用される場合、不整脈の処置は、上室性頻拍症(例えば、心房性細動、心房粗動、房室結節リエントリー心頻拍、心房性結節ならびに心室性頻拍(VT)(特発性心室性頻拍、心室性細動、早期興奮症候群、およびトルサード・ド・ポワント(TdP)が挙げられる))の処置を包含することが意図される。
【0119】
(2.命名法)
本開示の化合物の名称は、化合物を命名するためのACD/Nameソフトウェア(Advanced Chemistry Development,Inc.,Toronto,Canada)を使用して提供される。他の化合物または基は、一般名、または体系名もしくは非体系名を用いて、命名され得る。本開示の化合物の命名および番号付けを、代表的な式Iの化合物を用いて説明する:
【0120】
【化5】
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【0121】
これは、4−(ピリジン−2−イルメチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オンと命名される。
【0122】
(3.化合物)
従って、本開示の代表的な実施形態は、遅延ナトリウムチャネル遮断薬として機能する新規化合物を提供する。1つの実施形態において、本開示は、式I:
【0123】
【化6】
[この文献は図面を表示できません]
【0124】
の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、エステル、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは互変異性体を提供し、式Iにおいて:
およびZは各々独立して、CRおよびNからなる群より選択され;
およびZは各々独立して、CR、C−Q−RおよびNからなる群より選択され、ただし、ZおよびZのうちの一方はC−Q−Rであり、そしてZおよびZのうちの他方はCRまたはNであり、さらに、Z、ZおよびZのうちの1つのみがNであり;
Xは、−O−または−NR−であり;
Yは、−C(O)−、−C(R11−または−S(O)−であり;
Qは、共有結合、−O−C0〜2アルキレン、−NR11−C0〜2アルキレン、Cアルキレン、CアルケニレンまたはCアルキニレンであり;
は、アリール、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールであり;
ここでこのアリール、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、独立してハロ、−NO、−CN、−SF、−Si(CH、−O−R20、−S−R20、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−N(R20)(R22)、−C(O)−N(R20)(R22)、−N(R20)−C(O)−R22、−N(R20)−C(O)−OR22、−N(R20)−S(O)−R26、−S(O)−R20、−O−S(O)−R20、−S(O)−N(R20)(R22)、C1〜6アルキル、C2〜4アルケニル、C2〜4アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールおよびヘテロシクリルからなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;そして
ここでこのC1〜6アルキル、C2〜4アルケニル、C2〜4アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルは、独立してハロ、−NO、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、C1〜6アルキル、C1〜3ハロアルキル、シクロアルキル、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;
は、−C1〜6アルキレン−R、−L−R、−L−C1〜6アルキレン−R、−C1〜6アルキレン−L−Rまたは−C1〜6アルキレン−L−C1〜6アルキレン−Rであり;
ここで各−C1〜6アルキレンは、独立してC2〜4アルキニル、ハロ、−NO、−CN、−O−R20、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR26、−C(O)−N(R20)(R22)、−N(R20)−S(O)−R20、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルからなる群より選択される1個の置換基によって必要に応じて置換されており;そして
ここでこのシクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルは、独立してC1〜6アルキル、C2〜4アルキニル、ハロ、−NO、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;
Lは、−O−、−S−、−C(O)−、−NHS(O)−、−S(O)NH−、−C(O)NH−、または−NHC(O)−であり;ただし Yが−C(R11−である場合、Rは、−L−R、−L−C1〜6アルキレン−R、−C1〜6アルキレン−L−Rまたは−C1〜6アルキレン−L−C1〜6アルキレン−Rであり、そしてLは−C(O)−ではなく;そして
が−L−Rまたは−L−C1〜6アルキレン−Rである場合、Lは、−O−でも、−S−でも、−NHS(O)−でも−NHC(O)−でもなく;
各Rは独立して、水素、ジュウテリウム、C1〜6アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルであり;
ここでこのC1〜6アルキルは、独立してハロ、−NO、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;
ここでこのシクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、独立してハロ、−NO、C1〜6アルキル、アラルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されており;そして
ここでこのC1〜6アルキル、アラルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、独立してハロ、−NO、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されているか;
あるいはYが−C(O)−である場合、Rの一方とRとは、これらが結合している原子と一緒になって、ヘテロシクリルを形成し得;
ここでこのヘテロシクリルは、独立してC1〜6アルキル、−O−R20、−N(R20)(R22)、−N(R20)−C(O)−OR20および−C(O)−OR20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;そして
ここでこのC1〜6アルキルは、独立してハロおよびヘテロアリールからなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;
各Rは独立して、水素、ジュウテリウム、C1〜6アルキル、−C(O)−OR26、−C(O)−N(R26)(R26)、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルであり;
ここでこのC1〜6アルキルは、独立してハロ、−NO、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;
ここでこのシクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、独立してハロ、−NO、C1〜6アルキル、アラルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されており;そして
ここでこのC1〜6アルキル、アラルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリールは、独立してヒドロキシル、ハロ、−NO、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されているか;
あるいは2個のRまたは2個のRは、これらが結合している炭素原子と一緒になって、オキソを形成し;
は、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルであり;
ここでこのシクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルは、独立してC1〜6アルキル、C2〜4アルキニル、ハロ、−NO、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−N(R20)−S(O)−R20、−N(R20)−C(O)−R22、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CN、オキソおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;
ここでこのC1〜6アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、独立してハロ、−NO、C1〜6アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されており;そして
ここでこのC1〜6アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、独立してハロ、アリール、−NO、−CF、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CN、−S(O)−R20および−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されており;
は、水素、C1〜6アルキルまたはシクロアルキルであり;
ここでこのC1〜6アルキルは、独立してハロ、−NO、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;
は、水素、ハロ、−O−R20またはC1〜6アルキルであり;
11は、水素またはC1〜4アルキルであり;
20およびR22は、各例において、独立して、水素、C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリールからなる群より選択され;
ここでこのC1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリールは、独立してヒドロキシル、ハロ、C1〜4アルキル、アシルアミノ、オキソ、−NO、−S(O)26、−CN、C1〜3アルコキシ、−CF、−OCF、−OCHCF、−C(O)−NH、アリール、シクロアルキルおよびヘテロアリールからなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;そして
ここでこのヘテロアリールは、C1〜4アルキルまたはシクロアルキルで必要に応じてさらに置換されているか;あるいは
20とR22とが共通の窒素原子に結合している場合、R20とR22は結合して、複素環式環またはヘテロアリール環を形成し得、この複素環式環またはヘテロアリール環は次いで、独立してヒドロキシル、ハロ、C1〜4アルキル、アラルキル、アリールオキシ、アラルキルオキシ、アシルアミノ、−NO、−S(O)26、−CN、C1〜3アルコキシ、−CF、−OCF、アリール、ヘテロアリールおよびシクロアルキルからなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;そして
各R26は独立して、水素、C1〜4アルキル、アリールおよびシクロアルキルからなる群より選択され;
ここでこのC1〜4アルキル、アリールおよびシクロアルキルは、独立してヒドロキシル、ハロ、C1〜4アルコキシ、−CFおよび−OCFからなる群より選択される1個〜3個の置換基でさらに置換され得;
ただし、Yが−C(O)−であり、Xが−O−であり、各Rが水素であり、RおよびRが、これらが結合している原子と一緒になって、tert−ブトキシカルボニルで必要に応じて置換されているピペラジンを形成しており、かつQが結合である場合、Rは、非置換のフェニルでもモルホリニルでもなく;そしてYが−S(O)−であり、Xが−O−であり、Rがベンジルであり、各Rが水素であり、ZがC−Q−Rであり、Qが結合であり、かつRがアリールまたはヘテロアリールである場合、両方のRは水素である。
【0125】
別の実施形態において、本開示は、式I:
【0126】
【化7】
[この文献は図面を表示できません]
【0127】
の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、エステル、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは互変異性体を提供し、式Iにおいて:
およびZは各々独立して、CRおよびNからなる群より選択され;
およびZは各々独立して、CR、C−Q−RおよびNからなる群より選択され、ただし、ZおよびZのうちの一方はC−Q−Rであり、そしてZおよびZのうちの他方はCRまたはNであり、さらに、Z、ZおよびZのうちの1つのみがNであり;
Xは、−O−または−NR−であり;
Yは、−C(O)−であり;
Qは、共有結合、−O−C0〜2アルキレン、−NR11−C0〜2アルキレン、Cアルキレン、CアルケニレンまたはCアルキニレンであり;
は、アリール、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールであり;
ここでこのアリール、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、独立してハロ、−NO、−CN、−SF、−Si(CH、−O−R20、−S−R20、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−N(R20)(R22)、−C(O)−N(R20)(R22)、−N(R20)−C(O)−R22、−N(R20)−C(O)−OR22、−N(R20)−S(O)−R26、−S(O)−R20、−O−S(O)−R20、−S(O)−N(R20)(R22)、C1〜6アルキル、C2〜4アルケニル、C2〜4アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールおよびヘテロシクリルからなる群より選択される1個、2個、3個、4個または5個の置換基で必要に応じて置換されており;そして
ここでこのC1〜6アルキル、C2〜4アルケニル、C2〜4アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルは、独立してハロ、−NO、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、C1〜6アルキル、C1〜3ハロアルキル、シクロアルキル、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;
は、−C1〜6アルキレン−R、−L−R、−L−C1〜6アルキレン−R、−C1〜6アルキレン−L−Rまたは−C1〜6アルキレン−L−C1〜6アルキレン−Rであり;
ここで各−C1〜6アルキレンは、独立してC2〜4アルキニル、ハロ、−NO、−CN、−O−R20、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR26、−C(O)−N(R20)(R22)、−N(R20)−S(O)−R20、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルからなる群より選択される1個の置換基によって必要に応じて置換されており;そして
ここでこのシクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルは、独立してC1〜6アルキル、C2〜4アルキニル、ハロ、−NO、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;
Lは、−O−、−S−、−C(O)−、−NHS(O)−、−S(O)NH−、−C(O)NH−または−NHC(O)−であり;ただし、Rが−L−Rまたは−L−C1〜6アルキレン−Rである場合、Lは、−O−でも、−S−でも、−NHS(O)−でも−NHC(O)−でもなく;そして
各Rは独立して、水素、ジュウテリウム、C1〜6アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルであり;
ここでこのC1〜6アルキルは、独立してハロ、−NO、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;
ここでこのシクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、独立してハロ、−NO、C1〜6アルキル、アラルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されており;そして
ここでこのC1〜6アルキル、アラルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、独立してハロ、−NO、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されているか;
あるいはRの一方とRとは、これらが結合している原子と一緒になって、ヘテロシクリルを形成し得;
ここでこのヘテロシクリルは、独立してC1〜6アルキル、−O−R20、−N(R20)(R22)、−N(R20)−C(O)−OR20および−C(O)−OR20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;そして
ここでこのC1〜6アルキルは、独立してハロおよびヘテロアリールからなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;
各Rは独立して、水素、ジュウテリウム、C1〜6アルキル、−C(O)−OR26、−C(O)−N(R26)(R26)、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルであり;
ここでこのC1〜6アルキルは、独立してハロ、−NO、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;
ここでこのシクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、独立してハロ、−NO、C1〜6アルキル、アラルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されており;そして
ここでこのC1〜6アルキル、アラルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリールは、独立してヒドロキシル、ハロ、−NO、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されているか;
あるいは2個のRまたは2個のRは、これらが結合している炭素原子と一緒になって、オキソを形成し;
は、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルであり;
ここでこのシクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルは、独立してC1〜6アルキル、C2〜4アルキニル、ハロ、−NO、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−N(R20)−S(O)−R20、−N(R20)−C(O)−R22、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CN、オキソおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;
ここでこのC1〜6アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、独立してハロ、−NO、C1〜6アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されており;そして
ここでこのC1〜6アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、独立してハロ、アリール、−NO、−CF、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CN、−S(O)−R20および−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されており;
は、水素、C1〜6アルキルまたはシクロアルキルであり;
ここでこのC1〜6アルキルは、独立してハロ、−NO、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;
は、水素、ハロ、−O−R20またはC1〜6アルキルであり;
11は、水素またはC1〜4アルキルであり;
20およびR22は、各例において、独立して、水素、C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリールからなる群より選択され;
ここでこのC1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリールは、独立してヒドロキシル、ハロ、C1〜4アルキル、アシルアミノ、オキソ、−NO、−S(O)26、−CN、C1〜3アルコキシ、−CF、−OCF、−OCHCF、−C(O)−NH、アリール、シクロアルキルおよびヘテロアリールからなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;そして
ここでこのヘテロアリールは、C1〜4アルキルまたはシクロアルキルで必要に応じてさらに置換されているか;あるいは
20とR22とが共通の窒素原子に結合している場合、R20とR22は結合して、複素環式環またはヘテロアリール環を形成し得、この複素環式環またはヘテロアリール環は次いで、独立してヒドロキシル、ハロ、C1〜4アルキル、アラルキル、アリールオキシ、アラルキルオキシ、アシルアミノ、−NO、−S(O)26、−CN、C1〜3アルコキシ、−CF、−OCF、アリール、ヘテロアリールおよびシクロアルキルからなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;そして
各R26は独立して、水素、C1〜4アルキル、アリールおよびシクロアルキルからなる群より選択され;
ここでこのC1〜4アルキル、アリールおよびシクロアルキルは、独立してヒドロキシル、ハロ、C1〜4アルコキシ、−CFおよび−OCFからなる群より選択される1個〜3個の置換基でさらに置換され得;
ただし、Xが−O−であり、各Rが水素であり、RおよびRが、これらが結合している原子と一緒になって、tert−ブトキシカルボニルで必要に応じて置換されているピペラジンを形成しており、かつQが結合である場合、Rは、非置換のフェニルでもモルホリニルでもない。
【0128】
別の実施形態において、本開示は、式I:
【0129】
【化8】
[この文献は図面を表示できません]
【0130】
の化合物を提供し、式Iにおいて、Z、Z、Z、Z、X、RおよびRは、本明細書中で定義されるとおりであり;
Yは、−C(R11−であり;
は、−L−R、−L−C1〜6アルキレン−R、−C1〜6アルキレン−L−Rまたは−C1〜6アルキレン−L−C1〜6アルキレン−Rであり;
ここで各−C1〜6アルキレンは、独立してC2〜4アルキニル、ハロ、−NO、−CN、−O−R20、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR26、−C(O)−N(R20)(R22)、−N(R20)−S(O)−R20、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルからなる群より選択される1個の置換基によって必要に応じて置換されており;そして
ここでこのシクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルは、独立してC1〜6アルキル、C2〜4アルキニル、ハロ、−NO、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;
Lは、−O−、−S−、−NHS(O)−、−S(O)NH−、−C(O)NH−または−NHC(O)−であり;そして
11は、水素またはC1〜4アルキルである。
【0131】
なお別の実施形態において、本開示は、式I:
【0132】
【化9】
[この文献は図面を表示できません]
【0133】
の化合物を提供し、式Iにおいて、Z、Z、Z、Z、X、R、RおよびRは、本明細書中で定義されるとおりであり;そして
Yは、−S(O)−であり;
ただし、Xが−O−であり、Rがベンジルであり、各Rが水素であり、ZがC−Q−Rであり、Qが結合であり、かつRがアリールまたはヘテロアリールである場合、両方のRは水素である。
【0134】
いくつかの実施形態において、Rは、アリール、シクロアルキル、シクロアルケニルまたはヘテロアリールであり;
ここでこのアリール、シクロアルケニルまたはヘテロアリールは、独立してハロ、−O−R20、−(O)−R20、−C(O)−OR20、−N(R20)(R22)、−N(R20)−C(O)−R22、−N(R20)−C(O)−OR22、−S(O)−R20、−O−S(O)−R20、C1〜6アルキル、シクロアルキルおよびヘテロシクリルからなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;そして
ここでこのC1〜6アルキルまたはシクロアルキルは、独立してハロ、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されている。
【0135】
いくつかの実施形態において、各Rは独立して、水素、ジュウテリウム、またはC1〜6アルキルである。
【0136】
いくつかの実施形態において、各Rは独立して、水素、ジュウテリウム、またはC1〜6アルキルである。
【0137】
いくつかの実施形態において、Rは、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルであり;
ここでこのシクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルは、独立してC1〜6アルキル、ハロ、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CN、オキソおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;
ここでこのC1〜6アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、独立してハロ、C1〜6アルキル、アリール、ヘテロシクリルおよびヘテロアリールからなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されており;そして
ここでこのC1〜6アルキルは、1個、2個または3個のハロで必要に応じてさらに置換されている。
【0138】
いくつかの実施形態において、Rの一方とRとは、これらが結合している原子と一緒になって、ヘテロシクリルを形成し得;
ここでこのヘテロシクリルは、独立してC1〜6アルキル、−O−R20、−N(R20)(R22)および−C(O)−OR20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;そして
ここでこのC1〜6アルキルは、独立してハロおよびヘテロアリールからなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されている。
【0139】
本明細書中に開示される式の各々の特定の実施形態において、Rの各−C1〜6アルキレンは、非置換−C1〜6アルキレンである。
【0140】
特定の実施形態において、この化合物は、6−オキソ−8−フェニル−3,4,12,12a−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[f]ピラジノ[2,1−c][1,4]オキサゼピン−2(6H)−カルボン酸tert−ブチルでも、6−オキソ−9−フェニル−3,4,12,12a−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[f]ピラジノ[2,1−c][1,4]オキサゼピン−2(6H)−カルボン酸tert−ブチルでも、8−フェニル−3,4,12,12a−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[f]ピラジノ[2,1−c][1,4]オキサゼピン−6(2H)−オンでも、9−フェニル−3,4,12,12a−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[f]ピラジノ[2,1−c][1,4]オキサゼピン−6(2H)−オンでも、8−モルホリノ−1,2,3,4,12,12a−ヘキサヒドロベンゾ[e]ピラジノ[1,2−a]アゼピン−6(11H)−オンでも、8−モルホリノ−6−オキソ−3,4,6,11,12,12a−ヘキサヒドロベンゾ[e]ピラジノ[1,2−a]アゼピン−2(1H)−カルボン酸tert−ブチルでも、2−モルホリノ−12−オキソ−5,6,6a,7,9,10−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a]ピリド[3,2−e]アゼピン−8(12H)−カルボン酸tert−ブチルでも、2−モルホリノ−6,6a,7,8,9,10−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a]ピリド[3,2−e]アゼピン−12(5H)−オンでも、2−モルホリノ−8,9,10,10a,11,12−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a]ピリド[2,3−e]アゼピン−5(7H)−オンでも、2−モルホリノ−5−オキソ−7,8,10,10a,11,12−ヘキサヒドロピラジノ[1,2−a]ピリド[2,3−e]アゼピン−9(5H)−カルボン酸tert−ブチルでもない。
【0141】
代替の実施形態において、本開示は、式I:
【0142】
【化10】
[この文献は図面を表示できません]
【0143】
の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、エステル、水和物、溶媒和物、立体異性体、立体異性体の混合物、互変異性体、多形および/もしくはプロドラッグを提供し、式Iにおいて:
およびZは各々独立して、CRおよびNからなる群より選択され;
およびZは各々独立して、CR、C−Q−RおよびNからなる群より選択され、ただし、ZおよびZのうちの一方はC−Q−Rであり、そしてZおよびZのうちの他方はCRまたはNであり、さらに、Z、ZおよびZのうちの1つのみがNであり;
Xは、−O−または−NR−であり;
Yは、−C(O)−、−C(R11−または−S(O)−であり;
Qは、共有結合、−O−C0〜2アルキレン、−NR11−C0〜2アルキレンまたはCアルキニレンであり;
は、アリール、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールであり;
ここでこのアリール、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、独立してハロ、−NO、−CN、−SF、−Si(CH、−O−R20、−S−R20、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−N(R20)(R22)、−C(O)−N(R20)(R22)、−N(R20)−C(O)−R22、−N(R20)−C(O)−OR22、−N(R20)−S(O)−R26、−S(O)−R20、−O−S(O)−R20、−S(O)−N(R20)(R22)、C1〜6アルキル、C2〜4アルケニル、C2〜4アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールおよびヘテロシクリルからなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;そして
ここでこのC1〜6アルキル、C2〜4アルケニル、C2〜4アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルは、独立してハロ、−NO、フェニル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、C1〜6アルキル、シクロアルキル、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;
は、−C1〜6アルキレン−R、−L−R、−L−C1〜6アルキレン−R、−C1〜6アルキレン−L−Rまたは−C1〜6アルキレン−L−C1〜6アルキレン−Rであり;
Lは、−O−、−S−、−C(O)−、−NHS(O)−、−S(O)NH−、−C(O)NH−または−NHC(O)−であり;ただし、Yが−C(R11−である場合、Rは、−L−R、−L−C1〜6アルキレン−R、−C1〜6アルキレン−L−Rまたは−C1〜6アルキレン−L−C1〜6アルキレン−Rであり;
各Rは独立して、水素、ジュウテリウム、C1〜15アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルであり;
ここでこのC1〜15アルキルは、独立してハロ、−NO、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;
ここでこのシクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、独立してハロ、−NO、C1〜6アルキル、アラルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されており;そして
ここでこのC1〜6アルキル、アラルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、独立してハロ、−NO、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されているか;
あるいはYが−C(O)−である場合、Rの一方とRとは、これらが結合している原子と一緒になって、ヘテロシクリルを形成し得;
ここでこのヘテロシクリルは、独立してC1〜15アルキル、−O−R20、−N(R20)(R22)、−N(R20)−C(O)−OR20および−C(O)−OR20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;そして
ここでこのC1〜15アルキルは、独立してハロおよびヘテロアリールからなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;
各Rは独立して、水素、ジュウテリウム、C1〜15アルキル、C1〜4アルコキシ、−C(O)−OR26、−C(O)−N(R26)(R26)、−N(R20)−S(O)−R20、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルであり;
ここでこのC1〜15アルキルは、独立してハロ、−NO、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;
ここでこのシクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、独立してハロ、−NO、C1〜6アルキル、アラルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されており;そして
ここでこのC1〜6アルキル、アラルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリールは、独立してヒドロキシル、ハロ、−NO、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されているか;
あるいは2個のRまたは2個のRは、これらが結合している炭素原子と一緒になって、オキソを形成し;
は、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルであり;
ここでこのシクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルは、独立してC1〜6アルキル、C2〜4アルキニル、ハロ、−NO、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−N(R20)−S(O)−R20、−N(R20)−C(O)−R22、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;
ここでこのC1〜6アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、独立してハロ、−NO、C1〜6アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されており;そして
ここでこのC1〜6アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、独立してハロ、アリール、−NO、−CF、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CN、−S(O)−R20および−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されており;
は、水素、C1〜15アルキル、−C(O)−R20、−C(O)−OR26、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルであり;
ここでこのC1〜15アルキルは、独立してハロ、−NO、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;
ここでこのシクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、独立してハロ、−NO、C1〜6アルキル、アラルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されており;そして
ここでこのC1〜6アルキル、アラルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、独立してハロ、−NO、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されており;
は、水素、ハロまたはC1〜6アルキルであり;
11は、水素またはC1〜4アルキルであり;
20およびR22は、各例において、独立して、水素、C1〜15アルキル、C2〜15アルケニル、C2〜15アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリールからなる群より選択され;
ここでこのC1〜15アルキル、C2〜15アルケニル、C2〜15アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリールは、独立してヒドロキシル、ハロ、C1〜4アルキル、アシルアミノ、オキソ、−NO、−S(O)26、−CN、C1〜3アルコキシ、−CF、−OCF、−OCHCF、−C(O)−NH、アリール、シクロアルキルおよびヘテロアリールからなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;そして
ここでこのヘテロアリールは、C1〜4アルキルまたはシクロアルキルで必要に応じてさらに置換されているか;あるいは
20とR22とが共通の窒素原子に結合している場合、R20とR22は結合して、複素環式環またはヘテロアリール環を形成し得、この複素環式環またはヘテロアリール環は次いで、独立してヒドロキシル、ハロ、C1〜4アルキル、アラルキル、アリールオキシ、アラルキルオキシ、アシルアミノ、−NO、−S(O)26、−CN、C1〜3アルコキシ、−CF、−OCF、アリール、ヘテロアリールおよびシクロアルキルからなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;そして
各R26は独立して、水素、C1〜4アルキル、アリールおよびシクロアルキルからなる群より選択され;そして
ここでこのC1〜4アルキル、アリールおよびシクロアルキルは、独立してヒドロキシル、ハロ、C1〜4アルコキシ、−CFおよび−OCFからなる群より選択される1個〜3個の置換基でさらに置換され得;
ただし、Yが−C(O)−であり、Xが−O−であり、各Rが水素であり、RおよびRが、これらが結合している原子と一緒になって、tert−ブトキシカルボニルで必要に応じて置換されているピペラジンを形成しており、かつQが結合である場合、Rは、非置換のフェニルでもモルホリニルでもなく;そしてYが−S(O)−であり、Xが−O−であり、Rがベンジルであり、各Rが水素であり、ZがC−Q−Rであり、Qが結合であり、かつRがアリールまたはヘテロアリールである場合、両方のRは水素である。
【0144】
いくつかの実施形態において、Rは、アリール、シクロアルキル、シクロアルケニルまたはヘテロアリールであり;
ここでこのアリール、シクロアルケニルまたはヘテロアリールは、独立してハロ、−O−R20、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−N(R20)(R22)、−N(R20)−C(O)−R22、−N(R20)−C(O)−OR22、−S(O)−R20、−O−S(O)−R20、C1〜6アルキル、シクロアルキルおよびヘテロシクリルからなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;そして
ここでこのC1〜6アルキルまたはシクロアルキルは、独立してハロ、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されている。
【0145】
いくつかの実施形態において、各Rは独立して、水素、ジュウテリウム、またはC1〜15アルキルである。
【0146】
いくつかの実施形態において、各Rは独立して、水素、ジュウテリウム、またはC1〜15アルキルである。
【0147】
いくつかの実施形態において、Rは、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルであり;
ここでこのシクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルは、独立してC1〜6アルキル、ハロ、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;
ここでこのC1〜6アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、独立してハロ、C1〜6アルキル、アリール、ヘテロシクリルおよびヘテロアリールからなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されており;そして
ここでこのC1〜6アルキルは、1個、2個または3個のハロで必要に応じてさらに置換されている。
【0148】
いくつかの実施形態において、Yは−C(O)−であり、そしてRの一方とRとは、これらが結合している原子と一緒になって、ヘテロシクリルを形成し得;
ここでこのヘテロシクリルは、独立してC1〜15アルキル、−O−R20、−N(R20)(R22)および−C(O)−OR20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;そして
ここでこのC1〜15アルキルは、独立してハロおよびヘテロアリールからなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されている。
【0149】
いくつかの実施形態において、本開示は、式IA:
【0150】
【化11】
[この文献は図面を表示できません]
【0151】
の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、エステル、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは互変異性体を提供し、式IAにおいて:
Cyは、アリール、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールであり;
Qは、共有結合、−O−C0〜2アルキレン、−NR11−C0〜2アルキレン、Cアルキレン、CアルケニレンまたはCアルキニレンであり;
mは、0、1、2または3であり;
nは、0、1、2、3、4または5であり;
各R10は独立して、ハロ、−NO、−CN、−SF、−Si(CH、−O−R20、−S−R20、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−N(R20)(R22)、−C(O)−N(R20)(R22)、−N(R20)−C(O)−R22、−N(R20)−C(O)−OR22、−N(R20)−S(O)−R26、−S(O)−R20、−O−S(O)−R20、−S(O)−N(R20)(R22)、C1〜6アルキル、C2〜4アルケニル、C2〜4アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールおよびヘテロシクリルからなる群より選択され;そして
ここでこのC1〜6アルキル、C2〜4アルケニル、C2〜4アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルは、独立してハロ、−NO、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、C1〜6アルキル、C1〜3ハロアルキル、シクロアルキル、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;
は、−C1〜6アルキレン−R、−L−R、−L−C1〜6アルキレン−R、−C1〜6アルキレン−L−Rまたは−C1〜6アルキレン−L−C1〜6アルキレン−Rであり;
ここで各−C1〜6アルキレンは、独立してC2〜4アルキニル、ハロ、−NO、−CN、−O−R20、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR26、−C(O)−N(R20)(R22)、−N(R20)−S(O)−R20、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルからなる群より選択される1個の置換基によって必要に応じて置換されており;そして
ここでこのシクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルは、独立してC1〜6アルキル、C2〜4アルキニル、ハロ、−NO、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;
Lは、−O−、−S−、−C(O)−、−NHS(O)−、−S(O)NH−、−C(O)NH−または−NHC(O)−であり;ただし、Rが−L−Rまたは−L−C1〜6アルキレン−Rである場合、Lは、−O−でも、−S−でも、−NHS(O)−でも−NHC(O)−でもなく;そして
各Rは独立して、水素、ジュウテリウム、C1〜6アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルであり;
ここでこのC1〜6アルキルは、独立してハロ、−NO、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;
ここでこのシクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、独立してハロ、−NO、C1〜6アルキル、アラルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されており;そして
ここでこのC1〜6アルキル、アラルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、独立してハロ、−NO、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されているか;
あるいはRの一方とRとは、これらが結合している原子と一緒になって、ヘテロシクリルを形成し得;
ここでこのヘテロシクリルは、独立してC1〜6アルキル、−O−R20、−N(R20)(R22)、−N(R20)−C(O)−OR20および−C(O)−OR20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;そして
ここでこのC1〜6アルキルは、独立してハロおよびヘテロアリールからなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;
各Rは独立して、水素、ジュウテリウム、C1〜6アルキル、−C(O)−OR26、−C(O)−N(R26)(R26)、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルであり;
ここでこのC1〜6アルキルは、独立してハロ、−NO、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;
ここでこのシクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、独立してハロ、−NO、C1〜6アルキル、アラルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されており;そして
ここでこのC1〜6アルキル、アラルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリールは、独立してヒドロキシル、ハロ、−NO、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されており;
は、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルであり;
ここでこのシクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルは、独立してC1〜6アルキル、C2〜4アルキニル、ハロ、−NO、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−N(R20)−S(O)−R20、−N(R20)−C(O)−R22、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CN、オキソおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;
ここでこのC1〜6アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、独立してハロ、−NO、C1〜6アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されており;そして
ここでこのC1〜6アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、独立してハロ、アリール、−NO、−CF、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CN、−S(O)−R20および−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されており;
17は、ハロ、−O−R20またはC1〜6アルキルであり;
20およびR22は、各例において、独立して、水素、C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリールからなる群より選択され;
ここでこのC1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリールは、独立してヒドロキシル、ハロ、C1〜4アルキル、アシルアミノ、オキソ、−NO、−S(O)26、−CN、C1〜3アルコキシ、−CF、−OCF、−OCHCF、−C(O)−NH、アリール、シクロアルキルおよびヘテロアリールからなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;そして
ここでこのヘテロアリールは、C1〜4アルキルまたはシクロアルキルで必要に応じてさらに置換されているか;あるいは
20とR22とが共通の窒素原子に結合している場合、R20とR22は結合して、複素環式環またはヘテロアリール環を形成し得、この複素環式環またはヘテロアリール環は次いで、独立してヒドロキシル、ハロ、C1〜4アルキル、アラルキル、アリールオキシ、アラルキルオキシ、アシルアミノ、−NO、−S(O)26、−CN、C1〜3アルコキシ、−CF、−OCF、アリール、ヘテロアリールおよびシクロアルキルからなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;そして
各R26は独立して、水素、C1〜4アルキル、アリールおよびシクロアルキルからなる群より選択され;
ここでこのC1〜4アルキル、アリールおよびシクロアルキルは、独立してヒドロキシル、ハロ、C1〜4アルコキシ、−CFおよび−OCFからなる群より選択される1個〜3個の置換基でさらに置換され得;
ただし、各Rが水素であり、RおよびRが、これらが結合している原子と一緒になって、tert−ブトキシカルボニルで必要に応じて置換されたピペラジンを形成しており、Qが結合であり、かつCyがフェニルまたはモルホリニルである場合、nは、1、2、3、4または5である。
【0152】
特定の実施形態において、本開示は、式II:
【0153】
【化12】
[この文献は図面を表示できません]
【0154】
の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、エステル、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは互変異性体を提供し、式IIにおいて:
mは、0、1、2または3であり;
nは、0、1、2、3、4または5であり;
各R10は独立して、ハロ、−NO、−CN、−SF、−Si(CH、−O−R20、−S−R20、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−N(R20)(R22)、−C(O)−N(R20)(R22)、−N(R20)−C(O)−R22、−N(R20)−C(O)−OR22、−N(R20)−S(O)−R26、−S(O)−R20、−O−S(O)−R20、−S(O)−N(R20)(R22)、C1〜6アルキル、C2〜4アルケニル、C2〜4アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールおよびヘテロシクリルからなる群より選択され;そして
ここでこのC1〜6アルキル、C2〜4アルケニル、C2〜4アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルは、独立してハロ、−NO、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、C1〜6アルキル、C1〜3ハロアルキル、シクロアルキル、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;
は、−C1〜6アルキレン−R、−L−R、−L−C1〜6アルキレン−R、−C1〜6アルキレン−L−Rまたは−C1〜6アルキレン−L−C1〜6アルキレン−Rであり;
ここで各−C1〜6アルキレンは、独立してC2〜4アルキニル、ハロ、−NO、−CN、−O−R20、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR26、−C(O)−N(R20)(R22)、−N(R20)−S(O)−R20、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルからなる群より選択される1個の置換基によって必要に応じて置換されており;そして
ここでこのシクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルは、独立してC1〜6アルキル、C2〜4アルキニル、ハロ、−NO、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;
Lは、−O−、−S−、−C(O)−、−NHS(O)−、−S(O)NH−、−C(O)NH−または−NHC(O)−であり、ただし、Rが−L−Rまたは−L−C1〜6アルキレン−Rである場合、Lは、−O−でも、−S−でも、−NHS(O)−でも−NHC(O)−でもなく;
各Rは独立して、水素、ジュウテリウム、C1〜6アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルであり;
ここでこのC1〜6アルキルは、独立してハロ、−NO、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;
ここでこのシクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、独立してハロ、−NO、C1〜6アルキル、アラルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されており;そして
ここでこのC1〜6アルキル、アラルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、独立してハロ、−NO、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されているか;
あるいはRの一方とRとは、これらが結合している原子と一緒になって、ヘテロシクリルを形成し得;
ここでこのヘテロシクリルは、独立しておりC1〜6アルキル、−O−R20、−N(R20)(R22)、−N(R20)−C(O)−OR20および−C(O)−OR20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されて;そして
ここでこのC1〜6アルキルは、独立してハロおよびヘテロアリールからなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;
各Rは独立して、水素、ジュウテリウム、C1〜6アルキル、−C(O)−OR26、−C(O)−N(R26)(R26)、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルであり;
ここでこのC1〜6アルキルは、独立してハロ、−NO、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;
ここでこのシクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、独立してハロ、−NO、C1〜6アルキル、アラルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されており;そして
ここでこのC1〜6アルキル、アラルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリールは、独立してヒドロキシル、ハロ、−NO、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されており;
は、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルであり;
ここでこのシクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルは、独立してC1〜6アルキル、C2〜4アルキニル、ハロ、−NO、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−N(R20)−S(O)−R20、−N(R20)−C(O)−R22、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CN、オキソおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;
ここでこのC1〜6アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、独立してハロ、−NO、C1〜6アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されており;そして
ここでこのC1〜6アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、独立してハロ、アリール、−NO、−CF、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CN、−S(O)−R20および−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されており;
17は、ハロ、−O−R20またはC1〜6アルキルであり;
20およびR22は、各例において、独立して、水素、C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリールからなる群より選択され;
ここでこのC1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリールは、独立してヒドロキシル、ハロ、C1〜4アルキル、アシルアミノ、オキソ、−NO、−S(O)26、−CN、C1〜3アルコキシ、−CF、−OCF、−OCHCF、−C(O)−NH、アリール、シクロアルキルおよびヘテロアリールからなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;そして
ここでこのヘテロアリールは、C1〜4アルキルまたはシクロアルキルで必要に応じてさらに置換されているか;あるいは
20とR22とが共通の窒素原子に結合している場合、R20とR22は結合して、複素環式環またはヘテロアリール環を形成し得、この複素環式環またはヘテロアリール環は次いで、独立してヒドロキシル、ハロ、C1〜4アルキル、アラルキル、アリールオキシ、アラルキルオキシ、アシルアミノ、−NO、−S(O)26、−CN、C1〜3アルコキシ、−CF、−OCF、アリール、ヘテロアリールおよびシクロアルキルからなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;そして
各R26は独立して、水素、C1〜4アルキル、アリールおよびシクロアルキルからなる群より選択され;
ここでこのC1〜4アルキル、アリールおよびシクロアルキルは、独立してヒドロキシル、ハロ、C1〜4アルコキシ、−CFおよび−OCFからなる群より選択される1個〜3個の置換基でさらに置換され得;
ただし、mが0であり、各Rが水素であり、RおよびRが、これらが結合している原子と一緒になって、tert−ブトキシカルボニルで必要に応じて置換されているピペラジンを形成しており、かつQが結合である場合、nは、1、2または3である。
【0155】
いくつかの実施形態において、Rは、−C1〜6アルキレン−Rまたは−C1〜6アルキレン−L−Rである。
【0156】
いくつかの実施形態において、Rの各−C1〜6アルキレンは、独立してC2〜4アルキニル、ハロ、−NO、−CN、−O−R20、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR26、−C(O)−N(R20)(R22)、−N(R20)−S(O)−R20、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルからなる群より選択される1個の置換基によって必要に応じて置換されており;そして
ここでこのシクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルは、独立してC1〜6アルキル、C2〜4アルキニル、ハロ、−NO、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されている。
【0157】
いくつかの実施形態において、Rの各−C1〜6アルキレンは、置換されていない。
【0158】
いくつかの実施形態において、Rは、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルであり;
ここでこのシクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルは、独立してC1〜6アルキル、ハロ、シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−C(O)−OR20、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;
ここでこのC1〜6アルキルまたはヘテロアリールは、独立してハロ、C1〜6アルキルおよびアリールからなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されており;そして
ここでこのC1〜6アルキルは、1個、2個または3個のハロで必要に応じてさらに置換されている。
【0159】
いくつかの実施形態において、Rの一方とRとは、これらが結合している原子と一緒になって、ヘテロシクリルを形成し得;
ここでこのヘテロシクリルは、独立してC1〜6アルキル、−O−R20、−N(R20)(R22)および−C(O)−OR20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;そして
ここでこのC1〜6アルキルは、独立してハロおよびヘテロアリールからなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されている。
【0160】
いくつかの実施形態において、Rは、
【0161】
【化13】
[この文献は図面を表示できません]
【0162】
【化14】
[この文献は図面を表示できません]
【0163】
であるか;あるいは
の一方とRとは、これらが結合している炭素原子と一緒になって、
【0164】
【化15】
[この文献は図面を表示できません]
【0165】
を形成する。
【0166】
いくつかの実施形態において、nは、1、2または3であり;そして
各R10は独立して、ハロ、−O−R20、−O−S(O)−R20、C1〜4アルキルおよびシクロアルキルからなる群より選択され;そして
ここでこのアルキルおよびシクロアルキルは、1個、2個または3個のハロまたは−CNで必要に応じて置換されており;そして
20は独立して、C1〜6アルキル、シクロアルキルおよびアリールからなる群より選択され;そして
ここでこのアルキルおよびアリールは、1個、2個または3個のハロまたはシクロアルキルで必要に応じて置換されている。
【0167】
いくつかの実施形態において、nは、1、2または3であり;そして各R10は独立して、2−フルオロ、3−フルオロ、4−フルオロ、2−クロロ、4−クロロ、2−メチル、4−メチル、4−エチル、4−イソプロピル、4−tert−ブチル、4−ジフルオロメチル、4−トリフルオロメチル、4−シクロプロピル、4−イソブトキシ、4−ジフルオロメトキシ、4−トリフルオロメトキシ、4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)、4−トリフルオロメチルスルホキシル、4−(2,2,2−トリフルオロエチル)、4−シクロプロポキシ、4−シクロブチルメトキシ、4−フルオロフェノキシ、4−フェノキシまたは3−フェノキシである。
【0168】
いくつかの実施形態において、各Rは独立して、水素、ジュウテリウム、または必要に応じてヘテロアリールで置換されたC1〜6アルキルであるか;
あるいはRの一方とRとは、これらが結合している原子と一緒になって、ヘテロシクリルを形成し得;
ここでこのヘテロシクリルは、独立してC1〜6アルキル、−N(R20)(R22)および−N(R20)−C(O)−OR20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;そして
ここでこのC1〜6アルキルは、独立してハロおよびヘテロアリールからなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;そして
20およびR22は、各例において、独立して、水素、C1〜6アルキルおよびヘテロアリールからなる群より選択される。
【0169】
いくつかの実施形態において、各Rは独立して、水素、ジュウテリウム、または必要に応じてヘテロアリールで置換されたC1〜6アルキルであり;そして
各Rは独立して、水素、ジュウテリウム、または必要に応じてヘテロアリールで置換されたC1〜6アルキルである。
【0170】
いくつかの実施形態において、各Rは独立して、水素、ジュウテリウム、または必要に応じてヘテロアリールで置換されたC1〜6アルキルであり;
mは、0または1であり;そして
17はハロである。
【0171】
いくつかの実施形態において、各Rは独立して、水素、ジュウテリウム、メチル、イソプロピルまたはピリジン−2−イルメチルであり;
mは、0または1であり;そして
17はフルオロである。
【0172】
いくつかの実施形態において、各Rは独立して、水素、ジュウテリウム、またはC1〜6アルキルである。
【0173】
いくつかの実施形態において、各Rは独立して、水素、ジュウテリウム、または必要に応じてヘテロアリールで置換されたC1〜6アルキルであるか;
あるいはRの一方とRとは、これらが結合している原子と一緒になって、ヘテロシクリルを形成し得;
ここでこのヘテロシクリルは、独立してC1〜6アルキル、−N(R20)(R22)および−N(R20)−C(O)−OR20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;そして
ここでこのC1〜6アルキルは、独立してハロおよびヘテロアリールからなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;そして
各Rは独立して、水素、ジュウテリウム、または必要に応じてヘテロアリールで置換されたC1〜6アルキルである。
【0174】
特定の実施形態において、本開示は、式IIA:
【0175】
【化16】
[この文献は図面を表示できません]
【0176】
の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、エステル、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは互変異性体を提供し、式IIAにおいて:
nは、0、1、2または3であり;
各R10は独立して、ハロ、−NO、−CN、−SF、−Si(CH、−O−R20、−S−R20、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−N(R20)(R22)、−C(O)−N(R20)(R22)、−N(R20)−C(O)−R22、−N(R20)−C(O)−OR22、−N(R20)−S(O)−R26、−S(O)−R20、−O−S(O)−R20、−S(O)−N(R20)(R22)、C1〜6アルキル、C2〜4アルケニル、C2〜4アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールおよびヘテロシクリルからなる群より選択され;そして
ここでこのC1〜6アルキル、C2〜4アルケニル、C2〜4アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルは、独立してハロ、−NO、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、C1〜6アルキル、C1〜3ハロアルキル、シクロアルキル、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;
は、−C1〜6アルキレン−R、−L−R、−L−C1〜6アルキレン−R、−C1〜6アルキレン−L−Rまたは−C1〜6アルキレン−L−C1〜6アルキレン−Rであり;
Lは、−O−、−S−、−C(O)−、−NHS(O)−、−S(O)NH−、−C(O)NH−または−NHC(O)−であり、ただし、Rが−L−Rまたは−L−C1〜6アルキレン−Rである場合、Lは、−O−でも、−S−でも、−NHS(O)−でも−NHC(O)−でもなく;
各Rは独立して、水素またはC1〜6アルキルであり;
各Rは独立して、水素またはC1〜6アルキルであり;
は、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルであり;
ここでこのシクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルは、独立してC1〜6アルキル、C2〜4アルキニル、ハロ、−NO、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−N(R20)−S(O)−R20、−N(R20)−C(O)−R22、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CN、オキソおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;
ここでこのC1〜6アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、独立してハロ、−NO、C1〜6アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されており;そして
ここでこのC1〜6アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、独立してハロ、アリール、−NO、−CF、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CN、−S(O)−R20および−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されており;
20およびR22は、各例において、独立して、水素、C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリールからなる群より選択され;
ここでこのC1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリールは、独立してヒドロキシル、ハロ、C1〜4アルキル、アシルアミノ、オキソ、−NO、−S(O)26、−CN、C1〜3アルコキシ、−CF、−OCF、−OCHCF、−C(O)−NH、アリール、シクロアルキルおよびヘテロアリールからなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;そして
ここでこのヘテロアリールは、C1〜4アルキルまたはシクロアルキルで必要に応じてさらに置換されているか;あるいは
20とR22とが共通の窒素原子に結合している場合、R20とR22は結合して、複素環式環またはヘテロアリール環を形成し得、この複素環式環またはヘテロアリール環は次いで、独立してヒドロキシル、ハロ、C1〜4アルキル、アラルキル、アリールオキシ、アラルキルオキシ、アシルアミノ、−NO、−S(O)26、−CN、C1〜3アルコキシ、−CF、−OCF、アリール、ヘテロアリールおよびシクロアルキルからなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;そして
各R26は独立して、水素、C1〜4アルキル、アリールおよびシクロアルキルからなる群より選択され;
ここでこのC1〜4アルキル、アリールおよびシクロアルキルは、独立してヒドロキシル、ハロ、C1〜4アルコキシ、−CFおよび−OCFからなる群より選択される1個〜3個の置換基でさらに置換され得る。
【0177】
特定の実施形態において、本開示は、式IIB:
【0178】
【化17】
[この文献は図面を表示できません]
【0179】
の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、エステル、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは互変異性体を提供し、式IIBにおいて:
nは、0、1、2または3であり;
各R10は独立して、ハロ、−NO、−CN、−SF、−Si(CH、−O−R20、−S−R20、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−N(R20)(R22)、−C(O)−N(R20)(R22)、−N(R20)−C(O)−R22、−N(R20)−C(O)−OR22、−N(R20)−S(O)−R26、−S(O)−R20、−O−S(O)−R20、−S(O)−N(R20)(R22)、C1〜6アルキル、C2〜4アルケニル、C2〜4アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールおよびヘテロシクリルからなる群より選択され;
ここでこのC1〜6アルキル、C2〜4アルケニル、C2〜4アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルは、独立してハロ、−NO、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、C1〜6アルキル、C1〜3ハロアルキル、シクロアルキル、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;
は、−C1〜6アルキレン−Rであり;
は、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルであり;
ここでこのシクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルは、独立してC1〜6アルキル、C2〜4アルキニル、ハロ、−NO、−N(R20)(R22)、−N(R20)−S(O)−R20、−N(R20)−C(O)−R22、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CN、オキソおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;そして
ここでこのC1〜6アルキルは、独立してハロ、−NO、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されており;
20およびR22は、各例において、独立して、水素、C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリールからなる群より選択され;
ここでこのC1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリールは、独立してヒドロキシル、ハロ、C1〜4アルキル、アシルアミノ、オキソ、−NO、−S(O)26、−CN、C1〜3アルコキシ、−CF、−OCF、−OCHCFおよび−C(O)−NHからなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されているか;あるいは
20とR22とが共通の窒素原子に結合している場合、R20とR22は結合して、複素環式環またはヘテロアリール環を形成し得、この複素環式環またはヘテロアリール環は次いで、独立してヒドロキシル、ハロ、C1〜4アルキル、アラルキル、アリールオキシ、アラルキルオキシ、アシルアミノ、−NO、−S(O)26、−CN、C1〜3アルコキシ、−CFおよび−OCFからなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;そして
各R26は独立して、水素、C1〜4アルキル、アリールおよびシクロアルキルからなる群より選択され;
ここでこのC1〜4アルキル、アリールおよびシクロアルキルは、独立してヒドロキシル、ハロ、C1〜4アルコキシ、−CFおよび−OCFからなる群より選択される1個〜3個の置換基でさらに置換され得る。
【0180】
いくつかの実施形態において、nは、1、2または3であり;そして
各R10は独立して、ハロ、−O−R20、−O−S(O)−R20、C1〜4アルキルおよびシクロアルキルからなる群より選択され;そして
ここでこのアルキルおよびシクロアルキルは、1個、2個または3個のハロまたは−CNで必要に応じて置換されており;そして
20は、C1〜6アルキル、シクロアルキルまたはアリールであり;そして
ここでこのアルキルおよびアリールは、1個、2個または3個のハロまたはシクロアルキルで必要に応じて置換されている。
【0181】
いくつかの実施形態において、nは、1、2または3であり;そして各R10は独立して、2−フルオロ、3−フルオロ、4−フルオロ、2−クロロ、4−クロロ、2−メチル、4−メチル、4−エチル、4−イソプロピル、4−tert−ブチル、4−ジフルオロメチル、4−トリフルオロメチル、4−シクロプロピル、4−イソブトキシ、4−ジフルオロメトキシ、4−トリフルオロメトキシ、4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)、4−トリフルオロメチルスルホキシル、4−(2,2,2−トリフルオロエチル)、4−シクロプロポキシ、4−シクロブチルメトキシ、4−フルオロフェノキシ、4−フェノキシまたは3−フェノキシである。
【0182】
いくつかの実施形態において、この化合物は:
4−((3−メチルオキセタン−3−イル)メチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−1);
4−(2−(ピロリジン−1−イル)エチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−3);
4−((5−シクロブチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)メチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−4);
4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−6−イル)メチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−5);
4−(キノリン−2−イルメチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−7);
(R)−2−(ピリミジン−2−イルメチル)−8−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−3,4,12,12a−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[f]ピラジノ[2,1−c][1,4]オキサゼピン−6(2H)−オン (II−8);
4−(シクロプロピルメチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−10);
(S)−3−メチル−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−7−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−12);
(R)−3−メチル−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−7−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−13);
6−((5−オキソ−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−2,3−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−4(5H)−イル)メチル)ピコリノニトリル (II−14);
7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−4−((6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)メチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−15);
7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−4−((6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)メチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−16);
4−((6−メチルピリジン−2−イル)メチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−17);
(2R,11aS)−2−アミノ−7−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−2,3,11,11a−テトラヒドロベンゾ[f]ピロロ[2,1−c][1,4]オキサゼピン−5(1H)−オン (II−21);
(R)−2−(2,2−ジフルオロエチル)−8−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−3,4,12,12a−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[f]ピラジノ[2,1−c][1,4]オキサゼピン−6(2H)−オン (II−22);
(R)−2−エチル−8−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−3,4,12,12a−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[f]ピラジノ[2,1−c][1,4]オキサゼピン−6(2H)−オン (II−23);
(S)−2−(2,2−ジフルオロエチル)−8−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−3,4,12,12a−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[f]ピラジノ[2,1−c][1,4]オキサゼピン−6(2H)−オン (II−24);
(S)−2−エチル−8−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−3,4,12,12a−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[f]ピラジノ[2,1−c][1,4]オキサゼピン−6(2H)−オン (II−25);
4−(ピラジン−2−イルメチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−31);
4−((5−メチルオキサゾール−2−イル)メチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−33);
7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−4−(2−(2,5,5−トリメチル−1,3−ジオキサン−2−イル)エチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−35);
(2R,11aR)−5−オキソ−7−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−1,2,3,5,11,11a−ヘキサヒドロベンゾ[f]ピロロ[2,1−c][1,4]オキサゼピン−2−イルカルバミン酸tert−ブチル (II−39);
4−((5−(ピリジン−2−イル)イソオキサゾール−3−イル)メチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−41);
4−((4,6−ジメトキシピリミジン−2−イル)メチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−42);
3−((5−オキソ−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−2,3−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−4(5H)−イル)メチル)安息香酸エチル (II−43);
4−(2−(ピリミジン−2−イル)エチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−44);
4−(3,4−ジフルオロベンジル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−45);
4−(2−クロロベンジル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−47);
4−(2,6−ジクロロベンジル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−48);
4−(2,6−ジフルオロベンジル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−49);
4−(2−(1H−ピラゾール−1−イル)エチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−50);
(2S,11aS)−2−アミノ−7−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−2,3,11,11a−テトラヒドロベンゾ[f]ピロロ[2,1−c][1,4]オキサゼピン−5(1H)−オン (II−51);
4−(2−(ピリジン−2−イル)エチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−54);
4−(2−フルオロベンジル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−57);
(R)−7−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−2,3,11,11a−テトラヒドロベンゾ[f]ピロロ[2,1−c][1,4]オキサゼピン−5(1H)−オン (II−59);
4−(ピリミジン−2−イルメチル)−7−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−61);
4−(4−フルオロベンジル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−62);
4−((1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)メチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−64);
4−((5−クロロピリミジン−2−イル)メチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−65);
4−(ピリジン−4−イルメチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−67);
4−((5−シクロプロピル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)メチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−68);
4−(2−(ピリミジン−2−イルオキシ)エチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−69);
4−(ピリジン−3−イルメチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−70);
4−(ピリジン−2−イルメチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−72);
4−(ピリミジン−2−イルメチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−73);
4−((3−メチルピリジン−2−イル)メチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−75);
(R)−2−(2,2,2−トリフルオロエチル)−8−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−3,4,12,12a−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[f]ピラジノ[2,1−c][1,4]オキサゼピン−6(2H)−オン (II−83);
4−(ピリミジン−2−イルメチル)−7−p−トリル−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−87);
7−(4−クロロフェニル)−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−88);
7−(4−イソプロピルフェニル)−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−89);
7−(4−エチルフェニル)−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−91);
7−(4−シクロプロピルフェニル)−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−92);
(R)−4−(1−(ピリミジン−2−イル)エチル)−7−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−95);
7−(4−イソブトキシフェニル)−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−97);
7−(4−tert−ブチルフェニル)−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−98);
7−(4−シクロプロポキシフェニル)−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−102);
7−(4−フルオロフェニル)−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−104);
7−(2−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−105);
7−(3−フルオロ−4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル)−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−106);
4−(ピリミジン−2−イルメチル)−7−(4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−107);
7−(2−クロロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−110);
7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−4−((4−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル)メチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−113);
7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−4−((5−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)ピリミジン−2−イル)メチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−115);
7−(4−クロロ−2−フルオロフェニル)−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−117);
1−(4−(5−オキソ−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−2,3,4,5−テトラヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−7−イル)フェニル)シクロペンタンカルボニトリル (II−122);
7−(4−エトキシフェニル)−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−123);
7−(4−(ジフルオロメチル)フェニル)−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−124);
4−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イルメチル)−7−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−129);
4−((4−モルホリノピリミジン−2−イル)メチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−133);
4−ベンジル−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−134);
4−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イルメチル)−7−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−135);
7−(3−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−136);
4−((4−メトキシピリミジン−2−イル)メチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−137);
4−((4−メチルピリミジン−2−イル)メチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−138);
4−((4−(ピペリジン−1−イル)ピリミジン−2−イル)メチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−139);
4−((4−(ジメチルアミノ)ピリミジン−2−イル)メチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−140);
4−ベンジル−7−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−141);
4−((3−メトキシピリジン−2−イル)メチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−143);
7−(4−(シクロブチルメトキシ)フェニル)−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−144);
7−(2−メチル−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−145);
7−(2−メチル−4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−146);
4−((1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−3−イル)メチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−147);
7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル)メチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−148);
4−(ピリミジン−2−イルメチル)−7−(4−(2,2,2−トリフルオロエチル)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−150);
4−(ピリジン−2−イルメチル)−7−(4−(2,2,2−トリフルオロエチル)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−151);
4−((1−シクロペンチル−1H−ピラゾール−3−イル)メチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−152);
4−((1−エチル−1H−ピラゾール−3−イル)メチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−153);
4−((1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)メチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−154);
4−((4−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−155);
4−((4−クロロ−1H−ピラゾール−1−イル)メチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−156);
7−(4−(ジフルオロメチル)フェニル)−4−(ピリジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−157);
7−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−4−(ピリジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−158);
7−(4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)−4−(ピリジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−159);
4−((1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)メチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−160);
4−(ピリミジン−2−イルメチル)−7−(2,3,4−トリフルオロフェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−162);
7−(3,4−ジフルオロフェニル)−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−163);
4−((3−フルオロピリジン−2−イル)メチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−164);
4−ベンジル−9−フルオロ−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−165);
4−ベンジル−9−フルオロ−7−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−166);
4−ベンジル−8−フルオロ−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−167);
4−ベンジル−8−フルオロ−7−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−168);
7−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−4−((3−フルオロピリジン−2−イル)メチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−169);
7−(2−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−4−((3−フルオロピリジン−2−イル)メチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−170);
トリフルオロメタンスルホン酸4−(5−オキソ−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−2,3,4,5−テトラヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−7−イル)フェニル (II−171);
4−((5−メチルピラジン−2−イル)メチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−172);
2,2,3,3−テトラジュウテロ−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−174);
4−((6−メチルピラジン−2−イル)メチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−175);
4−((3−フルオロピリジン−2−イル)メチル)−7−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−176);
N−(2−(5−オキソ−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−2,3−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−4(5H)−イル)エチル)ベンゼンスルホンアミド (II−177);
N−(2−(5−オキソ−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−2,3−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−4(5H)−イル)エチル)シクロプロパンスルホンアミド (II−179);
4−((1−メチル−1H−イミダゾール−2−イル)メチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−186);
4−((1−ベンジル−1H−イミダゾール−2−イル)メチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−187);
4−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イルメチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−189);
N−シクロプロピル−3−(5−オキソ−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−2,3−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−4(5H)−イル)プロパン−1−スルホンアミド (II−190);
N−(2−(5−オキソ−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−2,3−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−4(5H)−イル)エチル)ピリミジン−2−カルボキサミド (II−192);
7−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−193);
7−(4−フェノキシフェニル)−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−194);および 7−(3−フェノキシフェニル)−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (II−195)からなる群より選択されるか、またはその薬学的に受容可能な塩、エステル、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは互変異性体である。
【0183】
他の実施形態において、本開示は、式II:
【0184】
【化18】
[この文献は図面を表示できません]
【0185】
の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、エステル、水和物、溶媒和物、立体異性体、立体異性体の混合物、互変異性体、多形および/もしくはプロドラッグを提供し、式IIにおいて:
mは、0または1であり;
nは、0、1、2または3であり:
各R10は独立して、ハロ、−NO、−CN、−SF、−Si(CH、−O−R20、−S−R20、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−N(R20)(R22)、−C(O)−N(R20)(R22)、−N(R20)−C(O)−R22、−N(R20)−C(O)−OR22、−N(R20)−S(O)−R26、−S(O)−R20、−O−S(O)−R20、−S(O)−N(R20)(R22)、C1〜6アルキル、C2〜4アルケニル、C2〜4アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールおよびヘテロシクリルからなる群より選択され;そして
ここでこのC1〜6アルキル、C2〜4アルケニル、C2〜4アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルは、独立してハロ、−NO、フェニル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、C1〜6アルキル、シクロアルキル、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;
は、−C1〜6アルキレン−R、−L−R、−L−C1〜6アルキレン−R、−C1〜6アルキレン−L−Rまたは−C1〜6アルキレン−L−C1〜6アルキレン−Rであり;
Lは、−O−、−S−、−C(O)−、−NHS(O)−、−S(O)NH−、−C(O)NH−または−NHC(O)−であり;
各Rは独立して、水素、ジュウテリウム、C1〜15アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルであり;
ここでこのC1〜15アルキルは、独立してハロ、−NO、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;
ここでこのシクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、独立してハロ、−NO、C1〜6アルキル、アラルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されており;そして
ここでこのC1〜6アルキル、アラルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、独立してハロ、−NO、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されているか;
あるいはRの一方とRとは、これらが結合している原子と一緒になって、ヘテロシクリルを形成し得;
ここでこのヘテロシクリルは、独立してC1〜15アルキル、−O−R20、−N(R20)(R22)、−N(R20)−C(O)−OR20および−C(O)−OR20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;そして
ここでこのC1〜15アルキルは、独立してハロおよびヘテロアリールからなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;
各Rは独立して、水素、ジュウテリウム、C1〜15アルキル、C1〜4アルコキシ、−C(O)−OR26、−C(O)−N(R26)(R26)、−N(R20)−S(O)−R20、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルであり;
ここでこのC1〜15アルキルは、独立してハロ、−NO、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;
ここでこのシクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、独立してハロ、−NO、C1〜6アルキル、アラルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されており;そして
ここでこのC1〜6アルキル、アラルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリールは、独立してヒドロキシル、ハロ、−NO、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されているか;
あるいは2個のRまたは2個のRは、これらが結合している炭素原子と一緒になって、オキソを形成し;
は、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルであり;
ここでこのシクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルは、独立してC1〜6アルキル、C2〜4アルキニル、ハロ、−NO、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−N(R20)−S(O)−R20、−N(R20)−C(O)−R22、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;
ここでこのC1〜6アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、独立してハロ、−NO、C1〜6アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されており;そして
ここでこのC1〜6アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、独立してハロ、アリール、−NO、−CF、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CN、−S(O)−R20および−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されており;
17は、ハロまたはC1〜6アルキルであり;
20およびR22は、各例において、独立して、水素、C1〜15アルキル、C2〜15アルケニル、C2〜15アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリールからなる群より選択され;
ここでこのC1〜15アルキル、C2〜15アルケニル、C2〜15アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリールは、独立してヒドロキシル、ハロ、C1〜4アルキル、アシルアミノ、オキソ、−NO、−S(O)26、−CN、C1〜3アルコキシ、−CF、−OCF、−OCHCF、−C(O)−NH、アリール、シクロアルキルおよびヘテロアリールからなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;そして
ここでこのヘテロアリールは、C1〜4アルキルまたはシクロアルキルで必要に応じてさらに置換されているか;あるいは
20とR22とが共通の窒素原子に結合している場合、R20とR22は結合して、複素環式環またはヘテロアリール環を形成し得、この複素環式環またはヘテロアリール環は次いで、独立してヒドロキシル、ハロ、C1〜4アルキル、アラルキル、アリールオキシ、アラルキルオキシ、アシルアミノ、−NO、−S(O)26、−CN、C1〜3アルコキシ、−CF、−OCF、アリール、ヘテロアリールおよびシクロアルキルからなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;そして
各R26は独立して、水素、C1〜4アルキル、アリールおよびシクロアルキルからなる群より選択され;そして
ここでこのC1〜4アルキル、アリールおよびシクロアルキルは、独立してヒドロキシル、ハロ、C1〜4アルコキシ、−CFおよび−OCFからなる群より選択される1個〜3個の置換基でさらに置換され得;
ただし、この化合物は、6−オキソ−8−フェニル−3,4,12,12a−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[f]ピラジノ[2,1−c][1,4]オキサゼピン−2(6H)−カルボン酸tert−ブチルでも、6−オキソ−9−フェニル−3,4,12,12a−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[f]ピラジノ[2,1−c][1,4]オキサゼピン−2(6H)−カルボン酸tert−ブチルでも、8−フェニル−3,4,12,12a−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[f]ピラジノ[2,1−c][1,4]オキサゼピン−6(2H)−オンでも、9−フェニル−3,4,12,12a−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[f]ピラジノ[2,1−c][1,4]オキサゼピン−6(2H)−オンでもない。
【0186】
いくつかの実施形態において、Rは、−C1〜6アルキレン−Rまたは−C1〜6アルキレン−L−Rである。
【0187】
いくつかの実施形態において、Rは、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルであり;
ここでこのシクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルは、独立してC1〜6アルキル、ハロ、シクロアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−C(O)−OR20、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;
ここでこのC1〜6アルキルまたはヘテロアリールは、独立してハロ、C1〜6アルキルおよびアリールからなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されており;そして
ここでこのC1〜6アルキルは、1個、2個または3個のハロで必要に応じてさらに置換されている。
【0188】
いくつかの実施形態において、Rの一方とRとは、これらが結合している原子と一緒になって、ヘテロシクリルを形成し得;
ここでこのヘテロシクリルは、独立してC1〜15アルキル、−O−R20、−N(R20)(R22)および−C(O)−OR20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;そして
ここでこのC1〜15アルキルは、独立してハロおよびヘテロアリールからなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されている。
【0189】
いくつかの実施形態において、Rは、
【0190】
【化19】
[この文献は図面を表示できません]
【0191】
【化20】
[この文献は図面を表示できません]
【0192】
であるか;あるいは
の一方とRとは、これらが結合している炭素原子と一緒になって、
【0193】
【化21】
[この文献は図面を表示できません]
【0194】
【化22】
[この文献は図面を表示できません]
【0195】
を形成する。
【0196】
いくつかの実施形態において、nは、1、2または3であり;そして
各R10は独立して、ハロ、−O−R20、−O−S(O)−R20、C1〜4アルキルおよびシクロアルキルからなる群より選択され;そして
ここでこのアルキルは、1個、2個または3個のハロで必要に応じて置換されており;そして
20は独立して、C〜C15アルキルおよびシクロアルキルからなる群より選択され;そして
ここでこのアルキルは、1個、2個または3個のハロまたはシクロアルキルで、必要に応じて置換されている。
【0197】
いくつかの実施形態において、nは、1、2または3であり;そして各R10は独立して、2−フルオロ、3−フルオロ、4−フルオロ、2−クロロ、4−クロロ、2−メチル、4−メチル、4−エチル、4−イソプロピル、4−tert−ブチル、4−ジフルオロメチル、4−トリフルオロメチル、4−シクロプロピル、4−イソブトキシ、4−ジフルオロメトキシ、4−トリフルオロメトキシ、4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)、4−トリフルオロメチルスルホキシル、4−(2,2,2−トリフルオロエチル)、4−シクロプロポキシまたは4−シクロブチルメトキシである。
【0198】
いくつかの実施形態において、各Rは独立して、水素、ジュウテリウム、または必要に応じてヘテロアリールで置換されたC1〜15アルキルであるか;
あるいはRの一方とRとは、これらが結合している原子と一緒になって、ヘテロシクリルを形成し得;
ここでこのヘテロシクリルは、独立してC1〜15アルキル、−N(R20)(R22)および−N(R20)−C(O)−OR20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;そして
ここでこのC1〜15アルキルは、独立してハロおよびヘテロアリールからなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;そして
20およびR22は、各例において、独立して、水素、C−C15アルキルおよびヘテロアリールからなる群より選択される。
【0199】
いくつかの実施形態において、各Rは独立して、水素、ジュウテリウム、または必要に応じてヘテロアリールで置換されたC1〜15アルキルである。
【0200】
いくつかの実施形態において、各Rは独立して、水素、ジュウテリウム、メチル、イソプロピルまたはピリジン−2−イルメチルである。
【0201】
いくつかの実施形態において、各Rは独立して、水素、ジュウテリウム、またはC1〜15アルキルである。
【0202】
いくつかの実施形態において、各Rは独立して、水素、ジュウテリウムまたはメチルである。
【0203】
いくつかの実施形態において、mは0である。
【0204】
いくつかの実施形態において、mは1であり;そしてR17はハロである。
【0205】
いくつかの実施形態において、mは1であり;そしてR17はフルオロである。
【0206】
特定の実施形態において、本開示は、式III:
【0207】
【化23】
[この文献は図面を表示できません]
【0208】
の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、エステル、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは互変異性体を提供し、式IIIにおいて:
nは、0、1、2、3、4または5であり:
各R10は独立して、ハロ、−NO、−CN、−SF、−Si(CH、−O−R20、−S−R20、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−N(R20)(R22)、−C(O)−N(R20)(R22)、−N(R20)−C(O)−R22、−N(R20)−C(O)−OR22、−N(R20)−S(O)−R26、−S(O)−R20、−O−S(O)−R20、−S(O)−N(R20)(R22)、C1〜6アルキル、C2〜4アルケニル、C2〜4アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールおよびヘテロシクリルからなる群より選択され;そして
ここでこのC1〜6アルキル、C2〜4アルケニル、C2〜4アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルは、独立してハロ、−NO、フェニル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、C1〜6アルキル、C1〜3ハロアルキル、シクロアルキル、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;
は、−L−R、−L−C1〜6アルキレン−R、−C1〜6アルキレン−L−Rまたは−C1〜6アルキレン−L−C1〜6アルキレン−Rであり;
ここで各−C1〜6アルキレンは、独立してC2〜4アルキニル、ハロ、−NO、−CN、−O−R20、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR26、−C(O)−N(R20)(R22)、−N(R20)−S(O)−R20、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルからなる群より選択される1個の置換基によって必要に応じて置換されており;そして
ここでこのシクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルは、独立してC1〜6アルキル、C2〜4アルキニル、ハロ、−NO、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;
Lは、−O−、−S−、−NHS(O)−、−S(O)NH−、−C(O)NH−または−NHC(O)−であり、ただし、Rが−L−Rまたは−L−C1〜6アルキレン−Rである場合、Lは、−O−でも、−S−でも、−NHS(O)−でも−NHC(O)−でもなく;
各Rは独立して、水素、ジュウテリウム、C1〜15アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルであり;
ここでこのC1〜15アルキルは、独立してハロ、−NO、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;
ここでこのシクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、独立してハロ、−NO、C1〜6アルキル、アラルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されており;そして
ここでこのC1〜6アルキル、アラルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、独立してハロ、−NO、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されており;
各Rは独立して、水素、ジュウテリウム、C1〜15アルキル、C1〜4アルコキシ、−C(O)−OR26、−C(O)−N(R26)(R26)、−N(R20)−S(O)−R20、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルであり;
ここでこのC1〜15アルキルは、独立してハロ、−NO、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;
ここでこのシクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、独立してハロ、−NO、C1〜6アルキル、アラルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されており;そして
ここでこのC1〜6アルキル、アラルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリールは、独立してヒドロキシル、ハロ、−NO、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されているか;
あるいは2個のRまたは2個のRは、これらが結合している炭素原子と一緒になって、オキソを形成し;
は、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルであり;
ここでこのシクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルは、独立してC1〜6アルキル、C2〜4アルキニル、ハロ、−NO、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−N(R20)−S(O)−R20、−N(R20)−C(O)−R22、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;
ここでこのC1〜6アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、独立してハロ、−NO、C1〜6アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されており;そして
ここでこのC1〜6アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、独立してハロ、アリール、−NO、−CF、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CN、−S(O)−R20および−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されており;
20およびR22は、各例において、独立して、水素、C1〜15アルキル、C2〜15アルケニル、C2〜15アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリールからなる群より選択され;
ここでこのC1〜15アルキル、C2〜15アルケニル、C2〜15アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリールは、独立してヒドロキシル、ハロ、C1〜4アルキル、アシルアミノ、オキソ、−NO、−S(O)26、−CN、C1〜3アルコキシ、−CF、−OCF、−OCHCF、−C(O)−NH、アリール、シクロアルキルおよびヘテロアリールからなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;そして
ここでこのヘテロアリールは、C1〜4アルキルまたはシクロアルキルで必要に応じてさらに置換されているか;あるいは
20とR22とが共通の窒素原子に結合している場合、R20とR22は結合して、複素環式環またはヘテロアリール環を形成し得、この複素環式環またはヘテロアリール環は次いで、独立してヒドロキシル、ハロ、C1〜4アルキル、アラルキル、アリールオキシ、アラルキルオキシ、アシルアミノ、−NO、−S(O)26、−CN、C1〜3アルコキシ、−CF、−OCF、アリール、ヘテロアリールおよびシクロアルキルからなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;そして
各R26は独立して、水素、C1〜4アルキル、アリールおよびシクロアルキルからなる群より選択され;そして
ここでこのC1〜4アルキル、アリールおよびシクロアルキルは、独立してヒドロキシル、ハロ、C1〜4アルコキシ、−CFおよび−OCFからなる群より選択される1個〜3個の置換基でさらに置換され得る。
【0209】
他の実施形態において、本開示は、式III:
【0210】
【化24】
[この文献は図面を表示できません]
【0211】
の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、エステル、水和物、溶媒和物、立体異性体、立体異性体の混合物、互変異性体、多形および/もしくはプロドラッグを提供し、式IIIにおいて:
nは、0、1、2または3であり:
各R10は独立して、ハロ、−NO、−CN、−SF、−Si(CH、−O−R20、−S−R20、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−N(R20)(R22)、−C(O)−N(R20)(R22)、−N(R20)−C(O)−R22、−N(R20)−C(O)−OR22、−N(R20)−S(O)−R26、−S(O)−R20、−O−S(O)−R20、−S(O)−N(R20)(R22)、C1〜6アルキル、C2〜4アルケニル、C2〜4アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールおよびヘテロシクリルからなる群より選択され;そして
ここでこのC1〜6アルキル、C2〜4アルケニル、C2〜4アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルは、独立してハロ、−NO、フェニル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、C1〜6アルキル、シクロアルキル、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;
は、−L−R、−L−C1〜6アルキレン−R、−C1〜6アルキレン−L−Rまたは−C1〜6アルキレン−L−C1〜6アルキレン−Rであり;
Lは、−O−、−S−、−C(O)−、−NHS(O)−、−S(O)NH−、−C(O)NH−または−NHC(O)−であり;
各Rは独立して、水素、ジュウテリウム、C1〜15アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルであり;
ここでこのC1〜15アルキルは、独立してハロ、−NO、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;
ここでこのシクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、独立してハロ、−NO、C1〜6アルキル、アラルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されており;そして
ここでこのC1〜6アルキル、アラルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、独立してハロ、−NO、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されており;
各Rは独立して、水素、ジュウテリウム、C1〜15アルキル、C1〜4アルコキシ、−C(O)−OR26、−C(O)−N(R26)(R26)、−N(R20)−S(O)−R20、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルであり;
ここでこのC1〜15アルキルは、独立してハロ、−NO、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;
ここでこのシクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、独立してハロ、−NO、C1〜6アルキル、アラルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されており;そして
ここでこのC1〜6アルキル、アラルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリールは、独立してヒドロキシル、ハロ、−NO、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されているか;
あるいは2個のRまたは2個のRは、これらが結合している炭素原子と一緒になって、オキソを形成し;
は、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルであり;
ここでこのシクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルは、独立してC1〜6アルキル、C2〜4アルキニル、ハロ、−NO、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−N(R20)−S(O)−R20、−N(R20)−C(O)−R22、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;
ここでこのC1〜6アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、独立してハロ、−NO、C1〜6アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されており;そして
ここでこのC1〜6アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、独立してハロ、アリール、−NO、−CF、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CN、−S(O)−R20および−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されており;
20およびR22は、各例において、独立して、水素、C1〜15アルキル、C2〜15アルケニル、C2〜15アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリールからなる群より選択され;
ここでこのC1〜15アルキル、C2〜15アルケニル、C2〜15アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリールは、独立してヒドロキシル、ハロ、C1〜4アルキル、アシルアミノ、オキソ、−NO、−S(O)26、−CN、C1〜3アルコキシ、−CF、−OCF、−OCHCF、−C(O)−NH、アリール、シクロアルキルおよびヘテロアリールからなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;そして
ここでこのヘテロアリールは、C1〜4アルキルまたはシクロアルキルで必要に応じてさらに置換されているか;あるいは
20とR22とが共通の窒素原子に結合している場合、R20とR22は結合して、複素環式環またはヘテロアリール環を形成し得、この複素環式環またはヘテロアリール環は次いで、独立してヒドロキシル、ハロ、C1〜4アルキル、アラルキル、アリールオキシ、アラルキルオキシ、アシルアミノ、−NO、−S(O)26、−CN、C1〜3アルコキシ、−CF、−OCF、アリール、ヘテロアリールおよびシクロアルキルからなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;そして
各R26は独立して、水素、C1〜4アルキル、アリールおよびシクロアルキルからなる群より選択され;そして
ここでこのC1〜4アルキル、アリールおよびシクロアルキルは、独立してヒドロキシル、ハロ、C1〜4アルコキシ、−CFおよび−OCFからなる群より選択される1個〜3個の置換基でさらに置換され得る。
【0212】
いくつかの実施形態において、Rは、−C(O)−Rまたは−C(O)−C1〜6アルキレン−Rであり;そして
は、シクロアルキル、アリールまたはヘテロアリールであり;
ここでこのシクロアルキルまたはヘテロアリールは、独立してC1〜6アルキル、ハロおよび−C(O)−OR20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されている。
【0213】
いくつかの実施形態において、Rは、シクロアルキル、アリールまたはヘテロアリールであり;
ここでこのシクロアルキルまたはヘテロアリールは、独立してC1〜6アルキル、ハロおよび−C(O)−OR20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されている。
【0214】
いくつかの実施形態において、Rの各−C1〜6アルキレンは、置換されていない。
【0215】
いくつかの実施形態において、Rは、
【0216】
【化25】
[この文献は図面を表示できません]
【0217】
である。
【0218】
いくつかの実施形態において、nは1であり;そして
10は、−O−R20またはC1〜4アルキルであり;
ここでこのアルキルは、1個、2個または3個のハロで必要に応じて置換されており;そして
20は、C〜C15アルキルであり;
ここでこのアルキルは、1個、2個または3個のハロで必要に応じて置換されている。
【0219】
いくつかの実施形態において、nは1であり;そしてR10は、4−トリフルオロメチルまたは4−トリフルオロメトキシである。
【0220】
いくつかの実施形態において、この化合物は:
ピリミジン−2−イル(7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−2,3−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−4(5H)−イル)メタノン (III−1);
フェニル(7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−2,3−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−4(5H)−イル)メタノン (III−4);
(1−メチルシクロプロピル)(7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−2,3−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−4(5H)−イル)メタノン (III−10);
(3,3−ジフルオロシクロブチル)(7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−2,3−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−4(5H)−イル)メタノン (III−11);
(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)(7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−2,3−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−4(5H)−イル)メタノン (III−12);
(1H−ピラゾール−3−イル)(7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−2,3−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−4(5H)−イル)メタノン (III−15);
ピラジン−2−イル(7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−2,3−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−4(5H)−イル)メタノン (III−23);
ピリダジン−3−イル(7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−2,3−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−4(5H)−イル)メタノン (III−24);
2−(ピリジン−2−イル)−1−(7−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−2,3−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−4(5H)−イル)エタノン (III−29);
2−(ピリミジン−2−イル)−1−(7−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−2,3−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−4(5H)−イル)エタノン (III−30);
(1−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)(7−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−2,3−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−4(5H)−イル)メタノン (III−32);
(1H−イミダゾール−2−イル)(7−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−2,3−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−4(5H)−イル)メタノン (III−33);
(1−メチル−1H−イミダゾール−2−イル)(7−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−2,3−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−4(5H)−イル)メタノン (III−37);
(R)−(2−メチル−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−2,3−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−4(5H)−イル)(ピリミジン−2−イル)メタノン (III−38);
2−(7−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−2,3,4,5−テトラヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−4−カルボニル)−5,6−ジヒドロイミダゾ[1,2−a]ピラジン−7(8H)−カルボン酸tert−ブチル (III−40);
(1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)(7−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−2,3−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−4(5H)−イル)メタノン (III−50);および (1,5−ジメチル−1H−ピラゾール−3−イル)(7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−2,3−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−4(5H)−イル)メタノン (III−58)からなる群より選択されるか、またはその薬学的に受容可能な塩、エステル、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは互変異性体である。
【0221】
特定の実施形態において、本開示は、式IV:
【0222】
【化26】
[この文献は図面を表示できません]
【0223】
の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、エステル、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは互変異性体を提供し、式IVにおいて:
nは、0、1、2、3、4または5であり:
各R10は独立して、ハロ、−NO、−CN、−SF、−Si(CH、−O−R20、−S−R20、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−N(R20)(R22)、−C(O)−N(R20)(R22)、−N(R20)−C(O)−R22、−N(R20)−C(O)−OR22、−N(R20)−S(O)−R26、−S(O)−R20、−O−S(O)−R20、−S(O)−N(R20)(R22)、C1〜6アルキル、C2〜4アルケニル、C2〜4アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールおよびヘテロシクリルからなる群より選択され;そして
ここでこのC1〜6アルキル、C2〜4アルケニル、C2〜4アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルは、独立してハロ、−NO、フェニル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、C1〜6アルキル、C1〜3ハロアルキル、シクロアルキル、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;
は、−C1〜6アルキレン−R、−L−R、−L−C1〜6アルキレン−R、−C1〜6アルキレン−L−Rまたは−C1〜6アルキレン−L−C1〜6アルキレン−Rであり;
ここで各−C1〜6アルキレンは、独立してC2〜4アルキニル、ハロ、−NO、−CN、−O−R20、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR26、−C(O)−N(R20)(R22)、−N(R20)−S(O)−R20、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルからなる群より選択される1個の置換基によって必要に応じて置換されており;そして
ここでこのシクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルは、独立してC1〜6アルキル、C2〜4アルキニル、ハロ、−NO、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;
Lは、−O−、−S−、−C(O)−、−NHS(O)−、−S(O)NH−、−C(O)NH−または−NHC(O)−であり、ただし、Rが−L−Rまたは−L−C1〜6アルキレン−Rである場合、Lは、−O−でも、−S−でも、−NHS(O)−でも−NHC(O)−でもなく;
は、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルであり;
ここでこのシクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルは、独立してC1〜6アルキル、C2〜4アルキニル、ハロ、−NO、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−N(R20)−S(O)−R20、−N(R20)−C(O)−R22、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;
ここでこのC1〜6アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、独立してハロ、−NO、C1〜6アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されており;そして
ここでこのC1〜6アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、独立してハロ、アリール、−NO、−CF、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CN、−S(O)−R20および−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されており;
20およびR22は、各例において、独立して、水素、C1〜15アルキル、C2〜15アルケニル、C2〜15アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリールからなる群より選択され;
ここでこのC1〜15アルキル、C2〜15アルケニル、C2〜15アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリールは、独立してヒドロキシル、ハロ、C1〜4アルキル、アシルアミノ、オキソ、−NO、−S(O)26、−CN、C1〜3アルコキシ、−CF、−OCF、−OCHCF、−C(O)−NH、アリール、シクロアルキルおよびヘテロアリールからなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;そして
ここでこのヘテロアリールは、C1〜4アルキルまたはシクロアルキルで必要に応じてさらに置換されているか;あるいは
20とR22とが共通の窒素原子に結合している場合、R20とR22は結合して、複素環式環またはヘテロアリール環を形成し得、この複素環式環またはヘテロアリール環は次いで、独立してヒドロキシル、ハロ、C1〜4アルキル、アラルキル、アリールオキシ、アラルキルオキシ、アシルアミノ、−NO、−S(O)26、−CN、C1〜3アルコキシ、−CF、−OCF、アリール、ヘテロアリールおよびシクロアルキルからなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;そして
各R26は独立して、水素、C1〜4アルキル、アリールおよびシクロアルキルからなる群より選択され;そして
ここでこのC1〜4アルキル、アリールおよびシクロアルキルは、独立してヒドロキシル、ハロ、C1〜4アルコキシ、−CFおよび−OCFからなる群より選択される1個〜3個の置換基でさらに置換され得る。
【0224】
他の実施形態において、本開示は、式IV:
【0225】
【化27】
[この文献は図面を表示できません]
【0226】
の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、エステル、水和物、溶媒和物、立体異性体、立体異性体の混合物、互変異性体、多形および/もしくはプロドラッグを提供し、
nは、0、1、2または3であり:
各R10は独立して、ハロ、−NO、−CN、−SF、−Si(CH、−O−R20、−S−R20、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−N(R20)(R22)、−C(O)−N(R20)(R22)、−N(R20)−C(O)−R22、−N(R20)−C(O)−OR22、−N(R20)−S(O)−R26、−S(O)−R20、−O−S(O)−R20、−S(O)−N(R20)(R22)、C1〜6アルキル、C2〜4アルケニル、C2〜4アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールおよびヘテロシクリルからなる群より選択され;そして
ここでこのC1〜6アルキル、C2〜4アルケニル、C2〜4アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルは、独立してハロ、−NO、フェニル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、C1〜6アルキル、シクロアルキル、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;
は、−C1〜6アルキレン−R、−L−R、−L−C1〜6アルキレン−R、−C1〜6アルキレン−L−Rまたは−C1〜6アルキレン−L−C1〜6アルキレン−Rであり;
Lは、−O−、−S−、−C(O)−、−NHS(O)−、−S(O)NH−、−C(O)NH−または−NHC(O)−であり;
S(O)Rは、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルであり;
ここでこのシクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルは、独立してC1〜6アルキル、C2〜4アルキニル、ハロ、−NO、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−N(R20)−S(O)−R20、−N(R20)−C(O)−R22、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;
ここでこのC1〜6アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、独立してハロ、−NO、C1〜6アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されており;そして
ここでこのC1〜6アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、独立してハロ、アリール、−NO、−CF、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CN、−S(O)−R20および−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されており;
20およびR22は、各例において、独立して、水素、C1〜15アルキル、C2〜15アルケニル、C2〜15アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリールからなる群より選択され;
ここでこのC1〜15アルキル、C2〜15アルケニル、C2〜15アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリールは、独立してヒドロキシル、ハロ、C1〜4アルキル、アシルアミノ、オキソ、−NO、−S(O)26、−CN、C1〜3アルコキシ、−CF、−OCF、−OCHCF、−C(O)−NH、アリール、シクロアルキルおよびヘテロアリールからなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;そして
ここでこのヘテロアリールは、C1〜4アルキルまたはシクロアルキルで必要に応じてさらに置換されているか;あるいは
20とR22とが共通の窒素原子に結合している場合、R20とR22は結合して、複素環式環またはヘテロアリール環を形成し得、この複素環式環またはヘテロアリール環は次いで、独立してヒドロキシル、ハロ、C1〜4アルキル、アラルキル、アリールオキシ、アラルキルオキシ、アシルアミノ、−NO、−S(O)26、−CN、C1〜3アルコキシ、−CF、−OCF、アリール、ヘテロアリールおよびシクロアルキルからなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;そして
各R26は独立して、水素、C1〜4アルキル、アリールおよびシクロアルキルからなる群より選択され;そして
ここでこのC1〜4アルキル、アリールおよびシクロアルキルは、独立してヒドロキシル、ハロ、C1〜4アルコキシ、−CFおよび−OCFからなる群より選択される1個〜3個の置換基でさらに置換され得る。
【0227】
いくつかの実施形態において、Rの各−C1〜6アルキレンは、置換されていない。
【0228】
特定の実施形態において、本開示は、式V:
【0229】
【化28】
[この文献は図面を表示できません]
【0230】
の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、エステル、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは互変異性体を提供し、式Vにおいて:
Aはシクロアルケニルであり;
nは、0、1、2、3、4または5であり;
各R10は独立して、ハロ、−NO、−CN、−SF、−Si(CH、−O−R20、−S−R20、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−N(R20)(R22)、−C(O)−N(R20)(R22)、−N(R20)−C(O)−R22、−N(R20)−C(O)−OR22、−N(R20)−S(O)−R26、−S(O)−R20、−O−S(O)−R20、−S(O)−N(R20)(R22)、C1〜6アルキル、C2〜4アルケニル、C2〜4アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールおよびヘテロシクリルからなる群より選択され;そして
ここでこのC1〜6アルキル、C2〜4アルケニル、C2〜4アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルは、独立してハロ、−NO、フェニル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、C1〜6アルキル、C1〜3ハロアルキル、シクロアルキル、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;
は、−C1〜6アルキレン−R、−L−R、−L−C1〜6アルキレン−R、−C1〜6アルキレン−L−Rまたは−C1〜6アルキレン−L−C1〜6アルキレン−Rであり;
ここで各−C1〜6アルキレンは、独立してC2〜4アルキニル、ハロ、−NO、−CN、−O−R20、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR26、−C(O)−N(R20)(R22)、−N(R20)−S(O)−R20、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルからなる群より選択される1個の置換基によって必要に応じて置換されており;そして
ここでこのシクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルは、独立してC1〜6アルキル、C2〜4アルキニル、ハロ、−NO、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;
Lは、−O−、−S−、−C(O)−、−NHS(O)−、−S(O)NH−、−C(O)NH−または−NHC(O)−であり、ただし、Rが−L−Rまたは−L−C1〜6アルキレン−Rである場合、Lは、−O−でも、−S−でも、−NHS(O)−でも−NHC(O)−でもなく;
は、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルであり;
ここでこのシクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルは、独立してC1〜6アルキル、C2〜4アルキニル、ハロ、−NO、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−N(R20)−S(O)−R20、−N(R20)−C(O)−R22、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;
ここでこのC1〜6アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、独立してハロ、−NO、C1〜6アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されており;そして
ここでこのC1〜6アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、独立してハロ、アリール、−NO、−CF、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CN、−S(O)−R20および−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されており;
20およびR22は、各例において、独立して、水素、C1〜15アルキル、C2〜15アルケニル、C2〜15アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリールからなる群より選択され;
ここでこのC1〜15アルキル、C2〜15アルケニル、C2〜15アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリールは、独立してヒドロキシル、ハロ、C1〜4アルキル、アシルアミノ、オキソ、−NO、−S(O)26、−CN、C1〜3アルコキシ、−CF、−OCF、−OCHCF、−C(O)−NH、アリール、シクロアルキルおよびヘテロアリールからなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;そして
ここでこのヘテロアリールは、C1〜4アルキルまたはシクロアルキルで必要に応じてさらに置換されているか;あるいは
20とR22とが共通の窒素原子に結合している場合、R20とR22は結合して、複素環式環またはヘテロアリール環を形成し得、この複素環式環またはヘテロアリール環は次いで、独立してヒドロキシル、ハロ、C1〜4アルキル、アラルキル、アリールオキシ、アラルキルオキシ、アシルアミノ、−NO、−S(O)26、−CN、C1〜3アルコキシ、−CF、−OCF、アリール、ヘテロアリールおよびシクロアルキルからなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;そして
各R26は独立して、水素、C1〜4アルキル、アリールおよびシクロアルキルからなる群より選択され;そして
ここでこのC1〜4アルキル、アリールおよびシクロアルキルは、独立してヒドロキシル、ハロ、C1〜4アルコキシ、−CFおよび−OCFからなる群より選択される1個〜3個の置換基でさらに置換され得る。
【0231】
他の実施形態において、本開示は、式V:
【0232】
【化29】
[この文献は図面を表示できません]
【0233】
の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、エステル、水和物、溶媒和物、立体異性体、立体異性体の混合物、互変異性体、多形および/もしくはプロドラッグを提供し、式Vにおいて:
Aはシクロアルケニルであり;
nは、0、1、2または3であり:
各R10は独立して、ハロ、−NO、−CN、−SF、−Si(CH、−O−R20、−S−R20、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−N(R20)(R22)、−C(O)−N(R20)(R22)、−N(R20)−C(O)−R22、−N(R20)−C(O)−OR22、−N(R20)−S(O)−R26、−S(O)−R20、−O−S(O)−R20、−S(O)−N(R20)(R22)、C1〜6アルキル、C2〜4アルケニル、C2〜4アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールおよびヘテロシクリルからなる群より選択され;そして
ここでこのC1〜6アルキル、C2〜4アルケニル、C2〜4アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルは、独立してハロ、−NO、フェニル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、C1〜6アルキル、シクロアルキル、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;
は、−C1〜6アルキレン−R、−L−R、−L−C1〜6アルキレン−R、−C1〜6アルキレン−L−Rまたは−C1〜6アルキレン−L−C1〜6アルキレン−Rであり;
Lは、−O−、−S−、−C(O)−、−NHS(O)−、−S(O)NH−、−C(O)NH−または−NHC(O)−であり;
は、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルであり;
ここでこのシクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルは、独立してC1〜6アルキル、C2〜4アルキニル、ハロ、−NO、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−N(R20)−S(O)−R20、−N(R20)−C(O)−R22、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;
ここでこのC1〜6アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、独立してハロ、−NO、C1〜6アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されており;そして
ここでこのC1〜6アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、独立してハロ、アリール、−NO、−CF、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CN、−S(O)−R20および−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されており;
20およびR22は、各例において、独立して、水素、C1〜15アルキル、C2〜15アルケニル、C2〜15アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリールからなる群より選択され;
ここでこのC1〜15アルキル、C2〜15アルケニル、C2〜15アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリールは、独立してヒドロキシル、ハロ、C1〜4アルキル、アシルアミノ、オキソ、−NO、−S(O)26、−CN、C1〜3アルコキシ、−CF、−OCF、−OCHCF、−C(O)−NH、アリール、シクロアルキルおよびヘテロアリールからなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;そして
ここでこのヘテロアリールは、C1〜4アルキルまたはシクロアルキルで必要に応じてさらに置換されているか;あるいは
20とR22とが共通の窒素原子に結合している場合、R20とR22は結合して、複素環式環またはヘテロアリール環を形成し得、この複素環式環またはヘテロアリール環は次いで、独立してヒドロキシル、ハロ、C1〜4アルキル、アラルキル、アリールオキシ、アラルキルオキシ、アシルアミノ、−NO、−S(O)26、−CN、C1〜3アルコキシ、−CF、−OCF、アリール、ヘテロアリールおよびシクロアルキルからなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;そして
各R26は独立して、水素、C1〜4アルキル、アリールおよびシクロアルキルからなる群より選択され;そして
ここでこのC1〜4アルキル、アリールおよびシクロアルキルは、独立してヒドロキシル、ハロ、C1〜4アルコキシ、−CFおよび−OCFからなる群より選択される1個〜3個の置換基でさらに置換され得る。
【0234】
いくつかの実施形態において、Rは、−C1〜6アルキレン−Rである。
【0235】
いくつかの実施形態において、Rはヘテロアリールである。
【0236】
いくつかの実施形態において、Rの各−C1〜6アルキレンは、置換されていない。
【0237】
いくつかの実施形態において、Rは、
【0238】
【化30】
[この文献は図面を表示できません]
【0239】
である。
【0240】
いくつかの実施形態において、Aはシクロヘキサ−1−エニルである。
【0241】
いくつかの実施形態において、Aはシクロヘキサ−1−エニルであり;nは、0または1であり;そしてR10は、4−メチルまたは4−tert−ブチルである。
【0242】
いくつかの実施形態において、この化合物は:
7−(4−tert−ブチルシクロヘキサ−1−エニル)−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (V−1);
7−シクロヘキセニル−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (V−3);および 7−(4−メチルシクロヘキサ−1−エニル)−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (V−5)からなる群より選択されるか、またはその薬学的に受容可能な塩、エステル、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは互変異性体である。
【0243】
特定の実施形態において、本開示は、式VI:
【0244】
【化31】
[この文献は図面を表示できません]
【0245】
の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、エステル、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは互変異性体を提供し、式VIにおいて:
Bは、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールであり;
nは、0、1、2、3、4または5であり:
各R10は独立して、ハロ、−NO、−CN、−SF、−Si(CH、−O−R20、−S−R20、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−N(R20)(R22)、−C(O)−N(R20)(R22)、−N(R20)−C(O)−R22、−N(R20)−C(O)−OR22、−N(R20)−S(O)−R26、−S(O)−R20、−O−S(O)−R20、−S(O)−N(R20)(R22)、C1〜6アルキル、C2〜4アルケニル、C2〜4アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールおよびヘテロシクリルからなる群より選択され;そして
ここでこのC1〜6アルキル、C2〜4アルケニル、C2〜4アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルは、独立してハロ、−NO、フェニル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、C1〜6アルキル、C1〜3ハロアルキル、シクロアルキル、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;
は、−C1〜6アルキレン−R、−L−R、−L−C1〜6アルキレン−R、−C1〜6アルキレン−L−Rまたは−C1〜6アルキレン−L−C1〜6アルキレン−Rであり;
ここで各−C1〜6アルキレンは、独立してC2〜4アルキニル、ハロ、−NO、−CN、−O−R20、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR26、−C(O)−N(R20)(R22)、−N(R20)−S(O)−R20、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルからなる群より選択される1個の置換基によって必要に応じて置換されており;そして
ここでこのシクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルは、独立してC1〜6アルキル、C2〜4アルキニル、ハロ、−NO、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;
Lは、−O−、−S−、−C(O)−、−NHS(O)−、−S(O)NH−、−C(O)NH−または−NHC(O)−であり、ただし、Rが−L−Rまたは−L−C1〜6アルキレン−Rである場合、Lは、−O−でも、−S−でも、−NHS(O)−でも−NHC(O)−でもなく;
は、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルであり;
ここでこのシクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルは、独立してC1〜6アルキル、C2〜4アルキニル、ハロ、−NO、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−N(R20)−S(O)−R20、−N(R20)−C(O)−R22、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;
ここでこのC1〜6アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、独立してハロ、−NO、C1〜6アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されており;そして
ここでこのC1〜6アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、独立してハロ、アリール、−NO、−CF、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CN、−S(O)−R20および−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されており;
20およびR22は、各例において、独立して、水素、C1〜15アルキル、C2〜15アルケニル、C2〜15アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリールからなる群より選択され;
ここでこのC1〜15アルキル、C2〜15アルケニル、C2〜15アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリールは、独立してヒドロキシル、ハロ、C1〜4アルキル、アシルアミノ、オキソ、−NO、−S(O)26、−CN、C1〜3アルコキシ、−CF、−OCF、−OCHCF、−C(O)−NH、アリール、シクロアルキルおよびヘテロアリールからなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;そして
ここでこのヘテロアリールは、C1〜4アルキルまたはシクロアルキルで必要に応じてさらに置換されているか;あるいは
20とR22とが共通の窒素原子に結合している場合、R20とR22は結合して、複素環式環またはヘテロアリール環を形成し得、この複素環式環またはヘテロアリール環は次いで、独立してヒドロキシル、ハロ、C1〜4アルキル、アラルキル、アリールオキシ、アラルキルオキシ、アシルアミノ、−NO、−S(O)26、−CN、C1〜3アルコキシ、−CF、−OCF、アリール、ヘテロアリールおよびシクロアルキルからなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;そして
各R26は独立して、水素、C1〜4アルキル、アリールおよびシクロアルキルからなる群より選択され;そして
ここでこのC1〜4アルキル、アリールおよびシクロアルキルは、独立してヒドロキシル、ハロ、C1〜4アルコキシ、−CFおよび−OCFからなる群より選択される1個〜3個の置換基でさらに置換され得る。
【0246】
他の実施形態において、本開示は、式VI:
【0247】
【化32】
[この文献は図面を表示できません]
【0248】
の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、エステル、水和物、溶媒和物、立体異性体、立体異性体の混合物、互変異性体、多形および/もしくはプロドラッグを提供し、式VIにおいて:
Bは、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールであり;
nは、0、1、2または3であり:
各R10は独立して、ハロ、−NO、−CN、−SF、−Si(CH、−O−R20、−S−R20、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−N(R20)(R22)、−C(O)−N(R20)(R22)、−N(R20)−C(O)−R22、−N(R20)−C(O)−OR22、−N(R20)−S(O)−R26、−S(O)−R20、−O−S(O)−R20、−S(O)−N(R20)(R22)、C1〜6アルキル、C2〜4アルケニル、C2〜4アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールおよびヘテロシクリルからなる群より選択され;そして
ここでこのC1〜6アルキル、C2〜4アルケニル、C2〜4アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルは、独立してハロ、−NO、フェニル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、C1〜6アルキル、シクロアルキル、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;
は、−C1〜6アルキレン−R、−L−R、−L−C1〜6アルキレン−R、−C1〜6アルキレン−L−Rまたは−C1〜6アルキレン−L−C1〜6アルキレン−Rであり;
Lは、−O−、−S−、−C(O)−、−NHS(O)−、−S(O)NH−、−C(O)NH−または−NHC(O)−であり;
は、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルであり;
ここでこのシクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルは、独立してC1〜6アルキル、C2〜4アルキニル、ハロ、−NO、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−N(R20)−S(O)−R20、−N(R20)−C(O)−R22、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;
ここでこのC1〜6アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、独立してハロ、−NO、C1〜6アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されており;そして
ここでこのC1〜6アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、独立してハロ、アリール、−NO、−CF、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CN、−S(O)−R20および−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されており;
20およびR22は、各例において、独立して、水素、C1〜15アルキル、C2〜15アルケニル、C2〜15アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリールからなる群より選択され;
ここでこのC1〜15アルキル、C2〜15アルケニル、C2〜15アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリールは、独立してヒドロキシル、ハロ、C1〜4アルキル、アシルアミノ、オキソ、−NO、−S(O)26、−CN、C1〜3アルコキシ、−CF、−OCF、−OCHCF、−C(O)−NH、アリール、シクロアルキルおよびヘテロアリールからなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;そして
ここでこのヘテロアリールは、C1〜4アルキルまたはシクロアルキルで必要に応じてさらに置換されているか;あるいは
20とR22とが共通の窒素原子に結合している場合、R20とR22は結合して、複素環式環またはヘテロアリール環を形成し得、この複素環式環またはヘテロアリール環は次いで、独立してヒドロキシル、ハロ、C1〜4アルキル、アラルキル、アリールオキシ、アラルキルオキシ、アシルアミノ、−NO、−S(O)26、−CN、C1〜3アルコキシ、−CF、−OCF、アリール、ヘテロアリールおよびシクロアルキルからなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;そして
各R26は独立して、水素、C1〜4アルキル、アリールおよびシクロアルキルからなる群より選択され;そして
ここでこのC1〜4アルキル、アリールおよびシクロアルキルは、独立してヒドロキシル、ハロ、C1〜4アルコキシ、−CFおよび−OCFからなる群より選択される1個〜3個の置換基でさらに置換され得る。
【0249】
いくつかの実施形態において、Bはヘテロアリールである。
【0250】
いくつかの実施形態において、Bは、2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−4−イル、ピリジン−4−イル、ピリジン−2−イル、チアゾール−4−イルまたはチオフェン−2−イルである。
【0251】
いくつかの実施形態において、Rの各−C1〜6アルキレンは、置換されていない。
【0252】
いくつかの実施形態において、Rは、−C1〜6アルキレン−Rである。
【0253】
いくつかの実施形態において、Rはヘテロアリールである。
【0254】
いくつかの実施形態において、Rは、
【0255】
【化33】
[この文献は図面を表示できません]
【0256】
である。
【0257】
いくつかの実施形態において、nは1であり;
10は、シクロアルキル、−O−R20またはC1〜4アルキルであり;
ここでこのアルキルは、1個、2個または3個のハロで必要に応じて置換されており;そして
20はC〜C15アルキルである。
【0258】
いくつかの実施形態において、nは1であり;
10は、−O−R20またはC1〜4アルキルであり;
ここでこのアルキルは、1個、2個または3個のハロで必要に応じて置換されており;そして
20はC〜C15アルキルである。
【0259】
いくつかの実施形態において、Bは、2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−4−イル、ピリジン−4−イル、5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル、2−イソプロピルチアゾール−4−イル、5−(トリフルオロメチル)チオフェン−2−イルまたは5−シクロプロピルチオフェン−2−イルである。
【0260】
いくつかの実施形態において、この化合物は:
7−(2−tert−ブトキシピリジン−4−イル)−4−(ピリジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (VI−4);
7−(1−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−4−イル)−4−(ピリジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (VI−12);
4−(ピリジン−2−イルメチル)−7−(5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (VI−26);
7−(2−イソプロピルチアゾール−4−イル)−4−(ピリジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (VI−30);
4−(ピリジン−2−イルメチル)−7−(5−(トリフルオロメチル)チオフェン−2−イル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (VI−31);
7−(5−シクロプロピルチオフェン−2−イル)−4−(ピリジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (VI−32);
7−(5−シクロプロピルチオフェン−2−イル)−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (VI−36);および 4−(ピリミジン−2−イルメチル)−7−(5−(トリフルオロメチル)チオフェン−2−イル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (VI−37)からなる群より選択されるか、またはその薬学的に受容可能な塩、エステル、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは互変異性体である。
【0261】
特定の実施形態において、本開示は、式VIII:
【0262】
【化34】
[この文献は図面を表示できません]
【0263】
の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、エステル、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは互変異性体を提供し、式VIIIにおいて:
nは、0、1、2、3、4または5であり;
【0264】
【化35】
[この文献は図面を表示できません]
【0265】
は、単結合、二重結合または三重結合を表し;
各R10は独立して、ハロ、−NO、−CN、−SF、−Si(CH、−O−R20、−S−R20、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−N(R20)(R22)、−C(O)−N(R20)(R22)、−N(R20)−C(O)−R22、−N(R20)−C(O)−OR22、−N(R20)−S(O)−R26、−S(O)−R20、−O−S(O)−R20、−S(O)−N(R20)(R22)、C1〜6アルキル、C2〜4アルケニル、C2〜4アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールおよびヘテロシクリルからなる群より選択され;そして
ここでこのC1〜6アルキル、C2〜4アルケニル、C2〜4アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルは、独立してハロ、−NO、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、C1〜6アルキル、C1〜3ハロアルキル、シクロアルキル、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;
は、−C1〜6アルキレン−R、−L−R、−L−C1〜6アルキレン−R、−C1〜6アルキレン−L−Rまたは−C1〜6アルキレン−L−C1〜6アルキレン−Rであり;
ここで各−C1〜6アルキレンは、独立してC2〜4アルキニル、ハロ、−NO、−CN、−O−R20、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR26、−C(O)−N(R20)(R22)、−N(R20)−S(O)−R20、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルからなる群より選択される1個の置換基によって必要に応じて置換されており;そして
ここでこのシクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルは、独立してC1〜6アルキル、C2〜4アルキニル、ハロ、−NO、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;
Lは、−O−、−S−、−C(O)−、−NHS(O)−、−S(O)NH−、−C(O)NH−または−NHC(O)−であり、ただし、Rが−L−Rまたは−L−C1〜6アルキレン−Rである場合、Lは、−O−でも、−S−でも、−NHS(O)−でも−NHC(O)−でもなく;
は、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルであり;
ここでこのシクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルは、独立してC1〜6アルキル、C2〜4アルキニル、ハロ、−NO、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−N(R20)−S(O)−R20、−N(R20)−C(O)−R22、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CN、オキソおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;
ここでこのC1〜6アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、独立してハロ、−NO、C1〜6アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されており;そして
ここでこのC1〜6アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、独立してハロ、アリール、−NO、−CF、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CN、−S(O)−R20および−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されており;
20およびR22は、各例において、独立して、水素、C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリールからなる群より選択され;
ここでこのC1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリールは、独立してヒドロキシル、ハロ、C1〜4アルキル、アシルアミノ、オキソ、−NO、−S(O)26、−CN、C1〜3アルコキシ、−CF、−OCF、−OCHCF、−C(O)−NH、アリール、シクロアルキルおよびヘテロアリールからなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;そして
ここでこのヘテロアリールは、C1〜4アルキルまたはシクロアルキルで必要に応じてさらに置換されているか;あるいは
20とR22とが共通の窒素原子に結合している場合、R20とR22は結合して、複素環式環またはヘテロアリール環を形成し得、この複素環式環またはヘテロアリール環は次いで、独立してヒドロキシル、ハロ、C1〜4アルキル、アラルキル、アリールオキシ、アラルキルオキシ、アシルアミノ、−NO、−S(O)26、−CN、C1〜3アルコキシ、−CF、−OCF、アリール、ヘテロアリールおよびシクロアルキルからなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;そして
各R26は独立して、水素、C1〜4アルキル、アリールおよびシクロアルキルからなる群より選択され;
ここでこのC1〜4アルキル、アリールおよびシクロアルキルは、独立してヒドロキシル、ハロ、C1〜4アルコキシ、−CFおよび−OCFからなる群より選択される1個〜3個の置換基でさらに置換され得る。
【0266】
いくつかの実施形態において、Rの各−C1〜6アルキレンは、置換されていない。
【0267】
いくつかの実施形態において、Rは、
【0268】
【化36】
[この文献は図面を表示できません]
【0269】
である。
【0270】
いくつかの実施形態において、nは、0または1であり;そしてR10は、4−トリフルオロメチルまたは4−トリフルオロメトキシである。
【0271】
いくつかの実施形態において、この化合物は:
4−(ピリミジン−2−イルメチル)−7−((4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)エチニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (VIII−4);
7−(フェニルエチニル)−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (VIII−5);
4−(ピリミジン−2−イルメチル)−7−((4−(トリフルオロメチル)フェニル)エチニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (VIII−6);
4−(ピリジン−2−イルメチル)−7−(4−(トリフルオロメチル)フェネチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (VIII−7);
4−(ピリミジン−2−イルメチル)−7−(4−(トリフルオロメチル)フェネチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (VIII−8);
4−((3−フルオロピリジン−2−イル)メチル)−7−(4−(トリフルオロメチル)フェネチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (VIII−9);
(E)−4−ベンジル−7−(4−(トリフルオロメチル)スチリル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (VIII−10);および 4−ベンジル−7−(4−(トリフルオロメチル)フェネチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (VIII−11)からなる群より選択されるか、またはその薬学的に受容可能な塩、エステル、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは互変異性体である。
【0272】
他の実施形態において、本開示は、式VIIIA:
【0273】
【化37】
[この文献は図面を表示できません]
【0274】
の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、エステル、水和物、溶媒和物、立体異性体、立体異性体の混合物、互変異性体、多形および/もしくはプロドラッグを提供し、式VIIIAにおいて:
nは、0、1、2または3であり:
各R10は独立して、ハロ、−NO、−CN、−SF、−Si(CH、−O−R20、−S−R20、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−N(R20)(R22)、−C(O)−N(R20)(R22)、−N(R20)−C(O)−R22、−N(R20)−C(O)−OR22、−N(R20)−S(O)−R26、−S(O)−R20、−O−S(O)−R20、−S(O)−N(R20)(R22)、C1〜6アルキル、C2〜4アルケニル、C2〜4アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールおよびヘテロシクリルからなる群より選択され;そして
ここでこのC1〜6アルキル、C2〜4アルケニル、C2〜4アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルは、独立してハロ、_NO、フェニル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、C1〜6アルキル、シクロアルキル、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;
は、−C1〜6アルキレン−R、−L−R、−L−C1〜6アルキレン−R、−C1〜6アルキレン−L−Rまたは−C1〜6アルキレン−L−C1〜6アルキレン−Rであり;
Lは、−O−、−S−、−C(O)−、−NHS(O)−、−S(O)NH−、−C(O)NH−または−NHC(O)−であり;
は、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルであり;
ここでこのシクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルは、独立してC1〜6アルキル、C2〜4アルキニル、ハロ、−NO、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−N(R20)−S(O)−R20、−N(R20)−C(O)−R22、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;
ここでこのC1〜6アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、独立してハロ、−NO、C1〜6アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されており;そして
ここでこのC1〜6アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、独立してハロ、アリール、−NO、−CF、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CN、−S(O)−R20および−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されており;
20およびR22は、各例において、独立して、水素、C1〜15アルキル、C2〜15アルケニル、C2〜15アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリールからなる群より選択され;
ここでこのC1〜15アルキル、C2〜15アルケニル、C2〜15アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリールは、独立してヒドロキシル、ハロ、C1〜4アルキル、アシルアミノ、オキソ、−NO、−S(O)26、−CN、C1〜3アルコキシ、−CF、−OCF、−OCHCF、−C(O)−NH、アリール、シクロアルキルおよびヘテロアリールからなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;そして
ここでこのヘテロアリールは、C1〜4アルキルまたはシクロアルキルで必要に応じてさらに置換されているか;あるいは
20とR22とが共通の窒素原子に結合している場合、R20とR22は結合して、複素環式環またはヘテロアリール環を形成し得、この複素環式環またはヘテロアリール環は次いで、独立してヒドロキシル、ハロ、C1〜4アルキル、アラルキル、アリールオキシ、アラルキルオキシ、アシルアミノ、−NO、−S(O)26、−CN、C1〜3アルコキシ、−CF、−OCF、アリール、ヘテロアリールおよびシクロアルキルからなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;そして
各R26は独立して、水素、C1〜4アルキル、アリールおよびシクロアルキルからなる群より選択され;そして
ここでこのC1〜4アルキル、アリールおよびシクロアルキルは、独立してヒドロキシル、ハロ、C1〜4アルコキシ、−CFおよび−OCFからなる群より選択される1個〜3個の置換基でさらに置換され得る。
【0275】
いくつかの実施形態において、Rは、−C1〜6アルキレン−Rである。
【0276】
いくつかの実施形態において、Rはヘテロアリールである。
【0277】
いくつかの実施形態において、Rは、
【0278】
【化38】
[この文献は図面を表示できません]
【0279】
である。
【0280】
いくつかの実施形態において、nは、0または1であり;
10は、−O−R20またはC1〜4アルキルであり;
ここでこのアルキルは、3個のハロで必要に応じて置換されており;そして
20は、C〜C15アルキルであり;そして
ここでこのアルキルは、1個、2個または3個のハロで必要に応じて置換されている。
【0281】
いくつかの実施形態において、nは、0または1であり;そしてR10は、4−トリフルオロメチルまたは4−トリフルオロメトキシである。
【0282】
いくつかの実施形態において、この化合物は:
4−(ピリミジン−2−イルメチル)−7−((4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)エチニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (VIII−4);
7−(フェニルエチニル)−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (VIII−5);および 4−(ピリミジン−2−イルメチル)−7−((4−(トリフルオロメチル)フェニル)エチニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (VIII−6)からなる群より選択されるか、またはその薬学的に受容可能な塩、エステル、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは互変異性体である。
【0283】
特定の実施形態において、本開示は、式IX:
【0284】
【化39】
[この文献は図面を表示できません]
【0285】
の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、エステル、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは互変異性体を提供し、式IXにおいて:
nは、0、1、2、3、4または5であり;
各R10は独立して、ハロ、−NO、−CN、−SF、−Si(CH、−O−R20、−S−R20、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−N(R20)(R22)、−C(O)−N(R20)(R22)、−N(R20)−C(O)−R22、−N(R20)−C(O)−OR22、−N(R20)−S(O)−R26、−S(O)−R20、−O−S(O)−R20、−S(O)−N(R20)(R22)、C1〜6アルキル、C2〜4アルケニル、C2〜4アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールおよびヘテロシクリルからなる群より選択され;そして
ここでこのC1〜6アルキル、C2〜4アルケニル、C2〜4アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルは、独立してハロ、−NO、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、C1〜6アルキル、C1〜3ハロアルキル、シクロアルキル、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;
は、−C1〜6アルキレン−R、−L−R、−L−C1〜6アルキレン−R、−C1〜6アルキレン−L−Rまたは−C1〜6アルキレン−L−C1〜6アルキレン−Rであり;
ここで各−C1〜6アルキレンは、独立してC2〜4アルキニル、ハロ、−NO、−CN、−O−R20、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR26、−C(O)−N(R20)(R22)、−N(R20)−S(O)−R20、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルからなる群より選択される1個の置換基によって必要に応じて置換されており;そして
ここでこのシクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルは、独立してC1〜6アルキル、C2〜4アルキニル、ハロ、−NO、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;
Lは、−O−、−S−、−C(O)−、−NHS(O)−、−S(O)NH−、−C(O)NH−または−NHC(O)−であり、ただし、Rが−L−Rまたは−L−C1〜6アルキレン−Rである場合、Lは、−O−でも、−S−でも、−NHS(O)−でも−NHC(O)−でもなく;
は、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルであり;
ここでこのシクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルは、独立してC1〜6アルキル、C2〜4アルキニル、ハロ、−NO、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−N(R20)−S(O)−R20、−N(R20)−C(O)−R22、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CN、オキソおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;
ここでこのC1〜6アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、独立してハロ、−NO、C1〜6アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されており;そして
ここでこのC1〜6アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、独立してハロ、アリール、−NO、−CF、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CN、−S(O)−R20および−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されており;
20およびR22は、各例において、独立して、水素、C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリールからなる群より選択され;
ここでこのC1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリールは、独立してヒドロキシル、ハロ、C1〜4アルキル、アシルアミノ、オキソ、−NO、−S(O)26、−CN、C1〜3アルコキシ、−CF、−OCF、−OCHCF、−C(O)−NH、アリール、シクロアルキルおよびヘテロアリールからなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;そして
ここでこのヘテロアリールは、C1〜4アルキルまたはシクロアルキルで必要に応じてさらに置換されているか;あるいは
20とR22とが共通の窒素原子に結合している場合、R20とR22は結合して、複素環式環またはヘテロアリール環を形成し得、この複素環式環またはヘテロアリール環は次いで、独立してヒドロキシル、ハロ、C1〜4アルキル、アラルキル、アリールオキシ、アラルキルオキシ、アシルアミノ、−NO、−S(O)26、−CN、C1〜3アルコキシ、−CF、−OCF、アリール、ヘテロアリールおよびシクロアルキルからなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;そして
各R26は独立して、水素、C1〜4アルキル、アリールおよびシクロアルキルからなる群より選択され;
ここでこのC1〜4アルキル、アリールおよびシクロアルキルは、独立してヒドロキシル、ハロ、C1〜4アルコキシ、−CFおよび−OCFからなる群より選択される1個〜3個の置換基でさらに置換され得る。
【0286】
他の実施形態において、本開示は、式IX:
【0287】
【化40】
[この文献は図面を表示できません]
【0288】
の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、エステル、水和物、溶媒和物、立体異性体、立体異性体の混合物、互変異性体、多形および/もしくはプロドラッグを提供し、式IXにおいて:
nは、0、1、2または3であり:
各R10は独立して、ハロ、−NO、−CN、−SF、−Si(CH、−O−R20、−S−R20、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−N(R20)(R22)、−C(O)−N(R20)(R22)、−N(R20)−C(O)−R22、−N(R20)−C(O)−OR22、−N(R20)−S(O)−R26、−S(O)−R20、−O−S(O)−R20、−S(O)−N(R20)(R22)、C1〜6アルキル、C2〜4アルケニル、C2〜4アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールおよびヘテロシクリルからなる群より選択され;そして
ここでこのC1〜6アルキル、C2〜4アルケニル、C2〜4アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルは、独立してハロ、−NO、フェニル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、C1〜6アルキル、シクロアルキル、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;
は、−C1〜6アルキレン−R、−L−R、−L−C1〜6アルキレン−R、−C1〜6アルキレン−L−Rまたは−C1〜6アルキレン−L−C1〜6アルキレン−Rであり;
Lは、−O−、−S−、−C(O)−、−NHS(O)−、−S(O)NH−、−C(O)NH−または−NHC(O)−であり;
は、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルであり;
ここでこのシクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルは、独立してC1〜6アルキル、C2〜4アルキニル、ハロ、−NO、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−N(R20)−S(O)−R20、−N(R20)−C(O)−R22、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;
ここでこのC1〜6アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、独立してハロ、−NO、C1〜6アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されており;そして
ここでこのC1〜6アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、独立してハロ、アリール、−NO、−CF、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CN、−S(O)−R20および−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されており;
20およびR22は、各例において、独立して、水素、C1〜15アルキル、C2〜15アルケニル、C2〜15アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリールからなる群より選択され;
ここでこのC1〜15アルキル、C2〜15アルケニル、C2〜15アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリールは、独立してヒドロキシル、ハロ、C1〜4アルキル、アシルアミノ、オキソ、−NO、−S(O)26、−CN、C1〜3アルコキシ、−CF、−OCF、−OCHCF、−C(O)−NH、アリール、シクロアルキルおよびヘテロアリールからなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;そして
ここでこのヘテロアリールは、C1〜4アルキルまたはシクロアルキルで必要に応じてさらに置換されているか;あるいは
20とR22とが共通の窒素原子に結合している場合、R20とR22は結合して、複素環式環またはヘテロアリール環を形成し得、この複素環式環またはヘテロアリール環は次いで、独立してヒドロキシル、ハロ、C1〜4アルキル、アラルキル、アリールオキシ、アラルキルオキシ、アシルアミノ、−NO、−S(O)26、−CN、C1〜3アルコキシ、−CF、−OCF、アリール、ヘテロアリールおよびシクロアルキルからなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;そして
各R26は独立して、水素、C1〜4アルキル、アリールおよびシクロアルキルからなる群より選択され;そして
ここでこのC1〜4アルキル、アリールおよびシクロアルキルは、独立してヒドロキシル、ハロ、C1〜4アルコキシ、−CFおよび−OCFからなる群より選択される1個〜3個の置換基でさらに置換され得る。
【0289】
いくつかの実施形態において、Rの各−C1〜6アルキレンは、置換されていない。
【0290】
いくつかの実施形態において、Rは、−C1〜6アルキレン−Rである。
【0291】
いくつかの実施形態において、Rはベンジルではない。
【0292】
いくつかの実施形態において、Rはヘテロアリールであり;
ここでこのヘテロアリールは、ハロで必要に応じてさらに置換されている。
【0293】
いくつかの実施形態において、Rは、
【0294】
【化41】
[この文献は図面を表示できません]
【0295】
からなる群より選択される。
【0296】
いくつかの実施形態において、R10は4−トリフルオロメチルである。
【0297】
いくつかの実施形態において、この化合物は:
2−((ピリミジン−2−イル)メチル)−8−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4,5]オキサチアゼピン−スルホン (IX−2);および 2−((5−クロロピリミジン−2−イル)メチル)−8−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4,5]オキサチアゼピン−スルホン (IX−3)からなる群より選択されるか、またはその薬学的に受容可能な塩、エステル、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは互変異性体である。
【0298】
特定の実施形態において、本開示は、式X:
【0299】
【化42】
[この文献は図面を表示できません]
【0300】
の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、エステル、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは互変異性体を提供し、式Xにおいて:
nは、0、1、2、3、4または5であり;
10は独立して、ハロ、−NO、−CN、−SF、−Si(CH、−O−R20、−S−R20、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−N(R20)(R22)、−C(O)−N(R20)(R22)、−N(R20)−C(O)−R22、−N(R20)−C(O)−OR22、−N(R20)−S(O)−R26、−S(O)−R20、−O−S(O)−R20、−S(O)−N(R20)(R22)、C1〜6アルキル、C2〜4アルケニル、C2〜4アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールおよびヘテロシクリルからなる群より選択され;そして
ここでこのC1〜6アルキル、C2〜4アルケニル、C2〜4アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルは、独立してハロ、−NO、フェニル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、C1〜6アルキル、C1〜3ハロアルキル、シクロアルキル、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;
は、−C1〜6アルキレン−R、−L−R、−L−C1〜6アルキレン−R、−C1〜6アルキレン−L−Rまたは−C1〜6アルキレン−L−C1〜6アルキレン−Rであり;
ここで各−C1〜6アルキレンは、独立してC2〜4アルキニル、ハロ、−NO、−CN、−O−R20、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR26、−C(O)−N(R20)(R22)、−N(R20)−S(O)−R20、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルからなる群より選択される1個の置換基によって必要に応じて置換されており;そして
ここでこのシクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルは、独立してC1〜6アルキル、C2〜4アルキニル、ハロ、−NO、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;
Lは、−O−、−S−、−C(O)−、−NHS(O)−、−S(O)NH−、−C(O)NH−または−NHC(O)−であり、ただし、Rが−L−Rまたは−L−C1〜6アルキレン−Rである場合、Lは、−O−でも、−S−でも、−NHS(O)−でも−NHC(O)−でもなく;
各Rは独立して、水素、ジュウテリウム、C1〜15アルキル、C1〜4アルコキシ、−C(O)−OR26、−C(O)−N(R26)(R26)、−N(R20)−S(O)−R20、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルであり;
ここでこのC1〜15アルキルは、独立してハロ、−NO、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;
ここでこのシクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、独立してハロ、−NO、C1〜6アルキル、アラルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されており;そして
ここでこのC1〜6アルキル、アラルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリールは、独立してヒドロキシル、ハロ、−NO、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されているか;
あるいは2個のRは、これらが結合している炭素原子と一緒になって、オキソを形成し;
は、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルであり;
ここでこのシクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルは、独立してC1〜6アルキル、C2〜4アルキニル、ハロ、−NO、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−N(R20)−S(O)−R20、−N(R20)−C(O)−R22、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;
ここでこのC1〜6アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、独立してハロ、−NO、C1〜6アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されており;そして
ここでこのC1〜6アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、独立してハロ、アリール、−NO、−CF、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CN、−S(O)−R20および−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されており;
は、水素、C1〜6アルキルまたはシクロアルキルであり;
ここでこのC1〜6アルキルは、独立してハロ、−NO、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;
20およびR22は、各例において、独立して、水素、C1〜15アルキル、C2〜15アルケニル、C2〜15アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリールからなる群より選択され;
ここでこのC1〜15アルキル、C2〜15アルケニル、C2〜15アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリールは、独立してヒドロキシル、ハロ、C1〜4アルキル、アシルアミノ、オキソ、−NO、−S(O)26、−CN、C1〜3アルコキシ、−CF、−OCF、−OCHCF、−C(O)−NH、アリール、シクロアルキルおよびヘテロアリールからなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;そして
ここでこのヘテロアリールは、C1〜4アルキルまたはシクロアルキルで必要に応じてさらに置換されているか;あるいは
20とR22とが共通の窒素原子に結合している場合、R20とR22は結合して、複素環式環またはヘテロアリール環を形成し得、この複素環式環またはヘテロアリール環は次いで、独立してヒドロキシル、ハロ、C1〜4アルキル、アラルキル、アリールオキシ、アラルキルオキシ、アシルアミノ、−NO、−S(O)26、−CN、C1〜3アルコキシ、−CF、−OCF、アリール、ヘテロアリールおよびシクロアルキルからなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;そして
各R26は独立して、水素、C1〜4アルキル、アリールおよびシクロアルキルからなる群より選択され;そして
ここでこのC1〜4アルキル、アリールおよびシクロアルキルは、独立してヒドロキシル、ハロ、C1〜4アルコキシ、−CFおよび−OCFからなる群より選択される1個〜3個の置換基でさらに置換され得る。
【0301】
他の実施形態において、本開示は、式X:
【0302】
【化43】
[この文献は図面を表示できません]
【0303】
の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、エステル、水和物、溶媒和物、立体異性体、立体異性体の混合物、互変異性体、多形および/もしくはプロドラッグを提供し、式Xにおいて:
nは、0、1、2または3であり;
10は独立して、ハロ、−NO、−CN、−SF、−Si(CH、−O−R20、−S−R20、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−N(R20)(R22)、−C(O)−N(R20)(R22)、−N(R20)−C(O)−R22、−N(R20)−C(O)−OR22、−N(R20)−S(O)−R26、−S(O)−R20、−O−S(O)−R20、−S(O)−N(R20)(R22)、C1〜6アルキル、C2〜4アルケニル、C2〜4アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールおよびヘテロシクリルからなる群より選択され;そして
ここでこのC1〜6アルキル、C2〜4アルケニル、C2〜4アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルは、独立してハロ、−NO、フェニル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、C1〜6アルキル、シクロアルキル、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;
は、−C1〜6アルキレン−R、−L−R、−L−C1〜6アルキレン−R、−C1〜6アルキレン−L−Rまたは−C1〜6アルキレン−L−C1〜6アルキレン−Rであり;
Lは、−O−、−S−、−C(O)−、−NHS(O)−、−S(O)NH−、−C(O)NH−または−NHC(O)−であり;
各Rは独立して、水素、ジュウテリウム、C1〜15アルキル、C1〜4アルコキシ、−C(O)−OR26、−C(O)−N(R26)(R26)、−N(R20)−S(O)−R20、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルであり;
ここでこのC1〜15アルキルは、独立してハロ、−NO、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;
ここでこのシクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、独立してハロ、−NO、C1〜6アルキル、アラルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されており;そして
ここでこのC1〜6アルキル、アラルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリールは、独立してヒドロキシル、ハロ、−NO、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されているか;
あるいは2個のRは、これらが結合している炭素原子と一緒になって、オキソを形成し;
は、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルであり;
ここでこのシクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルは、独立してC1〜6アルキル、C2〜4アルキニル、ハロ、−NO、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−N(R20)−S(O)−R20、−N(R20)−C(O)−R22、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;
ここでこのC1〜6アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、独立してハロ、−NO、C1〜6アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されており;そして
ここでこのC1〜6アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、独立してハロ、アリール、−NO、−CF、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CN、−S(O)−R20および−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されており;
は、水素、C1〜15アルキル、−C(O)−R20、−C(O)−OR26、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルであり;
ここでこのC1〜15アルキルは、独立してハロ、−NO、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;
ここでこのシクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、独立してハロ、−NO、C1〜6アルキル、アラルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されており;そして
ここでこのC1〜6アルキル、アラルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、独立してハロ、−NO、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されており;
20およびR22は、各例において、独立して、水素、C1〜15アルキル、C2〜15アルケニル、C2〜15アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリールからなる群より選択され;
ここでこのC1〜15アルキル、C2〜15アルケニル、C2〜15アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリールは、独立してヒドロキシル、ハロ、C1〜4アルキル、アシルアミノ、オキソ、−NO、−S(O)26、−CN、C1〜3アルコキシ、−CF、−OCF、−OCHCF、−C(O)−NH、アリール、シクロアルキルおよびヘテロアリールからなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;そして
ここでこのヘテロアリールは、C1〜4アルキルまたはシクロアルキルで必要に応じてさらに置換されているか;あるいは
20とR22とが共通の窒素原子に結合している場合、R20とR22は結合して、複素環式環またはヘテロアリール環を形成し得、この複素環式環またはヘテロアリール環は次いで、独立してヒドロキシル、ハロ、C1〜4アルキル、アラルキル、アリールオキシ、アラルキルオキシ、アシルアミノ、−NO、−S(O)26、−CN、C1〜3アルコキシ、−CF、−OCF、アリール、ヘテロアリールおよびシクロアルキルからなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;そして
各R26は独立して、水素、C1〜4アルキル、アリールおよびシクロアルキルからなる群より選択され;そして
ここでこのC1〜4アルキル、アリールおよびシクロアルキルは、独立してヒドロキシル、ハロ、C1〜4アルコキシ、−CFおよび−OCFからなる群より選択される1個〜3個の置換基でさらに置換され得る。
【0304】
いくつかの実施形態において、Rの各−C1〜6アルキレンは、置換されていない。
【0305】
いくつかの実施形態において、Rは、−C1〜6アルキレン−Rである。
【0306】
いくつかの実施形態において、Rはアリールである。
【0307】
いくつかの実施形態において、Rは、
【0308】
【化44】
[この文献は図面を表示できません]
【0309】
である。
【0310】
いくつかの実施形態において、R10は、4−トリフルオロメチルまたは4−トリフルオロメトキシである。
【0311】
いくつかの実施形態において、各Rは独立して、水素、ジュウテリウム、またはヘテロアリールで必要に応じて置換されたC1〜6アルキルであるか、あるいは2個のRは、これらが結合している炭素原子と一緒になって、オキソを形成する。
【0312】
いくつかの実施形態において、2個のRは、これらが結合している炭素原子と一緒になって、オキソを形成する。
【0313】
いくつかの実施形態において、Rは、水素またはC1〜6アルキルである。
【0314】
いくつかの実施形態において、Rは、水素またはメチルである。
【0315】
いくつかの実施形態において、この化合物は:
4−(2−(ベンジルオキシ)エチル)−1−メチル−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロ−1H−ベンゾ[e][1,4]ジアゼピン−2,5−ジオン (X−7);
4−ベンジル−7−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−3,4−ジヒドロ−1H−ベンゾ[e][1,4]ジアゼピン−2,5−ジオン (X−8);
4−ベンジル−1−メチル−7−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−3,4−ジヒドロ−1H−ベンゾ[e][1,4]ジアゼピン−2,5−ジオン (X−11);および 5−ベンジル−8−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−4H−ベンゾ[f]イミダゾ[1,2−a][1,4]ジアゼピン−6(5H)−オン (X−12)からなる群より選択されるか、またはその薬学的に受容可能な塩、エステル、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは互変異性体である。
【0316】
特定の実施形態において、本開示は、式XII:
【0317】
【化45】
[この文献は図面を表示できません]
【0318】
の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、エステル、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは互変異性体を提供し、式XIIにおいて:
およびZは各々独立して、CRおよびNからなる群より選択され;
は、CRまたはNであり;ただし、Z、ZおよびZのうちの1つのみがNであり;
nは、0、1、2、3、4または5であり;
各R10は独立して、ハロ、−NO、−CN、−SF、−Si(CH、−O−R20、−S−R20、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−N(R20)(R22)、−C(O)−N(R20)(R22)、−N(R20)−C(O)−R22、−N(R20)−C(O)−OR22、−N(R20)−S(O)−R26、−S(O)−R20、−O−S(O)−R20、−S(O)−N(R20)(R22)、C1〜6アルキル、C2〜4アルケニル、C2〜4アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールおよびヘテロシクリルからなる群より選択され;そして
ここでこのC1〜6アルキル、C2〜4アルケニル、C2〜4アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルは、独立してハロ、−NO、フェニル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、C1〜6アルキル、C1〜3ハロアルキル、シクロアルキル、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;
は、−C1〜6アルキレン−R、−L−R、−L−C1〜6アルキレン−R、−C1〜6アルキレン−L−Rまたは−C1〜6アルキレン−L−C1〜6アルキレン−Rであり;
ここで各−C1〜6アルキレンは、独立してC2〜4アルキニル、ハロ、−NO、−CN、−O−R20、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR26、−C(O)−N(R20)(R22)、−N(R20)−S(O)−R20、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルからなる群より選択される1個の置換基によって必要に応じて置換されており;そして
ここでこのシクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルは、独立してC1〜6アルキル、C2〜4アルキニル、ハロ、−NO、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;
Lは、−O−、−S−、−C(O)−、−NHS(O)−、−S(O)NH−、−C(O)NH−または−NHC(O)−であり、ただし、Rが−L−Rまたは−L−C1〜6アルキレン−Rである場合、Lは、−O−でも、−S−でも、−NHS(O)−でも−NHC(O)−でもなく;
は、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルであり;
ここでこのシクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルは、独立してC1〜6アルキル、C2〜4アルキニル、ハロ、−NO、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−N(R20)−S(O)−R20、−N(R20)−C(O)−R22、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;
ここでこのC1〜6アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、独立してハロ、−NO、C1〜6アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されており;そして
ここでこのC1〜6アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、独立してハロ、アリール、−NO、−CF、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CN、−S(O)−R20および−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されており;
は、水素、ハロまたはC1〜6アルキルであり;
20およびR22は、各例において、独立して、水素、C1〜15アルキル、C2〜15アルケニル、C2〜15アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリールからなる群より選択され;
ここでこのC1〜15アルキル、C2〜15アルケニル、C2〜15アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリールは、独立してヒドロキシル、ハロ、C1〜4アルキル、アシルアミノ、オキソ、−NO、−S(O)26、−CN、C1〜3アルコキシ、−CF、−OCF、−OCHCF、−C(O)−NH、アリール、シクロアルキルおよびヘテロアリールからなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;そして
ここでこのヘテロアリールは、C1〜4アルキルまたはシクロアルキルで必要に応じてさらに置換されているか;あるいは
20とR22とが共通の窒素原子に結合している場合、R20とR22は結合して、複素環式環またはヘテロアリール環を形成し得、この複素環式環またはヘテロアリール環は次いで、独立してヒドロキシル、ハロ、C1〜4アルキル、アラルキル、アリールオキシ、アラルキルオキシ、アシルアミノ、−NO、−S(O)26、−CN、C1〜3アルコキシ、−CF、−OCF、アリール、ヘテロアリールおよびシクロアルキルからなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;そして
各R26は独立して、水素、C1〜4アルキル、アリールおよびシクロアルキルからなる群より選択され;そして
ここでこのC1〜4アルキル、アリールおよびシクロアルキルは、独立してヒドロキシル、ハロ、C1〜4アルコキシ、−CFおよび−OCFからなる群より選択される1個〜3個の置換基でさらに置換され得る。
【0319】
他の実施形態において、本開示は、式XII:
【0320】
【化46】
[この文献は図面を表示できません]
【0321】
の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、エステル、水和物、溶媒和物、立体異性体、立体異性体の混合物、互変異性体、多形および/もしくはプロドラッグを提供し、式XIIにおいて:
およびZは各々独立して、CRおよびNからなる群より選択され;
は、CRまたはNであり;ただし、Z、ZおよびZのうちの1つのみがNであり;
nは、0、1、2または3であり:
各R10は独立して、ハロ、−NO、−CN、−SF、−Si(CH、−O−R20、−S−R20、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−N(R20)(R22)、−C(O)−N(R20)(R22)、−N(R20)−C(O)−R22、−N(R20)−C(O)−OR22、−N(R20)−S(O)−R26、−S(O)−R20、−O−S(O)−R20、−S(O)−N(R20)(R22)、C1〜6アルキル、C2〜4アルケニル、C2〜4アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールおよびヘテロシクリルからなる群より選択され;そして
ここでこのC1〜6アルキル、C2〜4アルケニル、C2〜4アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルは、独立してハロ、−NO、フェニル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、C1〜6アルキル、シクロアルキル、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;
は、−C1〜6アルキレン−R、−L−R、−L−C1〜6アルキレン−R、−C1〜6アルキレン−L−Rまたは−C1〜6アルキレン−L−C1〜6アルキレン−Rであり;
Lは、−O−、−S−、−C(O)−、−NHS(O)−、−S(O)NH−、−C(O)NH−または−NHC(O)−であり;
は、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルであり;
ここでこのシクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルは、独立してC1〜6アルキル、C2〜4アルキニル、ハロ、−NO、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−N(R20)−S(O)−R20、−N(R20)−C(O)−R22、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;
ここでこのC1〜6アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、独立してハロ、−NO、C1〜6アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されており;そして
ここでこのC1〜6アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、独立してハロ、アリール、−NO、−CF、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CN、−S(O)−R20および−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されており;
は、水素、ハロまたはC1〜6アルキルであり;
20およびR22は、各例において、独立して、水素、C1〜15アルキル、C2〜15アルケニル、C2〜15アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリールからなる群より選択され;
ここでこのC1〜15アルキル、C2〜15アルケニル、C2〜15アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリールは、独立してヒドロキシル、ハロ、C1〜4アルキル、アシルアミノ、オキソ、−NO、−S(O)26、−CN、C1〜3アルコキシ、−CF、−OCF、−OCHCF、−C(O)−NH、アリール、シクロアルキルおよびヘテロアリールからなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;そして
ここでこのヘテロアリールは、C1〜4アルキルまたはシクロアルキルで必要に応じてさらに置換されているか;あるいは
20とR22とが共通の窒素原子に結合している場合、R20とR22は結合して、複素環式環またはヘテロアリール環を形成し得、この複素環式環またはヘテロアリール環は次いで、独立してヒドロキシル、ハロ、C1〜4アルキル、アラルキル、アリールオキシ、アラルキルオキシ、アシルアミノ、−NO、−S(O)26、−CN、C1〜3アルコキシ、−CF、−OCF、アリール、ヘテロアリールおよびシクロアルキルからなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;そして
各R26は独立して、水素、C1〜4アルキル、アリールおよびシクロアルキルからなる群より選択され;そして
ここでこのC1〜4アルキル、アリールおよびシクロアルキルは、独立してヒドロキシル、ハロ、C1〜4アルコキシ、−CFおよび−OCFからなる群より選択される1個〜3個の置換基でさらに置換され得る。
【0322】
いくつかの実施形態において、Rは、−C1〜6アルキレン−Rまたは−C1〜6アルキレン−L−C1〜6アルキレン−Rである。
【0323】
いくつかの実施形態において、Rの各−C1〜6アルキレンは、置換されていない。
【0324】
いくつかの実施形態において、Rは、シクロアルキル、アリールまたはヘテロアリールであり;
ここでこのヘテロアリールは、独立してC1〜6アルキル、ハロおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されている。
【0325】
いくつかの実施形態において、Rは、
【0326】
【化47】
[この文献は図面を表示できません]
【0327】
である。
【0328】
いくつかの実施形態において、nは、0または1であり;
10は、−O−R20またはC1〜4アルキルであり;
ここでこのアルキルは、3個のハロで必要に応じて置換されており;そして
20は、C〜C15アルキルであり;そして
ここでこのアルキルは、1個、2個または3個のハロで必要に応じて置換されている。
【0329】
いくつかの実施形態において、nは、0または1であり;そしてR10は、4−トリフルオロメチルまたは4−トリフルオロメトキシである。
【0330】
いくつかの実施形態において、この化合物は:
4−ベンジル−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロピリド[4,3−f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (XII−1);
4−ベンジル−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロピリド[2,3−f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (XII−2);
4−ベンジル−7−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−3,4−ジヒドロピリド[2,3−f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (XII−3);
4−(ピリミジン−2−イルメチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロピリド[4,3−f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (XII−5);
4−((4−メチルピリミジン−2−イル)メチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロピリド[4,3−f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (XII−8);
4−(シクロプロピルメチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロピリド[4,3−f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (XII−9);
4−((3−メトキシピリジン−2−イル)メチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロピリド[4,3−f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (XII−10);
4−((3−フルオロピリジン−2−イル)メチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロピリド[4,3−f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (XII−11);および 4−((4−メトキシピリミジン−2−イル)メチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロピリド[4,3−f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (XII−14)からなる群より選択されるか、またはその薬学的に受容可能な塩、エステル、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは互変異性体である。
【0331】
特定の実施形態において、本開示は、式XIII:
【0332】
【化48】
[この文献は図面を表示できません]
【0333】
の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、エステル、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは互変異性体を提供し、式XIIIにおいて:
Qは、−O−C0〜2アルキレン−または−NR11−C0〜2アルキレン−であり;
nは、1、2、3、4または5であり;
10は、ハロ、−NO、−CN、−SF、−Si(CH、−O−R20、−S−R20、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−N(R20)(R22)、−C(O)−N(R20)(R22)、−N(R20)−C(O)−R22、−N(R20)−C(O)−OR22、−N(R20)−S(O)−R26、−S(O)−R20、−O−S(O)−R20、−S(O)−N(R20)(R22)、C1〜6アルキル、C2〜4アルケニル、C2〜4アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールおよびヘテロシクリルであり;そして
ここでこのC1〜6アルキル、C2〜4アルケニル、C2〜4アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルは、独立してハロ、−NO、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、C1〜6アルキル、C1〜3ハロアルキル、シクロアルキル、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;
は、−C1〜6アルキレン−R、−L−R、−L−C1〜6アルキレン−R、−C1〜6アルキレン−L−Rまたは−C1〜6アルキレン−L−C1〜6アルキレン−Rであり;
ここで各−C1〜6アルキレンは、独立してC2〜4アルキニル、ハロ、−NO、−CN、−O−R20、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR26、−C(O)−N(R20)(R22)、−N(R20)−S(O)−R20、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルからなる群より選択される1個の置換基によって必要に応じて置換されており;そして
ここでこのシクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルは、独立してC1〜6アルキル、C2〜4アルキニル、ハロ、−NO、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;
Lは、−O−、−S−、−C(O)−、−NHS(O)−、−S(O)NH−、−C(O)NH−または−NHC(O)−であり、ただし、Rが−L−Rまたは−L−C1〜6アルキレン−Rである場合、Lは、−O−でも、−S−でも、−NHS(O)−でも−NHC(O)−でもなく;
は、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルであり;
ここでこのシクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルは、独立してC1〜6アルキル、C2〜4アルキニル、ハロ、−NO、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−N(R20)−S(O)−R20、−N(R20)−C(O)−R22、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CN、オキソおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;
ここでこのC1〜6アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、独立してハロ、−NO、C1〜6アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されており;そして
ここでこのC1〜6アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、独立してハロ、アリール、−NO、−CF、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CN、−S(O)−R20および−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されており;
11は、水素またはC1〜4アルキルであり;
20およびR22は、各例において、独立して、水素、C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリールからなる群より選択され;
ここでこのC1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリールは、独立してヒドロキシル、ハロ、C1〜4アルキル、アシルアミノ、オキソ、−NO、−S(O)26、−CN、C1〜3アルコキシ、−CF、−OCF、−OCHCF、−C(O)−NH、アリール、シクロアルキルおよびヘテロアリールからなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;そして
ここでこのヘテロアリールは、C1〜4アルキルまたはシクロアルキルで必要に応じてさらに置換されているか;あるいは
20とR22とが共通の窒素原子に結合している場合、R20とR22は結合して、複素環式環またはヘテロアリール環を形成し得、この複素環式環またはヘテロアリール環は次いで、独立してヒドロキシル、ハロ、C1〜4アルキル、アラルキル、アリールオキシ、アラルキルオキシ、アシルアミノ、−NO、−S(O)26、−CN、C1〜3アルコキシ、−CF、−OCF、アリール、ヘテロアリールおよびシクロアルキルからなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;そして
各R26は独立して、水素、C1〜4アルキル、アリールおよびシクロアルキルからなる群より選択され;
ここでこのC1〜4アルキル、アリールおよびシクロアルキルは、独立してヒドロキシル、ハロ、C1〜4アルコキシ、−CFおよび−OCFからなる群より選択される1個〜3個の置換基でさらに置換され得る。
【0334】
他の実施形態において、本開示は、式XIII:
【0335】
【化49】
[この文献は図面を表示できません]
【0336】
の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、エステル、水和物、溶媒和物、立体異性体、立体異性体の混合物、互変異性体、多形および/もしくはプロドラッグを提供し、式XIIIにおいて:
Qは、−O−C0〜2アルキレン−または−NR11−C0〜2アルキレン−であり;
nは、1、2または3であり;
10は、ハロ、−NO、−CN、−SF、−Si(CH、−O−R20、−S−R20、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−N(R20)(R22)、−C(O)−N(R20)(R22)、−N(R20)−C(O)−R22、−N(R20)−C(O)−OR22、−N(R20)−S(O)−R26、−S(O)−R20、−O−S(O)−R20、−S(O)−N(R20)(R22)、C1〜6アルキル、C2〜4アルケニル、C2〜4アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールおよびヘテロシクリルであり;そして
ここでこのC1〜6アルキル、C2〜4アルケニル、C2〜4アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルは、独立してハロ、−NO、フェニル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、C1〜6アルキル、シクロアルキル、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;
は、−C1〜6アルキレン−R、−L−R、−L−C1〜6アルキレン−R、−C1〜6アルキレン−L−Rまたは−C1〜6アルキレン−L−C1〜6アルキレン−Rであり;
Lは、−O−、−S−、−C(O)−、−NHS(O)−、−S(O)NH−、−C(O)NH−または−NHC(O)−であり;
は、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルであり;
ここでこのシクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルは、独立してC1〜6アルキル、C2〜4アルキニル、ハロ、−NO、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−N(R20)−S(O)−R20、−N(R20)−C(O)−R22、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;
ここでこのC1〜6アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、独立してハロ、−NO、C1〜6アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されており;そして
ここでこのC1〜6アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、独立してハロ、アリール、−NO、−CF、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CN、−S(O)−R20および−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されており;
11は、水素またはC1〜4アルキルであり;
20およびR22は、各例において、独立して、水素、C1〜15アルキル、C2〜15アルケニル、C2〜15アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリールからなる群より選択され;
ここでこのC1〜15アルキル、C2〜15アルケニル、C2〜15アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリールは、独立してヒドロキシル、ハロ、C1〜4アルキル、アシルアミノ、オキソ、−NO、−S(O)26、−CN、C1〜3アルコキシ、−CF、−OCF、−OCHCF、−C(O)−NH、アリール、シクロアルキルおよびヘテロアリールからなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;そして
ここでこのヘテロアリールは、C1〜4アルキルまたはシクロアルキルで必要に応じてさらに置換されているか;あるいは
20とR22とが共通の窒素原子に結合している場合、R20とR22は結合して、複素環式環またはヘテロアリール環を形成し得、この複素環式環またはヘテロアリール環は次いで、独立してヒドロキシル、ハロ、C1〜4アルキル、アラルキル、アリールオキシ、アラルキルオキシ、アシルアミノ、−NO、−S(O)26、−CN、C1〜3アルコキシ、−CF、−OCF、アリール、ヘテロアリールおよびシクロアルキルからなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;そして
各R26は独立して、水素、C1〜4アルキル、アリールおよびシクロアルキルからなる群より選択され;そして
ここでこのC1〜4アルキル、アリールおよびシクロアルキルは、独立してヒドロキシル、ハロ、C1〜4アルコキシ、−CFおよび−OCFからなる群より選択される1個〜3個の置換基でさらに置換され得る。
【0337】
いくつかの実施形態において、Qは、−O−、−NH−または−NR11−である。
【0338】
いくつかの実施形態において、R11はメチルである。
【0339】
いくつかの実施形態において、Rの各−C1〜6アルキレンは、置換されていない。
【0340】
いくつかの実施形態において、Rは、−C1〜6アルキレン−Rである。
【0341】
いくつかの実施形態において、Rはヘテロアリールである。
【0342】
いくつかの実施形態において、Rは、
【0343】
【化50】
[この文献は図面を表示できません]
【0344】
である。
【0345】
いくつかの実施形態において、nは1であり;
10は、−O−R20であり;
20は、C〜C15アルキルであり;そして
ここでこのアルキルは、1個、2個または3個のハロで必要に応じて置換されている。
【0346】
いくつかの実施形態において、R10は4−トリフルオロメトキシである。
【0347】
いくつかの実施形態において、この化合物は:
4−(ピリミジン−2−イルメチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニルアミノ)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (XIII−1);
4−(ピリミジン−2−イルメチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェノキシ)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (XIII−2);
4−(ピリミジン−2−イルメチル)−7−(4−(トリフルオロメチル)フェニルアミノ)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (XIII−3);
4−(ピリジン−2−イルメチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニルアミノ)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (XIII−4);
4−(ピリジン−2−イルメチル)−7−(4−(トリフルオロメチル)フェニルアミノ)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (XIII−6);および 7−(メチル(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)アミノ)−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (XIII−10)からなる群より選択されるか、またはその薬学的に受容可能な塩、エステル、立体異性体、立体異性体の混合物もしくは互変異性体である。
【0348】
特定の代替の実施形態において、本開示は、式IB:
【0349】
【化51】
[この文献は図面を表示できません]
【0350】
の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、エステル、水和物、溶媒和物、立体異性体、立体異性体の混合物、互変異性体、多形および/もしくはプロドラッグを提供し、式IBにおいて:
は、アリール、シクロアルケニル、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールであり;
ここでこのアリール、シクロアルケニル、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、独立してハロ、−NO、−CN、−SF、−Si(CH、−O−R20、−S−R20、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−N(R20)(R22)、−C(O)−N(R20)(R22)、−N(R20)−C(O)−R22、−N(R20)−C(O)−OR22、−N(R20)−S(O)−R26、−S(O)−R20、−S(O)−N(R20)(R22)、C1〜6アルキル、C2〜4アルケニル、C2〜4アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールおよびヘテロシクリルからなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;そして
ここでこのC1〜6アルキル、C2〜4アルケニル、C2〜4アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルは、独立してハロ、−NO、フェニル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、C1〜6アルキル、シクロアルキル、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;
は、水素、C1〜15アルキル、−C(O)−R20、−C(O)−OR26、−C(O)−N(R26)(R28)、−N(R20)−S(O)−R20、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルであり;
ここでこのC1〜15アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルは、独立してC1〜6アルキル、C2〜4アルキニル、ハロ、−NO、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;
ここでこのC1〜6アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、独立してハロ、−NO、C1〜6アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されており;そして
ここでこのC1〜6アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、独立してハロ、−NO、−CF、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CN、−S(O)−R20および−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されており;
Qは、共有結合またはCアルキニレンであり;
Yは、−C(O)−、−CH−、−C(NR)−または−S(O)−であり;
Xは、−O−または−NR−であり;
各Rは独立して、水素、C1〜15アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルであり;
ここでこのC1〜15アルキルは、独立してハロ、−NO、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;
ここでこのシクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、独立してハロ、−NO、C1〜6アルキル、アラルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されており;そして
ここでこのC1〜6アルキル、アラルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、独立してハロ、−NO、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されているか;
あるいはRの一方とRとは、これらが結合している原子と一緒になって、ヘテロシクリルを形成し得;
ここでこのヘテロシクリルは、独立してC1〜15アルキル、−O−R20、−N(R20)(R22)、−N(R20)−C(O)−OR20および−C(O)−OR20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;そして
ここでこのC1〜15アルキルは、独立してハロおよびヘテロアリールからなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;
各Rは独立して、水素、C1〜15アルキル、C1〜4アルコキシ、−C(O)−OR26、−C(O)−N(R26)(R28)、−N(R20)−S(O)−R20、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルであり;
ここでこのC1〜15アルキルは、独立してハロ、−NO、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;
ここでこのシクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、独立してハロ、−NO、C1〜6アルキル、アラルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されており;そして
ここでこのC1〜6アルキル、アラルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリールは、独立してヒドロキシル、ハロ、−NO、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されているか;
あるいは2個のRまたは2個のRは、これらが結合している炭素原子と一緒になって、オキソを形成し;
は、水素、C1〜15アルキル、C1〜4アルコキシ、−C(O)−O−R26、−C(O)−N(R26)(R28)、−N(R20)−S(O)−R20、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルであり;
ここでこのC1〜15アルキルは、独立してハロ、−NO、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;
ここでこのシクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、独立してハロ、−NO、C1〜6アルキル、アラルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されており;そして
ここでこのC1〜6アルキル、アラルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、独立してヒドロキシル、ハロ、−NO、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されているか;
あるいはRおよびRは、これらが結合している原子と一緒になって、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールを形成し得;
ここでこのヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、独立してC1〜15アルキル、シクロアルキル、ヘテロアリール、−O−R20、−N(R20)(R22)、−N(R20)−C(O)−OR20および−C(O)−OR20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;そして
ここでこのC1〜15アルキルは、独立してハロおよびヘテロアリールからなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;
は、水素、C1〜15アルキル、−C(O)−R20、−C(O)−OR26、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルであり;
ここでこのC1〜15アルキルは、独立してハロ、−NO、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;
ここでこのシクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、独立してハロ、−NO、C1〜6アルキル、アラルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されており;そして
ここでこのC1〜6アルキル、アラルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、独立してハロ、−NO、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されており;
20およびR22は、各例において、独立して、水素、C1〜15アルキル、C2〜15アルケニル、C2〜15アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリールからなる群より選択され;
ここでこのC1〜15アルキル、C2〜15アルケニル、C2〜15アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリールは、独立してヒドロキシル、ハロ、C1〜4アルキル、アシルアミノ、−NO、−S(O)26、−CN、C1〜3アルコキシ、−CF、−OCF、−OCHCF、−C(O)−NH、アリール、シクロアルキルおよびヘテロアリールからなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;そして
ここでこのヘテロアリールは、C1〜4アルキルまたはシクロアルキルで必要に応じてさらに置換されているか;あるいは
20とR22とが共通の窒素原子に結合している場合、R20とR22は結合して、複素環式環またはヘテロアリール環を形成し得、この複素環式環またはヘテロアリール環は次いで、独立してヒドロキシル、ハロ、C1〜4アルキル、アラルキル、アリール、アリールオキシ、アラルキルオキシ、アシルアミノ、−NO、−S(O)26、−CN、C1〜3アルコキシ、−CF、−OCF、アリール、ヘテロアリールおよびシクロアルキルからなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;そして
26およびR28は、各例において、独立して、水素、C1〜4アルキル、アリールおよびシクロアルキルからなる群より選択され;そして
ここでこのC1〜4アルキル、アリールおよびシクロアルキルは、独立してヒドロキシル、ハロ、C1〜4アルコキシ、−CFおよび−OCFからなる群より選択される1個〜3個の置換基でさらに置換され得る。
【0351】
特定の代替の実施形態において、Yが−C(O)−であり、Xが−O−であり、各が水素であり、RおよびRが、これらが結合している原子と一緒になって、tert−ブトキシカルボニルで必要に応じて置換されているピペラジンを形成しており、かつQが結合である場合、Rは、非置換のフェニルでもモルホリニルでもなく;そしてYが−S(O)−であり、Xが−O−であり、Rがベンジルであり、各Rが水素であり、ZがC−Q−Rであり、Qが結合であり、かつRがアリールまたはヘテロアリールである場合、両方のRは水素である。
【0352】
特定の代替の実施形態において、本開示は、式IIA:
【0353】
【化52】
[この文献は図面を表示できません]
【0354】
の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、エステル、水和物、溶媒和物、立体異性体、立体異性体の混合物、互変異性体、多形および/もしくはプロドラッグを提供し、式IIAにおいて:
nは、0、1、2または3であり:
各R10は独立して、ハロ、−NO、−CN、−SF、−Si(CH、−O−R20、−S−R20、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−N(R20)(R22)、−C(O)−N(R20)(R22)、−N(R20)−C(O)−R22、−N(R20)−C(O)−OR22、−N(R20)−S(O)−R26、−S(O)−R20、−S(O)−N(R20)(R22)、C1〜6アルキル、C2〜4アルケニル、C2〜4アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールおよびヘテロシクリルからなる群より選択され;そして
ここでこのC1〜6アルキル、C2〜4アルケニル、C2〜4アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルは、独立してハロ、−NO、フェニル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、C1〜6アルキル、シクロアルキル、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;
は、水素、C1〜15アルキル、−C(O)−R20、−C(O)−OR26、−C(O)−N(R26)(R28)、−N(R20)−S(O)−R20、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルであり;
ここでこのC1〜15アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルは、独立してC1〜6アルキル、C2〜4アルキニル、ハロ、−NO、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;
ここでこのC1〜6アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、独立してハロ、−NO、C1〜6アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されており;そして
ここでこのC1〜6アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、独立してハロ、−NO、−CF、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CN、−S(O)−R20および−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されており;
各Rは独立して、水素、C1〜15アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルであり;
ここでこのC1〜15アルキルは、独立してハロ、−NO、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;
ここでこのシクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、独立してハロ、−NO、C1〜6アルキル、アラルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されており;そして
ここでこのC1〜6アルキル、アラルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、独立してハロ、−NO、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されているか;
あるいはRの一方とRとは、これらが結合している原子と一緒になって、ヘテロシクリルを形成し得;
ここでこのヘテロシクリルは、独立してC1〜15アルキル、−O−R20、−N(R20)(R22)、−N(R20)−C(O)−OR20および−C(O)−OR20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;そして
ここでこのC1〜15アルキルは、独立してハロおよびヘテロアリールからなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;
各Rは独立して、水素、C1〜15アルキル、C1〜4アルコキシ、−C(O)−OR26、−C(O)−N(R26)(R28)、−N(R20)−S(O)−R20、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルであり;
ここでこのC1〜15アルキルは、独立してハロ、−NO、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;
ここでこのシクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、独立してハロ、−NO、C1〜6アルキル、アラルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されており;そして
ここでこのC1〜6アルキル、アラルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリールは、独立してヒドロキシル、ハロ、−NO、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されており;
20およびR22は、各例において、独立して、水素、C1〜15アルキル、C2〜15アルケニル、C2〜15アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリールからなる群より選択され;
ここでこのC1〜15アルキル、C2〜15アルケニル、C2〜15アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリールは、独立してヒドロキシル、ハロ、C1〜4アルキル、アシルアミノ、−NO、−S(O)26、−CN、C1〜3アルコキシ、−CF、−OCF、−OCHCF、−C(O)−NH、アリール、シクロアルキルおよびヘテロアリールからなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;そして
ここでこのヘテロアリールは、C1〜4アルキルまたはシクロアルキルで必要に応じてさらに置換されているか;あるいは
20とR22とが共通の窒素原子に結合している場合、R20とR22は結合して、複素環式環またはヘテロアリール環を形成し得、この複素環式環またはヘテロアリール環は次いで、独立してヒドロキシル、ハロ、C1〜4アルキル、アラルキル、アリール、アリールオキシ、アラルキルオキシ、アシルアミノ、−NO、−S(O)26、−CN、C1〜3アルコキシ、−CF、−OCF、アリール、ヘテロアリールおよびシクロアルキルからなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;そして
26およびR28は、各例において、独立して、水素、C1〜4アルキル、アリールおよびシクロアルキルからなる群より選択され;そして
ここでこのC1〜4アルキル、アリールおよびシクロアルキルは、独立してヒドロキシル、ハロ、C1〜4アルコキシ、−CFおよび−OCFからなる群より選択される1個〜3個の置換基でさらに置換され得る。
【0355】
いくつかの実施形態において、Rは、水素またはC1〜15アルキルであり;
ここでこのアルキルは、独立してハロ、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、シクロアルキルおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;
ここでこのアリール、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、独立してハロ、C1〜6アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、シクロアルキル、−C(O)−OR20、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されており;そして
ここでこのC1〜6アルキル、またはヘテロアリールは、独立してハロおよび−CFからなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されているか;
あるいはRの一方とRとは、これらが結合している原子と一緒になって、ヘテロシクリルを形成し得;
ここでこのヘテロシクリルは、独立してC1〜15アルキル、−N(R20)(R22)および−N(R20)−C(O)−OR20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;そして
ここでこのC1〜15アルキルは、独立してハロおよびヘテロアリールからなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;そして
20およびR22は、各例において、独立して、水素、C−C15アルキルおよびヘテロアリールからなる群より選択される。
【0356】
いくつかの実施形態において、Rは、水素、
【0357】
【化53】
[この文献は図面を表示できません]
【0358】
【化54】
[この文献は図面を表示できません]
【0359】
であるか;あるいは
の一方とRとは、これらが結合している炭素原子と一緒になって、
【0360】
【化55】
[この文献は図面を表示できません]
【0361】
を形成する;またはその薬学的に受容可能な塩、エステル、水和物、溶媒和物、立体異性体、立体異性体の混合物、互変異性体、多形および/もしくはプロドラッグ。
【0362】
いくつかの実施形態において、nは、1または2であり;そして
各R10は独立して、ハロ、−O−R20、C1〜4アルキルおよびシクロアルキルからなる群より選択され;そして
ここでこのアルキルは、1個、2個または3個のハロで必要に応じて置換されており;そして
20は独立して、C〜C15アルキルおよびシクロアルキルからなる群より選択され;そして
ここでこのアルキルは、1個、2個または3個のハロで必要に応じて置換されている。
【0363】
いくつかの実施形態において、nは、1または2であり;そして各R10は独立して、2−フルオロ、3−フルオロ、4−フルオロ、2−クロロ、4−クロロ、4−エチル、4−イソプロピル、4−tert−ブチル、4−トリフルオロメチル、4−シクロプロピル、4−イソブトキシ、4−トリフルオロメトキシ、4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)および4−シクロプロポキシからなる群より選択される。
【0364】
いくつかの実施形態において、各Rは独立して、水素またはC1〜15アルキルであるか;
あるいはRの一方とRとは、これらが結合している原子と一緒になって、ヘテロシクリルを形成し得;
ここでこのヘテロシクリルは、独立してC1〜15アルキル、−N(R20)(R22)および−N(R20)−C(O)−OR20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;そして
ここでこのC1〜15アルキルは、独立してハロおよびヘテロアリールからなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;そして
20およびR22は、各例において、独立して、水素、C−C15アルキルおよびヘテロアリールからなる群より選択される。
【0365】
いくつかの実施形態において、各Rは独立して、水素またはC1〜15アルキルである。
【0366】
いくつかの実施形態において、各Rは独立して、水素、メチルまたはイソプロピルである。
【0367】
いくつかの実施形態において、この化合物は、 4−((3−メチルオキセタン−3−イル)メチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン;
4−(2−(ピロリジン−1−イル)エチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン;
4−((5−シクロブチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)メチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン;
4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−6−イル)メチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン;
4−(2,2−ジフルオロエチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン;
4−(キノリン−2−イルメチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン;
(R)−2−(ピリミジン−2−イルメチル)−8−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−3,4,12,12a−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[f]ピラジノ[2,1−c][1,4]オキサゼピン−6(2H)−オン;
4−(シクロプロピルメチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン;
4−(2−メトキシエチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン;
(S)−3−メチル−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−7−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン;
(R)−3−メチル−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−7−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン;
6−((5−オキソ−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−2,3−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−4(5H)−イル)メチル)ピコリノニトリル;
7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−4−((6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)メチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン;
7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−4−((6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)メチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン;
4−((6−メチルピリジン−2−イル)メチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン;
(R)−3−メチル−7−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン;
(2R,11aS)−2−アミノ−7−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−2,3,11,11a−テトラヒドロベンゾ[f]ピロロ[2,1−c][1,4]オキサゼピン−5(1H)−オン;
(R)−2−(2,2−ジフルオロエチル)−8−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−3,4,12,12a−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[f]ピラジノ[2,1−c][1,4]オキサゼピン−6(2H)−オン;
(R)−2−エチル−8−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−3,4,12,12a−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[f]ピラジノ[2,1−c][1,4]オキサゼピン−6(2H)−オン;
(S)−2−(2,2−ジフルオロエチル)−8−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−3,4,12,12a−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[f]ピラジノ[2,1−c][1,4]オキサゼピン−6(2H)−オン;
(S)−2−エチル−8−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−3,4,12,12a−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[f]ピラジノ[2,1−c][1,4]オキサゼピン−6(2H)−オン;
4−(ピラジン−2−イルメチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン;
4−((5−メチルオキサゾール−2−イル)メチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン;
7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−4−(2−(2,5,5−トリメチル−1,3−ジオキサン−2−イル)エチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン;
(2R,11aR)−5−オキソ−7−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−1,2,3,5,11,11a−ヘキサヒドロベンゾ[f]ピロロ[2,1−c][1,4]オキサゼピン−2−イルカルバミン酸tert−ブチル;
4−((5−(ピリジン−2−イル)イソオキサゾール−3−イル)メチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン;
4−((4,6−ジメトキシピリミジン−2−イル)メチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン;
3−((5−オキソ−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−2,3−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−4(5H)−イル)メチル)安息香酸エチル;
4−(2−(ピリミジン−2−イル)エチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン;
4−(3,4−ジフルオロベンジル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン;
4−メチル−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン;
4−(2−クロロベンジル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン;
4−(2,6−ジクロロベンジル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン;
4−(2,6−ジフルオロベンジル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン;
4−(2−(1H−ピラゾール−1−イル)エチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン;
(2S,11aS)−2−アミノ−7−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−2,3,11,11a−テトラヒドロベンゾ[f]ピロロ[2,1−c][1,4]オキサゼピン−5(1H)−オン;
4−(2−(ピリジン−2−イル)エチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン;
4−(2−フルオロベンジル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン;
(R)−7−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−2,3,11,11a−テトラヒドロベンゾ[f]ピロロ[2,1−c][1,4]オキサゼピン−5(1H)−オン;
4−(ピリミジン−2−イルメチル)−7−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン;
4−(4−フルオロベンジル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン;
4−((1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)メチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン;
4−((5−クロロピリミジン−2−イル)メチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン;
4−(ピリジン−4−イルメチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン;
4−((5−シクロプロピル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)メチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン;
4−(2−(ピリミジン−2−イルオキシ)エチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン;
4−(ピリジン−3−イルメチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン;
4−(ピリジン−2−イルメチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン;
4−(ピリミジン−2−イルメチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン;
4−((3−メチルピリジン−2−イル)メチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン;
(S)−3−イソプロピル−7−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン;
(R)−2−(2,2,2−トリフルオロエチル)−8−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−3,4,12,12a−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[f]ピラジノ[2,1−c][1,4]オキサゼピン−6(2H)−オン;
4−(ピリミジン−2−イルメチル)−7−p−トリル−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン;
7−(4−クロロフェニル)−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン;
7−(4−イソプロピルフェニル)−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン;
7−(4−エチルフェニル)−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン;
7−(4−シクロプロピルフェニル)−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン;
(R)−4−(1−(ピリミジン−2−イル)エチル)−7−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン;
7−(4−イソブトキシフェニル)−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン;
7−(4−tert−ブチルフェニル)−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン;
7−(4−シクロプロポキシフェニル)−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン;
7−(4−フルオロフェニル)−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン;
7−(2−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン;
7−(3−フルオロ−4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル)−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン;
4−(ピリミジン−2−イルメチル)−7−(4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン;
7−(2−クロロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン;
7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−4−((4−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル)メチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン;
7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−4−((5−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)ピリミジン−2−イル)メチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン;
7−(4−クロロ−2−フルオロフェニル)−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン;および 4−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イルメチル)−7−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オンからなる群より選択されるか、またはその薬学的に受容可能な塩、エステル、水和物、溶媒和物、立体異性体、立体異性体の混合物、互変異性体、多形および/もしくはプロドラッグである。
【0368】
特定の代替の実施形態において、本開示は、式IIIA:
【0369】
【化56】
[この文献は図面を表示できません]
【0370】
の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、エステル、水和物、溶媒和物、立体異性体、立体異性体の混合物、互変異性体、多形および/もしくはプロドラッグを提供し、式IIIAにおいて:
nは、0、1、2または3であり:
各R10は独立して、ハロ、−NO、−CN、−SF、−Si(CH、−O−R20、−S−R20、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−N(R20)(R22)、−C(O)−N(R20)(R22)、−N(R20)−C(O)−R22、−N(R20)−C(O)−OR22、−N(R20)−S(O)−R26、−S(O)−R20、−S(O)−N(R20)(R22)、C1〜6アルキル、C2〜4アルケニル、C2〜4アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールおよびヘテロシクリルからなる群より選択され;そして
ここでこのC1〜6アルキル、C2〜4アルケニル、C2〜4アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルは、独立してハロ、−NO、フェニル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、C1〜6アルキル、シクロアルキル、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;
は、水素、C1〜15アルキル、−C(O)−R20、−C(O)−OR26、−C(O)−N(R26)(R28)、−N(R20)−S(O)−R20、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルであり;
ここでこのC1〜15アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルは、独立してC1〜6アルキル、C2〜4アルキニル、ハロ、−NO、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;
ここでこのC1〜6アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、独立してハロ、−NO、C1〜6アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されており;そして
ここでこのC1〜6アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、独立してハロ、−NO、−CF、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CN、−S(O)−R20および−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されており;
20およびR22は、各例において、独立して、水素、C1〜15アルキル、C2〜15アルケニル、C2〜15アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリールからなる群より選択され;
ここでこのC1〜15アルキル、C2〜15アルケニル、C2〜15アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリールは、独立してヒドロキシル、ハロ、C1〜4アルキル、アシルアミノ、−NO、−S(O)26、−CN、C1〜3アルコキシ、−CF、−OCF、−OCHCF、−C(O)−NH、アリール、シクロアルキルおよびヘテロアリールからなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;そして
ここでこのヘテロアリールは、C1〜4アルキルまたはシクロアルキルで必要に応じてさらに置換されているか;あるいは
20とR22とが共通の窒素原子に結合している場合、R20とR22は結合して、複素環式環またはヘテロアリール環を形成し得、この複素環式環またはヘテロアリール環は次いで、独立してヒドロキシル、ハロ、C1〜4アルキル、アラルキル、アリール、アリールオキシ、アラルキルオキシ、アシルアミノ、−NO、−S(O)26、−CN、C1〜3アルコキシ、−CF、−OCF、アリール、ヘテロアリールおよびシクロアルキルからなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;そして
26およびR28は、各例において、独立して、水素、C1〜4アルキル、アリールおよびシクロアルキルからなる群より選択され;そして
ここでこのC1〜4アルキル、アリールおよびシクロアルキルは、独立してヒドロキシル、ハロ、C1〜4アルコキシ、−CFおよび−OCFからなる群より選択される1個〜3個の置換基でさらに置換され得る。
【0371】
いくつかの実施形態において、Rは、−C(O)−R20であり;そして
20はヘテロアリールである。
【0372】
いくつかの実施形態において、Rは、
【0373】
【化57】
[この文献は図面を表示できません]
【0374】
である。
【0375】
いくつかの実施形態において、nは1であり;そして
10は、−O−R20であり;そして
20は、C〜C15アルキルであり;そして
ここでこのアルキルは、1個、2個または3個のハロで必要に応じて置換されている。
【0376】
いくつかの実施形態において、nは1であり;そしてR10は4−トリフルオロメトキシである。
【0377】
いくつかの実施形態において、この化合物は、ピリミジン−2−イル(7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−2,3−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−4(5H)−イル)メタノンまたはその薬学的に受容可能な塩、エステル、水和物、溶媒和物、立体異性体、立体異性体の混合物、互変異性体、多形および/もしくはプロドラッグである。
【0378】
特定の代替の実施形態において、本開示は、式IV:
【0379】
【化58】
[この文献は図面を表示できません]
【0380】
の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、エステル、水和物、溶媒和物、立体異性体、立体異性体の混合物、互変異性体、多形および/もしくはプロドラッグを提供し、式IVにおいて:
nは、0、1、2または3であり:
各R10は独立して、ハロ、−NO、−CN、−SF、−Si(CH、−O−R20、−S−R20、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−N(R20)(R22)、−C(O)−N(R20)(R22)、−N(R20)−C(O)−R22、−N(R20)−C(O)−OR22、−N(R20)−S(O)−R26、−S(O)−R20、−S(O)−N(R20)(R22)、C1〜6アルキル、C2〜4アルケニル、C2〜4アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールおよびヘテロシクリルからなる群より選択され;そして
ここでこのC1〜6アルキル、C2〜4アルケニル、C2〜4アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルは、独立してハロ、−NO、フェニル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、C1〜6アルキル、シクロアルキル、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;
は、水素、C1〜15アルキル、−C(O)−R20、−C(O)−OR26、−C(O)−N(R26)(R28)、−N(R20)−S(O)−R20、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルであり;
ここでこのC1〜15アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルは、独立してC1〜6アルキル、C2〜4アルキニル、ハロ、−NO、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;
ここでこのC1〜6アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、独立してハロ、−NO、C1〜6アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されており;そして
ここでこのC1〜6アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、独立してハロ、−NO、−CF、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CN、−S(O)−R20および−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されており;
20およびR22は、各例において、独立して、水素、C1〜15アルキル、C2〜15アルケニル、C2〜15アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリールからなる群より選択され;
ここでこのC1〜15アルキル、C2〜15アルケニル、C2〜15アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリールは、独立してヒドロキシル、ハロ、C1〜4アルキル、アシルアミノ、−NO、−S(O)26、−CN、C1〜3アルコキシ、−CF、−OCF、−OCHCF、−C(O)−NH、アリール、シクロアルキルおよびヘテロアリールからなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;そして
ここでこのヘテロアリールは、C1〜4アルキルまたはシクロアルキルで必要に応じてさらに置換されているか;あるいは
20とR22とが共通の窒素原子に結合している場合、R20とR22は結合して、複素環式環またはヘテロアリール環を形成し得、この複素環式環またはヘテロアリール環は次いで、独立してヒドロキシル、ハロ、C1〜4アルキル、アラルキル、アリール、アリールオキシ、アラルキルオキシ、アシルアミノ、−NO、−S(O)26、−CN、C1〜3アルコキシ、−CF、−OCF、アリール、ヘテロアリールおよびシクロアルキルからなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;そして
26およびR28は、各例において、独立して、水素、C1〜4アルキル、アリールおよびシクロアルキルからなる群より選択され;そして
ここでこのC1〜4アルキル、アリールおよびシクロアルキルは、独立してヒドロキシル、ハロ、C1〜4アルコキシ、−CFおよび−OCFからなる群より選択される1個〜3個の置換基でさらに置換され得る。
【0381】
特定の代替の実施形態において、本開示は、式V:
【0382】
【化59】
[この文献は図面を表示できません]
【0383】
の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、エステル、水和物、溶媒和物、立体異性体、立体異性体の混合物、互変異性体、多形および/もしくはプロドラッグを提供し、式Vにおいて:
Aはシクロアルケニルであり;
nは、0、1、2または3であり:
各R10は独立して、ハロ、−NO、−CN、−SF、−Si(CH、−O−R20、−S−R20、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−N(R20)(R22)、−C(O)−N(R20)(R22)、−N(R20)−C(O)−R22、−N(R20)−C(O)−OR22、−N(R20)−S(O)−R26、−S(O)−R20、−S(O)−N(R20)(R22)、C1〜6アルキル、C2〜4アルケニル、C2〜4アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールおよびヘテロシクリルからなる群より選択され;そして
ここでこのC1〜6アルキル、C2〜4アルケニル、C2〜4アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルは、独立してハロ、−NO、フェニル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、C1〜6アルキル、シクロアルキル、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;
は、水素、C1〜15アルキル、−C(O)−R20、−C(O)−OR26、−C(O)−N(R26)(R28)、−N(R20)−S(O)−R20、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルであり;
ここでこのC1〜15アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルは、独立してC1〜6アルキル、C2〜4アルキニル、ハロ、−NO、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CN、オキソおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;
ここでこのC1〜6アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、独立してハロ、−NO、C1〜6アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されており;そして
ここでこのC1〜6アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、独立してハロ、−NO、−CF、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CN、−S(O)−R20および−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されており;
20およびR22は、各例において、独立して、水素、C1〜15アルキル、C2〜15アルケニル、C2〜15アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリールからなる群より選択され;
ここでこのC1〜15アルキル、C2〜15アルケニル、C2〜15アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリールは、独立してヒドロキシル、ハロ、C1〜4アルキル、アシルアミノ、−NO、−S(O)26、−CN、C1〜3アルコキシ、−CF、−OCF、−OCHCF、−C(O)−NH、アリール、シクロアルキルおよびヘテロアリールからなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;そして
ここでこのヘテロアリールは、C1〜4アルキルまたはシクロアルキルで必要に応じてさらに置換されているか;あるいは
20とR22とが共通の窒素原子に結合している場合、R20とR22は結合して、複素環式環またはヘテロアリール環を形成し得、この複素環式環またはヘテロアリール環は次いで、独立してヒドロキシル、ハロ、C1〜4アルキル、アラルキル、アリール、アリールオキシ、アラルキルオキシ、アシルアミノ、−NO、−S(O)26、−CN、C1〜3アルコキシ、−CF、−OCF、アリール、ヘテロアリールおよびシクロアルキルからなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;そして
26およびR28は、各例において、独立して、水素、C1〜4アルキル、アリールおよびシクロアルキルからなる群より選択され;そして
ここでこのC1〜4アルキル、アリールおよびシクロアルキルは、独立してヒドロキシル、ハロ、C1〜4アルコキシ、−CFおよび−OCFからなる群より選択される1個〜3個の置換基でさらに置換され得る。
【0384】
いくつかの実施形態において、Aはシクロヘキサ−1−エニルである。
【0385】
いくつかの実施形態において、RはC1〜15アルキルであり;
ここでこのアルキルは、ヘテロアリールで必要に応じて置換されている。
【0386】
いくつかの実施形態において、Rは、
【0387】
【化60】
[この文献は図面を表示できません]
【0388】
である。
【0389】
いくつかの実施形態において、nは、0または1であり;そして
10はC1〜4アルキルである。
【0390】
いくつかの実施形態において、Aはシクロヘキサ−1−エニルであり;
nは、0または1であり;そして
10は、4−メチルまたは4−tert−ブチルである。
【0391】
いくつかの実施形態において、この化合物は、 7−(4−tert−ブチルシクロヘキサ−1−エニル)−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン;
7−シクロヘキセニル−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン;および 7−(4−メチルシクロヘキサ−1−エニル)−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オンからなる群より選択されるか、またはその薬学的に受容可能な塩、エステル、水和物、溶媒和物、立体異性体、立体異性体の混合物、互変異性体、多形および/もしくはプロドラッグである。
【0392】
特定の代替の実施形態において、本開示は、式VI:
【0393】
【化61】
[この文献は図面を表示できません]
【0394】
の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、エステル、水和物、溶媒和物、立体異性体、立体異性体の混合物、互変異性体、多形および/もしくはプロドラッグを提供し、式VIにおいて:
Bは、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールであり;
nは、0、1、2または3であり:
各R10は独立して、ハロ、−NO、−CN、−SF、−Si(CH、−O−R20、−S−R20、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−N(R20)(R22)、−C(O)−N(R20)(R22)、−N(R20)−C(O)−R22、−N(R20)−C(O)−OR22、−N(R20)−S(O)−R26、−S(O)−R20、−S(O)−N(R20)(R22)、C1〜6アルキル、C2〜4アルケニル、C2〜4アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールおよびヘテロシクリルからなる群より選択され;そして
ここでこのC1〜6アルキル、C2〜4アルケニル、C2〜4アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルは、独立してハロ、−NO、フェニル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、C1〜6アルキル、シクロアルキル、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;
は、水素、C1〜15アルキル、−C(O)−R20、−C(O)−OR26、−C(O)−N(R26)(R28)、−N(R20)−S(O)−R20、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルであり;
ここでこのC1〜15アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルは、独立してC1〜6アルキル、C2〜4アルキニル、ハロ、−NO、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CN、オキソおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;
ここでこのC1〜6アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、独立してハロ、−NO、C1〜6アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されており;そして
ここでこのC1〜6アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、独立してハロ、−NO、−CF、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CN、−S(O)−R20および−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されており;
20およびR22は、各例において、独立して、水素、C1〜15アルキル、C2〜15アルケニル、C2〜15アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリールからなる群より選択され;そして
ここでこのC1〜15アルキル、C2〜15アルケニル、C2〜15アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリールは、独立してヒドロキシル、ハロ、C1〜4アルキル、アシルアミノ、−NO、−S(O)26、−CN、C1〜3アルコキシ、−CF、−OCF、−OCHCF、−C(O)−NH、アリール、シクロアルキルおよびヘテロアリールからなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;
ここでこのヘテロアリールは、C1〜4アルキルまたはシクロアルキルで必要に応じてさらに置換されているか;あるいは
20とR22とが共通の窒素原子に結合している場合、R20とR22は結合して、複素環式環またはヘテロアリール環を形成し得、この複素環式環またはヘテロアリール環は次いで、独立してヒドロキシル、ハロ、C1〜4アルキル、アラルキル、アリール、アリールオキシ、アラルキルオキシ、アシルアミノ、−NO、−S(O)26、−CN、C1〜3アルコキシ、−CF、−OCF、アリール、ヘテロアリールおよびシクロアルキルからなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;そして
26およびR28は、各例において、独立して、水素、C1〜4アルキル、アリールおよびシクロアルキルからなる群より選択され;そして
ここでこのC1〜4アルキル、アリールおよびシクロアルキルは、独立してヒドロキシル、ハロ、C1〜4アルコキシ、−CFおよび−OCFからなる群より選択される1個〜3個の置換基でさらに置換され得る。
【0395】
いくつかの実施形態において、Bはヘテロシクリルである。
【0396】
いくつかの実施形態において、Bは、2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−4−イルである。
【0397】
いくつかの実施形態において、Bはヘテロアリールである。
【0398】
いくつかの実施形態において、Bはピリジン−4−イルである。
【0399】
いくつかの実施形態において、RはC1〜15アルキルである。ここでこのアルキルは、ヘテロアリールで必要に応じて置換されている。
【0400】
いくつかの実施形態において、Rは、
【0401】
【化62】
[この文献は図面を表示できません]
【0402】
である。
【0403】
いくつかの実施形態において、nは1であり;
10は、−O−R20またはC1〜4アルキルであり;そして
20はC〜C15アルキルである。
【0404】
いくつかの実施形態において、Bは、2−tert−ブトキシピリジン−4−イルである。
【0405】
いくつかの実施形態において、Bは、1−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−4−イルである。
【0406】
いくつかの実施形態において、この化合物は、 7−(2−tert−ブトキシピリジン−4−イル)−4−(ピリジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン;および 7−(1−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−4−イル)−4−(ピリジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オンからなる群より選択されるか、またはその薬学的に受容可能な塩、エステル、水和物、溶媒和物、立体異性体、立体異性体の混合物、互変異性体、多形および/もしくはプロドラッグである。
【0407】
特定の代替の実施形態において、本開示は、式VIIIA:
【0408】
【化63】
[この文献は図面を表示できません]
【0409】
の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、エステル、水和物、溶媒和物、立体異性体、立体異性体の混合物、互変異性体、多形および/もしくはプロドラッグを提供し、式VIIIAにおいて:
nは、0、1、2または3であり:
各R10は独立して、ハロ、−NO、−CN、−SF、−Si(CH、−O−R20、−S−R20、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−N(R20)(R22)、−C(O)−N(R20)(R22)、−N(R20)−C(O)−R22、−N(R20)−C(O)−OR22、−N(R20)−S(O)−R26、−S(O)−R20、−S(O)−N(R20)(R22)、C1〜6アルキル、C2〜4アルケニル、C2〜4アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールおよびヘテロシクリルからなる群より選択され;そして
ここでこのC1〜6アルキル、C2〜4アルケニル、C2〜4アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルは、独立してハロ、−NO、フェニル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、C1〜6アルキル、シクロアルキル、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;
は、水素、C1〜15アルキル、−C(O)−R20、−C(O)−OR26、−C(O)−N(R26)(R28)、−N(R20)−S(O)−R20、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルであり;
ここでこのC1〜15アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルは、独立してC1〜6アルキル、C2〜4アルキニル、ハロ、−NO、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CN、オキソおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;
ここでこのC1〜6アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、独立してハロ、−NO、C1〜6アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されており;そして
ここでこのC1〜6アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、独立してハロ、−NO、−CF、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CN、−S(O)−R20および−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されており;
20およびR22は、各例において、独立して、水素、C1〜15アルキル、C2〜15アルケニル、C2〜15アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリールからなる群より選択され;
ここでこのC1〜15アルキル、C2〜15アルケニル、C2〜15アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリールは、独立してヒドロキシル、ハロ、C1〜4アルキル、アシルアミノ、−NO、−S(O)26、−CN、C1〜3アルコキシ、−CF、−OCF、−OCHCF、−C(O)−NH、アリール、シクロアルキルおよびヘテロアリールからなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;そして
ここでこのヘテロアリールは、C1〜4アルキルまたはシクロアルキルで必要に応じてさらに置換されているか;あるいは
20とR22とが共通の窒素原子に結合している場合、R20とR22は結合して、複素環式環またはヘテロアリール環を形成し得、この複素環式環またはヘテロアリール環は次いで、独立してヒドロキシル、ハロ、C1〜4アルキル、アラルキル、アリール、アリールオキシ、アラルキルオキシ、アシルアミノ、−NO、−S(O)26、−CN、C1〜3アルコキシ、−CF、−OCF、アリール、ヘテロアリールおよびシクロアルキルからなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;そして
26およびR28は、各例において、独立して、水素、C1〜4アルキル、アリールおよびシクロアルキルからなる群より選択され;そして
ここでこのC1〜4アルキル、アリールおよびシクロアルキルは、独立してヒドロキシル、ハロ、C1〜4アルコキシ、−CFおよび−OCFからなる群より選択される1個〜3個の置換基でさらに置換され得る。
【0410】
いくつかの実施形態において、RはC1〜15アルキルであり;
ここでこのアルキルは、ヘテロアリールで必要に応じて置換されている。
【0411】
いくつかの実施形態において、Rは、
【0412】
【化64】
[この文献は図面を表示できません]
【0413】
である。
【0414】
いくつかの実施形態において、nは、0または1であり;
10は、−O−R20またはC1〜4アルキルであり;
ここでこのアルキルは、3個のハロで必要に応じて置換されており;そして
20はC〜C15アルキルであり;そして
ここでこのアルキルは、1個、2個または3個のハロで必要に応じて置換されている。
【0415】
いくつかの実施形態において、nは、0または1であり;そしてR10は、4−トリフルオロメチルまたは4−トリフルオロメトキシである。
【0416】
いくつかの実施形態において、この化合物は、 4−(ピリミジン−2−イルメチル)−7−((4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)エチニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン;
7−(フェニルエチニル)−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン;および 4−(ピリミジン−2−イルメチル)−7−((4−(トリフルオロメチル)フェニル)エチニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オンからなる群より選択されるか、またはその薬学的に受容可能な塩、エステル、水和物、溶媒和物、立体異性体、立体異性体の混合物、互変異性体、多形および/もしくはプロドラッグである。
【0417】
特定の代替の実施形態において、本開示は、式IX:
【0418】
【化65】
[この文献は図面を表示できません]
【0419】
の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、エステル、水和物、溶媒和物、立体異性体、立体異性体の混合物、互変異性体、多形および/もしくはプロドラッグを提供し、式IXにおいて:
nは、0、1、2または3であり:
各R10は独立して、ハロ、−NO、−CN、−SF、−Si(CH、−O−R20、−S−R20、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−N(R20)(R22)、−C(O)−N(R20)(R22)、−N(R20)−C(O)−R22、−N(R20)−C(O)−OR22、−N(R20)−S(O)−R26、−S(O)−R20、−S(O)−N(R20)(R22)、C1〜6アルキル、C2〜4アルケニル、C2〜4アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールおよびヘテロシクリルからなる群より選択され;そして
ここでこのC1〜6アルキル、C2〜4アルケニル、C2〜4アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルは、独立してハロ、−NO、フェニル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、C1〜6アルキル、シクロアルキル、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;
は、水素、C1〜15アルキル、−C(O)−R20、−C(O)−OR26、−C(O)−N(R26)(R28)、−N(R20)−S(O)−R20、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルであり;
ここでこのC1〜15アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルは、独立してC1〜6アルキル、C2〜4アルキニル、ハロ、−NO、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CN、オキソおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;
ここでこのC1〜6アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、独立してハロ、−NO、C1〜6アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されており;そして
ここでこのC1〜6アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、独立してハロ、−NO、−CF、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CN、−S(O)−R20および−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されており;
20およびR22は、各例において、独立して、水素、C1〜15アルキル、C2〜15アルケニル、C2〜15アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリールからなる群より選択され;
ここでこのC1〜15アルキル、C2〜15アルケニル、C2〜15アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリールは、独立してヒドロキシル、ハロ、C1〜4アルキル、アシルアミノ、−NO、−S(O)26、−CN、C1〜3アルコキシ、−CF、−OCF、−OCHCF、−C(O)−NH、アリール、シクロアルキルおよびヘテロアリールからなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;そして
ここでこのヘテロアリールは、C1〜4アルキルまたはシクロアルキルで必要に応じてさらに置換されているか;あるいは
20とR22とが共通の窒素原子に結合している場合、R20とR22は結合して、複素環式環またはヘテロアリール環を形成し得、この複素環式環またはヘテロアリール環は次いで、独立してヒドロキシル、ハロ、C1〜4アルキル、アラルキル、アリール、アリールオキシ、アラルキルオキシ、アシルアミノ、−NO、−S(O)26、−CN、C1〜3アルコキシ、−CF、−OCF、アリール、ヘテロアリールおよびシクロアルキルからなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;そして
26およびR28は、各例において、独立して、水素、C1〜4アルキル、アリールおよびシクロアルキルからなる群より選択され;そして
ここでこのC1〜4アルキル、アリールおよびシクロアルキルは、独立してヒドロキシル、ハロ、C1〜4アルコキシ、−CFおよび−OCFからなる群より選択される1個〜3個の置換基でさらに置換され得る。
【0420】
いくつかの実施形態において、RはC1〜15アルキルであり;
ここでこのアルキルは、ヘテロアリールで必要に応じて置換されており;そして
ここでこのヘテロアリールは、ハロで必要に応じてさらに置換されている。
【0421】
いくつかの実施形態において、Rは、
【0422】
【化66】
[この文献は図面を表示できません]
【0423】
からなる群より選択される。
【0424】
いくつかの実施形態において、R10は4−トリフルオロメチルである。
【0425】
いくつかの実施形態において、この化合物は:
2−((ピリミジン−2−イル)メチル)−8−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4,5]オキサチアゼピン−スルホン;および 2−((5−クロロピリミジン−2−イル)メチル)−8−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4,5]オキサチアゼピン−スルホンからなる群より選択されるか、またはその薬学的に受容可能な塩、エステル、水和物、溶媒和物、立体異性体、立体異性体の混合物、互変異性体、多形および/もしくはプロドラッグである。
【0426】
特定の代替の実施形態において、本開示は、式X:
【0427】
【化67】
[この文献は図面を表示できません]
【0428】
の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、エステル、水和物、溶媒和物、立体異性体、立体異性体の混合物、互変異性体、多形および/もしくはプロドラッグを提供し、式Xにおいて:
nは、0、1、2または3であり;
10は独立して、ハロ、−NO、−CN、−SF、−Si(CH、−O−R20、−S−R20、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−N(R20)(R22)、−C(O)−N(R20)(R22)、−N(R20)−C(O)−R22、−N(R20)−C(O)−OR22、−N(R20)−S(O)−R26、−S(O)−R20、−S(O)−N(R20)(R22)、C1〜6アルキル、C2〜4アルケニル、C2〜4アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールおよびヘテロシクリルからなる群より選択され;そして
ここでこのC1〜6アルキル、C2〜4アルケニル、C2〜4アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルは、独立してハロ、−NO、フェニル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、C1〜6アルキル、シクロアルキル、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;
は、水素、C1〜15アルキル、−C(O)−R20、−C(O)−OR26、−C(O)−N(R26)(R28)、−N(R20)−S(O)−R20、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルであり;
ここでこのC1〜15アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルは、独立してC1〜6アルキル、C2〜4アルキニル、ハロ、−NO、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CN、オキソおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;
ここでこのC1〜6アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、独立してハロ、−NO、C1〜6アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されており;そして
ここでこのC1〜6アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、独立してハロ、−NO、−CF、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CN、−S(O)−R20および−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されており;
各Rは独立して、水素、C1〜15アルキル、C1〜4アルコキシ、−C(O)−OR26、−C(O)−N(R26)(R28)、−N(R20)−S(O)−R20、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルであり;
ここでこのC1〜15アルキルは、独立してハロ、−NO、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;
ここでこのシクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、独立してハロ、−NO、C1〜6アルキル、アラルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されており;そして
ここでこのC1〜6アルキル、アラルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリールは、独立してヒドロキシル、ハロ、−NO、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されているか;
あるいは2個のRは、これらが結合している炭素原子と一緒になって、オキソを形成し;
は、水素、C1〜15アルキル、−C(O)−R20、−C(O)−OR26、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクリルであり;
ここでこのC1〜15アルキルは、独立してハロ、−NO、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;
ここでこのシクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、独立してハロ、−NO、C1〜6アルキル、アラルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されており;そして
ここでこのC1〜6アルキル、アラルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールは、独立してハロ、−NO、−N(R20)(R22)、−C(O)−R20、−C(O)−OR20、−C(O)−N(R20)(R22)、−CNおよび−O−R20からなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じてさらに置換されており;
20およびR22は、各例において、独立して、水素、C1〜15アルキル、C2〜15アルケニル、C2〜15アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリールからなる群より選択され;
ここでこのC1〜15アルキル、C2〜15アルケニル、C2〜15アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリールは、独立してヒドロキシル、ハロ、C1〜4アルキル、アシルアミノ、−NO、−S(O)26、−CN、C1〜3アルコキシ、−CF、−OCF、−OCHCF、−C(O)−NH、アリール、シクロアルキルおよびヘテロアリールからなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;そして
ここでこのヘテロアリールは、C1〜4アルキルまたはシクロアルキルで必要に応じてさらに置換されているか;あるいは
20とR22とが共通の窒素原子に結合している場合、R20とR22は結合して、複素環式環またはヘテロアリール環を形成し得、この複素環式環またはヘテロアリール環は次いで、独立してヒドロキシル、ハロ、C1〜4アルキル、アラルキル、アリール、アリールオキシ、アラルキルオキシ、アシルアミノ、−NO、−S(O)26、−CN、C1〜3アルコキシ、−CF、−OCF、アリール、ヘテロアリールおよびシクロアルキルからなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;そして
26およびR28は、各例において、独立して、水素、C1〜4アルキル、アリールおよびシクロアルキルからなる群より選択され;そして
ここでこのC1〜4アルキル、アリールおよびシクロアルキルは、独立してヒドロキシル、ハロ、C1〜4アルコキシ、−CFおよび−OCFからなる群より選択される1個〜3個の置換基でさらに置換され得る。
【0429】
いくつかの実施形態において、RはC1〜15アルキルであり;
ここでこのアルキルは、アリールまたは−O−R20で必要に応じて置換されており;そして
20はC〜C15アルキルであり;
ここでこのアルキルは、アリールで必要に応じて置換されている。
【0430】
いくつかの実施形態において、Rは、
【0431】
【化68】
[この文献は図面を表示できません]
【0432】
である。
【0433】
いくつかの実施形態において、R10は、4−トリフルオロメチルまたは4−トリフルオロメトキシである。
【0434】
いくつかの実施形態において、2個のRは、これらが結合している炭素原子と一緒になって、オキソを形成する。
【0435】
いくつかの実施形態において、Rは、水素またはC1〜15アルキルである。
【0436】
いくつかの実施形態において、Rは、水素またはメチルである。
【0437】
いくつかの実施形態において、この化合物は、 4−(2−(ベンジルオキシ)エチル)−1−メチル−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロ−1H−ベンゾ[e][1,4]ジアゼピン−2,5−ジオン;および 4−ベンジル−7−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−3,4−ジヒドロ−1H−ベンゾ[e][1,4]ジアゼピン−2,5−ジオンからなる群より選択されるか、またはその薬学的に受容可能な塩、エステル、水和物、溶媒和物、立体異性体、立体異性体の混合物、互変異性体、多形および/もしくはプロドラッグである。
【0438】
式Iおよび本明細書中に開示される他の式の各々のいくつかの実施形態において、R20およびR22は、各例において、独立して、水素、C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリールからなる群より選択され;
ここでこのC1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリールは、独立してヒドロキシル、ハロ、C1〜4アルキル、アシルアミノ、−NO、−S(O)26、−CN、C1〜3アルコキシ、−CF、−OCF、−OCHCF、−C(O)−NH、アリール、シクロアルキルおよびヘテロアリールからなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されており;そして
ここでこのヘテロアリールは、C1〜4アルキルまたはシクロアルキルで必要に応じてさらに置換されているか;あるいは
20とR22とが共通の窒素原子に結合している場合、R20とR22は結合して、複素環式環またはヘテロアリール環を形成し得、この複素環式環またはヘテロアリール環は次いで、独立してヒドロキシル、ハロ、C1〜4アルキル、アラルキル、アリール、アリールオキシ、アラルキルオキシ、アシルアミノ、−NO、−S(O)26、−CN、C1〜3アルコキシ、−CF、−OCF、アリール、ヘテロアリールおよびシクロアルキルからなる群より選択される1個、2個または3個の置換基で必要に応じて置換されている。
【0439】
特定の実施形態において、R20は、水素またはC1〜6アルキルであり;ここでこのC1〜6アルキルは、1個、2個または3個のハロで必要に応じて置換されている。
【0440】
特定の実施形態において、R20は水素である。他の実施形態において、R20は−CFである。
【0441】
(4.さらなる実施形態)
いくつかの実施形態において、本開示により提供される化合物は、遅延ナトリウムチャネル遮断薬の投与に応答することが既知である状態または疾患(心臓血管疾患が挙げられるが、これらに限定されず、例えば、心房および心室の不整脈であり、心房性細動、プリンズメタル型(異型)狭心症、安定狭心症、不安定狭心症、心臓、腎臓、肝臓および脳における虚血および再潅流障害、運動誘発性狭心症、肺高血圧症、うっ血性心疾患(拡張期心不全および収縮期心不全が挙げられる)、ならびに心筋梗塞が挙げられる)の処置において有効である。いくつかの実施形態において、遅延ナトリウムチャネル遮断薬として機能する、本開示により提供される化合物は、疼痛、そう痒、発作、または麻痺をもたらす筋神経系に影響を与える疾患の処置、あるいは糖尿病または低下したインスリン感受性、および糖尿病に関連する疾患状態(例えば、糖尿病性末梢神経障害)の処置において、使用され得る。
【0442】
本開示の特定の化合物はまた、ニューロンのナトリウムチャネル(すなわち、Na 1.1.、1.2、1.3、1.5、1.7、および/または1.8)を調節する際に充分な活性を有し得、そして中枢神経系および/または末梢神経系に関して活性であり得るような適切な薬物速度論的特性を有し得る。その結果、本開示のいくつかの化合物はまた、神経障害を起源とする癲癇または疼痛またはそう痒または頭痛の処置において、有用であり得る。
【0443】
1つの実施形態において、本開示は、哺乳動物において、遅延ナトリウム電流を減少させることが可能な剤での処置により軽減可能な疾患状態を処置する方法を提供し、この方法は、その必要がある哺乳動物に、治療有効用量の、本明細書中に開示される式I、IA、IB、II、IIA、IIB、III、IIIA、IV、V、VI、VIII、VIIIA、IX、X、XIIもしくはXIIIの化合物、または他の式もしくは化合物を投与する工程を包含する。別の実施形態において、この疾患状態は、心房および心室の不整脈、心不全(うっ血性心不全、拡張期心不全、収縮期心不全、急性心不全が挙げられる)、プリンズメタル型(異型)狭心症、安定狭心症および不安定狭心症、運動誘発性狭心症、うっ血性心疾患、虚血、再発性虚血、再潅流傷害、心筋梗塞、急性冠状動脈症候群、末梢動脈疾患、肺高血圧症、ならびに間欠性跛行のうちの1つ以上から選択される、心臓血管疾患である。
【0444】
別の実施形態において、この疾患状態は、糖尿病または糖尿病性末梢神経障害である。さらなる実施形態において、この疾患状態は、神経因性疼痛、癲癇、頭痛、発作、または麻痺のうちの1つ以上をもたらす。
【0445】
1つの実施形態において、本開示は、哺乳動物において糖尿病を処置する方法を提供し、この方法は、その必要がある哺乳動物に、治療有効用量の本明細書中に開示される式I、IA、IB、II、IIA、IIB、III、IIIA、IV、V、VI、VIII、VIIIA、IX、X、XIIもしくはXIIIの化合物、または他の式もしくは化合物を投与する工程を包含する。真性糖尿病は、高血糖症;脂質、炭水化物およびタンパク質の変化した代謝;ならびに脈管疾患からの合併症の増大した危険性により特徴付けられる疾患である。糖尿病は、加齢と肥満症との両方に関連するので、増大している公衆衛生の問題である。
【0446】
真性糖尿病には、2つの主要な型、すなわち、1)インスリン依存性糖尿病(IDDM)としても公知であるI型、および2)インスリン非依存性糖尿病または非インスリン依存性糖尿病(NIDDM)としても公知であるII型が存在する。両方の型の真性糖尿病は、循環インスリンの不充分な量、および/またはインスリンに対する末梢組織の応答の低下に起因する。
【0447】
I型糖尿病は、インスリン(身体の細胞を「ロック解除」し、グルコースが侵入してこれらの細胞に燃料を供給することを可能にするホルモン)を身体が産生しないことから生じる。I型糖尿病の合併症としては、心臓病および発作;網膜症(眼の疾患);腎臓の疾患(腎症);神経障害(神経損傷);ならびに良好な皮膚、足および口腔の健康の維持が挙げられる。
【0448】
II型糖尿病は、身体が充分なインスリンを産生することができないこと、または身体により自然に産生されるインスリンを細胞が使用することができないことの、いずれかから生じる。身体がインスリンを最適に使用することができない状態は、インスリン抵抗性と呼ばれる。II型糖尿病にはしばしば、高い血圧が付随するので、これは心臓病に寄与し得る。II型真性糖尿病を有する患者において、ストレス、感染症、および薬物適用(例えば、コルチコステロイド)もまた、重篤に上昇した血糖レベルをもたらし得る。脱水症を伴う、II型糖尿病を有する患者における重篤な血糖上昇は、血液浸透圧重量モル濃度の上昇(高浸透圧状態)をもたらし得る。この状態は、昏睡をもたらし得る。
【0449】
ラノラジン(RANEXA(登録商標)、INaLの選択的インヒビター)は、糖尿病マウスにおいて、グルコース依存の様式で、β−細胞保存を引き起こし、そしてインスリン分泌を増強させる、抗糖尿病剤であり得ることが示唆されている(Y.Ningら.J Pharmacol Exp Ther.2011,337(1),50−8を参照のこと)。従って、本明細書中に開示される、式I、IA、IB、II、IIA、IIB、III、IIIA、IV、V、VI、VIII、VIIIA、IX、X、XIIもしくはXIIIの化合物、または他の式もしくは化合物は、糖尿病の処置のための抗糖尿病剤として使用され得ることが想定される。
【0450】
(5.薬学的組成物および投与) 本開示に従って提供される化合物は、通常、薬学的組成物の形態で投与される。従って、本開示は、活性成分として、記載される化合物のうちの1つ以上、またはその薬学的に受容可能な塩もしくはエステル、ならびに1種以上の薬学的に受容可能な賦形剤、キャリア(不活性固体希釈剤および充填剤が挙げられる)、希釈剤(滅菌水溶液および種々の有機溶媒が挙げられる)、浸透増強剤、可溶化剤およびアジュバントを含有する、薬学的組成物を提供する。これらの薬学的組成物は、単独でか、または他の治療剤と組み合わせて投与され得る。このような組み合わせは、製薬分野において周知である様式で調製される(例えば、Remington’s Pharmaceutical Sciences,Mace Publishing Co.,Philadelphia,PA 第17版(1985);ならびにModern Pharmaceutics,Marcel Dekker,Inc.第3版(G.S.BankerおよびC.T.Rhodes編)を参照のこと)。
【0451】
これらの薬学的組成物は、単一用量または複数用量のいずれかで、類似の有用性を有する剤の認容された投与様式(例えば、参考として援用される特許および特許出願に記載されるような様式であり、直腸、頬、鼻内および経皮経路、動脈内注射によるもの、静脈内、腹腔内、非経口、筋肉内、皮下、経口、局所、吸入剤として、あるいは浸透またはコーティングされたデバイス(例えば、ステント、または動脈に挿入される円柱形ポリマー)を介してが挙げられる)のいずれかによって、投与され得る。
【0452】
1つの投与様式は、特に注射による、非経口の様式である。本開示の新規組成物が注射による投与のために組み込まれ得る形態としては、水性または油性の懸濁物、あるいはエマルジョンが挙げられ、ゴマ油、トウモロコシ油、綿実油、または落花生油、およびエリキシル、マンニトール、デキストロース、または滅菌水溶液、および類似の薬学的ビヒクルを用いる。生理食塩水中の水溶液もまた、注射のために従来使用されるが、本開示の状況においてはさほど好ましくない。エタノール、グリセロール、プロピレングリコール、および液体ポリエチレングリコールなど(ならびにこれらの適切な混合物)、シクロデキストリン誘導体、および植物油もまた、使用され得る。適切な流動性は、例えば、レシチンなどのコーティングの使用によって、分散物の場合には必要な粒径を維持することによって、そして界面活性剤の使用によって、維持され得る。微生物の作用の防止は、種々の抗菌剤および抗真菌剤(例えば、パラベン、クロロブタノール、フェノール、ソルビン酸、およびチメロサールなど)によって、もたらされ得る。
【0453】
滅菌注射可能溶液は、本開示による化合物を、必要量で、適切な溶媒中に、必要であれば上に列挙されたような種々の他の成分と一緒に組み込み、続いて滅菌濾過することによって、調製される。一般に、分散物は、種々の滅菌した活性成分を、基本的な分散媒および上に列挙されたものからの必要な他の成分を含む滅菌ビヒクルに組み込むことによって、調製される。滅菌注射可能溶液の調製のための滅菌粉末の場合、好ましい調製方法は、真空乾燥または凍結乾燥の技術であり、これらの技術は、予め滅菌濾過された溶液から、活性成分および任意のさらなる所望の成分の粉末を与える。好ましくは、非経口投与のために、滅菌注射可能溶液は、治療有効量、例えば、0.1mg〜700mgの本明細書中に記載される化合物を含有して調製される。しかし、実際に投与される化合物の量は通常、医師によって、関連する状況(処置されるべき状態、選択された投与経路、投与される実際の化合物およびその相対的な活性、個々の患者の年齢、体重および応答、ならびに患者の症状の重篤度などが挙げられる)を考慮して決定されることが理解される。
【0454】
経口投与は、本開示に従う化合物の別の投与経路である。投与は、カプセル剤または腸溶コーティングされた錠剤などを介し得る。本明細書中に記載される少なくとも1種の化合物を含有する薬学的組成物を作製する際に、この活性成分は通常、賦形剤により希釈され、そして/またはカプセル、サシェ、紙もしくは他の容器の形態であり得るようなキャリアに封入される。賦形剤が希釈剤として働く場合、この賦形剤は、固体、半固体、または液体物質(上記のような)の形態であり得、これは、活性成分のためのビヒクル、キャリアまたは媒体として働く。従って、これらの組成物は、錠剤、丸剤、散剤、ロゼンジ、サシェ剤、カシェ剤、エリキシル剤、懸濁剤、乳剤、液剤、シロップ、エアロゾル(固体または液体媒体として)、例えば10重量%までの活性化合物を含有する軟膏剤、軟ゼラチンカプセルおよび硬ゼラチンカプセル、滅菌注射可能溶液、ならびに滅菌包装された粉末の形態であり得る。
【0455】
適切な賦形剤のいくつかの例としては、ラクトース、デキストロース、スクロース、ソルビトール、マンニトール、デンプン、アカシアゴム、リン酸カルシウム、アルギネート、トラガカント、ゼラチン、ケイ酸カルシウム、微結晶性セルロース、ポリビニルピロリドン、セルロース、滅菌水、シロップ、およびメチルセルロースが挙げられる。これらの処方物は、以下のものをさらに含有し得る:滑沢剤(例えば、滑石、炭酸マグネシウム、および鉱油);湿潤剤;乳化剤および懸濁化剤;防腐剤(例えば、メチルヒドロキシ−ベンゾエートおよびプロピルヒドロキシ−ベンゾエート;甘味剤;ならびに矯味矯臭剤。
【0456】
本開示の組成物は、当該分野において公知である手順を使用することによって、患者への投与後に、活性成分の即時放出、徐放または遅延放出を提供するように、処方され得る。経口投与のための制御放出薬物送達系としては、ポリマーでコーティングされたレザバまたは薬物−ポリマーマトリックス処方物を含む、浸透圧ポンプ系および溶解系が挙げられる。制御放出系の例は、米国特許第3,845,770号;同第4,326,525号;同第4,902,514号;および同第5,616,345号に与えられている。本開示の方法において使用するための別の処方物は、経皮送達デバイス(「パッチ」)を使用する。このような経皮パッチは、本開示の化合物の連続的または不連続な注入を、制御された量で提供するために使用され得る。薬剤の送達のための経皮パッチの構築および使用は、当該分野において周知である。例えば、米国特許第5,023,252号、同第4,992,445号および同第5,001,139号を参照のこと。このようなパッチは、薬剤の連続的送達、拍出送達または要求に応じた送達のために、構築され得る。
【0457】
これらの組成物は、好ましくは、単位剤形に処方される。用語「単位剤形」とは、ヒト被験体および他の哺乳動物のためのユニタリ投薬量として適切な、物理的に不連続な単位であって、各単位が、所望の治療効果を生じるように計算された所定量の活性物質を、適切な薬学的賦形剤と一緒に含有するもの(例えば、錠剤、カプセル剤、アンプル)をいう。これらの化合物は一般に、薬学的に有効な量で投与される。好ましくは、経口投与のために、各投薬単位は、本明細書中に記載される化合物を1mg〜2g、あるいは100mg〜500mg含有し、そして非経口投与のために、好ましくは、本明細書中に記載される化合物を0.1mg〜700mg、あるいは0.1mg〜100mg含有する。しかし、実際に投与される化合物の量は通常、医師によって、関連する状況(処置されるべき状態、選択された投与経路、投与される実際の化合物およびその相対的な活性、個々の患者の年齢、体重および応答、ならびに患者の症状の重篤度などが挙げられる)を考慮して決定されることが理解される。
【0458】
錠剤などの固体組成物を調製するために、主要な活性成分は、薬学的賦形剤と混合されて、本開示の化合物の均質な混合物を含む固体予備処方組成物を形成する。これらの予備処方組成物が均質であるという場合、この活性成分がこの組成物全体にわたって等しく分布し、その結果、この組成物が等しく効果的な単位剤形(例えば、錠剤、丸剤およびカプセル剤)に容易に部分分割され得ることを意味する。
【0459】
本開示の錠剤または丸剤は、延長した作用という利点を与える剤形を与えるように、または胃の酸条件から保護するように、コーティングされ得るかまたは他の方法で配合され得る。例えば、錠剤または丸剤は、内部投薬成分および外部投薬成分を含み得、この外部投薬成分は、この内部投薬成分を覆うエンベロープの形態である。これらの2つの成分は、腸溶層によって分離され得、この腸溶層は、胃内での崩壊に抵抗し、そして内部成分が十二指腸内に無傷で入るように、または放出が遅くされるように働く。種々の物質が、このような腸溶層または腸溶コーティングのために使用され得、このような物質としては、多数のポリマー酸、ならびにポリマー酸と、シェラック、セチルアルコール、および酢酸セルロースなどの物質との混合物が挙げられる。
【0460】
吸入または注入のための組成物としては、薬学的に受容可能な水性または有機性の溶媒、あるいはこれらの混合物中の、溶液および懸濁物、ならびに粉末が挙げられる。液体または固体の組成物は、上記のような適切な薬学的に受容可能な賦形剤を含有し得る。好ましくは、これらの組成物は、局所効果または全身効果のために、口腔または鼻腔の呼吸経路によって投与される。好ましくは薬学的に受容可能な溶媒中の組成物は、不活性ガスの使用により噴霧され得る。噴霧された溶液は、噴霧デバイスから直接吸入され得るか、またはこの噴霧デバイスは、顔面マスクテントもしくは間欠的陽圧呼吸機に取り付けられ得る。溶液、懸濁物、または粉末の組成物は、好ましくは、適切な様式で処方物を送達するデバイスから経口投与または経鼻投与され得る。
【0461】
(併用療法) 本開示の遅延ナトリウムチャネル遮断薬の投与により処置される患者は、他の治療剤での処置から利益を受ける疾患または状態を頻繁に示す。これらの疾患または状態は、心臓血管の性質のものであり得るか、または肺障害、代謝障害、および胃腸障害などに関連し得る。さらに、本開示の遅延ナトリウムチャネル遮断薬の投与により処置されるいくらかの冠状血管の患者は、抗生物質、鎮痛薬、ならびに/または抗うつ薬および抗不安薬である治療剤での処置から利益を受け得る状態を示す。
【0462】
(心臓血管剤併用療法)
本開示の遅延ナトリウムチャネル遮断薬と他の治療剤との併用処置から利益を受け得る、心臓血管に関連する疾患または状態としては、限定されないが、狭心症(安定狭心症、不安定狭心症(UA)、運動誘発性狭心症、異型狭心症が挙げられる)、不整脈、間欠性跛行、心筋梗塞(非STE心筋梗塞(NSTEMI)が挙げられる)、肺高血圧症(肺動脈高血圧症が挙げられる)、心不全(うっ血性(または慢性)心不全および拡張期心不全、ならびに保存された駆出率を伴う心不全(拡張期機能不全)、急性心不全が挙げられる)、あるいは再発性虚血が挙げられる。
【0463】
心臓血管に関連する疾患または状態を処置するために適切な治療剤としては、抗狭心症剤、心不全剤、抗血栓剤、抗不整脈剤、抗高血圧症剤、および脂質低下剤が挙げられる。
【0464】
本開示の遅延ナトリウムチャネル遮断薬と、心臓血管に関連する状態を処置するために適切な治療剤との同時投与は、患者が現在受けている医療治療の標準の増強を可能にする。いくつかの実施形態において、本開示の遅延ナトリウムチャネル遮断薬は、ラノラジン(RANEXA(登録商標))と同時投与される。
【0465】
(抗狭心症剤)
抗狭心症剤としては、β遮断薬、カルシウムチャネル遮断薬、およびニトレートが挙げられる。β遮断薬は、心臓の仕事量を減少させることにより心臓の酸素要求を低下させて、心拍数の低下およびさほど活発でない心収縮をもたらす。β遮断薬の例としては、アセブトロール(Sectral(登録商標))、アテノロール(Tenormin(登録商標))、ベタキソロール(Kerlone(登録商標))、ビソプロロール/ヒドロクロロチアジド(Ziac(登録商標))、ビソプロロール(Zebeta(登録商標))、カルテオロール(Cartrol(登録商標))、エスモロール(Brevibloc(登録商標))、ラベタロール(Normodyne(登録商標)、Trandate(登録商標))、メトプロロール(Lopressor(登録商標)、Toprol(登録商標)XL)、ナドロール(Corgard(登録商標))、プロプラノロール(Inderal(登録商標))、ソタロール(Betapace(登録商標))、およびチモロール(Blocadren(登録商標))が挙げられる。
【0466】
ニトレートは、動脈および静脈を拡張させ、これによって、冠状血管の血流を増大させ、そして血圧を低下させる。ニトレートの例としては、ニトログリセリン、ニトレートパッチ、イソソルビドジニトレート、およびイソソルビド−5−モノニトレートが挙げられる。
【0467】
カルシウムチャネル遮断薬は、心臓および血管の細胞内へのカルシウムの通常の流入を防止し、血管を弛緩させ、これによって、心臓への血液および酸素の供給を増大させる。カルシウムチャネル遮断薬の例としては、アムロジピン(Norvasc(登録商標)、Lotrel(登録商標))、ベプリジル(Vascor(登録商標))、ジルチアゼム(Cardizem(登録商標)、Tiazac(登録商標))、フェロジピン(Plendil(登録商標))、ニフェジピン(Adalat(登録商標)、Procardia(登録商標))、ニモジピン(Nimotop(登録商標))、ニソルジピン(Sular(登録商標))、ベラパミル(Calan(登録商標)、Isoptin(登録商標)、Verelan(登録商標))、およびニカルジピンが挙げられる。
【0468】
(心不全剤)
心不全を処置するために使用される剤としては、利尿薬、ACEインヒビター、血管拡張薬、および強心配糖体が挙げられる。利尿薬は、組織および循環中の過剰な流体を排除し、これによって、心不全の症状の多くを軽減する。利尿薬の例としては、ヒドロクロロチアジド、メトラゾン(Zaroxolyn(登録商標))、フロセミド(Lasix(登録商標))、ブメタニド(Bumex(登録商標))、スピロノラクトン(Aldactone(登録商標))、およびエプレレノン(eplerenone)(Inspra(登録商標))が挙げられる。
【0469】
アンギオテンシン変換酵素(ACE)インヒビターは、血管を拡張させて血流に対する抵抗を低下させることによって、心臓の仕事量を低下させる。ACEインヒビターの例としては、ベナゼプリル(Lotensin(登録商標))、カプトプリル(Capoten(登録商標))、エナラプリル(Vasotec(登録商標))、ホシノプリル(Monopril(登録商標))、リシノプリル(Prinivil(登録商標)、Zestril(登録商標))、モエキシプリル(Univasc(登録商標))、ペリンドプリル(Aceon(登録商標))、キナプリル(Accupril(登録商標))、ラミプリル(Altace(登録商標))、およびトランドラプリル(Mavik(登録商標))が挙げられる。
【0470】
血管拡張薬は、血管を弛緩させて拡張させることによって、血管に対する圧力を低下させる。血管拡張薬の例としては、ヒドララジン、ジアゾキシド、プラゾシン、クロニジン、およびメチルドパが挙げられる。ACEインヒビター、ニトレート、カリウムチャネルアクチベーター、およびカルシウムチャネル遮断薬もまた、血管拡張薬として働く。
【0471】
強心配糖体とは、心臓の収縮力を増強する化合物である。これらの化合物は、心臓のポンプ能力を強化し、そして不規則な心拍活性を改善する。強心配糖体の例としては、ジギタリス、ジゴキシン、およびジギトキシンが挙げられる。
【0472】
(抗血栓剤)
抗血栓剤は、血液が凝固する能力を阻害する。3つの主要な型の抗血栓剤(血小板インヒビター、抗凝固剤、および血栓崩壊剤)が存在する。
【0473】
血小板インヒビターは、血小板が凝固する能力を阻害し、これによって、動脈内の血餅を減少させる。血小板インヒビターの例としては、アセチルサリチル酸(アスピリン)、チクロピジン、クロピドグレル(Plavix(登録商標))、プラスグレル(prasugrel)(Effient(登録商標))、ジピリダモール、シロスタゾール、ペルサンチン スルフィンピラゾン、ジピリダモール、インドメタシン、ならびに糖タンパク質llb/lllaインヒビター(例えば、アブシキシマブ、チロフィバン(tirofiban)、およびエピチフィバチド(eptifibatide)(Integrelin(登録商標)))が挙げられる。β遮断薬およびカルシウムチャネル遮断薬もまた、血小板阻害効果を有する。
【0474】
抗凝固剤は、血餅がより大きく成長することを防止し、そして新たな血餅の形成を防止する。抗凝固剤の例としては、ビバリルジン(bivalirudin)(Angiomax(登録商標))、ワルファリン(Coumadin(登録商標))、未分画ヘパリン、低分子量ヘパリン、ダナパロイド、レピルジン(lepirudin)、およびアルガトロバンが挙げられる。
【0475】
血栓崩壊剤は、存在する血餅を破壊するように働く。血栓崩壊剤の例としては、ストレプトキナーゼ、ウロキナーゼ、およびテネクテプラセ(tenecteplase)(TNK)、ならびに組織プラスミノゲンアクチベーター(t−PA)が挙げられる。
【0476】
(抗不整脈剤)
抗不整脈剤は、心拍数および律動の障害を処置するために使用される。抗不整脈剤の例としては、アミオダロン、ドロネダロン(dronedarone)、キニジン、プロカインアミド、リドカイン、およびプロパフェノンが挙げられる。強心配糖体およびβ遮断薬もまた、抗不整脈剤として使用される。
【0477】
アミオダロンおよびドロネダロンとの組み合わせは、特に興味のあるものである(米国特許出願公開第2010/0056536号および米国特許出願公開第2011/0183990号を参照のこと。これらの全体は、本明細書中に参考として援用される)。
【0478】
(抗高血圧症剤)
抗高血圧症剤は、高血圧症(血圧が正常よりもかなり高い状態)を処置するために使用される。高血圧症は、心臓血管疾患の多くの局面(うっ血性心不全、アテローム性動脈硬化症、および血餅形成が挙げられる)に関連する。抗高血圧症剤の例としては、α−1−アドレナリン作用性アンタゴニスト(例えば、プラゾシン(Minipress(登録商標))、メシル酸ドキサゾシン(Cardura(登録商標))、塩酸プラゾシン(Minipress(登録商標))、プラゾシン、ポリチアジド(Minizide(登録商標))、および塩酸テラゾシン(Hytrin(登録商標)));β−アドレナリン作用性アンタゴニスト(例えば、プロプラノロール(Inderal(登録商標))、ナドロール(Corgard(登録商標))、チモロール(Blocadren(登録商標))、メトプロロール(Lopressor(登録商標))、およびピンドロール(Visken(登録商標)));中枢α−アドレナリンレセプターアゴニスト(例えば、塩酸クロニジン(Catapres(登録商標))、塩酸クロニジンとクロルタリドン(Clorpres(登録商標)、Combipres(登録商標))、酢酸グアナベンズ(Wytensin(登録商標))、塩酸グアンファシン(Tenex(登録商標))、メチルドパ(Aldomet(登録商標))、メチルドパとクロロチアジド(Aldoclor(登録商標))、メチルドパとヒドロクロロチアジド(Aldoril(登録商標)));合わせたα/β−アドレナリン作用性アンタゴニスト(例えば、ラベタロール(Normodyne(登録商標)、Trandate(登録商標))、カルベディロール(Coreg(登録商標)));アドレナリン作用性ニューロン遮断剤(例えば、グアネチジン(Ismelin(登録商標))、レセルピン(Serpasil(登録商標)));中枢神経系作用抗高血圧症薬(例えば、クロニジン(Catapres(登録商標))、メチルドパ(Aldomet(登録商標))、グアナベンズ(Wytensin(登録商標)));抗アンギオテンシンII剤;ACEインヒビター(例えば、ペリンドプリル(Aceon(登録商標)) カプトプリル(Capoten(登録商標))、エナラプリル(Vasotec(登録商標))、リシノプリル(Prinivil(登録商標)、Zestril(登録商標)));アンギオテンシン−IIレセプターアンタゴニスト(例えば、カンデサルタン(Atacand(登録商標))、エプロサルタン(Eprosartan)(Teveten(登録商標))、イルベサルタン(Irbesartan)(Avapro(登録商標))、ロサルタン(Cozaar(登録商標))、テルミサルタン(Micardis(登録商標))、バルサルタン(Diovan(登録商標)));カルシウムチャネル遮断薬(例えば、ベラパミル(Calan(登録商標)、Isoptin(登録商標))、ジルチアゼム(Cardizem(登録商標))、ニフェジピン(Adalat(登録商標)、Procardia(登録商標)));利尿薬;直接血管拡張薬(例えば、ニトロプルシド(Nipride(登録商標))、ジアゾキシド(Hyperstat(登録商標)IV)、ヒドララジン(Apresoline(登録商標))、ミノキシジル(Loniten(登録商標))、ベラパミル);ならびにカリウムチャネルアクチベーター(例えば、アプリカリム(aprikalim)、ビマカリム(bimakalim)、クロマカリム、エマカリム(emakalim)、ニコランジル、およびピナシジル)が挙げられる。
【0479】
(脂質低下剤)
脂質低下剤は、血液中に存在するコレステロールまたは脂肪糖の量を低下させるために使用される。脂質低下剤の例としては、ベザフィブラート(Bezalip(登録商標))、シプロフィブラート(Modalim(登録商標))、ならびにスタチン(例えば、アトルバスタチン(Lipitor(登録商標))、フルバスタチン(Lescol(登録商標))、ロバスタチン(Mevacor(登録商標)、Altocor(登録商標))、メバスタチン、ピタバスタチン(Livalo(登録商標)、Pitava(登録商標)) プラバスタチン(Lipostat(登録商標))、ロスバスタチン(Crestor(登録商標))、およびシンバスタチン(Zocor(登録商標)))が挙げられる。
【0480】
本開示において、急性冠状血管疾患を提示する患者は頻繁に、二次的な医学的状態(例えば、代謝障害、肺障害、末梢脈管傷害、または胃腸障害のうちの1つ以上)に悩まされる。このような患者は、この患者に、本明細書中に開示されるような化合物(例えば、式I、IA、IB、II、IIA、IIB、III、IIIA、IV、V、VI、VIII、VIIIA、IX、X、XIIまたはXIII)を少なくとも1種の治療剤と組み合わせて投与することを包含する併用療法の処置から利益を得ることができる。
【0481】
(肺障害併用療法)
肺障害とは、肺に関連する任意の疾患または状態をいう。肺障害の例としては、限定されないが、喘息、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、気管支炎、および気腫が挙げられる。
【0482】
肺障害を処置するために使用される治療剤の例としては、気管支拡張薬(β2アゴニストおよび抗コリン作用性剤が挙げられる)、コルチコステロイド、ならびに電解質補充剤が挙げられる。肺障害を処置するために使用される治療剤の具体例としては、エピネフリン、テルブタリン(Brethaire(登録商標)、Bricanyl(登録商標))、アルブテロール(Proventil(登録商標))、サルメテロール(Serevent(登録商標)、Serevent Diskus(登録商標))、テオフィリン、イプラトロピウムブロミド(Atrovent(登録商標))、チオトロピウム(Spiriva(登録商標))、メチルプレドニゾロン(Solu−Medrol(登録商標)、Medrol(登録商標))、マグネシウム、およびカリウムが挙げられる。
【0483】
(代謝障害併用療法)
代謝障害の例としては、限定されないが、糖尿病(I型糖尿病およびII型糖尿病が挙げられる)、代謝症候群、脂質異常症、肥満症、グルコース不耐症、高血圧症、上昇した血清中コレステロール、および上昇したトリグリセリドが挙げられる。
【0484】
代謝障害治療剤を処置するために使用される治療剤の例としては、上記「心臓血管剤併用療法」の節に記載されるような、抗高血圧症剤および脂質低下剤が挙げられる。代謝障害を処置するために使用されるさらなる治療剤としては、インスリン、スルホニル尿素、ビグアナイド、α−グルコシダーゼインヒビター、およびインクレチン模倣物が挙げられる。
【0485】
(末梢脈管障害併用療法)
末梢脈管障害とは、心臓および血管の外側に位置する血管(動脈および静脈)に関連する障害であり、例えば、末梢動脈疾患(PAD)(血液を内臓、腕および脚に供給する動脈がアテローム性動脈硬化症の結果として完全にかまたは部分的に遮断される場合に発症する状態)が挙げられる。
【0486】
(胃腸障害併用療法)
胃腸障害とは、胃腸路に関連する疾患および状態をいう。胃腸障害の例としては、胃食道逆流性疾患(GERD)、炎症性腸疾患(IBD)、胃腸炎、胃炎および消化性潰瘍疾患、ならびに膵臓炎が挙げられる。
【0487】
胃腸障害治療剤を処置するために使用される治療剤の例としては、プロトンポンプインヒビター(例えば、パントプラゾール(Protonix(登録商標))、ランソプラゾール(Prevacid(登録商標))、エスオメプラゾール(esomeprazole)(Nexium(登録商標))、オメプラゾール(Prilosec(登録商標))、ラベプラゾール);H2遮断薬(例えば、シメチジン(Tagamet(登録商標))、ラニチジン(Zantac(登録商標))、ファモチジン(Pepcid(登録商標))、ニザチジン(Axid(登録商標)));プロスタグランジン(例えば、ミソプロストール(Cytotec(登録商標)));スクラルファート;ならびに制酸薬が挙げられる。
【0488】
(抗生物質、鎮痛薬、抗うつ薬および抗不安薬併用療法)
急性冠状血管疾患事象を提示する患者は、抗生物質、鎮痛薬、抗うつ薬および抗不安薬である1種以上の治療剤を本明細書中に開示されるような化合物(例えば、式I、IA、IB、II、IIA、IIB、III、IIIA、IV、V、VI、VIII、VIIIA、IX、X、XIIまたはXIII)と組み合わせて投与することから利益を得る状態を示し得る。
【0489】
(抗生物質)
抗生物質とは、微生物(細菌と真菌との両方を含む)を殺傷するか、またはその増殖を停止させる治療剤である。抗生物質剤の例としては、β−ラクタム抗生物質(ペニシリン(アモキシシリン)が挙げられる)、セファロスポリン(例えば、セファゾリン、セフロキシム、セファドロキシル(Duricef(登録商標))、セファレキシン(Keflex(登録商標))、セファラジン(Velosef(登録商標))、セファクロール(Ceclor(登録商標))、セフロキシム・アキセチル(Cefuroxime axtel)(Ceftin(登録商標))、セフプロジル(Cefzil(登録商標))、ロラカルベフ(loracarbef)(Lorabid(登録商標))、セフィキシム(Suprax(登録商標))、セフポドキシム・プロキセチル(Vantin(登録商標))、セフチブテン(Cedax(登録商標))、セフジニル(Omnicef(登録商標))、セフトリアキソン(Rocephin(登録商標))、カルバペネム類、およびモノバクタム);テトラサイクリン類(例えば、テトラサイクリン);マクロライド抗生物質(例えば、エリスロマイシン);アミノグリコシド(例えば、ゲンタマイシン、トブラマイシン、アミカシン);キノロン類(例えば、シプロフロキサシン);環状ペプチド(例えば、バンコマイシン、ストレプトグラミン(streptogramins)、ポリミキシン);リンコサミド(lincosamides)(例えば、クリンダマイシン);オキサゾリジノン類(例えば、リネゾリド);ならびにサルファ抗生物質(例えば、スルフイソキサゾール)が挙げられる。
【0490】
(鎮痛薬)
鎮痛薬とは、疼痛を軽減するために使用される治療剤である。鎮痛薬の例としては、アヘン製剤およびモルフィノ模倣物(morphinomimetics)(例えば、フェンタニールおよびモルヒネ);パラセタモール;NSAID、およびCOX−2インヒビターが挙げられる。本開示の遅延ナトリウムチャネル遮断薬がNa 1.7および1.8ナトリウムチャネルの阻害を介して神経因性疼痛を処置する能力を考慮して、鎮痛薬の組み合わせが特に想定される。米国特許出願公開第20090203707号を参照のこと。
【0491】
(抗うつ薬および抗不安薬)
抗うつ薬および抗不安薬としては、不安障害およびうつ病を処置するために使用される剤、ならびに鎮静剤およびトランキライザー(tranquiller)として使用される剤が挙げられる。抗うつ薬および抗不安薬の例としては、ベンゾジアゼピン(例えば、ジアゼパム、ロラゼパム、およびミダゾラム);ベンゾジアゼピン(enzodiazepines);バルビツレート;グルテチミド;抱水クロラール;メプロバメート;セルトラリン(Zoloft(登録商標)、Lustral(登録商標)、Apo−Sertral(登録商標)、Asentra(登録商標)、Gladem(登録商標)、Serlift(登録商標)、Stimuloton(登録商標));エスシタロプラム(escitalopram)(Lexapro(登録商標)、Cipralex(登録商標));フルオキセチン(Prozac(登録商標)、Sarafem(登録商標)、Fluctin(登録商標)、Fontex(登録商標)、Prodep(登録商標)、Fludep(登録商標)、Lovan(登録商標));ベンラファキシン(Effexor(登録商標)XR、Efexor(登録商標));シタロプラム(Celexa(登録商標)、Cipramil(登録商標)、Talohexane(登録商標));パロキセチン(Paxil(登録商標)、Seroxat(登録商標)、Aropax(登録商標));トラゾドン(Desyrel(登録商標));アミトリプチリン(Elavil(登録商標));ならびにブプロピオン(Wellbutrin(登録商標)、Zyban(登録商標))が挙げられる。
【0492】
従って、本開示の1つの局面は、本開示の遅延ナトリウムチャネル遮断薬および少なくとも1種の治療剤を含有する組成物を提供する。代替の実施形態において、この組成物は、本開示の遅延ナトリウムチャネル遮断薬および少なくとも2種の治療剤を含有する。さらなる代替の実施形態において、この組成物は、本開示の遅延ナトリウムチャネル遮断薬および少なくとも3種の治療剤、本開示の遅延ナトリウムチャネル遮断薬および少なくとも4種の治療剤、または本開示の遅延ナトリウムチャネル遮断薬および少なくとも5種の治療剤を含有する。
【0493】
併用療法の方法としては、本開示の遅延ナトリウムチャネル遮断薬および1種以上の治療剤を含有する1つの処方物の同時投与、本開示の遅延ナトリウムチャネル遮断薬および1種以上の治療剤を含有する1種より多い処方物の本質的に同時の投与、ならびに本開示の遅延ナトリウムチャネル遮断薬と1種以上の治療剤との任意の順序での連続的な投与(この場合好ましくは、本開示の遅延ナトリウムチャネル遮断薬と1種以上の治療剤とがそれらの治療効果を同時に与える期間が存在する)が挙げられる。
【0494】
(6.実施例の化合物の合成) 本開示の化合物は、本明細書中に開示される方法、ならびに本明細書中の開示および当該分野において周知である方法を考慮して明らかになる慣用的な改変を使用して、調製され得る。従来の周知の合成方法を、本明細書中の教示に加えて使用し得る。本明細書中に記載される代表的な化合物(例えば、式I、IA、IB、II、IIA、IIB、III、IIIA、IV、V、VI、VIII、VIIIA、IX、X、XIIまたはXIIIのうちの1つ以上により記載される構造を有する化合物)の合成は、以下の実施例に記載されるように達成され得る。利用可能であれば、試薬は、市販で購入され得る(例えば、Sigma Aldrichまたは他の化学物質供給者から)。
【0495】
(一般合成)
本開示に従う化合物の代表的な実施形態は、以下に記載される一般反応スキームを使用して合成され得る。本明細書中の記載を考慮すると、これらの一般スキームは、出発物質を類似の構造を有する他の物質で置き換えることにより変更されて、対応して異なる生成物を得ることができることが明らかである。合成の説明の結果として、対応する生成物を与えるために出発物質がどのように変更され得るかの多数の例が与えられる。置換基が定義されている所望の生成物を考慮して、必要な出発物質は一般に、検査によって決定され得る。出発物質は代表的に、市販の源から得られるか、または公開された方法を使用して合成される。本開示の実施形態である化合物を合成するために、合成されるべき化合物の構造の検査は、各置換基の同定を提供する。最終生成物の正体は一般に、本明細書中の実施例を考慮して、簡単な調査プロセスによって、必要な出発物質の正体を明らかにする。
【0496】
(合成反応パラメータ)
本開示の化合物は、容易に入手可能な出発物質から、例えば、以下の一般方法および手順を使用して、調製され得る。代表的または好ましいプロセス条件(すなわち、反応温度、時間、反応物質のモル比、溶媒、圧力など)が与えられる場合、他に記載されない限り、他のプロセス条件もまた使用され得ることが理解される。最適な反応条件は、使用される特定の反応物質または溶媒と共に変わり得るが、このような条件は、当業者によって、慣用的な最適化手順によって決定され得る。
【0497】
さらに、当業者に明らかであるように、特定の官能基が望ましくない反応を起こすことを防ぐために、従来の保護基が必要であり得る。種々の官能基のために適切な保護基、ならびに特定の官能基を保護および脱保護するために適切な条件は、当該分野において周知である。例えば、多数の保護基が、T.W.GreeneおよびG.M.Wuts(1999)Protecting Groups in Organic Synthesis,第3版,Wiley,New York、およびそこに引用される参考文献に記載されている。
【0498】
さらに、本開示の化合物は、1つ以上のキラル中心を含み得る。従って、所望であれば、このような化合物は、純粋な立体異性体として(すなわち、個々のエナンチオマーもしくはジアステレオマーとして)、または立体異性体が富化された混合物として、調製または単離され得る。全てのこのような立体異性体(および富化された混合物)は、他に示されない限り、本開示の範囲内に含まれる。純粋な立体異性体(または富化された混合物)は、例えば、当該分野において周知である光学活性な出発物質または立体選択的な試薬を使用して、調製され得る。あるいは、このような化合物のラセミ混合物は、例えば、キラルカラムクロマトグラフィー、およびキラル分割剤などを使用して調製され得る。
【0499】
以下の反応のための出発物質は、一般に公知の化合物であるか、または公知の手順もしくはその種々の改変によって調製され得る。例えば、出発物質の多くは、Aldrich Chemical Co.(Milwaukee,Wisconsin,USA)、Bachem(Torrance,California,USA)、Emka−ChemceまたはSigma(St.Louis,Missouri,USA)などの市販の供給者から入手可能である。他の物は、FieserおよびFieser’s Reagents for Organic Synthesis,第1巻〜第15巻(John Wiley,and Sons,1991)、Rodd’s Chemistry of Carbon Compounds,第1巻〜第5巻、および補遺(Elsevier Science Publishers,1989)、Organic Reactions,第1巻〜第40巻(John Wiley,and Sons,1991)、March’s Advanced Organic Chemistry,(John Wiley,and Sons,第5版,2001)、ならびにLarock’s Comprehensive Organic Transformations(VCH Publishers Inc.,1989)などの標準的な参考書に記載される手順またはその明らかな改変によって、調製され得る。
【0500】
用語「溶媒」、「不活性有機溶媒」または「不活性溶媒」とはそれに関連して記載される反応の条件下で不活性である溶媒(例えば、ベンゼン、トルエン、アセトニトリル、テトラヒドロフラン(「THF」)、ジメチルホルムアミド(「DMF」)、クロロホルム、塩化メチレン(またはジクロロメタン)、ジエチルエーテル、メタノール、およびピリジンなどが挙げられる)をいう。逆のことが特定されない限り、本開示の反応において使用される溶媒は、不活性有機溶媒であり、そしてこれらの反応は、不活性気体(好ましくは、窒素)下で行われる。
【0501】
用語「q.s.」とは、記載される機能を達成するため(例えば、溶液を所望の体積(すなわち、100%)にするため)に充分な量を加えることを意味する。
【0502】
(式Iの化合物の合成) 式I(および式IA、IB、II、IIA、IIB、III、IIIA、IV、V、VI、VIII、VIIIA、IX、X、XIIまたはXIII)の化合物は代表的に、最初に分子コア1−1を提供し、次いで、所望の−Q−R置換基を適切なカップリング条件(例えば、Suzukiカップリング)を使用して、そして所望の−R置換基を適切な置換条件を使用して、付着させることによって、調製される。これらのプロセスは、式Iの化合物の合成について、スキーム1において下に示されている。ここで−Q−Rは、スキーム1に示される式1−1、1−2、1−3およびIの各々において、ZまたはZのいずれかにあり、ここでブロモおよび/または−Q−Rは、スキーム1に示される式の各々において、ZまたはZのいずれかにある。
【0503】
【化69】
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【0504】
一般に、式1−1のハロゲン化化合物(この場合、臭素化化合物)は、式RQ−B(OH)の適切に置換されたボロン酸誘導体、またはそのボロン酸エステルと、不活性溶媒(例えば、水性N,N−ジメチルホルムアミド)中で、マイルドな塩基(例えば、炭酸カリウムまたは重炭酸ナトリウム)の存在下で反応させられる。この反応は代表的に、適切な配位子を有する金属触媒(例えば、ジクロロビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II))の存在下で、約120℃〜170℃の温度で約10分間〜約1時間にわたって、またはより低い温度(すなわち、90℃〜110℃)で2日間〜5日間行われる。この反応が実質的に完了すると、式Iの生成物が、従来の手段により単離される。
【0505】
置換基は、(スキーム1に示されるように)R部分のの付加前、または付加後のいずれかに修飾され得ることが、理解される。R部分は、スキーム1に示されるように、コア1−1に、置換反応条件下で、式LG−R(ここでLGは、ハロ、ヒドロキシル、またはアルコキシなどの脱離基である)の適切な試薬を用いてカップリングされ得る。代表的な置換反応条件は、塩基(例えば、炭酸カリウム(ssium carbonate)、重炭酸ナトリウム、およびトリエチルアミンなど)の存在、極性非プロトン性溶媒(N,N−ジメチルホルムアミド)中、ならびに必要に応じて、約100℃〜150℃、またはマイクロ波中の高温を含む。また、R置換基がヘテロアリール環を含む場合、このヘテロアリール環は、−Q−R部分の付加前または付加後に合成および環化され得る。
【0506】
(任意のコア合成)
特定の実施形態において、コアは、−Q−R置換基の付加前または付加後に合成され得る(スキーム2)。例えば、式2−8(すなわち、式IA、II、IIA、IIB、IV、V、VI VIII、X、XIIおよびXIII)の3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン化合物の合成のためのこのような代替の経路が、下のスキーム2に示されており、ここでブロモおよび/または−Q−Rは、スキーム2に示される式の各々において、ZまたはZのいずれかにある。
【0507】
【化70】
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【0508】
1つの実施形態において、式2−3の化合物は、式2−1の化合物から、適切に保護されたアミノアルコール2−2とのアミド形成によって提供され得、ここでPGは、保護基(例えば、ベンジル)である。式2−3の化合物は、式RQ−B(OH)の適切に置換されたボロン酸誘導体またはそのボロン酸エステルと、代表的なカップリング反応条件下でカップリングされる。代表的なカップリング反応条件は、不活性溶媒(例えば、水性N,N−ジメチルホルムアミド)、マイルドな塩基(例えば、炭酸カリウムまたは重炭酸ナトリウム)の存在下である。この反応は代表的に、適切な配位子を有する金属触媒(例えば、ジクロロビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II))の存在下、約120℃〜170℃の温度で約10分間〜約1時間、またはより低い温度(すなわち、90℃〜110℃)で2日〜5日間、行われる。この反応が実質的に完了したときに、式2−4の化合物は、従来の手段により単離され得る。式2−4の化合物は、水素化ナトリウムを使用して、適切な溶媒(例えば、ジメチルホルムアミド)中で環化して式2−5の化合物を与える。適切な条件下での脱保護は、式2−6の化合物を与える。
【0509】
別の実施形態において、式2−8の化合物は、市販の式2−7の化合物から、アジ化ナトリウムを使用して調製される。式2−6の化合物は、式2−8の化合物から、式RQ−B(OH)の適切に置換されたボロン酸誘導体またはそのボロン酸エステルとの、上記のような代表的なカップリング反応条件下での反応によって得られ得る。
【0510】
部分は、式2−6の化合物に、置換反応条件下で、式LG−R(ここでLGは、ハロ、ヒドロキシル、またはアルコキシなどの脱離基である)の適切な試薬を用いて、スキーム1に示されるようにカップリングされて、3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オンである式2−9の化合物を与え得る。代表的な置換反応条件は、塩基(例えば、炭酸カリウム(ssium carbonate)、重炭酸ナトリウム、およびトリエチルアミンなど)の存在下、極性非プロトン性溶媒(例えば、N,N−ジメチルホルムアミド)中、必要に応じて、約100℃〜150℃の高温またはマイクロ波中を含む。
【0511】
2,3,4,5−テトラヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピンである式3−2(すなわち、式IIIおよびIIIA)の化合物は、式2−6の化合物から、下のスキーム3に示されるように合成され、ここで−Q−Rは、スキーム2に示される式の各々において、C7またはC8のいずれかにある。
【0512】
【化71】
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【0513】
1つの実施形態において、式3−1の化合物は、適切に保護されたアミノアルコール2−2とのアミド形成による、式2−6の化合物の還元から得られ得、ここでPGは、保護基(例えば、ベンジル)である。R部分は、スキーム1に示されるように、置換反応条件下で、式LG−R(ここでLGは、ハロ、ヒドロキシル、またはアルコキシなどの脱離基である)の適切な試薬を用いて、式2−6の化合物とカップリングされて、式3−2の化合物を与え得る。
【0514】
式4−3(すなわち、式IX)の化合物は、以下のスキーム4に示されるように合成され、ここで−Q−Rは、スキーム2に示される式の各々において、C7またはC8のいずれかにある。
【0515】
【化72】
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【0516】
1つの実施形態において、式4−3の化合物は、式4−1の化合物から、アミノアルコール4−2を用いるスルホンアミド形成によって提供され得る。式4−3の化合物は、式RQ−B(OH)の適切に置換されたボロン酸誘導体またはそのボロン酸エステルと、代表的なカップリング反応条件下で、スキーム2に議論されるようにカップリングされる。式4−4の化合物は、水素化ナトリウムを使用して、適切な溶媒(例えば、ジメチルホルムアミド)中で、環化して式5−5の化合物を与える。
【0517】
部分は、スキーム1に示されるように、式LG−R(ここでLGは、ハロ、ヒドロキシル、またはアルコキシなどの脱離基である)の適切な試薬を用いて、置換反応条件下で、式4−5の化合物にカップリングされて、式4−6の化合物を与え得る。代表的な置換反応条件は、塩基(例えば、炭酸カリウム(ssium carbonate)、重炭酸ナトリウム、およびトリエチルアミンなど)の存在、極性非プロトン性溶媒(例えば、N,N−ジメチルホルムアミド)中、ならびに必要に応じて、約100℃〜150℃またはマイクロ波中の高温を含む。
【0518】
任意の置換基の付加は、多数の異性体生成物の生成をもたらし得、これらの異性体のいずれかまたは全ては、従来の技術を使用して単離および精製され得ることもまた、理解される。
【実施例】
【0519】
以下の実施例は、本開示の好ましい実施形態を実証するために含まれる。以下の実施例に開示される技術は、本発明者によって、本開示の実施において良好に機能することが見出された技術を代表すること、従って、本開示の実施のための好ましい形態を構成するとみなされ得ることが、当業者によって理解されるべきである。しかし、当業者は、本開示を考慮して、開示される特定の実施形態において変更がなされ得、依然として本開示の趣旨および範囲から逸脱することなく同様の結果または類似の結果を与え得ることを、理解するべきである。
【0520】
【表1A-1】
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【0521】
【表1A-2】
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【0522】
【表1A-3】
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【0523】
(実施例)
(実施例1) 7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物II−74)
【0524】
【化73】
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【0525】
市販の6−ブロモクロマン−4−オン(1.0g,3mmol)を10mLのメタンスルホン酸に溶解させた。この溶液を氷浴を使用して冷却し、そしてアジ化ナトリウム(0.30g,4.5mmol)を45分間かけて添加した。この混合物を室温で16時間撹拌した。この混合物を、濃HClを使用して中和した。得られた固体を濾過し、そして水で洗浄して、化合物1−Aを、分析上純粋なサンプルとして得た。
【0526】
Suzukiカップリング反応のために、以下の条件を適用した:化合物1−A(1当量)、置換ボロン酸またはボロン酸エステル(1.2当量)および塩基である重炭酸ナトリウム(3当量)の、溶媒(4:1の比のDMF:水)中の懸濁物に、パラジウム触媒であるPd(dppf)Cl(10mol%)を添加し、そして80℃で2〜4時間加熱した。この反応の進行をLCにより追跡し、そして完了後、この反応混合物をセライトで濾過し、酢酸エチルで洗浄した。その濾液を濃縮し、そして分取TLC/分取HPLCまたはカラムクロマトグラフィーにより精製して、化合物II−74を得た。
【0527】
(実施例2) 4−(ピリミジン−2−イルメチル)−7−((4−(トリフルオロメチル)フェニル)エチニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物VIII−6)
【0528】
【化74】
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【0529】
化合物2−Aを、化合物1−Aから、実施例1に従って、1−エチニル−4−(トリフルオロメチル)ベンゼンをボロン酸の代わりに使用して調製した。
【0530】
2−A(1当量)のDMF中の溶液に、対応するハロゲン化物(1.3当量)を添加した。この混合物に、水素化ナトリウム(油中60%分散物,2mmol)を添加し、そして室温で10分間撹拌し、その後、80℃で24時間加熱した。この反応混合物を水でクエンチし、酢酸エチル(100mL)で抽出した。その有機層を水、ブラインで洗浄し、そして硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして濃縮した。そして分取TLC/分取HPLCまたはカラムクロマトグラフィーを使用して精製して、化合物VIII−6を得た。
【0531】
H−NMR (CDCl)δ8.71 (d, 2H, J = 4.4 Hz), 8.20 (d, 1H, J = 2.4 Hz), 7.55−7.59 (m, 5H), 7.20 (t, 1H, J = 4.8 Hz), 7.01 (d, 1H, J = 8.4 Hz), 5.08 (s, 2H), 4.58 (t, 2H, J = 4.6 Hz), 3.76 (t, 2H, J = 5.0 Hz);MS m/z 424.1 (M+H)。
【0532】
(実施例3) 4−(ピリジン−2−イルメチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物II−72)
【0533】
【化75】
[この文献は図面を表示できません]
【0534】
化合物II−72を、実施例1に従って、適切な出発物質を使用して調製した。H−NMR (CDCl)δ8.81 (d, 1H, J = 5.6 Hz), 8.27 (t, 1H, J = 7.8 Hz), 8.07 (d, 1H, J = 8.4 Hz), 8.02 (d, 1H, J = 2.4 Hz), 7.75 (t, 1H, J = 6.4 Hz), 7.65 (dd, 1H, J = 8.6, 2.6 Hz), 7.58 (dd, 2H, J = 4.8, 2.8 Hz ), 7.28 (d, 2H, J = 8.4 Hz), 7.12 (d, 1H, J = 8.4 Hz), 5.24 (s, 2H), 4.39 (t, 2H, J = 5.0 Hz), 3.85 (t, 2H, J = 5.0 Hz);MS m/z 415.1 (M+H)。
【0535】
(実施例4) 4−(ピリジン−3−イルメチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物II−70)
【0536】
【化76】
[この文献は図面を表示できません]
【0537】
化合物II−70を、実施例1に従って、適切な出発物質を使用して調製した。H−NMR (CDCl)δ9.00 (s, 1H), 8.75 (d, 1H, J = 5.2 Hz), 8.47 (d, 1H, J = 7.6 Hz), 8.05 (d, 1H, J = 2.4 Hz), 7.83 (dd, 1H, J = 7.8, 5.4 Hz), 7.66 (dd, 1H, J = 8.8, 2.4 Hz ), 7.60 (d, 2H, J = 8.4 Hz), 7.28 (d, 2H, J = 8.4 Hz), 7.13 (d, 1H, J = 8.0 Hz), 4.99 (s, 2H), 4.37 (t, 2H, J = 5.0 Hz), 3.67 (t, 2H, J = 5.0 Hz);MS m/z 415.1 (M+H)。
【0538】
(実施例5) 4−(2−(ピリミジン−2−イルオキシ)エチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物II−69)
【0539】
【化77】
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【0540】
化合物II−69を、実施例1に従って、適切な出発物質を使用して調製した。H−NMR (CDCl)δ8.53 (d, 2H, J = 4.8 Hz), 8.03 (d, 1H, J = 2.4 Hz), 7.58−7.61 (m, 3H), 7.27 (d, 2H, J = 5.2 Hz), 7.07 (d, 1H, J = 8.0 Hz), 6.97 (t, 1H, J = 4.8 Hz), 4.66 (t, 2H, J = 4.8 Hz), 4.51 (t, 2H, J = 5.2 Hz), 4.07 (t, 2H, J = 5.0 Hz), 3.78 (t, 2H, J = 5.0 Hz);MS m/z 468.0 (M+Na)。
【0541】
(実施例6) 4−(4−フルオロベンジル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物II−62)
【0542】
【化78】
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【0543】
化合物II−62を、実施例1に従って、適切な出発物質を使用して調製した。H−NMR (CDCl)δ8.10 (d, 1H, J = 2.8 Hz), 7.60−7.63 (m, 3H), 7.35 (dd, 2H, J = 8.4, 1.2 Hz), 7.28 (d, 2H, J = 8.0 Hz), 7.03−7.09 (m, 3H), 4.82 (s, 2H), 4.22 (t, 2H, J = 5.2 Hz), 3.51 (t, 2H, J = 5.2 Hz);MS m/z 432.1 (M+H)。
【0544】
(実施例7) 4−(ピリミジン−2−イルメチル)−7−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物II−61)
【0545】
【化79】
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【0546】
化合物II−61を、実施例1に従って、適切な出発物質を使用して調製した。H−NMR (CDCl)δ8.80 (d, 2H, J = 5.2 Hz), 8.19 (d, 1H, J = 2.8 Hz), 7.66−7.71 (m, 5H), 7.33 (t, 1H, J = 5.0 Hz), 7.13 (d, 1H, J = 8.4 Hz), 5.14 (s, 2H), 4.59 (t, 2H, J = 4.8 Hz), 3.81 (t, 2H, J = 5.0 Hz);MS m/z 400.1 (M+H)。
【0547】
(実施例8) 4−(2−フルオロベンジル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物II−57)
【0548】
【化80】
[この文献は図面を表示できません]
【0549】
化合物II−57を、実施例1に従って、適切な出発物質を使用して調製した。H−NMR (CDCl)δ8.07 (d, 1H, J = 2.4 Hz), 7.58−7.61 (m, 3H), 7.49−7.51 (m, 1H), 7.26−7.31 (m, 3H), 7.16 (t, 1H, J = 7.6 Hz), 7.07−7.18 (m, 2H), 4.92 (s, 2H), 4.29 (t, 2H, J = 4.8 Hz), 3.61 (t, 2H, J = 5.0 Hz);
MS m/z 432.1 (M+H)。
【0550】
(実施例9) 4−(2−(ピリジン−2−イル)エチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物II−54)
【0551】
【化81】
[この文献は図面を表示できません]
【0552】
化合物II−54を、実施例1に従って、適切な出発物質を使用して調製した。H−NMR (CDCl)δ8.57 (d, 1H, J = 4.8 Hz), 8.03 (d, 1H, J = 2.4 Hz), 7.67−7.69 (m, 1H), 7.57−7.61 (m, 3H), 7.20−7.33 (m, 4H), 7.04 (d, 1H, J = 8.8 Hz), 4.19 (t, 2H, J = 4.8 Hz), 4.06 (t, 2H, J = 7.4 Hz), 3.51 (t, 2H, J = 5.0 Hz), 3.24 (t, 2H, J = 6.8 Hz);MS m/z 429.1 (M+H)。
【0553】
(実施例10) 4−(2−(1H−ピラゾール−1−イル)エチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物II−50)
【0554】
【化82】
[この文献は図面を表示できません]
【0555】
化合物II−50を、実施例1に従って、適切な出発物質を使用して調製した。H−NMR (CDCl)δ8.02 (d, 1H, J = 2.4 Hz), 7.58−7.64 (m, 4H), 7.47 (d, 1H, J = 1.6 Hz), 7.28 (d, 2H, J = 8.8 Hz), 7.04 (d, 1H, J = 8.4 Hz), 6.30 (t, 1H, J = 2.2 Hz), 4.55 (t, 2H, J = 5.8 Hz), 4.11 (t, 2H, J = 5.4 Hz), 3.96 (t, 2H, J = 5.0 Hz), 3.28 (t, 2H, J = 5.0 Hz);MS m/z 418.1 (M+H)。
【0556】
(実施例11) 4−(2,6−ジフルオロベンジル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物II−49)
【0557】
【化83】
[この文献は図面を表示できません]
【0558】
化合物II−49を、実施例1に従って、適切な出発物質を使用して調製した。H−NMR (CDCl)δ8.08 (d, 1H, J = 2.4 Hz), 7.57−7.61 (m, 3H), 7.26−7.33 (m, 3H), 7.05 (d, 1H, J = 8.4 Hz), 6.95 (t, 2H, J = 8.0 Hz), 4.98 (s, 2H), 4.23 (t, 2H, J = 4.8 Hz), 3.59 (t, 2H, J = 4.8 Hz);MS m/z 450.1 (M+H)。
【0559】
(実施例12) 4−(2,6−ジクロロベンジル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物II−48)
【0560】
【化84】
[この文献は図面を表示できません]
【0561】
化合物II−48を、実施例1に従って、適切な出発物質を使用して調製した。H−NMR (CDCl)δ8.06 (d, 1H, J = 2.4 Hz), 7.59−7.62 (m, 3H), 7.40 (d, 2H, J = 8.0 Hz), 7.25−7.29 (m, 3H), 7.06 (d, 1H, J = 8.4 Hz), 5.24 (s, 2H), 4.07 (t, 2H, J = 5.0 Hz), 3.42 (t, 2H, J = 5.2 Hz);MS m/z 483.0 (M+H)。
【0562】
(実施例13) 4−(2−クロロベンジル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物II−47)
【0563】
【化85】
[この文献は図面を表示できません]
【0564】
化合物II−47を、実施例1に従って、適切な出発物質を使用して調製した。H−NMR (CDCl)δ8.10 (d, 1H, J = 2.4 Hz), 7.60−7.64 (m, 3H), 7.47 (dd, 1H, J = 7.0, 2.2 Hz), 7.41 (dd, 1H, J = 7.4, 1.8 Hz), 7.26−7.30 (m, 4H), 7.09 (d, 1H, J = 8.4 Hz), 5.01 (s, 2H), 4.28 (t, 2H, J = 5.0 Hz), 3.58 (t, 2H, J = 5.2 Hz);MS m/z 448.1 (M+H)。
【0565】
(実施例14) 7−(フェニルエチニル)−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物VIII−5)
【0566】
【化86】
[この文献は図面を表示できません]
【0567】
化合物VIII−5を、実施例2に従って、適切な出発物質を使用して調製した。H−NMR (CDOD)δ8.76 (d, 2H, J = 4.8 Hz), 7.92 (d, 1H, J = 2.4 Hz), 7.60 (dd, 1H, J = 8.6, 1.8 Hz), 7.48−7.51 (m, 2H), 7.35−7.39 (m, 4H), 7.07 (d, 1H, J = 8.8 Hz), 5.05 (s, 2H), 4.59 (t, 2H, J = 4.8 Hz), 3.83 (t, 2H, J = 4.8 Hz);MS m/z 356.1 (M+H)。
【0568】
(実施例15) 4−(ピリミジン−2−イルメチル)−7−((4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)エチニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物VIII−4)
【0569】
【化87】
[この文献は図面を表示できません]
【0570】
化合物VIII−4を、実施例2に従って、適切な出発物質を使用して調製した。H−NMR (CDOD)δ8.76 (d, 2H, J = 7.2 Hz), 7.95 (d, 1H, J = 2.4 Hz), 7.59−7.63 (m, 3H), 7.38 (t, 1H, J = 5.0 Hz), 7.29 (d, 2H, J = 8.4 Hz), 7.08 (d, 1H, J = 8.8 Hz), 5.05 (s, 2H), 4.60 (t, 2H, J = 5.0 Hz), 3.83 (t, 2H, J = 4.8 Hz);MS m/z 440.1 (M+H)。
【0571】
(実施例16) 4−(2−(ピリミジン−2−イル)エチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物II−44)
【0572】
【化88】
[この文献は図面を表示できません]
【0573】
化合物II−44を、実施例1に従って、適切な出発物質を使用して調製した。H−NMR (CDCl)δ8.70 (d, 2H, J = 5.2 Hz), 8.00 (d, 1H, J = 2.4 Hz), 7.56−7.59 (m, 3H), 7.26(d, 2H, J = 8.4 Hz), 7.20 (t, 1H, J = 5.2 Hz), 7.04 (d, 1H, J = 8.8 Hz), 4.36 (t, 2H, J = 5.0 Hz), 4.16 (t, 2H, J = 7.0 Hz), 3.59 (t, 2H, J = 5.0 Hz), 3.38 (t, 2H, J = 6.0 Hz);
MS m/z 430.1 (M+H)。
【0574】
(実施例17) 4−((4,6−ジメトキシピリミジン−2−イル)メチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物II−42)
【0575】
【化89】
[この文献は図面を表示できません]
【0576】
化合物II−42を、実施例1に従って、適切な出発物質を使用して調製した。H−NMR (CDOD)δ8.00 (d, 1H, J = 2.4 Hz), 7.76 (dd, 1H, J = 8.2, 2.6 Hz), 7.69 (dd, 2H, J = 6.8, 2.0 Hz), 7.34 (d, 2H, J = 8.0 Hz), 7.16 (d, 1H, J = 8.8 Hz), 6.11 (s, 1H), 4.87 (s, 2H), 4.58 (t, 2H, J = 5.0 Hz), 3.93 (s, 6H), 3.84 (t, 2H, J = 5.2 Hz);MS m/z 476.1 (M+H)。
【0577】
(実施例18) 4−((5−メチルオキサゾール−2−イル)メチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物II−33)
【0578】
【化90】
[この文献は図面を表示できません]
【0579】
化合物II−33を、実施例1に従って、適切な出発物質を使用して調製した。H−NMR (CDOD)δ8.00 (d, 1H, J = 2.4 Hz), 7.77 (dd, 1H, J = 8.4, 2.4 Hz), 7.71(d, 2H, J = 8.8 Hz), 7.34 (d, 2H, J = 8.0 Hz), 7.15 (d, 1H, J = 8.4 Hz), 6.81 (d, 1H, J = 0.8 Hz), 4.93 (s, 2H), 4.43 (t, 2H, J = 5.2 Hz), 3.76 (t, 2H, J = 5.2 Hz), 2.34 (d, 3H, J = 0.8 Hz);MS m/z 419.1 (M+H)。
【0580】
(実施例19) 4−(ピラジン−2−イルメチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物II−31)
【0581】
【化91】
[この文献は図面を表示できません]
【0582】
化合物II−31を、実施例1に従って、適切な出発物質を使用して調製した。H−NMR (CDOD)δ8.71 (d, 1H, J = 0.8 Hz), 8.60 (t, 1H, J = 2.0 Hz), 8.53 (d, 1H, J = 2.4 Hz), 7.99 (d, 1H, J = 2.4 Hz), 7.77 (dd, 1H, J = 8.4, 2.4 Hz), 7.72 (dd, 2H, J = 6.6, 2.2 Hz), 7.34 (d, 2H, J = 8.0 Hz), 7.15 (d, 1H, J = 8.4 Hz), 5.01 (s, 2H), 4.47 (t, 2H, J = 5.2 Hz), 3.82 (t, 2H, J = 5.0 Hz);MS m/z 416.1 (M+H)。
【0583】
(実施例20) 4−((6−メチルピリジン−2−イル)メチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物II−17)
【0584】
【化92】
[この文献は図面を表示できません]
【0585】
化合物II−17を、実施例1に従って、適切な出発物質を使用して調製した。H−NMR (CDOD)δ8.28 (t, 1H, J = 7.8 Hz), 8.00 (t, 1H, J = 2.4 Hz), 7.81 (dd, 1H, J = 8.2, 2.6 Hz), 7.68−7.73 (m, 4H), 7.35 (dd, 2H, J = 8.6, 1.0 Hz), 7.20 (d, 1H, J = 8.8 Hz), 5.09 (s, 2H), 4.50 (t, 2H, J = 5.0 Hz), 3.86 (t, 2H, J = 5.0 Hz), 2.77 (s, 3H);MS m/z 429.1 (M+H)。
【0586】
(実施例21) 7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−4−((6−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)メチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物II−15)
【0587】
【化93】
[この文献は図面を表示できません]
【0588】
化合物II−15を、実施例1に従って、適切な出発物質を使用して調製した。H−NMR (CDOD)δ7.98−8.04 (m, 2H), 7.68−7.77 (m, 5H), 733 (d, 2H, J = 8.0 Hz), 7.14 (d, 1H, J = 8.4 Hz), 5.01 (s, 2H), 4.48 (t, 2H, J = 5.2 Hz), 3.80 (t, 2H, J = 5.2 Hz);
MS m/z 483.1 (M+H)。
【0589】
(実施例22) 6−((5−オキソ−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−2,3−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−4(5H)−イル)メチル)ピコリノニトリル (化合物II−14)
【0590】
【化94】
[この文献は図面を表示できません]
【0591】
化合物II−14を、実施例1に従って、適切な出発物質を使用して調製した。H−NMR (CDOD)δ7.96−8.00 (m, 2H), 7.69−7.79 (m, 5H), 733 (d, 2H, J = 8.0 Hz), 7.15 (d, 1H, J = 8.4 Hz), 4.98 (s, 2H), 4.46 (t, 2H, J = 5.2 Hz), 3.79 (t, 2H, J = 5.0 Hz);MS m/z 440.1 (M+H)。
【0592】
(実施例23) 4−(シクロプロピルメチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物II−10)
【0593】
【化95】
[この文献は図面を表示できません]
【0594】
化合物II−10を、実施例1に従って、適切な出発物質を使用して調製した。H−NMR (CDOD)δ7.92 (d, 1H, J = 2.8 Hz), 7.69−7.75 (m, 3H), 7.34 (d, 2H, J = 8.0 Hz), 7.13 (d, 1H, J = 8.4 Hz), 4.48 (t, 2H, J = 5.2 Hz), 3.70 (t, 2H, J = 5.2 Hz), 3.53 (d, 2H, J = 6.8 Hz), 1.13−1.18 (m, 1H), 0.57−0.61 (m, 2H), 0.35−0.40 (m, 2H);MS m/z 378.1 (M+H)。
【0595】
(実施例24) 4−(キノリン−2−イルメチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物II−7)
【0596】
【化96】
[この文献は図面を表示できません]
【0597】
化合物II−7を、実施例1に従って、適切な出発物質を使用して調製した。H−NMR (CDOD)δ8.35 (d, 1H, J = 8.8 Hz), 8.02−8.05 (m, 2H), 7.93 (d, 1H, J = 7.6 Hz), 7.72−7.79 (m, 4H), 7.60 (d, 2H, J = 8.4 Hz), 7.35 (d, 2H, J = 8.0 Hz), 7.16 (d, 1H, J = 8.8 Hz), 5.15 (s, 2H), 4.43 (t, 2H, J = 5.2 Hz), 3.79 (t, 2H, J = 5.0 Hz);
MS m/z 465.1 (M+H)。
【0598】
(実施例25) 7−(3−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物II−130)
【0599】
【化97】
[この文献は図面を表示できません]
【0600】
7−ブロモ−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン(1.0g,4.13mmol)を、氷/水浴中で冷却したDMF(10ml)に溶解させ、そして少しずつの水素化ナトリウム(60%の分散物)(363mg,9.08mmol)で処理した。10分後、2−(クロロメチル)ピリミジン塩酸塩(813mg,4.96mmol)のDMF(4ml)中の溶液を添加し、この反応混合物を室温まで温め、そしてこれが完了した後に、12mLの水でクエンチした。この反応混合物をEtOAcおよび水で抽出し、そしてその有機相を乾燥させ、エバポレートし、そしてシリカゲルクロマトグラフィー(95%のDCM/MeOH)により精製して、7−ブロモ−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オンを得た。
【0601】
7−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オンの合成のために、実施例1と類似の手順に従って、7−ブロモ−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オンの代わりに使用して、表題化合物を得た。
【0602】
7−ブロモ−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン(50mg,0.15mmol)、2−(3−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(52mg,0.18mmol)、炭酸セシウム(146mg,0.45mmol)、1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(10mg,0.015mmol)の混合物を、DMFと水との3/1.5の脱気混合物(4.5mL)に溶解させた。この混合物をマイクロ波中85℃で40分間加熱した。この混合物をEtOAcに注ぎ、そして水およびブラインで洗浄した。その有機層を集め、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そしてシリカゲルに装填した。フラッシュカラム(EtOAc中5%のMeOH)および逆相クロマトグラフィーにより、7−(3−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オンを得た。
【0603】
MS found for C2115 as (M+H)418.13. H NMR (400 MHz, DMSO−d): δ: 8.78 (d, J=4.0Hz, 2H), 8.09 (d, J=2.0Hz, 1H), 7.91 (dd, J=2.4, 8.0Hz, 1H), 7.85−7.80 (m, 2H), 7.70 (d, J=8.4Hz, 1H), 7.41 (t, J=4.8Hz, 1H), 7.17 (d, J=8.4Hz, 1H), 4.98 (s, 2H), 4.55 (t, J=4.8Hz, 2H), 3.79 (t, J=4.8Hz, 2H)。
【0604】
(実施例26) 7−(4−(ジフルオロメチル)フェニル)−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物II−124)
【0605】
【化98】
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【0606】
化合物II−124を、実施例25に従って、4−(ジフルオロメチル)フェニルボロン酸を使用して調製した。MS found for C2117 as (M+H)382.15. H NMR (400 MHz, DMSO −d): δ: 8.77 (d, J=4.8Hz, 2H), 8.00 (d, J=2.4Hz0, 1H), 7.84−7.77 (m, 4H), 7.63 (d, J=7.6Hz, 2H), 7.40 (t, J=5.2Hz, 1H), 7.15 (d, J=8.8Hz, 1H), 7.06 (t, J=56.4Hz, 1H), 4.98 (s, 2H), 4.52 (t, J=4.4Hz, 2H), 3.77 (t, J=5.2Hz, 2H)。
【0607】
(実施例27) 7−(4−シクロペンチルフェニル)−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物II−120)
【0608】
【化99】
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【0609】
化合物II−120を、実施例25に従って、4−シクロペンチルフェニルボロン酸を使用して調製した。MS found for C25H25N3O2 as (M+H)400.2. H NMR (400 MHz, DMSO −d): δ: 8.77 (d, J=4.8Hz, 2H), 7.90 (d, J=2.4Hz, 1H), 7.74 (dd, J=2.4, 8.8 Hz, 1H), 7.52 (d, J=8.4Hz, 2H), 7.40 (t, J=4.8Hz, 1H), 7.30 (d, J=8.0Hz, 2H), 7.10 (d, J=8.8Hz, 1H), 4.97 (s, 2H), 4.48 (t, J=4.4Hz, 2H), 3.74 (t, J=5.2Hz, 2H), 3.00−2.96 (m, 1H), 2.01−1.97 (m, 2H), 1.78−1.51 (m, 6H)。
【0610】
(実施例28) 7−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物II−131)
【0611】
【化100】
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【0612】
化合物II−131を、実施例25に従って、4−クロロ−3−フルオロフェニルボロン酸を使用して調製した。MS found for C20H15ClFN3O2 as (M+H)384.09. H NMR (400 MHz, DMSO−d): δ: 8.78 (d, J=5.2Hz, 2H), 7.99 (d, J=2.4Hz0, 1H), 7.83 (dd, J=2.0−8.0 Hz, 1H), 7.72 (d, J=8.8Hz, 1H), 7.62 (t, J=8.0Hz, 1H), 7.51 (dd, J=1.2−8.4 Hz, 1H), 7.42 (t, J=4.8Hz, 1H), 7.13 (d, J=8.0Hz, 1H), 4.98 (s, 2H), 4.52 (t, J=4.8Hz, 2H), 3.77 (t, J=4.8Hz, 2H)。
【0613】
(実施例29) 7−(2−tert−ブトキシピリジン−4−イル)−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物VI−2)
【0614】
【化101】
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【0615】
4−ブロモ−2−tert−ブトキシピリジン(1.0g,4.34mmol)、ビス(ピナコラト)ジボロン(1.32g,5.22mmol)、酢酸カリウム(1.28g,13.0mmol)、[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム塩化メチレン錯体(310mg,0.43mmol)の混合物に、脱気ジオキサン(15mL)を懸濁させ、そして85℃で60分間加熱した。この反応混合物をEtOAcで希釈し、水およびブラインで洗浄し、乾燥させ(MgS(O))、濾過し、そして濃縮した。この濃縮物を、33%の酢酸エチル/ヘキサンで溶出するシリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、化合物2−tert−ブトキシ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジンを得た。
【0616】
実施例25と類似の手順に従って、表題化合物を、予め調製した2−tert−ブトキシ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジンを使用して得た。
【0617】
MS found for C23H24N4O3 as (M+H)405.13. H NMR (400MHz, DMSO−d): δ: 8.77 (d, J=4.8Hz, 2H), 8.14 (d, J=5.6Hz, 1H), 8.03 (d, J=2.4Hz, 1H), 7.88 (dd, J=2.4−8.4 Hz, 1H), 7.40 (t, J=4.8Hz, 1H), 7.18 (d, J=5.6Hz, 1H), 7.12 (d, J=8.4Hz, 1H), 6.89 (s, 1H), 4.97 (s, 2H), 4.53 (t, J=4.8Hz, 2H), 3.77 (t, J=4.4Hz, 2H), 1.54 (s, 9H)。
【0618】
(実施例30) 7−(5−メチルチオフェン−2−イル)−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物VI−20)
【0619】
【化102】
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【0620】
4−(ピリミジン−2−イルメチル)−7−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン(50mg,0.13mmol)、2−ブロモ−5−メチルチオフェン(28mg,0.156mmol)、炭酸セシウム(128mg,0.39mmol)、1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(9mg,0.013mmol)の混合物をDMFと水との3/1.5の脱気混合物(4.5ml)に溶解させた。この混合物をマイクロ波中85℃で40分間加熱した。この混合物をEtOAcに注ぎ、そして水およびブラインで洗浄した。その有機層を集め、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そしてシリカゲルに装填した。フラッシュカラム(EtOAc中5%のMeOH)および逆相クロマトグラフィーにより、7−(5−メチルチオフェン−2−イル)−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オンを得た。
【0621】
MS found for C19H17N3O2S as (M+H)352.09. H NMR (400 MHz, DMSO−d): H−NMR (DMSO) δ: 8.70 (d, J=4.0Hz, 2H), 7.80 (d, J=2.0Hz, 1H), 7.68 (dd, J=2.0−8.4 Hz, 1H), 7.40 (t, J=4.8Hz, 1H), 7.23 (d, J=3.2Hz, 1H), 7.05 (d, J=8.4Hz, 1H), 6.77 (d, J=2.8Hz, 1H), 4.95 (s, 2H), 4.46 (t, J=4.8Hz, 2H), 3.73 (t, J=4.8Hz, 2H), 2.48 (s, 3H)。
【0622】
(実施例31) 1−(4−(5−オキソ−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−2,3,4,5−テトラヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−7−イル)フェニル)シクロペンタンカルボニトリル (化合物II−122)
【0623】
【化103】
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【0624】
2−(4−ブロモフェニル)アセトニトリル(1.0g,5.10mmol)および1,4−ジブロモブタン(0.67ml,5.6mmol)のTHF(10ml)中の溶液に、カリウムビス(トリメチルシリル)アミド(2.23g,11.2mmol)およびテトラ−n−ブチルアンモニウムブロミド(164mg,0.51mmol)を添加した。この混合物を2時間撹拌し、次いで1NのHClでクエンチした。酢酸エチルを添加し、層を分離させ、そしてその有機層を水およびブラインで洗浄した。乾燥、溶媒のエバポレーション、およびフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル,20%のEtOAc/ヘキサン)により、1−(4−ブロモフェニル)シクロペンタンカルボニトリルを得た。
【0625】
実施例30と類似の手順に従って、表題化合物を、1−(4−ブロモフェニル)シクロペンタンカルボニトリルを使用して得た。
【0626】
MS found for C26H24N4O2 as (M+H)425.21. H NMR (400MHz, DMSO−d): H−NMR (DMSO) δ: 8.72 (d, J=4.0Hz, 2H), 7.90 (d, J=2.4Hz, 1H), 7.74 (dd, J=2.4−8.8 Hz, 1H), 7.63 (d, J=8.4Hz, 2H), 7.50 (d, J=8.4Hz, 2H), 7.35 (t, J=4.8Hz, 1H), 7.08 (d, J=8.8Hz, 1H), 4.92 (s, 2H), 4.45 (t, J=4.4Hz, 2H), 3.71 (t, J=4.8Hz, 2H), 2.37−2.34 (m, 2H), 2.05−2.02 (m, 2H), 1.85−1.83 (m, 4H)。
【0627】
(実施例32) 7−(4−エトキシフェニル)−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物II−123)
【0628】
【化104】
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【0629】
化合物II−123を、実施例30に従って、1−ブロモ−4−エトキシベンゼンを使用して調製した。MS found for C22H21N3O3 as (M+H)376.15. H NMR (400MHz, DMSO−d): δ: 8.77 (d, J=5.2Hz, 2H), 7.86 (d, J=2.4Hz0, 1H), 7.71 (dd, J=2.8−8.4 Hz, 1H), 7.54 (d, J=8.8Hz, 2H), 7.40 (t, J=4.8Hz, 1H), 7.08 (d, J=8.0Hz, 1H), 6.97 (d, J=8.4Hz, 2H), 4.96 (s, 2H), 4.47 (t, J=4.8Hz, 2H), 4.06−4.01 (m, 2H), 3.74 (t, J=4.4Hz, 2H), 1.34−1.30 (m, 3H)。
【0630】
(実施例33) 7−(4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物II−119)
【0631】
【化105】
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【0632】
化合物II−119を、実施例30に従って、1−ブロモ−4−(ジフルオロメトキシ)ベンゼンを使用して調製した。MS found for C21H17F2N3O3 as (M+H)398.13. H NMR (400MHz, DMSO−d):
H−NMR (DMSO) δ: 8.77 (d, J=4.8Hz, 2H), 7.92 (d, J=2.0Hz0, 1H), 7.77 (dd, J=2.4−8.4 Hz, 1H), 7.68 (d, J=8.4Hz, 2H), 7.40 (t, J=4.8Hz, 1H), 7.26 (t, J=74.0Hz, 2H), 7.23 (d, J=8.8Hz, 1H), 7.12 (d, J=8.4Hz, 1H), 4.97 (s, 2H), 4.50 (t, J=4.8Hz, 2H), 3.75 (t, J=4.8Hz, 2H)。
【0633】
(実施例34) 4−(4−フルオロベンジル)−7−(1−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−4−イル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物VI−22)
【0634】
【化106】
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【0635】
化合物VI−22を、実施例30に従って、1−(クロロメチル)−4−フルオロベンゼンおよび4−ブロモ−1−メチルピリジン−2(1H)−オンを使用して調製した。MS found for C22H19FN2O3 as (M+H)379.27 H NMR (400MHz, DMSO−d): δ: 8.01 (d, J=2.4Hz, 1H), 7.83 (dd, J=2.0−8.4 Hz, 1H), 7.75 (d, J=6.8Hz, 1H), 7.42−7.38 (m, 2H), 7.17 (t, J=9.2Hz, 2H), 7.10 (d, J=8.0Hz, 1H), 6.63 (s, 1H), 6.56 (dd, J=2.0−7.2 Hz, 1H), 4.74 (s, 2H), 4.27 (t, J=4.8Hz, 2H), 3.56 (t, J=4.8Hz, 2H), 3.42 (s, 3H)。
【0636】
(実施例35) 7−(1−イソプロピル−2−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物VI−23)
【0637】
【化107】
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【0638】
化合物VI−23を、実施例30に従って、5−ブロモ−1−イソプロピル−2−メチル−1H−イミダゾールを使用して調製した。MS found for C21H23N5O2 as (M+H)378.14 H NMR (400MHz, DMSO−d): δ: 8.77 (d, J=4.8Hz, 2H), 8.15 (s, 1H), 7.63 (d, J=2.0Hz, 1H), 7.40 (t, J=4.8Hz, 2H), 7.10 (d, J=8.0Hz, 1H), 6.68 (s, 1H), 4.95 (s, 2H), 4.52 (t, J=4.8Hz, 1H), 4.32−4.29 (s, 1H), 3.77 (t, J=4.8Hz, 2H), 2.41 (s, 3H), 1.34 (d, J=6.8Hz, 6H)。
【0639】
(実施例36) 7−(1−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−4−イル)−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物VI−13)
【0640】
【化108】
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【0641】
7−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン(200mg,0.69mmol)、4−ブロモ−1−メチルピリジン−2(1H)−オン(156mg,0.83mmol)、炭酸セシウム(674mg,2.07mmol)、1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(49mg,0.069mmol)の混合物を、DMFと水との3/1.5の脱気混合物(4.5mL)に溶解させた。この混合物をマイクロ波中85℃で40分間加熱した。この混合物をEtOAcに注ぎ、そして水およびブラインで洗浄した。その有機層を集め、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そしてシリカゲルに装填した。フラッシュカラム(EtOAc中5%のMeOH)および逆相クロマトグラフィーにより、7−(1−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−4−イル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オンを得た。
【0642】
7−(1−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−4−イル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン(50mg,0.185mmol)をDMF(3mL)に溶解させ、そして氷/水浴中で冷却し、そして少しずつの水素化ナトリウム(60%の分散物)(17mg,0.41mmol)で処理した。10分後、2−(クロロメチル)ピリミジン塩酸塩(37mg,0.22mmol)のDMF(2mL)中の溶液を添加し、そしてこの反応混合物を室温まで温め、そしてそれが完了した後に、6mLの水でクエンチした。この反応混合物をEtOAcおよび水で抽出し、そしてその有機相を乾燥させ、エバポレートし、そしてシリカゲルクロマトグラフィー(95%のDCM/MeOH)により精製し、次いで逆相クロマトグラフィーにより精製して、7−(1−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−4−イル)−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オンを得た。
【0643】
MS found for C20H18N4O3 as (M+H)363.19. H NMR (400MHz, DMSO−d) δ: 8.77 (d, J=5.2Hz, 2H), 7.99 (d, J=2.8Hz0, 1H), 7.83 (dd, J=2.4−8.4 Hz, 1H), 7.73 (d, J=7.2Hz, 1H), 7.40 (t, J=5.2Hz, 1H), 7.12 (d, J=8.8Hz, 1H), 6.60 (d, J=1.6Hz, 1H), 6.53 (dd, J=2.0−7.2 Hz, 1H), 4.97 (s, 2H), 4.54 (t, J=4.8Hz, 2H), 3.77 (t, J=4.4Hz, 2H), 3.42 (s, 3H)。
【0644】
(実施例37) 7−(1−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−4−イル)−4−(ピリジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物VI−12)
【0645】
【化109】
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【0646】
化合物VI−12を、実施例36に従って、2−(クロロメチル)ピリジン塩酸塩を使用して調製した。MS found for C21H19N3O3 as (M+H)362.18. H NMR (400MHz, DMSO−d): δ: 8.73 (s, 1H), 8.25 (s, 1H), 7.99 (s, 1H), 7.84−7.75 (m, 4H), 7.12 (d, J=8.0Hz, 1H), 6.60−6.53 (m, 2H), 5.02 (s, 2H), 4.44 (s, 2H), 3.79 (s, 2H), 3.41(s, 3H)。
【0647】
(実施例38) 7−(2−tert−ブトキシピリジン−4−イル)−4−(ピリジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物VI−4)
【0648】
【化110】
[この文献は図面を表示できません]
【0649】
化合物VI−4を、実施例36に従って、7−ブロモ−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン、2−tert−ブトキシ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジンおよび2−(クロロメチル)ピリジン塩酸塩を使用して調製した。
【0650】
MS found for C24H25N3O3 as (M+H)404.18. H NMR (400MHz, DMSO−d): δ: 8.52 (d, J=4.8Hz, 1H), 8.15 (d, J=5.2Hz, 1H), 8.03 (d, J=2.4Hz, 1H), 7.87 (dd, J=2.0−8.0 Hz, 1H), 7.79−7.75 (m, 1H), 7.35 (d, J=8.0Hz, 1H), 7.29 (dd, J=4.8−6.8 Hz, 1H), 7.21 (d, J=5.6Hz, 1H), 7.12 (d, J=8.4Hz, 1H), 6.91 (s, 1H), 4.85 (s, 2H), 4.39 (t, J=4.4Hz, 2H), 3.69 (t, J=4.8Hz, 2H), 1.54 (s, 9H)。
【0651】
(実施例39) 7−(2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−4−イル)−4−(ピリジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物VI−3)
【0652】
【化111】
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【0653】
化合物VI−3は、化合物VI−4のギ酸での酸加水分解後に生成した。MS found for C20H17N3O3 as (M+H)348.13 H NMR (400MHz, DMSO−d): δ: 11.56 (s, 1H), 8.52 (d, J=4.8Hz, 1H), 7.98 (d, J=2.4Hz, 1H), 7.82−7.75 (m, 2H), 7.42 (d, J=6.8Hz, 1H), 7.35 (d, J=7.6Hz, 1H), 7.28 (dd, J=4.8−6.8 Hz, 1H), 7.11 (d, J=8.8Hz, 1H), 6.53 (s, 1H), 6.47 (dd, J=1.6−6.4 Hz, 1H), 4.85 (s, 2H), 4.39 (t, J=4.4Hz, 2H), 3.69 (t, J=4.4Hz, 2H)。
【0654】
(実施例40) 4−(ピリミジン−2−イルメチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物II−73)
【0655】
【化112】
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【0656】
化合物1−A(20g,0.083mol,1当量)および化合物40−A(25g,0.15mol,1.8当量)のDMF(150mL)中の溶液に、NaOH溶液(20mL,10M,5当量)を室温でゆっくりと添加し(わずかに発熱)、そして室温で10分間撹拌し、その後、95℃で2時間加熱した。この反応混合物を冷却した後に、酢酸エチル(200mL)を添加し、そしてその有機層を分離した。その有機物を水(20mL)、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして濃縮した。
【0657】
その残渣を1,4−ジオキサン(50mL)に溶解させ、そしてこれに、ジオキサン中4NのHCl(50mL)および濃HCl(2mL)を添加し、そして室温で4時間撹拌し、その沈殿物を濾過し、酢酸エチルで洗浄し、そして乾燥させた。得られた化合物40−B(30g)は、淡黄色固体であった。
【0658】
丸底フラスコ中のこのブロミド(15g,0.04mol,1当量)、ボロン酸(12.5g,0.06mol,1.5当量)および炭酸カリウム(22g,0.16mol,4当量)に、溶媒(150mL,トルエン/イソプロパノール(isopropano)/水:2/1/1)を添加し、そして窒素下で10分間撹拌した。上記溶液に、パラジウム触媒(1g,0.012mol,0.02当量)を添加し、そして85℃で2時間加熱した。この反応混合物を酢酸エチルで希釈し、その有機層を分離し、そしてその有機層をセライトのプラグおよびシリカゲルで濾過し、そして濃縮した。酢酸エチル/ヘキサンを溶出液として使用するシリカゲルでのカラム精製により、化合物II−73(13g)を得た。
【0659】
化合物II−73(26g)の1,4−ジオキサン(25mL)中の溶液に、4NのHCl/ジオキサン(25mL)を添加し、その後、濃HCl(2mL)を添加し、そして室温で4時間撹拌した。溶媒を留去し、ジクロロメタンを添加して留去し、そしてその残渣に、酢酸エチル(150mL)を添加し、そして室温で一晩撹拌し、そしてその沈殿物を濾過し、酢酸エチル、ヘキサンで洗浄し、そして減圧下で乾燥させた。得られた化合物II−73−HCl(24.8g)は、白色固体であった。
【0660】
H−NMR (CDCl)δ8.72 (d, 2H, J = 5.2 Hz), 8.17 (d, 1H, J = 2.4 Hz), 7.59−7.63 (m, 3H), 7.26 (d, 2H, J = 3.2 Hz), 7.22 (t, 1H, J = 4.8 Hz), 7.10 (d, 1H, J = 8.4 Hz), 5.10 (s, 2H), 4.56 (t, 2H, J = 5.0 Hz), 3.77 (t, 2H, J = 5.0 Hz);MS m/z 416.1 (M+H)。
【0661】
(実施例41) 7−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物II−128)
【0662】
【化113】
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【0663】
7−ブロモ−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン(2.0g)、4−トリフルオロメトキシフェニルボロン酸(2.2g)および炭酸カリウム(2.0g)を、トルエン(20mL)、イソプロパノール(10mL)および水(10mL)の混合物中で合わせ、そして得られた懸濁物を窒素で脱気した。塩化パラジウムdppf錯体(0.42g)を添加し、そしてこの反応物を85℃で一晩加熱した。冷却した水層を廃棄し、そしてその有機層を酢酸エチルで2倍に希釈した後に、MgS(O)で乾燥させ、そして濃縮した。必要最少量のジクロロメタンに溶解させることによって再結晶を行い、そして過剰なヘキサンで粉砕して、7−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オンを灰色固体として得た(1.43g)。
【0664】
H NMR:
8.42 (t, 1H);8.12 (d, 1H);7.86 − 7.76 (m, 5H);7.13 (d, 1H);4.38 (t, 2H);3.37 (四重線, 2H)。
【0665】
(実施例42) 4−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イルメチル)−7−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物II−129)
【0666】
【化114】
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【0667】
【化115】
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【0668】
7−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン(50mg)を乾燥THFに溶解させ、そしてNaH懸濁物(6mg,油中60%)を添加し、その後すぐに、2−(クロロメチル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン(29mg)を添加し、そして室温で一晩撹拌した。酢酸エチルおよびpH7の緩衝液で後処理し、有機層をMgS(O)で乾燥させ、そして濃縮した。精製を、順相(CHCl/酢酸エチル中10%のEtOHの勾配)、次いで逆相(ACN/HO,0.1%のTFA)で実施した。得られたガラス状固体をジオキサンに溶解させ、0.1NのHClで10倍に希釈し、そして凍結乾燥させて、4−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イルメチル)−7−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン塩酸塩を白色固体として得た(42.2mg)。
【0669】
H NMR:
7.95 (s, 1H);7.53 (d, 2H);7.36 (m, 2H);7.31 (d, 2H);7.20 (d, 1H);5.30 (s, 2H);2.16 (s, 3H);19F NMR: −58.36 (s);MS (ESI+): 391.0 (基準ピーク, M+H);803.2 (2M+Na)。
【0670】
(実施例43) 8−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4,5]オキサチアゼピン−スルホン (化合物IX−1)
【0671】
【化116】
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【0672】
化合物43−A(1.368g,5.0mmol)の無水THF(10mL)中の冷却(0℃)溶液に、THF(10mL)中の2−アミノエタノール(1.833g,30.0mmol)を撹拌しながら滴下により添加した。添加が完了した後に、この反応混合物を一晩かけて室温まで温めた。この混合物を減圧中で濃縮し、EA−HO(100−50mL)に溶解させ、分液漏斗に移し、その水層をEA(50mL×3)で抽出し、合わせた有機相を0.1NのHCl(100mL×2)で洗浄し、乾燥させ、濃縮して、化合物43−B(1.355g)を得た。LCMS m/z 226.0 (M+H), 228.0 (M+H+2), anal HPLC > 98%。これをさらに精製せずに次の工程で直接使用した。
【0673】
化合物43−B(920mg,3.11mmol)および4−トリフルオロメチルフェニルボロン酸化合物43−C(886mg,4.66mmol)のDMF(6mL)中の溶液に、KCO(1.932g,13.98mmol)、トリエチルアミン(1mL)およびHO(1mL)を添加した。この反応混合物を乾燥Nの雰囲気下で5分間撹拌した。PdCl(dppf)(68mg,0.09mmol)を添加し、そして得られた混合物をBiotageマイクロ波中130℃で30分間加熱した。この反応混合物を冷却し、EtOAc(30mL)で希釈し、セライトの層で濾過し、EtOAc中20%のDMF(60mL)で洗浄し、合わせた濾液を減圧中で濃縮した。得られたスラリーに、CHCl中1%のMOH(10mL)を添加し、濾過し、そしてその濾液を、CHCl中のEtOAcの勾配で溶出するYamazenクロマトグラフィーに供して、所望の生成物である化合物43−Dを得た(823mg,2.26mmol,73%)。LCMS m/z 364.1 (M+H), anal HPLC 純度> 92%。
【0674】
化合物43−D(73mg,0.20mmol)の無水DMF(3mL)中の冷却した(0℃)溶液に、95%のNaH(10mg,0.40mmol)を3回にわけて添加し、そして得られた混合物をNの雰囲気下で3時間室温まで温めた。この反応を固体のNHCl(159mg,3.0mmol)でクエンチし、次いでEtOAc−HO(30mLおよび10mL)を添加し、分液漏斗に移した。その水層をEtOAc(3×10mL)で抽出し、合わせた有機相を乾燥させ(MgS(O))、濾過した。その粗製混合物を、CHCl中のEtOAcの勾配(0%から25%)で溶出するYamazenクロマトグラフィーに供して、化合物IX−1(34mg,0.10mmol,50%)を得た。
【0675】
LCMS m/z 344.0 (M+H), anal HPLC 純度>96%. H NMR (400 MHz;
DMSO−d6) δ7.97 (d, J = 2.3 Hz, 1H);7.93 (dd, J = 8.3, 2.4 Hz, 1H );7.90 (s, 1H );7.85 (m, 4H );7.35 (d, J = 8.2 Hz, 1H );4.14 (m, 2H );3.47 (m, 2H ). 19F NMR (400 MHz;
DMSO−d6) δ−61.50 (s, 3F)。
【0676】
(実施例44) 2−((5−クロロピリミジン−2−イル)メチル)−8−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4,5]オキサチアゼピン−スルホン (化合物IX−3)
【0677】
【化117】
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【0678】
クロロメチル−5−クロロピリミジン(82mg,0.50mmol)、化合物IX−1(17mg,0.05mmol)、KCO(169mg,1.22mmol)、トリエチルアミン(0.5mL)、無水DMF(3mL)の混合物を、Biotageマイクロ波バイアルに入れてキャップをし、そしてBiotageマイクロ波中130℃で30分間照射した。この反応物を冷却し、EtOAc(30mL)に溶解させ、シリカゲルプラグで濾過し、そして濃縮した。この粗製混合物を、HO中のACNの勾配(5%から95%)で溶出するGilson分取HPLCに供して、化合物IX−3(19mg,0.04mmol,80%)を得た。
【0679】
LCMS m/z 470.0 (M+H), 472.0 (M+H+2), anal HPLC 純度>98%, H NMR (400 MHz;アセトン−d6) 8.77 (s, 2H);8.04 (d, J = 2.3 Hz, 1H );7.95 (m, 3H );7.84 (d, J = 8.4 Hz, 2H );7.37 (d, J = 8.4 Hz, 1H );4.57 (s, 2H );4.41 (m, 2H );4.00 (m, 2H ). 19F NMR (400 MHz;アセトン−d6) −63.62 (s, 3F)。
【0680】
(実施例45) 8−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4,5]オキサチアゼピン−スルホン (化合物IX−5)
【0681】
【化118】
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【0682】
化合物IX−5を、実施例44に従って、適切な出発物質を使用して調製した[m/z 360.1, M+H]。
【0683】
(実施例46) 2−(2,2,2−トリフルオロエタ−1−イル)−8−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4,5]オキサチアゼピン−スルホン (化合物IX−4)
【0684】
【化119】
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【0685】
化合物IX−4を、実施例44に従って、適切な出発物質を使用して調製した[m/z 426.1, M+H]。
【0686】
(実施例47) 2−(2,2,2−トリフルオロエタ−1−イル)−8−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4,5]オキサチアゼピン−スルホン (化合物IX−7)
【0687】
【化120】
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【0688】
化合物IX−7を、実施例44に従って、適切な出発物質を使用して調製した。
【0689】
(実施例48) 2−((ピリミジン−2−イル)メチル)−8−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4,5]オキサチアゼピン−スルホン (化合物IX−2)
【0690】
【化121】
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【0691】
化合物IX−2を、実施例44に従って、適切な出発物質を使用して調製した[m/z 436.1, M+H]。
【0692】
(実施例49) 2−((ピリミジン−2−イル)メチル)−8−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4,5]オキサチアゼピン−スルホン (化合物IX−6)
【0693】
【化122】
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【0694】
化合物IX−6を、実施例44に従って、適切な出発物質を使用して調製した。
【0695】
(実施例50) 2−((5−シクロブチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)メチル)−8−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4,5]オキサチアゼピン−スルホン (化合物IX−8)
【0696】
【化123】
[この文献は図面を表示できません]
【0697】
化合物IX−8を、実施例44に従って、適切な出発物質を使用して調製した。
【0698】
(実施例51) 2−(シクロプロピルメチル)−8−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4,5]オキサチアゼピン−スルホン (化合物IX−9)
【0699】
【化124】
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【0700】
化合物IX−9を、実施例44に従って、適切な出発物質を使用して調製した。
【0701】
(実施例52) 2−(2−メトキシエタ−1−イル)−8−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[b][1,4,5]オキサチアゼピン−スルホン (化合物IX−10)
【0702】
【化125】
[この文献は図面を表示できません]
【0703】
化合物IX−10を、実施例44に従って、適切な出発物質を使用して調製した[m/z 402.1, M+H]。
【0704】
(実施例53) 4−((5−シクロブチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)メチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物II−4)
【0705】
【化126】
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【0706】
化合物II−4を、本明細書中に開示される実施例に従って、適切な出発物質を使用して調製した。H−NMR (CDOD)δ8.01 (d, 1H, J = 2.0 Hz), 7.78 (dd, 1H, J = 8.8, 2.4 Hz), 7.71 (d, 2H, J = 8.4 Hz), 7.35 (d, 2H, J = 8.0 Hz), 7.16 (d, 1H, J = 8.8 Hz), 5.07 (s, 2H), 4.49 (t, 2H, J = 5.0 Hz), 3.75−3.83 (m, 3H), 2.41−2.47 (m, 4H), 2.00−2.21 (m, 2H);MS m/z 460.1 (M+H)。
【0707】
(実施例54) 4−((3−メチルピリジン−2−イル)メチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物II−75)
【0708】
【化127】
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【0709】
化合物II−75を、本明細書中に開示される実施例に従って、適切な出発物質を使用して調製した。H−NMR (CDOD)δ8.35 (d, 1H, J = 4.8 Hz), 8.00 (d, 1H, J = 2.4 Hz), 7.70−7.77 (m, 3H), 7.66 (d, 1H, J = 7.6 Hz), 7.35 (d, 1H, J = 8.0 Hz), 7.26−7.29 (m, 2H), 7.13 (d, 1H, J = 8.0 Hz), 5.01 (s, 2H), 4.25 (t, 2H, J = 5.2 Hz), 3.68 (t, 2H, J = 5.2 Hz), 2.43 (s, 3H);MS m/z 429.1 (M+H)。
【0710】
(実施例55) 7−(2−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物II−105)
【0711】
【化128】
[この文献は図面を表示できません]
【0712】
化合物II−105を、本明細書中に開示される実施例に従って、適切な出発物質を使用して調製した。H−NMR (CDOD)δ8.76 (d, 2H, J = 4.8 Hz), 8.02 (s, 1H), 7.71−7.75 (m, 2H), 7.54−7.59 (m, 2H), 7.38 (t, 1H, J = 4.8 Hz), 7.18 (d, 1H, J = 8.4 Hz), 5.07 (s, 2H), 4.62 (t, 2H, J = 4.8 Hz), 3.86 (t, 2H, J = 4.8 Hz);MS m/z 418.1 (M+H)。
【0713】
(実施例56) 7−(2−クロロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物II−110)
【0714】
【化129】
[この文献は図面を表示できません]
【0715】
化合物II−110を、本明細書中に開示される実施例に従って、適切な出発物質を使用して調製した。H−NMR (CDOD)δ8.76 (d, 2H, J = 4.8 Hz), 7.88 (d, 1H, J = 2.4 Hz), 7.82 (s, 1H), 7.69 (d, 1H, J = 7.6 Hz), 7.60−7.63 (m, 2H), 7.38 (t, 1H, J = 5.0 Hz), 7.17 (d, 1H, J = 8.0 Hz), 5.07 (s, 2H), 4.62 (t, 2H, J = 4.8 Hz), 3.86 (t, 2H, J = 4.8 Hz);MS m/z 434.0 (M+H)。
【0716】
(実施例57) 7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−4−((4−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル)メチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物II−113)
【0717】
【化130】
[この文献は図面を表示できません]
【0718】
化合物II−113を、本明細書中に開示される実施例に従って、適切な出発物質を使用して調製した。H−NMR (CDOD)δ9.08 (d, 1H, J = 5.2 Hz), 8.01 (d, 1H, J = 2.0 Hz), 7.76−7.79 (m, 2H), 7.71 (d, 2H, J = 9.2 Hz), 7.34 (d, 2H, J = 8.0 Hz), 7.17 (d, 1H, J = 8.4 Hz), 5.16 (s, 2H), 4.63 (t, 2H, J = 5.0 Hz), 3.88 (t, 2H, J = 4.8 Hz);MS m/z 484.1 (M+H)。
【0719】
(実施例58) 7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)メチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物II−126)
【0720】
【化131】
[この文献は図面を表示できません]
【0721】
化合物II−126を、本明細書中に開示される実施例に従って、適切な出発物質を使用して調製した。H−NMR (CDOD)δ8.74 (d, 1H, J = 5.2 Hz), 8.13 (d, 1H, J = 7.6 Hz), 8.01 (d, 1H, J = 6.4 Hz), 7.77 (dd, 1H, J = 8.2, 2.2Hz), 7.71 (d, 2H, J = 8.4 Hz), 7.48 (dd, 1H, J = 7.4, 5.0 Hz), 7.34 (d, 2H, J = 8.4 Hz), 7.16 (d, 1H, J = 8.8 Hz), 5.18 (s, 2H), 4.57 (t, 2H, J = 4.8 Hz), 3.81 (t, 2H, J = 5.2 Hz);MS m/z 483.1 (M+H)。
【0722】
(実施例59) 4−(オキサゾール−2−イルメチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物II−127)
【0723】
【化132】
[この文献は図面を表示できません]
【0724】
化合物II−127を、本明細書中に開示される実施例に従って、適切な出発物質を使用して調製した。H−NMR (CDOD)δ8.00 (d, 1H, J = 2.4 Hz), 7.92 (s, 1H), 7.77 (dd, 1H, J = 8.6, 2.2 Hz), 7.72 (d, 2H, J = 8.4 Hz), 7.35 (d, 2H, J = 8.0 Hz), 7.14−7.17 (m, 2H), 4.99 (s, 2H), 4.44 (t, 2H, J = 5.0 Hz), 3.78 (t, 2H, J = 5.0 Hz);
MS m/z 405.0 (M+H)。
【0725】
(実施例60) 4−(2−(ベンジルオキシ)エチル)−1−メチル−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロ−1H−ベンゾ[e][1,4]ジアゼピン−2,5−ジオン (化合物X−7)
【0726】
【化133】
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【0727】
6−ブロモ−1H−ベンゾ[d][1,3]オキサジン−2,4−ジオン(5.0g,20.66mmol)、ヨードメタン(1.94mL,d=2.28,4.4g,31.0mmol,1.5当量)およびNaCO(4.38g,41.3mmol,2当量)を丸底フラスコに入れた。このフラスコにDMF(40mL)を周囲温度で添加した。この混合物を室温で一晩撹拌し、次いでガラスフィルタで濾過した。得られた濾液を水と一緒に蒸留して、沈殿物を形成させた。この沈殿物をEtOAcに溶解させ、そしてこの溶液をMgS(O)4で乾燥させた。その溶媒を減圧下で除去した。この時点で、この転換が約50%であったので、KCO(14.3g,103.3mmol,5当量)およびヨードメタン(2.58mL,d=2.28,41.3mmol,2.0当量)を、DMF中の粗製物質の溶液に添加した。この反応が進んで完了し得るようにこの混合物を30℃加熱し、次いでガラスフィルタで濾過した。得られた濾液を水と一緒に蒸留して、沈殿物を形成させた。形成した沈殿物をガラスフィルタで濾過して、所望の生成物である(6−ブロモ−1−メチル−1H−ベンゾ[d][1,3]オキサジン−2,4−ジオン)を得た。これを、さらに精製せずにその後の工程に使用した。
【0728】
6−ブロモ−1−メチル−1H−ベンゾ[d][1,3]オキサジン−2,4−ジオン(5.29g,20.66mmol)およびグリシン(1.7g,22.73mmol,1.1当量)をAcOH(100mL)に丸底フラスコ中で溶解させた。この混合物を還流条件下で2時間加熱した。この混合物を、EtOAc/ヘキサン勾配を溶出液として使用する自動シリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製した。この精製により、所望の生成物(7−ブロモ−1−メチル−3,4−ジヒドロ−1H−ベンゾ[e][1,4]ジアゼピン−2,5−ジオン,無色粉末,446.7mg)を得た。
【0729】
7−ブロモ−1−メチル−3,4−ジヒドロ−1H−ベンゾ[e][1,4]ジアゼピン−2,5−ジオン(446.7mg,1.661mmol)、4−トリフルオロメトキシボロン酸(445.0mg,2.159mmol,1.3当量)、Pd(dppf)Cl・CHCl(120.0mg,0.166mmol,10mol%)およびKCO(482.0mg,3.49mmol,2.1当量)を、混合溶媒(HO/トルエン/i−PrOH(2.5mL:5mL:2.5mL))に、10mLの丸底フラスコ中で窒素雰囲気下で溶解させた。この混合物を60℃で64時間加熱した。この混合物を、EtOAc/ヘキサン勾配を溶出液として使用する自動シリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製した。この精製により、所望の生成物(1−メチル−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロ−1H−ベンゾ[e][1,4]ジアゼピン−2,5−ジオン,415.0mg)を得た。
【0730】
1−メチル−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロ−1H−ベンゾ[e][1,4]ジアゼピン−2,5−ジオン(50.0mg,0.143mmol)およびNaH(17mg,0.428mmol,3.0当量)を、2〜5mLのSmithプロセスバイアルに窒素雰囲気下で入れた。このバイアルにDMF(5mL)を添加すると、水素の発生が観察された。次いで、((2−ブロモエトキシ)メチル)ベンゼン(45μL,0.285mmol,d=0.135,2当量)を室温で添加した。50分間撹拌した後に、この反応をAcOHでクエンチした。得られた混合物を分取HPLCに直接注入して、所望の生成物(4−(2−(ベンジルオキシ)エチル)−1−メチル−7−(4−(トリフルオロメトキシ)−フェニル)−3,4−ジヒドロ−1H−ベンゾ[e][1,4]ジアゼピン−2,5−ジオン,42.7mg)を淡黄色フィルムとして得た。
【0731】
LCMS (EI:
70 eV) 503 (M+Na), 486 (M+1)。
【0732】
(実施例61) 4−(ピリミジン−2−イルメチル)−7−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−3,4−ジヒドロ−1H−ベンゾ[e][1,4]ジアゼピン−2,5−ジオン (化合物X−9)
【0733】
【化134】
[この文献は図面を表示できません]
【0734】
61−Bのための手順。化合物61−A(4.380g,20.0mmol)、N−Bocジアミン(5.000g,31.2mmol)およびEDC(5.600g,38.74mmol)の、無水CHCl(80mL)中の混合物に、Hunig塩基(10mL,56.16mmol)を撹拌しながら滴下により添加した。添加が完了した後に、この反応混合物を減圧中で濃縮し、EA−HO(200−100mL)に溶解させ、分液漏斗に移し、その水層をEA(100mL×3)で抽出し、合わせた有機相を0.1NのHCl(100mL×2)で洗浄し、乾燥させ、濃縮し、Yamazenを使用してEaOAc/n−ヘキサンで溶出してカラムクロマトグラフィーで分離して、化合物61−B(6.386g,17.67mmol,88%)を得た。LCMS m/z 362.0 (M+H), anal HPLC > 90%。これをさらに精製せずに次の工程で直接使用した。
【0735】
化合物61−Cのための手順。上記のような標準的なSuzukiカップリングで、化合物61−B(658mg,1.8mmol)から出発して、白黄色固体61−D(610mg,1.4mmol,79%)を、EaOAc/n−ヘキサンで溶出するYamazenクロマトグラフィーを使用して得(LCMS m/z 327.1 (M−t−ブチル),876.3 (2M+Na))、これをさらに精製せずに次の工程で直接使用した。
【0736】
化合物61−Dおよび61−Eのための手順。化合物C(213mg,0.500mmol)およびクロロメチルピリミジンHCl塩(248mg,1.50mmol)の無水DMF(30mL)溶液に、95%のNaH(65mg,2.7mmol)をゆっくりと添加し、そして5分間撹拌した。さらなる95%のNaH(55mg,2.3mmol)を添加し、5分間撹拌した。この粗製混合物を30%の水性NHCl(40mL)によりクエンチし、EtOAc(3×100mL)で抽出し、合わせた有機相を飽和NaHCO(100mL)、ブライン(100mL)で洗浄し、乾燥させ、減圧中で濃縮した。逆相HPLCを使用して、黄色固体61−D(75mg,0.14mmol,29%)を得た。LCMS m/z 519.2 (M+H)。これをさらに精製せずに次の工程で直接使用した。
【0737】
化合物61−D(70mg,0.13mmol)のDCM(5.0mL)中の溶液に、TFA(2.0mL)を添加し、そして一晩撹拌した。次いで、これを減圧中で濃縮し、LCMSにおいて化合物61−Eとしての1つのみのピーク、m/z 419.1 (M+H), anal HPLC 純度>95。
【0738】
化合物X−9のための手順。上記化合物61−E(54mg,0.13mmol)の無水DMF溶液(15mL)に、Hunig塩基(2mL)を添加し、Biotageマイクロ波バイアル中でキャップをし、そして150℃で40分間のマイクロ波加熱に供した。この反応混合物を濾過し、減圧中で濃縮し、そしてHO中のACNの勾配(5%から95%)で溶出するGilson分取HPLCに供して、X−9(16mg,0.04mmol,31%)を得た。LCMS m/z 399.1 (M+H), anal HPLC 純度> 98%。
【0739】
(実施例62) 1−メチル−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−7−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−3,4−ジヒドロ−1H−ベンゾ[e][1,4]ジアゼピン−5(2H)−オン (化合物X−10)
【0740】
【化135】
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【0741】
【化136】
[この文献は図面を表示できません]
【0742】
化合物X−10のための手順。化合物X−9(14mg,0.035mmol)の無水DCM溶液(3mL)に、パラホルムアルデヒド(0.5mL)およびHO(1mL)を添加し、5分間撹拌し、THF(1mL)を添加して溶解を補助した。5分後、ボロヒドリド(63mg,0.31mmol)を添加し、LCMSにおいて出発物質が消失するまで30分間撹拌した。この粗製混合物を30%の水性NHCl(10mL)によりクエンチし、EtOAc(3×30mL)で抽出し、合わせた有機相を飽和NaHCO(30mL)、ブライン(30mL)で洗浄し、乾燥させ、減圧中で濃縮した。逆相HPLCを使用して、黄色固体X−10(6mg,0.015mmol,42%)を得た。LCMS m/z 412.1 (M+H), anal HPLC > 98%。
【0743】
(実施例63) 4−((1−メチル−1H−イミダゾール−2−イル)メチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物II−186)
【0744】
【化137】
[この文献は図面を表示できません]
【0745】
化合物II−186を、本明細書中に開示される実施例に従って、適切な出発物質を使用して調製した。Suzukiカップリングを、他の手順において説明した標準的な条件下で、Pd(dppf)Clを使用して実施した。
【0746】
アミドのアルキル化を、水素化ナトリウムを使用して、標準的な手順に従って実施して、最終生成物を得た。
【0747】
Mass (M+H)418.1. H NMR (400 MHz; dmso−d) δ7.93 (s, 1H );7.75 (m, 3H );7.58 (m, 2H );7.42 (m, 2H );4.86 (m, 2H);4.18 (m, 2H);3.75 (s, 3H);3.65 (m, 2H). 19F NMR (400 MHz; DMSO−d6) δ−57.26 (s, 3F)。
【0748】
(実施例64) 4−(2−モルホリノエチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物II−188)
【0749】
【化138】
[この文献は図面を表示できません]
【0750】
化合物II−188を、本明細書中に開示される実施例に従って、適切な出発物質を使用して調製した。Mass (M+H)437.1。
【0751】
(実施例65) 4−((5−メチルピラジン−2−イル)メチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物II−172)
【0752】
【化139】
[この文献は図面を表示できません]
【0753】
化合物II−172を、本明細書中に開示される実施例に従って、適切な出発物質を使用して調製した。Mass (M+H)430.1. H NMR (400 MHz; DMSO−d6) δ8.50 (m, 2H );7.94 (s, 1H );7.78 (m, 3H );7.41 (d, J = 8.5 Hz, 2H );7.13 (d, J = 8.1 Hz, 1H);4.86 (s, 2H);4.38 (m, 2H);3.71 (m, 2H); 2.48 (s, 3H). 19F NMR (400 MHz;
DMSO−d6) δ−57.26 (s, 3F)。
【0754】
(実施例66) 4−((6−メチルピラジン−2−イル)メチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物II−175)
【0755】
【化140】
[この文献は図面を表示できません]
【0756】
化合物II−175を、本明細書中に開示される実施例に従って、適切な出発物質を使用して調製した。Mass (M+H)430.1 H NMR (400 MHz; CDOD) δ8.48 (s, 1H );8.41 (s, 1H );7.97 (s, 1H );7.73 (m, 3H );7.32 (d, J = 8.6 Hz, 2H );7.13 (d, J = 8.6 Hz, 1H);4.95 (s, 2H);4.46 (m, 2H);3.80 (m, 2H); 3.30 (s, 3H). 19F NMR (400 MHz; CDOD) δ−56.96 (s, 3F)。
【0757】
(実施例67) 4−((1−ベンジル−1H−イミダゾール−2−イル)メチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物II−187)
【0758】
【化141】
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【0759】
化合物II−187を、本明細書中に開示される実施例に従って、適切な出発物質を使用して調製した。Mass (M+H)494.1. H NMR (400 MHz; dmso−d) δ7.00 − 8.00 (m, 12H );5.32 (s, 2H );4.82 (s, 2H);4.26 (m, 2H);3.49 (m, 2H). 19F NMR (400 MHz; DMSO−d6) δ−57.25 (s, 3F)。
【0760】
(実施例68) 4−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イルメチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物II−189)
【0761】
【化142】
[この文献は図面を表示できません]
【0762】
化合物II−189を、本明細書中に開示される実施例に従って、適切な出発物質を使用して調製した。Mass (M+H)454.1. H NMR (400 MHz;
dmso−d) δ6.80 − 8.50 (m, 12H );5.36 (s, 2H );4.82 (m, 2H);4.24 (m, 2H). 19F NMR (400 MHz;
DMSO−d6) δ−57.38 (s, 3F)。
【0763】
(実施例69) 2−(7−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−2,3,4,5−テトラヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−4−カルボニル)−5,6−ジヒドロイミダゾ[1,2−a]ピラジン−7(8H)−カルボン酸tert−ブチル(化合物III−40)
【0764】
【化143】
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【0765】
アミドの脱カルボキシ化を、THF中1MのBHを使用して1〜5日間、標準的な手順に従って実施して、アミン69−Aを得た。その後、標準的なHATUにより触媒される縮合反応を行って、化合物III−40を得た。Mass (M+H)543.2。
【0766】
(実施例70) (5,6,7,8−テトラヒドロイミダゾ[1,2−a]ピラジン−2−イル)(7−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−2,3−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−4(5H)−イル)メタノン (化合物III−42)
【0767】
【化144】
[この文献は図面を表示できません]
【0768】
化合物III−40を、ジクロロメタン中のTFAを使用して標準的な手順で脱保護して、化合物III−42を得た。Mass (M+H)443.1。
【0769】
(実施例71) 1−(2−(7−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−2,3,4,5−テトラヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−4−カルボニル)−5,6−ジヒドロイミダゾ[1,2−a]ピラジン−7(8H)−イル)エタノン (化合物III−48)
【0770】
【化145】
[この文献は図面を表示できません]
【0771】
無水酢酸を使用して室温での化合物III−42の標準的なアシル化により、化合物III−48を得た。Mass (M+H)485.1。
【0772】
(実施例72) (1−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)(7−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−2,3−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−4(5H)−イル)メタノン (化合物III−32)
【0773】
【化146】
[この文献は図面を表示できません]
【0774】
化合物III−32を、本明細書中に開示される実施例に従って、適切な出発物質を使用して調製した。Mass (M+H)402.1。
【0775】
(実施例73) (1H−イミダゾール−2−イル)(7−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−2,3−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−4(5H)−イル)メタノン (化合物III−33)
【0776】
【化147】
[この文献は図面を表示できません]
【0777】
化合物III−33を、本明細書中に開示される実施例に従って、適切な出発物質を使用して調製した。Mass (M+H)388.1。
【0778】
(実施例74) (1−((1H−イミダゾール−1−イル)メチル)シクロプロピル)(7−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−2,3−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−4(5H)−イル)メタノン (化合物III−34)
【0779】
【化148】
[この文献は図面を表示できません]
【0780】
化合物III−34を、本明細書中に開示される実施例に従って、適切な出発物質を使用して調製した。Mass (M+H)442.1。
【0781】
(実施例75) (1−メチル−1H−イミダゾール−2−イル)(7−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−2,3−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−4(5H)−イル)メタノン (化合物III−37)
【0782】
【化149】
[この文献は図面を表示できません]
【0783】
化合物III−37を、本明細書中に開示される実施例に従って、適切な出発物質を使用して調製した。Mass (M+H)402.1。
【0784】
(実施例76) (R)−2−(7−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−2,3,4,5−テトラヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−4−カルボニル)ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(化合物III−52)
【0785】
【化150】
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【0786】
化合物III−52を、本明細書中に開示される実施例に従って、適切な出発物質を使用して調製した。Mass (M+H)491.2。
【0787】
(実施例77) (1H−1,2,3−トリアゾール−5−イル)(7−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−2,3−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−4(5H)−イル)メタノン (化合物III−49)
【0788】
【化151】
[この文献は図面を表示できません]
【0789】
化合物III−49を、本明細書中に開示される実施例に従って、適切な出発物質を使用して調製した。Mass (M+H)389.1。
【0790】
(実施例78) (1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)(7−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−2,3−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−4(5H)−イル)メタノン (化合物III−50)
【0791】
【化152】
[この文献は図面を表示できません]
【0792】
化合物III−50を、本明細書中に開示される実施例に従って、適切な出発物質を使用して調製した。Mass (M+H)389.1。
【0793】
(実施例79) (3−アミノ−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)(7−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−2,3−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−4(5H)−イル)メタノン (化合物III−51)
【0794】
【化153】
[この文献は図面を表示できません]
【0795】
化合物III−51を、本明細書中に開示される実施例に従って、適切な出発物質を使用して調製した。Mass (M+H)404.1。
【0796】
(実施例80) (R)−ピロリジン−2−イル(7−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−2,3−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−4(5H)−イル)メタノン (化合物III−53)
【0797】
【化154】
[この文献は図面を表示できません]
【0798】
化合物III−53を、本明細書中に開示される実施例に従って、適切な出発物質を使用して調製した。Mass (M+H)391.1。
【0799】
(実施例81) (1−フェニル−1H−1,2,3−トリアゾール−5−イル)(7−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−2,3−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−4(5H)−イル)メタノン (化合物III−54)
【0800】
【化155】
[この文献は図面を表示できません]
【0801】
化合物III−54を、本明細書中に開示される実施例に従って、適切な出発物質を使用して調製した。
【0802】
(実施例82) (R)−1−(2−(7−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−2,3,4,5−テトラヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−4−カルボニル)ピロリジン−1−イル)エタノン (化合物III−55)
【0803】
【化156】
[この文献は図面を表示できません]
【0804】
化合物III−55を、本明細書中に開示される実施例に従って、適切な出発物質を使用して調製した。Mass (M+H)433.1。
【0805】
(実施例83) (1H−イミダゾール−2−イル)(7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−2,3−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−4(5H)−イル)メタノン (化合物III−56)
【0806】
【化157】
[この文献は図面を表示できません]
【0807】
化合物III−56を、本明細書中に開示される実施例に従って、適切な出発物質を使用して調製した。Mass (M+H)404.1。
【0808】
(実施例84) (S)−4−ベンジル−3−メチル−7−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物II−132)
【0809】
【化158】
[この文献は図面を表示できません]
【0810】
5−ブロモ−2−フルオロ安息香酸(1mmol)、ベンジル(S)−バリノール(1mmol)、HATU(1mmol)およびジイソプロピルエチルアミン(3mmol)の、DMF(3mL)中の溶液を、室温で30分間撹拌した。この反応混合物を、1MのHClとブラインとの1:1の溶液に注ぎ、そして酢酸エチルで抽出した。その有機層を飽和重炭酸ナトリウム溶液およびブラインで洗浄し、乾燥させ、そして濃縮した。その残渣を、トルエンとイソプロパノールと水との混合物(1mLずつ)に溶解させ、そして4−トリフルオロメチルフェニルボロン酸(3mmol)、KCO(3mmol)およびdppfPdCl(40mg)を含むフラスコに、窒素下で加えた。この反応混合物を90℃で1時間撹拌した。その有機層を分離し、そして濃縮し、その後、フラッシュクロマトグラフィー(2:1のヘキサン/酢酸エチルにおいてrf=0.28)により精製して、粘性油状物を得た。その生成物をDMF(5mL)に溶解させ、そして水素化ナトリウム(5mmol)を添加した。この反応混合物を室温で40分間撹拌し、そして1MのHClとブラインとの1:1の溶液に注ぎ、そして酢酸エチルで抽出した。その有機層を飽和重炭酸ナトリウム溶液およびブラインで洗浄し、乾燥させ、そして濃縮し、その後、フラッシュクロマトグラフィー(2:1のヘキサン/酢酸エチルにおいてrf=0.59)により精製して、(S)−4−ベンジル−3−メチル−7−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オンを油状物として得た。
【0811】
上記生成物のクロロホルム中の溶液に、NBS(2.5当量)およびN−メチルアセトアミド(10mol%)を添加した。この反応物を室温で18時間撹拌し、その後、減圧下で濃縮した。その残渣を酢酸エチル(10mL)に溶解させ、そして1MのNaOH溶液(10mL)を添加した。この混合物を5分間激しく撹拌し、そしてその有機層を分離し、ブラインで洗浄し、そして濃縮した。フラッシュクロマトグラフィー(2:1のヘキサン/酢酸エチルにおいてrf=0.10)により、脱ベンジル生成物を得た。
【0812】
上記生成物(20mg)および2−クロロメチルピリミジンHCl塩(30mg)のDMF中の溶液に、水素化ナトリウム(40mg)を添加し、そしてこの反応物を室温で1時間撹拌した。この反応混合物を1MのHClでクエンチし、そして分取HPLCにより精製して、(S)−3−メチル−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−7−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オンTFA塩を白色粉末として得た。
【0813】
(実施例85) (2S,11aS)−2−アミノ−7−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−2,3,11,11a−テトラヒドロベンゾ[f]ピロロ[2,1−c][1,4]オキサゼピン−5(1H)−オン (化合物II−51)
【0814】
【化159】
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【0815】
化合物II−51を、本明細書中に開示される実施例に従って、適切な出発物質を使用して調製した。C1917x TFA. 363.1 (M+1). H NMR (DMSO)δ8.34 (d, J = 2.8 Hz, 1H), 8.20 (br, 3H), 7.85 (m, 5H), 7.16 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 4.61 (d, J = 12.0 Hz, 1H), 4.16 (m, 2H), 3.96 (m, 1H), 3.83 (br, 1H), 3.58 (m, 1H), 2.54 (m, 1H), 1.80 (m, 1H). 19F NMR (DMSO)δ−61.4 (s, 3F)。
【0816】
(実施例86) (R)−2−(ピリミジン−2−イルメチル)−8−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−3,4,12,12a−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[f]ピラジノ[2,1−c][1,4]オキサゼピン−6(2H)−オン (化合物II−8)
【0817】
【化160】
[この文献は図面を表示できません]
【0818】
化合物II−8を、本明細書中に開示される実施例に従って、適切な出発物質を使用して調製した。C2421x 2−TFA. 455.1 (M+1)。
【0819】
(実施例87) (S)−2−(ピリミジン−2−イルメチル)−8−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−3,4,12,12a−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[f]ピラジノ[2,1−c][1,4]オキサゼピン−6(2H)−オン (化合物II−9)
【0820】
【化161】
[この文献は図面を表示できません]
【0821】
化合物II−9を、本明細書中に開示される実施例に従って、適切な出発物質を使用して調製した。C2421x 2−TFA. 455.1 (M+1)。
【0822】
(実施例88) (S)−3−メチル−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−7−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物II−12)
【0823】
【化162】
[この文献は図面を表示できません]
【0824】
化合物II−12を、本明細書中に開示される実施例に従って、適切な出発物質を使用して調製した。C2218x TFA. 414.1 (M+1). H NMR (DMSO)δ8.77 (d, J = 5.2 Hz, 2H), 8.38 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 7.85 (m, 5H), 7.40 (t, J = 5.0 Hz, 1H), 7.20 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 5.10 (J = 17.0 Hz, 1H), 4.79 (d, J = 17.0 Hz, 1H), 4.60 (m, 2H), 4.05 (m, 1H). 1.22 (d, J = 6.8 Hz, 3H). 19F NMR (DMSO)δ−61.37 (s, 3F)。
【0825】
(実施例89) (R)−3−メチル−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−7−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物II−13)
【0826】
【化163】
[この文献は図面を表示できません]
【0827】
化合物II−13を、本明細書中に開示される実施例に従って、適切な出発物質を使用して調製した。C2218x TFA. 414.1 (M+1). H NMR (DMSO)δ8.77 (d, J = 5.2 Hz, 2H), 8.38 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 7.85 (m, 5H), 7.40 (t, J = 5.0 Hz, 1H), 7.20 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 5.10 (J = 17.0 Hz, 1H), 4.79 (d, J = 17.0 Hz, 1H), 4.60 (m, 2H), 4.05 (m, 1H). 1.22 (d, J = 6.8 Hz, 3H). 19F NMR (DMSO)δ−61.37 (s, 3F)。
【0828】
(実施例90) (S)−3−メチル−7−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物II−18)
【0829】
【化164】
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【0830】
化合物II−18を、本明細書中に開示される実施例に従って、適切な出発物質を使用して調製した。C1714NO. 322.1 (M+1). H NMR (DMSO)δ8.41 (d, J = 4.4 Hz, 1H), 8.20 (d, J = 1.6 Hz, 1H), 7.85 (m, 5H), 7.16 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 4.22 (m, 2 H), 3.68 (br, 1H), 1.15 (d, J = 6.4 Hz, 3H)。
【0831】
(実施例91) (R)−3−メチル−7−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物II−19)
【0832】
【化165】
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【0833】
化合物II−19を、本明細書中に開示される実施例に従って、適切な出発物質を使用して調製した。C1714NO. 322.1 (M+1). H NMR (DMSO)δ8.41 (d, J = 4.4 Hz, 1H), 8.20 (d, J = 1.6 Hz, 1H), 7.85 (m, 5H), 7.16 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 4.22 (m, 2 H), 3.68 (br, 1H), 1.15 (d, J = 6.4 Hz, 3H)。
【0834】
(実施例92) (2R,11aS)−2−アミノ−7−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−2,3,11,11a−テトラヒドロベンゾ[f]ピロロ[2,1−c][1,4]オキサゼピン−5(1H)−オン (化合物II−21)
【0835】
【化166】
[この文献は図面を表示できません]
【0836】
化合物II−21を、本明細書中に開示される実施例に従って、適切な出発物質を使用して調製した。C1917x TFA. 363.1 (M+1)。
【0837】
(実施例93) (R)−2−(2,2−ジフルオロエチル)−8−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−3,4,12,12a−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[f]ピラジノ[2,1−c][1,4]オキサゼピン−6(2H)−オン (化合物II−22)
【0838】
【化167】
[この文献は図面を表示できません]
【0839】
化合物II−22を、本明細書中に開示される実施例に従って、適切な出発物質を使用して調製した。C2119x TFA. 427.1 (M+1). H NMR (DMSO)δ8.22 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 7.84 (m, 5H), 7.18 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 6.22 (tm, J = 55.6 Hz, 1H), 4.53 (m, 1H), 4.27 (m, 1H), 3.97 (br, 2H), 3.62 (m, 1H), 2.90−2.60 (m, 6H). 19F NMR (DMSO)δ−61.4 (s, 3F), −119.4 (dt, 55.6, 16.2 Hz, 2F)。
【0840】
(実施例94) (R)−2−エチル−8−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−3,4,12,12a−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[f]ピラジノ[2,1−c][1,4]オキサゼピン−6(2H)−オン (化合物II−23)
【0841】
【化168】
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【0842】
化合物II−23を、本明細書中に開示される実施例に従って、適切な出発物質を使用して調製した。C2121x TFA. 391.1 (M+1)。
【0843】
(実施例95) (S)−2−(2,2−ジフルオロエチル)−8−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−3,4,12,12a−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[f]ピラジノ[2,1−c][1,4]オキサゼピン−6(2H)−オン (化合物II−24)
【0844】
【化169】
[この文献は図面を表示できません]
【0845】
化合物II−24を、本明細書中に開示される実施例に従って、適切な出発物質を使用して調製した。C2119x TFA. 427.1 (M+1). H NMR (DMSO)δ8.22 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 7.84 (m, 5H), 7.18 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 6.22 (tm, J = 55.6 Hz, 1H), 4.53 (m, 1H), 4.27 (m, 1H), 3.97 (br, 2H), 3.62 (m, 1H), 2.90−2.60 (m, 6H). 19F NMR (DMSO)δ−61.4 (s, 3F), −119.4 (dt, 55.6, 16.2 Hz, 2F)。
【0846】
(実施例96) (S)−2−エチル−8−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−3,4,12,12a−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[f]ピラジノ[2,1−c][1,4]オキサゼピン−6(2H)−オン (化合物II−25)
【0847】
【化170】
[この文献は図面を表示できません]
【0848】
化合物II−25を、本明細書中に開示される実施例に従って、適切な出発物質を使用して調製した。C2121x TFA. 391.1 (M+1)。
【0849】
(実施例97) (S)−3−イソプロピル−7−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物II−77)
【0850】
【化171】
[この文献は図面を表示できません]
【0851】
化合物II−77を、本明細書中に開示される実施例に従って、適切な出発物質を使用して調製した。C1918NO. 350.1 (M+1)。
【0852】
(実施例98) (R)−3−メチル−4−(ピリジン−2−イルメチル)−7−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物II−80)
【0853】
【化172】
[この文献は図面を表示できません]
【0854】
化合物II−80を、本明細書中に開示される実施例に従って、適切な出発物質を使用して調製した。C2319 x TFA. 413.1 (M+1)。
【0855】
(実施例99) (S)−3−メチル−4−(ピリジン−2−イルメチル)−7−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物II−81)
【0856】
【化173】
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【0857】
化合物II−81を、本明細書中に開示される実施例に従って、適切な出発物質を使用して調製した。C2319 x TFA. 413.1 (M+1)。
【0858】
(実施例100) 4−(1−(ピリジン−2−イル)エチル)−7−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物II−82)
【0859】
【化174】
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【0860】
化合物II−82を、本明細書中に開示される実施例に従って、適切な出発物質を使用して調製した。C2218x TFA. 414.1 (M+1)。
【0861】
(実施例101) (R)−2−(2,2,2−トリフルオロエチル)−8−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−3,4,12,12a−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[f]ピラジノ[2,1−c][1,4]オキサゼピン−6(2H)−オン (化合物II−83)
【0862】
【化175】
[この文献は図面を表示できません]
【0863】
化合物II−83を、本明細書中に開示される実施例に従って、適切な出発物質を使用して調製した。C2118x TFA. 445.1 (M+1)。
【0864】
(実施例102) (R)−4−ベンジル−2−メチル−7−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物II−85)
【0865】
【化176】
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【0866】
化合物II−85を、本明細書中に開示される実施例に従って、適切な出発物質を使用して調製した。C2420NO2. 412.1 (M+1)。
【0867】
(実施例103) (S)−4−ベンジル−2−メチル−7−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物II−86)
【0868】
【化177】
[この文献は図面を表示できません]
【0869】
化合物II−86を、本明細書中に開示される実施例に従って、適切な出発物質を使用して調製した。C2420NO2. 412.1 (M+1)。
【0870】
(実施例104) (S)−2−メチル−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−7−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物II−101)
【0871】
【化178】
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【0872】
化合物II−101を、本明細書中に開示される実施例に従って、適切な出発物質を使用して調製した。C2218. 414.1 (M+1)。
【0873】
(実施例105) 2−(ピリジン−2−イル)−1−(7−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−2,3−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−4(5H)−イル)エタノン (化合物III−29)
【0874】
【化179】
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【0875】
化合物III−29を、本明細書中に開示される実施例に従って、適切な出発物質を使用して調製した。C2319. 413.1 (M+1)。
【0876】
(実施例106) 2−(ピリミジン−2−イル)−1−(7−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−2,3−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−4(5H)−イル)エタノン (化合物III−30)
【0877】
【化180】
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【0878】
化合物III−30を、本明細書中に開示される実施例に従って、適切な出発物質を使用して調製した。C2218. 414.1 (M+1)。
【0879】
(実施例107) トリフルオロメタンスルホン酸4−(5−オキソ−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−2,3,4,5−テトラヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−7−イル)フェニル (化合物II−171)
【0880】
【化181】
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【0881】
化合物II−171を、本明細書中に開示される実施例に従って、適切な出発物質を使用して調製した。C2116S. 480.1 (M+1)。
【0882】
(実施例108) (R)−(2−メチル−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−2,3−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−4(5H)−イル)(ピリミジン−2−イル)メタノン (化合物III−38)
【0883】
【化182】
[この文献は図面を表示できません]
【0884】
化合物III−38を、本明細書中に開示される実施例に従って、適切な出発物質を使用して調製した。C2218. 430.1 (M+1)。
【0885】
(実施例109) (S)−(2−メチル−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−2,3−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−4(5H)−イル)(ピリミジン−2−イル)メタノン (化合物III−39)
【0886】
【化183】
[この文献は図面を表示できません]
【0887】
化合物III−39を、本明細書中に開示される実施例に従って、適切な出発物質を使用して調製した。C2218. 430.1 (M+1)。
【0888】
(実施例110) フェニル(7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−2,3−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−4(5H)−イル)メタノン (化合物III−4)
【0889】
【化184】
[この文献は図面を表示できません]
【0890】
化合物III−4を、本明細書中に開示される実施例に従って、適切な出発物質を使用して調製した。MS found for C2318NO as (M+H)414.1。
【0891】
(実施例111) 4−(ピリミジン−2−イルメチル)−7−(4−(2,2,2−トリフルオロエチル)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物II−150)
【0892】
【化185】
[この文献は図面を表示できません]
【0893】
化合物II−150を、本明細書中に開示される実施例に従って、適切な出発物質を使用して調製した。MS found for C2318NO as (M+H)414.2。
【0894】
(実施例112) 4−(ピリジン−2−イルメチル)−7−(4−(2,2,2−トリフルオロエチル)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物II−151)
【0895】
【化186】
[この文献は図面を表示できません]
【0896】
化合物II−151を、本明細書中に開示される実施例に従って、適切な出発物質を使用して調製した。MS found for C2319 as (M+H)413.2 H NMR (400MHz, dmso−d): δ: 8.54 (d, J=5.6 Hz, 1H), 7.96 (d, J=2.4 Hz, 1H), 7.80−7.76 (m, 2H);7.67 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.42−7.28 (m, 4H);7.14 (d, J= 8.4 Hz, 1H);4.86 (s, 2H), 4.38−4.36 (m, 2H), 3.72−3.64 (m, 4H)。
【0897】
(実施例113) (1−メチルシクロプロピル)(7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−2,3−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−4(5H)−イル)メタノン (化合物III−10)
【0898】
【化187】
[この文献は図面を表示できません]
【0899】
化合物III−10を、本明細書中に開示される実施例に従って、適切な出発物質を使用して調製した。MS found for C2120NO as (M+H)392.0。
【0900】
(実施例114) (3,3−ジフルオロシクロブチル)(7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−2,3−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−4(5H)−イル)メタノン (化合物III−11)
【0901】
【化188】
[この文献は図面を表示できません]
【0902】
化合物III−11を、本明細書中に開示される実施例に従って、適切な出発物質を使用して調製した。MS found for C2118NO as (M+H)428.1。
【0903】
(実施例115) (1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)(7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−2,3−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−4(5H)−イル)メタノン (化合物III−12)
【0904】
【化189】
[この文献は図面を表示できません]
【0905】
化合物III−12を、本明細書中に開示される実施例に従って、適切な出発物質を使用して調製した。MS found for C2118 as (M+H)418.1. H NMR (400MHz, dmso−d): δ: 8.03 (s, 1H), 7.73−7.41 (m, 7H);7.03 (d, J= 8.0 Hz, 1H), 4.82 (s, 2H), 4.26 (m, 2H);4.00 (m, 2H);383 (s, 3H)。
【0906】
(実施例116) (1H−ピラゾール−3−イル)(7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−2,3−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−4(5H)−イル)メタノン (化合物III−15)
【0907】
【化190】
[この文献は図面を表示できません]
【0908】
化合物III−15を、本明細書中に開示される実施例に従って、適切な出発物質を使用して調製した。MS found for C2016 as (M+H)404.1。
【0909】
(実施例117) (1,5−ジメチル−1H−ピラゾール−3−イル)(7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−2,3−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−4(5H)−イル)メタノン (化合物III−58)
【0910】
【化191】
[この文献は図面を表示できません]
【0911】
化合物III−58を、本明細書中に開示される実施例に従って、適切な出発物質を使用して調製した。MS found for C2220 as (M+H)432.1。
【0912】
(実施例118) ピラジン−2−イル(7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−2,3−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−4(5H)−イル)メタノン (化合物III−23)
【0913】
【化192】
[この文献は図面を表示できません]
【0914】
化合物III−23を、本明細書中に開示される実施例に従って、適切な出発物質を使用して調製した。MS found for C2116 as (M+H)416.1。
【0915】
(実施例119) ピリダジン−3−イル(7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−2,3−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−4(5H)−イル)メタノン (化合物III−24)
【0916】
【化193】
[この文献は図面を表示できません]
【0917】
化合物III−24を、本明細書中に開示される実施例に従って、適切な出発物質を使用して調製した。MS found for C1614NO as (M+H)310.1.MS found for C2116 as (M+H)416.1。
【0918】
(実施例120) 4−(ピリミジン−2−イルメチル)−7−p−トリル−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物II−87)
【0919】
【化194】
[この文献は図面を表示できません]
【0920】
化合物II−87を、本明細書中に開示される実施例に従って、適切な出発物質を使用して調製した。MS found for C2119 as (M+H)346.1 H NMR (400MHz, dmso−d): δ: 8.77 (d, J=5.2Hz, 2H), 7.90 (d, J=2.4Hz, 1H), 7.75 (dd, J=2.4, 8.8 Hz, 1H), 7.52 (d, J=8.8Hz, 2H), 7.40 (t, J=5.2Hz, 1H), 7.25 (d, J=8.0Hz, 2H), 7.42 (d, J=8.4Hz, 1H), 4.96 (s, 2H), 4.49−4.47 (m, 2H), 3.75−3.73 (m, 2H), 2.31 (s, 3H)。
【0921】
(実施例121) 7−(4−クロロフェニル)−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物II−88)
【0922】
【化195】
[この文献は図面を表示できません]
【0923】
化合物II−88を、本明細書中に開示される実施例に従って、適切な出発物質を使用して調製した。MS found for C2016Cl as (M+H)366.1 H NMR (400MHz, dmso−d): δ: 8.77 (d, J=5.2Hz, 2H), 7.94 (d, J=2.4Hz, 1H), 7.79 (dd, J=2.4, 8.8 Hz, 1H), 7.67 (d, J=8.8Hz, 2H), 7.49 (d, J=8.0Hz, 2H), 7.40 (t, J=5.2Hz, 1H), 7.13 (d, J=8.4Hz, 1H), 4.97 (s, 2H), 4.51−4.49 (m, 2H), 3.77−3.74 (m, 2H)。
【0924】
(実施例122) 7−(4−イソプロピルフェニル)−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物II−89)
【0925】
【化196】
[この文献は図面を表示できません]
【0926】
化合物II−89を、本明細書中に開示される実施例に従って、適切な出発物質を使用して調製した。MS found for C2323 as (M+H)374.1 H NMR (400MHz, dmso−d): δ: 8.77 (d, J=5.2Hz, 2H), 7.90 (d, J=2.4Hz, 1H), 7.75 (dd, J=2.4, 8.8 Hz, 1H), 7.55 (d, J=8.8Hz, 2H), 7.41 (t, J=5.2Hz, 1H), 7.29 (d, J=8.0Hz, 2H), 7.11 (d, J=8.4Hz, 1H), 4.96 (s, 2H), 4.49−4.47 (m, 2H), 3.75−3.73 (m, 2H), 2.91 (m, 1H);1.22 (d, J = 7.2 Hz, 6H)。
【0927】
(実施例123) 7−(4−エチルフェニル)−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物II−91)
【0928】
【化197】
[この文献は図面を表示できません]
【0929】
化合物II−91を、本明細書中に開示される実施例に従って、適切な出発物質を使用して調製した。MS found for C2221 as (M+H)360.1 H NMR (400MHz, dmso−d): δ: 8.77 (d, J=5.2Hz, 2H), 7.91 (d, J=2.4Hz, 1H), 7.75 (dd, J=2.4, 8.8 Hz, 1H), 7.54 (d, J=8.8Hz, 2H), 7.41 (t, J=5.2Hz, 1H), 7.28 (d, J=8.0Hz, 2H), 7.12 (d, J=8.4Hz, 1H), 4.97 (s, 2H), 4.49−4.47 (m, 2H), 3.75−3.73 (m, 2H), 2.64 (q, J = 7.6 Hz, 2H);1.20 (d, J = 7.6 Hz, 3H)。
【0930】
(実施例124) 7−(4−シクロプロピルフェニル)−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物II−92)
【0931】
【化198】
[この文献は図面を表示できません]
【0932】
化合物II−92を、本明細書中に開示される実施例に従って、適切な出発物質を使用して調製した。MS found for C2221 as (M+H)372.1 H NMR (400MHz, dmso−d): δ: 8.77 (d, J=5.2Hz, 2H), 7.88 (d, J=2.4Hz, 1H), 7.74 (dd, J=2.4, 8.8 Hz, 1H), 7.50 (d, J=8.8Hz, 2H), 7.41 (t, J=5.2Hz, 1H), 7.14 (d, J=8.0Hz, 2H), 7.10 (d, J=8.4Hz, 1H), 4.96 (s, 2H), 4.49−4.47 (m, 2H), 3.75−3.73 (m, 2H), 1.94−1.89 (m, 1H);0.97−0.93 (m, 2H);0.70−0.66 (m, 2H)。
【0933】
(実施例125) 7−(4−メトキシフェニル)−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物II−94)
【0934】
【化199】
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【0935】
化合物II−94を、本明細書中に開示される実施例に従って、適切な出発物質を使用して調製した。MS found for C2119 as (M+H)362.1 H NMR (400MHz, dmso−d): δ: 8.78 (d, J=5.2Hz, 2H), 7.86 (d, J=2.4Hz, 1H), 7.72 (dd, J=2.4, 8.8 Hz, 1H), 7.56 (d, J=8.8Hz, 2H), 7.41 (t, J=5.2Hz, 1H), 7.10 (d, J=8.0Hz, 2H), 7.00 (d, J=8.4Hz, 1H), 4.97 (s, 2H), 4.48−4.45 (m, 2H), 3.76 (s, 3H);3.74−3.72 (m, 2H)。
【0936】
(実施例126) 7−(4−イソブトキシフェニル)−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物II−97)
【0937】
【化200】
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【0938】
化合物II−97を、本明細書中に開示される実施例に従って、適切な出発物質を使用して調製した。MS found for C2425 as (M+H)404.1. H NMR (400MHz, dmso−d): δ: 8.78 (d, J=5.2Hz, 2H), 7.85 (d, J=2.4Hz, 1H), 7.72 (dd, J=2.4, 8.8 Hz, 1H), 7.54 (d, J=8.8Hz, 2H), 7.41 (t, J=5.2Hz, 1H), 7.10 (d, J=8.0Hz, 2H), 6.99 (d, J=8.4Hz, 1H), 4.97 (s, 2H), 4.48−4.46 (m, 2H), 3.76−3.72 (m, 4H);2.03−1.97 (m, 1H);0.97 (d, J = 6.4 Hz, 6H)。
【0939】
(実施例127) 7−(4−tert−ブチルフェニル)−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物II−98)
【0940】
【化201】
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【0941】
化合物II−98を、本明細書中に開示される実施例に従って、適切な出発物質を使用して調製した。MS found for C2425 as (M+H)404.1 H NMR (400MHz, dmso−d): δ: 8.78 (d, J=5.2Hz, 2H), 7.91 (d, J=2.4Hz, 1H), 7.75 (dd, J=2.4, 8.8 Hz, 1H), 7.55 (d, J=8.8Hz, 2H), 7.46 (d, J=8.0Hz, 2H);7.41 (t, J=5.2Hz, 1H);
7.11(d, J=8.4Hz, 1H), 4.97 (s, 2H), 4.50−4.47 (m, 2H), 3.76−3.73 (m, 4H);1.29 (s, 9H)。
【0942】
(実施例128) 7−(4−シクロプロポキシフェニル)−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物II−102)
【0943】
【化201A】
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【0944】
化合物II−102を、本明細書中に開示される実施例に従って、適切な出発物質を使用して調製した。MS found for C2321 as (M+H)388.1 H NMR (400MHz, dmso−d): δ: 8.78 (d, J=5.2Hz, 2H), 7.86 (d, J=2.4Hz, 1H), 7.72 (dd, J=2.4, 8.8 Hz, 1H), 7.57 (d, J=8.8Hz, 2H), 7.41 (t, J=5.2Hz, 1H);7.46 (d, J=8.0Hz, 2H), 7.11 (m, 3H), 4.97 (s, 2H), 4.48−4.46 (m, 2H), 3.87−3.86 (m, 1H);3.84−3.74 (m, 2H);0.80−0.75 (m, 2H);0.67−0.65 (m, 2H)。
【0945】
(実施例129) 7−(4−クロロ−2−フルオロフェニル)−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物II−117)
【0946】
【化202】
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【0947】
化合物II−117を、本明細書中に開示される実施例に従って、適切な出発物質を使用して調製した。MS found for C2015FCl as (M+H)384.1 H NMR (400MHz, dmso−d): δ: 8.77 (d, J=5.2Hz, 2H), 7.87 (d, J=2.4Hz, 1H), 7.66 (dd, J=2.4, 8.8 Hz, 1H), 7.57−7.51 (m, 2H);7.41−7.35 (m, 2H);7.16 (d, J=8.0Hz, 1H), 4.97 (s, 2H), 4.54−4.52 (m, 2H), 3.79−3.76 (m, 2H)。
【0948】
(実施例130) ピリミジン−2−イル(7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−2,3−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−4(5H)−イル)メタノン (化合物III−1)
【0949】
【化203】
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【0950】
7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン(660mg,2.0mmol)のTHF(6mL)中の溶液に、THF中1.0Mのボラン(6.0mL,6.0mmol)を添加し、そしてこの混合物を70℃で加熱した。16時間後、この混合物を室温まで冷却し、そしてメタノール(22mL)および6.0MのHCl(22mL)を添加し、そして室温で2時間撹拌した。次いで、この反応混合物を濃縮し、そして形成された固体を濾過し、そしてエーテルで洗浄し、そして乾燥させて、7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−2,3,4,5−テトラヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピンをHCl塩として得た。DMF(1mL)中の上記化合物(100mg,0.29mmol)、ピリミジン−2−カルボン酸(47mg,0.38mmol)、HATU(143mg,0.38mmol)にNMM(0.1mL,0.86mmol)を添加し、そして60℃で30分間撹拌した。次いで、この反応混合物をEtOAcで希釈し、そしてNaHCO、ブラインで洗浄し、そして乾燥させた(MgS(O))。この混合物を濾過し、濃縮し、そしてクロマトグラフィー(SiO,50%のEtOAc/DCM)で分離して、表題化合物を得た。
【0951】
MS found for C2116 as (M+H)415.9. H NMR (400MHz, dmso−d):
回転異性体の混合物(約2:1):主要な回転異性体のH−NMR (DMSO):δ8.86 (d, J=5.2Hz, 2H), 7.77 (d, J=8.8 Hz, 2H), 7.75 (m, 1H);7.69−7.54 (m, 2H);7.47−7.40 (m, 2H);7.11 (d, J = 8.0 Hz, 1H);4.85 (s, 2H);4.25−4.03 (m, 4H);3.58−3.56 (m, 2H)。
【0952】
(実施例131) 7−シクロヘキセニル−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物V−3)
【0953】
【化204】
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【0954】
化合物V−3を、本明細書中に開示される実施例に従って、適切な出発物質を使用して調製した。MS found for C2021as (M+H)336.1。
【0955】
(実施例132) 7−(4−メチルシクロヘキサ−1−エニル)−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物V−5)
【0956】
【化205】
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【0957】
化合物V−5を、本明細書中に開示される実施例に従って、適切な出発物質を使用して調製した。MS found for C2123 as (M+H)350.1 H NMR (400MHz, dmso−d): δ: 8.76 (d, J=5.2Hz, 2H), 7.65 (d, J=2.4Hz, 1H), 7.53 (dd, J=2.4, 8.4 Hz, 1H), 7.42−7.39 (m, 1H);6.98 (d, J= 84Hz, 1H);6.08 (m, 1H);4.94 (s, 2H), 4.44−4.42 (m, 2H), 3.69−3.67 (m, 2H);2.36−2.23 (m, 4H);1.81−1.66 (m, 5H);1.31−1.26 (m, 1H)。
【0958】
(実施例133) 7−(4−エチルシクロヘキサ−1−エニル)−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物V−6)
【0959】
【化206】
[この文献は図面を表示できません]
【0960】
化合物V−6を、本明細書中に開示される実施例に従って、適切な出発物質を使用して調製した。MS found for C2225 as (M+H)364.1 H NMR (400MHz, dmso−d): δ: 8.77 (d, J=5.2Hz, 2H), 7.65 (d, J=2.4Hz, 1H), 7.52 (dd, J=2.4, 8.4 Hz, 1H), 7.42−7.38 (m, 1H);6.98 (d, J= 8.4Hz, 1H);6.09 (m, 1H);4.94 (s, 2H), 4.44−4.42 (m, 2H), 3.70−3.67 (m, 2H);2.36−2.25 (m, 3H);1.84−1.77 (m, 2H);1.32−1.26 (m, 4H);0.91−0.88 (m, 3H)。
【0961】
(実施例134) (R)−7−(4−メチルシクロヘキサ−1−エニル)−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物V−8)
【0962】
【化207】
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【0963】
ラセミ体の7−(4−メチルシクロヘキサ−1−エニル)−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オンを、キラル分取HPLCを使用して分離して、化合物V−8および化合物V−9の純粋なエナンチオマーを得た。
【0964】
R−エナンチオマー:
MS found for C2123 as (M+H)350.1。
【0965】
(実施例135) (S)−7−(4−メチルシクロヘキサ−1−エニル)−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物V−9)
【0966】
【化208】
[この文献は図面を表示できません]
【0967】
化合物V−9を、上記実施例に従って調製した。S−エナンチオマー:
MS found for C2123 as (M+H)350.1。
【0968】
(実施例136) 3−(ピリジン−2−イルメチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物II−142)
【0969】
【化209】
[この文献は図面を表示できません]
【0970】
6−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)クロマン−4−オンの合成。上記Suzuki反応条件を参照のこと。m/z = 309.0。
【0971】
【化210】
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【0972】
3−(ピリジン−2−イルメチレン)−6−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)クロマン−4−オンの合成。400mgの6−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)クロマン−4−オン(1.3mmol,1.0当量)、150μLの2−ピリジンカルボキシアルデヒド(1.6mmol,1.2当量)および130μLのピロリジン(1.6mmol,1.2当量)の、10mLのエタノール中の溶液を3時間還流した。この反応物を濃縮し、そしてEA:Hexで溶出するシリカゲルカラムで精製した。160mgの黄色固体を集めた。m/z = 398.0。
【0973】
【化211】
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【0974】
3−(ピリジン−2−イルメチル)−6−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)クロマン−4−オンの合成。150mgの3−(ピリジン−2−イルメチレン)−6−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)クロマン−4−オン(0.38mmol)の、20mLのEtOH中の溶液(触媒のPd/Cを含む)を、1atmの水素ガス下で16時間撹拌した。この反応物をセライトで濾過し、そしてその濾液を濃縮した。その濾液をEA:Hexで溶出するシリカゲルカラムで精製した。85mgのオフホワイトの固体を集めた。m/z= 400。
【0975】
【化212】
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【0976】
3−(ピリジン−2−イルメチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オンの合成。72mgの3−(ピリジン−2−イルメチル)−6−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)クロマン−4−オン(0.18mmol)の、1mLのメチルスルホン酸中の溶液に、35mgのアジ化ナトリウム(0.54mmol)を添加した。1時間後、反応物を5mLの水で希釈し、そして1NのNaOH溶液の添加により中和した。その沈殿物を濾別して、生成物の65mgのオフホワイトの粉末を得た。m/z= 415.0。
【0977】
(実施例137) 7−(4−(シクロブチルメトキシ)フェニル)−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物II−144)
【0978】
【化213】
[この文献は図面を表示できません]
【0979】
化合物II−144を、実施例25に従って、2−(4−(シクロブチルメトキシ)フェニル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロランを使用して調製した。MS found for C25H25N3O3 as (M+H)416.22 H NMR (400MHz, dmso−d):
H−NMR (DMSO) δ: 8.78 (d, J= 5.2Hz, 2H), 7.86 (d, J=2.0Hz, 1H), 7.72 (dd, J=2.4−8.4Hz, 1H), 7.54 (d, J=8.4Hz, 2H), 7.41 (t, J= 5.2Hz, 1H), 7.09 (d, J=8.4Hz, 1H), 6.99 (d, J=8.8Hz, 2H), 4.97 (s, 2H), 4.48 (t, J=4.4Hz, 2H), 3.97 (d, J=6.8Hz, 2H), 3.74 (t, J=4.8Hz, 2H), 2.75−2.67 (m, 1H), 2.09−2.03 (m, 2H), 1.94−1.79 (m, 4H)。
【0980】
(実施例138) 4−(ピリミジン−2−イルメチル)−7−(6−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピリジン−3−イル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物VI−24)
【0981】
【化214】
[この文献は図面を表示できません]
【0982】
化合物VI−24を、実施例25に従って、5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピリジンを使用して調製した。
【0983】
(実施例139) 7−(2−メチル−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物II−145)
【0984】
【化215】
[この文献は図面を表示できません]
【0985】
化合物II−145を、実施例25に従って、2−メチル−4−(トリフルオロメチル)フェニルボロン酸を使用して調製した。MS found for C22H18F3N3O2 as (M+H)414.32。
【0986】
(実施例140) 7−(2−メチル−4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物II−146)
【0987】
【化216】
[この文献は図面を表示できません]
【0988】
化合物II−146を、実施例25に従って、2−メチル−4−(トリフルオロメトキシ)フェニルボロン酸を使用して調製した。MS found for C22H18F3N3O3 as (M+H)430.19 H NMR (400MHz, dmso−d):
H−NMR (DMSO) δ: 8.77 (d, J= 5.2Hz, 2H), 7.64 (d, J=2.4Hz, 1H), 7.48 (dd, J=2.4−8.4Hz, 1H), 7.40 (t, J=4.8Hz, 1H), 7.31 (d, J= 8.4Hz, 2H), 7.23 (d, J=8.8Hz, 1H), 7.11 (d, J=8.4Hz, 1H), 4.96 (s, 2H), 4.52 (t, J=4.4Hz, 2H), 3.78 (t, J=4.4Hz, 2H), 2.25 (s, 3H)。
【0989】
(実施例141) 7−(4−(ジフルオロメチル)フェニル)−4−(ピリジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物II−157)
【0990】
【化217】
[この文献は図面を表示できません]
【0991】
化合物II−157を、実施例25に従って、4−(ジフルオロメチル)フェニルボロン酸を使用して調製した。MS found for C22H18F2N2O2 as (M+H)381.20 H NMR (400MHz, dmso−d):
H−NMR (DMSO) δ: 8.54 (s, 1H), 8.02 (s, 1H), 7.85−7.80 (m, 4H), 7.65 (d, J=7.6Hz, 2H), 7.38−7.31 (m, 2H), 7.16 (d, J= 8.0Hz, 1H), 7.08 (t, J=55.6Hz, 1H), 4.87 (s, 2H), 4.40 (s, 2H), 3.71 (s, 2H)。
【0992】
(実施例142) 4−(ピリジン−2−イルメチル)−7−(2−(トリフルオロメチル)ピリジン−4−イル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物VI−25)
【0993】
【化218】
[この文献は図面を表示できません]
【0994】
化合物VI−25を、実施例25に従って、4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−2−(トリフルオロメチル)ピリジンを使用して調製した。
【0995】
(実施例143) 7−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−4−(ピリジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物II−158)
【0996】
【化219】
[この文献は図面を表示できません]
【0997】
化合物II−158を、実施例25に従って、4−クロロ−3−フルオロフェニルボロン酸を使用して調製した。MS found for C21H16ClFN2O2 as (M+H)383.17 H NMR (400MHz, dmso−d):
H−NMR (DMSO) δ: 8.60 (d, J= 4.8Hz, 1H), 8.01 (d, J=7.2Hz, 1H), 7.94 (d, J=2.4Hz, 1H), 7.79 (dd, J=2.4−8.4Hz, 1H), 7.69 (dd, J= 2.0−10.8Hz, 1H), 7.61−7.47 (m, 4H), 7.09 (d, J=8.4Hz, 1H), 4.90 (s, 2H), 4.36 (t, J=4.8Hz, 2H), 3.69 (t, J=4.8Hz, 2H)。
【0998】
(実施例144) 7−(4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)−4−(ピリジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物II−159)
【0999】
【化220】
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【1000】
化合物II−159を、実施例25に従って、2−(4−(ジフルオロメトキシ)フェニル)−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロランを使用して調製した。MS found for C2218 as (M+H)397.22。
【1001】
(実施例145) 4−(ピリジン−2−イルメチル)−7−(5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物VI−26)
【1002】
【化221】
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【1003】
化合物VI−26を、実施例25に従って、2−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−5−(トリフルオロメチル)ピリジンを使用して調製した。MS found for C21H16F3N3O2 as (M+H)400.21。
【1004】
(実施例146) 7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物VI−27)
【1005】
【化222】
[この文献は図面を表示できません]
【1006】
化合物VI−27を、実施例25に従って、1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールを使用して調製した。
【1007】
(実施例147) 7−(1−イソプロピル−1H−ピラゾール−4−イル)−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物VI−28)
【1008】
【化223】
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【1009】
化合物VI−28を、実施例25に従って、1−イソプロピル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールを使用して調製した。
【1010】
(実施例148) 7−(1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)−4−(ピリジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物VI−29)
【1011】
【化224】
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【1012】
化合物VI−29を、実施例25に従って、1−メチル−3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールを使用して調製した。
【1013】
(実施例149) 7−(2−イソプロピルチアゾール−4−イル)−4−(ピリジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物VI−30)
【1014】
【化225】
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【1015】
化合物VI−30を、実施例25に従って、2−イソプロピル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)チアゾールを使用して調製した。MS found for C21H21N3O2S as (M+H)380.20 H NMR (400MHz, dmso−d):
H−NMR (DMSO) δ: 8.53 (d, J= 4.8Hz, 1H), 8.26 (d, J=2.0Hz, 1H), 8.01 (dd, J=2.0−8.8Hz, 1H), 7.94 (s, 1H), 7.78 (t, J= 7.2Hz, 1H), 7.36−7.28 (m, 2H), 7.09 (d, J=8.0Hz, 1H), 4.85 (s, 2H), 4.36 (t, J=4.4Hz, 2H), 3.66 (t, J=4.8Hz, 2H), 1.36 (d, J=6.8Hz, 6H)。
【1016】
(実施例150) 4−(ピリミジン−2−イルメチル)−7−(2,3,4−トリフルオロフェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物II−162)
【1017】
【化226】
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【1018】
化合物II−162を、実施例25に従って、2,3,4−トリフルオロフェニルボロン酸を使用して調製した。MS found for C20H14F3N3O2 as (M+H)386.14。
【1019】
(実施例151) 7−(3,4−ジフルオロフェニル)−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物II−163)
【1020】
【化227】
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【1021】
化合物II−163を、実施例25に従って、3,4−ジフルオロフェニルボロン酸を使用して調製した。MS found for C20H15F2N3O2 as (M+H)368.15。
【1022】
(実施例152) 4−(ピリジン−2−イルメチル)−7−(5−(トリフルオロメチル)チオフェン−2−イル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物VI−31)
【1023】
【化228】
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【1024】
化合物VI−31を、実施例29に従って、2−ブロモ−5−(トリフルオロメチル)チオフェンを使用して調製した。MS found for C20H15F3N2O2S as (M+H)405.16 H NMR (400MHz, dmso−d):
H−NMR (DMSO) δ: 8.53 (d, J= 4.8Hz, 1H), 8.02 (d, J=2.0Hz, 1H), 7.87−7.71 (m, 3H), 7.59 (d, J= 3.2Hz, 1H), 7.37−7.28 (m, 2H), 7.13 (d, J= 8.4Hz, 1H), 4.85 (s, 2H), 4.40 (t, J=4.8Hz, 2H), 3.70 (t, J=4.8Hz, 2H)。
【1025】
(実施例153) 7−(5−シクロプロピルチオフェン−2−イル)−4−(ピリジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物VI−32)
【1026】
【化229】
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【1027】
化合物VI−32を、実施例29に従って、2−ブロモ−5−シクロプロピルチオフェンを使用して調製した。MS found for C22H20N2O2S as (M+H)377.18 H NMR (400MHz, dmso−d):
H−NMR (DMSO) δ: 8.53 (d, J= 4.8Hz, 1H), 7.81−7.76 (m, 2H), 7.68 (dd, J=2.4−8.0Hz, 1H), 7.36−7.24 (m, 3H), 7.04 (d, J= 8.4Hz, 1H), 6.80 (d, J= 3.6Hz, 1H), 4.84 (s, 2H), 4.34 (t, J=5.2Hz, 2H), 3.66 (t, J=5.2Hz, 2H), 2.14−2.10 (m, 1H), 1.02−0.97 (m, 2H), 0.71−0.67 (m, 2H)。
【1028】
(実施例154) 7−(2−メチルチアゾール−4−イル)−4−(ピリジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物VI−33)
【1029】
【化230】
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【1030】
化合物VI−33を、実施例29に従って、4−ブロモ−2−メチルチアゾールを使用して調製した。
【1031】
(実施例155) 4−ベンジル−7−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−3,4−ジヒドロ−1H−ベンゾ[e][1,4]ジアゼピン−2,5−ジオン (化合物X−8)
【1032】
【化231】
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【1033】
5−ブロモイサトン酸無水物(1g,4.13mmol)、N−ベンジルグリシン(0.628g,4.13mmol)およびDMSO(3mL)の混合物を、マイクロ波中200℃で1時間加熱した。冷却後、この混合物を水で希釈し、そしてその沈殿物を濾別し、水で洗浄し、そして乾燥させ、4−ベンジル−7−ブロモ−3,4−ジヒドロ−1H−ベンゾ[e][1,4]ジアゼピン−2,5−ジオン(1.4g,98%)をオフホワイトの粉末として得た。
【1034】
4−ベンジル−7−ブロモ−3,4−ジヒドロ−1H−ベンゾ[e][1,4]ジアゼピン−2,5−ジオン(1.4g,4.05mmol)を、5mLのDMF中で、4−(トリフルオロメチル)フェニルボロン酸(0.77g,4.05mmol)、炭酸カリウム(1g)および[1,1′−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)(148mg,0.202mmol)と合わせた。水(3mL)を添加し、そしてこの混合物を窒素雰囲気下80℃で3時間加熱した。冷却後、この混合物を酢酸エチルで希釈し、水およびブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、そしてエバポレートした。シリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン中20%から100%の酢酸エチル)での精製、その後の再結晶により、4−ベンジル−7−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−3,4−ジヒドロ−1H−ベンゾ[e][1,4]ジアゼピン−2,5−ジオン(1.25g,75%)を白色粉末として得た。
【1035】
H−NMR (DMSO) δ: 10.61 (s, 1H), 8.13 (d, J=1.6Hz, 1H), 7.92 (d, J=8.4Hz, 3H), 7.11 (d, J=8.4Hz, 2H), 7.36−7.25 (m, 5H), 7.22 (d, J=8.4Hz, 1H), 4.79 (s, 2H), 3.92 (s, 2H). MS:
411 (MH)。
【1036】
(実施例156) 4−ベンジル−1−メチル−7−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−3,4−ジヒドロ−1H−ベンゾ[e][1,4]ジアゼピン−2,5−ジオン (化合物X−11)
【1037】
【化232】
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【1038】
4−ベンジル−7−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−3,4−ジヒドロ−1H−ベンゾ[e][1,4]ジアゼピン−2,5−ジオン(9.80mg,0.024mmol)およびKCO(10mg,0.072mmol,3.0当量)を、0.5−2mLのSmithプロセスバイアルに窒素雰囲気下で入れた。このバイアルにDMF(0.5mL)およびヨードメタン(2.25μL,0.036mmol,d=2.28g/cm,1.5当量)を室温で添加した。60℃で2時間加熱および撹拌した後に、この反応混合物を減圧中で濃縮した。得られた粗製混合物をアセトニトリル(1mL)で希釈し、シリンジフィルタで濾過し、そして分取HPLCに注入して、所望の生成物(4−ベンジル−1−メチル−7−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−3,4−ジヒドロ−1H−ベンゾ[e][1,4]ジアゼピン−2,5−ジオン,1.8mg)を黄色フィルムとして得た。
【1039】
H−NMR (400 MHz;
CDCN)δ8.16 (d, 1H, J = 2 Hz), 7.93 (dd, 1H, J = 8.4 Hz, 2 Hz), 7.92 (d, 2H, J = 7.8 Hz), 7.82 (d, 2H, J = 7.8 Hz), 7.47 (d, 1H, J = 8.4 Hz), 4.98 (d, 1H, J = 15 Hz), 4.73 (d, 1H, J = 15 Hz), 4.10 (d, 1H, J = 15 Hz), 3.70 (d, 1H, J = 15 Hz), 3.37 (s, 3H). 19F−NMR (400 MHz; CDCN)δ−63.96 (s, 3F). LCMS (EI: 70 eV) 447.1 (M++Na), 425.1 (M++1)。
【1040】
(実施例157) (S)−3−(2−ヒドロキシエチル)−1−メチル−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロ−1H−ベンゾ[e][1,4]ジアゼピン−2,5−ジオン (化合物X−1)
【1041】
【化233】
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【1042】
2−アミノ−5−ヨード安息香酸(1.327g,5.05mmol)、4−トリフルオロメトキシボロン酸(1.455g,7.07mmol,1.4当量)、Pd(dppf)Cl・CHCl(183.0mg,0.252mmol,5mol%)およびKCO(1.604g,11.61mmol,2.3当量)を、H2O/トルエン/i−PrOHの混合物(2.5mL:5mL:2.5mL)に、撹拌棒を備え付けた10mLのSmithプロセスバイアル中で窒素雰囲気下で溶解させた。この混合物を90℃で1時間加熱した。水で後処理し、揮発性溶媒を減圧中で除去した後に、この混合物を、溶出液としてEtOAc/ヘキサン勾配を使用する自動シリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製した。精製により、所望の生成物(4−アミノ−4’−(トリフルオロメトキシ)ビフェニル−3−カルボン酸,462.0mg)を無色粉末として得た。
【1043】
4−アミノ−4’−(トリフルオロメトキシ)ビフェニル−3−カルボン酸(462.0mg,1.554mmol)のCHCl(10mL)中の懸濁物に、丸底フラスコ中で、トリエチルアミン(210μL,1.492mmol,d=0.726g/cm,0.96当量)を添加した。フラスコを窒素で満たし、0℃まで冷却し、そして2mLのDCM中のトリホスゲン(148.0mg,0.497mmol,0.32当量)の溶液を添加し、その後、CHCl(2mL)中のN,N−ジメチル−4−アミノピリジン(30mg,0.246mmol,25mol%)の溶液を添加した。反応混合物を2時間撹拌し、次いで少量の1NのHClでクエンチした。生じた沈殿物を含む反応混合物を使い捨てフィルタ漏斗で濾過し、そして風乾して、所望の生成物(6−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−1H−ベンゾ[d][1,3]オキサジン−2,4−ジオン,348.6mg)を無色固体として得た。
【1044】
6−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−1H−ベンゾ[d][1,3]オキサジン−2,4−ジオン(348.6mg,1.077mmol)およびKCO(228mg,2.153mmol,2当量)を、0.5−2mLのSmithプロセスバイアルに入れた。このバイアルに、DMF(3mL)およびヨードメタン(101μL,d=2.28,1.615mmol,1.5当量)を周囲温度で添加した。この混合物を室温で一晩撹拌し、次いで、使い捨てフィルタ漏斗で濾過した。得られた濾液を水で希釈して沈殿物を形成させ、この沈殿物を使い捨てフィルタ漏斗上に集めて風乾して、所望の生成物(1−メチル−6−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−1H−ベンゾ[d][1,3]オキサジン−2,4−ジオン,357.2mg)を無色固体として得た。
【1045】
1−メチル−6−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−1H−ベンゾ[d][1,3]オキサジン−2,4−ジオン(60mg,0.178mmol)およびL−ホモセリン(23.3mg,0.196mmol,1.1当量)を、磁気撹拌している0.75mLの氷酢酸を含む0.5−2mLのSmithプロセスバイアルに加えた。次いで、反応混合物を130℃で2時間加熱した。次いで、過剰な酢酸を減圧中で除去し、残渣を最少量のアセトニトリルに溶解させ、そして逆相分取HPLCにより精製して、表題化合物(7.6mg)を、溶媒の除去後に透明黄色フィルムとして得た。
【1046】
LCMS (EI:
70 eV) 459.1 (M++Na), 437.1 (M++1)。
【1047】
(実施例158) 1−メチル−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロ−1H−ベンゾ[e][1,4]ジアゼピン−2,5−ジオン (化合物X−2)
【1048】
【化234】
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【1049】
6−ブロモ−1H−ベンゾ[d][1,3]オキサジン−2,4−ジオン(5.0g,20.66mmol)、ヨードメタン:(1.94mL,d=2.28,4.4g,31.0mmol,1.5当量)およびNaCO(4.38g,41.3mmol,2当量)を丸底フラスコに入れた。このフラスコにDMF(40mL)を周囲温度で添加した。この混合物を室温で一晩撹拌し、次いでガラスフィルタで濾過した。得られた濾液を水と一緒に蒸留して、沈殿物を形成させた。この沈殿物をEtOAcに溶解させ、そしてこの溶液をMgS(O)で乾燥させた。その溶媒を減圧下で除去した。この時点で、この転換が約50%であったので、KCO(14.3g,103.3mmol,5当量)およびヨードメタン(2.58mL,d=2.28,41.3mmol,2.0当量)を、DMF中の粗製物質の溶液に添加した。この反応が進行して完了し得るように、この混合物を30℃で加熱し、次いでガラスフィルタで濾過した。得られた濾液を水と一緒に蒸留して、沈殿物を形成させた。形成した沈殿物をガラスフィルタで濾過して、所望の生成物(6−ブロモ−1−メチル−1H−ベンゾ[d][1,3]オキサジン−2,4−ジオン)を得た。これを、さらに精製せずにその後の工程に使用した。
【1050】
6−ブロモ−1−メチル−1H−ベンゾ[d][1,3]オキサジン−2,4−ジオン(5.29g,20.66mmol)およびグリシン(1.7g,22.73mmol,1.1当量)をAcOH(100mL)に丸底フラスコ中で溶解させた。この混合物を還流条件下で2時間加熱した。この混合物を、EtOAc/ヘキサン勾配を溶出液として使用する自動シリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製した。この精製により、所望の生成物(7−ブロモ−1−メチル−3,4ジヒドロ−1H−ベンゾ[e][1,4]ジアゼピン−2,5−ジオン,無色粉末,446.7mg)を得た。
【1051】
7−ブロモ−1−メチル−3,4−ジヒドロ−1H−ベンゾ[e][1,4]ジアゼピン−2,5−ジオン(446.7mg,1.661mmol)、4−トリフルオロメトキシボロン酸(445.0mg,2.159mmol,1.3当量)、Pd(dppf)Cl・CHCl(120.0mg,0.166mmol,10mol%)およびKCO(482.0mg,3.49mmol,2.1当量)を、H2O/トルエン/i−PrOHの混合物(2.5mL:5mL:2.5mL)に、10mLの丸底フラスコ中で窒素雰囲気下で溶解させた。この混合物を60℃で64時間加熱した。この混合物を、EtOAc/ヘキサン勾配を溶出液として使用する自動シリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製した。溶媒を減圧中でエバポレートして、表題化合物(415.0mg)を白色粉末として得た。
【1052】
LCMS (EI:
70 eV) 373.1 (M++Na), 351.1 (M++1)。
【1053】
(実施例159) 1−メチル−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロ−1H−ベンゾ[e][1,4]ジアゼピン−2,5−ジオン (化合物X−3)
【1054】
【化235】
[この文献は図面を表示できません]
【1055】
1−メチル−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロ−1H−ベンゾ[e][1,4]ジアゼピン−2,5−ジオン(22.9mg,0.065mmol)およびNaH(15.6mg,0.650mmol,10.0当量)を、0.5−2mLのSmithプロセスバイアルに入れた。このバイアルにDMF(0.5mL)を添加し、その後、2−(クロロメチル)ピリミジン塩酸塩(53.9mg,0.327mmol,5当量)を室温で添加した。50分間撹拌した後に、反応をAcOHでクエンチした。得られた混合物を濾過し、そして分取逆相HPLCにより精製して、表題化合物(2.2mg)を透明黄色フィルムとして得た。
【1056】
LCMS (EI:
70 eV) 443.1 (M++1)。
【1057】
(実施例160) 1−メチル−4−(ピリジン−2−イルメチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロ−1H−ベンゾ[e][1,4]ジアゼピン−2,5−ジオン (化合物X−4)
【1058】
【化236】
[この文献は図面を表示できません]
【1059】
化合物X−4を、上記実施例に従って、適切な出発物質を使用して調製した。
【1060】
(実施例161) 4−(4−(1H−ピラゾール−1−イル)ベンジル)−1−メチル−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロ−1H−ベンゾ[e][1,4]ジアゼピン−2,5−ジオン (化合物X−6)
【1061】
【化237】
[この文献は図面を表示できません]
【1062】
化合物X−6を、上記実施例に従って、適切な出発物質を使用して調製した。
【1063】
(実施例162) 1−(4−メトキシベンジル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロ−1H−ベンゾ[e][1,4]ジアゼピン−2,5−ジオン (化合物X−5)
【1064】
【化238】
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【1065】
7−ブロモ−3,4−ジヒドロ−1H−ベンゾ[e][1,4]ジアゼピン−2,5−ジオン(510.0mg,2mmol)およびCsCO(1.955mg,6mmol,3当量)を丸底フラスコに入れた。この反応容器に、DMF(10mL)および4−メトキシベンジルクロリド(273μL,1.615mmol,d=1.15g/mL,1当量)を周囲温度で添加した。この混合物を室温で一晩撹拌し、次いで、使い捨てフィルタ漏斗で濾過した。得られた濾液を減圧中で濃縮し、そしてEtOAc/ヘキサン勾配を溶出液として使用する自動シリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、所望の生成物である(7−ブロモ−1−(4−メトキシベンジル)−3,4−ジヒドロ−1H−ベンゾ[e][1,4]ジアゼピン−2,5−ジオン,378.3mg)を無色固体として得た。
【1066】
7−ブロモ−1−メチル−3,4−ジヒドロ−1H−ベンゾ[e][1,4]ジアゼピン−2,5−ジオン(375.0mg,1.007mmol)、4−トリフルオロメトキシボロン酸(270.0mg,1.31mmol,1.3当量)、Pd(dppf)Cl・CHCl(72.9.0mg,0.101mmol,10mol%)およびKCO(292.0mg,2.116mmol,2.1当量)を、HO/トルエン/i−PrOHの混合物(1.25mL:2.5mL:1.25mL)に、撹拌棒を備え付けた2−5mLのSmithプロセスバイアル中で窒素雰囲気下で溶解させた。この混合物を50℃で17時間加熱した。水で後処理し、揮発性溶媒を減圧中で除去した後に、この混合物を、溶出液としてEtOAc/ヘキサン勾配を使用する自動シリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製した。精製により、表題化合物(419mg)を無色粉末として得た。
【1067】
LCMS (EI:
70 eV) 479.1 (M++Na), 457.1 (M++1)。
【1068】
(実施例163) 4−ベンジル−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロピリド[4,3−f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物XII−1)
【1069】
【化239】
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【1070】
2−ブロモ−5−フルオロイソニコチン酸(5g,22.72mmol)に、ジクロロメタン(100mL)中のEDCI(5.2g,27.27mmol,1.2当量)の存在下で、ベンジルアミノエタノール(4.20g,27.27mmol,1.2当量)を添加し、そして室温で4時間撹拌した。この反応混合物をジクロロメタンで希釈し、水、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして濃縮した(5.0g)。その残渣(5.0g,14.16mmol)を、DMF(20mL)に溶解させることにより環化させ、水素化ナトリウム(1.2g,28mmol)を添加し、そして室温で2時間撹拌しこの反応混合物を希HClで中和し、そして酢酸エチルで抽出し、水、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして濃縮した。フラッシュクロマトグラフィーにより精製して、4.4gの環化生成物を精製した。
【1071】
Suzukiカップリングを、他の手順において説明した標準的な条件下で、Pd(dppf)Clを使用して実施した。Mass (M+H) 415.1. CDCl
8.46 (S, 1H), 8.28 (S, 1H), 8.05 (d, J = 8.8 Hz, 2H), 7.42−7.32 (m, 5H), 7.30 (d, J = 8.0 Hz, 2H), 4.86 (s, 2H), 4.31 (t, J = 4 Hz, 2H), 3.57 (t, J = 4 Hz, 2H)。
【1072】
(実施例164) 4−(シクロプロピルメチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロピリド[4,3−f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物XII−9)
【1073】
【化240】
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【1074】
アミドのアルキル化を、水素化ナトリウムを使用して、標準的な手順に従って実施して、化合物XII−9を得た。Mass (M+H) 379.0。
【1075】
(実施例165) 4−(ピリミジン−2−イルメチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロピリド[4,3−f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物XII−5)
【1076】
【化241】
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【1077】
化合物XII−5を、本明細書中に開示される実施例に従って、適切な出発物質を使用して調製した。Mass (M+H) 417.0。
【1078】
(実施例166) 4−((3−メトキシピリジン−2−イル)メチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロピリド[4,3−f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物XII−10)
【1079】
【化242】
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【1080】
化合物XII−10を、本明細書中に開示される実施例に従って、適切な出発物質を使用して調製した。Mass (M+H) 446.1. CDCl: 8.55 (s, 1H), 8.41 (s, 1H), 8.22 (s, 1H), 7.97 (d, J = 8.2 Hz, 2H), 7.61 (d, J = 2.8 Hz, 2H), 7.30 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 5.12 (s, 2H), 4.55 (t, J = 4 Hz, 2H), 4.03 (s, 3H), 3.89 (t, J = 4 Hz, 2h)。
【1081】
(実施例167) 4−((4−メチルピリミジン−2−イル)メチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロピリド[4,3−f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物XII−8)
【1082】
【化243】
[この文献は図面を表示できません]
【1083】
化合物XII−8を、本明細書中に開示される実施例に従って、適切な出発物質を使用して調製した。Mass (M+H) 431.1. CDCl: 8.54 (d, J = 4.8 Hz, 1H), 8.50 (s, 1H), 8.32 (s, 1H), 80.2 (d, J = 8.8 Hz, 2H), 7.29 (d, J = 83.4 Hz, 2H), 7.08 (d, J = 5.2 Hz, 1H), 5.05 (s, 2H), 4.72 (t, J = 4.4 Hz, 2H), 3.83 (t, J = 4.4 Hz, 2H), 2.52 (s, 3H)。
【1084】
(実施例168) 4−((3−フルオロピリジン−2−イル)メチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロピリド[4,3−f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物XII−11)
【1085】
【化244】
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【1086】
化合物XII−11を、本明細書中に開示される実施例に従って、適切な出発物質を使用して調製した。Mass (M+H) 434.0. CDCl: 8.42 (s, 1H), 8.30 (d, J = 4.4 Hz, 1H), 8.23 (s, 1H), 7.96 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 7.37 (t, J = 8.4 Hz, 1H), 7.22 (d, J = 8 Hz, 2H), 7.21 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 4.99 (s, 2H), 4.53 (t, J = 4.4 Hz, 2H), 3.78 (t, J = 4Hz, 2H)。
【1087】
(実施例169) 4−((4−メトキシピリミジン−2−イル)メチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロピリド[4,3−f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物XII−14)
【1088】
【化245】
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【1089】
化合物XII−14を、本明細書中に開示される実施例に従って、適切な出発物質を使用して調製した。Mass (M+H) 447.1。
【1090】
(実施例170) 4−ベンジル−9−フルオロ−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物II−165)
【1091】
【化246】
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【1092】
化合物II−165を、本明細書中に開示される実施例に従って、適切な出発物質を使用して調製した。Mass (M+H) 432.1. CDCl:7.80 (s, 1H), 7.53 (d, J = 8.8 Hz, 2H), 7.37 (dd, J1 = 2.4 Hz, J2 = 11.2 Hz, 1H), 7.31 (d, J = 4 Hz, 2H), 7.29−7.20 (m, 5H), 4.79 (s, 2H), 4.21 (t, J = 5.2 Hz, 2H), 3.47 (t, J = 5.2 Hz, 2H)。
【1093】
(実施例171) 4−ベンジル−9−フルオロ−7−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物II−166)
【1094】
【化247】
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【1095】
化合物II−166を、本明細書中に開示される実施例に従って、適切な出発物質を使用して調製した。Mass (M+H) 416.1. CDCl:7.87 (s, 1H), 7.63 (s, 4H), 7.42 (dd, J1 = 1.6 Hz, J2 = 10.8 Hz, 1H), 7.32 − 7.24 (m, 5H), 4.79 (s, 2H), 4.22 (t, J = 5.2 Hz, 2H), 3.48 (t, J = 5.2 Hz, 2H)。
【1096】
(実施例172) 4−ベンジル−8−フルオロ−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物II−167)
【1097】
【化248】
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【1098】
【化249】
[この文献は図面を表示できません]
【1099】
化合物II−167を、本明細書中に開示される実施例に従って、適切な出発物質を使用して調製した。Mass (M+H) 432.1. CDCl:8.07 (d, J = 9.2 Hz, 1H), 7.58 (d, J = 7.6 Hz, 2h), 7.40 − 7.32 (m, 5H), 7.28 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 6.81 (d, J = 11.2 Hz, 1H), 4.84 (s, 2H), 4.24 (t, J = 4.8 Hz, 2H), 3.54 (t, J = 4.8 Hz, 2H)。
【1100】
(実施例173) 4−ベンジル−8−フルオロ−7−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物II−168)
【1101】
【化250】
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【1102】
化合物II−168を、本明細書中に開示される実施例に従って、適切な出発物質を使用して調製した。Mass (M+H) 416.1. CDCl:8.11 (d, J = 9.2 Hz, 1H), 7.74 − 7.64 (m, 4H), 7.40 − 7.30 (m, 5H), 6.83 (d, J = 11.6 Hz, 1H), 4.85 (s, 2H), 4.26 (t, J = 4.8 Hz, 2H), 3.56 (t, J = 4.8 Hz, 2H)。
【1103】
(実施例174) 4−ベンジル−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロピリド[2,3−f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物XII−2)
【1104】
【化251】
[この文献は図面を表示できません]
【1105】
化合物XII−2を、本明細書中に開示される実施例に従って、適切な出発物質を使用して調製した。Mass (M+H) 415.1. CDCl: 8.09 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 7.79 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 7.46 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 7.44−7.32 (m, 5H), 7.30 (d, J = 8 Hz, 2H), 4.91 (s, 2H), 4.18 (t, J = 5.2 Hz, 2H), (t, J = 5.2 Hz, 2H)。
【1106】
(実施例175) 4−ベンジル−7−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−3,4−ジヒドロピリド[2,3−f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物XII−3)
【1107】
【化252】
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【1108】
【化253】
[この文献は図面を表示できません]
【1109】
化合物XII−3を、本明細書中に開示される実施例に従って、適切な出発物質を使用して調製した。Mass (M+H) 399.1. CDCl: 8.18 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 7.84 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.71 (d, J = 8Hz, 2H), 7.48 (d, J = 8 Hz, 1H), 7.46 − 7.30 (m, 5H), 4.91 (s, 2H), 4.20(t, J = 5.2 Hz, 2H), 3.54 (t, J = 5.2 Hz, 2H)。
【1110】
(実施例176) 4−(ピリミジン−2−イルメチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロピリド[2,3−f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物XII−6)
【1111】
【化254】
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【1112】
化合物XII−6を、本明細書中に開示される実施例に従って、適切な出発物質を使用して調製した。Mass (M+H) 417.0。
【1113】
(実施例177) 4−(ピリミジン−2−イルメチル)−7−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−3,4−ジヒドロピリド[2,3−f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物XII−7)
【1114】
【化255】
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【1115】
化合物XII−7を、本明細書中に開示される実施例に従って、適切な出発物質を使用して調製した。Mass (M+H) 401.0。
【1116】
(実施例178) 2,2,3,3−テトラジュウテロ−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物II−174)
【1117】
【化256】
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【1118】
【化257】
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【1119】
工程1:2−アミノエタノール(2.0g,30mmol)のメタノール(50mL)中の溶液に、0℃で、BocO(6.0g,27mmol)をゆっくりと添加し、そしてこの反応混合物を室温で2時間撹拌した。この反応混合物を濃縮してメタノールを除去し、その残渣を酢酸エチルに溶解させ、その有機層をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして濃縮して、Boc保護されたアミノエタノール(5.0g)を得、次の反応に直接使用した。
【1120】
工程2:DABCO(5g,45mmol)のトルエン(50mL)中の溶液に、トルエン中のN−Boc−2−アミノエタノール(5g,30mmol)を室温で添加した。この反応混合物を0℃まで冷却し、そしてベンゼンスルホニルクロリド(5.8g,33mmol)をゆっくりと添加し、そして室温で2時間撹拌した。水をこの反応混合物に添加し、6NのHClを添加することによって、この混合物のpHを2〜3に調整した。その有機層を分離し、水、重炭酸ナトリウム、水およびブラインで洗浄した。硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして濃縮して、油状生成物(6.0g,2工程から収率70%)を得、これを次の反応に直接使用した。
【1121】
工程3:保護されたアミノエタノール(6g,19.5mmol)のDMF(20mL)中の溶液に、5−ブロモ−2−ヒドロキシ安息香酸メチル(3g,13mmol)を添加し、その後、炭酸カリウム(3.58g,26mmol)を添加し、そしてこの混合物を70℃で4時間加熱した。溶媒を留去し、その残渣を酢酸エチルで処理した。その有機層を水、ブラインで洗浄し、そして濃縮して、油状生成物(4g,81%)を得た。次の工程に使用する。
【1122】
工程4:メタノール(10mL)中の上記油性生成物に、室温でメタノール中のHCl(10mL中2ml)を添加し、そして70℃で2時間加熱した。溶媒を留去し、その残渣をエーテルで処理し、その沈殿物を濾過した。得られた生成物(2.5g,85%)を、環化工程に使用する。
【1123】
工程5:トルエン(10mL)中の上記生成物(2.5g,9mmol)にトリエチルアミン(4ml,36mmol)を添加し、そしてLC−MSにより出発物質がなくなるまで、105℃で48時間加熱した。この反応混合物を冷却し、塩化メチレンで希釈し、その有機層を分離した。この有機層に水を添加し、そして6NのHClで処理して、pH2に調整した。この有機物を水、ブラインで洗浄し、そして乾燥させ、そして濃縮した。その残渣をジクロロメタンおよびヘキサンで処理し、そして生成物178−Aを濾過した(2.0g,収率90%)。
【1124】
【化258】
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【1125】
Suzuki:丸底フラスコ中の臭化物178−A(2g,8.16mmol,1当量)、ボロン酸178−B(2.5g,12.2mmol,1.5当量)および炭酸カリウム(3.4g,24.48mol,3当量)に、溶媒(60mL,トルエン/イソプロパノール/水:2/1/1)を添加し、そして窒素下で10分間撹拌した。上記溶液にパラジウム触媒Pd(dppf)Cl(142mg,0.16mmol,0.02当量)を添加し、そして85℃で2時間加熱した。この反応混合物を酢酸エチルで希釈し、その有機層を分離し、そしてその有機層をセライトのプラグおよびシリカゲルで濾過し、そして濃縮した。酢酸エチル/ヘキサンを溶出液として使用するシリカゲルでのカラム精製により、178−Cを得た(2g,収率75%)。
【1126】
アルキル化:178−C(2g,6.12mmol,1当量)、クロロメチルピリミジン178−D(1.5g,9.17mmol,1.5当量)のDMF(10mL)中の溶液に、NaH(油中60%の分散物)(600mg,25mmol,4当量)を室温でゆっくりと添加し(わずかに発熱)、そして室温で30分間撹拌した。この反応混合物を数滴のHClで処理し、この反応混合物を酢酸エチルで希釈し、そして水で処理した。その有機層を分離し、ブラインで洗浄し、乾燥させ、そして濃縮した。酢酸エチル/ヘキサンを溶出液として使用するシリカゲルでのカラム精製により、化合物II−174(1.8g,収率70%)を得た。Mass (M+H) 420.1. CDCl:8.65 (d, J = 5.2 Hz, 2H), 8.10 (s, 1H), 7.58 − 7.50 (m, 3H), 7.18 (d, J = 8 Hz, 2H), 7.14 (t, J = 5.2 Hz, 1H), 7.02 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 5.02 (s, 2H)。
【1127】
(実施例179) 4−((3−メチルオキセタン−3−イル)メチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物II−1)
【1128】
【化259】
[この文献は図面を表示できません]
【1129】
4−((3−メチルオキセタン−3−イル)メチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オンを、実施例25に従って、3−(ブロモメチル)−3メチルオキセタンを使用して調製した。
【1130】
H−NMR (400 MHz, DMSO) 1.305 (s, 3H), 3.618−3.643 (m, 2H), 3.750 (s, 2H), 4.183−4.198 (d, 2H, J = 6 Hz), 4.346−4.322 (t, 2H, J, = 4.8 Hz), 4.563−4.577 (d, 2H, J, = 5.6 Hz), 7.109−7.131 (d, 1H, J = 8.8 Hz), 7.413−7.433 (s, 2H, J = 8 Hz), 7.752−7.786 (m, 3H), 7.878−7.883 (d, 1H, J = 2 Hz), MS m/z 407.1 (M)。
【1131】
(実施例180) 4−((3−((2−オキソピロリジン−1−イル)メチル)オキセタン−3−イル)メチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物II−108)
【1132】
【化260】
[この文献は図面を表示できません]
【1133】
化合物180−Aおよび化合物II−108を、実施例25に従って、メタンスルホン酸(3−(ブロモメチル)オキセタン−3−イル)メチルを使用して調製した。
【1134】
(実施例181) 4−(2−(2−オキソピロリジン−1−イル)エチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物II−116)
【1135】
【化261】
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【1136】
化合物II−116を、実施例25に従って、1−(2−ブロモエチル)ピロリジン−2−オンを使用して調製した。
【1137】
(実施例182) 7−(2−メトキシピリミジン−5−イル)−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物VI−7)
【1138】
【化262】
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【1139】
40−B(0.405mmol)、炭酸カリウム(111mmol)および塩化パラジウムdppf触媒(0.05mmol)を、トルエン(3mL)、イソプロパノール(1mL)および水(1mL)の混合物中で合わせた。得られた懸濁物を85度で2時間加熱した。この反応混合物を濃縮して体積を減少させ、そして酢酸エチルで希釈し、そしてセライトで濾過した。その濾液を水で洗浄した。その有機層を分取HPLCおよび分取TLCにより精製して、化合物VI−7を得た。
【1140】
(実施例183) 1−(4−(5−オキソ−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−2,3,4,5−テトラヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−7−イル)フェニル)シクロプロパンカルボニトリル (化合物II−109)
【1141】
【化263】
[この文献は図面を表示できません]
【1142】
化合物II−109を、本明細書中に開示される実施例に従って、適切な出発物質を使用して調製した。
【1143】
(実施例184) N−(2−(5−オキソ−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−2,3,4,5−テトラヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−7−イル)−5−(トリフルオロメトキシ)フェニル)アセトアミド (化合物II−111)
【1144】
【化264】
[この文献は図面を表示できません]
【1145】
化合物II−111を、本明細書中に開示される実施例に従って、適切な出発物質を使用して調製した。
【1146】
(実施例185) 7−(2−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリミジン−5−イル)−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物VI−14)
【1147】
【化265】
[この文献は図面を表示できません]
【1148】
化合物VI−14を、本明細書中に開示される実施例に従って、適切な出発物質を使用して調製した。MS m/z 432.2 (M)。
【1149】
(実施例186) 4−(ピリミジン−2−イルメチル)−7−(2−(2,2,2−トリフルオロエチルアミノ)ピリミジン−5−イル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物VI−15)
【1150】
【化266】
[この文献は図面を表示できません]
【1151】
化合物VI−15を、本明細書中に開示される実施例に従って、適切な出発物質を使用して調製した。
【1152】
(実施例187) 7−(6−モルホリノピリジン−3−イル)−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物VI−16)
【1153】
【化267】
[この文献は図面を表示できません]
【1154】
化合物VI−16を、本明細書中に開示される実施例に従って、適切な出発物質を使用して調製した。
【1155】
(実施例188) N−(2−(5−オキソ−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−2,3−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−4(5H)−イル)エチル)エタンスルホンアミド (化合物II−178)
【1156】
【化268】
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【1157】
II−74(1.04mmol)およびNaH(3.13mmol)を、THF(6mL)中0度窒素下で撹拌した。ブロモアセトニトリルを滴下により添加した。得られた反応混合物を2時間かけて室温までゆっくりと温め、その時間の後、この反応混合物を水でクエンチし、次いでジクロロメタンで抽出した。その有機層を分取HPLCにより精製して、188−Aを得た。
【1158】
188−A(0.635mmol)をTHF:MeOHの混合物(4:6mL)に溶解させた。これに塩化コバルト(2.49mmol)およびジ−tert−ブチルジカーボネート(1.26mmol)を窒素下で添加し、その後、水素化ホウ素ナトリウム(0.762mmol)を添加した。得られた混合物を周囲温度で一晩撹拌した。この混合物をセライトで濾過し、そしてMeOH/HOの9:1の混合物で洗浄した。その濾液を飽和NaHCOで洗浄し、次いで酢酸エチルで抽出した。その有機層をNaS(O)で乾燥させ、そして濃縮して体積を減少させて、188−Bを油状物として得、これをさらに精製せずに、188−Cを作製するために使用した。
【1159】
188−B(200mg)を、TFA(9mL)およびHO(1mL)と合わせ、そして窒素下で2時間撹拌した。この反応混合物を濃縮し、そしてさらに精製せずに、化合物II−178を作製するために使用した。
【1160】
188−C(25mg)のジクロロメタン(3mL)中の溶液を氷浴中で冷却した。これにトリエチルアミン(0.1mL)を添加し、その後、エタンスルホニルクロリド(0.05mL)を添加した。この反応混合物を冷却条件下で2時間撹拌し、その後、これを水でクエンチした。この混合物をジクロロメタンで抽出し、そして分取HPLCにより精製して、化合物II−178を得た。MS m/z 459.1 (M)。
【1161】
(実施例189) N−(2−(5−オキソ−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−2,3−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−4(5H)−イル)エチル)シクロプロパンスルホンアミド (化合物II−179)
【1162】
【化269】
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【1163】
化合物II−179を、本明細書中に開示される実施例に従って、適切な出発物質を使用して調製した。MS m/z 471.1 (M)。
【1164】
(実施例190) 4−フルオロ−N−(2−(5−オキソ−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−2,3−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−4(5H)−イル)エチル)ベンゼンスルホンアミド (化合物II−181)
【1165】
【化270】
[この文献は図面を表示できません]
【1166】
化合物II−181を、本明細書中に開示される実施例に従って、適切な出発物質を使用して調製した。MS m/z 525.1 (M)。
【1167】
(実施例191) N−(2−(5−オキソ−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−2,3−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−4(5H)−イル)エチル)シクロペンタンスルホンアミド (化合物II−183)
【1168】
【化271】
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【1169】
化合物II−183を、本明細書中に開示される実施例に従って、適切な出発物質を使用して調製した。MS m/z 499.1 (M)。
【1170】
(実施例192) 1−メチル−N−(2−(5−オキソ−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−2,3−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−4(5H)−イル)エチル)−1H−イミダゾール−2−スルホンアミド (化合物II−184)
【1171】
【化272】
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【1172】
化合物II−184を、本明細書中に開示される実施例に従って、適切な出発物質を使用して調製した。MS m/z 511.1 (M)。
【1173】
(実施例193) N−(2−(5−オキソ−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−2,3−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−4(5H)−イル)エチル)ベンゼンスルホンアミド (化合物II−177)
【1174】
【化273】
[この文献は図面を表示できません]
【1175】
化合物II−177を、本明細書中に開示される実施例に従って、適切な出発物質を使用して調製した。MS m/z 507.1 (M)。
【1176】
(実施例194) N−メチル−N−(2−(5−オキソ−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−2,3−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−4(5H)−イル)エチル)ベンゼンスルホンアミド (化合物II−182)
【1177】
【化274】
[この文献は図面を表示できません]
【1178】
化合物II−182を、実施例25に従って、ヨードメタンおよび化合物II−177を使用して調製した。
【1179】
(実施例195) N−(2−(5−オキソ−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−2,3−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−4(5H)−イル)エチル)−2−(ピリミジン−2−イル)アセトアミド (化合物II−185)
【1180】
【化275】
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【1181】
【化276】
[この文献は図面を表示できません]
【1182】
188−C(0.054mmol)をDMF(3mL)に溶解させ、その後、HATUおよびDIPEAを添加した。得られた混合物を室温で3時間撹拌し、その後、水を添加し、そしてジクロロメタンで抽出した。その有機物を分取HPLCにより精製して、化合物II−185を得た。
【1183】
(実施例196) 4−((5−シクロプロピル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)メチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物II−68)
【1184】
【化277】
[この文献は図面を表示できません]
【1185】
化合物II−68を、本明細書中に開示される実施例に従って、適切な出発物質を使用して調製した。MS m/z 446.1 (M+H)。
【1186】
(実施例197) 4−(ピリジン−4−イルメチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物II−67)
【1187】
【化278】
[この文献は図面を表示できません]
【1188】
化合物II−67を、本明細書中に開示される実施例に従って、適切な出発物質を使用して調製した。MS m/z 415.1 (M+H)。
【1189】
(実施例198) 4−((5−クロロピリミジン−2−イル)メチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物II−65)
【1190】
【化279】
[この文献は図面を表示できません]
【1191】
化合物II−65を、本明細書中に開示される実施例に従って、適切な出発物質を使用して調製した。MS m/z 450.0 (M+H)。
【1192】
(実施例199) 4−((1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)メチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物II−64)
【1193】
【化280】
[この文献は図面を表示できません]
【1194】
化合物II−64を、本明細書中に開示される実施例に従って、適切な出発物質を使用して調製した。MS m/z 418.1 (M+H)。
【1195】
(実施例200) 4−メチル−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物II−46)
【1196】
【化281】
[この文献は図面を表示できません]
【1197】
化合物II−46を、本明細書中に開示される実施例に従って、適切な出発物質を使用して調製した。MS m/z 338.1 (M+H)。
【1198】
(実施例201) 4−(3,4−ジフルオロベンジル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物II−45)
【1199】
【化282】
[この文献は図面を表示できません]
【1200】
化合物II−45を、本明細書中に開示される実施例に従って、適切な出発物質を使用して調製した。MS m/z 450.1 (M+H)。
【1201】
(実施例202) 4−((5−(ピリジン−2−イル)イソオキサゾール−3−イル)メチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物II−41)
【1202】
【化283】
[この文献は図面を表示できません]
【1203】
化合物II−41を、本明細書中に開示される実施例に従って、適切な出発物質を使用して調製した。MS m/z 482.1 (M+H)。
【1204】
(実施例203) 7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−4−((6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)メチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物II−16)
【1205】
【化284】
[この文献は図面を表示できません]
【1206】
化合物II−16を、本明細書中に開示される実施例に従って、適切な出発物質を使用して調製した。MS m/z 483.1 (M+H)。
【1207】
(実施例204) 4−(2−メトキシエチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物II−11)
【1208】
【化285】
[この文献は図面を表示できません]
【1209】
化合物II−11を、本明細書中に開示される実施例に従って、適切な出発物質を使用して調製した。MS m/z 382.1 (M+H)。
【1210】
(実施例205) 4−(2,2−ジフルオロエチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物II−6)
【1211】
【化286】
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【1212】
化合物II−6を、本明細書中に開示される実施例に従って、適切な出発物質を使用して調製した。MS m/z 388.1 (M+H)。
【1213】
(実施例206) 4−((2,3−ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン−6−イル)メチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物II−5)
【1214】
【化287】
[この文献は図面を表示できません]
【1215】
化合物II−5を、本明細書中に開示される実施例に従って、適切な出発物質を使用して調製した。MS m/z 472.1 (M+H)。
【1216】
(実施例207) 7−(4−フルオロフェニル)−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物II−104)
【1217】
【化288】
[この文献は図面を表示できません]
【1218】
化合物II−104を、本明細書中に開示される実施例に従って、適切な出発物質を使用して調製した。MS m/z 350.1 (M+H)。
【1219】
(実施例208) 7−(3−フルオロ−4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル)−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物II−106)
【1220】
【化289】
[この文献は図面を表示できません]
【1221】
化合物II−106を、本明細書中に開示される実施例に従って、適切な出発物質を使用して調製した。MS m/z 448.1 (M+H)。
【1222】
(実施例209) 4−(ピリミジン−2−イルメチル)−7−(4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物II−107)
【1223】
【化290】
[この文献は図面を表示できません]
【1224】
化合物II−107を、本明細書中に開示される実施例に従って、適切な出発物質を使用して調製した。MS m/z 430.1 (M+H)。
【1225】
(実施例210) 7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−4−((5−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)ピリミジン−2−イル)メチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物II−115)
【1226】
【化291】
[この文献は図面を表示できません]
【1227】
化合物II−115を、本明細書中に開示される実施例に従って、適切な出発物質を使用して調製した。MS m/z 561.1 (M+H)。
【1228】
(実施例211) 4−((4−(ピロリジン−1−イル)ピリミジン−2−イル)メチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物II−125)
【1229】
【化292】
[この文献は図面を表示できません]
【1230】
化合物II−125を、本明細書中に開示される実施例に従って、適切な出発物質を使用して調製した。MS m/z 485.1 (M+H)。
【1231】
(実施例212) 4−((4−モルホリノピリミジン−2−イル)メチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物II−133)
【1232】
【化293】
[この文献は図面を表示できません]
【1233】
化合物II−133を、本明細書中に開示される実施例に従って、適切な出発物質を使用して調製した。MS m/z 501.1 (M+H)。
【1234】
(実施例213) 4−ベンジル−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物II−134)
【1235】
【化294】
[この文献は図面を表示できません]
【1236】
化合物II−134を、本明細書中に開示される実施例に従って、適切な出発物質を使用して調製した。H−NMR (CDOD)δ8.01 (d, 1H, J = 2.4 Hz), 7.72−7.78 (m, 3H), 7.31−7.42 (m, 7H), 7.14 (d, 1H, J = 8.0 Hz), 4.85 (s, 2H), 4.25 (t, 2H, J = 5.0 Hz), 3.60 (t, 2H, J = 5.4 Hz);MS m/z 414.1 (M+H)。
【1237】
(実施例214) 4−((4−メトキシピリミジン−2−イル)メチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物II−137)
【1238】
【化295】
[この文献は図面を表示できません]
【1239】
化合物II−137を、本明細書中に開示される実施例に従って、適切な出発物質を使用して調製した。H−NMR (CDOD)δ8.41 (d, 1H, J = 6.0 Hz), 8.01 (d, 1H, J = 2.4 Hz), 7.77 (dd, 1H, J = 8.8, 2.4 Hz), 7.71 (d, 2H, J = 8.4 Hz), 7.35 (d, 2H, J = 8.0 Hz), 7.17 (d, 1H, J = 8.0 Hz), 6.75 (d, 1H, J = 6.0 Hz), 4.97 (s, 2H), 4.58 (t, 2H, J = 4.8 Hz), 3.95 (s, 3H), 3.84 (t, 2H, J = 5.2 Hz);MS m/z 446.1 (M+H)。
【1240】
(実施例215) 4−((4−メチルピリミジン−2−イル)メチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物II−138)
【1241】
【化296】
[この文献は図面を表示できません]
【1242】
化合物II−138を、本明細書中に開示される実施例に従って、適切な出発物質を使用して調製した。H−NMR (CDOD)δ8.59 (d, 1H, J = 5.2 Hz), 8.02 (d, 1H, J = 2.4 Hz), 7.76 (dd, 1H, J = 8.4, 2.4 Hz), 7.71 (d, 2H, J = 8.4 Hz), 7.34 (d, 2H, J = 8.0 Hz), 7.28 (d, 1H, J = 5.2 Hz), 7.16 (d, 1H, J = 8.4 Hz), 5.03 (s, 2H), 4.59 (t, 2H, J = 5.0 Hz), 3.83 (t, 2H, J = 5.0 Hz) ), 2.53 (s, 3H);MS m/z 430.1 (M+H)。
【1243】
(実施例216) 4−((4−(ピペリジン−1−イル)ピリミジン−2−イル)メチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物II−139)
【1244】
【化297】
[この文献は図面を表示できません]
【1245】
化合物II−139を、本明細書中に開示される実施例に従って、適切な出発物質を使用して調製した。H−NMR (CDOD)δ8.10 (d, 1H, J = 7.2 Hz), 7.98 (d, 1H, J = 2.4 Hz), 7.81 (dd, 1H, J = 8.4, 2.4 Hz), 7.71 (d, 2H, J = 9.2 Hz), 7.35 (d, 2H, J = 8.0 Hz), 7.20 (d, 1H, J = 8.8 Hz), 7.01 (d, 1H, J = 7.6 Hz), 4.91 (s, 2H), 4.56 (t, 2H, J = 5.0 Hz), 4.01 (br, 2H), 3.88 (t, 2H, J = 4.8 Hz) ), 3.73 (br, 2H), 1.59−1.73 (m, 6H);MS m/z 499.2 (M+H)。
【1246】
(実施例217) 4−((4−(ジメチルアミノ)ピリミジン−2−イル)メチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物II−140)
【1247】
【化298】
[この文献は図面を表示できません]
【1248】
化合物II−140を、本明細書中に開示される実施例に従って、適切な出発物質を使用して調製した。H−NMR (CDOD)δ8.14 (d, 1H, J = 7.2 Hz), 7.99 (d, 1H, J = 2.4 Hz), 7.81 (dd, 1H, J = 8.0, 2.4 Hz), 7.70 (d, 2H, J = 9.2 Hz), 7.35 (d, 2H, J = 8.4 Hz), 7.19 (d, 1H, J = 8.4 Hz), 6.93 (d, 1H, J = 7.2 Hz), 4.93 (s, 2H), 4.59 (t, 2H, J = 5.0 Hz), 3.90 (t, 2H, J = 5.0 Hz) ), 3.30 (s, 6H);MS m/z 459.1 (M+H)。
【1249】
(実施例218) 4−ベンジル−7−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物II−141)
【1250】
【化299】
[この文献は図面を表示できません]
【1251】
化合物II−141を、本明細書中に開示される実施例に従って、適切な出発物質を使用して調製した。H−NMR (CDOD)δ8.08 (d, 1H, J = 2.4 Hz), 7.79−7.84 (m, 3H), 7.74 (d, 2H, J = 8.4 Hz), 7.29−7.41 (m, 5H), 7.15 (d, 1H, J = 8.4 Hz), 4.86 (s, 2H), 4.26 (t, 2H, J = 5.2 Hz), 3.60 (t, 2H, J = 5.2 Hz);MS m/z 398.1 (M+H)。
【1252】
(実施例219) 4−((3−メトキシピリジン−2−イル)メチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物II−143)
【1253】
【化300】
[この文献は図面を表示できません]
【1254】
化合物II−143を、本明細書中に開示される実施例に従って、適切な出発物質を使用して調製した。H−NMR (CDOD)δ8.23 (d, 1H, J = 5.6 Hz), 8.00 (d, 1H, J = 2.8 Hz), 7.92 (d, 1H, J = 8.4 Hz), 7.77 (dd, 1H, J = 8.4, 2.4 Hz), 7.68−7.71 (m, 3H), 7.34 (d, 2H, J = 8.0 Hz), 7.15 (d, 1H, J = 8.8 Hz), 5.03 (s, 2H), 4.45 (t, 2H, J = 4.8 Hz), 4.05 (s, 3H), 3.82 (t, 2H, J = 5.0 Hz);MS m/z 445.1 (M+H)。
【1255】
(実施例220) 4−((1−(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−3−イル)メチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物II−147)
【1256】
【化301】
[この文献は図面を表示できません]
【1257】
化合物II−147を、本明細書中に開示される実施例に従って、適切な出発物質を使用して調製した。H−NMR (CDOD)δ8.01 (dd, 2H, J = 9.4, 2.6 Hz), 7.76 (dd, 1H, J = 8.2, 2.6 Hz), 7.72 (d, 2H, J = 8.8 Hz), 7.73−7.76 (m, 2H), 7.13 (d, 1H, J = 8.4 Hz), 6.54 (d, 1H, J = 2.4 Hz), 4.88 (s, 2H), 4.35 (t, 2H, J = 5.0 Hz), 3.69 (t, 2H, J = 5.0 Hz);MS m/z 454.0 (M+H)。
【1258】
(実施例221) 7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−4−((3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル)メチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物II−148)
【1259】
【化302】
[この文献は図面を表示できません]
【1260】
化合物II−148を、本明細書中に開示される実施例に従って、適切な出発物質を使用して調製した。MS m/z 494.0 (M+Na)。
【1261】
(実施例222) 4−((1−シクロペンチル−1H−ピラゾール−3−イル)メチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物II−152)
【1262】
【化303】
[この文献は図面を表示できません]
【1263】
化合物II−152を、本明細書中に開示される実施例に従って、適切な出発物質を使用して調製した。MS m/z 472.1 (M+H)。
【1264】
(実施例223) 4−((1−エチル−1H−ピラゾール−3−イル)メチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物II−153)
【1265】
【化304】
[この文献は図面を表示できません]
【1266】
化合物II−153を、本明細書中に開示される実施例に従って、適切な出発物質を使用して調製した。H−NMR (CDOD)δ7.99 (d, 1H, J = 2.4 Hz), 7.71−7.76 (m, 3H), 7.61 (d, 1H, J = 2.4 Hz), 7.35 (d, 2H, J = 8.0 Hz), 7.12 (d, 1H, J = 8.4 Hz), 6.31 (d, 1H, J = 2.4 Hz), 4.82 (s, 2H), 4.29 (t, 2H, J = 5.0 Hz), 4.17 (q, 2H, J = 7.2 Hz), 3.64 (t, 2H, J = 7.4 Hz), 1.45 (t, 3H, J = 7.4 Hz);MS m/z 432.1 (M+H)。
【1267】
(実施例224) 4−((1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)メチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物II−154)
【1268】
【化305】
[この文献は図面を表示できません]
【1269】
化合物II−154を、本明細書中に開示される実施例に従って、適切な出発物質を使用して調製した。MS m/z 418.1 (M+H)。
【1270】
(実施例225) 4−((4−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物II−155)
【1271】
【化306】
[この文献は図面を表示できません]
【1272】
化合物II−155を、本明細書中に開示される実施例に従って、適切な出発物質を使用して調製した。H−NMR (CDOD)δ7.98 (d, 1H, J = 2.4 Hz), 7.76 (dd, 1H, J = 8.2, 2.6 Hz), 7.71 (d, 2H, J = 8.4 Hz), 7.61 (s, 1H), 7.34−7.37 (m, 3H), 7.11 (d, 1H, J = 8.8 Hz), 5.83 (s, 2H), 4.21 (t, 2H, J = 5.0 Hz), 3.76 (t, 2H, J = 5.0 Hz), 2.09 (s, 3H);MS m/z 418.1 (M+H)。
【1273】
(実施例226) 4−((4−クロロ−1H−ピラゾール−1−イル)メチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物II−156)
【1274】
【化307】
[この文献は図面を表示できません]
【1275】
化合物II−156を、本明細書中に開示される実施例に従って、適切な出発物質を使用して調製した。H−NMR (CDOD)δ7.99 (d, 1H, J = 2.4 Hz), 7.91 (s, 1H), 7.77 (dd, 1H, J = 8.4, 2.4 Hz ), 7.71 (d, 2H, J = 8.8 Hz), 7.52 (s, 1H), 7.35 (d, 2H, J = 8.0 Hz), 7.13 (d, 1H, J = 8.8 Hz), 5.85 (s, 2H), 4.29 (t, 2H, J = 5.0 Hz), 3.81 (t, 2H, J = 5.2 Hz);MS m/z 438.0 (M+H)。
【1276】
(実施例227) 4−((1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)メチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物II−160)
【1277】
【化308】
[この文献は図面を表示できません]
【1278】
化合物II−160を、本明細書中に開示される実施例に従って、適切な出発物質を使用して調製した。H−NMR (CDOD)δ7.98 (d, 1H, J = 2.8 Hz), 7.67−7.76 (m, 4H), 7.53 (s, 1H), 7.35 (d, 2H, J = 8.0 Hz), 7.12 (d, 1H, J = 8.0 Hz), 4.69 (s, 2H), 4.31 (t, 2H, J = 5.2 Hz), 3.87 (s, 3H), 3.62 (t, 2H, J = 5.0 Hz);MS m/z 418.1 (M+H)。
【1279】
(実施例228) 4−((3−フルオロピリジン−2−イル)メチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物II−164)
【1280】
【化309】
[この文献は図面を表示できません]
【1281】
化合物II−164を、本明細書中に開示される実施例に従って、適切な出発物質を使用して調製した。H−NMR (CDOD)δ8.37 (d, 1H, J = 4.8 Hz), 8.00 (d, 1H, J = 2.4 Hz), 7.76 (dd, 1H, J = 8.0, 2.4 Hz), 7.72 (d, 2H, J = 8.8 Hz), 7.61 (t, 1H, J = 9.2 Hz), 7.38−7.42 (m, 1H), 7.34 (d, 2H, J = 8.0 Hz), 7.14 (d, 1H, J = 8.0 Hz), 5.07 (s, 2H), 4.45 (t, 2H, J = 4.8 Hz), 3.78 (t, 2H, J = 4.8 Hz);MS m/z 433.1 (M+H)。
【1282】
(実施例229) 7−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−4−((3−フルオロピリジン−2−イル)メチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物II−169)
【1283】
【化310】
[この文献は図面を表示できません]
【1284】
化合物II−169を、本明細書中に開示される実施例に従って、適切な出発物質を使用して調製した。H−NMR (CDOD)δ8.35 (d, 1H, J = 5.2 Hz), 8.00 (s, 1H), 7.76 (d, 1H, J = 8.4 Hz), 7.61 (t, 1H, J = 9.2 Hz), 7.51−7.55 (m, 2H), 7.38−7.46 (m, 2H), 7.14 (d, 1H, J = 8.0 Hz), 5.07 (s, 2H), 4.46 (t, 2H, J = 4.8 Hz), 3.78 (t, 2H, J = 4.8 Hz);MS m/z 401.1 (M+H)。
【1285】
(実施例230) 7−(2−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−4−((3−フルオロピリジン−2−イル)メチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物II−170)
【1286】
【化311】
[この文献は図面を表示できません]
【1287】
化合物II−170を、本明細書中に開示される実施例に従って、適切な出発物質を使用して調製した。H−NMR (CDOD)δ8.37 (d, 1H, J = 4.8 Hz), 7.99 (s, 1H), 7.70−7.74 (m, 2H), 7.53−7.63 (m, 3H), 7.38−7.42 (m, 1H), 7.17 (d, 1H, J = 8.4 Hz), 5.07 (s, 2H), 4.49 (t, 2H, J = 5.0 Hz), 3.80 (t, 2H, J = 4.8 Hz);MS m/z 435.1 (M+H)。
【1288】
(実施例231) 4−((3−フルオロピリジン−2−イル)メチル)−7−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物II−176)
【1289】
【化312】
[この文献は図面を表示できません]
【1290】
化合物II−176を、本明細書中に開示される実施例に従って、適切な出発物質を使用して調製した。H−NMR (CDOD)δ8.36 (d, 1H, J = 4.4 Hz), 8.06 (s, 1H), 7.71−7.81 (m, 3H), 7.72 (d, 2H, J = 8.0 Hz), 7.60 (t, 1H, J = 9.0 Hz), 7.37−7.41 (m, 1H), 7.15 (d, 1H, J = 8.4 Hz), 5.06 (s, 2H), 4.46 (t, 2H, J = 5.0 Hz), 3.78 (t, 2H, J = 4.8 Hz);MS m/z 417.1 (M+H)。
【1291】
(実施例232) 4−(ピリミジン−2−イルメチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニルアミノ)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物XIII−1)
【1292】
【化313】
[この文献は図面を表示できません]
【1293】
化合物XIII−1を、本明細書中に開示される実施例に従って、適切な出発物質を使用して調製した。MS m/z 431.1 (M+H)。
【1294】
(実施例233) 4−(ピリミジン−2−イルメチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェノキシ)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物XIII−2)
【1295】
【化314】
[この文献は図面を表示できません]
【1296】
【化315】
[この文献は図面を表示できません]
【1297】
トルエン(3.5mL)中の233−A(70mg,0.21mmol)、4−(トリフルオロメトキシ)フェノール(45mg,0.252mmol)、KPO(134mg,0.63mmol)、Pd(OAc)(3%)およびジ−tert−ブチル(2’4’6’−トリイソプロピルビフェニル−2−イル)ホスフィン(6%)を、140℃で20分間、マイクロ波上に置いた。この反応混合物をEtOACで希釈し、セライトで濾過し、そしてEtOAcで洗浄した。その濾液を濃縮し、そしてHPLCにより、その後、分取TLC(EtOAc)により精製して、化合物XIII−2(1.8mg)を得た。MS m/z 432.1 (M+H)。
【1298】
(実施例234) 4−(ピリミジン−2−イルメチル)−7−(4−(トリフルオロメチル)フェニルアミノ)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物XIII−3)
【1299】
【化316】
[この文献は図面を表示できません]
【1300】
化合物XIII−3を、本明細書中に開示される実施例に従って、適切な出発物質を使用して調製した。MS m/z 415.1 (M+H)。
【1301】
(実施例235) 4−(ピリジン−2−イルメチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニルアミノ)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物XIII−4)
【1302】
【化317】
[この文献は図面を表示できません]
【1303】
トルエン(3.5mL)中の235−A(70mg,0.21mmol)、4−(トリフルオロメトキシ)アニリン(45mg,0.252mmol)、NaOBu(40mg,0.42mmol)、Pd(dba)(3%)および(R)−BINAP(6%)を、130℃で10分間、マイクロ波上に置いた。この反応混合物をEtOACで希釈し、セライトで濾過し、そしてEtOAcで洗浄しその濾液を濃縮し、そしてHPLCにより精製して、化合物XIII−4(22.8mg)を得た。
【1304】
H−NMR (CDOD)δ8.66 (d, 1H, J = 5.2 Hz), 8.23 (t, 1H, J = 8.0 Hz), 7.78 (d, 1H, J = 8.0 Hz), 7.68 (t, 1H, J = 6.4 Hz), 7.41 (s, 1H), 7.22−7.40 (m, 1H), 7.06−7.13 (m, 4H), 7.01 (d, 1H, J = 8.8 Hz), 5.04 (s, 2H), 4.33 (t, 2H, J = 5.0 Hz), 3.74 (t, 2H, J = 5.4 Hz);MS m/z 430.1 (M+H)。
【1305】
(実施例236) 4−(ピリジン−2−イルメチル)−7−(4−(トリフルオロメチル)フェニルアミノ)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物XIII−6)
【1306】
【化318】
[この文献は図面を表示できません]
【1307】
化合物XIII−6を、本明細書中に開示される実施例に従って、適切な出発物質を使用して調製した。H−NMR (CDOD)δ8.52 (d, 1H, J = 5.2 Hz), 7.84 (t, 1H, J = 7.6 Hz), 7.44−7.50 (m, 4H), 7.29−7.36 (m, 2H), 7.10 (d, 2H, J = 8.0 Hz), 7.03 (d, 1H, J = 8.8 Hz), 4.94 (s, 2H), 4.29 (t, 2H, J = 5.2 Hz), 3.68 (t, 2H, J = 5.6 Hz);MS m/z 414.1 (M+H)。
【1308】
(実施例237) 7−(メチル(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)アミノ)−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物XIII−10)
【1309】
【化319】
[この文献は図面を表示できません]
【1310】
化合物XIII−10を、本明細書中に開示される実施例に従って、適切な出発物質を使用して調製した。MS m/z 445.1 (M+H)。
【1311】
(実施例238) 7−(メチル(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)アミノ)−4−(ピリジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物XIII−12)
【1312】
【化320】
[この文献は図面を表示できません]
【1313】
化合物XIII−12を、本明細書中に開示される実施例に従って、適切な出発物質を使用して調製した。MS m/z 444.1 (M+H)。
【1314】
(実施例239) 5−ベンジル−8−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−4H−ベンゾ[f]イミダゾ[1,2−a][1,4]ジアゼピン−6(5H)−オン (化合物X−12)
【1315】
【化321】
[この文献は図面を表示できません]
【1316】
239−A(0.100g,0.244mmol)、2,2−ジメトキシエタンアミン(1mL,9.3mmol)を一緒に混合し、得られた混合物を100℃で4時間撹拌した。この反応物の温度が下がったら、沈殿が終了するまで水を滴下により添加した。その沈殿物を濾過により集め、そして水で洗浄して、239−B(0.111g,92%)を得た。MS m/z:
498 (M + H)
【1317】
239−B(0.104g,0.209mmol)、PPTS(0.525g,2.09mmol)をトルエン(5mL)に添加した。得られた混合物を120℃で一晩撹拌し、濃縮し、そして分取HPLCにより精製して、化合物X−12(0.013g,14%)を得た。MS m/z:
434 (MH)。
【1318】
(実施例240) N−(2−(5−オキソ−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−2,3−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−4(5H)−イル)エチル)ピリミジン−2−カルボキサミド (化合物II−192)
【1319】
【化322】
[この文献は図面を表示できません]
【1320】
化合物II−192を、本明細書中に開示される実施例188および195に従って、適切な出発物質を使用して調製した。MS m/z 473.1 (M)。
【1321】
(実施例241) 7−(5−シクロプロピルチオフェン−2−イル)−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物VI−36)
【1322】
【化323】
[この文献は図面を表示できません]
【1323】
化合物VI−36を、本明細書中に開示される実施例に従って、適切な出発物質を使用して調製した。H−NMR (DMSO)δ8.77 (d, 2H, J = 5.2 Hz), 7.79 (d, 1H, J = 2.4 Hz), 7.68 (dd, 1H, J = 8.2, 2.6 Hz), 7.40 (t, 1H, J = 5.0 Hz), 7.22 (d, 1H, J = 3.2 Hz), 7.04 (d, 1H, J = 8.8 Hz), 6.78−6.79 (m, 1H), 4.95 (s, 2H), 4.47 (t, 2H, J = 5.0 Hz), 3.73 (t, 2H, J = 5.0 Hz), 2.07−2.13 (m, 1H), 0.96−1.00 (m, 2H), 0.66−0.70 (m, 2H);MS m/z 378 (M+H)。
【1324】
(実施例242) 4−(ピリミジン−2−イルメチル)−7−(5−(トリフルオロメチル)チオフェン−2−イル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物VI−37)
【1325】
【化324】
[この文献は図面を表示できません]
【1326】
化合物VI−37を、本明細書中に開示される実施例に従って、適切な出発物質を使用して調製した。H−NMR (DMSO)δ8.70 (d, 2H, J = 5.2 Hz), 7.72 (d, 1H, J = 2.4 Hz), 7.61 (dd, 1H, J = 8.2, 2.6 Hz), 7.30 (t, 1H, J = 5.0 Hz), 7.12 (d, 1H, J = 3.2 Hz), 7.01 (d, 1H, J = 8.8 Hz), 6.72−6.75 (m, 1H), 4.91 (s, 2H), 4.42 (t, 2H, J = 5.0 Hz), 3.71 (t, 2H, J = 5.0 Hz), 2.07−2.11 (m, 1H), 0.94−1.1 (m, 2H), 0.64−0.69 (m, 2H);MS m/z 406 (M+H)。
【1327】
(実施例243) 4−(ピリミジン−2−イルメチル)−7−(4−(トリフルオロメチル)フェネチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物VIII−8)
[この文献は図面を表示できません]
【1328】
化合物VIII−8を、本明細書中に開示される実施例に従って、適切な出発物質を使用して調製した。H−NMR (CDOD)δ8.74 (d, 2H, J = 4.8 Hz), 7.51−7.54 (m, 3H), 7.33−7.37 (m, 3H), 7.26 (dd, 1H, J = 8.2, 2.2 Hz), 6.94 (d, 1H, J = 8.0 Hz), 5.02 (s, 2H), 4.45 (t, 2H, J = 5.2 Hz), 3.72 (t, 2H, J = 5.2 Hz), 2.91−3.00 (m, 4H);MS m/z 428.1 (M+H)。
【1329】
(実施例244) 4−((3−フルオロピリジン−2−イル)メチル)−7−(4−(トリフルオロメチル)フェネチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物VIII−9)
【1330】
【化325】
[この文献は図面を表示できません]
【1331】
化合物VIII−9を、本明細書中に開示される実施例に従って、適切な出発物質を使用して調製した。H−NMR (CDOD)δ8.34 (d, 1H, J = 5.2 Hz), 7.50−7.60 (m, 4H), 7.33−7.40 (m, 3H), 7.25 (dd, 1H, J = 8.4, 2.4 Hz), 6.92 (d, 1H, J = 8.0 Hz), 5.01 (d, 2H, J = 1.6 Hz), 4.32 (t, 2H, J = 5.2 Hz), 3.66 (t, 2H, J = 5.2 Hz), 2.90−3.00 (m, 4H);MS m/z 445.1 (M+H)。
【1332】
(実施例245) 7−(4−(4−フルオロフェノキシ)フェニル)−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物II−193)
【1333】
【化326】
[この文献は図面を表示できません]
【1334】
化合物II−193を、本明細書中に開示される実施例に従って、適切な出発物質を使用して調製した。H−NMR (CDOD)δ8.77 (d, 2H, J = 5.2 Hz), 7.97 (d, 1H, J = 2.0 Hz), 7.73 (dd, 1H, J = 8.8, 2.4 Hz), 7.61 (dd, 2H, J = 6.8, 2.0 Hz), 7.38 (t, 1H, J = 4.8 Hz), 7.02−7.14 (m, 7H), 5.07 (s, 2H), 4.56 (t, 2H, J = 5.0 Hz), 3.82 (t, 2H, J = 5.0 Hz);MS m/z 442.1 (M+H)。
【1335】
(実施例246) 7−(4−フェノキシフェニル)−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物II−194)
【1336】
【化327】
[この文献は図面を表示できません]
【1337】
化合物II−194を、本明細書中に開示される実施例に従って、適切な出発物質を使用して調製した。H−NMR (CDOD)δ8.77 (d, 2H, J = 5.2 Hz), 7.97 (d, 1H, J = 2.4 Hz), 7.74 (dd, 1H, J = 8.6, 2.6 Hz), 7.61 (dd, 2H, J = 6.8, 2.4 Hz), 7.35−7.39 (m, 3H), 7.10−7.15 (m, 2H), 7.01−7.06 (m, 4H), 5.07 (s, 2H), 4.56 (t, 2H, J = 5.2 Hz), 3.82 (t, 2H, J = 5.0 Hz);MS m/z 424.1 (M+H)。
【1338】
(実施例247) 7−(3−フェノキシフェニル)−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物II−195)
【1339】
【化328】
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【1340】
化合物II−195を、本明細書中に開示される実施例に従って、適切な出発物質を使用して調製した。H−NMR (CDOD)δ8.76 (d, 2H, J = 5.2 Hz), 7.96 (d, 1H, J = 2.4 Hz), 7.71 (dd, 1H, J = 8.2, 2.6 Hz), 7.34−7.44 (m, 5H), 7.23 (t, 1H, J = 2.0 Hz), 7.10−7.14 (m, 2H), 7.02−7.04 (m, 2H), 6.93−6.96 (m, 1H), 5.06 (s, 2H), 4.56 (t, 2H, J = 5.0 Hz), 3.81 (t, 2H, J = 5.2 Hz);
MS m/z 424.1 (M+H)。
【1341】
(実施例248) (E)−4−ベンジル−7−(4−(トリフルオロメチル)スチリル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物VIII−10)
【1342】
【化329】
[この文献は図面を表示できません]
【1343】
化合物VIII−10を、本明細書中に開示される実施例に従って、適切な出発物質を使用して調製した。MS m/z 424.1 (M+H)。
【1344】
(実施例249) 4−ベンジル−7−(4−(トリフルオロメチル)フェネチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物VIII−11)
【1345】
【化330】
[この文献は図面を表示できません]
【1346】
化合物VIII−11を、本明細書中に開示される実施例に従って、適切な出発物質を使用して調製した。H−NMR (CDOD)δ7.53−7.54 (m, 3H), 7.26−7.37 (m, 8H), 6.93 (d, 1H, J = 8.0 Hz), 4.82 (s, 2H), 4.16 (t, 2H, J = 5.2 Hz), 3.49 (t, 2H, J = 5.2 Hz), 2.95−3.02 (m, 4H);MS m/z 426.1 (M+H)。
【1347】
(実施例250) 4−(3−(アゼチジン−1−イルスルホニル)プロピル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物II−191)
【1348】
【化331】
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【1349】
化合物250−Cを、化合物250−Aおよびスルトン250−Bから、一般的なアルキル化手順に従って合成した。化合物250−C(84mg,0.19mmol)を、塩化チオニルで60℃で一晩処理した。得られた混合物を濃縮して、粗製化合物250−Dを得、これをアゼチジン(26μL,2当量)およびトリエチルアミン(250μL)のDCM中の溶液で処理し、得られた混合物を室温で数時間撹拌し、濃縮し、そしてHPLCで精製して、化合物II−191(42mg)を得た。MS m/z:
485 (MH)。
【1350】
(実施例251) N−シクロプロピル−3−(5−オキソ−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−2,3−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−4(5H)−イル)プロパン−1−スルホンアミド (化合物II−190)
【1351】
【化332】
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【1352】
化合物II−190を、本明細書中に開示される実施例に従って、適切な出発物質を使用して調製した。MS m/z:
485 (MH)。
【1353】
以下の化合物を、本明細書中に開示される実施例に従って、適切な出発物質を使用して調製した:
4−(2,2,2−トリフルオロエチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物II−2) MS m/z 406.0 (M+H)
【1354】
【化333】
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【1355】
4−(2−(ピロリジン−1−イル)エチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物II−3) MS m/z 421.1 (M+H)
【1356】
【化334】
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【1357】
(2S,11aR)−2−アミノ−7−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−2,3,11,11a−テトラヒドロベンゾ[f]ピロロ[2,1−c][1,4]オキサゼピン−5(1H)−オン (化合物II−20) MS m/z:
363 (MH
【1358】
【化335】
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【1359】
(R)−8−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−3,4,12,12a−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[f]ピラジノ[2,1−c][1,4]オキサゼピン−6(2H)−オン (化合物II−26) MS m/z:
363 (MH
【1360】
【化336】
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【1361】
(R)−6−オキソ−8−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−3,4,12,12a−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[f]ピラジノ[2,1−c][1,4]オキサゼピン−2(6H)−カルボン酸tert−ブチル(化合物II−27) MS m/z:
463 (MH
【1362】
【化337】
[この文献は図面を表示できません]
【1363】
(S)−8−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−3,4,12,12a−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[f]ピラジノ[2,1−c][1,4]オキサゼピン−6(2H)−オン (化合物II−28) MS m/z:
363 (MH
【1364】
【化338】
[この文献は図面を表示できません]
【1365】
(S)−6−オキソ−8−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−3,4,12,12a−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[f]ピラジノ[2,1−c][1,4]オキサゼピン−2(6H)−カルボン酸tert−ブチル(化合物II−29) MS m/z:
463 (MH
【1366】
【化339】
[この文献は図面を表示できません]
【1367】
(2R,11aR)−2−(ピリミジン−2−イルアミノ)−7−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−2,3,11,11a−テトラヒドロベンゾ[f]ピロロ[2,1−c][1,4]オキサゼピン−5(1H)−オン (化合物II−30) MS m/z:
441 (MH
【1368】
【化340】
[この文献は図面を表示できません]
【1369】
4−((1−フェニル−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)メチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物II−32) MS m/z 548.1 (M+H)
【1370】
【化341】
[この文献は図面を表示できません]
【1371】
(2S,11aS)−2−(ピリミジン−2−イルアミノ)−7−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−2,3,11,11a−テトラヒドロベンゾ[f]ピロロ[2,1−c][1,4]オキサゼピン−5(1H)−オン (化合物II−34) MS m/z:
441 (MH
【1372】
【化342】
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【1373】
7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−4−(2−(2,5,5−トリメチル−1,3−ジオキサン−2−イル)エチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物II−35) m/z:
480.1 (MH
【1374】
【化343】
[この文献は図面を表示できません]
【1375】
(2R,11aR)−2−(ジエチルアミノ)−7−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−2,3,11,11a−テトラヒドロベンゾ[f]ピロロ[2,1−c][1,4]オキサゼピン−5(1H)−オン (化合物II−36) MS m/z:
419 (MH
【1376】
【化344】
[この文献は図面を表示できません]
【1377】
(2S,11aS)−2−(ジエチルアミノ)−7−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−2,3,11,11a−テトラヒドロベンゾ[f]ピロロ[2,1−c][1,4]オキサゼピン−5(1H)−オン (化合物II−37) MS m/z:
419 (MH
【1378】
【化345】
[この文献は図面を表示できません]
【1379】
(2R,11aR)−2−アミノ−7−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−2,3,11,11a−テトラヒドロベンゾ[f]ピロロ[2,1−c][1,4]オキサゼピン−5(1H)−オン (化合物II−38) MS m/z:
363 (MH
【1380】
【化346】
[この文献は図面を表示できません]
【1381】
(2R,11aR)−5−オキソ−7−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−1,2,3,5,11,11a−ヘキサヒドロベンゾ[f]ピロロ[2,1−c][1,4]オキサゼピン−2−イルカルバミン酸tert−ブチル(化合物II−39) MS m/z:
463 (MH
【1382】
【化347】
[この文献は図面を表示できません]
【1383】
4−((5−(ピリミジン−2−イル)イソオキサゾール−3−イル)メチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物II−40) MS m/z 483.1 (M+H)
【1384】
【化348】
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【1385】
3−((5−オキソ−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−2,3−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−4(5H)−イル)メチル)安息香酸エチル (化合物II−43) m/z:
486.1 (MH
【1386】
【化349】
[この文献は図面を表示できません]
【1387】
(2S,11aS)−5−オキソ−7−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−1,2,3,5,11,11a−ヘキサヒドロベンゾ[f]ピロロ[2,1−c][1,4]オキサゼピン−2−イルカルバミン酸tert−ブチル(化合物II−52) MS m/z:
463 (MH
【1388】
【化350】
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【1389】
4−((3−シクロプロピル−1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)メチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物II−53) MS m/z 458.1 (M+H)
【1390】
【化351】
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【1391】
4−(4−(トリフルオロメトキシ)ベンジル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物II−55) MS m/z 498.1 (M+H)
【1392】
【化352】
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【1393】
7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−4−(4−(トリフルオロメチル)ベンジル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物II−56) MS m/z 482.1 (M+H)
【1394】
【化353】
[この文献は図面を表示できません]
【1395】
(2R,11aS)−2−ヒドロキシ−7−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−2,3,11,11a−テトラヒドロベンゾ[f]ピロロ[2,1−c][1,4]オキサゼピン−5(1H)−オン (化合物II−58) MS m/z:
364 (MH
【1396】
【化354】
[この文献は図面を表示できません]
【1397】
(R)−7−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−2,3,11,11a−テトラヒドロベンゾ[f]ピロロ[2,1−c][1,4]オキサゼピン−5(1H)−オン (化合物II−59) MS m/z:
348 (MH
【1398】
【化355】
[この文献は図面を表示できません]
【1399】
(S)−7−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−2,3,11,11a−テトラヒドロベンゾ[f]ピロロ[2,1−c][1,4]オキサゼピン−5(1H)−オン (化合物II−60) MS m/z:
348 (MH
【1400】
【化356】
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【1401】
8−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−3,4,12,12a−テトラヒドロベンゾ[f][1,4]オキサジノ[3,4−c][1,4]オキサゼピン−6(1H)−オン (化合物II−63) MS m/z:
364 (MH
【1402】
【化357】
[この文献は図面を表示できません]
【1403】
2−(2−(5−オキソ−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−2,3−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−4(5H)−イル)エトキシ)ピリミジン−4−カルボニトリル (化合物II−66) MS m/z 471.1 (M+H)
【1404】
【化358】
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【1405】
4−(2−ヒドロキシエチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物II−71) MS m/z 368.1 (M+H)
【1406】
【化359】
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【1407】
(R)−3−イソプロピル−7−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物II−76) MS m/z:
349 (MH
【1408】
【化360】
[この文献は図面を表示できません]
【1409】
(R)−3−イソプロピル−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−7−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物II−78) MS m/z:
442 (MH
【1410】
【化361】
[この文献は図面を表示できません]
【1411】
(S)−3−イソプロピル−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−7−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物II−79) MS m/z:
442 (MH
【1412】
【化362】
[この文献は図面を表示できません]
【1413】
(S)−2−(2,2,2−トリフルオロエチル)−8−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−3,4,12,12a−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[f]ピラジノ[2,1−c][1,4]オキサゼピン−6(2H)−オン (化合物II−84) m/z:
445 (MH
【1414】
【化363】
[この文献は図面を表示できません]
【1415】
7−(4−モルホリノフェニル)−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物II−90) m/z:
417.2 (MH
【1416】
【化364】
[この文献は図面を表示できません]
【1417】
7−(4−(メチルスルホニル)フェニル)−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物II−93) m/z:
410.0 (MH
【1418】
【化365】
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【1419】
(R)−4−(1−(ピリミジン−2−イル)エチル)−7−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物II−95) m/z:
414 (MH
【1420】
【化366】
[この文献は図面を表示できません]
【1421】
(S)−4−(1−(ピリミジン−2−イル)エチル)−7−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物II−96) m/z:
414 (MH
【1422】
【化367】
[この文献は図面を表示できません]
【1423】
7−(4−tert−ブトキシフェニル)−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物II−99) m/z:
404.5 (MH
【1424】
【化368】
[この文献は図面を表示できません]
【1425】
(R)−2−メチル−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−7−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物II−100) m/z:
414 (MH
【1426】
【化369】
[この文献は図面を表示できません]
【1427】
4−(5−オキソ−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−2,3,4,5−テトラヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−7−イル)フェニルカルバミン酸tert−ブチル (化合物II−103) m/z:
447.1 (MH
【1428】
【化370】
[この文献は図面を表示できません]
【1429】
N−(4−(5−オキソ−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−2,3,4,5−テトラヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−7−イル)フェニル)シクロプロパンカルボキサミド (化合物II−112) m/z:
415.2 (MH
【1430】
【化371】
[この文献は図面を表示できません]
【1431】
4−((5−(ピリジン−3−イル)ピリミジン−2−イル)メチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物II−114) MS m/z 493.1 (M+H)
【1432】
【化372】
[この文献は図面を表示できません]
【1433】
7−(4−(2−ヒドロキシプロパン−2−イル)フェニル)−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物II−118) m/z:
390.2 (MH
【1434】
【化373】
[この文献は図面を表示できません]
【1435】
4−(ピリミジン−2−イルメチル)−7−(4−(2,2,2−トリフルオロアセチル)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物II−121) m/z:
428.2 (MH
【1436】
【化374】
[この文献は図面を表示できません]
【1437】
4−(ピリミジン−2−イルメチル)−8−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物IV−1) MS m/z 416.0 (M+H)
【1438】
【化375】
[この文献は図面を表示できません]
【1439】
4−(ピリジン−2−イルメチル)−8−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物IV−2) MS m/z 415.1 (M+H)
【1440】
【化376】
[この文献は図面を表示できません]
【1441】
4−(ピリジン−2−イルメチル)−8−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物IV−3) MS m/z 399.1 (M+H)
【1442】
【化377】
[この文献は図面を表示できません]
【1443】
4−(ピリミジン−2−イルメチル)−8−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物IV−4) MS m/z 400.1 (M+H)
【1444】
【化378】
[この文献は図面を表示できません]
【1445】
4−(ピリミジン−2−イルメチル)−8−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物IV−5) MS m/z 400.1 (M+H)
【1446】
【化379】
[この文献は図面を表示できません]
【1447】
4−(ピリジン−2−イルメチル)−8−(3−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物IV−6) MS m/z 415.1 (M+H)
【1448】
【化380】
[この文献は図面を表示できません]
【1449】
4−(ピリミジン−2−イルメチル)−8−(3−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物IV−7) MS m/z 416.1 (M+H)
【1450】
【化381】
[この文献は図面を表示できません]
【1451】
4−(ピリジン−2−イルメチル)−8−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物IV−8) MS m/z 399.1 (M+H)
【1452】
【化382】
[この文献は図面を表示できません]
【1453】
7−(4−tert−ブチルシクロヘキサ−1−エニル)−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物V−1) m/z:
392.2 (MH
【1454】
【化383】
[この文献は図面を表示できません]
【1455】
7−シクロペンテニル−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物V−2) m/z:
322.1 (MH
【1456】
【化384】
[この文献は図面を表示できません]
【1457】
7−(4,4−ジメチルシクロヘキサ−1−エニル)−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物V−4) m/z:
364.2 (MH
【1458】
【化385】
[この文献は図面を表示できません]
【1459】
7−(ビシクロ[3.1.1]ヘプタ−2−エン−3−イル)−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物V−7) m/z:
348.1 (MH
【1460】
【化386】
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【1461】
7−(2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−4−イル)−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物VI−1) m/z:
349.1 (MH
【1462】
【化387】
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【1463】
4−(5−オキソ−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−2,3,4,5−テトラヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−7−イル)−5,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボン酸tert−ブチル(化合物VI−5) m/z:
436.9 (MH
【1464】
【化388】
[この文献は図面を表示できません]
【1465】
4−(ピリミジン−2−イルメチル)−7−(6−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)ピリジン−3−イル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物VI−6) MS m/z 431.1 (M+H)
【1466】
【化389】
[この文献は図面を表示できません]
【1467】
4−(ピリミジン−2−イルメチル)−7−(6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物VI−8) MS m/z 401.1 (M+H)
【1468】
【化390】
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【1469】
7−(6−フルオロピリジン−3−イル)−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物VI−9) MS m/z 351.1 (M+H)
【1470】
【化391】
[この文献は図面を表示できません]
【1471】
4−(ピリミジン−2−イルメチル)−7−(2−(ピロリジン−1−イル)ピリミジン−5−イル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物VI−10) MS m/z 403.1 (M+H)
【1472】
【化392】
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【1473】
7−(2−(ピペリジン−1−イル)ピリミジン−5−イル)−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物VI−11) MS m/z 417.1 (M+H)
【1474】
【化393】
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【1475】
7−(1−(シクロプロパンカルボニル)−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−イル)−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物VI−17) m/z:
405.2 (MH
【1476】
【化394】
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【1477】
7−(ピリミジン−2−イル)−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物VI−18) MS m/z 334.1 (M+H)
【1478】
【化395】
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【1479】
4−(ピリミジン−2−イルメチル)−7−(5−(トリフルオロメチル)ピリミジン−2−イル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物VI−19) MS m/z 402.1 (M+H)
【1480】
【化396】
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【1481】
7−(シクロプロピルエチニル)−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物VIII−1) m/z:
320.2 (MH
【1482】
【化397】
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【1483】
7−(3,3−ジメチルブタ−1−イニル)−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物VIII−2) m/z:
336.1 (MH
【1484】
【化398】
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【1485】
7−((1−メチル−1H−イミダゾール−5−イル)エチニル)−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物VIII−3) m/z:
360.2 (MH
【1486】
【化399】
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【1487】
4−(イミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イルメチル)−7−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物II−135) m/z:
438.1 (MH
【1488】
【化400】
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【1489】
7−(3−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル)−4−(ピリミジン−2−イルメチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物II−136) m/z:
418.1 (MH
【1490】
【化401】
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【1491】
4−(ピリミジン−2−イルメチル)−7−(4−(2,2,2−トリフルオロエチル)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物II−150) m/z:
459.2 (MH
【1492】
【化402】
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【1493】
4−(ピリジン−2−イルメチル)−7−(4−(2,2,2−トリフルオロエチル)フェニル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物II−151) m/z:
458.2 (MH
【1494】
【化403】
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【1495】
シクロプロピル(7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−2,3−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−4(5H)−イル)メタノン (化合物III−8) m/z:
378 (MH
【1496】
【化404】
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【1497】
(1H−ピラゾール−4−イル)(7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−2,3−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−4(5H)−イル)メタノン (化合物III−13) m/z:
404 (MH
【1498】
【化405】
[この文献は図面を表示できません]
【1499】
(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−イル)(7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−2,3−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−4(5H)−イル)メタノン (化合物III−14) m/z:
432.2 (MH
【1500】
【化406】
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【1501】
(1−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)(7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−2,3−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−4(5H)−イル)メタノン (化合物III−16) m/z:
486.1 (MH
【1502】
【化407】
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【1503】
(3−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)(7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−2,3−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−4(5H)−イル)メタノン (化合物III−17) m/z:
418.2 (MH
【1504】
【化408】
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【1505】
1−モルホリノ−2−(7−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−2,3−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−4(5H)−イル)エタノン (化合物III−28) m/z:
421 (MH
【1506】
【化409】
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【1507】
4−(ピリミジン−2−イルメチル)−7−(ピロリジン−1−イル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物VI−34) MS m/z 325.1 (M+H)
【1508】
【化410】
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【1509】
4−(ピリジン−2−イルメチル)−7−(ピロリジン−1−イル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物VI−35) MS m/z 324.1 (M+H)
【1510】
【化411】
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【1511】
4−ベンジル−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロピリド[3,2−f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物XII−12) MS m/z 415.1 (M+H)
【1512】
【化412】
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【1513】
4−(ピリミジン−2−イルメチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−3,4−ジヒドロピリド[3,2−f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物XII−13) MS m/z 417.1 (M+H)
【1514】
【化413】
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【1515】
4−(ピリジン−2−イルメチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェノキシ)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物XIII−5) MS m/z 431.1 (M+H)
【1516】
【化414】
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【1517】
N−(5−オキソ−4−(ピリジン−2−イルメチル)−2,3,4,5−テトラヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−7−イル)ベンズアミド (化合物XIII−7) MS m/z 374.1 (M+H)
【1518】
【化415】
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【1519】
4−(ピリジン−2−イルメチル)−7−(4−(トリフルオロメチル)フェノキシ)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物XIII−8) MS m/z 415.1 (M+H)
【1520】
【化416】
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【1521】
4−(ピリミジン−2−イルメチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)ベンジルアミノ)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物XIII−9) MS m/z 445.1 (M+H)
【1522】
【化417】
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【1523】
4−(ピリジン−2−イルメチル)−7−(4−(トリフルオロメトキシ)ベンジルアミノ)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物XIII−11) MS m/z 444.1 (M+H)
【1524】
【化418】
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【1525】
N−(5−オキソ−4−(ピリジン−2−イルメチル)−2,3,4,5−テトラヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−7−イル)−4−(トリフルオロメチル)ベンズアミド (化合物XIII−13) MS m/z 442.1 (M+H)
【1526】
【化419】
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【1527】
7a−(7−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−2,3,4,5−テトラヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−4−カルボニル)テトラヒドロ−1H−ピロリジン−3(2H)−オン (化合物III−59) MS m/z 461.4 (M+H)
【1528】
【化420】
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【1529】
N−(5−オキソ−4−(ピリジン−2−イルメチル)−2,3,4,5−テトラヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−7−イル)−4−(トリフルオロメトキシ)ベンズアミド (化合物XIII−14) MS m/z 458.1 (M+H)
【1530】
【化421】
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【1531】
4−(ピリジン−2−イルメチル)−7−(4−(トリフルオロメチル)フェネチル)−3,4−ジヒドロベンゾ[f][1,4]オキサゼピン−5(2H)−オン (化合物VIII−7) MS m/z 427.4 (M+H)
【1532】
【化422】
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【1533】
(実施例252) 以下の成分を含有する硬ゼラチンカプセルを調製する:

成分 (mg/カプセル)
活性成分 30.0
デンプン 305.0
ステアリン酸マグネシウム 5.0
上記成分を混合し、そして硬ゼラチンカプセルに充填する。
【1534】
(実施例253) 錠剤処方物を、以下の成分を使用して調製する:

成分 (mg/錠剤)
活性成分 25.0
セルロース(微結晶性) 200.0
コロイド状二酸化ケイ素 10.0
ステアリン酸 5.0
これらの成分をブレンドし、そして圧縮して錠剤を形成する。
【1535】
(実施例254) 以下の成分を含有する乾燥粉末吸入器処方物を調製する:
成分 重量%
活性成分 5
ラクトース 95
活性成分をラクトースと混合し、そしてこの混合物を乾燥粉末吸入器具に添加する。
【1536】
(実施例255) 各々が30mgの活性成分を含有する錠剤を、以下のように調製する:

成分 (mg/錠剤)
活性成分 30.0 mg
デンプン 45.0 mg
微結晶性セルロース 35.0 mg
ポリビニルピロリドン
(滅菌水中10%の溶液として) 4.0 mg
カルボキシメチルデンプンナトリウム 4.5 mg
ステアリン酸マグネシウム 0.5 mg
滑石 1.0 mg
合計 120mg。
【1537】
活性成分、デンプンおよびセルロースを、No.20メッシュU.S.シーブに通し、そして徹底的に混合する。ポリビニルピロリドンの溶液を得られた粉末と混合し、次いでこれを、16メッシュU.S.シーブに通す。このように生成した顆粒を50℃〜60℃で乾燥させ、そして16メッシュU.S.シーブに通す。No.30メッシュU.S.シーブに予め通したカルボキシメチルデンプンナトリウム、炭酸マグネシウム、および滑石を、次いでこの顆粒に添加し、これを混合後、打錠機で圧縮して各々が120mgの重量の錠剤を得る。
【1538】
(実施例256) 各々が25mgの活性成分を含む坐剤を以下のように作製する:
成分 量
活性成分 25mg
飽和脂肪酸グリセリド 2,000 mgになるまで。
【1539】
活性成分をNo. 60メッシュU.S.シーブに通し、そして必要最小量の熱を使用して予め融解させた飽和脂肪酸グリセリド中に懸濁させる。次いで、この混合物を公称2.0gの用量の坐剤型に注ぎ、そして冷却する。
【1540】
(実施例257) 各々が5.0mLの用量あたり50mgの活性成分を含む坐剤を、以下のように作製する:
成分 量
活性成分 50.0 mg
キサンタンガム 4.0 mg
カルボキシメチルセルロースナトリウム(11%)
微結晶性セルロース(89%) 50.0 mg
スクロース 1.75 g
安息香酸ナトリウム 10.0 mg
矯味矯臭剤および着色剤 q.v.
精製水 5.0mLになるまで。
【1541】
活性成分、スクロースおよびキサンタンガムをブレンドし、No. 10メッシュU.S.シーブに通し、次いで予め作製した微結晶性セルロースおよびカルボキシメチルセルロースナトリウムの水中の溶液と混合する。安息香酸ナトリウム、矯味矯臭剤、および着色剤をいくらかの水で希釈し、そして撹拌しながら添加する。次いで、充分な水を添加して、必要な体積を生成する。
【1542】
(実施例258) 皮下処方物を以下のように調製し得る:
成分 量
活性成分 5.0 mg
トウモロコシ油 1.0 mL。
【1543】
(実施例259) 以下の組成を有する注射可能な調製物を調製する:
成分 量
活性成分 2.0mg/ml
マンニトール,USP 50mg/ml
グルコン酸,USP q.s.(pH5−6)
水(蒸留、滅菌) 1.0mlになるために充分な量
窒素ガス,NF q.s.。
【1544】
(実施例260) 以下の組成を有する局所調製物を調製する:
成分 グラム数
活性成分 0.2−10
Span 60 2.0
Tween 60 2.0
鉱油 5.0
ペトロラタム 0.10
メチルパラベン 0.15
プロピルパラベン 0.05
BHA(ブチル化ヒドロキシアニソール) 0.01水
100になるために充分な量。
【1545】
水以外の上記成分の全てを合わせ、そして撹拌しながら60℃まで加熱する。次いで、充分な量の水を60℃で激しく撹拌しながら添加して、これらの成分を乳化させ、次いで100gになるために充分な量の水を添加する。
【1546】
(実施例261)
徐放組成物
成分 重量%範囲
活性成分 50−95
微結晶性セルロース(充填剤) 1−35
メタクリル酸コポリマー 1−35
水酸化ナトリウム 0.1−1.0
ヒドロキシプロピルメチルセルロース 0.5−5.0
ステアリン酸マグネシウム 0.5−5.0。
【1547】
本開示の徐放処方物を、以下のように調製する。化合物およびpH依存性結合剤および任意の賦形剤を、よく混合する(乾式ブレンド)。次いで、この乾式ブレンドした混合物を、強塩基の水溶液の存在下(ブレンドした粉末中に噴霧する)で顆粒化する。この顆粒を乾燥させ、篩い分けし、任意の滑沢剤(例えば、滑石または炭酸マグネシウム)と混合し、そして圧縮して錠剤にする。好ましい強塩基の水溶液は、アルカリ金属水酸化物(例えば、水酸化ナトリウムまたは水酸化カリウムであり、好ましくは水酸化ナトリウム)の、水中の溶液である(必要に応じて、25%までの水混和性溶媒(例えば、低級アルコール)を含有する)。
【1548】
得られた錠剤を、識別のため、味をマスクする目的、および塩化の容易さを改善するために、任意のフィルム形成剤でコーティングし得る。このフィルム形成剤は代表的に、錠剤の重量の2%〜4%の範囲の量で存在する。適切なフィルム形成剤は当該分野において周知であり、そしてヒドロキシプロピルメチルセルロース、および陽イオン性メタクリレートコポリマー(メタクリル酸ジメチルアミノエチル/メチル−ブチルメタクリレートコポリマー−Eudragit(登録商標)E−Roehm.Pharma)などが挙げられる。これらのフィルム形成剤は、着色剤、可塑剤、および他の補助成分を必要に応じて含有し得る。
【1549】
好ましくは、圧縮された錠剤は、8Kpの圧縮に耐えるために充分な硬度を有する。錠剤のサイズは、その錠剤中の化合物の量に主として依存する。これらの錠剤は、300mg〜1100mgの化合物遊離塩基を含む。好ましくは、これらの錠剤は、400mg〜600mg、650mg〜850mg、および900mg〜1100mgの範囲の化合物遊離塩基の量を含む。
【1550】
溶解速度に影響を与える目的で、化合物含有粉末が湿式混合される時間が制御される。好ましくは、全粉末混合時間(すなわち、粉末が水酸化ナトリウム溶液に曝露される時間)は、1分間〜10分間の範囲であり、そして好ましくは、2分間〜5分間の範囲である。顆粒化後、これらの粒子は、顆粒化機から除去され、そして約60℃での乾燥のために、流動床乾燥機に入れられる。
【1551】
(実施例262) 以下の実施例では、本明細書中に記載される方法および当該分野で周知の方法を用いて活性試験を行う。
【1552】
(ナトリウム電流スクリーニングアッセイ) 遅延ナトリウム電流(Late INa)アッセイおよびピークナトリウム電流(Peak INa)アッセイを、自動電気生理学的プラットフォーム、QPatch 16X(Sophion Bioscience,Copenhagen,Denmark)にて実施する。このプラットフォームは、ホールセルパッチクランプ技術を使用して一度に16細胞までの細胞膜を通る電流を測定する。このアッセイは、Millipore(Billerica,MA)から購入した、野生型ヒト心臓ナトリウムチャネルhNa1.5を異種性に発現するHEK293(ヒト胚性腎臓)細胞株を使用する。βサブユニットは、Naチャネルαサブユニットと共発現しなかった。細胞を、標準的な組織培養手順で維持し、培養培地中400μg/mlのGeneticinとともに安定なチャネルの発現を維持する。QPatch上で使用するために単離した細胞を、Detachin 1X(Genlantis,San Diego,USA)中で5分間インキュベートし(37℃にて)、細胞の80〜90%が、単細胞であり、細胞塊の一部とならないことを確実にする。実験は、23〜25℃で実施する。
【1553】
Late INaアッセイおよびPeak INaアッセイの両方について、直列抵抗補整を100%に設定し、直列抵抗およびホールセル補整を自動的に実施する。電流は、25kHzにおいてデジタル化し、そしてLate INaアッセイおよびPeak INaアッセイについてそれぞれ、12kHzおよび10kHzのローパスフィルターを通す。開口ナトリウムチャネルを通る電流を自動的に記録して、Sophion Bioscience Oracleデータベース(Sophion Bioscience,Copenhagen,Denmark)に保存する。分析は、QPatchアッセイおよびデータベースソフトウェアを用いて実施し、データをExcel(登録商標)内に集める。
【1554】
化合物のストックは、Gilead Sample Bankによって慣例的に、プラスチックバイアル内に、ジメチルスルホキシド(DMSO)中10mMに作成する。化合物がDMSO中に可溶性でない一部の場合において、ストックは、100%エタノール中に作成する。ストックは必要に応じて超音波処理する。遅延INaをスクリーニングするための細胞外溶液は、以下:140mM NaCl、4mM KCl、1.8mM CaCl、0.75mM MgClおよび5mM HEPESから構成され、pHはNaOHを用いて7.4に調整する。Late INaアッセイおよびPeak INaアッセイの両方について、細胞内部を灌流させるために使用する細胞内溶液は、以下:120mM CsF、20mM CsCl、5mM EGTA、5mM HEPESを含み、pHはCsOHを用いて7.4に調整する。化合物を、ガラスバイアル内で細胞外溶液中1μMに希釈し、次いで、機械により細胞に添加する前に、ガラスウェルプレートへと移す。Late INaアッセイおよびPeak INaアッセイの各実験の終わりに、ベースラインの電流を測定するために使用する0mM Na細胞外溶液(0Na−ECF)は、以下:140mM N−メチル−D−グルカミン;4mM KCl;1.8mM CaCl;0.75mM MgCl;5mM HEPESを含み、pHはHClを用いて7.4に調整した。
【1555】
(Late INaスクリーニングアッセイ) Late INaアッセイについて、細胞膜を−120mVの保持電位から250ミリ秒(ms)かけて−20mVまで減極することによって、10秒毎に(0.1Hz)ナトリウムチャネルを活性化させる。−20mV電圧工程に応答して、代表的なhNa1.5 ナトリウム電流は、ピーク負電流に対して急速に活性化し、次いで、3〜4ms以内にほぼ完全に不活性化する。
【1556】
全ての化合物を試験して、遅延ナトリウム電流のブロックにおけるその活性を決定した。Na電流を記録しながら、細胞外溶液に10μMのTefluthrin(ピレスロイド)を添加することによって遅延INa電流を生成させた。自動スクリーニング法を使用して観察された遅延INaのブロックを確認するために、第二の遅延INa増強剤(ATX−II)および手動パッチクランプ法を使用した。ATX−IIおよびTefluthrinは、異なる重ならない結合部位を占め、そして異なる方法でNaチャネル機能を改変して、遅延INaを増大させる。試験された化合物は、いずれかの遅延INa増強剤により引き起こされる増強した遅延INaを阻害することが、一般に見いだされている。スクリーニングの目的のために、遅延INaは、Naチャネルを活性化させるための−20mMまでの段階の後の、225msと250msの間の平均電流として定義される。ホールセル記録構成を確立した後、Na電流の遅延成分が安定な値に到達するように、遅延INa活性化因子を16〜17分の期間にわたって各ウェルに4回添加する。次いで、遅延INa活性化因子の存在下で、7または8分のクールの間に3回の添加で、(代表的には1μMの)化合物を添加した。測定は、3回目の化合物の添加に対する曝露の終わりに行い、そして、値を、0Na−ECFの2回の添加後に全てのNaが細胞外溶液から除去されるときの電流レベルに対して正規化した。
【1557】
結果は、遅延INaのブロックの割合として報告する。10μMのTefluthrinで活性化される遅延INaを用いて上に開示されたアッセイで試験される場合、例えば、化合物II−105は、遅延ナトリウム電流を45%阻害した(すなわち低下させた)(さらなる化合物データについては表1を参照のこと)。心臓アイソフォームhNa 1.5の遅延INaの阻害は、本開示の化合物の、心房の不整脈、心室の不整脈、心不全(うっ血性心不全、拡張期心不全、収縮期心不全、急性心不全が挙げられる)、プリンズメタル型(異型)狭心症、安定狭心症、不安定狭心症、運動誘発性狭心症、うっ血性心疾患、虚血、再発性虚血、再潅流傷害、心筋梗塞、急性冠状動脈症候群、末梢動脈疾患、肺高血圧症、および間欠性跛行を処置するための使用を支持する。
【1558】
(Peak INaスクリーニングアッセイ) 化合物をまた、いくつかの他のアッセイにおいて、ピークINaに対するその効果を含む、その効果についても評価した。試験化合物が遅延INaおよびピークINaを低下させる反作用間の良好な分離は、ピークINaを低下させるという望ましくない効果(これは、心臓における電気的興奮の伝達の遅延またはブロックをもたらし得る)からの、遅延INaにより誘導される電気的および機械的機能不全を減少させるという、所望の効果の分離を可能にするために有利である。式Iの化合物は、ピークINaの有意なブロックを回避することが想定される。本明細書において使用される細胞におけるピークINaは非常に大きく、記録にアーチファクトを導入し得るので、浴中のNaの濃度を20mMまで減らし得、溶液の浸透圧モル濃度およびイオン強度を維持するために、除去されたNaを補うために不透過性のカチオンを添加し得る(溶液の詳細については下記を参照)。ピークINaの分析は一般に、試験化合物によるピーク電流のブロック%を決定する前に、ランダウンのための補正を必要とする。
【1559】
遅延INaのブロックに高度に選択的であるが、ピークINaをブロックしない化合物を同定する目的で、低刺激周波数および高刺激周波数の両方におけるピークINaに対する化合物の効果の評価を可能にするために、別のPeak INaスクリーニングアッセイを開発した。0.1Hzの低刺激周波数を用いて、チャネルが時間の大部分を静止(閉鎖)状態で過ごすときの化合物の効果を決定し、持続性ブロック(Tonic Block)(TB)に関する情報を提供した。より高い刺激周波数(3Hz)を用いて、チャネルがより多くの時間を活性化状態と不活性化状態で過ごすときのチャネルのブロックを測定し、使用依存性ブロック(Use−Dependent Block)(UDB)の測定値を提供した。使用依存性ブロックとは、チャネル活性化の周波数の増大に伴うブロックの蓄積をいう。本開示の化合物による心臓ピークINaのブロックは、刺激の周波数の0.1Hzから1−5Hz(正常な心臓において、または心頻拍中のいずれかに遭遇する周波数)への増大とともに増大する。従って、本開示の化合物によるピークINaの低下は、正常な心拍数においてよりも、高い心拍数(例えば、頻拍性型不整脈中の心拍数)において、より大きいと予測される。その結果、本開示の化合物は、遅延INa、ならびに心筋層における異常な電気活性および電気伝達(すなわち、特に虚血中の不整脈)に起因する、Na過負荷およびCa2+過負荷を低下させ得る。
【1560】
基準化合物が、実験条件下で小さいが検出可能な効果を有するように、−100mVの保持電位と3Hzの刺激周波数を選択し、新規化合物の基準化合物との直接比較を可能にした。ピークINaをスクリーニングするための細胞外溶液は、以下:20mM NaCl、120mM N−メチル−D グルカミン、4mM KCl、1.8mM CaCl、0.75mM MgClおよび5mM HEPESから構成され、pHはHClを用いて7.4に調整する。Late INaアッセイおよびPeak INaアッセイの両方について、Peak INaアッセイのために使用する細胞内溶液は、Late INaアッセイについて概説されたものと同じである(上記を参照のこと)。
【1561】
このピークINaアッセイについて、細胞膜を−100mVの保持電位から20msかけて0mVまで減極することによって、Naチャネルを活性化させた。ホールセル記録構成を確立した後、記録をモニターし得、記録が安定化した程度を評価し得るように、チャネルを7分間にわたり低周波数刺激(0.1Hz)で刺激して開口させた。この安定化期間の後、刺激周波数を2分間で3Hzまで増加させ、次いで、0.1Hzに戻す。3Hzの刺激は、化合物の非存在下でもピーク電流における小さな減少を引き起こすので、化合物が存在する場合の3Hz刺激からの結果を補正するために、各細胞について、化合物が存在しない場合のこの内部コントロールを使用した。コントロール条件下での3Hz刺激の後、化合物を添加する前に、細胞を200秒間回復させる。0.1Hzでチャネルを刺激して開口させ、TBの進行をモニターしながら、1μMまたは3μM(1μMにおける遅延INaのブロックの%に依存する)で試験された試験化合物を60秒間隔で3回添加した。3回目の化合物の添加後、3Hz刺激の2回目の期間を開始する前に、平衡状態にするために320秒間の待機期間を課した。3Hz刺激の2回目の期間の前にTBを測定した。TBおよびUDBの両方を、化合物の非存在下でのピークINaに対する刺激プロトコールの小さな使用依存性効果を補整することによって計算される場合の、ピークINaおよびUDBについてのランダウン補正を組み込むことによって分析した。化合物II−105は、9%のピークINaのTBおよび11%のピークINaのUDBを示した。(両方、1μMで測定した)。
【1562】
上記データは、化合物II−105がピークINaと比較して遅延INaをブロックするという選択性(ピークINa TBについては9%に対して45%;およびピークINa UDBについては11%に対して45%)を実証し、そして化合物II−105が、遅延INaを選択的にブロックする濃度において、心臓を通しての伝達(これは、ピークINaにより駆動される)に対して最少の影響を示すか、または影響を示さないはずであることを示唆する。
【1563】
(hERGスクリーニングアッセイ) 化合物をまた、これらがhERG Kチャネルをブロックする効果について試験した。化合物が(より強力に)遅延INaおよび(さほど強くなく)hERGを阻害するためのIC50値の、少なくとも3倍〜5倍の分離、好ましくは10倍の分離は、化合物が、遅延INaを低下させるために必要とされる濃度において、QT延長および/または催不整脈作用(proarrhythmic effects)を引き起こさないようであることを示す。
【1564】
化合物を、AVIVA Biosciences(San Deigo,CA,USA)において、hERGカリウムチャネルのブロックにおけるその活性を試験するためにスクリーニングした。hERGチャネルを、CHO(チャイニーズハムスター卵巣)細胞株において異種性に発現させた。細胞を、標準的な組織培養手順で維持し、培養培地中500μg/mlのG418とともに安定なチャネルの発現を維持した。Accumax(Innovative Cell Technologies,San Diego,CA)を用いたPatchXpress 7000A自動化パッチクランプでの試験のために細胞を回収し、単細胞を単離した。
【1565】
電気生理学的記録のために以下の溶液を使用した。外部溶液は以下を含んだ:2mM CaCl;2mM MgCl;4mM KCl;150mM NaCl;10mM グルコース;10mM HEPES(1M NaOHによりpH7.4;浸透圧モル濃度、約310mOsm)。内部溶液は以下を含んだ:140mM KCl、10mM MgCl、6mM EGTA、5mM HEPES、5mM ATP(KOHでpHを7.25に調整);浸透圧モル濃度、約295mOsm。
【1566】
hERGチャネルは、電圧を最初に−80mVの保持電位から−50mVまで300msにわたり段階的に上げ、次いで5秒間にわたり+20mVに段階的に上げると活性化した。+20mVでチャネルは開口し、次いで、大きく不活性化するので、電流は比較的小さい。+20mVから−50mVに戻すと、不活性化が急速に除去され、次いで、チャネルが閉じるので、hERG電流は一時的にかなり大きくなる。300ms間の−50mVまでの第一段階を、チャネル活性化後の−50mVまでの段階の間のピーク振幅を測定するためのベースラインとして使用した。−50mVにおけるピークテイル電流を、コントロール条件下と化合物添加後の両方に測定した。各細胞が、それ自体のコントロールとして働いた。
【1567】
全ての化合物を、ガラスバイアル中10mM DMSOストックとして調製した。ストック溶液を、強いボルテックスと室温で約2分間の超音波処理によって混合した。試験には、化合物を、純粋DMSO内の中間の希釈段階を用いてガラスバイアル内で希釈し、次いで、外部溶液中の作業濃度までさらに希釈した。希釈物を、使用前に20分以内に調製した。
【1568】
電気生理学的記録のために、ホールセル構成を達成した後、細胞を90秒にわたってモニターして安定性を評価し、外部溶液で66秒間洗浄した。次いで、12秒おきに、全ての手順の全体にわたって、細胞に対して上記の電圧プロトコールを適用した。安定な記録パラメータを持ち、特定の健康状態基準を満たす細胞についてのみ、化合物添加手順に入ることを許可した。
【1569】
0.1% DMSO(ビヒクル)を含有する外部溶液をまず細胞に適用してコントロールピーク電流振幅を確立した。3〜5分間かけて電流を安定させた後、1μM、次いで10μMの試験化合物を適用した。各化合物濃度を4回添加し、化合物の効果が定常状態に達するか、または、最大12分間まで、試験溶液中に細胞を維持した。試験化合物の添加後、ポジティブコントロール(1μM シサプリド)を添加し、実験が有効とみなされるためには、電流の>95%がブロックされなければならない。電流の回復が定常状態に達するまで外部溶液コンパートメント内のウォッシュアウトを実施した。データを、DataXpressソフトウェアならびにその関連するSQLサーバデータベースであるClampfit(Molecular Devices,Inc.,Sunnyvale,USA)およびOrigin 7(Originlab Corp.)を用いて分析した。上に開示されたアッセイにおいて試験すると、化合物II−105は、hERGカリウムチャネルの活性を、1μMにおいて10%未満阻害した(すなわち低下させた)(さらなる化合物データについて表1を参照のこと)。
【1570】
化合物を、上記アッセイ方法を使用して試験した。列挙した化合物を、Late INaアッセイおよびPeak INaアッセイにおいては1μMの濃度(および必要であれば他の濃度)、ならびにhERGチャネルアッセイについては1μMおよび10μMの濃度で試験することによって、データを得る。
【1571】
【表1-1】
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【1572】
【表1-2】
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【1573】
【表1-3】
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【1574】
【表1-4】
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【1575】
【表1-5】
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【1576】
【表1-6】
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【1577】
【表1-7】
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【1578】
【表1-8】
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【1579】
上記表に示すアッセイ結果は、試験した化合物が、例えば、遅延ナトリウム電流を阻害する(または減少させる)ことによって、遅延ナトリウム電流の調節因子としての活性を示したことを確立する。
【1580】
一部の実施形態において、式Iの化合物の効果は、遅延ナトリウム電流に特異的であり、一種以上の他のイオンチャネルに関しては、活性をほとんど、または、まったく示さない。したがって、一部の実施形態では、遅延ナトリウム電流を減少させる活性を持つ化合物はまた、ピークナトリウム電流に関しても、活性をほとんど、または、まったく示さないであろう。特定の実施形態において、遅延ナトリウム電流を減少させる活性を持つ化合物はまた、hERGカリウムチャネルに関しても、活性をほとんど、または、まったく示さないであろう。
【1581】
表2は、化合物II−73とラノラジンとの、遅延およびピークのhNa 1.5 Na電流およびhERG K電流をブロックする能力の比較を要約する。表2のデータは、類似であるが必ずしも同時ではない実験において得られた。
【1582】
【表2】
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【1583】
上記データは、実施例II−73の化合物が、試験されたパラメータに対して匹敵する特性または改善された特性を示すことを示唆する。
【1584】
(L型Ca2+チャネルアッセイ−Chan試験) 選択した化合物を、心臓L型Ca2+チャネル(ヒトCACNA1C遺伝子によってコードされるhCav1.2、これは、ヒトCACNB2遺伝子によってコードされるβ2サブユニット、および、CACNA2D1遺伝子によってコードされるα2δ1と共発現される)のブロックについてスクリーニングした。Ca2+チャネルを、CHO(チャイニーズハムスター卵巣)細胞系統において異種性に発現させる。細胞を標準的な組織培養手順に従って維持し、安定なチャネルの発現を、培養培地中で適切な選択用抗生物質を用いて維持する。細胞を、Hankの緩衝塩溶液で2回洗浄し、細胞をトリプシンで処理し、そして、培養培地中に細胞を再懸濁(20mL中4〜6×10細胞)させることによって、PatchXpress自動パッチクランプ(Model 7000A,Molecular Devices,Sunnyvale,CA)上での試験のために回収する。懸濁液中の細胞を、加湿した95%空気、5% CO雰囲気において、37℃に設定した組織培養インキュベーター内で10分間回復させる。
【1585】
電気生理学的記録には、以下の溶液を使用する。外部溶液は以下を含む(mM):137 NaCl、4 KCl、1.8 CaCl、1 MgCl、10 グルコース、10 HEPES(NaOHによりpH 7.4)。内部溶液は以下を含む(mM):130 アスパラギン酸Cs、5 MgCl、10 EGTA、4 ATP、0.5 GTP、10 HEPES,(N−メチル−D−グルカミンでpHを7.2に調整)。
【1586】
ビヒクルを、5〜10分の曝露間隔で、ナイーブな細胞に適用する(n≧2、ここで、n=細胞数である)。各溶液の交換は、四連で実施する。各実験の終わりに、飽和濃度のニフェジピン(10μM)を加えてhCav1.2電流をブロックする。漏洩電流は、全膜電流記録からデジタル的に差し引かれる。
【1587】
試験化合物のストック溶液を、ジメチルスルホキシド(DMSO)を添加することによって調製し、凍結保存する。各試験化合物のDMSOストックは、溶解を促進するために、周囲の室温にて少なくとも20分間超音波処理する(Model 2510/5510,Branson Ultrasonics,Danbury,CT)。試験化合物の濃度は、ストック溶液を、標準的な細胞外生理学的食塩水溶液(上記参照)中に希釈することによって毎日新たに調製する。化合物に加えるDMSOの最大パーセンテージは0.1%である。全ての試験化合物およびコントロールの溶液を、PatchXpress上にローディングする前に、ガラスで内張りされた96ウェル化合物プレートに入れる。
【1588】
各試験化合物の2種類の濃度(1μM、10μM)を、使い捨てのポリエチレンマイクロピペットチップによって五(5)分間隔でナイーブな細胞に適用する(n≧2、ここで、n=細胞数/濃度である)。各試験化合物濃度を四連で細胞に加える。各試験化合物濃度に対する曝露の合計期間は5分間である。
【1589】
hCav1.2(α1C/β2/α2δチャネル)の開始時および定常状態のブロックを、−80mVの保持電位から10s間隔で試験パルスを減極させることからなる刺激電圧パターン(持続期間、200ms;振幅、10mV)を用いて測定する。ピーク電流は、10mVまでの段階の間に測定する。
【1590】
上に開示されるアッセイにおいて試験される場合、化合物II−73は、1μMの濃度で、hCav1.2遅延電流を14%ブロックし、そしてピーク電流を32%ブロックした。10μMの濃度において、化合物II−73は、hCav1.2遅延電流を47%ブロックし、そしてピーク電流を79%ブロックした。
【1591】
(実施例263) 心臓遅延INaをブロックする本開示の化合物はまた、他のNaチャネルアイソフォーム(末梢神経系の疼痛線維(pain fiber)における主要なNaチャネルアイソフォームであるNa1.7および1.8が挙げられる)のUDBを媒介し得る。これらのチャネルをブロックする本開示の化合物はまた、神経障害性疼痛を低減させるために有用であり得る。
【1592】
特定の実施形態において、化合物は、一種以上の他のイオンチャネルにおける活性と比較して、遅延ナトリウム電流調節活性について高い選択性を示すであろう。化合物の選択性は、上記のアッセイによって測定した場合の、化合物に起因した遅延ナトリウム電流の減少パーセンテージを決定することによって決定され得る。化合物に起因した、hERGカリウムチャネルなどの一種の他のイオンチャネル活性における減少パーセンテージは、上記のように決定される。選択性は、(遅延ナトリウム電流における減少パーセンテージ)と(一種の他のイオンチャネル活性における減少パーセンテージ)の比をとることによって決定される。この点に関して活性を測定するために実施されるアッセイは、10μMの濃度の(またはそれ未満の場合は、溶解度の上限の)化合物を用いて、上記のとおりに実施されるべきである。特定の実施形態において、開示の化合物の選択性は、遅延ナトリウム電流における減少パーセンテージ 対 ピークナトリウム電流、hERGカリウムチャネル電流、のうちの1つの減少パーセンテージを比較した場合に、少なくとも5:1、例えば、少なくとも6:1、少なくとも7:1、少なくとも8:1、少なくとも9:1、少なくとも10:1、少なくとも12:1、少なくとも15:1、少なくとも20:1または少なくとも25:1であろう。選択性データは、上記実施例に与えられる値に基づいて、計算され得る。
【1593】
証拠は、疼痛の発病におけるフグ毒感受性Na1.7の役割を裏付ける。このアッセイでは、ホールセルパッチクランプ技術を使用して、HEK293細胞において発現されるhNa1.7(hNa1.7+β1サブユニット)ピークNa電流(INa)に対する本開示の化合物の効果を、以前に記載されたように試験する(Rajamaniら,2009)。細胞を、10%の熱不活性化ウシ胎仔血清、1%のペニシリン−ストレプトマイシン、600μg/mLのgeneticin(Gibco−Invitrogen)、2μg/mLのblastocydin(Calbiochem,NJ,USA)を補充したMEM(Gibco−Invitrogen,Carlsbad,CA)を使用して連続的に維持し、そして37℃で空気中5%のCOの雰囲気下でインキュベートする。hNav1.7 INaを記録するために、HEK293細胞の上面を、以下のもの(単位mM)を含む細胞外溶液で洗い流す:140 NaCl、3KCl、10 HEPES、10グルコース、1 MgCl、1 CaCl、pH 7.4(NaOHを用いる)。パッチピペットを、以下のもの(単位mM)を含む内部溶液で満たす:140 CsF、10 NaCl、1 EGTA、10 HEPES、pH 7.3(CsOHを用いる)。
【1594】
ホールセルINaを、以前に記載されたように(Rajamaniら,2009)、Axopatch 200B増幅器(Molecular Devices,Sunnyvale,USA)を使用して記録する。信号を5kHzでフィルタリングし、そして20kHzでサンプリングする。パッチピペットを、ホウケイ酸ガラス(World Precision Instruments,Sarasota,USA)を使用して、マイクロピペット引き装置(Dagan Corporation,Minneapolis,USA)を使用して形成する。オフセット電位を0に合わせ、その後、このピペットをセルに取り付ける。電圧を液体注入電位について補正しない。全ての記録において、75%〜80%の直列抵抗補償が達成されるので、約5mVの最大電圧誤差が生じ、そして漏洩電流をP/−4減算により相殺する。pCLAMP 10.0ソフトウェア(Molecular Devices)を使用して、電圧クランププロトコルを生成し、そしてデータを獲得する。膜電位を−100mVまたは−120mVに維持し、そして細胞をピペット溶液で5分間〜7分間透析し、その後、電流を記録して、パッチ破壊後の最初の数分以内のNaチャネル開口の時間依存シフトを回避する。全ての実験において、実験溶液の温度を、CL−100双極温度制御器(Warner Instruments,Hamden,USA)を使用して20±1℃に維持する。
【1595】
Clampfit and Microcal Origin (MicroCal,Northampton,USA)ソフトウェアを使用してデータを分析する。
【1596】
上に開示されるアッセイにおいて試験される場合、化合物II−73は、hNa 1.7ナトリウムチャネルアイソフォームを、5.2μMのIC50で10Hzの周波数でブロックした。化合物II−73は、hNa 1.8ナトリウムチャネルアイソフォームを、10μMより高いIC50で10Hzの周波数でブロックした。25Hzより高い周波数で、化合物II−73は、hNa 1.7アイソフォームとhNa 1.8アイソフォームとの両方を、それぞれ1.1μMおよび1.5μMのIC50でブロックした。hNa 1.7アイソフォームおよびhNa 1.8アイソフォームのいずれかの阻害、または両方のチャネルの阻害は、これらの周波数で刺激される場合、本開示の化合物の、神経因性疼痛を減少させるための使用を支持する。
【1597】
(実施例264) (ヒトNa1.1 cDNAの発現) ヒトNa1.1を用いる全ての実験を、記載されたとおりに実施する(Kahligら,PNAS,105:9799−9804)。簡単に述べると、hNav1.1の発現を、Qiagen Superfect試薬を用いた一過性のトランスフェクション(5.5μgのDNAを、α:β:βについて10:1:1のプラスミド質量比にてトランスフェクトする)によって達成する。ヒトβおよびβ cDNAを、マーカー遺伝子DsRed(DsRed−IRES2−hβ)またはeGFP(eGFP−IRES2−hβ)を内部リボソーム進入部位(IRES)と共に含有するプラスミド内にクローニングする。
【1598】
(電気生理学) 以前に記載されたように(Kahlig,2008)、ホールセル電圧クランプ記録を用いて、WTおよび変異型のNa1.1チャネルの生物物理学的特性を測定する。hNav1.1 INaを記録するために、HEK293細胞の上面を、以下のもの(単位mM)を含む溶液で洗い流す:145 NaCl、4 KCl、1.8 CaCl、1 MgCl、10 デキストロース、10 HEPES(7.35のpHおよび310mOsmol/kgのモル浸透圧濃度を有する)。ピペット溶液は、以下のもの(単位mM)を含む:
110 CsF、10 NaF、20 CsCl、2 EGTA、10 HEPES、7.35のpHを有し、300mOsmol/kgのモル浸透圧濃度を有する。電流測定前に、ホールセル構成の確立後10分間、細胞を安定化させる。直列抵抗は、コマンド電位が、マイクロ秒単位以内で電圧誤差<2mVに達することを保証するように90%補整する。漏洩電流は、オンラインP/4処理を用いて減算し、全ての電流は、5kHzにおいてローパスベッセルフィルター処理し、50kHzにおいてデジタル化する。
【1599】
使用依存性研究のために、細胞を、−120mVの保持電位から減極するパルス列(pulse train)(−10mV、5ms、300パルス、10Hzおよび25Hz)で刺激する。次いで、電流を、各頻度列(frequency train)における最初のパルスへの応答時に記録されたピーク電流に対して正規化する。持続性ブロック研究のために、ピーク電流および持続(遅延)電流を、−10mVまでの200ms減極(0.2Hz)への応答時に評価し、その後、0.5μMフグ毒(TTX)の存在下および非存在下で記録した電流のデジタル減算処理を行う。末梢における遅延INaと名付けられたナトリウム電流は一般に、CNSにおける持続INaと呼ばれる。持続電流は、200ms工程の最後の10ms間に計算する。データ解析は、Clampfit 9.2(Axon Instruments,Union City,CA,U.S.A)、Excel 2002(Microsoft,Seattle,WA,U.S.A.)およびOriginPro 7.0(OriginLab,Northampton,MA,U.S.A)ソフトウェアを用いて実施する。結果は、平均±SEMとして示す。
【1600】
(インビトロ薬理学) 10mMの式Iの化合物のストック溶液を、0.1M HCl中またはDMSO中に調製する。バス溶液(bath solution)内で式Iの化合物の新しい希釈物を、実験日毎に調製し、必要に応じてpHを7.35に調整する。最終DMSO濃度を、全ての溶液において0.1%に維持した。クランプした細胞への灌流溶液の直接適用は、Perfusion Pencilシステム(Automate,Berkeley,CA)を用いて達成する。直接細胞灌流は、250ミクロンチップを用い、350μL/分の流速にて重力によって駆動させる。このシステムは、灌流の流れの中でクランプした細胞を隔離し、1秒以内に完全な溶液交換を可能にする。クランプした細胞を継続的に灌流するが、これはホールセル構成を確立した直後に開始する。コントロール電流は、コントロール溶液の灌流中に測定する。適切であれば、濃度阻害曲線をHillの式:I/Imax=1/[1+10^(logIC50−I)×k](ここで、IC50は、半分の阻害を生じる濃度であり、kはHillスロープ係数である)を用いてフィットさせる。
【1601】
本開示の化合物を含有する溶液を、電流の記録の前に3分間灌流させ、平衡状態(持続性)の薬物ブロックを可能にする。ピーク電流の持続性ブロックは、この定常状態条件から測定する。ピーク電流の使用依存性ブロックを、−120mVの保持電位からパルス数300のパルス列(−10mV、5ms、300パルス、10Hz)の間に測定する。2回の連続パルス列刺激を平均して、各記録条件についての平均電流トレースを得る。
【1602】
(インビボ薬理学) 頚静脈カテーテル挿入した雄性Sprague Dawleyラット(250〜350g,Charles River Laboratories,Hollister,CA)を使用して、本開示の化合物の脳内浸透性をインビボで研究する。動物の使用は、Institutional Animal Care and Use Committee,Gilead Sciencesによる承認を受ける。各群3匹のラットに、85.5μg/kg/分にて生理食塩水中の本開示の化合物を静脈内灌流する。1時間後、2.5時間後または5時間後に、血漿および脳の回収のために動物を屠殺し、タンデム質量分析計を連結した液体クロマトグラフィー(LC−MS/MS)により本開示の化合物の濃度を測定する。脳組織を1% 2N HClで酸性化した5% フッ化ナトリウム中でホモジナイズする(最終のホモジネートを3倍希釈する)。血漿および脳のホモジネートサンプル(50μl)を、内部標準としての重水素化D3−式Iと共に沈殿させて、ボルテックスにかけ、遠心分離する。上清(50μL)を移し、注射(10μl)前に水(450μl)で希釈する。高速液体クロマトグラフィーを、Shimadzu LC−10AD液体クロマトグラフと、Luna C18(2)、3μm、20×2.0mmカラムとを用いて実施し、0.1% ギ酸(溶液A)およびアセトニトリル(溶液B)を含有する水から成る移動相による無勾配条件(75% 溶液A、25% 溶液B;流速0.300ml/分)下で実施した。質量分析は、428.1>98のMRMトランジションでのポジティブイオンモードにて作動させたAPI3000質量分析計(Applied Biosystems,Foster City,CA)を用いて実施する。脳対血漿の比を、各サンプルについて、化合物(ng)/血漿(ml)で割った、化合物(ng)/脳(g)として計算する。
【1603】
(実施例265) (ヒトNa1.2 cDNAの発現) チャイニーズハムスター卵巣(CHO)細胞において安定にトランスフェクトさせた野生型(WT)cDNAを用いて、INaを記録する。そうでないと記載されない限り、すべての試薬はSigma−Aldrich(St Louis,MO,U.S.A.)から購入したものである。
【1604】
(電気生理学) ホールセル電圧クランプ記録を用いて、WTの生物物理学的特性を測定する。簡単に述べると、ピペット溶液は、以下から成る(単位mM):110 CsF、10 NaF、20 CsCl、2 EGTA、10 HEPES(7.35のpHおよび300mOsmol/kgのモル浸透圧濃度を有する)。バス(コントロール)溶液は、以下を含む(単位mM):145 NaCl、4 KCl、1.8 CaCl、1 MgCl、10 デキストロース、10 HEPES(7.35のpHおよび310mOsmol/kgのモル浸透圧濃度を有する)。電流測定前に、ホールセル構成の確立後10分間、細胞を安定化させる。直列抵抗は、コマンド電位が、マイクロ秒単位以内で電圧誤差<2mVに達することを保証するように90%補整する。漏洩電流は、オンラインP/4処理を用いて減算し、全ての電流は、5kHzにおいてローパスベッセルフィルター処理し、50kHzにおいてデジタル化する。
【1605】
明確にするために、代表的なランプ電流は、50Hzにおいてローパスフィルターでオフライン処理する。チャネルの活性化、速い不活性化および反復刺激の間のアベイラビリティを評価する特異的電圧クランププロトコールを使用する。結果は、平均±SEMとして示す。
【1606】
ピーク電流の持続性ブロックを、−120mVの保持電位(0.2Hz)から−10mVまでの段階的な上昇(20ms)を使用して、測定する。ピーク電流の使用依存性ブロックを、−120mVの保持電位からパルス数300のパルス列(−10mV、5ms、300パルス、10Hzまたは25Hz)の間に測定する。2回の連続パルス列刺激を平均して、各記録条件についての平均電流トレースを得、次いで、これをオフラインの減算および分析に使用する。
【1607】
使用依存性研究のために、細胞を、−120mVの保持電位から減極するパルス列(−10mV、5ms、300パルス、10Hzおよび25Hz)で刺激する。次いで、電流を、各頻度列(frequency train)における最初のパルスへの応答時に記録されたピーク電流に対して正規化する。持続性ブロック研究のために、ピーク電流を、−10mVまでの20ms減極(0.2Hz)への応答時に評価する。データ解析は、Clampfit 9.2(Axon Instruments,Union City,CA,U.S.A)、Excel 2002(Microsoft,Seattle,WA,U.S.A.)およびOriginPro 7.0(OriginLab,Northampton,MA,U.S.A)ソフトウェアを用いて実施する。結果は、平均±SEMとして示す。
【1608】
(インビトロ薬理学) 10mMの式Iの化合物のストック溶液を、0.1MのHCl中またはDMSO中に調製する。バッチ溶液中の式Iの化合物の新たな希釈物を、実験日毎に調製し、そして必要に応じて、そのpHを7.35に再度調整する。最終DMSO濃度を、全ての溶液において0.1%に維持した。クランプした細胞への灌流溶液の直接適用は、Perfusion Pencilシステム(Automate,Berkeley,CA)を用いて達成する。直接細胞灌流は、250ミクロンチップを用い、350μL/分の流速にて重力によって駆動させる。このシステムは、灌流の流れの中でクランプした細胞を隔離し、1秒以内に完全な溶液交換を可能にする。クランプした細胞を継続的に灌流するが、これはホールセル構成を確立した直後に開始する。コントロール電流は、コントロール溶液の灌流中に測定する。
【1609】
溶液を、電流の記録の前に3分間灌流させ、平衡状態(持続性)の薬物ブロックを可能にする。ピーク電流の持続性ブロックは、この定常状態条件から測定する。3つの連続した電流トレースを平均して、各記録についての平均電流を得る。オフラインの分析には平均電流トレースを利用する。ピーク電流の使用依存性ブロックを、−120mVの保持電位からパルス数300のパルス列(−10mV、5ms、300パルス、10Hz)の間に測定する。2回の連続パルス列刺激を平均して、各記録条件についての平均電流トレースを得、次いで、これをオフラインの減算および分析に使用する。適切であれば、濃度阻害曲線をHillの式:I/Imax=1/[1+10^(logIC50−I)×k](ここで、IC50は、半分の阻害を生じる濃度であり、kはHillスロープ係数である)を用いてフィットさせる。
【1610】
(結果) 上記方法を使用して、本開示の化合物は、脳アイソフォームNaV 1.1および1.2のピーク周波数電流および低周波数電流を阻害することなく、心臓Ina遅延電流を阻害することについて選択的であることが実証され得る。本開示の化合物は、Na1.1およびNa1.2の非常に高周波数の興奮を阻害し得るか、または癲癇患者において観察された変異体Na1.1およびNa1.2の電位依存型ブロックを実証し得る。さらに、本開示の化合物は、癲癇および頭痛(片頭痛)症候群に関連するNa1.1変異体チャネルのパネルGEFS+、SMEIおよびFHM3の阻害について活性を示し得、このことは、本開示の化合物が、これらの変異体チャネルにより運ばれる異常な増大した持続電流を優先的にブロックする能力を示唆する。
【1611】
hNa 1.1ナトリウムチャネルアイソフォームおよびhNa 1.2ナトリウムチャネルアイソフォームに関して上で議論されたアッセイにおいて試験される場合、化合物II−73は、hNa 1.1ナトリウムチャネルアイソフォームピークINaを、100μMより高いIC50値で、10Hzの周波数でブロックし、そしてhNa 1.2ナトリウムチャネルアイソフォームピークINaを30μMより高いIC50値で、同じ周波数でブロックした。25Hzというより高い周波数において、化合物II−73は、hNa 1.1アイソフォームとhNa 1.2アイソフォームとの両方を、ぞれぞれ3.4μMおよび10.1μMのIC50でブロックした。これらの周波数で刺激される場合の、hNa 1.1アイソフォームおよびhNa 1.2アイソフォームのいずれかの阻害、または両方のチャネルの阻害は、本開示の化合物の、癲癇を有する患者を処置するための使用を支持する。
【1612】
【表3-1】
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【1613】
【表3-2】
[この文献は図面を表示できません]
【1614】
1μMでの%阻害
(実施例266) (麻酔下のウサギにおける虚血誘発性STセグメント上昇) 本研究は、インビボウサギモデルにおいて本開示の化合物の抗虚血効果を決定するために行った。
【1615】
(方法) 雌性のNew Zealandウサギ(3.0〜4.0kg)をWestern Oregon Rabbitryから購入した。動物は、12時間の明暗サイクルにて飼育し、標準的な実験動物用飼料と水を与えられた。すべての実験は、The National Research Councilによって刊行されたGuide for the Care and Use of Laboratory Animalsと、Gilead Sciences,Inc.のInstitutional Animal Care Committeeによって承認された実験プロトコールに従って実施した。
【1616】
ウサギを、ケタミン(35mg/kg)およびキシラジン(5mg/kg)の筋肉内注射(im)により麻酔した。気管切開術を実施し、気管に気管内チューブを挿管した。動物は、圧力制御動物人工呼吸装置(Kent Scientific Corp.,Torrington,CT)を用いて、40ストローク/分の呼吸速度と10mmHOのピーク呼気圧にて酸素を補充した室内気で人工呼吸させたが、これは、血液ガスおよびpHを生理学的範囲内に維持するために調節した(iSTATクリニックアナライザー,Heska Corp.;Waukesha,WI)。血圧(BP)測定のために左大腿動脈にカニューレを挿管した。血液サンプルもまた大腿動脈から回収した。薬物/ビヒクル投与のために、右外頚静脈にカニューレを挿管した。表面心電図(ECG)の記録のために、針電極を四肢に皮下挿入した。第4肋間腔の切開(妨げのない術野のために4番目および/または5番目の肋骨を切断した)により心臓を露出させた。開胸し、そして、4つの開創器を用いて心膜クレードルを形成した。内部に6−0 Proleneポリプロピレン縫合糸を備えた5cm PE−10チュービングで作った絞断器から構成された冠状動脈遮閉具を左前下行動脈(LAD)の根本付近に緩く配置した。濾紙の小片に付けたテフロン(登録商標)コーティング銀線で作られた2つの単極電極を左心室の虚血領域および正常領域の表面に付けて、心外膜心電図を記録した。参照電極は、頸部の切開創内に配した。動物の体温を直腸温度計によりモニターし、手術台の表面温度を調節することにより、37〜40℃に維持した。LADを結紮することによって局所虚血(15分)を誘導し、その後、結紮部を解放することにより15分間の再灌流を起こした。実験の終わりに心臓を切除し、LADを再度結紮した。生理食塩水中1%のエバンスブルーで心臓を灌流することにより、虚血領域を可視化し、総心室重量の割合として計算した。10%未満または25%より大きい虚血領域を持つウサギは、分析から除外した。動物を無作為にビヒクル群と試験化合物群に割り当てた。試験化合物を5% NMP、30% PG、45% PEG 400および20%脱イオン水(dHO)中に溶解させた。試験化合物は、0.1、0.2および0.4mg/kgにてivボーラスとして与えた。投薬から30分後、心臓を15分間の虚血とその後15分間の再灌流に供した。
【1617】
(結果) 実施例II−61の化合物は、虚血誘発性のST上昇を用量依存性に防止した。STセグメント高の曲線下面積(AUC)は、実施例II−61の化合物の0.28および0.52μM血漿濃度において38%および88%減少した(対コントロール)。検討した血漿濃度レベルにおいて、実施例II−61の化合物は、虚血前の血圧(BP)、心拍数(HR)およびECGインターバルに対して有意な影響を有さなかった。このデータは、実施例II−61の化合物が用量依存性の様式で虚血誘発性の心筋電気的機能不全を防止することを示唆する。
【1618】
同様に、実施例II−73の化合物は、虚血誘発性のST上昇を用量依存性に防止した。STセグメント高の曲線下面積(AUC)は、実施例II−73の化合物の0.25および0.5μMのそれぞれの血漿濃度において55%および93%減少した(対コントロール)。検討した血漿濃度レベルにおいて、実施例II−73の化合物は、虚血前の血圧(BP)、心拍数(HR)およびECGインターバルに対して有意な影響を有さなかった。このデータは、実施例II−73の化合物が用量依存性の様式で虚血誘発性の心筋電気的機能不全を防止することを示唆する。
【外国語明細書】
2016041768000001.pdf