【課題】本発明は、板ガラスの加工システムに関するものであり、第1の吸着ステージが待機部で板ガラスを支えて吸着すると同時に、定められた角度で立てられた状態で洗浄部に移動されて、板ガラスの表面を洗浄し、洗浄が完了した板ガラスを加工部に移動させて板ガラスの前面を区画切削し、第2の吸着ステージを回転させて、第1の吸着ステージに吸着された板ガラスを伝達されると同時に、板ガラスの後面を加工部で区画切削し、その後、第2の吸着ステージを移動させて排出部上に区画切削された板ガラスを位置させて、セル単位板ガラスを回収すると同時に第2の吸着ステージ上の残留物を除去して、セル単位板ガラスを獲得する板ガラスの加工システムを提供する。
【解決手段】板ガラスの加工システムは、進入部100、移送部200、第1、第2の吸着ステージ310、320、待機部400、洗浄部500、加工部600、排出部700、及び、移送ドライブユニット800を備えて構成される。
進入部100、移送部200、第1、第2の吸着ステージ310、320、待機部400、洗浄部500、加工部600、排出部700、及び、移送ドライブユニット800を備えて構成され、
前記進入部100は、板ガラスGの進入を案内するとともに、前記板ガラスGのねじれを調整して、上面に前記板ガラスGを正位置させ、
前記移送部200は、前記進入部100の上方に設置され、昇降移動及び水平移動されて前記板ガラスGを吸着移送し、
前記第1、第2の吸着ステージ310、320は、前記洗浄部500の両側方に互いに対向するように一対で設置され、互いに対向する反対方向に横たえたり、あるいは互いに対向する方向に立てられて、前記板ガラスGを吸着し、前記板ガラスGを立てて固定し、
前記待機部400は、前記進入部100と前記洗浄部500との間に設置されて横たえた状態の前記第1の吸着ステージ310を支えて支持し、
前記洗浄部500は、前記第1、第2の吸着ステージ310、320間に設置され、前記第1の吸着ステージ310または第2の吸着ステージ320に吸着された前記板ガラスGにエアを噴射して前記板ガラスGに付いたほこりまたは異物を除去し、
前記加工部600は、前記洗浄部500の側方に設置され、前記第1の吸着ステージ310または第2の吸着ステージ320に吸着されている前記板ガラスGの前、後面を切削加工して前記板ガラスGを複数のセル単位板ガラスCGに切断し、
前記排出部700は、前記洗浄部500を基準として、前記待機部400と互いに対向される一側に設置され、前記加工部600で切断されたセル単位板ガラスCGを回収し、
前記移送ドライブユニット800は、前記待機部400と前記洗浄部500との間及び前記洗浄部500と前記排出部700との間にそれぞれ設置され、前記洗浄部500または前記加工部600方向に水平移動及び前、後方向に水平移動されて前記第1、第2の吸着ステージ310、320を移動させることを特徴とする板ガラスの加工システム。
【背景技術】
【0002】
一般的に、板ガラスの加工装置は、定められた大きさを有する単一の板ガラスを定められた大きさに一定に区画切断する装置である。このとき、単一の板ガラスは、板ガラスの加工装置によって複数個に切断されて、スマートフォン、タブレットPC、タッチスクリーン方式のTV用ディスプレイとして使用される。
【0003】
特許文献1は、本件出願人が先に出願した板ガラスの加工装置に関するものであって(
図1参照)、この加工装置1は、第1の吸着移送部で移送コンベア上に載せている強化ガラス板を吸着し、その状態で第1の吸着移送部を移送レールに沿って移動させて第1のサンドブラスト部の上方に第1の吸着移送部を位置させる。
【0004】
そうすると、前記第1の吸着移送部の底面に強化ガラス板が付着された状態で維持され、これと同時に前記第1のサンドブラスト部の位置移動フレームに設置された複数のノズルが、前記位置移動フレームによって移動されて、前記強化ガラス板の下面を区画切削する。このとき、前記ノズルは、X軸ノズルとY軸ノズルで区分され、前記X軸ノズルは、前記第1の位置移動フレームによって移動されて、前記強化ガラス板をX軸方向に切削する。また、前記Y軸ノズルは、前記第2の位置移動フレームによって移動されて、前記強化ガラス板をY軸方向に切削する。
【0005】
前記のように強化ガラス板の上面を区画切削した後には、前記第1の吸着移送部が前記移送レールに沿って前記第2のサンドブラスト部に移動され、その状態で前記第2の吸着移送部に強化ガラス板を伝達した後、元位置に復帰される。ここで、前記第2の吸着移送部は、前記第1の吸着移送部から前記強化ガラス板を伝達される同時に、前記強化ガラス板の区画切削された下面を吸着する。
【0006】
そうすると、前記第2のサンドブラスト部の位置移動フレームが前記ノズルを移動させて前記第1のサンドブラスト部と同様の方法で、前記強化ガラス板の上面を区画切削する。この時、前記第1のサンドブラスト部で区画切削された部分に対応する部分に沿って前記第2のサンドブラスト部の位置移動フレームが移動されて、前記ノズルで前記強化ガラス板の上面を区画切削することによって、前記強化ガラス板が複数のセル単位ガラス基板に区画されるものである。
【0007】
しかし、特許文献1のような構造を有する板ガラスの加工装置は、次のような問題点がある。最初に、強化ガラス板の上面、下面を切削加工する第1、第2のサンドブラストを別に設置しなければならない面倒さがあり、第1、第2のサンドブラストの区分により装備の体積が増加され、装備の体積増加で設置空間の制約が発生する問題点がある。
【0008】
第二に、強化ガラス板の上面、下面の切削加工時に強化ガラス板を第1のサンドブラストで第2サンドブラストに移動させる時間が長くなり、上方に位置された第1の吸着装置が下方に位置された第2の吸着装置に強化ガラス板伝達時に強化ガラス板が落下して破損するおそれがある。
【0009】
第三に、第1、第2のサンドブラストにそれぞれのノズルを具備して、装置が複雑になり、位置移動フレーム及び移送レールが強化ガラス板の加工時に発生する粉塵に露出されて位置移動フレーム及び移送レールに損傷が発生される問題点がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
本発明は、上述のような問題点を解決するためのものであって、本発明の目的は、移送部の前方に加工部の第1の吸着ステージが安着される待機部を設置し、この待機部の前方に板ガラスの表面を洗浄する洗浄部を設置し、洗浄部の側方に洗浄部で洗浄された板ガラスを進入させて板ガラスの前、後面を切削加工する加工部を形成し、洗浄部の前方に加工部で切削加工された第2のステージ部上のセル単位ガラス板を回収すると同時に、残留物を処理する排出部を構成することによって、第1の吸着ステージによって立てられた板ガラスの前面を加工部で切削加工するが、第2の吸着ステージによって立てられた板ガラスの後面を加工部で切削加工して、第1の吸着ステージが待機部で板ガラスを支えて吸着すると同時に、定められた角度で立てられた状態で洗浄部に移動されて、板ガラスの表面を洗浄し、洗浄が完了した板ガラスを加工部に移動させて板ガラスの一側面を区画切削し、第2の吸着ステージを回転させて第1の吸着ステージに吸着された板ガラスを伝達されると同時に、板ガラスの他側面を加工部で区画切削し、その後、第2の吸着ステージを移動させて排出部上に区画切削された板ガラスを位置させて、セル単位板ガラスを回収すると同時に、第2の吸着ステージ上の残留物を除去して、セル単位板ガラスを獲得する板ガラスの加工システムを提供することである。
【0012】
本発明の他の目的は、洗浄部と加工部との間に移送ドライブユニット上方及び防塵枠上方をカバーする防塵カバーを備えるが、この防塵カバー上面に第1、第2の吸着ステージ及び防塵カバーが通過される案内溝を形成し、この第1、第2の吸着ステージ及び防塵カバー両側面に一端がそれぞれの洗浄部と加工部に固定されたボディーに巻かれた防塵ベルトを密着固定することによって、板ガラス加工時に発生する粉塵が防塵カバー及びこの防塵カバーの案内溝をカバーする防塵ベルトによって遮断されて、移送ドライブユニット、第1、第2の吸着ステージのサーボモータ及び防塵枠上方に粉塵が飛散したり、あるいは流入されることが遮断される板ガラスの加工システムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0013】
前記のような本発明の目的を達成するために、本発明による板ガラスの加工システムは、進入部、移送部、第1、第2の吸着ステージ、待機部、洗浄部、加工部、排出部、及び、移送ドライブユニットを備えて構成され、前記進入部は、板ガラスの進入を案内するとともに、前記板ガラスのねじれを調整して、上面に前記板ガラスを正位置させ、前記移送部は、前記進入部の上方に設置され、昇降移動及び水平移動されて前記板ガラスを吸着移送し、前記第1、第2の吸着ステージは、前記洗浄部の両側方に互いに対向するように一対で設置され、互いに対向する反対方向に横たえたり、あるいは互いに対向する方向に立てられて、前記板ガラスを吸着し、前記板ガラスを立てて固定し、前記待機部は、前記進入部と前記洗浄部との間に設置されて横たえた状態の前記第1の吸着ステージを支えて支持し、前記洗浄部は、前記第1、第2の吸着ステージ間に設置され、前記第1の吸着ステージまたは第2の吸着ステージに吸着された前記板ガラスにエアを噴射して前記板ガラスに付いたほこりまたは異物を除去し、前記加工部は、前記洗浄部の側方に設置され、前記第1の吸着ステージまたは第2の吸着ステージに吸着されている前記板ガラスの前、後面を切削加工して前記板ガラスを複数のセル単位板ガラスに切断し、前記排出部は、前記洗浄部を基準として、前記待機部と互いに対向される一側に設置され、前記加工部で切断されたセル単位板ガラスを回収し、前記移送ドライブユニットは、前記待機部と前記洗浄部との間及び前記洗浄部と前記排出部との間にそれぞれ設置され、前記洗浄部または前記加工部方向に水平移動及び前、後方向に水平移動されて前記第1、第2の吸着ステージを移動させることを特徴とする。
【0014】
本発明による板ガラスの加工システムにおいて、前記第1、第2の吸着ステージは、板材形状で上面に複数の通孔を形成している多孔質板と、前記多孔質板の底面に密着設置されて前記通孔を通じて空気を強制的に吸入する真空吸入装置と、前記真空吸入装置の底面に密着設置され、その末端が前記移送ドライブユニットの上面に回転可能に設置されて、前記多孔質板と前記真空吸入装置とを定められた角度で回転させる回転ドライブユニットと、前記回転ドライブユニットの末端に設置されて、前記回転ドライブユニットを定められた角度で回転させるサーボモータと、を備えて構成されることを特徴とする。
【0015】
本発明による板ガラスの加工システムにおいて、前記待機部と前記洗浄部との間及び前記洗浄部と前記排出部との間には、前記洗浄部と前記加工部との並設方向に沿って設置された一対の第2のガイドレールと、それぞれの前記第2のガイドレールにスライディング可能に結合され、立てられた前記第1、第2の吸着ステージの枠をカバーするとともに、前記第1、第2の吸着ステージに吸着された前記板ガラスを前方に露出させて、前記洗浄部または前記加工部方向に水平移動される防塵枠と、が設けられていることを特徴とする。
【0016】
本発明による板ガラスの加工システムにおいて、前記洗浄部と前記加工部との間には、一端が前記洗浄部に固定され、他端が前記加工部に固定され、上面に前記第1、第2の吸着ステージ及び前記防塵枠の移動を可能にする案内溝が形成されるとともに、前記板ガラスの加工時に発生する粉塵、異物またはメディアが上方に飛び散ったり、あるいは下方に落下するのを防止する少なくとも2つ以上の防塵カバーが設けられていることを特徴とする。
【0017】
本発明による板ガラスの加工システムにおいて、前記洗浄部と前記加工部との間には、互いに対向するように一対で具備されて、前記洗浄部及び前記加工部のそれぞれに固定設置されるボディーと、一端が前記ボディーに巻かれ、他端が前記第1、第2吸着ステージの側面及び前記防塵枠の側面に密着固定され、前記第1、第2の吸着ステージ及び前記防塵枠の移動により前記ボディーで解けたり、あるいは、前記ボディーに巻かれて、前記防塵カバーの案内溝をカバーする防塵ベルトと、がさらに設けられていることを特徴とする。
【0018】
本発明による板ガラスの加工システムにおいて、前記洗浄部は、枠フレームと、前記枠フレームの一側に昇降移動可能に設置され、前記第1、第2の吸着ステージに吸着された前記板ガラスにエアを噴射して前記板ガラスに付いた粉塵、ほこりまたはメディアを削除するエアナイフと、前記枠フレームの下方に設置され、前記板ガラスから落下する粉塵、ほこりまたはメディアを集塵する集塵用ホッパーと、を含んで構成されることを特徴とする。
【0019】
本発明による板ガラスの加工システムにおいて、前記移送ドライブユニットは、前記待機部と前記洗浄部との間及び前記洗浄部と前記排出部との間に前記洗浄部と前記加工部との並設方向に沿って設置された一対の第1のガイドレールと、前記第1のガイドレールにスライディング結合され、前記第1のガイドレールに沿って水平移動されて、前記第1、第2の吸着ステージを前記洗浄部または前記加工部に沿って移動させる第1の水平板と、前記第1の水平板の上面に前記第1の水平板と直交する方向にスライディング移動可能に結合されて、前記第1、第2の吸着ステージを前、後方向に移動させる第2の水平板と、を含んで構成されることを特徴とする。
【発明の効果】
【0020】
本発明による板ガラスの加工システムは、第1、第2の吸着ステージに板ガラスを立てた状態で加工して、第1、第2の吸着ステージ上に粉塵または異物が残留されなく、板ガラスの前、後面を加工部に具備された単一のノズル部で切削加工して、装置構造が単純になり、装置の最小化で装備の体積減少と同時に製作費用が低減され、板ガラス加工時に発生する粉塵などが防塵カバー及び防塵ベルトに遮断されてサーボモータ、移送ドライブユニットに粉塵が流入したり、あるいは防塵枠上方に粉塵が飛び散ることが防止され、これにより、装置の部品損傷が防止されて製品の性能向上と同時に、信頼性が向上されるという利点がある。
【発明を実施するための形態】
【0022】
以下、本発明の好ましい実施形態を添付した図面を参照して、詳しく説明する。本発明による板ガラスの加工システムは、進入部100、移送部200、第1、第2の吸着ステージ310、320、待機部400、洗浄部500、加工部600、排出部700及び移送ドライブユニット800で構成される。
【0023】
図1ないし
図13を参照すると、前記進入部100は、板ガラスGの進入を案内するが、前記板ガラスGのねじれを調整して、上面に前記板ガラスGを定位置させる。前記進入部100は、前記板ガラスGの底面を支えて、前記板ガラスGの移動を案内するローラー101と、前記ローラー101下方で前記板ガラスGの枠に沿って移動されながら、前記ガラスのねじれを測定するビジョン装置102と、前記板ガラスGの側面を定められた方向に押して、前記板ガラスGのねじれを調整する調整装置103と、で構成される。
【0024】
前記ローラー101は、定められた間隔に離隔されるように複数個で形成されて前記板ガラスG底面を支えて支持する。前記ビジョン装置102は、前記板ガラスGの枠部分に沿って移動しながら、前記板ガラスGのねじれの状態を確認する。前記の調整装置103は、ねじれを感知した前記ビジョン装置102から信号を伝達され、前記板ガラスGを定められた方向に押し出しながら、前記板ガラスGのマーキングされた部分が前記ビジョン装置102上方に位置するようにする。
【0025】
前記移送部200は、前記進入部100の上方に設置され、昇降移動および水平移動されて前記板ガラスGを吸着移送する。前記移送部200は、前記進入部上方で前記移送部200の上方に水平するように形成された水平レール201と、前記水平レール201に沿って水平移動される水平移動ブロック202と、前記水平移動ブロック202の底面から垂直方向に突出形成された昇降案内バー203と、前記昇降案内バー203に昇降移動可能に結合されて前記板ガラスGを吸着する吸着装置204と、で構成される。
【0026】
前記水平移動ブロック202は、前記水平レール201に沿って水平方向に移動されて前記板ガラスGを前記進入部100で前記待機部400方向に移動させる。前記吸着装置204は、前記昇降案内バー203に沿って昇降移動されて、底面に前記進入部100のローラー101に支えられている前記板ガラスGを吸着したり、あるいは、前記待機部400の上方から下方に移動されて、底面に吸着されている前記板ガラスGを、前記待機部400に横になっている前記第1の吸着ステージ310上に安着させる。前記移送部200の水平レール201と前記水平移動ブロック202は、LMガイドの構造であることが望ましい。前記吸着装置204は、油圧方式により前記昇降案内バー203に沿って昇降移動されることが望ましい。
【0027】
前記第1、第2の吸着ステージ310、320は、前記洗浄部500の両側方に互いに対向するように一対で設置され、互いに対向する反対方向に横になったり、あるいは互いに対向する方向に立てられて、前記板ガラスGを吸着し、前記板ガラスGを立てて固定する。前記第1、第2の吸着ステージ310、320は、前記洗浄部500と前記加工部600方向に水平移動して前記板ガラスGを前記洗浄部500または前記加工部600に移動させる。前記第1、第2の吸着ステージ310、320は、前記移送ドライブユニット800によって、左右移動及び前後移動される。
【0028】
前記第1、第2の吸着ステージ310、320は、板材形状で上面に複数の通孔311a、321aを形成している多孔質板311、321と、前記多孔質板311、321の底面に密着設置され、前記通孔311a、321aを通じて空気を強制的に吸入する真空吸入装置312、322と、前記真空吸入装置312、322の底面に密着設置され、その末端が前記移送ドライブユニット800の上面に回転可能に設置されて、前記多孔質板311、321と前記真空吸入装置312、322を定められた角度で回転させる回転ドライブユニット313、323と、前記回転ドライブユニット313、323の末端に設置されて、前記回転ドライブユニット313、323を定められた角度で回転させるサーボモータ314、324と、で構成される。
【0029】
前記多孔質板311、321は、メッシュ型構造のセラミック材料で製作することができる。
前記真空吸入装置312、322は、別に備えられた吸入ポンプ(図示せず)と連結され、吸入ポンプ(図示せず)により前記通孔311a、312aを通じて空気を強制的に吸入する。前記回転ドライブユニット313、323は、「L」字状に形成され、その末端が前記移送ドライブユニット800の第2の水平板803の上面に回転可能に結合される。前記サーボモータ314、324は、前記回転ドライブユニット313、323を0〜90度以内に回転させる。
【0030】
前記待機部400は、前記進入部100と前記洗浄部500との間に設置されて、横たえた状態の前記第1の吸着ステージ310を支えて支持する。
【0031】
前記洗浄部500は、前記第1、第2の吸着ステージ310、320間に設置され、前記第1の吸着ステージ310、または第2の吸着ステージ320に吸着された前記板ガラスGにエアを噴射して前記板ガラスGに付けているほこりまたは異物を除去する。前記洗浄部500は、枠フレーム501と、前記枠フレーム501の一側に昇降移動可能に設置され、前記第1、第2の吸着ステージ310、320に吸着された前記板ガラスGにエアを噴射して前記板ガラスGに付けている粉塵、ほこりまたはメディアを削除するエアナイフ502と、前記枠フレーム501の下方に設置され、前記板ガラスGで落下される粉塵、ほこりまたはメディアを集塵する集塵用ホッパー503と、を含む。
【0032】
前記エアナイフ502は、上、下に昇降移動されながら前記板ガラスGに付けている粉塵、ほこりまたはメディアを削除する。前記エアナイフ502は、下方傾斜方向に設置されることが好ましく、ユーザーによってその角度は自由に調節することができる。
【0033】
加工部600は、前記洗浄部500の側方に設置され、前記第1の吸着ステージ310または第2の吸着ステージ320に吸着されている前記板ガラスGの前、後面を切削加工して前記板ガラスGを複数のセル単位板ガラスCGで切断する。前記加工部600は、枠フレーム601と、前記枠フレーム601の上方に具備され、垂直方向に昇降移動されるが、水平方向に水平移動されて前記強化ガラス板Gの前、後面を垂直方向または水平方向に切削加工するノズル部602を含む。
【0034】
前記ノズル部602は、前記第1、第2の吸着ステージ310、320に吸着された前記板ガラスGと互いに対向するように正方向または逆方向に回転されて前記板ガラスGの前面及び後面を切削加工する。前記加工部600は、前記枠フレーム601の下方に前記板ガラスG切削加工時、下方に落下される粉塵及びメディアなどを集塵するホッパー603と、前記ホッパー603によって集塵された粉塵及びメディアを互いに分離する集塵装置604と、をさらに含む。前記ホッパー603は、上、下部が開放された上広下狭構造で形成され、その下部に前記集塵装置604を備える。
【0035】
前記加工部600は、サンドブラスターであることが好ましく、研磨剤を前記板ガラスGに噴射して前記板ガラスGの前、後面を切削加工する。前記加工部600は、垂直方向に昇降移動されるが、水平方向に移動されて前記強化ガラス板Gの前、後面を垂直方向または水平方向に切削加工するノズル部602を含む。
【0036】
排出部700は、前記洗浄部500を基準として前記待機部400と互いに対向される一側に設置され、前記加工部600から切断されたセル単位板ガラスCGを回収する。前記排出部700は、前記第2の吸着ステージ320に吸着されているセル単位板ガラスCGを回収する。
【0037】
前記排出部700は、枠フレーム701と、前記枠フレーム701の下方に設置された排出用ホッパー702と、前記排出用ホッパー702の下方に設置されて、前記排出用ホッパー702を通じて下方に落下される残留物(例えば、スクラップ)を収容する排出台車703と、前記排出用ホッパー702の一端に回転可能に設置されて、前記第2の吸着ステージ320に残留した残留物を持ち上げるピックアップ装置704と、前記排出用ホッパー702の上方に設置され、エアを噴射して前記第2の吸着ステージ320の残留した粉塵、ほこりまたはガラスの破片を前記排出用ホッパー702で落下させるエアガン705と、で構成される。
【0038】
前記排出台車703は、前記排出用ホッパー702を通じて下方に落下される残留物を収容するが、定められた量以上に内容物がいっぱいになると、ユーザーによって定められた場所に移動されて、満たされた内容物が除去される。前記ピックアップ装置704は、前記第2の吸着ステージ320上で、前記セル単位板ガラスCGが回収された後、残された残留物を持ち上げ、前記第2の吸着ステージ320が元位置に復帰されると、元位置に回転作動されて持ち上げた残留物を前記排出用ホッパー702に落下させる。
【0039】
前記ピックアップ装置704は、吸着方式で残留物を上げることが望ましい。前記エアガン705は、上、下に昇降移動され、前記第2の吸着ステージ320上にエアを噴射して前記第2の吸着ステージ320上に残留した残留物を除去する。前記排出部700は、一側に設置されたフェンダー706を備え、前記フェンダー706に前記第2の吸着ステージ320上に乗せている前記セル単位板ガラスCGを回収する。前記フェンダー706は、前記セル単位板ガラスCGを1列ずつ吸着して回収する。
【0040】
移送ドライブユニット800は、前記待機部400と前記洗浄部500との間及び前記洗浄部500と前記排出部700との間にそれぞれ設置され、前記洗浄部500または前記加工部600の方向に水平移動及び前、後方向に水平移動されて前記第1、第2の吸着ステージ310、320を移動させる。
【0041】
前記移送ドライブユニット800は、前記待機部400と前記洗浄部500との間及び前記洗浄部500と前記排出部700との間に前記洗浄部500と前記加工部600との並設方向に沿って設置された一対の第1のガイドレール801と、前記第1のガイドレール801にスライディング結合され、前記第1のガイドレール801に沿って水平移動されて、前記第1、第2の吸着ステージ310、320を前記洗浄部500または前記加工部600に移動させる第1の水平板802と、前記第1の水平板802の上面に前記第1の水平板802と直交する方向にスライディング移動可能に結合されて、前記第1、第2の吸着ステージ310、320を前、後方向に移動させる第2の水平板803と、を含む。
【0042】
前記第1のガイドレール801は、LMガイド方式であることが望ましい。前記第2の水平板803は、上面に前記第1、第2の吸着ステージ310、320の前記回転ドライブユニット313、323を回転可能に結合する。前記第2の水平板803は、前、後方向に水平移動されて前記第1、第2の吸着ステージ310、320の枠が前記防塵枠920にカバーされるように前記第1、第2の吸着ステージ310、320を、前記防塵枠920に結合したり、あるいは、前記第1、第2の吸着ステージ310、320が、前記防塵枠920から離脱するようにする。
【0043】
前記待機部400と前記洗浄部500との間及び前記洗浄部500と前記排出部700との間には、第2のガイドレール910と防塵枠920が形成される。前記第2のガイドレール910は、前記洗浄部500と前記加工部600との並設方向に沿って一対で設置される。前記第2のガイドレール910は、LMガイド方式であることが望ましい。
【0044】
前記防塵枠920は、それぞれの前記第2のガイドレール910にスライディング可能に結合され、立てられた前記第1、第2の吸着ステージ310、320の枠をカバーするが、前記第1、第2吸着ステージ310、320に吸着された前記板ガラスGを前方に露出させて、前記洗浄部500または前記加工部600方向に水平移動される。前記防塵枠920は、前記移送ドライブユニット800の第2の水平板803によって前、後方向に移動された前記第1、第2の吸着ステージ310、320の枠に結合されて、前記第1、第2の吸着ステージ310、320の枠をカバーする。
【0045】
前記防塵枠920は、その中央部が前記板ガラスGの形状に対応するように貫通形成される。前記防塵枠920は、前記加工部600で前記板ガラスGの前、後面加工時に発生するほこり、異物またはメディアなどが、前記第1、第2の吸着ステージ310、320の周りに飛び散って前記第1、第2の吸着ステージ310、320にほこり、異物またはメディアが流入することを遮断する。
【0046】
前記洗浄部500と前記加工部600との間には、一端が前記洗浄部500に固定されるが、他端が前記加工部600に固定され、上面に前記第1、第2の吸着ステージ310、320及び前記防塵枠920の移動を可能にする案内溝931が形成されており、前記板ガラスG加工時に発生する粉塵、異物またはメディアが上方に飛び散ったり、あるいは下方に落下されることを防止する少なくとも2つ以上の防塵カバー930をさらに含む。
【0047】
前記防塵カバー930は、前記洗浄部500と前記加工部600との間の上、下方にそれぞれ設置され、粉塵、異物またはメディアが前記防塵枠920の上方に飛び散ったり、あるいは下方に落下される粉塵、異物またはメディアが前記第1、第2の吸着ステージ310、320のサーボモータ314、324及び前記移送ドライブユニット800に流入されることを遮断する。前記案内溝931の直径は、前記第1、第2の吸着ステージ310、320の回転ドライブユニット313、323の厚さ及び前記防塵枠920の厚さに対応するように形成されることが望ましい。
【0048】
前記洗浄部500と前記加工部600との間には、互いに対向するように一対で備えられて、前記洗浄部500及び前記加工部600のそれぞれに固定設置されるボディー940と、一端が前記ボディー940に巻かれるが、他端が前記第1、第2の吸着ステージ310、320の側面及び前記防塵枠920の側面に密着固定され、前記第1、第2の吸着ステージ310、320及び前記防塵枠920の移動により前記ボディー940で解けたり、あるいは、前記ボディー940に巻かれて、前記防塵カバーの案内溝931をカバーする防塵ベルト950と、がさらに設けられている。
【0049】
前記ボディー940は、ぜんまい方式で前記防塵ベルト950をその内部に巻いて入れたり、あるいは解放されるようにする。前記防塵ベルト950は、前記案内溝931の直径よりも相対的に広く形成されることが望ましい。前記防塵ベルト950は、互いに対向するように一対で設置され、前記第1、第2の吸着ステージ310、320の回転ドライブユニット313、323及び前記防塵枠920に沿って移動されて、いずれか一つが前記ボディー940から解放されると、他の一つは前記ボディー940に巻かれながら、前記案内溝931をカバーする。
【0050】
前記防塵ベルト950は、粉塵、異物またはメディアなどが、前記防塵カバー930の案内溝931を通じて上方に飛散したり、あるいは、前記第1、第2の吸着ステージ310、320のサーボモータ314、324及び前記移送ドライブユニット800に流入されることを遮断する。
【0051】
前記のように構成される本発明による板ガラスの加工システムは、次のように使用される。まず、進入部100のローラー101上に板ガラスGを上げて、前記板ガラスGを前記進入部100に進入させると、前記板ガラスGが前記ローラー101により前記進入部100の正中央部に位置される。
【0052】
このとき、前記進入部100のビジョン装置102が前記板ガラスGの枠部分に沿って移動しながら、前記板ガラスGのねじれの可否を確認し、もし、前記板ガラスGが一方向にねじれていると、前記調整装置103が前記板ガラスGの側面を定められた方向に押して前記板ガラスGのねじれを調整する。ここで、前記調整装置103は、前記板ガラスGを押して前記板ガラスGの枠部分が、前記ビジョン装置102の直行方向に一直線になるように調整する。
【0053】
このように、前記進入部100で前記板ガラスGのねじれが調整され、以降、前記移送部200の吸着装置204が前記昇降案内バー203に沿って下方に移動されて、前記進入部100のローラー101上に載せている前記板ガラスGを吸着し、その状態で、前記昇降案内バー203に沿って上方に移動されると同時に、前記水平移動ブロック202が、前記水平レール201に沿って移動する。この時、前記水平レール201に沿って移動した前記水平移動ブロック202は、前記吸着装置204を前記待機部400の上方に位置させ、これと同時に、前記吸着装置204が前記昇降案内バー203に沿って下方に移動されて前記板ガラスGを前記待機部400に横たえている前記第1の吸着ステージ310上に下ろす。
【0054】
以後、前記移送部200は、元位置に復帰され、前記第1の吸着ステージ310の真空吸入装置312が作動して前記多孔質板311の通孔311aを通じて空気を強制的に吸入することにより、前記第1の吸着ステージ310上に上げられた前記板ガラスGが前記第1の吸着ステージ310上に吸着される。
【0055】
次いで、前記第1の吸着ステージ310の前記サーボモータ314を駆動させて、前記回転ドライブユニット313を定められた角度で回転させることにより、前記多孔質板311に吸着されている前記板ガラスGが定められた角度で立てられる。このとき、前記回転ドライブユニット313の回転角度は90度であることが好ましく、ユーザーの選択に応じて、その角度は自由に調節することができる。
【0056】
そして、前記移送ドライブユニット800の前記第2の水平板803を前方に移動させて前記防塵枠920に前記第1の吸着ステージ310を結合することにより、前記第1の吸着ステージ310の枠が前記防塵枠920によってカバーされるとともに、前記防塵枠920の前面に前記第1の吸着ステージ310に吸着されている前記板ガラスGが露出される。
【0057】
ここで、前記防塵枠920の前面に露出された前記板ガラスGは、前記洗浄部500方向に位置され、前記洗浄部500のエアナイフ502を上方から下方に移動させながら、前記板ガラスGの前面にエアを噴射することにより、前記板ガラスGに付けている異物またはほこりなどがエア圧によって下方に落下される。この時、前記洗浄部500から下方に落下された異物またはほこりなどは、前記洗浄部500の枠フレーム501の下方に設置されている前記集塵用ホッパー503に集塵されて、前記洗浄部500の外部に飛び散ることが防止される。
【0058】
以後、前記洗浄部500で前記板ガラスGの洗浄が完了すると、前記移送ドライブユニット800の第1の水平板802が前記第1のガイドレール801に沿って、前記加工部600方向に移動され、これにより、前記第1の吸着ステージ310と、前記防塵枠920が、前記加工部600の方向に移動されて前記板ガラスGを前記加工部600に移動させる。
【0059】
特に、前記第1の吸着ステージ310の回転ドライブユニット313と前記防塵枠920は、前記防塵カバー930に形成された案内溝931に沿って、前記加工部600の方向に移動され、このとき、前記第1の吸着ステージ310の回転ドライブユニット313、323の両側面及び前記防塵枠920の両側面に連結固定された一対の前記防塵ベルト950が、前記洗浄部500に固定されたボディー940及び前記加工部600に固定されたボディー940から解放されたり、あるいは、前記ボディー940に巻かれながら、前記案内溝931をカバーする。
【0060】
ここで、前記移送ドライブユニット800によって前記第1の吸着ステージ310と、前記防塵枠920が、前記加工部600の方向に移動されることによって、前記洗浄部500に固定された前記ボディー940で前記防塵ベルト950が解放され、前記加工部600に固定された前記ボディー940に前記防塵ベルト950が巻かれる。
【0061】
続いて、前記加工部600の枠フレーム601内に前記第1の吸着ステージ310が位置されると、前記加工部600のノズル部602が垂直方向及び水平方向に移動されながら、前記防塵枠920の前面に露出された前記板ガラスGの前面を切削加工して前記板ガラスGの前面に垂直ラインと水平ラインを形成する。
【0062】
このとき、前記ノズル部602に前記板ガラスGの前面を切削加工時の粉塵、異物またはメディアなどが飛散され、この粉塵、異物、メディアは、前記防塵枠920に遮断されて、前記第1の吸着ステージ310に流入されることが防止される。また、前記洗浄部500と加工部600との間の上、下方に飛び散ったり、あるいは落下される粉塵、異物、メディアは、前記防塵カバー930及び前記防塵カバー930の案内溝931をカバーする防塵ベルト950によって上方に飛び散ったり、あるいは、前記第1の吸着ステージ310のサーボモータ314及び前記移送ドライブユニット800の第1のガイドレール801に流入されることが防止される。
【0063】
次に、前記第1の吸着ステージ310と互いに対向する方向に位置された前記第2の吸着ステージ320の回転ドライブユニット323は、前記サーボモータ324の駆動に、回転作動されて前記第2の吸着ステージ320を前記第1の吸着ステージ310と互いに対向するように回転させる。
【0064】
この時、前記第1の吸着ステージ310を移動させる前記移送ドライブユニット800と互いに対向される前記移送ドライブユニット800の第2の水平板803は、前記第2の吸着ステージ320を前記第1の吸着ステージ310方向に移動させて、前記第1の吸着ステージ310に結合された防塵枠920と互いに対向するように設置された前記防塵枠920に前記第2の吸着ステージ320が結合される。そうすると、前記第2の吸着ステージ320の枠が前記防塵枠920にカバーされるが、前記第2の吸着ステージ320の多孔質板321が、前記防塵枠920の前面に露出した状態で、前記第1の吸着ステージ310に吸着された前記板ガラスGの前面に密着される。
【0065】
そして、前記第1の吸着ステージ310の真空吸入装置312の作動を停止させて、前記第1の吸着ステージ310に吸着力を解除するが、前記第2の吸着ステージ320の真空吸入装置322を作動させて前記多孔質板321の通孔321aを通じて空気を強制的に吸入することにより、前記第2の吸着ステージ320に前記板ガラスGが吸着される。
【0066】
以後、前記第1の吸着ステージ310を前記移送ドライブユニット800の第1の水平板802及び第2の水平板803に移動させて元位置に復帰させ、前記加工部600のノズル部602を垂直移動及び水平移動させて前記板ガラスGの後面を切削加工する。
【0067】
このとき、前記ノズル部602は、前記板ガラスGの前面に形成された垂直ライン及び水平ラインに沿って移動されながら、前記板ガラスGの後面を切削加工して、セル単位板ガラスCGが形成され、前記板ガラスG加工時に発生する粉塵、異物またはメディアは、前記のように、前記防塵枠920、防塵カバー930及び前記防塵ベルト950によって遮断されて上方に飛散したり、あるいは前記第2の吸着ステージ320のサーボモータ324及び前記移送ドライブユニット800の第1のガイドレール801に流入されることが防止される。
【0068】
次いで、前記第2の吸着ステージ320が結合された前記移送ドライブユニット800の第1の水平台802を前記第1のガイドレール801に沿って移動させて前記第2の吸着ステージ320を前記洗浄部500方向に移動させ、その状態で前記洗浄部500のエアナイフ502で前記第2の吸着ステージ320にエアを噴射することにより、前記第2の吸着ステージ320に付けているほこり、異物またはメディアが除去される。
【0069】
ここで、前記第2の吸着ステージ320が、前記移送ドライブユニット800により前記洗浄部500に移動される間、前記と同様の原理により前記加工部600に固定された前記ボディー940で前記防塵ベルト950が解け、前記洗浄部500に固定された前記ボディー940に前記防塵ベルト950が巻かれて、前記防塵カバー930の案内溝931がカバーされる。
【0070】
一方、前記洗浄部500で洗浄が完了すると、前記移送ドライブユニット800の第2の水平板803が後方に移動されて、前記第2の吸着ステージ320を前記防塵枠920で離脱させ、その状態で前記サーボモータ324を駆動させて前記第2の吸着ステージ320を定められた角度で横たえるようにする。
【0071】
このとき、前記サーボモータ324によって回転される前記第2の吸着ステージ320の回転ドライブユニット323は、90度の角度で回転されて、前記第2の吸着ステージ320を前記排出部700の排出用ホッパー702の上方に水平方向に横たえるようにする。そうすると、前記排出部700の一側に設置された前記フェンダー706が、前記セル単位板ガラスCGを回収し、前記ピックアップ装置704が前記第2の吸着ステージ320上に残留した残留物を吸着した状態で回転して残留物を持ち上げる。
【0072】
次に、前記排出部700のエアガン705で定められた圧のエアを噴射して前記第2の吸着ステージ320上に残留したガラスの破片及び異物またはほこりが前記第2の吸着ステージ320から落下するようにする。この時、前記第2の吸着ステージ320で落下したガラスの破片及び異物またはほこりは、前記排出用ホッパー702に落下され、この排出用ホッパー702を通じて下方に移動されて前記排出台車703に回収される。
【0073】
ここで、ガラスの破片及び異物またはほこりが除去された前記第2の吸着ステージ320は、前記サーボモータ324によって90度の角度で回転されるが、前記移送ドライブユニット800によって前方に移動されて、前記防塵枠920に結合され、その状態で前記加工部600に移動されて、元位置に復帰される。
【0074】
そして、前記排出部700のピックアップ装置704は、回転作動されて元位置に復帰された後、吸着力を解除して残留物を前記排出用ホッパー702の下方に落下させることにより、前記排出台車703に残留物が回収される。特に、前記排出台車703に残留物が定められた量以上満たされると、ユーザーが前記排出台車703を定められた場所に移動させて前記排出台車703に収容された残留物を除去する。
【0075】
前記のように第1の吸着ステージ310で板ガラスGを立てて板ガラスGの前面を切削加工し、第2の吸着ステージ320で第1吸着ステージ310に吸着された板ガラスを伝達された状態で板ガラスGを立てて板ガラスGの後面を切削加工する構造は、第1、第2の吸着ステージ310、320で板ガラスGを立てた状態で加工して、第1、第2の吸着ステージ310、320上に粉塵または異物が残留されなく、板ガラスGの前、後面を加工部600に具備された単一のノズル部602で切削加工して、装置構造が単純になり、装置の最小化により装備の体積減少と同時に製作費用が低減され、板ガラスG加工時に発生する粉塵などが防塵カバー930と防塵ベルト950に遮断されてサーボモータ314、324、移送ドライブユニット800に粉塵が流入したり、あるいは防塵枠920の上方に粉塵が飛び散ることが防止される。
【0076】
以上で説明したのは、本発明による板ガラスの加工システムを実施するための一つの実施形態に過ぎないものであって、本発明は、前記した実施形態に限定されなく、以下の特許請求の範囲で請求する本発明の要旨を逸脱することなく、本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者であれば誰でも多様な変更実施が可能な範囲まで本発明の技術的精神がある。