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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2016-53940(P2016-53940A)
(43)【公開日】2016年4月14日
(54)【発明の名称】タッチ撮影方法及びそのタッチ端末
(51)【国際特許分類】
   G06F 3/0488 20130101AFI20160318BHJP
   G06F 3/041 20060101ALI20160318BHJP
   H04M 1/00 20060101ALI20160318BHJP
   G03B 17/02 20060101ALI20160318BHJP
【FI】
   G06F3/048 620
   G06F3/041 600
   G06F3/041 595
   H04M1/00 R
   G03B17/02
【審査請求】未請求
【請求項の数】10
【出願形態】OL
【全頁数】8
(21)【出願番号】特願2015-2237(P2015-2237)
(22)【出願日】2015年1月8日
(31)【優先権主張番号】201410442147.6
(32)【優先日】2014年9月2日
(33)【優先権主張国】CN
(71)【出願人】
【識別番号】513235681
【氏名又は名称】群▲マイ▼通訊股▲ふん▼有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【弁理士】
【氏名又は名称】村山 靖彦
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【弁理士】
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100133400
【弁理士】
【氏名又は名称】阿部 達彦
(72)【発明者】
【氏名】陳 品維
【テーマコード(参考)】
2H100
5E555
5K127
【Fターム(参考)】
2H100AA11
5E555AA04
5E555BA04
5E555BA84
5E555BB04
5E555BC02
5E555BE12
5E555CA13
5E555CA42
5E555CB14
5E555CB16
5E555CB20
5E555CB45
5E555CB53
5E555CB57
5E555CB59
5E555CC01
5E555DA02
5E555DB54
5E555FA14
5K127BA03
5K127CA08
5K127CA10
5K127CA15
5K127GD07
5K127JA04
5K127JA07
(57)【要約】
【課題】本発明は、容易に様々な撮影操作ができるタッチ撮影方法及びそのタッチ端末を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明に係るタッチ撮影方法は、処理ユニットと、記憶ユニットと、撮影ユニットと、圧力を検知できるタッチユニットと、検知ユニット、を備え、記憶ユニットには指令閾値と位置座標表が記憶され、タッチユニットは、ユーザからのタッチ指令を受信し、検知ユニットは指令閾値及び位置座標表に基づいてタッチ指令のタイプを判断し且つ処理ユニットに送信し、処理ユニットは撮影ユニットを撮影するよう制御する。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
処理ユニットと、
記憶ユニットと、
撮影ユニットと、
圧力を検知できるタッチユニットと、
検知ユニットと、
を備えてなるタッチ端末であって、
前記記憶ユニットには指令閾値と位置座標表が記憶され、前記タッチユニットは、ユーザからのタッチ指令を受信し、前記検知ユニットは指令閾値及び位置座標表に基づいて前記タッチ指令のタイプを判断し且つ処理ユニットに送信し、前記処理ユニットは前記撮影ユニットを撮影するよう制御することを特徴とするタッチ端末。
【請求項2】
前記タッチユニットは、タッチパネル及び圧力検知パネルを備え、前記タッチパネルは前記タッチ指令を受信し、前記圧力検知パネルはカーボンナノチューブから製造され、前記タッチ指令の圧力の大きさを検知することを特徴とする請求項1に記載のタッチ端末。
【請求項3】
前記撮影ユニットは、前記記憶ユニットに記憶されたカメラ応用プログラムを備え、前記カメラ応用プログラムはタッチ指令によって転出され、前記カメラ応用プログラムのインターフェースは、前記タッチパネルに表示されることを特徴とする請求項1又は2に記載のタッチ端末。
【請求項4】
前記インターフェースは、タッチ指令を受信する仮想撮影ボタン及びタッチ指令を受信し且つ撮影画面をプレビューする画面プレビュー区域を備えることを特徴とする請求項3に記載のタッチ端末。
【請求項5】
請求項1から4の何れか一項に記載のタッチ端末に応用されるタッチ撮影方法であって、
前記タッチパネルはユーザからのタッチ指令を受信するステップと、
前記検知ユニットは、指令閾値及び位置座標表に基づいて前記タッチ指令のタッチ位置及びタイプを判断するステップと、
前記処理ユニットは、タッチ指令に応じて撮影ユニットを撮影させるように制御するステップと、を備えることを特徴とするタッチ撮影方法。
【請求項6】
前記タッチ位置は、タッチボタン及び画面プレビュー区域を備え、指令タイプは、クリック指令、加圧クリック指令、スライド指令及び加圧スライド指令を含むことを特徴とする請求項5に記載のタッチ撮影方法。
【請求項7】
タッチ指令が、前記仮想撮影ボタン又は前記画面プレビュー区域に対するクリック指令である場合、前記処理ユニットは、前記撮影ユニットをフォーカスするように制御することを特徴とする請求項6に記載のタッチ撮影方法。
【請求項8】
タッチ指令が、前記仮想撮影ボタン又は前記画面プレビュー区域に対する加圧クリック指令である場合、前記処理ユニットは、前記撮影ユニットを撮影するように制御することを特徴とする請求項6又は7に記載のタッチ撮影方法。
【請求項9】
タッチ指令が、前記画面プレビュー区域に対する加圧スライド指令である場合、前記処理ユニットは、前記撮影ユニットを連写画面を転出するよう制御することを特徴とする請求項6から8の何れか一項に記載のタッチ撮影方法。
【請求項10】
タッチ指令が、前記仮想撮影ボタン又は前記画面プレビュー区域に対する加圧長押し指令である場合、前記処理ユニットは、前記撮影ユニットを連写するように制御することを特徴とする請求項6から9の何れか一項に記載のタッチ撮影方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、タッチ撮影方法及びそのタッチ端末に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来の技術において、スマートフォンやタブレット等のタッチ端末には、静電容量式タッチパネルが利用されている。従って、タッチ端末に搭載されている応用プログラムに対応するタッチ操作は、一般的に、クリック、長押し、スライド等しかなく、種類が少ない。また、撮影する際は、タッチパネルをフォーカスした後、仮想撮影ボタンを押して撮影する。連写する時も、連写メニューを予め選択して撮影しなければならないため、手間がかかる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明の目的は、前記問題を解決し、容易に様々な撮影操作ができるタッチ撮影方法及びそのタッチ端末を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上記目的を達成するために、本発明に係るタッチ撮影方法は、処理ユニットと、記憶ユニットと、撮影ユニットと、圧力を検知できるタッチユニットと、検知ユニット、を備え、記憶ユニットには指令閾値と位置座標表が記憶され、タッチユニットは、ユーザからのタッチ指令を受信し、検知ユニットは指令閾値及び位置座標表に基づいてタッチ指令のタイプを判断し且つ処理ユニットに送信し、処理ユニットは撮影ユニットを撮影するように制御する。
【発明の効果】
【0005】
本発明に係るタッチ撮影方法は、タッチユニットを備えるタッチ端末に応用でき、ユーザの様々なタッチ指令を区別して、対応する撮影操作を実現できるので、タッチ端末の機能におけるユーザの使用体験を豊かにでき、そのタッチ指令も容易にできる。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図1】本発明の実施形態に係るタッチ端末のブロック図である。
図2図1に示すタッチ端末の平面図であって、タッチ端末に搭載されたカメラ応用プログラムのインターフェースを示す図である。
図3】本発明の実施形態に係るタッチ撮影方法のフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0007】
図1に示したように、本発明の実施形態に係るタッチ端末100は、タッチユニット10と、記憶ユニット20と、検知ユニット30と、処理ユニット40と、撮影ユニット50と、を備える。タッチユニット10は、ユーザがタッチした時に生成されるタッチ指令を受信する。記憶ユニット20は、撮影画像を記憶する。検知ユニット30は、タッチ指令のタイプを検知し且つ処理ユニット40に送信する。処理ユニット40は、タッチ指令と対応する操作指令を実行し、撮影ユニット50を撮影するよう制御する。タッチ端末100は、タブレット、スマートフォン、個人情報端末、モバイルインターネット設備などを含み、タッチユニット10を備える携帯式端末である。
【0008】
タッチユニット10は、タッチパネル11及び圧力検知パネル13を備える。タッチパネル11は、ユーザのタッチ指令を受信し、圧力検知パネル13は、ユーザのタッチ指令の圧力の大きさを検知する。本実施形態において、圧力検知パネル13は、カーボンナノチューブから製造された圧力検知パネルである。
【0009】
記憶ユニット20には、指令閾値及びタッチパネル11の位置座標表が記憶される。指令閾値は、タッチ時間閾値及びタッチ圧力閾値を備え、位置座標表には、タッチパネル11上においてタッチ指令を受信できる全ての位置の座標情報が記録される。
【0010】
検知ユニット30は、タッチユニット10が受信したタッチ指令のタイプを検知する。本実施形態において、タッチ指令のタイプは、クリック、長押し、スライド等を含む一般タッチ指令と、加圧クリック、加圧長押し、加圧スライド等を含む加圧タッチ指令と、を備える。具体的には、クリックとは、ユーザが指又はタッチペンによって、タッチパネル11上の一箇所を軽く且つ素早くタッチすることである。長押しとは、ユーザが指又はタッチペンによって、タッチパネル11上の一箇所を長くタッチすることである。スライドとは、ユーザが指又はタッチペンを、タッチパネル11上の一箇所からもう一箇所までスライドさせることである。加圧タッチ指令は一般タッチ指令と違い、クリック、長押し、スライドする時に、タッチパネル11に対して圧力を掛ける。
【0011】
検知ユニット30は、タッチパネル11上のタッチ指令を検知した後、先ず記憶ユニット20に記憶された位置座標表を問い合わせ、タッチパネル11上において該タッチ指令と対応する位置座標情報を確定し、該位置座標情報に基づいてタッチ指令がスライド指令であるかどうかを判断する。具体的には、タッチパネル11がタッチされている間、タッチ指令と対応する座標が変わらない場合、タッチ指令は非スライド指令と判断される。また、タッチパネル11がタッチされている間、タッチ指令と対応する座標が変わる場合、該タッチ指令はスライド指令と判断される。検知ユニット30は、スライドする間の座標値の変化の規則に基づいて、スライド指令のスライド方向を確定する。スライド方向は、上方向、下方向、左方向、右方向等の方向を含む。タッチ指令が非スライド指令と判断された場合、検知ユニット30は、タッチ指令の持続時間を検知し且つ記憶ユニット20に記憶されたタッチ時間閾値と比較する。タッチ指令の持続時間がタッチ時間閾値より長い場合、タッチ指令は長押し指令と判断される。タッチ指令の持続時間がタッチ時間閾値より短い場合、タッチ指令はクリック指令と判断される。この時、検知ユニット30は、圧力検知パネル13が検知したタッチ指令の圧力値を記憶ユニット20に記憶されたタッチ圧力閾値と比較する。タッチ指令の圧力値がタッチ圧力閾値より大きいか又はタッチ圧力閾値に等しい場合、タッチ指令は加圧タッチ指令と判断される。タッチ指令の圧力値がタッチ圧力閾値より小さい場合、タッチ指令は一般タッチ指令と判断される。
【0012】
図2に示したように、撮影ユニット50は、カメラ応用プログラム51と、駆動回路53と、カメラ55と、を備える。カメラ応用プログラム51は、記憶ユニット20に記憶され、ユーザの指令によって転出される。これにより、ユーザの指令によって転出されたインターフェースがタッチパネル11に表示される。インターフェースは、仮想撮影ボタン511及び画面プレビュー区域513を備える。仮想撮影ボタン511は、ユーザのタッチ指令を受信し、画面プレビュー区域513は、ユーザのタッチ指令を受信でき且つ撮影しようとする画面をプレビューする。ユーザは、仮想撮影ボタン511又は画面プレビュー区域513に対して、対応するタッチ指令を行うことにより、フォーカス、撮影、連写及び連写画面の転出等の操作ができる。駆動回路53は、ユーザの指令に基づいて、カメラ55を撮影するよう制御する。
【0013】
図3に示したのは、本発明の実施形態に係るタッチ撮影方法であって、以下のステップを備える。
【0014】
ステップS1において、タッチパネル11は、ユーザがタッチした時に生成されるタッチ指令を受信した後、カメラ応用プログラム51を始動させ、カメラ応用プログラム51と対応するインターフェースを表示する。
【0015】
ステップS2において、検知ユニット30は、タッチ指令のタイプを検知する。タッチ指令のタイプがクリック指令であって、クリック位置が仮想撮影ボタン511又は画面プレビュー区域513内にある場合、ステップS21に進む。タッチ指令が加圧クリック指令であって、加圧クリック位置が仮想撮影ボタン511又は画面プレビュー区域513内にある場合、ステップS22に進む。タッチ指令が加圧スライド指令であって、加圧スライド位置が画面プレビュー区域513内にある場合、ステップS23に進む。タッチ指令が加圧長押し指令であって、加圧長押し位置が仮想撮影ボタン511又は画面プレビュー区域513内にある場合、ステップS24に進む。
【0016】
ステップS21において、処理ユニット40は、撮影ユニット50をフォーカスするように制御する。
【0017】
ステップS22において、処理ユニット40は、撮影ユニット50を撮影するように制御する。
【0018】
ステップS23において、処理ユニット40は、カメラ応用プログラム51に対して連写画面を転出するように制御する。
【0019】
ステップS24において、処理ユニット40は、撮影ユニット50を連写するように制御する。
【0020】
本実施形態において、画面プレビュー区域513において、加圧スライド指令のスライド方向は、上方向、下方向、左方向及び右方向等を含む。ステップS23において、画面プレビュー区域513において、上方向に加圧スライドさせると、連写画面を転出できる。画面プレビュー区域513において、下方向、左方向又は右方向に加圧スライドさせることにより、ユーザ自身で設定した他の機能をそれぞれ実現できる。
【0021】
本発明に係るタッチ撮影方法は、タッチユニット10を備えるタッチ端末100に応用でき、ユーザの様々なタッチ指令を区別して、対応する撮影操作を実現できるので、タッチ端末100の機能におけるユーザの使用体験を豊かにでき、そのタッチ指令も容易にできる。
【符号の説明】
【0022】
100 タッチ端末
10 タッチユニット
11 タッチパネル
13 圧力検知パネル
20 記憶ユニット
30 検知ユニット
40 処理ユニット
50 撮影ユニット
51 カメラ応用プログラム
511 仮想撮影ボタン
513 画面プレビュー区域
53 駆動回路
55 カメラ
図1
図2
図3