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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2016-54784(P2016-54784A)
(43)【公開日】2016年4月21日
(54)【発明の名称】洋式便器
(51)【国際特許分類】
   A47K 11/04 20060101AFI20160328BHJP
【FI】
   A47K11/04
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2014-181322(P2014-181322)
(22)【出願日】2014年9月5日
(71)【出願人】
【識別番号】000187231
【氏名又は名称】昭和有機株式会社
(71)【出願人】
【識別番号】000115865
【氏名又は名称】リンフォース工業株式会社
(71)【出願人】
【識別番号】501458221
【氏名又は名称】墨田加工株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100078031
【弁理士】
【氏名又は名称】大石 皓一
(74)【代理人】
【識別番号】100077779
【弁理士】
【氏名又は名称】牧 哲郎
(74)【代理人】
【識別番号】100078260
【弁理士】
【氏名又は名称】牧 レイ子
(72)【発明者】
【氏名】橋本 公雄
(72)【発明者】
【氏名】臼田 勝比古
(72)【発明者】
【氏名】赤野 勝義
(72)【発明者】
【氏名】鈴木 洋一
【テーマコード(参考)】
2D036
【Fターム(参考)】
2D036HA02
2D036HA62
2D036HA63
2D036HA85
(57)【要約】
【課題】 災害時やイベント会場、山小屋、工事現場などで用いられる仮設用の洋式便器に適した軽量の洋式便器を提供する。
【解決手段】 洋式便器1は、塩化ビニル樹脂を真空成形して形成された便器本体2と、便器本体2の上表面に当接するボウル部3とを有し、便器本体2の両側面に線対称の位置に縦方向に延びる凹部10が形成され、使用者が便座4上に着座したときに、使用者の両脚部が位置すべき位置に凹部10が形成されている。
【選択図】 図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
熱可塑性樹脂を板成形して形成された洋式便器本体と、熱可塑性樹脂を板成形して形成され、前記洋式便器本体の上表面に当接するボウル部とを有し、前記洋式便器本体の両側面に線対称の位置に縦方向に延びる凹部が形成され、前記凹部が、前記洋式便器の使用者が便座上に着座したときに、前記使用者の両脚部が位置すべき位置に形成されていることを特徴とする洋式便器。
【請求項2】
前記洋式便器本体と前記ボウル部が、熱可塑性樹脂を真空成形して形成されていることを特徴とする請求項1に記載の洋式便器。
【請求項3】
熱可塑性樹脂として塩化ビニル樹脂を用いることを特徴とする請求項1または2に記載の洋式便器。
【請求項4】
さらに、前記便器本体の背面に縦方向に延びる少なくとも1つのリブが形成されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の洋式便器。
【請求項5】
さらに、前記便器本体の背面に縦方向に延びる少なくとも1つの凹部が形成されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の洋式便器。
【請求項6】
前記便器本体の上面部に外側に向かって、フランジが形成され、前記ボウル部の下面部に、外側に向かって、フランジが形成されていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の洋式便器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、洋式便器に関するものであり、さらに詳細には、災害時やイベント会場、山小屋、工事現場などで用いられる仮設用の洋式便器に関するものである。
【背景技術】
【0002】
現在、広く用いられている洋式便器は陶器によって一体的に形成されている。
【0003】
しかしながら、陶器製の洋式便器は成形時に変形や割れが生じやすく、製品の形状を複雑にできないという問題があった。
【0004】
さらに、陶器製の洋式便器の重さは約16キログラムで、持ち運ぶにはきわめて重く、また、市町村などの地方自治体が、災害時に備えて、あらかじめ用意し、保管しておくのにも、適していなかった。
【0005】
一方、合成樹脂によって、一体的に形成した洋式便器も知られている(特許第5104388号(特許文献1)など)。
【0006】
しかしながら、従来の一体型洋式便器は金型で成形するため、ボウル部内面を洗浄する水が流れる洗浄水流路をリム部やボウル部に形成した便器は製造しにくいという問題があった。
【0007】
また、特許第5006825号(特許文献2)には、合成樹脂製のスカート部と、このスカート部の内部に配置される合成樹脂製のボウル部の2つの分割体から構成された便器本体を有する洋式便器が開示され、便器本体を構成する2つの分割体は、いずれも射出成形、圧縮成形、真空成形等で成形されたABS樹脂(アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン共重合体)、ポリプロピレン樹脂、アクリル系樹脂等の合成樹脂の成形品で形成されている旨が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】特許第5104388号
【特許文献2】特許第5006825号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
真空成形、プレス成型および真空圧空成形(本明細書においては、これらを総称して、「板成形」という。)を用いて、ABS樹脂、ポリプロピレン樹脂、アクリル系樹脂等によって便器本体を構成するスカート部と、ボウル部を形成するときは、射出成形法や圧縮成形法に比して、低コストで、便器本体を形成することが可能になる。
【0010】
しかしながら、板成形法を用いて、ABS樹脂、ポリプロピレン樹脂、アクリル系樹脂等により、従来の陶器製の洋式便器と同様な外観形状を有する合成樹脂製の洋式便器を作製する場合には、強度が低く、従来の陶器製の洋式便器と同等の強度を有する合成樹脂製の洋式便器を作製することができなかった。
【0011】
したがって、本発明は、災害時やイベント会場、山小屋、工事現場などで用いられる仮設用の洋式便器に適した軽量の洋式便器であって、従来の陶器製の洋式便器と同等の強度を有し、従来の陶器製の洋式便器の外観形状に類似し、使用者に違和感を与えることがない合成樹脂製の洋式便器を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0012】
本発明者が、本発明のかかる目的を達成するため、鋭意研究を重ねた結果、洋式便器の使用者が便座上に着座したときに、使用者の両脚部が位置する洋式便器本体の両側面に、縦方向に延びる凹部を形成したときには、合成樹脂製の洋式便器の強度が大幅に向上し、190キログラムの荷重に耐え得ることを見出した。
【0013】
本発明はかかる知見に基づくものであって、本発明によれば、本発明の前記目的は、熱可塑性樹脂を板成形して形成された洋式便器本体と、熱可塑性樹脂を板成形して形成され、前記洋式便器本体の上表面に当接するボウル部とを有し、前記洋式便器本体の両側面に線対称の位置に縦方向に延びる凹部が形成され、前記凹部が、前記洋式便器の使用者が便座上に着座したときに、前記使用者の両脚部が位置すべき位置に形成されていることを特徴とする洋式便器によって達成される。
【0014】
本発明によれば、洋式便器の使用者が便座上に着座したときに、使用者の両脚部が位置する洋式便器本体の両側面に、縦方向に延びる凹部が形成されているため、強度が高く、190キログラムの荷重に耐えられるから、災害時やイベント会場、山小屋、工事現場などで用いられる仮設用の洋式便器として十分な強度を有し、その一方で、洋式便器本体とボウル部は熱可塑性樹脂を板成形して形成されているから、きわめて軽く、重ねて置くこともでき、地方自治体が、災害時に備えて、あらかじめ、洋式便器を保管しておく場合に好適で、災害時に適切な対応を採ることが可能になる。
【0015】
また、これまで、山小屋に陶器製の洋式便器を搬送するにはヘリコプターが用いられていたが、本発明にかかる洋式便器は軽量であるので、人力で山小屋に運び、設置することができ、コストを大幅に低減させることが可能になる。
【0016】
さらには、洋式便器本体は、単に、洋式便器の使用者が便座上に着座したときに、使用者の両脚部が位置する洋式便器本体の両側面に、縦方向に延びる凹部が形成されているに過ぎないから、その外観形状上は、従来の陶器製の洋式便器本体の外観形状と類似しており、使用者に違和感を与えることがない。
【0017】
本発明の好ましい実施態様においては、前記洋式便器本体と前記ボウル部とが熱可塑性樹脂を真空成形して形成されている。
【0018】
本発明のさらに好ましい実施態様においては、熱可塑性樹脂として塩化ビニル樹脂が用いられている。
【0019】
本発明の好ましい実施態様においては、さらに、前記便器本体の背面に縦方向に延びる少なくとも1つのリブが形成されている。
【0020】
本発明の好ましい実施態様によれば、便器本体の背面に、さらに縦方向に延びる少なくとも1つのリブが設けられているから、便器本体の強度をさらに向上させることが可能になる。便器本体の側面に、さらに縦方向に延びる少なくとも1つのリブが設ける場合には、洋式便器の外観が大きく異なって、使用者に違和感を与えることを防止するために、便器本体の便座取り付け部の後方の便器本体の側面、すなわち、便器本体の背面に設けることが好ましい。
【0021】
本発明の好ましい実施態様においては、さらに、前記便器本体の背面に縦方向に延びる少なくとも1つの凹部が形成されている。
【0022】
本発明の好ましい実施態様によれば、便器本体の背面に、さらに縦方向に延びる少なくとも1つの凹部が設けられているから、便器本体の強度をさらに向上させることが可能になる。便器本体の側面に、さらに縦方向に延びる少なくとも1つの凹部が設ける場合には、洋式便器の外観が大きく異なって、使用者に違和感を与えることを防止するために、便器本体の便座取り付け部の後方の便器本体の側面、すなわち、便器本体の背面に設けることが好ましい。
【0023】
本発明のさらに好ましい実施態様においては、前記便器本体の上面部に外側に向かって、フランジが形成され、前記ボウル部の下面部に、外側に向かって、フランジが形成されている。
【発明の効果】
【0024】
本発明によれば、災害時やイベント会場、山小屋、工事現場などで用いられる仮設用の洋式便器に適した軽量の洋式便器であって、従来の陶器製の洋式便器と同等の強度を有し、従来の陶器製の洋式便器の外観形状に類似し、使用者に違和感を与えることがない合成樹脂製の洋式便器を提供することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0025】
図1図1は、本発明の好ましい実施態様にかかる洋式便器の略斜視図である。
図2図2は、図1に示された本発明の好ましい実施態様にかかる洋式便器の略正面図である。
図3図3は、図1に示された本発明の好ましい実施態様にかかる洋式便器の略平面図である。
図4図4は、図1に示された本発明の好ましい実施態様にかかる洋式便器の便器本体およびボウル部の略斜視図である。
図5図5は、便器本体およびボウル部の略側面図である。
図6図6は、便器本体およびボウル部の略平面図である。
図7図7は、便器本体およびボウル部の結合部の略一部縦断面図である。
図8図8は、本発明の別の好ましい実施態様にかかる洋式便器の便器本体およびボウル部の略背面図である。
図9図9は、本発明の他の好ましい実施態様にかかる洋式便器の便器本体およびボウル部の略背面図である。
【発明を実施するための形態】
【0026】
図1は、本発明の好ましい実施態様にかかる洋式便器の略斜視図であり、図2は、図1に示された本発明の好ましい実施態様にかかる洋式便器の略正面図である。
【0027】
図1および図2に示されるように、洋式便器1は、便器本体2と、便器本体2の上表面に当接するボウル部3と、便座4および便座カバー5を備えている。
【0028】
本実施態様においては、便器本体2およびボウル部3は、塩化ビニル樹脂を真空成形することによって形成されている。さらに、洋式便器1の使用者が便座4上に着座したときに、使用者の両脚部が位置する便器本体2の両側面に、縦方向に延びる凹部10が形成されている。2つの凹部10は、便器本体2の前後方向を結ぶ線に対して、線対称の位置に形成されている。
【0029】
図3は、図1に示された本発明の好ましい実施態様にかかる洋式便器の略平面図であり、図3に示されるように、洋式便器1の洋式便器1の後方のボウル部3には、便座4および便座カバー5を揺動可能に支持する取り付け部6、6が設けられている。
【0030】
図4は、図1に示された本発明の好ましい実施態様にかかる洋式便器1の便器本体2およびボウル部3の略斜視図であり、図5は、便器本体2およびボウル部3の略側面図、図6は、便器本体2およびボウル部3の略平面図、図7は、便器本体2およびボウル部3の結合部の略一部縦断面図である。
【0031】
図4および図5に示されるように、洋式便器1の使用者が便座4上に着座したときに、使用者の両脚部が位置する便器本体2の両側面には、縦方向に延びる凹部10が形成されている。本発明者の研究によれば、洋式便器1の使用者が便座4上に着座したときに、使用者の両脚部が位置する便器本体2の両側面に、縦方向に延びる凹部10を形成する場合には、合成樹脂製の洋式便器の強度を大幅に向上させることが見出されている。
【0032】
図6において、参照番号12で示されているのは、便を排出する便排出口であり、参照番号14で示されているのは、便座4を取り付ける際に、ロッド(図示せず)を挿通する取り付け孔である。
【0033】
図7に示されるように、便器本体2の上面部には外側に向かって、フランジ15が形成され、ボウル部3の下面部にも、外側に向かって、フランジ18が形成されている。
【0034】
図7に示されるように、ボウル部3のフランジ18の外縁部は下方に曲げられ、便器本体2のフランジ15の外縁部を覆っている。
【0035】
本発明者の研究によれば、洋式便器1の使用者が便座4上に着座したときに、使用者の両脚部が位置する便器本体2の両側面に、縦方向に延びる凹部10が形成され、このような凹部が便器本体2の両側面に形成されている場合には、洋式便座1の強度が大幅に増大し、190キログラムの荷重にも耐えられることが見出されている。さらに、本実施態様において、便器本体2とボウル部3はそれぞれ、塩化ビニル樹脂を真空成形して形成されているから、きわめて軽く、重ねて置くこともでき、地方自治体が、災害時に備えて、あらかじめ、洋式便器1を保管しておく場合に好適であり、災害時に適切な対応を採ることが可能になる。
【0036】
また、本実施態様によれば、これまで、山小屋に陶器製の洋式便器を搬送するにはヘリコプターが用いられていたが、本発明にかかる洋式便器1は軽量であるので、人力で山小屋に運び、設置することができ、コストを大幅に低減させることが可能になる。
【0037】
さらに、本実施態様においては、洋式便器1は、使用者が便座4上に着座したときに、使用者の両脚部が位置する便器本体2の両側面に、縦方向に延びる凹部10が形成されている以外は、従来の陶器製の洋式便器と同じ外観形状を有しており、使用者が違和感を感じることがない。
【0038】
図8は、本発明の別の好ましい実施態様にかかる洋式便器1の便器本体2およびボウル部3の略背面図である。
【0039】
図8に示されるように、本実施態様においては、洋式便器1の便器本体2の背面には、縦方向に延びる2つの凹部20と2つの凹部20の間に形成された縦方向に延びる1つの凸部25が形成されている。
【0040】
図示されてはいないが、便座4を取り付ける際に、ロッド(図示せず)を挿通する取り付け孔14は便器本体2を貫通し、2つの凹部20の上面に開口している。したがって、ロッドを取り付け孔14内に挿通し、2つの凹部20の上面から下方に突出したロッドをボルト(図示せず)で固定することによって、便器本体2に、便座4および便座カバー5を取り付けることができる。
【0041】
このように、本実施態様においては、洋式便器1の使用者が便座4上に着座したときに、使用者の両脚部が位置する便器本体2の両側面に形成された縦方向に延びる凹部10に加え、洋式便器1の背部の便器本体2にも縦方向に延びる2つの凹部20が形成され、2つの凹部20の間に縦方向に延びる凸部25が形成されているから、洋式便器の強度をより一層増大させることができる。
【0042】
図9は、本発明の他の好ましい実施態様にかかる洋式便器1の便器本体2およびボウル部3の略背面図である。
【0043】
図9に示されるように、本実施態様においては、洋式便器1の便器本体2の背面には、縦方向に延びるリブ30が形成されている。
【0044】
このように、本実施態様においては、洋式便器1の使用者が便座4上に着座したときに、使用者の両脚部が位置する便器本体2の両側面に形成された縦方向に延びる凹部10に加え、洋式便器1の背部の便器本体2にも縦方向に延びるリブ30が形成されているから、洋式便器の強度をより一層増大させることができる。
【0045】
本発明は、以上の実施態様に限定されることなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることはいうまでもない。
【0046】
たとえば、前記実施態様においては、塩化ビニル樹脂を真空成形させて、便器本体2とボウル部3を形成するように構成されているが、便器本体2とボウル部3の材料として、塩化ビニル樹脂を用いることは必ずしも必要がなく、塩化ビニル樹脂以外の熱可塑性樹脂を用いることもできる。
【0047】
さらに、前記実施態様においては、便器本体2およびボウル部3は、塩化ビニル樹脂を真空成形することによって形成されているが、便器本体2およびボウル部3を、塩化ビニル樹脂をプレス成型または真空圧空成形することによって形成するようにしてもよい。
【0048】
また、図8に示された好ましい実施態様においては、洋式便器1の便器本体2の背面には、縦方向に延びる2つの凹部20と、2つの凹部20の間に縦方向に延びる1つの凸部25が形成されているが、洋式便器1の便器本体2の背面に、洋式便器1の外観を損なわない範囲で、縦方向に延びる1つまたは3つ以上の凹部が形成されていてもよい。
【0049】
さらに、図9に示された好ましい実施態様においては、洋式便器1の便器本体2の背面には、縦方向に延びる1つのリブ30が形成されているが、洋式便器1の便器本体2の背面に、洋式便器1の外観を損なわない範囲で、縦方向に延びる複数のリブが形成されていてもよい。
【0050】
また、図9に示された好ましい実施態様においては、洋式便器1の便器本体2の背面には、縦方向に延びる1つのリブ30が形成されているが、リブ30に加えて、図8と同様に、縦方向に延びる2つの凹部を備えていてもよい。
【符号の説明】
【0051】
1 洋式便器
2 便器本体
3 ボウル部
4 便座
5 便座カバー
6 取り付け部
10 凹部
12 便排出口
14 取り付け孔
15 フランジ
18 フランジ
20 凹部
25 凸部
30 リブ



図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9