特開2016-56479(P2016-56479A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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  • 特開2016056479-フットカバー 図000003
  • 特開2016056479-フットカバー 図000004
  • 特開2016056479-フットカバー 図000005
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2016-56479(P2016-56479A)
(43)【公開日】2016年4月21日
(54)【発明の名称】フットカバー
(51)【国際特許分類】
   A41B 11/00 20060101AFI20160328BHJP
【FI】
   A41B11/00 J
【審査請求】未請求
【請求項の数】3
【出願形態】OL
【全頁数】5
(21)【出願番号】特願2014-184115(P2014-184115)
(22)【出願日】2014年9月10日
(71)【出願人】
【識別番号】399099193
【氏名又は名称】株式会社ワカバ
(74)【代理人】
【識別番号】100074055
【弁理士】
【氏名又は名称】三原 靖雄
(72)【発明者】
【氏名】若林 伸行
【テーマコード(参考)】
3B018
【Fターム(参考)】
3B018AA03
3B018AB03
3B018AB05
3B018AC07
(57)【要約】
【課題】この発明は、足に装着した際、常に、フィットし、シューズの内側内に納まり、外部から見えないフットカバーを開発・提供するものである。
【解決手段】伸縮性生地を用いて、足底部材(1)と、足の爪先部、足の側辺部材、踵部材とを一体に形成した足甲部材(2)の2つの部材を縫合し、着用者の足部を覆うフットカバーであって、該カバーの上部には足の出し入れ口(3)を設け、該足の出し入れ口(3)の周囲には、内周にわたって樹脂製の滑り止め縁部材(4)を設けたことを特徴とするフットカバーから構成される。
【選択図】 図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
伸縮性生地を用いて、
足底部材と、
足の爪先部、足の側辺部材、踵部材とを一体に形成した足甲部材の
2つの部材を縫合し、着用者の足部を覆うフットカバーであって、
該カバーの上部には足の出し入れ口を設け、
該足の出し入れ口の周囲には、内周にわたって樹脂製の滑り止め縁部材を設けた
ことを特徴とするフットカバー。
【請求項2】
前記滑り止め縁部材が、略リング状である
ことを特徴とする請求項1記載のフットカバー。
【請求項3】
前記踵滑り止め部材が、爪先部および足の側辺部を内リングと外リングの2重のリング状に形成したことを特徴とする請求項1または2記載のフットカバー。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、フットカバーに関するものであり、特に、足の甲部分が大きく開いた靴を素足で履く際に、使用するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、足の甲部分が大きく開いた靴には、ハイヒール、モカシンシューズ、ローファードライビングシューズ等をはじめ各種のシューズがあり、これらは大抵、素足で履くものである。
【0003】
しかし、素足で長時間履けば、着用者の足に食い込み、足に型が付いてしったり、痛みを感じたり、不快感を与えないフットカバーは開示されている。例えば、特許文献1のように。
【0004】
また、素足に着用した場合でも履き心地がよく、ずれにくく縫い目を備えないフットカバーも開示されている。例えば、特許文献2のように。
【0005】
そして、フットカバーを履く時に開口部が十分開いて履きやすく、歩行時やシューズの脱ぎ履き時に脱げてしまったり、履き位置のずれないフットカバーが開示されている。例えば、特許文献3のように。
【0006】
さらに、フットカバーを履く時に開口部が十分開いて履きやすく、歩行時やシューズの脱ぎ履き時に脱げてしまったりすることがなく、開口部に設けられた伸縮性細幅生地が目立ち難く、肌触りもよいフットカバーが開示されている。例えば、特許文献4のように。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開2013−076205号公報
【特許文献2】特開2014−047433号公報
【特許文献3】特開2014−034734号公報
【特許文献4】特開2014−133952号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
そこでこの発明は、足に装着した際、常に、フィットし、シューズの内側内に納まり、外部から見えないフットカバーを開発・提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
この発明のフットカバーは、
伸縮性生地を用いて、
足底部材と、
足の爪先部、足の側辺部材、踵部材とを一体に形成した足甲部材の
2つの部材を縫合し、着用者の足部を覆うフットカバーであって、
該カバーの上部には足の出し入れ口を設け、
該足の出し入れ口の周囲には、内周にわたって樹脂製の滑り止め縁部材を設けた
ことを特徴とする。
【0010】
そして、前記滑り止め縁部材が、略リング状である
ことを特徴とする。
【0011】
さらに、前記踵滑り止め部材が、爪先部および足の側辺部を内リングと外リングの2重のリング状に形成したことを特徴とする。
【発明の効果】
【0012】
この発明によると、フットカバーの足の出し入れ口(3)の周囲に、内周にわたって樹脂製の滑り止め縁部材(4)を設けたことにより、再三の使用によりフットカバー素材が弛緩しても滑り止め縁部材をリング状に形成することにより、足によりよくフィットする等の効果を奏するものである。
【0013】
また、足の出し入れ口(3)の周囲には、内周にわたって樹脂製の滑り止め縁部材(4)を略リング状に設けているため、滑り止め効果に優れ、しかも、該略リングの爪先部および側辺部を、内リング(4a)と外リング(4b)の2重のリング状に分岐して形成することにより、着用中には、よりフィットする等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1】この発明の一実施例を示すフットカバーの斜視図である。
図2】この発明の一実施例を示すフットカバーの一部欠截平面図である。
図3】この発明の使用状態を示すフットカバーの断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、この発明について詳細に説明する。尚、この発明においては、以下の記述に限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲においては適宜変更可能である。
【実施例】
【0016】
以下、この発明の一実施を図面に基づいて説明すると、伸縮性生地を用いて、足底部材(1)と、足の爪先部、足の側辺部材、踵部材とを一体に形成した足甲部材(2)の2つの部材を縫合し、着用者の足部を覆うフットカバーであって、該カバーの上部には足の出し入れ口(3)を設け、該足の出し入れ口(3)の周囲には、内周にわたってシリコン樹脂等の樹脂製の滑り止め縁部材(4)を設けたことを特徴とするフットカバーから構成される。
【0017】
そして、前記滑り止め縁部材(4)は、略リング状に形成されているものである。
【0018】
さらに、前記踵滑り止め部材(4)が、爪先部および足の側辺部を内リング(4a)と外リング(4b)の2重のリング状に形成したことを特徴とするフットカバーである。
【産業上の利用可能性】
【0019】
この発明のフットカバーの技術を確立し、実施することにより産業上利用可能性があるものである。
【符号の説明】
【0020】
1 足底部材
2 足甲部材
3 足の出し入れ口
4 滑り止め縁部材
4a 内リング
4b 外リング
図1
図2
図3