特開2016-67345(P2016-67345A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特開2016-67345大災害における食糧体及び食料体の製法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2016-67345(P2016-67345A)
(43)【公開日】2016年5月9日
(54)【発明の名称】大災害における食糧体及び食料体の製法
(51)【国際特許分類】
   A23L 7/10 20160101AFI20160404BHJP
   A23L 35/00 20160101ALI20160404BHJP
【FI】
   A23L1/10 E
   A23L1/48
【審査請求】未請求
【請求項の数】2
【出願形態】書面
【全頁数】5
(21)【出願番号】特願2014-211210(P2014-211210)
(22)【出願日】2014年9月26日
(71)【出願人】
【識別番号】595110210
【氏名又は名称】小野瀬 一
(72)【発明者】
【氏名】小野瀬 一
【テーマコード(参考)】
4B023
4B036
【Fターム(参考)】
4B023LC08
4B023LE11
4B023LG01
4B023LP19
4B023LT42
4B023LT60
4B036LC04
4B036LE05
4B036LF19
4B036LH22
4B036LT05
4B036LT11
(57)【要約】
【課題】 従来より災害用として貯蔵する食料品は種々、それぞれ単品で保管されてある様である。
【解決手段】 本発明は、米飯と副食が一個の食料体で、更に幼児、子供そして大人として多種に、充分に用意されてあって、災害の予知される地域に冷凍貯蔵されて、災害の発生したとき速かに解凍して避難民全員に食用として供給する事が出来るものである。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
一方向に間欠進行するベルト6の上面部に、所要数の容器2を各支持片8,9を介して、ベルト6の一端部より順次取付けた該容器2群が間欠進行して、ベルト6の他端部の上位部にベルト6と連携して設けられた米飯供給筒箱体11、副食供給筒箱体12、更に米飯供給筒箱体11aの下部に進行し臨んだときに最初に到達した容器2に米飯3を受給して、次に米飯3に副食4を受給して更に進行して米食3上に副食4上に米飯3aを受給され進行して押圧されて食料体1と成ったとき、次に続いて進行した容器に米飯3、副食4と米飯3a、次に進行してきた容器2に米飯3、副食4、次に絖いた容器に米飯3、更に空の容器2群がつづくこの形態がベルト6上を常時間欠進行して設けられた食料体。
【請求項2】
米飯供給筒箱体11、11a、副食供給筒箱体12は、その中央部に各板14を螺旋状に巻きつけられて食料供給軸15が各々ベルト6と連携しておのおの回転するように設けられて、各米飯供給筒箱体11、11aはその吐出口を角型として容器2の開口部に係合する形状として、副食供給筒箱体12はその吐出口を容器2の開口部の半径程度して設けた請求項1記載の食料体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、災害時において、この災害地の避難民に充分に連かに食料を供給出来る食糧体及び食料体の製法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、例えば催物や藷会議などの大集会で定時内に食事をする際に、混雑して大いに苦労するものである。
【0003】
それが、大災害であれば、また食料の供給が大変な大事であり、そのための用意が充分に整っていない場合は大いなる苦労が強いられるものであると思考する。
【0004】
それで、災害の予想される地域では、多種多用にわたって食料品が大量に貯蔵保管されてあるので、必要と思うものを一揃いすることは混雑の中において、大変な苦労であり人数を必要とするもので、想像でき得ない事態も予想されるものである。
【0005】
更に揃えたものを種種と何らかの処置を要するともなれば、又変な苦労を重ねられるものであるとことも考えられる。
【先行技術分献】
【0006】
【考案文献】
実用新案登録第3191929号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
以上に述べた様に必要とするものを一揃いに手早く集めること、尚、それぞれのものを簡単に加工して食用に供給出来るように設け得る事である。
【0008】
本発明は、このような種々の構成が有していた問題を解決しようとするものであり、これらの食料を効果的に調理して、供給出来るような食糧体を実現することを目的とするものである。
【0009】
更に幼児より大人まで、その災害の時に、総ての人々に合う食料を容易に早急に事が出来得る様に実現することを更なる目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
そして本発明は、上記目的を達成するために、米、麺類、パン各類の主食と野菜や惣菜、肉、魚類の副食を、魚を主体とて、更にこれらのものを栄養的に総体的に調理して、主食3、副食4、主食3aと3段にして一個の食料体1としてまとめて設けたものである。
【0011】
また第2の解決手段として、幼児より大人までのものが見た目で容易に分るように構成して設けたものであるので自分の欲するものを速かに迷うことなく取出して得る事が出来るものである。
【0012】
上記の課題解決手段による作用は次通りである、すなわち、混雑のなかでも迷うことなく正確に所要のものを取り揃えることが出来得た事である。
【0013】
また、上述のように、本発明は、一朝、大災害に会えば食料に関しては万全の処置を講じられてある。
【発明の効果】
【0014】
上記のように本発明の、大災害における食料体1は、大災害時に、直に冷蔵庫より出庫して熱湯にて解凍して、災害時総難民に速かに食用に供給することが出来得る食料を提供できるものである。
【0015】
また本発明の食料は、幼児より大人まで細かく上記の様に周到に思考して用意されてあり、尚充分に提供され得ることである。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1】 本発明の実施形態を示す部分断面正面図。
図2】 同発明の各食料米飯供給体及副食供給箱体の部分断面図。
図3】 同発明の食料受給状況を示した一部断面側面図。
【0017】
以下、発明の実施の形態を図に基いて説明する。
【0018】
図において、1は食料体でビニールの容器2に、即ち食料の米飯3、惣菜類の副食米4及米飯3aと3層に重ねて、更にビニールの蓋5をして、食料体1を設けて構成したものである。
【0019】
この際、蓋5は、ビニールの容器2aをその開口部が、容器2の内部の底部に当接するように深く押説する。
【0020】
6はベルトで、任意所要した長さに設けた該ベルト6の両端部に、図示してないがモーターで回転する回転体7,7aによって、一方向に直線に一定間欠(歇)運動をして両端麺部で折返し連送するものである。
【0021】
そしてそのベルト6上に、上記各容器2を取付けてする支持片8の所要する個数を所定間隔に連接する。
【0022】
こうして各容器2の底部には上記支持片8に係合して掛合する支持片9を設けて、ベルト6の支持片8に取付可能なる様に取付けして、容器2の所要個数を各支持片9に取付けてベルト6上の上面部に直立連結するものである。
【0023】
而して所要任意個数の各容器群2は次々とベルト6一端部の表面上を間欠連送、移送されて、このベルト6の後述する後端部辺でそれぞれの食料の主食3、副食4、主食3aを容収した食料体1として、各容器2の支持片9がベルト6の各支持片8より離脱するとともに、落下するのである。
【0024】
10はベルト6の後端部の上位部の一定部にそれぞれ臨ませて設けて、その下部に臨んだとき各容器2に食料の米飯3、副食4、米飯3aとにそれぞれ落して供給する供給食料筒体で、米飯供給箱体11、副食供給筒箱体12、米飯供給箱体11aと設けられてある。
【0025】
この各供給筒体10は、図示してないが歯車を用いて、上記ベルト6の回転体7と連携しあってベルト6の一定部に移送されてきた核容器2に、順次米飯3、副食4、米飯3aとそれぞれ落し入れて、三重の食料層は次に押圧体13で押圧されて食料体1を形成するのである。
【0026】
この食料供給筒箱体10は、中心部に螺旋状の板14を取付けて回転する移送軸体15を設けて、定位置に臨んだ各容器2に収容してある、米飯3、副食4、米飯3aの定量をそれぞれ落し送って、食料体1を設けたものである。
【0027】
ここで、上記構成の動作を説明する。
【0028】
こうして、回転するベルト6上の連立された要所個数の各容器2群が間欠進行して、数個目の容器2より各容器2が所定位置にもうけられてある、米飯食料供給箱体11の下位に次々臨んだとき、該米飯供給箱体11より、該各容器2に米飯が落下収容され、つづいて進行して、副賞供給箱体12の下位に臨んだとき該副食供給箱体12より、米飯3の上に副食4が落下供給され、このとき該容器2につづいて進行していた容器2に米飯供給箱体11より米飯3が落下し供給される。
【0029】
而して副食供給箱体12より副食4を供給された容器2は更に進行して、米飯供給箱体11aより副食4の上位に米飯3aが落下して供給される、このとき後につづいて進行していた容器2には副食供給箱体12より米飯3上に副食4が落下し供給される。
【0030】
更に米飯3、副食4、米飯aと三層に供給された容器2は、進行して押圧体13の下位に臨んだとき、該米飯3、副食4、米飯3aは3層に形成され、次に押圧体13にて、食料体1として設けられる、このときこの食料体1の後につづいていた容器2には副食供給箱体12より副食4が供給され、つづいて進行していた容器2が米飯供給箱体11の下位に臨んで落下した米飯3を受給するのである。
【0031】
こうして食料体1とした容器2につづいて副食4を供給された容器2には副食供給箱体12より副食4が米飯3の上に供給されなおつづいて容器2には米飯供給箱体11より米飯3aが落下し供給される、そして後続する各容器2には上記のように次々と、米飯3、副食4、米飯3aとつづいて供給されて、食料体1を構成してゆくものである。
【0032】
上記のように、本発明は、大災害の予知されている地域に相当量の食料体1を在庫しておいて災害の発生したときに、該食料体1を直ちに解凍して、全避難民に早急に供給出来得る特徴を有するものである。
【発明符号の説明】
【0023】
1・・・・・食料体
2・・・・・容器
3,3a・・・米飯
4・・・・・福食
5・・・・・蓋
6・・・・・ベルト
10・・・・給食料箱体
11、11a・米飯供給箱体
12・・・・副食供給筒箱体
13・・・・押圧体
14・・・・板
15・・・・配送体軸
図1
図2
図3