(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2016-69614(P2016-69614A)
(43)【公開日】2016年5月9日
(54)【発明の名称】カビ取り用洗浄剤
(51)【国際特許分類】
C11D 3/395 20060101AFI20160404BHJP
C11D 3/04 20060101ALI20160404BHJP
C11D 1/29 20060101ALI20160404BHJP
B08B 3/08 20060101ALN20160404BHJP
【FI】
C11D3/395
C11D3/04
C11D1/29
B08B3/08 Z
【審査請求】未請求
【請求項の数】2
【出願形態】書面
【全頁数】4
(21)【出願番号】特願2014-211212(P2014-211212)
(22)【出願日】2014年9月26日
(71)【出願人】
【識別番号】514258018
【氏名又は名称】株式会社中島商事
(72)【発明者】
【氏名】中島 久善
【テーマコード(参考)】
3B201
4H003
【Fターム(参考)】
3B201AA46
3B201AB51
3B201BA08
3B201BA23
3B201BB09
3B201BB21
3B201BB92
3B201BB94
3B201CC01
4H003AB31
4H003BA12
4H003BA20
4H003BA21
4H003DA01
4H003DA05
4H003DA06
4H003DA08
4H003DA17
4H003DB02
4H003EA21
4H003ED02
4H003EE08
4H003FA01
4H003FA04
4H003FA34
4H003FA42
(57)【要約】 (修正有)
【課題】特有の臭いが無く、安全で取り扱いが簡便で、一般的な汚れに対する効果が従来技術と同等以上の洗浄剤、特に漂白洗浄剤、水廻り用洗浄剤あるいはカビ取り用洗浄剤の提供。
【解決手段】次亜塩素酸ナトリウム(6重量%以下)・水酸化ナトリウム(2重量%以下)及び界面活性剤(アルキルエーテル硫酸エステルナトリウム)を含有する洗浄剤組成物。硬質表面において、油性及び脂肪性汚れの存在下で泡の持続性を発揮する洗浄剤組成物。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
次亜塩素酸ナトリウム(6WT%以下、0WT%を含まない)・水酸化ナトリウム{2WT%以下、0WT%を含まない}及び界面活性剤(アルチルエーテル硫酸エステルナトリウム)を含有することを特徴とするカビ取り用洗浄剤。
【請求項2】
表面を手で洗浄する方法において、表面を実質的に
次亜塩素酸ナトリウム(6WT%以下、0WT%を含まない)・水酸化ナトリウム{2WT%以下、0WT%を含まない}及び界面活性剤(アルチルエーテル硫酸エステルナトリウム)を含有することを特徴とする、上記方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、液状洗剤調合物に関し、各種汚れの除去に好適に使用される洗浄剤組成物で、安全、簡便かつカビ取り効果があり、特に漂白洗浄剤、水廻り用洗浄剤及びカビ取り用洗浄剤として有用な洗浄剤組成物に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、漂白やカビ取り用の洗浄剤としては、酸化能力を有する次亜塩素酸塩、特に次亜塩素酸ナトリウムを活性成分とした洗浄剤が最も多く使用されている。
表面、特に洗浄して、グリース、タンパク質、澱粉、ガム、染料、油および焼かれた有機残さを除かなければならない。洗剤製品は洗浄すべきこれらの硬質表面および製品を使用する人の皮膚の両方に接触する。
【0003】
表面、特に洗浄して、グリース、タンパク質、澱粉、ガム、染料、油および焼かれた有機残さを除かなければならない。洗剤製品は洗浄すべきこれらの硬質表面および製品を使用する人の皮膚の両方に接触する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】実用新案登録第3066323号公報
【0005】
従来は、例えば、特許公報1などが「水取扱用具接合部材としてのタイルの目地・シリコン樹脂の生息カビに対するカビ洗浄ゲル剤を,塗布しよい構造の容器に擁するカビ取り用洗浄剤を提供すること」を課題とした「カビ取り用洗浄剤」が提供されている。
【0006】
しかしながら、「次亜塩素塩含有漂白剤とゲル状・ゼリー状増粘剤に,安定剤を添加混合してカビ洗浄ゲル剤とし,容器頭部と連通する,柔軟性を有する容器本体内部に擁し,スポンジを先端部に嵌合した先端キャップを該容器頭部に設け,作業者が手動で該容器本体を押圧する事により,該カビ洗浄ゲル剤が該スポンジ先端部より,液垂れせずに浸み出し,タイル3等水取扱用具の接合部材上に該カビ洗浄ゲル剤を塗布し,該接合部材の表面或いは内部に増殖したカビを洗浄除去するカビ取り用洗浄剤を確保する。」ものである。
【0007】
従って、これらは、「浴槽・洗面台・台所・便所等の取付部材等に用いるタイル等を含む,住居内外に使用される水取扱用具各種部材の接合部材として用いるタイルの目地・シリコン樹脂に生息するカビに対し,高い殺傷能力・即効性を有するカビ洗浄ゲル剤を,塗布しよい構造の容器に擁し,片手で塗布操作し易しカビ取り用洗浄剤に関する。」と記載されているように片手で操作することを主目的としたものである。洗浄力発揮に関しては、実用にはなり得ていない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明の課題は、各種汚れの除去に好適に使用される洗浄剤組成物で、安全、簡便かつカビ取り効果があり、特に漂白洗浄剤、水廻り用洗浄剤及びカビ取り用洗浄剤として有用な洗浄剤組成物を提供することである。 さらに、硬水中でおよび油性および脂肪性汚れの存在下で改善された洗浄力を提供する液状の軽質洗剤を提供することである。
【0009】
また本発明は、特有の臭いが無く、安全で取り扱いが簡便で、しかも一般的な汚れに対する効果が従来技術と同等以上の洗浄剤、特に漂白洗浄剤、水廻り用洗浄剤あるいはカビ取り用洗浄剤として有用な洗浄剤組成物を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明は、次亜塩素酸ナトリウム(6WT%以下、0WT%を含まない)・水酸化ナトリウム{2WT%以下、0WT%を含まない}及び界面活性剤(アルチルエーテル硫酸エステルナトリウム)を含有するカビ取り用洗浄剤とした。
【0011】
本発明は、表面を手で洗浄する方法において、表面を実質的に次亜塩素酸ナトリウム(6WT%以下、0WT%を含まない)・水酸化ナトリウム{2WT%以下、0WT%を含まない}及び界面活性剤(アルチルエーテル硫酸エステルナトリウム)を含有することを特徴とする洗浄方法にした、
【発明の効果】
【0012】
上記方法と以上に記述の構成にしたので、本発明の洗浄剤組成物は、通常の漂白洗浄剤、水廻り用洗浄剤或いはカビ取り用洗浄剤と同様に用いることができ、特に、優れた汚染物質の漂白洗浄効果やカビ取り効果を示す。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて記述する。
【実施例1】
【0015】
以下の実施例で本発明の液状の洗浄剤調合物を詳細に説明する。
【0016】
本発明の洗浄剤組成物の使用方法としては、トリガー付き容器からのスプレーによる塗布や刷毛による塗布が挙げられ、更に塗布後、乾燥放置して薄膜とする方法、水等により洗い流す方法による物理的な汚染物質除去が付加的に期待される洗い流す際にスポンジ等で軽くこする方法等が挙げられる。
【0017】
本発明の洗浄剤組成物は、台所、洗面所、浴室、トイレ、洗濯スペース等の家庭における水を扱う場所(以下、水廻りと呼ぶ)や、そこで使われている用具、例えば、ステンレスタブ、水道、洗面器、タイル、窓硝子等の洗浄に優れ、特にカビ取り用の洗浄剤組成物として優れている。
【産業上の利用可能性】
【0018】
上記を要約すると、一般人でも判り易い泡立ち,泡切れ,スキンケア,仕上がり,におい,風合いで、ストレートに判断でき、限りないニーズに対応することも可能である。
【0019】
本発明のカビ取り用洗浄剤は,薄く塗布しておくだけでカビ防止効果をも有する。「スッキリと カビ トレール」と表現して、世に提供したいものであると言える。
利用可能性を要約すると、表1の「用途と使用要領」の通りとなる。
【表1】